説明

ヘリウムガスを入れる針付きの注入缶

【目的】 今ではガス風船等に入れるヘリウムガスの注入器はガス風船を売って居る店ではどこでも販売して居ります、併し今まで度々述べて来ましたが今までの注入器の構造は注入器の上部にプラスチックのパイプを差し入れて上部を手で押します、するとガスはパイプを通って風船等又は変形の袋へは入って行きます、子供等が入れる場合、度々此のパイプが注入器からはづれてガスが漏れるのです、此のヘリウムガスは値段も割合に高価です、併し此の考案の注入器を使って貰ひますれば殆んど漏れる心配はなく、子供さん達でも楽々と簡単に使って貰へると思ひます、此の注入器を見ればガス風船等に心ある人達にきっと喜んで貰へると思ひます。
【構成】 風船等又変形袋にヘリウムガスを入れる事に心ある人達に取って此の様な便利な簡単なヘリウムを入れる針付きの注入器が出来るかときっと喜んで貰へる事を確信致します。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
合成樹脂の変形袋なれば色々の袋を作る事も出来る、併し色々の形をした風船を空中に浮遊させようとしたら必ずヘリウムガスを入れなければならない様になって来る、そして私の風船の作り方としては袋の入口にゴムの蓋をするのが一番宜い様に思ふ、すると此のゴムの蓋を取り付けた袋にヘリウムガスを入れるには此の注射器の様なパイプになった針を挿入してヘリウムガスを入れる此のヘリウムガスを入れる針付きの注入缶が役に立つと思ひます。
【0002】
【従来の技術】
従来の風船にヘリウムガスを入れるのにガス入の缶の上部にパイプの筒を差し込み、他の端を風船の中へ入れて缶の上部を押へればガスが入る様になっている、併し此の方法ではうっかりするとパイプがはづれてヘリウムガスが逃げる欠点がある様に思ひます。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の風船にくらべて今後段々流行して来ると思ふ此の変形袋の風船にヘリウムガスを入い、先づ変形袋の入口にゴムの蓋を接着し、此のゴムの蓋にヘリウムを入れる針付きの注入缶の針を差し込んでヘリウムガスを入れる、そしてネジを固く止めて缶のガスの逃げるのを止める此の方法はガスを逃さない誰にでも簡単に出来る一番宜い針付きの注入缶と言へると思ひます。
【0004】
【課題を解決するための手段】
先づこのヘリウムガスを入れる針付きの注入缶に付いて言ふと、此の缶の上部になる注射器のようなパイプになった針を合成樹脂の袋の入口のゴムへ差し込む、そして其の下のネジをゆるめる、するとその袋は直ちにガス風船となる、適当な処でネジを右に廻してガスが逃げない様にかたく止める、風船の入口のゴムから針をぬく、大変簡単にて子供にでも出来る、此の方法はガスを逃がさない簡単な方法故多くの人々に喜ばれると思ひます。
【0005】
【作用】
合成樹脂の変形袋の風船が流行すれば、此のヘリウムガスを袋の中へ入るのが一番問題である、此のヘリウムガスを入れる針付きの注入缶の一番長所と言ふのは今まで度々述て来た様に変形の袋の入口のゴムの蓋へ針を差し込む、そしてガスを止めてあるネジをゆるめる、さあーっとガスが袋の中へは入る、ネジを右に廻してガスを逃さない様に固く止める、袋から針を抜く、至極簡単である、出来上りである、そして此のヘリウムガスは割合に高価である、此の高価なガスを逃さない、此は一番宜いヘリウムガスを入れる針付きの注入缶と言へると思ひます。
【0006】
【実施例】
図1は本考案の針付きの注入缶で、キャップを取りはづして横へ置いた状態です、図2は注入針を取り付けた缶にキャップをかぶせた状態です、図3は図1の注入缶を上からAA´線に依りて縦断した注入缶の立面図で、此の図に依りて説明致します、先づ1は注入針で,其の下に付けたパイプ2はゴム状のパイプで針の下の方へ差し込みます、次に3、4は金属の当りであって、5はネジを廻すハンドルです、此のネジの内部に金属の当り6を取り付けます、愈ら此の注入器で風船等の袋の中へヘリウムガスを入れる為、袋に付けたゴムの蓋へ注入器の針を差し込みます、そして5ネジを左に廻します、ガスはすーと風船等の袋の中へは入ります、一杯は入ったら5ネジを右に確く廻します、するとネジ5の内側に付けた当り6はゴムのパイプ2を押します、するとパイプ2の向ふに当り3がありますので、パイプ2は当り3とネジ5の内側に付けられた当り6に確く押へられる為ガスが外へ出られなくなります、つまり、注入器のガスは出なくなります、此で此注入器の使用法は理解して頂けると思ひます、次に此の注入器のガスが空になった後又ガスを注入しようとする時は、7は針付きの蓋になって居ります、左へ廻せば注入器より取れます、後は大きなガスボンベにて又ガスを注入し7の蓋をして又使へます。
【0007】
【考案の効果】
今まではヘリウムガス注入缶にて風船等の袋にヘリウムガスを入れるのにパイプを使って注入缶の上部を押へるとヘリウムガスは風船等の袋には入りますが、うっかりするとパイプを落とすのです、すると注入缶のヘリウムガスが外へ漏れます、が此のヘリウムガスを入れる針付きの注入缶を使ふと殆んど此の様なガスを漏らす事はないと確信します、此のヘリウムガスを入れる針付きの注入缶を世の中に送り出す事が出来ればガス風船等を売る人達に取っても又買ふ人達に取っても非常に喜んで貰へると思ひます。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヘリウムガスを入れる針付きの注入缶と針を守る為の蓋の立面図。
【図2】針を守る為の蓋を付けた針付きの注入缶の立面図。
【図3】図1の注入缶を上からAA´線に依りて縦断した注入缶の立面図。
【符号の説明】
1 注入針
2 注入針の下部の方に差し込んだゴム状のパイプ
3 内部に取り付けた金属の当り
4 これも内部に取り付けた金属の当り(但し此の当にはネジが通っている)
5 ガスを止めたり出したりするネジのハンドル
6 ネジの内側に付けた当り
7 注入針を付けたネジ付の蓋

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 合成樹脂の飛行機の形をした袋の入口にゴムの蓋を取り付けた袋がある、其の袋にヘリウムガスを入れる為にガス注入缶と言ふ缶が必要になって来る、それ故注入針を缶の最先端に付けて注入せない時はネジにてガスの流失を確実に止め、袋にガスを入れる時はガス入りの缶の先に付けた注射器の様なパイプの様な針を袋の入口に取付けたゴムの蓋に挿入す、そしてガス止めのネジを左に廻してゆるめる、するとガスは袋の中には入って風船のようになる、ガスが適当には入った処で下部のガス止のネジを固く止める、此の様にしたヘリウムガスを袋にいれる針付きの注入缶の構造であります。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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