説明

ブラシ用毛材およびその製造方法

【課題】獣毛調の肌さわりを呈する、合成樹脂製モノフィラメントからなるブラシ用毛材およびその製造方法およびブラシ製品を提供する。
【解決手段】走行する合成樹脂製モノフィラメントをオーバーフィード率12〜50%、温度180〜210℃の条件で加熱処理することにより、合成樹脂製モノフィラメントの繊維軸方向に不規則な波形状を付与する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、合成樹脂製モノフィラメントからなるブラシ用毛材およびその製造方法およびブラシ製品に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、化粧ブラシなどのブラシ用毛材として獣毛が多用されてきたが、近年では、ブリッスルと称される合成樹脂製モノフィラメントからなるブラシ用毛材が多用されている。かかる合成樹脂製モノフィラメントからなるブラシ用毛材は直線状であるため、肌さわりが硬く毛さばき性も十分ではないという問題があった。
【0003】
このため、一対の加熱ギヤの間にモノフィラメントを通過させる方法や、モノフィラメントを撚り合わせて熱セットする方法により、合成樹脂製モノフィラメントからなるブラシ用毛材に波形状を付与することが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0004】
しかしながら、これらの方法で得られた合成樹脂製モノフィラメントからなるブラシ用毛材は、波形状が規則的(波長が均一)であるため、獣毛調の肌さわりを呈するものといえるものではなかった。
【0005】
【特許文献1】特開2005−95457号公報
【特許文献2】特開平11−235230号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記の背景に鑑みなされたものであり、その目的は、獣毛調の肌さわりを呈する、合成樹脂製モノフィラメントからなるブラシ用毛材およびその製造方法およびブラシ製品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、走行する合成樹脂製モノフィラメントにオーバーフィードをかけながら熱処理することにより、不規則な波形状を付与することができ、かかる合成樹脂製モノフィラメントを用いてブラシ用毛材を得ると獣毛調の肌さわりを呈することを見出した。そして、さらに鋭意検討を重ねることにより本発明に想到した。
【0008】
かくして、本発明によれば「合成樹脂製モノフィラメントからなるブラシ用毛材であって、繊維軸方向に不規則な波形状を有することを特徴とするブラシ用毛材。」が提供される。ただし、不規則な波形状とは、ただし、不規則な波形状とは、波形状の波長が一定でないという意味である。
その際、前記の波長Lが0.1〜30mmの範囲内であることが好ましい。また、波形状の巾Wが0.1〜10mmの範囲内であることが好ましい。
【0009】
本発明のブラシ用毛材において、ブラシ用毛材の直径が0.02〜0.2mmの範囲内であることが好ましい。ブラシ用毛材の全長LLとしては、25〜200mmの範囲内であることが好ましい。また、前記の合成樹脂製モノフィラメントが、ポリブチレンテレフタレートで形成されることが好ましい。また、ブラシ用毛材の先端部分がテーパー加工を施されていることが好ましい。また、ブラシ用毛材が着色されていることが好ましい。また、ブラシ用毛材に帯電防止加工が施されていることが好ましい。また、ブラシ用毛材の表面にプラズマ照射またはサンドブラスト加工により凹凸が付与されていることが好ましい。
【0010】
本発明によれば、化粧ブラシ、化粧筆、ボデイブラシ、毛筆、絵筆、工業用ブラシ、および歯ブラシからなる群より選択されるいずれかのブラシ製品が提供される。
また、本発明によれば、「走行する合成樹脂製モノフィラメントをオーバーフィード率12〜50%、温度180〜210℃の条件で加熱処理することにより、合成樹脂製モノフィラメントの繊維軸方向に不規則な波形状を付与することを特徴とするブラシ用毛材の製造方法。」が提供される。ただし、不規則な波形状とは、波形状の波長が一定でないという意味である。
【0011】
その際、ブラシ用毛材の繊維軸に沿って個々の波長Lを測定し、波長Lの最大値Lmaxと最小値Lminとの比Lmax/Lminが1.2以上であることが好ましい。また、前記の波長Lが0.1〜30mmの範囲内であることが好ましい。また、波形状の巾Wが0.1〜10mmの範囲内であることが好ましい。また、ブラシ用毛材の直径が0.02〜0.2mmの範囲内であることが好ましい。
【0012】
本発明のブラシ用毛材の製造方法において、合成樹脂製モノフィラメントの繊維軸方向に不規則な波形状を付与した後、ブラシ用毛材の全長LLが25〜200mmの範囲内となるようカットすることが好ましい。また、前記の合成樹脂製モノフィラメントがポリブチレンテレフタレートで形成されることが好ましい。また、ブラシ用毛材の先端部分にテーパー加工を施すことが好ましい。また、ブラシ用毛材を着色することが好ましい。また、ブラシ用毛材に帯電防止加工を施すことが好ましい。また、ブラシ用毛材の表面にプラズマ照射またはサンドブラスト加工により凹凸を付与することが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、獣毛調の肌さわりを呈する、合成樹脂製モノフィラメントからなるブラシ用毛材およびその製造方法およびブラシ製品が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明のブラシ用毛材において、繊維軸方向に不規則な波形状を有することが肝要である。このような不規則な波形状により、獣毛調の肌さわりを呈することとなる。従来のような規則的な波形状では、獣毛調の肌さわりが得られず好ましくない。ただし、不規則な波形状とは、ただし、不規則な波形状とは、波形状の波長が一定でないという意味である。特に、図1に模式的に示すように、ブラシ用毛材の繊維軸に沿って個々の波長Lを測定し、波長Lの最大値Lmaxと最小値Lminとの比Lmax/Lminが1.2以上(特に好ましくは10.0以上)であることが好ましい。
【0015】
ここで、前記の波長Lとしてはすべて0.1〜30mmの範囲内であることが好ましい。また、図1に示す波形状の巾W(隣り合う山部と谷部との垂直距離)としては、すべて0.1〜10mmの範囲内であることが好ましい。かかる波形状の巾Wの最大値WmaxとWminとの比Wmax/Wminとしては1.2以上(特に好ましくは10.0以上)であることが好ましい。
【0016】
また、本発明のブラシ用毛材の直径としては、0.02〜0.2mmの範囲内であることが好ましい。該直径が0.02mmよりも小さくても0.2mmよりも大きくても獣毛調の肌さわりが得られないおそれがある。
【0017】
本発明のブラシ用毛材において、横断面形状は特に限定されず、丸、三角、扁平、六角など公知の断面形状が採用でき、中空部を有するものであってもよい。なお、ブラシ用毛材の横断面形状が丸でなく異型の場合は、その外接円の直径をもって、ブラシ用毛材の直径とする。
本発明のブラシ用毛材の全長LLとしては、25〜200mmの範囲内であることが好ましい。該全長LLは、図1に示す距離を測定するものとする。
【0018】
本発明のブラシ用毛材を形成する合成樹脂としては、ポリエステル樹脂が熱セット性および染色性の点で好ましい。かかるポリエステル樹脂としては、主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレートであるポリエチレンテレフタレート系ポリエステル、主たる繰り返し単位がブチレンテレフタレートであるポリブチレンテレフタレート系ポリエステル、主たる繰り返し単位がプロピレンテレフタレートであるポリプロピレンテレフタレート系ポリエステルが好ましく例示され、第3成分が共重合されたものでもよい。なかでも、ブラシ用毛材に反発性を持たせる上で、ポリブチレンテレフタレートが特に好ましい。かかる合成樹脂には、本発明の目的を損なわない範囲内で必要に応じて、抗菌剤、微細孔形成剤、カチオン可染剤、着色防止剤、熱安定剤、蛍光増白剤、艶消し剤、着色剤、帯電防止剤、吸湿剤、無機微粒子等を1種又は2種以上を添加してもよい。
【0019】
本発明のブラシ用毛材は下記の製造方法により製造することができる。すなわち、まず、前記のような合成樹脂を用いて常法により合成樹脂製モノフィラメントを紡糸、延伸する。次いで、該合成樹脂製モノフィラメントを複数本(100〜200000本)の繊維束として走行速度2〜15m/分で、内部が温度180〜210℃に加熱されたチャンバー(長さ1〜3m)中を、オーバーフィード率12〜50%で走行させることにより、合成樹脂製モノフィラメントの繊維軸方向に不規則な波形状を付与することができる。なお、前記オーバーフィード率OF(%)は下記式により算出される。
OF(%)=(V1−V2)/V1×100
ただし、V1はチャンバー入口におけるポリエステル系モノフィラメントの走行速度(m/分)、V2はチャンバー出口におけるポリエステル系モノフィラメントの走行速度(m/分)である。
【0020】
次いで、繊維軸方向に不規則な波形状を付与されたポリエステル系モノフィラメントを常法により所定の長さにカットすることにより、本発明のブラシ用毛材が得られる。
かくして得られたブラシ用毛材は、繊維軸方向に不規則な波形状を有しているので、獣毛調の肌さわりを呈する。
【0021】
また、かかるブラシ用毛材において、ブラシ用毛材の先端部分がテーパー加工を施されていることが好ましい。テーパー加工する方法としては、前記のモノフィラメントを適宜束ねて所定の長さに切断した後、毛材の一方先端部分または両先端部分を、濃度200〜300g/L、温度95〜110℃の苛性ソーダバス中に、50〜200分間浸漬する方法が好適に例示される。苛性濃度及び浸漬時間は、ブラシ用毛材の用途すなわちモノフィラメントの材質、直径により前記範囲内で適宜設定される。なお、テーパー加工は通常、前記のカットの後に行うことが好ましい。
【0022】
また、ブラシ用毛材に通常の染色加工を施すことにより着色すると、高級感が呈され好ましい。また、ブラシ用毛材に帯電防止加工を施すと静電気の発生を防ぐことができ好ましい。かかる帯電防止加工に用いる制電剤としては通常のものでよく、例えば、ポリオキシアルキレン鎖成分を含んだ共重合ポリマー、ポリエーテルエステル、ポリウレタン系、変性シリコンなどが例示される。
【0023】
また、ブラシ用毛材の表面にプラズマ照射またはサンドブラスト加工により凹凸を付与し、獣毛のキューテクルに似せることも、獣毛調の肌さわりを得る上で好ましいことである。
【0024】
さらには、ポリエチレングリコールジアクリレートやその誘導体、ポリエチレンテレフタレート−ポリエチレングリコール共重合体などの吸水化剤を用いて、ブラシ用毛材に吸水加工を施してもよい。
なお、前記の染色加工、凹凸の付与、吸水加工は前記カットの後に行うことが好ましいが、カットの前に行ってもよい。
【0025】
また、本発明のブラシ製品は、前記のブラシ用毛材を用いてなる、化粧ブラシ、化粧筆、ボデイブラシ、毛筆、絵筆、工業用ブラシ、および歯ブラシからなる群より選択されるいずれかのブラシ製品である。これらのブラシ製品は、前記のブラシ用毛材を用いているので獣毛調の肌さわりを呈する。
【実施例】
【0026】
以下、実施例をあげて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらによって何ら限定されるものではない。なお、実施例中の各物性は下記の方法により測定したものである。
(1)波形状の波長Lの測定
図1に示すように、左端から順にL1、L2、L3・・と順次波長の長さを測定した。なお、1波長分の長さに足りない端部は除外した。
(2)波形状の巾Wの測定
図1に示すように、左端から順にW1、W2、W3・・と順次、波形状の巾W(隣り合う山部と谷部との垂直距離を測定した。
(3)肌さわり
得られたブラシ用毛材を用いて化粧筆を得た後、試験者3人により、下記3段階に官能評価した。3級:獣毛調の肌さわりである。2級:少し獣毛調の肌さわりである。1級:獣毛調の肌さわりでない。
【0027】
[実施例1]
ポリブチレンテレフタレート(IV値0.97、融点230℃)樹脂チップを用いて、通常の溶融紡糸方法(溶融温度295℃)で紡糸し、4.4倍に延伸することにより直径100μmのモノフィラメント(化粧筆用毛材)を得た。
【0028】
次いで、該モノフィラメント1万本の繊維束を走行速度10m/分で、内部が温度200℃に加熱(乾熱)されたチャンバー(長さ3m)中を、オーバーフィード率30%で走行させることにより加熱処理した。次いで、全長LLが50mmとなるようにカットすることにより、ブラシ用毛材を得た。そして、ブラシ用毛材の先端部分を、濃度250g/l、温度102℃の苛性ソーダバス中に、60分間浸漬することにより、先鋭角のきれいなテーパー形状を形成し、さらに分散染料を用いて淡いピンク色に染色した。
【0029】
得られたブラシ用毛材は、図1に示すように、繊維軸方向に不規則な波形状を有しており、波長Lの最大値Lmaxが15mm、最小値Lminが0.8mmであった。また、波形状の巾Wの最大値Wmaxが5mm、最小値Wminが0.2mmであった。
次いで、該ブラシ用毛材を用いて化粧筆を得た後、肌さわりを評価したところ、獣毛調の肌さわりであった(3級)。
【0030】
[比較例1]
実施例1において、繊維束を加熱処理しないこと以外は実施例1と同様にした。得られたブラシ用毛材は、直線状で繊維軸方向に波形状を有しておらず、該ブラシ用毛材を用いて化粧筆を得た後、肌さわりを評価したところ、獣毛調の肌さわりでなかった(1級)。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明によれば、獣毛調の肌さわりを呈する、合成樹脂製モノフィラメントからなるブラシ用毛材およびその製造方法およびブラシ製品が提供され、その工業的価値は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】波長Lおよび波形状の巾Wを説明するための説明図である。
【符号の説明】
【0033】
1:ブラシ用毛材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
合成樹脂製モノフィラメントからなるブラシ用毛材であって、繊維軸方向に不規則な波形状を有することを特徴とするブラシ用毛材。
ただし、不規則な波形状とは、波形状の波長が一定でないという意味である。
【請求項2】
ブラシ用毛材の繊維軸に沿って個々の波長Lを測定し、波長Lの最大値Lmaxと最小値Lminとの比Lmax/Lminが1.2以上である、請求項1に記載のブラシ用毛材。
【請求項3】
前記の波長Lが0.1〜30mmの範囲内である、請求項1または請求項2に記載のブラシ用毛材。
【請求項4】
波形状の巾Wが0.1〜10mmの範囲内である、請求項1〜3のいずれかに記載のブラシ用毛材。
【請求項5】
ブラシ用毛材の直径が0.02〜0.2mmの範囲内である、請求項1〜4のいずれかに記載のブラシ用毛材。
【請求項6】
ブラシ用毛材の全長LLが25〜200mmの範囲内である、請求項1〜5のいずれかに記載のブラシ用毛材。
【請求項7】
前記の合成樹脂製モノフィラメントがポリブチレンテレフタレートで形成される、請求項1〜6のいずれかに記載のブラシ用毛材。
【請求項8】
ブラシ用毛材の先端部分がテーパー加工を施されてなる、請求項1〜7のいずれかに記載のブラシ用毛材。
【請求項9】
ブラシ用毛材が着色されてなる、請求項1〜8のいずれかに記載のブラシ用毛材。
【請求項10】
ブラシ用毛材に帯電防止加工が施されてなる、請求項1〜9のいずれかに記載のブラシ用毛材。
【請求項11】
ブラシ用毛材の表面にプラズマ照射またはサンドブラスト加工により凹凸が付与されてなる、請求項1〜10のいずれかに記載のブラシ用毛材。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれかに記載のブラシ用毛材を用いてなる、化粧ブラシ、化粧筆、ボデイブラシ、毛筆、絵筆、工業用ブラシ、および歯ブラシからなる群より選択されるいずれかのブラシ製品。
【請求項13】
走行する合成樹脂製モノフィラメントをオーバーフィード率12〜50%、温度180〜210℃の条件で加熱処理することにより、合成樹脂製モノフィラメントの繊維軸方向に不規則な波形状を付与することを特徴とするブラシ用毛材の製造方法。
ただし、不規則な波形状とは、波形状の波長が一定でないという意味である。
【請求項14】
ブラシ用毛材の繊維軸に沿って個々の波長Lを測定し、波長Lの最大値Lmaxと最小値Lminとの比Lmax/Lminが1.2以上である、請求項13に記載のブラシ用毛材の製造方法。
【請求項15】
前記の波長Lが0.1〜30mmの範囲内である、請求項13または請求項14に記載のブラシ用毛材の製造方法。
【請求項16】
波形状の巾Wが0.1〜10mmの範囲内である、請求項13〜15のいずれかに記載のブラシ用毛材の製造方法。
【請求項17】
ブラシ用毛材の直径が0.02〜0.2mmの範囲内である、請求項13〜16のいずれかに記載のブラシ用毛材の製造方法。
【請求項18】
合成樹脂製モノフィラメントの繊維軸方向に不規則な波形状を付与した後、ブラシ用毛材の全長LLが25〜200mmの範囲内となるようカットする、請求項13〜17のいずれかに記載のブラシ用毛材の製造方法。
【請求項19】
前記の合成樹脂製モノフィラメントがポリブチレンテレフタレートで形成される、請求項13〜18のいずれかに記載のブラシ用毛材の製造方法。
【請求項20】
ブラシ用毛材の先端部分にテーパー加工を施す、請求項13〜19のいずれかに記載のブラシ用毛材の製造方法。
【請求項21】
ブラシ用毛材を着色する、請求項13〜20のいずれかに記載のブラシ用毛材の製造方法。
【請求項22】
ブラシ用毛材に帯電防止加工を施す、請求項13〜21のいずれかに記載のブラシ用毛材の製造方法。
【請求項23】
ブラシ用毛材の表面にプラズマ照射またはサンドブラスト加工により凹凸を付与する、請求項13〜22のいずれかに記載のブラシ用毛材の製造方法。

【図1】
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【公開番号】特開2008−154919(P2008−154919A)
【公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−349388(P2006−349388)
【出願日】平成18年12月26日(2006.12.26)
【出願人】(502014086)帝人ネステックス株式会社 (17)
【Fターム(参考)】