説明

フィルム・パターンド・リターダーの製造方法、並びにフィルム・パターンド・リターダー、及びそれを有する偏光板及び画像表示装置

【課題】高精細な配向パターンを有し、且つ寸法変化によるパターンの位置ズレが抑制されたフィルム・パターンド・リターダーの製造方法の提供。
【解決手段】フィルムと、その上にパターンド・リターダー層とを少なくとも有するフィルム・パターンド・リターダーの製造方法であって、1)フィルムを、Tg−100<T1<Tg(但しTgはフィルムのガラス転移点である)を満足するT1で加熱する工程、2)上記フィルムの表面上に、液晶を主成分として含有する組成物を塗布して塗膜を形成する工程、及び3)前記塗膜を加熱して液晶を配向させる工程、をこの順で含むことを特徴とするフィルム・パターンド・リターダーの製造方法である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィルムと、その上にパターンド・リターダー層とを少なくとも有するフィルム・パターンド・リターダーの製造方法であって、下記1)〜3)
1)フィルムを、Tg−100<T1<Tg(但しTgはフィルムのガラス転移点である)を満足するT1で加熱する工程
2)上記フィルムの表面上に、液晶を主成分として含有する組成物を塗布して塗膜を形成する工程、及び
3)前記塗膜を加熱して液晶を配向させる工程、
をこの順で含むことを特徴とするフィルム・パターンド・リターダーの製造方法。
【請求項2】
1)工程が、フィルムの膜面温度T1sを、Tg−120℃≦T1S℃≦Tg−20℃にするする工程である請求項1に記載の方法。
【請求項3】
1)工程が、セルロースアシレートフィルムを加熱し、該フィルムの膜面温度を80℃〜150℃にする工程である請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
1)工程の後に、マスク露光する工程を含む請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
マスク露光に用いられるマスクのトータルピッチP1と、パターンド・リターダーのトータルピッチP2との差ΔP(=P1−P2)の割合ΔP/P1が、0.1%未満である請求項4に記載の方法。
【請求項6】
マスク露光する工程が、互いに異なる方向に液晶の長軸を配向させる配向能をそれぞれ有する第1及び第2配向制御領域が交互に配置されたパターン配向膜を形成する工程である請求項4又は5に記載の方法。
【請求項7】
3)工程の後に、液晶の配向を固定する工程をさらに含む請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
互いに面内遅相軸方向が異なる第1位相差領域及び第2位相差領域を含み、前記第1及び第2位相差領域が、面内において交互に配置されているパターンド・リターダー層を有するフィルム・パターンド・リターダーの製造方法である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−61372(P2013−61372A)
【公開日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−197888(P2011−197888)
【出願日】平成23年9月12日(2011.9.12)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】