説明

ペルオキシカルボン酸を作製するための装置および方法

本発明は、ペルオキシカルボン酸を作製するための装置および方法に関連する。本発明の装置は、反応触媒と、反応触媒の寿命、活性および/または安全性を増大させることができる、1つまたは複数の試薬を前処理するためのガードカラムを含む。本発明の方法および装置によって作製されるペルオキシカルボン酸組成物は1つまたは複数のペルオキシカルボン酸を含むことができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の前処理カラム、第1の反応触媒カラム、第1および第2の試薬容器、安全システム、試薬導管、反応混合物導管、ならびに、過酸導管を含み、
第1および第2の試薬容器が試薬導管を介して第1の前処理カラムと流体連絡しており、ただし、
第1の試薬容器は、液体の酸化剤組成物を含有することのために構成され、第2の試薬容器は、液体のカルボン酸組成物を含有することのために構成され、
試薬導管は試薬のための混合チャンバーを規定する;
第1の前処理カラムが反応混合物導管を介して第1の反応触媒カラムと流体連絡しており、ただし、
第1の前処理カラムは、金属イオンをカルボン酸組成物および酸化剤組成物の混合物から除くことのために構成され、
第1の反応触媒カラムは、ペルオキシカルボン酸を製造するためのカルボン酸および酸化剤の反応を触媒することのために構成される;
第1の反応触媒カラムが過酸導管を介してペルオキシカルボン酸組成物の貯蔵現場または使用現場と流体連絡している;
安全システムが、プロセッサー、第1の状態センサーおよび第2の状態センサーを含み、ただし、
第1の状態センサーは混合チャンバー内または混合チャンバー表面に配置され、試薬の状態を測定することのために構成され、
第2の状態センサーは、第1の前処理カラムに、または、第1の前処理カラムの中に、または、第1の前処理カラムからの出口に近い反応混合物導管の中に配置され、試薬の状態を測定することのために構成され、
プロセッサーは、第1の状態センサーによって測定される状態と、第2の状態センサーによって測定される状態との差を求めること、および、差が所定値を満たすか、または越えるならば、検出可能なシグナルを提供することのために構成される、
ペルオキシカルボン酸を作製するための装置。
【請求項2】
第1の前処理カラムが強カチオン交換体を酸型または不活性金属型で含む、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
第2の前処理カラムをさらに含み、
第2の前処理カラムは試薬導管を介して第2の試薬容器および第1の前処理カラムと流体連絡しており、
第2の前処理カラムは、金属イオンをカルボン酸組成物から除くことのために構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
第2の前処理カラムが強カチオン交換体を酸型または不活性金属型で含む、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
第3の前処理カラムをさらに含み、
第3の前処理カラムは試薬導管を介して第1の試薬容器および第1の前処理カラムと流体連絡しており、
第3の前処理カラムは、金属イオンをカルボン酸組成物から除くことのために構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
第3の前処理カラムが強カチオン交換体を酸型または不活性金属型で含む、請求項3に記載の装置。
【請求項7】
反応触媒が反応混合物から物理的に除くことができる強酸触媒を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
反応触媒が強カチオン交換体を酸型で含む、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
反応触媒が、不溶性の強酸を含む無機化合物を含む、請求項7に記載の装置。
【請求項10】
第2、第3および第4の反応触媒カラムをさらに含み、
第1、第2、第3および第4の反応触媒カラムは直列でつながれ、過酸導管を介してペルオキシカルボン酸組成物の貯蔵現場または使用現場と流体連絡している、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
反応触媒が強酸触媒を含む、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
反応触媒が強カチオン交換体を酸型で含む、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
反応触媒が、不溶性の強酸を含む無機化合物を含む、請求項11に記載の装置。
【請求項14】
第1および第2の状態センサーが、温度、圧力、金属含有量またはこれらの組合せを測定するように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項15】
第1および第2の状態センサーが温度を測定するように構成される、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
温度差が10℃を超えるか、または、10℃に等しいか、または、10℃以上であるならば、安全システムが検出可能なシグナルを提供する、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
検出可能なシグナルにより、装置の運転の中断が、
第1の前処理カラムにおける圧力を開放するために圧力開放弁を作動すること;
カラムへの1つまたは複数の試薬の流れを停止すること;
水を、試薬導管、第1の前処理カラムおよび反応混合物導管に流すこと;
カルボン酸組成物を、試薬導管、第1の前処理カラムおよび反応混合物導管に流すこと;
装置を運転停止すること;または、
これらの組合せ
によって作動させられる、請求項1に記載の装置。
【請求項18】
過酸容器、希釈システム、希釈液タンク、補充システムおよび排出導管をさらに含み、
過酸容器は過酸導管と流体連絡しており、ペルオキシカルボン酸組成物を収容および含有するように構成され、
過酸容器は排出導管を介して希釈システムと流体連絡しており、
希釈システムは、ペルオキシカルボン酸の所定濃度の希釈された組成物を希釈液タンクにおいて形成するためにペルオキシカルボン酸組成物および所定量のキャリアを混合するように構成され、
補充システムは、ペルオキシカルボン酸の濃度、カルボン酸の濃度、酸化剤の濃度またはこれらの組合せを希釈された組成物においてモニターし、かつ、ペルオキシカルボン酸の濃度、カルボン酸の濃度、酸化剤の濃度またはこれらの組合せが所定値よりも小さいか、または、所定値に等しいか、または、所定値以上であるならば、ペルオキシカルボン酸組成物を希釈された組成物に添加するように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項19】
第4の前処理カラム、第5の反応触媒カラム、第3および第4の試薬容器、中間試薬導管、中間反応混合物導管、ならびに、中間過酸導管をさらに含み、
第3および第4の試薬容器が中間試薬導管を介して第4の前処理カラムと流体連絡しており、ただし、
第3の試薬容器は、酸化剤の液体組成物を含有することのために構成され、第4の試薬容器は、中鎖カルボン酸の液体組成物を含有することのために構成され、
中間試薬導管は中間試薬のための中間混合チャンバーを規定する;
第4の前処理カラムが中間反応混合物導管を介して第5の反応触媒カラムと流体連絡しており、ただし、
第4の前処理カラムは、金属イオンを中鎖カルボン酸組成物の液体組成物および酸化剤組成物の混合物から除くことのために構成され、
第5の反応触媒カラムは、中鎖ペルオキシカルボン酸を製造するための中鎖カルボン酸および酸化剤の反応を触媒することのために構成される;
第5の反応触媒カラムが中間過酸導管を介して中鎖ペルオキシカルボン酸組成物の貯蔵現場または使用現場と流体連絡している;
安全システムが第3の状態センサーおよび第4の状態センサーをさらに含み、ただし、
第3の状態センサーは中間混合チャンバー内または中間混合チャンバー表面に配置され、中間試薬の状態を測定することのために構成され、
第4の状態センサーは、第4の前処理カラムに、または、第4の前処理カラムの中に、または、第4の前処理カラムからの出口に近い中間反応混合物導管の中に配置され、中間試薬の状態を測定することのために構成され、
プロセッサーが、第3の状態センサーによって測定される状態と、第4の状態センサーによって測定される状態との差を求めること、および、差が所定値を満たすか、または越えるならば、検出可能なシグナルを提供することのために構成される;
ただし、この場合、
第2の試薬容器が、短鎖カルボン酸の液体組成物を含有することのために構成される;
第1の前処理カラムが、金属イオンを短鎖カルボン酸組成物および酸化剤組成物の混合物から除くことのために構成される;
第1の反応触媒カラムが、短鎖ペルオキシカルボン酸を製造するための短鎖カルボン酸および酸化剤の反応を触媒することのために構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項20】
第4の前処理カラムが強カチオン交換体を酸型または不活性金属型で含む、請求項19に記載の装置。
【請求項21】
第5の前処理カラムをさらに含み、
第5の前処理カラムは中間試薬導管を介して第4の試薬容器および第4の前処理カラムと流体連絡しており、
第5の前処理カラムは、金属イオンを中鎖カルボン酸の液体組成物から除くことのために構成される、請求項19に記載の装置。
【請求項22】
第5の前処理カラムが強カチオン交換体を酸型または不活性金属型で含む、請求項21に記載の装置。
【請求項23】
第6の前処理カラムをさらに含み、
第6の前処理カラムは中間試薬導管を介して第3の試薬容器および第4の前処理カラムと流体連絡しており、
第6の前処理カラムは、金属イオンを酸化剤の液体組成物から除くことのために構成される、請求項19に記載の装置。
【請求項24】
第6の前処理カラムが強カチオン交換体を酸型または不活性金属型で含む、請求項23に記載の装置。
【請求項25】
反応触媒が強酸触媒を含む、請求項19に記載の装置。
【請求項26】
反応触媒が強カチオン交換体を酸型で含む、請求項25に記載の装置。
【請求項27】
反応触媒が、不溶性の強酸を含む無機化合物を含む、請求項25に記載の装置。
【請求項28】
第6、第7および第8の反応触媒カラムをさらに含み、
第5、第6、第7および第8の反応触媒カラムは直列でつながれ、中間過酸導管を介して中鎖ペルオキシカルボン酸組成物の貯蔵現場または使用現場と流体連絡している、請求項19に記載の装置。
【請求項29】
反応触媒が強酸触媒を含む、請求項28に記載の装置。
【請求項30】
反応触媒が強カチオン交換体を酸型で含む、請求項29に記載の装置。
【請求項31】
反応触媒が、不溶性の強酸を含む無機化合物を含む、請求項29に記載の装置。
【請求項32】
第3および第4の状態センサーが、温度、圧力、金属含有量またはこれらの組合せを測定するように構成される、請求項19に記載の装置。
【請求項33】
第3および第4の状態センサーが温度を測定するように構成される、請求項32に記載の装置。
【請求項34】
温度差が10℃を超えるか、または、10℃に等しいか、または、10℃以上であるならば、安全システムが検出可能なシグナルを提供する、請求項33に記載の装置。
【請求項35】
検出可能なシグナルにより、装置の運転の中断が、
第4の前処理カラムにおける圧力を開放するために圧力開放弁を作動すること;
カラムへの1つまたは複数の試薬の流れを停止すること;
水を、中間試薬導管、第4の前処理カラムおよび中間反応混合物導管に流すこと;
中鎖カルボン酸の液体組成物を、中間試薬導管、第4の前処理カラムおよび中間反応混合物導管に流すこと;
装置を運転停止すること;または、
これらの組合せ
によって作動させられる、請求項19に記載の装置。
【請求項36】
過酸容器が中間過酸導管と流体連絡しており、中鎖ペルオキシカルボン酸組成物を収容および含有するように構成される、請求項19に記載の装置。
【請求項37】
第2のプロセッサーをさらに含み、
第2のプロセッサーは、第3の状態センサーによって測定される状態と、第4の状態センサーによって測定される状態との差を求めること、および、差が所定値を満たすか、または越えるならば、検出可能なシグナルを提供することのために構成される、請求項19に記載の装置。
【請求項38】
第1の反応触媒カラムが約9.6Lの体積を有する、請求項1に記載の装置。
【請求項39】
それぞれの反応触媒カラムが約9.6Lの体積を有する、請求項10に記載の装置。
【請求項40】
第5の反応触媒カラムが約9.6Lの体積を有する、請求項1に記載の装置。
【請求項41】
それぞれの反応触媒カラムが約9.6Lの体積を有する、請求項28に記載の装置。
【請求項42】
第1の前処理カラムが約4.6Lの体積を有する、請求項1に記載の装置。
【請求項43】
第2の前処理カラムが約4.6Lの体積を有する、請求項3に記載の装置。
【請求項44】
第3の前処理カラムが約4.6Lの体積を有する、請求項5に記載の装置。
【請求項45】
第4の前処理カラムが約4.6Lの体積を有する、請求項19に記載の装置。
【請求項46】
第5の前処理カラムが約4.6Lの体積を有する、請求項21に記載の装置。
【請求項47】
第6の前処理カラムが約4.6Lの体積を有する、請求項23に記載の装置。
【請求項48】
第1の試薬容器が約35wt−%〜約45wt−%の過酸化水素を含有する、請求項1に記載の装置。
【請求項49】
第2の試薬容器が約80wt−%〜約100wt−%の酢酸を含有する、請求項1に記載の装置。
【請求項50】
第3の試薬容器が約35wt−%〜約45wt−%の過酸化水素を含有する、請求項19に記載の装置。
【請求項51】
第2の試薬容器が約1wt−%〜約10wt−%のオクタン酸を含有する、請求項19に記載の装置。
【請求項52】
液体の中鎖カルボン酸組成物を含有するように構成され、試薬導管を介して第1の前処理カラムと流体連絡している第3の試薬容器をさらに含む、請求項1に記載の装置。
【請求項53】
第4の前処理カラムをさらに含み、第4の前処理カラムは試薬導管を介して第3の試薬容器および第1の前処理カラムと流体連絡している、請求項52に記載の装置。
【請求項54】
第3の試薬容器が約1wt−%〜約10wt−%のオクタン酸を含有する、請求項52に記載の装置。
【請求項55】
カルボン酸および酸化剤の液体組成物を提供すること;
液体組成物を、金属イオンを混合された組成物から除くために前処理カラムにより前処理すること;
液体組成物の状態を、i)前処理の前、および、ii)前処理期間中の前処理部位において測定すること;
i)と、ii)との差を求めること;
差が所定値を満たすか、または越えるならば、検出可能なシグナルを提供すること;
前処理された組成物を、ペルオキシカルボン酸組成物を製造するための反応混合物から物理的に除くことができる反応触媒の存在下で反応すること;および
ペルオキシカルボン酸組成物を回収すること
を含む、ペルオキシカルボン酸を作製するための方法。
【請求項56】
前処理することが、混合された組成物と、酸型または不活性金属型での強カチオン交換体とを接触させることを含む、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
カルボン酸の液体組成物を、金属イオンをカルボン酸の液体組成物から除くために前処理すること;
カルボン酸の前処理された液体組成物および酸化剤を、カルボン酸および酸化剤の液体組成物を形成するために混合すること
を含む、請求項55に記載の方法。
【請求項58】
前処理することが、カルボン酸の液体組成物と、酸型または不活性金属型での強カチオン交換体とを接触させることを含む、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
酸化剤の液体組成物を、金属イオンを酸化剤の液体組成物から除くために前処理すること;
酸化剤の前処理された液体組成物およびカルボン酸を、カルボン酸および酸化剤の液体組成物を形成するために混合すること
をさらに含む、請求項55に記載の方法。
【請求項60】
前処理することが、酸化剤の液体組成物と、酸型または不活性金属型での強カチオン交換体とを接触させることを含む、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
反応することが、前処理された組成物と、不溶性の強酸触媒とを接触させることを含む、請求項55に記載の方法。
【請求項62】
反応することが、前処理された組成物と、酸型での強カチオン交換体とを接触させることを含む、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
反応することが、前処理された組成物と、不溶性の強酸を含む無機化合物とを接触させることを含む、請求項61に記載の方法。
【請求項64】
不溶性の反応触媒のカラムにおいて反応することを含み、かつ
不溶性の反応触媒の第2のカラム、第3のカラムおよび第4のカラムにおいて反応することを含み、ただし、
第1、第2、第3および第4の反応触媒カラムが直列でつながれる、請求項55に記載の方法。
【請求項65】
反応することが、前処理された組成物と、不溶性の強酸触媒とを接触させることを含む、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
反応することが、前処理された組成物と、酸型での強カチオン交換体とを接触させることを含む、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
反応することが、前処理された組成物と、不溶性の強酸を含む無機化合物とを接触させることを含む、請求項65に記載の方法。
【請求項68】
混合された組成物の温度、圧力、金属含有量またはこれらの組合せを測定することを含む、請求項55に記載の方法。
【請求項69】
混合された組成物の温度を測定することを含む、請求項55に記載の方法。
【請求項70】
温度差が10℃を超えるか、または、10℃に等しいか、または、10℃以上であるならば、検出可能なシグナルを提供することを含む、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
差が所定置を満たすか、または越えるならば、装置の運転の中断を、
本方法を行う装置における圧力を開放するために圧力開放弁を作動すること;
装置への1つまたは複数の試薬の流れを停止すること;
水を前処理部位に流すこと;
カルボン酸組成物を前処理部位に流すこと;
装置を運転停止すること;または、
これらの組合せ
によって行うことをさらに含む、請求項55に記載の方法。
【請求項72】
ペルオキシカルボン酸組成物および所定量のキャリアを、ペルオキシカルボン酸の所定濃度の希釈された組成物を形成するために混合すること;
希釈された組成物を貯蔵すること;
ペルオキシカルボン酸の濃度、カルボン酸の濃度、酸化剤の濃度またはこれらの組合せを希釈された組成物においてモニターすること;
ペルオキシカルボン酸の濃度、カルボン酸の濃度、酸化剤の濃度またはこれらの組合せが所定値よりも小さいか、または、所定値に等しいか、または、所定値以上であるならば、ペルオキシカルボン酸組成物を希釈された組成物に添加すること
をさらに含む、請求項55に記載の方法。
【請求項73】
カルボン酸の液体組成物および酸化剤の液体組成物を、カルボン酸および酸化剤の液体組成物を形成するために混合すること
をさらに含む、請求項55に記載の方法。
【請求項74】
カルボン酸の液体組成物が約80wt−%〜約98wt−%の酢酸を含む、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
酸化剤が約35wt−%〜約45wt−%の過酸化水素を含む、請求項73に記載の方法。
【請求項76】
カルボン酸の液体組成物が約1wt−%〜約20wt−%のオクタン酸を含む、請求項73に記載の方法。
【請求項77】
多数のカルボン酸および酸化剤の液体組成物を提供することを含む、請求項55に記載の方法。
【請求項78】
カルボン酸の第1の液体組成物、カルボン酸の第2の液体組成物、および、酸化剤の液体組成物を、多数のカルボン酸および酸化剤の液体組成物を形成するために混合すること
をさらに含む、請求項77に記載の方法。
【請求項79】
カルボン酸の第1の液体組成物が約80wt−%〜約100wt−%の酢酸を含む、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
酸化剤が約35wt−%〜約45wt−%の過酸化水素を含む、請求項73に記載の方法。
【請求項81】
カルボン酸の第2の液体組成物が約1wt−%〜約20wt−%のオクタン酸を含む、請求項73に記載の方法。
【請求項82】
カルボン酸の第1の液体組成物を、金属イオンをカルボン酸の第1の液体組成物から除くために前処理すること;
カルボン酸の前処理された第1の液体組成物を多数のカルボン酸および酸化剤の液体組成物に含めること
をさらに含む、請求項77に記載の方法。
【請求項83】
酸化剤の液体組成物を、金属イオンを酸化剤の液体組成物から除くために前処理すること;
酸化剤の前処理された液体組成物を多数のカルボン酸および酸化剤の液体組成物に含めること
をさらに含む、請求項77に記載の方法。
【請求項84】
カルボン酸の第2の液体組成物を、金属イオンをカルボン酸の第2の液体組成物から除くために前処理すること;
カルボン酸の前処理された第2の液体組成物を多数のカルボン酸および酸化剤の液体組成物に含めること
をさらに含む、請求項77に記載の方法。
【請求項85】
カルボン酸および酸化剤の液体組成物が約40wt−%〜約50wt−%の酢酸および約15wt−%〜約25wt−%の過酸化水素を含む、請求項55に記載の方法。
【請求項86】
カルボン酸および酸化剤の液体組成物が約25wt−%〜約35wt−%の酢酸、約10wt−%〜約20wt−%の過酸化水素および約2wt−%〜約4wt−%のオクタン酸を含む、請求項55に記載の方法。
【請求項87】
提供する、前処理すること、測定すること、求めること、提供すること、反応することおよび回収することを、ペルオキシカルボン酸組成物が、物体上の微生物の個体数を減少させるために使用される現場において行うこと
を含む、請求項55に記載の方法。
【請求項88】
多数のカルボン酸を現場に送達することを含む、請求項87に記載の方法。
【請求項89】
カルボン酸および酸化剤の送達を現場から要求することをさらに含む、請求項87に記載の方法。
【請求項90】
ペルオキシカルボン酸を飲料物工場において飲料物容器に適用することをさらに含む、請求項87に記載の方法。
【請求項91】
カルボン酸および酸化剤を、ペルオキシカルボン酸組成物が作製および使用される現場に送達すること;
カルボン酸および酸化剤の液体組成物を提供すること;
液体組成物を、金属イオンを混合された組成物から除くために前処理カラムにより前処理すること;
前処理された組成物を、ペルオキシカルボン酸組成物を製造するための反応混合物から物理的に除くことができる反応触媒の存在下で反応すること;
ペルオキシカルボン酸組成物を回収すること;および
ペルオキシカルボン酸組成物を、物体上の微生物の個体数を減少させるために物体に適用すること
を含む、ペルオキシカルボン酸を作製するための方法。
【請求項92】
多数のカルボン酸を現場に送達することを含む、請求項91に記載の方法。
【請求項93】
カルボン酸および酸化剤の送達を現場から要求することをさらに含む、請求項87に記載の方法。
【請求項94】
ペルオキシカルボン酸を飲料物工場において飲料物容器に適用することを含む、請求項87に記載の方法。
【請求項95】
短鎖カルボン酸および酸化剤の液体組成物を提供すること;
混合された短鎖組成物を、金属イオンを短鎖の混合された組成物から除くために前処理カラムにより前処理すること;
前処理された短鎖組成物を、短鎖ペルオキシカルボン酸組成物を製造するために不溶性反応触媒の存在下で反応すること;
中鎖カルボン酸および酸化剤の液体組成物を提供すること;
混合された中鎖組成物を、金属イオンを混合された中鎖組成物から除くために前処理カラムにより前処理すること;
前処理された中鎖組成物を、中鎖ペルオキシカルボン酸組成物を製造するために不溶性反応触媒の存在下で反応すること;
短鎖ペルオキシカルボン酸組成物および中鎖ペルオキシカルボン酸組成物を、混合ペルオキシカルボン酸組成物を製造するために混合すること;
短鎖組成物の状態を、i)前処理の前、および、ii)前処理期間中の前処理部位において測定すること;
i)と、ii)との差を求めること;および
i)と、ii)との差が所定値を満たすか、または越えるならば、検出可能なシグナルを提供すること;
混合された中鎖組成物の状態を、iii)前処理の前、および、iv)前処理期間中の前処理部位において測定すること;
iii)と、iv)との差を求めること;および
iii)と、iv)との差、または、両方の差が所定値を満たすか、または越えるならば、検出可能なシグナルを提供すること
を含む、混合ペルオキシカルボン酸組成物を作製するための方法。
【請求項96】
カルボン酸および酸化剤の液体組成物を提供すること;
液体組成物を、金属イオンを混合された組成物から除くために前処理カラムにより前処理すること;
液体組成物の状態を、i)前処理の前、および、ii)前処理期間中の前処理部位において測定すること;
i)と、ii)との差を求めること;
差が所定値を満たすか、または越えるならば、検出可能なシグナルを提供すること;
前処理された組成物を、ペルオキシカルボン酸組成物を製造するための反応混合物から物理的に除くことができる反応触媒の存在下で反応すること;および
ペルオキシカルボン酸組成物を回収すること
を含む方法によって作製されるペルオキシカルボン酸組成物。
【請求項97】
約1wt−%〜約35wt−%のペルオキシカルボン酸、
約5wt−%〜約30wt−%の過酸化水素、および
約10ppm未満の金属
を含むペルオキシカルボン酸組成物。
【請求項98】
ペルオキシカルボン酸の95%を70°Fにおいて少なくとも約7日間保持する、請求項97に記載のペルオキシカルボン酸組成物。
【請求項99】
約0.5wt−%〜約35wt−%の短鎖ペルオキシカルボン酸を含む、請求項97に記載のペルオキシカルボン酸組成物。
【請求項100】
約0.5wt−%〜約20wt−%の中鎖ペルオキシカルボン酸を含む、請求項97に記載のペルオキシカルボン酸組成物。
【請求項101】
約0.5wt−%〜約35wt−%の短鎖ペルオキシカルボン酸、および
約0.5wt−%〜約20wt−%の中鎖ペルオキシカルボン酸
を含む、請求項97に記載のペルオキシカルボン酸組成物。
【請求項102】
ペルオキシカルボン酸および過酸化水素を約0.5:1〜約7:1の比率で含む、請求項97に記載のペルオキシカルボン酸組成物。
【請求項103】
揮発性化合物のみを含む、請求項97に記載のペルオキシカルボン酸組成物。
【請求項104】
ペルオキシカルボン酸高濃度物をもたらすペルオキシカルボン酸生成装置;
希釈されたペルオキシカルボン酸高濃度物からなる使用組成物を貯蔵する使用組成物容器;および
使用組成物におけるペルオキシカルボン酸および過酸化水素の濃度に関する濃度データを受け取り、かつ、これらの濃度が所定の基準を満たさないときには使用組成物を補充することを管理する制御装置
を含むシステム。
【請求項105】
制御装置がペルオキシカルボン酸の濃度を所定のPOAA目標基準と比較し、かつ、濃度データにより、使用組成物におけるペルオキシカルボン酸濃度が低すぎることが示されるとき、使用組成物へのペルオキシカルボン酸高濃度物の添加を管理する、請求項104に記載のシステム。
【請求項106】
制御装置がペルオキシカルボン酸の濃度を所定のPOAA目標基準と比較し、かつ、濃度データにより、使用組成物におけるペルオキシカルボン酸濃度が高すぎることが示されるとき、使用組成物への希釈液の添加を管理する、請求項104に記載のシステム。
【請求項107】
制御装置が過酸化水素の濃度を所定のH目標基準と比較し、かつ、濃度データにより、使用組成物における過酸化水素濃度が高すぎることが示されるとき、使用組成物容器を空けること、および、新しい使用組成物作製することを管理する、請求項104に記載のシステム。
【請求項108】
制御装置がペルオキシカルボン酸の濃度を予想POAA目標濃度と比較し、かつ、ペルオキシカルボン酸生成装置の運転パラメーターを、ペルオキシカルボン酸生成装置によってもたらされるペルオキシカルボン酸高濃度物におけるペルオキシカルボン酸の濃度に変化を及ぼすように調節する、請求項104に記載のシステム。
【請求項109】
使用組成物におけるペルオキシカルボン酸および過酸化水素の濃度に関する濃度データを受け取ること;
ペルオキシカルボン酸の濃度を所定のPOAA目標基準と比較すること;および
ペルオキシカルボン酸濃度が所定のPOAA目標基準を満足しないとき、使用組成物を自動的に補充すること
を含む方法。
【請求項110】
使用組成物を自動的に補充することがさらに、濃度データにより、使用組成物におけるペルオキシカルボン酸濃度が高すぎることが示されるとき、ペルオキシカルボン酸濃度を使用組成物に自動的に添加することを含む、請求項109に記載の方法。
【請求項111】
使用組成物を自動的に補充することがさらに、濃度データにより、使用組成物におけるペルオキシカルボン酸濃度が高すぎることが示されるとき、希釈液を使用組成物に自動的に添加することを含む、請求項109に記載の方法。
【請求項112】
使用組成物を自動的に補充することがさらに、濃度データにより、使用組成物における過酸化水素酸濃度が高すぎることが示されるとき、使用組成物容器を自動的に空にすること、および、新しい使用組成物を自動的に作製することを含む、請求項109に記載の方法。
【請求項113】
ペルオキシカルボン酸の濃度を予想POAA目標濃度と比較し、かつ、ペルオキシカルボン酸生成装置の運転パラメーターを、ペルオキシカルボン酸生成装置によってもたらされるペルオキシカルボン酸高濃度物におけるペルオキシカルボン酸の濃度に変化を及ぼすように調節する、請求項109に記載の方法。
【請求項114】
第1の前処理カラム、第1の反応触媒カラム、第1および第2の試薬容器、安全システム、試薬導管、反応混合物導管、ならびに、過酸導管を含み、
第1および第2の試薬容器が試薬導管を介して第1の前処理カラムと流体連絡しており、ただし、
第1の試薬容器は、液体の酸化剤組成物を含有することのために構成され、第2の試薬容器は、カルボン酸の液体供給源を含有することのために構成され、
試薬導管は試薬のための混合チャンバーを規定する;
第1の前処理カラムが反応混合物導管を介して第1の反応触媒カラムと流体連絡しており、ただし、
第1の前処理カラムは、金属イオンをカルボン酸の液体供給源および酸化剤組成物の混合物から除くことのために構成され、
第1の反応触媒カラムは、ペルオキシカルボン酸を製造するためのカルボン酸および酸化剤の反応を触媒することのために構成される;
第1の反応触媒カラムが過酸導管を介してペルオキシカルボン酸組成物の貯蔵現場または使用現場と流体連絡している;
安全システムが、プロセッサー、第1の状態センサーおよび第2の状態センサーを含み、ただし、
第1の状態センサーは混合チャンバー内または混合チャンバー表面に配置され、試薬の状態を測定することのために構成され、
第2の状態センサーは、第1の前処理カラムに、または、第1の前処理カラムの中に、または、第1の前処理カラムからの出口に近い反応混合物導管の中に配置され、試薬の状態を測定することのために構成され、
プロセッサーは、第1の状態センサーによって測定される状態と、第2の状態センサーによって測定される状態との差を求めること、および、差が所定値を満たすか、または越えるならば、検出可能なシグナルを提供することのために構成される、
ペルオキシカルボン酸を作製するための装置。
【請求項115】
カルボン酸の液体供給源が酢酸のエステルまたは無水物の液体供給源を含む、請求項114に記載の装置。
【請求項116】
カルボン酸の供給源および酸化剤を含む液体組成物を提供すること;
液体組成物を、金属イオンを混合された組成物から除くために前処理カラムにより前処理すること;
液体組成物の状態を、i)前処理の前、および、ii)前処理期間中の前処理部位において測定すること;
i)と、ii)との差を求めること;
差が所定値を満たすか、または越えるならば、検出可能なシグナルを提供すること;
前処理された組成物を、ペルオキシカルボン酸組成物を製造するための反応混合物から物理的に除くことができる反応触媒の存在下で反応すること;および
ペルオキシカルボン酸組成物を回収すること
を含む、ペルオキシカルボン酸を作製するための方法。
【請求項117】
カルボン酸の供給源が酢酸のエステルまたは無水物を含む、請求項116に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公表番号】特表2010−506901(P2010−506901A)
【公表日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−532921(P2009−532921)
【出願日】平成19年9月19日(2007.9.19)
【国際出願番号】PCT/IB2007/053809
【国際公開番号】WO2008/047263
【国際公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【出願人】(500320453)イーコラブ インコーポレイティド (120)
【Fターム(参考)】