説明

ペルオキシダーゼ及びそれを用いた免疫測定法

【課題】免疫測定の発光法及び蛍光法においても優れた検出感度を示す高活性なペルオキシダーゼを提供する。
【解決手段】一般式(1)で表されるポルフィセン誘導体を補欠分子として含有する、ペルオキシダーゼ。


[式中、R1〜R8は独立に水素原子、炭素数1〜12の直鎖、分岐又は環状のアルキル基及び炭素数6〜12のアリール基からなる群から選ばれる原子又は置換基であり、置換基の場合その置換基の水素原子の少なくとも1つがカルボキシル基、水酸基及び/又はハロゲン原子で置換されていてもよく、Mは3〜13族に属する金属原子である。]

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ペルオキシダーゼに関する。更に詳しくは、特定の補欠分子を含有するペルオキシダーゼに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、基質の脱水素反応において、酸化剤として過酸化水素を用いた反応を触媒する酵素としてペルオキシダーゼが知られている。ペルオキシダーゼは、生化学及び分子生物学の基礎研究から医療・保健・食品・環境などの分野で必須とされる抗体を用いた免疫学的な発光法・蛍光法・着色法・色素沈降法などの検出法及び分子認識に必須である。
【0003】
この汎用されるペルオキシダーゼには、検出等の高感度化の観点から高い酵素活性が求められている。現在汎用されているペルオキシダーゼには、植物に由来するペルオキシダーゼが使用されているが、種々の微生物に由来する高い活性のペルオキシダーゼの探索が盛んに行われている(例えば、特許文献1及び2参照)。また、酵素のアミノ酸配列を人工的に組み換え、高い活性を有するペルオキシダーゼへと改質させる方法が知られている(例えば、特許文献3参照)。
【0004】
しかし、これらの組み換えペルオキシダーゼは、免疫測定の検出法において、着色法、色素沈降法などには顕著な効果が現れるが、現行の免疫測定の内、最も測定感度が良いとされる発光法及び蛍光法においては、顕著な効果が現れず検出限界を低濃度化できないという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平8−70862号公報
【特許文献2】特開2000−152786号公報
【特許文献3】特開2003−70473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、免疫測定の発光法及び蛍光法においても優れた検出感度を示す高活性なペルオキシダーゼを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記の目的を達成すべく鋭意検討を行った結果、本発明に到達した。即ち、本発明は、一般式(1)で表されるポルフィセン誘導体を補欠分子として含有することを特徴とするペルオキシダーゼ及び該ペルオキシダーゼを用いる免疫測定法である。
【化1】

[式中、R1〜R8はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜12の直鎖、分岐又は環状のアルキル基及び炭素数6〜12のアリール基からなる群から選ばれる原子又は置換基であり、置換基の場合その置換基の水素原子の少なくとも1つがカルボキシル基、水酸基及び/又はハロゲン原子で置換されていてもよく、Mは3〜13族に属する金属原子である。]
【発明の効果】
【0008】
本発明のペルオキシダーゼは、補欠分子として一般式(1)で表されるポルフィセン誘導体を含有するため、酵素の酸化活性が高く、発光法又は蛍光法による免疫測定に使用することで、優れた検出感度を示す。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】AFP濃度と発光量の関係を示す検量線のグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明のペルオキシダーゼは、補欠分子として一般式(1)で表されるポルフィセン誘導体を含有する。
【0011】
【化2】

【0012】
一般式(1)におけるR1〜R8はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜12の直鎖、分岐又は環状のアルキル基及び炭素数6〜12のアリール基からなる群から選ばれる原子又は置換基であり、置換基の場合その置換基の水素原子の少なくとも1つがカルボキシル基、水酸基及び/又はハロゲン原子で置換されていてもよく、Mは3〜13族に属する金属原子である。
【0013】
炭素数1〜12の直鎖、分岐又は環状のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−又はiso−プロピル基、n−、iso−又はtert−ブチル基、n−又はiso−ペンチル基、シクロペンチル基、n−又はiso−ヘキシル基、シクロヘキシル基、n−又はiso−ヘプチル基、n−又はiso−オクチル基、2−エチルヘキシル基、n−又はiso−ノニル基及びn−又はiso−デシル基等が挙げられる。
【0014】
炭素数6〜12のアリール基としては、フェニル基、トリル基、キシリル基、クメニル基、メシチル基、ビフェニル基及びナフチル基等が挙げられる。
【0015】
上記置換基の水素原子の少なくとも1つがカルボキシル基で置換された置換基としては、カルボキシメチル基、2−カルボキシエチル基、2−又は3−カルボキシプロピル基、2−、3−又は4−カルボキシブチル基、4−カルボキシ−3−メチルブチル基、5−カルボキシペンチル基、5−カルボキシ−4−メチルペンチル基、6−カルボキシヘキシル基、6−カルボキシ−5−メチルヘプチル基、7−カルボキシヘプチル基、7−カルボキシ−6−メチルヘプチル基、8−カルボキシオクチル基、8−カルボキシ−7−メチルオクチル基及び9−カルボキシノニル基等が挙げられる。
【0016】
上記置換基の水素原子の少なくとも1つが水酸基で置換された置換基としては、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−又は3−ヒドロキシプロピル基、2−、3−又は4−ヒドロキシブチル基、4−ヒドロキシ−3−メチルブチル基、5−ヒドロキシペンチル基、5−ヒドロキシ−4−メチルペンチル基、6−ヒドロキシヘキシル基、6−ヒドロキシ−5−メチルヘプチル基、7−ヒドロキシヘプチル基、7−ヒドロキシ−6−メチルヘプチル基、8−ヒドロキシオクチル基、8−ヒドロキシ−7−メチルオクチル基及び9−ヒドロキシノニル基等が挙げられる。
【0017】
上記置換基の水素原子の少なくとも1つがハロゲン原子で置換された置換基としては、トリフルオロメチル基及びペンタフルオロエチル基等が挙げられる。
【0018】
これらの置換基の内、酵素活性の観点から、R1〜R5及びR8としては、メチル基及びエチル基が好ましく、R6及びR7としては、2−カルボキシエチル基が好ましい。
【0019】
一般式(1)におけるMとして酵素活性の点から好ましいのは、アルミニウム、クロム、鉄、マンガン、亜鉛又はルテニウムであり、更に好ましいのは鉄である。
【0020】
一般式(1)で表されるポルフィセン誘導体の合成方法は、特に限定されるものではなく、周知の方法等で合成することができる。
【0021】
本発明に使用できるペルオキシダーゼは、特に限定されるものではなく、臨床診断に一般的に用いられる西洋ワサビ由来のペルオキシダーゼ、ダイズ由来のペルオキシダーゼなどの植物由来ペルオキシダーゼ、アクレモニウム属真菌由来のペルオキシダーゼなどの真菌由来のペルオキシダーゼ、バチルス属細菌由来のペルオキシダーゼなどの真菌由来のペルオキシダーゼ等が挙げられる。
本発明のペルオキシダーゼの合成法としては、ペルオキシダーゼの補欠分子を解離させたアポペルオキシダーゼと本発明のポルフィセン誘導体との複合体を形成させる方法(Teale,F.W.J. Biochem. Biophys. Acta. 1959年、35巻、543ページ及びYonetani,T.,Asakura, T. J. Biol. Chem. 1969年 244巻 4580ページに記載の方法)等が挙げられる。
【0022】
本発明のペルオキシダーゼは、試薬、医薬品及び食品等の分野において使用することができる。また、本発明のペルオキシダーゼは、他のタンパク質、ペプチド、DNA、RNA、多糖類、合成樹脂、金属、金属酸化物及びガラスに結合させ使用してもよい。
【0023】
他のタンパク質、ペプチド、DNA又はRNAに結合させたペルオキシダーゼは、生化学及び分子生物学の基礎研究から医療・保健・食品・環境などの分野で必須とさられる抗体を用いた免疫学的な発光法・蛍光法・着色法・色素沈降法などの検出法及び分子認識等に用いることができる。
免疫測定等に用いる場合、他のタンパク質としては特異性の観点から抗体及び抗原が好ましい。
【0024】
多糖類、合成樹脂、金属、金属酸化物又はガラスに結合させたペルオキシダーゼは、バイオチップ等に用いることができる。
多糖類、合成樹脂、金属、金属酸化物及びガラスの形状は、繊維状、顆粒状、板状、棒状又は球状であることが好ましい。
【実施例】
【0025】
以下、実施例及び比較例により本発明を更に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。以下、特に規定しない限り、%は重量%、部は重量部を示す。
【0026】
製造例1:ポルフィセン誘導体の製造
5−ヨード−4−(3−メトキシ−3−オキソプロピル)−3−メチル−1H−ピロール−カルボン酸ベンジル29.2部と4−N,N’−ジメチルアミノピリジン0.83部を乾燥塩化メチレン330部に溶解させ、二炭酸ジ−tert−ブチル18.2部を加え、窒素雰囲気下、室温で1時間攪拌し反応させた。反応溶液をシリカゲル上で濾過し、減圧下に溶媒を除去した。その残渣を乾燥ジメチルホルムアミド165部に溶解させ、活性化した銅粉末39.0部を混合し、窒素雰囲気下、110℃に昇温後、1時間攪拌し反応させた。反応液をセライト濾過することにより銅粉末を除去し、クロロホルム550部、水550部を加えて振盪して洗浄後分液し、得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下に溶媒を除去した。残渣を170℃で1時間加熱して反応させた後、クロロホルム165部に溶解させ、シリカゲル上で濾過した後減圧下に溶媒を除去することで白色固体を15.9部得た。この白色固体15.9部を乾燥テトラヒドロフラン200部に溶解させ、パラジウム炭素(10%)8.4部を加え、水素雰囲気下、混合物を室温で48時間攪拌し反応させた。反応後、反応液をセライト濾過後減圧下に溶媒を除去して得られた残渣を減圧下(0.07mmHg)210℃で4時間反応させた。反応物を乾燥ジメチルホルムアミド300部に溶解させ、窒素雰囲気の下、撹拌下5℃で塩化ホスホニル23部を滴下し、室温で1時間攪拌後、60℃に昇温し更に1時間攪拌した。続いて水200部に酢酸ナトリウム260部を溶解させた水溶液を加え、85℃で2時間攪拌し反応させた後、室温まで冷却し、−20℃で再結晶させ、5,5’−ジホルミル−4,4’−ジメチル−1H,1’H−2,2’−ビピロール−3,3’−ビスプロピオン酸ジメチルを得た。
【0027】
亜鉛粉末3.3部及び無水塩化銅(I)0.49部を溶解させた乾燥テトラヒドロフラン100部に、四塩化チタン4.7部を窒素雰囲気下、0℃で2時間かけて滴下し、滴下後0℃で更に3時間反応させた。この反応液に、5,5’−ジホルミル−4,4’−ジエチル−3,3’−ジメチル−1H,1’H−2,2’−ビピロール0.112部と5,5’−ジホルミル−4,4’−ジメチル−1H,1’H−2,2’−ビピロール−3,3’−ビスプロピオン酸ジメチル0.160部を乾燥テトラヒドロフラン200部に溶解させた溶液を10時間かけて滴下した。滴下終了後、昇温して溶媒還流下30分反応させた。室温まで冷却後、10%炭酸ナトリウム水溶液80部を10℃で2時間かけて滴下し、生成した沈殿を濾過し、濾液にクロロホルム100部及び水50部を加え、水で有機層を洗浄して分液後、有機層から減圧下溶媒を除去した。残渣をクロロホルム5部に溶解させ、アルミナカラムにより処理[展開液:クロロホルム/酢酸エチル=10/1(V/V)]し、更にシリカゲルカラムクロマトグラフィにより処理後、溶液から減圧下に溶媒を除去して、青色固体を得た。この青色固体を酢酸7部に溶解させ、塩化鉄(III)無水物0.017部と酢酸ナトリウム0.001部を加え、120℃に昇温し、3時間攪拌し反応させた。反応液をシリカゲル上で濾過し、クロロホルム20部及び水20部を加え、水で洗浄後分液して、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下に溶媒を除去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ[展開液:クロロホルム/メタノール=100/1(V/V)]により処理後、溶液から減圧下に溶媒を除去して、テトラヒドロフラン4部とメタノール4部の混合溶媒に溶解させ、10%水酸化ナトリウム水溶液4部加え、室温で4時間攪拌した。減圧下に有機溶媒を除去し、5%塩酸を加え、生じた沈殿を濾過し、水で洗浄することで、上記一般式(1)におけるR1及びR4がエチル基、R2、R3、R5及びR8がメチル基、R6及びR7が2−カルボキシエチル基、Mが鉄原子であるポルフィセン誘導体(緑色固体)を0.0043部得た。
【0028】
実施例1:ポルフィセン誘導体含有ペルオキシダーゼ(rPOD)の製造
製造例1で得られたポルフィセン誘導体とリン酸緩衝液/ピリジン=1/1(V/V)とからなる0.2mMポルフィセン溶液を0.3mMアポペルオキシダーゼ溶液[リン酸緩衝液(pH=7)]に4℃でゆっくり攪拌しながら滴下した。混合溶液を100mMリン酸緩衝液(pH=7)に透析し、4℃で24時間静置した。遠心分離(4,000rpm,10分間)した後、上澄みをSephadex−G25カラムにより精製し、本発明のポルフィセン誘導体を含有するペルオキシダーゼ(rPOD)を得た。
【0029】
得られたペルオキシダーゼ(rPOD)と表1に記載の各濃度の標準AFP溶液を用いて以下の操作に従って、発光量を測定した。
<測定方法>
(1)発光試薬Aの調製
ルミノール(東京化成製)0.18g及び4−(シアノメチルチオ)フェノール0.1gをpH8.5の0.1M(モル/l)トリス/塩酸緩衝液1リットルに溶解した。使用するまで遮光、冷蔵保存した。
(2)発光試薬Bの調製
200μlの35%過酸化水素水を脱イオン水1リットルに溶解し、発光試薬Bとした。使用するまで冷蔵保存した。
【0030】
(3)抗AFPポリクローナル抗体結合ビーズの調製
抗AFPポリクローナル抗体(DAKO社製)をpH9の0.1M炭酸緩衝液に20μg/mlの濃度で溶解した。この溶液に、直径6.4mmのポリスチレンビーズを加え、48時間反応させたのち、0.1%牛血清アルブミン含有リン酸緩衝液でコーティングし、凍結乾燥した。
(4)ペルオキシダーゼ結合抗AFPポリクローナル抗体の調製
抗AFPポリクローナル抗体(DAKO社製)及び実施例1で得られたrPODを用い、文献[エス・ヨシタケ、エム・イマガワ、イー・イシカワ、エトール;ジェイ.バイオケム,Vol.92(1982)1413−1424]に記載の方法でペルオキシダーゼ結合抗AFPポリクローナル抗体を調製した。使用時に1%牛血清アルブミン含有リン酸緩衝液で希釈して使用した。
【0031】
(5)免疫反応用試薬と免疫反応操作試験管中で、表1に記載の各濃度の標準AFP溶液20μlと1%牛血清アルブミン含有リン酸緩衝液300μl及び上記(3)で調製した「抗AFPポリクローナル抗体結合ビーズ」1個を37℃で1時間反応させた。ビーズを緩衝液で洗浄後、上記(4)で調製した「ペルオキシダーゼ結合抗AFPポリクローナル抗体」の希釈液(濃度:20nM)300μlを加え37℃で1時間応させた後、緩衝液で洗浄してAFP免疫複合体結合ビーズを得た。
(6)発光量の測定
AFP免疫複合体結合ビーズの入った試験管(12×75mm)をアロカ社製ルミネッセンスリーダーBLR−201型のサンプルホルダーにセットし、発光試薬A200μl及び発光試薬B200μlを加え発光反応を開始した。発光反応開始から1分間の発光量を計測した。
(7)測定結果
測定したAFP濃度と発光量の関係を表1及び図1に示した。図1は、AFP濃度と発光量の関係を示す検量線である。
【0032】
比較例1
実施例1におけるrPODを西洋ワサビ由来ペルオキシダーゼ(東洋紡製)に変更した以外は、実施例1と同様にして求めたAFP濃度と発光量の関係を表1及び図1に示した。
【0033】
【表1】

【0034】
表1及び図1から本発明のペルオキシダーゼは、免疫測定の化学発光法において同じ抗原量でも発光量が高く、検出感度に優れることが分かる。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明のペルオキシダーゼは、酸化酵素活性が優れているため、免疫測定の酵素化学発光法用の酵素として有用である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(1)で表されるポルフィセン誘導体を補欠分子として含有することを特徴とするペルオキシダーゼ。
【化1】

[式中、R1〜R8はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜12の直鎖、分岐又は環状のアルキル基及び炭素数6〜12のアリール基からなる群から選ばれる原子又は置換基であり、置換基の場合その置換基の水素原子の少なくとも1つがカルボキシル基、水酸基及び/又はハロゲン原子で置換されていてもよく、Mは3〜13族に属する金属原子である。]
【請求項2】
前記一般式(1)におけるMが、アルミニウム、クロム、鉄、マンガン、亜鉛又はルテニウムである請求項1記載のペルオキシダーゼ。
【請求項3】
タンパク質、ペプチド、DNA、RNA、多糖類、合成樹脂、金属、金属酸化物又はガラスに結合してなる請求項1又は2記載のペルオキシダーゼ。
【請求項4】
前記タンパク質が抗体又は抗原である請求項3記載のペルオキシダーゼ。
【請求項5】
前記多糖類、合成樹脂、金属、金属酸化物又はガラスの形状が、繊維状、顆粒状、板状、棒状又は球状である請求項3記載のペルオキシダーゼ。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか記載のペルオキシダーゼを用いる免疫測定法。

【図1】
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【公開番号】特開2012−110284(P2012−110284A)
【公開日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−262715(P2010−262715)
【出願日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【出願人】(000002288)三洋化成工業株式会社 (1,719)
【Fターム(参考)】