説明

プレーンオールドテレフォンシステム(POTS)サポートをもつスタンドアローンなヴォイスオーバーインターネットプロトコル方法および装置

従来の平面旧式電話サービス(POTS)電話サポートをもつスタンドアローンなヴォイスオーバーインターネットプロトコル(VOIP)電話を利用した装置、および方法が開示される。複数の外部アナログ電話セットを支持するアナログ電話アダプター、およびデータチャネルを通してのVoIP音声データ通信を支持するデジタルインターネットプロトコル(IP)インターフェイスを持つスタンドアローンなVoIP電話が提示される。VoIP電話は、VoIP電話とIPネットワーク(310)へのデータスイッチとの間のVoIPサービスラインデータ接続を打ち立てるために使用される。VoIP電話は、外部アナログ電話(315)からのアナログ電話信号を受信し、外部アナログ電話とVoIP電話(320)との間の音声接続を打ち立てる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、ヴォイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)電話に関するものであり、特に、従来のプレーンオールドテレフォンシステム(POTS)のサポートをもつ単独のVoIP電話に関するものである。
【背景技術】
【0002】
インターネットプロトコル(IP)電話は、ビジネス/企業セクターに、ヴォイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)サービスを提供するよう発展されてきた。VoIPサービスは、従来の長距離電話サービス会社のコスト削減に対して、特に数々の衛星オフィス大多国籍企業に対して、かなりのコスト削減を提供してきた。
【0003】
代表的に、IP電話セットは、会社のローカルエリアネットワーク(LAN)及び/又はデータネットワークに、企業環境における音声を可能としたルーターへのイーサーネット接続を介して接続する。シスコ(Cisco)、ジーメンス(Siemens)、ポリコム(Polycom)、アンティアイピー(Anti-IP)により製造されたもののような多くの現在利用可能なIP電話は、IP電話をLAN接続に接続するためのイーサーネットジャック、すなわち、RJ45を持ち、かつ、IP電話およびコンピュータを企業のLAN接続に接続するための追加のRJ45ジャックを持っている。
【0004】
消費者、すなわち、居住する顧客は、1個のIP電話の値段は数百ドルのオーダーになるため、IP電話を2つ以上は、一般的には買わない。しかしながら、多くの家庭は、2つ以上のポッツ(POTS)電話セットを持っている。
【0005】
現在のスタンドアローンなIP電話セットは、従来のPOTS電話セットへの同じラインの拡張を支持するものではない。このように、居住する顧客が、1個のIP電話を購入しVoIPサービスを契約する場合には、電話によるコールは1個のIP電話のみを介してなされ、現にあるPOTS電話セットを介してはなされない。顧客に複数のIP電話セットを購入することを要求することは、平均的な顧客の予算の限界より、IP電話の使用により実現される長距離電話の費用削減を考慮したとしても望ましいことではない。IP電話セットの現在の設計に、同じラインの延長を支持するためには、複数のIP電話セットが要求され、かつ、サービスプロバイダーは、ほとんど、同じ家庭における各IP電話に同じ電話番号を搭載するための予備的なプロセスに従事しなければならない。
【0006】
したがって、同じラインの延長上に従来の電話セットを支持することのできるスタンドアローンなIP電話が必要となる。
【特許文献1】米国特許第6,169,734号明細書
【特許文献2】米国特許第6,463,051号明細書
【特許文献3】米国特許第6,480,581号明細書
【特許文献4】米国特許第6,529,501号明細書
【特許文献5】米国特許出願公開第2002/186686A1号明細書
【特許文献6】米国特許出願公開第2003/2637A1号明細書
【非特許文献1】Witowsky, William E., Senior Vice President Engineering & Chief Technical Officer, Telogy Networks, Inc., a Texas Instruments Company, "IP Telephone Design and Implementation Issues" White Paper; July 1998, Version 2.2 SPEY 004
【発明の開示】
【0007】
特定の実施形態において、スタンドアローンなヴォイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)電話を用いて音声接続を打ち立てる方法が提示される。該方法は、VoIP電話と、インターネットプロトコル(IP)ネットワークへのデータスイッチとの間のヴォイスオーバーインターネットプロトコルサービスラインデータ接続を打ち立てることを含む。少なくとも1つの外部アナログ電話からの電話信号は、スタンドアローンなVoIP電話で受けられ、外部アナログ電話セットと、スタンドアローンなVoIP電話との間で、音声接続が打ち立てられる。
【0008】
特定の実施形態において、スタンドアローンなVoIP電話装置は、複数の外部アナログ電話セットを支持するアナログ電話インターフェイスアダプターを含む。もう1つの実施形態において、スタンドアローンな電話装置は、アナログ電話インターフェイスアダプターに応答する、かつ、VoIP電話装置に属するハンドセットに応答するエンコーダおよびデコーダモデュールを含むばかりでなく、エンコーダおよびデコーダモデュールに応答するデジタル信号処理回路を含む。VoIP電話はまた、デジタル信号処理回路に、かつ、デジタルインターネットプロトコル(IP)インターフェイスに接続された時分割マルチプレクサを含む。
【0009】
さらなる実施形態において、スタンドアローンなVoIP電話を使用して、音声接続を打ち立てる方法が提示される。この方法は、スタンドアローンなVoIP電話と、データスイッチとの間のVoIPサービスラインデータ接続を打ち立てること、VoIP電話ネットワークでVoIP音声信号データを受けること、VoIP電話で少なくとも1つの外部アナログ電話セットからのアナログ信号を受けること、および外部アナログ電話セットとスタンドアローンなVoIP電話との間の音声接続を打ち立てること、を含む。特定の実施形態において、データスイッチは、IPネットワークに接続されている。もう1つの実施形態において、該方法はさらに、少なくとも1つの外部アナログ電話セットからの電話信号をVoIP電話に送ることを含む。
【0010】
もう1つの実施形態において、アナログ電話ユニットと、スタンドアローンなVoIP電話との間で通信を行う装置が提示される。該方法は、アナログ電話ユニットのユーザからの電話コールをすべき旨の(to place a call)要求を受けること、該要求を処理すること、スタンドアローンなVoIP電話への音声トラフィックを支持する電話線を介して、電話ユニットからのアナログ信号を送ること、を含む。該VoIP電話は、ヴォイスオーバーインターネットプロトコルの通信を支持するデータインターフェイスを含む。
【0011】
さらなる実施形態において、電話ユニットとVoIP電話との間で通信する方法が開示されている。該方法は、VoIP電話からの電話信号を受けることを含んでおり、ここで、該VoIP電話は、ヴォイスオーバーインターネットプロトコルの通信を支持するインターネットプロトコルを含む。該方法はさらに、受信した電話信号を処理すること、および電話ユニットとVoIP電話間での音声接続を打ち立てることを含む。
【0012】
他の実施形態において、VoIP電話を用いて通信をする方法が提示される。該方法は、共通の電話線をシェアする複数の外部電話ユニットのうちの少なくとも1つからの電話トラフィックをVoIP電話で受信すること、該電話トラフィックをデジタルVoIPデータに変換すること、および、デジタルVoIPデータをデータスイッチ設備に通信すること、を含む。特定の実施形態において、該方法はさらに、データスイッチ設備からのデジタルVoIPデータを、インターネットプロトコルネットワークを介して送ることを含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本開示は、共通の線延長を利用した従来のプレーンオールドテレフォンサービス(POTS)電話セットを提供するヴォイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)電話に向けられたものであり、図1〜図8を参照してよりよく理解されるであろう。
【0014】
図1は、従来の同じ(共通の)線延長のためのPOTS電話セットサポートをもつスタンドアローンなヴォイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)電話の一実施形態を示す。図1の例において、スタンドアローンなVoIP電話101は該VoIP電話101内に、アナログインターフェイス、すなわちRJ11アダプターを介して接続された2つのアナログ延長電話103および105を持つ。VoIP電話101はデジタルインターフェイス、すなわちRJ45アダプターを介してイーサースイッチ111に接続されている。イーサースイッチ111は、今度は、サービスラインデータ接続を介してデータスイッチ設備113に接続されている。データスイッチ設備113は、インターネット等のインターネットプロトコルネットワーク上で、デジタルヴォイスオーバーインターネットプロトコルデータを通信するよう形成されている。
【0015】
特定の例において、デジタルスイッチ設備113はモデムである。そのモデムは非同期デジタル購入者ライン(ADSL)モデム、デジタル購入者ライン(DSL)モデム、ケーブルモデム、あるいは他の高速度インターフェイスであってもよい。パーソナルコンピュータ(PC)109はまた、IPネットワーク115へのPC109アクセスを提供するようイーサスイッチ111に接続されていてもよい。イーサースイッチ111は必要に応じて、データ送信を優先化する、すなわちVoIP電話101からのVoIPデータをPC109のそれよりも優先化するロジックを含んでいる。ただ、アナログ拡張電話103および105から伸びる2つの分離したRJ11ラインが、VoIP電話101内の2つの分離した位置に入って行くように図示されていることに、気づかれなければならない。他の実施形態においては、VoIP電話101は、図1および図2に図示される分離したRJ11入力点よりむしろ、“隣接する(side by side)”配列が利用されるようなアナログ電話インターフェイス設計を許可するであろう。
【0016】
図2は、スタンドアローンなVoIP電話装置201を示すブロック図である。VoIP電話装置201は、以下の構成要素を含む:アナログ電話拡張へのRJ11接続203をもつアナログ電話インターフェイスアダプター202;専用のVoIP電話ハンドセット211に応答する、かつ、アナログ電話インターフェイスアダプター202に応答するエンコーダおよびデコーダ(コーデック)モデュール204;エンコーダおよびデコーダモデュール204に組み込まれた時分割マルチプレクサー205;エンコーダおよびデコーダモデュール204に応答するデジタル信号処理回路206;呼び出し者入力に応答する電話キーパッド207;制御プロセッサ208;外部アナログ電話インターフェイスに応答する視覚表示窓209;デジタルインターネットプロトコル(IP)インターフェイス214;および、データスイッチへのRJ45接続215。他の実施形態において、複数の外部アナログ電話セットは、VoIP電話201と共通線をシェアしている。
【0017】
ハンドセットインターフェイス210は、専用のVoIP電話ハンドセット211に接続されており、該ハンドセットは、受信機211およびマイクロフォン213を有している。制御プロセッサ208は、電話の代表的な利用者相互作用機能のための処理、たとえば、キーパッド207により検出された入力を処理すること、ダイヤルされた番号等の利用者情報を表示窓209に表示すること、外に出て行く、または中に入って来る呼び出しのために聴覚的な、あるいは視覚的な指示器を与えること、等を行う。図示された実施形態において、視覚表示窓は、呼び出し者ID、および呼び出しのブロッキング等の呼び出し特徴管理サービスに応答する。また、リダイヤル、ホールド、転送、等のより複雑な電話特徴を設けるようにしてもよい。
【0018】
ここには特に図示していない他の構成要素を、VoIP電話101内に組み込むようにしてもよいことは理解されるであろう。他の構成要素の例は、電話情報の調整(coordination)を許すようデバイスに対する通信を許すよう、かつ自動ダイヤリングを許可するよう、直列インターフェイスを含む。また、スタンドアローンなVoIP電話の、VoIP音声処理、呼び出し処理、プロトコル処理、およびネットワーク管理、のソフトウェア機能を遂行する機能をVoIP電話101によって与えるようにしてもよい。
【0019】
スタンドアローンなVoIP電話を用いて音声接続を打ち立てる方法の一実施形態が、図3のフロー図に提示される。ステップ310において、スタンドアローンなVoIP電話と、インターネットプロトコル(IP)ネットワークへのデータスイッチとの間で、VoIPサービスラインデータ接続が打ち立てられる。ステップ315において、VoIP電話は、少なくとも1つの外部アナログ電話セットから、アナログ電話信号を、すなわちアナログ電話オフフック信号を、VoIP電話で受ける。
【0020】
ステップ320において、VoIP電話は少なくとも1つの外部アナログ電話セットとVoIP電話との間の音声接続を打ち立てる。たとえば、該VoIP電話は外部アナログ電話にダイアルトーンを与え、ユーザからのTDMFトーンを外部アナログ電話セットに集め、TDMFトーンをダイアルされたデジットに翻訳する。これらのダイヤルされたデジットはパケット化され、IPネットワークに送られる。ステップ325において、外部アナログ電話セットを用いる呼び出し者は音声通話を行う。VoIP電話は、音声データをパケット化し、それはIPネットワークに送られる。外部アナログ電話セットを用いる呼び出し者は、呼び出された当事者についてのラインステータス情報、すなわちノーアンサー、ビジー信号、ネットワーク利用不可能、呼び出された当事者と会話中、の状態を、VoIP電話を介して受信する。
【0021】
図4は、スタンドアローンなVoIP電話を用いて音声接続を打ち立てる方法の実施形態を図示するフロー図である。ステップ435において、ヴォイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)データライン接続が、スタンドアローンなVoIP電話と、データスイッチとの間で打ち立てられる。1つの実施形態において、データスイッチは、インターネットプロトコル(IP)ネットワークに接続される。VoIP音声信号化データは、ステップ440において、VoIP電話ネットワークで受信される。ステップ445において、少なくとも1つの外部アナログ電話セットからのアナログ電話信号がVoIP電話で受信される。ステップ450で、外部アナログ電話セットはアナログ信号をVoIP電話に送り、ステップ455で、外部アナログ電話セットとVoIP電話との間で音声接続が打ち立てられる。
【0022】
図5は、アナログ電話ユニットと、スタンドアローンなVoIP電話との間で通信を行う方法の他の実施形態を図示するフロー図である。ステップ510において、スタンドアローンなVoIP電話は、電話ユーザからの電話をかける(place a call)要求を受信する。特定の実施形態において、その要求はオフフック要求である。ステップ520において、VoIP電話は、該要求を処理する。該要求は、VoIP電話がダイヤルトーンを与えるのを早める。ステップ530において、アナログ電話ユニットからのアナログ信号は、VoIP電話への音声トラフィックを支持する電話線を経て送信される。VoIP電話は、インターネットプロトコルでの音声の通信を支持するデータインターフェイスを含む。電話の利用者は、電話番号をダイヤルし、それに続いて起こるTDMFトーンは、VoIPネットワークへのネットワーク送信のためのデジタルパケットに翻訳される。
【0023】
アナログPOTS電話ユニットと、スタンドアローンなVoIP電話との間で通信を行う方法の一実施形態が、図6に示される。ステップ610において、電話信号はVoIP電話で受信される。VoIP電話は、VoIPトラフィックの通信を支持するデータインターフェイスを含む。ステップ620において、VoIP電話は受信した電話信号を処理し、ステップ630において、VoIP電話は電話ユニットとVoIP電話との間の音声接続を打ち立てる。
【0024】
図7は、VoIP電話を用いて通信を行う方法を図示するフロー図である。ステップ710において、前記VoIP電話は、共通する電話線、たとえば同じ拡張電話をシェアする複数の外部電話ユニットのうちの少なくとも1つからの電話トラフィックを受ける。ステップ715において、前記VoIP電話は、電話トラフィックを、デジタルヴォイスオーバーインターネットプロトコルデータに変換する。ステップ720において、前記デジタルヴォイスオーバーインターネットプロトコルデータは、データスイッチ設備に通信され、ステップ730において、デジタルヴォイスオーバーインターネットプロトコルデータは、データスイッチ設備からインターネットプロトコルネットワーク上に通信される。
【0025】
図8は、アナログ電話セットをもつVoIP電話の使用を図示するフロー図である。ステップ801において、アナログインターフェイス、すなわちRJ11 は、VoIPインターネット電話上に搭載される。VoIPインタネット電話は、デジタルインターフェイス、すなわちRJ45 を持つ。ステップ803において、アナログインターフェイスを持つVoIP電話は、インタネットプロトコル(IP)ネットワークに接続される。ステップ805において、アナログ電話拡張セットは、VoIP電話アナログインターフェイスを介して搭載される。ステップ807において、VoIP電話には、アナログ音声信号をデジタル化するエンコーダ/デコーダ(コーデック)機能を与える。VoIP電話には、ステップ809において、アナログ電話拡張セットのためのパケット音声サービスのためのデジタル音声処理(DSP)リソースを備える。ステップ811において、VoIP電話には、呼び出し者ID、区別リング等の呼び出し特徴のための信号化を与える。ステップ813において、VoIP電話は、アナログ電話拡張セットへの/からの音声パケットを処理する。ステップ815において、呼び出し者は、アナログ電話拡張セットを用いた電話コールをする、および/または、受信する。
【0026】
ここで開示された方法および装置は、柔軟性のある実施(implementation)を与えるものである。発明はある特定の例を用いて説明されているが、当業者にとって本発明がこれらの例に限定されないことは明らかである。さらに、種々のタイプのスタンドアローンなヴォイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)電話および回路設計が、現在利用可能であり、それらはここで教えられた方法およびシステムを用いるとき、VoIP通信における使用に適切であるであろう。上記で開示された主題は、図解のためであり、限定的なものではないと考慮され、添付されたクレームは、本発明の真実の精神および範囲に入るすべての変形、エンハンスメント、および他の実施形態をカバーすることが意図されている。このように、法律で許される最大の範囲まで、本発明の範囲は、以下のクレームおよびそれらの等価物のもっとも広い可能な解釈により決定されるべきものであり、以下の詳細な説明によって限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】図1は、従来の同じ線延長のためのPOTS電話セットサポートをもつスタンドアローンなVoIP電話を示す一般的な図である。
【図2】図2は、VoIP電話システムの1つの実施形態を示すブロック図
【図3】図3は、スタンドアローンなVoIP電話を用いて音声接続を打ち立てる方法を図示するフロー図
【図4】図4は、スタンドアローンなVoIP電話を用いて音声接続を打ち立てる方法を図示するフロー図
【図5】図5は、アナログ電話ユニットとスタンドアローンなVoIP電話との間で通信する方法を示すフロー図
【図6】図6は、電話ユニットとVoIP電話との間で、通信する方法を図示するフロー図
【図7】図7は、VoIP電話を用いて通信を行う方法を図示するフロー図
【図8】図8は、アナログ電話セットを持つVoIP電話の使用を図示するフロー図
【符号の説明】
【0028】
図面の訳
図1
115 インターネット
113 ADSLモデム
111 イーサースイッチ−スイッチハブ
図2
202 電話拡張へのRJ11
202,203 アナログ電話インターフェイス
204 コーデック
205 時分割マルチプレクサ
206 信号処理器(DSP)
207 電話キーパッド
208 コントロールプロセッサ
209 ディスプレイ
210 ハンドセットインターフェイス
211 電話ハンドセット
212 受信機
図3
310 スタンドアローンなVoIP電話と、データスイッチとの間で、VoIPサービスラインデータ接続が打ち立てられる。
315 IP電話は、外部アナログ電話セットからのアナログ電話信号を受信する。
320 IP電話は、外部アナログ電話セットと、IP電話との間で、音声接続を打ち立てる。
325 呼び出し者は、外部アナログ電話セットからの音声通話を行う。
図4
435 IP電話と、データスイッチとの間で、VoIPサービスラインデータ接続を打ちてる
440 IP電話で、データスイッチからデータを受信する
445 IP電話は、外部アナログ電話セットからアナログ電話信号を受信する
450 外部アナログ電話は、アナログ信号をIP電話に送る
455 外部アナログ電話とIP電話との間で音声接続が打ち立てられる
図5
510 IP電話は、電話ユーザからの電話をかける(place a call)要求を受信する
520 VoIP電話は、要求を処理する
530 電話ユニットからのアナログ信号は、IP電話への音声トラフィックを支持する電話線上を送信される
図6
610 VoIPデータインターフェイスを持つIP電話は、電話信号を受信する
620 IP電話は、受信した電話信号を処理する
630 IP電話は、電話ユニットとの音声接続を打ち立てる
図7
710 IP電話は、複数の外部電話ユニットのうちの少なくとも1つからの電話トラフィックを受ける
715 IP電話は、電話トラフィックを、デジタルヴォイスオーバーインターネットプロトコルデータに変換する
720 デジタルヴォイスオーバーインターネットプロトコルデータは、データスイッチ設備に通信される
730 デジタルヴォイスオーバーインターネットプロトコルデータは、データスイッチ設備からインターネット上に通信される
図8
801 アナログインターフェイス(RJ11)は、デジタルインターフェイス(RJ45)を持つVoIP電話に搭載される
803 アナログインターフェイスを持つVoIP電話を、インタネット接続に接続する
805 アナログ電話拡張セットを、インターネット電話アナログインターフェイスを介して搭載する
807 VoIP電話には、アナログ音声信号をデジタル化するエンコーダ/デコーダ(コーデック)機能を与える
809 パケット音声サービスのためのデジタル音声処理(DSP)リソースを備える
811 呼び出し特徴のための信号化を与える
813 VoIP電話は、アナログ電話拡張ハンドセットへの/からの音声パケットを処理する
815 呼び出し者は、アナログ電話拡張を用いた電話コールをする、受信する

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スタンドアローンなヴォイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)電話を用いて音声接続を打ち立てる方法であって、該方法は以下のことよりなる:
VoIP電話とインターネットプロトコル(IP)ネットワークへのデータスイッチとの間のヴォイスオーバーインターネットプロトコルサービスラインデータ接続を打ち立てること;
前記スタンドアローンなVoIP電話で少なくとも1つの外部アナログ電話からのアナログ電話信号を受信すること;および、
前記外部アナログ電話セットと前記スタンドアローンなVoIP電話との間で音声接続を打ち立てること。
【請求項2】
スタンドアローンなヴォイスオーバーインターネットプロトコル電話装置で、以下のものよりなる:
複数の外部アナログ電話セットを支持するアナログ電話インターフェイスアダプター;および
データチャネルを介してヴォイスオーバーインターネットプロトコル音声データ通信を支持するデジタルインターネットプロトコルインターフェイス。
【請求項3】
請求項2のスタンドアローンなVoIP電話装置であって、さらに以下のものからなる:
アナログ電話インターフェイスアダプターに応答する、かつ、前記VoIP電話装置のハンドセットに応答するエンコーダおよびデコーダモデュール;
前記エンコーダおよびデコーダモデュールに応答するデジタル信号処理回路;および
前記デジタル信号処理回路に応答する時分割マルチプレクサ。
【請求項4】
請求項2のスタンドアローンなVoIP電話装置であって、さらに、以下のものからなる:
呼び出し者入力に応答するキーボード;
外部アナログ電話インターフェイスに応答する視覚表示窓;および
専用ハンドセット。
【請求項5】
請求項4に記載のスタンドアローンなVoIP電話装置であって、
前記視覚表示窓は、さらに、呼び出し特徴管理サービスに応答する。
【請求項6】
請求項4に記載のスタンドアローンなVoIP電話装置において、
前記複数の外部アナログ電話セットは、共通線をシェアする。
【請求項7】
請求項2に記載のスタンドアローンなVoIP電話装置において、
前記アナログインターネットアダプターは、RJ11アダプターである。
【請求項8】
スタンドアローンなヴォイスオーバーインターネットプロトコル電話を用いて音声接続を打ち立てる方法であって、該方法は以下のことよりなる:
スタンドアローンなヴォイスオーバーインターネットプロトコル電話と、データスイッチとの間で、ヴォイスオーバーインターネットプロトコルサービスラインデータ接続を打ち立てること;
ヴォイスオーバーインターネットプロトコル電話ネットワークで、ヴォイスオーバーインターネットプロトコル音声信号データを、受信すること;
前記スタンドアローンなヴォイスオーバーインターネットプロトコル電話で少なくとも1つの外部アナログ電話からのアナログ電話信号を受信すること;および、
前記外部アナログ電話セットと前記スタンドアローンなヴォイスオーバーインターネットプロトコルとの間で音声接続を打ち立てること。
【請求項9】
請求項8に記載の方法において、
前記データスイッチは、インターネットプロトコルに接続されている。
【請求項10】
請求項8に記載の方法において、さらに、
前記少なくとも1つの外部アナログ電話セットからのアナログ信号を、前記ヴォイスオーバーインターネットプロトコル電話に送ることを含む。
【請求項11】
アナログ電話ユニットと、スタンドアローンなヴォイスオーバーインターネットプロトコル電話との間で通信を行う方法であって、該方法は、以下のことからなる:
アナログ電話ユニットの利用者からの電話を掛けるべき旨の要求を受信すること;
該要求を処理すること;
スタンドアローンなヴォイスオーバーインターネットプロトコル電話への音声トラフィックを支持する電話線を介して、前記電話ユニットからのアナログ信号を送り、該ヴォイスオーバーインターネットプロトコル電話は、ヴォイスオーバーインターネットプロトコルトラフィックの通信を支持するようデータインターフェイス。
【請求項12】
請求項11に記載の方法であって、
前記要求は、オフフック要求である。
【請求項13】
電話ユニットと、ヴォイスオーバーインターネットプロトコル電話との間で、通信を行う方法であって、該方法は、以下のものからなる:
ヴォイスオーバーインターネットプロトコル電話からの電話信号を受けること、ここで、該ヴォイスオーバーインターネットプロトコル電話は、ヴォイスオーバーインターネットプロトコルトラフィックの通信を支持するようデータインターフェイスを含む;
前記受信した電話信号を処理すること;および
前記電話ユニットと、前記ヴォイスオーバーインターネットプロトコル電話との間での音声接続を打ち立てること。
【請求項14】
ヴォイスオーバーインターネットプロトコル電話を用いて通信をする方法であって、該方法は、以下のことを含む:
共通の電話線をシェアする複数の外部電話ユニットのうちの少なくとも1つからの電話トラフィックをヴォイスオーバーインターネットプロトコル電話で受信すること;
前記電話トラフィックを、デジタルヴォイスオーバーインターネットプロトコルデータに変換すること;および
前記デジタルVoIPデータをデータスイッチ設備に通信すること。
【請求項15】
請求項14に記載の方法であって、さらに、
前記データスイッチ設備からの前記デジタルヴォイスオーバーインターネットプロトコルデータを、インターネットプロトコルネットワークを介して送る。
【請求項16】
請求項15に記載の方法であって、
前記データスイッチ設備は、モデムである。
【請求項17】
請求項15に記載の方法であって、
前記データスイッチ設備は、デジタル購入者モデムである。
【請求項18】
請求項15に記載の方法であって、
前記データスイッチ設備は、ケーブルモデムである。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2006−526949(P2006−526949A)
【公表日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−514330(P2006−514330)
【出願日】平成16年5月10日(2004.5.10)
【国際出願番号】PCT/US2004/014438
【国際公開番号】WO2004/109433
【国際公開日】平成16年12月16日(2004.12.16)
【出願人】(505346621)エスビーシー ナレッジ ベンチャーズ エル.ピー. (13)
【Fターム(参考)】