説明

プロジェクター搭載大型電飾看板広告車両

【課題】広告映像の変更が容易な車両広告方法を提供する。
【解決手段】光の反射率が高いシルバースクリーンやパールスクリーン1−1,1−2等を、車両天井、車両後部または車両側面に設置し、インターネット等から情報を受信する受信装置を装着し、情報やデータが再生可能な記憶装置を設置する。広告をする映像、画像等はプロジェクター2−1,2−2,2−3,2−4を通し投影、随時、安い費用で最新の広告を変更することが可能。さらに、車両上部に太陽光発電ソーラーパネル4−1を取付け、本体内部の低位部分に太陽光発電及び蓄電装置4−2を装着させ、プロジェクター、受信装置等にかかる電力を節電することが可能な構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広告宣伝を目的とする車両に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、看板広告車両はイラストや写真のみの静止画で、観覧する消費者側にとっては、一瞬で通り過ぎる該車両に対して、広告自体のインパクトが効果的ではなかった。また、該車両の広告は、複数の企業が広告することができず、看板広告を変更する際は時間及び費用が大幅にかかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的とする所は、1枚のスクリーンに数十枚が映像投射可能であり、広告会社が数十社となっても、広告宣伝が可能である。
【0004】
また、広告看板を付け替える手間がかからず、費用も低減される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明のプロジェクター搭載大型電飾看板広告車両は、反射率の高いシルバースクリーンやパールスクリーンを使用し、車両荷台上に背面投射型プロジェクターを数台設置し、該プロジェクターにインターネットより映像、画像及び音声等の情報を受信させ、映像情報を記憶させてその情報を再生する記憶装置を設置する。
【発明の効果】
【0006】
1枚のスクリーンで数十枚の映像が投射可能であるため、広告を変更する際は、従来の広告を目的とした車両に比べて、時間短縮及び費用の低減化を図ることとなる。また、広告宣伝する企業が数十社となっても可能であることから、広告収入の増大が見込まれる。
【0007】
映像が静止画の場合、スクリーンセイバー方式をとり、静止画を絶えず変更するため、動画風に映され視認効果が高く、結果、広告効果が高まる。
【0008】
映像変更は、インターネット送信により瞬時に変更が可能になり、且つ、急を要する映像の内容変更や情報変更がリアルタイムに行える。
【0009】
太陽光発電装置の電源を利用することにより、車両に備え付けた電源消費量を少なくすることができ、結果、車両エンジンの稼働を抑えることが可能となり、CO2の削減効果が期待できる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の用法を説明すると、大型車両の両側面、後部背面および上部天井等に、光の反射率の高いシルバースクリーンやパールスクリーンのスクリーンを設置し、車両荷台上には、背面投射型プロジェクターを数台設置する。背面投射型は、車両のスクリーン等に囲まれた内部に設置するため、衝撃や悪天候などから機材本体を保護することができる。該プロジェクターはインターネット等より映像および音声等の情報を受信する受信装置を併設する。さらに、情報記憶装置を敷設し、映像、画像等のデータを記憶させ、再生可能なプロジェクター搭載大型電飾看板広告車両。
【0011】
車両電源及び該車両上部天井に太陽光発電装置を設置し、2系列の電源とする。
【0012】
広告管理センターからインターネットを利用して、車両に搭載した該プロジェクターに付帯する受信装置が情報を受信する。
【0013】
広告管理センターからインターネットを利用して、車両に搭載した該プロジェクターに広告の映像と音声の情報を送信する。
【0014】
本発明の操作を説明すると、広告管理センターからインターネットを利用して、車両に搭載した該プロジェクターに広告の映像、画像、音声を送信する。
【0015】
受信機の受信した広告情報は、付帯するプロジェクターに送信され、自動的に車両に備え付けたスクリーンに投射され、広告映像が映し出されると同時にスピーカーから音声が流れるようにして、広告宣伝をすることができる。
【0016】
広告管理センターからインターネットを利用して、車両に搭載した該プロジェクターに広告の映像と音声の情報を送信する。
【0017】
また、USBやCDを利用してプロジェクターに付帯する記憶装置に接続して、映像と音声を表示さす。
【産業上の利用の可能性】
【0018】
現在の広告販売の拡大を図るもので、車両に取り付けた反射率の高いスクリーンからプロジェクターを通して映像や画像等、情報配信することが可能である。プロジェクターに映し出される広告は、企業が利用する通常の車両看板広告での経費を低減化することができ、随時、新しい広告と差し替えることが安値で可能となる。また、消費者側は、車両に掲載されている新しい広告に注視し、消費者側の購買に対する好奇心を高め、産業上の利用可能性は大きく見込まれる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】 本発明の車両本体の側面図である。
【図2】 本発明の車両本体の後部背面図である。
【図3】 本発明の車両本体の上部平面図である。
【図4】 本発明の背面投射型プロジェクターの映像投射断面図である。
【符号の説明】
【0020】
1−1 車両後部背面スクリーン
1−2 車両上部天井スクリーン
1−3 車両左側面スクリーン
1−4 車両右側面スクリーン
2−1 車両後部背面スクリーン用プロジェクター
2−2 車両上部天井スクリーン用プロジェクター
2−3 車両左側面スクリーン用プロジェクター
2−4 車両右側面スクリーン用プロジェクター
3−1 インターネット用受信機
3−2 USBやCD等の記憶装置
4−1 太陽光発電パネル
4−2 太陽光発電および蓄電装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両本体の両側面、後部、天井等に1ケ所以上のシルバースクリーンやパールスクリーン等の光反射率の高いスクリーンを装設し、荷物置き場等の荷台上にプロジェクターを一台一装置以上設置し、インターネットより情報を受信する受信装置をプロジェクターと連結して装着し、広告管理センター等から該受信機がその広告情報を受信して、該プロジェクターに情報を送り、上記両側面等、1ケ所以上に設置したスクリーンに映像を投射して、広告宣伝をするものである。
【請求項2】
上記表示のプロジェクターに、USBやCD等をインストールして、映像情報を記憶させてその情報を再生する記憶再生装置を付帯させることを特徴とする請求項1のプロジェクター搭載大型電飾看板広告車両。
【請求項3】
上記プロジェクターを使用した際の電気は、該車両の電源を使用するが、その他に、該車両の天井等に太陽光パネルを装着し、内部に太陽光発電装置を設置して、太陽光発電の一部の電力を使用することを特徴とする請求項1から2いずれかのプロジェクター搭載大型電飾看板広告車両。
【請求項4】
請求項1本体の電気装置の他に、内燃機関の小型発電装置を設置し、その電力を使用してプロジェクターに稼働することを特徴とする請求項1から3いずれかのプロジェクター搭載大型電飾看板広告車両。
【請求項5】
上記車両には、スピーカーを装着して、広告宣伝の音声を発生させることを特徴とする1から4いずれかのプロジェクター搭載大型電飾看板広告車両。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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