モノシート型白黒熱現像感光材料および画像形成方法
【課題】低かぶりで高い画像濃度、画像色調に優れ、さらに画像保存安定性に優れたモノシート型白黒熱現像感光材料および画像形成方法を提供する。
【解決手段】支持体上に感光性ハロゲン化銀、非感光性有機銀塩を含有する画像形成層を有し、さらに下記一般式（１）、一般式（２）、一般式（３）で表される化合物から選択される１種を熱応答性マイクロカプセルに内包されて含有するモノシート型白黒熱現像感光材料：
【解決手段】支持体上に感光性ハロゲン化銀、非感光性有機銀塩を含有する画像形成層を有し、さらに下記一般式（１）、一般式（２）、一般式（３）で表される化合物から選択される１種を熱応答性マイクロカプセルに内包されて含有するモノシート型白黒熱現像感光材料：
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【特許請求の範囲】
【請求項１】
支持体上に少なくとも感光性ハロゲン化銀、非感光性有機銀塩を含有する画像形成層を有し、さらに下記一般式（１）、一般式（２）、一般式（３）、一般式（４）、または一般式（５）で表される化合物から選択される少なくとも１種を熱応答性マイクロカプセルに内包されて含有することを特徴とするモノシート型白黒熱現像感光材料：
【化１】
（一般式（１）において、Ｒ１ａはハロゲン原子、置換又は無置換のアルキル基、置換又は無置換のアルコキシ基、置換又は無置換のアリール及びアルキルオキシカルボニル基、置換又は無置換のアリール及びアルキルカルバモイル基、置換又は無置換のアリール及びアルキルスルファモイル基、置換又は無置換のアルキル及びアリールスルフィニル基、置換又は無置換のアルキル及びアリールスルホニル基であり、Ｒ２ａ、Ｒ３ａおよびＲ４ａはそれぞれ独立に水素原子またはベンゼン環に置換し得る置換基を表し、Ｒ５ａは置換又は無置換のアルキル基、置換又は無置換のアリール基、または置換又は無置換のヘテロ環基を表す。）；
【化２】
（一般式（２）において、Ｒ１ｂ、Ｒ２ｂ、Ｒ３ｂおよびＲ４ｂはそれぞれ独立に水素原子またはベンゼン環に置換し得る置換基を表し、Ｒ５ｂは置換又は無置換のアシル基、置換又は無置換のアリールオキシカルボニル基、置換又は無置換のアルコキシカルボニル基、置換又は無置換のカルバモイル基を表し、Ｒ６ｂおよびＲ７ｂはそれぞれ独立に水素原子、置換又は無置換のアルキル基、置換又は無置換のアリール基、置換又は無置換のヘテロ環基、置換又は無置換のアルキル及びアリールスルホニル基、置換又は無置換のアシル基を表す。）；
【化３】
（一般式（３）において、Ｑ１は炭素原子で−ＮＨＮＨ−Ｑ２と結合する置換又は無置換の芳香族基、または置換又は無置換のヘテロ環基を表し、Ｑ２は置換又は無置換のカルバモイル基、置換又は無置換のアシル基、置換又は無置換のアルコキシカルボニル基、置換又は無置換のアリールオキシカルボニル基、置換又は無置換のアリール及びアルキルスルホニル基、または置換又は無置換のスルファモイル基を表す。）；
【化４】
（式中、Ｒ１ｃは置換又は無置換のアルキル基、置換又は無置換のアシル基、置換又は無置換のアシルアミノ基、置換又は無置換のアルキル及びアリールスルホニルアミノ基、置換又は無置換のアルコキシカルボニル基、置換又は無置換のカルバモイル基を表す。Ｒ２ｃは水素原子、ハロゲン原子、置換又は無置換のアルキル基、置換又は無置換のアルコキシ基、置換又は無置換のアリールオキシ基、置換又は無置換のアルキルチオ基、置換又は無置換のアリールチオ基、置換又は無置換のアシルオキシ基、置換又は無置換のアルコキシカルボニル基、置換又は無置換のアリールオキシカルボニル基を表す。Ｒ３ｃ、Ｒ４ｃはベンゼン環に置換可能な基を表す。Ｒ３ｃとＲ４ｃは互いに連結して縮合環を形成してもよい）；
【化５】
（一般式（５）において、Ｒ１ｄおよびＲ１ｄ’は各々独立に置換又は無置換のアルキル基を表す。Ｒ２ｄおよびＲ２ｄ’は各々独立に水素原子、ベンゼン環に置換可能な置換基を表す。Ｌは−Ｓ−基または−ＣＨＲ４ｄ−基を表す。Ｒ４ｄは水素原子、置換又は無置換のアルキル基を表す。Ｒ３ｄおよびＲ３ｄ’は各々独立に水素原子またはベンゼン環に置換可能な基を表す）。
【請求項２】
前記一般式（４）または一般式（５）で表される化合物が前記熱応答性マイクロカプセルに内包されていることを特徴とする請求項１に記載のモノシート型白黒熱現像感光材料。
【請求項３】
１１０℃〜２００℃の加熱により前記熱応答性マイクロカプセルのカプセル壁を透過性とすることを特徴とする請求項１または請求項２に記載のモノシート型白黒熱現像感光材料。
【請求項４】
前記一般式（１）〜一般式（５）で表される化合物の酸化生成物と反応して色素を形成し得るカプラーを含有することを特徴とする請求項１〜請求項３のいずれか１項に記載のモノシート型白黒熱現像感光材料。
【請求項５】
前記色素の吸収極大波長における前記カプラーによる発色光学濃度が、現像銀による光学濃度より高いことを特徴とする請求項４に記載のモノシート型白黒熱現像感光材料。
【請求項６】
前記感光性ハロゲン化銀の平均ヨウ化銀含有率が４０モル％以上であることを特徴とする請求項１〜請求項５のいずれか１項に記載のモノシート型白黒熱現像感光材料。
【請求項７】
前記画像形成層を支持体の両面に有することを特徴とする請求項１〜請求項６のいずれか１項に記載のモノシート型白黒熱現像感光材料。
【請求項８】
前記請求項１〜請求項７のいずれか１項に記載のモノシート型白黒熱現像感光材料を用いた画像形成方法であって、
１）前記モノシート型熱現像感光材料と蛍光増感スクリーンと重ね合わせて放射線画像露光を行い、前記モノシート型白黒熱現像感光材料に潜像を記録する工程、
２）熱現像により前記潜像を可視画像に変換する熱現像工程、
を有することを特徴とする画像形成方法。
【請求項１】
支持体上に少なくとも感光性ハロゲン化銀、非感光性有機銀塩を含有する画像形成層を有し、さらに下記一般式（１）、一般式（２）、一般式（３）、一般式（４）、または一般式（５）で表される化合物から選択される少なくとも１種を熱応答性マイクロカプセルに内包されて含有することを特徴とするモノシート型白黒熱現像感光材料：
【化１】
（一般式（１）において、Ｒ１ａはハロゲン原子、置換又は無置換のアルキル基、置換又は無置換のアルコキシ基、置換又は無置換のアリール及びアルキルオキシカルボニル基、置換又は無置換のアリール及びアルキルカルバモイル基、置換又は無置換のアリール及びアルキルスルファモイル基、置換又は無置換のアルキル及びアリールスルフィニル基、置換又は無置換のアルキル及びアリールスルホニル基であり、Ｒ２ａ、Ｒ３ａおよびＲ４ａはそれぞれ独立に水素原子またはベンゼン環に置換し得る置換基を表し、Ｒ５ａは置換又は無置換のアルキル基、置換又は無置換のアリール基、または置換又は無置換のヘテロ環基を表す。）；
【化２】
（一般式（２）において、Ｒ１ｂ、Ｒ２ｂ、Ｒ３ｂおよびＲ４ｂはそれぞれ独立に水素原子またはベンゼン環に置換し得る置換基を表し、Ｒ５ｂは置換又は無置換のアシル基、置換又は無置換のアリールオキシカルボニル基、置換又は無置換のアルコキシカルボニル基、置換又は無置換のカルバモイル基を表し、Ｒ６ｂおよびＲ７ｂはそれぞれ独立に水素原子、置換又は無置換のアルキル基、置換又は無置換のアリール基、置換又は無置換のヘテロ環基、置換又は無置換のアルキル及びアリールスルホニル基、置換又は無置換のアシル基を表す。）；
【化３】
（一般式（３）において、Ｑ１は炭素原子で−ＮＨＮＨ−Ｑ２と結合する置換又は無置換の芳香族基、または置換又は無置換のヘテロ環基を表し、Ｑ２は置換又は無置換のカルバモイル基、置換又は無置換のアシル基、置換又は無置換のアルコキシカルボニル基、置換又は無置換のアリールオキシカルボニル基、置換又は無置換のアリール及びアルキルスルホニル基、または置換又は無置換のスルファモイル基を表す。）；
【化４】
（式中、Ｒ１ｃは置換又は無置換のアルキル基、置換又は無置換のアシル基、置換又は無置換のアシルアミノ基、置換又は無置換のアルキル及びアリールスルホニルアミノ基、置換又は無置換のアルコキシカルボニル基、置換又は無置換のカルバモイル基を表す。Ｒ２ｃは水素原子、ハロゲン原子、置換又は無置換のアルキル基、置換又は無置換のアルコキシ基、置換又は無置換のアリールオキシ基、置換又は無置換のアルキルチオ基、置換又は無置換のアリールチオ基、置換又は無置換のアシルオキシ基、置換又は無置換のアルコキシカルボニル基、置換又は無置換のアリールオキシカルボニル基を表す。Ｒ３ｃ、Ｒ４ｃはベンゼン環に置換可能な基を表す。Ｒ３ｃとＲ４ｃは互いに連結して縮合環を形成してもよい）；
【化５】
（一般式（５）において、Ｒ１ｄおよびＲ１ｄ’は各々独立に置換又は無置換のアルキル基を表す。Ｒ２ｄおよびＲ２ｄ’は各々独立に水素原子、ベンゼン環に置換可能な置換基を表す。Ｌは−Ｓ−基または−ＣＨＲ４ｄ−基を表す。Ｒ４ｄは水素原子、置換又は無置換のアルキル基を表す。Ｒ３ｄおよびＲ３ｄ’は各々独立に水素原子またはベンゼン環に置換可能な基を表す）。
【請求項２】
前記一般式（４）または一般式（５）で表される化合物が前記熱応答性マイクロカプセルに内包されていることを特徴とする請求項１に記載のモノシート型白黒熱現像感光材料。
【請求項３】
１１０℃〜２００℃の加熱により前記熱応答性マイクロカプセルのカプセル壁を透過性とすることを特徴とする請求項１または請求項２に記載のモノシート型白黒熱現像感光材料。
【請求項４】
前記一般式（１）〜一般式（５）で表される化合物の酸化生成物と反応して色素を形成し得るカプラーを含有することを特徴とする請求項１〜請求項３のいずれか１項に記載のモノシート型白黒熱現像感光材料。
【請求項５】
前記色素の吸収極大波長における前記カプラーによる発色光学濃度が、現像銀による光学濃度より高いことを特徴とする請求項４に記載のモノシート型白黒熱現像感光材料。
【請求項６】
前記感光性ハロゲン化銀の平均ヨウ化銀含有率が４０モル％以上であることを特徴とする請求項１〜請求項５のいずれか１項に記載のモノシート型白黒熱現像感光材料。
【請求項７】
前記画像形成層を支持体の両面に有することを特徴とする請求項１〜請求項６のいずれか１項に記載のモノシート型白黒熱現像感光材料。
【請求項８】
前記請求項１〜請求項７のいずれか１項に記載のモノシート型白黒熱現像感光材料を用いた画像形成方法であって、
１）前記モノシート型熱現像感光材料と蛍光増感スクリーンと重ね合わせて放射線画像露光を行い、前記モノシート型白黒熱現像感光材料に潜像を記録する工程、
２）熱現像により前記潜像を可視画像に変換する熱現像工程、
を有することを特徴とする画像形成方法。
【公開番号】特開２００７−１３３０２３（Ｐ２００７−１３３０２３Ａ）
【公開日】平成１９年５月３１日（２００７．５．３１）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−３２３８９０（Ｐ２００５−３２３８９０）
【出願日】平成１７年１１月８日（２００５．１１．８）
【出願人】（３０６０３７３１１）富士フイルム株式会社 (25,513)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年５月３１日（２００７．５．３１）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年１１月８日（２００５．１１．８）
【出願人】（３０６０３７３１１）富士フイルム株式会社 (25,513)
【Ｆターム（参考）】
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