説明

ヘドロ、汚泥残渡処理法

【課題】従来の河川のヘドロ処理には、河川より汲み上げて、河川敷きにて、天日乾燥するのみでした。そのため悪臭の問題、処理施設の問題もあり、処理も進みません、ヘドロを移動するには大変な費用と、施設がいります。移動式有機物処理機でしたら河川に行き、その場で処理する。
【解決手段】処理機本体を車に乗せて、河川に行き、ヘドロをバキュームで汲み上げ処理機に入れ、ヘドロと水に分離する。水は処理機の外に出す。水分が35−40パーセント位になったら処理機を稼働させる。稼働終了後、処理機より取り出し、再び河川に戻す。処理機で処理するため処理時間も速いし、他人に迷惑も掛かりません。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、有機物廃棄物(ヘドロ、汚泥)を処理機に、くみ取り水分を除去しながら処理し、出来たコンポストはふたたび河川等に戻す仕組です。コンポストを戻す事により河川等の浄化にもなる。
【背景技術】
【0002】
従来はヘドロの処理には大変な敷地と、時間も掛かり、悪臭の問題もある。汚泥処理は行政で管理してるためさほどの問題もない、しかし、処理した物の処分には、困りはてております。ヘドロには夏場になると悪臭が発生したり、チッソ、リンサンが多く含まれてるために、アオコの大量発生にもなります。
【0003】
以下、ヘドロの処理は、河川等から採取したヘドロは河川敷に上げ天日乾燥し放置しました、本願発明のヘドロ、汚泥処理は、河川等よりくみ取った、ヘドロを専用の処理機の投入し、素早くヘドロの処理をする。処脚寺間は4−5時間程で処理が出来る。
【0004】
処理機はドラム式の回転処理機です。処理機が左右に回転することにより処理が速い。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上に述べた従来のヘドロの処理では広大な敷地と悪臭、時間の問題があります。
【0006】
本願発明はこのような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、処理機内部に処理能力を速めるように、天然ゼオライトを混入した。さらに、好気性バチルス属菌群の一部を投入した。このほかに、凝集剤も投入した、投入したことにより、ヘドロの分離も速まり、悪臭の発生もおさえられる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そして、本願発明は上記目的を達成するために処理機内にゼオライト、等を混入した。
【0008】
また、第2の課題解決手段は、ヘドロ、汚泥等の水分除去に凝集剤を入れた。凝集剤により廃棄物と水分の分離が素早くなる。また、ゼオライトにより廃棄物の処理しにくい有機物を磨り潰す効果と悪臭防止剤としての役割もある。
【0009】
解決手段による作用は次の通りです。
すなわち、有機物処理機の中にゼオライト、好気性バチルス属菌を投入しさらにヘドロ、もしくは汚泥を処理機に投入し、処理機を稼働させる。処理機は移動式で車でどこにでも運べ、車から降ろすこともなく車のエンジンで処理機の稼働ができる。もしくは、発電機にても出来る仕組です。
【発明の効果】
【0010】
以下、本願発明の実施の形態を図1−図2に基ついて説明する。
図1においては、ヘドロ、汚泥、有機物処理機の断面図です処理機はドラム型で決められた時間事に右回転、左回転を繰り返す。ドラムの中心部には回転シャフトがありシャフトの回りに撹拝羽がある。撹拝羽はドラムと違う回転をする。
【0011】
図2は処理機の外観図です。符号12にはヘドロ、汚泥等の水分取り出し口を設けてある。処理機にヘドロ等の水分の多い廃棄物を稼働前に外部に出すようにした。水分が約35−40パーセント位になったのを見てから処理機の運転をする。
【産業上の利用可能性】
【0012】
上述したように本願発明は、河川、湖沼、海岸、及び下水道汚泥の処理方法です。有機物処理機は車で運べ、降ろさずにその場で処理ができ、電気のない場所でも、車のエンジン、もしくは、発電機にて、処理が可能です。移動式のため場所もとらず処理コストも大幅に安くすむ。また、温暖化問題の解決のお手伝いが出来る処理法です。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】車と有機物回転処理機の断面図
【図2】車と有機物回転処理機の外観図
【図3】ヘドロ、汚泥のリサイクル フロー図
【符号の説明】
【0014】
1 有機物回転処理機
2 投入口
3 匂い、ガス等の排出口
4 ドラム回転ローラー
5 処理物取り出し口
6 モーター
7 撹拝シャフト
8 撹拝メーインシャフト
9 車体
10 電源コントロールBOX
11 発電機
12 水抜き口
13 電源コード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
有機物回転処理機は、車体に乗せてどこにでも移動出来る仕組みです。
【請求項2】
処理機は河川等のヘドロ処理を目的に、ヘドロのある場所に移動し、処理できるようにした。
【請求項3】
処理機の電源は車から取り入れる仕組と、発電機より取り入れるようにした。
【請求項4】
ヘドロの回収はバキュームにてくみ取る仕組です。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−230109(P2011−230109A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−114732(P2010−114732)
【出願日】平成22年4月27日(2010.4.27)
【出願人】(502270279)
【Fターム(参考)】