説明

マルチブートマネージャーの方法

【課題】BIOS及び記録媒体を装備したコンピュータのマルチブートマネージャーの方法を提供する。
【解決手段】まず、コンピュータのスタートアップは、第一パーティションに位置する第一オペレーティングシステムをローディングするために実施される。次にオペレーティングシステムの変更が行われる。それは以下を含む。アプリケーションプログラムの実行及び利用者選択のための会話型オプショナルインターフェースの形成、第二フラグを管理するためのアドレスフラグの変更。そして、コンピュータのリブートが行われ、それは以下を含む。第一OSのアンローディング、マルチブートマネージャー用のパーティションのローディング、前記マルチブートマネージャー用のパーティションの前記アドレスフラグが前記第二パーティションを管理するように変更、第二パーティションに位置する第二OSのローディング。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチブートマネージャーの方法に関するものであり、より具体的にはハードディスク上のマルチブートマネージャー用のパーティションを定義するための方法である。
【背景技術】
【0002】
X86セントラル・プロセッシング・ユニット(CPU)を搭載するコンピュータについては、通常のブート手続きは、オペレーティングシステム(OS)がロードされるまで電源が供給される。
IBM PCと互換性のあるコンピュータシステムにおいて最初に実行されるプロセスは、コンピュータの電源投入後の基本入出力システム(BIOS)である。実際に、BIOSはマザーボードまたはフラッシュメモリー上の読み出し専用メモリ(ROM)に記録されており、コンピュータシステムの基本操作用のサービスプログラムとして機能する。一般的に、ハードウエアに保存されたソフトウエアは、ファームウエアと呼ばれる。ファームウエアは、特定のユーティリティプログラムを介してメモリに保存されたサービスプログラムの更新または修復に役立つ。
【0003】
はじめに、BIOSは通常稼動中のコンピュータにインストール又は接続された周辺機器を確保するためにパワーオン・セルフテスト(POST)を実行する。その後、BIOSは、ソフトウエアに位置するオペレーティングシステムをローディングするために、ブートセクタを検索する命令実行し、ソフトウエアのブートセクタの読み取りを試す。ソフトウエアに位置するオペレーティングシステムが存在しない場合、BIOSは、ハードディスクに位置するオペレーティングシステムをローディングするために、マスターブートレコード(MBR)として知られるハードディスク上の第一セクタを読み取り始める。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】台湾公開公報2010−01285号
【0005】
図1は従来のハードディスクパーティションを示すが、この図に限定されるものではない。実際には、様々なパーティションの定義モードがハードディスク上に存在する。図1に示されるように、ハードディスク上の第一セクタは、シリンダ0、ヘッド0、セクタ1のアドレスに位置したマスターブートレコード(MBR)15として知られている。ハードディスクは、様々なオペレーティングシステムをローディングするための複数のパーティションに分割されてもよい。パーティションは、主要パーティション11、12、及び拡張パーティション13に分割されてもよい。主要パーティションは従来、最大で4つ定義される。1つの拡張パーティションがハードディスク上に存在する場合、主要パーティションは最大で3つ定義される。拡張パーティションは1つであるが、複数の倫理パーティション131−133として定義されてもよい。
【0006】
MBR15に記録されたデータは、3つのパートに分割されてもよい。一つはブートセクタをメモリにローディングするためのプレローダー又はプレブートであるブートパーティションローダー(BPL)151である。二つ目は、ハードディスク上にパーティションのデータを記録するためのパーティションデータ152であり、スタートアップアドレス及び各パーティションの容量などのハードディスクパーティションの状態を記録するためのパーティションテーブルに含まれる。三つ目は、MBRのすべてのセクターデータが正しいかどうかを検証するための検証データ153である。
【0007】
コンピュータをブートする例として、まずコンピュータに電源が投入されたとき、BIOSプログラムが実行されBIOSはメモリにロードされる。そして、パワーオン・セルフテスト(POST)が、CPU、マザーボード、メモリなどのコンピュータのハードウエアをテストするために実行される。テスト結果は出力され、スクリーンまたはデュプリケーターに表示される。ブート手続きに続いて、ハードウエア及び周辺機器は、POSTを用いて通常動作するようにテストされる。仮にビデオグラフィックスカード(VGA)、integrated device electronics(IDE)、又はシリアルATA(SATA)などのほかのハードウエアに記録されたBIOSが存在する場合、BIOSプログラムは同時に実行される。
【0008】
BIOSは、コンピュータをスタートアップするためのブートセクタ検索命令を行い、メモリにコンピュータスタートアップ用のブートセクタをロードする。ハードディスクに関しては、ハードディスク上の第一セクタに位置するMBRが読み取られメモリにロードされる。プログラム実行の制御は、ブートフラグとともにパーティションセットアップをメモリにロードするマスターブートレコード(MBR)のブートパーティションローダーに伝えられる。プログラム実行の制御は、パーティションのブートセクタにブートフラグとともに伝えられる。ブートセクタは、ブートローダーを含み、ブートローダーのガイディングアシスタントを介してブートフラグを有するパーティションのオペレーティングシステムをメモリにローディングして実行する。そして、プログラム実行の制御は、オペレーティングシステムに伝えられるので、ブート手続きは終了する。
【0009】
ハードディスクは、ロードされる様々なオペレーティングシステムによって複数のパーティションに分割されてもよいが、実行には、ブートフラグとともにメモリにロードされるパーティションだけが存在する。結果として、通常ブート手続きはリニア且つ相互排他的であり、すなわち、ブートする際にブートフラグを有するパーティション及び該パーティションにインストールされたOSを直接にローディングする。他のブートフラグを有さないパーティション及び他のOSは実行されない。
【0010】
複数ブートコンピュータのために、マルチブートマネージャーのようなソフトが開発されるので、利用者は各パーティションにインストールされた異なるOSを管理することができ、異なるOSは選択的にメモリをローディングして実行することができる。従来のマルチブートマネージャーは、SPFdisk、GRUB、LILOなどである。
【0011】
BIOSの実行後、MBRが実行用のメモリにロードされる第一セクタであるので、ほとんどのマルチブートマネージャーは、そこに搭載されるマルチブートマネージャーのMBRを変更又は再構築する。従って、プログラム実施の制御は、OSがロードされる前にMBRによって得られる。コンピュータブートのオプションは、パーティション又はコンピュータブート用のオペレーティングシステムを選択するために利用者に提供される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
しかしながら、MBRが不適切に変更または再構築されたとき、セキュリティー問題が発生する場合がある。例えば、セクタはウイルスを感染させやすく、また正常でないブート手続きとなるような故障を起こしやすい。さらに、大半のマルチブートマネージャーは作動しなくなり、そしてプログラム実行の制御に切り替えられるため、実行できなくなる。他のOSに変更した場合、コンピュータをリスタートしなければならず、コールドブート又はホットブートのようなすべてのブート手続きを再度満たす必要がある。言い換えると、ブート手続きは、BIOSがロードされた後に実行される必要がある。マルチブートマネージャーがプログラム実行の制御を得たときだけ、異なるOSが付随的にメモリにロードされてもよい。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、BIOSを装備したコンピュータにおけるマルチブートマネージャーの方法及び記録媒体を目的とする。記録媒体は、マルチブートマネージャー用のパーティション、第一パーティション、および第二パーティション用のパーティションで定義され、マルチブートマネージャー用のパーティションはマルチブートマネージャーと第一又パーティションは第二パーティションを管理するアドレスフラグとを含む。
【発明の効果】
【0014】
マルチブートマネージャーは、3つのステップを含む:コンピュータシステムのスタートアップ、オペレーティングシステムの変更、及びコンピュータシステムのリブート、である。
コンピュータをスタートアップする第一ステップは、以下のステップを含む:BIOSプログラムの実行;BIOSによるメモリへのマルチブートマネージャー(MBR)のローディング;アドレスフラグにより示されたプレブートパーティションに従った第一パーティションの管理、MBRによるメモリへのマルチブートマネージャー(MBR)のローディング、及びマルチブートマネージャー用のパーティションへのプログラム実行の制御の伝達;実行のために、第一パーティションにロードされるマルチブートマネージャーに含まれるマルチブートマネージャー用のパーティション、第一パーティションへのプルグラム実行の制御の伝達;メモリに対して第一パーティションの第一オペレーティングシステムをローディングするためのブートローダーを有するブートセクタに含まれる第一パーティション、及び第一OSに対するプログラム実行の制御の伝達、そしてブート手続きは完了する。
【0015】
変更OSのステップは以下のステップを含む:第一OSの状況下でのアプリケーションプログラムの実行;ユーザーの選択に対する従来の付随的インターフェースの構築;マルチブートマネージャー用のパーティションのアドレスフラグが第二パーティションを管理するように変更。
【0016】
最後に、コンピュータのリブートステップは以下を含む:第一OSのアンロード;マスタブートレコード(MBR)のローディング;マルチブートマネージャー用のパーティションに位置するマルチブートマネージャーのローディング;マルチブートマネージャーのパーティションのアドレスフラグに従った第二パーティションの管理及び第二パーティションへのマルチブートマネージャーのローディング;第二パーティションに位置する第二OSのローディング。マスタブートレコード(MBR)のローディングステップは付随的に省略されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】従来のハードディスクパーティションを示す。
【図2】本発明に従ったハードディスクのパーティションを示す。
【図3】マルチブートマネージャーの方法を示すフローチャートである。
【図4】マルチブートマネージャーの方法のその他の実施形態を示すフローチャートである。
【図5】本発明に従ったコンピュータのスタートアップのフローチャートである。
【図6】本発明に従ったコンピュータのスタートアップのフローチャートである。
【図7】本発明に従ったコンピュータのリブート手続きのフローチャートである。
【図8】本発明に従ったコンピュータのリブート手続きのそのほかの実施形態を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明は、マルチブートモードを備えたデスクトップ又はノートブックのようなコンピュータに適用できるマルチブートマネージャーの方法を提供する。本発明に従ったマルチブートの方法は、メモリに選択されたオペレーティングシステムのローディング目的のためにコンピュータをオン/オフ時に選択できる複数のオペレーティングシステムをローディングすることを目的とする。
【0019】
図2は、本発明に従ったハードディスクのパーティションを示し、それは例示の図でありこれに制限されない。実際にハードディスク上には様々なパーティションの定義モードが存在する。コンピュータは記録媒体2を備え、それはハードディスクであることが好ましい。記録媒体2は、アドレスがシリンダ0、ヘッド0、セクタ1である第一セクタに位置するマスターブートレコード(MBR)25を含む。記録媒体2は、複数のパーティション21−24を含み、それらはマルチブートマネージャー24用のパーティション及び複数の主要パーティション21−22などであり、少なくとも第一パーティション21及び第二パーティション22を含む。その複数のパーティションには異なるオペレーティングシステムがロードでき、本実施形態では第一パーティション21に第一OSがロードされ、第二パーティション22に第二OSがロードされている。本発明に従った異なるOSは、Windows(登録商標)XP、 Windows(登録商標)VISTA Windows(登録商標)7、など異なるバージョンのWindows(登録商標)オペレーティングシステム、またはUNIX(登録商標)、Linux, Free BSD, Solaris, MAC OCX、などのWindows(登録商標)以外のオペレーティングシステムを含む。
【0020】
本発明に従ったマルチブートマネージャー24用のパーティションは、記録媒体2の独立パーティションであり、メモリにロードされたMBR25用の指定のパーティションである。マルチブートマネージャー24用のパーティションは、コンピュータのブートを制御するためのプログラムであるマルチブートマネージャー241と、アドレス及び各パーティションの容量を記録するためのパーティションテーブル242と、メモリにロードされる第一パーティション21及び第二パーティション22の間に一つのパーティションを指定するためのアドレスフラグ243と、を含む。
【0021】
図3は、マルチブートマネージャーの方法を示すフローチャートである。本実施例で説明される方法は以下を含む:その中に記録されたマルチブートマネージャーによるマルチブートマネージャーのパーティションの定義(ステップ32);第一OSをローディングするためのコンピュータのスタートアップ(ステップ34);第一OSの条件の下アプリケーションプログラムを実行するためにマルチブートマネージャー用のパーティションのアドレスフラグを変更するためのOSの変更(ステップ36);第一OSのアンローディング、マルチブートマネージャーのローディング、及びアドレスフラグに従って第二オペレーティングシステムをローディングするためのコンピュータのリブート(ステップ38)。
【0022】
図4は、マルチブートマネージャーの方法のそのほかの実施形態を示すフローチャートである。まず、記録媒体のセットアップを実行する(ステップ42)。記録媒体は、マルチブートマネージャー用のパーティション、第一パーティション及び第二パーティションで定義され、マルチブートマネージャー用のパーティションはマルチブートマネージャー、及び第一パーティション又は第二パーティションを管理するアドレスフラグを含む。
【0023】
ここで、本発明に従ったコンピュータのブートのフローが図5及び図6を参照して説明される。コンピュータのスタートアップを実行するステップ(ステップ44)は、以下のステップを含む。BIOSプログラムは、スタートアップ又は電源オンコンピュータの信号を受けて実行され、プログラム実行の制御を得る(ステップ440)。BIOSは、通常オペレーションにおいてコンピュータに接続された周辺機器を確保するためにパワーオン・セルフテスト(POST)を実行する。その後、BIOSは、シリンダ0、ヘッド0、セクタ1のアドレスに位置したハードディスク上のマスタブートレコード(MBR)をメモリにローディングするためにブートセクタを検索する(ステップ441)。BIOSはプログラム実行の制御をマスタブートレコード(MBR)に伝える(ステップ442)。MBRはマルチブートマネージャー用のパーティションをメモリにロードし(ステップ443)そしてプログラム実行の制御をマルチブートマネージャー用のパーティションに伝える(ステップ444)。マルチブートマネージャー用のパーティションは、マルチブートマネージャー及びアドレスフラグを含む。マルチブートマネージャーは、第一パーティションを管理するアドレスフラグに従って第一パーティションをメモリにロードし(ステップ445)、そしてマルチブートマネージャー用のパーティションは、第一パーティションにプログラム実行の制御を伝える(ステップ446)。第一パーティションは、第一パーティションに位置する第一OSをメモリにローディングするためのブートローダーを有するブートセクションを含む(ステップ447)。第一パーティションは、第一パーティションに位置する第一OSにプログラム実行の制御を伝える(ステップ448)。
【0024】
次に、以下のステップを含む変更オペレーティングシステムが実行される:第一OSの条件の下、アプリケーションプログラムの実行、及び、ユーザーによって選択されるための異なるオペレーティングシステムの複数のネームオプションを含む対話型オプションインターフェースの形成。望ましいインターフェースは、ラジオボタンオプションとして設計され、第一OSのネームオプションは機能しない又はアクセス不可であるかもしくは第一OSのネームオプションは表示不可能である。アプリケーションプログラムは、次のブートのリファレンスのためにアドレスフラグが第二パーティションに管理するように、ユーザーの選択に従ってマルチブートマネージャー用のパーティションのアドレスフラグを変更する。アプリケーションプルグラムは、マルチブートマネージャー用のパーティションに位置する、マルチブートマネージャーと通じていてもよく、又はマルチブートマネージャーが駆動するように指示してもよい。
【0025】
図7を参照する。図7は、本発明に従ったコンピュータのリスタートのフローチャートである。リブート手続きのステップは、データ管理を安全かつ統合するために確保する第一OSのアンロードを含む(ステップ481)。リブート手続きは、コンピュータのホット又はコールドスタートのようなリブートを意味するのではなく、BIOSプログラムを省略したそれに続くブート手続きである。コールド又はホットブートにかかわらず、従来のブート手続きは実行のためにBIOSプログラムをロードする必要があり、本発明にかかるリブート手続きはBIOSではなくマスターブートレコード(MBR)をメモリにロードする必要がある(ステップ482)。そしてプログラム実行の制御をMBRのブートパーティションローダーに伝える。その後、MBRは、マルチブートマネージャー用のパーティションをメモリにロードし(ステップ483)、プログラム実行の制御はマルチブートマネージャーを含むマルチブートマネージャー用のパーティションに伝えられる。マルチブートマネージャーは、第二パーティションを管理するアドレスフラグに従って第二パーティションをメモリにロードし(ステップ485)、そしてマルチブートマネージャー用のパーティションはプログラム実行の制御を第二パーティションに伝える。第二パーティションは、第二パーティションに位置する第二OSをメモリにローディングする(ステップ487)ためのブートローダーを有するブートセクタを含む。第二パーティションは、第二パーティションに位置する第二osにプログラム実行の制御を伝える。
【0026】
図8は、本発明に従ったコンピュータのリブートのそのほかの実施形態を示すフローチャートである。この実施例は、BIOSプログラムとマスターブートレコード(MBR)とを省略したリブート手続きを説明する。リブートステップは、以下を含む:第一オペレーティングシステムのアンローディング(ステップ481);BIOSプログラム及びマスターブートレコード(MBR)ではなく、マルチブートマネージャー用のパーティションをメモリへのローディング;マルチブートマネージャー用のパーティションへのプログラム実行の制御の伝達;その後、ステップ485及びステップ487が実行される。
【0027】
本発明は、望ましい実施例に関して説明されてきたが、本発明の範囲及び添付の特許請求の範囲に逸脱することなく他の様々な変更が加えられてもよい。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
マルチブートマネージャーの方法であって、その方法は、
マルチブートマネージャーを保存するためにマルチブートマネージャー用のパーティションを定義し、
第一オペレーティングシステム(OS)をローディングするためにコンピュータをスタートアップし、
前記第一OSの条件の下、アプリケーションプログラムを実行して前記マルチブートマネージャー用のパーティションのアドレスフラグを変更するために、オペレーティングシステムを変更し、そして
前記第一OSをアンローディングし、前記マルチブートマネージャー用のパーティションに位置する前記マルチブートマネージャーをローディングし、前記アドレスプラグに基づいて第二OSをローディングするために、コンピュータをリブートするマルチブートマネージャーの方法。
【請求項2】
マルチブートマネージャーの方法であって、前記方法は、
マルチブートマネージャー用のパーティション、第一パーティション、及び第二パーティションによって定義される記録媒体をセットアップし、前記マルチブートマネージャー用のパーティションは、マルチブートマネージャー及び第一パーティション又は第二パーティションを管理するアドレスフラグを含み、
第一オペレーティングシステムをローディングするためにコンピュータをスタートアップし、
オペレーティングシステムを変更し、その方法は以下を含む:前記第一OSの条件の下アプリケーションプログラムを実行し、利用者により選択される対話型オプションインターフェースを形成し、前記利用者の選択又は操作に従って前記マルチブートマネージャー用のパーティションの前記アドレスフラグが前記第二パーティションを管理するように変更し、
コンピュータをリブートし、その方法は以下を含む:前記第一OSをアンロードし、前記マルチブートマネージャー用のパーティションをローディングし、前記マルチブートマネージャー用のパーティションの前記アドレスフラグが前記第二パーティションを管理することに基づいて前記マルチブートマネージャー用のパーティションのマルチブートマネージャーが前記第二パーティションをローディングし、前記第二パーティションの第二OSをローディングする。
【請求項3】
前記コンピュータのスタートアップは、
BIOSプログラムを実行し、
前記BIOSがマスターブートレコーダ(MBR)をローディングし、
前記MBRが前記マルチブートマネージャー用のパーティションをローディングし、
前記マルチブートマネージャー用のパーティションの前記アドレスフラグに従った前記第一パーティションをローディングし、
前記第一パーティションに位置する前記第一OSをローディングする請求項2に記載のマルチブートマネージャーの方法。
【請求項4】
前記コンピュータのスタートアップは、
BIOSからMBRへのプログラム実行の制御の伝達と、
MBRから前記マルチブートマネージャー用のパーティションへのプログラム実行の制御の伝達と、
前記マルチブートマネージャー用のパーティションから前記第一パーティションへのプログラム実行の制御の伝達と、
前記第一パーティションから前記第一OSへのプログラム実行の制御の伝達と、をさらに含む、請求項2または3に記載のマルチブートマネージャーの方法。
【請求項5】
前記コンピュータのリブートにおいて、
前記第二パーティションは、前記第二パーティションの前記第二OSをローディングするためのブートローダーをさらに含む、請求項2に記載のマルチブートマネージャーの方法。
【請求項6】
前記オペレーティングシステムの変更において、
前記対話型オプションインターフェースは、アクセスできない前記第一ネームオプションとともに異なるオペレーションシステムの複数のネームオプションを含むラジオボタンオプションとして設計される、請求項2に記載のマルチブートマネージャーの方法。
【請求項7】
前記アプリケーションプログラムは、マルチブートマネージャー用のパーティションのアドレスフラグが前記第一又は第二パーティションを管理するように変更させる、請求項2に記載のマルチブートマネージャーの方法。
【請求項8】
前記コンピュータのリブートは、マスターブートレコーダ(MBR)ローディング、をさらに含む、請求項2に記載のマルチブートマネージャーの方法。
【請求項9】
前記記録媒体は、少なくとも一つのパーティションからなる複数のハードディスクを含み、前記マルチブートマネージャー用のパーティションは前記複数のハードディスクの一つに定義される、請求項2に記載のマルチブートマネージャーの方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−48596(P2012−48596A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−191691(P2010−191691)
【出願日】平成22年8月30日(2010.8.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Linux
【出願人】(504037461)ギガ−バイト テクノロジー カンパニー リミテッド (28)
【Fターム(参考)】