説明

ユーザ入力情報を受信し、それに基づいて動作する装置および方法

デバイス上のユーザ入力情報をキャプチャする装置および方法は、ノートテイキングアプリケーションを呼び出すトリガイベントを受信するステップと、トリガイベントに応答して、デバイス上の出力ディスプレイの少なくとも一部分上にノートディスプレイ領域とノートテイキングアプリケーションの1つまたは複数のアクション識別子とを表示するステップとを含む。また、本装置および方法は、情報の入力を受信するステップと、入力に応答してノートディスプレイ領域中に情報を表示するステップとを含み得る。さらに、本装置および方法は、情報の入力を受信した後に1つまたは複数のアクション識別子のうちの選択された1つの識別情報を受信するステップであって、1つまたは複数のアクション識別子の各々が、情報を用いてとるべきそれぞれのアクションに対応する、受信するステップを含み得る。さらに、本装置および方法は、選択されたアクション識別子に基づいて情報に対してアクションを実行するステップを含み得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
米国特許法第119条に基づく優先権の主張
【0002】
本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照により明確に本明細書に組み込まれる、2010年2月15日に出願された「APPARATUS AND METHODS OF RECEIVING AND ACTING ON USER-ENTERED INFORMATION」と題する仮出願第61/304,754号の優先権を主張する。
【0003】
説明する態様は、コンピュータデバイスに関し、より詳細には、ユーザ入力情報を受信し、それに基づいて動作する装置および方法に関する。
【背景技術】
【0004】
個人は、しばしば、1枚の紙にノート(note)を書き込むことなどによって、情報を迅速に容易にキャプチャする必要がある。いくつかの現在のコンピュータデバイスは、ボイスメモアプリケーションまたはノートテイキング(note-taking)アプリケーションなどの電子ソリューションを与える。しかしながら、情報を受信し、記憶することのほかに、ボイスメモアプリケーションおよびノートテイキングアプリケーションなどのアプリケーションは、実質的に他の機能を有しない。
【0005】
ショートメッセージングサービス(SMS)などの他のアプリケーションは、情報を受信し、その情報をテキストメッセージとして送信するなど、アプリケーション固有の機能を与える。しかしながら、これらのアプリケーションの有用性は、それらのアプリケーション固有の機能により制限される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
さらに、上記の欠点のほかに、多くの現在の電子ソリューションは、ユーザ入力情報を受け付けることができるユーザインターフェースを提示する前にいくつかのアクションを実行することをユーザに要求することによって、満足のいかないユーザエクスペリエンスを与える。
【0007】
したがって、コンピュータデバイスのユーザは情報受信デバイスおよびアプリケーションの改良を望む。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以下で、1つまたは複数の態様の基本的理解を与えるために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、すべての企図された態様の包括的な概観ではなく、すべての態様の主要または重要な要素を識別するものでも、いずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後で提示するより詳細な説明の導入として、1つまたは複数の態様のいくつかの概念を簡略化された形で提示することである。
【0009】
一態様では、デバイス上のユーザ入力情報をキャプチャする方法は、ノートテイキングアプリケーションを呼び出すトリガイベントを受信するステップを含む。さらに、本方法は、トリガイベントに応答して、デバイス上の出力ディスプレイの少なくとも一部分上にノートディスプレイ領域とノートテイキングアプリケーションの1つまたは複数のアクション識別子とを表示するステップを含み得る。また、本方法は、情報の入力を受信するステップと、入力に応答してノートディスプレイ領域中に情報を表示するステップとを含み得る。さらに、本方法は、情報の入力を受信した後に1つまたは複数のアクション識別子のうちの選択された1つの識別情報を受信するステップであって、1つまたは複数のアクション識別子の各々が、情報を用いてとるべきそれぞれのアクションに対応する、受信するステップを含み得る。さらに、本方法は、選択されたアクション識別子に基づいて情報上のアクションを実行するステップを含み得る。
【0010】
別の態様では、デバイス上のユーザ入力情報をキャプチャするための少なくとも1つのプロセッサは、ノートテイキングアプリケーションを呼び出すトリガイベントを受信するための第1のモジュールを含む。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、トリガイベントに応答して、デバイス上の出力ディスプレイの少なくとも一部分上にノートディスプレイ領域とノートテイキングアプリケーションの1つまたは複数のアクション識別子とを表示するための第2のハードウェアモジュールを含む。また、少なくとも1つのプロセッサは、情報の入力を受信するための第3のモジュールを含む。第2のハードウェアモジュールは、入力に応答してノートディスプレイ領域中に情報を表示するようにさらに構成され、第3のモジュールが、情報の入力を受信した後に1つまたは複数のアクション識別子のうちの選択された1つの識別情報を受信するようにさらに構成され、1つまたは複数のアクション識別子の各々が、情報を用いてとるべきそれぞれのアクションに対応する。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、選択されたアクション識別子に基づいて情報に対してアクションを実行するための第4のモジュールを含む。
【0011】
さらなる態様では、デバイス上のユーザ入力情報をキャプチャするためのコンピュータプログラム製品は、複数の命令を有する非一時的コンピュータ可読媒体を含む。複数の命令は、ノートテイキングアプリケーションを呼び出すトリガイベントを受信するための、コンピュータによって実行可能な少なくとも1つの命令と、トリガイベントに応答して、デバイス上の出力ディスプレイの少なくとも一部分上にノートディスプレイ領域とノートテイキングアプリケーションの1つまたは複数のアクション識別子とを表示するための、コンピュータによって実行可能な少なくとも1つの命令とを含む。さらに、複数の命令は、情報の入力を受信するための、コンピュータによって実行可能な少なくとも1つの命令と、入力に応答してノートディスプレイ領域中に情報を表示するための、コンピュータによって実行可能な少なくとも1つの命令とを含む。また、複数の命令は、情報の入力を受信した後に1つまたは複数のアクション識別子のうちの選択された1つの識別情報を受信するための、コンピュータによって実行可能な少なくとも1つの命令であって、1つまたは複数のアクション識別子の各々が、情報を用いてとるべきそれぞれのアクションに対応する、少なくとも1つの命令を含む。さらに、複数の命令は、選択されたアクション識別子に基づいて情報に対してアクションを実行するための、コンピュータによって実行可能な少なくとも1つの命令を含む。
【0012】
別の態様では、ユーザ入力情報をキャプチャするためのデバイスは、ノートテイキングアプリケーションを呼び出すトリガイベントを受信するための手段と、トリガイベントに応答して、表示するための手段上の出力ディスプレイの少なくとも一部分上にノートディスプレイ領域とノートテイキングアプリケーションの1つまたは複数のアクション識別子とを表示するための手段とを含む。さらに、本デバイスは、情報の入力を受信するための手段と、入力に応答してノートディスプレイ領域中に情報を表示するための手段とを含む。また、本デバイスは、情報の入力を受信した後に1つまたは複数のアクション識別子のうちの選択された1つの識別情報を受信するための手段であって、1つまたは複数のアクション識別子の各々が、情報を用いてとるべきそれぞれのアクションに対応する、受信するための手段を含む。さらに、本デバイスは、選択されたアクション識別子に基づいて情報に対してアクションを実行するための手段を含む。
【0013】
別の態様では、コンピュータデバイスは、ユーザ入力情報をキャプチャするためのノートテイキングアプリケーションを含むメモリを含み、コンピュータデバイスは、ノートテイキングアプリケーションを実行するように構成されたプロセッサを含む。さらに、本コンピュータデバイスは、ノートテイキングアプリケーションを呼び出すトリガイベントを受信するように構成された入力機構と、トリガイベントに応答して、デバイス上の出力ディスプレイの少なくとも一部分上にノートディスプレイ領域とノートテイキングアプリケーションの1つまたは複数のアクション識別子とを表示するように構成されたディスプレイとを含む。入力機構は、情報の入力を受信するようにさらに構成され、ディスプレイは、入力に応答してノートディスプレイ領域中に情報を表示するようにさらに構成される。また、入力機構は、情報の入力を受信した後に1つまたは複数のアクション識別子のうちの選択された1つの識別情報を受信するようにさらに構成され、1つまたは複数のアクション識別子の各々は、情報を用いてとるべきそれぞれのアクションに対応する。さらに、ノートテイキングアプリケーションは、選択されたアクション識別子に基づいて情報に対してアクションを実行することを開始する。
【0014】
上記および関連する目的を達成するために、1つまたは複数の態様は、以下で十分に説明し、特に特許請求の範囲で指摘する特徴を含む。以下の説明および添付の図面に、1つまたは複数の態様のうちのいくつかの例示的な特徴を詳細に記載する。ただし、これらの特徴は、様々な態様の原理が採用され得る様々な方法のほんのいくつかを示すものであり、この説明は、すべてのそのような態様およびそれらの均等物を含むものとする。
【0015】
添付の図面とともに以下に説明する開示する態様は、開示する態様を限定するためではなく、開示する態様を例示するために与えられ、同様の表示は同様の要素を示す。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】ノートテイキングアプリケーションの態様を有するコンピュータデバイスの態様の概略図である。
【図2】コンピュータデバイスの追加のアーキテクチャ構成要素を含む、図1のコンピュータデバイスの態様の概略図である。
【図3】ユーザインターフェース(UI)判断器構成要素の態様の概略図である。
【図4】パターンマッチングサービス構成要素の態様の概略図である。
【図5】点線ボックス中の随意のアクションを含む、デバイス上のユーザ入力情報をキャプチャする方法の態様のフローチャートである。
【図6】図5の方法への随意の追加の態様のフローチャートである。
【図7】図5の方法への随意の追加の態様のフローチャートである。
【図8】ノートテイキングアプリケーションに関連するトリガイベントの受信中に、図1のコンピュータデバイスの態様のユーザインターフェースによって提示される初期ウィンドウの態様の正面図である。
【図9】ノートディスプレイ領域とアクション識別子またはアクションキーとを表示するステップの態様を含む、図8と同様の正面図である。
【図10】ユーザ入力を介して受信される情報の表示の態様を含む、図9と同様の正面図である。
【図11】情報中で検出されたパターンに基づいてアクション識別子またはアクションキーの変更セットを表示するステップと、実行すべきアクションの選択を受信するステップとの態様を含む、図10と同様の正面図である。
【図12】アクションを実行した後に初期ウィンドウに戻るステップの態様と、選択されたアクションを実行するステップに関連する確認メッセージを表示するステップの態様とを含む、図8と同様の正面図である。
【図13】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するノートのリストを探索し、閲覧するステップの一態様におけるユーザインターフェースの正面図である。
【図14】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するノートのリストを探索し、閲覧するステップの一態様におけるユーザインターフェースの正面図である。
【図15】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するノートのリストを探索し、閲覧するステップの一態様におけるユーザインターフェースの正面図である。
【図16】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するノートのリストを探索し、閲覧するステップの一態様におけるユーザインターフェースの正面図である。
【図17】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するノートのリストを探索し、閲覧するステップの一態様におけるユーザインターフェースの正面図である。
【図18】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するノートのリストを探索し、閲覧するステップの一態様におけるユーザインターフェースの正面図である。
【図19】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するノートのリストを探索し、閲覧するステップの一態様におけるユーザインターフェースの正面図である。
【図20】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するノートのリストを探索し、閲覧するステップの一態様におけるユーザインターフェースの正面図である。
【図21】図1のノートテイキングアプリケーションに関連する電話番号をキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図22】図1のノートテイキングアプリケーションに関連する電話番号をキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図23】図1のノートテイキングアプリケーションに関連する電話番号をキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図24】図1のノートテイキングアプリケーションに関連する電話番号をキャプチャし、保存するステップの一態様におけるユーザインターフェースの正面図である。
【図25】図1のノートテイキングアプリケーションに関連する電話番号をキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図26】図1のノートテイキングアプリケーションに関連する電話番号をキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図27】図1のノートテイキングアプリケーションに関連する電話番号をキャプチャし、保存するステップの一態様におけるユーザインターフェースの正面図である。
【図28】図1のノートテイキングアプリケーションに関連する電話番号をキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図29】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するジオタグ(geo-tag)をキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図30】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するジオタグをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図31】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するジオタグをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図32】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するジオタグをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図33】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するジオタグをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図34】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するジオタグをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図35】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するジオタグをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図36】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するジオタグをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図37】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するウェブページリンクをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図38】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するウェブページリンクをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図39】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するウェブページリンクをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図40】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するウェブページリンクをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図41】図1のノートテイキングアプリケーションに関連する電子メールアドレスをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図42】図1のノートテイキングアプリケーションに関連する電子メールアドレスをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図43】図1のノートテイキングアプリケーションに関連する電子メールアドレスをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図44】図1のノートテイキングアプリケーションに関連する電子メールアドレスをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図45】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するデータをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図46】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するデータをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図47】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するデータをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図48】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するデータをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図49】図1のノートテイキングアプリケーションに関連する連絡先をキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図50】図1のノートテイキングアプリケーションに関連する連絡先をキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図51】図1のノートテイキングアプリケーションに関連する連絡先をキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図52】図1のノートテイキングアプリケーションに関連する連絡先をキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図53】図1のノートテイキングアプリケーションに関連する写真をキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図54】図1のノートテイキングアプリケーションに関連する写真をキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図55】図1のノートテイキングアプリケーションに関連する写真をキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図56】図1のノートテイキングアプリケーションに関連する写真をキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図57】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するオーディオデータをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図58】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するオーディオデータをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図59】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するオーディオデータをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図60】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するオーディオデータをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図61】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するオーディオデータをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図62】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するオーディオデータをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図63】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するオーディオデータをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図64】図1のノートテイキングアプリケーションに関連するオーディオデータをキャプチャし、保存するステップの一態様における一連のユーザインターフェースの正面図である。
【図65】ユーザ入力情報をキャプチャするための装置の一態様の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
次に、図面を参照しながら様々な態様について説明する。以下の記述では、説明の目的で、1つまたは複数の態様の完全な理解を与えるために多数の具体的な詳細を記載する。ただし、そのような実施形態は、これらの具体的な詳細なしに実施され得ることを留意されたい。
【0018】
説明する態様は、ユーザ入力情報を受信し、それに基づいて動作する装置および方法に関する。詳細には、一態様では、ノートテイキングアプリケーションは、たとえば、ユーザ入力情報に対してどんなアクションをとるべきかに関するユーザ決定を受信する前にユーザ入力情報を迅速に取得するために、コンピュータデバイス上で迅速に容易に呼び出されるように構成される。一態様では、現在実行中のアプリケーションを顧慮せずに、たとえば、任意の動作状態中で、コンピュータデバイスは、キーまたはタッチセンシティブディスプレイへのユーザ入力など、ノートテイキングアプリケーションを呼び出すトリガイベントを受信し、ノートディスプレイ領域と1つまたは複数のアクション識別子との表示を生じ得る。各アクション識別子は、ノートテイキングアプリケーションへの情報入力に対してとるべきそれぞれのアクションに対応し、ノートディスプレイ領域中に表示される。たとえば、各アクションは、ノートテイキングアプリケーション中でノートを保存すること、ショートメッセージサービスアプリケーション中でテキストメッセージを送ること、電子メールアプリケーション中で電子メールを送ることなど、コンピュータデバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つであるそれぞれの機能に対応し得る。随意に、機械キーパッドがないコンピュータデバイス上などで、トリガイベントは、さらに、仮想キーパッドの表示を生じ得る。
【0019】
次いで、情報の入力が機械キーパッドまたは仮想キーパッドによって受信され、情報がノートディスプレイ領域中に表示される。一態様では、たとえば、入力情報は、限定はしないが、テキスト、ボイスまたはオーディオ、ジオタグまたはGPSライクのデータなどの地理的位置および/または移動情報、ビデオ、グラフィックス、写真、ならびにコンピュータデバイスによって受信されることが可能な任意の他の情報のうちの1つまたは任意の組合せを含み得る。たとえば、入力情報は、テキスト情報、グラフィック情報、オーディオ/ビデオ情報、ジオタグ情報などのうちの2つ以上を合成し得る。一態様では、入力情報のすべてまたはある部分は、ノートディスプレイ領域中にアイコン、グラフィック、または識別子、たとえば、写真のサムネイル、オーディオクリップを示すアイコン、またはジオタグなどで表され得る。言い換えれば、一態様では、本装置および方法は、2つ以上のタイプの異なる情報の表現を表示し得る。
【0020】
随意に、一態様では、本装置および方法は、さらに、受信情報中のパターンを認識するように構成されたパターン検出器を含み得る。認識されたパターンに基づいて、1つまたは複数のアクション識別子は、パターンマッチアクション識別子を含むように変化され得る。
【0021】
一態様では、表示されるアクション識別子は、入力情報に基づいて変化し得る。一態様では、ただし、限定的なものと解釈すべきではないが、入力情報を顧慮せずに共通のものであり得る、1つまたは複数の標準アクション識別子の基礎セットがあり得、入力情報中のパターンを判断することに応答してノートディスプレイ領域中に生成され得る、アクション識別子の情報固有のセットがあり得る。たとえば、ノートの保存機能などの共通アクション識別子は、いかなる情報が入力されようとも重要である可能性がある機能を与え得る。さらに、たとえば、名前、住所、電話番号などの連絡先情報に一致する可能性がある入力情報が検出されたときに、連絡先保存機能などの情報固有アクション識別子が生成され得る。
【0022】
情報を取得した後に、1つまたは複数のアクション識別子またはパターンマッチアクション識別子のうちの選択された1つの指示が受信され、次いで、それぞれのアクションが情報に対して実行される。
【0023】
アクションが実行されると、ノートパッドディスプレイ領域とアクション識別子との表示が中止される。
【0024】
随意に、アクションが完了したことをユーザに通知するために確認メッセージが表示され得る。
【0025】
したがって、説明する態様は、ノートテイキングアプリケーションを迅速に容易に呼び出し、アクションに関するユーザ決定が受信される前にユーザ入力情報を取得し、次いで、受信された情報中のパターンに応じてカスタマイズされ得る複数のアクション識別子から選択されたアクションを受信する装置および方法を提供する。
【0026】
図1を参照すると、一態様では、コンピュータデバイス10は、ユーザ情報を受信するように動作可能なノートテイキングアプリケーション12を含み、情報を獲得した後に、情報に対して実行すべきアクションに関するオプションをユーザを与える。ノートテイキングアプリケーション12は、限定はしないが、ディスプレイ20上にノートテイキングユーザインターフェース13を生成するように実行可能である命令を含み得、ノートテイキングユーザインターフェース13は、ユーザ入力と、ユーザ入力に対して実行されるべきそれぞれのアクションを示すn個のアクション識別子またはキー16、18とを表示するためのノートディスプレイ領域14を含む。数nは、任意の正の整数、たとえば1つまたは複数であり得、ノートテイキングアプリケーション12がどのようにプログラムされているかおよび/あるいはコンピュータデバイス10の能力に依存し得る。随意に、ノートテイキングアプリケーション12は、限定はしないが、ディスプレイ20上に、ユーザ入力を受信するための仮想キーパッド22を生成するように実行可能である命令をも含み得る。
【0027】
より詳細には、ノートディスプレイ領域14は、概して、入力機構28によって受信されたユーザ入力26を表す、限定はしないが、テキスト、数、または文字などの情報24を表示するウィンドウを含む。たとえば、情報24は、コンピュータデバイス10のユーザによって作成されたノートであり得、限定はしないが、テキスト情報、ボイス情報、オーディオ情報、地理的位置、あるいはコンピュータデバイス10によって受信可能な任意の他のタイプの入力のうちの1つまたは複数を含み得る。入力機構28は、限定はしないが、キーパッド、トラックボール、ジョイスティック、動きセンサ、マイクロフォン、仮想キーパッド22、ボイステキスト間変換構成要素、地理的測位アプリケーションまたはウェブブラウザアプリケーションなど、コンピュータデバイス上の別のアプリケーション、あるいは、たとえば、テキスト、数、または文字を表す入力を受信するための任意の他の機構を含み得る。したがって、入力機構28は、ディスプレイ20、たとえば、ノートテイキングユーザインターフェース13などのタッチセンシティブディスプレイを含み得、または、機械キーパッドなど、ディスプレイ20とは別個のものであり得る。
【0028】
各アクション識別子またはキー16、18は、情報24に対して実行されるべきアクションに対応するユーザ選択可能な要素を示す。たとえば、各アクション識別子またはキー16、18は、アクションを表す名前または他のインジケータをもつフィールドであり、入力機構28の一部であり得る機械キー、またはアクションを表す名前またはインジケータを含む仮想キー、あるいは両方の何らかの組合せに関連付けられ得る。さらに、各アクションは、コンピュータデバイス10上の複数のアプリケーション32のうちの1つであるそれぞれの機能30に対応する。たとえば、複数のアプリケーション32は、限定はしないが、ショートメッセージサービス(SMS)アプリケーション、電子メールアプリケーション、ウェブブラウザアプリケーション、連絡先リストまたはアドレス帳アプリケーションまたはカレンダーアプリケーションのうちの1つまたは複数などの個人情報マネージャアプリケーション、マルチメディアサービスアプリケーション、カメラまたはビデオレコーダアプリケーション、インスタントメッセージングアプリケーション、ソーシャルネットワーキングアプリケーション、ノートテイキングアプリケーション12、あるいはコンピュータデバイス10上での実行が可能な任意の他のタイプのアプリケーションのうちの1つまたは任意の組合せを含み得る。相応して、機能30は、限定はしないが、保存機能、コピー機能、ペースト機能、電子メール送信機能、テキストメッセージ送信機能、インスタントメッセージ送信機能、ブックマーク保存機能、ユニバーサルリソースロケータ(URL)機能に基づくオープンウェブブラウザなど、またはコンピュータデバイス10上のアプリケーションによって実行されることが可能な任意の他の機能のうちの1つまたは任意の組合せを含み得る。したがって、各アクション識別子またはキー16、18は、複数のアプリケーション32の各々のそれぞれの機能30に対応するアクションを表す。
【0029】
さらに、ノートテイキングアプリケーション12は、入力機構28において受信され得るトリガイベント34によって呼び出され得る。たとえば、トリガイベント34は、限定はしないが、キーの押下、タッチセンシティブディスプレイとの検出される接触、マイクロフォンによるオーディオまたはボイスの受信、コンピュータデバイス10の検出される移動、ノートテイキングアプリケーション12の開始として認識される、入力機構28における任意の他の受信された入力のうちの1つまたは任意の組合せを含み得る。
【0030】
一態様では、トリガイベント34は、コンピュータデバイス10の任意の動作状態中でノートテイキングアプリケーション12を呼び出し得る。たとえば、コンピュータデバイス10は複数のアプリケーション32を含み得るので、トリガイベント34は、認識され得、複数のアプリケーション32のいずれかの実行中にノートテイキングアプリケーション12を開始し得る。言い換えれば、ノートテイキングアプリケーション12の可用性についてコンピュータデバイス10上で指示がない場合でも、たとえば、アイコンまたはリンクがディスプレイ20上のウィンドウ中に提示されていない場合でも、トリガイベント34は、任意の時間に、任意の実行中のアプリケーション内からノートテイキングアプリケーション12を呼び出すためにコンピュータデバイス10上であまねく認識され得る。したがって、ノートディスプレイ領域14と1つまたは複数のアクション識別子またはキー16、18とを含むノートテイキングユーザインターフェース13の表示は、トリガイベント34が入力機構28によって受信されるときに複数のアプリケーション32のうちの現在実行中のアプリケーションに対応する、ディスプレイ20上の初期ウィンドウ36を少なくとも部分的にオーバーレイし得る。
【0031】
随意に、コンピュータデバイス10またはノートテイキングアプリケーション12は、情報24中のパターンを検出するためのパターン検出器38と、情報24中の識別パターン42に応じて、1つまたは複数のアクション識別子またはキー16、18のうち利用可能なアクション識別子またはキーを変更するためのアクションオプションチェンジャ40とを含み得る。たとえば、パターン検出器38は、識別パターン42に基づいて情報24の全部または一部を情報24に対して実行されるべき潜在的なアクションに関連付けるために、限定はしないが、論理、ルール、ヒューリスティック、ニューラルネットワークなどを含み得る。たとえば、パターン検出器38は、情報24が、電話番号などの識別パターン42を含むことを認識し、潜在的なアクション44が連絡先リスト中にレコードを保存することであり得ることを認識する。さらに、識別パターン42と潜在的なアクション44との他の例には、限定はしないが、URLまたはウェブアドレスを認識し、潜在的なアクションとしてブックマークを保存するかウェブページを開くことを識別すること、およびテキスト入力を認識し、潜在的なオプションとして、テキストメッセージまたは電子メールを送るかノートまたは連絡先情報を保存することを識別することがある。言い換えれば、一態様では、パターン検出器38は、情報24を分析することと、情報24中の識別パターン42を判断することと、複数のアプリケーション32のうちの1つまたは複数のそれぞれの機能30に対応する潜在的なアクション44を判断すること、あるいは、より一般的には、識別パターン42に基づいて情報24に関係し得る、複数のアプリケーション32のうちの1つまたは複数を判断することとを行い得る。
【0032】
パターン検出器38によって生成された結果に基づいて、アクションオプションチェンジャ40は、ディスプレイ20上にn個の1つまたは複数のパターンマッチアクション識別子またはキー46、48を含むように1つまたは複数のアクション識別子またはキー16、18を変更し得る。たとえば、一態様では、ノートテイキングアプリケーション12の呼出し時に、1つまたは複数のアクション識別子またはキー16、18の第1のセットはデフォルトのセットを含み得、1つまたは複数のアクション識別子またはキー16、18の第2のセットと、1つまたは複数のパターンマッチアクション識別子またはキー46、48とは、情報24中の識別パターン42に基づいてアクションの異なるセットを含み得る。第2のセットは、たとえば、第1のセットのすべてを含むことも、そのすべてを含まないことも、その一部を含むこともあり得る。
【0033】
いずれの場合も、情報24を受信した後に、ノートテイキングアプリケーション12は、選択50が、1つまたは複数のアクション識別子またはキー16、18あるいは1つまたは複数のパターンマッチアクション識別子またはキー46、48のうちの対応する選択された1つを示すことに応答して、情報24に対してアクションを開始し得る。たとえば、選択50は、入力機構28によって、それぞれのアクション識別子またはキー16、18、46、48によって、あるいは両方の何らかの組合せによって受信され得る。上記のように、ノートテイキングアプリケーション12によって開始されるアクションは、コンピュータデバイス10上の複数のアプリケーション32のうちの1つであるそれぞれの機能30に対応し得る。したがって、ノートテイキングアプリケーション12は、複数のアプリケーション32のうちの1つまたは複数を統合するか、それらにリンクし得、またはより詳細には、複数のアプリケーション32のうちの1つまたは複数の1つまたは複数の機能30を統合するか、それらにリンクし得る。したがって、情報24内の識別パターン42に基づいて、パターン検出器38およびアクションオプションチェンジャ40は、情報24に対してとられるべき潜在的なアクションをカスタマイズするように動作し得る。
【0034】
随意に、一態様では、コンピュータデバイス10またはノートテイキングアプリケーション12は、さらに、選択50に対応するそれぞれのアクションの実行に応答して、ノートディスプレイ領域14とアクション識別子またはキー16、18、46、48または仮想キーパッド22とを表示することを停止するように構成された自動終了構成要素52を含み得る。さらに、たとえば、自動終了構成要素52は、それぞれのアクションを実行した後に、ノートテイキングアプリケーション12のシャットダウンまたは終了を開始し得る。
【0035】
別の随意の態様では、コンピュータデバイス10またはノートテイキングアプリケーション12は、さらに、選択されたアクションまたは機能が情報24に対して実行されたか否かを示す確認メッセージ56を表示するための確認構成要素54を含み得る。したがって、確認メッセージ56は、要求されたアクションが実行されたことを、またはアクションの実行を妨げた何らかの問題に遭遇した場合に、コンピュータデバイス10のユーザに警告する。たとえば、確認構成要素54は、ユーザに警報に気づくのに十分な時間を与えるために判断された時間期間の間などの時間期間の間表示するための確認メッセージ56の生成を開始し得る。一態様では、確認構成要素54は、それぞれのアクションのパフォーマンスに応答して、ノートディスプレイ領域14とアクション識別子またはキー16、18、46、48または仮想キーパッド22との表示の停止を開始するために自動終了構成要素52に信号を送り得、それによって、確認メッセージ56をディスプレイ20上でより目立つようにすることが可能になる。さらに、一態様では、確認構成要素54は、自動終了構成要素52がノートテイキングアプリケーション12のシャットダウンを続けることができるようにするために、自動終了構成要素52に確認メッセージ56の提示の終了を示し得、または確認メッセージ56を表示する時間期間を通信し得る。
【0036】
したがって、ノートテイキングアプリケーション12は、コンピュータデバイス10の任意の動作状態内から情報24をキャプチャするための迅速に容易に呼び出されるノートディスプレイ領域14をユーザに与え、情報24がキャプチャされると、情報24に対してどのように作用するかに関して、情報24中の識別パターン42にカスタマイズされたアクションを含む、複数のアプリケーションおよび機能にわたる極めて多くのオプションを与える。さらに、ノートテイキングアプリケーション12は、選択50が、1つまたは複数のアクション識別子またはキー16、18あるいは1つまたは複数のパターンマッチアクション識別子またはキー46、48のうちの1つを示すことに応答して、情報24に対してアクションを開始し得る。
【0037】
図2を参照すると、一態様では、コンピュータデバイス10は、本明細書で説明する構成要素、アプリケーション、および/または機能のうちの1つまたは複数に関連する処理機能を実行するための、たとえば、コンピュータ可読命令を実行するためのプロセッサ60を含み得る。プロセッサ60は、プロセッサまたはマルチコアプロセッサの単一または複数のセットを含むことができ、本明細書で説明する各機能に対応する1つまたは複数のプロセッサモジュールを含み得る。さらに、プロセッサ60は、統合処理システムおよび/または分散処理システムとして実装され得る。
【0038】
コンピュータデバイス10は、プロセッサ60によって実行されているアプリケーションのデータおよび/またはローカルバージョンを記憶するなどのためのメモリ62をさらに含む。メモリ62は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、テープ、磁気ディスク、光ディスク、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、およびそれらの任意の組合せなど、コンピュータが使用できる任意のタイプのメモリを含むことができる。たとえば、メモリ62は、ノートテイキングアプリケーション12、パターン検出器38、アクションオプションチェンジャ40、自動終了構成要素52、または確認構成要素54を含む複数のアプリケーション32のうちの1つまたは複数の実行コピーを記憶し得る。
【0039】
さらに、コンピュータデバイス10は、本明細書で説明するように、ハードウェア、ソフトウェア、およびサービスを利用して、1つまたは複数の相手との通信を確立し、維持することを行う通信構成要素64を含み得る。通信構成要素64は、コンピュータデバイス10上の構成要素間、ならびにコンピュータデバイス10と、通信ネットワーク上に位置するデバイス、および/またはコンピュータデバイス10に直列またはローカルに接続されたデバイスなどの外部デバイスとの間の通信を伝え得る。たとえば、通信構成要素64は、1つまたは複数のインターフェースとバスとを含み得、外部デバイスとワイヤードまたはワイヤレス通信を行うように動作可能な送信機構成要素と受信機構成要素とをさらに含み得る。
【0040】
さらに、コンピュータデバイス10は、データストア66をさらに含み得、データストア66は、本明細書で説明する態様に関連して採用される情報、データベース、およびプログラムの大容量記憶を与えるハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の適切な組合せであり得る。たとえば、データストア66は、プロセッサ60によって現在実行されていないアプリケーションのためのメモリまたはデータリポジトリであり得る。たとえば、データストア66は、ノートテイキングアプリケーション12、パターン検出器38、アクションオプションチェンジャ40、自動終了構成要素52、または確認構成要素54を含む複数のアプリケーション28のうちの1つまたは複数を記憶し得る。
【0041】
コンピュータデバイス10は、さらに、コンピュータデバイス10のユーザから入力を受信するように動作可能であり、ユーザへの提示のための出力を生成するようにさらに動作可能なユーザインターフェース構成要素68を含み得る。ユーザインターフェース構成要素68は、限定はしないが、キーボード、テンキー、マウス、タッチセンシティブディスプレイ、ナビゲーションキー、ファンクションキー、マイクロフォン、音声認識構成要素、入力機構28、アクション識別子またはキー16、18、46、48、仮想キーパッド22、またはユーザから入力を受信することが可能な他の機構、あるいはそれらの任意の組合せを含む、1つまたは複数の入力デバイスを含み得る。さらに、ユーザインターフェース構成要素68は、限定はしないが、ディスプレイ20、スピーカ、触覚フィードバック機構、プリンタ、または出力をユーザに提示することが可能な任意の他の機構、あるいはそれらの任意の組合せを含む、1つまたは複数の出力デバイスを含み得る。
【0042】
図2および図3を参照すると、随意の態様では、コンピュータデバイス10は、ノートテイキングアプリケーション12をコンピュータデバイス10上の任意のユーザインターフェースから利用可能にすることを可能にするのを支援するユーザインターフェース(UI)判断器構成要素61をさらに含み得る。たとえば、UI判断器構成要素61は、ディスプレイ20(図1)上で何が描画されるかを管理するUI判断機能63を含み得る。たとえば、ノートテイキングアプリケーション12を起動するためのユーザ入力などの呼出しイベントに応答して、UI判断機能63は、初期ウィンドウ36(図1)、たとえば、アプリケーション32のうちの1つを実行することに関連する既存のユーザインターフェースを部分的にまたは完全にオーバーレイするために、ウィンドウなどのノートテイキングユーザインターフェース13(図1)をディスプレイ20(図1)上に描画することを可能にし得る。一態様では、UI判断器構成要素61および/またはUI判断機能63は、ユーザインターフェースをディスプレイ20(図1)上にどのように描画するかを判断するために、UI特権データ65にアクセスし得る。たとえば、UI特権データ65は、対応するUI特権値69に関連するアプリケーション識別子67を含み得、ノートテイキングアプリケーション20は、コンピュータデバイス10上の他のアプリケーション32と比較して比較的高いまたは最高の特権を有し得る。一態様では、たとえば、UI特権データ65は、コンピュータデバイス10の製造業者によって、または通信のためにコンピュータデバイス10が加入したネットワークに関連するオペレータ、たとえば、ワイヤレスネットワークサービスプロバイダによって判断され得る。したがって、UI判断器構成要素61は、ノートテイキングユーザインターフェース13をディスプレイ20(図1)上でエレベートすることを可能にし、コンピュータデバイス10上の任意の場所からノートテイキングアプリケーション12を利用可能にするのを支援する。
【0043】
図2および図4を参照すると、随意の態様では、コンピュータデバイス10は、アクションレジストリ72を含むか、またはアクションレジストリ72にアクセスできるパターンマッチングサービス構成要素70を含み得、1つまたは複数のアプリケーション74は、識別パターン42(図1)などの1つまたは複数のパターン78に関連付けられるべき1つまたは複数のアクション76を登録し得る。先に説明した潜在的なアクション44(図1)を含み得る各アクション76は、先に説明したアクションIDまたはキー18(図1)、パターン一致IDまたはキー46および48(図1)などのアクション識別子79に対応し得る。さらに、たとえば、先に説明したパターン検出器38とアクションオプションチェンジャ40とは、パターンマッチングサービス構成要素70の一部であるか、またはそれに関連付けられることがある。
【0044】
いずれの場合も、別個の、集中型構成要素であり得るアクションレジストリ72は、アクション1〜rなどのアクションのリスト76を維持し、rは、パターン1〜mなどの特定のパターン78に関連付けられた正の整数であり、mは、たとえば、1つまたは複数の識別パターン42(図1)などの正の整数である。たとえば、一態様では、パターン78は、限定はしないが、ユニバーサルリソースロケータ(URL)、電子メールアドレス、物理またはメーリングアドレス、電話番号、日付、名前、多目的インターネットメール拡張(MIME:Multipurpose Internet Mail Extension)タイプ、またはテキスト、グラフィックス、シンボルなどの任意の他の識別可能な構成を含み得る。さらに、アクションレジストリ72は、ノートテイキングアプリケーション12またはコンピュータデバイス10に関連付けられた複数のアプリケーション32のうちの任意の他の1つなどのアプリケーションを含む1つまたは複数のアプリケーション74、たとえば、アプリケーション1〜n(nは正の整数)が新しいアクション76およびパターン78を登録することを可能にする。一態様では、初期化時に、アクションレジストリ72は、各アプリケーション74による選択のために利用可能であり得る、アクション76のリストのサブセットと識別パターン78のサブセットとなど、それぞれ、アクションの基礎セットと対応するパターンとを含み得る。さらに、アクションレジストリ72は、各アプリケーション74が、1つまたは複数のアクション76および/またはそれぞれのアプリケーションに関連付けられた1つまたは複数の識別パターン78を除去することを可能にし得る。別の態様では、アクションレジストリ72は、それぞれのアプリケーション74の削除時に、それぞれのアプリケーション74と、識別パターン78と、アクション識別子79と、アクション76との間の関係をコンピュータデバイス10のメモリ62またはデータストア66(図2)などのメモリから削除し得る。
【0045】
たとえば、一態様では、パターンマッチングサービス70またはパターン検出器38が一致したURLを識別するとき、対応するアクション76またはアクション識別子79は、限定はしないが、コピー、オープン、ブックマーク、あるいはテキストメッセージングアプリケーション、電子メールアプリケーション、またはソーシャルネットワーキングアプリケーションなどの別のアプリケーションを介したURLの共有のうちの1つまたは複数であり得る。さらに、たとえば、一態様では、パターンマッチングサービス70またはパターン検出器38が一致した電子メールアドレスを識別したとき、対応するアクション76またはアクション識別子79は、限定はしないが、コピー、電子メールアドレスへの電子メールの作成、既存の連絡先への追加、新しい連絡先の作成、あるいはテキストメッセージングアプリケーション、電子メールアプリケーション、またはソーシャルネットワーキングアプリケーションなどの別のアプリケーションを介した電子メールアドレスの共有のうちの1つまたは複数であり得る。また、たとえば、パターンマッチングサービス70またはパターン検出器38が一致した実またはメーリング・アドレスを識別するとき、対応するアクション76またはアクション識別子79は、限定はしないが、コピー、マッピング、既存の連絡先への追加、新しい連絡先の作成、テキストメッセージングアプリケーション、電子メールアプリケーション、またはソーシャルネットワーキングアプリケーションなどの別のアプリケーションを介したロケーションの共有のうちの1つまたは複数であり得る。さらに、たとえば、パターンマッチングサービス70またはパターン検出器38が一致した電話番号を識別するとき、対応するアクション76またはアクション識別子79は、限定はしないが、コピー、通話、テキストまたはマルチメディアメッセージの生成、ソーシャルネットワーキングメッセージの作成、既存の連絡先への追加、あるいは新しい連絡先の作成のうちの1つまたは複数であり得る。さらに、たとえば、パターンマッチングサービス70またはパターン検出器38が一致した日付を識別するとき、対応するアクション76またはアクション識別子79は、限定はしないが、カレンダーアプリケーション中でのコピー、カレンダーイベントの作成、またはその日付への移動のうちの1
つまたは複数であり得る。日付が年なしで識別された場合、パターンマッチングサービス70またはパターン検出器38は、その日付の次のインスタンス、たとえば、その日付が経過していなければ現在の年を使用することを仮定し、経過している場合は次の年を使用することを仮定するように構成され得る。さらに、たとえば、パターンマッチングサービス70またはパターン検出器38が一致した名前、たとえば、個人情報マネージャアプリケーション、連絡先アプリケーション、またはアドレス帳アプリケーション中に含まれている名前を識別するとき、対応するアクション76またはアクション識別子79は、限定はしないが、コピー、2つ以上の番号が、識別された名前に関連付けられる場合にどの番号かについてのオプションを含む通話、2つ以上の宛先が、識別された名前に関連付けられる場合にどの宛先(たとえば、電子メールアドレス、電話番号など)かについてのオプションを含む名前に対する、電子メール、テキストメッセージ、マルチメディアメッセージ、ソーシャルネットワークメッセージなどのメッセージの作成および送信、あるいは、それぞれの個人情報マネージャアプリケーション、連絡先アプリケーション、またはアドレス帳アプリケーション中の名前に対応するレコードのオープンであり得る。
【0046】
ノートテイキングアプリケーション12に関して、パターンマッチングサービス70またはパターン検出器38は、ノートテイキング領域14(図1)中で情報24(図1)を受信するとトリガされ、情報24の任意の一部分が登録パターン78のうちの1つまたは複数に一致するかどうかを判断するために情報24を走査する。そうであれば、次いで、パターンマッチングサービス70またはパターン検出器38は、パターン78の各々、たとえば、識別パターン42と、対応するアクション76および/またはアクション識別子79、たとえば潜在的なアクション44とを認識する。その後、識別された一致するパターンは、1つまたは複数のパターンマッチ識別子またはキー、たとえば、パターンマッチキー46および48をノートテイキングユーザインターフェース13(図1)上に生成するようにアクションオプションチェンジャ40をトリガする。パターンマッチングサービス70またはパターン検出器38は、コンピュータデバイス10上に常駐する他のアプリケーション、たとえば、アプリケーション32(図1)のうちの1つまたは複数に対して同様に動作し得る。
【0047】
随意に、2つ以上の一致するパターン78が、たとえば、ノートディスプレイ領域14(図1)中の情報24中で識別されるとき、パターンマッチングサービス70またはパターン検出器38またはアクションオプションチェンジャ40は、特定の順序75でパターンマッチ識別子またはキーの全部または一部分、たとえば識別子またはキー46または48を提示するための優先順位方式73を含み得る。たとえば、優先順位方式73は、特定の順序75が、最高ランクのパターン78に対応するアクション76またはアクション識別子79または対応するキー46もしくは48を最初に提示することを含み、たとえば、他の一致パターンに対応する他のアクション/識別子は後続のウィンドウ上に提示可能であるか、または順位リストの最上位に提示するように、各パターン78をランク付けし得る。
【0048】
図5〜図12を参照すると、コンピュータデバイス10(図8〜図12)の一態様上のノートテイキングアプリケーションの一態様の動作の方法80(図5〜図7)が、いくつかの動作を含む。たとえば、図5のブロック84を参照すると、本方法は、ノートテイキングアプリケーションを呼び出すトリガイベント34(図8)を受信するステップを含む。
【0049】
さらに、図5のブロック86を参照すると、本方法は、トリガイベントに応答して、デバイス上の出力ディスプレイ20(図9)の少なくとも一部分上にノートディスプレイ領域14(図9)とノートテイキングアプリケーションの1つまたは複数のアクション識別子16(図9)とを表示するステップを含む。随意に、トリガイベントに応答して表示するステップは、ユーザ入力を受信するための仮想キーパッド22(図9)をさらに含み得る。
【0050】
さらに、図5のブロック88および90を参照すると、本方法は、情報の入力を受信するステップと、入力に応答してノートディスプレイ領域14(図10)中に情報24(図10)を表示するステップとを含む。
【0051】
また、図5のブロック96を参照すると、本方法は、情報24(図11)の入力を受信した後に1つまたは複数のアクション識別子16(図11)のうちの選択された1つを識別する選択50(図11)を受信するステップであって、1つまたは複数のアクション識別子の各々が、情報を用いてとるべきそれぞれのアクションに対応する、受信するステップを含む。
【0052】
さらに、図5のブロック98を参照すると、本方法は、選択されたアクション識別子に基づいて情報に対してアクションを実行するステップを含む。たとえば、一態様では、アクションを実行するステップは、それぞれの機能を実行するために、選択されたアクション識別子に対応する複数のアプリケーションのうちの1つを実行するステップをさらに含む。
【0053】
随意に、一態様では、図5のブロック82を参照すると、トリガイベントを受信するステップ(ブロック84)の前に、本方法は、デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つの実行に対応する出力ディスプレイ20(図8)上に初期ウィンドウ36(図8)を表示するステップを含み得る。
【0054】
さらなる随意の態様では、図6のブロック100、102および104ならびに図12を参照すると、アクションを実行するステップ(図5のブロック98)の後、本方法は、アクションの実行に応答して、ノートディスプレイ領域とノートテイキングアプリケーションの1つまたは複数のアクション識別子との表示を停止するステップ(ブロック100)、アクションの実行を完了したことに応答して確認メッセージ56(図12)を表示するステップ、またはノートディスプレイ領域と1つまたは複数のアクション識別子との表示を停止した後に初期ウィンドウ36(図12)の表示に戻るステップのうちの1つまたは複数をさらに含み得る。
【0055】
さらなる追加の随意の態様では、図7を参照すると、情報を受信するステップ(図5のブロック88)中にまたはアクションの選択を受信するステップ(図5のブロック96)の前に、本方法はまた、ブロック92において、情報の少なくとも一部中でパターン42(図11)を判断するステップと、ブロック94において、パターンに基づいて、1つまたは複数のアクション識別子16(図11)の初期セットとは異なる1つまたは複数のパターンマッチアクション識別子46(図11)を含むように1つまたは複数のアクション識別子の表示を変化させるステップとを含み得る。
【0056】
上記の随意の態様は、方法80の他のアクション(図5〜図7)と任意の方法で組み合わされ得ることに留意されたい。
【0057】
図13〜図64を参照すると、一態様では、コンピュータデバイス10上のノートテイキングアプリケーション12の動作に関連する一連のユーザインターフェースの例には、ノートのリストを探索し閲覧すること(図13〜図20)と、電話番号をキャプチャし、保存すること(図21〜図28)と、ジオタグをキャプチャし、保存すること(図29〜図36)と、ウェブページリンクをキャプチャし、保存すること(図37〜図40)と、電子メールアドレスをキャプチャし、保存すること(図41〜図44)と、日付をキャプチャし、保存すること(図45〜図48)と、連絡先をキャプチャし、保存すること(図49〜図52)と、写真をキャプチャし、保存すること(図53〜図56)と、オーディオデータをキャプチャし、保存すること(図57〜図64)とがある。これらの例は限定するものと解釈すべきではないことを理解されたい。
【0058】
図13〜図20を参照すると、一態様では、ノートのリストを探索し、閲覧するための、コンピュータデバイス10上のノートテイキングアプリケーション12の動作に関連する一連のユーザインターフェースの例には、図13を参照すると、コンピュータ10がホームユーザインターフェース(「ホームスクリーン」とも呼ばれる)91を表示している間にアプリケーション呼出し入力101を受信することがある。アプリケーション呼出し入力101は、限定はしないが、タッチセンシティブディスプレイ上で受信されるジェスチャー、キー押下など、ノートテイキングアプリケーション12を起動する任意の入力であり得る。図14を参照すると、たとえば、前に説明したノートテイキングユーザインターフェース13(図1)などのノートテイキングユーザインターフェース93が表示されている。一態様では、ノートテイキングユーザインターフェース93は、1つまたは複数の情報24(図1)を含み得、1つまたは複数の異なるフォーマットで表され得る1つまたは複数の既に保存済みのノート103を含み得る。たとえば、フォーマットは、テキスト105、オーディオファイルを表すアイコン107、写真のサムネイル109、あるいは情報24(図1)の任意の他のフォーマットまたは表現を含み得る。メニュー115中のアイテム113のうちの1つの選択111を受信すると、利用可能なアクションがあらわになる。たとえば、アイテム113は、限定はしないが、カメラアプリケーションを起動するためのカメラアクション117と、オーディオアプリケーションを起動するためのオーディオアクション119と、位置ロケーションアプリケーションを起動するためのロケーションアクション121と、追加の利用可能なアクションの別のウィンドウを生成するための「モアアクション(more action)」アクション123とを含み得る。図14および図15を参照すると、「モアアクション」123に対応するキーの選択111を受信することは、限定はしないが、新しいノートを作成することと、ノートを共有することと、ノートのリストを閲覧することと、ノートを削除することとを含むノートテイキングアプリケーション12に関係するアクションなど、様々な利用可能なアクション125をリストする新しいユーザインターフェース95の生成をトリガする。たとえば、
図15および図16を参照すると、「リスト閲覧」アクションの選択127を受信すると、順位リストであり得る複数のノート129を含むノートリストユーザインターフェース106の生成を生じる。一例では、複数のノート129は、各ノートに対応する日付および時刻131に基づいて年代順に順序付けられ得る。別の態様では、(上記で説明したように)一致するパターンがノート129のうちの1つ中で識別される場合、識別パターン133は、アクション可能リンクとして強調または表面化され得る。さらに、前述のように、ノート129の各々は、1つまたは複数の方法で表される1つまたは複数のタイプの情報24(図1)を含み得る。図16および図17を参照すると、ノート129のうちの1つの選択135を受信すると、それぞれのノートに対応する、編集可能であり得る情報24を表示するノートユーザインターフェース108の生成を生じる。図18を参照すると、ノートリストユーザインターフェース106の別の態様では、メニュー115は、探索メニュー項目137を含み得る。図18および図19を参照すると、探索メニュー項目137の選択139を受信すると、仮想キーパッド143などを介してユーザ入力クエリ141を受信することができるクエリユーザインターフェース112が生成される。図19および図20を参照すると、探索コマンド(「実行(Go)」とも呼ばれる)147の選択145を受信すると、クエリ141に一致する情報を有する任意の記憶されたノート149を含む探索結果ユーザインターフェース114が生成される。
【0059】
図21〜図28を参照すると、一態様では、電話番号を探索し、保存するための、コンピュータデバイス10上のノートテイキングアプリケーション12の動作に関連する一連のユーザインターフェースの例には、図21および図22を参照すると、コンピュータ10がホームユーザインターフェース(「ホームスクリーン」とも呼ばれる)91を表示している間にアプリケーション呼出し入力101を受信することと、ノートテイキングユーザインターフェース93が表示されている間にノート呼出し入力151を受信することとがある。図23および図24を参照すると、ノートディスプレイ領域14を含むノートテイキングユーザインターフェース118ならびに電話番号155をノートディスプレイ領域14に入力するためのキーを含む仮想キーパッド153が生成される。一態様では、たとえば、カーソル157は、ユーザがリターンキー161を選択することなどの入力159を受信することに基づいてノートディスプレイ領域14中でアクティブにされ得る。さらに、図24および図25を参照すると、電話番号155は、リターンキー161などの「保存」入力163を選択することによって、更新ノートテイキングユーザインターフェース122中に保存され得る。一態様では、たとえば、電話番号155が識別パターン42(図1)を含む場合、電話番号155は、電話番号155を1つまたは複数のアクション76またはアクション識別子/キー79(図4)に関連付けられているものとして識別するための下線、強調表示、着色などのインジケータ165を含み得る。したがって、図25および図26を参照すると、インジケータ165をもつ電話番号155は、インジケータ165をもつ電話番号155の選択167を受信すると、検出された電話パターンに関連する1つまたは複数のアクション169、たとえば、アクション76(図4)を含む電話パターンアクションユーザインターフェース124の生成を生じるので、「アクションリンク」と呼ばれることがあり、たとえば、この例では、アクション169は、限定はしないが、コピーアクション171と、通話アクション173と、メッセージ送信アクション175と、新しい連絡先として保存アクション177と、既存の連絡先に追加アクション179とを含む。図26〜図28を参照すると、一態様の一例では、新しい連絡先として保存アクション177の選択181を受信すると、ユーザ連絡先レコードユーザインターフェース126は、電話番号155が電話番号フィールド183中にすでにポピュレートされた状態で生成される。さらに、図27および図28を参照すると、連絡先レコードユーザインターフェース126は、連絡先レコード187を完了し、保存するために、名フィールド、姓フィールド、会社名フィールドなどの追加の連絡先フィールド185中でのカーソル157の位置を制御するためのキーを有する仮想キーパッド153を含み得る。
【0060】
図29〜図36を参照すると、一態様では、地理的ロケーションを探索し、保存するための、コンピュータデバイス10上のノートテイキングアプリケーション12の動作に関連する一連のユーザインターフェースの例には、図29〜図30を参照すると、コンピュータ10がホームユーザインターフェース(「ホームスクリーン」とも呼ばれる)91を表示している間にアプリケーション呼出し入力101を受信することと、ノートテイキングユーザインターフェース93が表示されている間にロケーションキャプチャ入力189を受信することとがある。たとえば、ロケーションキャプチャ入力189は、ロケーションアクション121を選択する。随意の一態様では、図31を参照すると、コンピュータデバイス10の現在の地理的ロケーションの判断を待つ間、現在の地理的位置の取得がどのように進んでいるかに関するフィードバックをユーザに与えるロケーションキャプチャステータスユーザインターフェース132が表示され得る。図32を参照すると、現在のロケーションが判断されたとき、ロケーション表現191が初期ノートテイキングユーザインターフェース122(図30)の最後に付加され、それによって更新ノートテイキングユーザインターフェース134を作成する。一態様では、更新ノートテイキングユーザインターフェースは、最新の情報24(図1)、たとえば、ロケーション表現191を閲覧可能にすることを可能にするために、自動的にスクロールする。一態様では、ロケーション表現191は、現在のロケーションが記憶されたパターンと一致することを識別するパターンマッチ指示193を含み得る。図33を参照すると、この例では、限定はしないが、アイコンまたはハイライトなどのパターンマッチ指示193を含むロケーション表現191の選択195を受信すると、ロケーションパターンアクションユーザインターフェース136が識別されたロケーションパターンに関連する1つまたは複数のアクション197を含めて生成され、たとえば、1つまたは複数アクションの197は、限定はしないが、コピーアクション199と、このアドレスをマッピングアクション201と、ロケーション共有アクション203と、新しい連絡先として保存アクション205と、既存の連絡先に追加アクション207とを含み得る。図34を参照すると、一態様では、ロケーシ
ョン共有アクション203の選択209が受信された場合、アクション211のサブメニューを含むロケーション共有ユーザインターフェース138が生成される。たとえば、アクション211は、現在の地理的ロケーションまたはロケーション表現191(図32)を共有するために使用され得る通信タイプアプリケーションに関連する1つまたは複数のアクション識別子を含み得る。図34および図35を参照すると、電子メールを介して共有アクション215など、アクション211のうちの1つの選択213が受信された場合、現在のロケーションまたはロケーション表現191がメッセージ219の本文部分217中などのフィールド中にすでにポピュレートされた状態で電子メール作成ユーザインターフェース140が生成され得る。一態様では、現在のロケーションまたはロケーション表現191は識別パターン42(図1)を識別するインジケータ193を含むので、インジケータ193は、インジケータ193を含むロケーション表現191がアクション可能アイテムであることを示すために、メッセージ219の本文部分217中に含まれ得る。図35および図36を参照すると、電子メール作成ユーザインターフェース140は、宛先フィールド、件名フィールド、本文部分217などの電子メールフィールド219内にカーソルを配置するためのキーと、送信を開始するための、たとえば、完成したメッセージを「送信する」ためのキーとを含む仮想キーパッド153を含み得る。
【0061】
図37〜図40を参照すると、一態様では、ユニバーサルリソースロケータ(URL)リンクをキャプチャし、保存するための、コンピュータデバイス10上のノートテイキングアプリケーション12の動作に関連する一連のユーザインターフェースの例には、図37および図38を参照すると、URL221をノートテイキングユーザインターフェース144に入力することと、ノート225中のURL221を保存するための入力223を受信することと、ノートテイキングユーザインターフェース146中のURL221の選択227を受信することとがある。一態様では、URL221は、URL221がアクションレジストリ72(図4)中のパターン78(図4)に一致することをユーザに対して識別するために、限定はしないが、強調表示および/または下線などのパターンマッチインジケータ229を含み得、したがって、アクション可能アイテムである。図39を参照すると、選択227(図38)により、URL221が登録パターンに一致することに基づいてとられ得る1つまたは複数のアクション識別子またはアクション231を含むリンクパターンアクションユーザインターフェース148の生成を生じ、たとえば、1つまたは複数のアクション識別子またはアクション231は、限定はしないが、コピー233、ブラウザで開く235、ブックマークに追加237、リンク共有239などのアクションを含み得る。さらに、たとえば、一態様では、ブラウザで開く235の選択241を受信すると、コンピュータデバイス上のウェブブラウザアプリケーションが自動的に起動され、URL221に対応するウェブページが自動的に検索され、ウェブページユーザインターフェース150(図40)が生じる。
【0062】
図41〜図44を参照すると、一態様では、電子メールアドレスをキャプチャし、保存するための、コンピュータデバイス10上のノートテイキングアプリケーション12の動作に関連する一連のユーザインターフェースの例には、図41および図42を参照すると、電子メールアドレス241をノートテイキングユーザインターフェース152に入力することと、ノート245中の電子メールアドレス241を保存するための入力243を受信することと、ノートテイキングユーザインターフェース154中の電子メールアドレス241の選択247を受信することとがある。一態様では、電子メールアドレス241は、電子メールアドレス241がアクションレジストリ72(図4)中のパターン78(図4)に一致することをユーザに対して識別するために、限定はしないが、強調表示および/または下線などのパターンマッチインジケータ249を含み得、したがって、アクション可能アイテムである。図43を参照すると、選択247(図42)により、電子メールアドレス241が登録パターンに一致することに基づいてとられ得る1つまたは複数のアクション識別子またはアクション251を含む電子メールパターンアクションユーザインターフェース156の生成を生じ、たとえば、1つまたは複数のアクション識別子またはアクション251は、限定はしないが、コピー253、電子メール送信255、新しい連絡先として保存257、既存の連絡先に追加259、電子メールアドレス共有261などのアクションを含み得る。さらに、たとえば、一態様では、電子メール送信255の選択263を受信すると、コンピュータデバイス上の電子メールアプリケーションが自動的に起動され、電子メールアドレス241が電子メール作成ユーザインターフェース158(図44)の「宛先」フィールド265に自動的にポピュレートされ、それによって、電子メールアドレス241への電子メールの効率的な作成が可能になる。
【0063】
図45〜図48を参照すると、一態様では、日付をキャプチャし、保存するための、コンピュータデバイス10上のノートテイキングアプリケーション12の動作に関連する一連のユーザインターフェースの例には、図45および図46を参照すると、日付271の全部または一部をノートテイキングユーザインターフェース160に入力することと、ノート275中の日付271を保存するための入力273を受信することと、ノートテイキングユーザインターフェース162中の日付271の選択277を受信することとがある。一態様では、日付271は、日付271がアクションレジストリ72(図4)中のパターン78(図4)に一致することをユーザに対して識別するために、限定はしないが、強調表示および/または下線などのパターンマッチインジケータ279を含み得、したがって、アクション可能アイテムである。図47を参照すると、選択277(図46)により、日付271が登録パターンに一致することに基づいてとられ得る1つまたは複数のアクション識別子またはアクション281を含む日付パターンアクションユーザインターフェース164の生成を生じ、たとえば、1つまたは複数のアクション識別子またはアクション281は、限定はしないが、コピー283、イベント作成285、カレンダー中で日付に移動287などのアクションを含み得る。さらに、たとえば、一態様では、イベント作成285の選択289を受信すると、コンピュータデバイス上のカレンダーアプリケーションが自動的に起動され、日付271がカレンダーイベント作成ユーザインターフェース166(図48)の「日付」フィールド291に自動的にポピュレートされ、それによって、日付271に関連するカレンダーイベントの効率的な作成が可能になる。
【0064】
図49〜図52を参照すると、一態様では、連絡先名をキャプチャし、保存するための、コンピュータデバイス10上のノートテイキングアプリケーション12の動作に関連する一連のユーザインターフェースの例には、図49および図50を参照すると、名前301の全部または一部をノートテイキングユーザインターフェース168に入力することと、ノート305中の名前301を保存するための入力303を受信することと、ノートテイキングユーザインターフェース170中の名前301の選択307を受信することとがある。一態様では、名前301は、名前301がアクションレジストリ72(図4)中のパターン78(図4)に一致することをユーザに対して識別するために、限定はしないが、強調表示および/または下線などのパターンマッチインジケータ309を含み得、したがって、アクション可能アイテムである。図51を参照すると、選択311(図50)により、名前301が登録パターンに一致することに基づいてとられ得る1つまたは複数のアクション識別子またはアクション313を含む連絡先パターンアクションユーザインターフェース172の生成を生じ、たとえば、1つまたは複数のアクション識別子またはアクション313は、限定はしないが、コピー315、通話317、電子メール送信319、メッセージ送信321、QQ(たとえば、メッセージのプロプライエタリタイプ)送信323、連絡先詳細閲覧325などのアクションを含み得る。さらに、たとえば、一態様では、電子メール送信319の選択327を受信すると、コンピュータデバイス上の電子メールアプリケーションが自動的に起動され、名前301に対応する、連絡先または個人情報マネージャデータベースに記憶された電子メールアドレス329が電子メール作成ユーザインターフェース174(図52)の「宛先」フィールド331に自動的にポピュレートされ、それによって、名前301と一致する記憶された連絡先への新しい電子メールメッセージの効率的な作成が可能になる。
【0065】
図53〜図56を参照すると、一態様では、写真をキャプチャし、保存するための、コンピュータデバイス10上のノートテイキングアプリケーション12の動作に関連する一連のユーザインターフェースの例には、図53および図54を参照すると、ノートテイキングユーザインターフェース176上でのカメラアプリケーション起動アクションまたはアクション識別子343の選択341を受信することがあり、それによって、コンピュータデバイス上のカメラアプリケーションを自動的に起動し、カメラアプリケーションユーザインターフェース178を生成する。写真撮影アクションまたはアクション識別子347の選択345を受信すると、写真キャプチャユーザインターフェース180(図55)が生成され、保存アクションまたはアクション識別子353の選択351を受信すると、画像349がキャプチャされ得る。代替的に、キャンセルアクションまたはアクション識別子の選択により、ユーザをアクティブカメラモードに戻し得る。さらに、一態様では、保存353の選択351により、画像349をカメラアプリケーションまたはコンピュータデバイスに関連する写真アルバム中に保存し得、さらに、画像349のサムネイルバージョン354をノートテイキングユーザインターフェース182(図56)を指すノート355中に保存し得る。一態様では、サムネイルバージョン353を選択すると、コンピュータデバイス10は、画像349のフルスクリーンビューを生成するために、写真アルバムに関連付けられ得るなど、フルイメージビューサービスを自動的に起動し得る。図57〜図64を参照すると、一態様では、オーディオファイルをキャプチャし、保存するための、コンピュータデバイス10上のノートテイキングアプリケーション12の動作に関連する一連のユーザインターフェースの例には、図57および図58を参照すると、ホームユーザインターフェース91上の所定の入力361を受信することに応答してノートテイキングアプリケーション12とノートテイキングユーザインターフェース93とを自動的に起動することがある。オーディオアクションまたはオーディオアクション識別子119の選択363を受信すると、コンピュータデバイス10上のオーディオレコーダアプリケーションが自動的に起動され、レコードオーディオユーザインターフェース186(図
59)の生成を生じる。レコードアクションまたはアクション識別子367の選択365を受信すると、オーディオ録音ユーザインターフェース188(図60)が、オーディオが記録されていることを表し、休止または停止アクションまたはアクション識別子369が選択される371まで継続する。一態様では、オーディオを録音した後に、1つまたは複数のアクションまたはアクション識別子373を含む、オーディオ録音継続ユーザインターフェース190(図61)が生成される。1つまたは複数のアクションまたはアクション識別子373は、限定はしないが、録音を続けるためのレコードアクション、キャプチャされた録音を再生するための再生アクション、録音を保存するための保存アクション、または録音を削除するためのキャンセルアクションなどのアクションを含み得る。たとえば、一態様では、保存アクション377(図61)の選択375を受信すると、更新ノートテイキングユーザインターフェース192(図62)が生成され、ノート381中に録音のサムネイル表現379を含める。一態様では、録音のサムネイル表現379の選択383を受信すると、オーディオプレーヤユーザインターフェース194(図63)とオーディオファイルに対応する1つまたは複数のアクションまたはアクション識別子383とを含めて、コンピュータデバイス10上のオーディオプレーヤアプリケーションを自動的に起動する。たとえば、1つまたは複数のアクションまたはアクション識別子383は、限定はしないが、巻戻しアクション、休止アクション、停止アクション、モアアクションなどのアクションまたはアクション識別子を含み得る。一態様では、モアアクション識別子387の選択385を受信すると、コンピュータデバイス10は、オーディオ共有391、オーディオ編集393、リングトーン作成395などの追加のアクション389を含めて、オーディオアクションユーザインターフェース196(図64)を自動的に起動し得、それによって、コンピュータデバイス10上に常駐する1つまたは複数の他のアプリケーションへの録音されたオーディオの効率的な入力が可能になる。
【0066】
図65を参照すると、上記の説明に基づき、ユーザ入力情報をキャプチャするための装置400は、少なくとも部分的に、限定はしないが、セルラー電話またはワイヤレス通信ネットワーク中のワイヤレスデバイスなどのモバイルデバイスを含むコンピュータデバイス内に常駐し得る。たとえば、装置400は、図1のコンピュータデバイス11を含むか、またはその一部分であり得る。装置400は機能ブロックを含むものとして表されており、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実装される機能を表す機能ブロックであり得ることを諒解されたい。装置400は、連携して動作することができる電気構成要素の論理グルーピング402を含む。たとえば、論理グルーピング402は、ノートテイキングアプリケーションを呼び出すトリガイベントを受信するための手段(ブロック404)を含むことができる。たとえば、図1を参照すると、トリガイベントを受信するための手段404は、コンピュータデバイス10の入力機構28を含み得る。さらに、論理グルーピング402は、トリガイベントに応答して、デバイス上の出力ディスプレイの少なくとも一部分上にノートディスプレイ領域とノートテイキングアプリケーションの1つまたは複数のアクション識別子とを表示するための手段(ブロック406)を含むことができる。たとえば、図1を参照すると、ノートディスプレイ領域を表示するための手段406はディスプレイ20を含み得る。さらに、論理グルーピング402は、情報の入力を受信するための手段(ブロック408)を含むことができる。たとえば、図1を参照すると、情報の入力を受信するための手段408は、入力機構28を含み得る。さらに、論理グルーピング402は、入力に応答してノートディスプレイ領域中に情報を表示するための手段(ブロック410)を含むことができる。たとえば、図1を参照すると、情報を表示するための手段410は、ディスプレイ20を含み得る。また、論理グルーピング402は、情報の入力を受信した後に1つまたは複数のアクション識別子のうちの選択された1つの識別情報を受信するための手段であって、1つまたは複数のアクション識別子の各々が、情報を用いてとるべきそれぞれのアクションに対応する、受信するための手段(ブロック412)を含むことができる。たとえば
、図1を参照すると、1つまたは複数のアクション識別子のうちの選択された1つの識別情報を受信するための手段412は、入力機構28を含み得る。さらに、論理グルーピング402は、選択されたアクション識別子に基づいて情報に対してアクションを実行するための手段(ブロック414)を含むことができる。たとえば、図1を参照すると、アクションを実行するための手段414は、1つまたは複数のアプリケーション32を含み得る。
【0067】
代替的に、または追加として、一態様では、装置400は、上記で説明した手段を実行するように動作可能な少なくとも1つのプロセッサまたはプロセッサの1つまたは複数のモジュールを含み得る。たとえば、図2を参照すると、少なくとも1つのプロセッサおよび/またはプロセッサモジュールはプロセッサ60を含み得る。
【0068】
さらに、装置400は、電気構成要素404、406、408、410、412、および414に関連付けられた機能を実行するための命令を保持するメモリ416を含み得る。メモリ416の外部にあるものとして示されているが、電気構成要素404、406、408、410、412、および414のうちの1つまたは複数は、メモリ416の内部に存在し得ることを理解されたい。たとえば、一態様では、メモリ416は、図2のメモリ62および/またはデータストア66を含み得る。
【0069】
要約すれば、たとえば、限定するものと解釈すべきではない一態様では、ノートテイキングアプリケーションは、ユーザインターフェース中の任意の場所からノートテイキングアプリケーションを起動するタッチセンシティブディスプレイ上のジェスチャーなどの単純な呼出し入力後にテキスト入力を受け付けるように設計されている。アクティブにされると、ノートテイキングアプリケーションは、情報を取得し、情報に関してとるべきアクションのデフォルトセットで最初にポピュレートされ得る。随意に、ノートテイキングアプリケーションは、情報が受信されたときにその情報を監視することと、情報中の任意のパターンを識別することと、識別されたパターンに基づいてアクションのデフォルトセットへの変更を開始することとを行うパターン検出構成要素を含み得、たとえば、ユーザが電話番号を入力した場合に、「電話帳に保存する」および/または「番号に電話をかける」などのアクションオプションがアクションの修正セット中に動的に出現する。したがって、ノートテイキングアプリケーションにより、ユーザは情報をキャプチャし、次いで、情報に対してどのように動作するかを決定することが可能になる。
【0070】
本出願で使用する「アプリケーション」、「構成要素」、「モジュール」、「システム」などの用語は、限定はしないが、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアなど、コンピュータ関連のエンティティを含むものとする。たとえば、構成要素は、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータであり得るが、これらに限定されない。例として、コンピューティングデバイス上で実行されるアプリケーションと、そのコンピューティングデバイスの両方を構成要素であり得る。1つまたは複数の構成要素がプロセスおよび/または実行スレッド内に常駐することができ、1つの構成要素が1つのコンピュータ上に配置され得、および/または2つ以上のコンピュータ間に分散され得る。さらに、これらの構成要素は、様々なデータ構造を記憶している様々なコンピュータ可読媒体から実行することができる。これらの構成要素は、ローカルシステム、分散システム、および/または他のシステムを用いるインターネットなどのネットワーク全体の中の別の構成要素と信号を介して対話する1つの構成要素からのデータなど、1つまたは複数のデータパケットを有する信号によるなど、ローカルプロセスおよび/またはリモートプロセスを介して通信し得る。
【0071】
さらに、本明細書では、ワイヤード端末またはワイヤレス端末であり得るコンピュータデバイスに関する様々な態様について説明する。端末は、システム、デバイス、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、モバイルデバイス、リモート局、リモート端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザデバイス、またはユーザ機器(UE)と呼ばれることもある。ワイヤレス端末は、セルラー電話、衛星電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイスであり得る。
【0072】
さらに、「または」という用語のいかなる使用も、排他的な「または」ではなく、包括的な「または」を意味するものとする。すなわち、別段の規定がない限り、または文脈から明白でない限り、「XはAまたはBを使用する」という句は、自然な包括的置換のいずれかを意味するものとする。すなわち、「XはAまたはBを使用する」という句は、XがAを使用する場合、XがBを使用する場合、またはXがAとBの両方を使用する場合のいずれによっても満たされる。さらに、本出願および添付の特許請求の範囲で使用する冠詞「a」および「an」は、別段の規定がない限り、または単数形を示すことが文脈から明白でない限り、概して「1つまたは複数」を意味するものと解釈すべきである。
【0073】
本明細書で説明する技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAおよび他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムにおいて動作可能なコンピュータデバイスに使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、Wideband-CDMA(W-CDMA)およびCDMAの他の変形態を含む。さらに、cdma2000は、IS-2000、IS-95およびIS-856規格をカバーする。TDMAシステムは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、Evolved UTRA(E-UTRA)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE802.11(WiFi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDM などの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE-UTRAは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。3GPP Long Term Evolution(LTE)は、ダウンリンク上ではOFDMAを採用し、アップリンク上ではSC-FDMAを採用するE-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTEおよびGSM(登録商標)は、「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)と称する組織からの文書に記載されている。さらに、cdma2000およびUMBは、「3rd Generation Partnership Project 2」(3GPP2)と称する組織からの文書に記載されている。さらに、そのようなワイヤレス通信システムは、不対無資格スペクトル、802.xxワイヤレスLAN、Bluetooth(登録商標)および任意の他の短距離または長距離ワイヤレス通信技法をしばしば使用するピアツーピア(たとえば、モバイルツーモバイル)アドホックネットワークシステムをさらに含み得る。
【0074】
本明細書で提示する様々な態様または特徴は、いくつかのデバイス、構成要素、モジュールなどを含み得るシステムを含み得る。様々なシステムは、追加のデバイス、構成要素、モジュールなどを含むことがあり、および/または各図に関連して論じるデバイス、構成要素、モジュールなどのすべてを含まないことがあることを理解し、諒解されたい。これらの手法の組合せも使用され得る。
【0075】
本明細書で開示した態様に関して説明した様々な例示的なアプリケーション、機能、論理、論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、上述のステップおよび/またはアクションの1つまたは複数を実行するように動作可能な1つまたは複数のモジュールを含み得る。
【0076】
さらに、本明細書で開示した態様に関して説明した方法またはアルゴリズムのステップおよび/またはアクションは、直接ハードウェアで実施するか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施するか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。さらに、記憶媒体は非一時的なものであり得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合され得る。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。さらに、いくつかの態様では、プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に常駐し得る。さらに、ASICはユーザ端末中に常駐し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として常駐し得る。さらに、いくつかの態様では、方法またはアルゴリズムのステップおよび/またはアクションは、コンピュータプログラム製品に組み込まれ得る、非一時的な機械可読媒体および/またはコンピュータ可読媒体上のコードおよび/または命令の1つまたは任意の組合せ、あるいはそのセットとして常駐し得る。
【0077】
1つまたは複数の態様では、説明する機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装する場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体上で送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく、例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を含むことができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と呼ばれ得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フレキシブルディスク(disk)およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、通常、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
【0078】
上記の開示は、例示的な態様および/または実施形態について論じたが、添付の特許請求の範囲によって定義される、説明した態様および/または実施形態の範囲から逸脱することなく、様々な変更および改変を本明細書で行うことができることに留意されたい。さらに、説明した態様および/または実施形態の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。さらに、任意の態様および/または実施形態の全部または一部は、別段に記載されていない限り、任意の他の態様および/または実施形態の全部または一部とともに利用され得る。
【符号の説明】
【0079】
10 コンピュータデバイス
12 ノートテイキングアプリケーション
13 ノートテイキングユーザインターフェース
14 ノートディスプレイ領域
16 アクション識別子またはキー
18 アクション識別子またはキー
20 ディスプレイ
22 仮想キーパッド
24 情報
26 ユーザ入力
28 入力機構
30 機能
32 アプリケーション
34 トリガイベント
36 初期ウィンドウ
38 パターン検出器
40 アクションオプションチェンジャ
42 識別パターン
44 潜在的なアクション
46 アクション識別子またはキー
48 アクション識別子またはキー
50 選択
52 自動終了構成要素
54 確認構成要素
56 確認メッセージ
60 プロセッサ
61 ユーザインターフェース(UI)判断器構成要素
62 メモリ
63 UI判断機能
64 通信構成要素
65 UI特権データ
66 データストア
67 アプリケーション識別子
68 ユーザインターフェース構成要素
69 UI特権値
70 パターンマッチングサービス構成要素
72 アクションレジストリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
デバイス上のユーザ入力情報をキャプチャする方法であって、
ノートテイキングアプリケーションを呼び出すトリガイベントを受信するステップと、
前記トリガイベントに応答して、前記デバイス上の出力ディスプレイの少なくとも一部分上にノートディスプレイ領域と前記ノートテイキングアプリケーションの1つまたは複数のアクション識別子とを表示するステップと、
情報の入力を受信するステップと、
前記入力に応答して前記ノートディスプレイ領域中に前記情報を表示するステップと、
前記情報の前記入力を受信した後に前記1つまたは複数のアクション識別子のうちの選択された1つの識別情報を受信するステップであって、前記1つまたは複数のアクション識別子の各々が、前記情報を用いてとるべきそれぞれのアクションに対応する、受信するステップと、
前記選択されたアクション識別子に基づいて前記情報上のアクションを実行するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記1つまたは複数のアクション識別子の各々が、前記デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つまたは複数のそれぞれの機能に対応し、前記アクションを実行するステップが、前記それぞれの機能を実行するために、前記選択されたアクション識別子に対応する前記複数のアプリケーションのうちの前記1つを実行するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つの実行に対応する前記出力ディスプレイ上に初期ウィンドウを表示するステップをさらに含み、
前記トリガイベントを受信する前記ステップが、前記初期ウィンドウの表示と前記複数のアプリケーションのうちの前記1つの実行との間に行われ、
前記ノートディスプレイ領域と前記1つまたは複数のアクション識別子との前記表示が、前記初期ウィンドウよりも高いユーザインターフェース特権を有する前記ノートディスプレイ領域に基づいて前記初期ウィンドウを少なくとも部分的にオーバーレイする、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記アクションの前記実行に応答して、前記ノートディスプレイ領域と前記ノートテイキングアプリケーションの前記1つまたは複数のアクション識別子との前記表示を停止するステップと、
前記停止するステップの後に前記初期ウィンドウの前記表示に戻るステップと
をさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記デバイス上のアプリケーションの識別パターンに対応するアクションの登録を受信するステップと、
前記情報の少なくとも一部中でパターンを判断するステップと、
前記パターンが前記登録に対応する前記識別パターンに一致するかどうかを判断するステップと、
前記パターンが前記識別パターンに一致すると判断するステップに基づいて、前記1つまたは複数のアクション識別子とは異なるパターンマッチアクション識別子を含むように前記1つまたは複数のアクション識別子の前記表示を変化させるステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記トリガイベントに応答して、前記表示するステップが、仮想キーパッドと前記1つまたは複数のアクション識別子を定義する1つまたは複数の仮想アクションキーとを表示するステップをさらに含み、前記情報の前記入力を受信するステップが、前記仮想キーパッドにおいて受信するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記アクションの前記実行に応答して、前記ノートディスプレイ領域と前記ノートテイキングアプリケーションの前記1つまたは複数のアクション識別子との前記表示を停止するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記アクションの前記実行を完了したことに応答して確認メッセージを表示するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記トリガイベントを受信するステップが、キーにおいてユーザ入力を受信するステップ、またはマイクロフォンにおいて前記ユーザ入力を受信するステップ、またはタッチセンシティブディスプレイにおいて前記ユーザ入力を受信するステップ、または動きセンサにおいて前記ユーザ入力を受信するステップのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記情報の前記入力を受信するステップが、テキスト情報、ボイス情報、オーディオ情報、地理的位置または移動情報、ビデオ情報、グラフィック情報、あるいは写真情報のうちの少なくとも1つにおいて受信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記情報の前記表示が、2つ以上のタイプの異なる情報の表現を表示するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
デバイス上のユーザ入力情報をキャプチャするための少なくとも1つのプロセッサであって、
ノートテイキングアプリケーションを呼び出すトリガイベントを受信するための第1のモジュールと、
前記トリガイベントに応答して、前記デバイス上の出力ディスプレイの少なくとも一部分上にノートディスプレイ領域と前記ノートテイキングアプリケーションの1つまたは複数のアクション識別子とを表示するための第2のハードウェアモジュールと、
情報の入力を受信するための第3のモジュールであって、
前記第2のハードウェアモジュールが、前記入力に応答して前記ノートディスプレイ領域中に前記情報を表示するようにさらに構成され、
前記第3のモジュールが、前記情報の前記入力を受信した後に前記1つまたは複数のアクション識別子のうちの選択された1つの識別情報を受信するようにさらに構成され、前記1つまたは複数のアクション識別子の各々が、前記情報を用いてとるべきそれぞれのアクションに対応する
第3のモジュールと、
前記選択されたアクション識別子に基づいて前記情報に対してアクションを実行するための第4のモジュールと
を含む、少なくとも1つのプロセッサ。
【請求項13】
前記1つまたは複数のアクション識別子の各々が、前記デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つまたは複数のそれぞれの機能に対応し、前記アクションを実行するための前記第4のモジュールが、前記それぞれの機能を実行するために、前記選択されたアクション識別子に対応する前記複数のアプリケーションのうちの前記1つを実行するようにさらに構成された、請求項12に記載の少なくとも1つのプロセッサ。
【請求項14】
前記第2のハードウェアモジュールが、前記デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つの実行に対応する初期ウィンドウを前記出力ディスプレイ上に表示するようにさらに構成され、
前記第1のモジュールが、前記初期ウィンドウの表示と前記複数のアプリケーションのうちの前記1つの実行との間に前記トリガイベントを受信し、
前記第2のハードウェアモジュールが、前記初期ウィンドウよりも高いユーザインターフェース特権を有する前記ノートディスプレイ領域に基づいて前記初期ウィンドウを少なくとも部分的にオーバーレイするように前記ノートディスプレイ領域と前記1つまたは複数のアクション識別子とを表示するようにさらに構成された、請求項12に記載の少なくとも1つのプロセッサ。
【請求項15】
前記アクションの前記実行に応答して、前記ノートディスプレイ領域と前記ノートテイキングアプリケーションの前記1つまたは複数のアクション識別子との前記表示を停止するための第5のモジュールと、
前記停止の後に前記初期ウィンドウの前記表示に戻るための第6のモジュールと
をさらに含む、請求項14に記載の少なくとも1つのプロセッサ。
【請求項16】
前記デバイス上のアプリケーションの識別パターンに対応するアクションの登録を受信するための第5のモジュールと、
前記情報の少なくとも一部においてパターンを判断するための第6のモジュールと、
前記パターンが前記登録に対応する前記識別パターンに一致するかどうかを判断するための第7のモジュールと、
前記パターンが前記識別パターンに一致すると判断したことに基づいて、前記1つまたは複数のアクション識別子とは異なるパターンマッチアクション識別子を含むように前記1つまたは複数のアクション識別子の前記表示を変更するための第8のモジュールと
をさらに含む、請求項12に記載の少なくとも1つのプロセッサ。
【請求項17】
前記第2のハードウェアモジュールが、前記トリガイベントに応答して、仮想キーパッドと、前記1つまたは複数のアクション識別子を定義する1つまたは複数の仮想アクションキーとを表示するようにさらに構成され、前記情報の前記入力を受信するための前記第3のモジュールが、前記仮想キーパッドにおいて受信するようにさらに構成された、請求項12に記載の少なくとも1つのプロセッサ。
【請求項18】
前記アクションの前記実行に応答して、前記ノートディスプレイ領域と前記ノートテイキングアプリケーションの前記1つまたは複数のアクション識別子との前記表示を停止するための第5のモジュールをさらに含む、請求項12に記載の少なくとも1つのプロセッサ。
【請求項19】
前記アクションの前記実行を完了したことに応答して確認メッセージを表示するための第5のモジュールをさらに含む、請求項12に記載の少なくとも1つのプロセッサ。
【請求項20】
前記トリガイベントが、キーにおけるユーザ入力、またはマイクロフォンにおける前記ユーザ入力、またはタッチセンシティブディスプレイにおける前記ユーザ入力、または動きセンサにおける前記ユーザ入力をさらに含む、請求項12に記載の少なくとも1つのプロセッサ。
【請求項21】
前記情報の前記入力が、テキスト情報、ボイス情報、オーディオ情報、地理的位置または移動情報、ビデオ情報、グラフィック情報、あるいは写真情報のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項12に記載の少なくとも1つのプロセッサ。
【請求項22】
前記情報を表示するための前記第2のハードウェアモジュールが、2つ以上のタイプの異なる情報の表現を表示するようにさらに構成された、請求項12に記載の少なくとも1つのプロセッサ。
【請求項23】
デバイス上のユーザ入力情報をキャプチャするためのコンピュータによって実行可能な命令を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
ノートテイキングアプリケーションを呼び出すトリガイベントを受信するための、コンピュータによって実行可能な少なくとも1つの命令と、
前記トリガイベントに応答して、前記デバイス上の出力ディスプレイの少なくとも一部分上にノートディスプレイ領域と前記ノートテイキングアプリケーションの1つまたは複数のアクション識別子とを表示するための、前記コンピュータによって実行可能な少なくとも1つの命令と、
情報の入力を受信するための、前記コンピュータによって実行可能な少なくとも1つの命令と、
前記入力に応答して前記ノートディスプレイ領域中に前記情報を表示するための、前記コンピュータによって実行可能な少なくとも1つの命令と、
前記情報の前記入力を受信した後に前記1つまたは複数のアクション識別子のうちの選択された1つの識別情報を受信するための、前記コンピュータによって実行可能な少なくとも1つの命令であって、前記1つまたは複数のアクション識別子の各々が、前記情報を用いてとるべきそれぞれのアクションに対応する、少なくとも1つの命令と、
前記選択されたアクション識別子に基づいて前記情報に対してアクションを実行するための、前記コンピュータによって実行可能な少なくとも1つの命令と
を含むコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項24】
前記1つまたは複数のアクション識別子の各々が、前記デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つまたは複数のそれぞれの機能に対応し、前記アクションを実行するための前記少なくとも1つの命令が、前記それぞれの機能を実行するために、前記選択されたアクション識別子に対応する前記複数のアプリケーションのうちの前記1つを実行するための少なくとも1つの命令をさらに含む、請求項23に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項25】
前記デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つの実行に対応する初期ウィンドウを前記出力ディスプレイ上に表示するための少なくとも1つの命令をさらに含み、
前記トリガイベントが、前記初期ウィンドウの表示と前記複数のアプリケーションのうちの前記1つの実行との間に行われ、
前記ノートディスプレイ領域と前記1つまたは複数のアクション識別子との前記表示が、前記初期ウィンドウよりも高いユーザインターフェース特権を有する前記ノートディスプレイ領域に基づいて前記初期ウィンドウを少なくとも部分的にオーバーレイする、請求項23に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項26】
前記アクションの前記実行に応答して、前記ノートディスプレイ領域と前記ノートテイキングアプリケーションの前記1つまたは複数のアクション識別子との前記表示を停止するための少なくとも1つの命令と、
前記停止の後に前記初期ウィンドウの前記表示に戻るための少なくとも1つの命令と
をさらに含む、請求項25に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項27】
前記デバイス上のアプリケーションの識別パターンに対応するアクションの登録を受信するための少なくとも1つの命令と、
前記情報の少なくとも一部においてパターンを判断するための少なくとも1つの命令と、
前記パターンが前記登録に対応する前記識別パターンに一致するかどうかを判断するための少なくとも1つの命令と、
前記パターンが前記識別パターンに一致すると判断したことに基づいて、前記1つまたは複数のアクション識別子とは異なるパターンマッチアクション識別子を含むように前記1つまたは複数のアクション識別子の前記表示を変更するための少なくとも1つの命令と
をさらに含む、請求項23に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項28】
前記トリガイベントに応答して、表示するための前記少なくとも1つの命令が、仮想キーパッドと、前記1つまたは複数のアクション識別子を定義する1つまたは複数の仮想アクションキーとを表示するための少なくとも1つの命令をさらに含み、前記情報の前記入力を受信するための前記少なくとも1つの命令が、前記仮想キーパッドにおいて受信するための少なくとも1つの命令をさらに含む、請求項23に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項29】
前記アクションの前記実行に応答して、前記ノートディスプレイ領域と前記ノートテイキングアプリケーションの前記1つまたは複数のアクション識別子との前記表示を停止するための少なくとも1つの命令をさらに含む、請求項23に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項30】
前記アクションの前記実行を完了したことに応答して確認メッセージを表示するための少なくとも1つの命令をさらに含む、請求項23に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項31】
前記トリガイベントが、キーにおけるユーザ入力、またはマイクロフォンにおける前記ユーザ入力、またはタッチセンシティブディスプレイにおける前記ユーザ入力、または動きセンサにおける前記ユーザ入力のうちの少なくとも1つを含む、請求項23に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項32】
前記情報の前記入力が、テキスト情報、ボイス情報、オーディオ情報、地理的位置または移動情報、ビデオ情報、グラフィック情報、あるいは写真情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項23に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項33】
前記情報の表示のための前記少なくとも1つの命令が、2つ以上のタイプの異なる情報の表現を表示するための少なくとも1つの命令をさらに含む、請求項23に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項34】
ユーザ入力情報をキャプチャするためのデバイスであって、
ノートテイキングアプリケーションを呼び出すトリガイベントを受信するための手段と、
前記トリガイベントに応答して、前記デバイス上の出力ディスプレイの少なくとも一部分上にノートディスプレイ領域と前記ノートテイキングアプリケーションの1つまたは複数のアクション識別子とを表示するための手段と、
情報の入力を受信するための手段と、
前記入力に応答して前記ノートディスプレイ領域中に前記情報を表示するための手段と、
前記情報の前記入力を受信した後に前記1つまたは複数のアクション識別子のうちの選択された1つの識別情報を受信するための手段であって、前記1つまたは複数のアクション識別子の各々が、前記情報を用いてとるべきそれぞれのアクションに対応する、受信するための手段と、
前記選択されたアクション識別子に基づいて前記情報に対してアクションを実行するための手段と
を含む、デバイス。
【請求項35】
前記1つまたは複数のアクション識別子の各々が、前記デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つまたは複数のそれぞれの機能に対応し、前記アクションを実行するための手段が、前記それぞれの機能を実行するために、前記選択されたアクション識別子に対応する前記複数のアプリケーションのうちの前記1つを実行するための手段をさらに含む、請求項34に記載のデバイス。
【請求項36】
前記デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つの実行に対応する初期ウィンドウを前記出力ディスプレイ上に表示するための手段をさらに含み、
前記トリガイベントの前記受信が、前記初期ウィンドウの表示と前記複数のアプリケーションのうちの前記1つの実行との間に行われ、
前記ノートディスプレイ領域と前記1つまたは複数のアクション識別子とを表示するための前記手段が、前記初期ウィンドウよりも高いユーザインターフェース特権を有する前記ノートディスプレイ領域に基づいて前記初期ウィンドウを少なくとも部分的にオーバーレイする、請求項34に記載のデバイス。
【請求項37】
前記アクションの前記実行に応答して、前記ノートディスプレイ領域と前記ノートテイキングアプリケーションの前記1つまたは複数のアクション識別子との前記表示を停止するための手段と、
前記停止の後に前記初期ウィンドウの前記表示に戻るための手段と
をさらに含む、請求項36に記載のデバイス。
【請求項38】
前記デバイス上のアプリケーションの識別パターンに対応するアクションの登録を受信するための手段と、
前記情報の少なくとも一部においてパターンを判断するための手段と、
前記パターンが前記登録に対応する前記識別パターンに一致するかどうかを判断するための手段と、
前記パターンが前記識別パターンに一致すると判断したことに基づいて、前記1つまたは複数のアクション識別子とは異なるパターンマッチアクション識別子を含むように前記1つまたは複数のアクション識別子の前記表示を変更するための手段と
をさらに含む、請求項34に記載のデバイス。
【請求項39】
前記トリガイベントに応答して、前記表示するための手段が、仮想キーパッドと前記1つまたは複数のアクション識別子を定義する1つまたは複数の仮想アクションキーとを表示するための手段をさらに含み、前記情報の前記入力を受信するための前記手段が、前記仮想キーパッドにおいて受信するための手段をさらに含む、請求項34に記載のデバイス。
【請求項40】
前記アクションの前記実行に応答して、前記ノートディスプレイ領域と前記ノートテイキングアプリケーションの前記1つまたは複数のアクション識別子との前記表示を停止するための手段をさらに含む、請求項34に記載のデバイス。
【請求項41】
前記アクションの前記実行を完了したことに応答して確認メッセージを表示するための手段をさらに含む、請求項34に記載のデバイス。
【請求項42】
前記トリガイベントが、キーにおけるユーザ入力、またはマイクロフォンにおける前記ユーザ入力、またはタッチセンシティブディスプレイにおける前記ユーザ入力、または動きセンサにおける前記ユーザ入力のうちの少なくとも1つを含む、請求項34に記載のデバイス。
【請求項43】
前記情報の前記入力が、テキスト情報、ボイス情報、オーディオ情報、地理的位置または移動情報、ビデオ情報、グラフィック情報、あるいは写真情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項34に記載のデバイス。
【請求項44】
前記情報を表示するための前記手段が、2つ以上のタイプの異なる情報の表現を表示するための手段をさらに含む、請求項34に記載のデバイス。
【請求項45】
ユーザ入力情報をキャプチャするためのノートテイキングアプリケーションを含むメモリを含む、コンピュータデバイスであって、前記コンピュータデバイスが、
前記ノートテイキングアプリケーションを実行するように構成されたプロセッサと、
ノートテイキングアプリケーションを呼び出すトリガイベントを受信するように構成された入力機構と、
前記トリガイベントに応答して、前記デバイス上の出力ディスプレイの少なくとも一部分上にノートディスプレイ領域と前記ノートテイキングアプリケーションの1つまたは複数のアクション識別子とを表示するように構成されたディスプレイと
を含み、
前記入力機構が、情報の入力を受信するようにさらに構成され、
前記ディスプレイが、前記入力に応答して前記ノートディスプレイ領域中に前記情報を表示するようにさらに構成され、
前記入力機構が、前記情報の前記入力を受信した後に前記1つまたは複数のアクション識別子のうちの選択された1つの識別情報を受信するようにさらに構成され、前記1つまたは複数のアクション識別子の各々が、前記情報を用いてとるべきそれぞれのアクションに対応し、
前記ノートテイキングアプリケーションが、選択されたアクション識別子に基づいて前記情報に対してアクションを実行することを開始する
コンピュータデバイス。
【請求項46】
前記1つまたは複数のアクション識別子の各々が、前記デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つまたは複数のそれぞれの機能に対応し、前記ノートテイキングアプリケーションが、前記それぞれの機能を実行するために、前記選択されたアクション識別子に対応する前記複数のアプリケーションのうちの前記1つの実行を開始することによって前記アクションの実行を開始する、請求項45に記載のコンピュータデバイス。
【請求項47】
前記ディスプレイが、前記デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つの実行に対応する初期ウィンドウを表示するようにさらに構成され、
前記トリガイベントの前記受信が、前記初期ウィンドウの表示と前記複数のアプリケーションのうちの前記1つの実行との間に行われ、
前記ディスプレイが、前記初期ウィンドウよりも高いユーザインターフェース特権を有する前記ノートディスプレイ領域に基づいて前記初期ウィンドウを少なくとも部分的にオーバーレイするために、前記ノートディスプレイ領域と前記1つまたは複数のアクション識別子とを提示する、請求項45に記載のコンピュータデバイス。
【請求項48】
前記ノートテイキングアプリケーションが、前記アクションの前記実行に応答して、前記ノートディスプレイ領域と前記ノートテイキングアプリケーションの前記1つまたは複数のアクション識別子との前記表示を停止することと、前記表示を前記初期ウィンドウの前記表示に戻すこととを行うようにさらに構成された、請求項47に記載のコンピュータデバイス。
【請求項49】
前記デバイス上のアプリケーションの識別パターンに対応するアクションの登録を受信するように構成されたアクションレジストリと、
前記情報の少なくとも一部においてパターンを判断することと、前記パターンが前記登録に対応する前記識別パターンに一致するかどうかを判断することとを行うように構成されたパターン検出器と、
前記パターンが前記識別パターンに一致すると判断したことに基づいて、前記1つまたは複数のアクション識別子とは異なるパターンマッチアクション識別子を含むように前記1つまたは複数のアクション識別子の前記表示を変更するように構成されたアクションオプションチェンジャと
をさらに含む、請求項45に記載のコンピュータデバイス。
【請求項50】
前記ディスプレイが、前記トリガイベントに応答して、仮想キーパッドと前記1つまたは複数のアクション識別子を定義する1つまたは複数の仮想アクションキーとを表示するようにさらに構成され、前記入力機構が、前記仮想キーパッドにおいて前記情報の前記入力を受信するようにさらに構成された、請求項45に記載のコンピュータデバイス。
【請求項51】
前記ノートテイキングアプリケーションが、前記アクションの前記実行に応答して、前記ノートディスプレイ領域と前記ノートテイキングアプリケーションの前記1つまたは複数のアクション識別子との前記表示を停止するようにさらに構成された、請求項45に記載のコンピュータデバイス。
【請求項52】
前記ノートテイキングアプリケーションが、前記アクションの前記実行を完了したことに応答して前記ディスプレイに確認メッセージを提示させるようにさらに構成された、請求項45に記載のコンピュータデバイス。
【請求項53】
前記トリガイベントが、キーにおけるユーザ入力、またはマイクロフォンにおける前記ユーザ入力、またはタッチセンシティブディスプレイにおける前記ユーザ入力、または動きセンサにおける前記ユーザ入力のうちの少なくとも1つを含む、請求項45に記載のコンピュータデバイス。
【請求項54】
前記情報の前記入力が、テキスト情報、ボイス情報、オーディオ情報、地理的位置または移動情報、ビデオ情報、グラフィック情報、あるいは写真情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項45に記載のコンピュータデバイス。
【請求項55】
前記ノートテイキングアプリケーションが、2つ以上のタイプの異なる情報の表現を含むために、前記ディスプレイに前記情報を提示させるようにさらに構成された、請求項45に記載のコンピュータデバイス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図62】
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【図63】
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【図64】
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【図65】
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【公表番号】特表2013−519942(P2013−519942A)
【公表日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−552887(P2012−552887)
【出願日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【国際出願番号】PCT/US2011/021866
【国際公開番号】WO2011/100099
【国際公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【出願人】(507364838)クアルコム,インコーポレイテッド (446)
【Fターム(参考)】