説明

マイナスイオンと遠赤外線を融合した円形温熱器

【課題】 マイナスイオン鉱石と遠赤外線発熱体を一体化し、人体の腹部及び背部を同時に直接温熱できる、マイナスイオンと遠赤外線を融合した円形温熱器を提供する。
【解決手段】 マイナスイオンを発生する天然鉱石とPTC遠赤外線面状発熱体を一体化し、人体の腹部および背部を同時に直接温熱できる円形の温熱器にしたことを特徴とするマイナスイオンと遠赤外線を融合した円形温熱器。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マイナスイオンが発生する天然鉱石の特性と、PTC遠赤外線面状発熱体の自動温度制御機能の特性を最大限に生かし、人体の血流を良くし、冷えを取り、体温の上昇を図り、健康な体を維持せんとするマイナスイオンと遠赤外線を融合した円形温熱器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、電気的にマイナスイオンを発生させる機器はあったが、天然鉱石から発するマイナスイオンの特性を生かした温熱器はなかった。
遠赤外線の特性を生かした温熱器はあったが、ホームサウナ形式で全身浴を目的とする温熱器が主だった。
なお、小型で軽量な腹部を温熱する曲面形状の遠赤外線温熱器はあった(特許文献1)。
【特許文献1】 実用新案登録第3107329号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
それには、次のような問題点があった。
(イ)ホームサウナ形式で全身浴を目的とした温熱器は、発汗を目的としており、密閉式で高温の温度設定のため、高齢者など、心臓病、高血圧者には危険であった。
また、躯体に比例して、消費電力も大きく、電気料金も高額であった。
(ロ)小型で曲面形状の遠赤外線温熱器は、腹部の温熱には効果的ながら、背部の温熱には形状からも構造からも適していなかった。
(ハ)ただ、遠赤外線面状発熱体の素晴らしい特性に相反し、電磁波の発生に伴うプラスイオンによる血液の凝集による健康への悪影響も懸念されていた。
本発明は以上の問題点を解決しようとするものである。
【発明が解決するための手段】
【0004】
マイナスイオンを発生する天然鉱石とPTC遠赤外線面状発熱体を一体化し、人体の腹部および背部を同時に直接温熱できる円形の温熱器にしたことを特徴とするマイナスイオンと遠赤外線を融合した円形温熱器。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、円形の温熱器であることから腹部と背部に密着し、人体で最も重要な五臓六腑の温熱、および血液を作る胸骨、脊椎が同時に温熱できることから温熱の所要時間も節約できる。
微量とはいえ温熱器より発する電磁波よりのプラスイオンは、マイナスイオン発生鉱石との一体化により中和され、マイナスイオン優勢のイオンバランスとなる。
マイナスイオン優勢の血液は、赤血球同士の反発により赤血球はサラサラと流れることから細胞への酸素及び栄養素の供給もスムーズに行われる。
さらには、肺における酸素と細胞での燃えカスである炭酸ガスとのガス交換、および約60兆個の細胞におけるイオン交換がスムーズに行われる。
また、遠赤外線効果は、血管を拡張し、血流がよくなることから、冷えをとり低体温の解消となり新陳代謝が活発に行われる。
使用面からしても、胴体に巻いて座ってもよし、そのまま寝てもよし、軽作業すらも可能である。
さらには、軽自動車のシガーライターの差込にインバーターを装置することで室内と同様に使用が出来る。
使用範囲が広く、機能性に富んだ軽量で小型な円形温熱器である。
また、軽自動車を電源として使用できることからしても使用電力は極めて少なく、経済性に優れている。
とくに、PTC遠赤外線面状発熱体の特性である自動温度制御機能は、温度が一定し、温度操作ができなく、電源の入り切りだけの設定のため、子供、高齢者にも安全で安心して使用ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ)発熱体(1)の内側にマイナスイオン布(3)と保護用ビニール(4)とを重ねる。
(ロ)発熱体(1)の外側には断熱シート(5)および防護シート(6)を重ねる。
(ハ)発熱体を中心に5枚の部材を合わせ必要とする円形に仮止めし、上下および両端をホッチキス釘(7)で緊結する。
(ニ)本体を、全面覆い布(8)に挿入し、希望する胴回り長さにあわせ、その両端にオスのマジックテープ(9)(登録商標)およびメスのマジックテープ(10)を夫々接着する。
本発明は、以上の構成によりなっており、使用するときは胴体に巻き、オスのマジックテープ(9)をメスのマジックテープ(10)にくっつけ、体と一体とする。
電磁波から発生するプラスイオンを中和させるための方策は、マイナスイオンを発生する天然鉱石の粉末を塗布した布と、PTC遠赤外線面状発熱体を一体化した温熱器を製作することで解決できる。
形状を円形にし、腹部と背部に密着させ温熱を同時に行うことにより低温でも温熱が確実であり、消費電力もきわめて安価である。
PTC遠赤外線面状発熱体の特性である自動温度制御機能により適正温度に設定でき安全性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の斜視図である。
【図2】 本発明の縦横分解図である。
【図3】 本発明の展開図である。
【符号の説明】
【0008】
1 遠赤外線発熱体
2 コード
3 マイナスイオン布
4 保護ビニール
5 断熱シート
6 防護シート
7 ホッチキス釘
8 全面覆い布
9 オスのマジックテープ(登録商標)
10 メスのマジックテープ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マイナスイオンを発生する天然鉱石とPTC遠赤外線面状発熱体を一体化し、人体の腹部および背部を同時に直接温熱できる円形の温熱器にしたことを特徴とするマイナスイオンと遠赤外線を融合した円形温熱器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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