説明

ユーザ端末検索システム及びユーザ端末検索方法

【課題】コンテンツプロバイダの要望を契機として現在のユーザ状態に適したコンテンツ情報を配信するのに適したユーザ端末を検索すること。
【解決手段】ユーザ情報管理装置300が、ユーザ端末前のユーザ状態を示す端末前状態情報とユーザ端末のIDとを対応付けた端末前状態情報を、ユーザ状態の変化に応じてユーザ端末100から送信される度に更新しながら記憶しておくと共に、端末前状態情報の開示を許可するコンテンツプロバイダの識別子とユーザ端末のIDとを対応付けたユーザ属性情報を記憶しておき、ユーザ属性情報を参照して、ユーザ端末検索要求を送信したコンテンツ情報配信制御端末500のコンテンツプロバイダに開示を許可したユーザ端末100を検索し、端末前状態情報を参照して、検索されたユーザ端末から、配信適合条件に合致する端末前状態情報のユーザ端末を検索する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、IPを用いた映像コンテンツ配信・再生サービスシステムにおいて、コンテンツプロバイダがコンテンツ情報を配信する際に、そのコンテンツ情報の配信に適したユーザ端末を検索する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
映像コンテンツ配信・再生サービスシステムは、そのサービスに契約しているユーザの住所、年齢、趣味、コンテンツ視聴・オンラインショッピング等の行動履歴等といったユーザ属性情報に基づいて、そのユーザに適したコンテンツ情報を勧めたり、映像コンテンツ配信中に広告情報を挿入したりする技術である。
【0003】
図9は、映像コンテンツ配信・再生サービスシステムの概要を説明する図である。サービスプロバイダSPは、契約しているユーザに関するユーザ属性情報をユーザ属性情報DBに予め保持している。この例では、住所、年齢、性別、行動履歴である。この中で、行動履歴は適宜追加更新される動的な属性であり、その他は基本的に変わらない静的な属性である。
【0004】
なお、住所については引越し等により更新される可能性があり、年齢については1年毎に自動的に増加するが、いずれも行動履歴のように頻繁に更新されるものではないので、ここでは静的な属性として扱う。
【0005】
例えば、東京都在住のユーザBが最近車を購入し、その購入情報がユーザ属性情報に反映されている場合、サービスプロバイダSPは、VoDコンテンツやCMの中から、車に関するコンテンツ映像や洗車グッズのCMを選んで、ユーザBに対して、VoD選択メニューの中で勧めたり、番組視聴中の広告として挿入したりする。
【0006】
このような映像コンテンツ配信・再生サービスシステムに関する技術としては、例えば、特許文献1に開示されている。この発明は、ユーザに配信されるコンテンツ情報に付加される広告情報を、ユーザの趣味指向やユーザ端末との相性を満たすように配信する技術である。
【0007】
各広告コンテンツ情報には広告内容を示す広告属性メタデータに加えて、当該広告情報を届けたいユーザや端末を指定する適合ユーザ属性と適合端末属性が付与されている。
【0008】
ユーザからコンテンツ視聴の要望があった際には、そのユーザの属性及び端末属性と上記広告に付与された各属性情報を基に、コンテンツ情報に付加すべき広告情報を選び出して送信する。
【0009】
しかしながら、特許文献1に開示された発明は、ユーザからのコンテンツ視聴要望を契機として適した広告情報を選出する技術であり、広告主の要望する契機で広告情報を配信したいユーザを探索することは考慮されていない。また、端末属性を考慮して広告情報を選択しているが、静的な属性であるため、動的に変化する“今”の端末属性は考慮されていない。
【0010】
その他、特許文献2にも同様の技術が開示されている。この発明は、ユーザのコンテンツ利用履歴情報を基に、ユーザの趣味指向にあったコンテンツ情報を複数選出すると供に、利用履歴情報からコンテンツ情報の利用遷移状況も算出し、この遷移情報を基に、その選出されたコンテンツ情報の提示順序を決定して、ユーザに勧める技術である。
【0011】
しかしながら、特許文献2に開示された発明は、ユーザの利用履歴という動的な属性情報も考慮しているが、端末の“今”の状況までは考慮されていない。また、コンテンツプロバイダCPからの要望でコンテンツ情報を配信したいユーザを能動的に選択する事は考慮されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】特開2003−141413号公報
【特許文献2】特開2005−293384号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
以上説明したように、従来技術では、コンテンツプロバイダCPの要望を契機に、その要望に合致するユーザにコンテンツ情報を配信できないという課題があった。従って、適切なタイミングで適切なユーザにコンテンツ情報を提示できず、ユーザに対する訴求力向上が期待できない。
【0014】
また、テレビの前で視聴しているユーザの“今の状況”を反映していないという課題があった。すなわち、例えばユーザが家族の場合、契約主のほとんどは家長である親であるが、ある時点では子が視聴している可能性もある。そのような状況の場合、従来技術では契約主である親の属性に合わせたコンテンツ情報、つまり子にとっては不適切な可能性の高いコンテンツ情報を勧めてしまう。
【0015】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、コンテンツプロバイダの要望を契機として現在のユーザ状態に適したコンテンツ情報を配信するのに適したユーザ端末を検索することにある。
【課題を解決するための手段】
【0016】
請求項1記載のユーザ端末検索システムは、ユーザ情報を管理するユーザ情報管理装置と前記ユーザ情報に基づいてユーザ端末にコンテンツ情報を配信するコンテンツ情報配信装置とで行うユーザ端末検索システムにおいて、前記コンテンツ情報配信装置は、コンテンツプロバイダにより具備され、コンテンツ情報の配信適合条件に合致するユーザ端末を検索するユーザ端末検索要求を前記ユーザ情報管理装置に送信する要求手段を有し、前記ユーザ情報管理装置は、ユーザ端末前のユーザ状態を示す端末前状態情報と前記ユーザ端末の識別子とを対応付けた第1ユーザ情報を、前記ユーザ状態の変化に応じてユーザ端末から送信される度に更新しながら記憶しておく第1記憶手段と、前記端末前状態情報の開示を許可するコンテンツプロバイダの識別子と前記ユーザ端末の識別子とを対応付けた第2ユーザ情報を記憶しておく第2記憶手段と、前記第2記憶手段から第2ユーザ情報を読み出して、前記ユーザ端末検索要求を送信したコンテンツ情報配信装置のコンテンツプロバイダに開示を許可したユーザ端末を検索し、前記第1記憶手段から第1ユーザ情報を読み出して、検索されたユーザ端末から、前記配信適合条件に合致する端末前状態情報のユーザ端末を検索する検索手段と、を有することを特徴とする。
【0017】
本発明によれば、コンテンツプロバイダにより具備されたコンテンツ情報配信装置が、コンテンツ情報の配信適合条件に合致するユーザ端末を検索するユーザ端末検索要求をユーザ情報管理装置に送信し、ユーザ情報管理装置が、ユーザ端末前のユーザ状態を示す端末前状態情報とユーザ端末の識別子とを対応付けた第1ユーザ情報を、ユーザ状態の変化に応じてユーザ端末から送信される度に更新しながら第1記憶手段に記憶しておくと共に、端末前状態情報の開示を許可するコンテンツプロバイダの識別子とユーザ端末の識別子とを対応付けた第2ユーザ情報を第2記憶手段を記憶しておき、ユーザ端末検索要求を送信したコンテンツ情報配信装置のコンテンツプロバイダに開示を許可したユーザ端末を第2ユーザ情報から検索し、検索されたユーザ端末から、配信適合条件に合致する端末前状態情報のユーザ端末を第1ユーザ情報から検索するため、コンテンツプロバイダの要望を契機として現在のユーザ状態に適したコンテンツ情報を配信するのに適したユーザ端末を検索できる。
【0018】
請求項2記載のユーザ端末検索システムは、請求項1記載のユーザ端末検索システムにおいて、前記ユーザ端末は、赤外線センサ又はカメラを具備し、前記赤外線センサ又は前記カメラで取得した信号に基づいて前記ユーザ端末前のユーザ状態を検知し、検知した端末前状態情報を前記ユーザ情報管理装置に送信することを特徴とする。
【0019】
請求項3記載のユーザ端末検索方法は、ユーザ情報を管理するユーザ情報管理装置と前記ユーザ情報に基づいてユーザ端末にコンテンツ情報を配信するコンテンツ情報配信装置とで行うユーザ端末検索方法において、コンテンツプロバイダにより具備された前記コンテンツ情報配信装置により、コンテンツ情報の配信適合条件に合致するユーザ端末を検索するユーザ端末検索要求を前記ユーザ情報管理装置に送信するステップを有し、前記ユーザ情報管理装置により、ユーザ端末前のユーザ状態を示す端末前状態情報と前記ユーザ端末の識別子とを対応付けた第1ユーザ情報を、前記ユーザ状態の変化に応じてユーザ端末から送信される度に更新しながら第1記憶手段に記憶しておくステップと、前記端末前状態情報の開示を許可するコンテンツプロバイダの識別子と前記ユーザ端末の識別子とを対応付けた第2ユーザ情報を第2記憶手段に記憶しておくステップと、前記第2記憶手段から第2ユーザ情報を読み出して、前記ユーザ端末検索要求を送信したコンテンツ情報配信装置のコンテンツプロバイダに開示を許可したユーザ端末を検索し、前記第1記憶手段から第1ユーザ情報を読み出して、検索されたユーザ端末から、前記配信適合条件に合致する端末前状態情報のユーザ端末を検索するステップと、を有することを特徴とする。
【0020】
本発明によれば、コンテンツプロバイダにより具備されたコンテンツ情報配信装置が、コンテンツ情報の配信適合条件に合致するユーザ端末を検索するユーザ端末検索要求をユーザ情報管理装置に送信し、ユーザ情報管理装置が、ユーザ端末前のユーザ状態を示す端末前状態情報とユーザ端末の識別子とを対応付けた第1ユーザ情報を、ユーザ状態の変化に応じてユーザ端末から送信される度に更新しながら第1記憶手段に記憶しておくと共に、端末前状態情報の開示を許可するコンテンツプロバイダの識別子とユーザ端末の識別子とを対応付けた第2ユーザ情報を第2記憶手段を記憶しておき、ユーザ端末検索要求を送信したコンテンツ情報配信装置のコンテンツプロバイダに開示を許可したユーザ端末を第2ユーザ情報から検索し、検索されたユーザ端末から、配信適合条件に合致する端末前状態情報のユーザ端末を第1ユーザ情報から検索するため、コンテンツプロバイダの要望を契機として現在のユーザ状態に適したコンテンツ情報を配信するのに適したユーザ端末を検索できる。
【0021】
請求項4記載のユーザ端末検索方法は、請求項3記載のユーザ端末検索方法において、前記ユーザ端末は、赤外線センサ又はカメラを具備し、前記赤外線センサ又は前記カメラで取得した信号に基づいて前記ユーザ端末前のユーザ状態を検知し、検知した端末前状態情報を前記ユーザ情報管理装置に送信することを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、コンテンツプロバイダの要望を契機として現在のユーザ状態に適したコンテンツ情報を配信するのに適したユーザ端末を検索できる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】ユーザ端末検索システムの全体構成を示す図である。
【図2】ユーザ端末の構成を示す図である。
【図3】ユーザ情報管理装置の構成を示す図である。
【図4】ユーザ属性情報の例を示す図である。
【図5】端末前状態情報の例を示す図である。
【図6】コンテンツ情報配信制御端末の構成を示す図である。
【図7】コンテンツ情報配信制御端末の操作画面の例を示す図である。
【図8】端末前状態検索条件のマッチングルールの例を示す図である。
【図9】映像コンテンツ配信・再生サービスシステムの概要を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明を実施する一実施の形態について図面を用いて説明する。但し、本発明は多くの異なる様態で実施することが可能であり、本実施の形態の記載内容に限定して解釈すべきではない。
【0025】
〔ユーザ端末検索システムの全体構成及び全体動作について〕
まず、ユーザ端末検索システムの全体構成について説明する。
【0026】
図1は、ユーザ端末検索システムの全体構成を示す図である。このユーザ端末検索システムは、背景技術で説明したような映像コンテンツ配信・再生サービスを提供するシステムであって、ユーザ端末前でテレビ等を視聴中のユーザ状態を取得するユーザ端末100と、そのユーザに関するユーザ情報を管理するユーザ情報管理装置300と、そのユーザ情報に基づいてユーザ端末100にコンテンツ情報を配信するコンテンツ情報配信制御端末500とで主に構成される。
【0027】
それら装置や端末は、通信ネットワーク700を介して相互に通信可能に接続されている。また、通信する際に必要とされるルータやハブ等の通信機器等もユーザ端末検索システムの構成要素である。
【0028】
次に、このような機能を有するユーザ端末検索システムの全体動作について説明する。
【0029】
ユーザ端末100は、その端末前に位置しているユーザの状態や状況を把握するためのセンサやカメラ等を具備する映像視聴端末であり、カメラ等で撮影された端末前のユーザの映像を画像処理し、端末前でテレビを視聴中のユーザの人数、性別、座っているか横になっているかの状態等を分析して、サービスプロバイダSPにより具備されているユーザ情報管理装置300に送信する(S101)。
【0030】
なお、このようなセンサとしては、例えば、カメラや赤外線センサ、レーザセンサ等を利用できる。また、このような映像視聴端末としては、例えば、デジタルテレビやSTB(Set Top Box)等により実現できる。
【0031】
具体的には、例えば、赤外線センサを用いた場合には人数が分析でき、レーザセンサを用いた場合には人数や距離が分析できる。
【0032】
なお、この他にも各センサの数や精度、あるいは画像処理のアルゴリズムによって分析可能な情報は変化するが、本発明では、その分析可能な情報については何ら制限されない。以降、このように分析されたユーザ端末前のユーザ状態を端末前状態情報と定義する。
【0033】
次に、ユーザ端末上で分析された端末前状態情報が、通信ネットワーク700を通じてユーザ情報管理装置300に送信されるので、S101の後、ユーザ情報管理装置300は、受信時刻(DB更新時刻)と供に端末前状態情報を端末前状態情報DB37に登録する(S102)。
【0034】
端末前状態情報(第1ユーザ情報)は、各ユーザ端末前のユーザ状態が変化する都度、各ユーザ端末100から送信され、常に最新の状態が端末前状態情報DB37に登録されている。ユーザ状態の変化の都度とは、例えば、人が増えた、人が減った、座っていた人が横になった等のタイミングである。
【0035】
すなわち、S101及びS102の各処理は、ユーザ状態が変化する毎に繰り返し行われ、端末前状態情報は、ユーザ状態の変化に応じてユーザ端末から送信される度に更新されている。
【0036】
なお、ユーザ情報管理装置300は、図9に示したように、各ユーザのユーザ属性情報(第2ユーザ情報)を登録したユーザ属性情報DB34も備えている。詳細な説明は後述するが、このユーザ属性情報には、各ユーザが端末前状態情報の開示を許可するコンテンツプロバイダ名が予め規定されている。
【0037】
続いて、コンテンツプロバイダCPにより具備されているコンテンツ情報配信制御端末500は、自機の持つコンテンツ情報を“今”適切なユーザに届けたい場合(ユーザ端末に配信したい場合)に、サービスプロバイダSPの端末前状態情報DB37及びユーザ属性情報DB34に対して、そのコンテンツ情報を配信するのに適合する条件に合致するユーザ端末を検索するユーザ端末検索要求を送信する(S103)。
【0038】
例えば、「電子レンジ簡単料理」に関するコンテンツ情報を届けたい場合、「お昼前後の時間に、一人でテレビを見ている独身女性」等を配信適合条件としたユーザ端末検索要求を送信する。
【0039】
そして、S103の後、ユーザ情報管理装置300は、ユーザ属性情報DB34のユーザ属性情報を用いて、ユーザ端末検索要求を送信したコンテンツ情報配信制御端末500のコンテンツプロバイダCPに対して端末前状態情報の開示を許可しているユーザ端末を検索し、引き続き、端末前状態情報DB37の端末前状態情報を用いて、その検索されたユーザ端末から、配信適合条件に合致する端末前状態情報のユーザ端末を検索して、検索されたユーザ端末のIDを返信する(S104)。
【0040】
最後に、S104の後、コンテンツ情報配信制御端末500は、ユーザ情報管理装置300から返信されたIDのユーザ端末に対して、S103で配信しようとしていたコンテンツ情報を配信する(S105)。
【0041】
例えば、図1に示す場合には、「001」の端末IDが検索結果として返ってくるので、その端末IDを有するユーザ端末に対して、「電子レンジ簡単料理」コンテンツ情報を送信する。
【0042】
ここで、“送信する”とは、速やかに送信する場合や、コンテンツ情報を画面に表示して(例えば、「おすすめコンテンツがあります。」というアイコンを表示する)、ユーザがリモコンボタンを押下することによってコンテンツ情報を送信するような場合、あるいはCMの場合には視聴中のコンテンツ情報の合間にCMとして挿入する場合等が考えられるが、本発明では、その送信方法や配信方法については何ら制限されない。
【0043】
以上の動作処理によって、コンテンツプロバイダCPが“今”コンテンツ情報を届ける適切なユーザ端末を探し、そのユーザ端末に対してコンテンツ情報を送信することが可能となる。
【0044】
〔ユーザ端末の構成及び動作について〕
次に、ユーザ端末の構成について説明する。
【0045】
図2は、ユーザ端末の構成を示す図である。このユーザ端末100は、STBを例とし、センサIF11と、センサ信号入力処理部12と、端末前状態解析部13と、解析結果送信部14と、ネットワークIF15と、コンテンツ受信部16と、コンテンツ表示処理部17と、ディスプレイIF18とで主に構成される。
【0046】
ユーザ端末100には、赤外線センサ101及び/又はカメラ102、ディスプレイ103が具備される。
【0047】
次に、このような構成を有するユーザ端末100の動作について説明する。
【0048】
最初に、赤外線センサ101又はカメラ102が、ユーザ端末前のユーザ状態を取得し、取得したセンサ信号をセンサIF11を介してセンサ信号入力処理部12に送信する(S201)。
【0049】
なお、赤外線センサ101とカメラ102の両方を備えてもよいし、どちらか一方、又は別のセンサでも構わない。
【0050】
次に、S201の後、センサ信号入力処理部12は、センサが複数ある場合に、どちらかの信号を選択、又は複数の信号を統合する(S202)。
【0051】
その他、センサ信号を常時受信しておき、信号上大きな変化があった場合に、そのセンサ信号を端末前状態解析部13に送信するようにしてもよい。処理負荷の高い解析処理を極力抑えた上で、状態変化があった時だけ解析を実行することにより、システム全体として効率的な処理を実現する事を可能とする役割を担わせることも可能である。
【0052】
次に、S202の後、端末前状態解析部13は、S202の処理後のセンサ信号を解析する(S203)。
【0053】
具体的には、赤外線センサ101の場合には、例えばセンサ信号の強度分布から人数を分析(検知)する。カメラ102の場合には、撮影画像を画像処理する事によりディスプレイ103を見ている人数や性別、年齢、座っているか横になっている等の状態を分析(検知)する。なお、本発明では、信号処理や画像処理の具体的な方法については何ら制限されない。
【0054】
次に、S203の後、解析結果送信部14が、その解析結果である端末前状態情報を端末前状態情報送信用データに整え、DBへの登録用プロトコルに則って、ネットワークIF15から通信ネットワーク700に送出する(S204)。
【0055】
一方、コンテンツ受信部16は、通信ネットワーク700からネットワークIF15を介して送られてきたコンテンツデータを受け取り、コンテンツ表示処理部17に送信する(S205)。
【0056】
次に、S205の後、コンテンツ表示処理部17は、画面の一部に表示する等の処理が必要であればそれを実行した結果である表示用コンテンツデータをディスプレイIF18を介してディスプレイ103に表示する(S206)。
【0057】
以上の説明はSTBを想定しているが、テレビの場合には、赤外線センサ101、カメラ102、ディスプレイ103を含めた全てがユーザ端末であり、センサIF11、ディスプレイIF18は不要となる。
【0058】
また、本発明の説明上必要な機能についてのみ記載しており、説明上重要でないリモコンやチューナなどの機能は記載していない。実際にテレビやSTBを製造する際には、通常のテレビやSTBとして備える機能は当然必要である。
【0059】
〔ユーザ情報管理装置の構成及び動作について〕
次に、ユーザ情報管理装置300の構成について説明する。
【0060】
図3は、ユーザ情報管理装置の構成を示す図である。このユーザ情報管理装置300は、ネットワークIF31と、ユーザ属性情報登録・更新応答部32と、ユーザ属性情報登録・更新部33と、ユーザ属性情報DB34と、端末前状態情報受信部35と、端末前状態情報登録・更新部36と、端末前状態情報DB37と、端末前状態問合せ応答部38と、端末前状態検索部39とで主に構成される。
【0061】
次に、このような構成を有するユーザ情報管理装置300の動作について説明する。
【0062】
なお、サービス契約時には、契約者であるユーザによってユーザ端末100に入力された、ユーザの住所、氏名、年齢、性別等の一般的なユーザ属性情報、及び、端末前状態情報を開示してよいコンテンツプロバイダ名を含むユーザ属性情報登録要求が、通信ネットワーク700を通じてサービスプロバイダSPのユーザ情報管理装置300に送信される。
【0063】
また、ユーザ撮影時には、ユーザ端末100によって撮影された端末前状態情報が、同様に、通信ネットワーク700を通じてサービスプロバイダSPのユーザ情報管理装置300に送信される。
【0064】
なお、ユーザ端末100は、ユーザ属性情報登録要求や端末前状態情報を送信する際、予め自機に設定されている端末IDも同時に付加して送信する。
【0065】
まず、通信ネットワーク700及びネットワークIF31を経由してユーザ端末100からユーザ属性情報登録要求情報が送信された場合には、ユーザ属性情報登録・更新応答部32が、データの正当性(端末IDや、属性情報のデータセットに不整合はないか等)をチェックし、問題がなければ、ユーザ属性情報としてユーザ属性情報登録・更新部33に送信し、問題があれば、エラー情報をユーザ端末100に返信する(S301)。
【0066】
次に、S301の後、ユーザ属性情報登録・更新部33は、受け取ったユーザ属性情報をDBへの登録用データフォーマットに合わせたユーザ属性情報DB登録用データを、DB登録プロトコルに則って、ユーザ属性情報DB34に登録する(S302)。
【0067】
登録結果(成功又は失敗)は、DB登録結果としてユーザ属性情報登録・更新部33に返送され、以降、ユーザ属性情報登録・更新応答部32と、ネットワークIF31とを経由してユーザ端末100に届けられる。
【0068】
特に、登録失敗の場合には、予め設定された回数(例えば、3回等)登録を再試行し、それでも失敗だった場合にユーザ端末100に失敗を返信することが望ましい。
【0069】
また、契約後に発生する更新情報も同様の手順で実施される。更に、コンテンツ視聴履歴やネットショッピング購買履歴等の行動履歴も同様の手順で処理される。但し、プライバシー保護の観点から、行動履歴を登録するか否かは、ユーザの許諾により可否設定できるようにしておくことが望ましい。これは後述する端末前状態情報についても同様である。
【0070】
ここで、ユーザ属性情報の例を図4に示す。この例では、ユーザIDと、端末IDと、住所と、氏名と、性別と、年齢と、家族構成と、行動履歴と、開示許可CPとが対応付けられて記憶されている。
【0071】
特に、開示許可CPについて言えば、ユーザAは、CP1及びCP2のコンテンツプロバイダCPに開示を許可し、ユーザBは、全てのコンテンツプロバイダCPに開示を許可することを示している。一方、ユーザCは、どのコンテンツプロバイダCPにも開示を許可しないことを示している。
【0072】
一方、通信ネットワーク700及びネットワークIF31を経由してユーザ端末100から端末前状態情報受信データが送信された場合には、端末前状態情報受信部35が、ユーザ属性情報DB34に登録されているユーザ属性情報を参照してデータの正当性(データに含まれる端末IDがユーザ属性情報DB34に登録されているか、データセットに不整合はないか等)をチェックし、問題がなければ、端末前状態情報として端末前状態情報登録・更新部36に送信し、データの正当性に問題がある場合は、データを破棄する(ユーザ端末にエラー情報は返信しない)(S303)。
【0073】
次に、S303の後、端末前状態情報登録・更新部36は、受け取った端末前状態情報をDBへの登録用データフォーマットに合せた端末前状態情報DB登録用データを、DB登録プロトコルに則って、端末前状態情報DB37に登録する(S304)。
【0074】
登録結果(成功又は失敗)はDB登録結果として端末前状態情報登録・更新部36に返送される。特に、登録失敗の場合には、予め設定された回数(例えば、3回等)登録を再試行し、それでも失敗だった場合に登録を断念し、データを破棄する。端末前状態情報の例を図5に示す。この例では、端末IDと、更新時刻と、人数等のユーザ状態とが対応付けられて記憶されている。
【0075】
ここで、通信ネットワーク700及びネットワークIF31を介してコンテンツプロバイダCPのコンテンツ情報配信制御端末500から端末前状態情報問合せデータ(上述したユーザ端末検索要求)を受信した場合には、端末前状態問合せ応答部38が、データの正当性(問合せ資格のあるコンテンツプロバイダCPからの要求か、問合せ内容に不整合はないか等)をチェックし、問題がなければ、端末前状態問合せデータからDB検索に必要な端末前状態検索用データを生成して端末前状態検索部39に送信し、問題がある場合は、要求元のコンテンツプロバイダCPのコンテンツ情報配信制御端末500に問題の内容と共に返信する(S305)。
【0076】
次に、S305の後、端末前状態検索部39は、最初に、ユーザ属性情報DB34から、ユーザ属性情報の開示許可CPの欄内に要求元のコンテンツプロバイダ名が含まれているユーザ端末を検索し、許可されているユーザの端末IDを抽出する(S306)。
【0077】
引き続き、端末前状態検索部39は、S306で検索された端末IDを端末前状態検索用データに加えてDB検索用の端末状態DB検索クエリを生成し、端末前状態情報DB37に検索要求を出す(S307)。
【0078】
端末前状態情報DB37は、コンテンツプロバイダCPからの問合せに合致する端末ID(当然複数の場合もある)を端末前状態情報DB検索結果として端末前状態検索部39に返信し、以降、端末前状態問合せ応答部38と、ネットワークIF31と、通信ネットワーク700とを経由して要求元であるコンテンツプロバイダCPのコンテンツ情報配信制御端末500に送信する(S308)。
【0079】
なお、ユーザ属性情報、端末前状態情報の登録・更新要求や端末前状態情報問合せ要求は、複数のユーザ端末100やコンテンツ情報配信制御端末500から同時に多数届くことが考えられる。その場合には、各機能部でバッファやキューを備えて順次処理する事になる。処理が間に合わない場合には、バッファやキュー溢れを起こし、処理エラーとなる。このように、一般的にDBを扱う処理に必要な機能については記載を省略したが、実装する場合には当然必要である。
【0080】
〔コンテンツ情報配信制御端末の構成及び動作について〕
次に、コンテンツ情報配信制御端末500の構成について説明する。
【0081】
図6は、コンテンツ情報配信制御端末の構成を示す図である。このコンテンツ情報配信制御端末500は、ユーザIF51と、端末前状態検索条件決定部52と、コンテンツ属性情報DB53と、端末前状態マッチングルールDB54と、端末前状態検索要求部55と、ネットワークIF56と、配信対象端末情報受信部57と、コンテンツ配信部58と、コンテンツDB59とで主に構成される。
【0082】
次に、このような構成を有するコンテンツ情報配信制御端末500の動作について説明する。
【0083】
ユーザIFは、グラフィックインタフェース等の操作画面、キーボード、マウス等を提供し、端末前状態検索条件決定部52は、コンテンツプロバイダCPの操作者により決定された、送信したいコンテンツ情報と、それをどのような端末前状態の端末に届けたいかを示す配信適合条件との入力を受け付ける(S401)。
【0084】
ここで、コンテンツプロバイダCPの操作者が操作する画面の例を図7に示す。図6のコンテンツDB59に保存されているコンテンツ情報から所望のコンテンツが選択されると、選択されたコンテンツの属性情報は、コンテンツ属性情報DB53から抽出され表示される。選択されたコンテンツ情報は、プレビュー画面で確認できる。
【0085】
操作画面下部の検索条件は、図4及び図5に示した各情報の構成に従って条件が設定できるようになっている。各条件を設定すると共に、それらの条件をANDやORで設定できるようになっている。条件設定が終了後、決定ボタンで完了する。
【0086】
その他の方法として、予め端末前状態情報とコンテンツ属性情報とのマッチングルールを定めておき、そのルールに則って端末前状態検索条件決定部52が自動的にコンテンツ情報を選択し、検索条件を決定する方法も考えられる。このマッチングルールの例を図8に示す。
【0087】
例えば、(1)に規定されたルールは、端末前の人数が1人、かつ属性情報の家族構成が独身、かつ端末前情報の更新時刻が11:00から13:00の間、であれば、属性情報に料理と電子レンジと簡単の全てを含むコンテンツ情報を選択するというルールを示している。
【0088】
また、(3)に規定されたルールは、端末前の人数が1人、かつ端末前で横になっている、であれば、属性情報に健康を含み、かつ、ゲームかスポーツか椅子のいずれかを含むコンテンツ情報を選択するというルールを示している。
【0089】
これらの「であれば」の前部分が端末前属性情報検索の検索条件になり、後部分がコンテンツIDの検索条件になる。端末前状態検索条件決定部52は、マッチングルールが保存されている端末前状態マッチングルールDB54からこれを読み出し、コンテンツ属性情報をコンテンツ属性情報DB53から読み出して、上述した方法で検索条件を自動的に決定する。
【0090】
次に、S401の後、端末前状態検索条件決定部52は、図7に示したインタフェースを用いて操作者が決定するか、又は図8に示したルールで自動的に決定するかによる結果を端末前状態検索条件として端末前状態検索要求部55に送信する(S402)。
【0091】
次に、S402の後、端末前状態検索要求部55は、この端末前情報検索条件を元に端末前状態問合せデータを生成し、ネットワークIF56及び通信ネットワーク700を介してサービスプロバイダSPのユーザ情報管理装置300に問い合わせる(S403)。
【0092】
次に、S403の後、配信対象端末情報受信部57が、ネットワークIF56を介してユーザ情報管理装置300から回答データとしての端末ID(複数の場合もある)を受信する(S404)。
【0093】
次いで、S404の後、コンテンツ配信部58は、S401で決定されているコンテンツ情報のコンテンツIDを元にコンテンツDB59に保存されているコンテンツデータを読み出して、S404で受信した端末IDを持つユーザ端末100に対して配信する(S405)。
【0094】
以上より、本実施の形態によれば、コンテンツプロバイダCPにより具備されたコンテンツ情報配信制御端末500が、コンテンツ情報の配信適合条件に合致するユーザ端末100を検索するユーザ端末検索要求をユーザ情報管理装置300に送信し、ユーザ情報管理装置300が、ユーザ端末前のユーザ状態を示す端末前状態情報とユーザ端末のIDとを対応付けた端末前状態情報を、ユーザ状態の変化に応じてユーザ端末100から送信される度に更新しながら記憶しておくと共に、端末前状態情報の開示を許可するコンテンツプロバイダCPの識別子とユーザ端末のIDとを対応付けたユーザ属性情報を記憶しておき、ユーザ端末検索要求を送信したコンテンツ情報配信制御端末500のコンテンツプロバイダCPに開示を許可したユーザ端末100をユーザ属性情報から検索し、検索されたユーザ端末から、配信適合条件に合致する端末前状態情報のユーザ端末を端末前状態情報から検索するので、コンテンツプロバイダCPの要望を契機として現在のユーザ状態に適したコンテンツ情報を配信するのに適したユーザ端末を検索できる。
【0095】
すなわち、コンテンツプロバイダCPが、自身が保有するコンテンツ情報を“今”届けたい人(ユーザ端末)を適切かつ効果的に探し出し(発見し)、その人(端末)に配信することが可能となる。
【0096】
これにより、従来の静的な属性情報に基づく映像コンテンツ配信に比べて、“今”のユーザ端末前の状態に適したコンテンツ情報を配信可能となるので、ユーザに対する訴求力が高まり、そのコンテンツ情報を視聴する可能性が向上し、CMであればそれを視聴したことによる購買行動に結びつく可能性が向上する等の効果が期待できる。
【0097】
例えば、お昼前後で1人でテレビを視聴している独身のユーザには、電子レンジで簡単に作れる料理のコンテンツを推薦する。一方、家族契約のユーザで、複数のユーザがテレビを視聴している場合には、ファミリーゲームの広告を送信する等が実現できる。
【0098】
最後に、ユーザ端末100と、ユーザ情報管理装置300と、コンテンツ情報配信制御端末500とを構成する各機能部は、CPU等の処理手段や、メモリはハードディスク等の記憶手段により実現可能である。また、それら各機能部の各処理は、プログラムにより実現される。
【符号の説明】
【0099】
100…ユーザ端末
101…赤外線センサ
102…カメラ
103…ディスプレイ
11…センサIF
12…センサ信号入力部
13…端末前状態解析部
14…解析結果送信部
15…ネットワークIF
16…コンテンツ受信部
17…コンテンツ表示処理部
18…ディスプレイIF
300…ユーザ情報管理装置
31…ネットワークIF
32…ユーザ属性情報登録・更新応答部
33…ユーザ属性情報登録・更新部
34…ユーザ属性情報DB(第2記憶手段)
35…端末前状態情報受信部
36…端末前状態情報登録・更新部
37…端末前状態情報DB(第1記憶手段)
38…端末前状態問合せ応答部
39…端末前状態検索部
500…コンテンツ情報配信制御端末(コンテンツ情報配信装置)
51…ユーザIF
52…端末前状態検索条件決定部
53…コンテンツ属性情報DB
54…端末前状態マッチングルールDB
55…端末前状態検索要求部(要求手段)
56…ネットワークIF
57…配信対象端末情報受信部
58…コンテンツ配信部
59…コンテンツDB
700…通信ネットワーク
CP…コンテンツプロバイダ
SP…サービスプロバイダ
S…処理ステップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ情報を管理するユーザ情報管理装置と前記ユーザ情報に基づいてユーザ端末にコンテンツ情報を配信するコンテンツ情報配信装置とで行うユーザ端末検索システムにおいて、
前記コンテンツ情報配信装置は、コンテンツプロバイダにより具備され、
コンテンツ情報の配信適合条件に合致するユーザ端末を検索するユーザ端末検索要求を前記ユーザ情報管理装置に送信する要求手段を有し、
前記ユーザ情報管理装置は、
ユーザ端末前のユーザ状態を示す端末前状態情報と前記ユーザ端末の識別子とを対応付けた第1ユーザ情報を、前記ユーザ状態の変化に応じてユーザ端末から送信される度に更新しながら記憶しておく第1記憶手段と、
前記端末前状態情報の開示を許可するコンテンツプロバイダの識別子と前記ユーザ端末の識別子とを対応付けた第2ユーザ情報を記憶しておく第2記憶手段と、
前記第2記憶手段から第2ユーザ情報を読み出して、前記ユーザ端末検索要求を送信したコンテンツ情報配信装置のコンテンツプロバイダに開示を許可したユーザ端末を検索し、前記第1記憶手段から第1ユーザ情報を読み出して、検索されたユーザ端末から、前記配信適合条件に合致する端末前状態情報のユーザ端末を検索する検索手段と、
を有することを特徴とするユーザ端末検索システム。
【請求項2】
前記ユーザ端末は、赤外線センサ又はカメラを具備し、
前記赤外線センサ又は前記カメラで取得した信号に基づいて前記ユーザ端末前のユーザ状態を検知し、検知した端末前状態情報を前記ユーザ情報管理装置に送信することを特徴とする請求項1記載のユーザ端末検索システム。
【請求項3】
ユーザ情報を管理するユーザ情報管理装置と前記ユーザ情報に基づいてユーザ端末にコンテンツ情報を配信するコンテンツ情報配信装置とで行うユーザ端末検索方法において、
コンテンツプロバイダにより具備された前記コンテンツ情報配信装置により、
コンテンツ情報の配信適合条件に合致するユーザ端末を検索するユーザ端末検索要求を前記ユーザ情報管理装置に送信するステップを有し、
前記ユーザ情報管理装置により、
ユーザ端末前のユーザ状態を示す端末前状態情報と前記ユーザ端末の識別子とを対応付けた第1ユーザ情報を、前記ユーザ状態の変化に応じてユーザ端末から送信される度に更新しながら第1記憶手段に記憶しておくステップと、
前記端末前状態情報の開示を許可するコンテンツプロバイダの識別子と前記ユーザ端末の識別子とを対応付けた第2ユーザ情報を第2記憶手段に記憶しておくステップと、
前記第2記憶手段から第2ユーザ情報を読み出して、前記ユーザ端末検索要求を送信したコンテンツ情報配信装置のコンテンツプロバイダに開示を許可したユーザ端末を検索し、前記第1記憶手段から第1ユーザ情報を読み出して、検索されたユーザ端末から、前記配信適合条件に合致する端末前状態情報のユーザ端末を検索するステップと、
を有することを特徴とするユーザ端末検索方法。
【請求項4】
前記ユーザ端末は、赤外線センサ又はカメラを具備し、
前記赤外線センサ又は前記カメラで取得した信号に基づいて前記ユーザ端末前のユーザ状態を検知し、検知した端末前状態情報を前記ユーザ情報管理装置に送信することを特徴とする請求項3記載のユーザ端末検索方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−231241(P2012−231241A)
【公開日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−97332(P2011−97332)
【出願日】平成23年4月25日(2011.4.25)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】