説明

プリンタ

【課題】ヘッド切れおよび各種調整値を目視により容易に確認することができるようにする。
【解決手段】サーマルヘッドを構成する各発熱体を表す棒状の図形をライン状に配列して、例えば、ヘッド切れでない正常な発熱体を黒色、ヘッド切れとなった異常な発熱体を白色で表示部の画面の所定の領域に表示する。また、ピッチボリュームの調整値、オフセットボリュームの調整値、および印字濃度調整用ボリュームの調整値をそれぞれ表示部の画面の所定の領域に表示する。表示部に表示された各調整値は、ユーザによってその調整値が変えられる度に、リアルタイムで新たな調整値に更新される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はプリンタに関し、特に、サーマルヘッドを用いて印字を行うプリンタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、サーマルヘッドを構成する全発熱体に電圧を印加し、印字を行わせることにより、各発熱体が正常に動作しているか否か(いわゆるヘッド切れ(所定の発熱体が断線していること)の有無)を目視によって確認するようにしていた。
また、例えば、サーマルヘッド個々で異なる初期抵抗値に対応したヘッド切れ判定値によって各発熱体の断線チェックを行うことにより、まだ印字可能なサーマルヘッドをヘッド切れと判定したり、既に印字不可能な状態になったサーマルヘッドのヘッド切れを検出できなかったりすることを少なくして、正確な断線チェックを行うことができるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2001−310493号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、背景技術では、サーマルヘッドを構成するライン状に配列された全発熱体の一方の端部から他方の端部までの幅の方がラベルの幅より大きい場合、ヘッド切れの有無をチェックするためにサーマルヘッドを構成する全ての発熱体を用いて印字を行うということができなかった。従って、ヘッド切れのチェックを行う際には、サーマルヘッドを構成する全発熱体の一方の端部から他方の端部までの幅より大きい幅のラベルを装填し直さなければならず、作業が繁雑になるという問題があった。
【0005】
また、特許文献1の発明では、自動でヘッド切れの有無をチェックし、その旨を表示器に表示することはできるが、発熱体の図形を表示して目視によりヘッド切れの有無およびヘッド切れとなった発熱体の位置を容易に確認するということはできないという問題があった。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、サーマルヘッドを構成する各発熱体のヘッド切れの有無を目視により迅速かつ容易に確認することができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載のプリンタは、ライン状に配列された複数の発熱体からなるサーマルヘッドを有するプリンタであって、各発熱体の状態を検出する検出手段と、検出手段による検出結果を表す表示データを生成する生成手段と、表示データを所定の表示装置に表示させる表示制御手段とを備えることを特徴とする。
また、生成手段によって生成された表示データは、検出手段による検出結果に応じて、正常に動作している発熱体に対応する第1の図形と、正常に動作していない発熱体に対応する第2の図形のうちの少なくともいずれか一方に対応するビットマップイメージデータを含むようにすることができる。
また、検出手段は、サーマルヘッドを構成する各発熱体のヘッド切れの有無を検出し、検出結果を出力するようにすることができる。
また、各種調整値を設定する設定手段をさらに備え、生成手段は、各調整値を表す表示データを生成し、表示制御手段は表示データを表示装置に表示させるようにすることができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明のプリンタによれば、サーマルヘッドを構成する各発熱体の状態を検出し、その検出結果を所定の表示装置にグラフィック表示するので、目視により迅速かつ容易に各発熱体の状態を確認することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図1は、本発明の一実施の形態としてのラベルプリンタ100の構成例を示している。同図に示すように、本実施の形態は、帯状の台紙2に複数のラベル1が等間隔で仮着されたラベル連続体3と、ライン状に配列された複数の発熱体を有し、後述するインクリボン12を介してラベル1に押圧された状態で各発熱体を印字データに対応して発熱させることにより所定の印字データをラベル1に印字するサーマルヘッド4と、後述する制御部20の制御により駆動されるステッピングモータ6と、ステッピングモータ6の回転駆動力が歯車等により伝達されて回転し、ラベル連続体3を構成するラベル1および台紙2をサーマルヘッド4との間で挟持しながら搬送するプラテンローラ5と、ステッピングモータ6の回転駆動力が歯車等により伝達されて回転し、剥離板8によって転向された台紙2をけん引するけん引ローラ14と、けん引ローラ14によってけん引された台紙2を排出口16にガイドして排出させるガイド板15と、光を出射する発光部と光を受光する受光部からなり、発光部が台紙2の裏面に照射した光の反射光を受光部が受光し、受光した光の強度(単位時間当たりの受光量)に対応する検出信号を出力するセンサ7と、インクリボン12を供給するリボン供給部11と、リボン供給部11より供給されたインクリボン12をサーマルヘッド4とラベル1の間にガイドするローラ9と、インクリボン12をリボン巻取部13にガイドするローラ10と、インクリボン12を巻き取るリボン巻取部13と、各部を制御する制御部20と、制御部20に接続された操作パネル40等から構成されている。そして、制御部20の制御下、サーマルヘッド4を構成する各発熱体が印字データに応じて発熱することにより、インクリボン12のインクが融解してラベル1への印字が行われるようになっている。
【0010】
また、台紙2の裏面(センサ7が配置されている方の面)には、各ラベル1の先端部に対応する位置に例えば黒色の矩形等の識別マークが印刷等により形成されており、その識別マークに光が照射されたときに受光部によって受光される反射光の強度は、台紙2の裏面の識別マークが形成されていない部分に光が照射されたときに受光部によって受光される反射光の強度より小さいことから、制御部20は、センサ7から出力される検出信号に対応する検出データに基づいて、識別マークがセンサ7によって検出されたことを認識し、ラベル1とサーマルヘッド4の相対的な位置関係を把握して印字のタイミング等を調整することができるようになっている。
【0011】
図2は、操作パネル40の外観図である。同図に示すように、操作パネル40は、モード選択画面や各設定モードにおける操作画面、および後述する各種設定値等を表示する表示部60と、電源オン時に点灯するLED71と、通信可能状態であるとき(オンライン時)に点灯し、通信エラー時に点滅するLED72と、エラー発生時に点灯し、データ送受信時に点滅してステータスを表すLED73と、ラベル連続体3が終了したとき(用紙エラー時)に点灯するLED74と、インクリボン12が終了したとき(リボンエラー時)に点灯するLED75と、印字のスタート/ストップ、およびデータ送受信のオン/オフを切り替えるときに操作されるラインキー(「LINE」キー)51と、ラベル連続体3の送り出しを指示するときに操作されるフィードキー(「FEED」キー)52と、各設定モードにおいてモード選択画面に戻るときに操作されるファンクションキー(「FUNCTION」キー)53と、各設定モードにおいて、数値を入力したり、カーソルを上下左右方向に移動させるときに操作される上キー54、下キー55、左キー56、および右キー57と、各設定モードにおいて、設定した内容を決定するときに操作されるエンターキー(「ENTER」キー)58と、印字データをキャンセルしたり、各設定モードにおいて、前の設定項目に戻るときに操作されるキャンセルキー(「CANCEL」キー)59と、ブザー33を鳴動させたときの音量を調節するときに操作されるブザー音量調節用ボリューム81と、印字位置(ピッチ)を調整するときに操作されるピッチボリューム82と、剥離停止位置等を調整するときに操作されるオフセットボリューム83と、印字濃度を調整するときに操作される印字濃度調整用ボリューム84とから構成されている。
【0012】
図3は、図1に示した実施の形態の制御部20の電気的な構成例を示すブロック図である。同図に示すように、制御部20は、各種処理を実行するとともに各部を制御する制御プログラムを記憶するROM22と、ROM22に記憶されている制御プログラムに従って各種処理を実行するとともに各部を制御するCPU(Central Processing Unit)21と、CPU21が各種処理を実行するとともに各部を制御する上で必要となる各種データを記憶するRAM(Random Access Memory)23と、CPU21の制御下、ステッピングモータ6に所定の制御信号を供給し、回転駆動させるモータ制御部24と、センサ7から供給される検出信号に対応する検出データをバス32を介してCPU21に供給するセンサ制御部25と、CPU21の制御下、印字データ等に対応する制御信号をサーマルヘッド4に供給し、印字動作を行わせるとともに、後述するヘッド切れのチェックを行う印字制御部26と、電源をオフにしても記憶したデータが保持されるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)27と、パーソナルコンピュータ等の外部機器との間で各種データやコマンドの送受信を行う外部インタフェース28と、入力部50より入力されたキーコードをバス32を介してCPU21に供給するとともに、CPU21よりバス32を介して供給された表示データを表示部60に供給するインタフェース(I/F)29と、CPU21の制御下、LED71乃至75を個別に制御して点灯または消灯させるLED制御部30と、ブザー音量調節用ボリューム81、ピッチボリューム82、オフセットボリューム83、および印字濃度調整用ボリューム84の各調整値を示す調整値データをバス32を介してCPU21に供給するインタフェース(I/F)31と、CPU21の制御により鳴動し、所定の音量の音を発するブザー33と、各部を接続するバス32等から構成されている。
【0013】
次に、図4のフローチャートを参照して、本実施の形態の動作について説明する。まず、ステップS1において、CPU21により、ユーザによって図示しない電源スイッチが操作され、電源が投入されたか否かが判定される。その結果、電源が投入されていないと判定された場合、ステップS1以降の処理が繰り返し実行される。一方、電源が投入されたと判定された場合、ステップS2に進む。
【0014】
ステップS2においては、CPU21の制御により、ラベルプリンタ100の動作モードとしてオンラインモードが設定される。次に、ステップS3において、ラインキー51がユーザにより押下されたか否かが判定される。その結果、ラインキー51が押下されていないと判定された場合、ステップS2に戻り、ステップS2以降の処理が繰り返し実行される。一方、ラインキー51が押下されたと判定された場合、ステップS4に進む。
【0015】
ステップS4においては、CPU21の制御により、ラベルプリンタ100の動作モードとしてオフラインモードが設定される。次に、ステップS5において、エンターキー58がユーザにより押下されたか否かが判定される。その結果、エンターキー58が押下されていないと判定された場合、ステップS4に戻り、ステップS4以降の処理が繰り返し実行される。一方、エンターキー58が押下されたと判定された場合、ステップS6に進む。
【0016】
ステップS6においては、CPU21の制御により、ラベルプリンタ100の動作モードとしてユーザモードが設定される。次に、ステップS7において、エンターキー58がユーザにより押下されたか否かが判定される。その結果、エンターキー58が押下されていないと判定された場合、ステップS17に進む。一方、エンターキー58が押下されたと判定された場合、ステップS8に進む。
【0017】
ステップS8においては、CPU21の制御下、印字制御部26により、いわゆるヘッド切れ(所定の発熱体が断線していること)の有無のチェックが実行される。即ち、CPU21は、印字制御部26に対して、サーマルヘッド4を構成する各発熱体が正常であるか否かを検査するよう指令する。
【0018】
この指令を受けた印字制御部26は、サーマルヘッド4を構成する各発熱体に対して、順次、所定の電圧を印加し、発熱体にかかる電圧値を測定する。そして各発熱体の電圧値の測定値をバス32を介して検査データとしてCPU21に供給する。CPU21は、印字制御部26より供給された検査データに基づいて、各発熱体が正常であるか否か、即ち、ヘッド切れが発生しているか否かを判定する。
【0019】
次に、ステップS9において、CPU21により、判定結果に基づいてヘッド切れの有無およびヘッド切れとなった異常な発熱体の位置を表すヘッド切れ情報を表示するための表示データが生成され、バス32経由でインタフェース29を介して表示部60に供給される。この表示データは、判定結果に応じて、例えば、正常に動作している発熱体に対応する黒色の棒状の図形と、ヘッド切れとなった正常に動作していない発熱体に対応する白色の棒状の図形のうちの少なくともいずれか一方が一列に配列された様子を表すグラフィックに対応するビットマップイメージデータとすることができる。表示部60は、CPU21より供給された表示データを表示する。
【0020】
次に、ステップS10において、CPU21は、ブザー音量調整用ボリューム81、ピッチボリューム82、オフセットボリューム83、および印字濃度調整用ボリューム84のそれぞれの設定値を示す調整値データをインタフェース31を介して取得する。次に、CPU21は、各調整値データに基づいて各調整値を表示するための表示データを生成し、バス32経由でインタフェース29を介して表示部60に供給する。表示部60は、CPU21より供給された表示データを表示する。
【0021】
次に、ステップS11において、CPU21により、インタフェース31を介してバス32経由で供給される調整値データに基づいて、ピッチボリューム82の調整値に変化があったか否かが判定される。その結果、ピッチボリューム82の調整値に変化があったと判定された場合、ステップS12に進む。
【0022】
ステップS12においては、CPU21は、インタフェース31を介してバス32経由で供給される最新の調整値データに基づいて、ピッチボリューム82の調整値を最新の調整値で更新した表示データを生成し、表示部60に供給する。表示部60は、CPU21より供給されたピッチボリューム82の調整値が更新された表示データを表示する。その後、ステップS13に進む。
【0023】
一方、ステップS11において、ピッチボリューム82の調整値に変化がなかったと判定された場合、ステップS13に進む。ステップS13においては、CPU21により、インタフェース31を介してバス32経由で供給される調整値データに基づいて、オフセットボリューム83の調整値に変化があったか否かが判定される。その結果、オフセットボリューム83の調整値に変化があったと判定された場合、ステップS14に進む。
【0024】
ステップS14においては、CPU21は、インタフェース31を介してバス32経由で供給される最新の調整値データに基づいて、オフセットボリューム83の調整値を最新の調整値で更新した表示データを生成し、表示部60に供給する。表示部60は、CPU21より供給されたオフセットボリューム83の調整値が更新された表示データを表示する。その後、ステップS15に進む。
【0025】
一方、ステップS13において、オフセットボリューム83の調整値に変化がなかったと判定された場合、ステップS15に進む。ステップS15においては、CPU21により、インタフェース31を介してバス32経由で供給される調整値データに基づいて、印字濃度調整用ボリューム84の調整値に変化があったか否かが判定される。その結果、印字濃度調整用ボリューム84の調整値に変化があったと判定された場合、ステップS16に進む。
【0026】
ステップS16においては、CPU21は、インタフェース31を介してバス32経由で供給される最新の調整値データに基づいて、印字濃度調整用ボリューム84の調整値を最新の調整値で更新した表示データを生成し、表示部60に供給する。表示部60は、CPU21より供給された印字濃度調整用ボリューム84の調整値が更新された表示データを表示する。その後、ステップS17に進む。
【0027】
一方、ステップS15において、印字濃度調整用ボリューム84の調整値に変化がなかったと判定された場合、ステップS17に進む。ステップS17においては、CPU21により、ユーザによってラインキー51が押下されたか否かが判定される。
【0028】
その結果、ユーザによってラインキー51が押下されていないと判定された場合、ステップS10に戻り、ステップS10以降の処理が繰り返し実行される。一方、ユーザによってラインキー51が押下されたと判定された場合、ステップS2に戻り、ステップS2以降の処理が繰り返し実行される。
【0029】
図5は、表示部60に表示されたヘッド切れ情報および各ボリュームの調整値の表示例を示している。同図に示すように、ヘッド切れ情報は、サーマルヘッド4を構成する各発熱体を表す例えば棒状の図形が横一列に配列されたグラフィックとして表示される。即ち、正常な発熱体は例えば黒色の棒状の図形として表示され、正常でない発熱体は白色の棒状の図形として表示される。
【0030】
図5において、斜線が描かれた部分は正常な発熱体が配列されている部分を示し、斜線が描かれていない白抜きの部分はヘッド切れとなった異常な発熱体に対応する図形が表示されていることを示している。
【0031】
そして、ヘッド切れ情報が表示された上部領域の下の領域(下部領域)に各ボリュームの調整値が表示される。この例では、タイトル「OFFSET VOLUME」と、表示項目名「PITCH」と、ピッチボリューム82の調整値「+0.00」と、表示項目名「OFFSET」と、オフセットボリューム83の調整値「+0.00」と、表示項目名「DARKNESS」と、印字濃度調整用ボリューム84の調整値「00」とが表示されている。
【0032】
ユーザは、ヘッド切れ情報からヘッド切れの有無およびヘッド切れとなった発熱体の位置を目視により確認することができる。また、表示部60に表示された各ボリュームの調整値を見ながら、各調整値を設定することができる。
【0033】
以上説明したように、本実施の形態では、ヘッド切れ情報および各種ボリュームの調整値を表示部60に表示するようにしたので、例えば、装填されているラベルの幅が、サーマルヘッド4を構成する一列に配列された発熱体群の幅より小さい場合でも、全ての発熱体の図形を表示部60に表示することができる。
【0034】
なお、図5に示した例では、各発熱体に対応する図形を横一列に配列して表示するようにしたが、各発熱体を表す図形を複数行に分割して表示することもできる。その場合、表示部60の画面上で横一列に表示可能な上記図形の総数が、サーマルヘッド4を構成する一列に配列された発熱体の総数より少ない場合でも、全ての発熱体に対応する図形を表示することができる。
【0035】
また、各ボリュームの調整値が表示部60に表示され、リアルタイムで更新されるので、各調整値を目視により確認しながら簡単かつ迅速に所望の調整値に調整することができる。
【0036】
また、上記実施の形態では、正常でない発熱体を白色で表示するようにしたが、表示部60の地色や黒色以外の色で表示するようにしてもよい。
【0037】
また、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明の活用例として、例えば、ラベルプリンタだけでなく、その他の各種プリンタにも本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の一実施の形態としてのラベルプリンタの構成例を示す図である。
【図2】操作パネルの構成例を示す図である。
【図3】制御部の構成例を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】表示部に表示されたヘッド切れ情報および各種調整値の例を示す図である。
【符号の説明】
【0040】
1 ラベル
2 台紙
3 ラベル連続体
4 サーマルヘッド
5 プラテンローラ
6 ステッピングモータ
7 センサ
8 剥離板
9,10 ローラ
11 リボン供給部
12 インクリボン
13 リボン巻取部
14 けん引ローラ
15 ガイド板
16 排出口
20 制御部
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 モータ制御部
25 センサ制御部
26 印字制御部
27 EEPROM
28 外部インタフェース
29,31 インタフェース(I/F)
30 LED制御部
32 バス
33 ブザー
40 操作パネル
50 入力部
51 ラインキー
52 フィードキー
53 ファンクションキー
54 上キー
55 下キー
56 左キー
57 右キー
58 エンターキー
59 キャンセルキー
60 表示部
71乃至75 LED
81 ブザー音量調整用ボリューム
82 ピッチボリューム
83 オフセットボリューム
84 印字濃度調整用ボリューム
100 ラベルプリンタ



【特許請求の範囲】
【請求項1】
ライン状に配列された複数の発熱体からなるサーマルヘッドを有するプリンタであって、
各発熱体の状態を検出する検出手段と、
前記検出手段による検出結果を表す表示データを生成する生成手段と、
前記表示データを所定の表示装置に表示させる表示制御手段と
を備えることを特徴とするプリンタ。
【請求項2】
前記生成手段によって生成された前記表示データは、前記検出手段による前記検出結果に応じて、正常に動作している発熱体に対応する第1の図形と、正常に動作していない発熱体に対応する第2の図形のうちの少なくともいずれか一方に対応するビットマップイメージデータを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項3】
前記検出手段は、前記サーマルヘッドを構成する各発熱体のヘッド切れの有無を検出し、検出結果を出力する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のプリンタ。
【請求項4】
各種調整値を設定する設定手段をさらに備え、
前記生成手段は、各調整値を表す表示データを生成し、前記表示制御手段は前記表示データを前記表示装置に表示させる
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のプリンタ。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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