説明

プリント回路アセンブリシステムおよび方法

【課題】プリント回路アセンブリのソケット内へ電子部品を自動的に設置する組立機構を提供する。
【解決手段】プリント回路アセンブリシステム10は、該プリント回路アセンブリ40のソケット48内に電子部品148を自動的に挿入し、該電子部品148を前記ソケット48に固定するように、該ソケット48を自動的に閉じるようになっている組立機構12を備える。組立機構12はまた、電子部品のソケット48からの取り外しを可能にするように、自動的にソケット48を開くこと、またはロック解除することを容易とするように構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリント回路アセンブリシステムおよびアセンブリ方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特定のタイプの電子部品をプリント回路アセンブリ(プリント回路組立体)上に設置することは一般に、プリント回路アセンブリに取り付けられたソケット内に電子部品を挿入すること、および、電子部品をソケット内に固定するために、ソケットをロックするか、または、その他の方法で閉じることを必要とする。たとえば、中央処理ユニット(CPU)は、ソケット内に一般に設置される電子部品の一例である。しかしながら、電子部品を、マザーボードまたは他のタイプのプリント回路アセンブリ上のソケット内に設置することは一般に、時間がかかり、手間がかかる作業である。たとえば、プリント回路アセンブリは一般に、ソケットタイプの装備を有する比較的多数の部品を収容するように構成される。そのため、プリント回路アセンブリの試験またはアセンブリの動作中は、電子部品は、プリント回路アセンブリのそれぞれの利用可能なソケット内に手動で設置されて、プリント回路アセンブリの動作状態が確認されなければならない。さらに、プリント回路アセンブリのソケット内への電子部品の手動設置は一般に、ソケットに関して部品がミスアライメントされ易いこと、部品上でのピンの曲がりまたは折れ、および/または、部品をソケットに間違ってロックすることから生ずるソケットへの損傷を生ずる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、プリント回路アセンブリのソケット内へ電子部品を自動的に設置することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一実施形態によれば、プリント回路アセンブリシステム(組立装置)は、プリント回路アセンブリのソケット内に電子部品を自動的に挿入すること、および、電子部品をソケットに固定するように、ソケットを自動的に閉じるようになっている組立機構を備える。
【0005】
本発明の一実施形態によれば、プリント回路アセンブリ方法(プリント回路組立方法)は、プリント回路アセンブリ上に配設されたソケット内に電子部品を自動的に挿入し、電子部品をソケットに固定するように、ソケットを自動的に閉じることを含む。
【0006】
本発明および本発明の利点のより完全な理解のために、添付図面に関連して行われる以下の説明がここで参照される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の好ましい実施形態とその利点は、図面の図1〜図8を参照することによって最もよく理解され、同じ数字は、種々の図の、同じで対応する部分に使用される。
【0008】
図1は、本発明によるプリント回路アセンブリシステム10(プリント回路組立装置)の一実施形態を示す図である。システム10は、少なくとも1つの電子部品を、プリント回路アセンブリ上に配設されたソケット内に自動的に挿入し、電子部品をソケットに固定するように、ソケットを自動的に閉じるか、または、ロックするための、組立機構12を備える。電子部品は、ソケットと協働する、かつ/または、ソケット内に挿入されるようになっている、中央処理ユニット(CPU)、または、任意の他のタイプの部品を備えてもよい。図1に示す実施形態において、組立機構12は、ベースアセンブリ(台座部)14、挿入アセンブリ(挿入部)16、保持アセンブリ(保持部)18、試験アセンブリ(試験部)20、駆動アセンブリ(駆動部)22、および支持トレイ(支持部)24を備える。本発明の一部の実施形態によれば、少なくとも1つのソケットが配設されているプリント回路アセンブリは、支持トレイ24上に配置され、組立機構12内に配設される。駆動アセンブリ22の作動によって、電子部品が結合されている挿入アセンブリ16が、全体を26で示す方向に、プリント回路アセンブリ(プリント回路組立体)の方へと移動し、プリント回路アセンブリと係合する。駆動アセンブリ22の作動によって、同様に、挿入アセンブリ16が、電子部品をロック機構付きのソケットに固定するように、ソケットをプリント回路アセンブリ上で自動的にロック(施錠)する。組立機構12はまた、電子部品のソケットからの取り外しを可能にするように、自動的にソケットを開くことまたはロック解除(施錠解除)することを容易にするように構成される。
【0009】
プリント回路アセンブリを試験することが望まれる本発明の一部の実施形態では、駆動アセンブリ22の作動によって、さらに、プリント回路アセンブリのいずれかの面または両面上で種々の部品が電気的に係合することが容易になる。たとえば、一部の実施形態では、駆動アセンブリ22の作動によって、同様に、試験アセンブリ20が、全体を28で示す方向に、プリント回路アセンブリの方へと移動して、試験アセンブリ20に向かって配設されたプリント回路アセンブリの選択された部品に自動的に係合する。さらに、一部の試験の実施形態の用途では、挿入アセンブリ16もまた、駆動アセンブリ22の作動(動作)に応答して、挿入アセンブリ16に向かって配設されたプリント回路アセンブリの選択された部品に自動的に係合するように構成される。さらに、電子部品を、その後ソケットから取り外すことが望まれる本発明の一部の試験の実施形態の用途では、駆動アセンブリ22の逆作動(逆動作)によって、挿入アセンブリ16が、電子部品をプリント回路アセンブリから取り外すのを容易にするために、ソケットを自動的にロック解除する。駆動アセンブリ22の逆作動によって、同様に、挿入アセンブリ16および/または試験アセンブリ20が、プリント回路アセンブリから引っ込んで、すなわち、離れて、プリント回路アセンブリの部品から自動的に離脱する。
【0010】
さらに、プリント回路アセンブリの部品からの離脱、および/または、プリント回路アセンブリのソケットからの電子部品の取り外しが望まれる本発明の一部の実施形態において、保持アセンブリ18は、電気的な離脱および/または電子部品の取り外しを容易にするために、プリント回路アセンブリの移動を拘束する。たとえば、一部の実施形態において、駆動アセンブリ22の作動によって、同様に、保持アセンブリ18が、26で示す方向に移動して、プリント回路アセンブリに接触するか、または、その他の方法で係合する。駆動アセンブリ22の逆作動によって、挿入アセンブリ16および/または試験アセンブリ20が引っ込んで、プリント回路アセンブリから電気的に離脱し、一方で、保持アセンブリ18が、少なくとも一時的に、プリント回路アセンブリと接触したままとなり、それによって、電気的な離脱中は、プリント回路アセンブリの移動が防止される。駆動アセンブリ22のさらなる逆作動によって、保持アセンブリ18が、プリント回路アセンブリから引っ込んで、組立機構12からのプリント回路アセンブリの取り外しを容易にする。
【0011】
図2Aおよび図2Bは、本発明による支持トレイ24の一実施形態を示す図である。 図2Aおよび図2Bに示す実施形態において、支持トレイ24は、支持トレイ24上にプリント回路アセンブリ40を配置するのを容易にするための、ガイド部材32が配設されている全体が平坦な支持部材30を備える。たとえば、図2Aおよび図2Bに示す実施形態において、それぞれのガイド部材32は、ガイド部材32の支持表面36がプリント回路アセンブリ40の周辺を支持するように、支持トレイ24上にプリント回路アセンブリ40を整列させ、配置することを容易にするためのテーパ付き表面34を備える。 図2Aおよび図2Bに示す数量以外に、より多いか、または、少ない数量のガイド部材32が支持トレイ24上で使用されてもよいことが理解されるべきである。
【0012】
支持トレイ24はまた、組立機構12内にプリント回路アセンブリ40を整列させる、すなわち、位置合わせするように、プリント回路アセンブリ40上に形成された対応する開口46と協働するように位置する複数のガイドピン44を備える。たとえば、ガイドピン44を使用して、プリント回路アセンブリ40の面49上に配設された少なくとも1つのソケット48の場所を、挿入アセンブリ16上に配設された対応する電子部品の場所に対して位置合わせし、ソケット48に対する電子部品の挿入ならびにロックおよび/またはロック解除を容易にする。支持トレイ24によるプリント回路アセンブリ40の位置合わせはまた、挿入アセンブリ16および/または試験アセンブリ20による、プリント回路アセンブリ40上に配設される他の部品の電気的な係合を容易にする。ソケット48は、ゼロプレッシャー(ZIF)ソケットまたは任意の他のタイプのソケットを備えてもよい。
【0013】
図2Aおよび図2Bに示す実施形態において、支持トレイ24はまた、プリント回路アセンブリ40の種々の場所を支持するための、スタンドオフまたは支持スペーサ50を備える。支持トレイ24はまた、試験アセンブリ20が支持トレイ24を貫通してプリント回路アセンブリ40と電気的に係合するのを容易にするための、貫通して延びる開口52を備える。たとえば、一部の実施形態において、駆動アセンブリ22の作動によって、試験アセンブリ20が、支持トレイ24の方へ移動し、プリント回路アセンブリ40の面54上に配設された部品に電気的に係合する。支持トレイ24内に形成された開口52は、プリント回路アセンブリ40の面54上に配設された部品が支持トレイ24を貫通して延びることを可能にし、試験アセンブリ20がこうした部品と電気的に係合することを容易にする。別法として、または、付加的に、開口52は、試験アセンブリ20の一部が支持トレイ24を貫通して延びることを可能にし、プリント回路アセンブリ40の面54上に配設された部品と電気的に係合することを容易にする。
【0014】
図2Aおよび図2Bに示す実施形態において、支持トレイ24はまた、組立機構12に対して支持トレイ24を挿入し、取り外すことを容易にするハンドル58を備える。支持トレイ24はまた、支持部材30に形成された開口60および62、ならびに、支持部材30に取り付けられた複数のガイドロッドストップ64を備える。開口60および62ならびにガイドロッドストップ64の機能は、以下でさらに述べられるであろう。
【0015】
図3Aおよび図3Bは、本発明による試験アセンブリ20の一実施形態を示す図である。図3Aおよび図3Bに示す実施形態において、試験アセンブリ20は、複数の長手方向支持部材70、複数の横方向支持部材72、および水平支持部材74を備える。試験アセンブリ20はまた、プリント回路アセンブリ40の特定の部品および/またはエリアに電気的に係合するための電気的マウント76を備える。たとえば、動作時、駆動アセンブリ22の作動によって、試験アセンブリ20が、プリント回路アセンブリ40の方へ移動して、マウント76がプリント回路アセンブリ40の対応する部品および/またはエリアに係合することを容易にする。そのため、一部の実施形態では、図2Bに示すプリント回路アセンブリ40の面54上に配設されたプリント回路アセンブリ40の種々の部品および/またはエリアに電気的に係合することを容易にすることによって、試験アセンブリ20を使用して、プリント回路アセンブリ40の試験が可能になる。したがって、図3Aおよび図3Bに示す実施形態において、試験アセンブリ20は、マウント76が、プリント回路アセンブリ40の面54上に配設された部品に電気的に係合するように、図2Aおよび図2Bに示すような支持トレイ24に形成された開口52を貫通して延びることを可能にするように構成される。
【0016】
図3Aおよび図3Bを参照すると、試験アセンブリ20はまた、組立機構12内で、支持部材74に結合し、トレイ24の方へ延びる複数のガイドロッド80を備える。動作時、ガイドロッド80は、図2Aおよび図2Bに示すような支持トレイ24の開口60と協働して、組立機構12内で、試験アセンブリ20の場所をプリント回路アセンブリ40の場所と整列する、すなわち、位置合わせするようにする。図3Aおよび図3Bに示す実施形態において、試験アセンブリ20はまた、それぞれの支持部材70に結合した複数のローラ軸受け82およびガイド84を備える。ローラ軸受け82およびガイド84の機能は以下でさらに述べられるであろう。
【0017】
図4A〜図4Cは、本発明による挿入アセンブリ16の一実施形態を示す図である。図4A〜図4Cに示す実施形態において、挿入アセンブリ16は、複数の長手方向支持部材90、複数の横方向支持部材92、および水平支持部材94を備える。一部の実施形態において、挿入アセンブリ16はまた、プリント回路アセンブリ40上での試験動作を実施するために、プリント回路アセンブリ40に電気的に係合する部品を備える。たとえば、図4A〜図4Cに示す実施形態において、挿入アセンブリ16は、メモリモジュール支持アセンブリ98、入力/出力(I/O)アセンブリ100、ケーブルクランプアセンブリ102、およびプリント回路アセンブリ40との電気的接続を容易にするためのECIロッド104を備える。たとえば、アセンブリ98、100、および102、ならびに、外部コール(call)インタフェース(ECI)ロッド104は、支持部材94上の、全体を106で示す対応するインタフェースを介して、プリント回路アセンブリ40上の種々の部品への接続を行うことができるように支持部材94に結合される。プリント回路アセンブリ40の所望の試験動作に対応するために、限定はしないが、周辺部品インタフェース(PCI)カード、入力/出力(I/O)ボード、およびデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)などの種々の他のタイプの部品が、挿入アセンブリ16に結合されてもよいことが理解されるべきである。そのため、一部の実施形態では、駆動アセンブリ22の作動によって、挿入アセンブリ16が、プリント回路アセンブリ40の方へ移動し、プリント回路アセンブリ40に電気的に係合して、プリント回路アセンブリ40の試験動作を容易にする。
【0018】
図4A〜図4Cに示す実施形態において、挿入アセンブリ16はまた、図2Aおよび図2Bに示すような支持トレイ24のガイドロッドストップ64と協働するための複数のガイドロッド110を備える。たとえば、動作時、ガイドロッド110は、ガイドロッドストップ64と協働して、挿入アセンブリ16を、支持トレイ24上に配設されたプリント回路アセンブリ40に整列させる、すなわち、位置合わせする。駆動アセンブリ22の作動によって、挿入アセンブリ16が、挿入アセンブリ16のガイドロッド110が支持トレイ24のガイドロッドストップ(ガイドロッド止め)64および開口62と協働しながら、プリント回路アセンブリ40の方へ移動する。
【0019】
図4A〜図4Cに示す実施形態において、挿入アセンブリ16はまた、それぞれの支持部材90に結合した複数のローラ軸受け112、ガイド114、およびスプリングアセンブリ(ばね組立体)116を備える。図4A〜図4Cに示す実施形態において、挿入アセンブリ16は、支持部材90の一方に結合するロックアセンブリ(止め具組立体)118を備える。しかしながら、システム10はまた、ロックアセンブリ118が無い状態で構成されてもよいことが理解されるべきである。
【0020】
図5A〜図5Cは、本発明によるかごアセンブリ130の一実施形態を示す図である。2つのかごアセンブリ130が図5A〜図5Cに示される。しかしながら、特定数量の電子部品を対応するソケット48に係合させるのを容易にするために、より多いか、または、少ない数量のかごアセンブリ130をシステム10で使用してもよいことが理解されるべきである。さらに、単一のかごアセンブリ130が、複数の電子部品をソケット48に係合させるのを容易にするように構成されてもよいことが理解されるべきである。図5Aおよび図5Bを参照すると、それぞれのかごアセンブリ130は、取り付け板132、取り付け板132に結合したロッド134、ロッド134に結合した冷却アセンブリ136、取り付け板132に結合した電力ロッドアセンブリ138、および電力ロッドアセンブリ138に結合した電力マウントアセンブリ140を備える。冷却アセンブリ136は、ヒートシンクまたは電子部品の冷却または熱エネルギー放散を容易にするための任意の他のタイプのデバイスを含んでもよい。取り付け板132は、冷却アセンブリ136および冷却アセンブリ136に取り付けられた電子部品148が、プリント回路アセンブリ40に向かって配設されるように、図4Cに示すように、挿入アセンブリ16の支持部材94の面142に結合される。図5A〜図5Cに示す実施形態において、また、制限としてではない本明細書の残りの説明のために、電子部品148は中央処理ユニット(CPU)150を含む。CPU150は、限定はしないが、クリップ、ストラップ、保持ブラケットなどのいろいろな異なるタイプのデバイス、または、接着剤または結合剤によって、冷却アセンブリ136に結合されてもよい。さらに、一部の実施形態において、組立機構12は、CPU150をソケット48にロックした後にCPU150を解除するのを容易にするように構成される。たとえば、プリント回路アセンブリ40の試験が望まれないか、または、ソケット48へのCPU150の「製品」設置が望まれる場合、CPU150は、解除可能なクリップまたは他のタイプのデバイスまたは方法によって、挿入アセンブリ16に解除可能に結合して、ソケット48へのCPU150のロック後に、挿入アセンブリ16からCPU150を解除するか、離脱させるのを容易にしてもよい。
図5Aおよび図5Bを参照すると、それぞれのロッド134は、冷却アセンブリ136とスペーサ146の間に配設されるスプリングアセンブリ144を備える。動作時、駆動アセンブリ22の作動によって、挿入アセンブリ16およびかごアセンブリ130が、プリント回路アセンブリ40の方へ移動して、CPU150が、プリント回路アセンブリ40上の対応するソケット48と係合するのを容易にする。以下でさらに述べるように、駆動アセンブリ22の作動はまた、ソケット48を自動的にロックして、CPU150をソケット48に固定する。一部の実施形態において、ソケット48をロックした後、駆動アセンブリ22の作動によって、プリント回路アセンブリ40の方への挿入アセンブリ16の連続移動が、プリント回路アセンブリ40上の部品への挿入アセンブリ16による電気的係合を容易にするようにする。ロッド134は、所定の圧縮力をCPU150に加えながら、挿入アセンブリ16のこうした連続移動を可能にするように構成される。たとえば、図5Aおよび図5Bに示す実施形態において、それぞれのロッド134は、上部円筒部材154に摺動可能に結合した下部円筒部材152を備える。そのため、プリント回路アセンブリ40の方への挿入アセンブリ16のこうした連続移動中に、部材152および冷却アセンブリ136に対する部材154の移動は、スプリングアセンブリ144を圧縮し、それによって、ソケット48内のCPU150に所定の圧縮力が加えられる。一部の実施形態において、電力ロッドアセンブリ138および電力マウントアセンブリ140は、CPU150によってプリント回路アセンブリ40を試験することを容易にするためにCPU150に電源を供給するように、プリント回路アセンブリ40に係合するようになっている。しかしながら、組立機構12はまた、他の応用を容易にするために、電力ロッドアセンブリ138および電力マウントアセンブリ140が無い状態で構成されてもよいことも理解されるべきである。たとえば、プリント回路アセンブリ40の試験が望まれない場合、組立機構12は、電力ロッドアセンブリ138および電力マウントアセンブリ140が無い状態で構成されてもよい。
【0021】
図5Cを参照すると、挿入アセンブリ16の支持部材94とそれぞれのかごアセンブリ130の間のインタフェースが示される。一部の実施形態において、ソケット48は、CPU150をソケット48内にロックするように並進するように構成される(たとえば、0.030インチの並進移動)。そのため、一部の実施形態において、かごアセンブリ130は、支持部材94に結合して、ソケット48のロックを容易にするようにかごアセンブリ130の並進移動が可能にされる。たとえば、図5Cに示す実施形態において、それぞれのかごアセンブリ130の取り付け板132は、支持部材94に形成された開口160を介して支持部材94に移動可能に結合される。開口160は、円形または円形でない構成を有し、肩ボルトまたは他のタイプの留め具などの結合要素が開口160内で並進することを可能にする大きさになるように形成され、それによって、支持部材94に対するかごアセンブリ130の並進移動が可能になって、ソケット48のロックおよび/またはソケット48に対するCPU150の場所の調整の最中におけるソケット48の対応する並進移動が容易になる。しかしながら、他のデバイスまたは方法を、支持部材94に対するかごアセンブリ130の並進移動を可能にするのに使用してもよいことが理解されるべきである。
【0022】
図6A〜図6Cは、本発明による保持アセンブリ18の一実施形態を示す図である。図6Aおよび図6Bに示す実施形態において、保持アセンブリ18は、複数の長手方向支持部材170、複数の横方向支持部材172、および水平支持部材174を備える。保持アセンブリ18はまた、支持部材174に結合し、図4Aおよび図4Bに示すような挿入アセンブリ16の支持部材94に形成された開口177を通ってプリント回路アセンブリ40の方へ延びる複数の保持ロッド176を備える。動作時、駆動アセンブリ22の作動は、保持ロッド176が、プリント回路アセンブリ40のエリアに接触するか、または、その他の方法で係合するように、保持アセンブリ18をプリント回路アセンブリ40の方へ移動させる。一部の実施形態では、挿入アセンブリ16および/または試験アセンブリ20をプリント回路アセンブリ40から電気的に離脱させるのを容易にするために、保持アセンブリ18は、プリント回路アセンブリ40と接触したままになって、電気的な離脱中にプリント回路アセンブリ40を拘束する。そのため、動作時、保持アセンブリ18は、挿入アセンブリ16および/または試験アセンブリ20がプリント回路アセンブリ40から引っ込む間、ほぼ静止したままとなり、それによって、組立機構12内で、比較的定位置にプリント回路アセンブリ40を拘束して、挿入アセンブリ16および/または試験アセンブリ20がプリント回路アセンブリ40から電気的に離脱するのを容易にする。図6A〜図6Cに示す実施形態において、保持アセンブリ18はまた、それぞれの支持部材170の内面に結合した複数のローラ軸受け(ローラベヤリング)178およびガイド180を備える。ローラ軸受け178およびガイド180の機能は、以下でさらに述べられるであろう。
【0023】
図7A〜図7Dは、本発明によるベースアセンブリ14の一実施形態を示す図である。図7A〜図7Dに示す実施形態において、ベースアセンブリ14は、ベース支持部材190、複数の軸受け支持部材192、複数の長手方向支持部材194、それぞれの支持部材192と支持部材194の間に延びる間隔を開けて配置されたガセット(補強板)196および197、カバー198、ならびに、駆動かご支持アセンブリ200を備える。ベースアセンブリ14はまた、支持トレイ24を支持し、支持トレイ24の摺動可能な挿入を可能にし、支持トレイ24を組立機構12から取り外すための、支持部材194に結合した複数のレール204を備える。たとえば、動作時、支持トレイ24は、それぞれのガイドレール204に形成されたガイドチャネル206内に配設されて、ガイドレール204に対する支持トレイ24の摺動可能な移動が可能になる。しかしながら、組立機構12に対して支持トレイ24の挿入および取り外しを可能にするのに、他のデバイスまたは方法を使用してもよいことが理解されるべきである。
【0024】
図7Bを参照すると、駆動かご支持アセンブリ200は、組立機構12の後方部分を介してプリント回路アセンブリ40の所望の部品に対して電気的に係合するのを容易にするようになっている。たとえば、図7Bに示すように、ベースアセンブリ14は、組立機構12内に配設されたプリント回路アセンブリ40に対する後方アクセスを可能にするように構成される。図7Bに示す実施形態において、駆動かご支持アセンブリ200は、駆動かごデバイスまたはアセンブリをプリント回路アセンブリ40の後方部分に接続するのを容易にするために、複数の間隔を開けて配置される駆動かごマウント(駆動かご支持具)206および駆動かご支持部材208を備える。図7Bに示す実施形態において、駆動かご支持アセンブリ200はまた、プリント回路アセンブリ40に電力を供給するための、電源インタフェースを受け取り、支持するようになっている電力プラグマウント210を備える。ベースアセンブリ14は、プリント回路アセンブリ40に関して、試験または他のタイプの動作を実施するために、種々のデバイスによって、プリント回路アセンブリ40の種々の場所についてのアクセスおよび係合を可能にするようにその他の方法で構成されてもよいことも理解されるべきである。
【0025】
図7Cおよび図7Dを参照すると、ベースアセンブリ14は支持部材192がない状態で示される。図7Cおよび図7Dに示す実施形態において、ベースアセンブリ14は、複数のガイドロッドマウント(ガイドロッド支持具)218を介してそれぞれのガセット197に結合するガイドロッド216を備える。動作時、ガイドロッド216は、図3Aおよび図3Bに示すような試験アセンブリ20のガイド84を通して、図4Aおよび図4Bに示すような挿入アセンブリ16のガイド114、および、図6Bおよび図6Cに示すような保持アセンブリ18上に配設されたガイド180内に延びる。そのため、動作時、駆動アセンブリ22の作動によって、挿入アセンブリ16、保持アセンブリ18、および試験アセンブリ20が、プリント回路アセンブリ40に対してガイドロッド216に沿って移動する。
【0026】
図7Cおよび図7Dに示す実施形態において、スプリングアセンブリ116の下側部分は、ベース支持部材190に結合する。動作時、図4A〜図4Bおよび図7C〜図7Dを参照すると、スプリングアセンブリ116は、挿入アセンブリ16のそれぞれの支持部材90に結合する上側部分224、および、ベースアセンブリ14に結合する下側部分226を備える。動作時、スプリングアセンブリ116は、挿入アセンブリ16の全重量が駆動システム22によって支持されないように、挿入アセンブリ16の重量を支持するようになっている。スプリングアセンブリ116は、挿入アセンブリ16の重量を支持するために、空気圧、機械的(たとえば、ばね)または任意の他のタイプのデバイスを使用して構成されてもよい。しかしながら、挿入アセンブリ16の重量を支持して、プリント回路アセンブリ40に対して挿入アセンブリ16の移動を容易にするのに他のデバイスまたは方法を使用してもよいことも理解されるべきである。
【0027】
図7A〜図7Dを参照すると、ベースアセンブリ14はまた、ガセット196のうちの1つに結合するロックアセンブリ230を備える。動作時、ロックアセンブリ230は、プリント回路アセンブリ40の電気的係合中に、挿入アセンブリ16および/または試験アセンブリ20がプリント回路アセンブリ40から離脱することを防止して、電力がプリント回路アセンブリ40に供給されている間に、プリント回路アセンブリ40が不注意に電気的に離脱することによって生ずる場合があるプリント回路アセンブリ40への損傷が防止される。ロックアセンブリ230の動作は、以下でさらに述べられるであろう。図7A〜図7Dを参照すると、ベースアセンブリ14はまた、それぞれの支持部材192に形成された開口240および242、それぞれの支持部材194に形成された開口246および248、ならびに、それぞれのレール204に形成された開口252および254を備える。開口240、242、246、248、252、および254の機能は以下でさらに述べられるであろう。
【0028】
図8A〜図8Eは、本発明による駆動アセンブリ22の一実施形態を示す図である。図8A〜図8Eに示す実施形態において、駆動アセンブリ22は、駆動軸262および264のそれぞれの対向端にしっかりと結合したカム260および261を備える。図8A〜図8Eに示す実施形態において、カム261は、カム260の鏡像的構成(鏡像関係の配置を有する構成)として形成される。動作時、図7A〜図7Dも参照すると、駆動軸262および264は、ベースアセンブリ14によって回転可能に支持される。たとえば、駆動軸262は、開口240、246、および252を通して延び、駆動軸264は、開口242、248、および254を通して延びる。そのため、動作時、駆動軸262および264は、カム260がベースアセンブリ14に対して回転するのを可能にするために、ベースアセンブリ14に回転可能に結合される。
【0029】
図8Aを参照すると、駆動アセンブリ22はまた、駆動軸262の一端にしっかりと結合したハンドル270、ハンドル270に近接する、駆動軸262の一端に結合したスプロケット(鎖歯車)272、および駆動軸264の対応する端部に結合したスプロケット274を備える。駆動チェーン276は、スプロケット272および274の間で延び、かつ、それぞれに係合する。そのため、動作時、ハンドル270を介する駆動アセンブリ22の作動によって、駆動軸262および264の回転、および、対応するカム260および261のそれぞれの回転が引き起こされる。図8Aに示す実施形態において、駆動アセンブリ22は、ユーザによってハンドル270を介して作動される。しかしながら、駆動アセンブリ22はまた、電気的に、空気圧的に、かつ/または、コンピュータ制御による作動が可能であるように構成されてもよいことが理解されるべきである。
【0030】
図8A〜図8Cを参照すると、それぞれのカム260および261は、カムの外面282上に形成された溝280、ならびに、カムの内面290上に形成された溝286および288を備える。たとえば、図8Bは、カム260の外面を示す図であり、図8Cは、カム261の内面を示す図である。図8A〜図8Cに示す実施形態において、カム260および261を使用して、プリント回路アセンブリ40に対する、挿入アセンブリ16、保持アセンブリ18、および試験アセンブリ20の、所定の移動距離、移動速度、および移動シーケンスが生成される。しかしながら、プリント回路アセンブリ40に対する、挿入アセンブリ16、保持アセンブリ18、および試験アセンブリ20の移動を提供するのに他のタイプのデバイスまたは方法を使用してもよいことが理解されるべきである。
【0031】
動作時、駆動アセンブリ22は、カム260および261を介して、挿入アセンブリ16、保持アセンブリ18、および/または試験アセンブリ20の移動を制御する。たとえば、図8A〜図8Bおよび図6A〜図6Cを参照すると、保持アセンブリ18のローラ軸受け(ローラベヤリング)178は、カム260および261の回転に応答して、ローラ軸受け178が、プリント回路アセンブリ40に対して、また、挿入アセンブリ16および試験アセンブリ20に対して、所定の移動速度、距離、およびシーケンスに従うように、カム260および261の溝280内に配設される。たとえば、図8Bに示す実施形態において、溝280は、周辺領域296から内側に中心領域298の方へ延び、それによって、ローラ軸受け178が、領域296と領域298の間の溝280内を移動する時に、カム260および261の回転に応答してプリント回路アセンブリ40に対する保持アセンブリ18の移動が生成される。そのため、図8Bにおいて300で示す方向へのカム260および261の回転によって、ローラ軸受け178が、領域298から領域296へ溝280内を移動し、それによって、図1において28で示す方向にプリント回路アセンブリ40から離れる保持アセンブリ18の移動が生成される。したがって、300で示す方向と反対の方向へのカム260および261の回転は、図1の26で示す方向の、プリント回路アセンブリ40の方への保持アセンブリ18の移動を引き起こす。
【0032】
図8Bに示す実施形態において、溝280はまた、カム260および261の回転中にプリント回路アセンブリ40に対して保持アセンブリ18のアイドルまたは静止位置を維持するための、領域298から領域304へ延びる概して一定の同心位置に配設されたアイドル領域302を備える。たとえば、プリント回路アセンブリ40から挿入アセンブリ16および/または試験アセンブリ20を離脱する間に、アイドル領域302によって、挿入アセンブリ16および/または試験アセンブリ20が、カム260および261の回転運動に応答してプリント回路アセンブリ40から引っ込み、離れ、離脱する間に、保持アセンブリ18が、プリント回路アセンブリ40と接触したままとなることが可能になる。さらに、アイドル領域302によって、挿入アセンブリ16および/または試験アセンブリ20が、カム260および261の回転に応答してプリント回路アセンブリ40に電気的に係合するようにプリント回路アセンブリ40の方へ移動し続ける間に、保持アセンブリ18が、プリント回路アセンブリ40に対してほぼ静止位置のままになることが可能になる。
【0033】
図8A、図8C、および図3A〜図3Bを参照すると、試験アセンブリ20のローラ軸受け82は、カム260および261の溝286と係合し、協働して、プリント回路アセンブリ40に対して、また、挿入アセンブリ16および保持アセンブリ18に対して試験アセンブリ20の、所望の移動速度、移動シーケンス、および移動距離を生成する。たとえば、図8Cを参照すると、溝286は、周辺領域306から中心領域308へ延び、それによって、カム260および261の回転に応答してプリント回路アセンブリ40に対する試験アセンブリ20の移動を生成する。そのため、動作時、図8Cの310で示す方向へのカム261および260の回転によって、ローラ軸受け82が、領域308から領域306へ溝286内を移動し、それによって、図1において26で示す方向にプリント回路アセンブリ40から離れるように試験アセンブリ20が移動する。したがって、図8Cの310で示す方向と反対の方向へのカム260および261の回転は、図1の28で示す方向の、プリント回路アセンブリ40の方への試験アセンブリ20の移動を引き起こす。
【0034】
図8A、図8C、および図4A〜図4Bを参照すると、挿入アセンブリ16のローラ軸受け112は、カム261および260の溝288と係合し、協働して、プリント回路アセンブリ40に対して、また、試験アセンブリ20および保持アセンブリ18に対して挿入アセンブリ16の、所望の移動速度、移動シーケンス、および移動距離を生成する。たとえば、図8Cに示す実施形態において、溝288は、周辺領域316から中心領域318へ延び、それによって、ローラ軸受け112が、領域316と領域318の間の溝288を移動する時に、カム261および260の回転に応答してプリント回路アセンブリ40に対する挿入アセンブリ16の移動を生成する。そのため、動作時、図8Cの概して310で示す方向へのカム261および260の回転によって、ローラ軸受け112が、溝288の領域318から溝288の領域316へ移動する時に、図1の28で示す方向にプリント回路アセンブリ40から離れる挿入アセンブリ16の移動が引き起こされる。したがって、図8Cの310で示す方向と反対の方向へのカム261および260の回転は、図1の26で示す方向の、プリント回路アセンブリ40の方への挿入アセンブリの移動が引き起こされる。
【0035】
さらに、図8Cに示す実施形態において、溝288は、カム261および260の連続回転中にプリント回路アセンブリ40に対して挿入アセンブリ16のアイドルまたは静止位置を維持するための、アイドル領域320を備える。たとえば、動作時、溝288は、CPU150が対応するソケット48に対してロックされている間で、ローラ軸受け112が溝288のアイドル領域320内にある間に、プリント回路アセンブリ40に対して挿入アセンブリ16を静止位置に維持するように構成される。CPU150が対応するソケット48に対してロックされた後、溝288は、たとえば、プリント回路アセンブリ40の種々の部品に電気的に係合する、かつ/または、CPU150に加えられる所定のレベルの圧縮力を維持するために、挿入アセンブリ16をプリント回路アセンブリ40と電気的に係合することを可能にするための、かつ/または、プリント回路アセンブリ40に所定のレベルの圧縮力を加えるための、プリント回路アセンブリ40の方への、挿入アセンブリ16のさらなる移動を提供する。
【0036】
図8Dおよび図8Eは、本発明による駆動アセンブリ22のソケット駆動アセンブリ(ソケット駆動部)330を示す図である。図8Dおよび図8Eに示す実施形態において、ソケット駆動アセンブリ330は、ベースアセンブリ14の支持部材192に結合したカム支持部材332、複数のチェーンガード部材(チェーン保護部材)334、支持部材340を介して保持アセンブリ18の支持部材170に結合する歯車ボックスアセンブリ336、および、図6A〜図6Cに示すように、保持アセンブリ18の支持部材172間で長手方向に延び、保持アセンブリ18の支持部材172および支持部材174によって形成された開口342内に延びる複数の支持部材338を備える。図8Dおよび図8Eに示す実施形態において、2つの支持部材338は、2つのCPU150およびソケット48の係合場所に対応して示される。しかしながら、さらなる、または、より少ないCPU150およびソケット48の係合場所に対応するのに、より少ない、または、より多い数量の支持部材338を使用してもよいことが理解されるべきである。
【0037】
図8Eを参照すると、ソケット駆動アセンブリ330が、カム支持部材332および支持部材340がない状態で示される。図8Eに示す実施形態において、ソケット駆動アセンブリ330は、ローラ部材344およびカム346を備える。カム346は、概して348で示す方向に、カム346の回転運動を可能にするように、支持部材332に回転可能に結合する。ローラ部材344は、概して350で示す方向への駆動チェーン276の移動に応答して、348で示す方向へのカム346の回転運動を引き起こすように、駆動チェーン276にしっかりと結合し、カム346と協働するようになっている。たとえば、図8Eに示す実施形態において、カム346は、互いに対して所望の角度方向で配設され、カム346の中心領域356で交差するスロット352および354を備える。動作時、350で示す方向への駆動チェーン276の移動に応答して、ローラ部材344は、溝352の端部360で、または、端部360の近くで始まる溝352内を並進し、溝352の中心領域356の方へ移動する。350で示す方向の駆動チェーン276の連続移動によって、ローラ部材344が、スロット352からスロット354へ移行し、それによって、ローラ部材344がスロット354内を中心領域356から端部領域362へ移動する時に、溝354が、図示した垂直位置から、駆動チェーン276の上側部分と概ね一致するほぼ水平位置へ、348で示す方向にしだいに回転するように、概して348で示す方向にカム346の回転が引き起こされる。そのため、駆動チェーン276、ローラ部材344、およびカム346の協働は、スロット352および354の互いに対する角度位置に基づく所望の角度回転によって、概して348で示す方向にカム346の回転を引き起こす。たとえば、本発明の一部の実施形態において、スロット352および354は、カム346の約90°の角度回転を生成するために、互いに対して垂直な(すなわち、垂直か、または、ほぼ垂直な)角度関係を有するように構成される。しかしながら、カム346の回転は、必ずしも90°である必要はないことが理解されるべきである(すなわち、駆動チェーン276、ローラ部材344、および/または、カム346の協働および/または構成は、カム346の所望の角度回転を生成するように、その他の方法で変更されてもよい)。
【0038】
図8Eに示す実施形態において、ソケット駆動アセンブリ330はまた、348で示す方向へのカム346の回転運動を、概して372で示す方向へのレンチアセンブリ(レンチ部)370の回転運動へ変換するようになっているかさ歯車アセンブリ368を備える。レンチアセンブリ370は、レンチ軸受け部材380、レンチ軸受け部材380に結合するレンチ駆動軸382、駆動軸382に並進可能に結合するレンチ駆動軸384、および駆動軸384に結合するスプロケットアセンブリ(鎖歯車アセンブリ)386を備える。図8Eに示す実施形態において、駆動軸384は、図1の26および28で示す方向への保持アセンブリ18の移動に応じる、駆動軸382に対する駆動軸384およびスプロケットアセンブリ386の移動に対応するために、駆動軸382に移動可能に結合される。たとえば、図8Eを参照すると、372で示す方向への駆動軸382の回転が、概して390で示す方向への、駆動軸382に対する駆動軸384の並進運動を可能にしながら、372で示す方向への駆動軸384の対応する回転を引き起こすように、駆動軸382および駆動軸384の内側部分が、相補的な幾何形状構成を有するように構成され得る。
【0039】
図8Eに示す実施形態において、スプロケットアセンブリ386は、スプロケット396および398にそれぞれ結合する2つのスプロケット392および394を備え、それぞれのスプロケット396および398は、各駆動チェーン402および404を介して、スプロケット支持部材400内に配設される。それぞれのスプロケット396および398は、六角形(hex)レンチ支持部材408の端部に配設された六角形レンチ410を支持する六角形レンチ支持部材408に結合する。さらに、指示器412が、六角形レンチ410と対向する支持部材408の端部でそれぞれの支持部材408に結合し、図6Aおよび図1に示すような保持アセンブリ18の支持部材174に形成された開口416を通して延びるか、またはその他の方法で、開口416を通して見ることがでる。支持部材408は、プリント回路アセンブリ40の方へ、図4Aに示すような挿入アセンブリ16の支持部材94に形成された開口414を通して、また、図5Aおよび図5Bに示すようなCPUかごアセンブリ130の取り付け板132に形成された開口416を通して延びる。
【0040】
動作時、六角形レンチ410は、プリント回路アセンブリ40の方へ延び、図5Bに示すような冷却アセンブリ136に形成された開口420を通過して、図2Aに示すようなそれぞれのソケット48の対応する六角形キー422に係合する。たとえば、図2Aおよび図8D〜図8Eに示す実施形態において、ロック機構を有するソケット48は、六角形キー(六角錠)422の回転がソケット48をロック(施錠)するか、または、ロック解除(施錠解除)するような六角形キー(六角錠)422を有するように構成される。しかしながら、システム10が、六角形キーによりロック又はロック解除されるロック機構だけでなく、他のタイプのソケット48のロック機構に対応するように構成されてもよいことが理解されるべきである。
【0041】
図8D〜図8Eを参照すると、動作時、350で示す方向への駆動チェーン276の移動によって、ローラ部材344が、溝352内を領域356の方へ移動する。領域356において、ローラ部材344は、カム346の溝354に移行し、それによって、348で示す方向へのカム346の回転を引き起こす。カム346の回転によって、かさ歯車アセンブリ368の対応する回転が、レンチ駆動軸382および384を372で示す方向へ回転させる。一部の実施形態において、ソケット48をロックするか、または、ロック解除するには、ソケット48の六角形キー422の約180°の回転が通常必要とされる。そのため、一部の実施形態において、かさ歯車アセンブリ368は、カム346の約90°の回転に応答して、駆動軸382および384の約180°の回転運動を生じるための所望の歯車比を有するように構成される。そのため、駆動軸384および382の回転は、スプロケット392および394、駆動チェーン402および404、ならびに、スプロケット396および398を介して六角形レンチ410に伝達され、それによって、ソケット48の六角形キー422を介してソケット48をロック解除するために、約180°だけ六角形レンチ410の回転を引き起こす。したがって、350で示す方向と反対方向への駆動チェーン276の移動によって、六角形レンチ410の回転が、ソケット48をロックする。しかしながら、所望の用途、または、特定のソケット48の予め決めたロック/ロック解除基準に対応する、六角形レンチ410の異なる量の角度回転を生成するように、システム10が、その他の方法で構成されてもよいことが理解されるべきである(すなわち、かさ歯車アセンブリ368は、六角形レンチ410の所望の量の角度回転および/または駆動チェーン276の協働を生成するように、その他の方法で構成されてもよく、また、ローラ部材344およびカム346は、六角形レンチ410の所望の角度回転を生ずるように、その他の方法で構成されてもよい)。さらに、六角形レンチ410の回転によって、指示器412の対応する回転が、ソケット48内のCPU150のロックされた/ロック解除された状態をユーザに視覚によって確認させることを可能にする。たとえば、図1に示すように、指示器412は、保持アセンブリ18の開口416を通して延びて、ソケット48内のCPU150のロックされた/ロック解除された状態の視覚による確認を可能にする。
【0042】
図4A〜図4Bおよび図8A〜図8Cを参照すると、ロックアセンブリ118は、駆動アセンブリ22の不注意な作動を防止するように構成される。たとえば、図4A〜図4Bおよび図8A〜図8Cの実施形態において、ロックアセンブリ118は、カム260のうちの1つに解除可能に係合して、係合したカム260の回転を防止するように、カム260のうちの1つの場所に近接して支持部材90に回転可能に結合し、それによって、駆動アセンブリ22の作動が防止される。ロックアセンブリ118は、カム260の回転を防止するために、カム260のうちの1つに解除可能に係合するための、ピン、ロッド、制動要素、または、他のタイプの構造を有するように構成されてもよい。しかしながら、ロックアセンブリ118および/またはカム260のうちの1つは、カム260のうちの1つの回転を防止するために、ロックアセンブリ118および/またはカム260のうちの1つとの解除可能な係合を容易にするように、その他の方法で構成されてもよいことが理解されるべきである。さらに、駆動アセンブリ22の不注意な作動を防止するのに、他のデバイスまたは方法を同様に使用してもよいことが理解されるべきである。プリント回路アセンブリ40に対して、1回または複数回の断続する、アセンブリまたは他のタイプの動作を容易にするために、駆動アセンブリ22の作動を停止するのにロックアセンブリ118を使用してもよいことも理解されるべきである。
【0043】
図7Dおよび図8A〜図8Cを参照すると、ロックアセンブリ230は、電力がプリント回路アセンブリ40に供給されている間に(たとえば、試験または他の動作中に)、プリント回路アセンブリ40からの、試験アセンブリ20および/または挿入アセンブリ16の不注意な離脱を防止するように構成される。図7Dおよび図8A〜図8Cの実施形態において、ロックアセンブリ230は、ソレノイド弁430およびロック要素432を備え、ロック要素432は、ソレノイド弁430に結合し、ロック要素432に近接して位置するカム261のうちの1つに解除可能に係合するようになっている。動作時、ソレノイド弁430は、プリント回路アセンブリ40に供給される電力に応答して、ソレノイド弁430によって、ロック要素432のカム261のうちの1つとの係合が、係合したカム261の回転を防止し、それによって、駆動アセンブリ22の作動が防止されるように構成される。ロック要素は、カム261のうちの1つに解除可能に係合して、係合したカム261の回転を防止するための、ピン、ロッド、制動要素、または、他のタイプの構造を有してもよい。しかしながら、ロックアセンブリ230および/またはカム261のうちの1つは、カム261のうちの1つの回転を防止するために、ロックアセンブリ230および/またはカム261のうちの1つとの解除可能な係合を容易にするように、その他の方法で構成されてもよいことが理解されるべきである。さらに、駆動アセンブリ22の不注意な作動を防止するのに、他のデバイスまたは方法を使用してもよいことが理解されるべきである。さもなければ、駆動アセンブリ22の不注意な作動により、プリント回路アセンブリ40からの試験アセンブリ20および/または挿入アセンブリ22の電気的離脱を不注意にも引き起こす場合がある。
【0044】
上記では、組立機構12の動作が、それぞれ図8Bおよび図8Cの300および310で示す方向、ならびに、図8Eの350で示す方向への、駆動アセンブリ22の作動に対応して概述された。しかしながら、方向300、310、および350の反対の方向への駆動アセンブリの逆作動は、挿入アセンブリ16、保持アセンブリ18、および試験アセンブリ20のシーケンス、速度、および移動方向を逆にすることが理解されるべきである。たとえば、図1において、組立機構12は、「閉じた」位置で示され、それによって、ソケット48がロック状態で、挿入アセンブリ16、試験アセンブリ20、および保持アセンブリ18のプリント回路アセンブリ40との係合を生じる。それぞれ図8Bおよび図8Cの300および310で示す方向、ならびに、図8Eの方向350と反対の方向への駆動アセンブリ22の作動は、保持アセンブリ18がプリント回路アセンブリの移動を拘束している間に、プリント回路アセンブリ40からの試験アセンブリ20および挿入アセンブリ16の離脱を引き起こす。さらに、プリント回路アセンブリ40に対してCPU150に加えられる任意の圧縮力が解除される。さらに、CPU150は、六角形レンチ支持部材408の回転により、ソケット48からロック解除される。試験アセンブリ20および挿入アセンブリ16の離脱、および、それに対応して、ソケット48からのCPU150の離脱後に、保持アセンブリ18は、プリント回路アセンブリ40から引っ込み、離れ、それによって、ユーザが、支持トレイ24を組立機構12から外へ摺動させることによって、組立機構12からプリント回路アセンブリ40を取り外すことが可能になる。
【0045】
そのため、本発明の実施形態は、CPUなどの電子部品が自動的に、プリント回路アセンブリのソケット内に設置されるか、または、挿入されるとともに、自動的にソケット内にロックされることを可能にする。本発明の実施形態はまた、CPUなどの設置された電子部品がソケット内にある状態で、プリント回路アセンブリの種々の部品および/またはエリアに自動的に係合させることによって、プリント回路アセンブリの試験を可能にする。さらに、本発明の実施形態はまた、プリント回路アセンブリからの電子部品の自動のロック解除および取り外しを可能にする。
【0046】
本発明は、以下の実施態様を含む。
【0047】
[実施態様1]プリント回路アセンブリシステム(10)であって、該プリント回路アセンブリ(40)のソケット(48)内に電子部品(148)を自動的に挿入し、該電子部品(148)を前記ソケット(48)に固定するように、該ソケット(48)を自動的に閉じるようになっている組立機構(12)を備えるプリント回路アセンブリシステム。
【0048】
[実施態様2]プリント回路アセンブリシステム(10)であって、前記組立機構(12)は、前記ソケット(48)からの前記電子部品(148)の取り外しを容易にするように、前記ソケット(48)を自動的に開けるようになっている実施態様1に記載のプリント回路アセンブリシステム。
【0049】
[実施態様3]プリント回路アセンブリシステム(10)であって、前記組立機構(12)は、前記電子部品(148)を前記ソケット(48)に固定した後に、前記プリント回路アセンブリ(40)の別の部品に電気的に係合するようになっている実施態様1に記載のプリント回路アセンブリシステム。
【0050】
[実施態様4]プリント回路アセンブリシステム(10)であって、前記組立機構(12)は、前記電子部品(148)を前記ソケット(48)から自動的に取り外すようになっている実施態様1に記載のプリント回路アセンブリシステム。
【0051】
[実施態様5]プリント回路アセンブリシステム(10)であって、前記組立機構(12)は、前記電子部品(148)を前記ソケット(48)から取り外している間、前記プリント回路アセンブリ(40)を拘束するようになっている実施態様1に記載のプリント回路アセンブリシステム。
【0052】
[実施態様6]プリント回路アセンブリシステム(10)であって、前記組立機構(12)は、前記プリント回路アセンブリ(40)の試験をしている間、前記ソケット(48)からの前記電子部品(148)の取り外しを防止するようになっている実施態様1に記載のプリント回路アセンブリシステム。
【0053】
[実施態様7]プリント回路アセンブリシステム(10)であって、前記組立機構(12)は、前記電子部品(148)を前記ソケット(48)に固定するのを容易にするように、前記プリント回路アセンブリ(40)に対して前記電子部品(148)の並進移動を可能にするようになっている実施態様1に記載のプリント回路アセンブリシステム。
【0054】
[実施態様8]プリント回路アセンブリシステム(10)であって、前記組立機構(12)は、前記プリント回路アセンブリ(40)上の前記ソケット(48)の場所を前記電子部品(148)に対して位置合わせするようになっている実施態様1に記載のプリント回路アセンブリシステム。
【0055】
[実施態様9]プリント回路アセンブリシステム(10)であって、前記組立機構(12)は、前記電子部品(148)によって前記プリント回路アセンブリ(40)を試験することを容易にするように、該プリント回路アセンブリ(40)の別の部品への電気的係合を可能にするようになっている実施態様1に記載のプリント回路アセンブリシステム。
【0056】
[実施態様10]プリント回路アセンブリシステム(10)であって、前記組立機構(12)は、前記電子部品(148)の前記ソケット(48)とのロックされた状態をユーザに視覚的に指示するようになっている実施態様1に記載のプリント回路アセンブリシステム。
【産業上の利用可能性】
【0057】
本発明は、プリント回路基板等のプリント回路アセンブリ上に電子部品を設置する装置に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明によるプリント回路アセンブリシステムの一実施形態を示す図である。
【図2A】図1に示すプリント回路アセンブリシステムの支持トレイの一実施形態を示す図である。
【図2B】図1に示すプリント回路アセンブリシステムの支持トレイの一実施形態を示す図である。
【図3A】図1に示すプリント回路アセンブリシステムの試験アセンブリの一実施形態を示す図である。
【図3B】図1に示すプリント回路アセンブリシステムの試験アセンブリの一実施形態を示す図である。
【図4A】図1に示すプリント回路アセンブリシステムの挿入アセンブリの一実施形態を示す図である。
【図4B】図1に示すプリント回路アセンブリシステムの挿入アセンブリの一実施形態を示す図である。
【図4C】図1に示すプリント回路アセンブリシステムの挿入アセンブリの一実施形態を示す図である。
【図5A】図1に示すプリント回路アセンブリシステムの中央処理ユニット(CPU)かごアセンブリの一実施形態を示す図である。
【図5B】図1に示すプリント回路アセンブリシステムの中央処理ユニット(CPU)かごアセンブリの一実施形態を示す図である。
【図5C】図1に示すプリント回路アセンブリシステムの中央処理ユニット(CPU)かごアセンブリの一実施形態を示す図である。
【図6A】図1に示すプリント回路アセンブリシステムの保持アセンブリの一実施形態を示す図である。
【図6B】図1に示すプリント回路アセンブリシステムの保持アセンブリの一実施形態を示す図である。
【図6C】図1に示すプリント回路アセンブリシステムの保持アセンブリの一実施形態を示す図である。
【図7A】図1に示すプリント回路アセンブリシステムのベースアセンブリの一実施形態を示す図である。
【図7B】図1に示すプリント回路アセンブリシステムのベースアセンブリの一実施形態を示す図である。
【図7C】図1に示すプリント回路アセンブリシステムのベースアセンブリの一実施形態を示す図である。
【図7D】図1に示すプリント回路アセンブリシステムのベースアセンブリの一実施形態を示す図である。
【図8A】図1に示すプリント回路アセンブリシステムの駆動アセンブリの一実施形態を示す図である。
【図8B】図1に示すプリント回路アセンブリシステムの駆動アセンブリの一実施形態を示す図である。
【図8C】図1に示すプリント回路アセンブリシステムの駆動アセンブリの一実施形態を示す図である。
【図8D】図1に示すプリント回路アセンブリシステムの駆動アセンブリの一実施形態を示す図である。
【図8E】図1に示すプリント回路アセンブリシステムの駆動アセンブリの一実施形態を示す図である。
【符号の説明】
【0059】
10 プリント回路アセンブリシステム
12 組立機構
40 プリント回路アセンブリ
48 ソケット
148 電子部品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリント回路アセンブリシステムであって、
該プリント回路アセンブリのソケット内に電子部品を自動的に挿入し、該電子部品を前記ソケットに固定するように、該ソケットを自動的に閉じるようになっている組立機構を備えるプリント回路アセンブリシステム。
【請求項2】
プリント回路アセンブリシステムであって、
前記組立機構は、前記ソケットからの前記電子部品の取り外しを容易にするように、前記ソケットを自動的に開けるようになっている請求項1に記載のプリント回路アセンブリシステム。
【請求項3】
プリント回路アセンブリシステムであって、
前記組立機構は、前記電子部品を前記ソケットに固定した後に、前記プリント回路アセンブリの別の部品に電気的に係合するようになっている請求項1に記載のプリント回路アセンブリシステム。
【請求項4】
プリント回路アセンブリシステムであって、
前記組立機構は、前記電子部品を前記ソケットから自動的に取り外すようになっている請求項1に記載のプリント回路アセンブリシステム。
【請求項5】
プリント回路アセンブリシステムであって、
前記組立機構は、前記電子部品を前記ソケットから取り外している間、前記プリント回路アセンブリを拘束するようになっている請求項1に記載のプリント回路アセンブリシステム。
【請求項6】
プリント回路アセンブリシステムであって、
前記組立機構は、前記プリント回路アセンブリの試験をしている間、前記ソケットからの前記電子部品の取り外しを防止するようになっている請求項1に記載のプリント回路アセンブリシステム。
【請求項7】
プリント回路アセンブリシステムであって、
前記組立機構は、前記電子部品を前記ソケットに固定するのを容易にするように、前記プリント回路アセンブリに対して前記電子部品の並進移動を可能にするようになっている請求項1に記載のプリント回路アセンブリシステム。
【請求項8】
プリント回路アセンブリシステムであって、
前記組立機構は、前記プリント回路アセンブリ上の前記ソケットの場所を前記電子部品に対して位置合わせするようになっている請求項1に記載のプリント回路アセンブリシステム。
【請求項9】
プリント回路アセンブリシステムであって、
前記組立機構は、前記電子部品によって前記プリント回路アセンブリを試験することを容易にするように、該プリント回路アセンブリの別の部品への電気的係合を可能にするようになっている請求項1に記載のプリント回路アセンブリシステム。
【請求項10】
プリント回路アセンブリシステムであって、
前記組立機構は、前記電子部品の前記ソケットとのロックされた状態をユーザに視覚的に指示するようになっている請求項1に記載のプリント回路アセンブリシステム。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図7D】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図8D】
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【図8E】
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【公開番号】特開2006−5345(P2006−5345A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−170963(P2005−170963)
【出願日】平成17年6月10日(2005.6.10)
【出願人】(503003854)ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. (1,145)
【Fターム(参考)】