説明

フェリー便用のエンジンを準備する方法

【課題】フェリー便用のガスタービンエンジンを準備する方法を提供する。
【解決手段】ガスタービンエンジンは、コアガスタービンエンジン(13)と、スピナ(25)と、該コアガスタービンエンジン(13)によって動力供給される複数の外部ファンブレード(24)とを有する。コアガスタービンエンジン(13)は、流入空気流の一部分(50)を該コアガスタービンエンジン(13)内に導くようになった環状スプリッタ(34)を有する。本方法は、a)スピナ(25)を取外すステップと、b)ファンブレード(24)を取外すステップと、c)コアガスタービンエンジン(13)と密封係合状態でフェアリング(80)を固定するステップとを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で説明する技術は、総括的にはガスタービンエンジンに関し、より具体的には、フェリー便用のエンジンを準備する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
少なくとも1つの公知のガスタービンエンジン組立体は、コアガスタービンエンジンの上流に取付けられたファン組立体を含む。運転時には、ファン組立体から吐出された空気流の一部分は、下流方向にコアガスタービンエンジンに送られ、コアガスタービンエンジンにおいて、空気流はさらに加圧される。加圧空気流は次に、燃焼器内に送られ、燃料と混合されかつ点火されて、高温燃焼ガスを生成する。燃焼ガスは次に、タービンに送られ、タービンは、燃焼ガスからエネルギーを取出して、圧縮機に動力供給すると共に飛行中の航空機を推進する有用な仕事を行うようになる。ファン組立体から吐出された空気流の他の部分は、ファンストリームノズルを通してエンジンから流出する。
【0003】
多くの場合に、本明細書に説明するようなガスタービンエンジンは、二つ一組として又は複数一組として航空機に取付けられて、航空機は、通常の運転の間に2つ、3つ、4つ又はそれ以上のガスタービンエンジンによって飛行中に推進されるようになる。このような複数エンジン取付けの場合には、航空機は、状況次第で、全取付けエンジンよりも少ないエンジンが作動している状態で安全に飛行することができる。
【0004】
実働中に、ガスタービンエンジンは、通常の損耗を受け、並びにエンジン自体が該エンジンの連続運転を不可能な又は望ましくないものにする外部又は内部原因による異常な損耗を受ける可能性があるような場合に遭遇する。多くの場合に、満足な運転状態に戻すための整備又は修理の必要性があるエンジンは、該エンジンを実働から外した場所から少し離れて位置している可能性がある適切な整備又は修理施設に輸送する必要がある。従って、エンジンを輸送するためには、エンジンが取付けられている航空機から該エンジンを取外して貨物として輸送するようにする措置を取る必要があり、或いはエンジンがその取付け位置にある状態のままで、航空機によって該エンジンを輸送する必要がある。
【0005】
一部の航空機では、運転していない(非運転)ガスタービンエンジンを運搬するように特別に構成して、ある場所から別の場所、例えば運転のために必要とされる場所或いは実働に戻すための整備又は修理施設などにエンジンを輸送するようにしてきた。この目的のために、専用の固定式又は取外し可能な取付けパイロンを設けることができる。他の航空機では、従来型の取付け位置で、非運転ガスタービンエンジンを輸送することができるように構成することができる。
【0006】
非運転航空機ガスタービンエンジンが、航空機の外部上の露出位置で空中運搬される場合には(輸送コンテナ内における貨物として内部運搬されるのと対照的に)、エンジンは、温度及び湿度変化、並びにエンジンのコア部分に到達する可能性がある降雨、塵埃、破片及びその他の混入物質に晒される。そのような航程の後におけるエンジンのコア部分内に湿分が存在する可能性のために、エンジンを実働させる又は運転することができる前に、通常は長時間の加熱及び乾燥プロセスを必要とする。
【0007】
それに加えて、非運転航空機ガスタービンエンジンは、摩耗、損傷又は混入物質に曝されて非運転輸送行程に間に受けた空気流によるエンジンの自由回転(又は風車回転)によりさらなる摩耗及び/又は損傷を生じた可能性があるような内部部品を、特にエンジンのコア部分内に有する可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】米国特許第2,632,295号公報
【特許文献2】米国特許第2,744,382号公報
【特許文献3】米国特許第2,931,167号公報
【特許文献4】米国特許第3,168,999号公報
【特許文献5】米国特許第3,253,404号公報
【特許文献6】米国特許第3,400,902号公報
【特許文献7】米国特許第3,532,129号公報
【特許文献8】米国特許第3,618,699号公報
【特許文献9】米国特許第3,763,874号公報
【特許文献10】米国特許第3,843,277号公報
【特許文献11】米国特許第4,209,149号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
従って、航空機上での外部輸送による湿分及び混入物質への露出並びに自由回転を制限するようになった、非運転航空機ガスタービンエンジンを準備しかつ輸送する方法の必要性が依然として存在している。
【課題を解決するための手段】
【0010】
1つの態様では、フェリー便用のガスタービンエンジンを準備する方法について記述する。ガスタービンエンジンは、コアガスタービンエンジンと、スピナと、該コアガスタービンエンジンによって動力供給される複数の外部ファンブレードとを有する。コアガスタービンエンジンは、流入空気流の一部分を該コアガスタービンエンジン内に導くようになった環状スプリッタを有する。本方法は、a)スピナを取外すステップと、b)ファンブレードを取外すステップと、c)コアガスタービンエンジンと密封係合状態でフェアリングを固定するステップとを含む。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】例示的なガスタービンエンジン組立体の断面図。
【図2】その上に取付けられたフェアリングの例示的な実施形態を示す、例示的なガスタービンエンジンの部分断面立面図。
【図3】分解状態での、図2のフェアリングの断面図。
【図4】カバープレートが取付けられた状態での例示的なボアスコープモータリングパッドを示す、図1の例示的なガスタービンエンジンの部分図。
【図5】カバープレートが取外された状態での、図4のボアスコープモータリングパッドの部分図。
【図6】図4及び図5のボアスコープモータリングパッドで使用するのに適した例示的なロックプレートの斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1は、長手方向軸線11を有する例示的なガスタービンエンジン組立体10の概略断面図である。ガスタービンエンジン組立体10は、ファン組立体12とコアガスタービンエンジン13とを含む。コアガスタービンエンジン13は、高圧圧縮機14、燃焼器16及び高圧タービン18を含む。この例示的な実施形態では、ガスタービンエンジン組立体10はまた、低圧タービン20、複数段ブースタ圧縮機32、及び該ブースタ32を実質的に囲むスプリッタ34を含む。
【0013】
ファン組立体12は、ロータディスク26から半径方向外向きに延びるファンブレード24の配列を含み、ロータディスク26の前方部分は、流線形のスピナ25によって囲まれている。ガスタービンエンジン組立体10は、吸気側28と排気側30とを有する。ファン組立体12、ブースタ32及びタービン20は、第1のロータシャフト21によって互いに結合され、また圧縮機14及びタービン18は、第2のロータシャフト22によって互いに結合される。
【0014】
運転中に、空気は、ファン組立体12を通って流れ、その空気流の第1の部分50は、ブースタ32を通して送られる。ブースタ32から吐出された加圧空気は、圧縮機14を通して送られ、圧縮機14において、空気流はさらに加圧されかつ燃焼器16に送給される。燃焼器16からの高温燃焼生成物(図1には図示せず)は、タービン18及び20を駆動するために利用され、タービン20は、シャフト21によってファン組立体12及びブースタ32を駆動するために利用される。ガスタービンエンジン組立体10は、設計運転条件と設計外運転条件との間の運転条件の範囲において運転可能である。
【0015】
ファン組立体12から吐出された空気流の第2の部分52は、バイパスダクト40を通して送られて、ファン組立体12からの空気流の一部分をコアガスタービンエンジン13の周りにバイパスさせる。より具体的には、バイパスダクト40は、ファンケーシング又はシュラウド36とスプリッタ34との間で延びる。従って、ファン組立体12からの空気流の第1の部分50は、上述したようにブースタ32を通して、次に圧縮機14内に送られ、またファン組立体12からの空気流の第2の部分52は、バイパスダクト40を通して送られて、例えば航空機に推進力を与える。スプリッタ34は、流入空気流を、それぞれ第1及び第2の部分50及び52に分割する。ガスタービンエンジン組立体10はまた、ファンフレーム組立体60を含み、ファンフレーム組立体60は、ファン組立体12に構造的支持を与えかつ該ファン組立体12をコアガスタービンエンジン13に結合するためにも利用される。
【0016】
ファンフレーム組立体60は、半径方向外側取付けフランジと半径方向内側取付けフランジとの間でほぼ半径方向に延びかつバイパスダクト40内で円周方向に間隔をおいて配置された複数の出口ガイドベーン70を含む。ファンフレーム組立体60はまた、半径方向外側取付けフランジと半径方向内側取付けフランジとの間に結合された複数のストラットを含むことができる。1つの実施形態では、ファンフレーム組立体60は、その中でフランジが出口ガイドベーン70及びストラットに結合された弓形セグメントの形態で製作される。1つの実施形態では、出口ガイドベーン及びストラットは、バイパスダクト40内で同軸に結合される。任意選択的に、出口ガイドベーン70は、バイパスダクト40内でストラットの下流に結合することができる。
【0017】
ファンフレーム組立体60は、ガスタービンエンジン組立体10内で様々な構成要素の配向を維持するのを可能にするために使用される該ガスタービンエンジン組立体10の様々なフレーム及び支持体組立体の1つである。より具体的には、そのようなフレーム及び支持体組立体は、固定構成要素を相互連結し、またロータベアリング支持体を形成する。ファンフレーム組立体60は、バイパスダクト40内でファン組立体12の下流に結合されて、出口ガイドベーン70及びストラットが、ファン組立体12の出口の周りに円周方向に間隔をおいて配置され、かつ該ファン組立体12から吐出された空気流の流路を横切って延びるようになる。
【0018】
図2は、図1に示すような例示的な航空機ガスタービンエンジンの前方部分の部分断面立面図である。図2に示すように、フェアリング80は、輸送のために取外されかつ別々に保管されたスピナ25及びファンブレード24の代わりに、コアガスタービンエンジン13上に取付けられてきた。図2に示す実施形態では、フェアリング80は、内側部分82と外側部分84とを含むツーピース構造のものである。内側部分82及び外側部分84は、ボルト又はその他の適切なファスナ88及びフェアリング構成要素内に形成した適切配置の取付け穴によって、相互にかつファンロータ26に接合される。通常はスピナ25を所定の位置に締結するのに使用することができるようなファンロータ26内の取付け穴27は、ファスナ88によってフェアリング80を固定するために利用することができる。
【0019】
その上にフェアリング80が取付けられることになるガスタービンエンジンの物理的構成に応じて、フェアリングは、ワンピース(すなわち、単体形)構造又はマルチピース(すなわち、2つ又はそれ以上の部片)構造のものとすることができる。フェアリング80は、一般的に丸みを帯びた円錐形又は弾丸形状の型のほぼ流線形を有して、輸送時におけるエンジン上の抵抗を最小にする。フェアリングの要素は、所望の特定のエンジン用途の特性に適合するような寸法、形状及び構成にされる。
【0020】
図3は、図2の図と同様であるが、フェアリング80を分解状態で示しかつそれぞれ内側及び外側部分82及び84の関係を示す、フェアリング80の断面立面図である。この図示した実施形態では、外側部分84は、環状構成からなり、また内側部分82を囲みかつ該内側部分82に固定される。図3にはまた、環状シール86も示しており、環状シール86は、ゴム、発泡体、プラスチック又はその他の適合材料で形成することができ、この環状シール86は、コアガスタービンエンジン13上にフェアリング80を取付けた時にスプリッタ34に当接し、該スプリッタ34に対して完全とはいかないまでも実質的な気密シールを形成する。環状シール86がフェアリング80と一体形に形成された、例えばスプリッタ34に適合しかつ該スプリッタ34に密封係合するような適切なコンプライアンス性を有する材料でフェアリング80が形成されたような他の構成も実施可能とすることができる。
【0021】
図2及び図3に示す実施形態の場合には、フェアリング80は、スピナ25及びファンブレード24を取外しかつ別々に保管した後に取付けられる。フェアリング80の内側部分82が、取付け穴27及び複数のファスナ88によってファンロータ26上に取付けられる。フェアリングの外側部分84が次に、内側部分82を覆ってかつその周りに取付けられ、ファスナ88によって該内側部分82に締結される。外側部分84を所定の位置に固定する時に、外側部分84を軸方向にコアガスタービンエンジンの方向に移動させまた環状シール86をスプリッタ34の前方部分と接触させかつ密封係合させて、ブースタ32の開口部を密封し、湿分、混入物質及び空気流のブースタ32内への流入、従ってコアガスタービンエンジン13内への流入を防止するようにする。従って、図示した実施形態の場合には、フェアリング80をコアガスタービンエンジンに固定するプロセスは、最初に第1の部分を固定し、その後第2の部分を固定という2段階の作業である。
【0022】
ブースタ32の前面を効果的に密封することによって、フェアリング80は、飛行に間に空気がブースタ32を通って流れるのを防止し、かつブースタ32(及びブースタ32とシャフト21を共有するあらゆるその他の回転ターボ機械又は付属装置)に対して何らかの回転力が加わるのを防止する。空気はまた、圧縮機14を通って、さらに高圧タービン18及び低圧タービン20の両方を通って流れるのを防止され、それによってそれらの構成要素(及びシャフト21又は22に連結されたあらゆるその他の回転ターボ機械又は付属装置)に何らかの回転力が加わるのを回避する。
【0023】
加えて、フェアリング80のスプリッタ34との密封係合が該フェアリング80のファンロータ26との機械的係合(ファスナ88による)と組合わさることにより、ファンロータ26及びそれに対して該ファンロータ26が取付けられたシャフト21に関連するコアガスタービンエンジン13内のあらゆるその他の構成要素の回転に対する機械的抵抗が得られる。
【0024】
多くの航空機ガスタービンエンジンは、ボアスコープ検査のような検査及び/又は整備作業のために装置を取付けてコアガスタービンエンジン13を回転させることができる部位を有する。このような部位(図4及び図5に示す)は一般に、ボアスコープモータリング又は回転パッド90と呼ばれる。ボアスコープモータリングパッド90は、ファスナ94(ボルト、ピン、ねじ又はその他のファスナのような)によってカバープレート92を取外して、工具(1/2インチ方形駆動ラチェット、レンチ又はバーのような)或いはコアガスタービンエンジン13を適切なギアボックス組立体を通して回転させるモータ駆動組立体が係合するようになったソケット96を露出させることができる部位である。
【0025】
輸送作業の間にコアガスタービンエンジン13の回転に抗して付加的なかつ任意選択的な機械的安全性を与えるために、特定のエンジン用途に対して適切な構成を有するロータロック91を利用することができる。そのようなロータロックは、適切な取付け穴93、シール95、及びソケット96に係合する適切な構成のノブ97を有する。ロータロック91は、ソケット96に係合しかつシール95によって開口部を密封した状態でボアスコープモータリングパッド90上に取付けられかつファスナ94によって所定の位置に固定され、それによってソケット96及び該ソケット96に機械的に結合された全てのその他の回転部品の回転を機械的に防止することができる。ロータロック91のようなロータロックは、ソケット96の回転運動に抵抗する適切な強度を有する金属又は複合材料のようなあらゆる適切な材料で製作することができる。
【0026】
この例示的な実施形態では、フェアリング80は、ガラス繊維材料、黒鉛材料、炭素材料、セラミック材料、KEVLARのような芳香族ポリアミド材料、それに限定されないがチタン、アルミニウム及び/又は金属マトリックス複合材料(MMC)のような薄い金属材料、並びに/或いはそれらの混合物とすることができる。例えば、ビニルエステル樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ビスマレイミド樹脂及びそれらの混合物などのあらゆる適切な熱硬化性ポリマー樹脂が、フェアリング80を形成するのに使用することができる。全体的に、材料は、フェアリング80の外部表面がガスタービンエンジン組立体10内に吸込まれた異物によって引き起こされる可能性がある摩耗及び/又は破損に対して耐性があるように、選択される。別のフェアリング構成では、複合材フェアリングを覆って薄い金属ラップを使用して、そのような摩耗又は破損に対して保護することができる。
【0027】
本明細書は、実施例を使用して、最良の形態を含む本発明を開示し、またさらに当業者が本発明を製作しかつ使用するのを可能にする。本発明の特許性がある技術的範囲は、特許請求の範囲によって定まり、かつ当業者が想起するその他の実施例を含むことができる。そのようなその他の実施例は、それらが特許請求の範囲の文言と相違しない構造的要素を有するか又はそれらが特許請求の範囲の文言と本質的でない相違を有する均等な構造的要素を含む場合には、特許請求の範囲の技術的範囲内に属することになることを意図している。
【符号の説明】
【0028】
10 ガスタービンエンジン組立体
12 ファン組立体
13 コアガスタービンエンジン
14 高圧圧縮機
16 燃焼器
18 高圧タービン
20 低圧タービン
24 ファンブレード
25 スピナ
26 ロータディスク
32 ブースタ
34 スプリッタ
36 ファンケーシング
40 バイパスダクト
50 空気流の第1の部分
52 空気流の第2の部分
60 ファンフレーム組立体
70 出口ガイドベーン
80 フェアリング
82 フェアリングの内側部分
84 フェアリングの外側部分
86 シール
88 ファスナ
90 ボアスコープモータリングパッド
91 ロータロック
96 ソケット
97 ノブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流入空気流の一部分(50)をその中に導くようになった環状スプリッタ(34)を有するコアガスタービンエンジン(13)とスピナ(25)と前記コアガスタービンエンジン(13)によって動力供給される複数の外部ファンブレード(24)とを有するフェリー便用のガスタービンエンジンを準備する方法であって、
前記スピナ(25)を取外すステップと、
前記ファンブレード(24)を取外すステップと、
前記コアガスタービンエンジン(13)と密封係合状態でフェアリング(80)を固定するステップと、を含む、
方法。
【請求項2】
前記フェアリング(80)が、前記コアガスタービンエンジン(13)の回転に対して機械的抵抗を与えかつ空気流が該コアガスタービンエンジン(13)に対して回転エネルギーを与えるのを実質的に防止する、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記フェアリング(80)が、前記ファンロータ(26)に固定されるようになった第1の部分(82)と、前記第1の部分(82)を囲みかつ該第1の部分に固定された環状の第2の部分(84)とを含み、
前記固定するステップが、2段階の作業である、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の部分(82)が最初に固定され、その後前記第2の部分(84)が固定される、請求項3記載の方法。
【請求項5】
前記固定するステップが、前記フェアリング(80)を軸方向に平行移動させて前記スプリッタ(34)と密封係合状態にするステップを含む、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記スピナ(25)及びファンブレード(24)を輸送のために保管するステップをさらに含む、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記固定するステップが、複数のファスナ(88)によって達成される、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
ロータロック(91)を固定して前記コアガスタービンエンジン(13)内の構成要素の回転を防止するようにするステップをさらに含む、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−185805(P2009−185805A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2008−324864(P2008−324864)
【出願日】平成20年12月22日(2008.12.22)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【氏名又は名称原語表記】GENERAL ELECTRIC COMPANY