説明

プリントシステム及びプリント処理装置

【課題】 画像のプリント処理設備に要するコスト及び人的コストを抑え、且つ、利用者が所望のタイミングで写真を受け取るプリントシステムを提供する。
【解決手段】 オーダー受付端末100は、利用者U1から画像データ及び各画像のプリント枚数及びプリントサイズを含むオーダー情報の入力を受け付け、オーダーIDを割り当て、バーコードC1を生成し、レシートR1にプリントして出力する。オーダー管理装置200は、オーダー受付端末100からオーダー情報を受信して格納する。利用者U1は、レシートR1を受け取るとカウンタCTRに移動し、レシートR1のバーコードC1を読み取る。プリント処理装置300は、バーコードC1からオーダーIDを取得し、表示部のタッチパネル504を介して実行指示の入力を受け付けると、実行指示をオーダー管理装置200に送信する。オーダー管理装置200はプリントを実行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はプリントシステム及びプリント処理装置に係り、特に利用者から画像のプリント注文を受け付けて画像のプリントを行うプリントシステム及びプリント処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、写真感光材料に対するプリント処理を行う画像露光部を有する複数台の写真処理装置と、プリント処理の注文を受け付け、写真処理装置にプリント処理を行わせる端末処理装置とから構成されたプリント処理システムが開示されている。特許文献1のプリント処理システムでは、1の写真処理装置においてプリント処理を中断又は中止する状態(トラブル)が発生した場合に、トラブルの解消に要する時間又はトラブルの内容に基づいて他の写真処理装置にプリント処理を移管するか否かを判定し、他の写真処理装置にプリント処理を移管すると判定した場合に、設置場所、装填されるペーパーの種類又は稼働状況に基づいて移管先の写真処理装置を決定するように構成されている。
【0003】
特許文献2には、メモリカードから画像データを読み出し、この画像データの写真プリントメディアへの書き込み処理を受け付けるプリント受付システムが開示されている。特許文献2のプリント受付システムでは、注文操作が中断された場合に、中断オーダー番号を発行し、注文操作の再開時に中断オーダー番号を受付端末に入力するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−189411号公報
【特許文献2】特開2007−193580号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、各写真処理装置に露光エンジン及び現像処理部が設けられており、利用者は各写真処理装置で写真を受け取ることができる。しかしながら、各端末にプリンタを設けるのは端末の購入コストに加えて端末の管理のためのコストがかかる。
【0006】
また、特許文献1では、プリントの中断時に、プリント処理の移管の可否、及び移管先の他の写真処理装置が端末処理装置により決定される。このため、特許文献1のプリント処理システムは、プリントを実行する端末の決定、及び写真の受け取り場所について利用者の自由度が少なく、店頭で一般の利用者が利用するには適さない。
【0007】
特許文献2では、受付端末からの入力に従って画像のプリント処理を実行してプリンタから排出された写真を利用者ごとに仕分けし、利用者からプリント料金を受け取って、仕分けした写真の中から利用者の写真を探し出して引き渡す作業が必要になる。このため、特許文献2では、プリント処理の実行及び写真の仕分け作業と、プリント料金の受け取り及び写真の引き渡し作業のために複数の店員が常駐する必要が生じる。
【0008】
また、特許文献2では、利用者が注文を入力してから写真を受け取るまでに待ち時間が生じ、利用者が好きなときにプリント処理を実行したり、写真を受け取ることはできない。
【0009】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、画像のプリント処理のための設備に要するコスト及び人的コストを抑えることができ、且つ、利用者が所望のタイミングで写真を受け取ることができるプリントシステム及びプリント処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係るプリントシステムは、プリント注文端末と、プリント処理装置とを備えており、前記プリント注文端末は、画像の入力を受け付ける画像入力部と、前記画像のプリントオーダー情報の入力を受け付けるプリントオーダー情報入力部と、前記プリントオーダー情報に識別子を付与する識別子付与部と、前記識別子が付与されたプリントオーダー情報を前記プリント処理装置に送信するプリントオーダー情報送信部と、前記識別子をプリントした受付票を出力する受付票出力部とを備え、前記プリント処理装置は、前記プリントオーダー情報送信部から送信されたプリントオーダー情報を格納するプリントオーダー情報格納部と、前記受付票にプリントされた識別子を読み取る識別子読み取り部と、前記識別子に対応するプリントオーダー情報を前記プリントオーダー情報格納部から取得し、前記プリントオーダー情報に従ってプリントを実行するプリンタとを備える。
【0011】
本発明の第2の態様に係るプリントシステムは、上記第1の態様において、前記プリント注文端末は、前記プリントオーダー情報に基づいてプリント代金を算出し、前記プリント代金の決済処理を行う決済処理部と、前記決済処理部により、前記プリントオーダー情報に関する決済処理が終了したことを前記プリント処理装置に通知する決済終了通知部とを更に備え、前記プリント処理装置は、前記プリントオーダー情報送信部から送信され、前記プリントオーダー情報格納部に格納されたプリントオーダー情報に基づくプリントの実行を不許可とし、前記プリントオーダー情報に関する決済処理が終了したことが前記決済終了通知部から通知された場合に、前記プリントオーダー情報に基づくプリントの実行を許可するプリンタ制御部を更に備えるように構成されている。
【0012】
本発明の第3の態様に係るプリントシステムは、上記第2の態様において、前記プリント処理装置は、前記プリントオーダー情報に基づいてプリント代金を算出し、前記プリント代金の決済処理を行う決済処理部と、前記決済処理部による決済処理が終了したことを検出する決済終了検出部と、前記プリントオーダー情報送信部から送信され、前記プリントオーダー情報格納部に格納されたプリントオーダー情報に基づくプリントの実行を不許可とし、前記プリントオーダー情報に関する決済処理が終了したことが前記決済終了通知部から通知された場合に、前記プリントオーダー情報に基づくプリントの実行を許可する第1のプリンタ制御部とを更に備えるように構成されている。
【0013】
本発明の第4の態様に係るプリントシステムは、上記第3の態様において、前記決済終了検出部は、前記受付票にプリントされた識別子を読み取って、前記識別子に対応するプリントオーダー情報に関する決済処理が終了したことを検出するように構成されている。
【0014】
本発明の第5の態様に係るプリントシステムは、上記第1から第4の態様において、前記プリントオーダー情報入力部は、前記画像のプリント枚数及びプリントサイズを示す情報をプリントオーダー情報として受け付けるように構成されている。
【0015】
本発明の第6の態様に係るプリントシステムは、上記第1から第5の態様において、前記受付票出力部は、前記識別子を含むバーコード又は2次元コードを生成してプリントするように構成されている。
【0016】
本発明の第7の態様に係るプリントシステムは、上記第1から第6の態様において、前記プリント処理装置は、前記プリンタの動作状況を監視するプリンタ監視部と、前記プリンタに不具合が検出された場合に、前記プリンタに前記プリントの実行を中断させる第2のプリンタ制御部とを更に備えるように構成されている。
【0017】
本発明の第8の態様に係るプリントシステムは、上記第7の態様において、前記プリント処理装置は、前記プリンタを複数備えており、前記第2のプリンタ制御部は、前記プリントの実行が中断された場合に、前記複数のプリンタのうちから前記中断されたプリントを再開するのに適したプリンタを選択し、前記プリンタの選択結果を出力するように構成されている。
【0018】
本発明の第9の態様に係るプリントシステムは、上記第8の態様において、前記第2のプリンタ制御部は、前記複数のプリンタの稼働状況、各プリンタの消耗材の残量及び前記中断されたプリントの実行に必要な消耗材の量のうち少なくとも1つの情報に基づいて、前記中断されたプリントを再開するのに適したプリンタを選択するように構成されている。
【0019】
本発明の第10の態様に係るプリントシステムは、上記第8又は第9の態様において、前記第2のプリンタ制御部は、前記選択したプリンタに前記プリントの実行予約を指示する予約情報を送信し、前記予約情報を受信したプリンタは、前記予約情報に基づくプリント再開の指示のみを受け付けるように構成されている。
【0020】
本発明の第11の態様に係るプリントシステムは、上記第8から第10の態様において、前記第2のプリンタ制御部は、前記プリントが中断されたプリンタ以外のプリンタにおいてプリントが実行中であることが前記プリンタ監視部により検出された場合に、プリント再開を待つように促す通知を出力する一方、前記プリントが中断されたプリンタ以外のプリンタによるプリントが停止したことが検出された場合に、前記プリントが停止したプリンタにおいて、前記中断されたプリントを再開するよう促す通知を出力するように構成されている。
【0021】
本発明の第12の態様に係るプリントシステムは、上記第8から第11の態様において、前記第2のプリンタ制御部は、前記プリントオーダーに従ってプリントを実行する前に、前記プリントオーダーに従ってプリントジョブを実行した場合にプリントジョブが中断するか否かを前記プリンタ内の消耗材の残量に応じて判断し、前記プリントが中断すると判断した場合に、他のプリンタに移動してプリントジョブを開始するよう促す通知を出力するように構成されている。
【0022】
本発明の第13の態様に係るプリントシステムは、上記第8から第12の態様において、前記第2のプリンタ制御部は、前記プリントが中断されてから所定の期間以内に、前記中断されたプリントが前記他のプリンタにおいて再開されなかった場合、前記プリントオーダーを前記プリントオーダー情報格納部から削除するように構成されている。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、利用者が受付票をプリント処理装置に所望のタイミングで持参して写真を受け取ることができる。更に、本実施形態によれば、利用者が所望のタイミングで写真を受け取るための設備に要するコスト及び人的コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るプリントシステムの外観を示す図
【図2】本発明の第1の実施形態に係るプリントシステムを示すブロック図
【図3】オーダー受付端末100を示すブロック図
【図4】オーダー管理装置200を示すブロック図
【図5】プリント処理装置300を示すブロック図
【図6】本発明の第1の実施形態に係るプリントシステム10における処理の流れを示すフローチャート
【図7】共用モニタ500に出力されるGUIを示す図
【図8】本発明の第2の実施形態に係るオーダー受付端末100を示すブロック図
【図9】本発明の第2の実施形態に係るプリントシステム10における処理の流れを示すフローチャート
【図10】本発明の第3の実施形態に係るオーダー管理装置200を示すブロック図
【図11】本発明の第3の実施形態に係るプリントシステム10における処理の流れを示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、添付図面に従って本発明に係るプリントシステム及びプリント処理装置の好ましい実施の形態について説明する。
【0026】
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るプリントシステムの外観を示す図であり、図2は、本発明の第1の実施形態に係るプリントシステムを示すブロック図である。
【0027】
本実施形態に係るプリントシステム10は、オーダー受付端末100、オーダー管理装置200、プリント処理装置300及びプリンタ400を備えている。オーダー受付端末100、オーダー管理装置200及びプリント処理装置300は、LAN接続されている。
【0028】
オーダー管理装置200及びプリント処理装置300は、カウンタCTRの内側に配置されており、オペレータO1によって管理されている。
【0029】
カウンタCTRには、共用モニタ500及びバーコードリーダ600が配置されている。共用モニタ500は、モニタ出力切替器502を介してオーダー管理装置200及びプリント処理装置300に接続されており、オーダー管理装置200及びプリント処理装置300からの出力を切替表示可能になっている。
【0030】
なお、図1に示す例では、オーダー管理装置200及びプリント処理装置300は、それぞれデスクトップ型及びラップトップ型のパーソナルコンピュータとして示されているが、オーダー管理装置200及びプリント処理装置300の形態は、これに限定されるものではない。
【0031】
オーダー受付端末100は、利用者U1から画像データ及びプリントオーダー(各画像のプリント枚数及びプリントサイズ)を含むオーダー情報の入力を受け付ける。オーダー受付端末100は、受け付けたオーダー情報に固有のオーダーIDを割り当てる。
【0032】
オーダー受付端末100は、上記オーダー情報をオーダー管理装置200に送信する。また、オーダー受付端末100は、上記オーダーIDを含むバーコードC1を生成し、受付票(以下、レシートという。)R1にプリントして出力する。なお、オーダーIDは、例えば、2次元コード(例えば、QRコード(登録商標)又はカラーコード)としてプリントしてもよい。
【0033】
オーダー管理装置200は、オーダー受付端末100からオーダー情報を受信して格納する。
【0034】
利用者U1は、レシートR1を受け取るとカウンタCTRに移動する。そして、利用者U1は、バーコードリーダ600を用いて、レシートR1にプリントされたバーコードC1を読み取る。
【0035】
図2に示すように、バーコードリーダ600は、プリント処理装置300に接続されている。プリント処理装置300は、バーコードリーダ600によって読み取られたバーコードC1からオーダーIDを取得する。そして、プリント処理装置300は、上記オーダーIDに対応するプリントオーダーに基づいて画像のプリントを実行してよいかどうかを確認するメッセージを共用モニタ500に表示する。
【0036】
プリント処理装置300は、共用モニタ500の画面上に設けられたタッチパネル504を介してプリントの実行指示の入力を受け付けると、上記オーダーIDに対応するプリントの実行指示をオーダー管理装置200に送信する。
【0037】
オーダー管理装置200は、プリント処理装置300からプリントの実行指示を受信すると、上記バーコードリーダ600によって読み取られたオーダーIDに対応するオーダー情報をRIP PC700を介してプリンタ400に送信する。
【0038】
RIP PC(Raster Image Processor PC)700は、ポストスクリプト等のベクトル画像データを、印刷用の画像データ(ビットマップ画像又はラスター画像)に変換する。
【0039】
プリンタ400は、タッチパネル504からのプリント実行指示に応じて画像のプリントを実行する。これにより、利用者U1は、所望のタイミングでプリントを実行させて、写真を受け取ることが可能になる。
【0040】
次に、オーダー受付端末100、オーダー管理装置200及びプリント処理装置300の構成について、図3から図5を参照して説明する。
【0041】
図3は、オーダー受付端末100を示すブロック図である。
【0042】
図3に示すように、オーダー受付端末100は、CPU102、プログラムメモリ104、ワークメモリ106、通信インターフェース部(通信I/F)108、モニタ110、表示制御部112、タッチパネル114、タッチパネルインターフェース部(タッチパネルI/F)116、メモリカードリーダ118、レシートプリンタ120及びレシートプリンタインターフェース部(レシートプリンタI/F)122を備えている。
【0043】
CPU102は、バス126を介してオーダー受付端末100内の各部に接続されており、タッチパネル114を含む操作部からの操作入力に従って各部を制御する。
【0044】
プログラムメモリ104は、オーダー受付端末100を制御するためのプログラム及びデータを格納する。ワークメモリ106は、CPU102が各種の処理を行うための作業用領域を含んでいる。
【0045】
通信I/F108は、LANを介してオーダー管理装置200及びプリント処理装置300に接続するための機器である。
【0046】
メモリカードリーダ118は、利用者U1のメモリカード116から画像データを読み取る。
【0047】
モニタ110は、メモリカードリーダ118を介して利用者U1のメモリカード116から読み取った画像を表示するとともに、利用者U1がプリントオーダーを入力するときに、各種の操作メニューを表示する。表示制御部112は、CPU102からの指令に従ってモニタ110の表示を制御する。
【0048】
タッチパネル114は、モニタ110の表示画面に設けられており、利用者U10からのプリントオーダー(各画像のプリント枚数及びサイズ)の入力を受け付ける。
【0049】
CPU102は、プリントオーダーが入力されて確定された場合に、画像データ及びプリントオーダーをひとまとまりのオーダー情報として、固有のオーダーIDを付与してオーダー管理装置200に送信する。更に、CPU102は、オーダーIDを含むバーコードを生成し、レシートプリンタ120によりプリント出力する。
【0050】
図4は、オーダー管理装置200を示すブロック図である。
【0051】
図4に示すように、オーダー管理装置200は、例えば、デスクトップ型のパーソナルコンピュータであり、CPU202、メインメモリ204、ハードディスクドライブ206、プリントオーダーデータベース(オーダーDB)208、表示制御部212、キーボード214、マウス216、マウスコントローラ218及び通信インターフェース部(通信I/F)220を備えている。更に、オーダー管理装置200には、プリンタ400が接続されている。
【0052】
CPU202は、バス222を介してオーダー管理装置200内の各部に接続されており、キーボード214及びマウス216を含む操作部からの操作入力に従って各部を制御する。
【0053】
メインメモリ204は、CPU202が各種の処理を行うための作業用領域を含んでいる。
【0054】
HDD206は、オペレーティングシステム(OS)のほか、各種のアプリケーションソフト(ブラウザソフトを含む)を格納する。
【0055】
オーダーDB208は、オーダー受付端末100から送信されたオーダー情報を格納する。なお、図5では、オーダーDB208は、HDD206とは別のブロックとして示しているが、HDD206内に設けるようにしてもよい。
【0056】
通信I/F220は、LANを介してオーダー受付端末100及びプリント処理装置300に接続するための機器である。
【0057】
表示制御部212は、CPU202からの指令に従って、モニタ出力切替器502を介して接続された共用モニタ500の表示を制御する。なお、オーダー管理装置200に専用のモニタを設けてもよい。
【0058】
キーボード214及びマウス216は、オペレータO1からの操作入力を受け付けて、操作入力に応じた信号をCPU202に入力する。
【0059】
マウスコントローラ218は、マウス216の移動方向及び移動距離を検出してCPU202に出力する。CPU202は、マウスコントローラ218からの出力に従って共用モニタ500におけるマウスポインタの位置を制御する。
【0060】
図5は、プリント処理装置300を示すブロック図である。
【0061】
図5に示すように、プリント処理装置300は、例えば、ラップトップ型のパーソナルコンピュータであり、CPU302、メインメモリ304、ハードディスクドライブ306、通信インターフェース部(通信I/F)308、モニタ310、表示制御部312、キーボード314、マウス316、マウスコントローラ318を備えている。更に、プリント処理装置300には、バーコードリーダ600が接続されている。
【0062】
CPU302は、バス320を介してプリント処理装置300内の各部に接続されており、キーボード314及びマウス316を含む操作部からの操作入力に従って各部を制御する。
【0063】
メインメモリ304は、CPU302が各種の処理を行うための作業用領域を含んでいる。
【0064】
HDD306は、オペレーティングシステム(OS)のほか、各種のアプリケーションソフト(ブラウザソフトを含む)を格納する。
【0065】
通信I/F308は、LANを介してオーダー受付端末100及びオーダー管理装置200に接続するための機器である。
【0066】
表示制御部312は、CPU202からの指令に従って、モニタ310、及びモニタ出力切替器502を介して接続された共用モニタ500の表示を制御する。
【0067】
タッチパネル504は、共用モニタ500の表示画面に設けられており、利用者U10からのプリント実行指示の入力を受け付ける。
【0068】
キーボード314及びマウス316は、オペレータO1からの操作入力を受け付けて、操作入力に応じた信号をCPU302に入力する。
【0069】
マウスコントローラ318は、マウス316の移動方向及び移動距離を検出してCPU302に出力する。CPU302は、マウスコントローラ318からの出力に従ってモニタ310等におけるマウスポインタの位置を制御する。
【0070】
CPU302は、バーコードリーダ600を介してオーダーIDを取得すると、上記オーダーIDに対応するプリントオーダーに基づいて画像のプリントを実行してよいかどうかを確認するメッセージを共用モニタ500に表示する。そして、CPU302は、タッチパネル504からプリント実行指示の入力を受け付けると、上記バーコードリーダ600によって読み取られたオーダーIDに対応するプリントの実行指示をオーダー管理装置200に送信する。
【0071】
オーダー管理装置200は、プリント処理装置300からプリント実行指示を受信すると、上記バーコードリーダ600によって読み取られたオーダーIDに対応するオーダー情報をオーダーDB208から読み出し、RIP PC700(図4では省略)を介してプリンタ400に送信し、プリントを実行する。
【0072】
図6は、本発明の第1の実施形態に係るプリントシステム10における処理の流れを示すフローチャートである。また、図7は、共用モニタ500に出力されるGUIを示す図である。
【0073】
まず、オーダー受付端末100において、画像データ及び各画像のプリント枚数及びプリントサイズを含むオーダー情報の入力を受け付けられると(ステップS10)、入力されたプリントオーダーを識別するための固有のオーダーIDを含むバーコードC1がプリントされたレシートR1が出力される(ステップS12)。また、上記オーダーIDが付与されたオーダー情報がオーダー管理装置200に送信される(ステップS14)。
【0074】
次に、プリント処理装置300に接続されたバーコードリーダ600によって、レシートR1がスキャンされ(ステップS16)、バーコードC1からオーダーIDが読み取られる(ステップS18のYes)。ステップS16では、図7(a)に示すバーコードの読み取りを促すメッセージが共用モニタ500に表示される。また、ステップS18において、オーダーIDの読み取りに失敗した場合には、図7(b)に示す画面が共用モニタ500に表示される。
【0075】
次に、オーダーIDの読み取りに成功した場合には、図7(c)に示す画面が共用モニタ500に表示される。タッチパネル504からプリント実行指示が入力されると(ステップS20)、バーコードリーダ600によって読み取られたオーダーIDがプリント処理装置300からオーダー管理装置200に送信される(ステップS22)。
【0076】
次に、上記オーダーIDに対応するオーダー情報がオーダーDB208から読み出されて、プリンタ400に送信され(ステップS24)、プリントが実行される(ステップS26からS30)。このとき、共用モニタ500には、図7(d)に示すプリント実行中であることを示すメッセージが表示される。
【0077】
そして、プリントが終了すると(ステップS28のNo)、図7(e)に示す画面が共用モニタ500に表示され、写真が排出される(ステップS32)。
【0078】
最後に、カウンタCTRのPOSレジにおいて、利用者U10とカウンタCTR内のオペレータO1との間で、プリント代金の会計処理(決済処理)が行われる(ステップS34)。
【0079】
一方、プリンタ400に不具合が生じた場合、例えば、紙づまり又は消耗材(例えば、プリント用紙又はインク)がなくなった場合(ステップS28のYes)、プリントが中断され、共用モニタ500及びモニタ310に、プリンタ400によるプリントが中断されたことが表示される(ステップS30)。これにより、オペレータO1によるプリンタ400の復旧作業(修理、消耗材の補充)が可能となる。
【0080】
なお、プリンタ400A、400B、…を複数設けておき、1のプリンタ400Aでプリントが中断された場合に、別のプリンタ400Bでプリントを続行できるようにしてもよい。この場合、例えば、プリンタ400、共用モニタ500及びバーコードリーダ600を複数組設ける。プリントが中断された時点で未プリントの画像のオーダー情報がオーダーDB208に格納される。そして、プリントを再開するプリンタ400Bと対になるバーコードリーダ600BにレシートR1のバーコードC1を読み取らせることにより、上記ステップS16からS34の処理が開始され、未プリントの画像がプリンタ400Bによりプリントされる。
【0081】
なお、プリント処理装置300によって、複数のプリンタ400A、400B、…の稼働状況、各プリンタの消耗材(例えば、プリント用紙及びインク)の残量及び中断されたプリントの実行に必要な消耗材の量を検出し、中断されたプリントを再開するのに適したプリンタを自動的に選択し、選択結果を共用モニタ500に出力するようにしてもよい。また、自動的に選択されたプリンタに対して、未プリントの画像のオーダー情報を含む予約情報を送信して、当該プリンタが予約情報に基づくプリント再開の指示のみを受け付けるようにしてもよい。
【0082】
また、プリントが中断されたプリンタ400A以外のすべてのプリンタにおいて他のプリントが実行中であること場合には、プリント再開を待つように促す通知を出力するようにしてもよい。また、プリントが中断されたプリンタ400A以外のプリンタのいずれかによるプリントが停止したことが検出された場合に、プリントが停止したプリンタにおいて、前記中断されたプリントを再開するよう促す通知を出力するようにしてもよい。
【0083】
また、バーコードリーダ600によってレシートR1のバーコードC1が読み取られた場合に(ステップS16、S18のYes)、オーダー情報に従ってプリントを実行する前に、オーダー情報に従ってプリントジョブを実行した場合にプリントジョブが中断するか否かをプリンタ400内の消耗材の残量に応じて判断し、プリントが中断すると判断した場合に(即ち、オーダー情報に従ってプリントを完了するためには消耗材が足りないと判断された場合に)、プリントを実行不可能であることを示す通知、又は他のプリンタに移動してプリントジョブを開始するよう促す通知を共用モニタ500、又はモニタ310に出力するようにしてもよい。
【0084】
前記第2のプリンタ制御部は、前記プリントが中断されてから所定の期間以内に、前記中断されたプリントが前記他のプリンタにおいて再開されなかった場合、オーダー情報をオーダーDB208から削除するようにしてもよい。
【0085】
本実施形態によれば、利用者U1がレシートR1をカウンタCTRに所望のタイミングで持参して写真を受け取ることができる。更に、本実施形態によれば、利用者U10が所望のタイミングで写真を受け取るための設備に要するコスト及び人的コストを抑えることができる。
【0086】
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0087】
図8は、本発明の第2の実施形態に係るオーダー受付端末100を示すブロック図である。
【0088】
図8に示すように、本実施形態に係るオーダー受付端末100は、プリント代金の入金及び釣り銭の支払いを行うためのコインマシン128を更に備えている。
【0089】
なお、オーダー管理装置200及びプリント処理装置300については、上記第1の実施形態と同様である。
【0090】
図9は、本発明の第2の実施形態に係るプリントシステム10における処理の流れを示すフローチャートである。
【0091】
まず、オーダー受付端末100において、画像データ及び各画像のプリント枚数及びプリントサイズを含むオーダー情報の入力を受け付けられると(ステップS50)、入力されたプリントオーダーを識別するための固有のオーダーIDを含むバーコードC1がプリントされたレシートR1が出力される(ステップS52)。
【0092】
また、上記オーダーIDが付与されたオーダー情報がオーダー管理装置200に送信される。オーダー管理装置200は、上記オーダー情報をホールド設定する(ステップS54)。ここで、ホールド設定とは、バーコードリーダ600からオーダーIDを入力しても、プリントの実行を許可しないようにする設定である。
【0093】
次に、オーダー受付端末100によって、プリント枚数及びプリントサイズに基づいてプリント代金が算出される。そして、モニタ110にプリント代金が表示されて、コインマシン128により会計処理が行われる(ステップS56)。会計処理が終了すると、オーダー受付端末100からオーダー管理装置200に会計処理の終了通知が送信される。オーダー管理装置200は、会計処理の終了通知を受信すると、当該オーダー情報に対するホールド設定を解除する。これにより、バーコードリーダ600からオーダーIDを入力することにより、当該オーダーIDのプリントの実行が可能になる。
【0094】
なお、ステップS60からS76は、それぞれ図6のステップS16からS32と同様であるため説明を省略する。
【0095】
本実施形態によれば、上記オーダー受付端末100で会計処理が事前に終了するので、利用者U1は写真の受け取りに要する時間をより減らすことができる。更に、本実施形態によれば、会計処理のためにオペレータO1が常駐する必要がないので、人的コストを更に抑えることができる。
【0096】
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
【0097】
図10は、本発明の第3の実施形態に係るオーダー管理装置200を示すブロック図である。
【0098】
図10に示すように、本実施形態に係るオーダー管理装置200は、バーコードリーダ800及びバーコードリーダインターフェース部(バーコードリーダI/F)802を更に備えている。
【0099】
図11は、本発明の第3の実施形態に係るプリントシステム10における処理の流れを示すフローチャートである。
【0100】
まず、オーダー受付端末100において、画像データ及び各画像のプリント枚数及びプリントサイズを含むオーダー情報の入力を受け付けられると(ステップS80)、入力されたプリントオーダーを識別するための固有のオーダーIDを含むバーコードC1がプリントされたレシートR1が出力される(ステップS82)。
【0101】
また、上記オーダーIDが付与されたオーダー情報がオーダー管理装置200に送信される。オーダー管理装置200は、上記オーダー情報をホールド設定する(ステップS84)。ここで、ホールド設定とは、バーコードリーダ600からオーダーIDを入力しても、プリントの実行を許可しないようにする設定である。
【0102】
次に、オーダー受付端末100によって、プリント枚数及びプリントサイズに基づいてプリント代金が算出され、POSレジにおいて会計処理が行われる(ステップS86)。そして、オペレータO1がオーダー管理装置200に設けられたバーコードリーダ800によりレシートR1上のバーコードC1が読み取られると、オーダー管理装置200は、当該オーダー情報に対するホールド設定を解除する。これにより、バーコードリーダ600からオーダーIDを入力することにより、当該オーダーIDのプリントの実行が可能になる。
【0103】
なお、ステップS92からS108は、それぞれ図6のステップS16からS32と同様であるため説明を省略する。
【0104】
本実施形態によれば、会計処理が事前に終了するので、利用者U1は写真の受け取りに要する時間をより減らすことができる。
【0105】
なお、バーコードリーダ600と800は、例えば、読み取ったバーコード情報の出力先の切替機構を設けることにより共通にしてもよい。
【符号の説明】
【0106】
10…プリントシステム、100…オーダー受付端末、200…オーダー管理装置、300…プリント処理装置、400…プリンタ、500…共用モニタ、502…モニタ出力切替器、600…バーコードリーダ、700…RIP PC

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリント注文端末と、プリント処理装置とを備えるプリントシステムであって、
前記プリント注文端末は、
画像の入力を受け付ける画像入力部と、
前記画像のプリントオーダー情報の入力を受け付けるプリントオーダー情報入力部と、
前記プリントオーダー情報に識別子を付与する識別子付与部と、
前記識別子が付与されたプリントオーダー情報を前記プリント処理装置に送信するプリントオーダー情報送信部と、
前記識別子をプリントした受付票を出力する受付票出力部とを備え、
前記プリント処理装置は、
前記プリントオーダー情報送信部から送信されたプリントオーダー情報を格納するプリントオーダー情報格納部と、
前記受付票にプリントされた識別子を読み取る識別子読み取り部と、
前記識別子読み取り部によって識別子が読み取られると、該読み取られた識別子に対応するプリントオーダー情報を前記プリントオーダー情報格納部から取得し、前記プリントオーダー情報に従ってプリントを実行する複数のプリンタと、
前記複数のプリンタの動作状況を監視するプリンタ監視部と、
前記複数のプリンタのうちのいずれかにおいて不具合が検出された場合に、前記不具合が検出されたプリンタに前記プリントの実行を中断させる第1のプリンタ制御部であって、前記プリントの実行が中断された場合に、前記複数のプリンタのうちから前記中断されたプリントを再開するのに適したプリンタを選択し、前記プリントを再開するのに適したプリンタの選択結果を、前記プリントの実行が中断されたプリンタに対応して設けられた表示手段に出力する第1のプリンタ制御部と、
を備える、プリントシステム。
【請求項2】
前記プリント注文端末は、
前記プリントオーダー情報に基づいてプリント代金を算出し、前記プリント代金の決済処理を行う決済処理部と、
前記決済処理部により、前記プリントオーダー情報に関する決済処理が終了したことを前記プリント処理装置に通知する決済終了通知部とを更に備え、
前記プリント処理装置は、
前記プリントオーダー情報送信部から送信され、前記プリントオーダー情報格納部に格納されたプリントオーダー情報に基づくプリントの実行を不許可とし、前記プリントオーダー情報に関する決済処理が終了したことが前記決済終了通知部から通知された場合に、前記プリントオーダー情報に基づくプリントの実行を許可するプリンタ制御部を更に備える、請求項1記載のプリントシステム。
【請求項3】
前記プリント処理装置は、
前記プリントオーダー情報に基づいてプリント代金を算出し、前記プリント代金の決済処理を行う決済処理部と、
前記決済処理部による決済処理が終了したことを検出する決済終了検出部と、
前記プリントオーダー情報送信部から送信され、前記プリントオーダー情報格納部に格納されたプリントオーダー情報に基づくプリントの実行を不許可とし、前記プリントオーダー情報に関する決済処理が終了したことが前記決済終了通知部から通知された場合に、前記プリントオーダー情報に基づくプリントの実行を許可する第2のプリンタ制御部と、
を更に備える、請求項2記載のプリントシステム。
【請求項4】
前記決済終了検出部は、前記受付票にプリントされた識別子を読み取って、前記識別子に対応するプリントオーダー情報に関する決済処理が終了したことを検出する、請求項3記載のプリントシステム。
【請求項5】
前記プリントオーダー情報入力部は、前記画像のプリント枚数及びプリントサイズを示す情報をプリントオーダー情報として受け付ける、請求項1から4のいずれか1項記載のプリントシステム。
【請求項6】
前記受付票出力部は、前記識別子を含むバーコード又は2次元コードを生成してプリントする、請求項1から5のいずれか1項記載のプリントシステム。
【請求項7】
前記識別子読み取り部は、前記複数のプリンタに対応して複数備えられており、
前記中断されたプリントを再開するプリンタに対応する識別子読み取り部によって前記識別子が読み取られた場合に、該プリントを再開するプリンタにより、前記中断されたプリントを再開させる、請求項1から6のいずれか1項記載のプリントシステム。
【請求項8】
前記プリントオーダー情報格納部は、前記プリントが中断された時点で未プリントの画像に関するプリントオーダー情報を格納する、請求項1から7のいずれか1項記載のプリントシステム。
【請求項9】
前記第1のプリンタ制御部は、前記複数のプリンタの稼働状況、各プリンタの消耗材の残量及び前記中断されたプリントの実行に必要な消耗材の量のうち少なくとも1つの情報に基づいて、前記中断されたプリントを再開するのに適したプリンタを選択する、請求項1から8のいずれか1項記載のプリントシステム。
【請求項10】
前記第1のプリンタ制御部は、前記選択したプリンタに前記プリントの実行予約を指示する予約情報を送信し、
前記予約情報を受信したプリンタは、前記予約情報に基づくプリント再開の指示のみを受け付ける、請求項1から9のいずれか1項記載のプリントシステム。
【請求項11】
前記予約情報は、前記プリントが中断された時点で未プリントの画像に関するプリントオーダー情報を含む、請求項10記載のプリントシステム。
【請求項12】
前記第1のプリンタ制御部は、前記プリントが中断されたプリンタ以外のすべてのプリンタにおいてプリントが実行中であることが前記プリンタ監視部により検出された場合に、プリント再開を待つように促す通知を出力する一方、前記プリントが中断されたプリンタ以外のプリンタによるプリントが停止したことが検出された場合に、前記プリントが停止したプリンタにおいて、前記中断されたプリントを再開するよう促す通知を出力する、請求項1から11のいずれか1項記載のプリントシステム。
【請求項13】
前記第1のプリンタ制御部は、前記プリントが中断されてから所定の期間以内に、前記中断されたプリントが前記他のプリンタにおいて再開されなかった場合、前記プリントオーダーを前記プリントオーダー情報格納部から削除する、請求項1から12のいずれか1項記載のプリントシステム。
【請求項14】
プリント注文端末から送信されたプリントオーダー情報を格納するプリントオーダー情報格納部と、
前記プリントオーダー情報に付与された識別子がプリントされた受付票から該識別子を読み取る識別子読み取り部と、
前記識別子読み取り部によって識別子が読み取られた場合に、該読み取られた識別子に対応するプリントオーダー情報を前記プリントオーダー情報格納部から取得し、前記プリントオーダー情報に従ってプリントを実行する複数のプリンタと、
前記複数のプリンタの動作状況を監視するプリンタ監視部と、
前記複数のプリンタのうちのいずれかにおいて不具合が検出された場合に、前記不具合が検出されたプリンタに前記プリントの実行を中断させる第1のプリンタ制御部であって、前記プリントの実行が中断された場合に、前記複数のプリンタのうちから前記中断されたプリントを再開するのに適したプリンタを選択し、前記プリントを再開するのに適したプリンタの選択結果を、前記プリントの実行が中断されたプリンタに対応して設けられた表示手段に出力するプリンタ制御部と、
を備える、プリント処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−216238(P2012−216238A)
【公開日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−154807(P2012−154807)
【出願日】平成24年7月10日(2012.7.10)
【分割の表示】特願2008−19290(P2008−19290)の分割
【原出願日】平成20年1月30日(2008.1.30)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】