説明

ファンユニットの取付構造

【課題】優れた防振効果を発揮することができると共に、小型化、省スペース化を達成することが可能なファンユニットの取付構造を提供する。
【解決手段】ファンユニット20と、ファンユニット20が収納される筐体10と、ファンユニット20を支持してファンユニット20を筐体10に取付けるファンユニット取付部とを備え、ファンユニット取付部は、支持されたファンユニット20の一方の端部よりも外側に延出する第1の取付片42Aと、ファンユニット20の前記一方の端部と反対側の端部よりも外側に延出する第2の取付片42Bとを有し、第1の取付片42A及び第2の取付片42Bが筐体10に固定されてなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器に搭載される冷却用ファンユニットの取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、電子機器の高密度実装の実現、冗長性の確保のために、複数の冷却用ファンをモジュール化したファンユニットが電子機器と共に実装されており、この電子機器を高密度化するため、ファンユニットを小型化、省スペース化することが求められている。また、ファンユニットは振動体であるファンを搭載するため、当該ファンにおいて発生する振動が電子機器の筺体に伝達され、当該電子機器に設置されたハードディスクドライブの性能低下を引き起こす要因となる場合があるため、その振動伝達を抑制することも求められている。
【0003】
そこで、ファンユニットの場合、薄板状の弾性材料をファンとファンユニットケースとの間に介在させることにより、ファンユニットの外部に振動が伝達されることを抑制している。
【0004】
また、弾性材料によって構成された取付け具をファンの四隅に配置することで、電子機器の筺体とファンとが直接接触することを回避させると共に、ファンから発生する振動を当該弾性材料に吸収させ、前記筐体への振動伝達を抑制している。(例えば、特許文献1及び2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001−313483号公報
【特許文献2】特開2005−51085号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ファンとファンユニットケースとの間に弾性材料を介在させて当該ファンを支持する方法は、弾性材料が十分な厚みを備えている場合には、高い防振性能を期待できるが、小型化、省スペース化の要望のため、前記弾性材料に十分な厚みを保持させることは困難である。
【0007】
また、弾性材料からなる取付け具をファンの四隅に配置する場合、ファンの位置決めのために、全6方向から弾性材料を押しつぶしてファンを筐体に支持するため、十分な防振効果を期待できない場合があった。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、優れた防振効果を発揮することができると共に、小型化、省スペース化を達成することが可能なファンユニットの取付構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的を達成するため本発明は、ファンユニットと、前記ファンユニットが収納される筐体と、前記ファンユニットを支持して当該ファンユニットを当該筐体に取付けるファンユニット取付部と、を備え、前記ファンユニット取付部は、支持されたファンユニットの一方の端部よりも外側に延出する第1の取付片と、当該ファンユニットの前記一方の端部と反対側の端部よりも外側に延出する第2の取付片とを有し、前記第1の取付片及び前記第2の取付片が前記筐体に固定されてなるファンユニットの取付構造を提供するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、優れた防振効果を発揮することができると共に、小型化、省スペース化を達成することが可能なファンユニットの取付構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施形態に係るファン装置を示す斜視図である。
【図2】図1に示すファン装置から上部カバーを取り除いた状態を示す分解斜視図である。
【図3】図2に示すファン装置の一部を組み立てた状態を示す分解斜視図である。
【図4】図2に示すファン装置を組み立てた状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施形態に係るファン装置の通風方向に沿った断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係るファン装置の通風方向に沿った断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態に係るファン装置の分解斜視図である。
【図8】本発明の他の実施形態に係るファン装置の一部を組み立てた状態を示す分解斜視図である。
【図9】図8に示すファン装置を組み立てた状態を示す斜視図である。
【図10】本発明の他の実施形態に係るファン装置の分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
次に、本発明の実施形態に係るファンユニットの取付構造について図面を参照して説明する。なお、以下に記載される実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施形態にのみ限定するものではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。
【0013】
図1は、本発明の実施形態に係るファン装置を示す斜視図、図2は、図1に示すファン装置から上部カバーを取り除いた状態を示す分解斜視図、図3は、図2に示すファン装置の一部を組み立てた状態を示す分解斜視図、図4は、図2に示すファン装置を組み立てた状態を示す斜視図、図5は、図1に示すファン装置の通風方向に沿った断面図である。なお、前記各図では、説明を判り易くするため、各部材の厚さやサイズ、拡大・縮小率等は、実際のものとは一致させずに記載した。
【0014】
図1〜図5に示すように、本実施形態に係るファン装置1は、筐体10と、筐体10に収納されるファンユニット20と、筐体10に収納され、ファンユニット20を支持するトレイ40と、筐体10に収納され、トレイ40と筐体10の底板11との間に配設される弾性部材50A及び50Bとを備えている。
【0015】
筐体10は、例えば、薄板の金属材料で形成され、略長方形の底板11と、底板11の各々の長辺に立設された側壁12及び13と、底板11に対し略平行に配置された状態で側壁12及び13の上部に取付けられる天板14と、底板11の一方の短辺に立設され、後に詳述するファンユニット20により生じた冷却風の入口となる複数の開口17が形成された入口壁15と、底板11の他方の短辺に立設され、開口17から筐体10内に進入した冷却風を外部に排出する複数の開口18が形成された排出壁16とを備えている。なお、側壁12及び13の高さは、天板14を配置した際に、ファンユニット20と天板14との間に所定の空間C(図5参照)が形成されるように設定されている。
【0016】
ファンユニット20は、ファン20A及び20Bと、ファン20Aとファン20Bとの間に配設された整流格子30とを備えている。ファン20A及び20Bは冷却風を生じさせ、ファン装置1と共に搭載される電子機器等(図示せず)の冷却を行う。整流格子30は、ファン20A及び20Bの性能を向上させるためのものであり、ファン20A及び20Bから生じる冷却風の進行方向(以下、この方向を「通風方向」という)上に位置している。なお、ファン20A、整流格子30、ファン20Bは、例えば、螺子やボルト、あるいは他の連結部材等により互いに固定しておくことが望ましい。
【0017】
トレイ40は、ファンユニット20と隙間C(図5参照)をおいて、これらの下方に配置されるトレイ本体41と、トレイ本体41の通風方向両側に各々設けられ、トレイ40を筐体10に取付ける取付片42A及び42Bと、取付片42Aの両側に各々設けられ、ファン20Aをトレイ40に固定する固定片43A及び44Aと、ファン20Bをトレイ40に固定する固定片43B及び44Bとを備えている。なお、本実施形態では、トレイ40を制振効果(制振性)を有する部材、例えば、制振鋼板や樹脂等によって形成した。
【0018】
取付片42A及び42Bは、トレイ本体41の通風方向両側から各々立設する側壁45A及び45Bと、側壁45A及び45Bの各々の上部からトレイ40の外側に向けて略水平方向に各々延出する延出部46A及び46Bとを備えている。即ち、取付片42A及び42Bは、側面視で(側壁12及び13側から見て)略L字状を呈している。なお、本実施形態では、側壁45A及び45B、延出部46A及び46Bは、曲げ加工によって形成されている。
【0019】
固定片43A及び44Aには、螺子穴47A及び48Aが各々形成されており、これらの螺子穴47A及び48Aは、ファン20Aの螺子穴21A及び22Aと各々連通するようになっている。また、固定片43B及び44Bには、螺子穴47B及び48Bが各々形成されており、これらの螺子穴47B及び48Bは、ファン20Bの螺子穴(螺子穴21A及び22Aと同様の螺子穴:図示せず)と各々連通するようになっている。これらの螺子穴47A、47B、48A、48Bは、ファンユニット20をトレイ40に取付けた際に、トレイ本体41とファンユニット20との間に隙間Cが形成される位置に開口されている。そして、螺子穴47A及び21A、螺子穴48A及び22Aに雄ねじ(図示せず)を各々螺合させることによって、ファン20Aがトレイ40に固定される。同様に、螺子穴47B及びファン20Bの螺子穴(図示せず)、螺子穴48B及びファン20Bの螺子穴(図示せず)、に雄ねじ(図示せず)を各々螺合させることによって、ファン20Bがトレイ40に固定される。このようにして、一体となったファン20A及び20B及び整流格子30(ファンユニット20)が、トレイ本体41と所定の隙間C(図5参照)をおいてトレイ40に剛に固定され一体化される。
【0020】
弾性部材50A及び50B(図5参照)は、振動吸収性のある樹脂やゴム等によって形成されており、取付片42A及び42Bに各々取付けられる取付片側弾性部材51A及び51Bと、筐体10の底板11に配置され、取付片側弾性部材51A及び51Bと各々係合する筐体側弾性部材52A及び52Bとを備えている。なお、本実施形態では、取付片側弾性部材51Aは、側壁45Aと延出部46Aとにより形成される略L字状の内側に配置され、延出部46Aの下面と側壁45Aの外面に接着されている。また、筐体側弾性部材52A及び52Bは、底板11に各々接着されている。
【0021】
筐体側弾性部材52A及び52Bには、取付片側弾性部材51A及び51Bが各々挿入される凹部53A及び53Bが形成されている。そして、凹部53A及び53Bに取付片側弾性部材51A及び51Bが各々挿入されることで、取付片側弾性部材51A及び51Bが筐体側弾性部材52A及び52Bと各々係合し、トレイ40が筐体10に取付けられる。なお、本実施形態では、筐体側弾性部材52A及び52Bは、取付片側弾性部材51A及び51Bと筐体側弾性部材52A及び52Bとを各々係合した際に、トレイ本体41と底板11との間に所定の隙間C(図5参照)が形成されるよう、底板11の表面と、凹部53A及び53Bの底面までの高さ(厚さ)が設定されている。
【0022】
この構成を備えたファンユニット20は、固定片43A、43B、44A、44Bと接触する部位意外がトレイ40や筐体10と直接接触していないため、ファンユニット20から生じた振動が筐体10に伝達されることを防止することができる。また、トレイ40が制振性を有する部材から形成されているため、振動伝達の抑制効果をさらに向上させることができる。そしてまた、トレイ40と筐体10が弾性部材50A及び50Bを介して接触しているため、前記振動を弾性部材50A及び50Bに吸収させることができ、より一層防振効果を向上させることができる。
【0023】
また、トレイ40を筐体10に取付ける取付片42Aがファンユニット20の通風方向一方の端部よりも外側に延出し、取付片42Bがファンユニット20の通風方向他方の端部よりも外側に延出しているため、弾性部材50A及び50Bの厚さが、ファンユニット20の高さ方向の配設スペースに影響を及ぼすことがない。したがって、前記弾性材料に十分な厚みを保持させることができ、優れた防振効果を得ることができる。
【0024】
そしてまた、弾性部材50A及び50Bは、ファンユニット20を支持したトレイ40からの圧力がかかる方向(面)が4方向(4面)であるため、全6方向から圧力がかかる(全6方向から弾性材料が押し潰される)場合に比べ、優れた防振効果を得ることができる。
【0025】
なお、本実施形態では、ファンユニット20を支持して筐体10に取付けるファンユニット取付部として、ファンユニット20の下面全体にわたって敷設されるトレイ本体41を備えたトレイ40を使用した場合について説明したが、これに限らず、ファンユニット取付部は、例えば、図6に示すように、ファン20Aの底面の通風方向略中央付近まで延出した取付部本体141Aと、取付部本体141Aの一端(図6でいう左側端)に設けられた取付片42Aとを有する第1のファンユニット取付部140A、及び、ファン20Bの底面の通風方向略中央付近まで延出した取付部本体141Bと、取付部本体141Bの一端(図6でいう右側端)に設けられた取付片42Bとを有する第2のファンユニット取付部140Bを備えていてもよい。なお、図6では、本実施形態に係るファン装置1と同様の部材には同一の符号を付してある。
【0026】
また、本実施形態では、トレイ40の通風方向両側に取付片42A及び42Bを設けた場合について説明したが、これに限らず、例えば、図7に示すように、トレイ40の通風方向に対し垂直な方向の両側に取付片142C及び142Dを設け、筐体10の底板11に取付片142C及び142Dが取付けられる弾性部材152C及び152Dを設けてもよい。具体的には、取付片142C及び142Dは、トレイ本体41の通風方向に対し垂直な方向の両側から各々立設する側壁145C及び145Dと、側壁145C及び145Dの各々の上部からトレイ40の外側に向けて略水平方向に各々延出する延出部146C及び146Dとを備えている。即ち、取付片142C及び142Dは、トレイ本体41に対する設置位置及びサイズは取付片42A及び42Bと異なるが、基本的には同様の略L字状を呈している。なお、本実施形態では、側壁145C及び145D、延出部146C及び146Dも同様に曲げ加工によって形成されている。なお、図7では、本実施形態に係るファン装置1と同様の部材には同一の符号を付してある。
【0027】
このように、本発明では、筐体10やファンユニット20の形態に合わせてファンユニット取付部(本実施形態ではトレイ40)の支持方向を任意に設定することが可能である。したがって、厚さの大きい弾性材料を配設しても省スペース化を達成することができる。また、ファン20A、整流格子30、ファン20Bを一体化することによって、振動体(本実施形態ではファン20A及び20B)の総質量を増加させることが可能となり、厚さの大きい弾性材料を利用して支持することとあいまって、発生する振動がファンユニット20の外部に伝達されることを抑制する効果を効率よく向上させることができる。さらに、トレイ40自体、あるいは、トレイ40に他の部材を付加し、振動体の全体の質量を増加させることによって、ファンユニット20の外部への振動伝達の抑制効果をさらに向上させることも考えられる。
【0028】
また、他の実施形態として、図8及び図9に示すように、トレイ本体41の通風方向両側先端を本実施形態に係るトレイ本体41よりもさらに延出させ、取付片42Aの代わりに取付片246A及び247Aを配設し、取付片42Bの代わりに取付片246A及び247Aと同様の取付片(247Bのみ図示する)を配設し、弾性部材50Aの代わりに弾性部材251A及び252Aを配設し、弾性部材50Bの代わりに弾性部材251A及び252Aと同様の弾性部材(252Bのみ図示する)を配設してもよい。
【0029】
具体的には、図8及び図9に示すように、取付片246A及び247Aは、トレイ本体41の冷却風入口側先端の両側から立設され、その先端が冷却風入口側に向けてさらに延出した形状を備えている。なお、これらの取付片246A及び247Aは、トレイ40を形成する板材を切り起こすことによって形成した。
【0030】
弾性部材251A及び252Aは、振動吸収性のある樹脂やゴム等によって形成されており、図8及び図9に示すように、底板11の、取付片246A及び247Aと対向する位置に各々配設されている。これらの弾性部材251A及び252Aには、取付片246A及び247Aが各々挿入されるスリット253A及び254Aが各々形成されている。そして、トレイ40の取付片246A及び247Aを弾性部材251A及び252Aのスリット253A及び254Aに各々挿入して両者を係合させることで、ファンユニット20を支持したトレイ40が筐体10に取付けられる。
【0031】
スリット253A及び254Aの上下方向の深さは、取付片246A及び247Aとスリット253A及び254Aが各々係合した際に、トレイ本体41と底板11との間に所定の隙間(図5に記載した隙間Cと同様の隙間)が形成されるよう設定されている。ここでは、これらのスリット253A及び254Aは、弾性部材251A及び252Aの上下方向及び通風方向にその厚みの半分程度の深さで形成されている。なお、図8及び図9では、本実施形態に係るファン装置1と同様の部材には同一の符号を付してある。
【0032】
この構成のファン装置も、前述したファン装置と同様に、取付片246Aと弾性部材251Aとが接触する部位意外、取付片247Aと弾性部材252Aとが接触する部位意外、これらとは反対側に配設されている取付片と弾性部材とが接触する部位意外がトレイ40や筐体10と直接接触していないため、ファンユニット20から生じた振動が筐体10に伝達されることを防止することができる。
【0033】
さらにまた、前述した実施形態では、ファン20A、整流格子30、ファン20Bを直列に配置した構成を有するファンユニット20について説明したが、これに限らず、ファンユニット20のファン設置数は、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。また、ファンと整流格子は並列に配置してもよい。そしてまた、例えば、図10に示すように、ファンユニット20を1つのファン20Aから構成してもよい。この構成の場合、トレイ本体41の長さをファン20Aの長さに適合するように設定すればよい。なお、図10では、本実施形態に係るファン装置1と同様の部材には同一の符号を付してある。
【0034】
また、ファンユニット20を1つのファン20Aから構成した場合、あるいは、ファンの設置数を変更した場合であっても、図6〜図9に記載した構造のファンユニット取付部及び弾性部材を適用することもできる。
【符号の説明】
【0035】
1…ファン装置、10…筐体、20…ファンユニット、20A、20B…ファン、30…整流格子、40…トレイ、41…トレイ本体、42A、42B…取付片、50A、50B…弾性部材、140A、140B…ファンユニット取付部、

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ファンユニットと、
前記ファンユニットが収納される筐体と、
前記ファンユニットを支持して当該ファンユニットを当該筐体に取付けるファンユニット取付部と、
を備え、
前記ファンユニット取付部は、支持されたファンユニットの一方の端部よりも外側に延出する第1の取付片と、当該ファンユニットの前記一方の端部と反対側の端部よりも外側に延出する第2の取付片とを有し、前記第1の取付片及び前記第2の取付片が前記筐体に固定されてなるファンユニットの取付構造。
【請求項2】
前記第1の取付片及び前記第2の取付片は、前記筐体に弾性部材を介して固定されてなる請求項1記載のファンユニットの取付構造。
【請求項3】
前記ファンユニット取付部は、前記ファンユニットを前記筐体に離間した状態で取付ける請求項1記載のファンユニットの取付構造。
【請求項4】
前記ファンユニット取付部がトレイである請求項1記載のファンユニットの取付構造。
【請求項5】
前記トレイは、ファンユニットと所定の間隔をおいて配置されるトレイ本体を有し、当該トレイ本体に前記取付片が取付けられてなる請求項4記載のファンユニットの取付構造。
【請求項6】
前記ファンユニット取付部の少なくとも一部が制振性を有する請求項1記載のファンユニットの取付構造。
【請求項7】
前記弾性部材は、前記第1の取付片及び前記第2の取付片に配置される取付片側弾性部材と、前記筐体に配置され且つ前記取付片側弾性部材と係合する筐体側弾性部材とを備えてなる請求項2記載のファンユニットの取付構造。
【請求項8】
前記弾性部材は、前記筐体に配置されてなり、当該弾性部材には、前記第1の取付片の少なくとも一部及び前記第2の取付片の少なくとも一部と係合する係合部が形成されてなる請求項2記載のファンユニットの取付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−89897(P2013−89897A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−231523(P2011−231523)
【出願日】平成23年10月21日(2011.10.21)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】