説明

メール送受信システム

【課題】メール受信時やメール閲覧時に、送信者の感情をよりきめ細かに伝えることができる可能性を高めたメール送受信システムの提供を目的とする。
【解決手段】 本発明に係るメール送受信システムは、メールを送信する携帯電話機は、自機が備える加速度センサが検出した加速度値に基づいて、少なくとも振動の強度を表す振動情報を生成して、メールに付加して送信し、メールを受信した携帯電話機は、受信したメールに振動情報が付加されている場合には、付加されている振動情報に応じた強度の振動を発生して自機を振動させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機間でのメール送受信技術に関し、特に送信者の感情をメールと供に送信する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の、携帯電話機等の通信端末には、従来の音声による通話を行う機能以外に、メールを送受信するメール機能が備えられている。
【0003】
このメール機能は、基本的に文章で構成されたメールを送受信するものであり、伝えたい情報、例えば、待ち合わせの場所を正確に伝えることができ、また、後から見直すことができるという特徴がある。
【0004】
しかし、メールは文章で用件を伝える為、音声による通話のように、声の大きさや調子で感情を伝えることができず、メール送信者の感情を絵文字などで表現する程度でしか伝えられない。
【0005】
ここで、着呼時に、発呼者の感情を表した絵を着信画面に表示する技術がある(特許文献1)。この技術は、電話番号の入力後に、予め決められている複数の感情モードのうちから1つを選択して発呼を行う。着呼側では、着呼時に感情モードを読み出して、該当する絵、例えば、笑っている顔の絵や怒っている顔の絵を表示したり、感情モードに応じて予め決められている強度の振動で着呼の報知をしたり等するものである。
【0006】
この技術をメール機能に適用すれば、メールを受信したときに、送信者がどの様な感情でもって、このメールを送信してきたのかを知ることが可能となる。
【特許文献1】特開2004−289577号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、この技術では、予め決められている感情モードでしか感情を伝えることができず、細かな感情を伝えることができない。すなわち、怒っている場合であっても、非常に怒っているのか、ちょっと怒っているのかを伝えるのは難しい。
【0008】
また、受信したメールを、受信時ではなく後で閲覧する場合には、受信時にどのような絵が表示されたのか等を知ることはできない。
【0009】
そこで、本発明は、メール受信時やメール閲覧時に、送信者の感情をよりきめ細かに伝えることができる可能性を高めたメール送受信システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決する為に、本発明のメール送受信システムは、第1及び第2携帯電話機で構成されるメール送受信システムあって、前記第1携帯電話機は、自機の振動を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した振動のパターンに基づく振動情報を生成する振動情報生成手段と、前記振動情報が付加されたメールを送信するメール送信手段とを備え、前記第2携帯電話機は、振動を発生して自機を振動させる振動発生手段と、メール受信手段と、 受信したメールに振動情報が付加されている場合には、付加されている振動情報に応じた振動を、前記振動発生手段に発生させる振動制御手段とを備える ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係るメール送受信システムは、上述の構成を備えることにより、メール送信者が伝えたい振動を信号に変換してメールに付加して送信し、その振動をメール受信者に伝えることができるので、文字だけでなく、メール送信者の情報を伝えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
<実施形態1>
<概要>
本発明では、メール送信者の感情を送信者の手振りで表し、この手振りで表された送信者の感情を、メール受信者の携帯電話機の振動で表現するものである。
【0013】
具体的には、メールの送信者が携帯電話機を振る動作を、携帯電話機が内蔵する加速度センサによって検出し、検出した加速度を振動情報に変えてメールに添付して送信する。メールの受信側では、受信した振動情報を参照して、自機のバイブレータを振動させることで、送信者の感情を表現する。
【0014】
このように、メールを受信したときや、メールを閲覧しようとしたときに、振動が発生するので、メール受信者は、文章では表現できないメール送信者の感情を感じることができるようになる。
【0015】
以下、本発明にかかるメール送受信システムを構成する携帯電話機を説明する。
【0016】
<構成>
まず、本発明の実施形態に係る携帯電話機の構成について図1を用いて説明する。図1は、携帯電話機の構成を示す機能ブロック図である。
【0017】
携帯電話機100は、アンテナ1101を備える通信部1100、操作部1110、ディスプレイ1120、外部音声を入力するマイク1131と音声信号を出力するスピーカ1132とを備える音声処理部1130、制御部1200、振動制御部1300、振動発生部1310、メール表示部1400、メール送受信部1500、メール作成部1600、振動情報生成部1700、加速度センサ1800、受信メール記憶部2000及び送信メール記憶部3000から構成される。
【0018】
携帯電話機100は、メールに振動情報を付加して送信する機能と、振動情報が付加されたメールを受信する機能とを備えているものとする。従って、携帯電話機100と同様の機能を有する携帯電話機2台により、本願発明のメール送受信システムを構築することができることになる。
【0019】
まず、制御部1200は、図示しないCPU、メモリ等を備え、通話、着呼やメール受信の報知等、携帯電話機に必要な一般的な制御処理を行う他、以下に説明する各機能部に指示を出して本発明に特有の処理、例えば、ユーザ操作を受けてメールに振動情報を付加する等の処理を行う。
【0020】
通信部1100は、変復調回路や信号処理回路等を含み、制御部1200の指示により、基地局(図示しない。)と通信する機能を有する。
【0021】
また、操作部1110は、キー、ボタン等を含み、ボタンの押下等のユーザ操作を検出し制御部1200に通知する機能を有する。
【0022】
ディスプレイ1120は、液晶等のディスプレイパネルを含み、制御部1200の指示により、当該ディスプレイにメニューやメール本文等を表示する機能を有する。
【0023】
音声処理部1130は、音声のデジタル化や変復調等の処理を行う機能を有する。
【0024】
次に、振動制御部1300は、制御部1200からの指示により、振動情報を参照し、情報に応じて振動発生部1310に振動を発生させる機能を有する。振動情報については、<データ>の項で説明する。
【0025】
振動発生部1310は、いわゆるバイブレータであり、振動制御部1300からの指示により、携帯電話機100を振動させる機能を有する。例えば、着呼をユーザに報知するため等に用いられる。尚、本実施形態では、「強」と「弱」の2種類の強度の振動を発生できるものとする。
【0026】
メール表示部1400は、送受信したメールをディスプレイ1120に表示する機能を有する。受信したメールは、受信メール記憶部2000から読み出して表示し、既に送信したメールは、送信メール記憶部3000から読み出して表示する。
【0027】
また、このメール表示手段1400は、表示しようとしているメールに、振動情報が付加されているかを検出し、その旨を制御部1200に通知する機能を有する。
【0028】
更に、このメール表示手段1400は、メールの本文が長文であってディスプレイ1120に表示できないときには、操作部1110が検出したカーソル移動の情報を制御部1200を介して受信し、ディスプレイ1120に表示されているメール本文を変更する、いわゆるスクロールを行う機能を有する。
【0029】
メール送受信部1500は、メールの送受信を制御部1200と通信部1100とを介して行う機能を有する。受信したメールは、受信メール記憶部2000に記憶し、送信するメールは、送信メール記憶部3000から読み出して送信する。また、メール送受信部1500は、受信したメールに振動情報が付加されているかを検出し、付加されている場合は、その旨制御部1200に通知する。
【0030】
メール作成部1600は、振動情報付加部1610を有し、従来のメールの作成と、振動情報を添付ファイルとしてメールに添付する機能を有する。作成したメールは、送信メール記憶部3000に記憶する。
【0031】
振動情報付加部1610は、メール作成部1600の機能のうち、振動情報の添付ファイルを作成する機能を有する。振動情報は、振動情報生成部1700に作成を依頼し、取得する。
【0032】
振動情報生成部1700は、振動の強さと時間とから成る情報である振動情報を生成する機能を有する。この振動情報生成部1700は、制御部1200から記録開始の指示を受けたときから、記録終了の指示を受けるまでの間、加速度センサから出力される加速度を表すベクトルを加速度値群として記憶し、この加速度値群から、振動情報を生成する。この加速度値群と振動情報とは、<データ>の項で説明する。
【0033】
加速度センサ1800は、加速度、すなわち、単位時間あたりの携帯電話機の運動速度の変化を検出して振動情報生成部1700に出力する機能を有する。この加速度センサ1800は、3軸検出により3次元の加速度を検出し、加速度をベクトルで出力する。
【0034】
受信メール記憶部2000は、メール送受信部1500が受信したメールを記憶する機能を有する。本図では、記憶しているメールの1例として振動情報2110を付加されているメール2100を記載している。
【0035】
また、送信メール記憶部3000は、メール作成部1600が作成したメールを記憶する機能を有する。本図では、記憶しているメールの1例として振動情報3110を付加されているメール3100を記載している。
【0036】
尚、制御部1200等の各部による各処理の全部または一部は、CPUが各種プログラムを実行することにより実現されるものである。
【0037】
<データ>
以下、本発明の携帯電話機が用いる主なデータについて、図4及び図6を用いて説明する。
【0038】
まず、図4は、振動情報生成部1700が記憶する加速度値群1710の構成例及び内容例を示す図である。
【0039】
加速度値群1710は、検出時間1711と加速度1712で構成される。
【0040】
検出時間1711は、加速度センサ1800から加速度が出力された時間を示す。振動情報生成部1700が制御部1200の指示により、最初に加速度を記憶した時を「0.00」とし、その後、「0.20」秒単位で、加速度を記録して加速度値群1710を作成する。加速度センサ1800は、「0.20」秒毎に加速度を出力するものとする。
【0041】
加速度1712は、加速度センサ1800が出力する加速度を表した3次元ベクトルである。
【0042】
この加速度1712と携帯電話機100との関係を、図2と図3とを用いて説明する。
【0043】
図2は、携帯電話機100と内蔵される加速度センサ1800、及び加速度センサ1800の座標系を示した図である。図2(a)は、折り畳み型である携帯電話機100の開いた状態を示した図であり、図2(b)は、折り畳んだ状態の正面図であり、図2(c)は、折り畳んだ状態の側面図である。
【0044】
携帯電話機100は、上部筐体181と下部筐体182とで構成され、これらがヒン時部180で接続されている。下部筐体182内部に、加速度センサ1800が備えられている。また、加速度センサ1800は、図2(a)〜(c)に示される3軸座標系を有しており、出力する加速度1712を示すベクトルは、この座標系で表される。
【0045】
図3は、メール送信者が、メールに付加する感情を手振りで表している図である。メール送信者が携帯電話機を手に持って振ると、加速度センサ1800は、この手振りを、加速度1712として出力する。
【0046】
次に、図6は、振動情報2110の構成例及び内容例を示す図である。
【0047】
この振動情報2110は、振動情報生成部1700が生成するものであり、メールに添付されて送受信されるものである。尚、図1における受信メール記憶部3000の振動情報3110も、同様の構成を有する。
【0048】
振動情報2110は、振動時間2111と振動強弱2112とで構成される。
【0049】
振動時間2111は、振動強弱2112で示される振動を発生させる開始時間を示し、振動強弱2112は、発生させる振動の強さを示す。
【0050】
振動時間2111の「t0」は、振動の発生を開始する時間とする。また、振動時間2111「t1」、「t2」等は、「t0」からの経過時間とする。
【0051】
例えば、振動時間2111が「t1」から「弱」の強さで振動の発生を開始させ、振動時間「t2」になったら、「強」の強さで振動を発生させるなどである。
【0052】
また、本実施形態では、振動時間「t1」、「t2」等の時点で、一旦、振動を止めるものとし、リズムも表すものとする。例えば、振動時間2111が「t0」から「弱」の強さで振動の発生を開始させ、「t1」では、一旦振動を止めてから、再度「弱」の強さで振動の発生を開始する。
【0053】
この振動情報2110の生成方法を、図5を用いて説明する。
【0054】
図5は、加速度の時間的変化を表す図である。横軸で時間を、縦軸で加速度の大きさを示す。また、下段は、振動の強度を示している。
【0055】
本図において、加速度がほぼ0(ゼロ)となる時間t0、t1等のタイミングで、メール送信者の手振りが停止したことを示している。すなわち、時間t0〜t1の間で、一方向に手を振って止まり、時間t1〜t2の間で異なる方向に手を振って止まったことを示し、この繰り返しが成されたことを示している(図3参照)。
【0056】
本実施形態では、時間t0〜t1、時間t1〜t2、時間t2〜t3等の期間において、加速度が所定の閾値nを越えた場合は、その期間の振動の強度を「強」とし、超えていない場合は「弱」とするものとする。
【0057】
尚、本図の時間t0、t1等は、図6に示す振動情報2110の振動時間2111のt0、t1等を示すものとする。
【0058】
<動作>
以下、上述した携帯電話機の動作について図7〜図9を用いて説明する。
【0059】
ここでは、3つの動作を説明する。1つ目は、メールに振動情報を付加して送信する処理であり、2つ目は、振動情報が付加されているメールを受信した時の処理である。また、3つ目は、振動情報が付加されているメールを閲覧するときの処理である。
【0060】
<メールに振動情報を付加して送信する処理>
まず、図7を用いて、メールに振動情報を付加して送信する処理を説明する。
【0061】
図7は、メールに振動情報を付加して送信する処理を示すフローチャートである。
【0062】
最初に、従来どおりにメールを作成する(ステップS100)。具体的には、メールの作成指示、例えば、メールを作成を開始するボタンが押下されたことを検知した操作部1110は、その旨を制御部1200に通知し、通知を受けた制御部1200は、メール作成部1600にメールの作成の開始を指示する。指示を受けたメール作成部1600は、制御部1200を介して操作部1110とディスプレイ1120と指示やデータをやり取りしながら、メールを作成し、作成したメール3100を送信メール記憶部3100に記憶する。この時点では、まだ、振動情報3110は付加されていない。
【0063】
ここで、制御部1200は、送信する指示、例えば、送信ボタンの押下を検知した旨の通知を操作部1110から受けると(ステップS110:送信指示)、メール送受信部1500にメール3100を送信するよう指示する。
【0064】
指示を受けたメール送受信部1500は、送信メール記憶部3000からメール3100を読み出し、制御部1200と通信部1100を介して送信する(ステップS140)。
【0065】
一方、制御部1200が、振動情報を付加する指示、例えば、感情付加ボタンの押下を検知した旨の通知を操作部1110から受け取った場合は(ステップS110:振動情報付加指示)、メール情報作成部1600を介して振動情報付加部1610に振動情報を付加するよう指示する。また、同時に、加速度センサ1800に、加速度の検知を開始し、加速度を出力するよう指示する。
【0066】
指示を受けた加速度センサ1800は、加速度の検出を開始し、加速度の出力を開始する。
【0067】
また、指示を受けた振動情報付加部1610は、振動情報生成部1700に、加速度値群1710を作成するよう指示を出し、指示を受けた振動情報生成部1700は、加速度センサ1800から出力される加速度を記憶する。
【0068】
このとき、感情付加ボタンを押下したユーザは、携帯電話機を持った手を感情に応じて振る。例えば、怒っている場合は、速く大きく振る、嬉しい場合は、ゆっくり小さく振るなどである。ユーザは、手振りを行った後、終了ボタンを押下する。
【0069】
手振りが終了したことの通知、例えば、終了ボタンの押下を検知した操作部1110は、その旨を制御部1200に通知する。
【0070】
通知を受けた制御部1200は、手振りが終了した旨をメール作成部1600を介して振動情報付加部1610に通知する。また、同時に、加速度センサ1800に、加速度の検出を終了する旨通知し、通知を受けた加速度センサ1800は、検出を終了する。
【0071】
手振りが終了したことの通知を受けた振動情報付加部1610は、振動情報生成部1700に、加速度センサ1800から出力される加速度の記憶を終了し、振動情報を生成するよう指示する。
【0072】
生成指示を受けた振動情報生成部1700は、加速度センサ1800から出力される加速度の記憶を終了し、記憶した加速度値群1710から振動情報2110の生成処理を行う。生成した振動情報2110を振動情報付加部1610に渡す(ステップS120)。
【0073】
振動情報2110を受け取った振動情報付加部1610は、受け取った振動情報2110を、送信メール記憶部3000に記憶されているメール3100の振動情報3110として添付ファイルにして付加する(ステップS130)。
【0074】
その後、制御部1200は、送信する指示、例えば、送信ボタンの押下を検知した旨の通知を操作部1110から受けると(ステップS110:送信指示)、メール送受信部1500にメールを送信するよう指示し、指示を受けたメール送受信部1500は、送信メール記憶部3000からメール3100を読み出し、制御部1200と通信部1100を介して送信する(ステップS140)。
【0075】
<振動情報が付加されているメールを受信した時の処理>
次に、図8を用いて、振動情報が付加されているメールを受信した時の処理を説明する。
【0076】
図8は、振動情報が付加されているメールを受信した時の処理を示すフローチャートである。
【0077】
最初に、従来どおりにメールを受信する(ステップS200)。具体的には、通信部1100と制御部1200を介して、メール送受信部1500がメールを受け取り、受信メール記憶部2000に受け取ったメール2100を記憶する。
【0078】
メール送受信部1500は、メールを受け取った際、メール2100に振動情報2110が添付ファイルとして付加されているか否かを判断する。振動情報の添付ファイルであるか否かは、添付ファイルの拡張子で判断するものとする。尚、振動情報の添付ファイルであることが判断できればよく、添付ファイルの内容が特定のコードで始まる等であってもよい。
【0079】
メール送受信部1500は、振動情報の添付ファイルが付加されていないと判断した場合は(ステップS210:NO)、携帯電話機100にメール着信時の報知方法として設定されている方法で報知を行う(ステップS230)。
【0080】
一方、振動情報の添付ファイルが付加されている判断した場合(ステップS210:YES)、メール送受信部1500は、その旨を制御部1200に通知する。
【0081】
通知を受けた制御部1200は、振動制御部1300に、受信したメール2100に付加されている振動情報2110の添付ファイルに応じて、振動を発生させるよう指示する。
【0082】
指示を受けた振動制御部1300は、受信メール記憶部2000から振動情報2110の添付ファイルを読み出し、振動情報2110に応じて、振動発生部1310に振動を発生させる(ステップS220)。
【0083】
<振動情報が付加されているメールを閲覧するときの処理>
次に、図9を用いて、振動情報が付加されているメールを閲覧するときの処理を説明する。
【0084】
図9は、振動情報が付加されているメールを閲覧するときの処理を示すフローチャートである。
【0085】
メールを閲覧する指示、例えば、ディスプレイ1120に表示した受信メール一覧でメールを指定して表示ボタンを押下したことを検知した操作部1110は、その旨を制御部1200に通知する(ステップS300)。
【0086】
通知を受けた制御部1200は、メール表示部1400に、指定されたメールを通知し、メールを表示する旨を指示する。
【0087】
指示を受けたメール表示部1400は、受信メール記憶部2000から指定されたメール2100を読み出し、読み出したメールに振動情報2110の添付ファイルが付加されているか否かを判断する(ステップS310)。
【0088】
付加されていないと判断した場合は(ステップS310:NO)、制御部1200を介してディスプレイ1120にメール2100を表示する(ステップS330)。
【0089】
一方、メール表示部1400は、振動情報2110の添付ファイルが付加されていると判断した場合は(ステップS310:YES)、その旨を制御部1200に通知する。
【0090】
通知を受けた制御部1200は、表示しようとしているメールを指定して、振動制御部1300に、メール2100に付加されている振動情報2110の添付ファイルに応じて、振動を発生させるよう指示する。
【0091】
指示を受けた振動制御部1300は、受信メール記憶部2000から振動情報2110の添付ファイルを読み出し、振動情報2110に応じて、振動発生部1310に振動を発生させる(ステップS320)。
【0092】
また、メール表示部1400は、振動情報の添付ファイルが付加されている旨を制御部1200に通知すると同時に、制御部1200を介して、ディスプレイ1120にメール2100を表示する(ステップS330)。
【0093】
上述したように、本実施形態の携帯電話機は、メール送信者が携帯電話機の振り方で感情を表すと、携帯電話機に内蔵された加速度センサが検出した加速度値に基づいて、振動の強度を表す振動情報を生成してメールに付加して送信できる。従って、当該メールを受信した携帯電話機では、メールに付加されている振動情報に応じて振動を発生でき、その振動の強度等から、メール受信者は、メール送信者がどの様に携帯電話機を振ったのかが分かり、どの様な感情で携帯電話機を振ったのかを推定できるようになる。
【0094】
すなわち、メール本文では伝わりにくいメール送信者の感情を振動として伝えることで、直感によるコミュニケーションを図ることが可能となる。
<実施形態2>
<概要>
実施形態1では、メール自体に振動情報を付加したが、実施形態2は、メール本文中の文字又は文字列に、振動情報を付加するものである。ここで、文字又は文字列には、メールに使用できる絵文字や顔文字、記号等も含まれる。
【0095】
図10を用いて、使用形態を説明する。
【0096】
図10は、携帯電話機100のディスプレイ1120に、メールが表示されている表示画面の例を示す図である。メールの本文が長文であり、全文表示するにはスクロールする必要があるものとする。
【0097】
表示画面4000は、メール本文の一部分を表示しているところを示し、表示画面4100は、メール本文を1行分下にスクロールしたところを示している。
【0098】
表示画面4100のメール本文の文字列4110「お腹一杯」に振動情報が付加されているものとすると、文字列4110が表示されたときに、振動が発生する。
【0099】
文字または文字列に振動情報を付加することで、メール送信者がどのような感情を抱いているのかを、文字又は文字列の意味と振動とで伝えることができるようになる。すなわち、よりきめ細かな感情を伝えることができるようになる。
【0100】
本実施形態では、最初に表示したメール本文に、振動情報が付加された文字又は文字列があった場合は、表示されたときに振動を発生させ、また、スクロールによって最下行に、振動情報が付加された文字又は文字列が表示された場合に、振動を発生させるものとする。尚、スクロールは1行分ずつ行われるものとする。
【0101】
<構成>
本実施形態の携帯電話機の構成は、図1の構成とほとんど同じであり、異なる点は、メール表示部1400と振動情報付加部1610が、次の機能を有する点である。
【0102】
メール表示手段1400は、実施形態1で説明した機能に加えて、ディスプレイに表示されているメール本文に、振動情報が付加された文字又は文字列があるかを検出する機能を有する。
【0103】
また、振動情報付加部1610は、振動情報を添付ファイルとして付加する際に、振動情報がどの文字又は文字列に付加されているかの情報と対応付けて、添付ファイルを作成する。
【0104】
<データ>
本実施形態の携帯電話機が用いる主なデータは、実施形態1の図4及び図6とほぼ同じであるが、図6の振動情報2110が、図11の振動情報5110である点が異なる。振動情報5110は、振動情報2110に、どの文字又は文字列に付加されているかを示す情報が追加されたものである。
【0105】
図11を用いて説明する。図11は、振動情報5110の構成例及び内容例を示す図である。
【0106】
振動情報5110は、振動時間2111、振動強弱2112及び文字位置5113で構成される。
【0107】
振動時間2111、振動強弱2112は、図6で説明したものと同様である。
【0108】
文字位置5113は、メール本文での位置を示している。本実施形態では、メール本文の最初からの文字数で示している。
【0109】
例えば、文字位置5113「51:54」は、最初から51番目の文字から54番目の文字までの4文字の文字列を示し、「10:10」は、10番目の1文字を示すものとする。尚、文字数ではなく、バイト数などで表してもよく、メール本文内の文字又は文字列が特定できればよい。
【0110】
<動作>
ここでは、メール本文の文字又は文字列に振動情報を付加して送信する処理と、文字又は文字列に振動情報が付加されているメールを閲覧するときの処理を説明する。尚、以下、文字又は文字列を単に「文字列」と言うものとする。
【0111】
<文字列に振動情報を付加して送信する処理>
図12は、実施形態2のメールに振動情報を付加して送信する処理を示すフローチャートである。図7で示した処理と、ほとんど同じであり、異なる点のみを説明する。
【0112】
本実施形態では、振動情報を作成する場合、文字列を指定して、振動情報を作成する点が異なる。
【0113】
すなわち、制御部1200は、振動情報を付加する指示を操作部1110から受け取って、振動情報付加部1610に振動情報を付加するよう指示を出すが、その際、指定された文字列の位置を渡して指示する(ステップS500:振動情報付加指示)。
【0114】
ユーザは、例えば、文字列を選択した状態で感情付加ボタンを押下すると、操作部1110は、制御部1200に振動情報を付加する指示が成されたことを通知する。この際に、選択されている文字列の位置も通知する。
【0115】
また、振動情報付加部1610は、振動情報生成部1700から振動情報を受け取って添付ファイルを作成するが、この際、受け取った振動情報2110と制御部1200から渡された文字列の位置とから振動情報5110を作成し、添付ファイルとして、送信メール記憶部3000に記憶されているメール3100に付加する(ステップS510)。尚、ステップS500〜ステップS510の処理を繰り返すことにより、メール本文中の複数の文字列にそれぞれ振動情報を付加することができる。
【0116】
ステップS100、ステップS120及びステップS140は、図7のステップS100、ステップS120及びステップS140と同様である。
【0117】
<文字列に振動情報が付加されているメールを閲覧するときの処理>
次に、図13を用いて、文字列に振動情報が付加されているメールを閲覧するときの処理について説明する。メールの本文は、ディスプレイに一度に表示できる文字数よりも多いものとする。
【0118】
図13は、実施形態2の文字列に振動情報が付加されているメールを閲覧するときの処理を示すフローチャートである。
【0119】
メールを閲覧する指示、例えば、ディスプレイ1120に表示した受信メール一覧でメールを指定して表示ボタンを押下したことを検知した操作部1110は、その旨を制御部1200に通知する(ステップS400)。
【0120】
通知を受けた制御部1200は、メール表示部1400に、指定されたメールを通知し、メールを表示する旨を指示する。
【0121】
指示を受けたメール表示部1400は、受信メール記憶部2000から指定されたメール2100を読み出し、ディスプレイ1120に表示できる分のメール本文の最初からの部分を、制御部1200を介してディスプレイ1120に表示する(ステップS410)。
【0122】
メール表示部1400は、ディスプレイ1120に表示すると同時に、振動情報5110が付加された文字列が表示されたかを判断する(ステップS420)。この判断は、表示したメール本文の部分に、文字位置5113で示される位置が含まれているかによって判断する。含まれている場合は、表示されていると判断する。
【0123】
振動情報5110が付加された文字列が表示されていない判断した場合は(ステップS420:NO)、何も行わず、振動情報5110が付加された文字列が表示されたと判断した場合は(ステップS420:YES)、その旨制御部1200に通知する。
【0124】
通知を受けた制御部1200は、表示された文字列の振動情報5110を指定して、振動制御部1300に、振動を発生させるよう指示する。
【0125】
指示を受けた振動制御部1300は、受信メール記憶部2000から振動情報5110を読み出し、振動情報5110に応じて、振動発生部1310に振動を発生させる(ステップS430)。
【0126】
その後、カーソルが移動されたことを操作部1110が検知し(ステップS440)、その旨を制御部1200を介して、メール表示部1400に通知する(ステップS440:カーソル移動)。
【0127】
通知を受けたメール表示部1400は、通知されたカーソル移動に応じて、メール本文から表示する部分を抽出して、制御部1200を介してディスプレイ1120に表示する。この際、振動情報5110が付加された文字列が最下行に表示されたかを判断する(ステップS450)。この判断は、最下行に表示したメール本文の部分に、文字位置5113で示される位置が含まれているかによって判断する。含まれている場合は、表示されていると判断する。
【0128】
振動情報5110が付加された文字列が最下行に表示されていない判断した場合は(ステップS450:NO)、何も行わず、振動情報5110が付加された文字列が最下行に表示されたと判断した場合は(ステップS450:YES)、その旨制御部1200に通知する。
【0129】
通知を受けた制御部1200は、表示された文字列の振動情報5110を指定して、振動制御部1300に、振動を発生させるよう指示し、指示を受けた振動制御部1300は、受信メール記憶部2000から振動情報5110を読み出し、振動情報5110に応じて、振動発生部1310に振動を発生させる(ステップS460)。
【0130】
その後、表示の終了を指示されたことを操作部1110が検出し、その旨を制御部1200を介して、メール表示部1400に通知する(ステップS440:終了)。通知を受けたメール表示部1400は、メールの表示を終了する(ステップS470)。
【0131】
<補足>
以上、本発明に係るメール送受信システムについて実施形態に基づいて説明したが、このメール送受信システムや携帯電話機を部分的に変形することもでき、本発明は上述の実施形態に限られないことは勿論である。即ち、
(1)実施形態では、加速度センサが検出する加速度の大きさのみに基づいて、振動情報を生成したが、加速度の方向を考慮して振動情報を生成してもよい。例えば、加速度の方向の変化から、携帯電話機が円を描いていると判断された場合には、振動の強度を弱にするなどである。
【0132】
また、実施形態では、振動の強度を表した振動情報を生成したが、他の情報を含ませた振動情報を生成してもよい。例えば、受信側の携帯電話機が、複数の振動発生部を有している場合は、どの振動発生部に何時どのような振動を発生させるかという振動情報を生成してもよい。例えば、2か所に振動発生部を有する携帯電話機であれば、交互に振動させる、一方のみを振動させるなどである。
【0133】
また、実施形態では、振動情報を生成してメールに付加して送信したが、加速度センサの出力する加速度値群などを送信し、受信側の携帯電話機で振動情報を生成して振動を発生させることとしてもよい。この場合は、受信側の携帯電話機の仕様に応じた振動情報が生成できるという利点がある。
【0134】
更に、実施形態においては、加速度センサ1800を備えて、自機の振動を検出することとした。しかし、これは、自機の振動を検出するものであればよく、例えば、携帯電話機の筐体内部において、電極と、ある程度移動が自由で当該電極との接触非接触が可能な、導電体(球状導電体、板金等)とを設け、携帯電話機が揺らされることにより発生する電極と導電体との接触、非接触のリズムを以って上記加速度パターンの代わりとする構成にしてもよい。
(2)実施形態2では、振動情報が付加された文字列が、最下行に表示されたときに振動を発生させる仕様としているが、他の使用であってももちろんよい。
【0135】
例えば、上向きのカーソル移動であれば、最上行に表示されたときに振動を発生させるなどである。
【0136】
また、実施形態2では、メール本文の文字列に振動情報を付加したが、本文以外のタイトル等の中の文字列に、振動情報を付加することとしてもよい。この場合は、その文字列にカーソルが移動した場合に振動を発生させるなどとする。
(3)実施形態では、メール作成後に振動情報を生成して付加したが、予め生成しておいて、メールに付加したり、メール作成中に付加することとしてもよい。
【0137】
また、実施形態では、振動情報作成の開始と終了をユーザが指示することとしているが、開始のみユーザが指示し、終了は所定期間後、例えば5秒後とするなどとしてもよい。
(4)実施形態では、振動情報が付加されている場合は、無条件で振動を発生させたが、ユーザの設定で振動させないこととしても、もちろんよい。
(5)実施形態で示した携帯電話機の各機能を実現させる為の各制御処理(図7等参照)をCPUに実行させる為のプログラムを、記録媒体に記録し又は各種通信路等を介して、流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、ICカード、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM、フラッシュメモリ等がある。流通、頒布されたプログラムは、機器におけるCPUで読み取り可能なメモリ等に格納されることにより利用に供され、そのCPUがそのプログラムを実行することにより実施形態で示した各機能が実現される。
【産業上の利用可能性】
【0138】
加速度センサを備える携帯電話機から送信するメールに、文字や音声以外の情報を付加して送信する場合の技術として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0139】
【図1】本発明の携帯電話機の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】携帯電話機100と内蔵される加速度センサ1800、及び加速度センサ1800の座標系を示した図である。図2(a)は、折り畳み型である携帯電話機100の開いた状態を示した図であり、図2(b)は、折り畳んだ状態の正面図であり、図2(c)は、折り畳んだ状態の側面図である。
【図3】メール送信者が、メールに付加する感情を手振りで表している図である。
【図4】振動情報生成部1700が記憶する加速度値群1710の構成例及び内容例を示す図である。
【図5】加速度の時間的変化を表す図である。
【図6】振動情報2110の構成例及び内容例を示す図である。
【図7】メールに振動情報を付加して送信する処理を示すフローチャートである。
【図8】振動情報が付加されているメールを受信した時の処理を示すフローチャートである。
【図9】振動情報が付加されているメールを閲覧するときの処理を示すフローチャートである。
【図10】携帯電話機100のディスプレイ1120に、メールが表示されている表示画面の例を示す図である。
【図11】振動情報5110の構成例及び内容例を示す図である。
【図12】実施形態2のメールに振動情報を付加して送信する処理を示すフローチャートである。
【図13】実施形態2の文字列に振動情報が付加されているメールを閲覧するときの処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0140】
1000 携帯電話機
1100 通信部
1110 操作部
1120 ディスプレイ
1130 音声処理部
1200 制御部
1300 振動制御部
1310 振動発生部
1400 メール表示部
1500 メール送受信部
1600 メール作成部
1610 振動情報付加部
1700 振動情報生成部
1800 加速度センサ
2000 受信メール記憶部
2100 3100 メール
2110 3110 振動情報
3000 送信メール記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1及び第2携帯電話機で構成されるメール送受信システムあって、
前記第1携帯電話機は、
自機の振動を検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した振動のパターンに基づく振動情報を生成する振動情報生成手段と、
前記振動情報が付加されたメールを送信するメール送信手段とを備え、
前記第2携帯電話機は、
振動を発生して自機を振動させる振動発生手段と、
メール受信手段と、
受信したメールに振動情報が付加されている場合には、付加されている振動情報に応じた振動を、前記振動発生手段に発生させる振動制御手段とを備える
ことを特徴とするメール送受信システム。
【請求項2】
前記第2携帯電話機は、更に、
ディスプレイと、
受信したメールを前記ディスプレイに表示するメール表示手段とを備え、
前記メール表示手段は、表示するメールに振動情報が付加されている場合には、当該メールを表示する際に、前記振動制御手段に振動を発生させる
ことを特徴とする請求項1記載のメール送受信システム。
【請求項3】
前記第1携帯電話機は、更に、メールを指定し、指定したメールに前記振動情報生成手段で生成した振動情報を付加する振動情報付加手段を備え、
前記振動情報付加手段は、指定したメールに含まれる文字又は文字列であって、ユーザから指定された文字又は文字列に対応付けて、前記振動情報生成手段で生成した振動情報を付加し、
前記メール表示手段は、表示するメールに含まれる文字又は文字列に振動情報が付加されている場合には、当該文字又は文字列が前記ディスプレイに表示されたときに、前記振動制御手段に振動を発生させる
ことを特徴とする請求項2記載のメール送受信システム。
【請求項4】
前記第2携帯電話機は、更に、メールを受信した時に、メールを受信したことを報知する報知手段とを備え、
前記報知手段は、受信したメールに振動情報が付加されている場合には、前記振動制御手段に振動を発生させる
ことを特徴とする請求項1記載のメール送受信システム。
【請求項5】
前記振動情報は、強と弱とで表わされる振動の強度であって、
前記検出手段は、加速度センサであり、
前記加速度センサが検出する加速度値は、単位時間当たりの加速度を示す値であり、
前記振動情報生成手段は、前記加速度センサが検出した所定期間分の加速度値群から、加速度値が閾値を超えた場合は強を示す強度情報を、閾値を下回った場合は弱を示す強度情報を生成し、当該強度情報と時間とを対応付けた振動情報を生成する
ことを特徴とする請求項1記載のメール送受信システム。
【請求項6】
前記メール送信手段は、メールに付加された振動情報を、当該メールの添付ファイルとして送信する
ことを特徴とする請求項1記載のメール送受信システム。
【請求項7】
自機の振動を検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した振動のパターンに基づく振動情報を生成する振動情報生成手段と、
前記振動情報が付加されたメールを送信するメール送信手段と
を備えることを特徴とする携帯電話機。
【請求項8】
振動を発生して自機を振動させる振動発生手段と、
メール受信手段と、
受信したメールに振動のパターンに基づく振動情報が付加されている場合には、付加されている振動情報に応じた振動を、前記振動発生手段に発生させる振動制御手段と
を備えることを特徴とする携帯電話機。
【請求項9】
第1及び第2携帯電話機で構成されるメール送受信システムあって、
前記第1携帯電話機は、
自機の振動を検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した振動のパターンを表す情報が付加されたメールを送信するメール送信手段とを備え、
前記第2携帯電話機は、
振動を発生して自機を振動させる振動発生手段と、
メール受信手段と、
受信したメールに振動のパターンを表す情報が付加されている場合には、付加されている振動のパターンを表す情報に基づいて振動情報を生成し、生成した振動情報に応じて、前記振動発生手段に発生させる振動制御手段とを備える
ことを特徴とするメール送受信システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2009−224950(P2009−224950A)
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−65464(P2008−65464)
【出願日】平成20年3月14日(2008.3.14)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】