説明

ホームシアター

【課題】

1.現在、家庭で大画面と迫力ある音響の映画等のホームシアターを楽しむ為には、鑑賞する為の部屋にそれらの機器の取り付け配線工事や総合調整工事が必要です。

2.賃貸マンションや家庭でその部屋が壁面や天井の構造上、それらのホームシアターの工事が出来ない場合はホームシアター導入は不可能です。(当ホームシアターとは、TVに音響アンプや高性能等の音響機器を追加配線して迫力有る音響を楽しめるようにする市販されているホームシアターと呼んでいるものではなく、画面の大きさが50型〈インチ〉以上で迫力ある音響の楽しめる本格的なホームシアターの事を言います。)

【解決手段】
1.ホームシアター工事不要な機器を設置する為に、モバイルタイプのスクリーンの採用及び音の反射効果を利用した音響システムを発明
しました。同時に各必要機器を内蔵したシステム機器を開発し解決しました。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、工事不要な本格的ホームシアターに関するものである。
【背景技術】
【0002】
家庭で映画やTV等を大画面と迫力ある音響で楽しむ為には、従来は大画面を映すプロジェクターとスクリーンを用意すると共に
迫力有る音響を出せるようにアンプ等の機器の購入が必要でした。又、それらの機器のシステム構築をする為に部屋の大掛かりな機器の取り付け工事及び配線工事、調整工事等が必要でした。その為に本格的な大画面のホームシアターを手軽に家庭で楽しむことは困難でした。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特になし
【非特許文献】
【0004】
特になし
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
市販されているDVD一体型ホームプロジェクター機器は、TVチューナーが付属されておらず又モニター画面もなく単属でDVD映画やTV放送が見る事が出来ません。主な機器仕様はプロジェクターの画面解像度が低く画面照度も相当暗く、特にハイビジョン放送の高解像度にとても対応出来ない性能です。又音響はスクリーン側からは聞こえる構造になっていないで内蔵しているスピーカーからは小さな音が聞こえる構造になっています。市販機器と当発明のホームシアター機器を比較しますと、市販機器は映像と音響等の迫力と臨場感が全く無く機器の機能や構造等も異なり当発明のホームシアター機器と根本的な違いを検証する事が出来ました。
【0006】
当発明のモバイルシアター機器は、市販されている簡易なホームシアターと基本的に異なり本格的なホームシアター(鮮明な大画面と迫力ある音響の提供可能)を開発する事が課題でした。ポイントは、工事をなくして手軽に家庭に導入可能な本格的なホームシアター機器の開発です。

【0007】
工事無しという意味は、詳しく説明致しますと、従来は専門業者に機器設置工事・配線工事・調整工事の依頼が必要でした。設置費用も相当必要です。又、工事期間も相当かかり建物も追加改造の必要があります。それらの工事などを無くした機器を開発発明する事が課題です。

【0008】
大きなスクリーンの取り付け工事が不要なシステムの開発。
【0009】
映像プロジェクターの設置工事が不要な音響システムの開発。

【0010】
スクリーン側から聞こえる設置工事が不要な音響システムの開発。
【0011】
各映像機器・音響機器・DVD録画機器。アンテナ等の配線工事や調整工が不要なシステムの開発。
【課題を解決するための手段】
【0012】
工事不要とする為、AV機器(プロジェクター、DVDレコーダー、アンプ、 ウーハー、スピーカー)を一体の機器を開発して現地工事の不要なモバイルタイプのホームシアター機器を実現する事です。
【0013】
音響装置は映像スクリーン側へのスピーカー取り付け工事をなくす為の手段として新しい音響システム開発する事です。
【発明の効果】
【0014】
機器の応用範囲として、当シアター機器に内蔵の入力セレクターにカラオケ機器やパソコン等をつなげば、それらの機器を大画面と迫力有る音響で楽しむ事が可能となりました。
【0015】
当モバイルシアター機器の使い方の1つとして、使う部屋を固定せずに当機器を移動してモバイルスクリーンを用意すればその部屋がホームシアター会場になります。

【0016】
当モバイルシアター機器を使わない時は、部屋の隅に置いて当機器に内蔵しているモニターでTVとして使う事や内蔵しているDVDレコーダーで予約録画も可能です。予約録画しておいた後で大画面のシアターで楽しむ事が可能になりました。
【0017】
現在一般的に売られているTVの大きさは、最大で別注を除き画面の大きさは
約最大65インチまでです。当シアター機器はTVとシアターの両方の機能を備えています。当モバイルタイプのホームシアター機器を使い分ける機能があります。日常の生活では、明るい部屋でTV放送やDVD映画を楽しめます。そして映画館のような大画面の映像と迫力ある音響を楽しみたい時は切り替えれば即ホームシアターになります。
【図面の簡単な説明】
【0018】

【図1】多機能モバイルシアターシステム1
【図2】多機能モバイルシアターシステム2
【0019】
必要な部屋にこの1:モバイルシアターシステム本体を設置してAC電源とANT端子にANTコード接続する。
【0020】
次に、3:アンプ、4:DVDレコーダー、2:プロジェクター、5:ウーハー、7:モニターの電源を入れ、観たいDVDをセットしてスタートする。
【0021】
6:ハンドルスピーカーをシステムから約1m離してスクリーン側に向かって設置する。
【0022】
ゲーム等をする場合は入力セレクターにゲーム装置を接続する。
【0023】
パソコンと接続すればパソコンの映像と音響と迫力ある映像と音響を楽しむ事が出来る。(実施例2)
単機能モバイルシアターシステム
(図面省略)
【発明を実施するための形態】
【0024】

移動可能なカートの付いたケースにプロジェクター、DVDレコーダー、アンプ、ウーハー、モニター、セレクター、を組み込み
一体のシステムとして機能するシステムでAC電源とANT線を接続すれば機能する構造です。
【実施例1】
【0025】
家庭で各大きさの異なる部屋を数部屋選び、当モバイルタイプホームシアター機器を移動して設置しホームシアターが可能かを検証しました。
その結果、工事不要・簡単設置・鮮明な大画面と迫力有る音響を実証出来ました。その事により、特許申請の発明内容を実証出来たと言えます。当モバイルタイプホームシアター機器で、DVD映画・ブルーレイDVD映画・3D映画・TV録画やライブ放送・ゲーム・カラオケ等も実証出来ました。

映画館のように鮮明な大画面と迫力有る音響を楽しんでいただく為に、以前のように大きな工事をする必要がなく手軽に利用していただく事が可能になりました。
【産業上の利用可能性】
【0026】
当モバイルタイプホームシアター機器は工事不要の為、建物の改造不可能の賃貸マンションや家庭で手軽に利用可能です。加えて産業上の利用可能性としては、介護施設や企業のイベント会場等で映画やその他のPR映像を大画面と迫力ある音響で皆さんに提供したい時、以前のように大きな工事をする必要がない為に幅広く利用していただくことが可能になりました。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動可能なカートの付いたケースに映像を投影するプロジェクターとDVDレコーダーと音響機器のアンプ等を組み込み、且つ配線をして
AC100V電源を供給すれば機能する構造。
【請求項2】

取り付け工事や据付工事無しでAC100V電源を供給すれば映画館のように大画面の映像と迫力有る音響を提供出来るモバイルタイプのホームシアター装置。

【請求項3】
音響装置として当ホームシアター装置近くからスクリーンの方向にスピーカーを向けて音の反響効果を活用してスクリーンから音響が聞こえるようにして臨場感のある空間を提供する装置。

【請求項4】
機器に映像モニターを組み込み、ホームシアターの大画面を観る事が出来るだけでなくモニター画面でDVD映画や放送を観る事が出来る装置。

【請求項5】
機器にDVDプレイヤーやDVDレコーダーを内蔵して、TV放送、TV録画やレンタルDVD映画等を配線なしで提供する装置。

【請求項6】
機器に入力セレクターを内蔵してパソコンの情報やカラオケ機器やゲーム機器を接続してそれらのソフトを大画面と迫力ある音響で提供する装置。

【図1】
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【図2】
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