説明

ホイール用消音部材およびホイールアッセンブリ

【課題】 気柱共鳴を防止でき、タイヤへの装着作業が楽な消音部材を提供する。
【解決手段】
環状の気柱共鳴防止用の消音部材30は、弾性材料により全周にわたって連続して形成され、周方向に交互に配置された谷部31と突出部32を複数ずつ有し、突出部32は、頂部32aとその両側から延びて谷部31に連なる一対の裾部32bを有している。消音部材30が自然状態にある時、谷部31の内接円径がリム12の外径より小さい。また、径方向に対峙する頂部32a間の間隔が、上記タイヤ20のビード部22の内径にタイヤ20のトレッド部21の内径とビード部22の内径との差の半分を加算した値より短く、かつ、径方向に対峙する頂部32aと谷部31との間隔が、上記タイヤ20のビード部22の内径よりも短い。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両走行中にタイヤ空気室で気柱共鳴が発生するのを防止するホイール用消音部材およびそれを組み込んだホイールアッセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
車両用のホイールアッセンブリは、基本構成として、ホイールと、ホイールのリム外周に装着されたタイヤとを備えている。タイヤの空気室は環状をなし、周方向に同一断面形状をなしているため、車両走行時に気柱共鳴が生じ易く、ロードノイズの原因になる。
【0003】
上記気柱共鳴を防止するため、種々の構造が開発されている。この気柱共鳴防止構造は、上記リムにおいて一対のビードシート部間の中間領域の外周に環状の消音部材を装着することにより構成されている。
【0004】
特許文献1に開示された気柱共鳴防止用の消音部材は、硬い材料で形成されて断面U字形をなし、内周側が開放されている。この消音部材の一対の内周縁には環状の弾性リングが取り付けられており、この弾性リングがリムの全周にわたって当接することにより、消音部材がリムに装着されるとともにタイヤの空気室内に配置されるようになっている。
【0005】
上記消音部材の断面形状は周方向にわたって変化し、これによりタイヤ空気室の断面形状が周方向に変化し、気柱共鳴の発生を防いでいる。
【特許文献1】特開2004−262271号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1では、消音部材をタイヤ内に装填する際、消音部材の中心軸をタイヤ軸と直交する状態にしてタイヤ軸方向からタイヤのビード部内周側に嵌め込み、次いで消音部材を90°回転させてタイヤ内に挿入していた。したがって、タイヤの一方のビード部を拡径させて弾性変形させる必要があり、作業性が悪かった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明は、タイヤの内部に配設され、上記タイヤと共にホイールのリムに組み付けられる環状のホイール用消音部材において、周方向に交互に配置された突出部と谷部を複数有し、上記突出部は、頂部とその両側から延びて上記谷部に連なった一対の裾部を有し、径方向外側に突出しており、径方向に対峙する頂部間の間隔が、上記タイヤのビード部の内径に上記タイヤのトレッド部の内径とビード部の内径との差の半分を加算した値より短く、かつ、径方向に対峙する頂部と谷部との間隔が、上記タイヤのビード部の内径よりも短く形成されていることを特徴とする。
【0008】
上記構成によれば、消音部材を全くまたは殆ど弾性変形させずに、タイヤ内に装填することができる。
また、消音部材は周方向に凹凸をなしているので、車両走行中の気柱共鳴を確実に防止できる。
【0009】
好ましくは、消音部材が上記ホイールのリムに組み付けられた際に、上記頂部が上記タイヤのトレッド部内周との間に空隙を有して位置するように上記突出部が形成されている。
これによれば、タイヤの空気圧が低下した時には、タイヤのトレッド部が消音部材の突出部の頂部に当たるため、間欠的かつ周期的に音が発生し、運転者に空気圧低下を知らせることができる。
【0010】
好ましくは、消音部材の少なくとも一部が弾性材により構成されている。
これによれば、消音部材の頂部がタイヤのトレッド部で押されても、消音部材の破損を回避ないしは抑制できる。
【0011】
好ましくは、消音部材の上記谷部の内接円径が上記ホイールのリム外周面の径より小さい。
これによれば、消音部材は、消音部材自身による締め付け力でリムに装着されるので、別途遠心力に耐えるための締め付け機構を省略ないしは簡略化することができる。
【0012】
好ましくは、上記突出部の径方向内側および幅方向両側面は開放されて形成されている。
これによれば、消音部材をリムに装着する際の弾性変形が容易である。
【0013】
好ましくは、上記ホイールのリムに組み付けられた際に、上記突出部は上記タイヤのビード部内周から上記タイヤのトレッド部内周までの高さの半分以上になるように形成されている。
これによれば、気柱共鳴防止の効果をさらに高めることができる。
【0014】
本発明の他の態様は、上記ホイール用消音部材を上記ホイールのリム外周面に装着せしめたことを特徴とするホイールアッセンブリを要旨とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、消音部材により気柱共鳴を確実に防止でき、消音部材をタイヤに装填する作業も簡単に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の第1実施形態をなす車両ホイール用消音部材について、図1〜図4を参照しながら説明する。図1に示すように、車両ホイール用消音部材30は、ホイール10とタイヤ20との間に形成された空間に組み付けられている。
【0017】
上記ホイール10は周知のように、ディスク11とリム12とを有している。本実施形態のリム12は横装填式のものであり、リム本体13と、サイドリング14と、ロックリング15を有している。リム本体13のディスク11側の側縁にはフランジ部13aが形成され、他方の側縁には上記サイドリング14が装着されている。
【0018】
上記リム本体13には、上記フランジ部13aに隣接してビードシート部12xが形成されている。リム本体13におけるサイドリング14隣接箇所、またはサイドリング14には、他のビードシート部12yが形成されている。リム本体13において、これら一対のビードシート部12x、12y間は、上記消音部材30を装着するための中間領域12zとなっている。
【0019】
上記タイヤ20は、断面略U字形をなし、トレッド部21と、このトレッド部21の両側に配置された一対のビード部22とを有し、内部に環状の空気室25を有している。
【0020】
上記消音部材30は弾性材料としての硬質のウレタン樹脂を射出成形することにより環状に形成されており、中実の単一材料より構成されている。なお、本実施形態では硬質のウレタン樹脂を使用したが、弾性材料および硬度は特に限定するものではなく、スチレンゴムや塩化ビニルなどのゴムやプラスチックでもよく、硬度も軟質系の材料を使用してもよい。
【0021】
上記消音部材30の自然状態での形状を図3に太線Aで示す。消音部材30は全周にわたって連続した薄肉の板状をなし、幅方向(図3の紙面と直交する方向)において同一の断面形状をなしている。
【0022】
本実施形態の消音部材30は、全域にわたって、すなわち幅方向および周方向にわたって同一厚さを有しているが、この厚みを変化させてもよい。なお、消音部材30の幅方向に厚みの変化があっても、上述した「同一の断面形状」の範疇に入るものとする。
【0023】
図3に示すように、上記消音部材30の側面形状(幅方向と垂直な断面形状)が点対称をなしており、周方向に交互に配置された谷部31と突出部32を複数有している。各々の谷部31、各々の突出部32は同一形状をなしている。
【0024】
各突出部32は、頂部32aと、この頂部32aの周方向両側から延びて上記谷部31に連なる一対の裾部32bとを有している。
各突出部32は小空間33を画成している。この小空間33は、幅方向両側および径方向内側が開放されている。
【0025】
本実施形態の消音部材30は、側面形状が星形をなし、谷部31と突出部32をそれぞれ6つずつ有しており、突出部32が3角形をなしている。すなわち、突出部32の裾部32bが平板形状をなし、その交差により突出部32の頂部32aが形成されるとともに、谷部31が形成されている。
【0026】
図3に太線Aで示す自然状態での消音部材30の寸法についてさらに詳しく説明する。谷部31の内接円の径は、リム12の中間領域12zの外周面(符号Eで示す)の径より小さい。消音部材30の突出部32の外接円の径は、リム12の中間領域12zの外径およびビードシート部12x、12yの外径(換言すればタイヤ20のビード部22の内径)より大きく、タイヤ20のトレッド部21の内周面(符号Fで示す)の径より小さい。
【0027】
上記消音部材30が自然状態にある時、径方向に対峙する頂部32aと谷部31の外面間の間隔D(本実施形態では、各突出部32の頂部32aの外面と、これと径方向に対峙する位置に最も近い谷部31の外面との間の間隔D)は、上記タイヤ20のビード部22の内径(換言すればリム12のビードシート部12x、12yの外径)より僅かに小さい。また、径方向に対峙する頂部32aの外面間の間隔D’(本実施形態では、各突出部32の頂部32a外面と、これと径方向に対峙する頂部32a外面との間の間隔D’)は、タイヤ20のビード部22の内径に、トレッド部21の内径とビード部22の内径との差の半分を加算した値より、僅かに小さい。
【0028】
上記車両ホイール用消音部材30は次のようにしてタイヤ20およびホイール10にホイールアッセンブリとして組み込まれる。
第1の工程では、図4に示すようにして消音部材30をタイヤ20内に収容する。消音部材30の突出部32の外接円径が、タイヤ20のビード部22の内径より大きいので、消音部材30をタイヤ20と同軸をなして軸方向移動したのでは、タイヤ20に収容することはできない。そこで、以下の工夫をして消音部材30をタイヤ20に収容する。
【0029】
上記消音部材30の軸線をタイヤ20の軸線に対して傾けた状態で、図4(A)〜図4(B)に示すように、消音部材30の左下の突出部32をタイヤ20の一方のビード部22(手前側のビード部22)を越えてタイヤ20内に入れる。すると、図4(B)に示すように、その突出部32に隣接する左下の谷部31が上記ビード部22に当たるかその近傍に達する。
【0030】
次に、消音部材30を押し込んで、上側および左上の突出部32をタイヤ20の径方向内側に位置させる。この際、各突出部32の頂部32aとこれと径方向に対峙する位置に最も近い谷部31との間の間隔Dが、上記タイヤ20のビード部22の内径より僅かに小さいので、消音部材30を弾性変形させずに、または僅かに弾性変形させるだけで、図4(B)に示すように、上側および左上の突出部32はタイヤ20のビード部22を越えることができる。この後で、図4(C)に示すように、消音部材30を左上方向に移動して左上および上側の突出部32をタイヤ20内に入れる。
【0031】
図4(C)では、下側の突出部32がタイヤ20のビード部22を超えることができる。この後、図4(D)に示すように、消音部材30を左下方に移動して下側の突出部32をタイヤ20内に入れ、さらに右上および右下の突出部32がタイヤ20のビード部22を超えることができる位置まで移動させる。
【0032】
次に、消音部材30の軸線をタイヤ20の軸線と平行にする。この際、径方向に対峙する突出部32の頂部32a間の間隔D’が、タイヤ20のビード部22の内径に、トレッド部21の内径とビード部22の内径との差の半分を加算した値より、僅かに小さいため、消音部材30の弾性変形を伴わないか僅かな弾性変形だけで、上記残りの突出部32がタイヤ20のビード部22を越えることができる。
【0033】
最後に消音部材30をタイヤ20と同軸にすれば、図4(E)に示すように、消音部材30の全ての突出部32をタイヤ20内に入れることができる。なお、この状態では全ての谷部31がタイヤ20のビード部22から径方向、内方向に突出する。
【0034】
次の第2の工程では、図1に示すように、消音部材30を収容したタイヤ20を、ホイール10と同軸にした状態で、軸方向に横移動させることによりリム本体13に装填する。 上記タイヤ20は、一対のビード部22が上記ビードシート部12x、12yに着座することにより、リム12の外周に装着される。このタイヤ20の装着の後、サイドリング14を装着するとともに、その外側にロックリング15を装着する。
【0035】
上記タイヤ20の装填の際に、消音部材30は、このタイヤ20の装填と同時に径を広げるように弾性変形させることにより、リム本体13に装着される。消音部材30は、殆ど材料の伸びを伴わず、図3において細線Bで示すように側面形状の変化(換言すれば、全突出部32の変形)だけで拡径される。
【0036】
消音部材30の弾性変形によって谷部31の内接円が広がっているため、上記複数の谷部31はリム12の中間領域12zを弾性力をもって締め付け、これにより消音部材30の装着状態が維持される。
【0037】
また、図3の細線Gで示すように、消音部材30の上記突出部32の外接円の径も、自然状態の時より広がる(例えば10〜40%拡大する)。ただし、突出部32の外接円の径はタイヤ20のトレッド部21の内周面(図3に符号Fで示す)の径より小さい。
【0038】
図1、図2に示すように、上記突出部32は、リム12の中間領域12zおよび上記ビードシート部12x、12yから径方向、外方向に向かって大きく突出しており、突出部32の頂部32aがトレッド部21の内周面と間隙を介して対峙している。
【0039】
上記構成をなすホイールアッセンブリにおいて、タイヤ20の空気室25に消音部材30の突出部32が配置されているので空気室25の断面形状が周方向に大きく変化する。その結果、車両走行時に空気室25において気柱共鳴が発生するのを防止することができる。
【0040】
タイヤ20の空気圧が低下した時には、タイヤ20のトレッド部21の路面側が大きく凹み、路面側に位置する突出部32の頂部32aに当たるため、間欠的かつ周期的に音が発生し、運転者に空気圧低下を知らせることができる。なお、消音部材30は弾性を有しているのでタイヤ20のトレッド部21が当たっても破壊されることはない。
【0041】
消音部材30の気柱共鳴防止効果を高めるために、上記タイヤ20のビード部22内周(リム12のビードシート部12x、12y外周)からの突出部32の高さ(図2において符号Hで示す)は、上記ビード部22内周から上記トレッド部21内周までの高さの半分以上、より好ましくは65%以上にする。
【0042】
上記消音部材30の突出部32の頂部32aとタイヤ20のトレッド部21の内周面との間の間隙は、タイヤ20が正常圧の範囲にある時に突出部32の頂部32aがトレッド部21の内周に当たらないようにするため、余裕を持たせる必要がある。そのため、上記ビード部22内周からの突出部32の高さを、上記ビード部22内周から上記トレッド部21内周までの高さの80%以下にするのが好ましい。
【0043】
例えば、トレッド部21の内径が656mmでビード部22の内径が440mmの場合、上記突出部32とトレッド部21の内周との間隙を25〜35mmにする。
【0044】
以下、本発明の他の実施形態について説明する。これら他の実施形態において、先行する実施形態に対応する構成部には同番号を付してその詳細な説明を省略する。
図5に示す第2実施形態は、消音部材30の突出部32と谷部31の数がそれぞれ5つである。他の特徴は第1実施形態と同様である。本実施形態では、径方向に対峙する頂部32a間の間隔D’は、各頂部32aとこれと径方向に対峙する位置に最も近い頂部32aとの間の間隔を意味する。頂部32aと谷部31は、正確に(180°で)径方向に対峙する。
【0045】
次に、本発明の第3実施形態について図6、図7を参照しながら説明する。図7に示すように、消音部材30が自然状態にある時、谷部31が円弧形状をなし、突出部32が、平坦または円弧をなす頂部32aと、径方向、内方向に向かって互いに近づく一対の裾部32bとを有している。
【0046】
上記第3実施形態において、消音部材30がリム12に装着された状態では、図6に示すように、突出部32の裾部32bが広がるため突出部32が台形をなす。谷部31はリム12の中間領域12zに周方向に所定長さにわたって面接触する。
他の特徴は第1実施形態と同様である。
【0047】
次に、本発明の第4実施形態について図8、図9を参照しながら説明する。図9に示すように、消音部材30が自然状態にある時、谷部31が第3実施形態より周方向寸法の短い円弧形状をなしており、突出部32は台形をなしている。
上記第4実施形態において、消音部材30がリム12に装着された状態では、図6に示すように、突出部32が第3実施形態より緩やかな台形をなす。他の特徴は第3実施形態と同様である。
【0048】
本発明は上記実施形態に制約されず、種々の態様を採用可能である。消音部材の谷部、突出部の数は5つ以上が好ましく、特に5〜7が好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の第1実施形態の消音部材を組み込んだホイールアッセンブリの要部縦断面図である。
【図2】図1において、II-II線に沿う拡大断面図である。
【図3】消音部材の自然状態を太線で、装着状態を細線で示すホイールアッセンブリの概略側面図である。
【図4】上記消音部材をタイヤ内に収容する工程を順を追って説明する概略側面図である。
【図5】本発明の第2実施形態をなす消音部材を自然状態で示す側面図である。
【図6】本発明の第3実施形態の消音部材を組み込んだホイールアッセンブリの要部拡大断面図である。
【図7】同第3実施形態の消音部材を自然状態で示す側面図である。
【図8】本発明の第4実施形態の消音部材を組み込んだホイールアッセンブリの要部拡大断面図である。
【図9】同第4実施形態の消音部材を自然状態で示す側面図である。
【符号の説明】
【0050】
10 ホイール
12 リム
12x、12y ビードシート部
12z 中間領域
20 タイヤ
21 トレッド部
22 ビード部
25 空気室
30 消音部材
31 谷部
32 突出部
32a 頂部
32b 裾部
33 小空間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タイヤの内部に配設され、上記タイヤと共にホイールのリムに組み付けられる環状のホイール用消音部材において、
周方向に交互に配置された突出部と谷部を複数有し、
上記突出部は、頂部とその両側から延びて上記谷部に連なった一対の裾部を有し、径方向外側に突出しており、
径方向に対峙する頂部間の間隔が、上記タイヤのビード部の内径に上記タイヤのトレッド部の内径とビード部の内径との差の半分を加算した値より短く、
かつ、径方向に対峙する頂部と谷部との間隔が、上記タイヤのビード部の内径よりも短く形成されていることを特徴とするホイール用消音部材。
【請求項2】
請求項1に記載したホイール用消音部材において、
上記ホイールのリムに組み付けられた際に、上記頂部が上記タイヤのトレッド部内周との間に空隙を有して位置するように上記突出部が形成されていることを特徴とするホイール用消音部材。
【請求項3】
請求項1又は2に記載したホイール用消音部材において、少なくとも一部が弾性材により構成されていることを特徴とするホイール用消音部材。
【請求項4】
請求項3に記載したホイール用消音部材において、
上記谷部の内接円径が上記ホイールのリム外周面の径より小さいことを特徴とするホイール用消音部材。
【請求項5】
請求項4に記載したホイール用消音部材において、
上記突出部の径方向内側および幅方向両側面は開放されて形成されていることを特徴とするホイール用消音部材。
【請求項6】
請求項1〜5の何れかに記載したホイール用消音部材において、
上記ホイールのリムに組み付けられた際に、
上記突出部は上記タイヤのビード部内周から上記タイヤのトレッド部内周までの高さの半分以上になるように形成されていることを特徴とするホイール用消音部材。
【請求項7】
請求項1〜6の何れか1つに記載したホイール用消音部材を上記ホイールのリム外周面に装着せしめたことを特徴とするホイールアッセンブリ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−23569(P2010−23569A)
【公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−184504(P2008−184504)
【出願日】平成20年7月16日(2008.7.16)
【出願人】(000110251)トピー工業株式会社 (255)