フロアパネル構造
【課題】運搬時等にパネルの側面同士がぶつかり合った場合にも、熱膨張を吸収する突起部が潰れてしまうのを抑制することが可能なフロアパネル構造を得る。
【解決手段】パネル1Aの対向する側面1Sの一方に台形状の凹部10を形成し、他方にその凹部10に嵌合する台形状の凸部11を形成する。凹部10の底面10aに、相手側の凸部11の先端面11aに当接してパネル1の熱膨張を吸収する突起部13を設ける。これにより、運搬時などにパネル1同士がぶつかり合った場合にも、隣のパネル1の側面1Sが凹部10内に進入することが無いので、突起部13が潰れるのを抑制することができる。
【解決手段】パネル1Aの対向する側面1Sの一方に台形状の凹部10を形成し、他方にその凹部10に嵌合する台形状の凸部11を形成する。凹部10の底面10aに、相手側の凸部11の先端面11aに当接してパネル1の熱膨張を吸収する突起部13を設ける。これにより、運搬時などにパネル1同士がぶつかり合った場合にも、隣のパネル1の側面1Sが凹部10内に進入することが無いので、突起部13が潰れるのを抑制することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のパネルの側面を相互に突き合わせつつ敷設するフロアパネル構造に関する。
【背景技術】
【0002】
多くの配線が廻らされる事務所や電算機室等では、基礎床上に配線スペースを設けてフロアパネルを敷設する二重床構造が採用され、その配線スペース内で配線を配索するようになっている。
【0003】
この種のフロアパネルとして、基礎床上に敷設する支柱一体型の樹脂製パネルがある。樹脂製パネルの熱膨張率は比較的大きい。このため、例えば、このパネルを外気温度が低く(例えば、0℃)収縮した状態で敷設すると、常温(例えば、約20℃〜28℃)になると膨張し、相互に隣接するパネルが、それぞれの突き合わせ端部で突き上げられて、フロア面の平坦性が損なわれてしまう場合がある。
【0004】
そこで、隣接するパネルの対向する側面に、パネルの側面を形成する鋼板を切り起こして突起部(係合片)を突設し、その突起部を相手側のパネルの突起部と突き合わせて、それら突起部が変形することによりパネル間の熱膨張を吸収できるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】実開昭62−45609号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した従来のフロアパネル構造は、パネルが方形状に形成されて、その直線状となった側面に突起部が突出されている。このため、パネルを運搬する際に、運搬車の加・減速や路面振動等によってパネルが移動すると、隣接して積載したパネルの側面同士がぶつかり合ってしまう。このとき、前記突起部が隣のパネルに干渉して、フロアを敷き詰める前に潰れてしまう虞がある。
【0006】
そこで、本発明は、運搬時等にパネルの側面同士がぶつかり合った場合にも、熱膨張を吸収する突起部が潰れてしまうのを抑制することが可能なフロアパネル構造を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明にあっては、複数のパネルの側面を相互に突き合わせつつ敷設するフロアパネル構造であって、隣接するパネルの対向する側面の一方に凹部が形成されるとともに、他方にその凹部に嵌合する凸部が形成され、前記凹部の内側面に、相手側の凸部の外側面に当接してパネルの熱膨張を吸収する突起部が設けられたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
請求項1の発明によれば、熱膨張を吸収する突起部が、パネルの側面に形成された凹部の内側面に設けられているため、運搬時等にパネル同士がぶつかり合った場合にも、隣のパネルの側面が前記凹部内に進入することが無く、当該突起部が潰れるのを抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。以下の実施形態は、同様の構成要素を備えている。よって、それら同様の構成要素については共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
【0010】
(第1実施形態)図1〜図4は、本発明の第1実施形態を示している。このうち、図1は敷設したパネルの一部を示す平面図、図2は、図1中A部の拡大平面図、図3は、図1中B方向から見たパネルの拡大正面図、図4は、図1中C部の拡大平面図である。
【0011】
図1に示すように、本実施形態では、方形状に形成された複数のパネル1を図示省略した既存の基礎床上に敷設することで二重床が構築され、配線スペースとなる空間が形成される。
【0012】
このとき、基礎床上には、複数枚のパネル1を相互に連結して構成したパネル群2を敷き詰めるようになっている。パネル群2は、3行3列のマトリクス状に並べた合計9枚のパネル1を連結部3を介して相互に連結して構成されており、パネル群2の四隅に配置される4枚の角部パネル1Aと、これら角部パネル1Aに挟まれる5枚の中央部パネル1Bとを含んでいる。なお、角部パネル1Aおよび中央部パネル1Bには、各々の配置部位に応じて適宜半円状の切欠部1Cが形成されており、各パネル1の表面には模様1Dが刻設されている。
【0013】
ここで、本実施形態では、相互に隣接する角部パネル1A,1Aの対向する側面1S,1Sの一方には台形状の凹部10が形成されるとともに、他方にはその凹部10に嵌合する台形状の凸部11が形成されている。これら凹部10および凸部11は、パネル群2の四隅に対応する角部パネル1Aの角部の両側に形成される。なお、本実施形態では、1つの側面1Sにつき、凹部10および凸部11を2箇所ずつ形成しているが、少なくとも1箇所形成すればよく、3箇所以上形成してもよい。
【0014】
また、図2,図3に示すように、凸部11の先端面11aの幅方向中央部には小突起12が一体に成形されている。
【0015】
そして、図4にも示すように、凹部10の内側面である底面10aに突起部13を設け、この突起部13を相手側の凸部11の外側面である先端面11aに当接させることで熱膨張を吸収するようにしてある。突起部13は、各底面10aにその幅方向に所定間隔S(図4参照)をあけて2箇所設けられている。
【0016】
この突起部13は、敷設したパネル群2の熱膨張を吸収するに十分な変形許容量を備えており、本実施形態では各突起部13がピン形状として突設される。また、各突起部13の突出長さL(図4参照)は、凸部11の先端に設けた小突起12の突出量よりも長くしてある。
【0017】
以上のフロアパネル構造では、複数のパネル群2を、四隅に設けた凹部10と凸部11とを隣接するもの同士で嵌合させつつ順次敷き詰めて二重床が構築される。このとき、凹部10の底面10aから突設した熱膨張吸収用の突起部13が相手側の凸部11の先端面11aに当接して、隣接するパネル群2との間に隙間δが設定される。かかる構成において、各パネル1すなわちパネル群2が膨張した際には、凹部10と凸部11との嵌合によってパネル群2同士の整列状態が維持されつつ、隙間δにおける突起部13の変形によって膨張分が吸収される。
【0018】
実際に、ペットボトル再生樹脂を成形したパネル1(縦500mm・横500mm・厚さ50mm)に、直径0.8〜1.25mmで長さ1〜2mmのピン形状の突起部13を設け、このパネル1を気温−10℃で約50m2の基礎床上に施工したところ、温度20〜28℃では、隣接するパネル群2間および各パネル1間に突き上げが生じないことが確認された。
【0019】
そして、上述したように、本実施形態にかかるフロアパネル構造では、熱膨張を吸収する突起部13が、パネル1の側面1Sに形成された凹部10の底面10aに設けられている。このため、凹部10と凸部11とが相互に嵌合されていない状態では、運搬時などにパネル1同士がぶつかり合った場合にも、隣のパネル1の側面1Sが凹部10内に進入することが無いので、突起部13が潰れるのを抑制することができる。もちろん、運搬時には凹部10に隣のパネル1の凸部11が対向する状態で積載されることが無いように注意が払われる。
【0020】
(第2実施形態)図5〜図8は、本発明の第2実施形態を示している。このうち、図5は、敷設したパネルの一部を示す平面図、図6は、図5中D部の拡大平面図、図7は、図6中E方向から見た凸部の拡大正面図、図8は、図5中F部の拡大平面図である。
【0021】
図5に示すように、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様に、複数枚のパネル1を相互に連結して構成したパネル群2を基礎床上に敷き詰めるようになっている。そして、凹部10および凸部11の形状や配置も上記第1実施形態と同様である。
【0022】
ただし、本実施形態では、図6〜図8に示すように、凸部11の先端面11aの幅方向中央部に加えて、両側面11b,11cにも小突起12が形成されている。
【0023】
そして、凸部11の片側の側面11bに突起部13Aを設け、この突起部13Aを凹部10の内側面に当接させることでパネル1の熱膨張を吸収するようにしてある。この突起部13Aも、上記第1実施形態と同様に、敷設したパネル群2の熱膨張を吸収するに十分な変形許容量を備えたピン形状として突設されており、小突起12よりも長く突出している。
【0024】
本実施形態の構成についても、実際に、ペットボトル再生樹脂を成形したパネル1(縦500mm・横500mm・厚さ50mm)に、横1mm、縦3mmの矩形断面を有し長さ1〜2mmのピン形状の突起部13Aを設け、このパネル1を気温−10℃で約50m2の基礎床上に施工したところ、温度20〜28℃では、隣接するパネル群2間および各パネル1間に突き上げが生じないことが確認された。
【0025】
上述したように、本実施形態にかかるフロアパネル構造では、熱膨張を吸収する突起部13Aが、パネル1の側面1Sに形成された凸部11の片側の側面11bに設けられている。このため、凹部10と凸部11とが相互に嵌合されていない状態では、運搬時などにパネル1同士がぶつかり合った場合にも、隣のパネル1の側面1Sが凸部11の側面11bに当接することが無いので、突起部13が潰れるのを抑制することができる。
【0026】
(第3実施形態)図9〜図12は、本発明の第3実施形態を示している。このうち、図9は、敷設したパネルの一部を示す平面図、図10は、図9中G部の拡大平面図、図11は、図9中H方向から見た拡大正面図、図12は、図9中I部の拡大平面図である。
【0027】
図9に示すように、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様に、複数枚のパネル1を相互に連結して構成したパネル群2を基礎床上に敷き詰めるようになっている。また、相互に嵌合させる凹部10および凸部11の形状や配置も上記第1実施形態と同様である。そして、図10および図11に示すように、凸部11の先端面11aの幅方向中央部に小突起12が一体に成形されている。
【0028】
また、図12にも示すように、凹部10の内側面(底面10a)に突起部13Bを設け、この突起部13Bを凸部11の外側面(先端面11a)に当接させることでパネル1の熱膨張を吸収するようにしてある。この突起部13Bも、上記第1実施形態と同様に、敷設したパネル群2の熱膨張を吸収するに十分な変形許容量を備えたピン形状として突設されており、小突起12よりも長く突出している。
【0029】
ただし、本実施形態では、相互に対向する一対の突起部13Bの対向面に半円弧状の凹設部13Baが形成されている。
【0030】
本実施形態の構成についても、実際に、ペットボトル再生樹脂を成形したパネル1(縦500mm・横500mm・厚さ50mm)に、横1mm、縦3mmの矩形断面を有し長さ1〜2mmのピン形状の突起部13Bを設け、このパネル1を気温−10℃で約50m2の基礎床上に施工したところ、温度20〜28℃では、隣接するパネル群2間および各パネル1間に突き上げが生じないことが確認された。
【0031】
以上の本実施形態においても、凹部10と凸部11とが相互に嵌合されていない状態では、隣のパネル1の側面1Sによって突起部13Bが潰れることがない。
【0032】
(第1参考例)図13〜図16は、第1参考例を示している。このうち、図13は、敷設したパネルの一部を示す平面図、図14は、図13中J部の拡大平面図、図15は、図13中K方向から見た凸部の拡大正面図、図16は、図13中L部の拡大平面図である。
【0033】
図13に示すように、本参考例でも、上記第1実施形態と同様に、複数枚のパネル1を相互に連結して構成したパネル群2を基礎床上に敷き詰めるようになっている。そして、相互に嵌合させる凹部10および凸部11の形状や配置も上記第1実施形態と同様である。
【0034】
また、図14〜図16に示すように、本参考例では、凸部11の先端面11aの幅方向中央部および両側面11b,11cに小突起12が形成されている。そして、凸部11の先端面11aに設けた小突起12の中央部に突起部13Cを設け、この突起部13Cを凹部10の底面10aに当接させることでパネル1の熱膨張を吸収するようにしてある。この突起部13Cも、上記第1実施形態と同様に、敷設したパネル群2の熱膨張を吸収するに十分な変形許容量を備えたピン形状として突設されており、小突起12よりも長く突出している。
【0035】
本参考例の構成についても、実際に、ペットボトル再生樹脂を成形したパネル1(縦500mm・横500mm・厚さ50mm)に、直径0.8〜1.25mmで長さ1〜2mmのピン形状の突起部13Cを設け、このパネル1を気温−10℃で約50m2の基礎床上に施工したところ、温度20〜28℃では、隣接するパネル群2間および各パネル1間に突き上げが生じないことが確認された。
【0036】
(第2参考例)図17〜図20は、本発明の第2参考例を示している。このうち、図17は、敷設したパネルの一部を示す要部平面図、図18は、図17中M部の拡大平面図、図19は、図18中のN−N断面図、図20は、図17中O部の拡大平面図である。
【0037】
図17に示すように、本参考例でも、上記第1実施形態と同様に、複数枚のパネル1を相互に連結して構成したパネル群2を基礎床上に敷き詰めるようになっている。そして、相互に嵌合させる凹部10および凸部11の形状や配置も上記第1実施形態と同様である。また、本参考例では、凸部11の先端面11aの幅方向中央部および両側面11b,11cに小突起12が一体に成形されている。
【0038】
ただし、本参考例では、図18〜図20に示すように、凸部11の先端部に上下方向に貫通する中空部14aを形成して、パネル1の熱膨張を吸収する中空接触部14が形成されている。図19,図20に示すように、該中空接触部14の先端壁部14bの肉厚t1は約0.5〜1.0mm程度に形成される。
【0039】
パネル1が熱膨張すると、その先端面11aの小突起12が中空接触部14に当接し、当該中空接触部14の先端壁部14bが窪み変形して、以てパネル1の熱膨張が吸収される。
【0040】
本参考例の構成についても、実際に、ペットボトル再生樹脂を成形した中空接触部14を有するパネル1(縦500mm・横500mm・厚さ50mm)を気温−10℃で約50m2の基礎床上に施工したところ、温度20〜28℃では、隣接するパネル群2間および各パネル1間に突き上げが生じないことが確認された。
【0041】
(第3参考例)図21〜図24は本発明の第3参考例を示している。このうち、図21は、敷設したパネルの一部を示す平面図、図22は、図21中P部の拡大平面図、図23は、図22中のQ−Q線断面図、図24は、図21中R部の拡大平面図である。
【0042】
図21に示すように、本参考例でも、上記第1実施形態と同様に、複数枚のパネル1を相互に連結して構成したパネル群2を基礎床上に敷き詰めるようになっている。そして、相互に嵌合させる凹部10および凸部11の形状や配置も上記第1実施形態と同様である。
【0043】
また、図22〜図24に示すように、本参考例でも、上記第2参考例と同様の中空部14Aaおよび中空接触部14Aが形成されている。図23,図24に示すように、該中空接触部14Aの先端壁部14Abの肉厚t2は約0.5〜2.5mm程度に形成される。
【0044】
ただし、本参考例では、小突起12の側方近傍にスリット15を入れ、そのスリット15によって先端壁部14Abを分離させてある。
【0045】
パネル1が熱膨張すると、その先端面11aの小突起12が中空接触部14Aに当接し、当該中空接触部14Aの先端壁部14Abが窪み変形して、以てパネル1の熱膨張が吸収されるようになっている。このとき、先端壁部14Abは、スリット15側が自由端部となって変形し易くなっている。
【0046】
本参考例の構成についても、実際に、ペットボトル再生樹脂を成形した中空接触部14Aを有するパネル1(縦500mm・横500mm・厚さ50mm)を気温−10℃で約50m2の基礎床上に施工したところ、温度20〜28℃では、隣接するパネル群2間および各パネル1間に突き上げが生じないことが確認された。
【0047】
(第4参考例)図25,図26は、本発明の第4参考例を示している。このうち、図25は、敷設したパネルの一部を示す平面図、図26は、図25中のS−S断面図である。
【0048】
本参考例では、各実施形態に示した連結部3に熱膨張吸収機能を与えたものである。すなわち、連結部3を、隣接するパネル1の対向側面1Sを一体的に連結するブリッジ状に形成し、その中央部を薄肉化して下方に断面円弧状に凹設する屈曲部3aを形成している。屈曲部3aの肉厚t3は0.5〜1.5mmとなっている。
【0049】
本参考例の構成についても、実際に、ペットボトル再生樹脂を成形したパネル1(縦500mm・横500mm・厚さ50mm)を気温−10℃で約50m2の基礎床上に施工したところ、温度20〜28℃では、隣接するパネル群2間および各パネル1間に突き上げが生じないことが確認された。
【0050】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず種々の変形が可能である。例えば、パネル群を敷設単位とすることなく、個々のパネルを順次敷設する構造にあっても本発明を適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる敷設したパネルの一部を示す要部平面図である。
【図2】図1中A部の拡大平面図である。
【図3】図1中B方向から見た拡大正面図である。
【図4】図1中C部の拡大平面図である。
【図5】本発明の第2実施形態にかかる敷設したパネルの一部を示す要部平面図である。
【図6】図5中D部の拡大平面図である。
【図7】図6中E方向から見た凸部の拡大正面図である。
【図8】図5中F部の拡大平面図である。
【図9】本発明の第3実施形態にかかる敷設したパネルの一部を示す要部平面図である。
【図10】図9中G部の拡大平面図である。
【図11】図9中H方向から見た拡大正面図である。
【図12】図9中I部の拡大平面図である。
【図13】第1参考例にかかる敷設したパネルの一部を示す要部平面図である。
【図14】図13中J部の拡大平面図である。
【図15】図13中K方向から見た凸部の拡大正面図である。
【図16】図13中L部の拡大平面図である。
【図17】第2参考例にかかる敷設したパネルの一部を示す要部平面図である。
【図18】図17中M部の拡大平面図である。
【図19】図18中N−N線に沿った拡大断面図である。
【図20】図17中O部の拡大平面図である。
【図21】第3参考例にかかる敷設したパネルの一部を示す要部平面図である。
【図22】図21中P部の拡大平面図である。
【図23】図22中Q−Q線に沿った拡大断面図である。
【図24】図21中R部の拡大平面図である。
【図25】第4参考例にかかる敷設したパネルの一部を示す要部平面図である。
【図26】図25中S−S線に沿った拡大断面図である。
【符号の説明】
【0052】
1 パネル
1S 側面
10 凹部
10a 底面(内側面)
11 凸部
11a 先端面(外側面)
13,13A,13B 突起部
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のパネルの側面を相互に突き合わせつつ敷設するフロアパネル構造に関する。
【背景技術】
【0002】
多くの配線が廻らされる事務所や電算機室等では、基礎床上に配線スペースを設けてフロアパネルを敷設する二重床構造が採用され、その配線スペース内で配線を配索するようになっている。
【0003】
この種のフロアパネルとして、基礎床上に敷設する支柱一体型の樹脂製パネルがある。樹脂製パネルの熱膨張率は比較的大きい。このため、例えば、このパネルを外気温度が低く(例えば、0℃)収縮した状態で敷設すると、常温(例えば、約20℃〜28℃)になると膨張し、相互に隣接するパネルが、それぞれの突き合わせ端部で突き上げられて、フロア面の平坦性が損なわれてしまう場合がある。
【0004】
そこで、隣接するパネルの対向する側面に、パネルの側面を形成する鋼板を切り起こして突起部(係合片)を突設し、その突起部を相手側のパネルの突起部と突き合わせて、それら突起部が変形することによりパネル間の熱膨張を吸収できるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】実開昭62−45609号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した従来のフロアパネル構造は、パネルが方形状に形成されて、その直線状となった側面に突起部が突出されている。このため、パネルを運搬する際に、運搬車の加・減速や路面振動等によってパネルが移動すると、隣接して積載したパネルの側面同士がぶつかり合ってしまう。このとき、前記突起部が隣のパネルに干渉して、フロアを敷き詰める前に潰れてしまう虞がある。
【0006】
そこで、本発明は、運搬時等にパネルの側面同士がぶつかり合った場合にも、熱膨張を吸収する突起部が潰れてしまうのを抑制することが可能なフロアパネル構造を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明にあっては、複数のパネルの側面を相互に突き合わせつつ敷設するフロアパネル構造であって、隣接するパネルの対向する側面の一方に凹部が形成されるとともに、他方にその凹部に嵌合する凸部が形成され、前記凹部の内側面に、相手側の凸部の外側面に当接してパネルの熱膨張を吸収する突起部が設けられたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
請求項1の発明によれば、熱膨張を吸収する突起部が、パネルの側面に形成された凹部の内側面に設けられているため、運搬時等にパネル同士がぶつかり合った場合にも、隣のパネルの側面が前記凹部内に進入することが無く、当該突起部が潰れるのを抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。以下の実施形態は、同様の構成要素を備えている。よって、それら同様の構成要素については共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
【0010】
(第1実施形態)図1〜図4は、本発明の第1実施形態を示している。このうち、図1は敷設したパネルの一部を示す平面図、図2は、図1中A部の拡大平面図、図3は、図1中B方向から見たパネルの拡大正面図、図4は、図1中C部の拡大平面図である。
【0011】
図1に示すように、本実施形態では、方形状に形成された複数のパネル1を図示省略した既存の基礎床上に敷設することで二重床が構築され、配線スペースとなる空間が形成される。
【0012】
このとき、基礎床上には、複数枚のパネル1を相互に連結して構成したパネル群2を敷き詰めるようになっている。パネル群2は、3行3列のマトリクス状に並べた合計9枚のパネル1を連結部3を介して相互に連結して構成されており、パネル群2の四隅に配置される4枚の角部パネル1Aと、これら角部パネル1Aに挟まれる5枚の中央部パネル1Bとを含んでいる。なお、角部パネル1Aおよび中央部パネル1Bには、各々の配置部位に応じて適宜半円状の切欠部1Cが形成されており、各パネル1の表面には模様1Dが刻設されている。
【0013】
ここで、本実施形態では、相互に隣接する角部パネル1A,1Aの対向する側面1S,1Sの一方には台形状の凹部10が形成されるとともに、他方にはその凹部10に嵌合する台形状の凸部11が形成されている。これら凹部10および凸部11は、パネル群2の四隅に対応する角部パネル1Aの角部の両側に形成される。なお、本実施形態では、1つの側面1Sにつき、凹部10および凸部11を2箇所ずつ形成しているが、少なくとも1箇所形成すればよく、3箇所以上形成してもよい。
【0014】
また、図2,図3に示すように、凸部11の先端面11aの幅方向中央部には小突起12が一体に成形されている。
【0015】
そして、図4にも示すように、凹部10の内側面である底面10aに突起部13を設け、この突起部13を相手側の凸部11の外側面である先端面11aに当接させることで熱膨張を吸収するようにしてある。突起部13は、各底面10aにその幅方向に所定間隔S(図4参照)をあけて2箇所設けられている。
【0016】
この突起部13は、敷設したパネル群2の熱膨張を吸収するに十分な変形許容量を備えており、本実施形態では各突起部13がピン形状として突設される。また、各突起部13の突出長さL(図4参照)は、凸部11の先端に設けた小突起12の突出量よりも長くしてある。
【0017】
以上のフロアパネル構造では、複数のパネル群2を、四隅に設けた凹部10と凸部11とを隣接するもの同士で嵌合させつつ順次敷き詰めて二重床が構築される。このとき、凹部10の底面10aから突設した熱膨張吸収用の突起部13が相手側の凸部11の先端面11aに当接して、隣接するパネル群2との間に隙間δが設定される。かかる構成において、各パネル1すなわちパネル群2が膨張した際には、凹部10と凸部11との嵌合によってパネル群2同士の整列状態が維持されつつ、隙間δにおける突起部13の変形によって膨張分が吸収される。
【0018】
実際に、ペットボトル再生樹脂を成形したパネル1(縦500mm・横500mm・厚さ50mm)に、直径0.8〜1.25mmで長さ1〜2mmのピン形状の突起部13を設け、このパネル1を気温−10℃で約50m2の基礎床上に施工したところ、温度20〜28℃では、隣接するパネル群2間および各パネル1間に突き上げが生じないことが確認された。
【0019】
そして、上述したように、本実施形態にかかるフロアパネル構造では、熱膨張を吸収する突起部13が、パネル1の側面1Sに形成された凹部10の底面10aに設けられている。このため、凹部10と凸部11とが相互に嵌合されていない状態では、運搬時などにパネル1同士がぶつかり合った場合にも、隣のパネル1の側面1Sが凹部10内に進入することが無いので、突起部13が潰れるのを抑制することができる。もちろん、運搬時には凹部10に隣のパネル1の凸部11が対向する状態で積載されることが無いように注意が払われる。
【0020】
(第2実施形態)図5〜図8は、本発明の第2実施形態を示している。このうち、図5は、敷設したパネルの一部を示す平面図、図6は、図5中D部の拡大平面図、図7は、図6中E方向から見た凸部の拡大正面図、図8は、図5中F部の拡大平面図である。
【0021】
図5に示すように、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様に、複数枚のパネル1を相互に連結して構成したパネル群2を基礎床上に敷き詰めるようになっている。そして、凹部10および凸部11の形状や配置も上記第1実施形態と同様である。
【0022】
ただし、本実施形態では、図6〜図8に示すように、凸部11の先端面11aの幅方向中央部に加えて、両側面11b,11cにも小突起12が形成されている。
【0023】
そして、凸部11の片側の側面11bに突起部13Aを設け、この突起部13Aを凹部10の内側面に当接させることでパネル1の熱膨張を吸収するようにしてある。この突起部13Aも、上記第1実施形態と同様に、敷設したパネル群2の熱膨張を吸収するに十分な変形許容量を備えたピン形状として突設されており、小突起12よりも長く突出している。
【0024】
本実施形態の構成についても、実際に、ペットボトル再生樹脂を成形したパネル1(縦500mm・横500mm・厚さ50mm)に、横1mm、縦3mmの矩形断面を有し長さ1〜2mmのピン形状の突起部13Aを設け、このパネル1を気温−10℃で約50m2の基礎床上に施工したところ、温度20〜28℃では、隣接するパネル群2間および各パネル1間に突き上げが生じないことが確認された。
【0025】
上述したように、本実施形態にかかるフロアパネル構造では、熱膨張を吸収する突起部13Aが、パネル1の側面1Sに形成された凸部11の片側の側面11bに設けられている。このため、凹部10と凸部11とが相互に嵌合されていない状態では、運搬時などにパネル1同士がぶつかり合った場合にも、隣のパネル1の側面1Sが凸部11の側面11bに当接することが無いので、突起部13が潰れるのを抑制することができる。
【0026】
(第3実施形態)図9〜図12は、本発明の第3実施形態を示している。このうち、図9は、敷設したパネルの一部を示す平面図、図10は、図9中G部の拡大平面図、図11は、図9中H方向から見た拡大正面図、図12は、図9中I部の拡大平面図である。
【0027】
図9に示すように、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様に、複数枚のパネル1を相互に連結して構成したパネル群2を基礎床上に敷き詰めるようになっている。また、相互に嵌合させる凹部10および凸部11の形状や配置も上記第1実施形態と同様である。そして、図10および図11に示すように、凸部11の先端面11aの幅方向中央部に小突起12が一体に成形されている。
【0028】
また、図12にも示すように、凹部10の内側面(底面10a)に突起部13Bを設け、この突起部13Bを凸部11の外側面(先端面11a)に当接させることでパネル1の熱膨張を吸収するようにしてある。この突起部13Bも、上記第1実施形態と同様に、敷設したパネル群2の熱膨張を吸収するに十分な変形許容量を備えたピン形状として突設されており、小突起12よりも長く突出している。
【0029】
ただし、本実施形態では、相互に対向する一対の突起部13Bの対向面に半円弧状の凹設部13Baが形成されている。
【0030】
本実施形態の構成についても、実際に、ペットボトル再生樹脂を成形したパネル1(縦500mm・横500mm・厚さ50mm)に、横1mm、縦3mmの矩形断面を有し長さ1〜2mmのピン形状の突起部13Bを設け、このパネル1を気温−10℃で約50m2の基礎床上に施工したところ、温度20〜28℃では、隣接するパネル群2間および各パネル1間に突き上げが生じないことが確認された。
【0031】
以上の本実施形態においても、凹部10と凸部11とが相互に嵌合されていない状態では、隣のパネル1の側面1Sによって突起部13Bが潰れることがない。
【0032】
(第1参考例)図13〜図16は、第1参考例を示している。このうち、図13は、敷設したパネルの一部を示す平面図、図14は、図13中J部の拡大平面図、図15は、図13中K方向から見た凸部の拡大正面図、図16は、図13中L部の拡大平面図である。
【0033】
図13に示すように、本参考例でも、上記第1実施形態と同様に、複数枚のパネル1を相互に連結して構成したパネル群2を基礎床上に敷き詰めるようになっている。そして、相互に嵌合させる凹部10および凸部11の形状や配置も上記第1実施形態と同様である。
【0034】
また、図14〜図16に示すように、本参考例では、凸部11の先端面11aの幅方向中央部および両側面11b,11cに小突起12が形成されている。そして、凸部11の先端面11aに設けた小突起12の中央部に突起部13Cを設け、この突起部13Cを凹部10の底面10aに当接させることでパネル1の熱膨張を吸収するようにしてある。この突起部13Cも、上記第1実施形態と同様に、敷設したパネル群2の熱膨張を吸収するに十分な変形許容量を備えたピン形状として突設されており、小突起12よりも長く突出している。
【0035】
本参考例の構成についても、実際に、ペットボトル再生樹脂を成形したパネル1(縦500mm・横500mm・厚さ50mm)に、直径0.8〜1.25mmで長さ1〜2mmのピン形状の突起部13Cを設け、このパネル1を気温−10℃で約50m2の基礎床上に施工したところ、温度20〜28℃では、隣接するパネル群2間および各パネル1間に突き上げが生じないことが確認された。
【0036】
(第2参考例)図17〜図20は、本発明の第2参考例を示している。このうち、図17は、敷設したパネルの一部を示す要部平面図、図18は、図17中M部の拡大平面図、図19は、図18中のN−N断面図、図20は、図17中O部の拡大平面図である。
【0037】
図17に示すように、本参考例でも、上記第1実施形態と同様に、複数枚のパネル1を相互に連結して構成したパネル群2を基礎床上に敷き詰めるようになっている。そして、相互に嵌合させる凹部10および凸部11の形状や配置も上記第1実施形態と同様である。また、本参考例では、凸部11の先端面11aの幅方向中央部および両側面11b,11cに小突起12が一体に成形されている。
【0038】
ただし、本参考例では、図18〜図20に示すように、凸部11の先端部に上下方向に貫通する中空部14aを形成して、パネル1の熱膨張を吸収する中空接触部14が形成されている。図19,図20に示すように、該中空接触部14の先端壁部14bの肉厚t1は約0.5〜1.0mm程度に形成される。
【0039】
パネル1が熱膨張すると、その先端面11aの小突起12が中空接触部14に当接し、当該中空接触部14の先端壁部14bが窪み変形して、以てパネル1の熱膨張が吸収される。
【0040】
本参考例の構成についても、実際に、ペットボトル再生樹脂を成形した中空接触部14を有するパネル1(縦500mm・横500mm・厚さ50mm)を気温−10℃で約50m2の基礎床上に施工したところ、温度20〜28℃では、隣接するパネル群2間および各パネル1間に突き上げが生じないことが確認された。
【0041】
(第3参考例)図21〜図24は本発明の第3参考例を示している。このうち、図21は、敷設したパネルの一部を示す平面図、図22は、図21中P部の拡大平面図、図23は、図22中のQ−Q線断面図、図24は、図21中R部の拡大平面図である。
【0042】
図21に示すように、本参考例でも、上記第1実施形態と同様に、複数枚のパネル1を相互に連結して構成したパネル群2を基礎床上に敷き詰めるようになっている。そして、相互に嵌合させる凹部10および凸部11の形状や配置も上記第1実施形態と同様である。
【0043】
また、図22〜図24に示すように、本参考例でも、上記第2参考例と同様の中空部14Aaおよび中空接触部14Aが形成されている。図23,図24に示すように、該中空接触部14Aの先端壁部14Abの肉厚t2は約0.5〜2.5mm程度に形成される。
【0044】
ただし、本参考例では、小突起12の側方近傍にスリット15を入れ、そのスリット15によって先端壁部14Abを分離させてある。
【0045】
パネル1が熱膨張すると、その先端面11aの小突起12が中空接触部14Aに当接し、当該中空接触部14Aの先端壁部14Abが窪み変形して、以てパネル1の熱膨張が吸収されるようになっている。このとき、先端壁部14Abは、スリット15側が自由端部となって変形し易くなっている。
【0046】
本参考例の構成についても、実際に、ペットボトル再生樹脂を成形した中空接触部14Aを有するパネル1(縦500mm・横500mm・厚さ50mm)を気温−10℃で約50m2の基礎床上に施工したところ、温度20〜28℃では、隣接するパネル群2間および各パネル1間に突き上げが生じないことが確認された。
【0047】
(第4参考例)図25,図26は、本発明の第4参考例を示している。このうち、図25は、敷設したパネルの一部を示す平面図、図26は、図25中のS−S断面図である。
【0048】
本参考例では、各実施形態に示した連結部3に熱膨張吸収機能を与えたものである。すなわち、連結部3を、隣接するパネル1の対向側面1Sを一体的に連結するブリッジ状に形成し、その中央部を薄肉化して下方に断面円弧状に凹設する屈曲部3aを形成している。屈曲部3aの肉厚t3は0.5〜1.5mmとなっている。
【0049】
本参考例の構成についても、実際に、ペットボトル再生樹脂を成形したパネル1(縦500mm・横500mm・厚さ50mm)を気温−10℃で約50m2の基礎床上に施工したところ、温度20〜28℃では、隣接するパネル群2間および各パネル1間に突き上げが生じないことが確認された。
【0050】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず種々の変形が可能である。例えば、パネル群を敷設単位とすることなく、個々のパネルを順次敷設する構造にあっても本発明を適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる敷設したパネルの一部を示す要部平面図である。
【図2】図1中A部の拡大平面図である。
【図3】図1中B方向から見た拡大正面図である。
【図4】図1中C部の拡大平面図である。
【図5】本発明の第2実施形態にかかる敷設したパネルの一部を示す要部平面図である。
【図6】図5中D部の拡大平面図である。
【図7】図6中E方向から見た凸部の拡大正面図である。
【図8】図5中F部の拡大平面図である。
【図9】本発明の第3実施形態にかかる敷設したパネルの一部を示す要部平面図である。
【図10】図9中G部の拡大平面図である。
【図11】図9中H方向から見た拡大正面図である。
【図12】図9中I部の拡大平面図である。
【図13】第1参考例にかかる敷設したパネルの一部を示す要部平面図である。
【図14】図13中J部の拡大平面図である。
【図15】図13中K方向から見た凸部の拡大正面図である。
【図16】図13中L部の拡大平面図である。
【図17】第2参考例にかかる敷設したパネルの一部を示す要部平面図である。
【図18】図17中M部の拡大平面図である。
【図19】図18中N−N線に沿った拡大断面図である。
【図20】図17中O部の拡大平面図である。
【図21】第3参考例にかかる敷設したパネルの一部を示す要部平面図である。
【図22】図21中P部の拡大平面図である。
【図23】図22中Q−Q線に沿った拡大断面図である。
【図24】図21中R部の拡大平面図である。
【図25】第4参考例にかかる敷設したパネルの一部を示す要部平面図である。
【図26】図25中S−S線に沿った拡大断面図である。
【符号の説明】
【0052】
1 パネル
1S 側面
10 凹部
10a 底面(内側面)
11 凸部
11a 先端面(外側面)
13,13A,13B 突起部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のパネルの側面を相互に突き合わせつつ敷設するフロアパネル構造であって、
隣接するパネルの対向する側面の一方に凹部が形成されるとともに、他方にその凹部に嵌合する凸部が形成され、
前記凹部の内側面に、相手側の凸部の外側面に当接してパネルの熱膨張を吸収する突起部が設けられたことを特徴とするフロアパネル構造。
【請求項1】
複数のパネルの側面を相互に突き合わせつつ敷設するフロアパネル構造であって、
隣接するパネルの対向する側面の一方に凹部が形成されるとともに、他方にその凹部に嵌合する凸部が形成され、
前記凹部の内側面に、相手側の凸部の外側面に当接してパネルの熱膨張を吸収する突起部が設けられたことを特徴とするフロアパネル構造。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【公開番号】特開2009−30414(P2009−30414A)
【公開日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−197815(P2007−197815)
【出願日】平成19年7月30日(2007.7.30)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年7月30日(2007.7.30)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]