マッサージチェア
【課題】 主として臀部に十分なマッサージ効果を与えるマッサージチェアを提供する。
【解決手段】 本発明のマッサージチェアは、底板と、使用者が上に腰掛けるトレイと、該トレイを前記底板に相対し、その上方で略水平に支持する弾性素子と、を有する連動ベース構造と、前記トレイを、略水平を保ち、かつ該トレイの法線回りに回転することなく、鉛直面内で円運動させる縦駆動手段と、前記トレイを、略水平を保ち、かつ該トレイの法線回りに回転することなく、水平面内で円運動させる横駆動手段と、を備え、前記使用者の臀部のマッサージを行う。縦／横駆動手段は、底板に固設したモーターと、トレイに連接した制動素子と、モーター回転軸とオフセットして連接した縦／横駆動偏心柱の組み合わせからなる。かかる構造により、上下の起伏脈動、或いは、水平の回転脈動を生成するので、椅子に座った時、臀部のマッサージ効果がある。
【解決手段】 本発明のマッサージチェアは、底板と、使用者が上に腰掛けるトレイと、該トレイを前記底板に相対し、その上方で略水平に支持する弾性素子と、を有する連動ベース構造と、前記トレイを、略水平を保ち、かつ該トレイの法線回りに回転することなく、鉛直面内で円運動させる縦駆動手段と、前記トレイを、略水平を保ち、かつ該トレイの法線回りに回転することなく、水平面内で円運動させる横駆動手段と、を備え、前記使用者の臀部のマッサージを行う。縦／横駆動手段は、底板に固設したモーターと、トレイに連接した制動素子と、モーター回転軸とオフセットして連接した縦／横駆動偏心柱の組み合わせからなる。かかる構造により、上下の起伏脈動、或いは、水平の回転脈動を生成するので、椅子に座った時、臀部のマッサージ効果がある。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、マッサージチェアに関するものであって、特に、縦方向と水平方向の起伏、旋転揺動脈動を生成するマッサージシート構造に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来のマッサージチェアは、大部分が、背もたれと脚架部位を組み立ててなる機構で、主に、人の腰部、背部、足裏部に、マッサージを施すものであり、臀部を腰掛ける椅子部には、マッサージ機構が備わっていないものが多かった。臀部は、腰部や脚底と比較すると、凝りや痛みが少ないと言えるが、現代人の生活は、椅子に座った状態が多く、運動不足の傾向があるため、特に、オフィスワークをする人にとっては、臀部につく贅肉や、下垂などを気にする人が多い。
【０００３】
一方、臀部をマッサージする電動マッサージ機に関しては、エアセルにて同部に刺激を加えるものが提示および市販されているほか、回動モーターにて座面に振動を加える方式の振動マッサージ機に関する発明が先行文献１（特許文献１：特開平８−１０３４７７号公報）に記載されている。
【特許文献１】特開平８−１０３４７７号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、臀部に刺激を与える前記の各発明によっても、例えばエアセルによるものは空気圧の関係で大きな刺激は与えられず、先行文献１に記載の振動マッサージ機でも固定した座面に裏面からモーターによって臀部の血行をよくする程度の振動刺激を与えることができるにとどまり、いずれにしても使用者の凝りをほぐすに十分なマッサージを与えるものではなかった。そこで本発明は、臀部部分へのマッサージ機構に改良を加え、大きなマッサージ効果を得ることのできるマッサージチェアを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
そこで本発明者は鋭意検討の結果、
底板と、使用者が上に腰掛けるトレイと、該トレイを前記底板に相対し、その上方で略水平に支持する弾性素子と、を有する連動ベース構造と、
前記トレイを、略水平を保ち、かつ該トレイの法線回りに回転することなく、鉛直面内で円運動させる縦駆動手段と、
前記トレイを、略水平を保ち、かつ該トレイの法線回りに回転することなく、水平面内で円運動させる横駆動手段と、
を備え、前記使用者の臀部のマッサージを行うマッサージチェア
によって上記の課題を解決することが可能であることに想到し、もって本発明の完成に至った。
【０００６】
また、本発明は、その具体的な実施の態様として以下の各関連発明をも含むものである。
（１）前記縦駆動手段が、
前記トレイより下向きに延伸する縦方向制動素子と、
前記底板上に略水平に固設した縦方向駆動モーターと、
該縦方向駆動モーターと該縦方向制動素子とを軸着する縦駆動偏心柱であって、前記縦方向駆動モーターの回転軸とは略平行かつオフセットして連接し、かつ前記縦方向制動素子とは該縦駆動偏心柱の軸回り回転自由で連接する縦駆動偏心柱と、
からなり、かつ
前記横駆動手段が、
前記底板上に略鉛直に固設した横方向駆動モーターと、
該横方向駆動モーターと前記トレイとを軸着する横駆動偏心柱であって、前記横方向駆動モーターの回転軸とは略平行かつオフセットして連接し、かつ前記トレイとは該横駆動偏心柱の軸回り回転自由で連接する横駆動偏心柱と、
からなる、前記のマッサージチェア。
（２）前記底板の上面には前記弾性素子の一端を嵌装する嵌装突起を備え、かつ前記トレイの下面には該弾性素子のもう一端を嵌装する嵌装突起を備える前記のマッサージチェア。
（３）前記連動ベース構造を保持する椅子ベースと、該椅子ベースの一側に結合する背もたれパッドを備えることを特徴とする前記のマッサージチェア。
（４）前記背もたれパッドは前記椅子ベースとの取付角度の調整が可能であり、該背もたれパッドを立てた状態では背もたれとして機能し、該背もたれパッドを倒した状態では背もたれ又は脚パッドとして機能する前記のマッサージチェア。
（５）前記背もたれパッドはエアバッグを内包し、該エアバッグは空気を充填、放気することで該背もたれパッドからの突出高さを調整することが可能である前記のマッサージチェア。
（６）前記背もたれパッドには押し玉が埋設されている前記のマッサージチェア。
（７）前記トレイには押し玉が埋設されたシートが冠着されている前記のマッサージチェア。
【発明の効果】
【０００７】
本発明のマッサージチェアは、連動ベース機構のトレイが略水平を保ったまま、縦方向駆動モーターと横方向駆動モーターの回転軸に連接した縦・横駆動偏心柱により鉛直および／または水平面内で円運動を描くような起伏脈動や回転脈動を生成するので、使用者が該トレイに座った時、臀部の大きなマッサージ効果が得られるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
本発明について、望ましい実施の形態を以下に図面を用いて具体的に説明する。但し、本発明はこれらに限定されるものではない。
【０００９】
本発明にかかるマッサージチェアはトレイを構成要素のひとつとする連動ベース構造と、該トレイを縦方向に駆動する縦駆動手段と、横方向に駆動する横駆動手段と、を備えることを特徴とする。
【００１０】
具体例として、図１にマッサージチェア全体の分解図（斜視図）を、図２に連動ベース構造についての立体図（斜視図）を、それぞれ示す。
【００１１】
連動ベース構造は、底板と、該底板に相対し、使用者が上に腰掛けるトレイと、該トレイを前記底板の上方で略水平に支持する弾性素子と、を有することを特徴とする。
【００１２】
底板およびトレイの材質は特に限定されるものではなく、同一材料でも異種材料でもよい。耐久性や加工性の観点から木材、硬質樹脂、金属材料などが用いられる。また、寸法や形状も両者が同一である必要はない。底板やトレイなる名称は板材を主として想定したものであるが、フレーム状、ブロック状、柱状などの形状を除外するものではない。その場合、使用者が着座する面に垂直な方向を法線方向とする。
【００１３】
底板は直接地面または台に接地しても、または後述する椅子ベースにて所定の取付角度をもって保持されてもよい。一方、トレイは使用者が上に腰掛けるため、静置時のみならず、縦駆動手段や横駆動手段にて回転運動をする場合も略水平を保つ必要がある。
【００１４】
弾性素子は、かかる底板とトレイを互いに弾設する。弾性素子の種別や形状、ならびに、底板およびトレイと、かかる弾性素子との接合方法や接合箇所は特に限定されないが、組み立てやメンテナンス効率の観点から、弾性素子はバネ材、接合方法は底板およびトレイの表面に設けた嵌装突起に対する嵌装方式を例示する。但し、特に縦駆動した際に該バネ材が該嵌装突起から脱離することを防止する必要がある。
【００１５】
図１において、１０は連動ベース構造、１１は底板、１２，１５は嵌装突起、１３は弾性素子たるバネ材、１４はトレイを表わす。底板１１の取付角度に応じて、バネ材１３の長さやバネ剛性を適宜調整することによりトレイ１４を略水平に保持することができる。
【００１６】
縦駆動手段は、トレイ１４が略水平を保ち、かつ該トレイ１４の法線回りの回転を排除した状態で、これを鉛直面内で円運動させる機能を有する。また横駆動手段は、同じくトレイ１４が略水平を保ち、かつ該トレイ１４の法線回りの回転を排除した状態で、これを水平面内で円運動させる機能を有する。両者は同時に作動する場合も、それぞれ単独で作動する場合もかかる機能を有していることが望ましい。
【００１７】
縦／横駆動手段はピストン、ラックピニオン、偏心カム、モーター、磁力などを適宜組み合わせて実現することができ、上記機能を有するものであれば特に限定されるものではない。
【００１８】
図３に縦駆動手段および横駆動手段を例示する。１６はトレイに連接し下向きに延伸する縦方向制動素子、２０は縦方向駆動モーター、３０は横方向駆動モーターである。
【００１９】
縦方向駆動モーター２０は底板１１の上面にブラケットなどを介して略水平に固設される。縦方向駆動モーター２０には、その回転軸２１とオフセットして縦駆動偏心柱２２が連接し、該回転軸２１の回転に伴って該回転軸２１まわりに公転回動する。回転軸２１と縦駆動偏心柱２２は固着しても、該偏心柱２２回りに回転自由としてもよく、適宜板材などを介して連接してもよい。縦方向制動素子１６はトレイ１４の下面に一端を固設され、もう一端にスロット１６１を備える。スロット１６１には縦駆動偏心柱２２が嵌挿され、該偏心柱２２の軸回り回転自由で軸着する。
【００２０】
横方向駆動モーター３０は底板１１の上面にブラケットなどを介して略鉛直に固説される。横方向駆動モーター３０には、その回転軸３１とオフセットして横駆動偏心柱３２が連接し、該回転軸３１の回転に伴って該回転軸３１まわりに公転回動する。回転軸３１と縦駆動偏心柱３２は固着しても、該偏心柱３２回りに回転自由としてもよく、適宜板材などを介して連接してもよい。トレイ１４、またはトレイ１４の下面に固設した水平制動素子１７にはスロット１７１を備える。スロット１７１には横駆動偏心柱３２が嵌挿され、該偏心柱３２の軸回り回転自由で軸着する。
【００２１】
縦駆動偏心柱２２、横駆動偏心柱３２、縦方向制動素子１６、横方向制動素子１７の材質は特に限定されず、互いに同種でも異種でもよく、強度および剛性の観点より、金属材、硬質樹脂などから適宜選択しうる。
【００２２】
かかる連動ベース構造と縦／横駆動手段を組み合わせて得られる、トレイ１４の脈動動作を、図４を用いて説明する。なお、トレイ１４には後述するシート５０が冠着されている。縦方向駆動モーター２０がその回転軸２１を回転させると、オフセットして連接する縦駆動偏心柱２２は該回転軸２１の回りを公転回動する。かかる回動はスロット１６１を通じて縦方向制動素子１６に伝えられ、該制動素子１６およびこれと固設するトレイ１４を脈動し、鉛直面内において円運動させる。ただし、スロット１６１と縦駆動偏心柱２２は回転自由で軸着しているため、トレイ１４は図中シート５０の両側に示す矢印のように略水平を保ったまま鉛直面内で円運動、すなわち公転回動する。また、かかる鉛直面に対するその他の面外方向の並進／回転成分は生じないため、トレイ１４がその法線回りに回転することもない。よってシート５０に腰掛けている使用者の上下の向き（ピッチ角）は保たれる。
【００２３】
また、図４には図示しない横方向駆動モーター３０は、図３の如くブラケットを介して略鉛直に底板１１に固設され、その回転軸３１の回転に伴って横駆動偏心柱３２、水平制動素子１７、そしてトレイ１４を脈動し、水平面内において図中シート５０の中央に示す矢印のように円運動させる。この場合も、スロット１７１と横駆動偏心柱３２は回転自由で軸着しているため、モーターの駆動によってもトレイ１４はその法線回りには回転せず、公転回動のみをする。よってシート５０に腰掛けている使用者の左右の向き（ヨー角）は保たれる。
【００２４】
このように、本発明にかかるマッサージチェアは、これに腰掛けた使用者の姿勢を保ちつつ、トレイやシートを大きく回動することができるため、エアセルによる圧迫や、座面の裏からモーターで微小振動を与える従来技術と比べ、臀部への大きなマッサージ効果を与えることができる。
【００２５】
なお、縦方向／横方向駆動モーターそれぞれの動作により、互いのスロットから偏心柱が抜け落ちることのないよう、スロット１６１および１７１の深さ、ならびに縦／横駆動偏心柱２２および３２の長さを十分にとるか、または図示しない脱離防止機構を軸着部に設けることが好適である。
【００２６】
また、モーター回転軸２１または３１と、縦／横駆動偏心柱２２または３２とのオフセット長さをそれぞれ増減させることにより、トレイ１４の円運動の半径を変動させることができる。すなわちモーター２０または３０に図示しないオフセット長さ調整機構を備えることにより、トレイ１４の公転回動のストロークを変化させ、マッサージ強度を調整することができ、好適である。
【００２７】
更に、縦方向駆動モーター２０の底板１１に対する固設方向を０〜１８０度の角度で変更することにより、トレイ１４の脈動する方向を変えることができる。従って連動ベース構造１０の向きは変えず、底板１１およびトレイ１４と、縦方向駆動モーター２０および縦方向制動素子１６の取付角度を連続的または断続的に変化させる図示しないモーター取付角度調整機構を備えることにより、トレイ１４の公転回動の軌跡を変更し、使用者の臀部に対し異なる方向からの刺激を与えることができ、好適である。
【実施例１】
【００２８】
以下、本発明にかかるマッサージチェアについて、更に付加的な構成要素を備えた実施例につき図面を用いて具体的に説明する。但し本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【００２９】
図５は上述の連動ベース構造および縦／横駆動手段に加え、更に椅子ベース４０、ベース４１、背もたれパッド４２、エアバッグ４３、シート５０、押し玉４４および５１を備えるマッサージチェアの側面図である。
【００３０】
椅子ベース４０はベース４１を介して連動ベース構造１０と結合し、これを保持する。またベース４１の一側には背もたれパッド４２を結合する。背もたれパッド４２には、膨張／収縮の制御が可能なエアバッグ４３を有し、更に背もたれパッド４２の表面または内部の所定位置に、押し玉４４が埋設されている。
【００３１】
エアバッグ４３は、使用者の要求に応じて適宜膨張／収縮させることで背もたれパッド４２からの飛び出し高さを変えることができ、これにより使用者の背中部を圧迫する。また押し玉４４を埋設することにより、かかる圧迫によるマッサージ効果を高めることができる。押し玉４４の材質や埋設位置、個数などは特に限定されない。またかかる押し玉４４はエアバッグ４３の内部に埋設してもよい。
【００３２】
トレイ１４に冠着されるシート５０は、適当な硬さの材質からなり、その表面または内部の所定位置に、押し玉５１が埋設されている。トレイ１４の上面にシート５０を冠着する態様は、縦／横駆動手段の動作を妨げるものでなければ特に限定されるものではなく、トレイ１４の上にシート５０を載置する方法、トレイ１４をシート５０で被覆する方法など、適宜選択しうる。
【実施例２】
【００３３】
図６は図５の構成より、更に背もたれパッド４２のベース４１への取付角度を調整可能としたマッサージチェアの側面図であり、背もたれパッド４２を下向きに倒し、これを脚パッドとして使用する様子を示している。なお、ベース４１に対し、背もたれパッド４２の対面側にも図示しない背もたれまたは脚パッドとして機能する機構を設けることにより、使用者が本マッサージチェアに寝そべって使用することも好適である。
【産業上の利用可能性】
【００３４】
本発明にかかるマッサージチェアは、使用者の主として臀部に十分なマッサージ効果を与えることを目的とする。シートや背もたれパッドの材質、および縦／横駆動手段の駆動速度や駆動ストロークに対する制御装置などについて、更なる改良を加えることにより、使用者により快適なマッサージ環境を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【００３５】
【図１】本発明の立体分解図である。
【図２】本発明の局部立体図である。
【図３】本発明の組み立て前視図である。
【図４】本発明の連動ベース構造の脈動動作を示す斜視図である。
【図５】本発明の調整可能な背もたれを示す側面図である。
【図６】本発明の調整可能な脚パッドを示す側面図である。
【符号の説明】
【００３６】
１０ 連動ベース機構
１１ 底板
１２、１５ 嵌装突起
１３ 弾性素子
１４ トレイ
１６ 縦方向制動素子
１７ 水平制動素子
１６１、１７１ スロット
２０ 縦方向駆動モーター
３０ 横方向駆動モーター
２１、３１ モーター回転軸
２２ 縦駆動偏心柱
３２ 横駆動偏心柱
４０ 椅子ベース
４１ ベース
４２ 背もたれパッド
４３ エアバッグ
４４、５１ 押し玉
５０ シート
【技術分野】
【０００１】
本発明は、マッサージチェアに関するものであって、特に、縦方向と水平方向の起伏、旋転揺動脈動を生成するマッサージシート構造に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来のマッサージチェアは、大部分が、背もたれと脚架部位を組み立ててなる機構で、主に、人の腰部、背部、足裏部に、マッサージを施すものであり、臀部を腰掛ける椅子部には、マッサージ機構が備わっていないものが多かった。臀部は、腰部や脚底と比較すると、凝りや痛みが少ないと言えるが、現代人の生活は、椅子に座った状態が多く、運動不足の傾向があるため、特に、オフィスワークをする人にとっては、臀部につく贅肉や、下垂などを気にする人が多い。
【０００３】
一方、臀部をマッサージする電動マッサージ機に関しては、エアセルにて同部に刺激を加えるものが提示および市販されているほか、回動モーターにて座面に振動を加える方式の振動マッサージ機に関する発明が先行文献１（特許文献１：特開平８−１０３４７７号公報）に記載されている。
【特許文献１】特開平８−１０３４７７号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、臀部に刺激を与える前記の各発明によっても、例えばエアセルによるものは空気圧の関係で大きな刺激は与えられず、先行文献１に記載の振動マッサージ機でも固定した座面に裏面からモーターによって臀部の血行をよくする程度の振動刺激を与えることができるにとどまり、いずれにしても使用者の凝りをほぐすに十分なマッサージを与えるものではなかった。そこで本発明は、臀部部分へのマッサージ機構に改良を加え、大きなマッサージ効果を得ることのできるマッサージチェアを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
そこで本発明者は鋭意検討の結果、
底板と、使用者が上に腰掛けるトレイと、該トレイを前記底板に相対し、その上方で略水平に支持する弾性素子と、を有する連動ベース構造と、
前記トレイを、略水平を保ち、かつ該トレイの法線回りに回転することなく、鉛直面内で円運動させる縦駆動手段と、
前記トレイを、略水平を保ち、かつ該トレイの法線回りに回転することなく、水平面内で円運動させる横駆動手段と、
を備え、前記使用者の臀部のマッサージを行うマッサージチェア
によって上記の課題を解決することが可能であることに想到し、もって本発明の完成に至った。
【０００６】
また、本発明は、その具体的な実施の態様として以下の各関連発明をも含むものである。
（１）前記縦駆動手段が、
前記トレイより下向きに延伸する縦方向制動素子と、
前記底板上に略水平に固設した縦方向駆動モーターと、
該縦方向駆動モーターと該縦方向制動素子とを軸着する縦駆動偏心柱であって、前記縦方向駆動モーターの回転軸とは略平行かつオフセットして連接し、かつ前記縦方向制動素子とは該縦駆動偏心柱の軸回り回転自由で連接する縦駆動偏心柱と、
からなり、かつ
前記横駆動手段が、
前記底板上に略鉛直に固設した横方向駆動モーターと、
該横方向駆動モーターと前記トレイとを軸着する横駆動偏心柱であって、前記横方向駆動モーターの回転軸とは略平行かつオフセットして連接し、かつ前記トレイとは該横駆動偏心柱の軸回り回転自由で連接する横駆動偏心柱と、
からなる、前記のマッサージチェア。
（２）前記底板の上面には前記弾性素子の一端を嵌装する嵌装突起を備え、かつ前記トレイの下面には該弾性素子のもう一端を嵌装する嵌装突起を備える前記のマッサージチェア。
（３）前記連動ベース構造を保持する椅子ベースと、該椅子ベースの一側に結合する背もたれパッドを備えることを特徴とする前記のマッサージチェア。
（４）前記背もたれパッドは前記椅子ベースとの取付角度の調整が可能であり、該背もたれパッドを立てた状態では背もたれとして機能し、該背もたれパッドを倒した状態では背もたれ又は脚パッドとして機能する前記のマッサージチェア。
（５）前記背もたれパッドはエアバッグを内包し、該エアバッグは空気を充填、放気することで該背もたれパッドからの突出高さを調整することが可能である前記のマッサージチェア。
（６）前記背もたれパッドには押し玉が埋設されている前記のマッサージチェア。
（７）前記トレイには押し玉が埋設されたシートが冠着されている前記のマッサージチェア。
【発明の効果】
【０００７】
本発明のマッサージチェアは、連動ベース機構のトレイが略水平を保ったまま、縦方向駆動モーターと横方向駆動モーターの回転軸に連接した縦・横駆動偏心柱により鉛直および／または水平面内で円運動を描くような起伏脈動や回転脈動を生成するので、使用者が該トレイに座った時、臀部の大きなマッサージ効果が得られるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
本発明について、望ましい実施の形態を以下に図面を用いて具体的に説明する。但し、本発明はこれらに限定されるものではない。
【０００９】
本発明にかかるマッサージチェアはトレイを構成要素のひとつとする連動ベース構造と、該トレイを縦方向に駆動する縦駆動手段と、横方向に駆動する横駆動手段と、を備えることを特徴とする。
【００１０】
具体例として、図１にマッサージチェア全体の分解図（斜視図）を、図２に連動ベース構造についての立体図（斜視図）を、それぞれ示す。
【００１１】
連動ベース構造は、底板と、該底板に相対し、使用者が上に腰掛けるトレイと、該トレイを前記底板の上方で略水平に支持する弾性素子と、を有することを特徴とする。
【００１２】
底板およびトレイの材質は特に限定されるものではなく、同一材料でも異種材料でもよい。耐久性や加工性の観点から木材、硬質樹脂、金属材料などが用いられる。また、寸法や形状も両者が同一である必要はない。底板やトレイなる名称は板材を主として想定したものであるが、フレーム状、ブロック状、柱状などの形状を除外するものではない。その場合、使用者が着座する面に垂直な方向を法線方向とする。
【００１３】
底板は直接地面または台に接地しても、または後述する椅子ベースにて所定の取付角度をもって保持されてもよい。一方、トレイは使用者が上に腰掛けるため、静置時のみならず、縦駆動手段や横駆動手段にて回転運動をする場合も略水平を保つ必要がある。
【００１４】
弾性素子は、かかる底板とトレイを互いに弾設する。弾性素子の種別や形状、ならびに、底板およびトレイと、かかる弾性素子との接合方法や接合箇所は特に限定されないが、組み立てやメンテナンス効率の観点から、弾性素子はバネ材、接合方法は底板およびトレイの表面に設けた嵌装突起に対する嵌装方式を例示する。但し、特に縦駆動した際に該バネ材が該嵌装突起から脱離することを防止する必要がある。
【００１５】
図１において、１０は連動ベース構造、１１は底板、１２，１５は嵌装突起、１３は弾性素子たるバネ材、１４はトレイを表わす。底板１１の取付角度に応じて、バネ材１３の長さやバネ剛性を適宜調整することによりトレイ１４を略水平に保持することができる。
【００１６】
縦駆動手段は、トレイ１４が略水平を保ち、かつ該トレイ１４の法線回りの回転を排除した状態で、これを鉛直面内で円運動させる機能を有する。また横駆動手段は、同じくトレイ１４が略水平を保ち、かつ該トレイ１４の法線回りの回転を排除した状態で、これを水平面内で円運動させる機能を有する。両者は同時に作動する場合も、それぞれ単独で作動する場合もかかる機能を有していることが望ましい。
【００１７】
縦／横駆動手段はピストン、ラックピニオン、偏心カム、モーター、磁力などを適宜組み合わせて実現することができ、上記機能を有するものであれば特に限定されるものではない。
【００１８】
図３に縦駆動手段および横駆動手段を例示する。１６はトレイに連接し下向きに延伸する縦方向制動素子、２０は縦方向駆動モーター、３０は横方向駆動モーターである。
【００１９】
縦方向駆動モーター２０は底板１１の上面にブラケットなどを介して略水平に固設される。縦方向駆動モーター２０には、その回転軸２１とオフセットして縦駆動偏心柱２２が連接し、該回転軸２１の回転に伴って該回転軸２１まわりに公転回動する。回転軸２１と縦駆動偏心柱２２は固着しても、該偏心柱２２回りに回転自由としてもよく、適宜板材などを介して連接してもよい。縦方向制動素子１６はトレイ１４の下面に一端を固設され、もう一端にスロット１６１を備える。スロット１６１には縦駆動偏心柱２２が嵌挿され、該偏心柱２２の軸回り回転自由で軸着する。
【００２０】
横方向駆動モーター３０は底板１１の上面にブラケットなどを介して略鉛直に固説される。横方向駆動モーター３０には、その回転軸３１とオフセットして横駆動偏心柱３２が連接し、該回転軸３１の回転に伴って該回転軸３１まわりに公転回動する。回転軸３１と縦駆動偏心柱３２は固着しても、該偏心柱３２回りに回転自由としてもよく、適宜板材などを介して連接してもよい。トレイ１４、またはトレイ１４の下面に固設した水平制動素子１７にはスロット１７１を備える。スロット１７１には横駆動偏心柱３２が嵌挿され、該偏心柱３２の軸回り回転自由で軸着する。
【００２１】
縦駆動偏心柱２２、横駆動偏心柱３２、縦方向制動素子１６、横方向制動素子１７の材質は特に限定されず、互いに同種でも異種でもよく、強度および剛性の観点より、金属材、硬質樹脂などから適宜選択しうる。
【００２２】
かかる連動ベース構造と縦／横駆動手段を組み合わせて得られる、トレイ１４の脈動動作を、図４を用いて説明する。なお、トレイ１４には後述するシート５０が冠着されている。縦方向駆動モーター２０がその回転軸２１を回転させると、オフセットして連接する縦駆動偏心柱２２は該回転軸２１の回りを公転回動する。かかる回動はスロット１６１を通じて縦方向制動素子１６に伝えられ、該制動素子１６およびこれと固設するトレイ１４を脈動し、鉛直面内において円運動させる。ただし、スロット１６１と縦駆動偏心柱２２は回転自由で軸着しているため、トレイ１４は図中シート５０の両側に示す矢印のように略水平を保ったまま鉛直面内で円運動、すなわち公転回動する。また、かかる鉛直面に対するその他の面外方向の並進／回転成分は生じないため、トレイ１４がその法線回りに回転することもない。よってシート５０に腰掛けている使用者の上下の向き（ピッチ角）は保たれる。
【００２３】
また、図４には図示しない横方向駆動モーター３０は、図３の如くブラケットを介して略鉛直に底板１１に固設され、その回転軸３１の回転に伴って横駆動偏心柱３２、水平制動素子１７、そしてトレイ１４を脈動し、水平面内において図中シート５０の中央に示す矢印のように円運動させる。この場合も、スロット１７１と横駆動偏心柱３２は回転自由で軸着しているため、モーターの駆動によってもトレイ１４はその法線回りには回転せず、公転回動のみをする。よってシート５０に腰掛けている使用者の左右の向き（ヨー角）は保たれる。
【００２４】
このように、本発明にかかるマッサージチェアは、これに腰掛けた使用者の姿勢を保ちつつ、トレイやシートを大きく回動することができるため、エアセルによる圧迫や、座面の裏からモーターで微小振動を与える従来技術と比べ、臀部への大きなマッサージ効果を与えることができる。
【００２５】
なお、縦方向／横方向駆動モーターそれぞれの動作により、互いのスロットから偏心柱が抜け落ちることのないよう、スロット１６１および１７１の深さ、ならびに縦／横駆動偏心柱２２および３２の長さを十分にとるか、または図示しない脱離防止機構を軸着部に設けることが好適である。
【００２６】
また、モーター回転軸２１または３１と、縦／横駆動偏心柱２２または３２とのオフセット長さをそれぞれ増減させることにより、トレイ１４の円運動の半径を変動させることができる。すなわちモーター２０または３０に図示しないオフセット長さ調整機構を備えることにより、トレイ１４の公転回動のストロークを変化させ、マッサージ強度を調整することができ、好適である。
【００２７】
更に、縦方向駆動モーター２０の底板１１に対する固設方向を０〜１８０度の角度で変更することにより、トレイ１４の脈動する方向を変えることができる。従って連動ベース構造１０の向きは変えず、底板１１およびトレイ１４と、縦方向駆動モーター２０および縦方向制動素子１６の取付角度を連続的または断続的に変化させる図示しないモーター取付角度調整機構を備えることにより、トレイ１４の公転回動の軌跡を変更し、使用者の臀部に対し異なる方向からの刺激を与えることができ、好適である。
【実施例１】
【００２８】
以下、本発明にかかるマッサージチェアについて、更に付加的な構成要素を備えた実施例につき図面を用いて具体的に説明する。但し本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【００２９】
図５は上述の連動ベース構造および縦／横駆動手段に加え、更に椅子ベース４０、ベース４１、背もたれパッド４２、エアバッグ４３、シート５０、押し玉４４および５１を備えるマッサージチェアの側面図である。
【００３０】
椅子ベース４０はベース４１を介して連動ベース構造１０と結合し、これを保持する。またベース４１の一側には背もたれパッド４２を結合する。背もたれパッド４２には、膨張／収縮の制御が可能なエアバッグ４３を有し、更に背もたれパッド４２の表面または内部の所定位置に、押し玉４４が埋設されている。
【００３１】
エアバッグ４３は、使用者の要求に応じて適宜膨張／収縮させることで背もたれパッド４２からの飛び出し高さを変えることができ、これにより使用者の背中部を圧迫する。また押し玉４４を埋設することにより、かかる圧迫によるマッサージ効果を高めることができる。押し玉４４の材質や埋設位置、個数などは特に限定されない。またかかる押し玉４４はエアバッグ４３の内部に埋設してもよい。
【００３２】
トレイ１４に冠着されるシート５０は、適当な硬さの材質からなり、その表面または内部の所定位置に、押し玉５１が埋設されている。トレイ１４の上面にシート５０を冠着する態様は、縦／横駆動手段の動作を妨げるものでなければ特に限定されるものではなく、トレイ１４の上にシート５０を載置する方法、トレイ１４をシート５０で被覆する方法など、適宜選択しうる。
【実施例２】
【００３３】
図６は図５の構成より、更に背もたれパッド４２のベース４１への取付角度を調整可能としたマッサージチェアの側面図であり、背もたれパッド４２を下向きに倒し、これを脚パッドとして使用する様子を示している。なお、ベース４１に対し、背もたれパッド４２の対面側にも図示しない背もたれまたは脚パッドとして機能する機構を設けることにより、使用者が本マッサージチェアに寝そべって使用することも好適である。
【産業上の利用可能性】
【００３４】
本発明にかかるマッサージチェアは、使用者の主として臀部に十分なマッサージ効果を与えることを目的とする。シートや背もたれパッドの材質、および縦／横駆動手段の駆動速度や駆動ストロークに対する制御装置などについて、更なる改良を加えることにより、使用者により快適なマッサージ環境を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【００３５】
【図１】本発明の立体分解図である。
【図２】本発明の局部立体図である。
【図３】本発明の組み立て前視図である。
【図４】本発明の連動ベース構造の脈動動作を示す斜視図である。
【図５】本発明の調整可能な背もたれを示す側面図である。
【図６】本発明の調整可能な脚パッドを示す側面図である。
【符号の説明】
【００３６】
１０ 連動ベース機構
１１ 底板
１２、１５ 嵌装突起
１３ 弾性素子
１４ トレイ
１６ 縦方向制動素子
１７ 水平制動素子
１６１、１７１ スロット
２０ 縦方向駆動モーター
３０ 横方向駆動モーター
２１、３１ モーター回転軸
２２ 縦駆動偏心柱
３２ 横駆動偏心柱
４０ 椅子ベース
４１ ベース
４２ 背もたれパッド
４３ エアバッグ
４４、５１ 押し玉
５０ シート
【特許請求の範囲】
【請求項１】
底板と、使用者が上に腰掛けるトレイと、該トレイを前記底板に相対し、その上方で略水平に支持する弾性素子と、を有する連動ベース構造と、
前記トレイを、略水平を保ち、かつ該トレイの法線回りに回転することなく、鉛直面内で円運動させる縦駆動手段と、
前記トレイを、略水平を保ち、かつ該トレイの法線回りに回転することなく、水平面内で円運動させる横駆動手段と、
を備え、前記使用者の臀部のマッサージを行うマッサージチェア。
【請求項２】
前記縦駆動手段が、
前記トレイより下向きに延伸する縦方向制動素子と、
前記底板上に略水平に固設した縦方向駆動モーターと、
該縦方向駆動モーターと該縦方向制動素子とを軸着する縦駆動偏心柱であって、前記縦方向駆動モーターの回転軸とは略平行かつオフセットして連接し、かつ前記縦方向制動素子とは該縦駆動偏心柱の軸回り回転自由で連接する縦駆動偏心柱と、
からなり、かつ
前記横駆動手段が、
前記底板上に略鉛直に固設した横方向駆動モーターと、
該横方向駆動モーターと前記トレイとを軸着する横駆動偏心柱であって、前記横方向駆動モーターの回転軸とは略平行かつオフセットして連接し、かつ前記トレイとは該横駆動偏心柱の軸回り回転自由で連接する横駆動偏心柱と、
からなる、請求項１に記載のマッサージチェア。
【請求項３】
前記底板の上面には前記弾性素子の一端を嵌装する嵌装突起を備え、かつ前記トレイの下面には該弾性素子のもう一端を嵌装する嵌装突起を備える請求項１または２に記載のマッサージチェア。
【請求項４】
前記連動ベース構造を保持する椅子ベースと、該椅子ベースの一側に結合する背もたれパッドを備えることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載のマッサージチェア。
【請求項５】
前記背もたれパッドは前記椅子ベースとの取付角度の調整が可能であり、該背もたれパッドを立てた状態では背もたれとして機能し、該背もたれパッドを倒した状態では背もたれ又は脚パッドとして機能する請求項４に記載のマッサージチェア。
【請求項６】
前記背もたれパッドはエアバッグを内包し、該エアバッグは空気を充填、放気することで該背もたれパッドからの突出高さを調整することが可能である請求項４または５に記載のマッサージチェア。
【請求項７】
前記背もたれパッドには押し玉が埋設されている請求項４乃至６のいずれか１項に記載のマッサージチェア。
【請求項８】
前記トレイには押し玉が埋設されたシートが冠着されている請求項１乃至７のいずれか１項に記載のマッサージチェア。
【請求項１】
底板と、使用者が上に腰掛けるトレイと、該トレイを前記底板に相対し、その上方で略水平に支持する弾性素子と、を有する連動ベース構造と、
前記トレイを、略水平を保ち、かつ該トレイの法線回りに回転することなく、鉛直面内で円運動させる縦駆動手段と、
前記トレイを、略水平を保ち、かつ該トレイの法線回りに回転することなく、水平面内で円運動させる横駆動手段と、
を備え、前記使用者の臀部のマッサージを行うマッサージチェア。
【請求項２】
前記縦駆動手段が、
前記トレイより下向きに延伸する縦方向制動素子と、
前記底板上に略水平に固設した縦方向駆動モーターと、
該縦方向駆動モーターと該縦方向制動素子とを軸着する縦駆動偏心柱であって、前記縦方向駆動モーターの回転軸とは略平行かつオフセットして連接し、かつ前記縦方向制動素子とは該縦駆動偏心柱の軸回り回転自由で連接する縦駆動偏心柱と、
からなり、かつ
前記横駆動手段が、
前記底板上に略鉛直に固設した横方向駆動モーターと、
該横方向駆動モーターと前記トレイとを軸着する横駆動偏心柱であって、前記横方向駆動モーターの回転軸とは略平行かつオフセットして連接し、かつ前記トレイとは該横駆動偏心柱の軸回り回転自由で連接する横駆動偏心柱と、
からなる、請求項１に記載のマッサージチェア。
【請求項３】
前記底板の上面には前記弾性素子の一端を嵌装する嵌装突起を備え、かつ前記トレイの下面には該弾性素子のもう一端を嵌装する嵌装突起を備える請求項１または２に記載のマッサージチェア。
【請求項４】
前記連動ベース構造を保持する椅子ベースと、該椅子ベースの一側に結合する背もたれパッドを備えることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載のマッサージチェア。
【請求項５】
前記背もたれパッドは前記椅子ベースとの取付角度の調整が可能であり、該背もたれパッドを立てた状態では背もたれとして機能し、該背もたれパッドを倒した状態では背もたれ又は脚パッドとして機能する請求項４に記載のマッサージチェア。
【請求項６】
前記背もたれパッドはエアバッグを内包し、該エアバッグは空気を充填、放気することで該背もたれパッドからの突出高さを調整することが可能である請求項４または５に記載のマッサージチェア。
【請求項７】
前記背もたれパッドには押し玉が埋設されている請求項４乃至６のいずれか１項に記載のマッサージチェア。
【請求項８】
前記トレイには押し玉が埋設されたシートが冠着されている請求項１乃至７のいずれか１項に記載のマッサージチェア。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【公開番号】特開２００６−１２２４４０（Ｐ２００６−１２２４４０Ａ）
【公開日】平成１８年５月１８日（２００６．５．１８）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００４−３１６０２２（Ｐ２００４−３１６０２２）
【出願日】平成１６年１０月２９日（２００４．１０．２９）
【出願人】（５００３３３６１５）信豪健康器材股▲ふん▼有限公司 (3)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１８年５月１８日（２００６．５．１８）
【国際特許分類】
【出願日】平成１６年１０月２９日（２００４．１０．２９）
【出願人】（５００３３３６１５）信豪健康器材股▲ふん▼有限公司 (3)
【Ｆターム（参考）】
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