説明

プリント装置および測色装置

【課題】インクを吐出するプリントヘッドと画像を測色する測色部を備えたプリント装置において、測色部に対するインクミストなどによる汚染を防止する。
【解決手段】画像がプリントされたシート2をスリット17が形成された押板14によって押圧し、スリット17を通して測色する。その一方で、測色ユニット4が測色を行っていないとき、スリット17を塞ぐように構成する。これにより、スリット17を通して測色ユニット14に流入するインクミストなどを最小限に抑え、測色の精度を高く維持することが出来る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートにプリントされたパターンを測色する測色装置を備えたプリント装置に関する。
【背景技術】
【0002】
インクジェットプリント装置には測色機能を備えたものがある。このようなプリント装置によれば、プリントヘッドによって所定のカラーパッチをプリントし当該カラーパッチを測色することにより、これ以降の画像プリント時に測色の結果を反映させる、所謂カラーキャリブレーションを実行することができる。キャリブレーションを行うことにより、出力される画像の色再現を精度の高い状態に維持することが出来る。
【0003】
例えば特許文献1には、シートの搬送方向において、画像をプリントするためのプリントヘッドと、測色するための測色センサとの間に、プリント直後の画像の乾燥を促すための乾燥部を備えた構成が開示されている。このような構成によれば、一方向の搬送動作の中で、プリント媒体に対するプリント、乾燥、測色を効率的に行うことが出来るので、これら一連の処理にかかわる時間を短縮させることが出来る。
【0004】
一方、特許文献2には、プリント、乾燥、測色を効率的に行いながらも乾燥部が測色器等に与える熱の影響をなるべく抑えるために、これらユニットの配置順番を、搬送方向の上流側から、プリント部、測色部、乾燥部とする構成が開示されている。
【0005】
このように、プリント部、測色部、あるいは乾燥部をなるべく近距離に配置させることにより、プリントから測色までの時間を短縮しつつ、装置の大型化を抑えることが出来る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007−230171号公報
【特許文献2】特開2008−254221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、インクジェットプリント装置では、プリントヘッドがインクの吐出を行う際に全てのインクがシートに着弾されるわけではない。シートに届かないインクやシートで跳ね返ったインクはインクミストとなり、装置内を浮遊して装置内部の様々なユニットを汚染するおそれがある。特に特許文献1や特許文献2のようにプリントヘッドの近傍に測色器が配備されている場合、測色器の測色センサにインクが付着すると正常な測色が出来なくなり、キャリブレーションの精度も低下してしまう。測色センサそのものでなくても、測色センサを走査させるための様々な機構にインクが付着した場合にも、故障の原因となる。
【0008】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものである。よって、その目的とするところは、インクを吐出するプリントヘッドと画像を測色する測色器を備えたプリント装置において、測色部に対するインクミスト等による汚染を最小限に抑え、測色の精度を高く維持することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そのために本発明は、搬送されるシートに画像をプリントするプリントヘッドと、前記プリントヘッドによってプリントされた画像を測色する測色部と、を備え、前記測色部は、スリットが形成された押板を有し、前記押板によって押圧された前記シートの画像を、前記スリットを通して測色し、前記測色部が測色を行っていないとき、前記スリットは塞がれていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の構成によれば、スリット通して測色部に流入するインクミストなどを最小限に抑え、測色の精度を高く維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明を適用したインクジェットプリント装置の外観図である。
【図2】(a)および(b)は、プリント装置内部の配置構成を示す断面図である。
【図3】押板、測色キャリッジおよびシートの位置関係を説明する上面図である。
【図4】(a)および(b)は、シート部材の役割を説明する前面図である。
【図5】プリント装置における制御の構成を説明するためのブロック図である。
【図6】キャリブレーションの際に、CPUが実行するフローチャートである。
【図7】(a)および(b)は、第2の実施形態の測色ユニットの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1は本発明を適用したインクジェットプリント装置1(以下、「プリント装置」と呼ぶ)の外観図である。装置内においてロール状に保持されているシート2は、プリント部に給紙された後、画像データに従ったプリントが行われる。プリント後のシートは図のようにZ方向に引き出されるが、その途中には画像を測色するための測色ユニット4が配備されている。ユーザは、操作部3に設けられた各種スイッチを用いて、ロール紙2のサイズ指定、オンライン/オフラインの切り替えなど、プリント装置1に対する各種コマンドの入力を行うことが出来る。
【0013】
図2(a)および(b)は、プリント装置内部のプリント部および測色部の配置構成を説明するための断面図である。図2(a)はシート2に対するプリント中の配置を示し、同図(b)は測色時における配置を示している。
【0014】
プリント時において、シート2は搬送ローラ5およびピンチローラ6に挟持されながら、搬送ローラ5の回転に伴ってZ方向に搬送される。インクジェット方式のプリントヘッド8はZ方向とは交差するX方向に所定の速度で移動しながら、画像データに従ってインクを吐出する。吐出されたインクは、シート2に着弾し所定の画像が形成されるが、一部のインクはインクミストとなり、図の矢印で示したように装置内に拡散および浮遊する。
【0015】
プリントヘッド8によってプリントが行われる領域のシート2は、その背面に設置されたプラテン7によって支持されている。プラテン8の更に背後にはダクト10および吸引ファン11が配置されており、プリント中のシート2を吸引することによってプリント面を平滑にしつつ、プリントヘッド8とシート2との距離を一定に保っている。プリントが完了した領域のシート2は、排紙ガイド18に沿って徐々にZ方向に搬送される。
【0016】
搬送方向においてプリントヘッド8よりも下流側には測色部と乾燥部が一体的に構成された測色ユニット4が配備されている。本実施形態の測色ユニット4は、ユニット回転軸19を中心に回動し、3段階に位置決め可能な構成になっている。例えばプリント時、測色ユニット4は、図2(a)のように、排紙ガイド18からY方向に離間した上位位置に保持される。一方、測色時には、図2(b)のように、測色ユニット4内の測色センサ16が排紙ガイド18上に搬送されるシートの画像を検出できるような下位位置に保持される。更に、乾燥時には、図2(a)および(b)の間であって、送風ファン12から排出され乾燥ダクト13によって方向付けされる風が排紙ガイド18上のシートを乾燥可能な位置(中位位置)、に保持される。
【0017】
以下、本実施形態の測色ユニット4の構成を詳しく説明する。スリット17を挟んで並列する押板14は、X方向に延在し、図2(b)で示した測色時の姿勢において、排紙ガイド18上のシートを押圧する。測色キャリッジ駆動モータ30の動力が、モータプーリ29、アイドラプーリ28およびベルト27を介して測色キャリッジ15に伝達されることにより、測色キャリッジ15は押板14の上をキャリッジコロ26の回転を伴ってX方向に移動する。測色キャリッジ15の移動中、測色キャリッジ15に搭載されている測色センサ16は、スリット17を通してシート2上の画像を測色する。ベルト27の外周には、インクミストがスリット17を通して測色ユニット4の内部へ侵入するのを防ぐためのシート部材22が取り付けられている。シート部材22についての詳細は後述する。
【0018】
押板14の搬送方向下流側の端には、送風ファン12が固定されており、送風ファン12の風はダクト13によって排紙ガイド18上のシート2へと方向づけられる。
【0019】
図3は、押板14、測色キャリッジ15およびシートの位置関係を説明するための上面図である。本図では、説明のため、ベルト27やプーリなどの駆動系は取り外した状態を示している。測色キャリッジ15はX方向に移動可能であり、その左右端部は待機ポジション20aおよび20bとなっている。待機ポジション20aおよび20bのX方向の距離は搬送されるシート2の幅よりも長く、待機ポジション20aおよび20bを繋ぐ押板14は、搬送されるシート2の幅方向全域を一様に押圧する。測色を行っていない時や測色キャリッジ15の昇降を行う時、測色キャリッジ15は、図のように待機ポジション20aおよび20bのいずれかに待機するようになっている。
【0020】
押板14のZ方向中央にはスリット17が形成されており、スリット17に対応する測色キャリッジ15のZ方向の位置には、測色センサ15が取り付けられている。このような構成の下、測色キャリッジ15がX方向に移動する最中、測色センサ15は、押板14によって押さえられたシート2の画像を、スリット17を通して測色することが出来る。
【0021】
図4(a)および(b)は、本実施形態における測色キャリッジ15、この移動を補佐するベルト27、およびシート部材22の役割を説明するための前面図である。図4(a)は測色キャリッジ15が左側の待機ポジション20aに位置している状態、同図(b)は測色キャリッジ15が右側の待機ポジション20bに位置している状態、をそれぞれ示している。
【0022】
ベルト27は、待機ポジション20aおよび20bよりも更に外側に配置された2つの押さえコロ21aおよび21bの周囲を図のように張り巡らされており、押さえコロ21aおよび21bの回転に伴って回動する。ベルト27の外周にはシート部材22が貼り付けられており、待機ポジション20aおよび20bの間に延在するスリット17をY方向上部から塞ぎつつ、これに摺接しながら移動する。ベルト27およびシート部材22が周回する途中には、測色キャリッジ15が取り付けられており、この測色キャリッジ15の領域のみベルト27およびシート部材22は途切れている。具体的には、ベルト27およびシート部材22の両端が測色キャリッジ15の両側面に固定され、押さえコロ21aおよび21bの回転に伴って、ベルト27およびシート部材22とともに測色キャリッジ15がX方向に移動する仕組みになっている。以上の構成により、スリット17のうち、測色キャリッジ15が位置していない領域はシート部材22によって塞がれているが、測色キャリッジ15が位置している領域はシート部材22によって塞がれておらず、測色センサ16による測色が可能になっている。
【0023】
測色を行っていないとき、測色キャリッジ15は図4(a)あるいは(b)のように、待機ポジション20aまたは20bに位置しており、スリット部17の全域がシート部材22によって塞がれている。そのため、吐出動作によってミストが発生しても、これが測色ユニット4の内部に進入したり、測色センサ16が汚染されたりすることはない。一方、測色を行うとき、測色キャリッジ15は待機ポジション20aおよび20bの間を移動するが、測色キャリッジ15が位置していない領域のスリット17は、シート部材22によって塞がれている。よって、測色ユニット4の内部に進入するインクミストや異物の量は最小限に抑えることが出来る。
【0024】
図5は、本実施形態のプリント装置における制御の構成を説明するためのブロック図である。CPU500は、ROM501に格納されたプログラムに従い、RAM502をワークエリアとして使用しながら、プリント装置1全体を制御する。例えばCPU500は、外部に接続されたホストコンピュータ503で生成された画像データを、入力インターフェイス504を介して受信し、プリントヘッド8を用いてシート2に画像をプリントする。この際、CPU500は、プリントキャリッジモータ505を駆動してプリントヘッド8が搭載されたキャリッジを移動させながら、画像データに従ってプリントヘッド8からインクを吐出させる。また、搬送ローラ5に連結されたLFモータ506を駆動し、画像のプリントや測色に伴ってシート2を搬送する。更に、吸引ファン11を駆動することにより、プリント中のシート2をその裏側から吸引する。
【0025】
測色ユニット昇降モータ507は測色ユニット4を昇降させるためのモータであり、CPU500はこれを駆動することにより、測色ユニット4の姿勢を3段階に変更することが出来る。
【0026】
乾燥時、CPU500は送風ファン12を駆動して画像の乾燥を促す。このとき、温湿度計508や時間計測部509から得られる情報を用いて、乾燥の完了を判断することが出来る。
【0027】
測色時、CPU500は測色キャリッジモータ30を駆動して、測色キャリッジ15を移動させつつ、測色センサ16からの測色結果を取得する。
【0028】
図6は、キャリブレーションの際に、CPU500が実行する工程を説明するためのフローチャートである。
【0029】
キャリブレーションが開始されると、まずステップS1において、CPU500は、測色ユニット4を図2(a)で示した位置、すなわち上位位置に配置する。その後、ステップS2へ進み、プリント動作を実行する。具体的には、シート2を給紙し、吸引ファン11でこれを吸引し、LFモータ506を用いてシート2を搬送させながら、プリントヘッド8を用いてキャリブレーション用のパッチをプリントする。このようなプリント動作の最中、測色ユニット4においては、測色キャリッジ15が待機ポジションにあり、スリット17の全域がシート部材22によって塞がれている。よって、プリントヘッド8の吐出動作に伴ってインクミストが発生しても、これらが測色ユニット4の内部に進入することはない。また、測色ユニット4全体が上位位置に退避しているので、シート2の先端がカールしていたとしても、これが測色ユニット4に接触してプリント面が傷つく恐れも少ない。
【0030】
以上のようなプリント動作が完了するとステップS3へ進み、ステップS2でプリントされたパッチの1行目が、測色ユニット4によって測色可能であって、且つ送風ファン12の風によって乾燥可能な位置まで、シート2を搬送する。
【0031】
ステップS4では、測色ユニット4を乾燥時の位置、すなわち中位位置に配置する。そして、ステップS5へ進み、乾燥動作を実行する。具体的には、温湿度計508や時間計測部509の管理のもと、送風ファン12を駆動してステップS2でプリントされたパッチの乾燥を促す。乾燥時において、測色ユニット4は中位位置に下降してきており、送風ファン12とシート2との距離が短くなっている。よって、比較的風速の速い状態でパッチに風を当てることが出来、乾燥時間を短縮させることが可能となる。
【0032】
乾燥動作が完了するとステップS6へ進み、測色ユニット4を図2(b)で示した測色時の位置、すなわち下位位置に配置する。その後、ステップS7へ進み、1行分の測色動作を実行する。具体的には、押板14をシート2に押し当てた状態で、測色キャリッジ15をX方向へ走査させ、測色センサ16を用いて測色を行い、その結果をRAM502に保存する。このような1行分の測色動作が完了するとステップS8へ進み、測色キャリッジ15を待機位置へ移動させた後、測色ユニット4を測色時の位置から中位位置に退避させる。
【0033】
ステップS9では、ステップS2でプリントした全てのパッチの測色が終了したか否かを判断する。まだ測色すべきパッチが残っていると判断した場合はステップS10へ進み、LFモータ506を駆動して、次の行のパッチが測色ユニット4によって測色可能な位置までシート2を搬送する。その後、ステップS6に戻り、次の行の測色に移行する。一方、ステップS9でもう測色すべきパッチは残っていないと判断した場合は、ステップS11へ進み、LFモータ506を駆動してシート2の排出動作を行う。以上で本処理が終了する。
【0034】
以上説明した本実施形態によれば、測色キャリッジ15を移動させるためのベルト27の周囲に、スリットを塞ぐためのシート部材22を設けている。これにより、測色ユニットを覆うための新たな駆動源を設けることなく、測色時の測色箇所以外のスリットを完全に塞ぐことが出来、測色ユニットに対する汚染を抑えることが可能となった。
【0035】
なお、以上では、シート部材22がベルト27の外周に貼り付けられ、両者が一体となっている構成で説明したが本実施形態はこのような構成に限定されるものではない。シート部材22がベルト27と共に回動し、測色領域以外のスリットを覆うことが出来れば、ベルトとシート部材が独立して設けられていても本実施形態の効果を得ることは出来る。
【0036】
(第2の実施形態)
図7(a)および(b)は、第2の実施形態における測色ユニットの構成を説明する図である。図において、図2(a)および(b)と同じ符号は、第1の実施形態と同じ部材を示す。本実施形態においても、測色ユニット4は、非測色時に図7(a)のように上位位置に配置され、測色時には図7(b)のように下位位置に配置される。
【0037】
本実施形態の測色ユニット4には、シート部材は用意しておらず、測色を行っていないときの測色ユニットは、X方向に延在しスリット17の全域を被覆可能なシャッター23によって保護される仕組みになっている。シャッター23は、回転軸24を軸として矢印の方向に回転可能であるが、ばね31によって押板14の方向に付勢されている。そして、装置内に固定され測色ユニット4の昇降に追従しないシャッター開閉棒25が、測色ユニット4が下位位置にある場合のみシャッター23に作用することにより、これを押し上げる。すなわち、下位位置にある場合のみシャッター23は開放されスリット17は閉塞されないが、上位位置にある場合にはシャッター23が閉じてスリット17が閉塞される仕組みになっている。
【0038】
以上説明したような本実施形態においても、非測色時においてスリット17を完全に塞ぐことが出来、測色ユニットに対する汚染を抑えることが可能となる。
【0039】
なお、以上では、プリントヘッド8がX方向に移動しながら画像をプリントするシリアル型のプリント装置を例に説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。X方向において、シートのプリント幅に相当する分だけインクを吐出するプリント素子を備えたプリントヘッドを用い、プリントヘッドは固定したままシートだけ一定の速度で搬送するフルライン型のプリント装置であっても、本発明は有効である。
【符号の説明】
【0040】
1 プリント装置
2 シート
4 測色ユニット
8 プリントヘッド
14 押板
15 測色キャリッジ
16 測色センサ
17 スリット
18 排紙ガイド
22 シート部材
27 ベルト
30 測色キャリッジ駆動モータ
500 CPU

【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬送されるシートに画像をプリントするプリントヘッドと、
前記プリントヘッドによってプリントされた画像を測色する測色部と、
を備え、
前記測色部は、スリットが形成された押板を有し、前記押板によって押圧された前記シートの画像を、前記スリットを通して測色し、
前記測色部が測色を行っていないとき、前記スリットは塞がれていることを特徴とするプリント装置。
【請求項2】
前記測色部は、
前記押板の上を、前記搬送の方向と交差する方向に移動するキャリッジと、
前記キャリッジに搭載され、前記スリットを通して前記シートの画像を測色する測色センサと、
を有することを特徴とする、請求項1に記載のプリント装置。
【請求項3】
前記測色部は、前記キャリッジの移動の方向に延在し、前記キャリッジとともに移動しながら前記測色センサが測色する領域以外の前記スリットを塞ぐシート部材を備えることを特徴とする請求項2に記載のプリント装置。
【請求項4】
前記測色部は、測色を行っている時と測色を行っていないで時で前記プリント装置内における姿勢が変更され、
前記測色部の姿勢に応じて前記スリットの開閉を切り替えるシャッターを更に備え、
前記シャッターは、前記測色部が測色を行っているときに前記スリットを開き、測色を行っていないときに前記スリットを塞ぐことを特徴とする請求項1または2に記載のプリント装置。
【請求項5】
前記プリントヘッドはインクを吐出するインクジェット方式のプリントヘッドであり、前記測色部によって測色する前に、前記プリントヘッドによってプリントされた画像を乾燥するための乾燥部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のプリント装置。
【請求項6】
画像を測色する測色装置であって、
シートが搬送される方向と交差する方向に沿ってスリットが形成され、測色の際にシートを押圧する押板と
前記押板の上を移動するキャリッジと、
前記キャリッジに搭載され、前記スリットを通して前記シートの画像を測色する測色センサと、
を備え、
前記測色センサは、前記押板によって押圧された前記シートの画像を、前記スリットを通して測色し、
前記測色センサが測色を行っていないとき、前記スリットは塞がれていることを特徴とする測色装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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