説明

メロディーブラインド

【課題】
窓、及び天窓に設置されているヘッドボックスを使用したブラインドのボックスに二次加工を施し、人感センサーで感知した人の動きで音再生スピーカーより流れる音、音声等を提供するものである。
【解決手段】
ブラインドのヘッドボックスの中央に人感センサーを取り付け、ボックスの両側に音声再生スピーカーを埋め込み、人の動きに感知し音声再生スピーカーから好みの音楽、音声等を流す事が出来る。
本発明の重要な構想は、ブラインド本体の幅20mmという狭い空間を利用して制御装置を内蔵し人感センサーで感知し、音・音楽を提供することに大きな意味があるものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、窓、又は天窓に設置されているブラインドのヘッドボックス部分が人感センサーにより反応して個人が選択した音を提供するものである。
【背景技術】
【0002】
本来、ブラインドを設置する目的は窓、又は天窓に設置され開閉することにより室内の明るさと温度を調整するための物である。又、人感センサーで音を出す事、ブラインドの面に画像を表現する、その他機能を持ち合わせたものは従来技術として存在するものである。
【0003】
本発明では、従来存在する人感センサーで感知し検出する検出手段と人の動きを検出している間のみ、スピーカーへの音声信号を供給する供給手段とを備えた事を特徴とする装置を、従来では存在しないブラインド面に印刷した画像のイメージの音、音響を記録媒体に入力して設置したものである。
【0004】
本発明の画像付き人感式音響装置は、人が室内に入るとその動きをブラインド中央にある人感感知装置が作動し制御部で音声データ―を読み取り、アンプよりスピーカーに伝えられ音、音響が室内に数秒間流れる、人が静止している間人感センサーは感知せず人の動きによって再度音、音声は流れる、音、音声の流れる時間は自由に変更できるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平9−160580号公報
【特許文献2】特開2000−303758号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一般的なブラインドは、室内の明るさと温度を調整するものであるが、室内環境に於いて居心地の良い空間を想像するにあたり視覚だけにとどまらず聴覚でも感じ取れる道具として利用できる可能性を追求した物である。
【0007】
本発明は、ヘッドボックスを使用したブラインドであればボックスを利用し人感センサー、音声再生用スピーカーを組み込み本来、ブラインドが果たす機能のみにはとどまらず室内の環境作りを考案し、視覚と聴覚両方で室内の雰囲気作りを生み出すものとして提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の最大の特徴は、ヘッドボトムを使用したブラインドであればボックスを利用して、人感センサー、音再生用スピーカー、制御回路を組み込み人の動きによってセンサーが感知し好みの音を音再生スピーカーから流すことである。
【発明の効果】
【0009】
本発明においての効果は人間の感じる五感の中の視覚、聴覚、から感じ取れる感情に大きく左右するものであり無機質な室内空間に個人の好みの音を流すことによりリラクゼーション効果、ストレス解消効果、コミュニケーションアップの効果等「心の健康づくり」の役目を果たす効果を求めるものである。
本発明のブラインドはスラットの平面をキャンパスに見立て個人が好む画像を印刷し、その印刷物のイメージに合わせ音、音響を記録媒体にダウンロードして楽しむ事も出来る。
【0010】
本発明のメロディーブラインドを使用することにより、例えば都会で生活をしている人が一日の仕事に解放されて自宅に帰った時、自然の風景が印刷されたブラインドから鳥のさえずりや川のせせらぎが優しく静かに流れてくると、一日の仕事の疲れ、ストレスから解放され、リラックスした気持ちになるリラクゼーションの効果もあり、気持ちのスイッチの切り替えが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】図1はブラインドの正面図である。
【図2】図2は上部ヘッドボックス部の平面図である。
【図3】図3はブラインドの側面図である。
【図4】図4は本案制御を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
ブラインドのヘッドボックスを利用してブラインドが果たす機能のみにとどまらず室内の環境作りと室内の雰囲気作りを実現したものである。
【実施例】
【0013】
図1はブラインドの正面から見た図であり、(1)のブラケットはブラインドを窓枠に取り付けるための部品である。(2)のクリックは昇降コードと連結されスラットを巻き上げるための部品である。(3)のヘッドボックスの正面中央に人感センサー(15)を取り付け両端にスピーカー(14)を取り付けそれぞれの結束されたコードを収納しヘッドボックス(3)の裏面から(16)の制御部につながっている。(4)のヘッドキャップは金属であるヘッドボックス(3)の両端を保護するためのものである。(5)のマルチポールはスラット(10)を回転させるための棒である。(6)のボトムキャップはヘッドキャップ(4)と同様に(11)の金属であるボトムレールの両端を保護するためのものである。(7)のコードタッセルは(5)のマルチポールの中にある(8)の昇降コードの結束されたものを収納するためのものである。(9)のボトムカバーはスラットを上下するための昇降コードを(11)のボトムレールで結束し収納するものである。(10)のスラットはブラインドの羽根である、窓の面積に合わせた枚数のスラットがラダーコード、昇降コードに支えられて面となり、本発明ではその面に画像を印刷し画像のイメージに合わせた音、音響を流すものである。(12)のラダーコードはスラットを上下するためにスラット一枚ずつ支え下部の(9)のボトムカバーで収納されている。(13)の記録媒体は多種多様な方法で音、音響をダウンロード出来る。(14)のスピーカーはヘッドボックスの両端に取り付け制御部からのアンプの指令で(13)の記録媒体の音、音響を外部へと出力をする。(15)の人感センサーは物の動きによって空気の流れを感知しそれを制御部に伝え電源がONになりアンプへと接続されスピーカーを使って(13)の記録媒体に保存されている音、音響を外部へと出力する。
本発明の制御部駆動はソーラーセルを使用しているが、乾電池等での使用も考えられる。
【0014】
図2はヘッドボックス(3)を上部から見た平面図であり、内部には制御部(16)とつなぐコードが人感センサー(15)、スピーカー(14)と結合されてヘッドボックス(3)内に収められて構成されている。
【0015】
図3はブラインドの側面図であり、ヘッドボックスの裏側から制御部(16)につながるコードがある。
【0016】
図4は記録媒体(13)を制御部(16)に挿入した状態で、人感センサー(15)が感知し電源が入り音声データ―を読み込み、アンプを通してスピーカー(14)から音声が出る流れ図である。バッテリーはブラインド外部に設置し、乾電池又はソーラーセルでエネルギーを集めバッテリーに蓄電すべくなしている。
【符号の説明】
【0017】
1 ブラケット
2 クリック
3 ヘッドボックス
4 ヘッドキャップ
5 マルキポール
6 ボトムキャップ
7 コードタッセル
8 昇降コード
9 ボトムカバー
10 スラット(はね)
11 ボトムレール
12 ラダーコード
13 記録媒体
14 スピーカー
15 人感センサー
16 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部にヘッドボックスを有するブラインドの該ボックス内に人感センサー、制御回路音再生用スピーカーを内蔵して配置し、人感センサーにより人の動きを感知して記録媒体を作動し音楽・音を発するようにした制御部を有すると共に、制御用バッテリーはブラインドの外部に設置しソーラーセル等でエネルギーを集めバッテリーに蓄電すべくなしたことを特徴とするメロディーブラインド
【請求項2】
音再生は、記録媒体に保存された音声ファイル(音楽、音声等)を再生するようにしたことを特徴とする請求項1記載のメロディーブラインド。
【請求項3】
ブラインドのスラット部分の平面をキャンパスとして、そのスラット部分に画像を印刷すると共に、その印刷物のイメージに合わせた音楽、音を記憶媒体にダウンロードして再生可能としたことを特徴とする請求項1および2に記載のメロディーブラインド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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