説明

フットバス用アタッチメント

【課題】フットバスにおいて、足裏を金属が押圧するようにして、その金属の有する効果を発揮するようにしたアタッチメントを提供する。
【解決手段】足浴槽の内部に加温した水を貯溜するとともに、足裏のつぼと合致する突出部6を有するつぼ押し板5を配設したフットバスにおいて、つぼ押し板5の任意の突出部6の少なくとも上部に被嵌されてつぼ押し時に足裏を押圧するようにしたアタッチメント1を配設し、このアタッチメント1は、切頭円錐状をなす筒状部2と、この筒状部2の上部開口部3を閉塞する閉塞部4とからなり、筒状部2は99.99パーセントの銀を含有するとともに、閉塞部4は少なくとも純度99パーセントのゲルマニウムを含有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はフットバスに用いられてつぼ押し効果を高めることができるフットバス用アタッチメントに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般にフットバスにあっては、保温用ヒータを具えた足浴槽と、この足浴槽内に配置され、足浴槽内に貯溜される塩水とを有し、塩水としては塩化ナトリウムと塩化マグネシウムを主成分とする高濃度塩水が知られている。そして足浴槽内で加温された高濃度塩水内に使用者が足を浸すととも、場合によっては、足のつぼに一致する複数箇所に突出部が設けられているつぼ押し板を配設して、つぼ押し板の上部に足を置いて押圧することで温浴効果に加えてつぼ押し効果を得るようになっている。
【0003】
この場合、塩水を用いるものは清潔感を保つために使用毎に塩水を交換する必要があり、このためにランニングコストが高くなる。また、最近はゲルマニウムなどがブームとなっているので、有機ゲルマニウム微粉末を水の内部に入れてゲルマニウム効果を得るようにしたものや、セラミックとゲルマニウムとを混合して形成したゲルマニウムボールを配置したものがあるが、有機ゲルマニウム微粉末を用いたものは毎回の水交換を行わない場合は清潔感がなくなってしまい、このためにランニングコストが高くなる。また、ゲルマニウムボールを用いたものはゲルマニウムイオンの溶出量がゲルマニウム100パーセントのものと比較すると少なくなってしまう。
【特許文献1】特開2004−261475号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明は、温浴効果の他に、つぼ押し効果およびゲルマニウムによる遠赤外線効果やマイナスイオン効果を得るようにし、しかも、ランニングコストを安価にすることができるフットバス用アタッチメントを提供することを目的とする。
さらに、この発明は、温浴効果の他に、つぼ押し効果およびゲルマニウムによる遠赤外線効果やマイナスイオン効果を得るようにし、さらに、温浴時に雑菌が発生しないように銀抗菌効果を発揮させ、しかも、ランニングコストを安価にすることができるフットバス用アタッチメントを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は、足浴槽の内部に加温した水を貯溜するとともに、足裏のつぼと合致する突出部を有するつぼ押し板を配設したフットバスにおいて、前記つぼ押し板の任意の突出部の少なくとも上部に被嵌されてつぼ押し時に足裏を押圧するようにしたアタッチメントを配設し、このアタッチメントは、種々な金属で形成されている手段を採用した。
また、このアタッチメントは、少なくとも純度99パーセントのゲルマニウムを含有した構成を有している。また、前記アタッチメントは、純度が99.99パーセントの銀で形成した部分と、少なくとも純度99パーセントのゲルマニウムとを含有して形成した部分とからなる構成を有し、このアタッチメントは、つぼ押し板に設けた種々な突出部に被嵌可能な構成を有した手段を採用した。
さらに、この発明は、足浴槽の内部に加温した水を貯溜するとともに、足裏のつぼと合致する突出部を有するつぼ押し板を配設したフットバスにおいて、前記つぼ押し板の任意の突出部の少なくとも上部に被嵌されてつぼ押し時に足裏を押圧するようにしたアタッチメントを配設し、このアタッチメントは、切頭円錐状をなす筒状部と、この筒状部の上部開口部を閉塞する閉塞部とからなり、筒状部は99.99パーセントの銀を含有するとともに、閉塞部は少なくとも純度99パーセントのゲルマニウムを含有している手段を採用した。
【発明の効果】
【0006】
この発明のフットバス用アタッチメントは、フットバス自体が有する温浴効果やつぼ押し板の突出部によるつぼ押し効果に加えて、ゲルマニウムによる遠赤外線効果やマイナスイオン効果を得るようにし、しかも、ランニングコストがかからないようにすることができる。
さらに、この発明のフットバス用アタッチメントは、フットバス自体が有する温浴効果やつぼ押し板の突出部によるつぼ押し効果に加えて、ゲルマニウムによる遠赤外線効果やマイナスイオン効果、さらに、温浴時に雑菌が発生しないように銀抗菌効果を発揮させ、しかも、ランニングコストがかからないようにすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、図面に示すこの発明の実施の形態について説明する。
図1はフットバスのつぼ押し板の突出部にこの発明によるフットバス用アタッチメントを被嵌した状態を示す概略縦断面図、図2はこの発明によるフットバス用アタッチメントの概略正面図、図3はこの発明によるフットバス用アタッチメントの概略縦断面図、図4はフットバスのつぼ押し板の概略説明図である。
【0008】
このフットバス用アタッチメント1は、切頭円錐状をなす銀製の筒状部2と、この筒状部2の下部開口部から挿入されて、上部開口部3に嵌着されて上部開口部3を閉塞しているゲルマニウム製の閉塞部4とから構成されている。
そして、前記銀製の筒状部2はつぼ押し板5の各突出部6、6、……に被嵌可能であり、突出部6、6、……に被嵌した状態で突出部6の上面にはゲルマニウム製の閉塞部4が位置する。したがって、足裏を乗せることで閉塞部4が足裏のつぼを押圧するようになっている。
【0009】
なお、この発明によるアタッチメント1を被嵌する突出部6が設けられているつぼ押し板5は、両足を並べた状態で足を位置するように、あるいは片足ずつの状態で位置するように形成されていて、それぞれのつぼ押し板5の上面には足裏のつぼの位置に前記各突出部6、6、……が突設されている。したがって、足裏の所望のつぼを押圧するように対応する突出部6にこの発明によるフットバス用アタッチメント1を被嵌するようになっている。
【0010】
上記のように構成したアタッチメントにあっては、たとえば、ゲルマニウムは純度99.0パーセント以上のものが用いられ、また、銀はたとえば、含有率99.99パーセント以上のものを用いている。
なお、アタッチメント1の前記筒状部2の円錐の角度、内径、高さ等の形状は、つぼ押し板5に設けられた種々の突出部6、6、……に合致するように決定されるものである。
【0011】
上記のものにあっては、ランニングコストがかからないようにでき、遠赤外線効果やマイナスイオン電子発生効果のあるゲルマニウムによる効果、銀による抗菌効果、清潔度を得ることができる。
なお、前記実施の形態においては、アタッチメント1として銀とゲルマニウムとを用いて足裏に押圧する部位をゲルマニウムとしたが、これに限定することなく種々の素材、たとえば、酸化チタン、トルマリン等を用いることが出来、それらの効果とつぼ押し効果とが相乗的に発揮されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】フットバスのつぼ押し板の突出部にこの発明によるフットバス用アタッチメントを被嵌した状態を示す概略縦断面図である。
【図2】この発明によるフットバス用アタッチメントを示す概略正面図である。
【図3】この発明によるフットバス用アタッチメントを示す概略縦断面図である。
【図4】フットバスのつぼ押し板の概略説明図である。
【符号の説明】
【0013】
1……フットバス用アタッチメント
2……筒状部
3……上部開口部
4……閉塞部
5……つぼ押し板
6……突出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
足浴槽の内部に加温した水を貯溜するとともに、足裏のつぼと合致する突出部を有するつぼ押し板を配設したフットバスにおいて、前記つぼ押し板の任意の突出部の少なくとも上部に被嵌されてつぼ押し時に足裏を押圧するようにしたアタッチメントを配設し、このアタッチメントは、種々な金属で形成されていることを特徴とするフットバス用アタッチメント。
【請求項2】
このアタッチメントは、少なくとも純度99パーセントのゲルマニウムを含有している請求項1記載のフットバス用アタッチメント。
【請求項3】
前記アタッチメントは、純度が99.99パーセントの銀製の部分と、少なくとも純度99パーセントのゲルマニウムの部分とを有し、ゲルマニウムの部分が足裏を押圧するようにした請求項1記載のフットバス用アタッチメント。
【請求項4】
前記アタッチメントは、種々なつぼ押し板の突出部に被嵌可能に形成されている請求項1〜3記載のフットバス用アタッチメント。
【請求項5】
足浴槽の内部に加温した水を貯溜するとともに、足裏のつぼと合致する突出部を有するつぼ押し板を配設したフットバスにおいて、前記つぼ押し板の任意の突出部の少なくとも上部に被嵌されてつぼ押し時に足裏を押圧するようにしたアタッチメントを配設し、このアタッチメントは、切頭円錐状をなす筒状部と、この筒状部の上部開口部を閉塞する閉塞部とからなり、筒状部は99.99パーセントの銀を含有するとともに、閉塞部は少なくとも純度99パーセントのゲルマニウムを含有していることを特徴とするフットバス用アタッチメント。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−86555(P2008−86555A)
【公開日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−270626(P2006−270626)
【出願日】平成18年10月2日(2006.10.2)
【出願人】(306029866)株式会社創健舎 (1)
【Fターム(参考)】