説明

メッキ金属板のメッキ層切削剥離機と切削工具

【課題】メッキ金属板の端部のメッキ層を良好に剥離することができるメッキ金属板のメッキ層切削剥離機と切削工具を提供する。
【解決手段】メッキ金属板1の端部1aを突出させて固定するクランプ機構15を有する移送テーブル装置10と、第1、第2の切削工具駆動装置20、40とを備える。第1、第2の切削工具駆動装置20、40は、それぞれ個別のモータ24、45を駆動源として回転される回転軸23、43と、これら回転軸の軸回りにそれぞれ装着され、メッキ金属板1の端部1aの表裏両面のメッキ層3の部分3aを回転動作によって剥離する切削工具60とを備える。移送テーブル装置10によってメッキ金属板1の端部1aを第1、第2の切削工具駆動装置20、40の両切削工具60の間の加工位置に配置した状態で往復動させることでメッキ金属板1の端部1aのメッキ層3の部分3aを切削剥離して剥離部4を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、メッキ金属板のメッキ層切削剥離機と、そのメッキ層切削剥離機に使用する切削工具に関する。
【背景技術】
【0002】
メッキ金属板(例えば、亜鉛メッキ板)のメッキ層の端部をミグ溶接すると、爆火による溶接不良が発生することがある。
このようなことから、従来、メッキ金属板の溶接しようとする端部のメッキ層を、ペーパサンドデスク(ナイロンデスク場合もある)を備えたハンドグラインダを用いて剥離していた。
なお、金属表面を切削して仕上げ加工する加工装置としては、例えば、特許文献1に開示されている。
【特許文献1】特開昭63−123603号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、ハンドグラインダを用いてメッキ金属板の端部のメッキ層を剥離する作業は厄介であり、多くの手間が必要となると共に、メッキ層の剥離不良が生じやすい。
特に、メッキ金属板の端部の表裏両面のメッキ層を剥離する必要がある場合には、メッキ層の剥離作業がより一層厄介となる。
さらに、ハンドグラインダのペーパサンドデスクの表面に、メッキ層の剥離粉が付着し、ペーパサンドデスクの表面が目詰まりしやすい。このため、ペーパサンドデスクを早期に交換して使用しなければならない。
【0004】
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、メッキ金属板の端部のメッキ層を良好に剥離することができるメッキ金属板のメッキ層切削剥離機と切削工具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するために、この発明の請求項1に係るメッキ金属板のメッキ層切削剥離機は、メッキ金属板の端部のメッキ層を剥離して剥離部を形成するメッキ金属板のメッキ層切削剥離機であって、
前記メッキ金属板の端部を一側へ突出させて固定するクランプ機構を有する移送テーブル装置と、
前記移送テーブル装置に隣接して配置された第1、第2の切削工具駆動装置とを備え、
前記第1、第2の切削工具駆動装置は、それぞれ個別のモータを駆動源として回転される回転軸と、
前記各回転軸の軸回りにそれぞれ装着され、前記メッキ金属板の端部の表裏両面のメッキ層を回転動作によって剥離する切削工具とを備え、
前記移送テーブル装置によって前記メッキ金属板の端部を前記第1、第2の切削工具駆動装置の両切削工具の間の加工位置に配置した状態で往復動させることで前記メッキ金属板の端部のメッキ層を切削剥離して剥離部を形成することを特徴とする。
【0006】
前記構成によると、移送テーブル装置にメッキ金属板の端部を一側へ突出させて設置し、クランプ機構によって固定した後、移送テーブル装置によってメッキ金属板の端部を、第1、第2の切削工具駆動装置の両切削工具の間の加工位置まで進入させる。
この状態で、移送テーブル装置によってメッキ金属板を往復動させることで、メッキ金属板の端部の表裏両面のメッキ層の部分が両切削工具によって切削剥離され、これによって、メッキ金属板の端部の表裏両面に剥離部が同時に形成される。
このようにして、メッキ金属板の端部の表裏両面のメッキ層を良好に切削剥離することができる。
また、第1、第2の切削工具駆動装置のうち、一方の切削工具駆動装置を停止状態に保持し、他方の切削工具駆動装置を作動させることによって、メッキ金属板の端部の表裏両面のうち、片面のメッキ層を良好に切削剥離することができる。
【0007】
請求項2に係るメッキ金属板のメッキ層切削剥離機は、請求項1に記載の金属板のメッキ層切削剥離機であって、
第1、第2の切削工具駆動装置の両切削工具は収納ケースに覆われ、
前記収納ケースには、メッキ層の切削粉を吸引する吸引ホースが接続されていることを特徴とする。
【0008】
前記構成によると、収納ケース内において、第1、第2の切削工具駆動装置の両切削工具によって、メッキ金属板の端部のメッキ層を切削剥離することで、切削粉の飛散を防止することができると共に、吸引ホースによって切削粉を吸引することで、清掃・管理等が容易となる。
【0009】
請求項3に係るメッキ層剥離用切削工具は、請求項1又は2に記載の金属板のメッキ層切削剥離機に使用されるメッキ層剥離用切削工具であって、
回転軸に連結される連結孔を中心に有し、外周面の周方向に多数の切削刃が所定ピッチで形成され、
前記多数の切削刃は鋭角をなすと共に刃先が尖っており、
前記多数の切削刃のうち、隣接する切削刃の刃底面は、湾曲面又は平坦面に形成されていることを特徴とする。
【0010】
前記構成によると、鋭角をなす多数の切削刃の尖った刃先によってメッキ金属板の端部のメッキ層を良好に切削剥離することができる。
また、隣接する切削刃の刃底面が湾曲面又は平坦面に形成されることで、刃底面に切削粉が溜まって目詰まりを発生させることを防止することができる。この結果、メッキ金属板の端部のメッキ層を長期にわたって良好に切削剥離することができる。
【0011】
請求項4に係るメッキ層剥離用切削工具は、請求項3に記載のメッキ層剥離用切削工具であって、
多数の切削刃は、軸方向に平行状をなして平目ローレット状に形成されていることを特徴とする。
【0012】
前記構成によると、切削工具の多数の切削刃が軸方向に平行状をなして平目ローレット状に形成されることで、仮に、刃底面に切削粉が付着したとしても、刃底面から切削粉を容易に除去することができ、切削工具の保守・管理が容易となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
この発明を実施するための最良の形態について実施例にしたがって説明する。
【0014】
〔実施例1〕
この発明の実施例1を図面にしたがって説明する。
図1はこの発明の実施例1に係るメッキ金属板のメッキ層切削剥離機の移送テーブル装置と第1、第2の切削工具駆動装置との関係を簡略化して示す斜視図である。図2はメッキ層切削剥離機の側断面図である。図3はメッキ金属板の端部のメッキ層を切削剥離する状態を示す側断面図である。図4は切削工具を示す斜視図である。図5は切削工具の外周面の切削刃を拡大して示す横断面図である。図6はメッキ金属板の端部の表裏両面のメッキ層が切削剥離されて剥離部が形成された状態を示す説明図である。
【0015】
図1と図2に示すように、この実施例1に係るメッキ金属板のメッキ層切削剥離機は、移送テーブル装置10と、第1、第2の切削工具駆動装置20、40とを備えている。
移送テーブル装置10は、図示しない移送駆動機構によって前後並びに左右方向へ往復動される可動テーブル11を備え、この可動テーブル11の上面のセット面には、メッキ金属板(亜鉛メッキ板)1が、その端部1aを一側へ突出させて載置される。
また、可動テーブル11には、そのセット面上にメッキ金属板1を固定する複数のクランプ機構15がクランプ、アンクランプ動作可能に配置されている。
また、可動テーブル11上には、メッキ金属板1の所定位置に貫設された複数の貫通孔に嵌挿されてメッキ金属板1を位置決め保持する位置決めピン(図示しない)が突設されている。
【0016】
第1、第2の切削工具駆動装置20、40は、移送テーブル装置10の前側(図に向かって左側)に隣接して上下に配置されている。
下側に位置する第1の切削工具駆動装置20は、機台に固定の固定フレーム(図示しない)に取り付けられる一方、上側に位置する第2の切削工具駆動装置40は、機台に設置された昇降駆動機構によって昇降動される昇降フレーム(図示しない)に取り付けられている。
【0017】
また、図1と図2に示すように、第1の切削工具駆動装置20は、モータ25を駆動源とし、このモータ25の出力軸26に駆動ベルト28、チェーン、歯車列等のトルク伝達機構を介して連結される回転軸23と、この回転軸23の先端部に嵌挿され、回転軸23先端の雄ねじ部に締付ナット70によってトルク伝達可能に締め付けられた切削工具60とを備えている。
また、この実施例1において、第1の切削工具駆動装置20の切削工具60は、上方が開口された箱形状の収納ケース21に覆われている。
さらに、収納ケース21の一側面は、回転軸23に切削工具60を着脱するために開口されており、この開口部には蓋板22がねじ等によって着脱可能に取り付けられて塞がれている。
収納ケース21の底面には、メッキ層3の切削剥離による切削粉の落下口が形成され、この落下口には吸引ホース31が接続されている。
また、収納ケース21の側面には、開口窓がそれぞれ形成され、この開口窓には切削粉を吸引する吸引ホース32が接続具33を介して接続されている。なお、吸引ホース31、32は吸引ブロアに接続される。
【0018】
図1と図2に示すように、第2の切削工具駆動装置40においても、第1の切削工具駆動装置20と同様にして、モータ45を駆動源とし、このモータ45の出力軸46に駆動ベルト48、チェーン、歯車列等のトルク伝達機構を介して連結される回転軸43と、この回転軸43の先端部に嵌挿され、回転軸43先端の雄ねじ部に締付ナット70によってトルク伝達可能に締め付けられた切削工具60とを備えている。
さらに、第2の切削工具駆動装置40の切削工具60においては、下方が開口された箱形状の収納ケース41に覆われている。
さらに、収納ケース41の一側面の開口部にも蓋板42がねじ等によって着脱可能に取り付けられている。
また、収納ケース41の側面の開口窓には、吸引ブロアに接続される吸引ホース52が接続具53を介して接続されている。
【0019】
第1、第2の切削工具駆動装置20、40の各切削工具60は、剛性及び耐摩耗性に優れる炭素を含む鋼材、例えば、冷間ダイス鋼(SKD11)、熱間ダイス鋼(SKD61)、炭素工具鋼(SK3)、合金工具鋼(SKS3)、ハイス鋼(SKH51)等の工具鋼によって形成されている。
また、切削工具60は、図2と図4に示すように、回転軸23又は43の先端部が嵌挿される連結孔62を中心に有し、外周面の周方向に多数の切削刃65が所定ピッチで形成されている。
また、図5に示すように、切削工具60の多数の切削刃65は鋭角(例えば、60度前後の鋭角)をなし、その刃先66は尖っている。
さらに、多数の切削刃65のうち、隣接する切削刃65の刃底面67は、湾曲面(又は平坦面)に形成されている。
また、この実施例1において、切削工具60の多数の切削刃65は、軸方向に平行状をなして平目ローレット状に形成されている。
また、この実施例1において、切削工具60の両端面には、軽量化や放熱性を向上させるための環状凹部68が凹設されている。
言い換えると、切削工具60は、図4に示すすように、中心に連結孔62を有するボス部61aと、このボス部61aの外周面に所定の板厚をもって形成されたフランジ部61bと、このフランジ部61bの外周に形成された円筒部61cとを一体に有し、円筒部61cの外周面の周方向に多数の切削刃65が所定ピッチで形成されている。
【0020】
この実施例1に係るメッキ金属板のメッキ層切削剥離機は上述したように構成される。
したがって、図6に示すように、メッキ金属板1の端部1aのメッキ層3の表裏両面の部分3aを切削剥離して剥離部4を形成する場合、先ず、図2に示すように、移送テーブル装置10の可動テーブル11のセット面に、メッキ金属板1が位置決めされて載置され、その端部1aが第1、第2の切削工具駆動装置20、40側へ突出される。ここで、クランプ機構15がクランプ動作され、可動テーブル11のセット面上にメッキ金属板1が固定される。
【0021】
次に、図3に示すように、可動テーブル11が前進端位置まで前進され、メッキ金属板1の端部1aが、第1、第2の切削工具駆動装置20、40の両切削工具60の間の加工位置まで進入される。この際、第1、第2の切削工具駆動装置20、40の両切削工具60が、それぞれのモータ25、45によって回転駆動されると共に、上昇端位置にある第2の切削工具駆動装置40が下降端位置まで加工される。
この状態で、移送テーブル装置10の可動テーブル11が左右方向へ往復動されることで、メッキ金属板1の端部1aの表裏両面のメッキ層3の部分3aが両切削工具60によって剥離不良なく良好に切削剥離される。これによって、図6に示すように、メッキ金属板1の端部1aの表裏両面に剥離部4が同時に形成される。
その後、第2の切削工具駆動装置40が下降端位置から元の上昇端位置まで上昇され、可動テーブル11の左右方向への往復動が停止された後、可動テーブル11が元の位置まで後退される。そして、クランプ機構15がアンクランプ動作され、メッキ金属板1が取り外される。
【0022】
また、第1、第2の切削工具駆動装置20、40のうち、一方の切削工具駆動装置を停止状態に保持し、他方の切削工具駆動装置を作動させることによって、メッキ金属板1の端部1aの表裏両面のうち、片面のメッキ層3の部分3aを良好に剥離することができる。
なお、可動テーブル11を有する移送テーブル装置10を並列状に二つ配置しておくことにより、一方の可動テーブル11上にメッキ金属板1をセットする間、あるいは取り外す間において、他方の可動テーブル上に固定のメッキ金属板1の端部1aを第1、第2の切削工具駆動装置20、40の両切削工具60の間の加工位置に配置してメッキ金属板1の端部1aの表裏両面のメッキ層3の部分3aを切削剥離することも可能である。この場合には、メッキ金属板1の端部1aのメッキ層3の部分3aの切削剥離を効率よく行うことができる。
【0023】
また、この実施例1において、上下の両収納ケース21、41内において、第1、第2の切削工具駆動装置20、40の両切削工具60によって、メッキ金属板1の端部1aのメッキ層3の部分3aを切削剥離することで、切削粉の飛散を防止することができると共に、吸引ホース31、32、52によって切削粉を吸引することで、清掃・管理等が容易となる。
【0024】
また、図4と図5に示すように、切削工具60の鋭角をなす多数の切削刃65の尖った刃先66によってメッキ金属板1の端部1aのメッキ層3の部分3aを良好に切削剥離することができる。
また、隣接する切削刃65の刃底面67が湾曲面(又は平坦面)に形成されることで、刃底面67に切削粉が溜まって目詰まり発生させることを防止することができる。この結果、メッキ金属板1の端部のメッキ層3を長期にわたって良好に切削剥離することができる。
【0025】
また、切削工具60の多数の切削刃65は、軸方向に平行状をなして平目ローレット状に形成されることで、仮に、刃底面67に切削粉が付着したとしても、刃底面67から切削粉を容易に除去することができ、切削工具60の保守・管理が容易となる。
【0026】
なお、この発明は前記実施例1に限定するものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。
例えば、前記実施例1においては、切削工具60の多数の切削刃65が軸方向に平行状をなして平目ローレット状に形成される場合を例示したが、多数の切削刃65が所定のリード角をもって螺旋状に形成さてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】この発明の実施例1に係るメッキ金属板のメッキ層切削剥離機の移送テーブル装置と第1、第2の切削工具駆動装置との関係を簡略化して示す斜視図である。
【図2】同じくメッキ層切削剥離機の側断面図である。
【図3】同じくメッキ金属板の端部のメッキ層を切削剥離する状態を示す側断面図である。
【図4】同じく切削工具を示す斜視図である。
【図5】同じく切削工具の外周面の切削刃を拡大して示す横断面図である。
【図6】同じくメッキ金属板の端部の表裏両面のメッキ層が切削剥離されて剥離部が形成された状態を示す説明図である。
【符号の説明】
【0028】
1 メッキ金属板
1a 端部
3 メッキ層
4 剥離部
10 移送テーブル装置
11 可動テーブル
15 クランプ機構
20 第1の切削工具駆動装置
23 回転軸
25 モータ
40 第2の切削工具駆動装置
43 回転軸
45 モータ
60 切削工具
65 切削刃
66 刃先
67 刃底面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
メッキ金属板の端部のメッキ層を剥離して剥離部を形成するメッキ金属板のメッキ層切削剥離機であって、
前記メッキ金属板の端部を一側へ突出させて固定するクランプ機構を有する移送テーブル装置と、
前記移送テーブル装置に隣接して配置された第1、第2の切削工具駆動装置とを備え、
前記第1、第2の切削工具駆動装置は、それぞれ個別のモータを駆動源として回転される回転軸と、
前記各回転軸の軸回りにそれぞれ装着され、前記メッキ金属板の端部の表裏両面のメッキ層を回転動作によって剥離する切削工具とを備え、
前記移送テーブル装置によって前記メッキ金属板の端部を前記第1、第2の切削工具駆動装置の両切削工具の間の加工位置に配置した状態で往復動させることで前記メッキ金属板の端部のメッキ層を切削剥離して剥離部を形成することを特徴とする金属板のメッキ層切削剥離機。
【請求項2】
請求項1に記載の金属板のメッキ層切削剥離機であって、
第1、第2の切削工具駆動装置の両切削工具は収納ケースに覆われ、
前記収納ケースには、メッキ層の切削粉を吸引する吸引ホースが接続されていることを特徴とする金属板のメッキ層切削剥離機。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の金属板のメッキ層切削剥離機に使用されるメッキ層剥離用切削工具であって、
回転軸に連結される連結孔を中心に有し、外周面の周方向に多数の切削刃が所定ピッチで形成され、
前記多数の切削刃は鋭角をなすと共に刃先が尖っており、
前記多数の切削刃のうち、隣接する切削刃の刃底面は、湾曲面又は平坦面に形成されていることを特徴とするメッキ層剥離用切削工具。
【請求項4】
請求項3に記載のメッキ層剥離用切削工具であって、
多数の切削刃は、軸方向に平行状をなして平目ローレット状に形成されていることを特徴とするメッキ層剥離用切削工具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−255246(P2009−255246A)
【公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−108829(P2008−108829)
【出願日】平成20年4月18日(2008.4.18)
【出願人】(308014639)真和工業株式会社 (6)