説明

フローティング・キーロックを有するプッシュ式フィルタ

プッシュ作動式鎖錠および開錠機構を有する液体ろ過のためのフィルタ組立体である。プッシュ式フィルタ設計は挿入および抜き取り時にフローティング・キー・ロックを作動し、そこにおいてフィルタ・キーは鎖錠と特定のフィルタ特性の識別として同時に用いられる。フィルタ・ベースは、冷蔵庫内のような場合、流入および流出配管と直列に流体連通して置かれる。フィルタ・ハウジング組立体は、プッシュ作動式解除によりフィルタ・ベースに取り付けられ、そしてそこから取り外される。挿入時、フィルタ・キーは連結要素を受容するようにフィルタ・ロックを長手方向へ変移する。抜き取り時、容易な抜き取りを可能にする間隙内に連結指状部を整合するように、同じ軸方向の押込みがフィルタ・ロックをさらに変移する。特有のキー・ロック設計は機械的な支持により受容される所定のフィルタ形体を使用者が識別して適合でき、その他のフィルタ形体を拒むことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はろ過装置、特に、機械的支持部からフィルタ・ハウジングを容易に取り外し、交換できるフィルタ・ハウジング装置に関し、より詳細には、フローティング・キーロックを動かすプッシュ式フィルタ構造に関し、そこにおいて、キーは係止手段としてそして特定のフィルタ特性の識別器として同時に使用され得る。機械的支持部は、冷蔵庫の内部のように、流入および流出配管と一列状に、かつ流体連通して設置される。より詳細には、本発明はフィルタ・ハウジングとマウントに関し、それにより、フィルタ・ハウジングがマウントにプッシュ作動式解除により取付けおよび取外しできる。ろ材を含むフィルタ槽の制御された取付けおよび取外しは、機械的支持部に向かって槽を軸方向に押すことにより作動される。特有のキーロック構造は、機械的支持部によって受容される所定のフィルタ形状に適合するか、別のフィルタ形状として拒絶するかを使用者が識別できる。フィルタ・ハウジングが取り外されて交換される間、プッシュ作動式解除により動作される内蔵の遮断部が流出を阻止する。
【背景技術】
【0002】
本発明はろ材の有用寿命が尽きたときにフィルタを交換するための鎖錠および解錠機構を有する水ろ過システムに関する。液体ろ過装置の使用は米国特許第5,135,645号、第5,914,037号および第6,632,355号に示されるように技術的によく知られている。これらの特許は水ろ過のためのフィルタを示しているが、これらのフィルタはその構造および配置のために交換し難いものである。例えば、米国特許第5,135,645号は、交換のためにフィルタカートリッジを外したときに水流を阻止する直列のスイッチを有するプラグイン型カートリッジのようなフィルタカートリッジを開示している。このフィルタは手で挿入および取外しをしなければならず、そしてフィルタを取り外したときに水流を阻止するためにバルブ機構を作動するように作動されるスイッチを有している。フィルタのカバーは冷蔵庫の側壁に配置され、そしてバルブを作動するスイッチを作動するように用いられている。フィルタの入り口は冷蔵庫の壁と同一平面上にあり、フィルタカートリッジに接近するのは厄介である。
【0003】
2006年8月28日に出願されたHudaの米国特許願第11/511,599号「回転式フィルタ交換機構を有するフィルタ・ハウジング装置」には、機台からフィルタ・ハウジングを挿入、係止および取外しを行う効果的な方法として第1内部ロータと第2内部ロータを備えたロータ作動機構が提示されている。簡単なプッシュ機構が自己駆動型解除を駆動してフィルタ槽を保持および解放する手段を変更し、そして漏れや溢出を防止するように流入遮断を提供する。フィルタ交換作業の開始時に、回転式遮断および係止機構はフィルタ・ハウジングの軸方向の力によって作動されて解除される。
【0004】
本発明は水分配手段および、選択的に、氷分配手段を有する冷蔵庫の水ろ過システムとして特に有用である。冷蔵庫に用いられる水或いは水および氷は市町村の水源や地下井戸や帯水層からの汚染物質を含んでいる。従って、ジアルジア嚢子、塩素、農薬、ベンゼン、トルエン、MTBE、カドミウム、バクテリア、ウイルス、およびその他の周知の汚染物質のような、錆、砂、沈泥物、汚物、堆積物、重金属、微生物学的汚染物質を除去する水ろ過システムを提供することが有利である。微生物学的汚染物質に特に有用な水ろ材は、米国特許第6,872,311号、第6,835,311号、第6,797,167号、第6,630,016号、第6,331,037号および第5,147,722号に見られるものを含み、それらは本説明において参照事項として組み込まれる。冷蔵庫の水ろ過装置として即席のフィルタ装置の使用の一つがある。冷蔵庫は、外側キャビネットと、外側キャビネット内に配置された冷却コンポーネントとを有する器具であり、そして後壁と、一対の対向する側壁と、後壁に対向して配置された少なくとも1枚の扉と、頂部および底部と、外側キャビネット内に冷蔵室に隣接して配置された冷凍室とを有している。扉に配置されそして水の供給源と流体的に連結された水分配器と水をろ過するためのフィルタを有することは冷蔵庫にとって一般的である。また、扉に配置されそして水の供給源と流体的に連結された氷分配器と水をろ過するためのフィルタを有することも冷蔵庫にとって一般的である。本発明のフィルタ組立体は水分配器および/または氷分配器を有する冷蔵庫のためのフィルタとして有用であることが判明した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許第5,135,645号公報
【特許文献2】米国特許第5,914,037号公報
【特許文献3】米国特許第6,632,355号公報
【特許文献4】米国特許願第11/511,599号公報
【特許文献5】米国特許第6,872,311号公報
【特許文献6】米国特許第6,835,311号公報
【特許文献7】米国特許第6,797,167号公報
【特許文献8】米国特許第6,630,016号公報
【特許文献9】米国特許第6,331,037号公報
【特許文献10】米国特許第5,147,722号公報
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、第1の観点において、本体とこの本体と流体密封シールを形成するための頂部とを有する、ろ材を包被するためのフィルタ・ハウジングを含み、フィルタ・ハウジング頂部は流入口と、流出口と、頂部に配置されるフィルタ・キーとを備え、フィルタ・キーは頂面部、長手方向側部、および横方向側部を有し、頂面部から横方向に延びる離間された突起部または指状部をフィルタ・キーの長手方向側部に備えるフィルタ・ハウジング組立体を指向するものである。指状部は斜めまたは傾斜面を有する翼状伸延部を備え、そしてダイヤモンド形状断面を備え得る。
【0007】
フィルタ・キーはフィルタ・キーの頂面部上に軸方向に延びるボスを備えることもでき、このボスは、フィルタ・キー頂面部から上向きに傾斜する所定の幅の傾斜面とボス幅を越えて延びる側面部または翼状部とを有する。本フィルタ・ハウジング組立体はフィルタ・ハウジング頂部に取り付けられるフィルタ連結管を備えることもでき、このフィルタ連結管はフィルタ・キーを固定可能に受容するための取付構造を含んでいる。流入口および流出口の一方はフィルタ連結管に位置させることもできる。フィルタ・キーの離間突起部または指状部は異なったフィルタを識別するためにフィルタ・ハウジング内に包まれたフィルタに特有の所定のパターンに形成することもできる。フィルタ・キーはまたフィルタ・ハウジング内に包被されたフィルタを特定する色分け、透明、半透明、鏡面仕上げ、型押し、物質的変更、或いは異なったフィルタ特性を識別するための導電性記号を有することもできる。フィルタ・キーは頂部への取付けのための係合結節またはタブを備えることもできる。頂部は軸中心点から離れた位置に頂部から軸方向へ上向きに延びるフィルタ・キー位置決めボスまたは支持部材と、軸中心点の他側にフィルタ・キー位置決めボスに対向して配置されかつ頂部から軸方向へ上向きに延びるフィルタ・キー側部支持部材とを備えることもでき、このフィルタ・キー側部支持部材はフィルタ・キーの幅とほぼ等しい分離間隔を有し、フィルタ・キー位置決めボスおよびフィルタ・キー側部支持部材はフィルタ・キーを頂部に取り付けるための露出面を備えた構造支持部を形成する。
【0008】
第2の観点において、本発明は、本体とこの本体と流体密封シールを形成するための頂部とを有する、ろ材を包被するためのフィルタ・ハウジングを含み、フィルタ・ハウジング頂部は流入口と、流出口と、フィルタ・キーを受容するための取付け構造を構成する、フィルタ・ハウジング頂部に取り付けられたフィルタ連結管とを備え、フィルタ・キーは頂部に配置されかつ頂面、長手方向側部、および横方向側部を有し、このフィルタ・キーはフィルタ・キーの長手方向側部に頂部から横方向に延びる離間突起部、駆動キーまたは指状部を備え、そして斜めまたは傾斜面を備えた、ダイアモンド形状の断面を有する翼状伸延部を有するフィルタ・ハウジング組立体を指向するものである。
【0009】
第3の観点において、本発明は、ろ材を包被するためのフィルタ・ハウジングと、ろ材と流体連通する少なくとも1つの口を有し、フィルタ・ハウジングと流体密封シールを形成するフィルタ・ヘッドと、ろ材と流体連通する口と、基部に配置される、フィルタ・キーを受容するための第1取付構造とから構成され、そして、フィルタ・キーは頂面と底部と長手方向側部と横方向側部とを有し、フィルタ・キーはフィルタ・キーの長手方向側部に頂面から横方向に伸びかつ翼状伸延部を有する離間突起部または指状部と、フィルタ連結管の第1取付構造にフィルタ・キーを取り付けるための、フィルタ・キー底部に配置された第2取付構造とを備えるフィルタ・ハウジング組立体を指向するものである。フィルタ・キー指状部は翼状伸延部に斜めまたは傾斜面を備え得る。翼状伸延部はダイアモンド形状の断面を有し得る。
【0010】
フィルタ・ヘッドは、フィルタ・ヘッド軸方向中心点から間隔をあけた位置でフィルタ・ヘッド頂面から軸方向上向きに延びるフィルタ・キー位置決めボスまたは支持部材と、フィルタ・キー位置決めボスに対向して軸方向中心点の他側に配置されかつフィルタ・ヘッド頂面から軸方向上向きに延びるフィルタ・キー横方向支持部材とを備えることもでき、フィルタ・キー横方向支持部材はフィルタ・キー幅とほぼ等しい距離間隔を有し、フィルタ・キー位置決めボスおよびフィルタ・キー横方向支持部材はフィルタ・キーをフィルタ・ヘッドに取り付けるための露出面を有する構造的支持手段を形成する。フィルタ・キー位置決めボスはフィルタ・キーから係合結節またはタブを受け取るための開口を備えることもできる。フィルタ・キー第2取付構造はフィルタ連結管の軸方向伸延突出部を取り付けるようにフィルタ・キー底部に相補的溝またはスロットを設け得る。フィルタ連結管はまた基部のまわりに軸方向伸延アームを備えていてもよく、覆いのための構造的支持手段を提供する。フィルタ・キーはフィルタ・キーの頂面上に軸方向へ伸びるボスを備えることもでき、このボスはフィルタ・キー頂面から上向きに傾斜する所定幅の傾斜面を有しそして横方向部または翼状部ボス幅を越えて延びる。
【0011】
第4の観点において、本発明は、相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体に係脱自在に結合するフィルタ・ベースを指向するものであり、そのフィルタ・ベースは流体流入および流出口を有するベース基台と、底面と頂面と長手方向および横方向側部とを有し、ベース基台と流体連通するフローティング・ロックとから構成され、このフローティング・ロックは相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体と摺動自在に接するための少なくとも1つの成形突起部、指状部または駆動キーを含む離間突起部、駆動キーまたは指状部備え、この少なくとも1つの成形突起部、指状部または駆動キーは底面に向かって露出した傾斜面と、相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体を係脱自在に固定するように傾斜面に対向した縁部または楔部を備える。
【0012】
フローティング・ロックは、相補的嵌合フィルタ・キーの挿入中に物理的停止部を提供するように横方向側部に中心を置き、かつ少なくとも1つの駆動キー上に配置された位置決め停止部を備える。位置決めキーはフローティング・ロックを長手方向に横切る軌道構造を備える。フィルタ・ベースはフローティング・ロックを受容するための包被部を備え、この包被部はその中でフローティング・ロックが摺動自在に移動するのを許容する。フローティング・ロックを少なくとも部分的に収容するように背面板をベース基台に取り付けることもできる。フィルタ・ハウジング組立体の挿入または抜き取り中にフィルタ・ハウジング組立体によってフローティング・ロックが作動されたときに反作用力を与えるように少なくとも1つの弾性部材をフローティング・ロックに接触させることもできる。
【0013】
第5の観点において、本発明は、相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体を着脱自在に受容するためのフィルタ・ベースを指向するものであり、そのフィルタ・ベースは、頂面を有するベース基台と、流体流入のための口と、流体流出のための口と、流入口と流体連通し、ベース基台頂面から上向きに延び、第1遮断プラグとフィルタ・ハウジング組立体の抜き取り中に流入口からの流体の流れを阻止するように第1遮断プラグに軸方向または垂直方向の力を加える弾性部材とを備えた上方流入支柱と、流出口と流体連通し、ベース基台頂面から上向きに延び、第2遮断プラグとフィルタ・ハウジング組立体の抜き取り中に流出口からの流体の流れを阻止するように第2遮断プラグに軸方向または垂直方向の力を加える弾性部材とを備えた上方流出支柱と、上方流入支柱および流入口と流体連通し、フィルタ・ハウジング組立体からの流入口を受容するようにベース基台から下向きに軸方向へ延びる下方流入支柱と、上方流出支柱および流出口と流体連通し、フィルタ・ハウジング組立体からの流出口を受容するようにベース基台から下向きに軸方向へ延びる下方流出支柱と、フローティング・ロックがその中で摺動自在に移動できるようにフローティング・ロックを少なくとも部分的に受容するための包被部とから構成され、フローティング・ロックは長手方向側部と横方向側部とを有し、フローティング・ロックは相補的嵌合フィルタ・キーの指状部を係脱自在に嵌合するように長手方向側部の少なくとも一方に配置される離間指状部、駆動キーまたは突起部を備え、指状部、駆動キーまたは突起部の少なくとも1つはフローティング・ロック長手方向側部の内面に配置され、そして指状部を相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体に摺動自在に接するために傾斜面を有し、それにより、相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体の指状部がフローティング・ロック内に挿入されたとき、傾斜面はフィルタ・ハウジング組立体に摺動自在に接し、フローティング・ロックを長手方向へ変移し、指状部、駆動キーまたは突起部の少なくとも1つはフィルタ・ハウジング組立体指状部を係脱自在に固定するように一端に楔部を備え、フローティング・ロックは、フィルタ・ハウジング組立体の挿入または抜き取り中にフィルタ・ハウジング組立体のための物理的停止手段を提供するように少なくとも1つの駆動キー上に隣接する、フローティング・ロックに中心を置いた位置決めキーと、フローティング・ロックを包被するようにベース基台に取り付けられた背面板と、フローティング・ロックが挿入または抜き取り中に摺動自在に作動されたときにフィルタ・ハウジング組立体により後退力を与えるようにフローティング・ロックに取り付けられた少なくとも1つの弾性部材とを備える。
【0014】
第6の観点において、本発明は、相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体を着脱自在に受容するためのフィルタ・ベースを指向するものであり、そのフィルタ・ベースは、流体流入口と、流体流出口と、流入口と流体連通する流入支柱と、流出口と流体連通する流出支柱と、フローティング・ロックを少なくとも部分的に包被しかつその中でフローティング・ロックが長手方向に変移できる幅および長さを有する、フローティング・ロックを受容するための成形凹所とを備えた非フローティング口を備え、フローティング・ロックは、底面と、頂面と、長手方向および横方向側部とを有し、かつ非フローティング口成形凹所内に着座され、フローティング・ロックは、相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体から傾斜ボスまたは翼状伸延部を摺動自在に受容するように底面に横方向へ内向きに延びる長手方向側部の少なくとも1つの駆動キーを備え、この少なくとも1つの駆動キーは、底面に向かって露出された傾斜部と、相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体ボスまたは翼状伸延部の部分と係脱自在に接するための各駆動キーの縁部または楔部とを備え、フローティング・ロックは、相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体の挿入中に物理的停止手段を提供するように少なくとも1つの駆動キー上に配置される、フローティング・ロックの横方向側部に中心を置かれた位置決めキーと、フローティング・ロックを元の位置に押し戻すまたは引き戻すことになる方向へ長手方向後退力を加えるようにフローティング・ロックと接する少なくとも1つの弾性部材と、非フローティング口内にフローティング・ロックを摺動自在に固定するための背面板と、相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体がフィルタ・ベースから取り外されたときに流入および流出口からの流体の流れを打ち切るための支柱の各々の遮断プラグと、相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体に軸方向の後退力を加え、相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体が抜き取られたときに流体の流れを止める位置に遮断プラグを同時に動かす、各支柱の中の弾性部材とを備える。
【0015】
第7の観点において、本発明は、フィルタ・ハウジング組立体と組み合わされたフィルタ・ベースを指向するものであり、その組合せは、ベース基台に流入口と流出口を有するフィルタ・ベースと、間隙によって離間された複数の駆動キーまたは横方向伸延部を有する、フィルタ・ベースと摺動自在に接する摺動自在なフローティング・ロックと、フローティング・ロックに後退力を与える、フローティング・ロックに接する弾性部材と、フィルタ・ハウジング組立体とから構成され、フィルタ・ハウジング組立体は、間隙によって離間された複数の横方向伸延部を有するフィルタ・キーを備え、それにより、フィルタ・ハウジング組立体がフィルタ・ベースに挿入されるとき、フィルタ・キーの指状部は、ベース基台に関してフローティング・ロックを変移するようにフローティング・ロックの横方向伸延部に摺動自在に接し、フローティング・ロックの伸延部間をフィルタ・キーの指状部が行き来するのを許容し、そして弾性部材によるフローティング・ロックの後退時にフィルタ・キーの指状部がフィルタ・ハウジング組立体の抜き取りを防止するようにフローティング・ロックの横方向伸延部と整合する。
【0016】
フローティング・ロックは底面と頂面と長手方向および横方向側部とを備え、横方向伸延部は底面で横方向へ内向きに延びる駆動キーを長手方向側部に備え、駆動キーの各々は底面に向かって露出された傾斜部と、フィルタ・キーの一部と係脱自在に接するための駆動キー底部の各々の縁部または楔部とを備え、そしてフィルタ・ハウジング組立体の挿入中における物理的停止手段を提供するように位置決めキーがフローティング・ロックに中心を置き、駆動キー上に配置される。
【0017】
この組合せはまた、フローティング・ロックをフィルタ・ベース内に固定するための背面板と、フィルタ・ハウジング組立体がフィルタ・ベースから抜き取られたときに流入および流出口からの流体の流れを遮断するための各支柱の遮断プラグと、フィルタ・ハウジング組立体に抜き取り力を加えて、フィルタ・ハウジング組立体が抜き取られるときに流体の流れを停止する位置に遮断プラグを同時に移動するための各支柱内の弾性部材とを備えこともできる。
【0018】
第8の観点において、本発明は、フィルタ・ハウジング組立体と組み合わされたフィルタ・ベースを指向するものであり、その組合せは、流体流入及び流出口を有するベース基台と、流入口と流体連通する流入支柱と、流出口と流体連通する流出支柱と、底面と頂面と長手方向及び横方向側部を有する、ベース基台と摺動自在に連通するフローティング・ロックとから構成され、フローティング・ロックは、横方向へ内向きに延びる長手方向側部の離間突起部または指状部と、フィルタ・ハウジング組立体に向かって露出された傾斜面とフィルタ・ハウジング組立体の挿入時にフィルタ・キーのボスを係脱自在に固定するための傾斜面に隣接した縁部または唇状部とを備えた、フィルタ・ハウジング組立体のフィルタ・キーのボスに摺動自在に接するための少なくとも1つの駆動キーと、フローティング・ロックを元の位置に押し戻すまたは引き戻すことになる方向へ長手方向後退力を加えるようにフローティング・ロックと接する少なくとも1つの弾性部材と、本体とこの本体と流体密封シールを形成するための頂部とを有し、その頂部にフィルタ・ハウジング流入口とフィルタ・ハウジング流出口と頂部に配置されかつ頂面と長手方向側部と横方向側部とを有するフィルタ・キーとを備える、ろ材を包被するためのフィルタ・ハウジングとを備え、フィルタ・キーは、頂面から横方向に延びるフィルタ・キーの長手方向側部の離間突起部または指状部と、フィルタ・キーの頂面上に軸方向に伸びるボスとを備え、このボスはフィルタ・キー頂面から上向きに傾斜する所定幅の傾斜面とボス幅を越えて延びる横方向伸延部または翼状部とを有し、それにより、フィルタ・ハウジング組立体がフィルタ・ベースに取り付けられたとき、フィルタ・キーのボスの傾斜面はベース基台に関してフローティング・ロックを変移するようにフローティング・ロックの少なくとも1つの駆動キーの傾斜面に摺動自在に接し、フローティング・ロックの指状部間を行き来するのをフィルタ・キーの指状部に許容し、そして少なくとも1つの弾性部材によるフローティング・ロックの後退時に、フィルタ・ハウジング組立体の抜き取りを防止するようにフィルタ・キーの指状部がフローティング・ロックの指状部と整合する。
【0019】
第9の観点において、本発明は、フィルタ・ハウジング組立体をフィルタ・ベースに取り付ける方法を指向するものであり、その方法は、フィルタ・ハウジング組立体の流入および流出口をフィルタ・ベースの流入および流出支柱に挿入する工程と、翼状伸延部を備えた横方向指状部を有するフィルタ・ハウジング組立体のフィルタ・キーを、摺動自在フローティング・ロックを長手方向に変移するようにフィルタ・キーを用いることにより横方向指状部または駆動キーを有する摺動自在フローティング・ロック内に挿入し、それによりフィルタ・キーの横方向指状部がフローティング・ロックの横方向指状部または駆動キーを行き来する工程と、フィルタ・ベースの弾性部材がフィルタ・ハウジングに抜き取り力を加えてフィルタ・ハウジング組立体を軸方向の抜き取り方向へ移動するようにフィルタ・ハウジング組立体を解放する工程と、フィルタ・ハウジング組立体の抜き取りが阻止されるように、フローティング・ロック指状部または駆動キーをフィルタ・キー指状部と整合するように解放中にフローティング・ロックに後退力を与える工程とから構成される。
【0020】
第10の観点において、本発明は、フィルタ・ハウジング組立体をフィルタ・ベースから抜き取る方法を指向するものであり、その方法は、すでにフィルタ・ベースに結合されたフィルタ・ハウジング組立体にフィルタ・ベースに向かう軸方向挿入力を加えて、フィルタ・ハウジング組立体のフィルタ・キーをフィルタ・ベースの摺動自在フローティング・ロックにさらに挿入する工程と、弾性後退力の下でフィルタ・キーに関してフローティング・ロックを移動するように摺動自在フローティング・ロックを解放する工程と、フィルタ・キーの指状部をフローティング・ロックの指状部または駆動キー間に整合する工程と、フィルタ・ハウジング組立体をフィルタ・ベースから取り外すようにフィルタ・ハウジング組立体に軸方向抜き取り力を加える工程とから構成される。
【0021】
第11の観点において、本発明は、フィルタ組立体と組み合わされた冷蔵庫を指向するものであり、その冷蔵庫は、外側キャビネットと、外側キャビネット内に配置され、背面壁と1対の対向した側壁と背面壁に対向して配置される少なくとも1つの扉と頂部と底部とを有する冷蔵区画と、外側キャビネット内に冷蔵区画に隣接して配置される冷凍区画と、扉に配置され、冷蔵庫から水溜およびろ材を交換するための自動組立て手段を備えたフィルタ組立体と流体連通する水分配器とから構成され、フィルタ組立体は、本体とこの本体と流体密封シールを形成するための頂部とを有する、ろ材を包被するためのフィルタ・ハウジングを備え、フィルタ・ハウジング頂部は、流入口と、流出口と、フィルタ・ハウジングに配置されて取り付けられ、頂面と長手方向側部と横方向側部とを有し、長手方向側部に頂面から横方向に伸びる離間突起部または指状部を備えるフィルタ・キーとを備える。
【発明が解決しようとする課題】
【0022】
本発明の目的は、簡単に交換および取外しできる自動ロック機構を有する、ベースに装着されるフィルタ・ハウジング装置を提供することである。
【0023】
本発明の目的は、プッシュ作動式の摺動自在に移動可能なフローティング・ロックにより取り付けられるフィルタ・ハウジング装置とベースを提供することにある。
【0024】
本発明の別の目的は、交換および取り外しのためのプッシュ式作動手段を備えた非回転式ロック手段を有する面に装着されるフィルタ・ハウジング装置を提供することにある。
【0025】
本発明の別の目的は、フィルタのキー識別を可能にするフィルタ・ハウジング装置を提供することである。
【0026】
本発明のさらに別の目的は、水分配器および/または氷分配器と共に用いられて、ろ過された水が水分配器および/または氷分配器に供給されるフィルタ・ハウジング装置を提供することである。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1A】図1Aは、本発明のフィルタ組立体の一実施例の頂部分解図である。
【図1B】図1Bは、図1Aのフィルタ・ハウジング組立体の実施例の側面図である。
【図2A】図2Aは、本発明のフィルタ・キーの一実施例の斜視図である。
【図2B】図2Bは、図2Aのフィルタ・キーの横方向側面図である。
【図2C】図2Cは、取付用溝および係合結節またはタブを示す、図2Aのフィルタ・キーの底面図である。
【図2D】図2Dは、図2Cのフィルタ・キーの対向側からの斜視図である。
【図2E】図2Eは、図2Aのフィルタ・キーの底面図である。
【図2F】図2Fは、図2Aのフィルタ・キーの長手方向側面図である。
【図3A】図3Aは、本発明のフローティング・ロックまたは摺動ロックの一実施例の斜視図である。
【図3B】図3Bは、図3Aのフローティング・ロックの対向側からの斜視図である。
【図3C】図3Cは、図3Aのフローティング・ロックの横方向側面図である。
【図3D】図3Dは、図3Aのフローティング・ロックの平面図である。
【図3E】図3Eは、図3Aのフローティング・ロックの長手方向断面側面図である。
【図4A】図4Aは、フィルタ連結管の一実施例の斜視図である。
【図4B】図4Bは、伸延支持部材を備えたフィルタ連結管の第2実施例の平面図である。
【図4C】図4Cは、第2実施例のフィルタ連結管の斜視図である。
【図5A】図5Aは、本発明のフィルタ・ヘッドの一実施例の側面図である。
【図5B】図5Bは、図5Aのフィルタ・ヘッドの底面側斜視図である。
【図5C】図5Cは、図5Aのフィルタ・ヘッドの頂面側斜視図である。
【図5D】図5Dは、フィルタ・キーのためのスナップ式係合ロックを有するフィルタ・ヘッドの別の実施例を示す。
【図5E】図5Eは、図5Dのフィルタ・ヘッドの底面側斜視図である。
【図5F】図5Fは、フィルタ・キーを受容するための開口を示す、フィルタ・ヘッドの頂面側斜視図である。
【図6A】図6Aは、伸延されたボスを有するフィルタ・キーを示す、本発明のフィルタ組立体の第2実施例の分解図である。
【図6B】図6Bは、伸延されたボスを有するフィルタ・キーを示す、本発明のフィルタ組立体の第2実施例の分解図である。
【図7A】図7Aは、伸延されたボスを有する本発明のフィルタ・キーの実施例の頂面側斜視図である。
【図7B】図7Bは、図7Aのフィルタ・キーの底面側斜視図である。
【図7C】図7Cは、図7Aのフィルタ・キーの平面図である。
【図7D】図7Dは、図7Aのフィルタ・キーの側面図である。
【図7E】図7Eは、指状部によって形成される面上に盛り上がるボスと、このボスから予行方向へ外向きに延びる2つの翼状部を示す、図7Aのフィルタ・キーの実施例の端部または横方向側面図である。
【図7F】図7Fは、横方向側部の底部に配置された係合結節を示す、本発明のフィルタ・キーの別の実施例の斜視図である。
【図8A】図8Aは、本発明のフローティング・ロックの実施例の斜視図である。
【図8B】図8Bは、図8Aのフローティング・ロックの平面図である。
【図8C】図8Cは、長手方向または側板のフローティング・ロックの一端に配置された駆動キーを示す、図8Aのフローティング・ロックの断面図である。
【図8D】図8Dは、縁部傾斜および面を示す、図8Cの駆動キーの部分図である。
【図8E】図8Eは、伸延部材を有するフローティング・ロックの斜視図である。
【図8F】図8Fは、伸延部材を有する図8Eのフローティング・ロックの側面図である。
【図8G】図8Gは、伸延部材を備えた図8Eのフローティング・ロックの横方向または断面図である。
【図9A】図9Aは、本発明の非フローティング口の斜視図である。
【図9B】図9Bは、図9Aの非フローティング口の平面図である。
【図10A】図10Aは、本発明の背面板の一実施例の斜視図である。
【図10B】図10Bは、図10Aの背面板の底面側斜視図である。
【図10C】図10Cは、本発明の背面板の第2実施例の平面図である。
【図11】図11は、伸延支持部を有するフィルタ連結管に接続される、ボスを有するフィルタ・キーを示す、本発明のフィルタ組立体のノ分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本発明の特徴事項は新規であると信ずるものであり、本発明の構成要素の特徴は特に添付の請求の範囲に述べられている。図は例示のみを目的とするものであり、縮尺比に従って描かれたものではない。しかしながら、構成および作動方法の両者に関する本発明自体は、添付の図面と共に以下に説明する好適な実施例の説明を参照することにより最も良好に理解されよう。
【0029】
本発明の好適な実施例の説明において、参照符号は図面の図1から11を通して、同様な符号が本発明の同様な特徴部分を示すように用いられている。本発明の特徴部分は必ずしも一定の縮尺で示されてはいない。
【0030】
本発明は、化学的、微粒子の、および/または微生物学的な汚染物質を含む液体をろ過するためのフィルタ・ハウジング組立体を指向するものである。従来のフィルタ・ハウジングで必要であった過度な力および厳しい精度を必要とせずにフィルタ・ハウジングの機械的係合組立てを用いることは容易にかつ頻繁にフィルタ交換を行えそしてフィルタ性能を最適にする。本発明のフィルタ・ハウジング組立体は、作業休止時間を最小にし、工具に依存することのない、簡単なフィルタ交換を提供する。簡単なプッシュ機構が自己駆動解除および切替え手段を作動して、フィルタ・ハウジング水溜またはフィルタ・カートリッジを保持および解放し、漏出および流出を防止するように流入遮断手段を提供する。フローティング・ロックまたは摺動ロックがフィルタ・カートリッジからの軸方向挿入力に応答して水溜の軸方向の動きに直角または放射方向に移動し、特定のフィルタ・キーをフィルタ・ロック内に挿入することを許容する。挿入されると、フローティング・ロックは、縦一列になった2つのバネ、或いはその初動位置から移動されたときに後退張力の下でフローティング・ロックを保持する相補的弾性機構のように、弾性力の下でその元の位置に向かって後退する。フィルタ・キーとフローティング・ロックの組合せは特定のフィルタ形式の識別を可能にし、特定のフィルタ型式以外のすべてを拒否するように形成できる。
【0031】
フィルタ・カートリッジの取外しは同様な方法で行われる。軸方向挿入力はフローティング・ロックを放射方向へ移動させ、フィルタ・キーがフローティング・ロックから外れることができる。バネ張力または同様な力により加えられる後退力がフィルタ・カートリッジをそのベースから押し出すのを助ける。フィルタ交換作業の開始時、フィルタ・カートリッジへの軸方向の力により流体遮断およびロック機構が起動される。
【0032】
本発明は、水処理システムと接続された適用例、および操作を参照して以下に述べられている。しかしながら、本発明は液体のろ過を必要とするいかなる装置にも適用可能であることは当業者にとって明らかである。
【0033】
図1Aは、本発明のフィルタ組立体の好適な実施例の頂部分解図である。フィルタ組立体は、冷蔵庫の内部側壁に取り付けられるように、流体ろ過を必要とする作業環境内の位置に固定可能に固定されるが、もちろん、その他の作動環境も想定され得、そしてフィルタ組立体は、流入および流出流体口と流体連通して配置できるあらゆる環境で使用され得る。例示目的だけのために、冷蔵庫に配管された水のろ過の適用例が説明される。
【0034】
フィルタ・ハウジング組立体200は、フィルタ・ベース100から着脱自在な、取外し可能なフィルタ組立体のフィルタ・カートリッジまたは水溜を含む。フィルタ・ハウジング組立体200は、ろ材8を包被するフィルタ・ハウジング1と、フィルタ・ハウジング1に一端を取り付け、他端をフィルタ連結管3および非フローティング口11に取り付けたフィルタ・ヘッド2とを備える。フィルタ・キー5がフィルタ連結管3に取り付けられる。フィルタ・ベース100は非フローティング口11と、フローティング・ロック12と、背面板13とを備える。フィルタ・ヘッド2はフィルタ・ハウジング1に流体密封シールで固定する。取付構造は水密ねじ係合、接着、溶着、或いは隣接する構成要素、典型的に隣接するプラスチック構成要素をシールするために一般的に用いられるその他の水密固定機構により作成され得る。後に詳述されるように、フィルタ・キー5はフィルタ連結管3に接続される。フィルタ・キー5はフィルタ連結管3と一体の部品として形成するか、或いは接着、溶着、圧入、摩擦係合などのようなその他の方法で固定的に取り付けることもできる。フィルタ・キー5はまた、利用者による交換のために着脱自在に取り付けることもできる。フィルタ連結管3はフィルタ・ヘッド2に取り付けられる。フィルタ・ヘッド2は利用者による交換のために同様に着脱自在に取り付けることもできる。ろ材8はフィルタ・ハウジング1内に配置される。ろ材8の各端部は、フィルタにより処理される流体の方向を容易にするキャップにより固定される。一端において、ろ材8は閉鎖端キャップ7により固定され、他端を開放端キャップ6により固定される。ろ材8は周知のどのようなろ材でもよく、好ましくは、カーボンブラック・フィルタである。典型的に、好適な実施例では円筒形であるフィルタ・ハウジング1と同様な形状に形成される。開放端キャップ6はフィルタ・ヘッド2と流体密封状態で接合するように形成される。フィルタ・ハウジング組立体200はフィルタ・ハウジング1を含む最終組立体であり、フィルタ・ハウジング1は一端を閉鎖端キャップ7により、他端を開放端キャップ6によりろ材8を包み込む。一般的に、対となる異なった構成要素での水漏れを防止するためにOリングシール9のようなOリングシールが用いられる。フィルタ連結管3およびフィルタ・キー5はフィルタ・ヘッド2と結合され、組み立てられたフィルタ・ハウジング装置200を形成するようにフィルタ・ハウジング1に固定される。これらの構成要素はフィルタ・ヘッド2と一体でも、永久的に固定されても、相互に着脱自在に取り付けられてもよい。図1Bは本発明のフィルタ組立体の好適な実施例の側面図である。
【0035】
図2Aはフィルタ・キー5の斜視図である。図2Bはフィルタ・キー5の横方向側面図である。前述のように、フィルタ・キー5の底部はいくつの留め構造によってもフィルタ連結管3に取り付けられても、フィルタ連結管3と一体に形成されてもよい。図2Cは、フィルタ連結管3の相補的突起部を受容するように好適に形成され、そして蟻継ぎ突起部、しかし、その他の結合用、相補的形状を排除するものではない、を受容するように好適に形成された溝51を示す。フィルタ・キー5のフィルタ連結管3との連結は、接着、超音波溶接、圧入、摩擦係合などで行われる。実施例に示されるように、溝51はフィルタ連結管3に配置された圧入またはスナップ式のスナップ機構を受け入れるように形成される。この方法において、フィルタ・キー5はフィルタ連結管3に着脱自在に取り付けてもよい。同様に、フィルタ連結管3はフィルタ・ヘッド2に着脱自在に取り付けるように設計することもできる。かくして、この設計は異なったキー形体を導入し適合するようにより柔軟性を有し、特定のフィルタ形式を指定し、そして別のフィルタ形式を意図的に排除するように使用できる。
【0036】
図4Aはフィルタ連結管300の一実施例の斜視図である。口310がフィルタ連結管300の中心から偏って示されている。図4Aは伸延支持部材のないフィルタ連結管を示している。好ましくは、口310は出口であるが、本発明は特定の流入および流出位置を限定するものではなく、これらの口を交換することもできる。口310が流出口または出口として用いられるとき、フィルタ連結管300はろ材8から開放キャップ6の中央口を通って流体を得て、口310の軸方向中心から放射方向外向きに流体の流れを指向する。この実施例において、流入口はフィルタ・ヘッド2に配置される。流入および流出口を中心から偏倚して配置することにより、フィルタ・ハウジング組立体200は、フィルタ・ベースへの装着、並びに取付け中の適所への固定維持のために、増強された構造的統合性を備えたより堅牢な設計を有する。図4A〜4Cを参照すると、フィルタ・キー5の好適な取付構成において、突起部32または320がフィルタ連結管3または300の中心線またはその近くに形成される。突起部32または320は好ましくは円筒形中央部33または330上に延びる長方形形状の構成要素である。突起部32はフィルタ・キー5の正確な整合を可能にさせる一方、堅固な結合を提供する。突起部32とフィルタ・キー5の溝51の間を連結する蟻継ぎ、圧入、または摩擦係合は利用者がフィルタ・キー5を取り外しおよび交換するのを許容する。このことは特定のフィルタ・キー、そしてそれに応じて、特定のフィルタ・カートリッジの設計を可能にさせる。突起部32または320はフィルタ連結管3または300とそれぞれ一体であっても、或いは分離して作成されて接着、溶着、圧入、摩擦係合、またはその他の周知の適当な手段により取り付けられてもよい。好ましくは、突起部32または320はフィルタ・キー5の相補的溝51と対になる蟻継ぎ形状の面を有する。
【0037】
図4Bおよび4Cに示された実施例において、突起部32は伸延支持部34上にある。図4Bはフィルタ連結管3の上面図であり、半径に沿って、中央部33から長手方向または放射方向へ外向きに延びる伸延支持部34を示す。伸延支持部34は、フィルタ・ヘッド2を包被して保護する任意の覆い4を支持する。
【0038】
フィルタ連結管3または300はフィルタ・ヘッド2内に着座して取り付ける。図5Aはフィルタ・ヘッド2の一実施例の側面図である。フィルタ・ヘッド2は偏心口21を備えて示されている。この方法において、フィルタ・ヘッド2の口21およびフィルタ連結管3の口31は共に偏心しそしてフィルタ・ヘッド2の中心点をほぼ横断する面について相互に平行である。図1、4および5に示されるように、フィルタ・ヘッド2の中心点付近に形成された凹部22はフィルタ連結管3の中央部33を受容する。伸延支持部34がフィルタ連結管3と用いられる場合、フィルタ連結管3がフィルタ・ヘッド2内に挿入されたとき、伸延支持部34は口21および31により形成される面にほぼ直角に設置される。伸延支持部34は各端部に覆い4のためのスナップ式係合構造を提供する。図5Bはフィルタ・ヘッド2の底面側の斜視図である。図5Cは凹部22を示すフィルタ・ヘッド2の上面側の斜視図である。
【0039】
フィルタ・ヘッド210は、図5D〜5Fに示すように別の実施例である。この実施例において、図5Fの上面側の斜視図に示されるように、フィルタ・ヘッド210の頂面には中心点の一側に配置された湾曲受容ボスまたは支持部材230と、フィルタ・ヘッド210の中心点の他側に湾曲ボス230に対向して配置された2つの平行な、横方向支持部材240a,bとがある。これらの構造的支持部材はフィルタ・キー5をフィルタ・ヘッド210に整合するように用いられて、フィルタ・キー5の固定を助ける。このフィルタ・ヘッドは、図4Aに示されるように、伸延支持部なしにフィルタ連結管300と連結して用いられ得る。構造的支持部材230はフィルタ・キー5のための物理的停止手段を提供し、典型的に、フィルタ連結管300により設けられた突起部32上で摺動する。横方向支持部材240a,bはフィルタ・キー5を整合するように用いられ、不注意な変移を防止する。図5Eはフィルタ・ヘッド210の底面側の斜視図である。図5Dはフィルタ・ヘッド210の側面図である。
【0040】
フィルタ連結管300は、フィルタ・ヘッド210の凹所内にしっかりと適合する中央部330と同様に、偏心口310を備える。突起部320はフィルタ・キー5から溝を受ける。この実施例において、フィルタ・キー5が突起部320内に摺動自在に挿入されるとき、構造的支持部材230および横方向構造的支持部材240a,bはフィルタ・キー5を固定する。構造的支持部材230の湾曲部はフィルタ・キー5を一方向のみに挿入させられる。フィルタ・ヘッド210の頂部に配置され、横方向支持部材240a,b間に中心を置かれた追加のボス232が、フィルタ・キー5のためのロックまたはスナップ式係合として働くように用いられ得る。加えて、別の実施例において、構造的支持部材230は、支持部材230がフィルタ・ヘッド210の頂部に交わるその基部でフィルタ・ヘッド210の中心点から離れて配置された小さな開口235を備えて形成され得る。この小開口235は、横方向側部の下方端のフィルタ・キー5の対応端部に配置された、或いはそれと一体な突起部材または係合結節或いはタブ53を受容するように設計される。フィルタ・キー5の係合結節またはタブ53は構造的支持部材230の湾曲部の小開口235内に挿入されて、フィルタ・キー5がフィルタ・ヘッド210から軸方向に離脱するのを防止する。図2A〜2Fは、フィルタ・キー5の横方向側部の底部に配置された係合結節53を示す。図5Dは、フィルタ・キー5を受容するための開口235を示す、フィルタ・ヘッド210の側面図である。
【0041】
フィルタ・キー5は、図2A〜2Fに示されるように、少なくとも1つの横方向に伸延する指状部52、好ましくは複数の伸延指状部を備える。図2Cはフィルタ・キー5の底面側の斜視図である。第1の実施例において、フィルタ・キー5は10個の横方向に伸延する指状部52を有して示されている。指状部52はフィルタ・キー5のボス55と同じ材料で一体に形成されるのが好ましい。しかしながら、指状部はまた着脱自在に取り付けられてもよく、フィルタ・キーの設計は一体形成構造に制限されるものではない。横方向に伸延する指状部52はいくつかの異なった配置形体に形成してもよい。この実施例において、各指状部52間に同じ形状の間隙54がある。別の形状において指状部はフィルタ・キー5の一側または両側にはなくて、間隙54はいくつかの場所でその他の場所よりも広くなっていてもよい。指状部(1)または間隙(0)を示すデジタル1、0設計を用いることにより、フィルタ・キーにとって多くの異なった配置形体を有することができる。図2Eに示されるような配置形体は各側に101010101として指定される。分離の例として、100010101を指定するためには、指状部(1)に続いて幅広の間隙(000)があり、次いで、指状部(1)に続いて間隙(0)および指状部(1)、そして別の間隙(0)が続き、最後の指状部(1)となる。本発明はいかなる特定の指状部/間隙順序も限定するものではない。加えて、フィルタ・キー5の一側の指状部/間隙配置形体が対向側の指状部/間隙配置形体と対称である必要はない。異なった指状部/間隙配置形体を有することにより、採用された特定のフィルタ・ハウジング組立体のための機械的キー識別子を作成することが可能になる。フィルタ・キー5はまた、異なったフィルタ・カートリッジまたはハウジング組立体を容易に識別するように色分けすることもできる。また、識別のために、型押し、鏡面仕上げ、透明、半透明、材料的な変形、或いは導電性の信号、またはそれらのいくつかの組合せを有することもできる。より重要なことは、フィルタ・ハウジング組立体の識別だけでなく、特定のフィルタ・キー指状部/間隙配置形体が特定のフィルタ・ハウジング組立体のみ、定められたシステムへの使用を許可することである。
【0042】
フィルタ・キー5の指状部52は、図3に示されるように、フローティング・ロック12の長手方向側部に配置された対応する駆動キー123a,bと対になる、または連結するように用いられる強度軸受け部材である。フィルタ・キー5の少なくとも1つの指状部に対応しかつ整列するフローティング・ロック12の少なくとも1つの駆動キーがなければならず、それにより、フィルタ・キー5がフローティング・ロック12と対となるように挿入されるとき、駆動キーは指状部に摺動自在に接し、そしてフローティング・ロック12はフローティング・ロック12の間隙122間をフィルタ・キー5の指状部52が横切ることができる増分量だけ長手方向へ変移される。指状部52が張力下で摺動自在に抑えられてフローティング・ロック12の対応する間隙間を通過すると、フローティング・ロック12は張力の引き戻し力により元の位置に向かって部分的に戻され、それにより、フィルタ・キー5の少なくとも1つの指状部はフローティング・ロック12の少なくとも1つの駆動キーと整合または連結され、そしてその整合はいかなる直接の外向きの、軸方向抜き取り力にも耐える。
【0043】
フィルタ・キー5の各指状部52は図2Aおよび2Fに示されるように傾斜面58を備える。これらの傾斜された構成要素は図3Aおよび3Eに示されるフローティング・ロック12の駆動キー123a,bの相補的な傾斜縁部または傾斜要素121a,bと摺動自在に接するように作成される。フィルタ・キー5の挿入中、フィルタ・キーの指状部の傾斜要素の摺動接触はフローティング・ロック12をその初動位置から横断方向に変移して、フィルタ・キー5の指状部が駆動キー123a,b間の間隙122内に挿入されるのを許容する。
【0044】
フローティング・ロック12の斜視図が図3Aおよび3Bに示されている。フローティング・ロック12は傾斜面指状部、突起部または駆動キー123a,bと、フィルタ・キー5に配置された指状部52および間隙54と相互に対応される間隙122とを有する。フローティング・ロック12の駆動キー/間隙形状にとってフィルタ・キー5の指状部/間隙形状と厳密に相補的である必要はない。フローティング・ロック12は、フィルタ・ハウジング組立体200がフィルタ・ベース100へ軸方向に挿入されたとき、挿入したフィルタ・キー5を完全に受容できることだけが必要である。フローティング・ロック12の各駆動キー123a,bは、フィルタ・キー5の指状部52を捕捉するように傾斜縁部121a,bに対向して受容縁部129a,bを有してそれぞれ形成される。指状部52は駆動キー受容縁部129a,bによる捕捉を容易にするために断面ダイアモンド形状を有してもよい。駆動キー123a,bは、図3Dおよび3Eに示されるように、フローティング・ロック12の少なくとも1つの長手方向側部に配置される。駆動キー123a,b間の下の中心には位置決め停止部材125の列がある。位置決め停止部材125は挿入中に指状部52がそれ以上伸延するのを防止する。フィルタ・キー5の過剰な挿入を防止するためには、各駆動キー123a,bに位置決め停止部材125を設ける必要はなく、少なくとも1つの位置決め停止部材125が設けられる。位置決め停止部材125はまた、フィルタ・キー5の指状部52の傾斜面58と摺動自在に接するために斜傾または傾斜面126を備える。位置決め停止部材125はギサギザになった縁の列のように示されているが、駆動キー123a,bと一つずつ対応する必要はない。
【0045】
挿入時、フィルタ・キー5の指状部52が駆動キー123a,bに接したときにフローティング・ロック12が引き戻し力に抗してその初動位置から変移し、接触する傾斜縁部58および121に従って移動する。指状部52の翼状部56a,bが駆動キー123a,bの唇状部127a,bを過ぎると、フローティング・ロック12は引き戻し力の反応に妨げられず、その初動位置に向かって僅少後退し、そこにおいてダイアモンド形状の翼状部56a,bが受容翼状部129a,bによって捕捉される。この位置はいかなる直接的な軸方向の抜き取り力にも抗してフィルタ・キー5をフローティング・ロック12に係止する。
【0046】
駆動キー123a,bの最底側位置と位置決め停止部材125の最頂側位置との間に間隙または空間124がある。抜き取り時、指状部52の翼状部56a,bがこの間隙または空間内へ押されたとき、フローティング・ロック12がそこに作用する張力の引き戻し力に反応するのを防止する構造はない。かくして、フローティング・ロック12は引き戻し力に反応することはなく、その初動位置に向かって移動することになる。このことはフィルタ・キー5の指状部52をフローティング・ロック12の間隙122内に整合し、フィルタ・ハウジング200の抜き取りを容易にすることができる。
【0047】
フィルタ・ハウジング組立体200を抜き取るために、使用者は再びフィルタ・ハウジング組立体を軸方向へ内向きに押し、フィルタ・キー5の翼状部56a,bを駆動キー123a,bから解放する。このことは、フローティング・ロック12がその元の位置に向かって復帰でき、そしてフィルタ・キー5の指状部52をフローティング・ロック12の間隙122に配置する。フィルタ・ハウジング組立体200はそのときフィルタ・ベース100から自由に抜き取ることができる。非フローティング口11の遮断支柱1101a,b内の弾性部材1110はフィルタ・ハウジング組立体200を押すまたはフィルタ・ベースから抜き取ることを助長する。
【0048】
図9Aは非フローティング口11の斜視図であり、それは、フィルタ・ハウジング組立体200の挿入および抜き取り中にその中心位置から長手方向へ自由に偏倚しかつその中心位置に戻ることができる間、フローティングまたは摺動ロック12を適所に保持するように背面板13または背面板1300と協力して働く。本説明でさらに述べるように、非フローティング口11は図8のフローティング・ロック1200およびフローティング・ロック1212をまた保持する。簡単にするために、参照例は主としてフローティング・ロック12を備えた非フローティング口11の相互作用について述べられるが、非フローティング口11の適用性はフローティング・ロック1200および1212を同様に備えた用例も含む。非フローティング口11は、その中にフローティング・ロック12を包被するように形成された、フローティング・ロック12よりも大きな突出した箱状部1102を備える。箱状部1102はフローティング・ロック12の過剰移動を防止し、外部から組み入れるときに意図しない動きから回避する。図9Bは非フローティング口11の平面図である。支柱1101a,bが箱状部1102の対向側に配置される。遮断支柱1101a,bは遮断プラグ14を備え、遮断プラグ14はフィルタ・カートリッジが取り外されたときに流体の流れを停止するように弁シールとして作用する。遮断支柱1101a,bは円筒形状であるのが好ましく、フィルタ・カートリッジが取り外されている間、流入および流出ラインを密封するためにバネ作動式Oリング密封プラグを含む。好適な実施形態において、背面板13は非フローティング口11にスナップ式に係合される。このこととに適合するために、背面板13の対応する取付部135を受容するスナップ取付部1105が非フローティング口11に示されている。
【0049】
図1を参照すると、フローティング・ロック12は非フローティング口11および背面板13により支持されている。図10Aは本発明の背面板の一実施形態の平面図である。図10Bは背面板13の底面側からの斜視図である。背面板13はフローティング・ロック12を非フローティング口11の支持構造内に固定する。背面板13は好ましくはスナップ式係合で非フローティング口11に取り付けられるが、接着、溶着、種々の機械的固定手段のような、その他の慣用の取付方法も容易に用いられ得る。背面板13は各端部に伸延部132を、そしてそれら間に形成される間隙133を備えて形成される。間隙133は非フローティング口11の遮断支柱1101a,bの周りを取り巻くように形成される。この実施形態において、背面板13は、フローティング・ロック12の長手方向の移動を許容する中央開口131を備える。フローティング・ロック12は、螺旋またはねじりバネのような弾性部材が作用できるように、指状部および間隙を形成された面に対向した伸延部材を備え得る。図3Cおよび3Eは伸延部材128を示す、フローティング・ロックの側面図である。図3Bは伸延部材128を有するフローティング・ロック12の斜視図である。図8Eは伸延部材1280を有するフローティング・ロック1212を示している。これらの実施形態において、伸延部材は背面板によって保持された弾性装置により作動される。
【0050】
図10Cは本発明の背面板1300の別の実施形態の平面図である。この実施形態において、背面板1300の頂側には、中央開口上を覆うドーム形のスロット付きカバー1302を備える。カバー1302は、フローティング・ロック12から延びる伸延部材128についてのバネまたはその他の弾性部材を包被するように形成される。ドーム1302は、フローティング・ロック12からの伸延部材128を受容するように作成されたスロット1304を備える。スロット1304はドーム1302内でのフローティング・ロック12の直線的移動保持を助ける。この実施形態において、バネのような2つの相補的な弾性部材がフローティング・ロック12の伸延部材128の各側に与えられる。一方の弾性部材がフローティング・ロック伸延部材に一方向の力を加える一方、他方の弾性部材は対向方向の力をフローティング・ロック伸延部材に加えるのが好ましい。この方法において、フローティング・ロック12がどの方向へ移動または変移されるか問題ではなく、引き戻し力はフローティング・ロック12を本来の中央位置に戻すようにその力を与える。
【0051】
挿入中はいつでも、フィルタ・ハウジング組立体は、ハウジングをフィルタ・ベースから押し出すことになる抜き取り力の影響下にある。これらの抜き取り力は、流入および流出口を閉鎖するために遮断プラグ14を所定位置に押す、非フローティング口11(図9B参照)の各遮断支柱1101a,bの弾性部材に起因する。好ましくは、遮断プラグ14への抜き取り力は各口のバネ1110により与えられるが、その他の弾性部材も同様な作用効果を提供するように使用し得る。フィルタ・ハウジング組立体をフィルタ・ベースに挿入することで、これらの引き抜き力に対して作用し、そして遮断プラグ14を押して非フローティング口11の各遮断支柱1101a,bを持ち上げる。このことは、フィルタ・ハウジング組立体が一定の引き抜き力の下で保持されている間、流体の流入を許容する。
【0052】
フローティング・ロック12およびフィルタ・キー5機構を損傷や損壊から保護するために、保護用口覆い4がフィルタ・ヘッド2上に配置され得る。覆い4はフィルタ連結管の伸延支持部により支持されるのが好ましい。
【0053】
図6Aおよび6Bは本発明のフィルタ組立体の別の実施例の分解図であり、フィルタ連結管300とフィルタ・キー500とフィルタ・ヘッド210との組合せを示している。フィルタ・キー500は係合結節またはタブなしで示されているが、フィルタ・ヘッドへの取付けを容易にするために係合結節を備え得る。図7Fは係合結節またはタブ501を備えたフィルタ・キー590を示す。係合結節501はフィルタ・キー590の基部に配置される。この実施形態において、フィルタ・キー500または590とフィルタ連結管300は、図8のフローティング・ロック1200または1212がフローティング・ロック1200の駆動キー1210a,bを有するフィルタ・キー500または590の伸延ボス550の相互作用翼状部560a,bにより摺動自在に変移するように変形されている。
【0054】
フィルタ・キー500または590はフィルタ・ハウジング組立体をフィルタ・ベースへ軸方向に挿入することでフローティング・ロック1200内に挿入される。フィルタ・キー500の指状部520のハンマー・ヘッド形状の翼状部560a,bと、フローティング・ロック1200または1212の駆動キー1210a,bとは相互に摺動自在に接して、挿入時の軸方向の動きに垂直なフローティング・ロック1200または1212の横断方向の動きを生じる。この方法において、フローティング・ロック1200または1212はフィルタ・ハウジング組立体の軸に関して放射方向へ、長手方向に変移される。フィルタ・キー500の指状部520はフローティング・ロック1200または1212の間隙1220内に位置される。フィルタ・キー500または590が挿入されると、フローティング・ロック1200または1212は、後退張力、好ましくは相補的なバネ力により元の位置に向かって部分的に戻され、それにより、フローティング・ロック1200または1212の指状部はフィルタ・キー500または590の指状部520と真っ直ぐに整列し、かくして直接的な引き抜き力がフィルタ・ベースからフィルタ・ハウジング組立体を外そうとするのを防止する。
【0055】
図7Fはフィルタ・キー590の頂側からの斜視図である。フィルタ・キー590の一端には傾斜ボス550が上向きに延びる。ボス550は指状部520の頂部により作り出される水平面570より上に昇り、そしてフィルタ・キー500の一端に最高点を有して指状部520に向かって曲げられる。ボス550はその最高点から指状部520に向かって下向きに曲がる。好ましくは、ボス550は、フローティング・ロック1200の駆動キー1210a,bとそれぞれ相互作用するために、翼状部560a,bを有する上向きに向いた三角形または楔形状の設計である。図7Eはフィルタ・キー500の端面図であり、指状部520により作り出される面570より上に昇るハンマー・ヘッド形状のボス550と、ハンマー・ヘッド形状を考慮されて共通する、ボス550から横方向へ伸びる翼状部560a,bを示す。翼状部560a,bの目的はフローティング・キー1200の対応して傾斜された駆動キー1210a,bに接することである。
【0056】
相補的なフローティング・ロック1200の斜視図が図8Aに示されている。図8Aのフローティング・ロック1200と図8Eのフローティング・ロック1212との間の違いはフローティング・ロック1212に伸延部材1280が加えられているだけである。フローティング・ロック1200は、フィルタ・キー500または590に配置された指状部520および間隙540と相互に対応する指状部1230a,bおよび間隙1220を有する。フローティング・ロック1200の指状部/間隙の形状にとって、フィルタ・キー500または590の指状部/間隙の形状と厳密に対応させる必要はない。フローティング・ロック1200は、フィルタ・ハウジング組立体がフィルタ・ベースに軸方向へ挿入されたとき、挿入するフィルタ・キー500を完全に受容できることが必要なだけである。さらに、フローティング・ロック1200が元の位置に向かって部分的に戻そうとする引き戻し力を受けると、フィルタ・キー500または590の少なくとも1つの指状部がフローティング・ロック1200または1212の少なくとも1つの指状部と垂直方向に整合することが必要であり、フローティング・ロック1200または1212のさらなる変移もなしにいかなる抜き取りも防止する。
【0057】
図示の例のようにフローティング・ロック1200とフィルタ・キー500を用いると、フィルタ・キー500の翼状部560a,bとフローティング・ロック1200の駆動キー1210a,bとの摺動自在な接触時に、フローティング・ロック1200は軸方向の挿入運動に垂直な横断方向運動で移動する。この方法において、フローティング・ロック1200はフィルタ・ハウジング組立体の軸に関して放射方向へ長手方向に変移される。フィルタ・キー500の指状部520はフローティング・ロック1200の間隙1220内に位置される。フィルタ・キー500が挿入されると、フローティング・ロック1200は、後退張力により、好ましくは相補的なバネ力により元の位置に向かって部分的に戻され、それにより、フローティング・ロック1200の指状部がフィルタ・キー500の指状部520と直接整合し、直接の引き抜き力がフィルタ・ベースからフィルタ・ハウジング組立体を外すのを防止する。
【0058】
指状部1230a,bはフローティング・ロック1200と同様な材料で作成され、それと一体に形成されるのが好ましい。しかしながら、指状部1230は着脱自在に取り付けられてもよく、そしてフローティング・ロックの設計は一体形成構造に限定されるものではない。加えて、本発明はいかなる特定の指状部/間隙順位にも限定されない。フローティング・ロック1200の一側の指状部/間隙形体については、対向側の指状部/間隙形体と対称である必要はない。フローティング・ロック1200は、長手方向の抵抗を与えるように2つの分離した方向から作用する相補的バネのような張力に応答する。フローティング・ロック1200は、フィルタ・キー500により作動されたときに長手方向へ効果的に移動し、フィルタ・キー500の指状部520が間隙1220を横断した後に、元の位置に向かって部分的に戻るように力を加えられる。部分的な後退時、指状部520はフローティング・ロック1200の指状部1230の後方または下方に整合される。図8Bは、横方向に伸びる指状部1230a,bと指状部間の隣接する間隙1220を示す、フローティング・ロック1200の平面図である。
【0059】
図8Cは、駆動キー1210aを示すフローティング・ロック1200の断面図であり、駆動キー1210aはフローティング・ロック1200の一端で長手方向または側面板1240に配置されている。駆動キー1210aは同様な駆動キー1210b(図示なし)に対向しており、駆動キー1210bはフローティング・ロック1200の対向側の長手方向板に配置される。両駆動キーは、フィルタ・キー500のボス550の翼状部560a,bと摺動自在に相互作用するために傾斜面を有するように設計される。各駆動キーはフローティング・ロック1200と一体に作成されるのが好ましいが、駆動キーは別体で製造されてもよく、慣用の取付手段によりフローティング・ロック1200の長手方向板に取り付けられる。図8Cに示されるように、駆動キー1210aの下には、好ましくは、フローティング・ロック1200の支持用横方向壁1260と共に形成された位置決めキーまたは物理的停止手段1250がある。図8Bに示されるように、位置決めキー1250は駆動キー1210a,b間に置かれる。位置決めキー1250は横方向壁1260と一体に形成されても、或いは、接着、溶着、粘着、圧入などのような慣用の許容な手段により別々に取り付けられてもよい。位置決めキー1250は、フローティング・ロック1200の過剰な移動から守るための物理的停止手段として作用する。位置決めキー1250は駆動キー1210a,bの下へフィルタ・キー500のボス550の挿入に適合するように設計された間隔で置かれる。フィルタ・キー500のフローティング・ロック1200への挿入時、ボス550は、駆動キー1210a,b間の空間により形成されるフローティング・ロック1200の間隙1270を横断する。ボス550の翼状部560a,bはボス550の幅に関して外向きに延び、横方向壁1260と駆動キー1210a,bの間を横断する。この方法において、翼状部560a,bは、ボス550が挿入されている間、フローティング・ロック1200を後退位置から元の位置へ戻るように保持する。常時、フローティング・ロック1200は、直列バネなどのような弾性部材の後退力の影響下にあり、フローティング・ロック1200をその元の位置、好ましくは、中央位置に保持させる。フィルタ・キー500の挿入中、翼状部560a,bは、弾性後退力の影響下にある間、フローティング・ロック1200を長手方向中心から外れるように変移するように駆動キー1210a,bと相互作用する。完全挿入されると、ボス550が位置決めキー1250に到達して接触したとき、駆動キー1210a,bの長さがボス550の長さよりも短いので、翼状部560a,bは駆動キー1210a,bをもはや保持しない。挿入工程のこの時点で、張力後退力はフローティング・ロック1200をその元の位置に向かって変移する。
【0060】
翼状部560a,bが位置決めキー1250に到達し、そして最初にフィルタ・ハウジング組立体に加えられた挿入力を使用者が解放すると、遮断プラグ・バネ1110からの抜き取り力が影響を及ぼす。これらの力はフィルタ・ハウジング組立体をフローティング・ロック1200から離れる軸方向外向きに押す。翼状部560a,bはもはや駆動キー1210a,bと横方向壁1260の間を結合しないので、フローティング・ロック1200は、フィルタ・キー500が軸方向外向きに僅少動くとき、元の位置に向かって長手方向へ部分的に変移されることになる。この時点で、翼状部560a,bは、フィルタ・キー500を中心位置から押し出して変移するようにエッジアングル1280a,bと相互作用し、そしてフィルタ・ハウジングを後退させないように面1300a,bと結合または接触する。図8Dはエッジアングル1290aおよび面1300aを有する駆動キー1210aの分解図である。
【0061】
フィルタ・キー500の指状部520はそのときフローティング・ロック1200の指状部1230と整合し、軸方向における垂直面に接触して残され、フィルタ・ハウジング組立体がフィルタ・ベースから抜き取られるのを防止する。
【0062】
本発明の好適な実施形態が冷蔵庫に、もっとも有望なのは扉内に配置されることは予測される。フィルタ組立体の出口は水分配器や氷分配器に随意に配管し得る。冷蔵庫への水供給源はフィルタ・ベースと流体連結され、フィルタ・ハウジング組立体200がフィルタ・ベース100から取り外されたときに流れを遮断する。支柱1101a,bの遮断プラグ14は、フィルタ・ハウジング組立体200がフィルタ・ベース100に挿入されるまで、流体の流れを密封する。挿入されると、流体はフィルタ・ハウジング組立体へ流れ、ろ過水がフィルタ・ハウジング組立体から戻される。
【0063】
すべてのフィルタ・ハウジング組立体200およびフィルタ・ベース100の部品は周知の方法による成形プラスチック部品を用いて作成され得る。ろ材は、炭素、活性炭、悪臭炭素、多孔質セラミックスなどのような周知のろ過材料から作成され得る。本発明のフィルタ・ハウジングに用いられ得るろ材は、フィルタ・ハウジング装置に入る水から1つまたはより多くの有害汚染物質を除去できる広範なろ材を含む。本フィルタ・ハウジングに採用可能な代表的なろ材には、米国特許第6,872,311号、第6,835,311号、第6,797,167号、第6,630,016号、第6,331,037号および第5,147,722号に見られるものを含む。加えて、公開された米国特許願第2005/0051478号および第2005/00111827号に開示されたろ過組成物もろ材として採用し得る。
【0064】
本フィルタ組立体は水の供給源に近接した面に装着されるのが好ましい。装着手段もまたフィルタ・ハウジング組立体により生成されるろ過水の使用位置にごく近接しているのが好ましい。
【0065】
本発明は、特定の好適な実施形態と併せて説明したが、当業者にとって前述の説明を参照して多くの代替手段、変更および変化が可能であることは明らかである。それ故、添付の請求の範囲は本発明の真正な範囲および趣旨内にあるいかなる代替手段、変更および変化をも包含するものであることを理解すべきである。
【符号の説明】
【0066】
1 フィルタ・ハウジング
2 フィルタ・ヘッド
3 フィルタ連結管
5 フィルタ・キー
6 開放端キャップ
7 閉鎖端キャップ
8 ろ材
9 Oリングシール
11 非フローティング口
12 フローティング・ロック
13 背面板
14 遮断プラグ
52 指状部
54 間隙
55 ボス
56a,b 翼状部
100 フィルタ・ベース
122 間隙
123a,b 駆動キー
125 位置決め停止部材
200 フィルタ・ハウジング組立体
210 フィルタ・ヘッド
300 フィルタ連結管
500 フィルタ・キー
520 指状部
550 ボス
560a,b 翼状部
590 フィルタ・キー
1101a,b 遮断支柱
1110 弾性部材
1200 フローティング・ロック
1210a,b 駆動キー
1212 フローティング・ロック
1230 指状部
1250 位置決めキー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、該本体と液体密封シールを形成するための頂部とを有する、ろ材を包被するためのフィルタ・ハウジングを含むフィルタ・ハウジング組立体であって、前記フィルタ・ハウジング頂部は、
流入口と、
流出口と、
前記頂部に配置されかつ頂面部と長手方向側部と横方向側部とを有し、該長手方向側部に頂面部から横方向に伸びる離間突起部または指状部を備えたフィルタ・キーと
を含む、フィルタ・ハウジング組立体。
【請求項2】
前記指状部は斜めまたは傾斜面を有する翼状伸延部を含む、請求項1に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項3】
前記指状部はダイヤモンド状断面を含む、請求項2に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項4】
前記フィルタ・キーの頂面部上に軸方向に伸びるボスを含み、該ボスはフィルタ・キー頂面部から上向きに傾斜する、所定幅の傾斜面と、該ボス幅を越えて伸びる横方向セグメントまたは翼状部とを有する、請求項1に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項5】
前記フィルタ・ハウジング頂部と一体に形成されたフィルタ・キーを有することを含む、請求項1に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項6】
前記頂部に着脱自在に取り付けられたフィルタ・キーを有することを含む、請求項1に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項7】
スナップ係合、摩擦係合、溶着、または接着により前記フィルタ・ハウジング頂部に取り付けられたフィルタ・キーを有することを含む、請求項1に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項8】
前記フィルタ・ハウジング頂部に取り付けられたフィルタ連結管を含み、該フィルタ連結管が前記フィルタ・キーを固定的に受容するための取付構造部を構成する、請求項1に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項9】
前記流入または流出口の一つがフィルタ連結管に配置される、請求項8に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項10】
前記流入口および流出口がフィルタ・ハウジング軸中心から偏移する、請求項1に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項11】
前記離間突起部または指状部がフィルタ・キーと一体に形成される、請求項1に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項12】
前記フィルタ・ハウジング内に包被されたフィルタ特有な異なったフィルタ特性を識別するための所定パターンを形成する離間突起部または指状部を有することを含む、請求項1に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項13】
フィルタ・ハウジング内に包被されるフィルタを特定する色分け、透明、半透明、鏡面仕上げ、型押し、物質的変更、或いは異なったフィルタ特性を識別するための導電性記号を有するフィルタ・キーを有することを含む、請求項1に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項14】
前記フィルタ・キーは頂部に散り付けるための係合結節またはタブを含む、請求項1に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項15】
前記頂部は、軸方向中心点から離れて頂部から軸方向上向きに延びるフィルタ・キー位置決めボスまたは支持部材と、軸方向中心点の他側にフィルタ・キー位置決めボスに対向して配置されそして頂部から軸方向上向きに延びるフィルタ・キー側部支持部材とを含み、該フィルタ・キー側部支持部材はフィルタ・キー幅とほぼ等しい分離間隔を有し、前記フィルタ・キー位置決めボスおよびフィルタ・キー側部支持部材はフィルタ・キーを頂部に取り付けるための露出面を有する構造的支持部を形成する、請求項1に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項16】
本体と、該本体と液体密封シールを形成するための頂部とを有する、ろ材を包被するためのフィルタ・ハウジングを含むフィルタ・ハウジング組立体であって、前記フィルタ・ハウジング頂部は、
流入口と、
流出口と、
フィルタ・キーを受容するための取付構造部を構成する、前記フィルタ・ハウジング頂部に取り付けられるフィルタ連結管と、
前記頂部に配置されかつ頂面部と長手方向側部と横方向側部とを有し、該長手方向側部に頂面部から横方向に伸びる離間突起部、駆動キーまたは指状部を備え、斜めまたは傾斜面を備えたダイヤモンド形状断面の翼状伸延部を有するフィルタ・キーと
を含む、フィルタ・ハウジング組立体。
【請求項17】
ろ材を包被するためのフィルタ・ハウジングと、
前記フィルタ・ハウジングと液体密封シールを形成し、ろ材と流体連通する少なくとも1つの口を有するフィルタ頭部と、
前記フィルタ頭部に軸方向に中心を置かれた基部と、
ろ材と流体連通する口と、
フィルタ・キーを受容するために前記基部に配置される第1取付構造部と
を含むフィルタ連結管と
を含み、
前記フィルタ・キーは、頂面部と、底部と、長手方向側部と、横方向側部とを有し、
前記フィルタ・キーの長手方向側部に頂面部から横方向へ伸びかつ翼状伸延部を有 する離間突起部または指状部と、
前記フィルタ・キーをフィルタ連結管の第1取付構造部に取り付けるためにフィル タ・キー底部に配置される第2取付構造部と
を含む、フィルタ・ハウジング組立体。
【請求項18】
前記フィルタ連結管はフィルタ頭部と一体に形成される、請求項17に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項19】
前記フィルタ頭部はフィルタ連結管を液体密封シール状態で固定可能に取り付けるために成型頂面部を備える、請求項17に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項20】
前記フィルタ連結管はフィルタ頭部に液体密封シール状態で固定可能または着脱自在に取り付けられる、請求項17に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項21】
前記フィルタ・キーはフィルタ連結管に固定可能または着脱自在に取り付けられる、請求項17に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項22】
前記フィルタ・キー指状部は翼状伸延部に斜めまたは傾斜面を備える、請求項17に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項23】
前記翼状伸延部はダイヤモンド形状断面を有する、請求項22に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項24】
前記フィルタ頭部はフィルタ頭部軸心点から離間してフィルタ頭部頂面部から軸方向上向きに延びるフィルタ・キー位置決めボスまたは支持部材と、前記軸心点の他側にフィルタ・キー位置決めボスに対向して配置されかつフィルタ頭部頂面部から軸方向上向きに延びるフィルタ・キー側部支持部材とを含み、前記フィルタ・キー側部支持部材はフィルタ・キー幅とほぼ等しい分離間隔を有し、フィルタ・キー位置決めボスおよびフィルタ・キー側部支持部材はフィルタ・キーをフィルタ頭部に取り付けるための露出面部を有する構造的支持部を形成する、請求項17に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項25】
前記フィルタ・キー位置決めボスはフィルタ・キーから係合結節またはタブを受容するための開口を備える、請求項24に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項26】
前記フィルタ連結管第1取付構造部はフィルタ連結管基部に関して上向きに延びる軸方向伸延突起部を備える、請求項17に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項27】
前記フィルタ・キー第2取付構造部はフィルタ連結管の軸方向伸延突起部と接続するようにフィルタ・キー底部に相補的溝またはスロットを備える、請求項26に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項28】
前記フィルタ連結管はフィルタ・ハウジングの軸心から変移して配置された流入または流出口を備える、請求項17に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項29】
前記フィルタ連結管第1取付構造部はフィルタ・キー底部からの構造的部材を受容して取り付ける溝またはスロットを備える、請求項17に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項30】
前記フィルタ・キー第2取付構造部はフィルタ連結管の溝またはスロットと結合するように相補的軸方向伸延突起部をフィルタ・キー底部に備える、請求項29に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項31】
前記第1取付構造部は1.蟻継ぎ形状を有する軸方向伸延突起部を備える、請求項17に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項32】
前記フィルタ連結管は覆いのための構造的支持を提供する放射方向伸延アームを基部のまわりに備える、請求項17に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項33】
前記フィルタ・キーの頂面部上に軸方向に伸びるボスを備え、該ボスがフィルタ・キー頂面部から上向きに傾斜をつけた所定幅の傾斜面を有し、側部セグメントまたは翼状部がボス幅を越えて延びる、請求項17に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項34】
相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体に係脱自在に結合するフィルタ基材であって、
液体流入および流出口を有するベース基台と、
底面と頂面と長手方向および横方向側部とを有し、前記ベース基台と摺動結合するフローティング・ロックと
を含み、
前記フローティング・ロックは前記長手方向側部に横方向へ内向きに伸びる、前記相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体に摺動自在に結合するための少なくとも1つの成形離間突起部、駆動キーまたは指状部を含む離間突起部、駆動キーまたは指状部を備え、前記少なくとも1つの成形離間突起部、駆動キーまたは指状部は底面に向かって露出された傾斜面と、前記相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体を係脱自在に固定するための前記傾斜面に対向した縁部または楔部とを備える、フィルタ基材。
【請求項35】
前記フローティング・ロックは、横方向側部について中心を置かれ、相補的嵌合フィルタ・キーの挿入中に物理的停止を提供するように少なくとも1つの駆動キー上に配置された位置決め停止部を備える、請求項34に記載のフィルタ基材。
【請求項36】
前記位置決めキーはフローティング・ロックを長手方向に横切る通路構造部を備える、請求項35に記載のフィルタ基材。
【請求項37】
前記フローティング・ロックを受容するための筐体を備え、該筐体はその中でフローティング・ロックの摺動自在な移動を許容する、請求項34に記載のフィルタ基材。
【請求項38】
前記フィルタ基材流入口と流体連通し、相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体に結合されたとき、相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体から流入口と流体連通する流入支柱と、フィルタ基材流出口と流体連通し、相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体に結合されたとき、相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体から流出口と流体連通する流出支柱とを備える、請求項34に記載のフィルタ基材。
【請求項39】
前記流入支柱は、フィルタ・ハウジング組立体の抜き出し中、流入口からの液体流を阻止するように遮断プラグを備え、前記遮断プラグは該遮断プラグに軸方向または垂直方向の力を加えるように弾性部材に接触する、請求項38に記載のフィルタ基材。
【請求項40】
前記流出支柱は、フィルタ・ハウジング組立体の抜き出し中、流出口からの液体流を阻止するように遮断プラグを備え、前記遮断プラグは該遮断プラグに軸方向または垂直方向の力を加えるように弾性部材に接触する、請求項38に記載のフィルタ基材。
【請求項41】
前記フローティング・ロックを少なくとも部分的に囲むようにベース基台に取り付けられる背面板を備える、請求項34に記載のフィルタ基材。
【請求項42】
前記フィルタ・ハウジング組立体の挿入または抜き取り中にフローティング・ロックが作動されたときにフィルタ・ハウジング組立体により後退力を与えるようにフローティング・ロックと接触する少なくとも1つの弾性部材を備える、請求項34に記載のフィルタ基材。
【請求項43】
相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体を係脱自在に受容するフィルタ・ベースであって、
頂面を有するベース基台と、
液体流入のための口と、
液体流出のための口と、
前記流入口と流体連通し、ベース基台頂面から上向きに延び、第1遮断プラグとフィルタ・ハウジング組立体の抜き取り中に流入口からの流体流を阻止するように第1遮断プラグに軸方向または垂直方向の力を加える弾性部材とを備えた上方流入支柱と、
前記流出口と流体連通し、ベース基台頂面から上向きに延び、第2遮断プラグとフィルタ・ハウジング組立体の抜き取り中に流出口からの流体流を阻止するように第2遮断プラグに軸方向または垂直方向の力を加える弾性部材とを備えた上方流出支柱と、
前記上方流入支柱および流入口と流体連通し、フィルタ・ハウジング組立体から流入口を受容するようにベース基台から軸方向へ下向きに延びる下方流入支柱と、
前記上方流出支柱および流出口と流体連通し、フィルタ・ハウジング組立体から流出口を受容するようにベース基台から軸方向へ下向きに延びる下方流出支柱と、
フローティング・ロックを少なくとも部分的に受容し、前記フローティング・ロックがその中で摺動自在に移動できる包被部と
を含み、
前記フローティング・ロックは、長手方向側部と横方向側部とを有し、
相補的嵌合フィルタ・キーの指状部と係脱自在に嵌合するための長手方向側部の少 なくとも一方に配置される離間指状部、駆動キー、または突起部であって、離間指状 部、駆動キー、または突起部の少なくとも1つがフローティング・ロック長手方向側 部の内面に配置され、相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体に指状部を摺動自在に 接するための傾斜面を有し、それにより、相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体の 指状部がフローティング・ロック内に挿入されたとき、傾斜面はフィルタ・ハウジン グ組立体指状部に摺動自在に接し、フローティング・ロックを長手方向へ変移し、前 記少なくとも1つの指状部、駆動キー、または突起部がフィルタ・ハウジング組立体 指状部を係脱自在に固定するために楔部を一端に備える離間指状部、駆動キー、また は突起部と、
フィルタ・ハウジング組立体の挿入または抜き取り中にフィルタ・ハウジング組立 体のための物理的停止手段を提供するように前記少なくとも1つの駆動キー上に隣接 してフローティング・ロックに中心を置かれた位置決めキーと、
フローティング・ロックを包被するようにベース基台に取り付けられる背面板と、
挿入または抜き取り中のフィルタ・ハウジング組立体によりフローティング・ロッ クが摺動自在に作動されたときに引き戻し力を与えるようにフローティング・ロック に取り付けられる少なくとも1つの弾性部材と
を含む、フィルタ・ベース。
【請求項44】
前記少なくとも1つの駆動キーは、フローティング・ロックの長手方向側部に対向して配置されかつ相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体を受容するための空間をその間に有する2つの駆動キーを含み、該駆動キーは相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体の指状部が駆動キー間に挿入できるように分離される、請求項43に記載のフィルタ・ベース。
【請求項45】
前記駆動キーは相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体が挿入または抜き取り中に駆動キーを越えて行き来できるように長手方向側部に配置される、請求項43に記載のフィルタ・ベース。
【請求項46】
相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体を係脱自在に受容するフィルタ・ベースであって、
液体流入口と、
液体流出口と、
前記液体流入口と流体連通する流入支柱と、
前記液体流出口と流体連通する流出支柱と、
フローティング・ロックを少なくとも部分的に包被し、その中でフローティング・ ロックを軸方向へ変移できる幅および長さを有する、フローティング・ロックを受容 するための成形凹所と
を含む非フローティング口と、
底面部と、頂面部と、長手方向および横方向側部とを有し、前記非フローティング口成形凹所内に着座される前記フローティング・ロックであって、
相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体から延びる傾斜ボスまたは翼状伸延部を摺 動自在に受容するように底面部に横方向へ内向きに延びる長手方向側部の少なくとも 1つの駆動キーであって、底面部に向かって露出された傾斜部と、相補的嵌合フィル タ・ハウジング組立体ボスまたは翼状伸延部と係脱自在に接合するように駆動キー底 部の各々の縁部または楔とを備えた少なくとも1つの駆動キーと、
前記フローティング・ロックの横方向側部に中心を置かれ、相補的嵌合フィルタ・ ハウジング組立体の挿入中に物理的頂部を提供するように前記少なくとも1つの駆動 キー上に配置された位置決めキーと
を含むフローティング・ロックと、
前記フローティング・ロックを元の位置に押し戻すまたは引き戻すことになる方向へ長手方向後退力を与えるようにフローティング・ロックと接する少なくとも1つの弾性部材と、
前記フローティング・ロックを非フローティング口内に摺動自在に固定するための背面板と、
相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体がフィルタ・ベースから外されたときに流入および流出口からの液体の流れを打ち切るように支柱の各々に設けられた遮断プラグと、
相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体に軸方向の抜き取り力を与え、相補的嵌合フィルタ・ハウジング組立体が抜き取られるときに流体の流れを停止するように遮断プラグを所定位置に同時に移動するように支柱の各々の内部に設けられた弾性部材と
を含む、フィルタ・ベース。
【請求項47】
フィルタ・ハウジング組立体と組み合わされたフィルタ・ベースであって、
ベース基台に流入口および流出口を有するフィルタ・ベースと、
前記フィルタ・ベースと摺動自在に接し、間隙により分離された複数の駆動キーまたは横方向伸延部を有する摺動自在なフローティング・ロックと、
前記フローティング・ロックに接し、フローティング・ロックに後退力を与える弾性部材と、
フィルタ・キーを備えたフィルタ・ハウジング組立体と
を含み、
前記フィルタ・キーは、フィルタ・キーの指状部がフローティング・ロックの横方向伸延部に摺動自在に接するように間隙によって分離された複数の横方向伸延部を有し、それにより、フィルタ・ハウジング組立体がフィルタ・ベースに挿入されるとき、フローティング・ロックをベース基台に関して変移して、フローティング・ロックの横方向伸延部間をフィルタ・キーの指状部が移動でき、そして前記弾性部材によるフローティング・ロックの後退時にフィルタ・ハウジング組立体の抜け出しを防止するためにフィルタ・キーの指状部がフローティング・ロックの横方向伸延部と整合する、組合せ。
【請求項48】
前記フローティング・ロックは、
底面部、頂面部、および長手方向および横方向側部と、
前記フローティング・ロックに中心を置き、フィルタ・ハウジング組立体の挿入中に物理的停止手段を提供するように駆動キー上に配置される位置決めキーと
を含み、
前記横方向伸延部はフィルタ・キーを摺動自在に受容するように底面部に横方向へ内向きに延びる駆動キーを長手方向側部に備え、駆動キーの各々は底面部に向かって露出された傾斜部と、フィルタ・キーの一部に係脱自在に接するための駆動キー底部の各々の縁部または楔とを備える、請求項47に記載の組合せ。
【請求項49】
前記フィルタ・ベースは、
前記流入口と流体連通する流入支柱と、
前記流出口と流体連通する流出支柱と、
前記前記フローティング・ロックを少なくとも部分的に包被し、その中でフローティング・ロックを変移できる幅および長さを有する、フローティング・ロックを受容するための成形凹所と
を備える、請求項47に記載の組合せ。
【請求項50】
前記フローティング・ロックをフィルタ・ベース内に固定するための背面板と、
前記フィルねた・ハウジング組立体がフィルタ・ベースから抜き取られたときに流入および流出口からの流体の流れを終わらせるための各支柱の遮断プラグと、
前記フィルタ・ハウジング組立体に軸方向の抜き取り力を与え、フィルタ・ハウジング組立体が抜き取られたときに流体をとめるように遮断プラグを所定位置に同時に移動するための各支柱内の弾性部材と
を備える、請求項49に記載の組合せ。
【請求項51】
フィルタ・ハウジング組立体と組み合わされたフィルタ・ベースであって、
流体流入および流出口を有するベース基台と、
前記流入口と流体連通する流入支柱と、
前記流出口と流体連通する流出支柱と、
底面と頂面と長手方向および横方向側部とを有し、前記ベース基台と摺動連通するフローティング・ロックであって、
横方向へ内向きに伸びる前記長手方向側部の離間突起部または指状部と、
前記フィルタ・ハウジング組立体に向かって露出された傾斜面と、フィルタ・ハウ ジング組立体の挿入時にフィルタ・キーのボスを係脱自在に固定するための傾斜面に 隣接した縁部または唇状部とを備える、フィルタ・ハウジング組立体のボスに摺動自 在に接するための少なくとも1つの駆動キーと、
前記フローティング・ロックを元の位置に押し戻すまたは引き戻す方向へ長手方向 引き戻し力を加えるための、フローティング・ロックに接する少なくとも1つの弾性 部材と、
本体と、
フィルタ・ハウジング流入口とフィルタ・ハウジング流出口とを備え、前記本 体と流体密封シールを形成するための頂部と
を有する、ろ材を包被するためのフィルタ・ハウジングと、
前記頂部に配置され、頂面と長手方向即部と横方向側部とを有するフィルタ・キー であって、
前記フィルタ・キーの長手方向側部に頂面から横方向に延びる離間突起部また は指状部と、
前記フィルタ・キーの頂面上に軸方向に伸びるボスであって、フィルタ・キー 頂面から上向きに傾斜する所定幅の傾斜面と、ボス幅を越えて伸びる横方向伸延 部または翼状部とを有するボスと
を含むフィルタ・キーと
を含み、それにより、
前記フィルタ・ハウジング組立体がフィルタ・ベースに取り付けられるとき、フィルタ・キーのボスの傾斜面はベース基台に関してフローティング・ロックを変移するようにフローティング・ロックの前記少なくとも1つの駆動キーの傾斜面に摺動自在に接し、フローティング・ロックの指状部間をフィルタ・キーの指状部が変移でき、そして前記少なくとも1つの弾性部材によるフローティング・ロックの後退時に、フィルタ・ハウジング組立体の抜き取りを防止するようにフィルタ・キーの指状部がフローティング・ロックの指状部と整合される、組合せ。
【請求項52】
フィルタ・ハウジング組立体の流入および流出口をフィルタ・ベースの流入および流出支柱に挿入する工程と、
翼状伸延部を備えた横方向指状部を有する前記フィルタ・ハウジング組立体のフィルタ・キーを、摺動自在なフローティング・ロックを長手方向へ変移するようにフィルタ・キーを用いることにより、横方向指状部または駆動キーを有する摺動自在なフローティング・ロックに挿入し、それにより、フィルタ・キーの横方向指状部がフローティング・ロックの横方向指状部または駆動キーを横切る工程と、
フィルタ・ベースの弾性部材がフィルタ・ハウジングに抜き取り力を与えてフィルタ・ハウジング組立体を軸方向の抜き取り方向に少し動かすようにフィルタ・ハウジング組立体を解放する工程と、
前記解放中にフィルタ・ハウジング組立体の抜き取りを防止するためにフローティング・ロック指状部または駆動キーをフィルタ・キー指状部と整合するようにフローティング・ロックに引き戻し力を与える工程と
を含む、フィルタ・ハウジング組立体をフィルタ・ベースに取り付ける方法。
【請求項53】
すでにフィルタ・ベースに結合されたフィルタ・ハウジング組立体にフィルタ・ベースに向かう軸方向挿入力を加えて、フィルタ・ハウジング組立体のフィルタ・キーをフィルタ・ベースの摺動自在なフローティング・ロックにさらに挿入する工程と、
フローティング・ロックが弾性抜き取り力の下でフィルタ・キーに関して移動するように摺動自在なフローティング・ロックを解放する工程と、
フィルタ・キーの指状部をフローティング・ロックの指状部または駆動キー間に整合する工程と、
フィルタ・ハウジング組立体をフィルタ・ベースから取り外すようにフィルタ・ハウジング組立体に引き戻し力を加える工程と
を含む、フィルタ・ベースからフィルタ・ハウジング組立体を抜き取る方法。
【請求項54】
フィルタ組立体と組み合わされた冷蔵庫であって、
外側キャビネットと、
前記外側キャビネット内に配置され、背面壁と、1対の対向した側壁と、前記背面壁に対向して配置される少なくとも1つの扉と、頂部と、底部とを有する冷蔵区画と、
前記外側キャビネット内に冷蔵区画に隣接して配置される冷凍区画と、
前記扉に配置され、冷蔵庫から水溜めおよびろ材を交換するための自動組立て手段を備えたフィルタ組立体と流体連通する水分配器と
を含み、
前記フィルタ組立体は、本体と該本体と流体密封シールを形成するための頂部とを有する、ろ材を包被するためのフィルタ・ハウジングを含み、前記フィルタ・ハウジング頂部は、
流入口と、
流出口と、
フィルタ・ハウジングに配置されて取り付けられ、頂面と長手方向側部と横方向側部とを有し、長手方向側部に頂面から横方向に伸びる離間突起部または指状部を備えるフィルタ・キーと
を備える、冷蔵庫。
【請求項55】
前記フィルタ・ハウジング頂部と一体に形成されたフィルタ・キーを有することを含む、請求項54に記載の組合せ。
【請求項56】
前記頂部に着脱自在に取り付けられたフィルタ・キーを有することを含む、請求項54に記載のフィルタ・ハウジング組立体。
【請求項57】
前記フィルタ・ハウジング頂部に取り付けられたフィルタ連結管を含み、該フィルタ連結管はフィルタ・キーを固定可能に受容するための取付け構造を構成する、請求項54に記載のフィルタ・ハウジング組立体。

【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【図2E】
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【図2F】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図3D】
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【図3E】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図5D】
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【図5E】
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【図5F】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図7D】
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【図7E】
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【図7F】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図8D】
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【図8E】
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【図8F】
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【図8G】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【図11】
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【公表番号】特表2011−530399(P2011−530399A)
【公表日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−522093(P2011−522093)
【出願日】平成21年7月15日(2009.7.15)
【国際出願番号】PCT/US2009/050615
【国際公開番号】WO2010/017003
【国際公開日】平成22年2月11日(2010.2.11)
【出願人】(507337876)ケイエクス テクノロジーズ エルエルシー (6)
【Fターム(参考)】