説明

ブラインドカバーの位置決め構造

【課題】ブラインドカバーをガイドレールに対して簡単に位置決めするとともに、部品点数を低減することができる位置決め構造を提供することを課題とする。
【解決手段】車両のサンシェード装置において、ガイドレール20とルーフ外板との間に配置されるブラインドカバー30の位置決め構造であって、ブラインドカバー30は、ガイドレール20とルーフ外板との間に配置される遮蔽部31と、ガイドレール20に形成された取付溝24に挿入される支持部32と、を備え、支持部32には、取付溝24の溝幅方向に可撓性を有する係合片35が形成され、係合片35は、取付溝24に開口された被係合部25に入り込むことで位置決めされている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サンシェード装置におけるブラインドカバーの位置決め構造に関する。
【背景技術】
【0002】
車両のルーフの内開口部を遮蔽するサンシェード装置としては、ルーフの内開口部の左右縁部に設けられたガイドレールに沿って、ロールスクリーンやサンシェードパネルなどの開閉体をスライド開閉させるものがある。
このようなサンシェード装置では、車体内部に配置されたルーフ周りの装置が車内に露出するのを防ぐために、ガイドレールとルーフ外板との間にブラインドカバーを配置している(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−178766号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記したブラインドカバーでは、ガイドレールやルーフ外板に設けられた複数のクリップにブラインドカバーの上縁部や下縁部を挟み込むことで、ブラインドカバーをガイドレールおよびルーフ外板に支持させているが、この構成では作業が煩雑になるとともに、サンシェード装置の部品点数が多くなるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、ブラインドカバーをガイドレールに対して簡単に位置決めするとともに、部品点数を低減することができる位置決め構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明は、車両のルーフの内開口部の縁部に設けられたガイドレールに沿って開閉体をスライド開閉させるサンシェード装置において、前記ガイドレールと前記車両のルーフ外板との間に配置されるブラインドカバーの位置決め構造であって、前記ブラインドカバーは、前記ガイドレールと前記ルーフ外板との間に配置される板状の遮蔽部と、前記ガイドレールに形成された取付溝に挿入される支持部と、を備え、前記支持部には、前記取付溝の溝幅方向に可撓性を有する係合片が形成され、前記係合片は、前記取付溝に開口された被係合部に入り込むことで位置決めされることを特徴としている。
【0007】
この構成では、ブラインドカバーの支持部をガイドレールの取付溝に挿入し、ブラインドカバーを取付溝に沿って移動させることで、支持部に形成された係合片を、取付溝に形成された被係合部に入り込ませて、ブラインドカバーをガイドレールに対して位置決めすることができる。したがって、ブラインドカバーの位置決めを簡単かつ正確に行うことができ、ブラインドカバーの取り付け作業を簡単に行うことができる。
また、ガイドレールの被係合部に入り込ませる係合部は、ブラインドカバーの支持部に形成されているため、サンシェード装置の部品点数を低減することができる。
【0008】
前記したサンシェード装置において、前記支持部は、前記係合片を撓ませて前記取付溝の溝幅方向に縮小させた状態で、前記取付溝内を摺動可能であり、前記係合片は、前記取付溝に開口された被係合部内で、撓んだ状態から前記取付溝の溝幅方向に復元されることで、前記被係合部に位置決めされるように構成することができる。
【0009】
この構成では、ブラインドカバーの係合片を撓ませた状態で、ブラインドカバーの支持部をガイドレールの取付溝に挿入し、ブラインドカバーを取付溝に沿って移動させることができる。このとき、係合片は取付溝の溝幅方向に縮小された状態で取付溝内を摺動し、被係合部に達すると、被係合部内で取付溝の溝幅方向に復元されて、係合片が被係合部内に入り込んだ状態となる。これにより、係合片が被係合部に位置決めされ、ブラインドカバーがガイドレールに対して位置決めされた状態となる。したがって、ブラインドカバーの位置決めを簡単かつ正確に行うことができ、ブラインドカバーの取り付け作業を簡単に行うことができる。
【0010】
前記したサンシェード装置において、前記支持部は、前記取付溝内を摺動可能であり、前記係合片は、前記支持部に設けられた補助部材によって、前記取付溝に開口された被係合部内に押し出されることで、前記被係合部に位置決めされるように構成することができる。
【0011】
この構成では、係合片が被係合部に達した位置で、補助部材によって係合片が被係合部内に押し出されることで、係合片が被係合部内に入り込んだ状態となる。これにより、係合片が被係合部に位置決めされ、ブラインドカバーがガイドレールに対して位置決めされた状態となる。したがって、ブラインドカバーの位置決めを簡単かつ正確に行うことができ、ブラインドカバーの取り付け作業を簡単に行うことができる。
【0012】
前記したブラインドカバーの位置決め構造では、前記係合片の両側縁を前記被係合部の内側縁部に当接させることが望ましい。この構成では、ブラインドカバーが取付溝の延長方向にずれるのを防ぐことができ、ブラインドカバーをガイドレールに対して確実に位置決めすることができる。
【0013】
前記したブラインドカバーの位置決め構造において、前記支持部には、第一支持片と、前記取付溝の溝幅方向に可撓性を有する第二支持片と、が前記取付溝の溝幅方向に並設されており、前記係合片は、前記第二支持片に切り込み部を形成することで、前記第二支持片の一部に形成されているように構成することができる。この構成では、係合片を簡単に形成することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明のブラインドカバーの位置決め構造によれば、サンシェード装置におけるブラインドカバーの位置決めを簡単かつ正確に行うことができ、ブラインドカバーの取り付け作業を簡単に行うことができる。また、サンシェード装置の部品点数を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本実施形態のサンシェード装置を示した平面図である。
【図2】本実施形態の位置決め構造を示した斜視図である。
【図3】本実施形態の位置決め構造を示した図で、(a)は正面断面図、(b)は係合片が復元する態様を示した断面図である。
【図4】本実施形態の位置決め構造を示した平面図である。
【図5】他の実施形態の位置決め構造を示した図で、(a)は補助部材を示した斜視図、(b)は係合片が押し出される態様を示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態のブラインドカバーの位置決め構造を適用するサンシェード装置1は、図1に示すように、車両Aのルーフに形成された外開口部(図示せず)および内開口部A1において採光および遮光を行うための装置であり、ルーフの内開口部A1の上方に配置されたスクリーン2(特許請求の範囲における「開閉体」)を前後方向にスライドさせることで開閉自在となっている。ルーフの外開口部には、例えば、ガラス板が嵌め込まれることで採光可能となっている。
なお、以下の説明において、前後方向とは、車両Aの進行方向に対応している。
【0017】
サンシェード装置1は、車両Aの内開口部A1の左右側縁部にそれぞれ設けられたガイドレール20,20と、内開口部A1を遮蔽するスクリーン2と、内開口部A1よりも後方に配置されたローラ3と、を備えている。スクリーン2の前縁部にはステー2aが取り付けられており、ステー2aの左右両端部に設けられたスライダ2b,2bは左右のガイドレール20,20に形成されたレール溝21,21(図3(a)参照)内に摺動可能に挿入されている。また、スクリーン2の後縁部はローラ3の外周面に固着されている。
そして、サンシェード装置1では、ローラ3からスクリーン2を繰り出し、またはローラ3にスクリーン2を巻き取ることで、スクリーン2が左右のガイドレール20,20に沿って前後方向にスライドする。
【0018】
左右のガイドレール20、20は、内開口部A1の左右側縁部に沿って、車内の天井と車両Aのルーフ外板との間に配置された部材である。左右のガイドレール20,20は、左右対称に形成されているため、以下の説明では、車両Aの右側のガイドレール20について説明し、車両Aの左側のガイドレール20については、その説明を省略する。
【0019】
ガイドレール20は、図2に示すように、前後方向に延設され、一定断面形状を呈する長尺の部材であり、例えばアルミニウム合金の押出し形材からなる。
図3(a)に示すように、ガイドレール20の内開口部A1側(図3(a)の右側)の側面には、内開口部A1に向けて開口したレール溝21が形成されている。レール溝21は、前後方向に水平かつ直線状に延設されており、矩形断面空間を呈している。このレール溝21には、スクリーン2のステー2aのスライダ2bが摺動可能に挿入され、スライダ2bはレール溝21にガイドされて前後方向にスライドする。
ガイドレール20の車両外側(図3(a)の左側)の側面には、車内の天井の上面に固定されるフランジ部22が形成されている。
【0020】
ガイドレール20の上面には、左右一対の溝側壁部23,23が垂直に立設されている。左右の溝側壁部23,23は前後方向に延設されており、左右の溝側壁部23,23の間には、前後方向に延設された取付溝24が形成されている。左右の溝側壁部23,23の上端部は、それぞれ取付溝24の内方に向けて水平に折り曲げられている。したがって、取付溝24は凸状の断面空間を呈している。
【0021】
本実施形態のサンシェード装置1では、図3(a)に示すように、車体内部に配置されたルーフ周りの装置が車内に露出するのを防ぐために、ガイドレール20とルーフ外板(図示せず)との間にブラインドカバー30を配置している。
【0022】
ブラインドカバー30は、図2に示すように、垂直に配置された平板状の遮蔽部31と、遮蔽部31の下縁部に形成された支持部32と、を備えている樹脂製または金属製の部材である。このブラインドカバー30は、遮蔽部31の両面を左右方向(車幅方向)に向けて、前後方向に延ばされている。そして、支持部32をガイドレール20の取付溝24内に挿入することで、ガイドレール20の上面に支持される。
【0023】
支持部32には、図3(a)に示すように、遮蔽部31の下縁部に形成された第一支持片33と、遮蔽部31から取付溝24の溝幅方向に突出した第二支持片34と、が形成されている。
第一支持片33の下端部において、車内側(図3(a)の右側)の側面には、支持部32を取付溝24内に挿入したときに、ガイドレール20の上面に設けられた車内側(図3(a)の右側)の溝側壁部23が入り込む支持溝33aが形成されている。
【0024】
第二支持片34は、第一支持片33の上方で遮蔽部31から、車外側(図3(a)の左側)に突出した板状の部位であり、第一支持片33に沿って前後方向に延設されている(図2参照)。第二支持片34は、第一支持片33側から下方に向けて、車外方向に凸状となるように湾曲しており、第二支持片34の下縁部と第一支持片33の下縁部とは、取付溝24の溝幅方向(図3(a)の左右方向)に並設されている。
第二支持片34の下端部において、車外側(図3(a)の左側)の側面には、支持部32を取付溝24内に挿入したときに、ガイドレール20の上面に設けられた車外側(図3(a)の左側)の溝側壁部23が入り込む支持溝34aが形成されている。
【0025】
第二支持片34は、取付溝24の溝幅方向に可撓性を有している。すなわち、第二支持片34の下縁部を、第一支持片33に近づく方向に弾性変形させることができ、第二支持片34を撓ませて、支持部32を取付溝24の溝幅方向に縮小させることができる。
【0026】
ブラインドカバー30をガイドレール20の上面に取り付けるときには、ブラインドカバー30の支持部32の第二支持片34を撓ませて、支持部32を取付溝24の溝幅方向に縮小させた状態で、支持部32を取付溝24内に挿入する。そして、取付溝24内で支持部32を摺動させることで、ブラインドカバー30をガイドレール20の所定位置に配置することができる。
【0027】
次に、前記したブラインドカバー30の位置決め構造について説明する。
ブラインドカバー30をガイドレール20の所定位置に固定するための位置決め構造は、図4に示すように、ブラインドカバー30に形成された係合片35が、ガイドレール20の取付溝24に開口された被係合部25に入り込むことで、ガイドレール20が所定位置に位置決めされるように構成されている。
【0028】
ガイドレール20に形成された被係合部25は、図2に示すように、車外側(図3(a)の左側)の溝側壁部23の一部を切り欠くことで形成された開口部である。被係合部25の前後方向の幅は、ブラインドカバー30に形成された係合片35の前後方向の幅よりも僅かに大きく形成されている(図4参照)。
【0029】
ブラインドカバー30に形成された係合片35は、支持部32の第二支持片34に切り込み部34bを形成することで、第二支持片34の端部に形成されている。このように、係合片35は第二支持片34の一部であり、第二支持片34と同様に、取付溝24の溝幅方向に可撓性を有している。そして、支持部32をガイドレール20の取付溝24内に挿入するときには、係合片35を第一支持片33に近づく方向に撓ませて、支持部32を取付溝24の溝幅方向に縮小させる。
【0030】
このようなブラインドカバー30の位置決め構造では、図2に示すように、ブラインドカバー30の係合片35を撓ませた状態で、ブラインドカバー30の支持部32をガイドレール20の取付溝24に挿入し、ブラインドカバー30を取付溝24に沿って、ガイドレール20の長手方向に移動させることができる。
このとき、係合片35は取付溝24の溝幅方向に縮小された状態で取付溝24内を摺動し、取付溝24に形成された被係合部25に達すると、図3(b)に示すように、被係合部25内で第一支持片33から離れる方向に復元されて、係合片35が被係合部25内に入り込む。これにより、図4に示すように、ブラインドカバー30がガイドレール20に対して位置決めされた状態となる。
なお、係合片35が被係合部25に入り込んで位置決めされた状態とは、係合片35の一方の側縁が被係合部25に当接している状態、係合片35の両側縁が被係合部25に当接している状態、及び、係合片35の両側縁と被係合部25の内側縁部との間に微小な隙間が存在している状態を含むものである。
【0031】
以上のようなブラインドカバー30の位置決め構造によれば、図4に示すように、ブラインドカバー30をガイドレール20の取付溝24に沿って移動させることで、ブラインドカバー30の係合片35がガイドレール20の被係合部25に入り込むことで位置決めされ、ブラインドカバー30がガイドレール20に対して位置決めされる。したがって、ブラインドカバー30の位置決めを簡単かつ正確に行うことができ、ブラインドカバー30の取り付け作業を簡単に行うことができる。
【0032】
また、図2に示すように、ガイドレール20の被係合部25に入り込む係合片35は、ブラインドカバー30の支持部32の第二支持片34に切り込み部34bを形成することで、第二支持片34の一部に形成されているため、係合片35を簡単に形成することができるとともに、サンシェード装置1(図1参照)の部品点数を低減することができる。
【0033】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
例えば、図5(b)に示すように、補助部材40によって、係合片35が被係合部25内に押し出されるように構成することもできる。補助部材40は、支持部32の第一支持片33と係合片35との間に挿入される棒状の部材である。図5(a)に示すように、補助部材40の先端部41には、係合片35の内面に当接する円弧状の突起部42が形成されている。補助部材40の先端部41の断面形状は、図5(b)に示すように、第一支持片33と係合片35との間、すなわち、支持部32の内部に配置された補助部材40の先端部41が、係合片35を被係合部25内に押し出すように形成されている。
【0034】
この構成では、図5(b)に示す補助部材40の先端部41を第一支持片33と係合片35との間に挿入した状態で、支持部32を取付溝24内に挿入し、ブラインドカバー30Aを取付溝24に沿って移動させる。このとき、補助部材40の先端部41は、第一支持片33と係合片35との間で僅かに圧縮されている。そして、係合片35が被係合部25に達すると、補助部材40の先端部41によって、係合片35が被係合部25内で第一支持片33から離れる方向に押し出されて、係合片35が被係合部25内に入り込んだ状態となる。なお、係合片35が被係合部25に達した後に、補助部材40の先端部41を第一支持片33と係合片35との間に挿入してもよい。
このようにして、係合片35が被係合部25に入り込むことで、ブラインドカバー30Aがガイドレール20に対して位置決めされた状態となる。したがって、ブラインドカバー30Aの位置決めを簡単かつ正確に行うことができ、ブラインドカバー30Aの取り付け作業を簡単に行うことができる。
なお、補助部材40の先端部41の形状は限定されるものではないが、図5(a)に示すように、円弧状の突起部42を設けることで、先端部41を第一支持片33と係合片35との間に挿入し易くなる。
【0035】
また、本実施形態では、図2に示すように、ブラインドカバー30の支持部32の第二支持片34に切り込み部34bを形成することで、支持部32の一部に係合片35が形成されており、第二支持片34と係合片35との断面形状が同一であるが、係合片35の形状は限定されるものではなく、第二支持片34の断面形状と異なる形状でもよい。
【0036】
また、本実施形態では、本発明のブラインドカバーの位置決め構造を、図1に示すロールスクリーン式のサンシェード装置1に適用しているが、サンシェード装置の構成は限定されるものではない。例えば、前後方向に並べられた複数のサンシェードパネル(開閉体)を、ガイドレールに沿って前後方向にスライドさせることで、車内の天井とルーフ外板との間に各サンシェードパネルを重ねて収納するタイプのサンシェード装置に適用することもできる。
【符号の説明】
【0037】
1 サンシェード装置
2 スクリーン
3 ローラ
20 ガイドレール
21 レール溝
22 フランジ部
23 溝側壁部
24 取付溝
25 被係合部
30 ブラインドカバー
31 遮蔽部
32 支持部
33 第一支持片
34 第二支持片
34b 切り込み部
35 係合片
40 補助部材
A 車両
A1 内開口部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のルーフの内開口部の縁部に設けられたガイドレールに沿って開閉体をスライド開閉させるサンシェード装置において、前記ガイドレールと前記車両のルーフ外板との間に配置されるブラインドカバーの位置決め構造であって、
前記ブラインドカバーは、前記ガイドレールと前記ルーフ外板との間に配置される板状の遮蔽部と、前記ガイドレールに形成された取付溝に挿入される支持部と、を備え、
前記支持部には、前記取付溝の溝幅方向に可撓性を有する係合片が形成され、
前記係合片は、前記取付溝に開口された被係合部に入り込むことで位置決めされることを特徴とするブラインドカバーの位置決め構造。
【請求項2】
前記支持部は、前記係合片を撓ませて前記取付溝の溝幅方向に縮小させた状態で、前記取付溝内を摺動可能であり、
前記係合片は、前記取付溝に開口された被係合部内で、撓んだ状態から前記取付溝の溝幅方向に復元されることで、前記被係合部に位置決めされることを特徴とする請求項1に記載のブラインドカバーの位置決め構造。
【請求項3】
前記支持部は、前記取付溝内を摺動可能であり、
前記係合片は、前記支持部に設けられた補助部材によって、前記取付溝に開口された被係合部内に押し出されることで、前記被係合部に位置決めされることを特徴とする請求項1に記載のブラインドカバーの位置決め構造。
【請求項4】
前記係合片の両側縁が前記被係合部の内側縁部に当接することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のブラインドカバーの位置決め構造。
【請求項5】
前記支持部には、第一支持片と、前記取付溝の溝幅方向に可撓性を有する第二支持片と、が前記取付溝の溝幅方向に並設されており、
前記係合片は、前記第二支持片に切り込み部を形成することで、前記第二支持片の一部に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のブラインドカバーの位置決め構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−79437(P2011−79437A)
【公開日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−233688(P2009−233688)
【出願日】平成21年10月7日(2009.10.7)
【出願人】(390023917)八千代工業株式会社 (186)