説明

マルチ・ユーザ・ダイバーシティを用いたピア・トゥ・ピア・ネットワーク発見のための方法およびシステム

本開示のある実施形態は、ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワーク内のノードの有効な有効通信範囲を改善する方法に関する。P2Pネットワークのノードを収集することによって、所与のいずれの単一ノードよりも大きな集合有効通信範囲フットプリントが提供されうる。P2P無線ネットワークのこの固有のマルチ・サイト特性は、おのおののノードに、マルチ・ユーザ・ダイバーシティの利益を提供するように活用されうる。これによって、P2Pネットワークにおけるデバイスの発見を改善する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示のある実施形態は、一般に、無線通信に関し、さらに詳しくは、ピア・トゥ・ピア無線ネットワークにおける発見を改善するための方法に関する。
【発明の概要】
【0002】
本開示のある実施形態は、ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のための方法を提供する。この方法は一般に、P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードの発見データベースを保持することと、ここで、発見データベースは、指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを備える、識別子(ID)発見プローブ・メッセージのビット・マップ・フィールド内で、指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを送信することと、を含む。
【0003】
本開示のある実施形態は、ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のための方法を提供する。この方法は、一般に、P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードの発見データベースを保持することと、ここで、発見データベースは、指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを備える、サービスを求めるクエリを受信することと、ここで、クエリは、P2P無線ネットワークの別の無線ノードによって、識別子(ID)発見プローブ・メッセージの一部として送信されている、受信したクエリに一致するサービス・エントリが存在するかを判定するために、保持されている発見データベースを探索することと、を含む。
【0004】
本開示のある実施形態は、ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のための方法を提供する。この方法は、一般に、P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードから送信され、受信されたおのおのの識別子(ID)発見プローブ・メッセージのビット・マップ・フィールドを読み取ることと、読み取られたビット・マップ・フィールドに基づいて、少なくとも1つの他の無線ノードのうちのどれが、無線ノードによって要求されているサービスを知っているかを判定することと、を含む。
【0005】
本開示のある実施形態は、ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のための方法を提供する。この方法は、一般に、要求されているサービス・クラスを示すクエリ・フィールドを備えた識別子(ID)発見プローブ・メッセージを生成することと、サービス・クラスを探索するために、ID発見プローブ・メッセージ内のクエリ・フィールドを、P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードへ送信することと、を含む。
【0006】
本開示のある実施形態は、ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のための装置を提供する。この装置は、一般に、P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードの発見データベースを保持するロジックと、ここで、発見データベースは、指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを備える、識別子(ID)発見プローブ・メッセージ内で、指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを送信するロジックとを含む。
【0007】
本開示のある実施形態は、ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のための装置を提供する。この装置は、一般に、P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードの発見データベースを保持するロジックと、ここで、発見データベースは、指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを備える、サービスを求めるクエリを受信するロジックと、ここで、クエリは、P2P無線ネットワークの別の無線ノードによって、識別子(ID)発見プローブ・メッセージの一部として送信されている、受信したクエリに一致するサービス・エントリが存在するかを判定するために、保持されている発見データベースを探索するロジックと、を含む。
【0008】
本開示のある実施形態は、ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のための装置を提供する。この装置は、一般に、P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードから送信された識別子(ID)発見プローブ・メッセージを読み取るロジックと、ID発見プローブ・メッセージにおける情報に基づいて、少なくとも1つの他の無線ノードのうちのどれが、無線ノードによって要求されているサービスを知っているかを判定するロジックとを含む。
【0009】
本開示のある実施形態は、ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のための装置を提供する。この装置は、一般に、要求されているサービス・クラスを示すクエリ・フィールドを備えた識別子(ID)発見プローブ・メッセージを生成するロジックと、サービス・クラスを探索するために、ID発見プローブ・メッセージ内のクエリ・フィールドを、P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードへ送信するロジックと、を含む
本開示のある実施形態は、ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のための装置を提供する。この装置は、一般に、P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードの発見データベースを保持する手段と、ここで、発見データベースは、指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを備える、識別子(ID)発見プローブ・メッセージ内で、指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを送信する手段と、含む。
【0010】
本開示のある実施形態は、ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のための装置を提供する。この装置は、一般に、P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードの発見データベースを保持する手段と、ここで、発見データベースは、指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを備える、サービスを求めるクエリを受信する手段と、ここで、クエリは、P2P無線ネットワークの別の無線ノードによって、識別子(ID)発見プローブ・メッセージの一部として送信されている、受信したクエリに一致するサービス・エントリが存在するかを判定するために、保持されている発見データベースを探索する手段と、を含む。
【0011】
本開示のある実施形態は、ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のための装置を提供する。この装置は、一般に、P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードから送信された識別子(ID)発見プローブ・メッセージを読み取る手段と、ID発見プローブ・メッセージにおける情報に基づいて、少なくとも1つの他の無線ノードのうちのどれが、無線ノードによって要求されているサービスを知っているかを判定する手段と、を含む。
【0012】
本開示のある実施形態は、ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のための装置を提供する。この装置は、一般に、要求されているサービス・クラスを示すクエリ・フィールドを備えた識別子(ID)発見プローブ・メッセージを生成する手段と、サービス・クラスを探索するために、ID発見プローブ・メッセージ内のクエリ・フィールドを、P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードへ送信する手段と、を含む。
【0013】
本開示のある実施形態は、1または複数のプロセッサによって実行可能な、格納された命令群を有するコンピュータ読取可能な媒体を備える、ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークのおける無線ノードによる無線通信のためのソフトウェア記憶装置を提供する。これら命令群は一般に、P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードの発見データベースを保持するための命令群と、ここで、発見データベースは、指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを備える、識別子(ID)発見プローブ・メッセージ内で、指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを送信するための命令群と、を含む。
【0014】
本開示のある実施形態は、1または複数のプロセッサによって実行可能な、格納された命令群を有するコンピュータ読取可能な媒体を備える、ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークのおける無線ノードによる無線通信のためのソフトウェア記憶装置を提供する。これら命令群は一般に、P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードの発見データベースを保持するための命令群と、ここで、発見データベースは、指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを備える、サービスを求めるクエリを受信するための命令群と、ここで、クエリは、P2P無線ネットワークの別の無線ノードによって、識別子(ID)発見プローブ・メッセージの一部として送信されている、受信したクエリに一致するサービス・エントリが存在するかを判定するために、保持されている発見データベースを探索するための命令群と、を含む。
【0015】
本開示のある実施形態は、1または複数のプロセッサによって実行可能な、格納された命令群を有するコンピュータ読取可能な媒体を備える、ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークのおける無線ノードによる無線通信のためのソフトウェア記憶装置を提供する。これら命令群は一般に、P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードから送信された識別子(ID)発見プローブ・メッセージを読み取るための命令群と、ID発見プローブ・メッセージにおける情報に基づいて、少なくとも1つの他の無線ノードのうちのどれが、無線ノードによって要求されているサービスを知っているかを判定するための命令群と、を含む。
【0016】
本開示のある実施形態は、1または複数のプロセッサによって実行可能な、格納された命令群を有するコンピュータ読取可能な媒体を備える、ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークのおける無線ノードによる無線通信のためのソフトウェア記憶装置を提供する。これら命令群は一般に、要求されているサービス・クラスを示すクエリ・フィールドを備えた識別子(ID)発見プローブ・メッセージを生成するための命令群と、サービス・クラスを探索するために、ID発見プローブ・メッセージ内のクエリ・フィールドを、P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードへ送信するための命令群と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0017】
本開示の上記した特徴を詳細に理解できる形式のために、上記要約された、より具体的な説明を、その一部が添付図面に示された実施形態を参照することによって有することができる。しかしながら、これら添付図面は、本開示のある実施形態しか示しておらず、したがって、他の同等に効果的な実施形態をも可能にすることができ、本開示の範囲を限定するものとは考慮されるべきではないことに留意されたい。
【図1】図1は、本開示のある実施形態にしたがう無線通信システムを例示する。
【図2】図2は、本開示のある実施形態にしたがって、2つのノードが通信できるようにするシステムを例示する。
【図3】図3は、本開示のある実施形態にしたがう通信デバイスの例を例示する。
【図4】図4は、本開示のある実施形態にしたがってピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける近隣ノードの発見データベースを共有するための動作の例を例示する。
【図4A】図4Aは、図4で図示された動作を実行することが可能な構成要素の例を図示する。
【図5】図5は、本開示のある実施形態にしたがってP2Pネットワークにおける近隣ノードから特定のサービスを要求するための動作の例を例示する。
【図5A】図5Aは、図5に例示された動作を実行することが可能な構成要素の例を図示する。
【図6】図6は、本開示のある実施形態にしたがってP2Pネットワークの異なるノード密度のためのサービス・アナウンスメントの容量利用の例を例示する。
【発明を実施するための形態】
【0018】
さまざまな実施形態が、添付図面を参照して以下により十分に記載される。しかしながら、本開示は、異なる多くの形態で具体化され、本開示を通じて示されたどの具体的な構成または機能にも限定されるものとは解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が、本開示の一般的なスコープを当業者に伝えることができるように提供される。本明細書における教示に基づいて、当業者は、本開示のスコープは、独立して実施されようが、あるいは、本開示の任意の他の実施形態と組み合わされようが、本明細書で開示されたどの実施形態をもカバーするように意図されていることを認識すべきである。例えば、本明細書に記載された任意の数の実施形態を用いて、装置が実施され、方法が実現されうる。さらに、本開示の範囲は、別の構成、機能、または、本明細書に記載された開示のさまざまな実施形態またはそれ以外が追加された構成および機能を用いて実現されるこのような装置または方法をカバーすることが意図されている。本明細書で示された開示のあらゆる実施形態は、特許請求の範囲の1または複数の要素によって具体化されうる。
【0019】
「典型的である」という単語は「例、事例、あるいは実例として役立つ」ことを意味するために本明細書で使用される。本明細書において「典型的」と記載されている任意の実施形態または態様は、必ずしも他の実施形態または態様よりも好適であるとか、有利であると解釈される必要はない。本明細書では、特定の実施形態が記載されているが、これら実施形態の多くの変形および置換が、本開示の範囲内にある。好適な実施形態のうちのいくつかの利点および長所が述べられているが、本開示のスコープは、特定の利点、使用、および目的に限定されることは意図されていない。むしろ、本開示の実施形態は、そのうちのいくつかが図面における例示によって、および、以下の好適な実施形態の記載によって例示されている異なる無線技術、システム構成、ネットワーク、および伝送プロトコルに広く適用可能であることが意図されている。詳細な記載および図面は、限定ではない開示の単なる例示であり、本開示の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物によって定義される。
【0020】
ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークは、すべてのデバイスが、受信動作と送信動作のための共通の無線リソース(すなわち、スペクトル)を共有する(すなわち、時分割デュプレクス・スキーム)方式で動作するように設計されている。P2Pネットワークの重要な目的は、発見を容易にすること、すなわち、端末が接続している(すなわち、受信および送信する)ラジオ周波数(RF)近傍におけるデバイスを発見する動作である。P2Pデバイスの相互接続が、ネットワークを構成する。
【0021】
この発見プロセスは、一般に、P2Pデバイスに対して、RF近傍における他のP2Pデバイスによって受信されることが意図された識別子(ID)プローブ・メッセージを(恐らくは、準ランダムな回数)送信することを要求する。一般に、P2Pデバイスは、他のデバイスからのIDプローブの傍受に、時間の大部分を費やし、自己のIDプローブ・メッセージを送信するのにごく僅かの時間しか費やさない。
【0022】
IDプローブ・メッセージは、一般に、例えば、デバイスのユニークなID,(利用可能であれば)デバイスの位置、デバイスによって通知された特定のサービスのようなさまざまなタイプの情報を含む。P2Pデバイスはすべて、RF近傍における他のP2Pデバイスの「発見」データベースを作成し、保持する。その後、発見データベースは、受信されたIDプローブから収集された情報を含める。
【0023】
P2Pネットワークにおける特定のノード(すなわち、デバイス)周囲の有効通信範囲は、一般に、非一様であり、例えば、マクロセル、マイクロセル、またはピコセルのものと比較して、厳しく制約を受ける。なぜなら、P2Pデバイスの多くはしばしば、局所的な混乱に埋もれ、伝搬条件が、極めて変動しうるからである。これは、シャドーイング・ロスおよびビルディング・ペネトレーション・ロスによる大規模なパス・ロスに至る。伝搬における変動の程度が大きいので、所望のサービスを通知するデバイスは、たとえ、探索ノードから遠く離れている(例えば、1km)場合であっても、発見されうる。一方、探索ノードに極めて近く、同じ所望のサービスを通知している別のデバイスは、P2Pネットワークの幾何学形状およびトポロジーに特有の過度のパス・ロスによって、発見されないかもしれない。
【0024】
(典型的な無線通信システム)
本明細書に記載された技術は、直交多重化スキームに基づく通信システムを含むさまざまなブロードバンド無線通信システムのために使用される。このような通信システムの例は、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングル・キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム等を含んでいる。OFDMAシステムは、直交周波数分割多重化(OFDM)を利用する。これは、システム帯域幅全体を、複数の直交サブキャリアへ分割する変調技術である。これらサブキャリアはまた、トーン、ビン等とも称されうる。OFDMでは、おのおののサブキャリアは、データと独立して変調される。SC−FDMAシステムは、システム帯域幅にわたって分散されたサブキャリアで送信するインタリーブFDMA(IFDMA)、隣接サブキャリアのブロックで送信するローカライズドFDMA(LFDMA)、あるいは、隣接するサブキャリアの複数のブロックで送信するエンハンストFDMA(EFDMA)を利用する。一般に、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域で、SC−FDMAでは時間領域で送信される。
【0025】
図1を参照して、本開示のさまざまな実施形態にしたがう無線通信システム100が例示されている。システム100は、複数のアンテナ・グループを含みうる基地局102を含む。例えば、1つのアンテナ・グループは、アンテナ104およびアンテナ106を含むことができ、別のグループはアンテナ108およびアンテナ110を備えることができ、さらに別のグループはアンテナ112およびアンテナ114を含むことができる。おのおののアンテナ・グループについて2本のアンテナしか例示されていないが、2本より多いアンテナ、または2本より少ないアンテナも、各グループのために利用されうる。基地局102はさらに、送信機チェーンおよび受信機チェーンを含みうる。これらおのおのは、当業者によって理解されるように、信号の送信および受信に関連する複数の構成要素(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、アンテナ等)を備えうる。さらに、基地局102は、ホーム基地局、フェムト基地局等でありうる。
【0026】
基地局102は、例えばデバイス116のような1または複数のデバイスと通信しうる。しかしながら、基地局102は、デバイス116に類似した実質的に任意の数のデバイスと通信しうることが認識されるべきである。図示するように、デバイス116は、アンテナ104、106と通信している。ここで、アンテナ104、106は、順方向リンク118によってデバイス116へ情報を送信し、逆方向リンク120によってデバイス116から情報を受信する。周波数分割デュプレクス(FDD)システムでは、例えば、順方向リンク118は、逆方向リンク120によって使用されるものとは異なる周波数帯域を利用しうる。さらに、時分割デュプレクス(TDD)システムでは、順方向リンク118および逆方向リンク120は、共通の周波数帯域を利用しうる。
【0027】
それに加えて、デバイス122、124は、例えば、ピア・トゥ・ピア構成で互いに通信しうる。さらに、デバイス122は、リンク126、128を使用して、デバイス124と通信する。ピア・トゥ・ピア・アド・ホック・ネットワークでは、例えばデバイス122、124のように、互いの範囲内にあるデバイスは、通信を中継するための基地局102および/または有線インフラストラクチャ無しで互いにダイレクトに通信しうる。それに加えて、ピア・デバイスまたはノードが、トラフィックを中継しうる。ピア・トゥ・ピア(P2P)方式で通信するネットワーク内のデバイスは、基地局と同様に機能することができ、トラフィックが最終目的地に達するまで、他のデバイスへトラフィックまたは通信を中継することにより、基地局と同様に機能する。デバイスはまた、ピア・ノード間のデータ送信を管理するために利用される情報を伝送する制御チャネルを送信しうる。
【0028】
通信ネットワークは、無線(あるいは有線)通信する任意の数のデバイスまたはノードを含みうる。おのおののノードは、1または複数の他のノードの範囲内に存在することができ、他のノードと通信したり、あるいは、例えばマルチ・ホップ・トポグラフィ(例えば、通信は、最終目的地に達するまで、ノードからノードへとホップする)のように、他のノードを用いて通信しうる。例えば、送信側ノードは、受信側ノードと通信することを希望しうる。送信側ノードと受信側ノードとの間のパケット転送を可能にするために、1または複数の中間ノードが利用されうる。何れのノードも送信側ノードおよび/または受信側ノードおよび/または中間ノードになることができ、実質的に同時に(例えば、情報を受信するのとほぼ同時に情報をブロードキャストまたは通信しうる)、あるいは他の時間に、情報の送信および/または受信のうちの何れかの機能を実行しうることが理解されるべきである。
【0029】
システム100は、ネットワークを介した通信セッションを開始したノードが、ダイレクトな接続へとセッションを移動させることを可能とするように構成されうる。ダイレクトに接続されたノードは、元来、カプセル化を伴うことなくパケットを交換しうる。いくつかの実施形態によれば、「ホームを持たない」ノードは、進行中のセッションを失うことなく、無線ネットワークに切り換わりうる。「ホームを持たない」ことによって、ホーム・エージェント・エンティティを持たないノードは、ノードの現在位置へ新たなセッションを確立するために、外部ネットワークに切り換わることも、新たに到来する要求を転送することもなく、進行中のセッションを維持するための支援を提供することが意味される。いくつかの実施形態によれば、ノードは、移動式(例えば、無線)、固定式(例えば、有線)、あるいはこれらの組み合わせ(例えば、1つのノードが固定式であり、第2のノードが移動式であり、両ノードとも移動式であったり等)でありうる。
【0030】
図2は、さまざまな実施形態にしたがって、2つのノードが、広域ネットワーク・インタフェースおよび/またはデバイス・トゥ・デバイス・インタフェースを介した通信を可能にするシステム200を例示する。システム200には、第1のノード(ノード1)202と第2のノード(ノード2)204とが含まれている。ノード202、204はおのおの、少なくとも2つのインタフェースを含んでいる。第1のインタフェースは、インターネット・プロトコル(IP)アドレスを提供するネットワーク206に接続されうる。例えば、このネットワークは、広域ネットワーク(WAN)、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、ホーム・ネットワーク、デジタル加入者回線(DSL)、ケーブル、3GPPベースの、3GPP2ベースの、無線LAN(WLAN)ベースの、ワールドワイド・インタオペラビリティ・フォー・マクロウェーブ・アクセス(WiMAX)ベースの、あるいは、対象ネットワーク(例えば、インターネット)へのルーティングおよび相互接続を提供するその他任意の技術でありうる。
【0031】
ノード202、204のインタフェースは、有線(例えば、デバイス・トゥ・デバイス)、無線(例えば、WAN)、あるいはこれらの組み合わせでありうる。例えば、ノード1インタフェースが無線であり、ノード2インタフェースが有線でありうる。あるいは、ノード2インタフェースが無線であり、ノード1インタフェースが有線でありうる。あるいは、両方のインタフェースがともに無線または有線でありうる。
【0032】
例示目的のために、おのおののノード202、204の第1のインタフェースは、WANインタフェース208、210である。WANインタフェース208、210は、リンク212、214によって例示されるように、ネットワーク206を介して接続を提供する。さらに、おのおののノード202、204は、ダイレクトに接続されたピアを持つローカル・ネットワークに、あるいは、マルチ・ホップ・メッシュ・ネットワークに接続された少なくとも第2のインタフェースを含む。例えば、ローカル・ネットワークは、無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)、あるいは別のデバイス・トゥ・デバイス(例えば、ピア・トゥ・ビア)技術でありうる。例示目的のために、おのおののノード202、204の第2のインタフェースは、デバイス・トゥ・デバイス(D2D)インタフェース216、218として例示されている。D2Dインタフェース216、218によって、ノード202、204は、ダイレクト・リンク220によって例示されるようなダイレクトな通信を実行できるようになる。
【0033】
ネットワーク206を介したセッションを開始し、(例えば、ダイレクトなリンク220による)ダイレクトなセッションへ移動するためのさまざまな実施形態にしたがう手順が記載される。例示目的のために、ノード202が、モバイル・インターネット・プロトコルを利用すると仮定されている。通信は、モバイルIPホーム・アドレスをソース・アドレスとして利用するノード202によって実行される。ホーム・アドレスは、ノードに割り当てられたユニキャスト・ルート可能アドレスであり、ノードのパーマネントなアドレスとして使用される。ノード202は、それぞれの第1のインタフェース(例えば、WANインタフェース208、210)を介してパケットを送信および受信することによって、ネットワーク(例えば、WAN)によってノード204と通信する。これらパケットは、さまざまな実施形態にしたがってネットワーク206に含まれうるホーム・エージェントへのMIPv6トンネル内に、あるいは、ノード204にダイレクトに、ルート最適化トンネル内にカプセル化されうる。
【0034】
図3は、典型的な実施形態にしたがう典型的な第1の通信デバイス300を例示する。典型的な第1の通信デバイス300は、例えば、図1の無線通信デバイス(102、116、122、124)のうちの1つであるか、あるいは、図2の無線通信デバイス(202、204)のうちの1つでありうる。
【0035】
第1の通信デバイス300は、さまざまな要素(302、304)がデータおよび情報を交換しうるバス309によってともに接続されたプロセッサ302およびメモリ304を含む。通信デバイス300はさらに、図示されたプロセッサ302に接続されうる入力モジュール306および出力モジュール308を含む。しかしながら、いくつかの実施形態では、入力モジュール306および出力モジュール308は、プロセッサ302の内部に配置される。入力モジュール306は、入力信号を受信しうる。入力モジュール306は、入力を受信するために、無線受信機および/または有線または光入力インタフェースを含みうる。そして、いくつかの実施形態では、含んでいる。出力モジュール308は、出力を送信するために、無線送信機および/または有線または光主力インタフェースを含みうる。そして、いくつかの実施形態では、含んでいる。
【0036】
プロセッサ302は、第2の通信デバイスから第1の信号を受信し、第1の信号が、アプリケーション・アラート基準を満足する場合、第1のアプリケーション・アラートを生成し、第2の通信デバイスからの前の信号に基づいて、第2の通信デバイス情報を伝送する第2の信号をアクセス・ポイントから受信する、ように構成されている。アクセス・ポイントは、しばしば、基地局でありうる。いくつかの実施形態では、第2の通信デバイス情報は、位置情報である。さまざまな実施形態では、プロセッサ302は、第1の信号を受信するように構成された一部として、無線ピア・トゥ・ピア・インタフェースによって第1の信号を受信するように構成されている。いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、第2の信号を受信するように構成された一部として、無線広域ネットワーク・インタフェースによって第2の信号を受信するように構成されている。
【0037】
プロセッサ302はさらに、第2の信号に含まれる第2の通信デバイス情報と、第1の信号に含まれる情報とに基づいて、採用する動作を決定するように構成されている。1つの典型的な実施形態では、第2の信号に含まれた第2の通信デバイス情報は、第2の通信デバイスの前の位置に関する情報であり、第1の信号に含まれた情報は、現在の位置情報であり、この動作は、位置ベースのトラフィック更新動作と、位置ベースの通知更新動作とのうちの1つである。プロセッサ302は、いくつかの実施形態ではさらに、生成された第1のアプリケーション・アラートに応答して、アクセス・ポイントへ情報要求信号を送り、第2の通信デバイスに対応する情報を要求する。
【0038】
例えば、図2からのピア・トゥ・ピア(P2P)ネットワーク206のノード202、204のようなP2P無線ネットワークのノードを収集することによって、所与のいずれの単一ノードよりも大きな集合有効通信範囲フットプリントが提供される。P2P無線ネットワークのこの固有のマルチ・サイト特性は、おのおののノードに、マルチ・ユーザ・ダイバーシティの利益を提供するように活用されうる。
【0039】
ある実施形態は、P2Pネットワークのノードが、通知されたサービス(単数または複数)を、すべての1ホップ(すなわち、ダイレクトに接続された)近隣の通知されたサービス(単数または複数)とともにブロードキャストすることをサポートする。近隣に入るP2Pノードは、複数の位置から、通知されたサービスを見ることができうるので、このアプローチは、実質的に、サイト・ダイバーシティを形成しうる。したがって、マルチ・ユーザ・ダイバーシティは、P2P無線ネットワークの各ノードにおいて存在しうる。これは、サービス発見を改善しうる。
【0040】
(サービス・プローブ・メッセージおよび要求プローブ・メッセージをブロードキャストすることによる発見データベースの典型的な共有)
本開示のある実施形態は、参加ノード・データベースのおのおのにおける特定の情報の、接続された近隣との共有をサポートする。ノードは、空間的に分布しうるので、これらノードのおのおのは、ノードからなる異なるサブセットを聞き分けることができうる。複数のノード(例えば、10以上のノード)における情報を収集することによって生成されたデータベースは、どの単一のノードよりも直接的に隣接しているノードにおいて、より完全に見ることができる。本開示のある実施形態はまた、所与のノードのデータベースに含まれる情報を、このノードに接続されうる他のノードと共有する手段をも提供する。
【0041】
本開示では、発見データベースを共有するために、少なくとも2つの異なる方法が提案される。これら2つのアプローチから、多くのバリエーションが導き出されうる。
【0042】
本開示の1つの実施形態では、P2P無線ネットワークにおける各ノードが、デバイスの発見データベースを保持しうる。これらのおのおのは、特定のタイプおよびサービス・クラスに分類されうる。これらデバイス・タイプおよびとサービス・クラスは、ビット・マップ・フィールドで伝送され、近くのデバイスが読み取るための識別子(ID)発見プローブの一部として送信されうる。近くのデバイスは、特定のサービス・クラスを探索している場合、近隣のうちのどれが、要求されている所望のサービス・クラスを知っているのかを判定するために、接続されているノードによって提供されているビットマップを読み取ることができる。この場合、特定のサービス・クラスを所望しているノードは、その後、要求されているサービスを提供しているノードに関連付けられた識別情報を取得するために、近隣のうちの1つにクエリ(問い合わせ)を実行しうる。その後、所望のサービス・クラス・ノードへの接続が、P2Pネットワークのすべてのノードと相互接続しうるその他いくつかの伝送ネットワークにおいて確立されうる。
【0043】
本開示の別の実施形態では、データベース情報は、特定のサービス・クラスを探索している任意のP2Pデバイスによって送信されたID発見プローブの一部として、クエリ・フィールドのために提供することによって共有されうる。このクエリ・フィールドは、要求されている特定のサービス・クラスを、クエリ(問い合わせ)しているノードの近隣に対して示しうる。近隣ノードは、クエリを受信し、このクエリに一致するエントリが含まれているのかをチェックするために、発見データベースを探索し、その後、クエリされたサービス・エントリが、保持されている発見データベースに発見された場合には、このクエリに対して応答しうる。
【0044】
P2Pネットワークが複数の冗長応答で身動きが取れなくないことを保証するために、この応答がランダム化されているか、優先付けされているのかを、特定のプロトコルが保証しうる。直ちに応答しないノードは、聞いているのかもしれないので、これらノードは、クエリに対する応答を受信したのであれば、応答を中止しうる。同様に、要求元のノードは、近隣に対してアクノレッジメントを送信し、この要求が満足されたこと(すなわち、特定のサービス・クラスを求める探索が成功したこと)を示す。その後、所望のサービス・クラス・ノードへの接続が、P2Pネットワークのすべてのノードを相互接続するその他いくつかの伝送ネットワークにおいて確立されうる。
【0045】
応答しているノードは、実際に、代理ノードとして応答することができることが注目されるべきである。したがって、応答しているノードは、この要求に対する応答において、所望のノードの発見IDプローブによって提供される情報のすべてを伝送しうる。したがって、応答しているノードは、エンド・ノードの代理またはリピータとして有効に動作しうる。
【0046】
図4は、本開示のある実施形態にしたがって、P2P無線ネットワークにおける近隣ノードの発見データベースを無線ノードによって共有するための動作400の例を例示する。402では、P2Pネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードの発見データベースが保持されうる。ここで、発見データベースは、指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを備える。404では、ID発見プローブ・メッセージのビット・マップ・フィールド内で、指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとが送信されうる。406では、サービス・クエリが、無線ノードにおいて受信されうる。ここで、サービス・クエリは、P2P無線ネットワークの別の無線ノードによって、別のID発見プローブ・メッセージの一部として送信されている。408では、受信した・サービス・クエリに一致するサービス・エントリが存在するかを判定するために、保持されている発見データベースが探索されうる。
【0047】
図5は、本開示のある実施形態にしたがって、P2P無線ネットワークにおける近隣ノードから、無線ノードによって、特定のサービスを要求するための動作500の例を例示する。502では、無線ノードが、受信されたおのおののID発見プローブ・メッセージのビット・マップ・フィールドを読み取りうる。ここで、IDプローブ・メッセージは、P2Pネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードから送信される。504では、読み取られたビット・マップ・フィールドに基づいて、少なくとも1つの他の無線ノードのうちのどれが、無線ノードによって要求されているサービスを知っているかが判定されうる。506では、別のサービスをクエリするために、クエリ・フィールドが、別のID発見プローブ・メッセージ内の少なくとも1つの他の無線ノードへ送信されうる。
【0048】
(P2P無線ネットワークにおける典型的な制御メカニズム)
本開示のある実施形態は、P2P無線ネットワークにおけるシステム帯域幅およびノード・バッテリ寿命を管理するためのある制御メカニズムをサポートする。例えば、サービス・アナウンスメント頻度は、固定されたシステム・パラメータではないかもしれないが、最小レートおよび最大レートを持ち、適応性がありうる。P2Pネットワークのノードは、サービス・アナウンスメントを送信する頻度を、P2Pネットワークのダイナミクスに基づいて調節しうる。したがって、ほとんど動きの無い近隣は、一般に、ノードがより迅速に行き来している近隣よりも、サービス・アナウンスメント頻度は低くなる。さらに、サービス・アナウンスメント頻度は、ノード密度が高くなると、追加の近隣からの利得によって、低くなり、もって、ノード・バッテリ寿命が延長されうる。
【0049】
P2Pネットワークのノードの密度が増加すると、所与の任意のノードに関連付けられた近隣ノードの数が増加しうる。したがって、近隣リストのサイズが増加しうる。これは、サービスを通知するために、より多くの帯域幅が利用されうることを示唆する。ノードによって適用されているデータ・レートは、システムの容量における融通性を提供するために、適応的であるようにされうる。したがって、ノード密度が低い場合、より低いデータ・レートが利用されうる。良い側では、これは、P2Pネットワークの範囲をより広くしうる。逆に、ノード密度が増加すると、利用されるデータ・レートもまた増加しうる。一方、データ・レートが増加すると、サービス・アナウンス・メッセージが受信されうる範囲が縮小されうる。データ・レートは局所的に選択されうることが注目されるべきである。さらに、ノード密度が増加すると、所与のノードによって通知されるサービス数が、キャッピングによって、あるいは、優先付けによって低減されうる。
【0050】
図6は、本開示のある実施形態にしたがって、異なるノード密度のためのサービス・アナウンスメント・メッセージの容量利用の例を例示する。毎秒9600ビットで動作する1xイボリューション−データ・オプティマイズド(1xEVDO)エンハンスト・アクセス・チャネルが考慮される。利用されている容量は、サービス・アナウンスメント頻度を下げることによって(すなわち、サービス・アナウンスメント期間を増加させることによって)、ノード密度が増加する場合(すなわち、近隣数が増加している場合)には、一定レベルに維持されうることが図6から観察されうる。
【0051】
要約すると、人口密集地域では、より高いデータ・レートを可能にするために、全体的な有効通信範囲(すなわち、サービスの最大範囲のみならず、物理的なRF有効通信範囲)は、より小さくなりうる。これを、より低いサービス・アナウンスメント頻度と組み合わせることによって、発見オーバヘッドが、合理的なレベルに維持されうる。
【0052】
前述された方法のさまざまな動作は、図面に例示されたようなmeans−plus−funcitonブロックに対応するさまざまなハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素(単数または複数)および/またはモジュール(単数または複数)によって実行されうる。例えば、図4に例示されたブロック402−408は、図4Aに例示するmeans−plus−funcitonブロック402A−408Aに対応する。同様に、図5に例示されたブロック502乃至506は、図5Aに例示されたmeans−plus−funcitonブロック502A乃至506Aに対応する。より一般的には、対応するmeans−plus−funcitonブロック図を有する図面に例示された方法がある場合、動作ブロックは、同様に付番されたmeans−plus−funcitonブロックに対応する。
【0053】
本明細書に記載されるように、アイテムのリストのうちの「少なくとも1つ」と称する文言は、単数を含むこれらアイテムのうちの任意の組み合わせを称する。例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−cをカバーすることが意図されている。
【0054】
本開示に関連して説明されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、および回路を、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ信号(FPGA)もしくはその他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、ディスクリート・ゲートもしくはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア構成要素、または本明細書で説明される機能を実行するように設計されたその任意の組み合わせを用いて実施または実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロ・プロセッサとすることができるが、代替案では、プロセッサを、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または順序回路とすることができる。プロセッサは、例えばDSPとマイクロ・プロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロ・プロセッサ、DSPコアと連携する1または複数のマイクロ・プロセッサ、またはその他任意のこのような構成であるコンピューティング・デバイスの組み合わせとして実現されうる。
【0055】
本開示に関連して記載される方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュールで、あるいは、これらの組み合わせで具体化されうる。ソフトウェア・モジュールは、当該技術分野において周知の任意の形態の記憶媒体、コンピュータ読取可能な媒体、またはメモリ・ユニットに存在しうる。使用できる記憶媒体のいくつかの例は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROMなどを含む。ソフトウェア・モジュールは、単一の命令または複数の命令を備えることができ、複数の異なるコード・セグメント上で、異なるプログラムの間で、および複数の記憶媒体にまたがって分散させることができる。記憶媒体を、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込めるように、プロセッサに結合することができる。あるいは、この記憶媒体は、プロセッサに統合されうる。
【0056】
本明細書で開示された方法は、説明された方法を達成するための1または複数のステップまたは動作を備える。方法ステップおよび/または動作は、特許請求の範囲のスコープから逸脱せずに相互に置換することができる。言い換えると、ステップまたは動作の特定の順序が指定されていない限り、特定のステップおよび/または動作の順序および/または使用は、特許請求の範囲のスコープから逸脱せずに変更されうる。
【0057】
説明された機能を、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはその任意の組合せで実施することができる。ソフトウェアで実現される場合、これら機能は、コンピュータ読取可能な媒体に、1または複数の命令群として格納される。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされうる利用可能な任意の媒体である。例として、限定することなく、このようなコンピュータ読取可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶デバイス、あるいは、所望のプログラム・コード手段を命令群またはデータ構造の形式で搬送または格納するために使用され、しかも、コンピュータによってアクセスされうるその他任意の媒体を備えうる。本明細書で使用されるようなディスク(diskおよびdisc)は、コンパクト・ディスク(disc)(CD)、レーザ・ディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含んでいる。ここで、diskは通常、データを磁気的に再生する一方、discは、レーザを用いてデータを光学的に再生する。
【0058】
ソフトウェアまたは命令群は、送信媒体を介しても送信される。例えば、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、デジタル加入者線(DSL)、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、あるいはその他の遠隔ソースからソフトウェアが送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、DSL、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術が、媒体の定義に含まれる。
【0059】
さらに、本明細書で説明される方法および技術を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段を、適宜、ユーザ端末および/または基地局によってダウンロードし、かつ/または他の形式で入手することができることを了解されたい。例えば、そのようなデバイスを、本明細書で説明した方法を実行するための手段の転送を容易にするためにサーバに結合することができる。代替案では、本明細書で説明されるさまざまな方法を、記憶手段(例えば、RAM、ROM、コンパクト・ディスク(CD)またはフロッピー・ディスクなどの物理記憶媒体など)を介して提供することができ、ユーザ端末および/または基地局が、記憶手段をデバイスに結合するか提供するときにさまざまな方法を入手することができる。さらに、本明細書で説明された方法および技法をデバイスに提供するために、その他任意の適切な技法を利用することができる。
【0060】
特許請求の範囲は、上述した正確な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。さまざまな修正、変更、および変形を、特許請求の範囲の範囲から逸脱せずに、前述した方法および装置の構成、動作、および詳細において実施することができる。
【0061】
前述したものは、本開示の実施形態に向けられているが、これら開示のその他およびさらなる実施形態が、本願の基本的な範囲から逸脱することなく考案され、この範囲は、以下に示す特許請求の範囲によって決定される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のための方法であって、
前記P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードの発見データベースを保持することと、ここで、前記発見データベースは、指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを備える、
識別子(ID)発見プローブ・メッセージ内で、前記指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、前記提供されたおのおののサービスのクラスとを送信することと、
を備える方法。
【請求項2】
前記指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、前記提供されたおのおののサービスのクラスとが、前記ID発見プローブ・メッセージのビット・マップ・フィールド内で送信される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記P2P無線ネットワークのダイナミクスにしたがって、前記発見データベースからサービス・アナウンスメントを送信する頻度を調節すること、をさらに備える請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記調節することは、前記P2P無線ネットワークのノード密度に基づいて、前記サービス・アナウンスメントの頻度を調節することを備える、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のための方法であって、
前記P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードの発見データベースを保持することと、ここで、前記発見データベースは、指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを備える、
サービスを求めるクエリを受信することと、ここで、前記クエリは、前記P2P無線ネットワークの別の無線ノードによって、識別子(ID)発見プローブ・メッセージの一部として送信されている、
前記受信したクエリに一致するサービス・エントリが存在するかを判定するために、前記保持されている発見データベースを探索することと、
を備える方法。
【請求項6】
前記受信したクエリに一致するサービス・エントリが、前記保持されている発見データベースにおいて発見された場合には、前記受信したクエリに対して応答すること、をさらに備える請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記受信したクエリに対する1または複数の応答を求めて聞くことと、ここで、前記応答は、前記P2P無線ネットワークの1または複数の無線ノードから送信されている、
前記応答のうちの少なくとも1つが、聞いている無線ノードにおいて受信された場合、前記受信したクエリに対する応答を中止することと、
をさらに備える請求項5に記載の方法。
【請求項8】
ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のための方法であって、
前記P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードから送信された識別子(ID)発見プローブ・メッセージを読み取ることと、
前記ID発見プローブ・メッセージにおける情報に基づいて、前記少なくとも1つの他の無線ノードのうちのどれが、無線ノードによって要求されているサービスを知っているかを判定することと、
を備える方法。
【請求項9】
前記ID発見プローブ・メッセージ内の情報は、前記ID発見プローブ・メッセージのビット・マップ・フィールド内で送信された、おのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを備える、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記要求されているサービスを提供するP2P無線ネットワークの別の無線ノードの識別情報を取得するために、前記判定された無線ノードに対してクエリを送信することと、
前記取得された識別情報に関連付けれた前記他の無線ノードへの接続を確立することと、
をさらに備える請求項8に記載の方法。
【請求項11】
ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のための方法であって、
要求されているサービス・クラスを示すクエリ・フィールドを備えた識別子(ID)発見プローブ・メッセージを生成することと、
前記サービス・クラスを探索するために、前記ID発見プローブ・メッセージ内のクエリ・フィールドを、前記P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードへ送信することと、
を備える方法。
【請求項12】
前記少なくとも1つの他の無線ノードへアクノレッジメントを送信し、前記サービス・クラスを求める探索が成功したことを示すこと、をさらに備える請求項11に記載の方法。
【請求項13】
ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のための装置であって、
前記P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードの発見データベースを保持するロジックと、ここで、前記発見データベースは、指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを備える、
識別子(ID)発見プローブ・メッセージ内で、前記指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、前記提供されたおのおののサービスのクラスとを送信するロジックと、
を備える装置。
【請求項14】
前記指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、前記提供されたおのおののサービスのクラスとが、前記ID発見プローブ・メッセージのビット・マップ・フィールド内で送信される、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記P2P無線ネットワークのダイナミクスにしたがって、前記発見データベースからサービス・アナウンスメントを送信する頻度を調節するロジックをさらに備える、請求項13に記載の装置。
【請求項16】
前記調節するロジックは、前記P2P無線ネットワークのノード密度に基づいて、前記サービス・アナウンスメントの頻度を調節するロジックを備える、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のための装置であって、
前記P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードの発見データベースを保持するロジックと、ここで、前記発見データベースは、指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを備える、
サービスを求めるクエリを受信するロジックと、ここで、前記クエリは、前記P2P無線ネットワークの別の無線ノードによって、識別子(ID)発見プローブ・メッセージの一部として送信されている、
前記受信したクエリに一致するサービス・エントリが存在するかを判定するために、前記保持されている発見データベースを探索するロジックと、
を備える装置。
【請求項18】
前記受信したクエリに一致するサービス・エントリが、前記保持されている発見データベースにおいて発見された場合には、前記受信したクエリに対して応答するロジックをさらに備える、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記受信したクエリに対する1または複数の応答を求めて聞くロジックと、ここで、前記応答は、前記P2P無線ネットワークの1または複数の無線ノードから送信されている、
前記応答のうちの少なくとも1つが、聞いている無線ノードにおいて受信された場合、前記受信したクエリに対する応答を中止するロジックと、
をさらに備える請求項17に記載の装置。
【請求項20】
ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のための装置であって、
前記P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードから送信された識別子(ID)発見プローブ・メッセージを読み取るロジックと、
前記ID発見プローブ・メッセージにおける情報に基づいて、前記少なくとも1つの他の無線ノードのうちのどれが、無線ノードによって要求されているサービスを知っているかを判定するロジックと、
を備える装置。
【請求項21】
前記ID発見プローブ・メッセージ内の情報は、前記ID発見プローブ・メッセージのビット・マップ・フィールド内で送信された、おのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを備える、請求項20に記載の装置。
【請求項22】
前記要求されているサービスを提供するP2P無線ネットワークの別の無線ノードの識別情報を取得するために、前記判定された無線ノードに対してクエリを送信するロジックと、
前記取得された識別情報に関連付けれた前記他の無線ノードへの接続を確立するロジックと、
を備える請求項20に記載の装置。
【請求項23】
ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のための装置であって、
要求されているサービス・クラスを示すクエリ・フィールドを備えた識別子(ID)発見プローブ・メッセージを生成するロジックと、
前記サービス・クラスを探索するために、前記ID発見プローブ・メッセージ内のクエリ・フィールドを、前記P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードへ送信するロジックと、
を備える装置。
【請求項24】
前記少なくとも1つの他の無線ノードへアクノレッジメントを送信し、前記サービス・クラスを求める探索が成功したことを示すロジックをさらに備える、請求項23に記載の装置。
【請求項25】
ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のための装置であって、
前記P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードの発見データベースを保持する手段と、ここで、前記発見データベースは、指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを備える、
識別子(ID)発見プローブ・メッセージ内で、前記指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、前記提供されたおのおののサービスのクラスとを送信する手段と、
を備える装置。
【請求項26】
前記指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、前記提供されたおのおののサービスのクラスとが、前記ID発見プローブ・メッセージのビット・マップ・フィールド内で送信される、請求項25に記載の装置。
【請求項27】
前記P2P無線ネットワークのダイナミクスにしたがって、前記発見データベースからサービス・アナウンスメントを送信する頻度を調節する手段をさらに備える、請求項25に記載の装置。
【請求項28】
前記調節する手段は、前記P2P無線ネットワークのノード密度に基づいて、前記サービス・アナウンスメントの頻度を調節する手段を備える、請求項27に記載の装置。
【請求項29】
ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のための装置であって、
前記P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードの発見データベースを保持する手段と、ここで、前記発見データベースは、指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを備える、
サービスを求めるクエリを受信する手段と、ここで、前記クエリは、前記P2P無線ネットワークの別の無線ノードによって、識別子(ID)発見プローブ・メッセージの一部として送信されている、
前記受信したクエリに一致するサービス・エントリが存在するかを判定するために、前記保持されている発見データベースを探索する手段と、
を備える装置。
【請求項30】
前記受信したクエリに一致するサービス・エントリが、前記保持されている発見データベースにおいて発見された場合には、前記受信したクエリに対して応答する手段をさらに備える、請求項29に記載の装置。
【請求項31】
前記受信したクエリに対する1または複数の応答を求めて聞く手段と、ここで、前記応答は、前記P2P無線ネットワークの1または複数の無線ノードから送信されている、
前記応答のうちの少なくとも1つが、聞いている無線ノードにおいて受信された場合、前記受信したクエリに対する応答を中止する手段と、
をさらに備える請求項29に記載の装置。
【請求項32】
ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のための装置であって、
前記P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードから送信された識別子(ID)発見プローブ・メッセージを読み取る手段と、
前記ID発見プローブ・メッセージにおける情報に基づいて、前記少なくとも1つの他の無線ノードのうちのどれが、無線ノードによって要求されているサービスを知っているかを判定する手段と、
を備える装置。
【請求項33】
前記ID発見プローブ・メッセージ内の情報は、前記ID発見プローブ・メッセージのビット・マップ・フィールド内で送信された、おのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを備える、請求項32に記載の装置。
【請求項34】
前記要求されているサービスを提供するP2P無線ネットワークの別の無線ノードの識別情報を取得するために、前記判定された無線ノードに対してクエリを送信する手段と、
前記取得された識別情報に関連付けれた前記他の無線ノードへの接続を確立する手段と、
をさらに備える請求項32に記載の装置。
【請求項35】
ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のための装置であって、
要求されているサービス・クラスを示すクエリ・フィールドを備えた識別子(ID)発見プローブ・メッセージを生成する手段と、
前記サービス・クラスを探索するために、前記ID発見プローブ・メッセージ内のクエリ・フィールドを、前記P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードへ送信する手段と、
を備える装置。
【請求項36】
前記少なくとも1つの他の無線ノードへアクノレッジメントを送信し、前記サービス・クラスを求める探索が成功したことを示す手段をさらに備える、請求項35に記載の装置。
【請求項37】
ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のためのソフトウェア記憶装置であって、
1または複数のプロセッサによって実行可能な命令群を、格納して有したコンピュータ読取可能な媒体を備え、前記命令群は、
前記P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードの発見データベースを保持するための命令群と、ここで、前記発見データベースは、指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを備える、
識別子(ID)発見プローブ・メッセージ内で、前記指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、前記提供されたおのおののサービスのクラスとを送信するための命令群と、
を備えるソフトウェア記憶装置。
【請求項38】
前記指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、前記提供されたおのおののサービスのクラスとが、前記ID発見プローブ・メッセージのビット・マップ・フィールド内で送信される、請求項37に記載のソフトウェア記憶装置。
【請求項39】
前記命令群はさらに、前記P2P無線ネットワークのダイナミクスにしたがって、前記発見データベースからサービス・アナウンスメントを送信する頻度を調節するための命令群を備える、請求項37に記載のソフトウェア記憶装置。
【請求項40】
前記調節するための命令群はさらに、前記P2P無線ネットワークのノード密度に基づいて、前記サービス・アナウンスメントの頻度を調節するための命令群を備える、請求項39に記載のソフトウェア記憶装置。
【請求項41】
ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のためのソフトウェア記憶装置であって、
1または複数のプロセッサによって実行可能な命令群を、格納して有したコンピュータ読取可能な媒体を備え、前記命令群は、
前記P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードの発見データベースを保持するための命令群と、ここで、前記発見データベースは、指定されたおのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを備える、
サービスを求めるクエリを受信するための命令群と、ここで、前記クエリは、前記P2P無線ネットワークの別の無線ノードによって、識別子(ID)発見プローブ・メッセージの一部として送信されている、
前記受信したクエリに一致するサービス・エントリが存在するかを判定するために、前記保持されている発見データベースを探索するための命令群と、
を備えるソフトウェア記憶装置。
【請求項42】
前記命令群はさらに、前記受信したクエリに一致するサービス・エントリが、前記保持されている発見データベースにおいて発見された場合には、前記受信したクエリに対して応答するための命令群を備える、請求項41に記載のソフトウェア記憶装置。
【請求項43】
前記命令群はさらに、
前記受信したクエリに対する1または複数の応答を求めて聞くための命令群と、ここで、前記応答は、前記P2P無線ネットワークの1または複数の無線ノードから送信されている、
前記応答のうちの少なくとも1つが、聞いている無線ノードにおいて受信された場合、前記受信したクエリに対する応答を中止するための命令群と、
を備える請求項41に記載のソフトウェア記憶装置。
【請求項44】
ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のためのソフトウェア記憶装置であって、
1または複数のプロセッサによって実行可能な命令群を、格納して有したコンピュータ読取可能な媒体を備え、前記命令群は、
前記P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードから送信された識別子(ID)発見プローブ・メッセージを読み取るための命令群と、
前記ID発見プローブ・メッセージにおける情報に基づいて、前記少なくとも1つの他の無線ノードのうちのどれが、無線ノードによって要求されているサービスを知っているかを判定するための命令群と、
を備えるソフトウェア記憶装置。
【請求項45】
前記ID発見プローブ・メッセージ内の情報は、前記ID発見プローブ・メッセージのビット・マップ・フィールド内で送信された、おのおのの無線ノードのタイプと、提供されたおのおののサービスのクラスとを備える、請求項44に記載のソフトウェア記憶装置。
【請求項46】
前記命令群はさらに、
前記要求されているサービスを提供するP2P無線ネットワークの別の無線ノードの識別情報を取得するために、前記判定された無線ノードに対してクエリを送信するための命令群と、
前記取得された識別情報に関連付けれた前記他の無線ノードへの接続を確立するための命令群と、
を備える請求項44に記載のソフトウェア記憶装置。
【請求項47】
ピア・トゥ・ピア(P2P)無線ネットワークにおける無線ノードによる無線通信のためのソフトウェア記憶装置であって、
1または複数のプロセッサによって実行可能な命令群を、格納して有したコンピュータ読取可能な媒体を備え、前記命令群は、
要求されているサービス・クラスを示すクエリ・フィールドを備えた識別子(ID)発見プローブ・メッセージを生成するための命令群と、
前記サービス・クラスを探索するために、前記ID発見プローブ・メッセージ内のクエリ・フィールドを、前記P2P無線ネットワークの少なくとも1つの他の無線ノードへ送信するための命令群と、
を備えるソフトウェア記憶装置。
【請求項48】
前記命令群はさらに、前記少なくとも1つの他の無線ノードへアクノレッジメントを送信し、前記サービス・クラスを求める探索が成功したことを示すための命令群を備える、請求項47に記載のソフトウェア記憶装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図4A】
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【図5】
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【図5A】
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【図6】
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【公表番号】特表2013−509659(P2013−509659A)
【公表日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−537159(P2012−537159)
【出願日】平成22年10月30日(2010.10.30)
【国際出願番号】PCT/US2010/054885
【国際公開番号】WO2011/053884
【国際公開日】平成23年5月5日(2011.5.5)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】