メディアナビゲーション方法及びシステム
メディアナビゲーションのための方法及びシステム。記述階層がアクセスされる。記述階層は、少なくとも1つのカテゴリリストを含む。1以上のメディア記述が、複数のメディアアイテムについてアクセスされる。複数のメディアアイテムは、複数のソースからアクセス可能である。1以上のメディア記述が、少なくとも1つのカテゴリリストにマッピングされる。ナビゲーションは、複数のソースからの複数のメディアアイテムの選択を可能にするため、ユーザインタフェースを介し処理される。
【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2006年3月9日に出願された米国仮特許出願第60/781,609号“Method and System to Navigate Media from Multiple Sources”の利益を主張するものであり、その内容のすべてが参照することによりここに援用される。
[分野]
本出願は、メディアナビゲーションに関し、より詳細には、複数のソースからのメディアをナビゲートするシステム及び方法に関する。
[背景]
デジタルメディアの普及の拡大は、様々な利益を増大させると共に、これに伴う新たなチャレンジを増大させてきた。デジタルメディアのデジタル化、圧縮及び流通を向上させるための開発が継続されてきたが、このようなメディアを容易かつ効果的にナビゲートすることは困難になってきた。各ソースが各種フォーマット及び属性による楽曲、ビデオ、ピクチャ及び/又はテキストを含む多数のメディアアイテムを含みうるため、潜在的に異なるタイプの各種ソースからのメディアにナビゲーションのためアクセスすることは、ナビゲーションの難しさを増大させている。
【0002】
利用可能なデジタルメディアの全ボリュームは、メタデータシステムにおける多様性、ナビゲーション構造及びローカライズされたアプローチと共に、単一の装置又はアプリケーションユーザインタフェースがデジタルメディアにアクセスするためのすべてのユーザのニーズを充足させることを困難にしている。
【0003】
一般に、デジタルメディアに通常関連付けされる記述的メタデータは、利用可能でないか、不正確であるか、不完全であるか及び/又は内部的に不整合なものであるかもしれない。利用可能であるとき、メタデータは、しばしば1つのレベルの記述(ロックジャンルなど)しか示さないテキストタグを介してのみ利用可能であり、この1つのレベルにおいて使用される粒度レベルは、メタデータについて規定された1つのボキャブラリの範囲内でさえ大きく変動するかもしれない。しばしば、利用可能な粒度レベルは詳細すぎたり又は粗すぎたりするため、与えられたユーザインタフェース要件のニーズを充足することができない。さらに、所与のメディアオブジェクトについて、所与の記述タイプに対して利用可能な複数の値及び/又はデジタルメディアをナビゲートしようとする際にさらなる問題を生じさせる複数のソースからの同一タイプの複数の値が存在するかもしれない。
【0004】
ユーザに利用可能なデジタルメディアの範囲及び多様性が増加する一方、一部の装置における限定的なスクリーンサイズ及び解像度のユーザインタフェースの制約は事実上固定されたままである。解像度は増加されたが、一部のデジタルメディアにアクセスするのに使用されるスクリーンサイズは、これらの装置がよりポータブルなものになるに従って減少してきた。ポータブル装置は、リストの長さ及び当該リストに使用される用語の長さが短く簡潔でありつづけるという制約を有しているかもしれない。
【0005】
同時に、自動プレイリストエンジン、推奨エンジン、ユーザプロファイリング・パーソナル化ファンクション、コミュニティサービスなどのメディアアプリケーションを駆動するアプリケーションロジックは、より詳細な及びより細かい記述データから恩恵を受ける。ユーザインタフェースディスプレイとアプリケーションロジックの両方について同じ記述セットを使用しようとするシステムは、2つの完全に分離したシステムを使用しながら、リスク不連続性とユーザの混乱の両方のニーズを一度に充足することは効果的にはできない。
【0006】
さらに、異なるユーザは、異なる地理的領域からのコンテンツ、異なる言語によるコンテンツ、各種タイプの装置及びアプリケーションからのコンテンツ、異なるユーザタイプからのコンテンツ及び/又は個人的なメディア嗜好によるコンテンツにアクセスする際、異なるメディアナビゲーション構造、ラベリング及び関連するコンテンツを使用するかもしれない。既存のナビゲーション構造は、特に埋め込み装置の場合、開発者が各ユーザグループ又は各ユーザに適したナビゲーション要素を容易に選択、設定及び配信することを可能にするものでないかもしれない。
【0007】
従来、このような各代替から利用可能なメディアへのアクセスは、ソース又はサービスパラダイムにより構成されてきた。ユーザがジャズ音楽を聴くことを所望する場合、ローカルHDDなどのブラウズする1つの装置又はソースしか予め選択しないか、又は利用可能なジャズコンテンツを視聴するため、各装置/ソースのナビゲーションUIを教え込むであろう。
【0008】
既存のメディアナビゲーション手段は、ユーザのメディアコレクションの変更又は他の明示的若しくは非明示的な一時的若しくは長期の個人的嗜好の変化に動的に反応することができない点で静的なものであった。同様に、時間、場所、動き、姿勢、個人の存在、オブジェクトの存在に関するものを含む他のグローバルで個人的なコンテクストデータソースのリアルタイム又は定期的な変化に動的に反応するためのメディアナビゲーションオプションについて限定的な機能しかなかった。
[詳細な説明]
メディアナビゲーション方法及びシステムの実施例が説明される。以下の説明では、実施例の完全な理解を提供するため、多数の具体的な詳細が提供される。しかしながら、本発明がこれら具体的詳細なしに実現可能であることは当業者に明らかであろう。
【0009】
アプリケーション、表示装置又はユーザインタフェース(UI)パラダイムに関係なく、広範なデジタルメディアへの一貫した、シンプルな、効果的な及び効率的なアクセスを提供するナビゲーションシステムが説明される。ナビゲーションシステムは、エンドユーザがナビゲーションシステムの基礎となる部分の完全性に影響を与えることなくメディアコレクションのカスタマイズ及び再分類を行うことを可能にするため設けられるかもしれない。ナビゲーションシステムの実施例は、デジタルコンテンツ(デジタルオーディオなど)をナビゲートするのに利用され、ポータブルメディア装置(MP3プレーヤー、iPOD、他の何れかのポータブルオーディオプレーヤーなど、自動車オーディオシステム、ホームステレオシステム、コンピュータなどに設けられるかもしれない。
【0010】
ナビゲーションシステムは、基礎となるメタデータの完全性を維持しながら、複数の装置及びアプリケーションにわたる多様なナビゲーション構造の効率的な設定及び動的な更新を可能にするかもしれない。ナビゲーションシステムの設定モジュールは、適切で代替的な正規化されたメディアナビゲーション構造を自動的に予め生成し、クライアントにロードする(メディアプレーヤーなどに提供される)かもしれない。これらの構造は、各種ソース、タイプ及びメタデータのメディアアイテムの1以上のビューを提供するため、インデックス化されたアプリケーションメディアデータベース及びナビゲーション要素を生成するのに利用されるかもしれない。これらのビューは、基礎となるグローバルで細かいソースメディア識別子、記述コード及び/又はラベリングデータを変更することなく、要求に応じてスイッチされ、パーソナル化され、動的に適応化され、更新されるかもしれない。
【0011】
一例となるシステムが、リスト、オーダリングデータ、階層、ツリー、加重関係、マッピング、リンク及び他の情報アーキテクチャ要素と共に、エンティティグループ化、ラベリング、フィルタ及び関連するナビゲーションコンテンツを含むナビゲーション構造に基づき構成されるかもしれない。ナビゲーション構造は、理解可能であって適切なものとなるよう設計された意味的エンティティ及び記述のセットを組み入れ、自動的に最適化されるかもしれない。従って、例えば、メディア装置(ポータブルメディアプレーヤー、自動車オーディオシステムなど)は、1以上のユーザ又はユーザ位置についてカスタマイズ又は最適化されるかもしれない。
【0012】
ナビゲーションシステムは、グローバルな内部の細かいアノテーションコード(annotation code)を各種代替的なカテゴリリストとユーザインタフェース用に使用されるナビゲーションコンテンツへのマッピングを含むかもしれない。カテゴリリストは、流動的にミックスされ、各リストの間の親子マッピングの完全性を維持しながら、グローバルな細かいアノテーションコードの変更なく広範な階層及びナビゲーションツリーを生成するよう適合されるかもしれない。
【0013】
前処理段階では、設定モジュールが、所定のオプションのスーパーセットから、製造時又は初期的なスタートアップ時に、代替的な正規化されたメディアナビゲーション構造の適切なセットを自動的に選択し、安宅締め生成し、特定の接続された又は未接続のクライアントにロードするのに利用されるかもしれない。選択されたオプションは、装置、アプリケーション、地域、言語、ユーザタイプ、メーカー/発行者及び/又は設定モジュールにパラメータとして提供されるエンドユーザアカウントIDの組み合わせに基づき決定されるかもしれない。
【0014】
このとき、クライアントアプリケーションは、ナビゲーション構造を利用して、典型的にはメディア認識技術に関連してインデックス化されたアプリケーションメディアデータベースを生成するかもしれない。
【0015】
このインデックスは、多様な複数のタイプ、サービス及びプロバイダからのメディアアイテムを編集するかもしれない。さらに、メディアアイテムは、多様な複数の装置、接続及びトランスポートからアクセスされるかもしれない。メディアアイテムはさらに、システムのパフォーマンスに実質的に影響を与えることなく、多様なタイプ、完全性、整合性及び精度のメタデータ及び識別子を含むかもしれない。
【0016】
クライアントアプリケーションは、ナビゲーション構造を利用して、ブラウズツリー、ファセットナビゲーション(faceted navigation)、関係リストなどのデフォルト及び代替的なユーザインタフェース要素を生成し、及び/又は自動プレイリスト処理、サーチ、パーソナル化、推奨、インターネットコミュニティ、メディアリテール、オンデマンド契約サービスなどのアプリケーションロジックの各機能を駆動するかもしれない。
【0017】
一実施例では、ユーザインタフェース要素は、クライアント上の各ユーザに対してシンプルで統一された(記述ベースなど)ビューを独自に提供する。メディアプレーヤー上に備えられたAPI(Application Programming Interface)を介して、上記ビュー及び構造は、ネットワークサービスを介しマスタデータベース群からリモートに及び/又はローカルデータベースから、要求により変更され、パーソナル化され、動的に適応化され(パーソナル化された入力及び/又はコンテクスト入力に基づき)、更新される。
【0018】
他のビューが、グローバル(国、複数の国など)、地域(国内の地域など)、アプリケーション(オンラインカタログ又はストアなど)、装置(ポータブルメディアプレーヤー、自動車メディアプレーヤーなど)及び/又はユーザアカウントレベルで適用されるかもしれない。提示情報アーキテクチャレイヤにおけるこのようなすべての変更は、基礎となるマスタの精細なメディア識別子、記述コード、ラベリングデータ及びファイルタグを変更することなく実現可能である。
【0019】
マスタメディア、情報アーキテクチャ、コンテクストデータ及びユーザプロファイルデータベースは、クライアントからのフィードバックに基づき詳細化及び追加され、これにより、ユーザ入力に基づき変更されるかもしれない。
【0020】
ナビゲーションシステムは、サーチ、推奨、プレイリスト処理、インターネットコミュニティの円滑化、ストア、オンデマンド契約サービスなどを含み、何れかのメディアレンダリング装置上で実行される各種アプリケーションを駆動するのに利用されるかもしれない。
【0021】
図1Aは、一例となるナビゲーションシステム100を示す。上述されるように、システム10は、メディアをレンダリングする何れかの装置(ポータブルメディアプレーヤー、自動車オーディオシステムなどの自動車メディアプレーヤーなど)に設けられるかもしれない。ナビゲーションシステム100は、アプリケーション又は装置の形態によるクライアント102を含むかもしれない。クライアント102は、クライアントアプリケーション110を使用することによって、クライアント102が複数のメディアソース106.1〜106.n(無線ステーション、フラッシュドライブ、MP3プレーヤーなど)及び/又はメディアサービス108(メディアプレーヤーに設けられた又はオンラインカタログによってなど)からのコンテンツをナビゲートすることを可能にするのに使用される複数の記述システム104.1〜104.nから、アーキテクチャ情報(選択されたカテゴリリスト122など)を受信するかもしれない。
【0022】
クライアントアプリケーション110は、ユーザインタフェース112を介しコンテンツへのナビゲーションアクセスを提供するかもしれない。ユーザインタフェース112は、表示装置(例えば、装置上の)又はアプリケーションを介しエンドユーザにナビゲーション情報及び他の情報を提供するかもしれない。
【0023】
ナビゲーションテンプレート114は、1以上のナビゲーションビューを提供するため、ユーザインタフェース112を介しクライアント102に利用可能な1以上の記述階層116にアクセスするかもしれない。
【0024】
コンテンツに係るマスタ記述コードリスト124は、コンテンツ(オーディオ、ビデオなど)へのナビゲーションアクセスを、それを記述階層116内に含まれている選択された記述カテゴリリスト122にマッピングすることによって可能にするのに利用されるかもしれない。記述コードは、メディアアイテムのエンティティの属性を記述するかもしれない。選択されたカテゴリリスト122は、複数の記述システム104.1〜104.nの内部に含まれている複数の利用可能なカテゴリリスト132から選択されるかもしれない。一実施例では、クライアントのマスタ記述コードリスト124は、記述システム104.1のマスタ記述コードリスト124のすべてのマスタ記述コードを有していると限らないかもしれない。
【0025】
記述システム104.1は、マスタ記述コードリスト124が選択されるマスタ記述コードリスト124を有する。マスタ記述コードリスト124は、特定タイプのメディア記述の複数の利用可能なマスタ記述コードとそれに係る名前とのリストを有するかもしれない。例えば、ジャンルメディア記述のマスタ記述コードリスト124は、ジャンルに求められる最大の詳細さの符号化された識別情報を有するかもしれない。例えば、ジャンルのためのマスタ記述コードリスト124は、1500種類以上の異なるジャンルなどを含むかもしれない。例えば、マスタ記述コードリスト124は、アーチスト、アルバム、レコードなどのメディアアイテムを符号化するのに利用される詳細なジャンルリストであるかもしれない。特定タイプの記述のためのマスタ記述コードリスト124には、任意的に、識別に使用される一意的な識別子が与えられるかもしれない。
【0026】
一実施例では、メディアアイテム134に係るマスタ記述コードをマスタ記述コードリスト124における対応するマスタ記述コードにリンクさせることによって、メディアアイテムは、当該メディアアイテムをマスタ記述コードにマッピングすることによって記述カテゴリに関連付けされるかもしれない。
【0027】
利用可能なカテゴリリスト132の最も細かい記述カテゴリリストは、マスタ記述カテゴリリストと呼ばれるかもしれない。マスタ記述コードは、マスタ記述カテゴリリストに直接マッピングされ、それは、マスタ記述コードリスト124にあるコード以下の個数のカテゴリを含むかもしれない。
【0028】
マスタ記述カテゴリリストをその他の記述カテゴリリストと別に維持することによって、記述システム104.1の維持が簡単化されるかもしれない。マスタ記述コードリスト124からその他の各記述カテゴリリストへのマッピングは、マスタ記述カテゴリリストからその他の各記述カテゴリリストへのマッピングが変更されないままであるとき、直接的には更新される必要はないかもしれない。
【0029】
複数の利用可能なカテゴリリスト132(記述カテゴリリストなど)は、各記述システムの一部としていくつかのレベルのカテゴリリストを含むかもしれない。各カテゴリリストは、記述システムのその他のカテゴリリストからの異なる個数のカテゴリコードとそれに係るラベルとを含むかもしれない。例えば、第1レベルのカテゴリリストは、5つのカテゴリコードと係るラベルとを含み、第2レベルのカテゴリリストは、20個のカテゴリコードと係るリストとを含む。最も細かいレベルの利用可能な複数のカテゴリリスト132は、マスタ記述カテゴリリストと呼ばれるかもしれない。
【0030】
各記述システムの各記述カテゴリリストの各記述カテゴリコードは、次に低い詳細さのレベルの記述カテゴリリストにおけるそれのペアレント記述カテゴリコードにマップされるかもしれない。いくつかのチャイルドカテゴリコードは、各ペアレントカテゴリコードにマップされるかもしれない。このマッピングは、マスタ記述カテゴリリストを介し各マスタ記述コードをすべてのカテゴリリストにおけるそれの適切なペアレントカテゴリにマッピングする間接的な効果を有すると共に、すべてのカテゴリリストをすべての隣接しないカテゴリリストにおけるそれの適切なペアレント及びチャイルドカテゴリコードにマッピングする効果を有するかもしれない。マスタ記述コードから記述カテゴリコードへのマッピングがまた直接格納されるかもしれない。各記述コードは、一意的な識別子であるかもしれない。
【0031】
詳細さの高いマスタ記述リストでなく、より簡単化されたカテゴリリストを用いてエンドユーザ、アーチスト、設置/ラベル/コンテンツ/配信パートナー、内部のエクスパート又は他の者によるデータアノテーションを可能にするため、マッピングが利用されるかもしれない。
【0032】
一対一の“ダウンワード(downward)”マッピング130が、各記述カテゴリについて生成及び格納されるかもしれない。記述カテゴリは一般にマスタ記述コードの多くより集約的な性質を有しているため、記述カテゴリは、典型的には、実際に知られているレベルの情報しか符号化されないことを保証するため、より集約的なマスタ記述コードにマッピングされるかもしれない。送信者に提示されるユーザインタフェースは、アノテーションラベルが選択されるカテゴリリストの適切な階層しか表示しないかもしれない。選択されると、アイテムがマッピングされたマスタ記述コードによりアノテートされるかもしれない。例えば、設置オペレータは、その設置に主として関連する音楽ジャンルを“公表”するが、15種類のメタジャンルの簡単化されたリストから選択することによっておこれを実行するかもしれない。
【0033】
所望される各視点について、記述システム104.1が生成されるかもしれない。記述システム104.1の各視点は、地域的要因、ジャンル嗜好要因、心理的要因、人工統計的要因及び/又は適用可能な記述タイプの所望される認識を規定するため組み合わされる他の要因の組み合わせによって規定されるかもしれない。記述システム104.1の視点の具体例として、North American Default,Japanese Classical Aficionado.South American,Youth及びSouthern European Traditionalなどがあげられる。
【0034】
より有用なユーザインタフェース112を提供するため、異なる記述システム104.1〜104.nは、同一のマスタ記述コードリスト124を実質的に異なるカテゴリ構成にグループ化するかもしれない。このグループ化は、同一のマスタ記述コードを使用しながら、異なる実現形態におけるカテゴリフォーカスエリアを実質的に変更することを可能にするかもしれない。例えば、欧州ジャンルの記述システムは、“シャンソン”ジャンルを、欧州のエンドユーザがこのタイプの音楽への迅速なアクセスを所望するとき、短縮されたより集約的なジャンルカテゴリリストに含め、北米ジャンルの記述システムについては、ジャンルカテゴリは、“世界”というジャンルカテゴリに他の関連するマスタジャンルコードからの音楽と共に含められている“シャンソン”マスタ記述コードにより符号化されたコンテンツによって、下位レベルにおいて表示されるかもしれない。
【0035】
ナビゲーションコンテンツ120は、ユーザインタフェース112上でのナビゲーションアクセスを向上させるのに利用されるかもしれない。ナビゲーションコンテンツ120は、コンテンツを特定するためナビゲーション中に提供され、例えば、オーディオクリップ、メディアパッケージンググラフィック、フォト、テキスト、ジャンルアイコン、ジャンルミニクリップ、ジャンル記述、オリジンアイコン、オリジンミニクリップ、オリジン記述、ナビゲーションアイコン(チャンネルアイコンなど)、音声データなどを含むかもしれない。
【0036】
認識モジュール126はさらに、メディアアイテム134.1,134.2を認識するためクライアントに含まれるかもしれない。認識モジュール126は、任意的にはローカルデータベース127及び/又はリモートデータベース129を利用して、閲覧の実行及び/又はメディアアイテム134.1,134.2のメタデータの取得を行うかもしれない。認識モジュール126において実行されるメディアアイテム134.1,134.2の認識方法の実施例が、以下でより詳細に説明される。
【0037】
図1Bは、クライアントが配設されるナビゲーションシステム131の他の例を示す。
【0038】
ナビゲーションシステム131は、1以上のメディアソース133からのメディアオブジェクト138.1と、1以上のメディアサービス136からのメディアオブジェクト138.2にアクセス可能なクライアント135を有するかもしれない。メディアオブジェクト138.1はエンティティタイプ140.1に関連付けされ、メディアオブジェクト138.2はエンティティタイプ140.2に関連付けされるかもしれない。メディアオブジェクト138.1,138.2は、ローカル情報アーキテクチャによりインデックス処理モジュール144を介しアクセスされるかもしれない。
【0039】
メディアオブジェクト138.1,138.2は、認識モジュール146を利用することにより認識されるかもしれない。認識モジュール146は、ローカルメディアオブジェクトルックアップデータベース148を使用して、メディアオブジェクト138.1,138.2のメタデータのローカルメタデータデータベース150を構成するため、メディアオブジェクト138.1,138.2を特定するかもしれない。認識モジュール118はまた、ローカルルックアップの代わりに又は加えて、認識サービス170に接触することによりリモートルックアップを実行するかもしれない。認識サービス170は、マスタメディアオブジェクトルックアップデータベース172を使用して、メディアオブジェクト138.1,138.2のメタデータを取得するため、メディアオブジェクト138.1,138.2とマスタメディアメタデータデータベース174を特定するかもしれない。
【0040】
ローカル情報アーキテクチャ142は、以下で詳細に説明されるような各種ナビゲーションビューを構成するため、ナビゲーションシステムアプリケーション160により利用されるかもしれない。ナビゲーションシステムアプリケーション160は、パーソナル化モジュール及び/又はコンテクスト化モジュールに従ってナビゲーションビューを構成するかもしれない。
【0041】
階層152及びナビゲーションツリー154は、ローカル情報アーキテクチャ142から生成され、ナビゲーションビューを提供するのに利用されるかもしれない。階層152とナビゲーションツリー154は、任意的には格納され、以降の抽出に利用可能とされるかもしれない。
【0042】
ナビゲーションAPI162は、ナビゲーションシステムアプリケーション160にアクセスするのに利用されるかもしれない。1以上のコンテクストデータフィード及び/又はセンサが、ナビゲーションAPI162を介しナビゲーションシステムアプリケーション160にコンテクストデータを提供するのに利用されるかもしれない。パーソナル化されたデータはまた、パーソナル化サービス192を使用してマスタユーザプロファイルデータベース194から受け取られるかもしれない。
【0043】
ナビゲーション更新モジュール156は、ローカル情報アーキテクチャ142を更新するのに利用されるかもしれない。ナビゲーション更新モジュール156は、任意的には、ビルドID、デバイスID、アプリケーションID、カスタマID、地域ID、嗜好プロファイルID、ユーザタイプID、クライアントID及び/又はユーザIDを特定する1以上のID158を利用して、配設されるようなローカル情報アーキテクチャ142に対する適切な更新を受け取るかもしれない。
【0044】
ナビゲーションサービス176は、更新された情報をナビゲーション更新モジュール156に提供するかもしれない。ナビゲーションサービス176は、1以上の記述システム178からナビゲーションに使用される情報と、マスタナビゲーションコンテンツオブジェクトストア180からナビゲーションコンテンツとを、ナビゲーションコンテンツメタデータデータベース182を利用して取得するかもしれない。ナビゲーションコンテンツが、ナビゲーションに役立つよう提供され、例えば、オーディオクリップ、メディアパッケージングイメージ、テキスト、ジャンルアイコン、ジャンルミニクリップ、ジャンル記述、オリジンアイコン、オリジン記述、チャネルアイコン、音声データなどを含むかもしれない。
【0045】
クライアントアプリケーション166は、ユーザインタフェース168を介しメディアオブジェクト138.1,138.2へのナビゲーションアクセスを提供するかもしれない。ユーザインタフェース168は、表示装置(例えば、装置上の)又はアプリケーションを介しエンドユーザにナビゲーション情報及び他の情報を提供するかもしれない。
【0046】
1以上のナビゲーションテンプレート184が、ナビゲーションサービス176によりアクセスされるかもしれない。ナビゲーションテンプレート184は、ユーザインタフェース138を介しクライアント102に利用可能な1以上の記述階層152への異なるナビゲーションビューを可能にするかもしれない。
【0047】
ローカルメタデータデータベース150におけるコンテンツに係る記述コードが、記述階層152内に含まれる選択されたカテゴリリストにコンテンツをマッピングすることによって、コンテンツへのナビゲーションアクセスを可能にするのに利用されるかもしれない。選択されたカテゴリリストは、複数の記述システム178内に含まれる複数の利用可能なカテゴリリストから選択されるかもしれない。
【0048】
複数の利用可能なカテゴリリストは、いくつかのレベルのカテゴリリストを含むかもしれない。各カテゴリリストは、異なる個数のカテゴリコードと係るラベルとを含むかもしれない。例えば、第1レベルにおけるカテゴリリストは、5つのカテゴリコードと係るラベルとを有し、第2レベルにおけるカテゴリリストは、20個のカテゴリコードと係るラベルとを含むかもしれない。
【0049】
図2は、一例となるコンフィギュレーションシステム200を示す。コンフィギュレーションシステム200は、ナビゲーションシステム100において使用される1以上の階層116を記述システム104.1〜104.nから生成するのに利用されるかもしれない(図1を参照)。
【0050】
コンフィギュレーションシステム200は、コンフィギュレーションモジュール216が1以上のマスタメディアソース204とリファレンスメディアデータベース206と通信するコンフィギュレーションアプリケーション202を有する。コンフィギュレーションアプリケーション202は、マスタメディアソース204を介し利用可能なコンテンツ(メディアアイテムなど)のための1以上のマスタ記述コードリスト124.1〜124.nを利用するかもしれない。マスタ記述コードリスト124.1〜124.nのマスタコード記述リスト124.1は、複数の記述システム208,210,212に提供されるかもしれない。
【0051】
コンフィギュレーションアプリケーション202はまた、オリジナルの記述システム208又は代替的な視点記述システム210から記述階層214を生成するかもしれない。これらのそれぞれから、他のラベル及び/又は翻訳された言語の記述システム212がまた生成されるかもしれない。
【0052】
オリジナルの記述システム208は、マスタ記述コードリスト124(図1を参照)、第三者記述ラベルマッピング、第三者記述IDマッピング、マスタカテゴリリスト126、他のカテゴリリスト、システムマッピングテーブル228、及びオーダリング値データ230を含む。第三者ラベル及び識別子マッピングテーブルは、第三者ラベル(ジャンルラベル“R&R”など)又はID(ID3ジャンルタグ#96など)を適切なマスタ記述コードに関連付けるかもしれない。
【0053】
第三者マッピングテーブルは、適切な各記述タイプについて最も適したマスタ記述コードに外部的に使用される記述用語によるラベルと記述用語による一意的な識別子とを関連付ける。複数の第三者システムが同一の記述ラベルを使用する場合、この1つのラベルが1つの“ベストフィット”マスタ記述コードにマッピングされるか、又は第三者識別子により示されるようなソースに応じて第三者記述からマスタ記述コードへの他のマッピングをサポートできるように、システムは記述ラベルの各インスタンスにより第三者機関IDを格納するかもしれない。第三者記述の一意的な識別子のマッピングの場合、第三者機関IDを含めることが常に必要である。外部の記述ラベルは、特定のエンティティに関連付けされる必要はなく、それらは口語表現を表すかもしれない。
【0054】
オーダリング値データ230は、任意的には、記述システム208,210,212のカテゴリリストに関連付けされるかもしれない。各カテゴリのオーダリング値は、カテゴリリストのラベルがユーザインタフェース112に提示される順序を示す(図1を参照)。例えば、オーダリング値は、類似性の判定、重要性の判定、時間順の判定などに基づくかもしれない。
【0055】
ラベル付けされた階層116が、各カテゴリIDに係る具体的なラベルを有する特定の記述システム208から構成されるかもしれない。ラベル付けされた階層116は、マスタ記述コードリスト124、ラベル付けされたカテゴリリスト224、システムマッピングテーブル228及びオーダリング値データ230を含む。他のマスタカテゴリリスト224は、マスタカテゴリリスト126に含まれるカテゴリリストのための1以上の他のラベルを含むかもしれない。例えば、他のラベルは、ニックネーム、ショートネームなどを含むかもしれない。
【0056】
翻訳された階層116は、翻訳されたラベル(スペイン語、日本語、英語など)を有するラベル付けされた階層116のバージョンである。ローカライズされた言語記述システムである。翻訳された階層116は、マスタ記述コードリスト124、翻訳されたラベル付けされたカテゴリリスト226、システムマッピングテーブル228及びオーダリング値データ230を含む。
【0057】
記述階層214は、選択されたカテゴリリスト122(図1を参照)、カテゴリリストオーダリングデータ234、階層マッピングテーブル236、記述関係テーブル238及びエンティティ階層240を含むかもしれない。選択されたカテゴリリスト122は、マスタカテゴリリスト126、他のマスタカテゴリリスト224及び/又はローカライズされたマスタカテゴリリスト226から選択されるかもしれない。
【0058】
カテゴリリストオーダリングデータ234は、記述階層214のカテゴリリストの1以上の他の順序付けを可能にするかもしれない。
【0059】
第三者マッピングテーブル236(第三者コンテンツプロバイダにより提供されるテーブルなど)は、第三者により使用される一意的な識別子と記述タームとをマスタ記述コードリスト124に含まれるマスタ記述コードに関連付けるかもしれない。例えば、第三者記述タームは、それが最も類似するマスタ記述コードにマッピングされるかもしれない。このため、使用される用語の相違は調整されるかもしれない。
【0060】
記述関係テーブル238は、マスタ記述コードをマスタ記述コードリスト124の他のマスタ記述コードと関連付ける。これらの関係は、各関係に対する重み付け又は相関値により定義されるかもしれない。
【0061】
エンティティ階層240は、エンティティタイプの少なくとも一部の間の親子関係を定義する。エンティティアイテム階層の一例は、シリーズ<−>アルバム<−>編集<−>リリース<−>SKU<−>ディスク<−>トラック<−>レコード<−>ムーブメント<−>構成、である。
【0062】
図3は、一例となるナビゲーションテンプレート300を示す。ナビゲーションテンプレート300は、ナビゲーションサービスによってナビゲーションパッケージに含まれるべき適切な要素を選択するのに利用されるかもしれない。クライアントは、これらの要素を利用して、1以上のメディアソース106.1〜106.n及び/又はメディアライブラリ108からのコンテンツをナビゲートするためのナビゲーションビューを構成するかもしれない(図1を参照)。
【0063】
ナビゲーションテンプレート300は、テンプレートID302、地域304、1以上のアプリケーションパラメータ306、1以上のデバイスパラメータ308、ユーザタイプ310、1以上の第三者ID312及び/又は1以上のナビゲーションツリー314を含むかもしれない。
【0064】
テンプレートID302は、ナビゲーション用のナビゲーションテンプレート300(1以上のナビゲーションテンプレート114などから)を選択するのに利用可能な識別子(一意的な識別子など)であるかもしれない。
【0065】
地域304は、具体的な地域ユーザベースの文化的な予想に従うユーザインタフェースに構成可能となるように、適切な記述システム及び他のナビゲーション要素を選択するのに利用される地域的な視点を規定するかもしれない。例えば、地域の選択は、米国、ドイツ、ブラジル、日本、韓国、中東、中国、グローバル、ユーラシア、アメリカ及び/又はアジア、米国東海岸、ニューイングランド各州、シカゴなどを含むかもしれない。他の地域もまた選択に利用可能であるかもしれない。
【0066】
1以上のアプリケーションパラメータ306は、ナビゲーションパッケージが配設されるアプリケーションタイプ(メディアプレーヤー、ウェブサイト、プレイリスト生成手段、コレクションマネージャ、他のアプリケーションなど)を示す。例えば、アプリケーションパラメータ306は、ショートネーム、スタンダードネーム、拡張されたネームなど、他のカテゴリラベルを選択させるかもしれない。
【0067】
1以上のデバイスパラメータ308は、ナビゲーションパッケージが配設されるデバイスを指定する。例えば、デバイスパラメータ308は、デバイスがPC、ホームメディアサーバ、自動車ステレオ、ポータブルメディアプレーヤー、携帯電話、デジタルメディアアダプタ、接続されたCD/DVD/フラッシュプレーヤー、リモコンなどであるか示すかもしれない。
【0068】
ユーザタイプ310は、クライアント102におけるナビゲーションテンプレート300の配設を利用するユーザのタイプを特定するかもしれない。例えば、ユーザタイプは、ナビゲーションテンプレート300のユーザをベーシックユーザ、シンプルユーザ、スタンダードユーザ、アドバンスユーザ、プロフェッショナルユーザとして特定するかもしれない。他のユーザタイプもまた利用可能である。
【0069】
1以上の第三者ID312は、ナビゲーションテンプレート300に係る第三者を特定するかもしれない。第三者IDは、エンドユーザについてのナビゲーション嗜好を規定するID(一意的なIDなど)を有する第三者カスタマ及び/又はパートナーと共に、適切な第三者マッピングテーブルを介しマッピングされる必要があるラベル又はIDの第三者のIDを有する第三者カスタマ及び/又はパートナーに関連付けされるかもしれない。
【0070】
1以上のナビゲーションツリー314は、アプリケーションパラメータ306、デバイスパラメータ308、ユーザタイプ310及び/又はその他第三者ID312の選択に基づきユーザインタフェース112の要素を構成するのに利用可能である選択されたカテゴリリスト122及び/又はエンティティタイプから抽出されるカテゴリリストのシーケンスであるかもしれない。ナビゲーションツリー314はまた、カテゴリリストにアイテムの順序付けを含めるかもしれない。リストオーダリング定義は、判定的な一意的順序付け、アルファベット、動的なアイテムカウント、動的な人気などを含むかもしれない。
【0071】
図4は、一例となる情報アーキテクチャ400を示す。情報アーキテクチャは、クライアント102(図1を参照)及び/又は他のアプリケーション及びデバイスに配設されてもよい。情報アーキテクチャ400は、1以上の記述階層116、1以上のナビゲーションツリー314、1以上の他のカテゴリリスト406、デフォルトマッピング408、1以上の記述関係テーブル238及び/又はナビゲーションコンテンツ120(図1〜3を参照)を含むかもしれない。
【0072】
他のカテゴリリスト406は、情報アーキテクチャ400に含まれない1以上の記述階層116から選択されるかもしれない。デフォルトマッピング408は、既存の記述IDのマッピング(プロバイダ又は第三者などから)を可能にし、及び/又は第三者記述ラベルマッピングを実行するため、情報アーキテクチャ400において利用されるかもしれない。異なる要素を含む情報アーキテクチャ400の他のコンフィギュレーションはまた、クライアント102に配設されるかもしれない。
【0073】
図5は、一実施例によるコンテンツのナビゲーションのためクライアント102(図1を参照)への情報アーキテクチャ400(図4を参照)の配設を可能にするためコンテンツを前処理する方法を示す。
【0074】
リファレンスメディアデータベース206が、ブロック502において生成される。生成されると、リファレンスメディアデータベース206は、複数のマスタ記述コードリスト124.1〜124.nを含むかもしれない。リファレンスメディアデータベース206を生成する一実施例が、以下でより詳細に説明される。
【0075】
情報アーキテクチャ400(図4を参照)が、ブロック504において生成される。情報アーキテクチャ400を生成する一実施例が、以下でより詳細に説明される。
【0076】
ナビゲーションテンプレート300(図3を参照)が、ブロック506において定義される。ナビゲーションテンプレートを定義する一実施例が、以下でより詳細に説明される。
【0077】
図6は、一実施例によるリファレンスメディアデータベース206(図2を参照)を生成する方法600を示す。一実施例では、方法600はブロック502において実行される(図5を参照)。方法600の各処理を介して生成されたリファレンスメディアデータベース206が、コンフィギュレーションシステム200に使用されるが、それはまた他のシステムにおいても使用される。
【0078】
メディア記述は、ブロック602において複数のエンティティに関連付けされるかもしれない。複数のエンティティが、単一のメディアソース106.1(単一のコンテンツプロバイダ又は固定されたディスクなどから)、複数のメディアソース106.1〜106.n及び/又はメディアライブラリ108(図1を参照)からのものであるかもしれない。例えば、これらのエンティティは、チャネル、ストリーム、ステーション、プログラム、スロット、プレイリスト、ウェブページ、レコードアーチスト、作曲者、作曲、ムーブメント、演奏、レコード、レコードミックストラック、トラックセグメント、トラック、リリース、エディション、アルバム、アルバムシリーズ、グラフィックイメージ、写真、ビデオセグメント、ビデオ、ビデオスチルイメージ、テレビエピソード、テレビシリーズ、フィルム、ポッドキャスト、イベント、ロケーション及び/又は場所を含むかもしれない。他のエンティティもまた利用されるかもしれない。
【0079】
メディア記述は、識別(ID)コードを使用して関連付けされたエンティティの特性を特定するかもしれない。例えば、メディア記述に使用されるIDコードは、ジャンルIDコード、オリジンIDコード、レコード年代IDコード、作曲年代IDコード、アーチストタイプIDコード、トピックIDコード、個人履歴コンテクストID、コミュニティ履歴コンセプトIDコード、音色IDコードなどを含むかもしれない。他のIDコードがまた、エンティティの特性を特定するためメディア記述と共に使用されるかもしれない。
【0080】
特定タイプのIDコードのそれぞれは、単一のマスタ記述コードリスト124に関連付けされるかもしれない。例えば、ジャンルIDコードは、各ジャンルIDコードがジャンルラベルに関連付けされるジャンルマスタ記述コードリスト上にあるかもしれず、ムードIDコードは、各ムードIDコードがムードラベルに関連付けされるムードマスタ記述コードリスト上にあるかもしれない。
【0081】
特定のエンティティが、複数のメディア記述に関連付けされるかもしれない。同一タイプのコード(ジャンルIDコードなど)を有する1以上のメディア記述が、エンティティに関連付けされるかもしれない。メディア記述には、任意的に、他のメディア記述との間の関連性を示すためのランキング及び/又は重み付けが与えられるかもしれない。例えば、アルバムは、ブルースのプライマリメディア記述とロックのセカンダリメディア記述とに関連付けされ、プライマリメディア記述は、セカンダリメディア記述より上位にランク付けされる。
【0082】
エンティティに関連付けされるメディア記述の決定は、任意的には、1以上のデータソースから受付される情報に基づくかもしれない。例えば、データソースは、プロバイダから受け取られるコンテンツ情報(ラベルデータフィード及び/又はコンテンツレジスタなど)、エクスパート編集情報、個別コミュニティ提出物、集団コミュニティ提出物、デジタル信号処理(DSP)解析、統計解析などを含むかもしれない。
【0083】
1以上のフラグが、ブロック604において、任意的に複数のエンティティの1以上に関連付けされるかもしれない。これらのフラグは、ナビゲーション中に特別な処理を受付可能な特定タイプ(特別なタイプなど)のエンティティを特定するのに利用されるかもしれない。例えば、フラグは、エンティティが各種アーチスト編集、サウンドトラック、休日関連テーマ(クリスマスなど)、インタビュー及び/又は海賊版レコードであることを示すのに利用されるかもしれない。他のタイプのフラグがまた、ナビゲーション中に特別な処理を受付可能な他の特定タイプのエンティティを特定するのに利用されるかもしれない。
【0084】
継承が、ブロック606において、複数のエンティティに適用されるかもしれない。複数のエンティティへの継承の適用は、1以上の他のエンティティに係る選択されたメディア記述への複数のエンティティの少なくとも一部のアクセスを可能にするかもしれない。継承は、任意的には、エンティティ間の関係に基づき、複数のエンティティに係るメディア記述の記述量を減少させるのに利用されるかもしれない。継承の利用は、リファレンスメディアデータベース206の効果及び/又はスケーラビリティを向上させるかもしれない。
【0085】
例えば、メディア記述セットは、レコードアーチストに関連付けされるかもしれない。メディア記述がレコードアーチストに係るメディア記述セットと異なっているレコードアーチストのアルバムについて、当該アルバムのメディア記述セットが関連付けされるかもしれない。アーチストの各レコードが当該レコードが記録されたアルバムのものと異なるとき、メディア記述セットが各レコードに関連付けされるかもしれない。レコードの1以上の各セグメントがペアレントレコードと異なっている場合、メディア記述セットが各セグメントに関連付けされるかもしれない。
【0086】
継承は、ペアレントからの継承を提供するためカスケードダウンに(カスケードダウン継承など)、及び/又はチャイルドからの継承を提供するためカスケードアップに(カスケードアップ継承など)、エンティティに適用されるかもしれない。継承は、チャイルドエンティティが直接的な関連するメディア記述を有しないとき、カスケードダウンに適用されるかもしれない。このとき、チャイルドエンティティは、ペアレントエンティティに係るメディア記述を継承するかもしれない。例えば、ジャンルIDコードがレコードアーチストに関連付けされ、アルバムが関連するジャンルIDコードを有しない場合、アルバムは、レコードアーチストのジャンルIDコードを継承するかもしれない。アルバムのレコードが関連するジャンルIDコードを有しない場合、当該レコードはアルバムのジャンルIDコードを継承するかもしれない。
【0087】
継承は、ペアレントエンティティが直接的に関連するメディア記述を有しないとき、カスケードアップに適用されるかもしれない。このとき、ペアレントエンティティは、チャイルドエンティティに係るメディア記述を継承するかもしれない。例えば、ジャンルIDコードが1以上のレコードに関連付けされ、レコードを含むアルバムが関連するジャンルIDコードを有しない場合、アルバムは、それのレコードからの最も一般的なジャンルIDコードに係るジャンルIDコードを継承するかもしれない。複数のレコードをレコーディングしたアーチストがジャンルIDコードに関連付けされていない場合、アーチストは、当該アーチストに係るアルバムに係る最も一般的なジャンルIDコードを継承するかもしれない。
【0088】
複数のエンティティの少なくとも2つのエンティティの間の追加的な関連付けを提供するため、ブロック608において、リファレンスメディアデータベース206の追加的なマッピングが生成されるかもしれない。例えば、他のアーチストの課金がプライマリアーチストIDコードにマッピングされ、及び/又は個別アーチストIDコードがコラボレーションアーチストIDコードにマッピングされるかもしれない。他の追加的なマッピングもまた生成されるかもしれない。
【0089】
リファレンスメディアデータベース206は、任意的にブロック610において格納されるかもしれない。リファレンスデータベース206は、メディア記述と複数のエンティティとの関連付け、フラグと複数のエンティティの選択されたエンティティとの関連付け、複数のエンティティへの適用される継承、及び/又は複数のエンティティの少なくとも2つのエンティティの間の追加的なマッピングを含むかもしれない。
【0090】
図7は、一実施例によるクライアント102(図1を参照)に配設される情報アーキテクチャ400(図4を参照)を生成する方法700を示す。一実施例では、方法700はブロック504において実行されるかもしれない(図5を参照)。
【0091】
記述システム104(図1を参照)が、ブロック702においてアクセスされるかもしれない。記述システム104は、複数の利用可能なカテゴリリスト132を有するかもしれない。ブロック702における処理中にアクセス可能な記述システム104を生成する一実施例が、以下でより詳細に説明される。
【0092】
記述階層116(図1を参照)が、ブロック704において生成される。記述下位装置116は、対応する記述タイプの複数の利用可能なカテゴリリスト132からの選択と、選択されたカテゴリリスト232に係るアップワードマッピング128及び/又はダウンワードマッピング130からのマッピングとにより生成される。これにより、記述システム104は、記述階層116の選択されたカテゴリリスト232が選択される利用可能なカテゴリリストのスーパーセット132を有するように動作するかもしれない。
【0093】
1以上の記述システム104.1〜104.n(例えば、オリジナルの記述システム208、他の言語の記述システム210、及び/又はローカライズされた言語の記述システム212など)からの特定の記述タイプについて、複数の記述階層116が生成される。複数の記述階層116の2以上が、閲覧中のバージョン選択を実現するため、リンク付けされるかもしれない(ポインタなどを介し)。
【0094】
カテゴリリストオーダリングデータ234が、ブロック706において生成されるかもしれない。カテゴリリストオーダリングデータ234は、記述階層214の選択されたカテゴリリスト122の1以上の他の順序付けを可能にするかもしれない。
【0095】
第三者マッピングテーブル236が、任意的にブロック708において生成される。第三者マッピングテーブル236は、第三者により使用される記述タームとマスタ記述コードリスト124に含まれるマスタ記述コードとを関連付ける。
【0096】
記述関係テーブル238が、ブロック710において生成される。一実施例では、記述関係テーブル238は、マクロ及びミクロレベルで生成されるかもしれない。マクロレベルでは、マクロレベル相関リストが、1つのカテゴリリストのアイテムの相関レベルを規定するかもしれない。ミクロレベルでは、相関レベルは、マスタ記述コードの間で規定されるかもしれない。ミクロレベルは、記述関係テーブル238を生成するため、マクロレベルにマッピングされるかもしれない。
【0097】
エンティティ階層240が、ブロック712において生成される。
【0098】
ブロック702〜712における処理中に生成される情報アーキテクチャ400は、任意的にブロック714においてクライアント102に配設されてもよい。
【0099】
図8は、一実施例によるナビゲーションシステム100(図1を参照)又は他のシステムに配設される記述システム104を生成する方法800を示す。生成された記述システム104は、ブロック702における処理中にアクセスされる(図7を参照)。
【0100】
マスタ記述コードリスト124(図1を参照)が、ブロック802において生成される。マスタ記述コードリスト124が生成されるメディア記述は、以下に限定するものでないが、ジャンルメディア記述、オリジンメディア記述、レコード年代メディア記述、作曲年代メディア記述、時間サイクルメディア記述、アーチストタイプメディア記述、テンポメディア記述、ムードメディア記述、シチュエーションメディア記述、又はトピックメディア記述を含むかもしれない。
【0101】
記述システム104が、ブロック804においてマスタ記述コードリスト124から生成される。記述システム104は、複数の利用可能なカテゴリリスト132を有するよう生成される。記述システム104の利用可能なカテゴリリスト132は、増減された詳細さによるマスタ記述コードリスト124の要約バージョンを有するよう生成されるかもしれない。要約されたバージョンのマスタ記述コードリスト124は、より少数のリストエントリを有するかもしれない。
【0102】
記述システム104のカテゴリリストにおけるリストエントリのエントリ数と、記述システム104におけるカテゴリリストのリスト数とが、以下に詳細に説明されるような階層116として配設するためのカテゴリリストの個数を選択する際のフレキシビリティを提供するよう選択されるかもしれない。各カテゴリリストには、任意的に一意的な識別子が与えられる。
【0103】
複数の記述システム104.1〜104.nが、任意的に特定の記述タイプについて生成される。ここでは、当該記述タイプの各記述システム104は異なる個数のカテゴリリストを有し、各カテゴリリストは異なる個数のリストエントリを有するかもしれない。例えば、複数の記述システム104.1〜104.nが、異なる地域フォーカス(グローバル記述システム、米国記述システム、日本記述システムなど)、異なるジャンルフォーカス(一般的な記述システム、クラシカルな記述システム、内部的な記述システムなど)、異なるムードフォーカス(スムース、エキサイト、リフレクティブなど)などについて生成される。
【0104】
マスタ記述コードが、ブロック806において記述システム104のマスタカテゴリリスト222にマッピングされる。マスタカテゴリリスト222は、最も高い詳細さ(リストエントリ数など)による記述システムのカテゴリリストであるかもしれない。記述システムのマスタカテゴリリスト222がマスタリストでないとき、複数の記述コードが同じリストエントリのカテゴリコードにマッピングされる。
【0105】
記述システム104のカテゴリリストは、ブロック808において互いにマッピングされる。カテゴリリストのカテゴリコードは、記述システムのペアレントカテゴリリスト(より詳細さの低いカテゴリリストなど)のカテゴリコードにマッピングされるかもしれない。ペアレントカテゴリリストのカテゴリコードは、チャイルドカテゴリリストのカテゴリコードからの1以上のマッピングを含むかもしれない。
【0106】
他のラベルのバージョンの記述システム104(他の言語の記述システム210など)が、ブロック810において生成される。他の言語の記述システム210は、他のバージョンがベースとなるオリジナルの記述システムの同一のカテゴリリストを有するが、マスタカテゴリリスト222のカテゴリ名の一部又はすべてが置換される他の言語ラベルによる他のマスタカテゴリリスト224を含むかもしれない。他言語ラベルは、短縮された名前、ショートネーム、拡張されたネームなどを含むかもしれない。オリジナルの記述システム208の他の複数の言語ラベルバージョンが生成されるかもしれない。
【0107】
記述システム104のローカライズされたラベルバージョン(ローカライズされた言語記述システム212など)が、ブロック812において生成される。ローカライズされた言語記述システム212は、ローカライズに基づく異なるラベルを有するかもしれない。例えば、記述システム104のローカライズされたラベルバージョンは、日本語、韓国語、ドイツ語、フランス語及び/又は他の異なる言語によるものであってもよい。オリジナルの記述システム208及び/又は他言語の記述システム210について、ローカライズされたラベルバージョンが生成されるかもしれない。
【0108】
オーダリング値データが、任意的にブロック814において、記述システムのカテゴリリストに関連付けされるかもしれない。
【0109】
その後、この情報は、ブロック816において記述システム104として配設されるかもしれない。
【0110】
図9は、一実施例によるクライアント102(図1を参照)に配設されるナビゲーションパッケージを規定する方法900を示す。
【0111】
ナビゲーションパッケージへの包含のためのテンプレート選択が、ブロック902において決定される。この決定は、明示的な入力、存在、位置情報サービスから受け付けたデータ、動的に実行されてもよい。テンプレートの選択は、ブロック904において予め構成されているテンプレート、ブロック906における動的に生成されたテンプレート又はブロック908において手作業により設定されたテンプレートの選択についてのものであってもよい。
【0112】
ブロック904において選択される予め構成されたテンプレートは、通常使用のケースに基づくナビゲーションプロファイルであってもよい。予め構成されたテンプレートは、含まれている記述階層装置116と、当該テンプレートに係る他の情報アーキテクチャ要素とを特定するかもしれない。予め構成されたテンプレートは、他の利用可能なテンプレートにおける選択を可能にするための一意的な識別子を有するかもしれない。予め構成されるテンプレートの具体例として、メディアプレーヤーを使用して自動車でクラシック音楽を演奏する欧州市場のベーシックカーについて予め構成されたテンプレートと、メディアプレーヤーを使用してパーソナルコンピュータ上で音楽を演奏する日本市場におけるアドバンスユーザのための予め構成されたテンプレートとがあげられる。他の予め構成されたテンプレートがまた、選択に利用可能であるかもしれない。
【0113】
ブロック906において選択される動的に生成されたテンプレートは、使用ケースパラメータに基づき必要に応じて動的に生成されるテンプレートであってもよい。このテンプレートは、入力地域及び/又は配設される市場、嗜好/人口統計/心理学的プロファイル、アプリケーション及び/又はデバイスタイプ、ユーザタイプ、及び/又はカスタマ/パートナー嗜好により動的に生成されてもよい。テンプレートを動的に生成する一実施例が、以下でより詳細に説明される。
【0114】
ブロック908において選択される手作業により規定されるテンプレートは、使用ケースに基づき手作業により規定されるかもしれない。例えば、手作業による選択は、
・記述システムの選択のためのデフォルト/代替的な地域
・記述システムの選択のためのデフォルト/代替的な嗜好プロファイル(一般的、クラシカルビュー、電子的ビューなど)
・記述階層116について記述システム104からの複数のレベル(カテゴリリストなど)
・記述階層の各レベルにおいて何れのカテゴリリストが使用されるか
・デフォルト及び/又は代替的な言語
・代替的なタームのラベル付け
・代替的なフォーマット(ショートネーム、フルネームなど)のラベル付け
・マスタコードへのテキストタームマッピング及び他のマッピング
・ナビゲーションコンテンツ120、及び/又は
・ナビゲーションツリー314
などを含む。
【0115】
ブロック904,906又は908における選択が終了すると、判定ブロック910において、ナビゲーションパッケージについて他のテンプレート選択を行うべきか判断される。他のテンプレート選択を行うことが決定された場合、方法900はブロック902に戻る。判定ブロック910において、他の選択をしないと判断された場合、方法900はブロック912に移行する。
【0116】
選択されたテンプレートに対応する記述階層116、マッピング及びナビゲーションコンテンツ120は、ブロック912において、ナビゲーションパッケージに関連付けされる。
【0117】
ブロック914において、他のリストがナビゲーションパッケージに関連付けされる。これら他のリストは、記述階層116に含まれないカテゴリリストを含むかもしれない。
【0118】
図10は、一実施例によるナビゲーションパスに使用するナビゲーションテンプレート300(図3を参照)を動的に生成する方法1000を示す。一実施例では、方法1000は、ブロック906において実行される処理中にテンプレートを動的に生成するのに利用される(図9を参照)。
【0119】
配設地域が、ブロック1002において選択される。地域の選択は、何れの記述システム104.1〜104.3が、記述階層116をラベル付けするのに使用されるデフォルト及び/又は他の言語とナビゲーションテンプレート300により使用されるか決定する際に使用される。
【0120】
地域の選択はまた、何れのナビゲーションコンテンツパラメータが使用されるか決定する際にも使用されるかもしれない。例えば、ナビゲーションコンテンツパラメータは、ベーシック、オーディオ、ボイス又はアドバンスセッティングを含む。地域の選択は、何れのテキストタームがマッピングセットに使用されるか決定する際に使用されるかもしれない。例えば、スラングターム、地域の方言ターム、専門タームなどが、マッピングセットのテキストタームとして使用されるかもしれない。
【0121】
ブロック1004において、パーソナルプロファイルパラメータが選択される。パーソナルプロファイルは、嗜好プロファイル、年齢に基づく情報、性別に基づく情報、履歴に基づく情報、明示的な入力などを含むかもしれない。嗜好プロファイルは、クラシカルビュー、電子的ビュー、ブーマビュー、ジェネレイションXビューなどであるかもしれない。
【0122】
パーソナルプロファイルの選択は、何れの嗜好プロファイルの変形が選択されるか決定する際に使用される。例えば、嗜好プロファイルの変形は、記述システム104の何れのビューが生成されるか決定する際に使用されるかもしれない。パーソナルプロファイルの選択はまた、記述階層116のラベル付けのために選択される代替的なラベルタームを決定する際にも使用されるかもしれない。例えば、代替的なラベル付けは、スラングラベル、地域的な方言ラベル、正式でないラベル、オールドスクールラベルなどを含むかもしれない。
【0123】
パーソナルプロファイルの選択は、ナビゲーションコンテンツパラメータと関連するコンテンツパラメータを決定する際に使用される。例えば、関連するコンテンツパラメータは、ベーシック、オーディオ、グラフィック、ボイス又はアドバンスセッティングを含むかもしれない。パーソナルプロファイルの選択はまた、マッピングセットのテキストタームを決定する際にも使用されるかもしれない。
【0124】
ブロック1006において、アプリケーションパラメータ306(図3を参照)が選択される。アプリケーションパラメータの選択は、階層システムに含まれるレベル(複数のカテゴリリストなど)とラベルフォーマット化パラメータを決定する際に使用される。
【0125】
ブロック1008において、デバイスパラメータ308(図3を参照)が選択される。デバイスパラメータの選択は、階層システムに含めるべきいくつかのレベル(いくつかのカテゴリリストなど)と、カテゴリリストの各レベルにおいて使用されるカテゴリリストの長さと、ラベルフォーマット化パラメータとを決定する際に使用されるかもしれない。例えば、各レベルにおけるカテゴリリストは、1つのレベルについては20、2つのレベルについては10と75、3つのレベルについては25と250と800、4つのレベルのそれぞれについては5であるかもしれない。デバイスパラメータの選択はまた、関連するコンテンツパラメータを決定する際に使用されるかもしれない。
【0126】
ブロック1010において、ユーザタイプ310(図3を参照)が選択される。ユーザタイプの選択は、カテゴリリストの各レベルにおいて使用されるカテゴリリストの長さを決定する際に使用される。
【0127】
ブロック1012において、第三者ID312(図3を参照)が任意的に選択される。1以上の第三者ID312の選択は、何れのパートナーマッピング選択が使用されるか決定する際に使用される。
【0128】
ブロック1014において、識別子がナビゲーションツリー404に関連付けされる。ナビゲーションツリー404は、アプリケーションパラメータ、デバイスパラメータ、ユーザタイプ及び/又は他の一意的なIDの選択に基づき、UI要素を構成するのに利用可能となるよう選択された階層及び/又はエンティティタイプから抽出されるカテゴリリストのシーケンスを含むかもしれない。
【0129】
ブロック1002〜1012の各処理からの選択が完了すると、行われた選択に基づきナビゲーションテンプレートが定義可能となる。一意的な識別子は、任意的にはブロック1014において、1以上のナビゲーションツリーに関連付けされるかもしれない。
【0130】
ブロック1016において、テンプレートID302(図3を参照)が生成される。識別子(一意的な識別子など)は、ナビゲーションテンプレート300の選択された属性の組み合わせに基づき生成及び格納される。コンポーネント属性とコンポーネント属性を駆動するナビゲーションプロファイルとに対する一意的なIDがまた、ナビゲーションテンプレート300の識別子に関連付けされる。
【0131】
一実施例では、対応する記述階層116の更新された現在のバージョンと、マッピング236と、ナビゲーションコンテンツ120とが、ナビゲーションテンプレートのパラメータに基づき抽出される。他のリストがまた、使用ケースについて抽出されるかもしれない。
【0132】
方法1000が終了すると、デフォルト階層214、代替的な階層214、マッピングテーブル及び使用ケースに適したナビゲーションコンテンツ120を含むナビゲーションパッケージが、配設用に利用可能とされるかもしれない。
【0133】
図11は、一実施例によるメディアオブジェクトにおける記述コードを符号化する方法1100を示す。メディアオブジェクトは、メディアソース106.1〜106.n及び/又はメディアライブラリ108(図1を参照)からの利用可能なメディアである。
【0134】
判定ブロック1102において、メディアオブジェクト(メディアアイテムなど)を符号化するか判断される。メディアオブジェクトを符号化すると決定された場合、メディアオブジェクトは、ブロック1104における生成中及び/又はブロック1106におけるい符号化中に埋め込まれるかもしれない。
【0135】
識別子及び/又はマスタ記述コードは、ブロック1104において生成中(生成中及び/又は生成後など)にメディアオブジェクトに埋め込まれる(メタデータコンテナとして)。埋め込まれたデータは、任意的には暗号化又は難読化されるかもしれない。マスタ記述コードは、メディアオブジェクトの1以上のエンティティに関連付けされる。
【0136】
一意的な識別子及び/又はマスタ記述コードが、ブロック1106において符号化中(配布の一部として符号化中及び/又は他の処理ステップ中など)にメディアオブジェクトに関連付けされる。
【0137】
ブロック1104における処理中に埋め込まれる又はブロック1106において関連付けされる識別子の具体例として、DDEX,GRID,MI3P ID,UPC,EAN,ISRC,ISWC,DOI ID,コマーシャルID,パブリックID(FreeDBなど),専用のレコーディングID,専用のアルバムID又は専用のコンポジションIDがあげられる。他の一意的な識別子もまた、埋め込み及び/又は関連付けされるかもしれない。
【0138】
判定ブロック1102において、又はブロック1104及び/若しくはブロック1106における処理が完了すると、メディアオブジェクトを符号化しない判定がなされた場合、方法1100は判定ブロック1108に移行する。
【0139】
判定ブロック1108において、他のメディアオブジェクトを符号化する判定がなされる。他のメディアオブジェクトを埋め込む判定がなされた場合、方法1100は判定ブロック1102に戻る。判定ブロック1108において他のメディアアイテムを埋め込まない判定がなされた場合、メディアオブジェクトがブロック1110において提供される。
【0140】
メディアオブジェクトは、埋め込んだ又は関連付けされたメタデータと共に提供されるかもしれない。メディアオブジェクトと共にメタデータを提供する提供方法は、専用のタグフィールドにメディアオブジェクトの公表された所定のタグフィールドの一部として、透かしとして、MPEG−7データとして、MPV又はHiMAT Tagとして、FMサイドバンド(RDSなど)に、衛星無線データチャネルに、デジタル無線データチャネルに、又はインターネット無線データストリーム(MPEG補助データなど)に含むかもしれない。他の提供方法がまた利用されてもよい。
【0141】
図12は、一実施例によるクライアント102(図1を参照)にプリロードする方法1200を示す。
【0142】
ブロック1202において、メディアコレクションがクライアント102に予めロードされる。メディアコレクションは、エンドユーザによる使用前に予めロードされてもよい。メディアコレクションは、いくつかのユニットのすべてについて、特定のジャンル、地域、ライフスタイル又は他の関心を対象とした有限のターゲットライブラリセットについて同じであってもよく、又はエンドユーザのパーソナルプロファイルに基づきパーソナル化されてもよい。メディアコレクションは、オーディオファイル、ビデオファイル、イメージファイルなどを含むかもしれない。
【0143】
カスタマ関連コンテンツ及び情報アーキテクチャ要素が、ブロック1204においてクライアント102に取り込まれる。
【0144】
ブロック1206において、関連するコンテンツはクライアント102に予めロードされてもよい(エンドユーザによる使用前など)。関連するコンテンツは、ナビゲーションコンテンツ120及び/又は他のコンテンツを含むかもしれない。他のコンテンツは、アルバムカバーアート、アーチストフォト、コンサートポスタ、テキストアーチストファクトイドゥ、歌詞、チャネル/ステーションロゴなどを含むかもしれない。
【0145】
ブロック1208において、情報アーキテクチャ400(図4を参照)が予めロードされる。情報アーキテクチャは、テンプレートID302(図3を参照)に基づきローカルにアクセス可能とされ、カスタマイズされるかもしれない。テンプレートID302は、以降の利用のためクライアント102上に格納される。予めロードされた情報アーキテクチャ400は、ジャンル階層、時代階層、オリジン階層、ナビゲーションツリー404、マッピング236、オーダリングデータ及びステーション/チャネルディレクトリを含むかもしれない。
【0146】
図13は、一実施例による情報アーキテクチャ400(図4を参照)をロードする方法1300を示す。
【0147】
ブロック1302において、情報アーキテクチャ400を含むナビゲーションパッケージに対するリクエストが受付される。当該リクエストはまた、デバイスIDを取得することによって、デバイスIDを用いてデフォルトテンプレートIDを生成することによって、及び/又はデフォルトテンプレートIDからナビゲーションパッケージに対するリクエストを発行することによって、行われるかもしれない。ナビゲーションパッケージをリクエストする他の方法がまた使用されるかもしれない。
【0148】
ブロック1304において、所定の記述階層がアクセスされる。デフォルト記述階層116と、任意的に他の記述階層116とが、情報アーキテクチャ400における利用のためアクセスされてもよい。記述階層116は、任意的にはテンプレートID302に基づくアクセスされるかもしれない。他の階層は、1以上の異なる記述システム104.1〜104.nからアクセスされるかもしれない。
【0149】
例えば、アクセス可能な所定の記述階層116は、1つの所定の及び1以上の代替的なジャンル階層と、所定の及び代替的なオリジン階層と、所定の及び代替的なアーチストタイプ階層と、所定の及び代替的なレコーディング年代階層と、所定の及び代替的な作曲時代階層と、所定の及び代替的な作曲モード階層と、所定の及び代替的なテンポ若しくはリズム階層と、所定の及び代替的な作曲テーマ/トピック階層などを含む。
【0150】
ブロック1306において、所定のナビゲーションツリー314がアクセスされる。デフォルト及び任意的に他のナビゲーションツリーが、情報アーキテクチャ400における利用のためアクセスされる。ナビゲーションツリー314は、1以上の記述システム104.1〜104.nからアクセスされるかもしれない。ナビゲーションツリーは、任意的にテンプレートID302に基づきアクセスされるかもしれない。
【0151】
例えば、ナビゲーションツリー314は、ジャンル/時代/トラック、ジャンル/ムード/テンポ/レコーディング、アーチスト/ムード/年/トラック及びジャンル/アルバム/ムード/トラックを含むかもしれない。他のナビゲーションツリー314がまた利用されるかもしれない。
【0152】
ブロック1308において、他のカテゴリリスト406がアクセスされる。他のカテゴリリスト406は、代替的なナビゲーションツリー314、記述階層116、ファセットナビゲーション又は予め定義されていない他のローカルナビゲーションオプションを生成するのに利用されるかもしれない。一実施例では、記述システム104がフレキシビリティを向上させるため抽出されるかもしれない。
【0153】
例えば、他のカテゴリリスト406は、ジャンル記述システムから選択されたジャンルカテゴリリストと、オリジン記述システムから選択されたオリジンカテゴリリストと、アーチストタイプ記述システムから選択されたアーチストタイプカテゴリリストと、レコーディング年代記述システムから選択されたレコーディング年代カテゴリリストと、作曲年代記述システムから選択された作曲年代カテゴリリストと、ムード記述システムから選択されたムードカテゴリリストと、テンポ記述システムからのテンポカテゴリリストと、テーマ/トピック記述システムから選択されたテーマ/トピックカテゴリリストなどを含むかもしれない。選択されたカテゴリリストは、クライアントによりサポートされるかもしれない。
【0154】
ブロック1310において、デフォルトマッピング408がアクセスされるかもしれない。
【0155】
ブロック1312において、記述関係テーブル238がアクセスされる。任意的には、フィルタが、閾値レベルを超える重み付けを有する関係の関係データを取得するためアクセスされる記述関係テーブル238に適用されるかもしれない。
【0156】
ブロック1314において、ナビゲーションコンテンツ120がアクセスされる。デフォルトナビゲーションコンテンツが、ナビゲーションコンテンツIDを用いてアクセスされる。
【0157】
ブロック1316において、アクセスされた題材が情報アーキテクチャ400としてクライアント102にロードされる。
【0158】
図14は、一実施例によるメディアアイテムを符号化する方法1400を示す。メディアアイテム134は、メディアコレクションが内部的に及び/又はクライアント102上のメディアコレクションアップデート中に提供されるときに符号化されるかもしれない。
【0159】
ブロック1402において、メディアアイテムが提供される。メディアアイテムは、クライアント102にロード及び/又は送信されるかもしれない。メディアアイテムを提供する一実施例が以下でより詳細に説明される。
【0160】
ブロック1404において、提供されるメディアアイテムが特定される(認識などにより)。提供されたメディアアイテムを認識する一実施例が、以下でより詳細に説明される。
【0161】
ブロック1406において、メディアアイテムがエンティティにマッピングされる。メディアアイテムをエンティティにマッピングする一実施例が、以下でより詳細に説明される。
【0162】
ブロック1402において、インデックスが生成される。このインデックスは、統合されたデータシステムに対するものであるかもしれない。インデックスは、物理的にクライアント上に、ローカルネットワークの他のクライアント上に、リモートサーバ上に、又は複数のクライアント上に分散して常駐するかもしれない。インデックスは、クライアントID、ユーザID及び/又は特定ユーザに関連するインデックス化のタイプを示す1以上のパラメータの組み合わせに基づき動的に生成されてもよい。インデックスは、任意的には、1以上のユーザの何れがメディアコレクションに関連付けされるか示すかもしれない。
【0163】
図15は、一実施例による複数のソースからコンテンツをロードする方法1500を示す。
【0164】
判定ブロック1502において、サービス/ディレクトリから又はデバイスからコンテンツをロードするか判断される。コンテンツは、オーディオ、ビデオ、イメージ、テキスト及び発話されたワードオーディオを含む各種形態によるメディアオブジェクトを含むかもしれない。例えば、メディアオブジェクトのフォーマットは、WAV、MP3、AAC、WMA、OggVorbis、FLAC、アナログオーディオ若しくはビデオ、MPEG2、WMV、QUICKTIME、JPEG、GIF、プレインテキスト、MICROSOFT WORDなどを含むかもしれない。
【0165】
コンテンツは、例えば、オーディオCD、CD−R、CD−RW、DVD、DVD−R、HD−DVD、Blu−Rayなどの光媒体、ハードディスクドライブ(HDD)及び他の磁気媒体、SD、MEMORY STICK及びフラッシュメモリを含むソリッドステート媒体、ストリーム並びに他のIP又はデータトランスポートなどを含む各種媒体からロードされるかもしれない。コンテンツは、ローカルに存在するか、又はLAN、WAN、Wifi、WiMax、セルラーネットワークなどの接続を用いてテザーを介し利用可能とされるかもしれない。
【0166】
メディアオブジェクトは、イントラメディアアイテムセグメント、メディアアイテム(オーディオ、ビデオ、フォト、イメージテキストなど)、プログラム、チャネル、コレクション又はプレイリストを含む各種オブジェクトから選択されるかもしれない。
【0167】
サービス/ディレクトリからロードすると決定された場合、ブロック1504において、1以上のメディアアイテムがサービス/ディレクトリからロードされる。サービス/ディレクトリは、ローカルコンテンツ、AM/FM/HDラジオ、衛星ラジオ、インターネットオンデマンド及びストリーミングラジオ、ウェブページ、衛星及びケーブルテレビ、IPTV、RSS及び他のウェブデータフィード並びに他のウェブサービスを含むかもしれない。
【0168】
デバイスからロードすると決定された場合、ブロック1506において、1以上のメディアアイテムがデバイスからロードされる。デバイスは、例えば、PC、ホームメディアサーバ、自動車ステレオ、ポータブルメディアプレーヤー、携帯電話、PDA、デジタルメディアアダプタ、接続されたCD/DVD/フラッシュプレーヤー/チェンジャ、リモコン、接続されたテレビ、接続されたDVD、インフライトエンターテイメント、又はロケーションベースシステム(クラブ、レストラン又はリテールなどにおいて)を含むかもしれない。他のデバイスもまた利用されるかもしれない。
【0169】
ブロック1504及び/又は1506における処理が完了すると、判定ブロック1508において、さらなるメディアアイテムがロードされるか判断される。さらなるメディアアイテムがロードされる場合、方法1500は判定ブロック1502に戻る。判定ブロック1508において、ロードされるさらなるメディアアイテムがない場合、方法1500は終了する。
【0170】
図16は、一実施例によるコンテンツ認識方法1600を示す。一実施例では、方法1600はブロック1404において実行される(図14を参照)。
【0171】
判定ブロック1602において、識別子の認識がコンテンツに対してどのように実行されるか判断される。識別子の認識は、ブロック1604においてコンテンツから識別子を抽出し、ブロック1606において1以上の技術を用いてコンテンツを認識し、ブロック1608においてマッピングテーブルを用いてルックアップを実行し、及び/又はブロック1610において埋め込まれた又はコンテンツと関連付けされた識別子を利用することによって実行される。
【0172】
ブロック1604における処理中に抽出された識別子は、以下に限定するものでないが、TOC、TOP、オーディオファイルFP、オーディオストリームFP、デジタルファイル/ファイルシステムデータ(ファイルタグ、ファイルネーム、フォルダネームなど)、イメージFP、ボイスFP、埋め込まれたエンティティID、埋め込まれた記述ID及びメタデータデータストリームを含むかもしれない。
【0173】
ブロック1606においてコンテンツを認識するのに使用される1以上の技術は、光メディア識別子(TOC、TOPなど)、デジタルファイル/ストリーム識別子(オーディオファイルFP、オーディオストリームFP、又はメタデータデータストリームなど)、デジタルファイル及びデジタルシステムデータ(ファイルタグ、ファイルネーム、フォルダネームなど)、イメージ認識、ボイス/スピーチ認識、ビデオFP認識、テキスト解析、メロディ/ハミング認識などを含むかもしれない。
【0174】
デジタルコンテンツを特定するためブロック1606における処理中に利用されるデジタル指紋技術の具体例として、ロウバストハッシュ処理があげられる。例えば、モノオーディオでは、1つの信号がサンプリングされる。オーディオがステレオである場合、ハッシュ信号が左右のチャネルについて別々に抽出されるか、又は左右のチャネルがハッシュ信号の抽出前に加えられる。オーディオの短い部分又はセグメント(数秒のオーダなどの)が、解析を実行するのに利用される。オーディオがオーディオサンプルのエンドレスストリームとしてみなすことができるとき、オーディオトラックのオーディオ信号が時間インターバル又はフレームに分割され、フレーム毎にハッシュワードが計算される。しかしながら、コンテンツ(実際のオーディオコンテンツ又はビデオコンテンツなど)のセグメント又は一部からコンテンツを特定するのに利用される何れか既知の技術がまた利用されるかもしれない。従って、一実施例では、コンテンツは、実際のコンテンツデータ(実ビデオデータ又は実オーディオデータ)からでなく、何れかの透かし、タグ又は他の識別子とは独立に特定される。
【0175】
ブロック1608においてマッピングテーブルを用いてルックアップを実行するのに使用される埋め込まれた及び/又は関連付けされた識別子は、UPC、ISRC、ISWC、GRID/MI3P/DDEX、第三者ID、SKUナンバー、透かし、HiMAT、MPVなどを含むかもしれない。
【0176】
ブロック1604、1606、1608及び/又は1610における各処理が終了すると、判定ブロック1612において、テキスト解析認識を実行するか判断される。テキスト解析認識を実行すると決定された場合、エンティティネームのテキストマッチがブロック1614において実行されるか、及び/又はマッピングテーブルがブロック1616において利用される。
【0177】
ブロック1614におけるより標準化されたエンティティIDとエンティティネームとのテキストマッチは、アーチストネーム、アルバムネーム、他のスペリング、省略形、ミススペリングなどを含むかもしれない。マッピングテーブルは、利用可能なエンティティ(アルバム、アーチスト、トラックなど)からの利用可能なテキスト記述を標準化された記述IDにマッピングするのにブロック1616において利用される。利用可能なテキスト記述は、ジャンルネームテキスト、ムードネームテキスト、シチュエーションネームテキストなどを含むかもしれない。
【0178】
テキスト解析認識が実行されない場合、又はブロック1614及び/又は1616における各処理が終了すると、最も詳細な記述データがブロック1618においてアクセスされる。最も詳細な記述データは、メディアアイテムに埋め込まれるか、及び/又は識別子に係る記述のデータベースから抽出されるかもしれない。
【0179】
ブロック1620において、最も信頼できる記述データが、メディアアイテムに埋め込まれるか、及び/又は識別子に係る記述のデータベースから抽出される。
【0180】
ブロック1622において、より高いレベルの記述が任意的に生成される。より高いレベルの記述は、特徴を抽出し、1以上の中レベル又は高レベル記述に分類及び生成することによって生成される。
【0181】
ブロック1624において、嗜好プロファイルが任意的に生成される。嗜好プロファイルは、メディアコレクションを要約し、この要約を用いて嗜好プロファイル(クライアント102のユーザの嗜好など)を生成することによって生成されるかもしれない。
【0182】
図17は、一実施例によるコンテンツIDをマッピングする方法1700を示す。一実施例では、方法1700がブロック1406において実行される(図14を参照)。
【0183】
ブロック1702において、メディア識別子がエンティティにマッピングされる。メディア識別子は、任意的には標準化、された意味的に重要なエンティティにマッピングされるかもしれない。マッピングされるメディア識別子は、以下に限定するものでないが、歌詞ID、作曲ID、レコーディングID、トラックID、ディスクID、リリースID、エディションID、アルバムID、シリーズID、レコーディングアーチストID、作曲家ID、プレイリストID、フィルム/テレビエピソードID、フォトID又はテキストワークIDを含むかもしれない。
【0184】
ブロック1704において、ペアレント及びチャイルドエンティティがマッピングされる。このマッピングは、階層的に関連した意味的に重要なエンティティへのローカルマップであるかもしれない。ペアレントエンティティとチャイルドエンティティとの間のマッピングの具体例として、作曲ID、レコーディングIDとトラックIDとの間のマッピング、歌詞ID、レコーディングIDとトラックIDとの間のマッピング、歌詞ID、作曲IDとトラックIDとの間のマッピング、歌詞ID、作曲IDとレコーディングIDとの間のマッピング、トラックID、リリースID、エディションID、アルバムIDとシリーズIDとの間のマッピング、トラックID、ディスクID、エディションID、アルバムIDとシリーズIDとの間のマッピング、トラックID、ディスクID、リリースID、アルバムIDとシリーズIDとの間のマッピング、トラックID、ディスクID、リリースID、エディションIDとシリーズIDとの間のマッピング、トラックID、ディスクID、リリースID、エディションIDとアルバムIDとの間のマッピングを含むかもしれない。他のマッピングがまた利用されるかもしれない。
【0185】
ブロック1706において、リレーショナルに関連するエンティティがマッピングされる。例えば、セグメントがマッピングされるかもしれない。リレーショナルに関連するエンティティのマップの具体例として、ディスクID、リリースID、エディションID、アルバムIDとシリーズIDとの間のマップがあげられる。
【0186】
図18は、一実施例によるコンテンツについてのマスタ記述コードとコンテンツIDSとを受け付ける方法1800を示す。一実施例では、方法1800はブロック1408において実行される(図14を参照)。
【0187】
ブロック1802において、コンテンツのエンティティについての記述コードが受付される。抽出された記述コードは、詳細さで順序付けされた又は重み付けされた事実の及び記述的なコードであるかもしれない。記述コードは、1以上のソースからローカルに及び/又はネットワークを介し受付されるかもしれない。
【0188】
ブロック1804において、未認識の記述IDが任意的にマッピングされる。このマッピングは、未認識の記述コードを標準化された記述コードに変換するかもしれない。記述IDをマッピングするのに利用されるマップの具体例として、ジャンルマップ、オリジンマップ、レコーディング年代マップ、作曲年代マップ、ムードマップ、テンポマップ及びシチュエーションマップがあげられる。
【0189】
ブロック1806において、記述IDが任意的に記述IDのないエンティティにマッピングされるかもしれない。例えば、記述が抽出前にカスケーディングを介しペアレントエンティティとチャイルドエンティティにマッピングされていないとき、直接的な記述IDのないエンティティへのローカルなマッピングが、ペアレント又はチャイルド記述IDの抽出後に実行される。
【0190】
ブロック1806において、他の課金及びコラボレーションアーチストIDが受付される。他の課金IDからプライマリアーチストIDへのマッピングと、コラボレーションからコンポーネントの各貢献者へのマッピングが受け付けられるかもしれない。
【0191】
ブロック1808において、ナビゲーション及び関連コンテンツIDが受付される。ナビゲーション及び関連コンテンツIDは、例えば、カバーアート、アーチストフォト、アーチスト略歴、アルバムレビュー、トラックレビュー、ラベルロゴ、トラックオーディオプレビュー、トラックオーディオ、パレット又は音声データを含むかもしれない。
【0192】
ブロック1810において、関連コンテンツが受付される。関連コンテンツは、関連コンテンツIDを用いてローカル及び/又はリモートソース(ストアなど)からの関連コンテンツの配信又はロック解除をリクエストすることによって受付される。
【0193】
図19は、一実施例によるクライアント102(図1を参照)におけるナビゲーションパッケージを利用する方法1900を示す。ブロック1902において、1以上のデフォルトナビゲーションビューが生成される。ブロック1904において、1以上の他のナビゲーションビューが生成される。ブロック1906において、1以上のパーソナル化されたナビゲーションビューが生成される。ブロック1908において、1以上の文脈的に関連するビューが生成される。方法1900の各処理中に生成されるビューを生成するための一実施例が、以下でより詳細に説明される。
【0194】
図20は、一実施例によるナビゲーションビューを生成する方法2000を示す。一実施例では、方法2000は、ブロック1902、1904、1906及び/又は1908において実行される。
【0195】
ブロック2002において、1つの記述タイプ階層116が生成される。デフォルトテンプレートは、任意的に標準化されるかもしれない1以上のシングル記述タイプ階層(標準化されたシングル記述タイプ階層など)にメディアアイテムを整理するのに利用される。シングル記述タイプ階層のオプションは、レベル数、各レベルにおける対象となるカテゴリの平均数及び/又は最下位レベルカテゴリ(トラック、アーチスト、アルバム又は作曲など)に含まれるエンティティタイプを含むかもしれない。
【0196】
シングル記述タイプ階層116の具体例として、メタジャンル/ジャンル/サブジャンル:トラック、メタムード/ムード/サブムード:トラック、メタオリジン/オリジン/サブオリジン:トラック、メタ年代/年代/サブ年代:トラック、メタタイプ/タイプ/サブタイプ:トラック、メタテンポ/テンポ/サブテンポ:トラック、メタテーマ/テーマ/サブテーマ:トラック、メタシチュエーション/シチュエーション/サブシチュエーション:トラック、及びメタワークタイプ/ワークタイプ/サブワークタイプ:トラックがあげられる。各シングル記述階層は、任意的には一意的識別子により特定される。
【0197】
ブロック2004において、階層ビューが標準化されたメタデータを用いて生成される。認識からの標準化されたメタデータが、メディアアイテムを要約及び標準化されたシングルエンティティ階層ビューに整理するのに利用される。階層ビューは、シングルレベル又はマルチレベルであるかもしれない。例えば、メインアーチストはトップレベルで表示され、他の課金レベルが適用可能になると表示されるかもしれない。
【0198】
例えば、階層ビューは、レコーディングアーチスト:トラック、作曲家:トラック、アルバム:トラック、レコーディング:トラック及び作曲:トラックを含むかもしれない。
【0199】
ブロック2006において、テンプレートからの既存のメタデータ及び/又はエンティティ階層を利用して、階層ビューが生成される。ナビゲーションテンプレート300からの既存のメタデータ及び/又はエンティティ階層が、メディアアイテムを要約及び標準化されたシングルエンティティ階層ビューを整理するのに利用されてもよい。例えば、これらのビューは、アーチスト/アルバム:トラック又は作曲家/作曲:レコーディングを含むかもしれない。他のビューがまた生成されるかもしれない。
【0200】
ブロック2008において、ナビゲーションツリー314が生成される。デフォルトナビゲーションテンプレート300が、メディアアイテムを1以上のナビゲーションツリー314に整理するのに利用されてもよい。ナビゲーションツリー314は、任意的には標準化され、以降の識別のための一意的な識別子を有するかもしれない。
【0201】
特定のナビゲーションツリー314が、ツリーのレベル数、ツリーの各レベルにおいて使用されるコンテナ(記述カテゴリ又はエンティティタイプなど)、最下位レベルにおけるツリーのカテゴリにより最終的に整理されるエンティティタイプにより規定されてもよく、あるいはナビゲーションツリーは記述レベルのみから構成されてもよい。当該ナビゲーションツリー314はさらに、マスタ記述リストからカテゴリリストへのマッピング及び各カテゴリリストからその他のカテゴリリストへのマッピングにより規定されてもよい。
【0202】
ナビゲーションツリー314の具体例として、ジャンル/年代:トラック、ジャンル/ムード/テンポ:レコーディング、アーチスト/ムード/イヤー:トラック、ジャンル/イヤー:ニュース記事、ジャンル/オリジンなどがあげられる。
【0203】
図21は、一実施例によるナビゲーションビューを更新する方法2100を示す。一実施例では、方法2000において生成されるナビゲーションビュー(図20を参照)が更新される。
【0204】
判定ブロック2102において、パラメータが受信されたか判断される。パラメータが受信されていると判断された場合、ブロック2104において、パラメータは制御を有効にするよう処理される。パラメータは、各レベルにおけるエンティティアイテムオーダリング及びカテゴリリストに対する制御を可能にするため受信される。例えば、API入力のオーダリングオプションは、英数字、日時、サブカテゴリ番号、コンテナにおけるアイテムの番号、編集の意味的関係B(類似性クラスタリングなど)、編集の意味的関係B(最も適合したリニアシーケンスなど)、編集上の重要性又は品質、人気(静的又は動的に生成される)、慣習などを含むかもしれない。判定ブロック2102において、パラメータが受信されなかったと判断された場合、方法2100は判定ブロック2106に移行する。
【0205】
判定ブロック2106において、表示選択が受信されているか判断される。表示選択が受信されていると判断された場合、ブロック2108において、表示選択は処理される。表示選択は、メディアアイテムからのものと同様のメタデータを表示するか、又は記述/カテゴリフィールドについて選択された階層カテゴリリストからのより高いレベルのカテゴリアイテムラベルを表示するか指定する(クライアント102のAPIなどを介し)かもしれない。表示選択は、任意的にはデバイス又はアプリケーションのためのグローバルプロファイルから継承されるパラメータを無効にするのに利用されるかもしれない。判定ブロック2106において、表示選択が受付されていないと判断された場合、方法2100は判定ブロック2110に移行する。
【0206】
判定ブロック2110において、変換を実行するか判断される。変換(APIを介し受け付けた命令などに基づき)を実行すると決定された場合、ブロック2112において、変換が実行される。この変換は、ネーム/ラベルフィールドの他の表示形式(TLSなど)にテキストを変換するものであるかもしれない。判定ブロック2110において、変換が実行されないと判断された場合、方法2100はブロック2114に移行する。
【0207】
ブロック2114において、統合されたメディアアイテムのライブラリがナビゲートされる。統合されたライブラリは、複数のメディアソース106.1〜106.nから利用可能なメディアアイテム134を有する。統合されたライブラリは、クライアント102と任意的にはネットワーク上の他のクライアントからナビゲートされるかもしれない。
【0208】
判定ブロック2116において、ナビゲーションを変更するか判断される。ナビゲーションを変更すると判断された場合、方法2100は判定ブロック2102に戻る。判定ブロック2116において、ナビゲーションを変更しないと判断された場合、方法2100は判定ブロック2118に移行する。
【0209】
判定ブロック2118において、統合されたメディアアイテムのライブラリをさらにナビゲートするか判断される。統合されたライブラリをさらにナビゲートすると判断された場合、方法2100はブロック2114に戻る。統合されたライブラリをさらにナビゲートしないと判断された場合、方法2100は終了する。
【0210】
図22は、一実施例によるクライアント102(図1を参照)を介しナビゲーションビューを提示する方法2200を示す。方法2200は、複数の記述階層116が1つのクライアント(デバイス及び/又はアプリケーションなど)において利用可能にするのに用いられる。複数の階層116が、同一のマスタ記述コードから構成されるかもしれない。例えば、アーチストタイプマスタ記述コードの性別用ビューとグループタイプ用ビューの両方と、年代マスタ記述コードのレコーディング年代用ビューとクラシック作曲用ビューの両方とが提示される。
【0211】
ブロック2202ではクライアント102毎に、ブロック2204ではナビゲーションツリー毎に、グローバル設定が規定される。ブロック2206では、ナビゲーションツリーレベル毎に設定が規定される。
【0212】
方法2200の処理中に規定される設定の具体例として以下があげられる。
ナビゲーションツリーレベル毎の設定の規定
I.ナビゲーションツリーレベルの規定:記述レベル
・システム
・階層
・カテゴリリスト
II.ナビゲーションツリーレベルの規定:エンティティレベル
・エンティティレベル
・階層
・カテゴリリスト
III.ナビゲーションツリーアイテム包含オプションAPI入力(何れへのアクセスを与えるツリーかなど)
・含めるべきオブジェクトタイプの選択
・含めるべきサービスの選択
・含めるべきフォーマットの選択
・含めるべきメディアの選択
・含めるべきデバイスの選択
・含めるべき特定のエンティティレベルに係る記述値の選択
・含めるべき最も詳細なエンティティの選択
IV.エンティティアイテムカテゴリ化オプションAPI入力
・それに符号化されるプライマリカテゴリの下のみ又はそれに符号化されるすべてのカテゴリの下でのエンティティアイテムの表示
・適用可能な記述が何れかのエンティティアイテムレベルに符号化される場合のカテゴリ及びエンティティアイテムの表示
カテゴリの表示に対する制御を可能にするAPIへのパラメータ入力
V.カテゴリ表示オプションAPI入力(イエス/ノー)
・“他のすべて/一般的な”チャイルドカテゴリの表示
・1つのチャイルドカテゴリしか存在しないときのチャイルドカテゴリの表示
・1つのチャイルドカテゴリのみのときのチャイルドカテゴリラベルからペアレントレベルへの移動
・プライマリペアレントのみの下で又はすべてのペアレントの下でのチャイルドカテゴリの表示
・隣接レベルにおける同一カテゴリのスキップ
・エンプティカテゴリの表示
VI.カテゴリネーム表示API入力
・言語
・ショートタームの使用
・代替的なラベルの使用
VII.エンティティリストグループ化APIオプション
・アーチストリストにおける1つのカテゴリの下での各種レコーディングアーチストコンピレーションに現れるアーチストのグループ化
・アーチストリストにおける各種レコーディングアーチストコンピレーションに別々に現れるアーチストの非リスト化
・作曲家グループにおける1つのカテゴリの下での各種作曲家コンピレーションに現れる作曲家のグループ化
・作曲家リストにおける各種作曲家コンピレーションに別々に現れる作曲家の非リスト化
・アーチストリストにおける1つのカテゴリの下での1つのトラックのみを有するアーチストのグループ化
・アーチストリストにおけるメインアーチストネームの下でのすべてのアーチストネームの他の掲示
・アーチストリストにおけるアーチストネームの他のすべての掲示の別々のリスト化
・アーチストリストにおけるメインアーチストの下で及び別々のアーチストネームの他のすべての掲示のリスト化
・コラボレーションのためのコラボレーションネームのみのリスト化
・コラボレーションのためのコラボレーションネーム及びプライマリアーチストネームのリスト化
・コラボレーションのためのコラボレーションネーム、プライマリアーチストネーム及びセカンダリアーチストネームのリスト化
・アルバムリストにおける1つのカテゴリの下でのシングルアーチストコレクション/アンソロジーコンピレーションのグループ化
VIII.アイテムネーム不敬フィルタオプションAPI入力
・アイテムリストからのアイテムの削除
・隠されたフラグ付けされたワードによる表示
・隠されたフラグ付けされたワードの第1文字以外のすべての文字による表示
・フラグ以外のフラグ付けされたすべてのワードの表示
・特別な処置なし
IX.エンティティリスト複製アイテム処理
・指紋に基づくフラグ複製
・TOCに基づくフラグ複製
・ファイルネームに基づくフラグ複製
・トラックネーム+アーチストネームに基づくフラグ複製
・トラックネーム+アーチストネーム+アルバムネームに基づくフラグ複製
・ファイルハッシュに基づくフラグ複製
・各複製について
○フラグ以外の双方の表示
○1つのみの表示
X.アイテムネームリスト表示オプションAPI入力
・ショートネームの表示
・ファースト、ラストの表示
・“ネーム,ザ”の表示
・ザ・ネーム“の表示
XI.詳細アイテム表示
・TLSクラシカルのトラックフィールドにおける移動ネームのみの表示
・TLSクラシカルのトラックにおける作曲家ネームラストの表示
・TLSクラシカル野アーチストフィールドにおけるソリストの非表示
・ショートネームの表示
・ファースト、ラストの表示
・“ネーム,ザ”の表示
・ザ・ネーム“の表示
各レベルにおけるカテゴリリストオーダリングに対する制御を可能にするAPIへのパラメータ入力
XII.カテゴリネームオーダリングオプションAPI入力(ソート番号(第1ソート、第2ソートなど)と昇降に対するオプションが選択される)
・英数字
・日付
・サブカテゴリ番号
・コンテナのアイテムの番号
・コンテナのアイテムの期間
・編集上の意味的関係B:(類似性クラスタリングなど)
・編集上の意味的関係B:(最も適合したリニアシーケンスなど)
・編集的:重要性又は品質
・人気(動的に生成される)
・慣習−開発者
・慣習−エンドユーザ
・他のカテゴリの記述に基づく順序
各レベルにおけるエンティティアイテムオーダリングに対する制御を可能にするAPIへのパラメータ入力
XIII.アイテムオーダリングオプションAPI入力(ソート番号(第1ソート、第2ソートなど)と昇降に対するオプションが選択される)
・英数字(表示通り、ファーストラストオプション、先行アーティクルオプションに基づく)
・フラグ(リリースタイプ:アルバム、シングル、コレクションなど)
・年代順
・人気(動的に生成可能)
・慣習
・エンティティの他の記述/属性に基づく順序
XIV.ナビゲーションコンテンツアイテム表示API入力−値日ゲーションコンテンツアイテムが、リアルタイムに更新されることによって又はサーバとの接続による定期的な更新によって動的なものとすることが可能である(イエス/ノー)
・アルバムカバーアート
・アーチストフォト
・ジャンルアイコン
・年代アイコン
・オリジンアイコン/フラグ
・位置ロゴ
・タイムサイクルアイコン
・ムードアイコン
・慣習
・担保アイコン
・楽器アイコン
・シチュエーションアイコン
・テーマアイコン
・ビデオスチル
・動画サムネイル
・サムネイルシーケンス
・記述/エンティティタイプアイコン
・カテゴリのオーディオ記述、エンティティアイテム
・慣習
図23は、一実施例によるクライアント102(図1を参照)上でナビゲーションを変更する方法2300を示す。
【0213】
判定ブロック2302において、パーソナル化されたナビゲーションを利用するか判断される。パーソナル化されたナビゲーションを利用すると決定された場合、ブロック2304において、パーソナル化されたナビゲーションが使用される。
【0214】
ナビゲーションは、ユーザのタグ処理とプロファイルに基づくタグ処理メニューの適応化のためのツールを提供することによって、ナビゲーションがパーソナル化される。エンドユーザは、カテゴリネーム、エンティティアイテムネーム及びカテゴリグループ化を手作業により無効にすることによってパーソナル化することができるかもしれない。
【0215】
ナビゲーションはまた、コレクション及び/又はユーザプロファイルに基づく階層116の動的な設定によりパーソナル化される。エンドユーザはまた、ナビゲーションに使用する階層114を手作業により選択及び/又は構成してもよい。コンテンツは、クライアント102レベル及び/又はファイルレベルにおいてユーザによりフラグ付け及び/又はタグ付けされる。
【0216】
ユーザの異なるクライアント(アプリケーション又はデバイスなど)により抽出される嗜好がリモートに格納され、及び/又は有線若しくは無線接続を介しあるクライアントから他のクライアントに直接転送されるかもしれない。
【0217】
判定ブロック2302において、パーソナル化されたナビゲーションを利用しないと決定された場合、方法2300は判定ブロック2306に移行する。
【0218】
判定ブロック2306において、動的なパーソナル化を利用するか判断される。動的なパーソナル化を利用すると判断された場合、ブロック2308において、動的なパーソナル化が利用される。
【0219】
構成されたパーソナルプロファイルデータが、動的なパーソナル化されたナビゲーションを提供するため自動的にアクセスされるかもしれない。非明示的なプロファイルが、ユーザにより与えられる明示的な入力により無効にされる。動的なパーソナル化に利用されるソースは、明示的な入力、エンティティ毎及びカテゴリ毎のメディアアイテムのカウントを含むユーザメディアコレクションのインデックス又は活動に対するユーザの現在のデバイス若しくは複数のデバイスに活動をトラックするユーザ活動をログ処理し、プレイ、クリック、タイムエンゲージ及び/若しくは他のファクタから構成される活動ログを含むかもしれない。
【0220】
動的なパーソナル化の出力は、合成されたプロファイルであるかもしれない。プロファイルは、エンドユーザに対するカテゴリ又はエンティティアイテムの相対的な関心/重要性レベルを示し、リモート及び/又はローカルに格納されるかもしれない。
【0221】
他のナビゲーションツリー314は、プロファイル入力に基づき動的に構成される。再調整のため、リストのサブセクションについてステップアップ又はダウンするレベル数が決定される。動的に構成される他のナビゲーションツリー314の具体例は以下の通りである。
・標準的ビューは、トップレベルにおいて米国デフォルト25アイテムジャンルカテゴリリストを提示する。
・カスタマイズされた25アイテムリストビューが、テンプレート(6アイテムリストなど)により指定される階層における次に高いレベルを参照することにより提示される。プロファイルは、“ロック”がより高いレベルにおいてリストされたもののうちユーザが最も嗜好するジャンルであることを示すかもしれない。
・新たな25アイテムリストは、その後以下のように生成される。まず、より高いリスト(6アイテムなど)からの残りのカテゴリ(5カテゴリなど)が、ロック以外のすべての音楽をカバーするのに利用される。これは、20のロックカテゴリを占有させる。これらは、それぞれがリストされる階層の次に低いレベルのロック選択(すなわち、30のロックカテゴリを含む)から最も嗜好される19のカテゴリを特定することによって取得される。“より多くのロック”とラベル付けされたメインカテゴリは、次に低いレベルからの残りのロックカテゴリのすべてを含むかもしれない。
・“より多くのロック”カテゴリの下の次のレベルは、次の下位レベルからの残りの9のロックカテゴリを示すか、又は当該レベルにおいて通常表示されるすべてのサブカテゴリの1つのリストを単に示すかもしれない。
【0222】
合成グラフィカル、オーディオ、ビデオ又はテキストナビゲーションアイコンが、コンテナの現在のコンテンツに基づきパーソナル化のため動的に選択されるかもしれない。
【0223】
判定ブロック2306において、パーソナル化されたナビゲーションを利用しないと決定された場合、方法2300は判定ブロック2310に移行する。
【0224】
判定ブロック2310において、コンテクストの適応化を利用するか判断される。コンテクスト適応化を利用すると判断された場合、ブロック2312において、コンテクスト適応化が利用される。
【0225】
コンテクスト適応化は、リアルタイムグローバルテキスト適応化及び/又はリアルタイムパーソナルコンテクスト適応化を利用する。データは、クライアント102によりローカル又はリモートにアクセス可能であるかもしれない。
【0226】
リアルタイムグローバルコンテクスト適応化の具体例として、位置(GPS、セル)、日時、週、季節、年、日付、休日、天候、加速度、スピード、温度、向き、オブジェクトの存在(RFID、BLUETOOTHなどの技術を利用して)、公人の存在の利用があげられる。リアルタイムパーソナルコンテクスト適応化の具体例として、パーソナルロケーションブックマーク(GPS又はセルラーネットワークにより提供されるデータを利用して)、パーソナル日時、週、年嗜好、誕生日、記念日、天気嗜好、パーソナルタグ付けされたオブジェクトの存在、既知のタグ付けされた個人の存在、心拍及び他の生体データフィードの利用があげられる。
【0227】
判定ブロック2310において、コンテクスト適応化を利用しないと判断された場合、方法2300は判定ブロック2314に移行する。
【0228】
判定ブロック2314において、ナビゲーションを復元するか判断される。ナビゲーションを復元すると決定された場合、ブロック2316において、ナビゲーションが復元される。
【0229】
判定ブロック2314において、ナビゲーションを復元しないと判断された場合、方法2300は判定ブロック2318に移行する。
【0230】
判定ブロック2318において、さらなる変更がされるか判断される。さらなる変更をすると判断された場合、方法2300は判定ブロック2302に戻る。さらなる変更をしないと判断された場合、方法2300は終了する。
【0231】
図24は、マシーンにここに記載された方法の1以上を実行させる命令セットが実行されるコンピュータシステム2400の一例となる形式でのマシーンのグラフ表示を示す。他の実施例では、マシーンはスタンドアローンデバイスとして機能し、又は他のマシーンに接続される(ネットワーク接続など)。ネットワーク化された構成では、マシーンは、サーバ・クライアントネットワーク環境においてサーバ又はクライアントマシーンのキャパシティで動作するか、又はピア・ツー・ピア(又は分散化)ネットワーク環境においてピアマシーンとして動作するかもしれない。マシーンは、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレットPC、セットトップボックス(STB)、メディアプレーヤー(パー他ブルオーディオプレーヤー、自動車オーディオプレーヤー、又は何れかのメディアレンダリングデバイスなど)、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、ウェブアプライアンス、又は当該マシーンによりなされるべきアクションを指定する命令セット(シーケンシャルなど)を実行可能な何れかのマシーンであるかもしれない。さらに、1つのマシーンしか示されていないが、“マシーン”という用語はまた、ここに記載される方法の1以上を実行するための命令セット(又は複数のセット)を個別に若しくは合成的に実行するマシーンコレクションを含むものである。
【0232】
一例となるコンピュータシステム2400は、プロセッサ2412(中央処理ユニット(CPU)、グラフィック処理ユニット(GPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)又はこれらの何れかの組み合わせなど)、メインメモリ2404及び静的メモリ206を有し、これらがバス2408を介し互いに通信する。コンピュータシステム2400はさらに、ビデオ表示ユニット2410(液晶表示(LCD)、CRT(Cathode Ray Tube)など)を含むかもしれない。コンピュータシステム2400はまた、英数字入力装置2413(キーボードなど)、ユーザインタフェース(UI)ナビゲーションデバイス2412(マウスなど)、ディスクドライブユニット2416、信号生成装置2418(スピーカーなど)及びネットワークインタフェースデバイス2420を含むかもしれない。
【0233】
ディスクドライブユニット2416は、ここに記載される方法又は機能の1以上を実現又はそれに利用される1以上の命令セット及びデータ構造(ソフトウェア2424など)が格納されたマシーン可読媒体2422を含む。ソフトウェア2424はまた、マシーン可読媒体を構成するコンピュータシステム2400、メインメモリ2404及びプロセッサ2412による実行中、メインメモリ2404及び/又はプロセッサ2412内に完全に又は少なくとも部分的に常駐するかもしれない。
【0234】
ソフトウェア2424はさらに、周知の伝送プロトコル(FTPなど)の何れか1つを利用して、ネットワークインタフェースデバイス2420を介しネットワーク2425に送受信されるかもしれない。
【0235】
一実施例において、1つの媒体となるマシーン可読媒体2422が示されるが、“マシーン可読媒体”という用語は、1以上の命令セットを格納する1つの又は複数の媒体(中央又は分散データベース及び/又は付属するキャッシュ及びサーバなど)を含むものである。“マシーン可読媒体”という用語はまた、マシーンに本発明の方法の何れか1以上を実行させ、又はこのような命令セットにより利用される若しくは関連付けされるデータ構造を格納、符号化又は搬送可能なマシーンによる実行のため、命令セットを格納、符号化又は搬送可能な任意の媒体を含むものとされる。“マシーン可読媒体”という用語は、限定することなく、ソリッドステートメモリ、光媒体、磁気媒体及び搬送波信号を含むものとされる。
【0236】
図25は、クライアント102、132が配設される一例となるエンドユーズシステムを示す。エンドユーズシステム2500は、クライアント2504がデバイスストレージ2506に配設されるデバイスプロセッサ2502を有する。デバイスは、カーラジオ、MP3プレーヤー、ホームステレオ、計算システムなどを含むかもしれない。クライアント2504は、クライアント102及び/又は135の機能を含むかもしれない(図1A及び1Bを参照)、デバイスストレージ2506は、固定式のディスクドライブ、フラッシュメモリなどであるかもしれない。
【0237】
デバイスプロセッサ2502は、複数のソース2508.1〜2508.6からコンテンツを受け付ける。図示されるような複数のソースは、携帯電話/PDA2508.1、CD/DVD/BLURAY/HD/DVD2508、メディアプレーヤー2058.3、ローカル
及び/又はリモートストレージ2508.4、ラジオステーション2508.5、インターネットアクセス/ストリーミングコンテンツ2508.6を含む。しかしながら、他のコンテンツソースもまた利用されるかもしれない。
【0238】
コンテンツは、ディスプレイ2518、オーディオ出力2520及びユーザ入力2514(音声及び/又はテキストなど)に接続されたユーザインタフェース2516のユーザを介しエンドユーザによりナビゲート可能とされる。デバイスプロセッサ2502により取得される情報は、デバイスストレージ2506にローカルに格納され、及び/又はシステムサーバ2512を利用することによりシステムデータベース2512にリモートに格納されるかもしれない。
【0239】
本発明の実施例が具体的な実施例を参照して説明されたが、本発明の広範な趣旨及び範囲から逸脱することなく、これらの実施例に各種変更及び改良が可能であることは自明である。従って、明細書及び図面は、限定的でなく例示的にみなされるべきである。その一部を形成する添付した図面は、主題が実現される具体的な実施例を限定することなく例示的に示す。図示された実施例は、当業者がここに開示された教示を実践することを可能にするのに十分な詳細さにより記載される。他の実施例が、本開示の範囲から逸脱することなく構造的及び論理的置換及び変更が可能となるように利用及び導出されるかもしれない。この詳細な説明は、限定的な意味で解釈されるべきでなく、各種実施例の範囲は、添付した請求項とその均等の完全な範囲によってのみ規定される。
【0240】
本発明の主題の実施例は、単に便宜上“発明”という用語によって、実際には複数開示されている場合、1つの発明又は発明概念に本出願の範囲を自発的に限定することを意図せず、個別に及び/又はまとめて呼ばれるかもしれない。従って、具体的な実施例が図示及び説明されるが、同一の目的を実現するため計算される構成は示された具体的実施例に置換されることが理解されるべきである。本開示は、各種実施例の何れか及びすべての適応化又は変形をカバーすることが意図される。上記実施例及びここでは具体的には記載されていない他の実施例の組み合わせが、上記記載を参照することにより当業者に明らかとなるであろう。
【0241】
本開示の概要は、読者が技術的開示の性質を迅速に確認することを可能にする概要を要求した37C.F.R.§1.72(b)に準拠するため提供される。それが請求項の範囲又は意味を解釈又は限定するのに使用されないという理解によりそれは提供されている。さらに、上記詳細な説明では、各種特徴が本開示を整理するため1つの実施例に集約されていることが理解できる。本開示の方法は、請求項された実施例が各請求項に明示的に記載された特徴より多くを要求するという意図を反映させるものとして解釈されるべきでない。むしろ、以下の請求項が反映されるとき、発明の主題は、開示された1つの実施例のすべての特徴より少なく存在する。従って、以下の請求項は詳細な説明に含まれ、各請求項は別の実施例として自ら立脚している。
【図面の簡単な説明】
【0242】
【図1A】図1Aは、一例となるナビゲーションシステムのブロック図である。
【図1B】図1Bは、一例となるナビゲーションシステムのブロック図である。
【図2】図2は、一例となるコンフィギュレーションシステムのブロック図である。
【図3】図3は、一例となるナビゲーションテンプレートのブロック図である。
【図4】図4は、一例となる情報アーキテクチャのブロック図である。
【図5】図5は、一実施例による図2のコンフィギュレーションシステムを前処理する方法を示すフローチャートである。
【図6】図6は、一実施例によるリファレンスメディアデータベースを生成する方法を示すフローチャートである。
【図7】図7は、一実施例による情報アーキテクチャを生成する方法を示すフローチャートである。
【図8】図8は、一実施例による図1A及び1Bのナビゲーションシステムに配設される記述システムを生成する方法を示すフローチャートである。
【図9】図9は、一実施例によるナビゲーションパッケージを規定する方法を示すフローチャートである。
【図10】図10は、一実施例によるナビゲーションテンプレートを動的に生成する方法を示すフローチャートである。
【図11】図11は、一実施例によるメディアオブジェクトに記述コードを符号化する方法を示すフローチャートである。
【図12】図12は、一実施例によるクライアントをプレロードする方法を示すフローチャートである。
【図13】図13は、一実施例による情報アーキテクチャをロードする方法を示すフローチャートである。
【図14】図14は、一実施例によるメディアアイテムを符号化する方法を示すフローチャートである。
【図15】図15は、一実施例による複数のソースからコンテンツをロードする方法を示すフローチャートである。
【図16】図16は、一実施例によるコンテンツ認識方法を示すフローチャートである。
【図17】図17は、一実施例によるコンテンツIDをマッピングする方法を示すフローチャートである。
【図18】図18は、一実施例によるコンテンツの対するマスタ記述コードとコンテンツIDとを受け付ける方法を示すフローチャートである。
【図19】図19は、一実施例によるクライアントにおけるナビゲーションパッケージを利用する方法を示すフローチャートである。
【図20】図20は、一実施例によるナビゲーションビューを生成する方法を示すフローチャートである。
【図21】図21は、一実施例によるナビゲーションビューを更新する方法を示すフローチャートである。
【図22】図22は、一実施例によるクライアント上にナビゲーションビューを提示する方法を示すフローチャートである。
【図23】図23は、一実施例によるクライアント上でナビゲーションを変更する方法を示すフローチャートである。
【図24】図24は、マシーンにここに記載される方法の何れか1以上を実行させる命令セットが実行可能なコンピュータシステムの形式におけるマシーンのグラフ表示を示す。
【図25】図25は、図1A及び1Bのクライアントが配設される一例となるエンドユーザシステムのブロック図を示す。
【発明の詳細な説明】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2006年3月9日に出願された米国仮特許出願第60/781,609号“Method and System to Navigate Media from Multiple Sources”の利益を主張するものであり、その内容のすべてが参照することによりここに援用される。
[分野]
本出願は、メディアナビゲーションに関し、より詳細には、複数のソースからのメディアをナビゲートするシステム及び方法に関する。
[背景]
デジタルメディアの普及の拡大は、様々な利益を増大させると共に、これに伴う新たなチャレンジを増大させてきた。デジタルメディアのデジタル化、圧縮及び流通を向上させるための開発が継続されてきたが、このようなメディアを容易かつ効果的にナビゲートすることは困難になってきた。各ソースが各種フォーマット及び属性による楽曲、ビデオ、ピクチャ及び/又はテキストを含む多数のメディアアイテムを含みうるため、潜在的に異なるタイプの各種ソースからのメディアにナビゲーションのためアクセスすることは、ナビゲーションの難しさを増大させている。
【0002】
利用可能なデジタルメディアの全ボリュームは、メタデータシステムにおける多様性、ナビゲーション構造及びローカライズされたアプローチと共に、単一の装置又はアプリケーションユーザインタフェースがデジタルメディアにアクセスするためのすべてのユーザのニーズを充足させることを困難にしている。
【0003】
一般に、デジタルメディアに通常関連付けされる記述的メタデータは、利用可能でないか、不正確であるか、不完全であるか及び/又は内部的に不整合なものであるかもしれない。利用可能であるとき、メタデータは、しばしば1つのレベルの記述(ロックジャンルなど)しか示さないテキストタグを介してのみ利用可能であり、この1つのレベルにおいて使用される粒度レベルは、メタデータについて規定された1つのボキャブラリの範囲内でさえ大きく変動するかもしれない。しばしば、利用可能な粒度レベルは詳細すぎたり又は粗すぎたりするため、与えられたユーザインタフェース要件のニーズを充足することができない。さらに、所与のメディアオブジェクトについて、所与の記述タイプに対して利用可能な複数の値及び/又はデジタルメディアをナビゲートしようとする際にさらなる問題を生じさせる複数のソースからの同一タイプの複数の値が存在するかもしれない。
【0004】
ユーザに利用可能なデジタルメディアの範囲及び多様性が増加する一方、一部の装置における限定的なスクリーンサイズ及び解像度のユーザインタフェースの制約は事実上固定されたままである。解像度は増加されたが、一部のデジタルメディアにアクセスするのに使用されるスクリーンサイズは、これらの装置がよりポータブルなものになるに従って減少してきた。ポータブル装置は、リストの長さ及び当該リストに使用される用語の長さが短く簡潔でありつづけるという制約を有しているかもしれない。
【0005】
同時に、自動プレイリストエンジン、推奨エンジン、ユーザプロファイリング・パーソナル化ファンクション、コミュニティサービスなどのメディアアプリケーションを駆動するアプリケーションロジックは、より詳細な及びより細かい記述データから恩恵を受ける。ユーザインタフェースディスプレイとアプリケーションロジックの両方について同じ記述セットを使用しようとするシステムは、2つの完全に分離したシステムを使用しながら、リスク不連続性とユーザの混乱の両方のニーズを一度に充足することは効果的にはできない。
【0006】
さらに、異なるユーザは、異なる地理的領域からのコンテンツ、異なる言語によるコンテンツ、各種タイプの装置及びアプリケーションからのコンテンツ、異なるユーザタイプからのコンテンツ及び/又は個人的なメディア嗜好によるコンテンツにアクセスする際、異なるメディアナビゲーション構造、ラベリング及び関連するコンテンツを使用するかもしれない。既存のナビゲーション構造は、特に埋め込み装置の場合、開発者が各ユーザグループ又は各ユーザに適したナビゲーション要素を容易に選択、設定及び配信することを可能にするものでないかもしれない。
【0007】
従来、このような各代替から利用可能なメディアへのアクセスは、ソース又はサービスパラダイムにより構成されてきた。ユーザがジャズ音楽を聴くことを所望する場合、ローカルHDDなどのブラウズする1つの装置又はソースしか予め選択しないか、又は利用可能なジャズコンテンツを視聴するため、各装置/ソースのナビゲーションUIを教え込むであろう。
【0008】
既存のメディアナビゲーション手段は、ユーザのメディアコレクションの変更又は他の明示的若しくは非明示的な一時的若しくは長期の個人的嗜好の変化に動的に反応することができない点で静的なものであった。同様に、時間、場所、動き、姿勢、個人の存在、オブジェクトの存在に関するものを含む他のグローバルで個人的なコンテクストデータソースのリアルタイム又は定期的な変化に動的に反応するためのメディアナビゲーションオプションについて限定的な機能しかなかった。
[詳細な説明]
メディアナビゲーション方法及びシステムの実施例が説明される。以下の説明では、実施例の完全な理解を提供するため、多数の具体的な詳細が提供される。しかしながら、本発明がこれら具体的詳細なしに実現可能であることは当業者に明らかであろう。
【0009】
アプリケーション、表示装置又はユーザインタフェース(UI)パラダイムに関係なく、広範なデジタルメディアへの一貫した、シンプルな、効果的な及び効率的なアクセスを提供するナビゲーションシステムが説明される。ナビゲーションシステムは、エンドユーザがナビゲーションシステムの基礎となる部分の完全性に影響を与えることなくメディアコレクションのカスタマイズ及び再分類を行うことを可能にするため設けられるかもしれない。ナビゲーションシステムの実施例は、デジタルコンテンツ(デジタルオーディオなど)をナビゲートするのに利用され、ポータブルメディア装置(MP3プレーヤー、iPOD、他の何れかのポータブルオーディオプレーヤーなど、自動車オーディオシステム、ホームステレオシステム、コンピュータなどに設けられるかもしれない。
【0010】
ナビゲーションシステムは、基礎となるメタデータの完全性を維持しながら、複数の装置及びアプリケーションにわたる多様なナビゲーション構造の効率的な設定及び動的な更新を可能にするかもしれない。ナビゲーションシステムの設定モジュールは、適切で代替的な正規化されたメディアナビゲーション構造を自動的に予め生成し、クライアントにロードする(メディアプレーヤーなどに提供される)かもしれない。これらの構造は、各種ソース、タイプ及びメタデータのメディアアイテムの1以上のビューを提供するため、インデックス化されたアプリケーションメディアデータベース及びナビゲーション要素を生成するのに利用されるかもしれない。これらのビューは、基礎となるグローバルで細かいソースメディア識別子、記述コード及び/又はラベリングデータを変更することなく、要求に応じてスイッチされ、パーソナル化され、動的に適応化され、更新されるかもしれない。
【0011】
一例となるシステムが、リスト、オーダリングデータ、階層、ツリー、加重関係、マッピング、リンク及び他の情報アーキテクチャ要素と共に、エンティティグループ化、ラベリング、フィルタ及び関連するナビゲーションコンテンツを含むナビゲーション構造に基づき構成されるかもしれない。ナビゲーション構造は、理解可能であって適切なものとなるよう設計された意味的エンティティ及び記述のセットを組み入れ、自動的に最適化されるかもしれない。従って、例えば、メディア装置(ポータブルメディアプレーヤー、自動車オーディオシステムなど)は、1以上のユーザ又はユーザ位置についてカスタマイズ又は最適化されるかもしれない。
【0012】
ナビゲーションシステムは、グローバルな内部の細かいアノテーションコード(annotation code)を各種代替的なカテゴリリストとユーザインタフェース用に使用されるナビゲーションコンテンツへのマッピングを含むかもしれない。カテゴリリストは、流動的にミックスされ、各リストの間の親子マッピングの完全性を維持しながら、グローバルな細かいアノテーションコードの変更なく広範な階層及びナビゲーションツリーを生成するよう適合されるかもしれない。
【0013】
前処理段階では、設定モジュールが、所定のオプションのスーパーセットから、製造時又は初期的なスタートアップ時に、代替的な正規化されたメディアナビゲーション構造の適切なセットを自動的に選択し、安宅締め生成し、特定の接続された又は未接続のクライアントにロードするのに利用されるかもしれない。選択されたオプションは、装置、アプリケーション、地域、言語、ユーザタイプ、メーカー/発行者及び/又は設定モジュールにパラメータとして提供されるエンドユーザアカウントIDの組み合わせに基づき決定されるかもしれない。
【0014】
このとき、クライアントアプリケーションは、ナビゲーション構造を利用して、典型的にはメディア認識技術に関連してインデックス化されたアプリケーションメディアデータベースを生成するかもしれない。
【0015】
このインデックスは、多様な複数のタイプ、サービス及びプロバイダからのメディアアイテムを編集するかもしれない。さらに、メディアアイテムは、多様な複数の装置、接続及びトランスポートからアクセスされるかもしれない。メディアアイテムはさらに、システムのパフォーマンスに実質的に影響を与えることなく、多様なタイプ、完全性、整合性及び精度のメタデータ及び識別子を含むかもしれない。
【0016】
クライアントアプリケーションは、ナビゲーション構造を利用して、ブラウズツリー、ファセットナビゲーション(faceted navigation)、関係リストなどのデフォルト及び代替的なユーザインタフェース要素を生成し、及び/又は自動プレイリスト処理、サーチ、パーソナル化、推奨、インターネットコミュニティ、メディアリテール、オンデマンド契約サービスなどのアプリケーションロジックの各機能を駆動するかもしれない。
【0017】
一実施例では、ユーザインタフェース要素は、クライアント上の各ユーザに対してシンプルで統一された(記述ベースなど)ビューを独自に提供する。メディアプレーヤー上に備えられたAPI(Application Programming Interface)を介して、上記ビュー及び構造は、ネットワークサービスを介しマスタデータベース群からリモートに及び/又はローカルデータベースから、要求により変更され、パーソナル化され、動的に適応化され(パーソナル化された入力及び/又はコンテクスト入力に基づき)、更新される。
【0018】
他のビューが、グローバル(国、複数の国など)、地域(国内の地域など)、アプリケーション(オンラインカタログ又はストアなど)、装置(ポータブルメディアプレーヤー、自動車メディアプレーヤーなど)及び/又はユーザアカウントレベルで適用されるかもしれない。提示情報アーキテクチャレイヤにおけるこのようなすべての変更は、基礎となるマスタの精細なメディア識別子、記述コード、ラベリングデータ及びファイルタグを変更することなく実現可能である。
【0019】
マスタメディア、情報アーキテクチャ、コンテクストデータ及びユーザプロファイルデータベースは、クライアントからのフィードバックに基づき詳細化及び追加され、これにより、ユーザ入力に基づき変更されるかもしれない。
【0020】
ナビゲーションシステムは、サーチ、推奨、プレイリスト処理、インターネットコミュニティの円滑化、ストア、オンデマンド契約サービスなどを含み、何れかのメディアレンダリング装置上で実行される各種アプリケーションを駆動するのに利用されるかもしれない。
【0021】
図1Aは、一例となるナビゲーションシステム100を示す。上述されるように、システム10は、メディアをレンダリングする何れかの装置(ポータブルメディアプレーヤー、自動車オーディオシステムなどの自動車メディアプレーヤーなど)に設けられるかもしれない。ナビゲーションシステム100は、アプリケーション又は装置の形態によるクライアント102を含むかもしれない。クライアント102は、クライアントアプリケーション110を使用することによって、クライアント102が複数のメディアソース106.1〜106.n(無線ステーション、フラッシュドライブ、MP3プレーヤーなど)及び/又はメディアサービス108(メディアプレーヤーに設けられた又はオンラインカタログによってなど)からのコンテンツをナビゲートすることを可能にするのに使用される複数の記述システム104.1〜104.nから、アーキテクチャ情報(選択されたカテゴリリスト122など)を受信するかもしれない。
【0022】
クライアントアプリケーション110は、ユーザインタフェース112を介しコンテンツへのナビゲーションアクセスを提供するかもしれない。ユーザインタフェース112は、表示装置(例えば、装置上の)又はアプリケーションを介しエンドユーザにナビゲーション情報及び他の情報を提供するかもしれない。
【0023】
ナビゲーションテンプレート114は、1以上のナビゲーションビューを提供するため、ユーザインタフェース112を介しクライアント102に利用可能な1以上の記述階層116にアクセスするかもしれない。
【0024】
コンテンツに係るマスタ記述コードリスト124は、コンテンツ(オーディオ、ビデオなど)へのナビゲーションアクセスを、それを記述階層116内に含まれている選択された記述カテゴリリスト122にマッピングすることによって可能にするのに利用されるかもしれない。記述コードは、メディアアイテムのエンティティの属性を記述するかもしれない。選択されたカテゴリリスト122は、複数の記述システム104.1〜104.nの内部に含まれている複数の利用可能なカテゴリリスト132から選択されるかもしれない。一実施例では、クライアントのマスタ記述コードリスト124は、記述システム104.1のマスタ記述コードリスト124のすべてのマスタ記述コードを有していると限らないかもしれない。
【0025】
記述システム104.1は、マスタ記述コードリスト124が選択されるマスタ記述コードリスト124を有する。マスタ記述コードリスト124は、特定タイプのメディア記述の複数の利用可能なマスタ記述コードとそれに係る名前とのリストを有するかもしれない。例えば、ジャンルメディア記述のマスタ記述コードリスト124は、ジャンルに求められる最大の詳細さの符号化された識別情報を有するかもしれない。例えば、ジャンルのためのマスタ記述コードリスト124は、1500種類以上の異なるジャンルなどを含むかもしれない。例えば、マスタ記述コードリスト124は、アーチスト、アルバム、レコードなどのメディアアイテムを符号化するのに利用される詳細なジャンルリストであるかもしれない。特定タイプの記述のためのマスタ記述コードリスト124には、任意的に、識別に使用される一意的な識別子が与えられるかもしれない。
【0026】
一実施例では、メディアアイテム134に係るマスタ記述コードをマスタ記述コードリスト124における対応するマスタ記述コードにリンクさせることによって、メディアアイテムは、当該メディアアイテムをマスタ記述コードにマッピングすることによって記述カテゴリに関連付けされるかもしれない。
【0027】
利用可能なカテゴリリスト132の最も細かい記述カテゴリリストは、マスタ記述カテゴリリストと呼ばれるかもしれない。マスタ記述コードは、マスタ記述カテゴリリストに直接マッピングされ、それは、マスタ記述コードリスト124にあるコード以下の個数のカテゴリを含むかもしれない。
【0028】
マスタ記述カテゴリリストをその他の記述カテゴリリストと別に維持することによって、記述システム104.1の維持が簡単化されるかもしれない。マスタ記述コードリスト124からその他の各記述カテゴリリストへのマッピングは、マスタ記述カテゴリリストからその他の各記述カテゴリリストへのマッピングが変更されないままであるとき、直接的には更新される必要はないかもしれない。
【0029】
複数の利用可能なカテゴリリスト132(記述カテゴリリストなど)は、各記述システムの一部としていくつかのレベルのカテゴリリストを含むかもしれない。各カテゴリリストは、記述システムのその他のカテゴリリストからの異なる個数のカテゴリコードとそれに係るラベルとを含むかもしれない。例えば、第1レベルのカテゴリリストは、5つのカテゴリコードと係るラベルとを含み、第2レベルのカテゴリリストは、20個のカテゴリコードと係るリストとを含む。最も細かいレベルの利用可能な複数のカテゴリリスト132は、マスタ記述カテゴリリストと呼ばれるかもしれない。
【0030】
各記述システムの各記述カテゴリリストの各記述カテゴリコードは、次に低い詳細さのレベルの記述カテゴリリストにおけるそれのペアレント記述カテゴリコードにマップされるかもしれない。いくつかのチャイルドカテゴリコードは、各ペアレントカテゴリコードにマップされるかもしれない。このマッピングは、マスタ記述カテゴリリストを介し各マスタ記述コードをすべてのカテゴリリストにおけるそれの適切なペアレントカテゴリにマッピングする間接的な効果を有すると共に、すべてのカテゴリリストをすべての隣接しないカテゴリリストにおけるそれの適切なペアレント及びチャイルドカテゴリコードにマッピングする効果を有するかもしれない。マスタ記述コードから記述カテゴリコードへのマッピングがまた直接格納されるかもしれない。各記述コードは、一意的な識別子であるかもしれない。
【0031】
詳細さの高いマスタ記述リストでなく、より簡単化されたカテゴリリストを用いてエンドユーザ、アーチスト、設置/ラベル/コンテンツ/配信パートナー、内部のエクスパート又は他の者によるデータアノテーションを可能にするため、マッピングが利用されるかもしれない。
【0032】
一対一の“ダウンワード(downward)”マッピング130が、各記述カテゴリについて生成及び格納されるかもしれない。記述カテゴリは一般にマスタ記述コードの多くより集約的な性質を有しているため、記述カテゴリは、典型的には、実際に知られているレベルの情報しか符号化されないことを保証するため、より集約的なマスタ記述コードにマッピングされるかもしれない。送信者に提示されるユーザインタフェースは、アノテーションラベルが選択されるカテゴリリストの適切な階層しか表示しないかもしれない。選択されると、アイテムがマッピングされたマスタ記述コードによりアノテートされるかもしれない。例えば、設置オペレータは、その設置に主として関連する音楽ジャンルを“公表”するが、15種類のメタジャンルの簡単化されたリストから選択することによっておこれを実行するかもしれない。
【0033】
所望される各視点について、記述システム104.1が生成されるかもしれない。記述システム104.1の各視点は、地域的要因、ジャンル嗜好要因、心理的要因、人工統計的要因及び/又は適用可能な記述タイプの所望される認識を規定するため組み合わされる他の要因の組み合わせによって規定されるかもしれない。記述システム104.1の視点の具体例として、North American Default,Japanese Classical Aficionado.South American,Youth及びSouthern European Traditionalなどがあげられる。
【0034】
より有用なユーザインタフェース112を提供するため、異なる記述システム104.1〜104.nは、同一のマスタ記述コードリスト124を実質的に異なるカテゴリ構成にグループ化するかもしれない。このグループ化は、同一のマスタ記述コードを使用しながら、異なる実現形態におけるカテゴリフォーカスエリアを実質的に変更することを可能にするかもしれない。例えば、欧州ジャンルの記述システムは、“シャンソン”ジャンルを、欧州のエンドユーザがこのタイプの音楽への迅速なアクセスを所望するとき、短縮されたより集約的なジャンルカテゴリリストに含め、北米ジャンルの記述システムについては、ジャンルカテゴリは、“世界”というジャンルカテゴリに他の関連するマスタジャンルコードからの音楽と共に含められている“シャンソン”マスタ記述コードにより符号化されたコンテンツによって、下位レベルにおいて表示されるかもしれない。
【0035】
ナビゲーションコンテンツ120は、ユーザインタフェース112上でのナビゲーションアクセスを向上させるのに利用されるかもしれない。ナビゲーションコンテンツ120は、コンテンツを特定するためナビゲーション中に提供され、例えば、オーディオクリップ、メディアパッケージンググラフィック、フォト、テキスト、ジャンルアイコン、ジャンルミニクリップ、ジャンル記述、オリジンアイコン、オリジンミニクリップ、オリジン記述、ナビゲーションアイコン(チャンネルアイコンなど)、音声データなどを含むかもしれない。
【0036】
認識モジュール126はさらに、メディアアイテム134.1,134.2を認識するためクライアントに含まれるかもしれない。認識モジュール126は、任意的にはローカルデータベース127及び/又はリモートデータベース129を利用して、閲覧の実行及び/又はメディアアイテム134.1,134.2のメタデータの取得を行うかもしれない。認識モジュール126において実行されるメディアアイテム134.1,134.2の認識方法の実施例が、以下でより詳細に説明される。
【0037】
図1Bは、クライアントが配設されるナビゲーションシステム131の他の例を示す。
【0038】
ナビゲーションシステム131は、1以上のメディアソース133からのメディアオブジェクト138.1と、1以上のメディアサービス136からのメディアオブジェクト138.2にアクセス可能なクライアント135を有するかもしれない。メディアオブジェクト138.1はエンティティタイプ140.1に関連付けされ、メディアオブジェクト138.2はエンティティタイプ140.2に関連付けされるかもしれない。メディアオブジェクト138.1,138.2は、ローカル情報アーキテクチャによりインデックス処理モジュール144を介しアクセスされるかもしれない。
【0039】
メディアオブジェクト138.1,138.2は、認識モジュール146を利用することにより認識されるかもしれない。認識モジュール146は、ローカルメディアオブジェクトルックアップデータベース148を使用して、メディアオブジェクト138.1,138.2のメタデータのローカルメタデータデータベース150を構成するため、メディアオブジェクト138.1,138.2を特定するかもしれない。認識モジュール118はまた、ローカルルックアップの代わりに又は加えて、認識サービス170に接触することによりリモートルックアップを実行するかもしれない。認識サービス170は、マスタメディアオブジェクトルックアップデータベース172を使用して、メディアオブジェクト138.1,138.2のメタデータを取得するため、メディアオブジェクト138.1,138.2とマスタメディアメタデータデータベース174を特定するかもしれない。
【0040】
ローカル情報アーキテクチャ142は、以下で詳細に説明されるような各種ナビゲーションビューを構成するため、ナビゲーションシステムアプリケーション160により利用されるかもしれない。ナビゲーションシステムアプリケーション160は、パーソナル化モジュール及び/又はコンテクスト化モジュールに従ってナビゲーションビューを構成するかもしれない。
【0041】
階層152及びナビゲーションツリー154は、ローカル情報アーキテクチャ142から生成され、ナビゲーションビューを提供するのに利用されるかもしれない。階層152とナビゲーションツリー154は、任意的には格納され、以降の抽出に利用可能とされるかもしれない。
【0042】
ナビゲーションAPI162は、ナビゲーションシステムアプリケーション160にアクセスするのに利用されるかもしれない。1以上のコンテクストデータフィード及び/又はセンサが、ナビゲーションAPI162を介しナビゲーションシステムアプリケーション160にコンテクストデータを提供するのに利用されるかもしれない。パーソナル化されたデータはまた、パーソナル化サービス192を使用してマスタユーザプロファイルデータベース194から受け取られるかもしれない。
【0043】
ナビゲーション更新モジュール156は、ローカル情報アーキテクチャ142を更新するのに利用されるかもしれない。ナビゲーション更新モジュール156は、任意的には、ビルドID、デバイスID、アプリケーションID、カスタマID、地域ID、嗜好プロファイルID、ユーザタイプID、クライアントID及び/又はユーザIDを特定する1以上のID158を利用して、配設されるようなローカル情報アーキテクチャ142に対する適切な更新を受け取るかもしれない。
【0044】
ナビゲーションサービス176は、更新された情報をナビゲーション更新モジュール156に提供するかもしれない。ナビゲーションサービス176は、1以上の記述システム178からナビゲーションに使用される情報と、マスタナビゲーションコンテンツオブジェクトストア180からナビゲーションコンテンツとを、ナビゲーションコンテンツメタデータデータベース182を利用して取得するかもしれない。ナビゲーションコンテンツが、ナビゲーションに役立つよう提供され、例えば、オーディオクリップ、メディアパッケージングイメージ、テキスト、ジャンルアイコン、ジャンルミニクリップ、ジャンル記述、オリジンアイコン、オリジン記述、チャネルアイコン、音声データなどを含むかもしれない。
【0045】
クライアントアプリケーション166は、ユーザインタフェース168を介しメディアオブジェクト138.1,138.2へのナビゲーションアクセスを提供するかもしれない。ユーザインタフェース168は、表示装置(例えば、装置上の)又はアプリケーションを介しエンドユーザにナビゲーション情報及び他の情報を提供するかもしれない。
【0046】
1以上のナビゲーションテンプレート184が、ナビゲーションサービス176によりアクセスされるかもしれない。ナビゲーションテンプレート184は、ユーザインタフェース138を介しクライアント102に利用可能な1以上の記述階層152への異なるナビゲーションビューを可能にするかもしれない。
【0047】
ローカルメタデータデータベース150におけるコンテンツに係る記述コードが、記述階層152内に含まれる選択されたカテゴリリストにコンテンツをマッピングすることによって、コンテンツへのナビゲーションアクセスを可能にするのに利用されるかもしれない。選択されたカテゴリリストは、複数の記述システム178内に含まれる複数の利用可能なカテゴリリストから選択されるかもしれない。
【0048】
複数の利用可能なカテゴリリストは、いくつかのレベルのカテゴリリストを含むかもしれない。各カテゴリリストは、異なる個数のカテゴリコードと係るラベルとを含むかもしれない。例えば、第1レベルにおけるカテゴリリストは、5つのカテゴリコードと係るラベルとを有し、第2レベルにおけるカテゴリリストは、20個のカテゴリコードと係るラベルとを含むかもしれない。
【0049】
図2は、一例となるコンフィギュレーションシステム200を示す。コンフィギュレーションシステム200は、ナビゲーションシステム100において使用される1以上の階層116を記述システム104.1〜104.nから生成するのに利用されるかもしれない(図1を参照)。
【0050】
コンフィギュレーションシステム200は、コンフィギュレーションモジュール216が1以上のマスタメディアソース204とリファレンスメディアデータベース206と通信するコンフィギュレーションアプリケーション202を有する。コンフィギュレーションアプリケーション202は、マスタメディアソース204を介し利用可能なコンテンツ(メディアアイテムなど)のための1以上のマスタ記述コードリスト124.1〜124.nを利用するかもしれない。マスタ記述コードリスト124.1〜124.nのマスタコード記述リスト124.1は、複数の記述システム208,210,212に提供されるかもしれない。
【0051】
コンフィギュレーションアプリケーション202はまた、オリジナルの記述システム208又は代替的な視点記述システム210から記述階層214を生成するかもしれない。これらのそれぞれから、他のラベル及び/又は翻訳された言語の記述システム212がまた生成されるかもしれない。
【0052】
オリジナルの記述システム208は、マスタ記述コードリスト124(図1を参照)、第三者記述ラベルマッピング、第三者記述IDマッピング、マスタカテゴリリスト126、他のカテゴリリスト、システムマッピングテーブル228、及びオーダリング値データ230を含む。第三者ラベル及び識別子マッピングテーブルは、第三者ラベル(ジャンルラベル“R&R”など)又はID(ID3ジャンルタグ#96など)を適切なマスタ記述コードに関連付けるかもしれない。
【0053】
第三者マッピングテーブルは、適切な各記述タイプについて最も適したマスタ記述コードに外部的に使用される記述用語によるラベルと記述用語による一意的な識別子とを関連付ける。複数の第三者システムが同一の記述ラベルを使用する場合、この1つのラベルが1つの“ベストフィット”マスタ記述コードにマッピングされるか、又は第三者識別子により示されるようなソースに応じて第三者記述からマスタ記述コードへの他のマッピングをサポートできるように、システムは記述ラベルの各インスタンスにより第三者機関IDを格納するかもしれない。第三者記述の一意的な識別子のマッピングの場合、第三者機関IDを含めることが常に必要である。外部の記述ラベルは、特定のエンティティに関連付けされる必要はなく、それらは口語表現を表すかもしれない。
【0054】
オーダリング値データ230は、任意的には、記述システム208,210,212のカテゴリリストに関連付けされるかもしれない。各カテゴリのオーダリング値は、カテゴリリストのラベルがユーザインタフェース112に提示される順序を示す(図1を参照)。例えば、オーダリング値は、類似性の判定、重要性の判定、時間順の判定などに基づくかもしれない。
【0055】
ラベル付けされた階層116が、各カテゴリIDに係る具体的なラベルを有する特定の記述システム208から構成されるかもしれない。ラベル付けされた階層116は、マスタ記述コードリスト124、ラベル付けされたカテゴリリスト224、システムマッピングテーブル228及びオーダリング値データ230を含む。他のマスタカテゴリリスト224は、マスタカテゴリリスト126に含まれるカテゴリリストのための1以上の他のラベルを含むかもしれない。例えば、他のラベルは、ニックネーム、ショートネームなどを含むかもしれない。
【0056】
翻訳された階層116は、翻訳されたラベル(スペイン語、日本語、英語など)を有するラベル付けされた階層116のバージョンである。ローカライズされた言語記述システムである。翻訳された階層116は、マスタ記述コードリスト124、翻訳されたラベル付けされたカテゴリリスト226、システムマッピングテーブル228及びオーダリング値データ230を含む。
【0057】
記述階層214は、選択されたカテゴリリスト122(図1を参照)、カテゴリリストオーダリングデータ234、階層マッピングテーブル236、記述関係テーブル238及びエンティティ階層240を含むかもしれない。選択されたカテゴリリスト122は、マスタカテゴリリスト126、他のマスタカテゴリリスト224及び/又はローカライズされたマスタカテゴリリスト226から選択されるかもしれない。
【0058】
カテゴリリストオーダリングデータ234は、記述階層214のカテゴリリストの1以上の他の順序付けを可能にするかもしれない。
【0059】
第三者マッピングテーブル236(第三者コンテンツプロバイダにより提供されるテーブルなど)は、第三者により使用される一意的な識別子と記述タームとをマスタ記述コードリスト124に含まれるマスタ記述コードに関連付けるかもしれない。例えば、第三者記述タームは、それが最も類似するマスタ記述コードにマッピングされるかもしれない。このため、使用される用語の相違は調整されるかもしれない。
【0060】
記述関係テーブル238は、マスタ記述コードをマスタ記述コードリスト124の他のマスタ記述コードと関連付ける。これらの関係は、各関係に対する重み付け又は相関値により定義されるかもしれない。
【0061】
エンティティ階層240は、エンティティタイプの少なくとも一部の間の親子関係を定義する。エンティティアイテム階層の一例は、シリーズ<−>アルバム<−>編集<−>リリース<−>SKU<−>ディスク<−>トラック<−>レコード<−>ムーブメント<−>構成、である。
【0062】
図3は、一例となるナビゲーションテンプレート300を示す。ナビゲーションテンプレート300は、ナビゲーションサービスによってナビゲーションパッケージに含まれるべき適切な要素を選択するのに利用されるかもしれない。クライアントは、これらの要素を利用して、1以上のメディアソース106.1〜106.n及び/又はメディアライブラリ108からのコンテンツをナビゲートするためのナビゲーションビューを構成するかもしれない(図1を参照)。
【0063】
ナビゲーションテンプレート300は、テンプレートID302、地域304、1以上のアプリケーションパラメータ306、1以上のデバイスパラメータ308、ユーザタイプ310、1以上の第三者ID312及び/又は1以上のナビゲーションツリー314を含むかもしれない。
【0064】
テンプレートID302は、ナビゲーション用のナビゲーションテンプレート300(1以上のナビゲーションテンプレート114などから)を選択するのに利用可能な識別子(一意的な識別子など)であるかもしれない。
【0065】
地域304は、具体的な地域ユーザベースの文化的な予想に従うユーザインタフェースに構成可能となるように、適切な記述システム及び他のナビゲーション要素を選択するのに利用される地域的な視点を規定するかもしれない。例えば、地域の選択は、米国、ドイツ、ブラジル、日本、韓国、中東、中国、グローバル、ユーラシア、アメリカ及び/又はアジア、米国東海岸、ニューイングランド各州、シカゴなどを含むかもしれない。他の地域もまた選択に利用可能であるかもしれない。
【0066】
1以上のアプリケーションパラメータ306は、ナビゲーションパッケージが配設されるアプリケーションタイプ(メディアプレーヤー、ウェブサイト、プレイリスト生成手段、コレクションマネージャ、他のアプリケーションなど)を示す。例えば、アプリケーションパラメータ306は、ショートネーム、スタンダードネーム、拡張されたネームなど、他のカテゴリラベルを選択させるかもしれない。
【0067】
1以上のデバイスパラメータ308は、ナビゲーションパッケージが配設されるデバイスを指定する。例えば、デバイスパラメータ308は、デバイスがPC、ホームメディアサーバ、自動車ステレオ、ポータブルメディアプレーヤー、携帯電話、デジタルメディアアダプタ、接続されたCD/DVD/フラッシュプレーヤー、リモコンなどであるか示すかもしれない。
【0068】
ユーザタイプ310は、クライアント102におけるナビゲーションテンプレート300の配設を利用するユーザのタイプを特定するかもしれない。例えば、ユーザタイプは、ナビゲーションテンプレート300のユーザをベーシックユーザ、シンプルユーザ、スタンダードユーザ、アドバンスユーザ、プロフェッショナルユーザとして特定するかもしれない。他のユーザタイプもまた利用可能である。
【0069】
1以上の第三者ID312は、ナビゲーションテンプレート300に係る第三者を特定するかもしれない。第三者IDは、エンドユーザについてのナビゲーション嗜好を規定するID(一意的なIDなど)を有する第三者カスタマ及び/又はパートナーと共に、適切な第三者マッピングテーブルを介しマッピングされる必要があるラベル又はIDの第三者のIDを有する第三者カスタマ及び/又はパートナーに関連付けされるかもしれない。
【0070】
1以上のナビゲーションツリー314は、アプリケーションパラメータ306、デバイスパラメータ308、ユーザタイプ310及び/又はその他第三者ID312の選択に基づきユーザインタフェース112の要素を構成するのに利用可能である選択されたカテゴリリスト122及び/又はエンティティタイプから抽出されるカテゴリリストのシーケンスであるかもしれない。ナビゲーションツリー314はまた、カテゴリリストにアイテムの順序付けを含めるかもしれない。リストオーダリング定義は、判定的な一意的順序付け、アルファベット、動的なアイテムカウント、動的な人気などを含むかもしれない。
【0071】
図4は、一例となる情報アーキテクチャ400を示す。情報アーキテクチャは、クライアント102(図1を参照)及び/又は他のアプリケーション及びデバイスに配設されてもよい。情報アーキテクチャ400は、1以上の記述階層116、1以上のナビゲーションツリー314、1以上の他のカテゴリリスト406、デフォルトマッピング408、1以上の記述関係テーブル238及び/又はナビゲーションコンテンツ120(図1〜3を参照)を含むかもしれない。
【0072】
他のカテゴリリスト406は、情報アーキテクチャ400に含まれない1以上の記述階層116から選択されるかもしれない。デフォルトマッピング408は、既存の記述IDのマッピング(プロバイダ又は第三者などから)を可能にし、及び/又は第三者記述ラベルマッピングを実行するため、情報アーキテクチャ400において利用されるかもしれない。異なる要素を含む情報アーキテクチャ400の他のコンフィギュレーションはまた、クライアント102に配設されるかもしれない。
【0073】
図5は、一実施例によるコンテンツのナビゲーションのためクライアント102(図1を参照)への情報アーキテクチャ400(図4を参照)の配設を可能にするためコンテンツを前処理する方法を示す。
【0074】
リファレンスメディアデータベース206が、ブロック502において生成される。生成されると、リファレンスメディアデータベース206は、複数のマスタ記述コードリスト124.1〜124.nを含むかもしれない。リファレンスメディアデータベース206を生成する一実施例が、以下でより詳細に説明される。
【0075】
情報アーキテクチャ400(図4を参照)が、ブロック504において生成される。情報アーキテクチャ400を生成する一実施例が、以下でより詳細に説明される。
【0076】
ナビゲーションテンプレート300(図3を参照)が、ブロック506において定義される。ナビゲーションテンプレートを定義する一実施例が、以下でより詳細に説明される。
【0077】
図6は、一実施例によるリファレンスメディアデータベース206(図2を参照)を生成する方法600を示す。一実施例では、方法600はブロック502において実行される(図5を参照)。方法600の各処理を介して生成されたリファレンスメディアデータベース206が、コンフィギュレーションシステム200に使用されるが、それはまた他のシステムにおいても使用される。
【0078】
メディア記述は、ブロック602において複数のエンティティに関連付けされるかもしれない。複数のエンティティが、単一のメディアソース106.1(単一のコンテンツプロバイダ又は固定されたディスクなどから)、複数のメディアソース106.1〜106.n及び/又はメディアライブラリ108(図1を参照)からのものであるかもしれない。例えば、これらのエンティティは、チャネル、ストリーム、ステーション、プログラム、スロット、プレイリスト、ウェブページ、レコードアーチスト、作曲者、作曲、ムーブメント、演奏、レコード、レコードミックストラック、トラックセグメント、トラック、リリース、エディション、アルバム、アルバムシリーズ、グラフィックイメージ、写真、ビデオセグメント、ビデオ、ビデオスチルイメージ、テレビエピソード、テレビシリーズ、フィルム、ポッドキャスト、イベント、ロケーション及び/又は場所を含むかもしれない。他のエンティティもまた利用されるかもしれない。
【0079】
メディア記述は、識別(ID)コードを使用して関連付けされたエンティティの特性を特定するかもしれない。例えば、メディア記述に使用されるIDコードは、ジャンルIDコード、オリジンIDコード、レコード年代IDコード、作曲年代IDコード、アーチストタイプIDコード、トピックIDコード、個人履歴コンテクストID、コミュニティ履歴コンセプトIDコード、音色IDコードなどを含むかもしれない。他のIDコードがまた、エンティティの特性を特定するためメディア記述と共に使用されるかもしれない。
【0080】
特定タイプのIDコードのそれぞれは、単一のマスタ記述コードリスト124に関連付けされるかもしれない。例えば、ジャンルIDコードは、各ジャンルIDコードがジャンルラベルに関連付けされるジャンルマスタ記述コードリスト上にあるかもしれず、ムードIDコードは、各ムードIDコードがムードラベルに関連付けされるムードマスタ記述コードリスト上にあるかもしれない。
【0081】
特定のエンティティが、複数のメディア記述に関連付けされるかもしれない。同一タイプのコード(ジャンルIDコードなど)を有する1以上のメディア記述が、エンティティに関連付けされるかもしれない。メディア記述には、任意的に、他のメディア記述との間の関連性を示すためのランキング及び/又は重み付けが与えられるかもしれない。例えば、アルバムは、ブルースのプライマリメディア記述とロックのセカンダリメディア記述とに関連付けされ、プライマリメディア記述は、セカンダリメディア記述より上位にランク付けされる。
【0082】
エンティティに関連付けされるメディア記述の決定は、任意的には、1以上のデータソースから受付される情報に基づくかもしれない。例えば、データソースは、プロバイダから受け取られるコンテンツ情報(ラベルデータフィード及び/又はコンテンツレジスタなど)、エクスパート編集情報、個別コミュニティ提出物、集団コミュニティ提出物、デジタル信号処理(DSP)解析、統計解析などを含むかもしれない。
【0083】
1以上のフラグが、ブロック604において、任意的に複数のエンティティの1以上に関連付けされるかもしれない。これらのフラグは、ナビゲーション中に特別な処理を受付可能な特定タイプ(特別なタイプなど)のエンティティを特定するのに利用されるかもしれない。例えば、フラグは、エンティティが各種アーチスト編集、サウンドトラック、休日関連テーマ(クリスマスなど)、インタビュー及び/又は海賊版レコードであることを示すのに利用されるかもしれない。他のタイプのフラグがまた、ナビゲーション中に特別な処理を受付可能な他の特定タイプのエンティティを特定するのに利用されるかもしれない。
【0084】
継承が、ブロック606において、複数のエンティティに適用されるかもしれない。複数のエンティティへの継承の適用は、1以上の他のエンティティに係る選択されたメディア記述への複数のエンティティの少なくとも一部のアクセスを可能にするかもしれない。継承は、任意的には、エンティティ間の関係に基づき、複数のエンティティに係るメディア記述の記述量を減少させるのに利用されるかもしれない。継承の利用は、リファレンスメディアデータベース206の効果及び/又はスケーラビリティを向上させるかもしれない。
【0085】
例えば、メディア記述セットは、レコードアーチストに関連付けされるかもしれない。メディア記述がレコードアーチストに係るメディア記述セットと異なっているレコードアーチストのアルバムについて、当該アルバムのメディア記述セットが関連付けされるかもしれない。アーチストの各レコードが当該レコードが記録されたアルバムのものと異なるとき、メディア記述セットが各レコードに関連付けされるかもしれない。レコードの1以上の各セグメントがペアレントレコードと異なっている場合、メディア記述セットが各セグメントに関連付けされるかもしれない。
【0086】
継承は、ペアレントからの継承を提供するためカスケードダウンに(カスケードダウン継承など)、及び/又はチャイルドからの継承を提供するためカスケードアップに(カスケードアップ継承など)、エンティティに適用されるかもしれない。継承は、チャイルドエンティティが直接的な関連するメディア記述を有しないとき、カスケードダウンに適用されるかもしれない。このとき、チャイルドエンティティは、ペアレントエンティティに係るメディア記述を継承するかもしれない。例えば、ジャンルIDコードがレコードアーチストに関連付けされ、アルバムが関連するジャンルIDコードを有しない場合、アルバムは、レコードアーチストのジャンルIDコードを継承するかもしれない。アルバムのレコードが関連するジャンルIDコードを有しない場合、当該レコードはアルバムのジャンルIDコードを継承するかもしれない。
【0087】
継承は、ペアレントエンティティが直接的に関連するメディア記述を有しないとき、カスケードアップに適用されるかもしれない。このとき、ペアレントエンティティは、チャイルドエンティティに係るメディア記述を継承するかもしれない。例えば、ジャンルIDコードが1以上のレコードに関連付けされ、レコードを含むアルバムが関連するジャンルIDコードを有しない場合、アルバムは、それのレコードからの最も一般的なジャンルIDコードに係るジャンルIDコードを継承するかもしれない。複数のレコードをレコーディングしたアーチストがジャンルIDコードに関連付けされていない場合、アーチストは、当該アーチストに係るアルバムに係る最も一般的なジャンルIDコードを継承するかもしれない。
【0088】
複数のエンティティの少なくとも2つのエンティティの間の追加的な関連付けを提供するため、ブロック608において、リファレンスメディアデータベース206の追加的なマッピングが生成されるかもしれない。例えば、他のアーチストの課金がプライマリアーチストIDコードにマッピングされ、及び/又は個別アーチストIDコードがコラボレーションアーチストIDコードにマッピングされるかもしれない。他の追加的なマッピングもまた生成されるかもしれない。
【0089】
リファレンスメディアデータベース206は、任意的にブロック610において格納されるかもしれない。リファレンスデータベース206は、メディア記述と複数のエンティティとの関連付け、フラグと複数のエンティティの選択されたエンティティとの関連付け、複数のエンティティへの適用される継承、及び/又は複数のエンティティの少なくとも2つのエンティティの間の追加的なマッピングを含むかもしれない。
【0090】
図7は、一実施例によるクライアント102(図1を参照)に配設される情報アーキテクチャ400(図4を参照)を生成する方法700を示す。一実施例では、方法700はブロック504において実行されるかもしれない(図5を参照)。
【0091】
記述システム104(図1を参照)が、ブロック702においてアクセスされるかもしれない。記述システム104は、複数の利用可能なカテゴリリスト132を有するかもしれない。ブロック702における処理中にアクセス可能な記述システム104を生成する一実施例が、以下でより詳細に説明される。
【0092】
記述階層116(図1を参照)が、ブロック704において生成される。記述下位装置116は、対応する記述タイプの複数の利用可能なカテゴリリスト132からの選択と、選択されたカテゴリリスト232に係るアップワードマッピング128及び/又はダウンワードマッピング130からのマッピングとにより生成される。これにより、記述システム104は、記述階層116の選択されたカテゴリリスト232が選択される利用可能なカテゴリリストのスーパーセット132を有するように動作するかもしれない。
【0093】
1以上の記述システム104.1〜104.n(例えば、オリジナルの記述システム208、他の言語の記述システム210、及び/又はローカライズされた言語の記述システム212など)からの特定の記述タイプについて、複数の記述階層116が生成される。複数の記述階層116の2以上が、閲覧中のバージョン選択を実現するため、リンク付けされるかもしれない(ポインタなどを介し)。
【0094】
カテゴリリストオーダリングデータ234が、ブロック706において生成されるかもしれない。カテゴリリストオーダリングデータ234は、記述階層214の選択されたカテゴリリスト122の1以上の他の順序付けを可能にするかもしれない。
【0095】
第三者マッピングテーブル236が、任意的にブロック708において生成される。第三者マッピングテーブル236は、第三者により使用される記述タームとマスタ記述コードリスト124に含まれるマスタ記述コードとを関連付ける。
【0096】
記述関係テーブル238が、ブロック710において生成される。一実施例では、記述関係テーブル238は、マクロ及びミクロレベルで生成されるかもしれない。マクロレベルでは、マクロレベル相関リストが、1つのカテゴリリストのアイテムの相関レベルを規定するかもしれない。ミクロレベルでは、相関レベルは、マスタ記述コードの間で規定されるかもしれない。ミクロレベルは、記述関係テーブル238を生成するため、マクロレベルにマッピングされるかもしれない。
【0097】
エンティティ階層240が、ブロック712において生成される。
【0098】
ブロック702〜712における処理中に生成される情報アーキテクチャ400は、任意的にブロック714においてクライアント102に配設されてもよい。
【0099】
図8は、一実施例によるナビゲーションシステム100(図1を参照)又は他のシステムに配設される記述システム104を生成する方法800を示す。生成された記述システム104は、ブロック702における処理中にアクセスされる(図7を参照)。
【0100】
マスタ記述コードリスト124(図1を参照)が、ブロック802において生成される。マスタ記述コードリスト124が生成されるメディア記述は、以下に限定するものでないが、ジャンルメディア記述、オリジンメディア記述、レコード年代メディア記述、作曲年代メディア記述、時間サイクルメディア記述、アーチストタイプメディア記述、テンポメディア記述、ムードメディア記述、シチュエーションメディア記述、又はトピックメディア記述を含むかもしれない。
【0101】
記述システム104が、ブロック804においてマスタ記述コードリスト124から生成される。記述システム104は、複数の利用可能なカテゴリリスト132を有するよう生成される。記述システム104の利用可能なカテゴリリスト132は、増減された詳細さによるマスタ記述コードリスト124の要約バージョンを有するよう生成されるかもしれない。要約されたバージョンのマスタ記述コードリスト124は、より少数のリストエントリを有するかもしれない。
【0102】
記述システム104のカテゴリリストにおけるリストエントリのエントリ数と、記述システム104におけるカテゴリリストのリスト数とが、以下に詳細に説明されるような階層116として配設するためのカテゴリリストの個数を選択する際のフレキシビリティを提供するよう選択されるかもしれない。各カテゴリリストには、任意的に一意的な識別子が与えられる。
【0103】
複数の記述システム104.1〜104.nが、任意的に特定の記述タイプについて生成される。ここでは、当該記述タイプの各記述システム104は異なる個数のカテゴリリストを有し、各カテゴリリストは異なる個数のリストエントリを有するかもしれない。例えば、複数の記述システム104.1〜104.nが、異なる地域フォーカス(グローバル記述システム、米国記述システム、日本記述システムなど)、異なるジャンルフォーカス(一般的な記述システム、クラシカルな記述システム、内部的な記述システムなど)、異なるムードフォーカス(スムース、エキサイト、リフレクティブなど)などについて生成される。
【0104】
マスタ記述コードが、ブロック806において記述システム104のマスタカテゴリリスト222にマッピングされる。マスタカテゴリリスト222は、最も高い詳細さ(リストエントリ数など)による記述システムのカテゴリリストであるかもしれない。記述システムのマスタカテゴリリスト222がマスタリストでないとき、複数の記述コードが同じリストエントリのカテゴリコードにマッピングされる。
【0105】
記述システム104のカテゴリリストは、ブロック808において互いにマッピングされる。カテゴリリストのカテゴリコードは、記述システムのペアレントカテゴリリスト(より詳細さの低いカテゴリリストなど)のカテゴリコードにマッピングされるかもしれない。ペアレントカテゴリリストのカテゴリコードは、チャイルドカテゴリリストのカテゴリコードからの1以上のマッピングを含むかもしれない。
【0106】
他のラベルのバージョンの記述システム104(他の言語の記述システム210など)が、ブロック810において生成される。他の言語の記述システム210は、他のバージョンがベースとなるオリジナルの記述システムの同一のカテゴリリストを有するが、マスタカテゴリリスト222のカテゴリ名の一部又はすべてが置換される他の言語ラベルによる他のマスタカテゴリリスト224を含むかもしれない。他言語ラベルは、短縮された名前、ショートネーム、拡張されたネームなどを含むかもしれない。オリジナルの記述システム208の他の複数の言語ラベルバージョンが生成されるかもしれない。
【0107】
記述システム104のローカライズされたラベルバージョン(ローカライズされた言語記述システム212など)が、ブロック812において生成される。ローカライズされた言語記述システム212は、ローカライズに基づく異なるラベルを有するかもしれない。例えば、記述システム104のローカライズされたラベルバージョンは、日本語、韓国語、ドイツ語、フランス語及び/又は他の異なる言語によるものであってもよい。オリジナルの記述システム208及び/又は他言語の記述システム210について、ローカライズされたラベルバージョンが生成されるかもしれない。
【0108】
オーダリング値データが、任意的にブロック814において、記述システムのカテゴリリストに関連付けされるかもしれない。
【0109】
その後、この情報は、ブロック816において記述システム104として配設されるかもしれない。
【0110】
図9は、一実施例によるクライアント102(図1を参照)に配設されるナビゲーションパッケージを規定する方法900を示す。
【0111】
ナビゲーションパッケージへの包含のためのテンプレート選択が、ブロック902において決定される。この決定は、明示的な入力、存在、位置情報サービスから受け付けたデータ、動的に実行されてもよい。テンプレートの選択は、ブロック904において予め構成されているテンプレート、ブロック906における動的に生成されたテンプレート又はブロック908において手作業により設定されたテンプレートの選択についてのものであってもよい。
【0112】
ブロック904において選択される予め構成されたテンプレートは、通常使用のケースに基づくナビゲーションプロファイルであってもよい。予め構成されたテンプレートは、含まれている記述階層装置116と、当該テンプレートに係る他の情報アーキテクチャ要素とを特定するかもしれない。予め構成されたテンプレートは、他の利用可能なテンプレートにおける選択を可能にするための一意的な識別子を有するかもしれない。予め構成されるテンプレートの具体例として、メディアプレーヤーを使用して自動車でクラシック音楽を演奏する欧州市場のベーシックカーについて予め構成されたテンプレートと、メディアプレーヤーを使用してパーソナルコンピュータ上で音楽を演奏する日本市場におけるアドバンスユーザのための予め構成されたテンプレートとがあげられる。他の予め構成されたテンプレートがまた、選択に利用可能であるかもしれない。
【0113】
ブロック906において選択される動的に生成されたテンプレートは、使用ケースパラメータに基づき必要に応じて動的に生成されるテンプレートであってもよい。このテンプレートは、入力地域及び/又は配設される市場、嗜好/人口統計/心理学的プロファイル、アプリケーション及び/又はデバイスタイプ、ユーザタイプ、及び/又はカスタマ/パートナー嗜好により動的に生成されてもよい。テンプレートを動的に生成する一実施例が、以下でより詳細に説明される。
【0114】
ブロック908において選択される手作業により規定されるテンプレートは、使用ケースに基づき手作業により規定されるかもしれない。例えば、手作業による選択は、
・記述システムの選択のためのデフォルト/代替的な地域
・記述システムの選択のためのデフォルト/代替的な嗜好プロファイル(一般的、クラシカルビュー、電子的ビューなど)
・記述階層116について記述システム104からの複数のレベル(カテゴリリストなど)
・記述階層の各レベルにおいて何れのカテゴリリストが使用されるか
・デフォルト及び/又は代替的な言語
・代替的なタームのラベル付け
・代替的なフォーマット(ショートネーム、フルネームなど)のラベル付け
・マスタコードへのテキストタームマッピング及び他のマッピング
・ナビゲーションコンテンツ120、及び/又は
・ナビゲーションツリー314
などを含む。
【0115】
ブロック904,906又は908における選択が終了すると、判定ブロック910において、ナビゲーションパッケージについて他のテンプレート選択を行うべきか判断される。他のテンプレート選択を行うことが決定された場合、方法900はブロック902に戻る。判定ブロック910において、他の選択をしないと判断された場合、方法900はブロック912に移行する。
【0116】
選択されたテンプレートに対応する記述階層116、マッピング及びナビゲーションコンテンツ120は、ブロック912において、ナビゲーションパッケージに関連付けされる。
【0117】
ブロック914において、他のリストがナビゲーションパッケージに関連付けされる。これら他のリストは、記述階層116に含まれないカテゴリリストを含むかもしれない。
【0118】
図10は、一実施例によるナビゲーションパスに使用するナビゲーションテンプレート300(図3を参照)を動的に生成する方法1000を示す。一実施例では、方法1000は、ブロック906において実行される処理中にテンプレートを動的に生成するのに利用される(図9を参照)。
【0119】
配設地域が、ブロック1002において選択される。地域の選択は、何れの記述システム104.1〜104.3が、記述階層116をラベル付けするのに使用されるデフォルト及び/又は他の言語とナビゲーションテンプレート300により使用されるか決定する際に使用される。
【0120】
地域の選択はまた、何れのナビゲーションコンテンツパラメータが使用されるか決定する際にも使用されるかもしれない。例えば、ナビゲーションコンテンツパラメータは、ベーシック、オーディオ、ボイス又はアドバンスセッティングを含む。地域の選択は、何れのテキストタームがマッピングセットに使用されるか決定する際に使用されるかもしれない。例えば、スラングターム、地域の方言ターム、専門タームなどが、マッピングセットのテキストタームとして使用されるかもしれない。
【0121】
ブロック1004において、パーソナルプロファイルパラメータが選択される。パーソナルプロファイルは、嗜好プロファイル、年齢に基づく情報、性別に基づく情報、履歴に基づく情報、明示的な入力などを含むかもしれない。嗜好プロファイルは、クラシカルビュー、電子的ビュー、ブーマビュー、ジェネレイションXビューなどであるかもしれない。
【0122】
パーソナルプロファイルの選択は、何れの嗜好プロファイルの変形が選択されるか決定する際に使用される。例えば、嗜好プロファイルの変形は、記述システム104の何れのビューが生成されるか決定する際に使用されるかもしれない。パーソナルプロファイルの選択はまた、記述階層116のラベル付けのために選択される代替的なラベルタームを決定する際にも使用されるかもしれない。例えば、代替的なラベル付けは、スラングラベル、地域的な方言ラベル、正式でないラベル、オールドスクールラベルなどを含むかもしれない。
【0123】
パーソナルプロファイルの選択は、ナビゲーションコンテンツパラメータと関連するコンテンツパラメータを決定する際に使用される。例えば、関連するコンテンツパラメータは、ベーシック、オーディオ、グラフィック、ボイス又はアドバンスセッティングを含むかもしれない。パーソナルプロファイルの選択はまた、マッピングセットのテキストタームを決定する際にも使用されるかもしれない。
【0124】
ブロック1006において、アプリケーションパラメータ306(図3を参照)が選択される。アプリケーションパラメータの選択は、階層システムに含まれるレベル(複数のカテゴリリストなど)とラベルフォーマット化パラメータを決定する際に使用される。
【0125】
ブロック1008において、デバイスパラメータ308(図3を参照)が選択される。デバイスパラメータの選択は、階層システムに含めるべきいくつかのレベル(いくつかのカテゴリリストなど)と、カテゴリリストの各レベルにおいて使用されるカテゴリリストの長さと、ラベルフォーマット化パラメータとを決定する際に使用されるかもしれない。例えば、各レベルにおけるカテゴリリストは、1つのレベルについては20、2つのレベルについては10と75、3つのレベルについては25と250と800、4つのレベルのそれぞれについては5であるかもしれない。デバイスパラメータの選択はまた、関連するコンテンツパラメータを決定する際に使用されるかもしれない。
【0126】
ブロック1010において、ユーザタイプ310(図3を参照)が選択される。ユーザタイプの選択は、カテゴリリストの各レベルにおいて使用されるカテゴリリストの長さを決定する際に使用される。
【0127】
ブロック1012において、第三者ID312(図3を参照)が任意的に選択される。1以上の第三者ID312の選択は、何れのパートナーマッピング選択が使用されるか決定する際に使用される。
【0128】
ブロック1014において、識別子がナビゲーションツリー404に関連付けされる。ナビゲーションツリー404は、アプリケーションパラメータ、デバイスパラメータ、ユーザタイプ及び/又は他の一意的なIDの選択に基づき、UI要素を構成するのに利用可能となるよう選択された階層及び/又はエンティティタイプから抽出されるカテゴリリストのシーケンスを含むかもしれない。
【0129】
ブロック1002〜1012の各処理からの選択が完了すると、行われた選択に基づきナビゲーションテンプレートが定義可能となる。一意的な識別子は、任意的にはブロック1014において、1以上のナビゲーションツリーに関連付けされるかもしれない。
【0130】
ブロック1016において、テンプレートID302(図3を参照)が生成される。識別子(一意的な識別子など)は、ナビゲーションテンプレート300の選択された属性の組み合わせに基づき生成及び格納される。コンポーネント属性とコンポーネント属性を駆動するナビゲーションプロファイルとに対する一意的なIDがまた、ナビゲーションテンプレート300の識別子に関連付けされる。
【0131】
一実施例では、対応する記述階層116の更新された現在のバージョンと、マッピング236と、ナビゲーションコンテンツ120とが、ナビゲーションテンプレートのパラメータに基づき抽出される。他のリストがまた、使用ケースについて抽出されるかもしれない。
【0132】
方法1000が終了すると、デフォルト階層214、代替的な階層214、マッピングテーブル及び使用ケースに適したナビゲーションコンテンツ120を含むナビゲーションパッケージが、配設用に利用可能とされるかもしれない。
【0133】
図11は、一実施例によるメディアオブジェクトにおける記述コードを符号化する方法1100を示す。メディアオブジェクトは、メディアソース106.1〜106.n及び/又はメディアライブラリ108(図1を参照)からの利用可能なメディアである。
【0134】
判定ブロック1102において、メディアオブジェクト(メディアアイテムなど)を符号化するか判断される。メディアオブジェクトを符号化すると決定された場合、メディアオブジェクトは、ブロック1104における生成中及び/又はブロック1106におけるい符号化中に埋め込まれるかもしれない。
【0135】
識別子及び/又はマスタ記述コードは、ブロック1104において生成中(生成中及び/又は生成後など)にメディアオブジェクトに埋め込まれる(メタデータコンテナとして)。埋め込まれたデータは、任意的には暗号化又は難読化されるかもしれない。マスタ記述コードは、メディアオブジェクトの1以上のエンティティに関連付けされる。
【0136】
一意的な識別子及び/又はマスタ記述コードが、ブロック1106において符号化中(配布の一部として符号化中及び/又は他の処理ステップ中など)にメディアオブジェクトに関連付けされる。
【0137】
ブロック1104における処理中に埋め込まれる又はブロック1106において関連付けされる識別子の具体例として、DDEX,GRID,MI3P ID,UPC,EAN,ISRC,ISWC,DOI ID,コマーシャルID,パブリックID(FreeDBなど),専用のレコーディングID,専用のアルバムID又は専用のコンポジションIDがあげられる。他の一意的な識別子もまた、埋め込み及び/又は関連付けされるかもしれない。
【0138】
判定ブロック1102において、又はブロック1104及び/若しくはブロック1106における処理が完了すると、メディアオブジェクトを符号化しない判定がなされた場合、方法1100は判定ブロック1108に移行する。
【0139】
判定ブロック1108において、他のメディアオブジェクトを符号化する判定がなされる。他のメディアオブジェクトを埋め込む判定がなされた場合、方法1100は判定ブロック1102に戻る。判定ブロック1108において他のメディアアイテムを埋め込まない判定がなされた場合、メディアオブジェクトがブロック1110において提供される。
【0140】
メディアオブジェクトは、埋め込んだ又は関連付けされたメタデータと共に提供されるかもしれない。メディアオブジェクトと共にメタデータを提供する提供方法は、専用のタグフィールドにメディアオブジェクトの公表された所定のタグフィールドの一部として、透かしとして、MPEG−7データとして、MPV又はHiMAT Tagとして、FMサイドバンド(RDSなど)に、衛星無線データチャネルに、デジタル無線データチャネルに、又はインターネット無線データストリーム(MPEG補助データなど)に含むかもしれない。他の提供方法がまた利用されてもよい。
【0141】
図12は、一実施例によるクライアント102(図1を参照)にプリロードする方法1200を示す。
【0142】
ブロック1202において、メディアコレクションがクライアント102に予めロードされる。メディアコレクションは、エンドユーザによる使用前に予めロードされてもよい。メディアコレクションは、いくつかのユニットのすべてについて、特定のジャンル、地域、ライフスタイル又は他の関心を対象とした有限のターゲットライブラリセットについて同じであってもよく、又はエンドユーザのパーソナルプロファイルに基づきパーソナル化されてもよい。メディアコレクションは、オーディオファイル、ビデオファイル、イメージファイルなどを含むかもしれない。
【0143】
カスタマ関連コンテンツ及び情報アーキテクチャ要素が、ブロック1204においてクライアント102に取り込まれる。
【0144】
ブロック1206において、関連するコンテンツはクライアント102に予めロードされてもよい(エンドユーザによる使用前など)。関連するコンテンツは、ナビゲーションコンテンツ120及び/又は他のコンテンツを含むかもしれない。他のコンテンツは、アルバムカバーアート、アーチストフォト、コンサートポスタ、テキストアーチストファクトイドゥ、歌詞、チャネル/ステーションロゴなどを含むかもしれない。
【0145】
ブロック1208において、情報アーキテクチャ400(図4を参照)が予めロードされる。情報アーキテクチャは、テンプレートID302(図3を参照)に基づきローカルにアクセス可能とされ、カスタマイズされるかもしれない。テンプレートID302は、以降の利用のためクライアント102上に格納される。予めロードされた情報アーキテクチャ400は、ジャンル階層、時代階層、オリジン階層、ナビゲーションツリー404、マッピング236、オーダリングデータ及びステーション/チャネルディレクトリを含むかもしれない。
【0146】
図13は、一実施例による情報アーキテクチャ400(図4を参照)をロードする方法1300を示す。
【0147】
ブロック1302において、情報アーキテクチャ400を含むナビゲーションパッケージに対するリクエストが受付される。当該リクエストはまた、デバイスIDを取得することによって、デバイスIDを用いてデフォルトテンプレートIDを生成することによって、及び/又はデフォルトテンプレートIDからナビゲーションパッケージに対するリクエストを発行することによって、行われるかもしれない。ナビゲーションパッケージをリクエストする他の方法がまた使用されるかもしれない。
【0148】
ブロック1304において、所定の記述階層がアクセスされる。デフォルト記述階層116と、任意的に他の記述階層116とが、情報アーキテクチャ400における利用のためアクセスされてもよい。記述階層116は、任意的にはテンプレートID302に基づくアクセスされるかもしれない。他の階層は、1以上の異なる記述システム104.1〜104.nからアクセスされるかもしれない。
【0149】
例えば、アクセス可能な所定の記述階層116は、1つの所定の及び1以上の代替的なジャンル階層と、所定の及び代替的なオリジン階層と、所定の及び代替的なアーチストタイプ階層と、所定の及び代替的なレコーディング年代階層と、所定の及び代替的な作曲時代階層と、所定の及び代替的な作曲モード階層と、所定の及び代替的なテンポ若しくはリズム階層と、所定の及び代替的な作曲テーマ/トピック階層などを含む。
【0150】
ブロック1306において、所定のナビゲーションツリー314がアクセスされる。デフォルト及び任意的に他のナビゲーションツリーが、情報アーキテクチャ400における利用のためアクセスされる。ナビゲーションツリー314は、1以上の記述システム104.1〜104.nからアクセスされるかもしれない。ナビゲーションツリーは、任意的にテンプレートID302に基づきアクセスされるかもしれない。
【0151】
例えば、ナビゲーションツリー314は、ジャンル/時代/トラック、ジャンル/ムード/テンポ/レコーディング、アーチスト/ムード/年/トラック及びジャンル/アルバム/ムード/トラックを含むかもしれない。他のナビゲーションツリー314がまた利用されるかもしれない。
【0152】
ブロック1308において、他のカテゴリリスト406がアクセスされる。他のカテゴリリスト406は、代替的なナビゲーションツリー314、記述階層116、ファセットナビゲーション又は予め定義されていない他のローカルナビゲーションオプションを生成するのに利用されるかもしれない。一実施例では、記述システム104がフレキシビリティを向上させるため抽出されるかもしれない。
【0153】
例えば、他のカテゴリリスト406は、ジャンル記述システムから選択されたジャンルカテゴリリストと、オリジン記述システムから選択されたオリジンカテゴリリストと、アーチストタイプ記述システムから選択されたアーチストタイプカテゴリリストと、レコーディング年代記述システムから選択されたレコーディング年代カテゴリリストと、作曲年代記述システムから選択された作曲年代カテゴリリストと、ムード記述システムから選択されたムードカテゴリリストと、テンポ記述システムからのテンポカテゴリリストと、テーマ/トピック記述システムから選択されたテーマ/トピックカテゴリリストなどを含むかもしれない。選択されたカテゴリリストは、クライアントによりサポートされるかもしれない。
【0154】
ブロック1310において、デフォルトマッピング408がアクセスされるかもしれない。
【0155】
ブロック1312において、記述関係テーブル238がアクセスされる。任意的には、フィルタが、閾値レベルを超える重み付けを有する関係の関係データを取得するためアクセスされる記述関係テーブル238に適用されるかもしれない。
【0156】
ブロック1314において、ナビゲーションコンテンツ120がアクセスされる。デフォルトナビゲーションコンテンツが、ナビゲーションコンテンツIDを用いてアクセスされる。
【0157】
ブロック1316において、アクセスされた題材が情報アーキテクチャ400としてクライアント102にロードされる。
【0158】
図14は、一実施例によるメディアアイテムを符号化する方法1400を示す。メディアアイテム134は、メディアコレクションが内部的に及び/又はクライアント102上のメディアコレクションアップデート中に提供されるときに符号化されるかもしれない。
【0159】
ブロック1402において、メディアアイテムが提供される。メディアアイテムは、クライアント102にロード及び/又は送信されるかもしれない。メディアアイテムを提供する一実施例が以下でより詳細に説明される。
【0160】
ブロック1404において、提供されるメディアアイテムが特定される(認識などにより)。提供されたメディアアイテムを認識する一実施例が、以下でより詳細に説明される。
【0161】
ブロック1406において、メディアアイテムがエンティティにマッピングされる。メディアアイテムをエンティティにマッピングする一実施例が、以下でより詳細に説明される。
【0162】
ブロック1402において、インデックスが生成される。このインデックスは、統合されたデータシステムに対するものであるかもしれない。インデックスは、物理的にクライアント上に、ローカルネットワークの他のクライアント上に、リモートサーバ上に、又は複数のクライアント上に分散して常駐するかもしれない。インデックスは、クライアントID、ユーザID及び/又は特定ユーザに関連するインデックス化のタイプを示す1以上のパラメータの組み合わせに基づき動的に生成されてもよい。インデックスは、任意的には、1以上のユーザの何れがメディアコレクションに関連付けされるか示すかもしれない。
【0163】
図15は、一実施例による複数のソースからコンテンツをロードする方法1500を示す。
【0164】
判定ブロック1502において、サービス/ディレクトリから又はデバイスからコンテンツをロードするか判断される。コンテンツは、オーディオ、ビデオ、イメージ、テキスト及び発話されたワードオーディオを含む各種形態によるメディアオブジェクトを含むかもしれない。例えば、メディアオブジェクトのフォーマットは、WAV、MP3、AAC、WMA、OggVorbis、FLAC、アナログオーディオ若しくはビデオ、MPEG2、WMV、QUICKTIME、JPEG、GIF、プレインテキスト、MICROSOFT WORDなどを含むかもしれない。
【0165】
コンテンツは、例えば、オーディオCD、CD−R、CD−RW、DVD、DVD−R、HD−DVD、Blu−Rayなどの光媒体、ハードディスクドライブ(HDD)及び他の磁気媒体、SD、MEMORY STICK及びフラッシュメモリを含むソリッドステート媒体、ストリーム並びに他のIP又はデータトランスポートなどを含む各種媒体からロードされるかもしれない。コンテンツは、ローカルに存在するか、又はLAN、WAN、Wifi、WiMax、セルラーネットワークなどの接続を用いてテザーを介し利用可能とされるかもしれない。
【0166】
メディアオブジェクトは、イントラメディアアイテムセグメント、メディアアイテム(オーディオ、ビデオ、フォト、イメージテキストなど)、プログラム、チャネル、コレクション又はプレイリストを含む各種オブジェクトから選択されるかもしれない。
【0167】
サービス/ディレクトリからロードすると決定された場合、ブロック1504において、1以上のメディアアイテムがサービス/ディレクトリからロードされる。サービス/ディレクトリは、ローカルコンテンツ、AM/FM/HDラジオ、衛星ラジオ、インターネットオンデマンド及びストリーミングラジオ、ウェブページ、衛星及びケーブルテレビ、IPTV、RSS及び他のウェブデータフィード並びに他のウェブサービスを含むかもしれない。
【0168】
デバイスからロードすると決定された場合、ブロック1506において、1以上のメディアアイテムがデバイスからロードされる。デバイスは、例えば、PC、ホームメディアサーバ、自動車ステレオ、ポータブルメディアプレーヤー、携帯電話、PDA、デジタルメディアアダプタ、接続されたCD/DVD/フラッシュプレーヤー/チェンジャ、リモコン、接続されたテレビ、接続されたDVD、インフライトエンターテイメント、又はロケーションベースシステム(クラブ、レストラン又はリテールなどにおいて)を含むかもしれない。他のデバイスもまた利用されるかもしれない。
【0169】
ブロック1504及び/又は1506における処理が完了すると、判定ブロック1508において、さらなるメディアアイテムがロードされるか判断される。さらなるメディアアイテムがロードされる場合、方法1500は判定ブロック1502に戻る。判定ブロック1508において、ロードされるさらなるメディアアイテムがない場合、方法1500は終了する。
【0170】
図16は、一実施例によるコンテンツ認識方法1600を示す。一実施例では、方法1600はブロック1404において実行される(図14を参照)。
【0171】
判定ブロック1602において、識別子の認識がコンテンツに対してどのように実行されるか判断される。識別子の認識は、ブロック1604においてコンテンツから識別子を抽出し、ブロック1606において1以上の技術を用いてコンテンツを認識し、ブロック1608においてマッピングテーブルを用いてルックアップを実行し、及び/又はブロック1610において埋め込まれた又はコンテンツと関連付けされた識別子を利用することによって実行される。
【0172】
ブロック1604における処理中に抽出された識別子は、以下に限定するものでないが、TOC、TOP、オーディオファイルFP、オーディオストリームFP、デジタルファイル/ファイルシステムデータ(ファイルタグ、ファイルネーム、フォルダネームなど)、イメージFP、ボイスFP、埋め込まれたエンティティID、埋め込まれた記述ID及びメタデータデータストリームを含むかもしれない。
【0173】
ブロック1606においてコンテンツを認識するのに使用される1以上の技術は、光メディア識別子(TOC、TOPなど)、デジタルファイル/ストリーム識別子(オーディオファイルFP、オーディオストリームFP、又はメタデータデータストリームなど)、デジタルファイル及びデジタルシステムデータ(ファイルタグ、ファイルネーム、フォルダネームなど)、イメージ認識、ボイス/スピーチ認識、ビデオFP認識、テキスト解析、メロディ/ハミング認識などを含むかもしれない。
【0174】
デジタルコンテンツを特定するためブロック1606における処理中に利用されるデジタル指紋技術の具体例として、ロウバストハッシュ処理があげられる。例えば、モノオーディオでは、1つの信号がサンプリングされる。オーディオがステレオである場合、ハッシュ信号が左右のチャネルについて別々に抽出されるか、又は左右のチャネルがハッシュ信号の抽出前に加えられる。オーディオの短い部分又はセグメント(数秒のオーダなどの)が、解析を実行するのに利用される。オーディオがオーディオサンプルのエンドレスストリームとしてみなすことができるとき、オーディオトラックのオーディオ信号が時間インターバル又はフレームに分割され、フレーム毎にハッシュワードが計算される。しかしながら、コンテンツ(実際のオーディオコンテンツ又はビデオコンテンツなど)のセグメント又は一部からコンテンツを特定するのに利用される何れか既知の技術がまた利用されるかもしれない。従って、一実施例では、コンテンツは、実際のコンテンツデータ(実ビデオデータ又は実オーディオデータ)からでなく、何れかの透かし、タグ又は他の識別子とは独立に特定される。
【0175】
ブロック1608においてマッピングテーブルを用いてルックアップを実行するのに使用される埋め込まれた及び/又は関連付けされた識別子は、UPC、ISRC、ISWC、GRID/MI3P/DDEX、第三者ID、SKUナンバー、透かし、HiMAT、MPVなどを含むかもしれない。
【0176】
ブロック1604、1606、1608及び/又は1610における各処理が終了すると、判定ブロック1612において、テキスト解析認識を実行するか判断される。テキスト解析認識を実行すると決定された場合、エンティティネームのテキストマッチがブロック1614において実行されるか、及び/又はマッピングテーブルがブロック1616において利用される。
【0177】
ブロック1614におけるより標準化されたエンティティIDとエンティティネームとのテキストマッチは、アーチストネーム、アルバムネーム、他のスペリング、省略形、ミススペリングなどを含むかもしれない。マッピングテーブルは、利用可能なエンティティ(アルバム、アーチスト、トラックなど)からの利用可能なテキスト記述を標準化された記述IDにマッピングするのにブロック1616において利用される。利用可能なテキスト記述は、ジャンルネームテキスト、ムードネームテキスト、シチュエーションネームテキストなどを含むかもしれない。
【0178】
テキスト解析認識が実行されない場合、又はブロック1614及び/又は1616における各処理が終了すると、最も詳細な記述データがブロック1618においてアクセスされる。最も詳細な記述データは、メディアアイテムに埋め込まれるか、及び/又は識別子に係る記述のデータベースから抽出されるかもしれない。
【0179】
ブロック1620において、最も信頼できる記述データが、メディアアイテムに埋め込まれるか、及び/又は識別子に係る記述のデータベースから抽出される。
【0180】
ブロック1622において、より高いレベルの記述が任意的に生成される。より高いレベルの記述は、特徴を抽出し、1以上の中レベル又は高レベル記述に分類及び生成することによって生成される。
【0181】
ブロック1624において、嗜好プロファイルが任意的に生成される。嗜好プロファイルは、メディアコレクションを要約し、この要約を用いて嗜好プロファイル(クライアント102のユーザの嗜好など)を生成することによって生成されるかもしれない。
【0182】
図17は、一実施例によるコンテンツIDをマッピングする方法1700を示す。一実施例では、方法1700がブロック1406において実行される(図14を参照)。
【0183】
ブロック1702において、メディア識別子がエンティティにマッピングされる。メディア識別子は、任意的には標準化、された意味的に重要なエンティティにマッピングされるかもしれない。マッピングされるメディア識別子は、以下に限定するものでないが、歌詞ID、作曲ID、レコーディングID、トラックID、ディスクID、リリースID、エディションID、アルバムID、シリーズID、レコーディングアーチストID、作曲家ID、プレイリストID、フィルム/テレビエピソードID、フォトID又はテキストワークIDを含むかもしれない。
【0184】
ブロック1704において、ペアレント及びチャイルドエンティティがマッピングされる。このマッピングは、階層的に関連した意味的に重要なエンティティへのローカルマップであるかもしれない。ペアレントエンティティとチャイルドエンティティとの間のマッピングの具体例として、作曲ID、レコーディングIDとトラックIDとの間のマッピング、歌詞ID、レコーディングIDとトラックIDとの間のマッピング、歌詞ID、作曲IDとトラックIDとの間のマッピング、歌詞ID、作曲IDとレコーディングIDとの間のマッピング、トラックID、リリースID、エディションID、アルバムIDとシリーズIDとの間のマッピング、トラックID、ディスクID、エディションID、アルバムIDとシリーズIDとの間のマッピング、トラックID、ディスクID、リリースID、アルバムIDとシリーズIDとの間のマッピング、トラックID、ディスクID、リリースID、エディションIDとシリーズIDとの間のマッピング、トラックID、ディスクID、リリースID、エディションIDとアルバムIDとの間のマッピングを含むかもしれない。他のマッピングがまた利用されるかもしれない。
【0185】
ブロック1706において、リレーショナルに関連するエンティティがマッピングされる。例えば、セグメントがマッピングされるかもしれない。リレーショナルに関連するエンティティのマップの具体例として、ディスクID、リリースID、エディションID、アルバムIDとシリーズIDとの間のマップがあげられる。
【0186】
図18は、一実施例によるコンテンツについてのマスタ記述コードとコンテンツIDSとを受け付ける方法1800を示す。一実施例では、方法1800はブロック1408において実行される(図14を参照)。
【0187】
ブロック1802において、コンテンツのエンティティについての記述コードが受付される。抽出された記述コードは、詳細さで順序付けされた又は重み付けされた事実の及び記述的なコードであるかもしれない。記述コードは、1以上のソースからローカルに及び/又はネットワークを介し受付されるかもしれない。
【0188】
ブロック1804において、未認識の記述IDが任意的にマッピングされる。このマッピングは、未認識の記述コードを標準化された記述コードに変換するかもしれない。記述IDをマッピングするのに利用されるマップの具体例として、ジャンルマップ、オリジンマップ、レコーディング年代マップ、作曲年代マップ、ムードマップ、テンポマップ及びシチュエーションマップがあげられる。
【0189】
ブロック1806において、記述IDが任意的に記述IDのないエンティティにマッピングされるかもしれない。例えば、記述が抽出前にカスケーディングを介しペアレントエンティティとチャイルドエンティティにマッピングされていないとき、直接的な記述IDのないエンティティへのローカルなマッピングが、ペアレント又はチャイルド記述IDの抽出後に実行される。
【0190】
ブロック1806において、他の課金及びコラボレーションアーチストIDが受付される。他の課金IDからプライマリアーチストIDへのマッピングと、コラボレーションからコンポーネントの各貢献者へのマッピングが受け付けられるかもしれない。
【0191】
ブロック1808において、ナビゲーション及び関連コンテンツIDが受付される。ナビゲーション及び関連コンテンツIDは、例えば、カバーアート、アーチストフォト、アーチスト略歴、アルバムレビュー、トラックレビュー、ラベルロゴ、トラックオーディオプレビュー、トラックオーディオ、パレット又は音声データを含むかもしれない。
【0192】
ブロック1810において、関連コンテンツが受付される。関連コンテンツは、関連コンテンツIDを用いてローカル及び/又はリモートソース(ストアなど)からの関連コンテンツの配信又はロック解除をリクエストすることによって受付される。
【0193】
図19は、一実施例によるクライアント102(図1を参照)におけるナビゲーションパッケージを利用する方法1900を示す。ブロック1902において、1以上のデフォルトナビゲーションビューが生成される。ブロック1904において、1以上の他のナビゲーションビューが生成される。ブロック1906において、1以上のパーソナル化されたナビゲーションビューが生成される。ブロック1908において、1以上の文脈的に関連するビューが生成される。方法1900の各処理中に生成されるビューを生成するための一実施例が、以下でより詳細に説明される。
【0194】
図20は、一実施例によるナビゲーションビューを生成する方法2000を示す。一実施例では、方法2000は、ブロック1902、1904、1906及び/又は1908において実行される。
【0195】
ブロック2002において、1つの記述タイプ階層116が生成される。デフォルトテンプレートは、任意的に標準化されるかもしれない1以上のシングル記述タイプ階層(標準化されたシングル記述タイプ階層など)にメディアアイテムを整理するのに利用される。シングル記述タイプ階層のオプションは、レベル数、各レベルにおける対象となるカテゴリの平均数及び/又は最下位レベルカテゴリ(トラック、アーチスト、アルバム又は作曲など)に含まれるエンティティタイプを含むかもしれない。
【0196】
シングル記述タイプ階層116の具体例として、メタジャンル/ジャンル/サブジャンル:トラック、メタムード/ムード/サブムード:トラック、メタオリジン/オリジン/サブオリジン:トラック、メタ年代/年代/サブ年代:トラック、メタタイプ/タイプ/サブタイプ:トラック、メタテンポ/テンポ/サブテンポ:トラック、メタテーマ/テーマ/サブテーマ:トラック、メタシチュエーション/シチュエーション/サブシチュエーション:トラック、及びメタワークタイプ/ワークタイプ/サブワークタイプ:トラックがあげられる。各シングル記述階層は、任意的には一意的識別子により特定される。
【0197】
ブロック2004において、階層ビューが標準化されたメタデータを用いて生成される。認識からの標準化されたメタデータが、メディアアイテムを要約及び標準化されたシングルエンティティ階層ビューに整理するのに利用される。階層ビューは、シングルレベル又はマルチレベルであるかもしれない。例えば、メインアーチストはトップレベルで表示され、他の課金レベルが適用可能になると表示されるかもしれない。
【0198】
例えば、階層ビューは、レコーディングアーチスト:トラック、作曲家:トラック、アルバム:トラック、レコーディング:トラック及び作曲:トラックを含むかもしれない。
【0199】
ブロック2006において、テンプレートからの既存のメタデータ及び/又はエンティティ階層を利用して、階層ビューが生成される。ナビゲーションテンプレート300からの既存のメタデータ及び/又はエンティティ階層が、メディアアイテムを要約及び標準化されたシングルエンティティ階層ビューを整理するのに利用されてもよい。例えば、これらのビューは、アーチスト/アルバム:トラック又は作曲家/作曲:レコーディングを含むかもしれない。他のビューがまた生成されるかもしれない。
【0200】
ブロック2008において、ナビゲーションツリー314が生成される。デフォルトナビゲーションテンプレート300が、メディアアイテムを1以上のナビゲーションツリー314に整理するのに利用されてもよい。ナビゲーションツリー314は、任意的には標準化され、以降の識別のための一意的な識別子を有するかもしれない。
【0201】
特定のナビゲーションツリー314が、ツリーのレベル数、ツリーの各レベルにおいて使用されるコンテナ(記述カテゴリ又はエンティティタイプなど)、最下位レベルにおけるツリーのカテゴリにより最終的に整理されるエンティティタイプにより規定されてもよく、あるいはナビゲーションツリーは記述レベルのみから構成されてもよい。当該ナビゲーションツリー314はさらに、マスタ記述リストからカテゴリリストへのマッピング及び各カテゴリリストからその他のカテゴリリストへのマッピングにより規定されてもよい。
【0202】
ナビゲーションツリー314の具体例として、ジャンル/年代:トラック、ジャンル/ムード/テンポ:レコーディング、アーチスト/ムード/イヤー:トラック、ジャンル/イヤー:ニュース記事、ジャンル/オリジンなどがあげられる。
【0203】
図21は、一実施例によるナビゲーションビューを更新する方法2100を示す。一実施例では、方法2000において生成されるナビゲーションビュー(図20を参照)が更新される。
【0204】
判定ブロック2102において、パラメータが受信されたか判断される。パラメータが受信されていると判断された場合、ブロック2104において、パラメータは制御を有効にするよう処理される。パラメータは、各レベルにおけるエンティティアイテムオーダリング及びカテゴリリストに対する制御を可能にするため受信される。例えば、API入力のオーダリングオプションは、英数字、日時、サブカテゴリ番号、コンテナにおけるアイテムの番号、編集の意味的関係B(類似性クラスタリングなど)、編集の意味的関係B(最も適合したリニアシーケンスなど)、編集上の重要性又は品質、人気(静的又は動的に生成される)、慣習などを含むかもしれない。判定ブロック2102において、パラメータが受信されなかったと判断された場合、方法2100は判定ブロック2106に移行する。
【0205】
判定ブロック2106において、表示選択が受信されているか判断される。表示選択が受信されていると判断された場合、ブロック2108において、表示選択は処理される。表示選択は、メディアアイテムからのものと同様のメタデータを表示するか、又は記述/カテゴリフィールドについて選択された階層カテゴリリストからのより高いレベルのカテゴリアイテムラベルを表示するか指定する(クライアント102のAPIなどを介し)かもしれない。表示選択は、任意的にはデバイス又はアプリケーションのためのグローバルプロファイルから継承されるパラメータを無効にするのに利用されるかもしれない。判定ブロック2106において、表示選択が受付されていないと判断された場合、方法2100は判定ブロック2110に移行する。
【0206】
判定ブロック2110において、変換を実行するか判断される。変換(APIを介し受け付けた命令などに基づき)を実行すると決定された場合、ブロック2112において、変換が実行される。この変換は、ネーム/ラベルフィールドの他の表示形式(TLSなど)にテキストを変換するものであるかもしれない。判定ブロック2110において、変換が実行されないと判断された場合、方法2100はブロック2114に移行する。
【0207】
ブロック2114において、統合されたメディアアイテムのライブラリがナビゲートされる。統合されたライブラリは、複数のメディアソース106.1〜106.nから利用可能なメディアアイテム134を有する。統合されたライブラリは、クライアント102と任意的にはネットワーク上の他のクライアントからナビゲートされるかもしれない。
【0208】
判定ブロック2116において、ナビゲーションを変更するか判断される。ナビゲーションを変更すると判断された場合、方法2100は判定ブロック2102に戻る。判定ブロック2116において、ナビゲーションを変更しないと判断された場合、方法2100は判定ブロック2118に移行する。
【0209】
判定ブロック2118において、統合されたメディアアイテムのライブラリをさらにナビゲートするか判断される。統合されたライブラリをさらにナビゲートすると判断された場合、方法2100はブロック2114に戻る。統合されたライブラリをさらにナビゲートしないと判断された場合、方法2100は終了する。
【0210】
図22は、一実施例によるクライアント102(図1を参照)を介しナビゲーションビューを提示する方法2200を示す。方法2200は、複数の記述階層116が1つのクライアント(デバイス及び/又はアプリケーションなど)において利用可能にするのに用いられる。複数の階層116が、同一のマスタ記述コードから構成されるかもしれない。例えば、アーチストタイプマスタ記述コードの性別用ビューとグループタイプ用ビューの両方と、年代マスタ記述コードのレコーディング年代用ビューとクラシック作曲用ビューの両方とが提示される。
【0211】
ブロック2202ではクライアント102毎に、ブロック2204ではナビゲーションツリー毎に、グローバル設定が規定される。ブロック2206では、ナビゲーションツリーレベル毎に設定が規定される。
【0212】
方法2200の処理中に規定される設定の具体例として以下があげられる。
ナビゲーションツリーレベル毎の設定の規定
I.ナビゲーションツリーレベルの規定:記述レベル
・システム
・階層
・カテゴリリスト
II.ナビゲーションツリーレベルの規定:エンティティレベル
・エンティティレベル
・階層
・カテゴリリスト
III.ナビゲーションツリーアイテム包含オプションAPI入力(何れへのアクセスを与えるツリーかなど)
・含めるべきオブジェクトタイプの選択
・含めるべきサービスの選択
・含めるべきフォーマットの選択
・含めるべきメディアの選択
・含めるべきデバイスの選択
・含めるべき特定のエンティティレベルに係る記述値の選択
・含めるべき最も詳細なエンティティの選択
IV.エンティティアイテムカテゴリ化オプションAPI入力
・それに符号化されるプライマリカテゴリの下のみ又はそれに符号化されるすべてのカテゴリの下でのエンティティアイテムの表示
・適用可能な記述が何れかのエンティティアイテムレベルに符号化される場合のカテゴリ及びエンティティアイテムの表示
カテゴリの表示に対する制御を可能にするAPIへのパラメータ入力
V.カテゴリ表示オプションAPI入力(イエス/ノー)
・“他のすべて/一般的な”チャイルドカテゴリの表示
・1つのチャイルドカテゴリしか存在しないときのチャイルドカテゴリの表示
・1つのチャイルドカテゴリのみのときのチャイルドカテゴリラベルからペアレントレベルへの移動
・プライマリペアレントのみの下で又はすべてのペアレントの下でのチャイルドカテゴリの表示
・隣接レベルにおける同一カテゴリのスキップ
・エンプティカテゴリの表示
VI.カテゴリネーム表示API入力
・言語
・ショートタームの使用
・代替的なラベルの使用
VII.エンティティリストグループ化APIオプション
・アーチストリストにおける1つのカテゴリの下での各種レコーディングアーチストコンピレーションに現れるアーチストのグループ化
・アーチストリストにおける各種レコーディングアーチストコンピレーションに別々に現れるアーチストの非リスト化
・作曲家グループにおける1つのカテゴリの下での各種作曲家コンピレーションに現れる作曲家のグループ化
・作曲家リストにおける各種作曲家コンピレーションに別々に現れる作曲家の非リスト化
・アーチストリストにおける1つのカテゴリの下での1つのトラックのみを有するアーチストのグループ化
・アーチストリストにおけるメインアーチストネームの下でのすべてのアーチストネームの他の掲示
・アーチストリストにおけるアーチストネームの他のすべての掲示の別々のリスト化
・アーチストリストにおけるメインアーチストの下で及び別々のアーチストネームの他のすべての掲示のリスト化
・コラボレーションのためのコラボレーションネームのみのリスト化
・コラボレーションのためのコラボレーションネーム及びプライマリアーチストネームのリスト化
・コラボレーションのためのコラボレーションネーム、プライマリアーチストネーム及びセカンダリアーチストネームのリスト化
・アルバムリストにおける1つのカテゴリの下でのシングルアーチストコレクション/アンソロジーコンピレーションのグループ化
VIII.アイテムネーム不敬フィルタオプションAPI入力
・アイテムリストからのアイテムの削除
・隠されたフラグ付けされたワードによる表示
・隠されたフラグ付けされたワードの第1文字以外のすべての文字による表示
・フラグ以外のフラグ付けされたすべてのワードの表示
・特別な処置なし
IX.エンティティリスト複製アイテム処理
・指紋に基づくフラグ複製
・TOCに基づくフラグ複製
・ファイルネームに基づくフラグ複製
・トラックネーム+アーチストネームに基づくフラグ複製
・トラックネーム+アーチストネーム+アルバムネームに基づくフラグ複製
・ファイルハッシュに基づくフラグ複製
・各複製について
○フラグ以外の双方の表示
○1つのみの表示
X.アイテムネームリスト表示オプションAPI入力
・ショートネームの表示
・ファースト、ラストの表示
・“ネーム,ザ”の表示
・ザ・ネーム“の表示
XI.詳細アイテム表示
・TLSクラシカルのトラックフィールドにおける移動ネームのみの表示
・TLSクラシカルのトラックにおける作曲家ネームラストの表示
・TLSクラシカル野アーチストフィールドにおけるソリストの非表示
・ショートネームの表示
・ファースト、ラストの表示
・“ネーム,ザ”の表示
・ザ・ネーム“の表示
各レベルにおけるカテゴリリストオーダリングに対する制御を可能にするAPIへのパラメータ入力
XII.カテゴリネームオーダリングオプションAPI入力(ソート番号(第1ソート、第2ソートなど)と昇降に対するオプションが選択される)
・英数字
・日付
・サブカテゴリ番号
・コンテナのアイテムの番号
・コンテナのアイテムの期間
・編集上の意味的関係B:(類似性クラスタリングなど)
・編集上の意味的関係B:(最も適合したリニアシーケンスなど)
・編集的:重要性又は品質
・人気(動的に生成される)
・慣習−開発者
・慣習−エンドユーザ
・他のカテゴリの記述に基づく順序
各レベルにおけるエンティティアイテムオーダリングに対する制御を可能にするAPIへのパラメータ入力
XIII.アイテムオーダリングオプションAPI入力(ソート番号(第1ソート、第2ソートなど)と昇降に対するオプションが選択される)
・英数字(表示通り、ファーストラストオプション、先行アーティクルオプションに基づく)
・フラグ(リリースタイプ:アルバム、シングル、コレクションなど)
・年代順
・人気(動的に生成可能)
・慣習
・エンティティの他の記述/属性に基づく順序
XIV.ナビゲーションコンテンツアイテム表示API入力−値日ゲーションコンテンツアイテムが、リアルタイムに更新されることによって又はサーバとの接続による定期的な更新によって動的なものとすることが可能である(イエス/ノー)
・アルバムカバーアート
・アーチストフォト
・ジャンルアイコン
・年代アイコン
・オリジンアイコン/フラグ
・位置ロゴ
・タイムサイクルアイコン
・ムードアイコン
・慣習
・担保アイコン
・楽器アイコン
・シチュエーションアイコン
・テーマアイコン
・ビデオスチル
・動画サムネイル
・サムネイルシーケンス
・記述/エンティティタイプアイコン
・カテゴリのオーディオ記述、エンティティアイテム
・慣習
図23は、一実施例によるクライアント102(図1を参照)上でナビゲーションを変更する方法2300を示す。
【0213】
判定ブロック2302において、パーソナル化されたナビゲーションを利用するか判断される。パーソナル化されたナビゲーションを利用すると決定された場合、ブロック2304において、パーソナル化されたナビゲーションが使用される。
【0214】
ナビゲーションは、ユーザのタグ処理とプロファイルに基づくタグ処理メニューの適応化のためのツールを提供することによって、ナビゲーションがパーソナル化される。エンドユーザは、カテゴリネーム、エンティティアイテムネーム及びカテゴリグループ化を手作業により無効にすることによってパーソナル化することができるかもしれない。
【0215】
ナビゲーションはまた、コレクション及び/又はユーザプロファイルに基づく階層116の動的な設定によりパーソナル化される。エンドユーザはまた、ナビゲーションに使用する階層114を手作業により選択及び/又は構成してもよい。コンテンツは、クライアント102レベル及び/又はファイルレベルにおいてユーザによりフラグ付け及び/又はタグ付けされる。
【0216】
ユーザの異なるクライアント(アプリケーション又はデバイスなど)により抽出される嗜好がリモートに格納され、及び/又は有線若しくは無線接続を介しあるクライアントから他のクライアントに直接転送されるかもしれない。
【0217】
判定ブロック2302において、パーソナル化されたナビゲーションを利用しないと決定された場合、方法2300は判定ブロック2306に移行する。
【0218】
判定ブロック2306において、動的なパーソナル化を利用するか判断される。動的なパーソナル化を利用すると判断された場合、ブロック2308において、動的なパーソナル化が利用される。
【0219】
構成されたパーソナルプロファイルデータが、動的なパーソナル化されたナビゲーションを提供するため自動的にアクセスされるかもしれない。非明示的なプロファイルが、ユーザにより与えられる明示的な入力により無効にされる。動的なパーソナル化に利用されるソースは、明示的な入力、エンティティ毎及びカテゴリ毎のメディアアイテムのカウントを含むユーザメディアコレクションのインデックス又は活動に対するユーザの現在のデバイス若しくは複数のデバイスに活動をトラックするユーザ活動をログ処理し、プレイ、クリック、タイムエンゲージ及び/若しくは他のファクタから構成される活動ログを含むかもしれない。
【0220】
動的なパーソナル化の出力は、合成されたプロファイルであるかもしれない。プロファイルは、エンドユーザに対するカテゴリ又はエンティティアイテムの相対的な関心/重要性レベルを示し、リモート及び/又はローカルに格納されるかもしれない。
【0221】
他のナビゲーションツリー314は、プロファイル入力に基づき動的に構成される。再調整のため、リストのサブセクションについてステップアップ又はダウンするレベル数が決定される。動的に構成される他のナビゲーションツリー314の具体例は以下の通りである。
・標準的ビューは、トップレベルにおいて米国デフォルト25アイテムジャンルカテゴリリストを提示する。
・カスタマイズされた25アイテムリストビューが、テンプレート(6アイテムリストなど)により指定される階層における次に高いレベルを参照することにより提示される。プロファイルは、“ロック”がより高いレベルにおいてリストされたもののうちユーザが最も嗜好するジャンルであることを示すかもしれない。
・新たな25アイテムリストは、その後以下のように生成される。まず、より高いリスト(6アイテムなど)からの残りのカテゴリ(5カテゴリなど)が、ロック以外のすべての音楽をカバーするのに利用される。これは、20のロックカテゴリを占有させる。これらは、それぞれがリストされる階層の次に低いレベルのロック選択(すなわち、30のロックカテゴリを含む)から最も嗜好される19のカテゴリを特定することによって取得される。“より多くのロック”とラベル付けされたメインカテゴリは、次に低いレベルからの残りのロックカテゴリのすべてを含むかもしれない。
・“より多くのロック”カテゴリの下の次のレベルは、次の下位レベルからの残りの9のロックカテゴリを示すか、又は当該レベルにおいて通常表示されるすべてのサブカテゴリの1つのリストを単に示すかもしれない。
【0222】
合成グラフィカル、オーディオ、ビデオ又はテキストナビゲーションアイコンが、コンテナの現在のコンテンツに基づきパーソナル化のため動的に選択されるかもしれない。
【0223】
判定ブロック2306において、パーソナル化されたナビゲーションを利用しないと決定された場合、方法2300は判定ブロック2310に移行する。
【0224】
判定ブロック2310において、コンテクストの適応化を利用するか判断される。コンテクスト適応化を利用すると判断された場合、ブロック2312において、コンテクスト適応化が利用される。
【0225】
コンテクスト適応化は、リアルタイムグローバルテキスト適応化及び/又はリアルタイムパーソナルコンテクスト適応化を利用する。データは、クライアント102によりローカル又はリモートにアクセス可能であるかもしれない。
【0226】
リアルタイムグローバルコンテクスト適応化の具体例として、位置(GPS、セル)、日時、週、季節、年、日付、休日、天候、加速度、スピード、温度、向き、オブジェクトの存在(RFID、BLUETOOTHなどの技術を利用して)、公人の存在の利用があげられる。リアルタイムパーソナルコンテクスト適応化の具体例として、パーソナルロケーションブックマーク(GPS又はセルラーネットワークにより提供されるデータを利用して)、パーソナル日時、週、年嗜好、誕生日、記念日、天気嗜好、パーソナルタグ付けされたオブジェクトの存在、既知のタグ付けされた個人の存在、心拍及び他の生体データフィードの利用があげられる。
【0227】
判定ブロック2310において、コンテクスト適応化を利用しないと判断された場合、方法2300は判定ブロック2314に移行する。
【0228】
判定ブロック2314において、ナビゲーションを復元するか判断される。ナビゲーションを復元すると決定された場合、ブロック2316において、ナビゲーションが復元される。
【0229】
判定ブロック2314において、ナビゲーションを復元しないと判断された場合、方法2300は判定ブロック2318に移行する。
【0230】
判定ブロック2318において、さらなる変更がされるか判断される。さらなる変更をすると判断された場合、方法2300は判定ブロック2302に戻る。さらなる変更をしないと判断された場合、方法2300は終了する。
【0231】
図24は、マシーンにここに記載された方法の1以上を実行させる命令セットが実行されるコンピュータシステム2400の一例となる形式でのマシーンのグラフ表示を示す。他の実施例では、マシーンはスタンドアローンデバイスとして機能し、又は他のマシーンに接続される(ネットワーク接続など)。ネットワーク化された構成では、マシーンは、サーバ・クライアントネットワーク環境においてサーバ又はクライアントマシーンのキャパシティで動作するか、又はピア・ツー・ピア(又は分散化)ネットワーク環境においてピアマシーンとして動作するかもしれない。マシーンは、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレットPC、セットトップボックス(STB)、メディアプレーヤー(パー他ブルオーディオプレーヤー、自動車オーディオプレーヤー、又は何れかのメディアレンダリングデバイスなど)、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、ウェブアプライアンス、又は当該マシーンによりなされるべきアクションを指定する命令セット(シーケンシャルなど)を実行可能な何れかのマシーンであるかもしれない。さらに、1つのマシーンしか示されていないが、“マシーン”という用語はまた、ここに記載される方法の1以上を実行するための命令セット(又は複数のセット)を個別に若しくは合成的に実行するマシーンコレクションを含むものである。
【0232】
一例となるコンピュータシステム2400は、プロセッサ2412(中央処理ユニット(CPU)、グラフィック処理ユニット(GPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)又はこれらの何れかの組み合わせなど)、メインメモリ2404及び静的メモリ206を有し、これらがバス2408を介し互いに通信する。コンピュータシステム2400はさらに、ビデオ表示ユニット2410(液晶表示(LCD)、CRT(Cathode Ray Tube)など)を含むかもしれない。コンピュータシステム2400はまた、英数字入力装置2413(キーボードなど)、ユーザインタフェース(UI)ナビゲーションデバイス2412(マウスなど)、ディスクドライブユニット2416、信号生成装置2418(スピーカーなど)及びネットワークインタフェースデバイス2420を含むかもしれない。
【0233】
ディスクドライブユニット2416は、ここに記載される方法又は機能の1以上を実現又はそれに利用される1以上の命令セット及びデータ構造(ソフトウェア2424など)が格納されたマシーン可読媒体2422を含む。ソフトウェア2424はまた、マシーン可読媒体を構成するコンピュータシステム2400、メインメモリ2404及びプロセッサ2412による実行中、メインメモリ2404及び/又はプロセッサ2412内に完全に又は少なくとも部分的に常駐するかもしれない。
【0234】
ソフトウェア2424はさらに、周知の伝送プロトコル(FTPなど)の何れか1つを利用して、ネットワークインタフェースデバイス2420を介しネットワーク2425に送受信されるかもしれない。
【0235】
一実施例において、1つの媒体となるマシーン可読媒体2422が示されるが、“マシーン可読媒体”という用語は、1以上の命令セットを格納する1つの又は複数の媒体(中央又は分散データベース及び/又は付属するキャッシュ及びサーバなど)を含むものである。“マシーン可読媒体”という用語はまた、マシーンに本発明の方法の何れか1以上を実行させ、又はこのような命令セットにより利用される若しくは関連付けされるデータ構造を格納、符号化又は搬送可能なマシーンによる実行のため、命令セットを格納、符号化又は搬送可能な任意の媒体を含むものとされる。“マシーン可読媒体”という用語は、限定することなく、ソリッドステートメモリ、光媒体、磁気媒体及び搬送波信号を含むものとされる。
【0236】
図25は、クライアント102、132が配設される一例となるエンドユーズシステムを示す。エンドユーズシステム2500は、クライアント2504がデバイスストレージ2506に配設されるデバイスプロセッサ2502を有する。デバイスは、カーラジオ、MP3プレーヤー、ホームステレオ、計算システムなどを含むかもしれない。クライアント2504は、クライアント102及び/又は135の機能を含むかもしれない(図1A及び1Bを参照)、デバイスストレージ2506は、固定式のディスクドライブ、フラッシュメモリなどであるかもしれない。
【0237】
デバイスプロセッサ2502は、複数のソース2508.1〜2508.6からコンテンツを受け付ける。図示されるような複数のソースは、携帯電話/PDA2508.1、CD/DVD/BLURAY/HD/DVD2508、メディアプレーヤー2058.3、ローカル
及び/又はリモートストレージ2508.4、ラジオステーション2508.5、インターネットアクセス/ストリーミングコンテンツ2508.6を含む。しかしながら、他のコンテンツソースもまた利用されるかもしれない。
【0238】
コンテンツは、ディスプレイ2518、オーディオ出力2520及びユーザ入力2514(音声及び/又はテキストなど)に接続されたユーザインタフェース2516のユーザを介しエンドユーザによりナビゲート可能とされる。デバイスプロセッサ2502により取得される情報は、デバイスストレージ2506にローカルに格納され、及び/又はシステムサーバ2512を利用することによりシステムデータベース2512にリモートに格納されるかもしれない。
【0239】
本発明の実施例が具体的な実施例を参照して説明されたが、本発明の広範な趣旨及び範囲から逸脱することなく、これらの実施例に各種変更及び改良が可能であることは自明である。従って、明細書及び図面は、限定的でなく例示的にみなされるべきである。その一部を形成する添付した図面は、主題が実現される具体的な実施例を限定することなく例示的に示す。図示された実施例は、当業者がここに開示された教示を実践することを可能にするのに十分な詳細さにより記載される。他の実施例が、本開示の範囲から逸脱することなく構造的及び論理的置換及び変更が可能となるように利用及び導出されるかもしれない。この詳細な説明は、限定的な意味で解釈されるべきでなく、各種実施例の範囲は、添付した請求項とその均等の完全な範囲によってのみ規定される。
【0240】
本発明の主題の実施例は、単に便宜上“発明”という用語によって、実際には複数開示されている場合、1つの発明又は発明概念に本出願の範囲を自発的に限定することを意図せず、個別に及び/又はまとめて呼ばれるかもしれない。従って、具体的な実施例が図示及び説明されるが、同一の目的を実現するため計算される構成は示された具体的実施例に置換されることが理解されるべきである。本開示は、各種実施例の何れか及びすべての適応化又は変形をカバーすることが意図される。上記実施例及びここでは具体的には記載されていない他の実施例の組み合わせが、上記記載を参照することにより当業者に明らかとなるであろう。
【0241】
本開示の概要は、読者が技術的開示の性質を迅速に確認することを可能にする概要を要求した37C.F.R.§1.72(b)に準拠するため提供される。それが請求項の範囲又は意味を解釈又は限定するのに使用されないという理解によりそれは提供されている。さらに、上記詳細な説明では、各種特徴が本開示を整理するため1つの実施例に集約されていることが理解できる。本開示の方法は、請求項された実施例が各請求項に明示的に記載された特徴より多くを要求するという意図を反映させるものとして解釈されるべきでない。むしろ、以下の請求項が反映されるとき、発明の主題は、開示された1つの実施例のすべての特徴より少なく存在する。従って、以下の請求項は詳細な説明に含まれ、各請求項は別の実施例として自ら立脚している。
【図面の簡単な説明】
【0242】
【図1A】図1Aは、一例となるナビゲーションシステムのブロック図である。
【図1B】図1Bは、一例となるナビゲーションシステムのブロック図である。
【図2】図2は、一例となるコンフィギュレーションシステムのブロック図である。
【図3】図3は、一例となるナビゲーションテンプレートのブロック図である。
【図4】図4は、一例となる情報アーキテクチャのブロック図である。
【図5】図5は、一実施例による図2のコンフィギュレーションシステムを前処理する方法を示すフローチャートである。
【図6】図6は、一実施例によるリファレンスメディアデータベースを生成する方法を示すフローチャートである。
【図7】図7は、一実施例による情報アーキテクチャを生成する方法を示すフローチャートである。
【図8】図8は、一実施例による図1A及び1Bのナビゲーションシステムに配設される記述システムを生成する方法を示すフローチャートである。
【図9】図9は、一実施例によるナビゲーションパッケージを規定する方法を示すフローチャートである。
【図10】図10は、一実施例によるナビゲーションテンプレートを動的に生成する方法を示すフローチャートである。
【図11】図11は、一実施例によるメディアオブジェクトに記述コードを符号化する方法を示すフローチャートである。
【図12】図12は、一実施例によるクライアントをプレロードする方法を示すフローチャートである。
【図13】図13は、一実施例による情報アーキテクチャをロードする方法を示すフローチャートである。
【図14】図14は、一実施例によるメディアアイテムを符号化する方法を示すフローチャートである。
【図15】図15は、一実施例による複数のソースからコンテンツをロードする方法を示すフローチャートである。
【図16】図16は、一実施例によるコンテンツ認識方法を示すフローチャートである。
【図17】図17は、一実施例によるコンテンツIDをマッピングする方法を示すフローチャートである。
【図18】図18は、一実施例によるコンテンツの対するマスタ記述コードとコンテンツIDとを受け付ける方法を示すフローチャートである。
【図19】図19は、一実施例によるクライアントにおけるナビゲーションパッケージを利用する方法を示すフローチャートである。
【図20】図20は、一実施例によるナビゲーションビューを生成する方法を示すフローチャートである。
【図21】図21は、一実施例によるナビゲーションビューを更新する方法を示すフローチャートである。
【図22】図22は、一実施例によるクライアント上にナビゲーションビューを提示する方法を示すフローチャートである。
【図23】図23は、一実施例によるクライアント上でナビゲーションを変更する方法を示すフローチャートである。
【図24】図24は、マシーンにここに記載される方法の何れか1以上を実行させる命令セットが実行可能なコンピュータシステムの形式におけるマシーンのグラフ表示を示す。
【図25】図25は、図1A及び1Bのクライアントが配設される一例となるエンドユーザシステムのブロック図を示す。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのカテゴリリストからなる記述階層にアクセスするステップと、
複数のソースからアクセス可能な複数のメディアアイテムの1以上のメディア記述にアクセスするステップと、
前記1以上のメディア記述を前記少なくとも1つのカテゴリリストにマッピングするステップと、
ユーザインタフェースを介し前記複数のソースから前記複数のメディアアイテムの1以上のメディアアイテムを選択するステップと、
を有する方法。
【請求項2】
前記複数のメディアアイテムの1以上のメディア記述にアクセスするステップは、
複数のメディアアイテムを認識するステップと、
1以上のメディア記述を前記複数のメディアアイテムに関連付けるステップと、
から構成される、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記複数のメディアアイテムの1以上のメディア記述にアクセスするステップは、
前記複数のメディアアイテムに対してデジタル信号処理(DSP)解析を実行するステップと、
前記複数のメディアアイテムのDSP解析に基づき、前記複数のメディアアイテムの1以上のメディア記述にアクセスするステップと、
から構成される、請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記複数のメディアアイテムの1以上のメディア記述にアクセスするステップは、
前記複数のメディアアイテムに対してデジタル指紋処理を実行するステップと、
前記複数のメディアアイテムのデジタル指紋処理の結果に基づき、前記複数のメディアアイテムの1以上のメディア記述にアクセスするステップと、
から構成される、請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記複数のメディアアイテムが、前記1以上のメディア記述により予め識別される、請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記1以上のメディア記述は、プライマリメディア記述とセカンダリメディア記述とを含む、請求項1記載の方法。
【請求項7】
前記1以上のメディア記述は、ジャンル記述、ムード記述又はカラー記述の少なくとも1つである、請求項1記載の方法。
【請求項8】
前記メディアアイテムは、デジタルオーディオトラック又はデジタルビデオトラックである、請求項1記載の方法。
【請求項9】
前記複数のソースは、データストレージ、ポータブルデジタル音楽プレーヤー、衛星ラジオステーション、FMラジオステーション、AMラジオステーション、コンパクトディスク(CD)、又はデジタル多用途ディスク(DVD)の少なくとも1つを含む、請求項1記載の方法。
【請求項10】
1以上のメディア記述を複数のエンティティに関連付けるステップと、
前記複数のエンティティの少なくとも一部へのアクセスを可能にする前記複数のエンティティへの継承を、1以上の他のエンティティに係る選択されたメディア記述に適用するステップと、
1以上のメディア記述と複数のエンティティ及び前記複数のエンティティへの適用された継承との関連付けを格納するステップと、
を有する方法。
【請求項11】
前記複数のエンティティへの継承を適用するステップは、前記複数のエンティティの少なくとも一部へのアクセスを可能にする前記複数のエンティティへのカスケードダウン継承をペアレントエンティティに係る選択されたメディア記述に適用するステップから構成される、請求項10記載の方法。
【請求項12】
前記複数のエンティティへの継承を適用するステップは、前記複数のエンティティの少なくとも一部へのアクセスを可能にする前記複数のエンティティへのカスケードアップ継承をチャイルドエンティティに係る選択されたメディア記述に適用するステップから構成される、請求項10記載の方法。
【請求項13】
前記複数のエンティティへの継承を適用するステップは、ナビゲーション中に特別な扱いを受ける選択されるエンティティを特定するフラグを前記複数のエンティティからの選択されたエンティティに関連付けるステップから構成され、
前記1以上のメディア記述と複数のエンティティ及び前記複数のエンティティへの適用された継承との関連付けを格納するステップは、前記1以上のメディア記述と複数の堰堤xてぃとの関連付けと、前記複数のエンティティへの適用された継承と、前記フラグと前記複数のエンティティの選択されたエンティティとの関連付けとを格納するステップから構成される、請求項10記載の方法。
【請求項14】
前記複数のエンティティへの継承を適用するステップは、前記複数のエンティティの少なくとも2つのエンティティの間の追加的なマッピングを、前記少なくとも2つのエンティティの間の追加的な関連付けを提供するため生成するステップから構成され、
前記1以上のメディア記述と複数のエンティティ及び前記複数のエンティティへの適用された継承との関連付けを格納するステップは、前記1以上のメディア記述と複数の堰堤xてぃとの関連付けと、前記複数のエンティティへの適用された継承と、前記少なくとも2つのエンティティの間の追加的なマッピングとを格納するステップから構成される、請求項10記載の方法。
【請求項15】
複数のマスタ記述コードを有するマスタ記述コードリストを含む少なくとも1つの記述システムから記述階層を生成するステップと、
重み付けに従って前記マスタ記述コードリストの他のマスタ記述コードと前記マスタ記述コードの少なくとも一部とを関連付ける記述関係テーブルを生成するステップと、
生成された情報を情報アーキテクチャとしてクライアントに配設するステップと、
を有する方法。
【請求項16】
前記少なくとも1つの記述システムから記述階層を生成するステップは、
前記少なくとも1つの記述システムの複数の利用可能なカテゴリリストから複数のカテゴリリストを選択するステップと、
前記選択されたカテゴリリストを記述階層として関連付けるステップと、
から構成される、請求項15記載の方法。
【請求項17】
前記少なくとも1つの記述システムから記述階層を生成するステップはさらに、前記選択されたカテゴリリストの少なくとも1つの他のオーダリングを可能にするカテゴリリストオーダリングデータを生成するステップから構成される、請求項16記載の方法。
【請求項18】
前記少なくとも1つの記述システムから記述階層を生成するステップはさらに、前記複数のマスタ記述コードと第三者により使用される複数の記述タームとを関連付ける第三者マッピングテーブルを生成するステップから構成される、請求項15記載の方法。
【請求項19】
前記少なくとも1つの記述システムから記述階層を生成するステップはさらに、
少なくとも1つの記述システムから複数の記述階層とを生成するステップと、
前記複数の記述階層をリンク付けるステップと、
から構成される、請求項15記載の方法。
【請求項20】
前記少なくとも1つの記述システムから記述階層を生成するステップは、
前記少なくとも1つの記述システムの複数の利用可能なカテゴリリストから複数のカテゴリリストを選択するステップと、
前記選択されたカテゴリリストとの上方又は下方マッピングの少なくとも1つを選択するステップと、
前記選択されたカテゴリリストと前記少なくとも1つのマッピングとを記述階層として関連付けるステップと、
から構成される、請求項15記載の方法。
【請求項21】
前記記述関係テーブルを生成するステップはさらに、複数のエンティティ階層を生成するステップから構成される、請求項15記載の方法。
【請求項22】
前記少なくとも1つの記述システムは、オリジナルの記述システム、代替的な言語の記述システム又はローカライズされた言語の記述システムの少なくとも1つを含む、請求項15記載の方法。
【請求項23】
前記クライアントは、デバイスである、請求項15記載の方法。
【請求項1】
少なくとも1つのカテゴリリストからなる記述階層にアクセスするステップと、
複数のソースからアクセス可能な複数のメディアアイテムの1以上のメディア記述にアクセスするステップと、
前記1以上のメディア記述を前記少なくとも1つのカテゴリリストにマッピングするステップと、
ユーザインタフェースを介し前記複数のソースから前記複数のメディアアイテムの1以上のメディアアイテムを選択するステップと、
を有する方法。
【請求項2】
前記複数のメディアアイテムの1以上のメディア記述にアクセスするステップは、
複数のメディアアイテムを認識するステップと、
1以上のメディア記述を前記複数のメディアアイテムに関連付けるステップと、
から構成される、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記複数のメディアアイテムの1以上のメディア記述にアクセスするステップは、
前記複数のメディアアイテムに対してデジタル信号処理(DSP)解析を実行するステップと、
前記複数のメディアアイテムのDSP解析に基づき、前記複数のメディアアイテムの1以上のメディア記述にアクセスするステップと、
から構成される、請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記複数のメディアアイテムの1以上のメディア記述にアクセスするステップは、
前記複数のメディアアイテムに対してデジタル指紋処理を実行するステップと、
前記複数のメディアアイテムのデジタル指紋処理の結果に基づき、前記複数のメディアアイテムの1以上のメディア記述にアクセスするステップと、
から構成される、請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記複数のメディアアイテムが、前記1以上のメディア記述により予め識別される、請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記1以上のメディア記述は、プライマリメディア記述とセカンダリメディア記述とを含む、請求項1記載の方法。
【請求項7】
前記1以上のメディア記述は、ジャンル記述、ムード記述又はカラー記述の少なくとも1つである、請求項1記載の方法。
【請求項8】
前記メディアアイテムは、デジタルオーディオトラック又はデジタルビデオトラックである、請求項1記載の方法。
【請求項9】
前記複数のソースは、データストレージ、ポータブルデジタル音楽プレーヤー、衛星ラジオステーション、FMラジオステーション、AMラジオステーション、コンパクトディスク(CD)、又はデジタル多用途ディスク(DVD)の少なくとも1つを含む、請求項1記載の方法。
【請求項10】
1以上のメディア記述を複数のエンティティに関連付けるステップと、
前記複数のエンティティの少なくとも一部へのアクセスを可能にする前記複数のエンティティへの継承を、1以上の他のエンティティに係る選択されたメディア記述に適用するステップと、
1以上のメディア記述と複数のエンティティ及び前記複数のエンティティへの適用された継承との関連付けを格納するステップと、
を有する方法。
【請求項11】
前記複数のエンティティへの継承を適用するステップは、前記複数のエンティティの少なくとも一部へのアクセスを可能にする前記複数のエンティティへのカスケードダウン継承をペアレントエンティティに係る選択されたメディア記述に適用するステップから構成される、請求項10記載の方法。
【請求項12】
前記複数のエンティティへの継承を適用するステップは、前記複数のエンティティの少なくとも一部へのアクセスを可能にする前記複数のエンティティへのカスケードアップ継承をチャイルドエンティティに係る選択されたメディア記述に適用するステップから構成される、請求項10記載の方法。
【請求項13】
前記複数のエンティティへの継承を適用するステップは、ナビゲーション中に特別な扱いを受ける選択されるエンティティを特定するフラグを前記複数のエンティティからの選択されたエンティティに関連付けるステップから構成され、
前記1以上のメディア記述と複数のエンティティ及び前記複数のエンティティへの適用された継承との関連付けを格納するステップは、前記1以上のメディア記述と複数の堰堤xてぃとの関連付けと、前記複数のエンティティへの適用された継承と、前記フラグと前記複数のエンティティの選択されたエンティティとの関連付けとを格納するステップから構成される、請求項10記載の方法。
【請求項14】
前記複数のエンティティへの継承を適用するステップは、前記複数のエンティティの少なくとも2つのエンティティの間の追加的なマッピングを、前記少なくとも2つのエンティティの間の追加的な関連付けを提供するため生成するステップから構成され、
前記1以上のメディア記述と複数のエンティティ及び前記複数のエンティティへの適用された継承との関連付けを格納するステップは、前記1以上のメディア記述と複数の堰堤xてぃとの関連付けと、前記複数のエンティティへの適用された継承と、前記少なくとも2つのエンティティの間の追加的なマッピングとを格納するステップから構成される、請求項10記載の方法。
【請求項15】
複数のマスタ記述コードを有するマスタ記述コードリストを含む少なくとも1つの記述システムから記述階層を生成するステップと、
重み付けに従って前記マスタ記述コードリストの他のマスタ記述コードと前記マスタ記述コードの少なくとも一部とを関連付ける記述関係テーブルを生成するステップと、
生成された情報を情報アーキテクチャとしてクライアントに配設するステップと、
を有する方法。
【請求項16】
前記少なくとも1つの記述システムから記述階層を生成するステップは、
前記少なくとも1つの記述システムの複数の利用可能なカテゴリリストから複数のカテゴリリストを選択するステップと、
前記選択されたカテゴリリストを記述階層として関連付けるステップと、
から構成される、請求項15記載の方法。
【請求項17】
前記少なくとも1つの記述システムから記述階層を生成するステップはさらに、前記選択されたカテゴリリストの少なくとも1つの他のオーダリングを可能にするカテゴリリストオーダリングデータを生成するステップから構成される、請求項16記載の方法。
【請求項18】
前記少なくとも1つの記述システムから記述階層を生成するステップはさらに、前記複数のマスタ記述コードと第三者により使用される複数の記述タームとを関連付ける第三者マッピングテーブルを生成するステップから構成される、請求項15記載の方法。
【請求項19】
前記少なくとも1つの記述システムから記述階層を生成するステップはさらに、
少なくとも1つの記述システムから複数の記述階層とを生成するステップと、
前記複数の記述階層をリンク付けるステップと、
から構成される、請求項15記載の方法。
【請求項20】
前記少なくとも1つの記述システムから記述階層を生成するステップは、
前記少なくとも1つの記述システムの複数の利用可能なカテゴリリストから複数のカテゴリリストを選択するステップと、
前記選択されたカテゴリリストとの上方又は下方マッピングの少なくとも1つを選択するステップと、
前記選択されたカテゴリリストと前記少なくとも1つのマッピングとを記述階層として関連付けるステップと、
から構成される、請求項15記載の方法。
【請求項21】
前記記述関係テーブルを生成するステップはさらに、複数のエンティティ階層を生成するステップから構成される、請求項15記載の方法。
【請求項22】
前記少なくとも1つの記述システムは、オリジナルの記述システム、代替的な言語の記述システム又はローカライズされた言語の記述システムの少なくとも1つを含む、請求項15記載の方法。
【請求項23】
前記クライアントは、デバイスである、請求項15記載の方法。
【図1A】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【公表番号】特表2009−529753(P2009−529753A)
【公表日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−558431(P2008−558431)
【出願日】平成19年3月9日(2007.3.9)
【国際出願番号】PCT/US2007/006131
【国際公開番号】WO2007/103583
【国際公開日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.MEMORY STICK
2.Bluetooth
【出願人】(501112323)グレースノート インコーポレイテッド (12)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年3月9日(2007.3.9)
【国際出願番号】PCT/US2007/006131
【国際公開番号】WO2007/103583
【国際公開日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.MEMORY STICK
2.Bluetooth
【出願人】(501112323)グレースノート インコーポレイテッド (12)
【Fターム(参考)】
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