説明

ポイント管理システム、遊技場端末、ポイント管理装置、遊技場端末プログラム及びポイント管理装置プログラム

【課題】 遊技媒体に応じたポイントをユーザが柔軟に利用可能なポイントを管理するポイント管理システムを提供する。
【解決手段】 パチンコ機5には遊技球を供給するサンド3を接続し、サンド3は、ホールサーバ2に接続している。ホールサーバ2は計数機4を接続し、さらにインターネット90を介してポイントサーバ1に接続している。遊技者が所持する携帯電話6に備えられた非接触ICカードにはユーザIDが記憶されている。サンド3及び計数機4は非接触ICカードのユーザIDを読み込める。携帯電話6は携帯電話網91・インターネット90を介してポイントサーバ1に接続できる。遊技者が獲得した遊技球をポイントサーバ1に貯めたり、ポイントサーバ1からポイントを引き出したりして遊技できる。ユーザ間でポイントを授受でき、ポイントで買い物ができる。さらに、他のポイント管理システムとポイントを授受できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はポイント管理システム、遊技場端末、ポイント管理装置、遊技場端末プログラム及びポイント管理装置プログラムに関し、詳細には、遊技場に設置された遊技機で使用される遊技媒体と交換可能なポイントを管理するポイント管理システム、遊技場端末、ポイント管理装置、遊技場端末プログラム及びポイント管理装置プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パチンコ機やスロット等の遊技機では、遊技を行うために遊技球やコインといった遊技媒体が用いられている。遊技者は、現金やプリペイドカードの残高を支払い、遊技媒体を借り出して遊技を行い、遊技終了後、手元に残っている遊技媒体をその数に応じた景品と交換している。また、遊技終了後に遊技球を遊技場に預けておき、後日、預けた遊戯媒体で遊技を行ったり、景品と交換したりするシステム(所謂、貯玉システム)が提供されている。この場合、遊技場に設置された貯玉管理装置に遊技者を識別する情報と共に預けられた遊技媒体数が記憶されており、遊技者はこの貯玉システムを利用するためのカードを所持している。
【0003】
しかしながら、このような貯玉システムは、遊技場ごとに構築されており、ある遊技場で預けた遊技媒体を、他の遊技場で用いることはできないという問題点があった。そこで、複数の遊技場で貯玉を管理するシステムが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。特許文献1に記載の発明の景品管理システムでは、複数の遊技場に設置された遊技場システムが貯玉管理システム及びポイント景品システムに通信回線を介して接続し、貯玉管理システムで遊技価値(遊技媒体数)を管理し、ポイント景品システムにおいて、遊技価値をポイント景品に換算してポイント景品を管理している。さらに、ポイント景品を景品と交換する提携店には提携店システムが設置されており、ポイント景品システムに接続して、ポイント景品と景品を交換している。この景品管理システムでは、遊技場に会員カード発行機を設置し、登録後にユーザに交付しており、貯玉データをポイント景品に換算する際には、会員(ユーザ)の認証に会員カードに記録された記録データを用いている。また、特許文献2に記載の発明の遊戯結果取引システムでは、データセンタで遊戯結果を換算したポイントを管理し、景品交換を行ったり、商品を購入したり、遊技機の予約をしたり、インターネット上で行う遊技で使用したりしている。
【特許文献1】特開2001−070607号公報
【特許文献2】特開2002−210183号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の発明の景品管理システムにおいても、特許文献2に記載の発明の遊戯結果取引システムにおいても、ポイントを預けたユーザがそのポイントを使用しており、ポイントの使用方法の自由度が低いという問題点がある。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、遊技媒体に応じたポイントをユーザが柔軟に利用可能なポイントを管理するポイント管理システム、遊技場端末、ポイント管理装置、遊技場端末プログラム及びポイント管理装置プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明のポイント管理システムでは、遊技機による遊技が行われる複数の遊技場にそれぞれ設置された遊技場端末と、遊技機で遊技するユーザが所持する情報記憶媒体と、遊技媒体と交換可能なポイントをユーザごとに記憶するポイント管理装置とを備え、前記遊技場端末と前記ポイント管理装置とがネットワークを介して接続したポイント管理システムであって、前記情報記憶媒体は、前記ユーザを特定する情報であるユーザ特定情報を記憶するユーザ特定情報記憶手段を備え、前記遊技場端末は、前記遊技場端末を制御する遊技場端末制御手段と、前記遊技場を特定する情報である遊技場特定情報を記憶する遊技場特定情報記憶手段と、遊技媒体数、金額又はポイント数を使用量として入力する使用量入力手段と、前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ特定情報を取得するユーザ特定情報取得手段とを備え、前記遊技場端末制御手段は、前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ特定情報、前記遊技場特定情報記憶手段に記憶されている前記遊技場特定情報、及び、前記使用量入力手段により入力された前記使用量を少なくとも含む使用情報を前記ポイント管理装置へ送信し、前記ポイント管理装置は、前記ポイント管理装置を制御するポイント管理装置制御手段と、前記遊技媒体又は金額と前記ポイントとの交換率を複数の前記遊技場ごとに記憶する交換率記憶手段と、前記ユーザごとに当該ユーザの所有する前記ポイントを記憶するポイント記憶手段とを備え、前記ポイント管理装置制御手段は、前記遊技場端末から送信された前記使用情報に含まれている前記使用量が遊技媒体数又は金額である場合には、前記交換率記憶手段に記憶されている交換率に基づいて換算したポイント数を前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントから減算し、前記使用量がポイント数である場合には当該ポイント数を前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントから減算し、減算した後に、前記使用情報を送信した前記遊技場端末へ減算が完了したことを通知するための減算通知情報を送信し、前記遊技場端末は、さらに、前記使用量入力手段により入力された前記使用量に応じた遊技媒体の数である使用媒体数を出力する使用媒体数出力手段を備え、前記遊技場端末制御手段は、さらに、前記ポイント管理装置から送信された前記減算通知情報を受信した場合に、前記使用媒体数出力手段により遊技媒体数を出力し、前記遊技場端末は、さらに、前記ユーザが獲得した遊技媒体の数を獲得数として入力する獲得数入力手段を備え、前記遊技場端末制御手段は、さらに、前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ特定情報、前記遊技場特定情報記憶手段に記憶されている前記遊技場特定情報、及び、前記獲得数入力手段により入力された前記獲得数を少なくとも含む獲得情報を前記ポイント管理装置へ送信し、前記ポイント管理装置制御手段は、さらに、前記遊技場端末から送信された前記獲得情報及び前記交換率記憶手段に記憶されている交換率に基づいて前記ポイントを算出し、算出された前記ポイントを前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントに加算することを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に係る発明のポイント管理システムでは、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記情報記憶手段は、ユーザが携帯可能なカード又は携帯端末に設けられており、前記遊技場端末の前記ユーザ特定情報取得手段は、前記情報記憶媒体のユーザ特定情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ特定情報を無線通信手段により読み取って前記ユーザ特定情報を取得することを特徴とする。
【0008】
また、請求項3に係る発明のポイント管理システムでは、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、遊技媒体を遊技者に貸し出す遊技媒体供給装置を備え、前記遊技場端末は、前記遊技媒体供給装置を接続しており、前記遊技場端末の前記使用媒体数出力手段は、前記使用媒体数を前記遊技媒体供給装置に出力することを特徴とする。
【0009】
また、請求項4に係る発明のポイント管理システムでは、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、遊技媒体の数を計数し、計数結果を出力する遊技媒体計数装置を備え、前記遊技場端末は、前記遊技媒体計数装置を接続しており、前記遊技場端末の前記獲得数入力手段は、前記遊技媒体計数装置から出力された計数結果を前記獲得数として入力することを特徴とする。
【0010】
また、請求項5に係る発明のポイント管理システムでは、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記情報記憶手段は、ユーザが携帯可能な携帯端末に設けられており、前記携帯端末は、前記携帯端末を制御する携帯端末制御手段と、他のユーザに譲渡するポイント数を譲渡ポイント数として入力する譲渡ポイント数入力手段と、ポイントを譲渡する先のユーザである譲渡先ユーザのユーザ特定情報を譲渡先ユーザ特定情報として入力する譲渡先ユーザ特定情報入力手段とを備え、前記携帯端末制御手段は、前記譲渡ポイント数入力手段により入力された前記譲渡ポイント数、前記譲渡先ユーザ特定情報入力手段により入力された前記譲渡先ユーザ特定情報、及び、前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ特定情報である譲渡元ユーザ特定情報を少なくとも含む譲渡情報を前記ポイント管理装置へ送信し、前記ポイント管理装置制御手段は、前記譲渡先ユーザの使用する前記携帯端末から送信された前記譲渡情報に含まれている前記譲渡元ユーザ特定情報で特定される譲渡元ユーザからの前記譲渡ポイント数のポイントの譲渡を受理するか否かの譲渡受理問合せ情報を前記譲渡先ユーザの使用する前記携帯端末へ送信し、前記携帯端末は、さらに、前記ポイント管理装置から送信された前記譲渡受理問合せ情報の示す譲渡を受理するか否かを入力する受理入力手段を備え、前記携帯端末制御手段は、さらに、前記受理入力手段により入力された受理結果を前記ポイント管理装置へ送信し、前記ポイント管理装置制御手段は、さらに、前記携帯端末から送信された前記受理結果が譲渡を受理するものであった場合には、前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、前記譲渡元ユーザのポイントから前記譲渡ポイントを減算し、前記譲渡先ユーザのポイントに前記譲渡ポイントを加算することを特徴とする。
【0011】
また、請求項6に係る発明のポイント管理システムでは、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記情報記憶手段は、ユーザが携帯可能な携帯端末に設けられており、前記携帯端末は、前記携帯端末を制御する携帯端末制御手段と、他のユーザに譲渡を要求するポイント数を譲渡要求ポイント数として入力する譲渡要求ポイント数入力手段と、ポイントを譲渡するユーザである譲渡元指定ユーザのユーザ特定情報を譲渡元指定ユーザ特定情報として入力する譲渡元指定ユーザ特定情報入力手段とを備え、前記携帯端末制御手段は、前記譲渡要求ポイント数入力手段により入力された前記譲渡要求ポイント数、前記譲渡元指定ユーザ特定情報入力手段により入力された前記譲渡元指定ユーザ特定情報、及び、前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ特定情報である譲渡要求ユーザ特定情報を少なくとも含む譲渡要求情報を前記ポイント管理装置へ送信し、前記ポイント管理装置制御手段は、前記携帯端末から送信された前記譲渡要求情報に含まれている前記譲渡元指定ユーザ特定情報で特定されるユーザに対して、前記譲渡要求ユーザ特定情報で特定される譲渡要求ユーザへ前記譲渡要求ポイント数のポイントを譲渡するか否かの譲渡許可問合せ情報を前記譲渡要求ユーザの使用する前記携帯端末へ送信し、前記携帯端末は、さらに、前記ポイント管理装置から送信された前記譲渡許可問合せ情報の示す譲渡を許可するか否かを入力する許可入力手段を備え、前記携帯端末制御手段は、さらに、前記許可入力手段により入力された許可結果を前記ポイント管理装置へ送信し、前記ポイント管理装置制御手段は、さらに、前記携帯端末から送信された前記許可結果が譲渡要求を許可するものであった場合には、前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、前記譲渡元指定ユーザのポイントから前記譲渡要求ポイントを減算し、前記譲渡要求ユーザのポイントに前記譲渡要求ポイントを加算することを特徴とする。
【0012】
また、請求項7に係る発明のポイント管理システムでは、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の構成に加えて、商品又はサービスを販売する販売店に設置された販売店端末が前記ポイント管理装置にネットワークを介して接続しており、前記販売店端末は、前記販売店端末を制御する販売店端末制御手段と、当該販売店を特定する販売店特定情報を記憶する販売店特定情報記憶手段と、商品又はサービスを購入したユーザである購入ユーザを特定する前記ユーザ特定情報を購入ユーザ特定情報として入力する購入ユーザ特定情報入力手段と、ユーザが購入した商品又はサービスの金額を購入金額として入力する購入金額入力手段とを備え、前記販売店端末制御手段は、前記販売店特定情報記憶手段に記憶されている前記販売店特定情報、前記購入ユーザ特定情報入力手段により入力された前記購入ユーザ特定情報、及び、前記購入金額入力手段により入力された前記購入金額を少なくとも含む購入情報を前記ポイント管理装置へ送信し、前記ポイント管理装置制御手段は、前記販売店端末から送信された前記購入情報に含まれる前記購入金額に応じたポイントを前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、前記購入情報に含まれる前記購入ユーザ特定情報の示すユーザの前記ポイントから減算することを特徴とする。
【0013】
また、請求項8に係る発明のポイント管理システムでは、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記情報記憶手段は、ユーザが携帯可能な携帯端末に設けられており、前記携帯端末は、前記携帯端末を制御する携帯端末制御手段と、他のポイント管理システムで管理するポイントに移行するポイント数を移行ポイント数として入力する移行ポイント数入力手段と、ポイントを移行する先のポイント管理システムである移行先システムを特定するシステム特定情報を移行先システム特定情報として入力する移行先システム入力手段とを備え、前記携帯端末制御手段は、前記移行ポイント数入力手段により入力された前記移行ポイント数、前記移行先システム入力手段により入力された前記移行先システム特定情報、及び、前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ特定情報である移行ユーザ特定情報を少なくとも含む移行情報を前記ポイント管理装置へ送信し、前記ポイント管理装置は、他のポイント管理システムに備えられている他システム管理装置にネットワークを介して接続しており、前記ポイント管理装置制御手段は、前記携帯端末から送信された前記移行情報の示す前記移行ポイント数及び前記移行ユーザ特定情報を少なくとも含む移行依頼情報を、前記移行先システム特定情報で特定されるポイント管理システムの前記他システム管理装置に送信し、前記他システム管理装置から前記移行依頼情報に応じてポイントの移行を受理するか否かを示す応答情報を受信した際に、前記応答情報が移行の受理を示している場合に、前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、前記移行ユーザ特定情報により特定されるユーザのポイントから前記移行ポイントを減算することを特徴とする。
【0014】
また、請求項9に係る発明のポイント管理システムでは、請求項1乃至8のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記情報記憶手段は、ユーザが携帯可能な携帯端末に設けられており、前記ポイント管理装置は、他のポイント管理システムに備えられている他システム管理装置にネットワークを介して接続しており、前記ポイント管理装置制御手段は、前記ユーザ特定情報及び、他のポイント管理システムから移行を要求するポイント数である移行要求ポイント数を少なくとも含む移行要求情報を受信した際に、前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、前記ユーザ特定情報により特定されるユーザのポイントに前記移行要求ポイント数を加算することを特徴とする。
【0015】
また、請求項10に係る発明の遊技場端末では、遊技機による遊技が行われる複数の遊技場にそれぞれ設置され、遊技媒体と交換可能なポイントをユーザごとに記憶するポイント管理装置にネットワークを介して接続した遊技場端末であって、前記遊技場端末を制御する遊技場端末制御手段と、前記遊技場を特定する情報である遊技場特定情報を記憶する遊技場特定情報記憶手段と、遊技媒体数、金額又はポイント数を使用量として入力する使用量入力手段と、遊技者が所持する情報記憶媒体に設けられた前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ特定情報を取得するユーザ特定情報取得手段と、前記使用量入力手段により入力された前記使用量に応じた遊技媒体の数である使用媒体数を出力する使用媒体数出力手段と、前記ユーザが獲得した遊技媒体の数を獲得数として入力する獲得数入力手段とを備え、前記遊技場端末制御手段は、前記使用量入力手段により前記使用量が入力された場合に、前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ特定情報、前記遊技場特定情報記憶手段に記憶されている前記遊技場特定情報、及び、前記使用量入力手段により入力された前記使用量を少なくとも含む使用情報を前記ポイント管理装置へ送信し、前記ポイント管理装置から前記使用情報に応じて送信されたポイントの減算が完了したことを通知するための減算通知情報を受信した場合に、前記使用媒体数出力手段により遊技媒体数を出力し、さらに、前記獲得数入力手段により前記獲得数が入力された場合に、前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ特定情報、前記遊技場特定情報記憶手段に記憶されている前記遊技場特定情報、及び、前記獲得数入力手段により入力された前記獲得数を少なくとも含む獲得情報を前記ポイント管理装置へ送信することを特徴とする。
【0016】
また、請求項11に係る発明の遊技場端末では、請求項10に記載の発明の構成に加えて、前記ユーザ特定情報取得手段は、前記情報記憶媒体のユーザ特定情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ特定情報を無線通信手段により読み取って前記ユーザ特定情報を取得することを特徴とする。
【0017】
また、請求項12に係る発明の遊技場端末では、請求項10又は11に記載の発明の構成に加えて、遊技媒体を遊技者に貸し出す遊技媒体供給装置を接続しており、前記使用媒体数力手段は、前記使用媒体数を前記遊技媒体供給装置に出力することを特徴とする。
【0018】
また、請求項13に係る発明の遊技場端末では、請求項10乃至12のいずれかに記載の発明の構成に加えて、遊技媒体の数を計数し、計数結果を出力する遊技媒体計数装置を接続しており、前記獲得数入力手段は、前記遊技媒体計数装置から出力された計数結果を前記獲得数として入力することを特徴とする。
【0019】
また、請求項14に係る発明のポイント管理装置では、遊技機による遊技が行われる複数の遊技場にそれぞれ設置された遊技場端末とネットワークを介して接続し、遊技媒体と交換可能なポイントをユーザごとに記憶するポイント管理装置であって、前記ポイント管理装置を制御するポイント管理装置制御手段と、前記遊技媒体又は金額と前記ポイントとの交換率を複数の前記遊技場ごとに記憶する交換率記憶手段と、前記ユーザごとに当該ユーザの所有する前記ポイントを記憶するポイント記憶手段とを備え、前記ポイント管理装置制御手段は、前記ユーザを特定する情報であるユーザ特定情報、前記遊技場を特定する遊技場特定情報、及び、前記遊技場端末で入力された前記使用量を少なくとも含む使用情報が前記遊技場端末から送信された際に、前記使用情報に含まれている前記使用量が遊技媒体数又は金額である場合には、前記交換率記憶手段に記憶されている交換率に基づいて換算したポイント数を前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントから減算し、前記使用量がポイント数である場合には当該ポイント数を前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントから減算し、減算した後に、前記使用情報を送信した前記遊技場端末へ減算が完了したことを通知するための減算通知情報を送信し、さらに、前記ユーザ特定情報、前記遊技場特定情報、及び、前記遊技場端末で入力された前記獲得数を少なくとも含む獲得情報が前記遊技場端末から送信された際に、前記獲得情報及び前記交換率記憶手段に記憶されている交換率に基づいて前記ポイントを算出し、算出された前記ポイントを前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントに加算することを特徴とする。
【0020】
また、請求項15に係る発明のポイント管理装置では、請求項14に記載の発明の構成に加えて、ユーザが携帯可能な携帯端末とネットワークを介して接続しており、前記ポイント管理装置制御手段は、譲渡するポイント数である譲渡ポイント数、ポイントを譲渡する先のユーザである譲渡先ユーザのユーザ特定情報である譲渡先ユーザ特定情報、及び、ポイントを譲渡するユーザである譲渡元ユーザのユーザ特定情報である譲渡元ユーザ特定情報を少なくとも含む譲渡情報を、前記譲渡元ユーザの使用する前記携帯端末から受信した際に、前記譲渡情報に含まれている前記譲渡元ユーザからの前記譲渡ポイント数のポイントの譲渡を受理するか否かの譲渡受理問合せ情報を前記譲渡先ユーザの使用する前記携帯端末へ送信し、さらに、前記譲渡先ユーザの使用する前記携帯端末から譲渡を受理する受理結果を受信した場合には、前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、前記譲渡元ユーザのポイントから前記譲渡ポイントを減算し、前記譲渡先ユーザのポイントに前記譲渡ポイントを加算することを特徴とする。
【0021】
また、請求項16に係る発明のポイント管理装置では、請求項14又は15に記載の発明の構成に加えて、ユーザが携帯可能な携帯端末とネットワークを介して接続しており、前記ポイント管理装置制御手段は、譲渡を要求するポイント数である譲渡要求ポイント数、ポイントの譲渡を要求する先のユーザである譲渡元指定ユーザのユーザ特定情報である譲渡元指定ユーザ特定情報、及び、ポイントの譲渡を要求しているユーザである譲渡要求ユーザのユーザ特定情報である譲渡要求ユーザ特定情報を少なくとも含む譲渡情報を前記譲渡要求ユーザの使用する前記携帯電話から受信した場合に、前記譲渡要求情報に含まれている前記譲渡元指定ユーザ特定情報で特定されるユーザに対して、前記譲渡元指定ユーザ特定情報で特定される譲渡要求ユーザへ前記譲渡要求ポイント数のポイントを譲渡するか否かの譲渡許可問合せ情報を前記譲渡要求ユーザの使用する前記携帯端末へ送信し、さらに、前記譲渡元指定ユーザの使用する前記携帯電話から譲渡を許可する結果を受信した場合には、前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、前記譲渡元指定ユーザのポイントから前記譲渡要求ポイントを減算し、前記譲渡要求ユーザのポイントに前記譲渡要求ポイントを加算することを特徴とする。
【0022】
また、請求項17に係る発明のポイント管理装置では、請求項14乃至16のいずれかに記載の発明の構成に加えて、商品又はサービスを販売する販売店に設置された販売店端末とネットワークを介して接続しており、前記ポイント管理装置制御手段は、前記販売店を特定する販売店特定情報、商品又はサービスを購入したユーザのユーザ特定情報である購入ユーザ特定情報、及び、商品又はサービスの購入金額を少なくとも含む購入情報を前記販売店端末から受信した際に、前記購入情報に含まれる前記購入金額に応じたポイントを前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、前記購入情報に含まれる前記購入ユーザ特定情報の示すユーザの前記ポイントから減算することを特徴とする。
【0023】
また、請求項18に係る発明のポイント管理装置では、請求項14乃至17のいずれかに記載の発明の構成に加えて、ユーザが携帯可能な携帯端末とネットワークを介して接続しており、他のポイント管理システムに備えられている他システム管理装置にネットワークを介して接続しており、前記ポイント管理装置制御手段は、他のポイントシステムに移行させるポイント数である移行ポイント数、移行先のポイントシステムを特定するシステム特定情報である移行先システム特定情報、及び、ポイントを移行させるユーザのユーザ特定情報である移行ユーザ特定情報を少なくとも含む移行情報を前記携帯端末から受信した際に、前記移行情報の示す前記移行ポイント数及び前記移行ユーザ特定情報を少なくとも含む移行依頼情報を、前記移行先システム特定情報で特定されるポイント管理システムの前記他システム管理装置に送信し、前記他システム管理装置から前記移行依頼情報に応じてポイントの移行を受理するか否かを示す応答情報を受信した際に、前記応答情報が移行の受理を示している場合に、前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、前記移行ユーザ特定情報により特定されるユーザのポイントから前記移行ポイントを減算することを特徴とする。
【0024】
また、請求項19に係る発明のポイント管理装置では、請求項14乃至18のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記ポイント管理装置は、他のポイント管理システムに備えられている他システム管理装置に接続しており、前記ポイント管理装置制御手段は、前記ユーザ特定情報及び、他のポイント管理システムから移行を要求するポイント数である移行要求ポイント数を少なくとも含む移行要求情報を受信した際に、前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、前記ユーザ特定情報により特定されるユーザのポイントに前記移行要求ポイント数を加算することを特徴とする。
【0025】
また、請求項20に係る発明の遊技場端末プログラムでは、請求項10乃至13のいずれかに記載の遊技場端末の各種処理手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
【0026】
また、請求項21に係る発明のポイント管理装置プログラムでは、請求項14乃至19のいずれかに記載のポイント管理装置の各種処理手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0027】
請求項1に係る発明のポイント管理システムでは、情報記憶媒体のユーザ特定情報記憶手段は、ユーザを特定する情報であるユーザ特定情報を記憶することができる。そして、遊技場端末の遊技場端末制御手段は、遊技場端末を制御し、遊技場特定情報記憶手段は、遊技場を特定する情報である遊技場特定情報を記憶し、使用量入力手段は、遊技媒体数、金額又はポイント数を使用量として入力し、ユーザ特定情報取得手段は、ユーザ特定情報記憶手段に記憶されているユーザ特定情報を取得することができる。そして、遊技場端末制御手段は、ユーザ特定情報記憶手段に記憶されているユーザ特定情報、遊技場特定情報記憶手段に記憶されている遊技場特定情報、及び、使用量入力手段により入力された使用量を少なくとも含む使用情報をポイント管理装置へ送信することができる。そして、ポイント管理装置のポイント管理装置制御手段は、ポイント管理装置を制御し、交換率記憶手段は、遊技媒体又は金額とポイントとの交換率を複数の遊技場ごとに記憶し、ポイント記憶手段は、ユーザごとにユーザの所有するポイントを記憶することができる。そして、ポイント管理装置制御手段は、遊技場端末から送信された使用情報に含まれている使用量が遊技媒体数又は金額である場合には、交換率記憶手段に記憶されている交換率に基づいて換算したポイント数をポイント記憶手段に記憶されているポイントから減算し、使用量がポイント数である場合にはポイント数をポイント記憶手段に記憶されているポイントから減算し、減算した後に、使用情報を送信した遊技場端末へ減算が完了したことを通知するための減算通知情報を送信することができる。そして、遊技場端末の使用媒体数出力手段は、使用量入力手段により入力された使用量に応じた遊技媒体の数である使用媒体数を出力することができる。そして、遊技場端末制御手段は、さらに、ポイント管理装置から送信された減算通知情報を受信した場合に、使用媒体数出力手段により遊技媒体数を出力することができる。そして、遊技場端末の獲得数入力手段は、ユーザが獲得した遊技媒体の数を獲得数として入力することができる。そして、遊技場端末制御手段は、さらに、ユーザ特定情報記憶手段に記憶されているユーザ特定情報、遊技場特定情報記憶手段に記憶されている遊技場特定情報、及び、獲得数入力手段により入力された獲得数を少なくとも含む獲得情報をポイント管理装置へ送信することができる。そして、ポイント管理装置制御手段は、さらに、遊技場端末から送信された獲得情報及び交換率記憶手段に記憶されている交換率に基づいてポイントを算出し、算出されたポイントをポイント記憶手段に記憶されているポイントに加算することができる。したがって、遊技場で用いられる遊技媒体をポイントに換算して管理することができ、ポイントを使用して遊技を行ったり、遊技で獲得したポイントを貯めることができる。
【0028】
また、請求項2に係る発明のポイント管理システムでは、請求項1に記載の発明の効果に加えて、情報記憶手段は、ユーザが携帯可能なカード又は携帯端末に設けられており、遊技場端末のユーザ特定情報取得手段は、情報記憶媒体のユーザ特定情報記憶手段に記憶されているユーザ特定情報を無線通信手段により読み取ってユーザ特定情報を取得することができる。したがって、ユーザ特定情報を遊技者が入力する手間がなく便利である。
【0029】
また、請求項3に係る発明のポイント管理システムでは、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、遊技場端末の使用媒体数出力手段は、使用媒体数を遊技媒体供給装置に出力することができるので、遊技媒体供給装置から使用媒体数の遊技媒体を供給することができる。したがって、ポイント管理装置で使用させるとした遊技媒体数が直接遊技媒体供給装置に入力されるので、ユーザや遊技場係員が入力する手間がなく便利であり、かつ、正確である。
【0030】
また、請求項4に係る発明のポイント管理システムでは、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、遊技場端末の獲得数入力手段は、遊技媒体計数装置から出力された計数結果を獲得数として入力することができるので、遊技場端末は遊技媒体供給装置で計数された遊技球数を獲得数として入力することができる。したがって、ポイント管理装置に預けたい遊技球数をユーザや遊技場係員が入力する手間がなく便利であり、かつ、正確である。
【0031】
また、請求項5に係る発明のポイント管理システムでは、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、携帯端末の携帯端末制御手段は、携帯端末を制御し、譲渡ポイント数入力手段は、他のユーザに譲渡するポイント数を譲渡ポイント数として入力し、譲渡先ユーザ特定情報入力手段は、ポイントを譲渡する先のユーザである譲渡先ユーザのユーザ特定情報を譲渡先ユーザ特定情報として入力することができる。そして、携帯端末制御手段は、譲渡ポイント数入力手段により入力された譲渡ポイント数、譲渡先ユーザ特定情報入力手段により入力された譲渡先ユーザ特定情報、及び、ユーザ特定情報記憶手段に記憶されているユーザ特定情報である譲渡元ユーザ特定情報を少なくとも含む譲渡情報をポイント管理装置へ送信することができる。ポイント管理装置制御手段は、譲渡先ユーザの使用する携帯端末から送信された譲渡情報に含まれている譲渡元ユーザ特定情報で特定される譲渡元ユーザからの譲渡ポイント数のポイントの譲渡を受理するか否かの譲渡受理問合せ情報を譲渡先ユーザの使用する携帯端末へ送信することができる。そして、携帯端末の受理入力手段は、ポイント管理装置から送信された譲渡受理問合せ情報の示す譲渡を受理するか否かを入力することができる。そして、携帯端末制御手段は、さらに、受理入力手段により入力された受理結果をポイント管理装置へ送信することができる。そして、ポイント管理装置制御手段は、さらに、携帯端末から送信された受理結果が譲渡を受理するものであった場合には、ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、譲渡元ユーザのポイントから譲渡ポイントを減算し、譲渡先ユーザのポイントに譲渡ポイントを加算することができる。したがって、ポイントを譲渡したいユーザが、他のユーザにポイントを渡すことができるので、ポイント利用の自由度が高まる。
【0032】
また、請求項6に係る発明のポイント管理システムでは、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、携帯端末の携帯端末制御手段は、携帯端末を制御し、譲渡要求ポイント数入力手段は、他のユーザに譲渡を要求するポイント数を譲渡要求ポイント数として入力し、譲渡元指定ユーザ特定情報入力手段は、ポイントを譲渡するユーザである譲渡元指定ユーザのユーザ特定情報を譲渡元指定ユーザ特定情報として入力することができる。そして、携帯端末制御手段は、譲渡要求ポイント数入力手段により入力された譲渡要求ポイント数、譲渡元指定ユーザ特定情報入力手段により入力された譲渡元指定ユーザ特定情報、及び、ユーザ特定情報記憶手段に記憶されているユーザ特定情報である譲渡要求ユーザ特定情報を少なくとも含む譲渡要求情報をポイント管理装置へ送信することができる。そして、ポイント管理装置制御手段は、携帯端末から送信された譲渡要求情報に含まれている譲渡元指定ユーザ特定情報で特定されるユーザに対して、譲渡要求ユーザ特定情報で特定される譲渡要求ユーザへ譲渡要求ポイント数のポイントを譲渡するか否かの譲渡許可問合せ情報を譲渡要求ユーザの使用する携帯端末へ送信することができる。そして、携帯端末の許可入力手段は、ポイント管理装置から送信された譲渡許可問合せ情報の示す譲渡を許可するか否かを入力することができる。そして、携帯端末制御手段は、さらに、許可入力手段により入力された許可結果をポイント管理装置へ送信することができる。そして、ポイント管理装置制御手段は、さらに、携帯端末から送信された許可結果が譲渡要求を許可するものであった場合には、ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、譲渡元指定ユーザのポイントから譲渡要求ポイントを減算し、譲渡要求ユーザのポイントに譲渡要求ポイントを加算することができる。したがって、ポイントを譲渡して欲しいユーザがポイントを要求することができるので、ポイント利用の自由度が高まる。
【0033】
また、請求項7に係る発明のポイント管理システムでは、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の効果に加えて、販売店端末の販売店端末制御手段は、販売店端末を制御し、販売店特定情報記憶手段は、販売店を特定する販売店特定情報を記憶し、購入ユーザ特定情報入力手段は、商品又はサービスを購入したユーザである購入ユーザを特定するユーザ特定情報を購入ユーザ特定情報として入力し、購入金額入力手段は、ユーザが購入した商品又はサービスの金額を購入金額として入力することができる。そして、販売店端末制御手段は、販売店特定情報記憶手段に記憶されている販売店特定情報、購入ユーザ特定情報入力手段により入力された購入ユーザ特定情報、及び、購入金額入力手段により入力された購入金額を少なくとも含む購入情報をポイント管理装置へ送信することができる。そして、ポイント管理装置制御手段は、販売店端末から送信された購入情報に含まれる購入金額に応じたポイントをポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、購入情報に含まれる購入ユーザ特定情報の示すユーザのポイントから減算することができる。したがって、携帯電話を所持して入れば、簡単にポイントで買い物をすることができるので便利である。
【0034】
また、請求項8に係る発明のポイント管理システムでは、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明の効果に加えて、携帯端末の携帯端末制御手段は、携帯端末を制御し、移行ポイント数入力手段は、他のポイント管理システムで管理するポイントに移行するポイント数を移行ポイント数として入力し、移行先システム入力手段は、ポイントを移行する先のポイント管理システムである移行先システムを特定するシステム特定情報を移行先システム特定情報として入力することができる。そして、携帯端末制御手段は、移行ポイント数入力手段により入力された移行ポイント数、移行先システム入力手段により入力された移行先システム特定情報、及び、ユーザ特定情報記憶手段に記憶されているユーザ特定情報である移行ユーザ特定情報を少なくとも含む移行情報をポイント管理装置へ送信することができる。そして、ポイント管理装置制御手段は、携帯端末から送信された移行情報の示す移行ポイント数及び移行ユーザ特定情報を少なくとも含む移行依頼情報を、移行先システム特定情報で特定されるポイント管理システムの他システム管理装置に送信し、他システム管理装置から移行依頼情報に応じてポイントの移行を受理するか否かを示す応答情報を受信した際に、応答情報が移行の受理を示している場合に、ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、移行ユーザ特定情報により特定されるユーザのポイントから移行ポイントを減算することができる。したがって、他のポイント管理システムにポイントを移行することができるので、ポイント利用の自由度が高まる。
【0035】
また、請求項9に係る発明のポイント管理システムでは、請求項1乃至8のいずれかに記載の発明の効果に加えて、ポイント管理装置制御手段は、ユーザ特定情報及び、他のポイント管理システムから移行を要求するポイント数である移行要求ポイント数を少なくとも含む移行要求情報を受信した際に、ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、ユーザ特定情報により特定されるユーザのポイントに移行要求ポイント数を加算することができる。したがって、ポイントを他のポイント管理システムから受け入れることができるので、ポイント利用の自由度が高まる。
【0036】
また、請求項10に係る発明の遊技場端末では、遊技場端末制御手段は、遊技場端末を制御し、遊技場特定情報記憶手段は、遊技場を特定する情報である遊技場特定情報を記憶し、使用量入力手段は、遊技媒体数、金額又はポイント数を使用量として入力し、ユーザ特定情報取得手段は、遊技者が所持する情報記憶媒体に設けられたユーザ特定情報記憶手段に記憶されているユーザ特定情報を取得し、使用媒体数出力手段は、使用量入力手段により入力された使用量に応じた遊技媒体の数である使用媒体数を出力し、獲得数入力手段は、ユーザが獲得した遊技媒体の数を獲得数として入力することができる。そして、遊技場端末制御手段は、使用量入力手段により使用量が入力された場合に、ユーザ特定情報記憶手段に記憶されているユーザ特定情報、遊技場特定情報記憶手段に記憶されている遊技場特定情報、及び、使用量入力手段により入力された使用量を少なくとも含む使用情報をポイント管理装置へ送信し、ポイント管理装置から使用情報に応じて送信されたポイントの減算が完了したことを通知するための減算通知情報を受信した場合に、使用媒体数出力手段により遊技媒体数を出力することができる。さらに、獲得数入力手段により獲得数が入力された場合に、ユーザ特定情報記憶手段に記憶されているユーザ特定情報、遊技場特定情報記憶手段に記憶されている遊技場特定情報、及び、獲得数入力手段により入力された獲得数を少なくとも含む獲得情報をポイント管理装置へ送信することができる。したがって、遊技場で用いられる遊技媒体をポイントに換算して管理することができ、ポイントを使用して遊技を行ったり、遊技で獲得したポイントを貯めたりすることができる。
【0037】
また、請求項11に係る発明の遊技場端末では、請求項10に記載の発明の効果に加えて、ユーザ特定情報取得手段は、情報記憶媒体のユーザ特定情報記憶手段に記憶されているユーザ特定情報を無線通信手段により読み取ってユーザ特定情報を取得することができる。したがって、ユーザ特定情報を遊技者が入力する手間がなく便利である。
【0038】
また、請求項12に係る発明の遊技場端末では、請求項10又は11に記載の発明の効果に加えて、使用媒体数力手段は、使用媒体数を遊技媒体供給装置に出力することができる。したがって、ポイント管理装置で使用させるとした遊技媒体数が直接遊技媒体供給装置に入力されるので、ユーザや遊技場係員が入力する手間がなく便利であり、かつ、正確である。
【0039】
また、請求項13に係る発明の遊技場端末では、請求項10乃至12のいずれかに記載の発明の効果に加えて、獲得数入力手段は、遊技媒体計数装置から出力された計数結果を獲得数として入力することができる。したがって、ポイント管理装置に預けたい遊技球数をユーザや遊技場係員が入力する手間がなく便利であり、かつ、正確である。
【0040】
また、請求項14に係る発明のポイント管理装置では、ポイント管理装置制御手段は、ポイント管理装置を制御し、交換率記憶手段は、遊技媒体又は金額とポイントとの交換率を複数の遊技場ごとに記憶し、ポイント記憶手段は、ユーザごとにユーザの所有するポイントを記憶することができる。そして、ポイント管理装置制御手段は、ユーザを特定する情報であるユーザ特定情報、遊技場を特定する遊技場特定情報、及び、遊技場端末で入力された使用量を少なくとも含む使用情報が遊技場端末から送信された際に、使用情報に含まれている使用量が遊技媒体数又は金額である場合には、交換率記憶手段に記憶されている交換率に基づいて換算したポイント数をポイント記憶手段に記憶されているポイントから減算し、使用量がポイント数である場合にはポイント数をポイント記憶手段に記憶されているポイントから減算し、減算した後に、使用情報を送信した遊技場端末へ減算が完了したことを通知するための減算通知情報を送信することができる。さらに、ユーザ特定情報、遊技場特定情報、及び、遊技場端末で入力された獲得数を少なくとも含む獲得情報が遊技場端末から送信された際に、獲得情報及び交換率記憶手段に記憶されている交換率に基づいてポイントを算出し、算出されたポイントをポイント記憶手段に記憶されているポイントに加算することができる。したがって、遊技場で用いられる遊技媒体をポイントに換算して管理することができ、ポイントを使用して遊技を行ったり、遊技で獲得したポイントを貯めることができる。
【0041】
また、請求項15に係る発明のポイント管理装置では、請求項14に記載の発明の効果に加えて、ユーザが携帯可能な携帯端末とネットワークを介して接続しており、ポイント管理装置制御手段は、譲渡するポイント数である譲渡ポイント数、ポイントを譲渡する先のユーザである譲渡先ユーザのユーザ特定情報である譲渡先ユーザ特定情報、及び、ポイントを譲渡するユーザである譲渡元ユーザのユーザ特定情報である譲渡元ユーザ特定情報を少なくとも含む譲渡情報を、譲渡元ユーザの使用する携帯端末から受信した際に、譲渡情報に含まれている譲渡元ユーザからの譲渡ポイント数のポイントの譲渡を受理するか否かの譲渡受理問合せ情報を譲渡先ユーザの使用する携帯端末へ送信することができる。さらに、譲渡先ユーザの使用する携帯端末から譲渡を受理する受理結果を受信した場合には、ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、譲渡元ユーザのポイントから譲渡ポイントを減算し、譲渡先ユーザのポイントに譲渡ポイントを加算することができる。したがって、ポイントを譲渡したいユーザが、他のユーザにポイントを渡すことができるので、ポイント利用の自由度が高まる。
【0042】
また、請求項16に係る発明のポイント管理装置では、請求項14又は15に記載の発明の効果に加えて、ポイント管理装置制御手段は、譲渡を要求するポイント数である譲渡要求ポイント数、ポイントの譲渡を要求する先のユーザである譲渡元指定ユーザのユーザ特定情報である譲渡元指定ユーザ特定情報、及び、ポイントの譲渡を要求しているユーザである譲渡要求ユーザのユーザ特定情報である譲渡要求ユーザ特定情報を少なくとも含む譲渡情報を譲渡要求ユーザの使用する携帯電話から受信した場合に、譲渡要求情報に含まれている譲渡元指定ユーザ特定情報で特定されるユーザに対して、譲渡元指定ユーザ特定情報で特定される譲渡要求ユーザへ譲渡要求ポイント数のポイントを譲渡するか否かの譲渡許可問合せ情報を譲渡要求ユーザの使用する携帯端末へ送信することができる。さらに、譲渡元指定ユーザの使用する携帯電話から譲渡を許可する結果を受信した場合には、ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、譲渡元指定ユーザのポイントから譲渡要求ポイントを減算し、譲渡要求ユーザのポイントに譲渡要求ポイントを加算することができる。したがって、ポイントを譲渡して欲しいユーザがポイントを要求することができるので、ポイント利用の自由度が高まる。
【0043】
また、請求項17に係る発明のポイント管理装置では、請求項14乃至16のいずれかに記載の発明の効果に加えて、ポイント管理装置制御手段は、販売店を特定する販売店特定情報、商品又はサービスを購入したユーザのユーザ特定情報である購入ユーザ特定情報、及び、商品又はサービスの購入金額を少なくとも含む購入情報を販売店端末から受信した際に、購入情報に含まれる購入金額に応じたポイントをポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、購入情報に含まれる購入ユーザ特定情報の示すユーザのポイントから減算することができる。したがって、携帯電話を所持して入れば、簡単にポイントで買い物をすることができるので便利である。
【0044】
また、請求項18に係る発明のポイント管理装置では、請求項14乃至17のいずれかに記載の発明の効果に加えて、ポイント管理装置制御手段は、他のポイントシステムに移行させるポイント数である移行ポイント数、移行先のポイントシステムを特定するシステム特定情報である移行先システム特定情報、及び、ポイントを移行させるユーザのユーザ特定情報である移行ユーザ特定情報を少なくとも含む移行情報を携帯端末から受信した際に、移行情報の示す移行ポイント数及び移行ユーザ特定情報を少なくとも含む移行依頼情報を、移行先システム特定情報で特定されるポイント管理システムの他システム管理装置に送信し、他システム管理装置から移行依頼情報に応じてポイントの移行を受理するか否かを示す応答情報を受信した際に、応答情報が移行の受理を示している場合に、ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、移行ユーザ特定情報により特定されるユーザのポイントから移行ポイントを減算することができる。したがって、他のポイント管理システムにポイントを移行することができるので、ポイント利用の自由度が高まる。
【0045】
また、請求項19に係る発明のポイント管理装置では、請求項14乃至18のいずれかに記載の発明の効果に加えて、ポイント管理装置制御手段は、ユーザ特定情報及び、他のポイント管理システムから移行を要求するポイント数である移行要求ポイント数を少なくとも含む移行要求情報を受信した際に、ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、ユーザ特定情報により特定されるユーザのポイントに移行要求ポイント数を加算することができる。したがって、ポイントを他のポイント管理システムから受け入れることができるので、ポイント利用の自由度が高まる。
【0046】
また、請求項20に係る発明の遊技場端末プログラムでは、請求項10乃至13のいずれかに記載の遊技場端末の各種処理手段としてコンピュータを機能させることができる。したがって、請求項10乃至13のいずれかに記載の発明と同様の効果を奏すことができる。
【0047】
また、請求項21に係る発明のポイント管理装置プログラムでは、請求項14乃至19のいずれかに記載のポイント管理装置の各種処理手段としてコンピュータを機能させることができる。したがって、請求項14乃至19のいずれかに記載の発明と同様の効果を奏すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0048】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して以下の順で説明する。
1.本実施の形態のポイント管理システムの概要
2.機器の説明
3.携帯電話の動作
4.サンドの動作
5.計数機の動作
6.ホールサーバの動作
7.販売店端末の動作
8.ポイントサーバの動作
9.効果
10.請求項との対比
11.変形例
【0049】
1.本実施の形態のポイント管理システムの概要
まず、図1乃至図10を参照して、本実施の形態のポイント管理システムの概要について説明する。図1は、本実施の形態のポイント管理システムの機器の関係を示す模式図である。そして、図2は、携帯電話6に表示されるメニュー画面100を示す模式図である。そして、図3は、ポイント管理システムへの新規登録取引の処理の流れを示す流れ図であり、図4は、使用する遊技球を引き出す使用取引の処理の流れを示す流れ図であり、図5は、獲得した遊技球を預ける獲得取引の処理の流れを示す流れ図である。そして、図6は、ポイントで商品を購入する購入取引の流れを示す流れ図であり、図7は、ポイントを他のユーザに譲渡する譲渡取引の流れを示す流れ図であり、図8は、他のユーザへポイントの譲渡を要求する譲渡要求取引の流れを示す流れ図である。そして、図9は、ポイントを他のポイントシステムへ移行させる移行取引の流れを示す流れ図である。
【0050】
なお、本実施の形態のポイント管理システムでは、「遊技機」としてパチンコ機5、「遊技媒体」として遊技球、「遊技媒体供給装置」をサンド3、「遊技媒体計数装置」を計数機4、「遊技場端末」としてホールサーバ2、「ポイント管理装置」としてポイントサーバ1を例に挙げて説明する。遊技場には複数のパチンコ機5が設置されている。このパチンコ機5は、パチンコ機5に遊技球を供給するサンド3を接続している。そして、遊技場(ホール)内に設置されているサンド3は、店内ネットワークを介してホールサーバ2に接続している。このホールサーバ2は、遊技球を計数する計数機4を接続しており、計数機4で計数された遊技球数を取得することができる。
【0051】
また、遊技者が所持する携帯電話6には非接触ICカード69が搭載されており、サンド3及び計数機4には携帯電話6に搭載されている非接触ICカード69に記憶されているデータを読み込むリーダ機能が搭載されている。非接触ICカード69には、携帯電話6を使用するユーザを識別する情報であるIDが予め記憶されており、本実施の形態では、このIDを遊技者を特定するためのユーザIDとして使用する。ユーザが携帯電話6をサンド3や計数機4に翳すことにより、サンド3や計数機4が非接触ICカード69のユーザIDを取得することができる。また、携帯電話6は携帯電話網91を介してインターネット90に接続し、ポイントサーバ1に接続することができる。
【0052】
そして、ホールサーバ2は、インターネット90に接続可能であり、インターネット90に接続している他の装置に接続してデータを授受することができる。本実施の形態のポイント管理システムでは、ポイントバンクに設置されたポイントサーバ1がインターネット90に接続しており、ホールサーバ2とデータの授受を行うことができる。ポイントサーバ1では、ユーザが獲得したり、借りたりした遊技球に応じた数のポイントが預けられて管理されている。
【0053】
さらに、種々の商品を販売したり、サービスを提供したりする販売店には販売店端末7が設置されており、インターネット90を介してポイントサーバ1に接続している。また、他のポイント管理システムのポイント管理センターに設置された他システムサーバ8もインターネット90を介してポイントサーバ1に接続している。なお、他システムとは、例えば、航空会社のポイントシステム、家電量販店のポイントシステム、クレジットカード会社のポイントシステムなどである。
【0054】
次に、図2乃至図10を参照して、本実施の形態のポイント管理システムで提供されているサービスについて説明する。本実施の形態では、ユーザがポイントサーバ1に預けているポイントを使用して遊技球を借り出す「遊技球使用サービス」、ユーザが獲得した遊技球をポイントサーバ1へ預け入れる「遊技球獲得サービス」、ユーザがポイントサーバ1に預けているポイントで買い物をする「購入サービス」、ユーザがポイントサーバ1に預けているポイントを他のユーザに譲渡する「ポイント譲渡サービス」、ユーザが他のユーザにポイントの譲渡を要求する「ポイント譲渡要求サービス」、他のポイント管理システムへポイントを移行する「ポイント移行サービス」、他のポイント管理システムからのポイントの移行を受け入れる「ポイント移行受入サービス」が提供されている。さらに、本ポイント管理サービスを利用するための「新規登録」や、ポイントサーバ1に預けられているポイント数の「照会」も行うことができる。
【0055】
まず、図2を参照して、携帯電話6に表示されるメニュー画面100について説明する。図2に示すように、メニュー画面100には「1.新規登録」,「2.ポイント照会」,「3.ポイント譲渡」,「4.ポイント譲渡受入」,「5.ポイント要求」,「6.ポイント要求許可」,「7.ポイント移行」,「8.終了」のメニューが表示されている。つまり、携帯電話6を操作することにより、ユーザは1〜7の7つのメニューの処理を行うことができる。「1.新規登録」は、ポイント管理システムを利用するための新規登録を行うメニューであり、「2.ポイント照会」は、ポイントサーバ1に預けているポイント数を照会するメニューである。そして、「3.ポイント譲渡」は、ポイントサーバ1に預けているポイントを他のユーザへ譲渡するメニューであり、「4.ポイント譲渡受入」は、他のユーザからポイントを譲渡された際に、それを受け入れる指示を行うメニューである。そして、「5.ポイント要求」は、他のユーザにポイントの譲渡を要求するメニューであり、「6.ポイント要求許可」は、他のユーザからポイントの譲渡を要求された際に、それを許可する指示を行うメニューである。そして、「7.ポイント移行」は、他のポイント管理システムへポイントの移行を行うメニューである。
【0056】
次に、図3を参照して、始めにユーザが本ポイント管理システムに登録する際の処理について説明する。ユーザはまず、携帯電話6において、ポイント管理システムのアプリケーションを起動し、メニュー画面100(図2参照)において「1.新規登録」メニューを選択する(S1)。すると、氏名、初期投入金額、投入金額を引き落とすクレジットカード番号等の必要事項を入力する新規登録入力画面(図示外)が表示される。そこで、これらの情報を入力し、確定させる(S2)。すると、携帯電話6は、入力された情報及び携帯電話のICカード69に記憶されているユーザID(携帯電話6を使用するユーザを特定するために割り当てられている識別情報)を記載した「登録情報」を作成し、ポイントサーバ1へ送信する(S3)。そして、携帯電話6の表示画面64には「ポイントバンクと交信中です」のメッセージが表示される(S4)。
【0057】
そして、「登録情報」が送信されたポイントサーバ1では、「登録情報」に基づいて「出金依頼情報」を作成し、指定されたクレジットカード会社のサーバへ送信する(S5)。クレジットカード会社では、「出金依頼情報」を受信したら、その顧客との取引が有効であるか否かの判断を行い(S6)、有効であれば(S6:YES)、ユーザからの出金の処理(利用明細に初期投入金額分の利用明細を追加)を行い(S7)、ポイントバンクへの入金の処理(支払い金額の加算)を行う(S8)。そして、ポイントサーバ1へ取引が成立したことを示す取引結果を送信する(S9)。
【0058】
そして、ポイントサーバ1では、取引結果(成立)を受信したら、ユーザ管理情報を作成する(S10)。このユーザ管理情報は、ユーザの基本データや預け入れているポイント数を記憶するためのDBである(図17参照)そして、「ユーザ登録完了情報」を携帯電話6へ送信する(S11)。携帯電話6では、「ユーザ登録完了情報」を受信すると、新規登録が完了したことを示すメッセージを表示画面64に表示する(S12)。また、クレジットカード会社において、クレジットカードが有効でない場合には(S6:YES、期限切れ、契約ナシなど)、取引が成立しなかったことを示す取引結果をポイントサーバ1へ送信する(S16)。そこで、ポイントサーバ1ではエラー情報を携帯電話6へ送信する(S17)。よって、携帯電話では新規登録がエラーであったことを示すメッセージを表示画面64に表示する(S18)。
【0059】
なお、本実施の形態では、クレジットカード会社を利用して初期投入金額の受け入れを行っているが、銀行等の金融機関を利用してもよい。また、ホールにて現金を受理するようにしてもよい。この場合には、例えば、携帯電話6の新規登録メニューにおいて、ホールID(ホールを識別する情報)も入力し、ポイントサーバ1からホールIDの示すホールのホールサーバ2へ現金受理の問合せ情報を送信し、ホールサーバ2からポイントサーバ1へ受理済みの情報を送信し、ポイントサーバ1では受理済みの情報を受理した後にユーザ管理情報を作成すればよい。
【0060】
次に、図4を参照して、「遊技球使用サービス」について説明する。ユーザがポイントサーバ1に預けてあるポイントを使用して、遊技球を借りるサービスである。まず、使用ボタン354を押下する(S21)。そして遊技を行うパチンコ機5に接続しているサンド3において使用する遊技球数を入力する(S22)。すると、携帯電話6に記憶されているのユーザIDの読み取りの要求がされるので、ユーザは携帯電話6をサンド3に翳す。すると、サンド3は、携帯電話6の非接触ICカード69に記憶されているユーザIDを読み取る(S23)。そして、サンド3はユーザID、入力遊技球数、サンドID(サンドを識別する情報)を記載した「使用情報」を作成し、ホールサーバ2へ送信する(S24)。「使用情報」を受信したホールサーバ2では、これにホールIDを付加して、ポイントサーバ1へ送信する(S25)。
【0061】
ポイントサーバ1では、受信した「使用情報」のユーザIDのユーザが存在するか確認し(S26)、ユーザが存在すれば(S26:YES)、指定された遊技球数に応じたポイント残高があるか否かの確認が行われる(S27)。ポイント残高があれば(S27:YES)、そのユーザIDのポイント残高からポイント数を減算し(S28)、払い出されたポイント数に応じた金額をホールへの支払金額に加算し、ホールIDのホールへの請求手数料に所定の手数料(例えば、50円)を加算する(S29)。そして、ポイントの減算処理が完了したことを示す「減算通知情報」を作成して、ホールIDのホールサーバ2へ送信する(S30)。ホールサーバ2では、「減算通知情報」を受信すると、入力遊技球数を記載した「使用球数情報」をサンド3へ送信する(S31)。サンド3では、「使用球数情報」を受信したら、その遊技球数を遊技者に貸し出す(S32)。そして、ユーザは貸し出された遊技球を用いて遊技を行う。
【0062】
なお、ポイントサーバ1にて、ユーザIDの確認ができなかったり(S27:NO)、ポイント残高が不足していたりした場合には(S27:NO)、エラー内容を記載した「エラー情報」を作成し、ホールサーバ2へ送信する(S36)。そして、ホールサーバ2は、「エラー情報」をサンド3へ送信する(S37)。サンド3は、「ポイントシステムをご利用になれません」,「残高不足です」等のメッセージを出力する(S38)。
【0063】
次に、図5を参照して、「遊技球獲得サービス」について説明する。ユーザが遊技を終了し、遊技球をポイントに換算してポイントサーバ1へ預けるサービスである。まず、遊技者は、計数機4の遊技球投入口に獲得した遊技球を投入する(S41)。そして、貯玉ボタン45を押下する。すると、計数機は投入された遊技球を計数する(S42)。そして、携帯電話6に記憶されているのユーザIDの読み取りの要求がされるので、ユーザは携帯電話6をサンド3に翳す。すると、計数機4は、携帯電話6の非接触ICカード69に記憶されているユーザIDを読み取る(S43)。そして、計数機4はユーザID及び計数遊技機球数を「獲得遊技球数」として記載した「獲得情報」を作成し、ホールサーバ2へ送信する(S44)。「獲得情報」を受信したホールサーバ2では、これにホールIDを付加して、ポイントサーバ1へ送信する(S45)。
【0064】
ポイントサーバ1では、受信した「使用情報」のユーザIDのユーザが存在するか確認し(S47)、ユーザが存在すれば(S47:YES)、獲得遊技球数に応じたポイントを算出し、そのユーザIDのポイント残高に加算する(S48)。そして、受け入れたポイント数に応じた金額をホールへの請求金額に加算し、ホールIDのホールへの請求手数料に所定の手数料(例えば、50円)を加算する(S49)。そして、ポイントの加算処理が完了したことを示す「貯蓄完了情報」をホールIDのホールサーバ2へ送信する(S50)。ホールサーバ2では、「貯蓄通知情報」を受信すると、入力遊技球数を記載した「貯蓄完了情報」を計数機へ送信する(S51)。計数機4では、「貯蓄完了情報」を受信したら、完了のメッセージを出力する(S52)。
【0065】
なお、ポイントサーバ1にて、ユーザIDの確認ができなかった場合には、エラー内容を記載した「エラー情報」を作成し、ホールサーバ2へ送信する(S56)。そして、ホールサーバ2は、「エラー情報」をサンド3へ送信する(S57)。計数機4は、「ポイントシステムをご利用になれません」等のメッセージを出力する(S58)。
【0066】
次に、図6を参照して、「購入サービス」について説明する。ユーザがポイントサーバ1に預けてあるポイントを使用して、商品やサービスを購入するサービスである。ユーザは、販売員に商品を購入したい旨を伝える。すると、販売員は、販売店端末7で「購入メニュー」を選択し、商品の金額を入力する(S61)。すると、携帯電話6に記憶されているのユーザIDの読み取りの要求がされるので、販売員はユーザに携帯電話6をRF回路78のアンテナ781に翳すように促す。すると、販売店端末7は、携帯電話6の非接触ICカード69に記憶されているユーザIDを読み取る(S62)。そして、販売店端末7はユーザID、購入金額、販売店ID(販売店を識別する情報)を記載した「購入情報」を作成し、ポイントサーバ1へ送信する(S63)。
【0067】
ポイントサーバ1では、受信した「購入情報」のユーザID(購入ユーザID)のユーザが存在するか確認し(S65)、ユーザが存在すれば(S65:YES)、購入金額に応じたポイント残高があるか否かの確認が行われる(S66)。ポイント残高があれば(S66:YES)、そのユーザIDのポイント残高からポイント数を減算し(S67)、販売店IDの販売店への請求手数料に所定の手数料(例えば、50円)を加算し、購入金額をホールへの支払金額に加算する(S68)。そして、購入取引が完了したことを示す「取引完了情報」を作成して、販売店IDの販売店端末7へ送信する(S70)。販売店端末7では、「取引完了情報」を受信すると、取引が完了したことを示すメッセージを出力する(S71)。そして、販売員は商品をユーザへ引き渡す。
【0068】
なお、ポイントサーバ1にて、ユーザIDの確認ができなかったり、ポイント残高が不足していたりした場合には、エラー内容を記載した「エラー情報」を作成し、販売店端末7へ送信する(S76)。そして、販売店端末7は、「ポイントシステムをご利用になれません」,「残高不足です」等のメッセージを出力する(S77)。
【0069】
次に、図7を参照して、「ポイント譲渡サービス」について説明する。ユーザ(譲渡元ユーザ)が、他のユーザ(譲渡先ユーザ)へポイントを譲渡するサービスである。譲渡元ユーザは、携帯電話6において、ポイント管理システムのアプリケーションを起動し、メニュー画面100(図2参照)において「3.ポイント譲渡」メニューを選択する(S81)。すると、譲渡先ユーザのユーザID(譲渡先ユーザID)及び譲渡ポイント数を入力する画面(図示外)が表示される。そこで、これらの情報を入力し、確定させる(S82)。すると、携帯電話6は、入力された情報及び携帯電話のICカード69に記憶されているユーザID(譲渡元ユーザID)を記載した「譲渡情報」を作成し、ポイントサーバ1へ送信する(S83)。そして、携帯電話6の表示画面64には「ポイントバンクと交信中です」のメッセージが表示される(S84)。
【0070】
そして、ポイントサーバ1では、「譲渡情報」のユーザIDのユーザが存在するか確認し(S85)、ユーザが存在すれば(S85:YES)、譲渡ポイント数だけポイント残高があるか否かの確認が行われる(S86)。ポイント残高があれば(S86:YES)、譲渡先ユーザの携帯電話6へ譲渡を受理するか否かの問合せを行う「譲渡受理問合せ情報」を送信する(S87)。この「譲渡受理問合せ情報」は電子メールであり、携帯電話6の電子メールアドレスに送信される。そして、譲渡元ユーザの携帯電話6へは、問合せの電子メールを送信した旨を示す「問合せ完了情報」を送信する(S88)。譲渡元ユーザの携帯電話6では、「問合せ完了情報」を受信すると、「譲渡先ユーザへ譲渡の受け入れの問合せを行いました。」等のメッセージが出力される(S89)。ここで、譲渡元ユーザは、譲渡先ユーザにより譲渡を受け入れるか否かの操作が行われるのを待機する。
【0071】
なお、ポイントサーバ1にて、ユーザIDの確認ができなかったり、ポイント残高が不足していたりした場合には、エラー内容を記載した「エラー情報」を作成し、携帯電話6へ送信する(S91)。そして、携帯電話6は、「ポイントシステムをご利用になれません」,「残高不足です」等のメッセージを出力する(S92)。
【0072】
また、譲渡先ユーザは「譲渡受理問合せ情報」の電子メールを読んだら(S89)、携帯電話6でぽイント管理システムのアプリケーションを起動し、メニュー画面100(図2参照)において「4.ポイント譲渡受入」メニューを選択する(S101)。すると、譲渡元ユーザの情報、譲渡ポイント数、支払金額、振込先(ポイントバンクの銀行口座)と共に、「譲渡を受ける」ボタン及び「譲渡を受けない」ボタンが表示されている譲渡受入指示画面(図示外)が表示される。そこで、いずれかのボタンを選択し、指示を入力する(S102)。そして、携帯電話6は、入力された指示を示した受理結果をポイントサーバ1へ送信する(S103)。そして、譲渡先ユーザは譲渡を受理する場合には、ポイントバンクの銀行口座へ支払金額を振り込む(S107)。
【0073】
一方、受理結果を受信したポイントサーバ1は、受理結果が「譲渡を受ける」ことを示している場合には(S104:YES)、「譲渡先ユーザが譲渡を受理したので、譲渡先ユーザからの入金を確認次第、ポイントを譲渡する」旨を記載した「入金待ち情報」を電子メールで、譲渡元ユーザの携帯電話6へ送信する(S105)。そして、譲渡先ユーザから入金されたら(S107)、ポイントサーバ1は、譲渡元ユーザのポイント残高から譲渡ポイント及び所定の手数料ポイントを減算し、譲渡先ユーザのポイント残高に譲渡ポイントを加算する(S108)。そして、譲渡が成立したことを示す「成立情報」を電子メールで、譲渡元ユーザ及び譲渡先ユーザの携帯電話6へ送信する(S109)。また、受理結果が「譲渡を受けない」ことを示すものであった場合には(S104:NO)、譲渡が成立しなかったことを示す「不成立情報」を電子メールで譲渡元ユーザの携帯電話6へ送信する(S111)。
【0074】
次に、図8を参照して、「ポイント譲渡要求サービス」について説明する。ユーザ(譲渡元指定ユーザ)が、他のユーザ(譲渡要求ユーザ)へポイントの譲渡を要求するサービスである。譲渡要求ユーザは、携帯電話6において、ポイント管理システムのアプリケーションを起動し、メニュー画面100(図2参照)において「5.ポイント譲渡要求」メニューを選択する(S121)。すると、譲渡を要求する先のユーザ(譲渡元指定ユーザのユーザID(譲渡元指定ユーザID)及び譲渡ポイント数を入力する画面(図示外)が表示される。そこで、これらの情報を入力し、確定させる(S122)。すると、携帯電話6は、入力された情報及び携帯電話のICカード69に記憶されているユーザID(譲渡要求ユーザID)を記載した「譲渡要求情報」を作成し、ポイントサーバ1へ送信する(S123)。そして、携帯電話6の表示画面64には「ポイントバンクと交信中です」のメッセージが表示される(S124)。
【0075】
そして、ポイントサーバ1では、「譲渡要求情報」の譲渡元指定ユーザ及び譲渡要求ユーザが存在するか確認し(S125)、ユーザが存在すれば(S125:YES)、譲渡元指定ユーザに譲渡ポイント数だけポイント残高があるか否かの確認が行われる(S126)。ポイント残高があれば(S126:YES)、譲渡元指定ユーザの携帯電話6へ譲渡を受理するか否かの問合せを行う「譲渡許可問合せ情報」を送信する(S127)。この「譲渡許可問合せ情報」は電子メールであり、譲渡元指定ユーザの携帯電話6の電子メールアドレスに送信される。そして、譲渡要求ユーザの携帯電話6へは、問合せの電子メールを送信した旨を示す「問合せ完了情報」を送信する(S128)。譲渡要求ユーザの携帯電話6では、「問合せ完了情報」を受信すると、「譲渡元指定ユーザへ譲渡の受け入れの問合せを行いました。」等のメッセージが出力される(S129)。ここで、譲渡要求ユーザは、譲渡元指定ユーザにより譲渡を許可するか否かの操作が行われるのを待機する。
【0076】
なお、ポイントサーバ1にて、ユーザIDの確認ができなかったり、ポイント残高が不足していたりした場合には、エラー内容を記載した「エラー情報」を作成し、携帯電話6へ送信する(S131)。そして、携帯電話6は、「ポイントシステムをご利用になれません」,「残高不足です」等のメッセージを出力する(S132)。
【0077】
また、譲渡元指定ユーザは「譲渡許可問合せ情報」の電子メールを読んだら(S129)、携帯電話6でポイント管理システムのアプリケーションを起動し、メニュー画面100(図2参照)において「6.ポイント要求許可」メニューを選択する(S141)。すると、譲渡要求ユーザの情報、譲渡ポイント数と共に、「譲渡をする」ボタン及び「譲渡をしない」ボタンが表示されている譲渡受入指示画面(図示外)が表示される。そこで、いずれかのボタンを選択し、指示を入力する(S142)。そして、携帯電話6は、入力された指示を示した許可結果をポイントサーバ1へ送信する(S143)。
【0078】
一方、許可結果を受信したポイントサーバ1は、許可結果が「譲渡をする」ことを示している場合には(S144:YES)、譲渡元指定ユーザが譲渡を許可したので、ポイントバンクへの支払金額の入金を指示した「入金依頼情報」を電子メールで、譲渡要求ユーザの携帯電話6へ送信する(S145)。一方、許可結果が「譲渡をしない」ことをしめしている場合には(S144:NO)、その旨を示す「不成立情報」を電子メールで、譲渡要求ユーザの携帯電話6へ送信する(S151)。譲渡要求ユーザは、電子メールを読み、「入金依頼情報」であれば(S146)、ポイントバンクの銀行口座へ支払金額を振り込む(S147)。
【0079】
そして、譲渡要求ユーザから入金されたら(S147)、ポイントサーバ1は、譲渡元指定ユーザのポイント残高から譲渡ポイントを減算し、譲渡要求ユーザのポイント残高に譲渡ポイントを加算し、譲渡要求ユーザのポイント残高から所定の手数料ポイントを減算する(S148)。そして、譲渡が成立したことを示す「成立情報」を電子メールで、譲渡要求ユーザ及び譲渡元指定ユーザの携帯電話6へ送信する(S149)。また、許可結果が「譲渡をしない」ことを示すものであった場合には(S144:NO)、譲渡が成立しなかったことを示す「不成立情報」を電子メールで譲渡要求ユーザの携帯電話6へ送信する(S151)。
【0080】
次に、図9を参照して、「ポイント移行サービス」について説明する。ユーザが、他のポイント管理システムへポイントを移行するサービスである。ユーザは、携帯電話6において、ポイント管理システムのアプリケーションを起動し、メニュー画面100(図2参照)において「7.ポイント移行」メニューを選択する(S161)。すると、移行先のポイントシステム及び移行ポイント数を入力する画面(図示外)が表示される。そこで、これらの情報を入力し、確定させる(S162)。すると、携帯電話6は、入力された情報(移行先システム及び移行ポイント)及び携帯電話のICカード69に記憶されているユーザID(移行ユーザID)を記載した「移行情報」を作成し、ポイントサーバ1へ送信する(S163)。そして、携帯電話6の表示画面64には「ポイントバンクと交信中です」のメッセージが表示される(S164)。
【0081】
そして、ポイントサーバ1では、「移行情報」のユーザIDのユーザが存在するか確認し(S165)、ユーザが存在すれば(S165:YES)、移行ポイント数及び手数料ポイント分のポイント残高があるか否かの確認が行われる(S166)。ポイント残高があれば(S166:YES)、他システムの管理サーバへ移行を依頼「移行依頼情報」を送信する(S167)。この「移行依頼情報」にはユーザID及び移行ポイント数が記載されている。
【0082】
なお、ポイントサーバ1にて、ユーザIDの確認ができなかったり(S165:NO)、ポイント残高が不足していたり(S166:NO)した場合には、エラー内容を記載した「エラー情報」を作成し、携帯電話6へ送信する(S175)。そして、携帯電話6は、「ポイントシステムをご利用になれません」,「残高不足です」等のメッセージを出力する(S176)。
【0083】
また、他システムの管理サーバは「移行依頼情報」を受信したら、ユーザIDの示すユーザが存在するか否かの判断が行われ(S168)、存在すれば(S168:YES)、移行を受け入れる旨の「移行結果」をポイントサーバ1へ送信する(S169)。ポイントサーバ1では、移行を受け入れる旨の「移行結果」を受信したら、移行ポイント及び手数料ポイントをユーザIDのポイント残高から減算し(S171)、ポイントの移行が完了したことを示す「移行受付完了情報」を携帯電話6へ送信する(S172)。携帯電話6は、「移行受付完了情報」を受信すると、ポイントの移行が完了した旨を示すメッセージを表示する(S174)。
【0084】
なお、他システムの管理サーバにて移行が受け入れられなかった場合には(S168:NO)、移行を受け入れない旨を示す移行結果が送信されるので(S177)、ポイントサーバ1は「移行エラー情報」を携帯電話6へ送信する(S178)。携帯電話6では移行が受け入れられなかった旨のメッセージを表示する(S179)。
【0085】
2.機器の説明
次に、図10乃至図21を参照して、本ポイント管理システムで用いられる機器について説明する。図10は、パチンコ機5及びサンド3の電気的構成を示す模式図であり、図11は、計数機4の電気的構成を示す模式図であり、図12は、携帯電話6の電気的構成を示す模式図である。そして、図13は、ホールサーバ2の電気的構成を示す模式図であり、図14は、ホールサーバ2のハードディスク23に設けられている記憶エリアの構成を示す模式図である。そして、図15は、ポイントサーバ1の電気的構成を示す模式図であり、図16は、ポイントサーバ1のハードディスク13に設けられている記憶エリアの構成を示す模式図であり、図17は、ポイントサーバ1のハードディスク13のユーザ管理情報記憶エリア131の構成を示す模式図であり、図18は、ポイントサーバ1のハードディスク13のホール管理情報記憶エリア132の構成を示す模式図であり、図19は、ポイントサーバ1のハードディスク13の販売店管理情報記憶エリア133の構成を示す模式図であり、図20は、ポイントサーバ1のハードディスク13の他システム管理情報記憶エリア134の構成を示す模式図である。図21は、販売店端末7の電気的構成を示す模式図である。
【0086】
まず、図10を参照して、パチンコ機5及びサンド3の主な構成要素の電気的構成について説明する。パチンコ機5は、遊技球を発射し、所定の入賞口に遊技球が入賞した際に、抽選が行われ、抽選に当選した場合に遊技球を払い出す遊技等を行うものである。パチンコ機5には、主基板54、電源基板56、音基板83、図柄表示基板81、払出制御基板58、電飾基板82、中継基板57、発射基板84、サブ統合基板55等が設けられている。主基板54には、各種の演算処理を行うCPU50が設けられており、フラグやカウンタ値やデータを記憶するRAM51と、制御プログラム及び各種の初期値のデータや遊技領域に設けられた図柄表示装置への表示内容のデータ等を記憶したROM52とが接続している。また、CPU50は、I/Oインタフェイス53に接続しており、I/Oインタフェイス53には、サブ統合基板55、払出制御基板58、中継基板57が接続している。さらに、サブ統合基板55には図柄表示基板81、電飾基板82、音基板83が接続され、払出制御基板58には発射基板84及び払出装置85が接続されている。電源基板56は遊技機設置島に備えられた電源から電源供給を受けており、主基板54、サブ統合基板55、払出制御基板58、発射基板84に電源供給を行っている。
【0087】
また、サンド3は、パチンコ機5で使用する遊技球の貸し出しを管理する装置である。サンド3には、サンド3の制御を司るCPU30が設けられている。CPU30はフラグやデータ等を一時的に記憶するRAM31、制御プログラム及び各種の初期値のデータ、サンド3を識別するためのサンドID等を記憶したROM32が内蔵されている。そして、CPU30には、貸出球数を記憶する不揮発メモリ33、携帯電話6に設けられている非接触ICカード69へ呼出波を送信し、反射波を受信して通信を行うためのRadio Frequency回路(以下、RF回路と称する)391、時間管理を行うRTC37、I/Oインタフェイス39が接続している。さらに、RF回路391には非接触ICカード69と通信するためのアンテナ392が接続されている。
【0088】
I/Oインタフェイス39には、ホールサーバ2と店内ネットワーク150を介して通信を行うための通信回路38、遊技球を貸し出すために投入された硬貨や紙幣を受け付け、その真偽を判定する貨幣判定装置362、貨幣判定装置362で正しい紙幣と判定された紙幣を搬送、回収する貨幣搬送装置361、遊技球を借りる際に押下される球貸ボタン351、遊技者が投入した貨幣の返却を求める際に押下される返却ボタン352、ポイントを使用して借り入れる遊技球数を入力する球数入力キー353、ポイントを使用して遊技を行う際に押下される使用ボタン354、投入された貨幣の金額等が表示される表示部34等が接続されている。なお、球数入力キー353は、少なくとも「0」〜「9」までの数値ボタン及び「確定」ボタンで構成されている。また、I/Oインタフェイス39はパチンコ機5のI/Oインタフェイス53と接続しており、主基板54からパチンコ機5の遊技情報がサンド3へ出力される。また、払出制御基板58へも接続しており、球貸ボタン351が押下されて遊技球が貸し出される際には、遊技球の払出を指示する信号が払出制御基板58へ送信される。
【0089】
なお、貨幣の投入口、表示部34、各種入力ボタン351〜354、アンテナ392はサンド3の前面に設けられている。
【0090】
次に、図11を参照して、計数機4について説明する。この計数機4は、遊技球の数を計数する装置である。図11に示すように、計数機4には、計数機4の制御を司るCPU40が設けられ、CPU40には、計数機4の制御プログラム等を記憶したROM41と、各種のデータを一時的に記憶するRAM42と、遊技球を計数する計数装置43と、メッセージを表示する表示部44と、遊技球の計数のカウント開始の指示をする貯玉ボタン45と、携帯電話6に備えられた非接触ICカード69と通信するためのRF回路46と、ホールサーバ2に接続するための通信回路47とがバスを介して接続されている。RF回路46にはアンテナ461が接続されている。
【0091】
次に、図12を参照して、携帯電話6について説明する。携帯電話6は周知の携帯型電話機であり、通話機能のほかにインターネット90に接続する通信機能が備えられている。さらに、ハードディスク63にアプリケーションを実行するためのプログラムを記憶させることにより、種々の処理を行うことができるものである。
【0092】
図12に示すように、携帯電話6には、携帯電話6全体の制御を行う制御部60が設けられ、制御部60には、CPU61と、データを一時的に記憶するRAM62と、携帯電話6を制御するプログラムやOSを記憶したROM63と、時計機能部67とが内蔵されている。そして、制御部60には、文字等を入力するキー入力部65と、着信音を発生するメロディ発生器66と、表示画面64と、プログラムや各種情報を記憶したハードディスク63とが接続されている。なお、メロディ発生器66には、メロディ発生器66で発生した着信音を発声するスピーカ661が接続されている。さらに、制御部60には、マイク687からの音声信号の増幅及びスピーカ686から出力する音声の増幅等を行うアナログフロントエンド684と、アナログフロントエンド684で増幅された音声信号のデジタル信号化及びモデム部682から受け取ったデジタル信号をアナログフロントエンド684で増幅できるようにアナログ信号化する音声コーディック部683と、変復調を行うモデム部682と、アンテナ685から受信した電波の増幅及び検波を行い、また、キャリア信号をモデム部682から受け取った信号により変調し、増幅する送受信部681とが設けられている。
【0093】
また、制御部60には、非接触ICカード69が接続されている。非接触ICカード69にはCPU691が設けられており、CPU691には不揮発メモリ694、RF回路692が接続されている。そして、RF回路692にはアンテナ693が設けられている。不揮発メモリ694には、携帯電話6を使用するユーザを識別するためのユーザIDを記憶するユーザID記憶エリア6941が設けられている。RF回路692は、呼出波を受信するとそれに応じてユーザID記憶エリア6941に記憶されているユーザIDを載せた反射波を返送する。
【0094】
次に、図13を参照して、ホールサーバ2について説明する。図12に示すように、ホールサーバ2には、ホールサーバ2の制御を司るCPU20が設けられ、CPU20には、OS等を記憶したROM21と、各種のデータを一時的に記憶するRAM22と、各種情報を記憶するハードディスク23と、ユーザによる入力を受け付けるキーボード25と、マウス26と、画像を出力するディスプレイ24と、計数機4に接続するための通信回路27と、サンド3に接続するための通信回路28と、インターネット90に接続するための通信回路29とがバスを介して接続されている。
【0095】
次に、図14を参照して、ホールサーバ2のハードディスク23に設けられている記憶エリアの構成について説明する。図14に示すように、ホールサーバ2のハードディスク23には、ホールID記憶エリア231,ホールプログラム記憶エリア232が少なくとも設けられている。ホールID記憶エリア231には、ホールを識別するための識別情報としてホールIDが記憶されている。そして、ホールプログラム記憶エリア232には、ホールサーバ2のCPU20で実行され、ホールサーバ2を動作させるホールプログラムが記憶されている。
【0096】
次に、図15を参照して、ポイントサーバ1について説明する。図15に示すように、ポイントサーバ1には、ポイントサーバ1の制御を司るCPU10が設けられ、CPU10には、OS等を記憶したROM11と、各種のデータを一時的に記憶するRAM12と、各種情報を記憶するハードディスク13と、ユーザによる入力を受け付けるキーボード15と、マウス16と、画像を出力するディスプレイ14と、インターネット90に接続するための通信回路19とがバスを介して接続されている。
【0097】
次に、図16を参照して、ポイントサーバ1のハードディスク13に設けられている記憶エリアの構成について説明する。図16に示すように、ハードディスク13には、ユーザ管理情報記憶エリア131,ホール管理情報記憶エリア132,販売店管理情報記憶エリア133,他システム管理情報記憶エリア134が少なくとも設けられている。ユーザ管理情報記憶エリア131には、本ポイント管理システムを利用するユーザに関する情報が記憶され(図17参照)、ホール管理情報記憶エリア132には、本ポイント管理システムを利用するホールに関する情報が記憶され(図18参照)、販売店管理情報記憶エリア133には、本ポイント管理システムを利用する販売店に関する情報が記憶され(図19参照)、他システム管理情報記憶エリア134には、他のポイントシステムに関する情報が記憶される(図20参照)。
【0098】
次に、図17を参照して、ポイントサーバ1のハードディスク13のユーザ管理情報記憶エリア131の構成について説明する。図17に示すように、ユーザ管理情報記憶エリア131には、ユーザID欄,ポイント残高欄,口座情報欄,メールアドレス欄,譲渡内容欄が少なくとも設けられている。
【0099】
ユーザID欄には、ユーザを識別するユーザIDが記憶される。これは、携帯電話6の非接触ICカードに記憶されているユーザIDが登録される。そして、ポイント残高欄には、このユーザが預けているポイント数が記憶される。口座情報欄には、このユーザのクレジットカード口座の情報(会社名、カード番号、契約氏名など)が記憶される。そして、メールアドレス欄には、このユーザの所有している携帯電話6のメールアドレスが記憶される。そして、譲渡内容欄には、譲渡番号欄、ポイント数欄及び相手ユーザID欄が設けられている。譲渡番号欄には、その譲渡取引を特定する番号が記憶され、ポイント数欄には譲渡するポイント(譲渡処理)、又は譲渡を要求したポイント(譲渡要求処理)が記憶され、相手ユーザID欄には、譲渡先ユーザID(譲渡処理)又は譲渡元指定ユーザID(譲渡要求処理)が記憶される。なお、譲渡番号は、例えば、年月日時分秒+ユーザID+フラグ(1桁)とする。フラグは譲渡処理では「1」、譲渡要求処理では「2」とする。例えば、ユーザIDがU0001のユーザが2007年4月7日15:16:18に譲渡をしようとした場合には、「U0001200704071516181」となされる。
【0100】
次に、図18を参照して、ポイントサーバ1のハードディスク13のホール管理情報記憶エリア132の構成について説明する。図18に示すように、ホールID欄,交換率欄,請求金額欄,支払金額欄,口座情報欄が少なくとも設けられている。ホールID欄には、ホールを識別するホールIDが記憶され、交換率欄には、遊技球とポイントとの換算に用いられる交換率が記憶されている。この値は1球の遊技球がいくらに該当するかを示している。例えば、図18に示すホールIDが「H0001」のホールでは、交換率が「4.0」とされている。これは1球を4.0円に換算することを示している。そして、本実施の形態では、10円を1ポイントとして換算するものとし、換算された金額に0.1を乗じてポイント数を算出している。例えば、8264球の遊技球を獲得した場合には、「8264×4.0×0.1=3305.6」となり、少数点以下を切り捨てて「3305ポイント」が加算される。
【0101】
そして、請求金額欄には、ホールに請求する金額が記憶される。ホールに請求される金額とは、各種取引が行われた際の手数料や契約の基本手数料、ユーザが預ける遊技球数に応じた金額である。そして、支払金額とは、ユーザが預けられたポイントを使用して遊技球を取得する際に、使用する遊技球数に応じた金額である。そして、口座情報とは、ホールに支払いをする際の支払先の銀行口座の情報(銀行コード、支店コード、口座種類、口座番号、口座名義)である。
【0102】
次に、図19を参照して、ポイントサーバ1のハードディスク13の販売店管理情報記憶エリア133の構成について説明する。図19に示すように、販売店管理情報記憶エリア133には、販売店ID欄,請求金額欄,支払金額欄が少なくとも設けられている。販売店ID欄には、販売店を識別する識別情報である販売店IDが記憶され、請求金額欄には、その販売店に請求する金額が記憶され、支払金額欄にはその販売店に支払う金額が記憶される。販売店に請求する金額とは、契約基本手数料やユーザが購入取引を行った際の手数料である。そして、支払う金額とは、ユーザが購入取引を行った際の購入金額である。
【0103】
次に、図20を参照して、ポイントサーバ1のハードディスク13の他システム管理情報記憶エリア134について説明する。図20に示すように、他システム管理情報記憶エリア134には、システムID欄,請求金額欄,支払金額欄が少なくとも設けられている。システムID欄には、他のポイント管理システムを識別する識別情報であるシステムIDが記憶され、請求金額欄には、そのポイント管理システムに請求する金額が記憶され、支払金額欄にはそのポイント管理システムに支払う金額が記憶される。ポイント管理システムに請求する金額とは、ポイントを移行させた際のポイントに応じた金額である。そして、支払う金額とは、ポイントを受け入れた際のポイントに応じた金額である。なお、ホール管理情報記憶エリア132、販売店管理情報記憶エリア133、他システム管理情報記憶エリア134の請求金額欄及び支払金額欄は、合計金額を記憶するだけでなく、明細を記憶してもよい。
【0104】
次に、図21を参照して、販売店に設置されている販売店端末7の電気的構成について説明する。図21に示すように、販売店端末7には、販売店端末7の制御を司るCPU70が設けられ、CPU70には、OS等を記憶したROM71と、各種のデータを一時的に記憶するRAM72と、各種情報を記憶するハードディスク(HDD)77と、ユーザによる入力を受け付けるキーボード75と、マウス76と、画像を出力するディスプレイ74と、携帯電話6に設けられている非接触ICカード69へ呼出波を送信し、反射波を受信して通信を行うためのRF回路391と、インターネット90に接続するための通信回路29とがバスを介して接続されている。さらに、RF回路391には非接触ICカード69と通信するためのアンテナ392が接続されている。
【0105】
なお、ハードディスク73には、販売店ID記憶エリア731,販売店プログラム記憶エリア732が少なくとも設けられている。販売店ID記憶エリア731には、販売店を識別するための識別情報として販売店IDが記憶されている。そして、販売店プログラム記憶エリア732には、販売店端末7のCPU70で実行され、販売店端末7を動作させる販売店プログラムが記憶されている。
【0106】
3.携帯電話の動作
次に、図22乃至図29を参照して、携帯電話6の動作について説明する。図22は、携帯電話6において、ポイントシステムのアプリケーションが起動された際に行われる携帯電話処理の動作を示すフローチャートである。そして、図23は、携帯電話処理で行われる新規登録処理の動作を示すフローチャートであり、図24は、携帯電話処理で行われる照会処理の動作を示すフローチャートである。そして、図25は、携帯電話処理で行われる譲渡処理の動作を示すフローチャートであり、図26は、携帯電話処理で行われる譲渡受入処理の動作を示すフローチャートであり、図27は、携帯電話処理で行われる譲渡要求処理の動作を示すフローチャートであり、図28は、携帯電話処理で行われる譲渡要求許可処理の動作を示すフローチャートである。そして、図29は、携帯電話処理で行われる移行処理の動作を示すフローチャートである。
【0107】
まず、図22のフローチャートを参照して、携帯電話処理について説明する。図22のフローチャートに示す処理は、携帯電話6において、ポイント管理システムのアプリケーションが起動され、CPU61がハードディスク63に記憶されているポイント管理装置プログラムを実行すると開始される。まず、メニュー画面(図2参照)が表示画面64に表示される(S201)。
【0108】
そして、「1.新規登録」メニューが選択されたか否かの判断が行われる(S202)。「1.新規登録」メニューが選択されていれば(S202:YES)、新規登録処理が行われる(S212、図23参照)図23に示すように、新規登録処理では、まず、新規登録入力画面(図示外)が表示される(S221)。この新規登録入力画面では、ユーザの氏名、当該携帯電話6の電子メールアドレス、初期投入金額、投入金額を引き落とすクレジットカード番号の入力欄及びOKボタンが少なくとも設けられている。そこで、この新規登録入力画面への入力が受け付けられる(S222)。新規登録入力画面のOKボタンが選択されたら、各入力欄に入力されている情報がRAM62に記憶される。
【0109】
そして、「登録情報」が作成される(S223)。この「登録情報」には、新規登録入力画面で入力された情報、非接触ICカード69のユーザID記憶エリア6941に記憶されているユーザIDが少なくとも記載されている。また、当該携帯電話6の電話番号を記載してもよい。そして、作成された「登録情報」がインターネット90を介してポイントサーバ1へ送信される(S224)。そして、表示画面64には「ポイントバンクと交信中です。」等のメッセージが表示される(S225)。
【0110】
ポイントサーバ1では、「登録情報」に対してユーザを本ポイント管理システムに登録するための処理が行われ、その結果として「ユーザ登録完了情報」又は「エラー情報」を送信してくる(図3、図36参照)。そこで、携帯電話6では、ポイントサーバ1から「ユーザ登録完了情報」又は「エラー情報」を受信したか否かの判断が繰り返し行われる(S226:NO,S227:NO)。「ユーザ登録完了情報」を受信したら(S226:YES)、「ユーザ登録が完了しました」等のメッセージを表示した新規登録完了画面が表示画面64に表示される(S228)。また、「エラー情報」を受信した場合には(S227:YES)、「ユーザ登録できませんでした。」等のメッセージを表示したエラー画面が表示画面64に表示される(S229)。そして、新規登録完了画面及びエラー画面に設けられている終了ボタンが選択されることにより、終了指示が行われたか否かの判断がなされ(S230)、終了指示が行われれば(S230:YES)、本処理は終了し、携帯電話処理へ戻る。なお、終了指示が行われない間は(S230:NO)、指示を待機する。なお、登録情報を送信してから所定時間(例えば、5分)経過しても、「ユーザ登録完了情報」又は「エラー情報」を受信できない場合には、エラー処理が行われる。
【0111】
また、「1.新規登録」メニューが選択されていない場合には(S202:NO)、「2.ポイント照会」メニューが選択されたか否かの判断が行われる(S203)。「2.ポイント照会」メニューが選択されていれば(S203:YES)、照会処理が行われる(S213、図24参照)。図24に示すように、照会処理では、まず、「照会情報」が作成される(S241)。この「照会情報」には、非接触ICカード69のユーザID記憶エリア6941に記憶されているユーザIDが少なくとも記載されている。そして、作成された「照会情報」がインターネット90を介してポイントサーバ1へ送信される(S242)。そして、表示画面64には「ポイントバンクと交信中です。」等のメッセージが表示される(S243)。
【0112】
ポイントサーバ1では、「照会情報」に対してそのユーザのポイント残高をユーザ管理情報記憶エリア131から読み出し、ポイント残高を「照会結果」として送信してくる(図37参照)。そこで、携帯電話6では、ポイントサーバ1から「照会結果」を受信したか否かの判断が繰り返し行われる(S244:NO)。「照会結果」を受信したら(S244:YES)、「残高は8954ポイントです」等のポイント残高を示すメッセージを表示した照会結果画面が表示画面64に表示される(S245)。そして、照会結果画面に設けられている終了ボタンが選択されることにより、終了指示が行われたか否かの判断がなされ(S246)、終了指示が行われれば(S246:YES)、本処理は終了し、携帯電話処理へ戻る。なお、終了指示が行われない間は(S246:NO)、指示を待機する。なお、所定時間(例えば、5分)経過しても、「照会結果」を受信できない場合には、エラー処理が行われる。
【0113】
また、「2.ポイント照会」メニューも選択されていない場合には(S203:NO)、「3.ポイント譲渡」メニューが選択されたか否かの判断が行われる(S204)。「3.ポイント譲渡」メニューが選択されていれば(S204:YES)、譲渡処理が行われる(S214、図25参照)。図25に示すように、譲渡処理では、まず、ポイント譲渡の譲渡入力画面(図示外)が表示される(S251)。このポイント譲渡入力画面では、譲渡先ユーザのユーザID(譲渡先ユーザID)、譲渡するポイント数の入力欄及びOKボタンが少なくとも設けられている。そこで、このポイント譲渡入力画面への入力が受け付けられる(S252)。ポイント譲渡入力画面のOKボタンが選択されたら、各入力欄に入力されている情報がRAM62に記憶される。
【0114】
そして、「譲渡情報」が作成される(S253)。この「譲渡情報」には、少なくとも、ポイント譲渡入力画面で入力された情報、及び、非接触ICカード69のユーザID記憶エリア6941に記憶されているユーザID(譲渡元ユーザID)が記載されている。そして、作成された「譲渡情報」がインターネット90を介してポイントサーバ1へ送信される(S254)。そして、表示画面64には「ポイントバンクと交信中です。」等のメッセージが表示される(S255)。
【0115】
ポイントサーバ1では、「譲渡情報」に対してユーザを本ポイント管理システムに登録するための処理が行われ、その結果として「問合せ完了情報」又は「エラー情報」を送信してくる(図7、図41参照)。そこで、携帯電話6では、ポイントサーバ1から「問合せ完了情報」又は「エラー情報」を受信したか否かの判断が繰り返し行われる(S256:NO,S257:NO)。「問合せ完了情報」を受信したら(S256:YES)、「譲渡先ユーザへ譲渡の受け入れの問合せを行いました。譲渡番号は200704060012341です。」等のメッセージを表示した問合せ完了画面が表示画面64に表示される(S258)。また、「エラー情報」を受信した場合には(S257:YES)、「譲渡をすることができません。」等のメッセージを表示したエラー画面が表示画面64に表示される(S259)。そして、ポイント譲渡完了画面及びエラー画面に設けられている終了ボタンが選択されることにより、終了指示が行われたか否かの判断がなされ(S260)、終了指示が行われれば(S260:YES)、本処理は終了し、携帯電話処理へ戻る。なお、終了指示が行われない間は(S260:NO)、指示を待機する。なお、所定時間(例えば、5分)経過しても、「問合せ完了情報」又は「エラー情報」を受信できない場合には、エラー処理が行われる。
【0116】
また、「3.ポイント譲渡」メニューも選択されていない場合には(S204:NO)、「4.ポイント譲渡受入」メニューが選択されたか否かの判断が行われる(S205)。「4.ポイント譲渡受入」メニューが選択されていれば(S205:YES)、譲渡受入処理が行われる(S215、図26参照)。図26に示すように、譲渡受入処理では、まず、ポイント譲渡の受入選択画面(図示外)が表示される(S271)。この受入選択画面では、譲渡番号を入力する入力欄、「譲渡を受理する」と「譲渡を受理しない」を選択可能なテキストボックス(ラジオボタンでもよい)、及びOKボタンが少なくとも設けられている。そこで、この受入選択画面への入力が受け付けられる(S272)。ポイント譲渡受入選択画面のOKボタンが選択されたら、各入力欄に入力されている情報がRAM62に記憶される。
【0117】
そして、「受理結果」が作成される(S273)。この「受理結果」には、少なくとも、ポイント譲渡受入選択画面で入力された情報、及び、非接触ICカード69のユーザID記憶エリア6941に記憶されているユーザID(譲渡元指定ユーザID)が記載されている。そして、作成された「受理結果」がインターネット90を介してポイントサーバ1へ送信される(S274)。そして、本処理は終了し、携帯電話処理へ戻る。なお、所定時間(例えば、5分)経過しても、「受理結果」を受信できない場合には、エラー処理が行われる。
【0118】
また、「4.ポイント譲渡受入」メニューも選択されていなければ(S205:NO)、「5.ポイント要求」メニューが選択されたか否かの判断が行われる(S206)。「5.ポイント要求」メニューが選択されていれば(S206:YES)、譲渡要求処理が行われる(S216、図27参照)。図27に示すように、譲渡要求処理では、まず、ポイント譲渡要求入力画面(図示外)が表示される(S281)。このポイント譲渡要求入力画面では、譲渡元指定ユーザのユーザID(譲渡元指定ユーザID)、譲渡するポイント数の入力欄及びOKボタンが少なくとも設けられている。そこで、このポイント譲渡要求入力画面への入力が受け付けられる(S282)。ポイント譲渡要求入力画面のOKボタンが選択されたら、各入力欄に入力されている情報がRAM62に記憶される。
【0119】
そして、「譲渡要求情報」が作成される(S283)。この「譲渡要求情報」には、少なくとも、ポイント譲渡要求入力画面で入力された情報、及び、非接触ICカード69のユーザID記憶エリア6941に記憶されているユーザID(譲渡要求ユーザID)が記載されている。そして、作成された「譲渡要求情報」がインターネット90を介してポイントサーバ1へ送信される(S284)。そして、表示画面64には「ポイントバンクと交信中です。」等のメッセージが表示される(S285)。
【0120】
ポイントサーバ1では、「譲渡要求情報」に対してユーザを本ポイント管理システムに登録するための処理が行われ、その結果として「問合せ完了情報」又は「エラー情報」を送信してくる(図8、図43参照)。そこで、携帯電話6では、ポイントサーバ1から「問合せ完了情報」又は「エラー情報」を受信したか否かの判断が繰り返し行われる(S286:NO,S287:NO)。「問合せ完了情報」を受信したら(S286:YES)、「譲渡元指定ユーザへ譲渡の受け入れの問合せを行いました。譲渡番号は200704060012352です。」等のメッセージを表示した問合せ完了画面が表示画面64に表示される(S288)。また、「エラー情報」を受信した場合には(S287:YES)、「譲渡をすることができません。」等のメッセージを表示したエラー画面が表示画面64に表示される(S289)。そして、ポイント譲渡要求完了画面及びエラー画面に設けられている終了ボタンが選択されることにより、終了指示が行われたか否かの判断がなされ(S290)、終了指示が行われれば(S290:YES)、本処理は終了し、携帯電話処理へ戻る。なお、終了指示が行われない間は(S290:NO)、指示を待機する。なお、所定時間(例えば、5分)経過しても、「問合せ完了情報」又は「エラー情報」を受信できない場合には、エラー処理が行われる。
【0121】
また、「5.ポイント要求」メニューも選択されていなければ(S206:NO)、「6.ポイント要求許可」メニューが選択されたか否かの判断が行われる(S207)。「6.ポイント要求許可」メニューが選択されていれば(S207:YES)、譲渡要求許可処理が行われる(S217、図28参照)。図28に示すように、譲渡要求許可処理では、まず、ポイント譲渡要求の許可選択画面(図示外)が表示される(S301)。このポイント譲渡要求許可選択画面では、譲渡番号を入力する入力欄、「譲渡を許可する」と「譲渡を許可しない」を選択可能なテキストボックス(ラジオボタンでもよい)、及びOKボタンが少なくとも設けられている。そこで、このポイント譲渡要求許可選択画面への入力が受け付けられる(S302)。ポイント譲渡要求許可選択画面のOKボタンが選択されたら、各入力欄に入力されている情報がRAM62に記憶される。
【0122】
そして、「許可結果」が作成される(S303)。この「許可結果」には、少なくとも、ポイント譲渡要求許可選択画面で入力された情報、及び、非接触ICカード69のユーザID記憶エリア6941に記憶されているユーザID(譲渡元指定ユーザID)が記載されている。そして、作成された「許可結果」がインターネット90を介してポイントサーバ1へ送信される(S許可結果」を受信できない場合には、エラー処理が行われる。
【0123】
また、「5.ポイント要求」メニューも選択されていなければ(S207:NO)、「7.ポイント移行」メニューが選択されたか否かの判断が行われる(S208)。「7.ポイント移行」メニューが選択されていれば(S208:YES)、移行処理が行われる(S218、図29参照)。図29に示すように、移行処理では、まず、ポイント移行の入力画面(図示外)が表示される(S311)。このポイント移行入力画面では、移行先のシステムを選択するテキストボックス、移行するポイント数の入力欄及びOKボタンが少なくとも設けられている。そこで、このポイント移行入力画面への入力が受け付けられる(S312)。ポイント移行入力画面のOKボタンが選択されたら、各入力欄に入力されている情報がRAM62に記憶される。
【0124】
そして、「移行情報」が作成される(S313)。この「移行情報」には、少なくとも、ポイント移行入力画面で入力された情報、及び、非接触ICカード69のユーザID記憶エリア6941に記憶されているユーザID(移行ユーザID)が記載されている。そして、作成された「移行情報」がインターネット90を介してポイントサーバ1へ送信される(S314)。そして、表示画面64には「ポイントバンクと交信中です。」等のメッセージが表示される(S315)。
【0125】
ポイントサーバ1では、「移行情報」に対してユーザを本ポイント管理システムに登録するための処理が行われ、その結果として「移行受付完了情報」又は「エラー情報」を送信してくる(図9、図46参照)。そこで、携帯電話6では、ポイントサーバ1から「移行受付完了情報」又は「エラー情報」を受信したか否かの判断が繰り返し行われる(S316:NO,S317:NO)。「移行受付完了情報」を受信したら(S316:YES)、「移行先システムが移行を受け付けました。」等のメッセージを表示した移行受付完了画面が表示画面64に表示される(S318)。また、「エラー情報」を受信した場合には(S317:YES)、「ポイント移行をすることができません。」等のメッセージを表示したエラー画面が表示画面64に表示される(S319)。そして、ポイント移行完了画面及びエラー画面に設けられている終了ボタンが選択されることにより、終了指示が行われたか否かの判断がなされ(S320)、終了指示が行われれば(S320:YES)、本処理は終了し、携帯電話処理へ戻る。なお、終了指示が行われない間は(S320:NO)、指示を待機する。
【0126】
また、「7.ポイント移行」メニューも選択されていなければ(S208:NO)、「8.終了」メニューが選択されたか否かの判断が行われる(S209)。「8.終了」メニューが選択されていれば(S209:YES)、本処理は終了し、携帯電話処理へ戻る。また、「8.終了」メニューも選択されていなければ(S209:NO)、S202へ戻り、メニュー選択の入力の判断が行われる(S202〜S209)。つまり、繰り返しS202〜S209の処理が行われ、ユーザがメニューを選択したら、それに応じた処理が行われる。
【0127】
以上のようにして、「1.新規登録」,「2.ポイント照会」,「3.ポイント譲渡」,「4.ポイント譲渡受入」,「5.ポイント要求」,「6.ポイント要求許可」,「7.ポイント移行」メニューの処理が行われ、ポイントサーバ1とデータの授受を行い、ポイントの譲渡や、他システムへのポイントの移行などを行うことができる。
【0128】
4.サンドの動作
次に、図30を参照して、サンド3の動作について説明する。図30は、サンド3の使用ボタン354が操作された際に行われるサンド処理の動作を示すフローチャートである。このサンド処理は、CPU30でサンドプログラムが実行される中で、使用ボタン354の押下が検知されると行われる。
【0129】
まず、借り出したい遊技球の数の入力の要求がなされる(S330)。この要求は、例えば表示部34にメッセージを表示させればよい。そして、球数入力キー353からの入力が受け付けられ、「使用遊技球数」としてRAM31の所定の記憶エリアに記憶される(S331)。
【0130】
そして、携帯電話6に記憶されているのユーザIDの読み取りの要求がされる(S332)。そして、RF回路391は呼出波を送信して、非接触ICカード69から返送される反射波を受信し、携帯電話6の非接触ICカード69に記憶されているユーザIDを読み取られ、RAM31の所定の記憶エリアに記憶する処理が行われる(S333)。そこで、RAM31の所定の記憶エリアにユーザIDが記憶されているか否かにより、非接触ICカードからユーザIDを読み取ることができたか否かの判断が行われる(S334)。なお、S332でユーザIDの要求がされる際に、RAM31の所定の記憶エリアはクリアされている。S333において、非接触ICカード69からの反射波を受信できず、ユーザIDの読み取りができなかった場合には(S334:NO)、本処理は終了する。ここで、エラーメッセージの表示などのエラー処理を行ってもよい。
【0131】
また、S333において、非接触ICカード69からユーザIDの読み取りができた場合には(S334:YES)、「使用情報」が作成される(S335)。この「使用情報」には、S333にて読み取られたユーザID,S331にて入力された使用遊技球数,ROM63に記憶されているサンドIDが少なくとも記載されている。そして、作成された「使用情報」がホールサーバ2へ送信される(S336)。
【0132】
ホールサーバ2では「使用情報」を受信すると、「使用情報」にホールIDを追加して、ポイントサーバ1へ送信する(図4、図31参照)。そして、ポイントサーバ1では、ポイントを使用できれば「減算通知情報」をホールサーバ2へ返送し、ポイントを使用できなければ「エラー情報」を送信してくる(図4、図38参照)。そして、ホールサーバ2は、「減算通知情報」を受信すれば、払い出す遊技球数を示した「使用球数情報」をサンド3へ送信し、「エラー情報」であれば「エラー情報」をサンド3へ送信する(図4、図31参照)。そこで、サンド3では、ポイントサーバ1から「使用球数情報」又は「エラー情報」を受信したか否かの判断が繰り返し行われる(S337:NO,S338:NO)。「使用球数情報」を受信したら(S337:YES)、不揮発メモリ33の貸出球数記憶エリア331に「使用球数情報」に記憶されている使用球数が加算される(S339)。また、「エラー情報」を受信した場合には(S337:YES)、「ポイントで遊技球を借りることができません。」等のメッセージを表示したエラー画面が表示部34に表示される(S338)。そして、本処理は終了する。
【0133】
このようにして、ポイントサーバ1に預けられているポイントを使用して、遊技球が借り出される。なお、サンド3において、貨幣が投入された際にも、その金額に応じた遊技球数が貸出球数記憶エリア331に記憶される。そして、貸出球数記憶エリア331に使用球数が記憶されている場合に球貸ボタン351が押下されると、所定数(例えば50球)の遊技球を払い出す指示がパチンコ機5の払出制御基板58へ送信される。
【0134】
5.計数機の動作
次に、図31を参照して、計数機4の動作について説明する。図31は、計数機4で貯玉ボタン45が操作された際に行われる計数機処理の動作を示すフローチャートである。この計数機処理は、CPU40で計数機プログラムが実行される中で、貯玉ボタン45の出力が検知されると行われる。
【0135】
まず、遊技球の投入口に投入されている遊技球の計数処理が計数装置43により計数され、計数された値が「獲得球数」としてRAM42の所定の記憶エリアに記憶される(S351)。そして、携帯電話6に記憶されているのユーザIDの読み取りの要求がされる(S352)。そして、RF回路46は呼出波を送信して、非接触ICカード69から返送される反射波を受信し、携帯電話6の非接触ICカード69に記憶されているユーザIDを読み取られ、RAM42の所定の記憶エリアに記憶する処理が行われる(S353)。そこで、RAM42の所定の記憶エリアにユーザIDが記憶されているか否かにより、非接触ICカードからユーザIDを読み取ることができたか否かの判断が行われる(S354)。なお、S352でユーザIDの要求がされる際に、RAM42の所定の記憶エリアはクリアされている。S353において、非接触ICカード69からの反射波を受信できず、ユーザIDの読み取りができなかった場合には(S354:NO)、本処理は終了する。ここで、エラーメッセージの表示などのエラー処理を行ってもよい。
【0136】
また、S353において、非接触ICカード69からユーザIDの読み取りができた場合には(S354:YES)、「獲得球数情報」が作成される(S355)。この「獲得球数情報」には、S353にて読み取られたユーザID,S351にて計数された獲得球数が少なくとも記載されている。そして、作成された「獲得球数情報」がホールサーバ2へ送信される(S356)。
【0137】
ホールサーバ2では「獲得球数情報」を受信すると、「獲得球数情報」にホールIDを追加して、ポイントサーバ1へ送信する(図5、図32参照)。そして、ポイントサーバ1では、ポイントを貯蓄できれば何ポイントが貯蓄されたかを示す「貯蓄完了情報」をホールサーバ2へ返送し、ポイントを使用できなければ「エラー情報」を送信してくる(図5、図39参照)。そして、ホールサーバ2は、「貯蓄完了情報」を受信すれば、「貯蓄完了情報」をサンド3へ送信し、「エラー情報」であれば「エラー情報」をサンド3へ送信する(図5、図31参照)。そこで、サンド3では、ポイントサーバ1から「貯蓄完了情報」又は「エラー情報」を受信したか否かの判断が繰り返し行われる(S357:NO,S358:NO)。「貯蓄完了情報」を受信したら(S357:YES)、表示部44に何ポイントが貯蓄されたかを示す完了メッセージが表示される(S359)。また、「エラー情報」を受信した場合には(S357:YES)、「ポイントで遊技球を預けることができません。」等のメッセージを表示したエラー画面が表示部44に表示される(S358)。そして、本処理は終了する。
【0138】
このようにして、獲得した遊技球数がホールサーバ2を介してポイントサーバ1へ送信され、ポイントサーバ1にて遊技球数がポイントに換算されて預けられる。
【0139】
6.ホールサーバの動作
次に、図32を参照して、ホールサーバ2の動作について説明する。図32は、ホールサーバ2で実施されるホールサーバ処理の動作を示すフローチャートである。このホールサーバ処理は、ホールサーバ2に電源が投入され、種々の機器との接続や動作の確認等の初期処理が終了した後にホールサーバプログラムがCPU20で実行されて行われる。
【0140】
まず、「使用情報」をサンド3から受信したか否かの判断が行われる(S361)。「使用情報」を受信していれば(S361:YES)、ハードディスク23のホールID記憶エリア231に記憶されているホールIDが、受信した「使用情報」に追加されて、ポイントサーバ1へ送信される(S371)。そして、S361へ戻る。また、「使用情報」を受信していない場合には(S361:NO)、ポイントサーバ1から「減算完了情報」を受信したか否かの判断が行われる(S362)。「減算完了情報」を受信していれば(S362:YES)、「減算完了情報」に記載されているサンドIDのサンド3へ「減算完了情報」が送信される(S372)。そして、S361へ戻る。
【0141】
また、「減算完了情報」を受信していない場合には(S362:NO)、計数機4から「獲得球数情報」を受信したか否かの判断が行われる(S363)。「獲得球数情報」を受信していれば(S363:YES)、「獲得球数情報」にハードディスク23のホールID記憶エリア231に記憶されているホールIDが追加されて「獲得情報」が作成され、ポイントサーバ1へ送信される(S373)。そして、S361へ戻る。また、「獲得球数情報」を受信していない場合には(S363:NO)、ポイントサーバ1から「貯蓄完了情報」を受信したか否かの判断が行われる(S364)。「貯蓄完了情報」を受信していれば(S364:YES)、計数機4へ「貯蓄完了情報」が送信される(S374)。そして、S361へ戻る。
【0142】
また、「貯蓄完了情報」を受信していない場合には(S364:NO)、ポイントサーバ1から「エラー情報」を受信したか否かの判断が行われる(S365)。「エラー情報」を受信していれば(S365:YES)、受信した「エラー情報」がサンド3又は計数機4へ送信される(S375)。そして、S361へ戻る。また、「エラー情報」を受信していない場合には(S365:NO)、終了指示がされたか否かの判断が行われる(S366)。終了指示がされていなければ(S366:NO)、その他のホールサーバでの処理が行われ(S367)、S361へ戻る。そして、終了指示がなされるまで(S366:YES)、繰り返しS361〜S367の処理が行われ、ポイントサーバ1や計数機4やサンド3から情報を受信したら、それに応じた処理が行われる。
【0143】
以上のようにして、ホールサーバ2では、サンド3や計数機4から使用球数や獲得球数を受信して、ポイントサーバ1と情報のやり取りを行っている。
【0144】
7.販売店端末の動作
次に、図33を参照して、販売店端末7の動作について説明する。図33は、販売店処理の動作を示すフローチャートである。この販売店処理は、CPU70が販売店プログラムを実行する中で、ポイントによる購入メニューが選択された際に行われる。
【0145】
まず、購入入力画面(図示外)がディスプレイ74に表示される(S381)。この購入入力画面には、ユーザが購入した商品又はサービスに対して請求される金額が入力される購入金額入力欄が少なくとも設けられている(S382)。そして、入力が受け付けられ、RAM72の所定の記憶エリアに「購入金額」として記憶される。
【0146】
そして、携帯電話6に記憶されているのユーザIDの読み取りの要求がされる(S383)。そして、RF回路78は呼出波を送信して、非接触ICカード69から返送される反射波を受信し、携帯電話6の非接触ICカード69に記憶されているユーザIDを読み取られ、RAM72の所定の記憶エリアに記憶する処理が行われる(S384)。そこで、RAM72の所定の記憶エリアにユーザIDが記憶されているか否かにより、非接触ICカードからユーザIDを読み取ることができたか否かの判断が行われる(S385)。なお、S383でユーザIDの要求がされる際に、RAM72の所定の記憶エリアはクリアされている。S384において、非接触ICカード69からの反射波を受信できず、ユーザIDの読み取りができなかった場合には(S385:NO)、本処理は終了する。ここで、エラーメッセージの表示などのエラー処理を行ってもよい。
【0147】
また、S384において、非接触ICカード69からユーザIDの読み取りができた場合には(S385:YES)、「購入情報」が作成される(S386)。この「購入情報」には、S384にて読み取られたユーザID,S332にて入力された購入金額,ハードディスク73の販売店ID記憶エリア731に記憶されている販売店IDが少なくとも記載されている。そして、作成された「購入情報」がポイントサーバ1へ送信される(S387)。そして、「ポイントサーバと交信中です」等のメッセージを記した交信中画面がディスプレイ74に表示される(S338)。
【0148】
ポイントサーバ1では、「購入情報」を受信すると、ポイントを使用できれば「取引成立情報」を販売店端末7へ返送し、ポイントを使用できなければ「エラー情報」を送信してくる(図6、図40参照)。そこで、販売店端末7では、ポイントサーバ1から「取引成立情報」又は「エラー情報」を受信したか否かの判断が繰り返し行われる(S389:NO,S390:NO)。「取引成立情報」を受信したら(S389:YES)、「ポイントでのお買い物が完了しました」等のメッセージを表示した取引完了画面(図示外)がディスプレイ74に表示される(S391)。また、「エラー情報」を受信した場合には(S390:YES)、「ポイントでのお買い物をすることができません。」等のメッセージを表示したエラー画面(図示外)がディスプレイ74に表示される(S392)。
【0149】
そして、取引完了画面及びエラー画面に設けられている終了ボタンが選択されることにより、終了指示が行われたか否かの判断がなされ(S393)、終了指示が行われれば(S393:YES)、本処理は終了し、携帯電話処理へ戻る。なお、終了指示が行われない間は(S393:NO)、指示を待機する。なお、所定時間(例えば、5分)経過しても、「取引成立情報」又は「エラー情報」を受信できない場合には、エラー処理が行われる。
【0150】
8.ポイントサーバの動作
次に、図34乃至図47を参照して、ポイントサーバ1の動作について説明する。図34及び図35は、ポイントサーバ1がインターネット90を介してデータを受信した際に行われるポイントサーバ受信処理の動作を示すフローチャートである。図36は、ポイントサーバ受信処理で行われる登録処理の動作を示すフローチャートであり、図37は、ポイントサーバ受信処理で行われる照会処理の動作を示すフローチャートである。そして、図38は、ポイントサーバ受信処理で行われる使用処理の動作を示すフローチャートであり、図39は、ポイントサーバ受信処理で行われる獲得処理の動作を示すフローチャートであり、図40は、ポイントサーバ受信処理で行われる購入処理の動作を示すフローチャートである。そして、図41は、ポイントサーバ受信処理で行われる譲渡処理の動作を示すフローチャートであり、図42は、ポイントサーバ受信処理で行われる譲渡完了処理の動作を示すフローチャートであり、図43は、ポイントサーバ受信処理で行われる譲渡要求処理の動作を示すフローチャートであり、図44は、ポイントサーバ受信処理で行われる譲渡要求完了処理の動作を示すフローチャートであり、図45は、ポイントサーバ受信処理で行われる入金処理の動作を示すフローチャートである。そして、図46は、ポイントサーバ受信処理で行われる移行処理の動作を示すフローチャートであり、図47は、ポイントサーバ受信処理で行われる移行依頼処理の動作を示すフローチャートである。
【0151】
次に、図34及び図35を参照して、ポイントサーバ受信処理について説明する。このポイントサーバ受信処理は、CPU10でポイントサーバプログラムが実行されている中で、インターネット90を介してデータを受信した際に行われる。
【0152】
まず、受信したデータが「登録情報」であるか否かの判断が行われる(S401)。「登録情報」であれば(S401:YES)、登録処理が行われる(S421、図36参照)。図36に示すように登録処理では、まず、「出金依頼情報」が作成される(S441)。この「出金依頼情報」には、ポイントサーバ1をクレジットカード会社で識別するための顧客情報、及び、受信した「登録情報」に記されている情報(金額、金額を引き落とすユーザのクレジットカード番号)が少なくとも記載されている。そして、クレジットカード会社に「出金依頼情報」が送信される(S442)。クレジットカード会社では、「出金依頼情報」を受信すると、ユーザがクレジットカードを利用可能であるか否かの判断を行い、利用可能であれば取引成立を示した「取引結果」を送信し、利用可能でなければ取引不成立を示した「取引結果」を送信してくる(図3参照)。
【0153】
そこで、ポイントサーバ1では、取引結果を受信する(S443)。「取引結果」が成立を示すものであれば(S443:YES)、「登録情報」に記載されていたユーザIDのユーザ管理情報が作成され、ユーザ管理情報記憶エリア131に記憶される(S445)。そして、ユーザ管理情報を作成したユーザIDのユーザの登録が完了したことを示す「ユーザ登録完了情報」が作成され(S446)、携帯電話6へ「ユーザ登録完了情報」が送信される(S447)。そして、登録処理は終了し、ポイントサーバ受信処理へ戻る。
【0154】
一方、「取引結果」が不成立を示すものであれば(S443:NO)、「エラー情報」が作成され(S448)、「登録情報」に記されていたホールIDのホールのホールサーバ2へ「エラー情報」が送信される(S449)。そして、登録処理は終了し、ポイントサーバ受信処理へ戻る。
【0155】
また、図35に示すように、受信したデータが「登録情報」でない場合には(S401:NO)、受信したデータが「照会情報」であるか否かの判断が行われる(S402)。「照会情報」であれば(S402:YES)、照会処理が行われる(S422、図37参照)。図37に示すように照会処理では、まず、「照会情報」に記されているユーザIDがユーザ管理情報記憶エリア131に記憶されており、本ポイント管理システムに登録済みであるか否かの判断が行われる(S601)。登録済みであれば(S601:YES)、このユーザのユーザ管理情報記憶エリア131のポイント残高欄が参照されて、「照会結果」が作成され(S602)、携帯電話6へ「照会結果」が送信される(S603)。そして、使用処理は終了し、ポイントサーバ受信処理へ戻る。
【0156】
一方、ユーザIDが登録されていなかった場合には(S601:NO)、「エラー情報」が作成され(S604)、携帯電話6へ「エラー情報」が送信される(S605)。そして、使用処理は終了し、ポイントサーバ受信処理へ戻る。
【0157】
また、図35に示すように、受信したデータが「照会情報」でない場合には(S402:NO)、受信したデータが「使用情報」であるか否かの判断が行われる(S403)。「使用情報」であれば(S403:YES)、使用処理が行われる(S423、図38参照)。図38に示すように使用処理では、まず、「使用情報」に記されているユーザIDがユーザ管理情報記憶エリア131に記憶されており、本ポイント管理システムに登録済みであるか否かの判断が行われる(S450)。登録済みであれば(S450:YES)、「使用情報」に記されている使用遊技球数から使用されるポイント数が算出される(S451)。具体的には、「使用情報」に記されているホールIDの交換率がホール管理情報記憶エリア132から参照される。そして、「使用遊技球数×交換率」で使用金額が算出され、「使用金額×0.1」でポイントが算出される。使用遊技球数が「10000球」、交換率が「4.0円」であれば、「10000×4.0×0.1=4000ポイント」が算出される。そして、RAM12の所定の記憶エリアに記憶される。なお、本実施の形態では、金額からポイントへの交換率を「0.1」とするが、交換率はこれに限らない。もちろん「1.0」であってもよい。
【0158】
そして、このユーザのユーザ管理情報記憶エリア131のポイント残高欄が参照されて、S451で算出されたポイント数だけのポイントを預けているか否かの判断が行われる(S452)。ポイント残高が取引を行えるだけあれば(S452:YES)、算出されたポイント数がポイント残高から減算される(S453)。そして、ホールの請求金額欄にS451で算出された使用金額が加算され(S454)、ホールから手数料を徴収するために、予め定められた手数料がホールの請求金額欄に加算される(S455)。なお、この手数料ポイント数はホールごとに異なるものとしてもよく、その場合には、ホール管理情報記憶エリア132に手数料欄が設けられ、ホールごとに手数料を記憶しておけばよい。また、ユーザ管理情報記憶エリア131に手数料欄を設け、ユーザごとに設定してもよい。また、ユーザとホールとの組み合わせごとに設定してもよい。
【0159】
そして、ポイントの減算等の処理が完了したことを示す「減算完了情報」が作成され(S456)、「使用情報」に記されていたホールIDのホールサーバ2へ「減算完了情報」が送信される(S457)。そして、使用処理は終了し、ポイントサーバ受信処理へ戻る。一方、ユーザIDが登録されていなかったり(S450:NO)、ポイント残高が不足していたりした場合には(S452:NO)、「エラー情報」が作成され(S458)、「使用情報」に記されていたホールIDのホールサーバ2へ「エラー情報」が送信される(S459)。そして、使用処理は終了し、ポイントサーバ受信処理へ戻る。
【0160】
また、図35に示すように、受信したデータが「使用情報」でない場合には(S403:NO)、受信したデータが「獲得情報」であるか否かの判断が行われる(S404)。「獲得情報」であれば(S404:YES)、獲得処理が行われる(S424、図39参照)。図39に示すように獲得処理では、まず、「獲得情報」に記されているユーザIDがユーザ管理情報記憶エリア131に記憶されており、本ポイント管理システムに登録済みであるか否かの判断が行われる(S471)。登録済みであれば(S471:YES)、「獲得情報」に記されている獲得遊技球数からポイント数が算出され、このユーザのユーザ管理情報記憶エリア131のポイント残高欄に加算される(S472)。具体的には、「獲得情報」に記されているホールIDの交換率がホール管理情報記憶エリア132から参照される。そして、「使用遊技球数×交換率」で獲得金額が算出され、「使用金額×0.1」でポイントが算出される。獲得遊技球数が「10000球」、交換率が「4.0円」であれば、「10000×4.0×0.1=4000ポイント」が算出される。なお、本実施の形態では、金額からポイントへの交換率を「0.1」とするが、交換率はこれに限らない。もちろん「1.0」であってもよい。
【0161】
そして、獲得遊技球数に基づいて、ホールから徴収する金額が算出され、ホール管理情報記憶エリア132におけるこのホールの請求金額欄に加算される(S473)。具体的には、「獲得情報」に記されているホールIDの交換率がホール管理情報記憶エリア132から参照される。そして、「使用遊技球数×交換率」で請求金額が算出される。次いで、ホールの支払金額欄にS471で算出された使用金額が加算され(S474)、ホールから手数料を徴収するために、予め定められた手数料がホールの請求金額欄に加算される(S475)。なお、この手数料ポイント数はホールごとに異なるものとしてもよく、その場合には、ホール管理情報記憶エリア132に手数料欄が設けられ、ホールごとに手数料を記憶しておけばよい。また、ユーザ管理情報記憶エリア131に手数料欄を設け、ユーザごとに設定してもよい。また、ユーザとホールとの組み合わせごとに設定してもよい。
【0162】
そして、ポイントの貯蓄が完了したことを示す「貯蓄完了情報」が作成され(S478)、「獲得情報」に記されていたホールIDのホールサーバ2へ「貯蓄完了情報」が送信される(S479)。そして、使用処理は終了し、ポイントサーバ受信処理へ戻る。
【0163】
一方、ユーザIDが登録されていなかった場合には(S471:NO)、「エラー情報」が作成され(S474)、「獲得情報」に記されていたホールIDのホールサーバ2へ「エラー情報」が送信される(S475)。そして、使用処理は終了し、ポイントサーバ受信処理へ戻る。
【0164】
また、図35に示すように、受信したデータが「獲得情報」でない場合には(S404:NO)、受信したデータが「購入情報」であるか否かの判断が行われる(S405)。「購入情報」であれば(S405:YES)、購入処理が行われる(S425、図40参照)。図40に示すように購入処理では、まず、「購入情報」に記されているユーザIDがユーザ管理情報記憶エリア131に記憶されており、本ポイント管理システムに登録済みであるか否かの判断が行われる(S491)。登録済みであれば(S491:YES)、「購入情報」に記されている購入金額から使用されるポイント数が算出される(S492)。具体的には、「購入金額×0.1」でポイントが算出される。購入金額が「29800円」であれば、「29800×0.1=2980ポイント」が算出される。そして、RAM12の所定の記憶エリアに記憶される。なお、本実施の形態では、金額からポイントへの交換率を「0.1」とするが、交換率はこれに限らない。もちろん「1.0」であってもよい。
【0165】
そして、このユーザのユーザ管理情報記憶エリア131のポイント残高欄が参照されて、S492で算出されたポイント数だけのポイントを預けているか否かの判断が行われる(S493)。ポイント残高が取引を行えるだけあれば(S493:YES)、算出されたポイント数がポイント残高から減算される(S494)。そして、販売店へ購入金額を支払うために販売店の支払金額欄にS491で算出された購入金額が加算され(S495)、販売店から手数料を徴収するために、予め定められた手数料が販売店の請求金額欄に加算される(S496)。
【0166】
そして、ポイントの減算等の処理が完了したことを示す「取引成立情報」が作成され(S497)、「購入情報」に記されていたホールIDのホールサーバ2へ「取引成立情報」が送信される(S498)。そして、使用処理は終了し、ポイントサーバ受信処理へ戻る。一方、ユーザIDが登録されていなかったり(S491:NO)、ポイント残高が不足していたりした場合には(S493:NO)、「エラー情報」が作成され(S499)、「購入情報」に記されていたホールIDのホールサーバ2へ「エラー情報」が送信される(S500)。そして、使用処理は終了し、ポイントサーバ受信処理へ戻る。
【0167】
また、図35に示すように、受信したデータが「購入情報」でない場合には(S405:NO)、受信したデータが「譲渡情報」であるか否かの判断が行われる(S406)。「譲渡情報」であれば(S406:YES)、譲渡処理が行われる(S426、図41参照)。図41に示すように譲渡処理では、まず、「譲渡情報」に記されている譲渡元ユーザIDがユーザ管理情報記憶エリア131に記憶されており、本ポイント管理システムに登録済みであるか否かの判断が行われる(S510)。登録済みであれば(S510:YES)、譲渡元ユーザが「譲渡情報」に記されている譲渡ポイント数だけのポイントを預けているか否かの判断が行われる(S511)。ポイント残高が取引を行えるだけあれば(S511:YES)、「譲渡情報」に記されている譲渡先ユーザIDがユーザ管理情報記憶エリア131に記憶されており、本ポイント管理システムに登録済みであるか否かの判断が行われる(S512)。
【0168】
登録済みであれば(S512:YES)、「譲渡情報」に記載されていた譲渡ユーザのユーザ管理情報の譲渡内容欄に譲渡内容が記憶される(S513)。具体的には、譲渡番号が割り当てられ譲渡番号欄に記憶され、「譲渡結果」に記載されている譲渡先ユーザIDが相手ユーザID欄に記憶され、譲渡ポイント数が譲渡ポイント数欄に記憶される。譲渡先ユーザの電子メールアドレスがユーザ管理情報記憶エリア131から読み出され、譲渡元ユーザから「譲渡情報」に記されているポイント数の譲渡を受けるか否かを問い合わせる電子メールが「譲渡受理問合せ情報」として作成される(S514)。そして、「譲渡受理問合せ情報」である電子メールが送信される(S515)。なお、この「譲渡受理問合せ情報」には、どのようにして譲渡を受理するか否かの指示を行うかの方法(携帯電話6で「4.ポイント譲渡受入」メニューを実行)も記載されている。
【0169】
そして、譲渡先ユーザに対して問合せを行ったことを示す「問合せ完了情報」が作成され(S516)、「譲渡情報」に記されていたホールIDのホールサーバ2へ「問合せ完了情報」が送信される(S517)。そして、使用処理は終了し、ポイントサーバ受信処理へ戻る。一方、譲渡元ユーザIDが登録されていなかったり(S510:NO)、ポイント残高が不足していたり(S512:NO)、譲渡先ユーザIDが登録されていなかったりした場合には(S512:NO)、「エラー情報」が作成され(S518)、「譲渡情報」に記されていたホールIDのホールサーバ2へ「エラー情報」が送信される(S519)。そして、使用処理は終了し、ポイントサーバ受信処理へ戻る。
【0170】
また、図35に示すように、受信したデータが「譲渡情報」でない場合には(S406:NO)、受信したデータが「受理結果」であるか否かの判断が行われる(S407)。「受理結果」であれば(S407:YES)、譲渡完了処理が行われる(S427、図42参照)。図42に示すように譲渡完了処理では、「受理結果」が成立を示すものであれば(S521:YES)、ユーザ管理情報記憶エリア131から「譲渡結果」に記されている譲渡番号が検索され、その譲渡番号のユーザID(譲渡元ユーザID)が読み出される。そして、譲渡元ユーザの電子メールアドレスがユーザ管理情報記憶エリア131から読み出され、譲渡先ユーザからの入金を待機している状態であることを示す電子メールが「入金待ち情報」として作成される(S522)。そして、「入金待ち情報」である電子メールが送信される(S523)。そして、登録処理は終了し、ポイントサーバ受信処理へ戻る。
【0171】
一方、「受理結果」が不成立を示すものであれば(S521:NO)、成立であった場合と同様に、譲渡元ユーザの電子メールアドレスがユーザ管理情報記憶エリア131から読み出され、譲渡先ユーザが譲渡を受け入れなかったことを示す電子メールが「不成立情報」が作成される(S524)。そして、「不成立情報」である電子メールが送信される(S525)。そして、登録処理は終了し、ポイントサーバ受信処理へ戻る。
【0172】
また、図35に示すように、受信したデータが「受理結果」でない場合には(S407:NO)、受信したデータが「譲渡要求情報」であるか否かの判断が行われる(S408)。「譲渡要求情報」であれば(S408:YES)、譲渡要求処理が行われる(S428、図43参照)。図43に示すように譲渡要求処理では、まず、「譲渡要求情報」に記されている譲渡依頼ユーザIDがユーザ管理情報記憶エリア131に記憶されており、本ポイント管理システムに登録済みであるか否かの判断が行われる(S530)。登録済みであれば(S530:YES)、「譲渡要求情報」に記されている譲渡元指定ユーザIDがユーザ管理情報記憶エリア131に記憶されており、本ポイント管理システムに登録済みであるか否かの判断が行われる(S531)。登録済みであれば(S531:YES)、譲渡元指定ユーザが「譲渡要求情報」に記されている譲渡ポイント数だけのポイントを預けているか否かの判断が行われる(S532)。
【0173】
ポイント残高が取引を行えるだけあれば(S532:YES)、「譲渡要求情報」に記載されていた譲渡要求ユーザIDのユーザ管理情報の譲渡内容欄に譲渡要求情報が記憶される(S533)。具体的には、譲渡番号が割り当てられ譲渡番号欄に記憶され、「譲渡結果」に記載されている譲渡元指定ユーザIDが相手ユーザID欄に記憶され、譲渡ポイント数が譲渡ポイント数欄に記憶される。譲渡元指定ユーザの電子メールアドレスがユーザ管理情報記憶エリア131から読み出され、譲渡依頼ユーザから「譲渡要求情報」に記されているポイント数の譲渡を受けるか否かを問い合わせる電子メールが「譲渡許可問合せ情報」として作成される(S534)。そして、「譲渡許可問合せ情報」である電子メールが送信される(S535)。なお、この「譲渡許可問合せ情報」には、どのようにして譲渡を受理するか否かの指示を行うのかの方法(携帯電話6で「6.ポイント譲渡要求許可」メニューを実行も記載されている。
【0174】
そして、譲渡元指定ユーザに対して問合せを行ったことを示す「問合せ完了情報」が作成され(S536)、「譲渡要求情報」に記されていたホールIDのホールサーバ2へ「問合せ完了情報」が送信される(S537)。そして、使用処理は終了し、ポイントサーバ受信処理へ戻る。一方、譲渡依頼ユーザIDが登録されていなかったり(S530:NO)、譲渡元指定ユーザIDが登録されていなかったり(S531:NO)、ポイント残高が不足していたりした場合には(S532:NO)、「エラー情報」が作成され(S538)、「譲渡要求情報」に記されていたホールIDのホールサーバ2へ「エラー情報」が送信される(S539)。そして、使用処理は終了し、ポイントサーバ受信処理へ戻る。
【0175】
また、図35に示すように、受信したデータが「譲渡要求情報」でない場合には(S408:NO)、受信したデータが「許可結果」であるか否かの判断が行われる(S409)。「許可結果」であれば(S409:YES)、譲渡要求完了処理が行われる(S429、図44参照)。図44に示すように譲渡要求完了処理では、まず、「許可結果」が成立を示すものであれば(S541:YES)、ユーザ管理情報記憶エリア131から「許可結果」に記されている譲渡番号が検索され、その譲渡番号のユーザID(譲渡依頼ユーザID)が読み出される。そして、譲渡依頼ユーザの電子メールアドレスがユーザ管理情報記憶エリア131から読み出され、譲渡を受けるポイントに応じた金額を振り込むように指示した電子メールが「入金依頼情報」として作成される(S542)。そして、「入金依頼情報」である電子メールが送信される(S543)。そして、登録処理は終了し、ポイントサーバ受信処理へ戻る。
【0176】
一方、「許可結果」が不成立を示すものであれば(S541:NO)、成立であった場合と同様に、譲渡依頼ユーザの電子メールアドレスがユーザ管理情報記憶エリア131から読み出され、譲渡元指定ユーザが譲渡しないことを示す電子メールが「不成立情報」が作成される(S544)。そして、「不成立情報」である電子メールが送信される(S545)。そして、登録処理は終了し、ポイントサーバ受信処理へ戻る。
【0177】
また、図35に示すように、受信したデータが「許可結果情報」でない場合には(S409:NO)、受信したデータが「入金通知」であるか否かの判断が行われる(S410)。「入金通知情報」であれば(S410:YES)、入金処理が行われる(S430、図45参照)。図45に示すように入金処理では、まず、「入金通知」に記載されている譲渡番号の譲渡内容がユーザ管理情報記憶エリア131に存在するか探索され、譲渡内容があれば(S581:YES)、その譲渡番号のユーザID及び相手先ユーザIDが読み出される。譲渡番号の末尾が「1」であり譲渡処理により譲渡内容が作成されている場合には、ユーザIDが譲渡元ユーザIDとなり、相手先ユーザIDが譲渡先ユーザIDとなる。また、譲渡番号の末尾が「2」であり譲渡要求処理により譲渡内容が作成されている場合には、ユーザIDが譲渡依頼ユーザIDとなり、相手先ユーザIDが譲渡元指定ユーザIDとなる。そこで、まず、譲渡する側(譲渡元ユーザ又は譲渡元指定ユーザ)のポイント残高から譲渡ポイント数が減算され(S582)、譲渡される側(譲渡先ユーザ又は譲渡要求ユーザ)のポイント残高に譲渡ポイント数が加算される(S583)。
【0178】
そして、譲渡内容欄の情報がクリアされる(S584)。そして、譲渡する側及び譲渡される側の電子メールアドレスがユーザ管理情報記憶エリア131から読み出され、譲渡が完了したことを示す電子メールが「成立情報」として作成される(S595)。そして、「成立情報」である電子メールが送信される(S596)。そして、入金処理は終了し、ポイントサーバ受信処理へ戻る。また、譲渡内容がなかった場合には(S581:NO)、何らかのトラブルが発生しているので、ディスプレイ17にエラーメッセージが表示されて(S597)、入金処理は終了し、ポイントサーバ受信処理へ戻る。
【0179】
また、図35に示すように、受信したデータが「入金通知情報」でない場合には(S410:NO)、受信したデータが「移行情報」であるか否かの判断が行われる(S411)。「移行情報」であれば(S411:YES)、移行処理が行われる(S431、図46参照)。図46に示すように移行処理では、まず、「移行情報」に記されているユーザIDがユーザ管理情報記憶エリア131に記憶されており、本ポイント管理システムに登録済みであるか否かの判断が行われる(S551)。登録済みであれば(S551:YES)、ユーザが「移行情報」に記されている移行ポイント数だけのポイントを預けているか否かの判断が行われる(S552)。
【0180】
移行ポイント数だけのポイント残高があれば(S552:YES)、受信した「移行情報」に本ポイント管理システムを識別するためのシステムIDが追加され、移行ポイント数を金額に換算した移行金額が記されて「移行依頼情報」が作成される(S553)。なお、移行ポイントに「10」を乗じたものが移行金額とされる。そして、移行先のポイント管理システムのポイントサーバへ「移行依頼情報」が送信される(S554)。移行先のポイントサーバでは、「移行依頼情報」を受信すると、ユーザの確認等を行い「移行結果」を返送してくる。そこで、移行先システムからの「移行結果」の受信が待機される(S555:NO、S555)。
【0181】
そして、「移行結果」を受信し(S555:YES)、「移行結果」が移行を許可するものであれば、「移行情報」に記載されていた移行ポイント数がユーザのポイント残高から減算される(S557)。そして、予め定められている手数料ポイントもユーザのポイント残高から減算される(S558)。そして、移行システムへ移行を依頼し、受け付けられ、本ポイント管理システムのポイントは減算されたことを示す「移行受付完了情報」が作成され(S559)、携帯電話6へ「移行受付完了情報」が送信される(S560)。そして、移行処理は終了し、ポイントサーバ受信処理へ戻る。
【0182】
また、ユーザIDが登録されていなかったり(S551:NO)、ポイント残高が不足していたりした場合には(S552:NO)、「エラー情報」が作成され(S563)、「移行情報」に記されていた携帯電話6へ「エラー情報」が送信される(S564)。そして移行処理は終了し、ポイントサーバ受信処理へ戻る。また、移行先システムから移行を許可しない「受信結果」を受信した場合には(S556:NO)、「エラー情報」が作成され(S561)、「移行情報」に記されていた携帯電話6へ「エラー情報」が送信される(S562)。
【0183】
また、図35に示すように、受信したデータが「移行情報」でない場合には(S411:NO)、受信したデータが「移行要求情報」であるか否かの判断が行われる(S412)。「移行要求情報」であれば(S412:YES)、移行依頼処理が行われる(S432、図47参照)。図47に示すように移行要求処理では、まず、「移行要求情報」に記されているユーザIDがユーザ管理情報記憶エリア131に記憶されており、本ポイント管理システムに登録済みであるか否かの判断が行われる(S571)。登録済みであれば(S571:YES)、ポイントの受け入れが行われる。「移行依頼情報」には、依頼先のシステムで移行するとされたポイントに応じた金額が移行金額として記されている。そこで、まず、移行金額が本ポイント管理システムのポイントに換算される(S572)。具体的には、「移行金額×0.1」で算出される。そして、算出されたポイント数がユーザのポイント残高に加算される(S573)。そして、移行を依頼してきた他のポイント管理システムの請求金額欄に移行金額が加算される(S574)。そして、ユーザの電子メールアドレスがユーザ管理情報記憶エリア131から読み出され、移行が完了したことを示す電子メールが「移行完了情報」として作成される(S575)。そして、「成立情報」である電子メールが送信される(S576)。そして、移行依頼処理は終了し、ポイントサーバ受信処理へ戻る。
【0184】
また、ユーザIDが登録されていなかった場合には(S571:NO)、「エラー情報」が作成され(S577)、「移行依頼情報」に記されていた携帯電話6へ「エラー情報」が送信される(S578)。そして移行依頼処理は終了し、ポイントサーバ受信処理へ戻る。
【0185】
以上のようにして、ポイントサーバ1では、ユーザの携帯電話6やホールのホールサーバ2から送信されてきた情報に基づいて、種々の処理を行い、ユーザが預けているポイントの管理を行っている。
【0186】
9.効果
このようにして、本実施の形態のポイント管理システムでは、ユーザが遊技を開始する際には、ポイントバンクに預けたポイントを引き出して、遊技球を借り、遊技が終了した際には、獲得した遊技球をポイントバンクに預けることができる。そして、ユーザは、ポイントバンクに預けてあるポイントを照会することができる。さらに、ポイントサーバ1と接続する販売店端末7の設置されている販売店において、このポイントを用いて、販売店で商品やサービスを購入することができる。さらに、本ポイント管理システムに登録されているユーザに対してポイントを譲渡することができる。さらに、他のポイントシステムにポイントを移行することもできる。したがって、遊技場で用いられるポイントが、遊技のためだけでなく、使用することができるので、ポイントの自由度が高く、活用しやすい。また、携帯電話6を用いてユーザの認識を携帯電話6に記憶されているユーザIDが用いられるので、ユーザはわざわざユーザIDを入力したり、会員カードなどの特別なものを持つこと必要がないので便利である。また、携帯電話6で種々の取引を行うことができるので、いつでも自分の望む時に取引を行うことができ、例えば、わざわざ遊技場に設置されている装置を用いる必要がなく便利である。
【0187】
10.請求項との対比
なお、上記実施の形態における非接触ICカード69の不揮発メモリ694のユーザID記憶エリア6941が「ユーザ特定情報記憶手段」に該当し、ホールサーバ2のハードディスク23のホールID記憶エリア231が「遊技場特定情報記憶手段」に該当する。そして、ポイントサーバ1のハードディスク13のホール管理情報記憶エリア132が「交換率記憶手段」に該当し、ユーザ管理情報記憶エリア131が「ポイント記憶手段」に該当する。そして、販売店端末7のハードディスク73の販売店ID記憶エリア731が「販売店特定情報記憶手段」に該当する。そして、ホールサーバ2のCPU20が「遊技場端末制御手段」に該当し、ポイントサーバ1のCPU10が「ポイント管理装置制御手段」に該当し、携帯電話6のCPU61が「携帯端末制御手段」に該当し、販売店端末7のCPU70が「販売店端末制御手段」に該当する。
【0188】
サンド3のRF回路391により携帯電話6の非接触ICカード69のユーザIDを読み取り「使用情報」に記載し、ホールサーバ2へ「使用情報」を送信するサンド3のCPU30、サンド3から「使用情報」を受信する処理(図30、S333,S335,S336参照)を行うホールサーバ2の通信回路28及びCPU20が「ユーザ特定情報取得手段」に該当する。また、サンド3において球数入力キー353により入力された情報を受付、「使用情報」に記載し、ホールサーバ2へ「使用情報」を送信する処理を行う(図30、S331,S335,S336参照)サンド3のCPU30、サンド3から「使用情報」を受信する処理(図31、S361参照)を行うホールサーバ2の通信回路28及びCPU20が「使用量入力手段」に該当する。さらに、「使用球数情報」をサンド3へ送信するホールサーバ2の通信回路28及びCPU20が「使用媒体数出力手段」に該当する。また、計数機4から「獲得球数情報」を受信する処理(図31、S363参照)を行うホールサーバ2の通信回路28及びCPU20が「獲得数入力手段」に該当する。
【0189】
また、図25の譲渡処理のS251で携帯電話6の表示画面64に表示される譲渡入力画面のポイント数入力欄及びキー入力部65が「譲渡ポイント数入力手段」に該当し、譲渡入力画面の譲渡先ユーザID入力欄及びキー入力部65が「譲渡先ユーザ特定情報入力手段」に該当する。そして、図27の譲渡要求処理のS251で携帯電話6の表示画面64に表示される入力画面のポイント数入力欄及びキー入力部65が「譲渡要求ポイント数入力手段」に該当し、入力画面の譲渡元指定ユーザID入力欄及びキー入力部65が「譲渡元指定ユーザ特定情報入力手段」に該当する。また、図33の販売店処理のS382で販売店端末7のディスプレイ74に表示される購入入力画面の購入ユーザID入力欄及びキーボード75が「購入ユーザ特定情報入力手段」に該当し、購入入力画面の金額入力欄及びキーボード75が「購入金額入力手段」に該当する。そして、図29の移行処理のS312で携帯電話6の表示画面64に表示される移行入力画面の移行ポイント数入力欄及びキー入力部65が「移行ポイント数入力手段」に該当し、移行先システムの選択入力欄が「移行システム入力手段」に該当する。
【0190】
11.変形例
本発明のポイント管理システム、遊技場端末、ポイント管理装置、遊技場端末プログラム及びポイント管理装置プログラムは、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。上記実施の形態では「遊技球」としてパチンコ機5、「遊技媒体」として遊技球を用いたが、遊技機はこれに限らず、スロットマシンやゲーム機であってもよく、「遊技媒体」はコイン等であってもよい。また、「携帯端末」として携帯電話6を例に挙げたが、携帯電話6でなく、PDA等の携帯用端末であってもよい。
【0191】
また、上記実施の形態では、ポイントバンクに遊技球を預けたり、ポイントを引き出して遊技球を借り入れたりする際に、遊技球数をユーザが入力し、ホールサーバ2がポイントサーバ1へ送信した。そして、ポイントサーバ1にて遊技球数をポイント数に換算している。しかしながら、ユーザが入力するのは遊技球数でなく、ポイント数や金額であってもよい。また、ポイント数と遊技球数とを換算するのは、ホールサーバ2であってもよい。また、上記実施の形態では、ユーザへのメッセージを画面表示としたが、音声による出力であってもよい。
【0192】
また、上記実施の形態では、ホールサーバ2にサンド3や計数機4を接続して、ユーザが入力した使用遊技球数や計数機4が計数した獲得遊技球数を店内ネットワーク150を介してホールサーバ2へ入力した。しかしながら、ホールサーバ2にサンド3や計数機4が接続してなくてもよい。例えば、ホールサーバ2に非接触ICカードを読み取るためのRF回路を設け、遊技場内に設置する。そして、ユーザは遊技球の使用や、遊技球の貯蓄の指示を行い、ホールサーバ2に携帯電話6を翳す。この場合、ホールサーバ2に設けられているRF回路が「ユーザ特定情報取得手段」に該当する。そして、遊技球を使用する場合には、ホールサーバ2がポイントサーバ1と通信して認証された結果を出力(表示又は印字)し、認証結果がOKであれば、貸し出す遊技球数を遊技球係員がユーザに手渡すようにしてもよい。また、貸し出す遊技球数をサンド3から借り出すことのできるプリペイドカードを渡すようにしてもよい。そして、遊技球を預ける場合には、計数機4の計数結果を出力(表示又は印字)し、その数をホールサーバ2に遊技場係員が入力するようにしてもよい。
【0193】
また、上記実施の形態では、ポイントを譲渡する際に、譲渡先ユーザや譲渡元指定ユーザを指定しているが、特定のユーザを指定するのではなく、「誰でも」というような指定をしてもよい。例えば、株式市場のようにポイントを譲渡しあってもよい。また、上記実施の形態では、譲渡の際に対価を譲渡を受けるユーザが支払っているが、必ずしも対価を支払わなくともよい。また、譲渡を指示したり、譲渡を要求したりする際に、ユーザが決めた対価を入力するようにしてもよい。
【0194】
また、上記実施の形態では、販売店にて商品又はサービスを購入する例を示したが、これは、ネットワーク上の仮想店舗で商品又はサービスを購入する際に利用してもよいことは言うまでもない。この場合には、携帯電話6で仮想店舗のサーバにアクセスして、購入手続きを行う。この場合には、ユーザが携帯電話6で選んだ商品の価格(予め仮想店舗のサーバに登録されているもの)が購入金額とされる。また、ユーザIDは携帯電話6から仮想店舗のサーバに送信される。ポイントサーバ1へ接続するのは、仮想店舗のサーバであっても、携帯電話6であってもよい。また、上記実施の形態の販売店端末7は、現金や売り上げ、在庫の管理等をするレジに接続されていてもよい。
【0195】
また、上記実施の形態では、遊技球数1個がいくらになるかで交換率を設定したが、交換率は遊技媒体1つに対する対価でなくともよい。例えば、100円で30個というような変換率を用いてもよい。このような場合には、30個以下の遊技球は切り捨ててもよいし、切り上げてもよいし、ポイントに換算せずに記憶しておき、30個となった時点でポイントに換算するようにしてもよい。
【0196】
また、上記実施の形態では、携帯電話6の利用者を特定するためのIDをユーザIDとして用いたが、このIDを用いず、ポイントサーバ1でユーザごとにユーザIDを割り当て、携帯電話6のハードディスクに記憶して用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0197】
【図1】本実施の形態のポイント管理システムの機器の関係を示す模式図である。
【図2】携帯電話6に表示されるメニュー画面100を示す模式図である。
【図3】ポイント管理システムへの新規登録取引の処理の流れを示す流れ図である。
【図4】使用する遊技球を引き出す使用取引の処理の流れを示す流れ図である。
【図5】獲得した遊技球を預ける獲得取引の処理の流れを示す流れ図である。
【図6】ポイントで商品を購入する購入取引の流れを示す流れ図である。
【図7】ポイントを他のユーザに譲渡する譲渡取引の流れを示す流れ図である。
【図8】他のユーザへポイントの譲渡を要求する譲渡要求取引の流れを示す流れ図である。
【図9】ポイントを他のポイントシステムへ移行させる移行取引の流れを示す流れ図である。
【図10】パチンコ機5及びサンド3の電気的構成を示す模式図である。
【図11】計数機4の電気的構成を示す模式図である。
【図12】携帯電話6の電気的構成を示す模式図である。
【図13】ホールサーバ2の電気的構成を示す模式図である。
【図14】ホールサーバ2のハードディスク23に設けられている記憶エリアの構成を示す模式図である。
【図15】ポイントサーバ1の電気的構成を示す模式図である。
【図16】ポイントサーバ1のハードディスク13に設けられている記憶エリアの構成を示す模式図である。
【図17】ユーザ管理情報記憶エリア131の構成を示す模式図である。
【図18】ホール管理情報記憶エリア132の構成を示す模式図である。
【図19】販売店管理情報記憶エリア133の構成を示す模式図である。
【図20】他システム管理情報記憶エリア134の構成を示す模式図である。
【図21】販売店端末7の電気的構成を示す模式図である。
【図22】携帯電話処理のフローチャートである。
【図23】携帯電話処理で行われる新規登録処理のフローチャートである。
【図24】携帯電話処理で行われる照会処理のフローチャートである。
【図25】携帯電話処理で行われる譲渡処理のフローチャートである。
【図26】携帯電話処理で行われる譲渡受入処理のフローチャートである。
【図27】携帯電話処理で行われる譲渡要求処理のフローチャートである。
【図28】携帯電話処理で行われる譲渡要求許可処理のフローチャートである。
【図29】携帯電話処理で行われる移行処理のフローチャートである。
【図30】サンド処理のフローチャートである。
【図31】計数機処理のフローチャートである。
【図32】ホールサーバ処理のフローチャートである。
【図33】販売店処理のフローチャートである。
【図34】ポイントサーバ受信処理のフローチャートである。
【図35】ポイントサーバ受信処理のフローチャートである。
【図36】ポイントサーバ受信処理で行われる登録処理のフローチャートである。
【図37】ポイントサーバ受信処理で行われる照会処理のフローチャートである。
【図38】ポイントサーバ受信処理で行われる使用処理のフローチャートである。
【図39】ポイントサーバ受信処理で行われる獲得処理のフローチャートである。
【図40】ポイントサーバ受信処理で行われる購入処理のフローチャートである。
【図41】ポイントサーバ受信処理で行われる譲渡処理のフローチャートである。
【図42】ポイントサーバ受信処理で行われる譲渡完了処理のフローチャートである。
【図43】ポイントサーバ受信処理で行われる譲渡要求処理のフローチャートである。
【図44】ポイントサーバ受信処理で行われる譲渡要求完了処理のフローチャートである。
【図45】ポイントサーバ受信処理で行われる入金処理のフローチャートである。
【図46】ポイントサーバ受信処理で行われる移行処理のフローチャートである。
【図47】ポイントサーバ受信処理で行われる移行依頼処理のフローチャートである。
【符号の説明】
【0198】
1 ポイントサーバ
2 ホールサーバ
3 サンド
4 計数機
5 パチンコ機
6 携帯電話
7 販売店端末
8 他システムサーバ
10 CPU
19 通信回路
20 CPU
27 通信回路
28 通信回路
29 通信回路
30 CPU
33 不揮発メモリ
34 表示部
38 通信回路
40 CPU
43 計数装置
46 RF回路
47 通信回路
50 CPU
61 CPU
69 非接触ICカード
70 CPU
78 RF回路
90 インターネット
91 携帯電話網
131 ユーザ管理情報記憶エリア
132 ホール管理情報記憶エリア
133 販売店管理情報記憶エリア
134 他システム管理情報記憶エリア
231 ホールID記憶エリア
391 RF回路
392 アンテナ
461 アンテナ
661 スピーカ
691 CPU
692 RF回路
693 アンテナ
694 不揮発メモリ
731 販売店ID記憶エリア
781 アンテナ
6941 ユーザID記憶エリア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技機による遊技が行われる複数の遊技場にそれぞれ設置された遊技場端末と、遊技機で遊技するユーザが所持する情報記憶媒体と、遊技媒体と交換可能なポイントをユーザごとに記憶するポイント管理装置とを備え、前記遊技場端末と前記ポイント管理装置とがネットワークを介して接続したポイント管理システムであって、
前記情報記憶媒体は、
前記ユーザを特定する情報であるユーザ特定情報を記憶するユーザ特定情報記憶手段を備え、
前記遊技場端末は、
前記遊技場端末を制御する遊技場端末制御手段と、
前記遊技場を特定する情報である遊技場特定情報を記憶する遊技場特定情報記憶手段と、
遊技媒体数、金額又はポイント数を使用量として入力する使用量入力手段と、
前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ特定情報を取得するユーザ特定情報取得手段とを備え、
前記遊技場端末制御手段は、
前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ特定情報、前記遊技場特定情報記憶手段に記憶されている前記遊技場特定情報、及び、前記使用量入力手段により入力された前記使用量を少なくとも含む使用情報を前記ポイント管理装置へ送信し、
前記ポイント管理装置は、
前記ポイント管理装置を制御するポイント管理装置制御手段と、
前記遊技媒体又は金額と前記ポイントとの交換率を複数の前記遊技場ごとに記憶する交換率記憶手段と、
前記ユーザごとに当該ユーザの所有する前記ポイントを記憶するポイント記憶手段とを備え、
前記ポイント管理装置制御手段は、
前記遊技場端末から送信された前記使用情報に含まれている前記使用量が遊技媒体数又は金額である場合には、前記交換率記憶手段に記憶されている交換率に基づいて換算したポイント数を前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントから減算し、前記使用量がポイント数である場合には当該ポイント数を前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントから減算し、減算した後に、前記使用情報を送信した前記遊技場端末へ減算が完了したことを通知するための減算通知情報を送信し、
前記遊技場端末は、さらに、
前記使用量入力手段により入力された前記使用量に応じた遊技媒体の数である使用媒体数を出力する使用媒体数出力手段を備え、
前記遊技場端末制御手段は、さらに、
前記ポイント管理装置から送信された前記減算通知情報を受信した場合に、前記使用媒体数出力手段により遊技媒体数を出力し、
前記遊技場端末は、さらに、
前記ユーザが獲得した遊技媒体の数を獲得数として入力する獲得数入力手段を備え、
前記遊技場端末制御手段は、さらに、
前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ特定情報、前記遊技場特定情報記憶手段に記憶されている前記遊技場特定情報、及び、前記獲得数入力手段により入力された前記獲得数を少なくとも含む獲得情報を前記ポイント管理装置へ送信し、
前記ポイント管理装置制御手段は、さらに、
前記遊技場端末から送信された前記獲得情報及び前記交換率記憶手段に記憶されている交換率に基づいて前記ポイントを算出し、算出された前記ポイントを前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントに加算することを特徴とするポイント管理システム。
【請求項2】
前記情報記憶手段は、ユーザが携帯可能なカード又は携帯端末に設けられており、
前記遊技場端末の前記ユーザ特定情報取得手段は、前記情報記憶媒体のユーザ特定情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ特定情報を無線通信手段により読み取って前記ユーザ特定情報を取得することを特徴とする請求項1に記載のポイント管理システム。
【請求項3】
遊技媒体を遊技者に貸し出す遊技媒体供給装置を備え、
前記遊技場端末は、前記遊技媒体供給装置を接続しており、
前記遊技場端末の前記使用媒体数出力手段は、前記使用媒体数を前記遊技媒体供給装置に出力することを特徴とする請求項1又は2に記載のポイント管理システム。
【請求項4】
遊技媒体の数を計数し、計数結果を出力する遊技媒体計数装置を備え、
前記遊技場端末は、前記遊技媒体計数装置を接続しており、
前記遊技場端末の前記獲得数入力手段は、前記遊技媒体計数装置から出力された計数結果を前記獲得数として入力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のポイント管理システム。
【請求項5】
前記情報記憶手段は、ユーザが携帯可能な携帯端末に設けられており、
前記携帯端末は、
前記携帯端末を制御する携帯端末制御手段と、
他のユーザに譲渡するポイント数を譲渡ポイント数として入力する譲渡ポイント数入力手段と、
ポイントを譲渡する先のユーザである譲渡先ユーザのユーザ特定情報を譲渡先ユーザ特定情報として入力する譲渡先ユーザ特定情報入力手段とを備え、
前記携帯端末制御手段は、
前記譲渡ポイント数入力手段により入力された前記譲渡ポイント数、前記譲渡先ユーザ特定情報入力手段により入力された前記譲渡先ユーザ特定情報、及び、前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ特定情報である譲渡元ユーザ特定情報を少なくとも含む譲渡情報を前記ポイント管理装置へ送信し、
前記ポイント管理装置制御手段は、
前記譲渡先ユーザの使用する前記携帯端末から送信された前記譲渡情報に含まれている前記譲渡元ユーザ特定情報で特定される譲渡元ユーザからの前記譲渡ポイント数のポイントの譲渡を受理するか否かの譲渡受理問合せ情報を前記譲渡先ユーザの使用する前記携帯端末へ送信し、
前記携帯端末は、さらに、
前記ポイント管理装置から送信された前記譲渡受理問合せ情報の示す譲渡を受理するか否かを入力する受理入力手段を備え、
前記携帯端末制御手段は、さらに、
前記受理入力手段により入力された受理結果を前記ポイント管理装置へ送信し、
前記ポイント管理装置制御手段は、さらに、
前記携帯端末から送信された前記受理結果が譲渡を受理するものであった場合には、前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、前記譲渡元ユーザのポイントから前記譲渡ポイントを減算し、前記譲渡先ユーザのポイントに前記譲渡ポイントを加算することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のポイント管理システム。
【請求項6】
前記情報記憶手段は、ユーザが携帯可能な携帯端末に設けられており、
前記携帯端末は、
前記携帯端末を制御する携帯端末制御手段と、
他のユーザに譲渡を要求するポイント数を譲渡要求ポイント数として入力する譲渡要求ポイント数入力手段と、
ポイントを譲渡するユーザである譲渡元指定ユーザのユーザ特定情報を譲渡元指定ユーザ特定情報として入力する譲渡元指定ユーザ特定情報入力手段とを備え、
前記携帯端末制御手段は、
前記譲渡要求ポイント数入力手段により入力された前記譲渡要求ポイント数、前記譲渡元指定ユーザ特定情報入力手段により入力された前記譲渡元指定ユーザ特定情報、及び、前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ特定情報である譲渡要求ユーザ特定情報を少なくとも含む譲渡要求情報を前記ポイント管理装置へ送信し、
前記ポイント管理装置制御手段は、
前記携帯端末から送信された前記譲渡要求情報に含まれている前記譲渡元指定ユーザ特定情報で特定されるユーザに対して、前記譲渡要求ユーザ特定情報で特定される譲渡要求ユーザへ前記譲渡要求ポイント数のポイントを譲渡するか否かの譲渡許可問合せ情報を前記譲渡要求ユーザの使用する前記携帯端末へ送信し、
前記携帯端末は、さらに、
前記ポイント管理装置から送信された前記譲渡許可問合せ情報の示す譲渡を許可するか否かを入力する許可入力手段を備え、
前記携帯端末制御手段は、さらに、
前記許可入力手段により入力された許可結果を前記ポイント管理装置へ送信し、
前記ポイント管理装置制御手段は、さらに、
前記携帯端末から送信された前記許可結果が譲渡要求を許可するものであった場合には、前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、前記譲渡元指定ユーザのポイントから前記譲渡要求ポイントを減算し、前記譲渡要求ユーザのポイントに前記譲渡要求ポイントを加算することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のポイント管理システム。
【請求項7】
商品又はサービスを販売する販売店に設置された販売店端末が前記ポイント管理装置にネットワークを介して接続しており、
前記販売店端末は、
前記販売店端末を制御する販売店端末制御手段と、
当該販売店を特定する販売店特定情報を記憶する販売店特定情報記憶手段と、
商品又はサービスを購入したユーザである購入ユーザを特定する前記ユーザ特定情報を購入ユーザ特定情報として入力する購入ユーザ特定情報入力手段と、
ユーザが購入した商品又はサービスの金額を購入金額として入力する購入金額入力手段とを備え、
前記販売店端末制御手段は、
前記販売店特定情報記憶手段に記憶されている前記販売店特定情報、前記購入ユーザ特定情報入力手段により入力された前記購入ユーザ特定情報、及び、前記購入金額入力手段により入力された前記購入金額を少なくとも含む購入情報を前記ポイント管理装置へ送信し、
前記ポイント管理装置制御手段は、
前記販売店端末から送信された前記購入情報に含まれる前記購入金額に応じたポイントを前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、前記購入情報に含まれる前記購入ユーザ特定情報の示すユーザの前記ポイントから減算することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のポイント管理システム。
【請求項8】
前記情報記憶手段は、ユーザが携帯可能な携帯端末に設けられており、
前記携帯端末は、
前記携帯端末を制御する携帯端末制御手段と、
他のポイント管理システムで管理するポイントに移行するポイント数を移行ポイント数として入力する移行ポイント数入力手段と、
ポイントを移行する先のポイント管理システムである移行先システムを特定するシステム特定情報を移行先システム特定情報として入力する移行先システム入力手段とを備え、
前記携帯端末制御手段は、
前記移行ポイント数入力手段により入力された前記移行ポイント数、前記移行先システム入力手段により入力された前記移行先システム特定情報、及び、前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ特定情報である移行ユーザ特定情報を少なくとも含む移行情報を前記ポイント管理装置へ送信し、
前記ポイント管理装置は、他のポイント管理システムに備えられている他システム管理装置にネットワークを介して接続しており、
前記ポイント管理装置制御手段は、
前記携帯端末から送信された前記移行情報の示す前記移行ポイント数及び前記移行ユーザ特定情報を少なくとも含む移行依頼情報を、前記移行先システム特定情報で特定されるポイント管理システムの前記他システム管理装置に送信し、前記他システム管理装置から前記移行依頼情報に応じてポイントの移行を受理するか否かを示す応答情報を受信した際に、前記応答情報が移行の受理を示している場合に、前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、前記移行ユーザ特定情報により特定されるユーザのポイントから前記移行ポイントを減算することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のポイント管理システム。
【請求項9】
前記情報記憶手段は、ユーザが携帯可能な携帯端末に設けられており、
前記ポイント管理装置は、他のポイント管理システムに備えられている他システム管理装置にネットワークを介して接続しており、
前記ポイント管理装置制御手段は、
前記ユーザ特定情報及び、他のポイント管理システムから移行を要求するポイント数である移行要求ポイント数を少なくとも含む移行要求情報を受信した際に、前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、前記ユーザ特定情報により特定されるユーザのポイントに前記移行要求ポイント数を加算することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のポイント管理システム。
【請求項10】
遊技機による遊技が行われる複数の遊技場にそれぞれ設置され、遊技媒体と交換可能なポイントをユーザごとに記憶するポイント管理装置にネットワークを介して接続した遊技場端末であって、
前記遊技場端末を制御する遊技場端末制御手段と、
前記遊技場を特定する情報である遊技場特定情報を記憶する遊技場特定情報記憶手段と、
遊技媒体数、金額又はポイント数を使用量として入力する使用量入力手段と、
遊技者が所持する情報記憶媒体に設けられた前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ特定情報を取得するユーザ特定情報取得手段と、
前記使用量入力手段により入力された前記使用量に応じた遊技媒体の数である使用媒体数を出力する使用媒体数出力手段と、
前記ユーザが獲得した遊技媒体の数を獲得数として入力する獲得数入力手段とを備え、
前記遊技場端末制御手段は、
前記使用量入力手段により前記使用量が入力された場合に、前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ特定情報、前記遊技場特定情報記憶手段に記憶されている前記遊技場特定情報、及び、前記使用量入力手段により入力された前記使用量を少なくとも含む使用情報を前記ポイント管理装置へ送信し、前記ポイント管理装置から前記使用情報に応じて送信されたポイントの減算が完了したことを通知するための減算通知情報を受信した場合に、前記使用媒体数出力手段により遊技媒体数を出力し、さらに、
前記獲得数入力手段により前記獲得数が入力された場合に、前記ユーザ特定情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ特定情報、前記遊技場特定情報記憶手段に記憶されている前記遊技場特定情報、及び、前記獲得数入力手段により入力された前記獲得数を少なくとも含む獲得情報を前記ポイント管理装置へ送信することを特徴とする遊技場端末。
【請求項11】
前記ユーザ特定情報取得手段は、前記情報記憶媒体のユーザ特定情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ特定情報を無線通信手段により読み取って前記ユーザ特定情報を取得することを特徴とする請求項10に記載の遊技場端末。
【請求項12】
遊技媒体を遊技者に貸し出す遊技媒体供給装置を接続しており、
前記使用媒体数力手段は、前記使用媒体数を前記遊技媒体供給装置に出力することを特徴とする請求項10又は11に記載の遊技場端末。
【請求項13】
遊技媒体の数を計数し、計数結果を出力する遊技媒体計数装置を接続しており、
前記獲得数入力手段は、前記遊技媒体計数装置から出力された計数結果を前記獲得数として入力することを特徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載の遊技場端末。
【請求項14】
遊技機による遊技が行われる複数の遊技場にそれぞれ設置された遊技場端末とネットワークを介して接続し、遊技媒体と交換可能なポイントをユーザごとに記憶するポイント管理装置であって、
前記ポイント管理装置を制御するポイント管理装置制御手段と、
前記遊技媒体又は金額と前記ポイントとの交換率を複数の前記遊技場ごとに記憶する交換率記憶手段と、
前記ユーザごとに当該ユーザの所有する前記ポイントを記憶するポイント記憶手段とを備え、
前記ポイント管理装置制御手段は、
前記ユーザを特定する情報であるユーザ特定情報、前記遊技場を特定する遊技場特定情報、及び、前記遊技場端末で入力された前記使用量を少なくとも含む使用情報が前記遊技場端末から送信された際に、前記使用情報に含まれている前記使用量が遊技媒体数又は金額である場合には、前記交換率記憶手段に記憶されている交換率に基づいて換算したポイント数を前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントから減算し、前記使用量がポイント数である場合には当該ポイント数を前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントから減算し、減算した後に、前記使用情報を送信した前記遊技場端末へ減算が完了したことを通知するための減算通知情報を送信し、さらに、
前記ユーザ特定情報、前記遊技場特定情報、及び、前記遊技場端末で入力された前記獲得数を少なくとも含む獲得情報が前記遊技場端末から送信された際に、前記獲得情報及び前記交換率記憶手段に記憶されている交換率に基づいて前記ポイントを算出し、算出された前記ポイントを前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントに加算することを特徴とするポイント管理装置。
【請求項15】
ユーザが携帯可能な携帯端末とネットワークを介して接続しており、
前記ポイント管理装置制御手段は、
譲渡するポイント数である譲渡ポイント数、ポイントを譲渡する先のユーザである譲渡先ユーザのユーザ特定情報である譲渡先ユーザ特定情報、及び、ポイントを譲渡するユーザである譲渡元ユーザのユーザ特定情報である譲渡元ユーザ特定情報を少なくとも含む譲渡情報を、前記譲渡元ユーザの使用する前記携帯端末から受信した際に、前記譲渡情報に含まれている前記譲渡元ユーザからの前記譲渡ポイント数のポイントの譲渡を受理するか否かの譲渡受理問合せ情報を前記譲渡先ユーザの使用する前記携帯端末へ送信し、さらに、
前記譲渡先ユーザの使用する前記携帯端末から譲渡を受理する受理結果を受信した場合には、前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、前記譲渡元ユーザのポイントから前記譲渡ポイントを減算し、前記譲渡先ユーザのポイントに前記譲渡ポイントを加算することを特徴とする請求項14に記載のポイント管理装置。
【請求項16】
ユーザが携帯可能な携帯端末とネットワークを介して接続しており、
前記ポイント管理装置制御手段は、
譲渡を要求するポイント数である譲渡要求ポイント数、ポイントの譲渡を要求する先のユーザである譲渡元指定ユーザのユーザ特定情報である譲渡元指定ユーザ特定情報、及び、ポイントの譲渡を要求しているユーザである譲渡要求ユーザのユーザ特定情報である譲渡要求ユーザ特定情報を少なくとも含む譲渡情報を前記譲渡要求ユーザの使用する前記携帯電話から受信した場合に、前記譲渡要求情報に含まれている前記譲渡元指定ユーザ特定情報で特定されるユーザに対して、前記譲渡元指定ユーザ特定情報で特定される譲渡要求ユーザへ前記譲渡要求ポイント数のポイントを譲渡するか否かの譲渡許可問合せ情報を前記譲渡要求ユーザの使用する前記携帯端末へ送信し、さらに、
前記譲渡元指定ユーザの使用する前記携帯電話から譲渡を許可する結果を受信した場合には、前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、前記譲渡元指定ユーザのポイントから前記譲渡要求ポイントを減算し、前記譲渡要求ユーザのポイントに前記譲渡要求ポイントを加算することを特徴とする請求項14又は15に記載のポイント管理装置。
【請求項17】
商品又はサービスを販売する販売店に設置された販売店端末とネットワークを介して接続しており、
前記ポイント管理装置制御手段は、
前記販売店を特定する販売店特定情報、商品又はサービスを購入したユーザのユーザ特定情報である購入ユーザ特定情報、及び、商品又はサービスの購入金額を少なくとも含む購入情報を前記販売店端末から受信した際に、前記購入情報に含まれる前記購入金額に応じたポイントを前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、前記購入情報に含まれる前記購入ユーザ特定情報の示すユーザの前記ポイントから減算することを特徴とする請求項14乃至16のいずれかに記載のポイント管理装置。
【請求項18】
ユーザが携帯可能な携帯端末とネットワークを介して接続しており、
他のポイント管理システムに備えられている他システム管理装置にネットワークを介して接続しており、
前記ポイント管理装置制御手段は、
他のポイントシステムに移行させるポイント数である移行ポイント数、移行先のポイントシステムを特定するシステム特定情報である移行先システム特定情報、及び、ポイントを移行させるユーザのユーザ特定情報である移行ユーザ特定情報を少なくとも含む移行情報を前記携帯端末から受信した際に、前記移行情報の示す前記移行ポイント数及び前記移行ユーザ特定情報を少なくとも含む移行依頼情報を、前記移行先システム特定情報で特定されるポイント管理システムの前記他システム管理装置に送信し、前記他システム管理装置から前記移行依頼情報に応じてポイントの移行を受理するか否かを示す応答情報を受信した際に、前記応答情報が移行の受理を示している場合に、前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、前記移行ユーザ特定情報により特定されるユーザのポイントから前記移行ポイントを減算することを特徴とする請求項14乃至17のいずれかに記載のポイント管理装置。
【請求項19】
前記ポイント管理装置は、他のポイント管理システムに備えられている他システム管理装置に接続しており、
前記ポイント管理装置制御手段は、
前記ユーザ特定情報及び、他のポイント管理システムから移行を要求するポイント数である移行要求ポイント数を少なくとも含む移行要求情報を受信した際に、前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントのうち、前記ユーザ特定情報により特定されるユーザのポイントに前記移行要求ポイント数を加算することを特徴とする請求項14乃至18のいずれかに記載のポイント管理装置。
【請求項20】
請求項10乃至13のいずれかに記載の遊技場端末の各種処理手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする遊技場端末プログラム。
【請求項21】
請求項14乃至19のいずれかに記載のポイント管理装置の各種処理手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするポイント管理装置プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【公開番号】特開2008−259603(P2008−259603A)
【公開日】平成20年10月30日(2008.10.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−103504(P2007−103504)
【出願日】平成19年4月11日(2007.4.11)
【出願人】(000241234)豊丸産業株式会社 (428)
【出願人】(507118600)
【Fターム(参考)】