ブロックチェーンユニット
【課題】潤滑剤の供給が容易でかつ流出が少なく、メンテナンスの作業負担を軽減するとともに、摺接案内面に外部から侵入した塵埃や摩擦粉による摩擦抵抗の増加や耐久性や寿命の低下を低減したブロックチェーンユニットを提供すること。
【解決手段】摺接案内面を有するガイドレール１３０上を摺接走行するブロック状リンク１２０を備えたブロックチェーン１１０を有するブロックチェーンユニット１００において、ガイドレール１３０の摺接案内面が複数の山谷からなる凹凸状案内部１３１を有し、ブロック状リンク１２０が凹凸状案内部１３１と噛み合う凹凸状摺接部１２１を有すること。
【解決手段】摺接案内面を有するガイドレール１３０上を摺接走行するブロック状リンク１２０を備えたブロックチェーン１１０を有するブロックチェーンユニット１００において、ガイドレール１３０の摺接案内面が複数の山谷からなる凹凸状案内部１３１を有し、ブロック状リンク１２０が凹凸状案内部１３１と噛み合う凹凸状摺接部１２１を有すること。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、チェーンがガイドレールの摺接案内面上を摺接走行し、該チェーンの上面に搬送物を載置して搬送するブロックチェーンユニットに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、ブロック状リンクを備えたブロックチェーンがガイドレールの摺接案内面上を摺接走行し、ブロック状リンクの上面に搬送物を載置して搬送するブロックチェーンユニットが周知である。
【０００３】
周知のブロックチェーン５１０は、例えば図８に示すように、内リンクをブロック状リンク５２０とし外リンクを左右１対のリンクプレート５１１して、ブロック状リンク５２０と左右１対のリンクプレート５１１を連結ピン５１２により屈曲可能に多数連結して構成されている。
【０００４】
ブロック状リンク５２０の上面は搬送物を載置する搬送面となり、ブロック状リンク５２０の下面はガイドレール（図示せず）の摺接案内面上を摺接する摺接面となって、ブロックチェーンユニットが構成されている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
【特許文献１】特開平７−２０８５６１号公報（第２頁、図３）
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、これら周知のブロックチェーンユニットは、ブロックチェーン５１０のブロック状リンク５２０の下面の摺接面が平面状でガイドレール（図示せず）の摺接面も平面で構成されており、摺動抵抗を軽減させるために潤滑剤を供給しても平面同士が全面で摺接しているため潤滑剤が短時間で外部に流出し、頻繁な潤滑剤の補給が必要となるとともに、潤滑剤を供給するためにはブロックチェーン５１０を停止させたり、ブロックチェーン５１０を一旦ガイドレールから外したりする必要があり、メンテナンスを頻繁に行う必要があった。
【０００７】
また、外部から侵入した塵埃や摩擦粉が摺接案内面に介在しやすく、摩擦抵抗が大きくなったり、ブロック状リンク５２０の下面の摺接面やガイドレールの摺接面が損傷したりするという問題があり、ブロックチェーンユニット全体の耐久性が低下し寿命が短くなるという問題があった。
【０００８】
本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、潤滑剤の供給が容易でかつ流出が少なく、メンテナンスの作業負担を軽減するとともに、摺接案内面に外部から侵入した塵埃や摩擦粉による摩擦抵抗の増加や耐久性や寿命の低下を低減したブロックチェーンユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
本請求項１に係る発明は、摺接案内面を有するガイドレールと、前記摺接案内面上を摺接走行するブロック状リンクを備えたブロックチェーンとを有するブロックチェーンユニットにおいて、前記ガイドレールの摺接案内面が、前記ブロックチェーンの走行方向に延びる複数の山谷からなる凹凸状案内部を有し、前記ブロック状リンクが、前記凹凸状案内部と噛み合う凹凸状摺接部を有することにより、前記課題を解決するものである。
【００１０】
本請求項２に係る発明は、請求項１に記載されたブロックチェーンユニットの構成に加えて、前記ガイドレールが、側面に潤滑剤注入口、前記凹凸状案内部に潤滑剤供給溝をそれぞれ有し、前記潤滑剤注入口から潤滑剤供給溝に連通される給油孔を有することにより、前記課題をさらに解決するものである。
【００１１】
本請求項３に係る発明は、請求項２に記載されたブロックチェーンユニットの構成に加えて、前記潤滑剤供給溝が、前記ガイドレールの幅方向に前記凹凸状案内部の両最外部まで延びるように設けられていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
【００１２】
本請求項４に係る発明は、請求項１乃至請求項３のいずれかに記載されたブロックチェーンユニットの構成に加えて、前記凹凸状案内部の凸部頂点が、前記凹凸状摺接部の凹部最深点との間に空間を有することにより、前記課題をさらに解決するものである。
【００１３】
本請求項５に係る発明は、請求項１乃至請求項４のいずれかに記載されたブロックチェーンユニットの構成に加えて、前記凹凸状案内部の凹部最深点が、前記凹凸状摺接部の凸部頂点との間に空間を有することにより、前記課題をさらに解決するものである。
【００１４】
本請求項６に係る発明は、請求項１乃至請求項５のいずれか１つに記載されたブロックチェーンユニットの構成に加えて、前記ガイドレールが、前記凹凸状案内部を横切って凹部最深点より深い横溝を有することにより、前記課題をさらに解決するものである。
【００１５】
本請求項７に係る発明は、請求項６に記載されたブロックチェーンユニットの構成に加えて、前記ガイドレールの横溝が、ガイドレールの幅方向の両側部より中心部が深い形状であることにより、前記課題をさらに解決するものである。
【発明の効果】
【００１６】
本請求項１に係る発明のブロックチェーンユニットは、摺接案内面を有するガイドレールと、摺接案内面上を摺接走行するブロック状リンクを備えたブロックチェーンとを有するブロックチェーンユニットにおいて、ガイドレールの摺接案内面がブロックチェーンの走行方向に延びる複数の山谷からなる凹凸状案内部を有し、ブロック状リンクが凹凸状案内部と噛み合う凹凸状摺接部を有することにより、ガイドレールの凹凸状案内部の谷部が潤滑剤溜まりとして機能するため、潤滑剤の流出を少なくすることができ、メンテナンスの作業負担が軽減されるとともに、ガイドレールの凹凸状案内部とブロック状リンクの凹凸状摺接部が傾斜角を持って摺接するため、摺接案内面に外部から塵埃や摩擦粉が侵入しても凹凸状案内部の谷部に素早く落下し摺接案内面に滞留することがなく、摩擦抵抗が大きくなったり、ブロック状リンクの下面の摺接面やガイドレールの摺接面が損傷したりすること防止し、耐久性や寿命の低下を低減することができる。
【００１７】
本請求項２に係る発明のブロックチェーンユニットは、請求項１に係るブロックチェーンユニットが奏する効果に加えて、ガイドレールが側面に潤滑剤注入口、凹凸状案内部に潤滑剤供給溝をそれぞれ有し、潤滑剤注入口から潤滑剤供給溝に連通される給油孔を有することにより、ブロックチェーンを停止させたり、ブロックチェーンを一旦ガイドレールから外したりすることなく潤滑剤を供給でき、メンテナンスの作業負担を軽減することができる。
【００１８】
本請求項３に係る発明のブロックチェーンユニットは、請求項２に係るブロックチェーンユニットが奏する効果に加えて、潤滑剤供給溝がガイドレールの幅方向に凹凸状案内部の両最外部まで延びるように設けられていることにより、供給された潤滑剤が潤滑剤供給溝内に保持されて常に摺接案内面全体にいきわたるため、摩擦抵抗が大きくなったり、ブロック状リンクの下面の摺接面やガイドレールの摺接面が損傷したりすること防止し、耐久性や寿命の低下を低減することができる。
【００１９】
本請求項４に係る発明のブロックチェーンユニットは、請求項１乃至請求項３のいずれかに係るブロックチェーンユニットが奏する効果に加えて、凹凸状案内部の凸部頂点が、凹凸状摺接部の凹部最深点との間に空間を有することにより、該空間に潤滑剤を保持することができるため、さらに摩擦抵抗が大きくなったり、ブロック状リンクの下面の摺接面やガイドレールの摺接面が損傷したりすること防止し、耐久性や寿命の低下を低減することができる。
【００２０】
本請求項５に係る発明のブロックチェーンユニットは、請求項１乃至請求項４のいずれかに係るブロックチェーンユニットが奏する効果に加えて、凹凸状案内部の凹部最深点が凹凸状摺接部の凸部頂点との間に空間を有することにより、該空間が潤滑剤溜まりとして機能すると共に外部から侵入した塵埃や摩擦粉が沈殿して上部の潤滑剤のみが摺接面に供給されるため、潤滑剤の流出を少なくすることができメンテナンスの作業負担が軽減されるとともに、摩擦抵抗が大きくなったりブロック状リンクの下面の摺接面やガイドレールの摺接面が損傷したりすること防止し、耐久性や寿命の低下を低減することができる。
【００２１】
本請求項６に係る発明のブロックチェーンユニットは、請求項１乃至請求項５のいずれか１つに係るブロックチェーンユニットが奏する効果に加えて、ガイドレールが凹凸状案内部を横切って凹部最深点より深い横溝を有することにより、外部から侵入した塵埃や摩擦粉を含む劣化した潤滑剤が順次適量ずつ排出されるため、メンテナンスの作業負担が軽減されるとともに、摩擦抵抗が大きくなったりブロック状リンクの下面の摺接面やガイドレールの摺接面が損傷したりすること防止し、耐久性や寿命の低下を低減することができる。
【００２２】
本請求項７に係る発明のブロックチェーンユニットは、請求項６に係るブロックチェーンユニットが奏する効果に加えて、ガイドレールの横溝がガイドレールの幅方向の両側部より中心部が深い形状であることにより、外部から侵入した塵埃や摩擦粉が中央部に沈殿しつつ溝内に潤滑剤が残留し潤滑剤溜まりとして機能するため、潤滑剤の流出を少なくすることができ、メンテナンスの作業負担が軽減されるとともに、摩擦抵抗が大きくなったりブロック状リンクの下面の摺接面やガイドレールの摺接面が損傷したりすること防止し、耐久性や寿命の低下を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【００２３】
【図１】本発明の第１実施例であるブロックチェーンユニットの斜視図。
【図２】図１に示すブロックチェーンユニットのブロック状リンクの斜視図。
【図３】図２のブロック状リンクの平面図。
【図４】図２のブロック状リンクの側面図。
【図５】図２のブロック状リンクの正面図。
【図６】図１に示すブロックチェーンユニットのガイドレールの斜視図。
【図７】図１に示すブロックチェーンユニットのブロック状リンクの正面説明図。
【図８】従来のブロックチェーンの分解斜視図。
【発明を実施するための形態】
【００２４】
本発明のブロックチェーンユニットは、摺接案内面を有するガイドレールと、摺接案内面上を摺接走行するブロック状リンクを備えたブロックチェーンとを有するブロックチェーンユニットにおいて、ガイドレールの摺接案内面がブロックチェーンの走行方向に延びる複数の山谷からなる凹凸状案内部を有し、ブロック状リンクが凹凸状案内部と噛み合う凹凸状摺接部を有し、潤滑剤の供給が容易でかつ流出が少なく、メンテナンスの作業負担が軽減されるとともに、摺接案内面に外部から侵入した塵埃や摩擦粉による摩擦抵抗の増加や耐久性や寿命の低下を低減できるものであれば、その具体的な実施態様は如何なるものであっても何ら構わない。
【００２５】
すなわち、本発明で用いるブロックチェーンは、いかなる材料で構成されも良く、ガイドレールの摺接案内面上を摺接走行するブロック状リンクを有するものであれば、ローラチェーン、ブシュチェーン等のいかなるチェーンであっても良い。
【００２６】
また、本発明で用いるガイドレールも、いかなる材料で構成されも良く、ガイドレールの凹凸状案内部とブロックチェーンの凹凸状摺接部の形状は、斜面を有し該斜面で面接触してチェーン走行方向に摺動可能であれば、断面３角状、断面台形状、あるいは、それぞれの斜面が断面曲線状のもの等のいかなる形状であって良い。
【実施例】
【００２７】
以下に、本発明の一実施例であるブロックチェーンユニットについて図面に基づいて説明する。
本発明の実施例であるブロックチェーンユニット１００は、図１に示すように、それぞれブロックチェーン１１０が走行するガイドレール１３０が平行に設けられてなり、搬送物Ｗをブロックチェーン１１０の上面に載置して搬送するように構成されている。
【００２８】
ブロックチェーン１１０は、内リンクをブロック状リンク１２０とし外リンクを左右１対のリンクプレート１１１して、ブロック状リンク１２０と左右１対のリンクプレート１１１を連結ピン１１２により屈曲可能に多数連結して構成されている。
【００２９】
ブロック状リンク１２０は、図２乃至図４に示すように、走行方向前後に連結ピン１１２が遊嵌する連結ピン孔１２５を有すると共に、上面に搬送物を載置する平面状の搬送物載置面１２４、下面にガイドレール１３０と摺接する凹凸状摺接部１２１を有している。
凹凸状摺接部１２１は、凹部最深点１２２および凸部頂点１２３が平面状の断面台形状に形成されている。
【００３０】
ガイドレール１３０は、図１および図６に示すように、上面にブロック状リンク１２０が摺接走行する凹凸状案内部１３１を有しており、該凹凸状案内部１３１は、凹部最深点１３２および凸部頂点１３３が平面状の断面台形状に形成されている。
また、凹凸状案内部１３１を横切って凹部最深点１３２より深い横溝１３７が、適宜の個所に設けられている。
【００３１】
さらに、ガイドレール１３０は、図１、図６および図７に示すように、側面に潤滑剤注入口１３４、幅方向に凹凸状案内部１３１の両最外部まで延びるように潤滑剤供給溝１３５をそれぞれ有し、潤滑剤注入口１３４から潤滑剤供給溝１３５に連通される給油孔１３６を有しており、給油時以外、潤滑剤注入口１３４はニップル１３８で閉塞されている。
なお、ガイドレール１３０の適宜の個所に、ガイドレール１３０を設置場所に固定するための固定ネジ孔１３９が設けられている。
【００３２】
ガイドレール１３０とブロック状リンク１２０は、図７に示すように、凹凸状案内部１３１と凹凸状摺接部１２１のそれぞれの台形断面の傾斜面同士が面接触して摺動するように構成されており、ガイドレール１３０の凸部頂点１３３とブロック状リンク１２０の凹部最深点１２２との間には空間Ｐ１、ガイドレール１３０の凹部最深点１３２とブロック状リンク１２０の凸部頂点１２３との間に空間Ｐ２がそれぞれ形成される。
【００３３】
以上のように構成されたブロックチェーンユニット１００において、潤滑剤は潤滑剤注入口１３４から注入され、給油孔１３６を通って潤滑剤供給溝１３５に供給・保持されて、ガイドレール１３０とブロック状リンク１２０の摺接面に供給される。
【００３４】
摺接面を潤滑する潤滑剤は、ガイドレール１３０の凸部頂点１３３とブロック状リンク１２０の凹部最深点１２２との間の空間Ｐ１、および、ガイドレール１３０の凹部最深点１３２とブロック状リンク１２０の凸部頂点１２３との間の空間Ｐ２にある程度保持・供給することが可能となるとともに、外部から塵埃や摩擦粉等が侵入した場合でも、空間Ｐ２で沈殿することにより、空間Ｐ２に滞留した上部の塵埃や摩擦粉等の少ない潤滑剤が再び摺接面に供給される。
【００３５】
さらに、ガイドレール１３０の凹凸状案内部１３１を横切って設けられた横溝１３７が凹部最深点１３２より深いことで、外部から侵入した塵埃や摩擦粉を含む劣化した潤滑剤が順次適量ずつ排出され、かつ、横溝１３７がガイドレール１３０の幅方向の両側部より中心部が深い形状であることにより、外部から侵入した塵埃や摩擦粉が中央部に沈殿しつつ溝内に潤滑剤が残留して潤滑剤溜まりとして機能する。
なお、横溝１３７は、ブロック状リンク１２０が走行する際に滑らかに通過できるように、ガイドレール１３０の幅方向から角度を有する斜めに切られている。
【００３６】
以上のように、本発明のブロックチェーンユニットは、ガイドレールの摺接案内面がブロックチェーンの走行方向に延びる複数の山谷からなる凹凸状案内部を有し、ブロック状リンクが凹凸状案内部と噛み合う凹凸状摺接部を有することにより、潤滑剤の流出を少なくすることができ、メンテナンスの作業負担が軽減されるとともに、摺接案内面に外部から塵埃や摩擦粉が侵入しても凹凸状案内部の谷部に素早く落下し摺接案内面に滞留することがなく、摩擦抵抗が大きくなったり、ブロック状リンクの下面の摺接面やガイドレールの摺接面が損傷したりすること防止し、耐久性や寿命の低下を低減することができる。
【００３７】
なお、本実施例のブロックチェーン１１０は、ブロック状リンク１２０の上面を搬送物の載置面とするものであるが、ガイドレール上を摺接走行する形態のチェーンであれば、他のいかなる用途のチェーンであっても良い。
また、本実施例のブロックチェーン１１０は、外リンクを左右１対のリンクプレート１１１で構成したが、外リンクもブロック状リンクとしても良い。
【符号の説明】
【００３８】
１００ ・・・ブロックチェーンユニット
１１０、５１０ ・・・ブロックチェーン
１１１、５１１ ・・・外リンクプレート
１１２、５１２ ・・・連結ピン
１２０、５２０ ・・・ブロック状リンク
１２１ ・・・凹凸状摺接部
１２２ ・・・凹部最深点
１２３ ・・・凸部頂点
１２４ ・・・搬送物載置面
１２５ ・・・連結ピン孔
１３０ ・・・ガイドレール
１３１ ・・・凹凸状案内部
１３２ ・・・凹部最深点
１３３ ・・・凸部頂点
１３４ ・・・潤滑剤注入口
１３５ ・・・潤滑剤供給溝
１３６ ・・・給油孔
１３７ ・・・横溝
１３８ ・・・ニップル
１３９ ・・・固定ネジ孔
Ｗ ・・・搬送物
Ｐ ・・・空間
【技術分野】
【０００１】
本発明は、チェーンがガイドレールの摺接案内面上を摺接走行し、該チェーンの上面に搬送物を載置して搬送するブロックチェーンユニットに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、ブロック状リンクを備えたブロックチェーンがガイドレールの摺接案内面上を摺接走行し、ブロック状リンクの上面に搬送物を載置して搬送するブロックチェーンユニットが周知である。
【０００３】
周知のブロックチェーン５１０は、例えば図８に示すように、内リンクをブロック状リンク５２０とし外リンクを左右１対のリンクプレート５１１して、ブロック状リンク５２０と左右１対のリンクプレート５１１を連結ピン５１２により屈曲可能に多数連結して構成されている。
【０００４】
ブロック状リンク５２０の上面は搬送物を載置する搬送面となり、ブロック状リンク５２０の下面はガイドレール（図示せず）の摺接案内面上を摺接する摺接面となって、ブロックチェーンユニットが構成されている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
【特許文献１】特開平７−２０８５６１号公報（第２頁、図３）
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、これら周知のブロックチェーンユニットは、ブロックチェーン５１０のブロック状リンク５２０の下面の摺接面が平面状でガイドレール（図示せず）の摺接面も平面で構成されており、摺動抵抗を軽減させるために潤滑剤を供給しても平面同士が全面で摺接しているため潤滑剤が短時間で外部に流出し、頻繁な潤滑剤の補給が必要となるとともに、潤滑剤を供給するためにはブロックチェーン５１０を停止させたり、ブロックチェーン５１０を一旦ガイドレールから外したりする必要があり、メンテナンスを頻繁に行う必要があった。
【０００７】
また、外部から侵入した塵埃や摩擦粉が摺接案内面に介在しやすく、摩擦抵抗が大きくなったり、ブロック状リンク５２０の下面の摺接面やガイドレールの摺接面が損傷したりするという問題があり、ブロックチェーンユニット全体の耐久性が低下し寿命が短くなるという問題があった。
【０００８】
本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、潤滑剤の供給が容易でかつ流出が少なく、メンテナンスの作業負担を軽減するとともに、摺接案内面に外部から侵入した塵埃や摩擦粉による摩擦抵抗の増加や耐久性や寿命の低下を低減したブロックチェーンユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
本請求項１に係る発明は、摺接案内面を有するガイドレールと、前記摺接案内面上を摺接走行するブロック状リンクを備えたブロックチェーンとを有するブロックチェーンユニットにおいて、前記ガイドレールの摺接案内面が、前記ブロックチェーンの走行方向に延びる複数の山谷からなる凹凸状案内部を有し、前記ブロック状リンクが、前記凹凸状案内部と噛み合う凹凸状摺接部を有することにより、前記課題を解決するものである。
【００１０】
本請求項２に係る発明は、請求項１に記載されたブロックチェーンユニットの構成に加えて、前記ガイドレールが、側面に潤滑剤注入口、前記凹凸状案内部に潤滑剤供給溝をそれぞれ有し、前記潤滑剤注入口から潤滑剤供給溝に連通される給油孔を有することにより、前記課題をさらに解決するものである。
【００１１】
本請求項３に係る発明は、請求項２に記載されたブロックチェーンユニットの構成に加えて、前記潤滑剤供給溝が、前記ガイドレールの幅方向に前記凹凸状案内部の両最外部まで延びるように設けられていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
【００１２】
本請求項４に係る発明は、請求項１乃至請求項３のいずれかに記載されたブロックチェーンユニットの構成に加えて、前記凹凸状案内部の凸部頂点が、前記凹凸状摺接部の凹部最深点との間に空間を有することにより、前記課題をさらに解決するものである。
【００１３】
本請求項５に係る発明は、請求項１乃至請求項４のいずれかに記載されたブロックチェーンユニットの構成に加えて、前記凹凸状案内部の凹部最深点が、前記凹凸状摺接部の凸部頂点との間に空間を有することにより、前記課題をさらに解決するものである。
【００１４】
本請求項６に係る発明は、請求項１乃至請求項５のいずれか１つに記載されたブロックチェーンユニットの構成に加えて、前記ガイドレールが、前記凹凸状案内部を横切って凹部最深点より深い横溝を有することにより、前記課題をさらに解決するものである。
【００１５】
本請求項７に係る発明は、請求項６に記載されたブロックチェーンユニットの構成に加えて、前記ガイドレールの横溝が、ガイドレールの幅方向の両側部より中心部が深い形状であることにより、前記課題をさらに解決するものである。
【発明の効果】
【００１６】
本請求項１に係る発明のブロックチェーンユニットは、摺接案内面を有するガイドレールと、摺接案内面上を摺接走行するブロック状リンクを備えたブロックチェーンとを有するブロックチェーンユニットにおいて、ガイドレールの摺接案内面がブロックチェーンの走行方向に延びる複数の山谷からなる凹凸状案内部を有し、ブロック状リンクが凹凸状案内部と噛み合う凹凸状摺接部を有することにより、ガイドレールの凹凸状案内部の谷部が潤滑剤溜まりとして機能するため、潤滑剤の流出を少なくすることができ、メンテナンスの作業負担が軽減されるとともに、ガイドレールの凹凸状案内部とブロック状リンクの凹凸状摺接部が傾斜角を持って摺接するため、摺接案内面に外部から塵埃や摩擦粉が侵入しても凹凸状案内部の谷部に素早く落下し摺接案内面に滞留することがなく、摩擦抵抗が大きくなったり、ブロック状リンクの下面の摺接面やガイドレールの摺接面が損傷したりすること防止し、耐久性や寿命の低下を低減することができる。
【００１７】
本請求項２に係る発明のブロックチェーンユニットは、請求項１に係るブロックチェーンユニットが奏する効果に加えて、ガイドレールが側面に潤滑剤注入口、凹凸状案内部に潤滑剤供給溝をそれぞれ有し、潤滑剤注入口から潤滑剤供給溝に連通される給油孔を有することにより、ブロックチェーンを停止させたり、ブロックチェーンを一旦ガイドレールから外したりすることなく潤滑剤を供給でき、メンテナンスの作業負担を軽減することができる。
【００１８】
本請求項３に係る発明のブロックチェーンユニットは、請求項２に係るブロックチェーンユニットが奏する効果に加えて、潤滑剤供給溝がガイドレールの幅方向に凹凸状案内部の両最外部まで延びるように設けられていることにより、供給された潤滑剤が潤滑剤供給溝内に保持されて常に摺接案内面全体にいきわたるため、摩擦抵抗が大きくなったり、ブロック状リンクの下面の摺接面やガイドレールの摺接面が損傷したりすること防止し、耐久性や寿命の低下を低減することができる。
【００１９】
本請求項４に係る発明のブロックチェーンユニットは、請求項１乃至請求項３のいずれかに係るブロックチェーンユニットが奏する効果に加えて、凹凸状案内部の凸部頂点が、凹凸状摺接部の凹部最深点との間に空間を有することにより、該空間に潤滑剤を保持することができるため、さらに摩擦抵抗が大きくなったり、ブロック状リンクの下面の摺接面やガイドレールの摺接面が損傷したりすること防止し、耐久性や寿命の低下を低減することができる。
【００２０】
本請求項５に係る発明のブロックチェーンユニットは、請求項１乃至請求項４のいずれかに係るブロックチェーンユニットが奏する効果に加えて、凹凸状案内部の凹部最深点が凹凸状摺接部の凸部頂点との間に空間を有することにより、該空間が潤滑剤溜まりとして機能すると共に外部から侵入した塵埃や摩擦粉が沈殿して上部の潤滑剤のみが摺接面に供給されるため、潤滑剤の流出を少なくすることができメンテナンスの作業負担が軽減されるとともに、摩擦抵抗が大きくなったりブロック状リンクの下面の摺接面やガイドレールの摺接面が損傷したりすること防止し、耐久性や寿命の低下を低減することができる。
【００２１】
本請求項６に係る発明のブロックチェーンユニットは、請求項１乃至請求項５のいずれか１つに係るブロックチェーンユニットが奏する効果に加えて、ガイドレールが凹凸状案内部を横切って凹部最深点より深い横溝を有することにより、外部から侵入した塵埃や摩擦粉を含む劣化した潤滑剤が順次適量ずつ排出されるため、メンテナンスの作業負担が軽減されるとともに、摩擦抵抗が大きくなったりブロック状リンクの下面の摺接面やガイドレールの摺接面が損傷したりすること防止し、耐久性や寿命の低下を低減することができる。
【００２２】
本請求項７に係る発明のブロックチェーンユニットは、請求項６に係るブロックチェーンユニットが奏する効果に加えて、ガイドレールの横溝がガイドレールの幅方向の両側部より中心部が深い形状であることにより、外部から侵入した塵埃や摩擦粉が中央部に沈殿しつつ溝内に潤滑剤が残留し潤滑剤溜まりとして機能するため、潤滑剤の流出を少なくすることができ、メンテナンスの作業負担が軽減されるとともに、摩擦抵抗が大きくなったりブロック状リンクの下面の摺接面やガイドレールの摺接面が損傷したりすること防止し、耐久性や寿命の低下を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【００２３】
【図１】本発明の第１実施例であるブロックチェーンユニットの斜視図。
【図２】図１に示すブロックチェーンユニットのブロック状リンクの斜視図。
【図３】図２のブロック状リンクの平面図。
【図４】図２のブロック状リンクの側面図。
【図５】図２のブロック状リンクの正面図。
【図６】図１に示すブロックチェーンユニットのガイドレールの斜視図。
【図７】図１に示すブロックチェーンユニットのブロック状リンクの正面説明図。
【図８】従来のブロックチェーンの分解斜視図。
【発明を実施するための形態】
【００２４】
本発明のブロックチェーンユニットは、摺接案内面を有するガイドレールと、摺接案内面上を摺接走行するブロック状リンクを備えたブロックチェーンとを有するブロックチェーンユニットにおいて、ガイドレールの摺接案内面がブロックチェーンの走行方向に延びる複数の山谷からなる凹凸状案内部を有し、ブロック状リンクが凹凸状案内部と噛み合う凹凸状摺接部を有し、潤滑剤の供給が容易でかつ流出が少なく、メンテナンスの作業負担が軽減されるとともに、摺接案内面に外部から侵入した塵埃や摩擦粉による摩擦抵抗の増加や耐久性や寿命の低下を低減できるものであれば、その具体的な実施態様は如何なるものであっても何ら構わない。
【００２５】
すなわち、本発明で用いるブロックチェーンは、いかなる材料で構成されも良く、ガイドレールの摺接案内面上を摺接走行するブロック状リンクを有するものであれば、ローラチェーン、ブシュチェーン等のいかなるチェーンであっても良い。
【００２６】
また、本発明で用いるガイドレールも、いかなる材料で構成されも良く、ガイドレールの凹凸状案内部とブロックチェーンの凹凸状摺接部の形状は、斜面を有し該斜面で面接触してチェーン走行方向に摺動可能であれば、断面３角状、断面台形状、あるいは、それぞれの斜面が断面曲線状のもの等のいかなる形状であって良い。
【実施例】
【００２７】
以下に、本発明の一実施例であるブロックチェーンユニットについて図面に基づいて説明する。
本発明の実施例であるブロックチェーンユニット１００は、図１に示すように、それぞれブロックチェーン１１０が走行するガイドレール１３０が平行に設けられてなり、搬送物Ｗをブロックチェーン１１０の上面に載置して搬送するように構成されている。
【００２８】
ブロックチェーン１１０は、内リンクをブロック状リンク１２０とし外リンクを左右１対のリンクプレート１１１して、ブロック状リンク１２０と左右１対のリンクプレート１１１を連結ピン１１２により屈曲可能に多数連結して構成されている。
【００２９】
ブロック状リンク１２０は、図２乃至図４に示すように、走行方向前後に連結ピン１１２が遊嵌する連結ピン孔１２５を有すると共に、上面に搬送物を載置する平面状の搬送物載置面１２４、下面にガイドレール１３０と摺接する凹凸状摺接部１２１を有している。
凹凸状摺接部１２１は、凹部最深点１２２および凸部頂点１２３が平面状の断面台形状に形成されている。
【００３０】
ガイドレール１３０は、図１および図６に示すように、上面にブロック状リンク１２０が摺接走行する凹凸状案内部１３１を有しており、該凹凸状案内部１３１は、凹部最深点１３２および凸部頂点１３３が平面状の断面台形状に形成されている。
また、凹凸状案内部１３１を横切って凹部最深点１３２より深い横溝１３７が、適宜の個所に設けられている。
【００３１】
さらに、ガイドレール１３０は、図１、図６および図７に示すように、側面に潤滑剤注入口１３４、幅方向に凹凸状案内部１３１の両最外部まで延びるように潤滑剤供給溝１３５をそれぞれ有し、潤滑剤注入口１３４から潤滑剤供給溝１３５に連通される給油孔１３６を有しており、給油時以外、潤滑剤注入口１３４はニップル１３８で閉塞されている。
なお、ガイドレール１３０の適宜の個所に、ガイドレール１３０を設置場所に固定するための固定ネジ孔１３９が設けられている。
【００３２】
ガイドレール１３０とブロック状リンク１２０は、図７に示すように、凹凸状案内部１３１と凹凸状摺接部１２１のそれぞれの台形断面の傾斜面同士が面接触して摺動するように構成されており、ガイドレール１３０の凸部頂点１３３とブロック状リンク１２０の凹部最深点１２２との間には空間Ｐ１、ガイドレール１３０の凹部最深点１３２とブロック状リンク１２０の凸部頂点１２３との間に空間Ｐ２がそれぞれ形成される。
【００３３】
以上のように構成されたブロックチェーンユニット１００において、潤滑剤は潤滑剤注入口１３４から注入され、給油孔１３６を通って潤滑剤供給溝１３５に供給・保持されて、ガイドレール１３０とブロック状リンク１２０の摺接面に供給される。
【００３４】
摺接面を潤滑する潤滑剤は、ガイドレール１３０の凸部頂点１３３とブロック状リンク１２０の凹部最深点１２２との間の空間Ｐ１、および、ガイドレール１３０の凹部最深点１３２とブロック状リンク１２０の凸部頂点１２３との間の空間Ｐ２にある程度保持・供給することが可能となるとともに、外部から塵埃や摩擦粉等が侵入した場合でも、空間Ｐ２で沈殿することにより、空間Ｐ２に滞留した上部の塵埃や摩擦粉等の少ない潤滑剤が再び摺接面に供給される。
【００３５】
さらに、ガイドレール１３０の凹凸状案内部１３１を横切って設けられた横溝１３７が凹部最深点１３２より深いことで、外部から侵入した塵埃や摩擦粉を含む劣化した潤滑剤が順次適量ずつ排出され、かつ、横溝１３７がガイドレール１３０の幅方向の両側部より中心部が深い形状であることにより、外部から侵入した塵埃や摩擦粉が中央部に沈殿しつつ溝内に潤滑剤が残留して潤滑剤溜まりとして機能する。
なお、横溝１３７は、ブロック状リンク１２０が走行する際に滑らかに通過できるように、ガイドレール１３０の幅方向から角度を有する斜めに切られている。
【００３６】
以上のように、本発明のブロックチェーンユニットは、ガイドレールの摺接案内面がブロックチェーンの走行方向に延びる複数の山谷からなる凹凸状案内部を有し、ブロック状リンクが凹凸状案内部と噛み合う凹凸状摺接部を有することにより、潤滑剤の流出を少なくすることができ、メンテナンスの作業負担が軽減されるとともに、摺接案内面に外部から塵埃や摩擦粉が侵入しても凹凸状案内部の谷部に素早く落下し摺接案内面に滞留することがなく、摩擦抵抗が大きくなったり、ブロック状リンクの下面の摺接面やガイドレールの摺接面が損傷したりすること防止し、耐久性や寿命の低下を低減することができる。
【００３７】
なお、本実施例のブロックチェーン１１０は、ブロック状リンク１２０の上面を搬送物の載置面とするものであるが、ガイドレール上を摺接走行する形態のチェーンであれば、他のいかなる用途のチェーンであっても良い。
また、本実施例のブロックチェーン１１０は、外リンクを左右１対のリンクプレート１１１で構成したが、外リンクもブロック状リンクとしても良い。
【符号の説明】
【００３８】
１００ ・・・ブロックチェーンユニット
１１０、５１０ ・・・ブロックチェーン
１１１、５１１ ・・・外リンクプレート
１１２、５１２ ・・・連結ピン
１２０、５２０ ・・・ブロック状リンク
１２１ ・・・凹凸状摺接部
１２２ ・・・凹部最深点
１２３ ・・・凸部頂点
１２４ ・・・搬送物載置面
１２５ ・・・連結ピン孔
１３０ ・・・ガイドレール
１３１ ・・・凹凸状案内部
１３２ ・・・凹部最深点
１３３ ・・・凸部頂点
１３４ ・・・潤滑剤注入口
１３５ ・・・潤滑剤供給溝
１３６ ・・・給油孔
１３７ ・・・横溝
１３８ ・・・ニップル
１３９ ・・・固定ネジ孔
Ｗ ・・・搬送物
Ｐ ・・・空間
【特許請求の範囲】
【請求項１】
摺接案内面を有するガイドレールと、前記摺接案内面上を摺接走行するブロック状リンクを備えたブロックチェーンとを有するブロックチェーンユニットにおいて、
前記ガイドレールの摺接案内面が、前記ブロックチェーンの走行方向に延びる複数の山谷からなる凹凸状案内部を有し、
前記ブロック状リンクが、前記凹凸状案内部と噛み合う凹凸状摺接部を有することを特徴とするブロックチェーンユニット。
【請求項２】
前記ガイドレールが、側面に潤滑剤注入口、前記凹凸状案内部に潤滑剤供給溝をそれぞれ有し、前記潤滑剤注入口から潤滑剤供給溝に連通される給油孔を有することを特徴とする請求項１に記載のブロックチェーンユニット。
【請求項３】
前記潤滑剤供給溝が、前記ガイドレールの幅方向に前記凹凸状案内部の両最外部まで延びるように設けられていることを特徴とする請求項２に記載のブロックチェーンユニット。
【請求項４】
前記凹凸状案内部の凸部頂点が、前記凹凸状摺接部の凹部最深点との間に空間を有することを特徴とする請求項１乃至請求項３のいずれかに記載のブロックチェーンユニット。
【請求項５】
前記凹凸状案内部の凹部最深点が、前記凹凸状摺接部の凸部頂点との間に空間を有することを特徴とする請求項１乃至請求項４のいずれかに記載のブロックチェーンユニット。
【請求項６】
前記ガイドレールが、前記凹凸状案内部を横切って凹部最深点より深い横溝を有することを特徴とする請求項１乃至請求項５のいずれかに記載のブロックチェーンユニット。
【請求項７】
前記ガイドレールの横溝が、ガイドレールの幅方向の両側部より中心部が深い形状であることを特徴とする請求項６のいずれかに記載のブロックチェーンユニット。
【請求項１】
摺接案内面を有するガイドレールと、前記摺接案内面上を摺接走行するブロック状リンクを備えたブロックチェーンとを有するブロックチェーンユニットにおいて、
前記ガイドレールの摺接案内面が、前記ブロックチェーンの走行方向に延びる複数の山谷からなる凹凸状案内部を有し、
前記ブロック状リンクが、前記凹凸状案内部と噛み合う凹凸状摺接部を有することを特徴とするブロックチェーンユニット。
【請求項２】
前記ガイドレールが、側面に潤滑剤注入口、前記凹凸状案内部に潤滑剤供給溝をそれぞれ有し、前記潤滑剤注入口から潤滑剤供給溝に連通される給油孔を有することを特徴とする請求項１に記載のブロックチェーンユニット。
【請求項３】
前記潤滑剤供給溝が、前記ガイドレールの幅方向に前記凹凸状案内部の両最外部まで延びるように設けられていることを特徴とする請求項２に記載のブロックチェーンユニット。
【請求項４】
前記凹凸状案内部の凸部頂点が、前記凹凸状摺接部の凹部最深点との間に空間を有することを特徴とする請求項１乃至請求項３のいずれかに記載のブロックチェーンユニット。
【請求項５】
前記凹凸状案内部の凹部最深点が、前記凹凸状摺接部の凸部頂点との間に空間を有することを特徴とする請求項１乃至請求項４のいずれかに記載のブロックチェーンユニット。
【請求項６】
前記ガイドレールが、前記凹凸状案内部を横切って凹部最深点より深い横溝を有することを特徴とする請求項１乃至請求項５のいずれかに記載のブロックチェーンユニット。
【請求項７】
前記ガイドレールの横溝が、ガイドレールの幅方向の両側部より中心部が深い形状であることを特徴とする請求項６のいずれかに記載のブロックチェーンユニット。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【公開番号】特開２０１０−２６０６４９（Ｐ２０１０−２６０６４９Ａ）
【公開日】平成２２年１１月１８日（２０１０．１１．１８）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００９−１１０３４１（Ｐ２００９−１１０３４１）
【出願日】平成２１年４月３０日（２００９．４．３０）
【出願人】（０００００３３５５）株式会社椿本チエイン (861)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２２年１１月１８日（２０１０．１１．１８）
【国際特許分類】
【出願日】平成２１年４月３０日（２００９．４．３０）
【出願人】（０００００３３５５）株式会社椿本チエイン (861)
【Ｆターム（参考）】
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