説明

プリンタ

【課題】 検出手段によるマーカの検出精度を向上させることにより、各記録ヘッドにおける画像の記録開始位置を確実に合わせて、良好な画像の記録を得る。
【解決手段】
各記録ヘッド12によって画像の記録を行う複数の記録ユニット6と、各搬送ローラ25の回転によって各記録ユニット6および記録媒体2の搬送方向における各記録ユニット6の下流側に隣位する搬送ユニット24間において張力をもって記録媒体2を搬送する搬送ユニット24と、各記録ユニット6および搬送方向における各記録ユニット6の下流側に隣位して配設された各搬送ローラ24間における各記録ユニット6の近傍に設けられ、第1記録ユニット6aによって記録された位置合わせ用マーカを検出する位置検出用センサ15とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はプリンタに係り、特に、画像の記録を行う複数の記録ユニットと、各記録ユニットに対応して設けられ記録媒体を搬送する搬送ユニットと、記録媒体に記録されたマーカを検出する検出手段とを有するプリンタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、それぞれ異なる色彩のインクが塗布された複数のインクリボンを用いて記録を行うプリンタにおいて、各インクリボンにそれぞれ対応して設けられた記録ヘッドを有する複数の記録ユニットにより、前記各インクリボンのインクをそれぞれ記録媒体に転写して、所望の画像の記録を行うプリンタが知られている。
【0003】
このプリンタには、複数の記録ユニットが記録媒体の搬送経路に沿って所定の間隔をもって並列して配設されており、記録媒体およびインクリボンを介して記録ヘッドに対向する位置には、プラテンローラが設けられている。各記録ユニットは、前記搬送方向における最上流側から、第1記録ユニット、第2記録ユニット、第3記録ユニットおよび第4記録ユニットとされており、第1記録ユニットは、各記録ユニットにおける画像の記録開始位置を合わせるために、画像の記録開始位置の近傍に位置合わせ用マーカを記録するようになっている。
【0004】
記録媒体の搬送方向における各記録ユニットの下流側には、記録媒体を搬送する搬送ユニットが設けられており、各搬送ユニットは、記録媒体を介して対向するように設けられた一対の搬送ローラを有している。
【0005】
また、プリンタには、前記位置合わせ用マーカを検出するための検出手段として位置検出用センサが記録媒体に対向して設けられており、各位置検出用センサは、記録媒体に対して検出用光を発光する発光素子と、記録媒体に反射した検出用光を受光する受光素子とを備えている。このような位置検出用センサは、一般に第1記録ユニットを除く他の記録ユニットに対応して設けられており、また、記録媒体における画像が記録されていない部分を少なくし記録媒体の無駄を省略するために、記録媒体の搬送方向における前記他の記録ユニットの上流側に配置されている。
【0006】
前記プリンタは、各搬送ローラによって記録媒体を挟持して、各搬送ローラの回転によって記録媒体を搬送し、各記録ユニットにおける記録ヘッドとプラテンローラとが対向する位置に記録媒体が搬送されると、記録媒体を介してプラテンローラを記録ヘッドに圧接させる。そして、位置検出用センサによって位置合わせ用マーカが検出されると、記録ヘッドにより記録媒体に画像の記録を行うことになる(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
このようなプリンタにおいては、例えば第1記録ユニットによる記録媒体への記録中に記録媒体を介して第2記録ヘッドをプラテンに圧接させると、この圧接動作による記録媒体への衝撃によって第1記録ユニットの記録にずれが生じてしまうおそれがある。このため、前記プリンタは、各搬送ユニットとこれら搬送ユニットの搬送方向における下流側に隣位する記録ユニットとの間において記録媒体を弛ませながら搬送するようになっている。これにより、各記録ヘッドとプラテンとの圧接動作によって前記記録媒体に対して衝撃が加わっても、この衝撃を記録媒体の弛みにより分散させて、記録媒体に対する圧接動作を行ったプラテンおよび記録ヘッドの上流側の記録ヘッドにおいて記録を行っている部分にまで衝撃を伝達しづらくすることができる。
【0008】
しかし、前述のようなプリンタによれば、記録媒体の搬送方向における各記録ヘッドの上流側は記録媒体が弛みながら搬送されているので、記録媒体の搬送方向における記録ヘッドの上流側に配設された位置検出用センサと記録媒体との間隙寸法が一定寸法とならない。これにより、位置検出用センサの発光素子から発光され記録媒体において反射する検出用光の光度にばらつきが生じてしまうおそれがあり、このような場合には、位置検出用センサの検出精度が低下してしまい、確実に位置合わせ用マーカを検出することができなくなってしまうことがあるという問題を有していた。
【0009】
【特許文献1】特開平08−90853号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、検出手段によるマーカの検出精度を向上させることにより、各記録ヘッドにおける画像の記録開始位置を確実に合わせて、良好な画像の記録を得ることができるプリンタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記目的を達成するため、本発明に係るプリンタの特徴は、記録媒体の搬送経路に沿って配置され、前記記録媒体を介して各記録ヘッドとプラテンとが圧接し、前記各記録ヘッドによって画像の記録を行う複数の記録ユニットと、前記各記録ユニットのうち前記記録媒体の搬送方向における最上流側に配置され、前記記録媒体にマーカを記録する第1記録ユニットと、前記各記録ユニットにおける近傍に前記各記録ユニットに対応して設けられ、一対の搬送ローラによって前記記録媒体を挟持し、前記各搬送ローラの回転によって前記各記録ユニットおよび前記搬送方向における前記各記録ユニットの下流側に隣位して配設された前記各搬送ローラ間において張力をもって前記記録媒体を搬送する搬送ユニットと、前記各記録ユニットおよび前記搬送方向における前記各記録ユニットの下流側に隣位する各前記搬送ユニットの間に設けられ、前記マーカを検出する検出手段とを有する点にある。
【0012】
この本発明に係るプリンタによれば、各検出手段は、記録媒体が張力をもって搬送される各記録ユニットおよび記録媒体の搬送方向における各記録ユニットの下流側に隣位する各搬送ユニットの間に設けられている。このため、本プリンタにおいては、記録媒体の搬送時において各検出手段と記録媒体との間隙寸法を一定にすることができ、これにより、記録媒体において反射された後、受光素子によって受光される検出用光の光度を一定にすることができる。
【0013】
また、本発明に係る他のプリンタの特徴は、前記各検出手段を、前記各記録ユニットと前記各搬送ユニットとの間における前記各記録ユニットの近傍に配設した点にある。
【0014】
この本発明に係る他のプリンタによれば、各検出手段は、各記録ユニットと、搬送方向における各記録ユニットの下流側に隣位する各搬送ユニットとの間における各記録ユニットの近傍に配設されているので、各記録ユニットと対応する各検出手段との距離を短くすることができる。これにより、記録媒体において各検出手段に検出されるマーカと各記録ユニットによって記録される画像の記録開始位置との距離を短くすることができるので、記録媒体を効率よく利用することができる。
【発明の効果】
【0015】
以上述べたように、本発明に係る各プリンタによれば、検出手段によって一定の光度の検出用光を受光することにより、マーカの検出を行うことができるので、検出手段の検出精度を向上させることができる。これにより、プリンタは、各検出手段によりマーカの検出を確実に行うことができるので、各記録ユニットによって記録される画像にずれが生じてしまうのを防止することができ、この結果、良好な画像の記録を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明に係るプリンタの一実施形態を図1および図2を参照して説明する。
【0017】
図1は、本実施形態に係るプリンタを示す概念図であり、図1に示すように、プリンタ1においては、記録媒体2が複数のガイドローラ3に案内されながら、所定の搬送経路4を搬送されるようになっている。
【0018】
また、プリンタ1は、搬送経路4に沿って所定の間隔をもって離れて位置するように設けられた複数(本実施形態においては4つ)の記録ユニット6(6a、6b、6c、6d)を有しており、各記録ユニット6は、記録媒体2の搬送方向における上流側から第1記録ユニット6a、第2記録ユニット6b、第3記録ユニット6cおよび第4記録ユニット6dとされている。
【0019】
各記録ユニット6は、記録媒体2の搬送方向における最上流側から順番に、Y、M、C、BKの色彩のインクが塗布されたインクリボン8を有しており、各インクリボン8は、それぞれ一対のインクリボンロール9に巻回されて、リボンガイドローラ10に案内されながら、それぞれインクの塗布面が記録媒体2に対向して搬送されるように設けられている。
【0020】
各記録ユニット6には、サーマルヘッドからなる記録ヘッド12がインクリボン8を介して記録媒体2と対向する位置に設けられており、各記録ヘッド12におけるインクリボン8に対向する位置には、記録媒体2の幅寸法に対向するような複数の発熱素子がライン状に並列配置されている。
【0021】
各記録ヘッド12は、プリンタ1に入力された記録データに基づき所望の発熱素子を発熱させてインクリボン8のインクを記録媒体2に転写するようになっているとともに、記録媒体2の搬送方向における最上流側に配置された第1記録ユニット6aの記録ヘッド12は、Yのインクを記録媒体2における画像の記録開始位置の近傍の所定部分に転写して、位置合わせ用マーカを記録するようになっている。
【0022】
さらに、各記録ユニット6には、インクリボン8および記録媒体2を介して記録ヘッド12に対向する位置に、記録媒体2の幅寸法に対応する長さによって形成されたプラテンローラ14がそれぞれ設けられている。
【0023】
記録媒体2の搬送方向における各記録ユニット6の下流側には、各記録ユニット6に対応する複数の搬送ユニット24がそれぞれ設けられている。
【0024】
各搬送ユニット24は、図2に示すように、記録媒体2を介して対向し、記録媒体2を両面から挟持するように位置する一対の搬送ローラ25、および記録媒体2の搬送方向における各搬送ローラ25の下流側であって、記録媒体2を両面から挟持するように位置する一対の弛みローラ27をそれぞれ有している。
【0025】
各搬送ユニット24は、両搬送ローラ25により記録媒体2を両面から挟持するとともに両搬送ローラ25を回転させることによって、各記録ユニット6と搬送方向における各記録ユニット6の下流側に隣位する各搬送ユニット24との間において記録媒体2を張力をもって搬送するようになっている。また各搬送ユニット24は、各弛みローラ27を、搬送方向における各搬送ユニット24の下流側に位置する搬送ユニット24の各搬送ローラ25よりも速く駆動させることにより、各搬送ユニット24とこれら搬送ユニット24の下流側に隣位する各記録ユニット24との間において記録媒体2を弛ませながら搬送するようになっている。
【0026】
各記録ユニット6と、搬送方向における各記録ユニット6の下流側に隣位する各搬送ユニット24との間であって、各記録ユニット6の近傍には、第1記録ユニット6aによってYのインクにより記録媒体2に記録された位置合わせ用マーカを検出する位置検出用センサ15(15a、15b、15c、15d)がそれぞれ各記録ユニット6に対応して設けられている。各位置検出用センサ15は、記録媒体2の搬送方向における上流側から、第1位置検出用センサ15a、第2位置検出用センサ15b、第3位置検出用センサ15cおよび第4位置検出用センサ15dとされている。
【0027】
各位置検出用センサ15は、記録媒体2に対して検出用光を発光するLED等からなる発光素子と、記録媒体2に反射した検出用光を受光するフォト・トランジスタ等からなる受光素子とを有し、発光素子から発光され記録媒体2において反射された検出用光を受光素子が受光することにより、位置合わせ用マーカを検出するようになっている。
【0028】
記録媒体2の搬送経路4の近傍であって各記録ヘッド12よりも前記搬送方向の下流側には、切断刃25が設けられており、切断刃25は、記録が終了した長尺の記録媒体2を所定の長さ寸法に切断するようになっている。
【0029】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0030】
まず、プリンタ1に画像の記録データが入力されると、プリンタ1は、各搬送ユニット24において各搬送ローラ25を回転させて、記録媒体2を搬送させる。
【0031】
続いて、プリンタ1は、第1記録ユニット6aにおいて記録ヘッド12とプラテンローラ14とを記録媒体2およびインクリボン8を介して圧接させ、記録ヘッド12により記録媒体2における1つの画像の記録開始位置の近傍にYのインクを転写して、位置合わせ用マーカを記録する。このとき、プリンタ1は、記録媒体2を、各記録ユニット6と搬送方向における各記録ユニット6の下流側に隣位する各搬送ユニット24との間において張力をもって搬送する。これとともに、プリンタ1は、各弛みローラ27を搬送方向における各搬送ユニット24の下流側に位置する搬送ユニット24の各搬送ローラ25よりも速く駆動させることにより、各搬送ユニット24とこれら搬送ユニット24の下流側に隣位する各記録ユニット24との間において記録媒体2を弛ませながら搬送する。
【0032】
次に、プリンタ1は、各位置検出用センサ15の発光素子により検出用光を発光させるとともに、記録媒体2に反射した前記検出用光を受光することにより、各位置検出用センサ15によって位置合わせ用マーカの検出を開始する。そして、プリンタ1は、第1検出用センサ15aによって位置合わせ用マーカが検出されると、第1記録ユニット6aにおいてYのインクを記録媒体2に転写することにより、画像の記録を開始する。
【0033】
さらに、プリンタ1は、第2記録ユニット6b、第3記録ユニット6c、第4記録ユニット6dにおいて、順次記録ヘッド12とプラテンローラ14とを記録媒体2およびインクリボン8を介して圧接させて、各記録ユニット6と搬送方向における各記録ユニット6の下流側に隣位する各搬送ユニット24との間において記録媒体2を張力をもって搬送する。
【0034】
そして、プリンタ1は、第2位置検出用センサ15b、第3位置検出用センサ15c、第4位置検出用センサ15dによって順次位置合わせ用マーカが検出されると、第2記録ユニット6b、第3記録ユニット6c、第4記録ユニット6dにおいて、順次画像の記録を開始し、記録媒体2上に順次Y、M、C、BKのインクを重ねて転写することにより、画像の記録を完了する。
【0035】
本実施形態によれば、各位置検出用センサ15は、記録媒体2が張力をもって搬送される各記録ユニット6および搬送方向における各記録ユニット6の下流側に隣位する各搬送ユニット24の間に設けられている。このため、本プリンタ1においては、記録媒体2の搬送時において各位置検出用センサ15と記録媒体2との間隙寸法を一定にすることができ、これにより、記録媒体2において反射された後、受光素子によって受光される検出用光の光度を一定にすることができる。
【0036】
したがって、プリンタ1は、各位置検出用センサ15の受光素子によって一定の光度の検出用光を受光することにより、位置合わせ用マーカの検出を行うことができるので、検出精度を向上させることができる。これにより、プリンタ1は、各位置検出用センサ15により位置合わせ用マーカの検出を確実に行うことができる。このため、各記録ユニット6によって記録される画像にずれが生じてしまうのを防止することができ、この結果、良好な画像の記録を行うことができる。
【0037】
また、各位置検出用センサ15は、各記録ユニット6と、搬送方向における各記録ユニット6の下流側に隣位する各搬送ユニット24との間における各記録ユニット6の近傍に配設されており、各記録ユニット6と対応する各位置検出用センサ15との距離を短くすることができる。これにより、記録媒体2において各位置検出用センサ15検出される位置合わせ用マーカと各記録ユニット6によって記録される画像の記録開始位置との距離を短くすることができるので、記録媒体2を効率よく利用することができる。
【0038】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
【0039】
例えば、本実施形態においては、各記録ユニット6に対応する各搬送ユニット24は、記録媒体2の搬送方向における各記録ユニット6の下流側に設けられているが、これに限定されず、記録媒体2の搬送方向における各記録ユニット6の上流側に設けられていてもよい。この場合、本発明に係るプリンタ1は、各記録ユニット6と、前記搬送方向における各記録ユニット6の下流側に隣位する搬送ユニット24との間において記録媒体2を張力をもって搬送し、この記録媒体2が張力をもって搬送される部分に対向する位置に、各位置検出用センサ15が配設されていればよい。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明に係るプリンタの一実施形態を示す概念図
【図2】図1のプリンタの要部を示す拡大図
【符号の説明】
【0041】
1 プリンタ
2 記録媒体
4 搬送経路
6a(6) 第1記録ユニット
6b(6) 第2記録ユニット
6c(6) 第3記録ユニット
6d(6) 第4記録ユニット
8 インクリボン
12 記録ヘッド
14 プラテンローラ
15a(15) 第1位置検出用センサ
15b(15) 第2位置検出用センサ
15c(15) 第3位置検出用センサ
15d(15) 第4位置検出用センサ
24 搬送ユニット
25 搬送ローラ
27 弛みローラ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体の搬送経路に沿って配置され、前記記録媒体を介して各記録ヘッドとプラテンとが圧接し、前記各記録ヘッドによって画像の記録を行う複数の記録ユニットと、
前記各記録ユニットのうち前記記録媒体の搬送方向における最上流側に配置され、前記記録媒体にマーカを記録する第1記録ユニットと、
前記各記録ユニットにおける近傍に前記各記録ユニットに対応して設けられ、一対の搬送ローラによって前記記録媒体を挟持し、前記各搬送ローラの回転によって前記各記録ユニットおよび前記搬送方向における前記各記録ユニットの下流側に隣位して配設された前記各搬送ローラ間において張力をもって前記記録媒体を搬送する搬送ユニットと、
前記各記録ユニットおよび前記搬送方向における前記各記録ユニットの下流側に隣位する各前記搬送ユニットの間に設けられ、前記マーカを検出する検出手段とを有することを特徴とするプリンタ。
【請求項2】
前記各検出手段を、前記各記録ユニットと前記各搬送ユニットとの間における前記各記録ユニットの近傍に配設したことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2006−315274(P2006−315274A)
【公開日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−139626(P2005−139626)
【出願日】平成17年5月12日(2005.5.12)
【出願人】(000010098)アルプス電気株式会社 (4,263)
【出願人】(305021719)アイエスエス株式会社 (10)
【Fターム(参考)】