説明

ペット用餌箱

【課題】ペット用餌の臭い拡散に拠るゴキブリの誘引と侵入を防止する。
【解決手段】餌箱蓋2−3を開く情報にはペットに拠るスイッチ操作またはペットの体重またはRFIDタグまたは鳴き声認識を用いる。ペットの食事信号が一定時間欠如した後に餌外箱2−1の蓋を閉じる。ペットの食事信号としては、食事に拠る音または振動または餌外箱2−1への加重またはペットの体重を用いる。RFIDタグを用いるシステムではRFID信号の欠如も食事の完了と見なし餌箱蓋2−3の閉の信号となる。餌箱蓋2−3の開閉の動力源にはペットの体重または電池または発条バネを用いる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
ペットの餌のゴキブリ誘引臭の拡散を防止し、ゴキブリの家屋内への進入を防止する。
【背景技術】
【0002】
誘引臭に拠りゴキブリを捕獲し駆除する方法があるが、誘引臭を持ちながら、殺虫力も捕虫力もないペット用餌がゴキブリの侵入を誘発している。
餌箱の周囲に水などの虫浸入防止機構を持った餌箱の考案はあるが、屋内への誘引には効果がない。(特許文献2)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−28961
【特許文献2】特開2001−128623
【特許文献3】特開2003−255984
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ペット用餌に含まれるゴキブリ誘引臭に拠るゴキブリの侵入の防止。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ペット用餌箱に自動的に蓋をし、ゴキブリ誘引臭の拡散を防止する。
【発明の効果】
【0006】
他にゴキブリ誘引臭の無い屋内へはゴキブリの誘引をなくし、誘引臭に拠るゴキブリ捕獲方法を使う屋内では、その駆除器の効果を増す。
【発明を実施するための形態】
【実施例1】
【0007】
ペットの体重を機械的リンク機構により餌箱蓋に導き蓋を開閉する方法(図1)は最も簡単に実現できるが、ペットの体重を受ける部分を必要とし、コンパクトな実現ができない。
【実施例2】
【0008】
猫や猿や鼬など学修能力の高いペットでは、疑似餌を用いた学修に拠る餌箱開閉スイッチが安価にかつコンパクトに実施できる。(図2)
餌箱の開閉は事故保持ソレノイドコイルやモーターに拠る。
食事信号としてはペットの食事に拠る音または振動または餌箱への加重を検出する。
振動または加重を検出する場合は餌箱を弾性体で支持する。
【実施例3】
【0009】
学修能力の期待できないペットでは、体重認識またはRFIDタグまた鳴き声認識を用いる。
体重認識はペットの肥満対策にも応用できる。
【0010】
実施例1以外の方法では餌箱蓋を閉じるタイミング信号が必要となる。
この閉信号にはペットの食事に拠る音または振動または餌箱への加重の一定時間の欠如を用いる。
食事に拠る餌箱への加重は餌箱を浮かせる弾性体と電気接点のみで構成でき最も安価と考えられる。
RFIDを用いる場合、RFID信号の欠如も食事終了と見なせる。
【産業上の利用可能性】
【0011】
本発明は極めてありふれた機械的または電気的仕掛けしか用いておらず、通常の工程で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】餌箱の蓋をリンク機構によりペットの体重で開閉する実施例
【図2】ペットに拠るスイッチ操作で餌箱蓋を開き、食事信号の欠如で蓋を閉める実施例
【符号の説明】
【0013】
1−1 餌箱蓋
1−2 餌箱
1−3 ペットの体重受け
1−4 リンク機構
1−5 バネ
2−1 餌外箱
2−2 餌内箱
2−3 餌箱蓋
2−4 擬似餌の付いた餌箱蓋を開けるスイッチ
2−5 プランジャー
2−6 コントローラー


【特許請求の範囲】
【請求項1】
餌箱蓋の自動開閉により、ペット餌の臭いの飛散を防止し、ゴキブリの家屋内への誘引を防止するペット用餌箱。
【請求項2】
餌箱開閉スイッチをペットに操作させる請求項1のペット用餌箱。
【請求項3】
ペットの食事に拠る音または振動または餌箱への加重の一定時間の欠如を以って蓋を閉める請求項1の餌箱
【請求項4】
動く擬似餌を餌箱開閉スイッチに付けた請求項2ペット用餌箱。
【請求項5】
餌箱蓋を開閉の動力源にペットの体重を用いる請求項1のペット用餌箱。




【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2013−21955(P2013−21955A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−158649(P2011−158649)
【出願日】平成23年7月20日(2011.7.20)
【出願人】(511130405)
【Fターム(参考)】