説明

プラスチック素材の温度特性検査装置

【目的】 溶けたプラスチック素材の温度特性を調べるため正確にプラスチック素材を切断する。
【構成】 可動鉄片により、二又の開閉部材が軸を介して開閉し、その開閉部材の先端に、支持体を介して装着された鋏が開閉し、長い付属物を切断する。
【効果】 切断を人間が行うよりずっと正確である。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プラスチックの温度特性検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
これらのものを検査するには、排出した細長いものを、時間による重さか、又は距離による時間を調べる2つの方法がある。しかし、前者の場合、今まで人が手でカットしていたので、どうしても狂いが出た。
本考案は、それを自動的に機械的に行うものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、正確に繋がって排出される、一連の塩ビ等プラスチック素材を正確に切断する装置を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案は、ソレノイド可動鉄片が軸を介して二又の開閉部材に繋がり、その開閉部材の先端に支持体を介し、鋏が装着され、その鋏がプラスチック素材の長い対象物を切断可能な、プラスチック素材の温度特性検査装置に関する。
【0005】
【作用】
コイル3により可動鉄片4が上方へ動くと、上の軸5と軸6により、二又の開閉部材7がバネ9の力に抗して閉じ、そして鋏8も閉じ、細長い対象物を切る。
コイルに流れる電気を切ると可動鉄片4はバネ9の力で下へ動き、上の軸5と軸6により、二又の開閉部材7を広げ、鋏8も開く。
【0006】
【実施例】
1はベース、2は炉体であり、ベース1は装置を支持し、炉体は対象物を溶かす。3はコイルであり、4は可動鉄片であり、コイルにより、可動鉄片は上下する。可動鉄片4には、上の軸5を介して、軸6で二又の開閉部材7が枢着され、その開閉部材7は、鋏8に連結されている。又、2つの対向する部材の間のバネ9により、鋏8は、常に広げられている。鋏8は支点10により開閉する。開閉部材7と鋏8は支持体11により、左右各1つ連結されている。
【0007】
【考案の効果】
細長く排出された塩化ビニール等プラスチック素材の対象物を正確に切断し、人間が行って出ていた誤差が無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の正面図である。
【図2】側面図である。
【符号の説明】
1 ベース
2 炉体
3 コイル
4 可動鉄片
5 軸
6 軸
7 開閉部材
8 鋏
9 バネ
10 鋏の支点
11 支持体

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 ソレノイド可動鉄片4が軸6を介して二又の開閉部材7に繋がり、その開閉部材7の先端に支持体11を介し、鋏8が装着され、その鋏8がプラスチック素材の長い対象物を切断可能な、プラスチック素材の温度特性検査装置。

【図1】
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【図2】
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【登録番号】第3003103号
【登録日】平成6年(1994)8月3日
【発行日】平成6年(1994)10月18日
【考案の名称】プラスチック素材の温度特性検査装置
【国際特許分類】
【評価書の請求】未請求
【出願番号】実願平6−5283
【出願日】平成6年(1994)4月14日
【出願人】(591166488)株式会社サンキ産業 (2)