説明

ライセンス管理システム、ライセンス管理サーバ、情報処理装置、画像形成装置、ライセンス管理方法、およびライセンス管理プログラム

【課題】ライセンス管理サーバにおける処理を少なくし、負荷を軽減する。
【解決手段】情報処理装置200は、プロダクトキーと複数の複合機100の機器固有情報とを指定して、ライセンス管理サーバ300に複数の複合機100に対するソフトウェアの使用権を示すライセンスファイルを要求するライセンス要求部と、ライセンス管理サーバ300からライセンスファイルを受信する受信部とを備え、ライセンス管理サーバ300は、プロダクトキーとライセンスの許諾状況とを対応付けたライセンス管理情報を記憶する記憶部と、情報処理装置200からライセンスファイルの要求を受信する受信部と、指定されたプロダクトキーと複数の機器固有情報とライセンス管理情報とに基づいて、ライセンスファイルを生成するライセンスファイル生成部と、情報処理装置200にライセンスファイルを送信する送信部とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置等の機器にインストールされたソフトウェアの利用権(ライセンス)を管理するライセンス管理システム、該システムにおけるライセンス管理サーバ、情報処理装置、画像形成装置、ライセンス管理方法、およびライセンス管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年の画像形成装置では、出荷後において、利用者もしくは第三者であるサードベンダが画像処理などにかかるアプリケーション(ソフトウェア)として新規な外部アプリケーションを開発して画像形成装置にインストール可能となっている。
【0003】
また、従来から、ソフトウェアのライセンスを管理するライセンス管理サーバがライセンスファイル(ライセンス情報)を発行し、該ライセンスファイルを画像形成装置などの機器に適用してソフトウェアを有効化することで、機器にインストールされたソフトウェアの利用権を管理するライセンス管理システムが一般的に知られている。このようなシステムでは、ライセンス管理サーバへライセンスファイルの発行を要求する際、機器が自身のユニークな機器固有情報をライセンス管理サーバへ通知し、ライセンス管理サーバがその機器固有情報を含むライセンスファイルを発行することで、ライセンスファイルは要求を受けたその機器にしか適用できなくなり、ライセンスファイルの不正利用を防止することができる。
【0004】
ここで、利用者がPC(Personal Computer)などの情報処理装置へソフトウェア有効化対象の画像形成装置を1つ以上指定すると、情報処理装置は指定された画像形成装置へソフトウェアの有効化を要求し、各画像形成処理装置はライセンス管理サーバへライセンスの発行を要求するライセンス管理システムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。通常、特許文献1のようなライセンス管理サーバは、ソフトウェアの販売元により管理され、該サーバにはソフトウェアの利用情報が記録されているため、信頼性が重要となる。従って、ライセンス管理サーバでの処理を可能な限り少なくし、負荷を低くすることが望ましい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1のライセンス管理システムでは、複数の画像形成装置等の機器のライセンスを管理する場合、ライセンス管理サーバが機器ごとにライセンスファイルを発行しなければならなかったため、ライセンス管理サーバにおいて機器数に比例したライセンスファイルの発行処理が必要となってしまい、負荷が大きかった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ライセンス管理サーバがソフトウェアの有効化を所望する複数の画像形成装置に対してのライセンス情報を発行する際に、ライセンス管理サーバにおける処理を少なくして、負荷を軽減するライセンス管理システム、ライセンス管理サーバ、情報処理装置、画像形成装置、ライセンス管理方法、およびライセンス管理プログラムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の画像形成装置と接続された情報処理装置と、該情報処理装置と接続されたライセンス管理サーバと、を備えたライセンス管理システムにおいて、前記情報処理装置は、前記ライセンス管理サーバに、有効化を所望するソフトウェアに固有のソフトウェア識別情報と、前記ソフトウェアの有効化対象である複数の画像形成装置それぞれに固有の複数の機器固有情報とを指定して、複数の画像形成装置に対するソフトウェアの使用権を示すライセンス情報の発行を要求するライセンス要求手段と、前記ライセンス管理サーバから、前記ライセンス情報を受信する受信手段と、を備え、前記ライセンス管理サーバは、前記ソフトウェア識別情報と前記ソフトウェアのライセンスの許諾状況とを対応付けたライセンス管理情報を記憶する記憶手段と、前記情報処理装置から、前記ライセンス情報の発行の要求を受信する受信手段と、前記ライセンス情報の発行の要求を受信した場合、指定された前記ソフトウェア識別情報と、指定された前記複数の機器固有情報と、前記記憶手段に記憶された前記ライセンス管理情報とに基づいて、前記ライセンス情報を生成するライセンス情報生成手段と、前記情報処理装置に、生成された前記ライセンス情報を送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、複数の画像形成装置と接続された情報処理装置と接続されたライセンス管理サーバにおいて、ソフトウェアに固有のソフトウェア識別情報と、該ソフトウェアのライセンスの許諾状況とを対応付けたライセンス管理情報を記憶する記憶手段と、前記情報処理装置から、有効化を所望するソフトウェアの前記ソフトウェア識別情報と、前記ソフトウェアの有効化対象である複数の画像形成装置それぞれに固有の複数の機器固有情報とが指定された、複数の画像形成装置に対するソフトウェアの使用権を示すライセンス情報の発行の要求を受信する受信手段と、前記ライセンス情報の発行の要求を受信した場合、指定された前記ソフトウェア識別情報と、指定された前記複数の機器固有情報と、前記記憶手段に記憶された前記ライセンス管理情報とに基づいて、前記ライセンス情報を生成するライセンス情報生成手段と、前記情報処理装置に、生成された前記ライセンス情報を送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、複数の画像形成装置とライセンス管理サーバとに接続された情報処理装置において、前記ライセンス管理サーバに、有効化を所望するソフトウェアに固有のソフトウェア識別情報と、前記ソフトウェアの有効化対象である複数の画像形成装置それぞれに固有の複数の機器固有情報とを指定して、複数の画像形成装置に対するソフトウェアの使用権を示すライセンス情報の発行を要求するライセンス要求手段と、前記ライセンス管理サーバから、前記ライセンス情報を受信する受信手段と、指定された前記複数の画像形成装置それぞれに、受信した前記ライセンス情報を送信して、前記複数の画像形成装置に前記ソフトウェアの有効化を要求する有効化要求手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、ライセンス管理サーバと接続された情報処理装置と接続された画像形成装置において、前記情報処理装置から、ソフトウェアの使用権を示す情報であって、使用が許諾された前記複数の画像形成装置それぞれに固有の複数の機器固有情報を含むライセンス情報を受信する受信手段と、受信した前記ライセンス情報に含まれた前記複数の機器固有情報に、自装置の機器固有情報が含まれているか否かを判定する判定手段と、自装置の機器固有情報が含まれていると判定された場合、前記ライセンス情報に基づいてソフトウェアの有効化処理を行う有効化処理手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、複数の画像形成装置と接続された情報処理装置と接続されたライセンス管理サーバで実行されるライセンス管理方法において、前記ライセンス管理サーバは、ソフトウェアに固有のソフトウェア識別情報と、該ソフトウェアのライセンスの許諾状況とを対応付けたライセンス管理情報を記憶する記憶手段を備え、受信手段が、前記情報処理装置から、有効化を所望するソフトウェアの前記ソフトウェア識別情報と、前記ソフトウェアの有効化対象である複数の画像形成装置それぞれに固有の複数の機器固有情報とが指定された、複数の画像形成装置に対するソフトウェアの使用権を示すライセンス情報の発行の要求を受信する受信ステップと、ライセンス情報生成手段が、前記ライセンス情報の要求を受信した場合、指定された前記ソフトウェア識別情報と、指定された前記複数の機器固有情報と、前記記憶手段に記憶された前記ライセンス管理情報とに基づいて、前記ライセンス情報を生成するライセンス情報生成ステップと、送信手段が、前記情報処理装置に、生成された前記ライセンス情報を送信する送信ステップと、を含むことを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、受信手段が、情報処理装置から、有効化を所望するソフトウェアの前記ソフトウェア識別情報と、前記ソフトウェアの有効化対象である複数の画像形成装置それぞれに固有の複数の機器固有情報とが指定された、複数の画像形成装置に対するソフトウェアの使用権を示すライセンス情報の発行の要求を受信する受信ステップと、ライセンス情報生成手段が、前記ライセンス情報の要求を受信した場合、指定された前記ソフトウェア識別情報と、指定された前記複数の機器固有情報と、記憶手段に記憶された前記ソフトウェア識別情報と該ソフトウェアのライセンスの許諾状況とを対応付けたライセンス管理情報とに基づいて、前記ライセンス情報を生成するライセンス情報生成ステップと、送信手段が、前記情報処理装置に、生成された前記ライセンス情報を送信する送信ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、ライセンス管理サーバがソフトウェアの有効化を所望する複数の画像形成装置に対してライセンス情報を発行する際に、画像形成装置ごとにライセンス情報を発行しなくとも、一回のライセンス要求に対して複数の画像形成装置のライセンス情報を発行することで、ライセンス管理サーバにおける処理を少なくして、負荷を軽減できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】図1は、実施の形態1にかかるライセンス管理システムの構成を示す概要図である。
【図2】図2は、ライセンス管理サーバのハードウェア構成図である。
【図3】図3は、ライセンス管理情報の一例を示す模式図である。
【図4】図4は、ライセンス管理情報の他の一例を示す模式図である。
【図5】図5は、実施の形態1にかかるライセンス管理サーバのソフトウェア構成図である。
【図6】図6は、ライセンスファイルの一例を示す模式図である。
【図7】図7は、実施の形態1にかかる情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図8】図8は、実施の形態1の複合機の構成を示すブロック図である。
【図9】図9は、実施の形態1にかかる複合機のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図10】図10は、実施の形態1にかかるライセンスの発行処理の流れを示すシーケンス図である。
【図11】図11は、実施の形態1にかかるライセンス管理サーバにおけるライセンスファイル発行処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】図12は、実施の形態1にかかる複合機におけるソフトウェアの有効化処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】図13は、実施の形態1の変形例にかかるライセンスの発行処理の流れを示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるライセンス管理システム、ライセンス管理サーバ、情報処理装置、画像形成装置、ライセンス管理方法、およびライセンス管理プログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。以下の実施の形態においては、本発明における画像形成装置を、コピー、ファックス、プリンタなどの複数の機能を一つの筐体に収納した複合機(MFP:Multi Function Peripherals)に適用した例を示すが、これに限定されることなく、ソフトウェアをインストール可能な複写機、ファクシミリ装置、スキャナ装置等の装置であれば本発明を適用することができる。
【0016】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかるライセンス管理システムの構成を示す概要図である。図1に示すように、ライセンス管理システムは、情報処理装置200と、ライセンス管理サーバ300と、ソフトウェア配信サーバ400とが、インターネットなどのネットワーク80を介して接続されている。そして、情報処理装置200とネットワーク80との間には、ファイアウォール90が設けられている。また、情報処理装置200は、複数の複合機100a、100b、100c(以下、特定しない複合機を単に複合機100と称する。)が接続されている。
【0017】
ファイアウォール90は、インターネットなどの外部ネットワークを通じて情報処理装置200に侵入した第三者により不正が行われないように、外部との境界を流れるデータを監視し、不正なアクセスを検出・遮断する。
【0018】
複合機100a、100b、100cは、コピー、ファックス、プリンタなどの複数の機能を備えた装置であって、LAN(Local Area Network)などのローカルネットワークにより情報処理装置200に接続されている。この複合機100a、100b、100cには、複合機に固有のユニークな情報である機器固有情報mfp00001、mfp00002、mfp00003がそれぞれ付与されており、該情報はメモリ等の記録媒体で保持している。また、本実施の形態のライセンス管理システムでは、3台の複合機100a、100b、100cが接続されているが、これに限定されることなく、1台、2台、または4台以上の複合機を接続した構成としてもよい。
【0019】
ソフトウェア配信サーバ400は、複合機100において利用されるソフトウェアを保持しており、該ソフトウェアを、情報処理装置200を介して複合機100に提供する装置である。
【0020】
ライセンス管理サーバ300は、ソフトウェア配信サーバ400から提供され、複合機100にインストールされるソフトウェアのライセンス(利用権)を、情報処理装置200を介して管理する装置である。
【0021】
情報処理装置200は、ソフトウェア配信サーバ400およびライセンス管理サーバ300と、複合機100a、100b、100cとの間で行われる処理を仲介する装置である。具体的には、ソフトウェア配信サーバ400が提供するソフトウェアを複合機100a、100b、100cに送信したり、ライセンス管理サーバ300が管理するソフトウェアのライセンスファイルを要求して、複合機100a、100b、100cに送信する。ここで、ライセンスファイルとは、1または複数の複合機に対するソフトウェアのライセンス許諾を示すものであり、詳細は後述する。
【0022】
図2は、ライセンス管理サーバのハードウェア構成図である。図2に示すように、ライセンス管理サーバ300は、CPU(Central Processing Unit)301と、メモリ302と、記憶部303と、通信部304とが、バス305を介して接続されている。
【0023】
CPU301は、ライセンス管理サーバ300の処理全体を統括し、メモリ302や記憶部303、通信部304にアクセスしながら、記憶部303に保持されたプログラムに従って、後述するような各部の機能によって各種演算処理を行う。
【0024】
メモリ302は、一時的な記憶領域が設けられており、CPU301が各種演算処理を行うにあたって一時的に必要なデータを保持する記録媒体である。
【0025】
記憶部303は、永続的な記憶領域が設けられており、各種プログラムやデータを保持するHDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体である。具体的には、記憶部303は、ライセンス管理情報を保持している。ライセンス管理情報とは、ソフトウェアに対応するプロダクトキーと該ソフトウェアのライセンスの許諾状況とを対応付けた情報である。図3は、ライセンス管理情報の一例を示す模式図である。図3に示すように、プロダクトキー331と、プロダクトID332と、未発行ライセンス数333と、発行済みライセンス数334と、機器固有情報335とが対応付けられている。
【0026】
プロダクトキー331は、ソフトウェアに付属している各パッケージ固有の番号であり、利用者がライセンスファイルの発行を受けるために必要なキーである。利用者はプロダクトキー331を用いてライセンスファイルの発行を受けることで、ソフトウェアを利用できるようになる。図3に示すように、本実施の形態では、利用者は既にソフトウェア販売元からライセンスを購入してプロダクトキー「222‐333‐555」が発行され、ライセンス管理サーバ300へ登録されているものとする。
【0027】
プロダクトID332は、ソフトウェアと一対一で対応付けられた識別子のことである。図3では、プロダクトキー331によって利用することができるソフトウェアを示している。具体的には、プロダクトキー「222‐333‐555」によりプロダクトID「123456」のソフトウェアを利用できる。ここで、本実施の形態では、プロダクトIDを1つとしているが、これに限定されることなく、プロダクトIDが複数対応付けられて指定されていてもよい。つまり、1つのプロダクトキーによって利用できるソフトウェアが複数あってもよい。
【0028】
未発行ライセンス数333は、プロダクトキー331によってソフトウェアを利用できる複合機100の台数の上限を示している。図3では、未発行ライセンス数は4なので、プロダクトキー「222‐333‐555」によって、最大4台の複合機100でソフトウェアを利用することができることになる。
【0029】
発行済みライセンス数334は、プロダクトキー331によってソフトウェアを利用している複合機100の台数を示している。図3では、発行済みライセンス数は0であるため、プロダクトキー「222‐333‐555」によってソフトウェアを利用している複合機100はないことになる。
【0030】
機器固有情報335は、プロダクトキー331によってソフトウェアを利用している複合機100の機器固有情報を示している。つまり、プロダクトキー331が同じであれば、発行済みライセンス数334と機器固有情報335の数は一致することになる。図3では、発行済みライセンス数334は0なので、機器固有情報335も保存されていない。
【0031】
このようなライセンス管理情報の構成は一例であるため、これらに限定されることはなく、上記以外の情報も保持することができる。例えば、複数のライセンスの契約形態がある場合はその情報を、ライセンスに有効期限がある場合はその情報を保持することができる。
【0032】
図4は、ライセンス管理情報の他の一例を示す模式図である。プロダクトキー「222‐333‐555」によって発行されたライセンスファイルを3台の複合機100a、100b、100cに適用した場合、図4に示すように、ライセンス管理情報の機器固有情報335には、複合機100a、100b、100cそれぞれの機器固有情報「mfp00001」「mfp00002」「mfp00003」が保持されている。そして、3つのライセンスファイルが発行されたため、未発行ライセンス数333は、4から1へ変化し、発行済みライセンス数334は0から3に変化している。
【0033】
図2に戻って、通信部304は、ネットワーク80を介して接続された他の機器と通信を行うインターフェースである。
【0034】
図5は、実施の形態1にかかるライセンス管理サーバのソフトウェア構成図である。図5に示すように、ライセンス管理サーバ300は、受信部311と、判定部312と、ライセンスファイル生成部313と、送信部314とを主に備えている。
【0035】
受信部311は、情報処理装置200から、利用者が購入して指定した、有効化を所望するソフトウェアに対応するプロダクトキーと、利用者が該ソフトウェアの有効化対象の複数の複合機100それぞれに固有の複数の機器固有情報とが指定されたライセンスファイルの発行要求を受信する。
【0036】
判定部312は、受信部311により受信したライセンスファイルの発行要求において指定されたプロダクトキーが含まれたライセンス管理情報が記憶部303に記憶されているか否かを判定する。
【0037】
また、判定部312は、指定されたプロダクトキーが含まれたライセンス管理情報が記憶されていた場合に、当該ライセンス管理情報における未発行ライセンス数が足りているか否かを判断する。つまり、判定部312は、受信部311により受信したライセンスファイルの発行要求において指定された複数の複合機100の機器固有情報の数が、当該ライセンス管理情報における未発行ライセンス数以下であるか否かを判定する。
【0038】
ライセンスファイル生成部313は、受信部311によりライセンスファイルの発行要求を受信した場合、指定されたプロダクトキーと、指定された複数の複合機100の機器固有情報と、記憶部303に記憶されたライセンス管理情報とに基づいて、ライセンスファイルを生成する。
【0039】
具体的には、ライセンスファイル生成部313は、受信部311によりライセンスファイルの発行要求を受信した場合に、判定部311により指定されたプロダクトキーが含まれていると判定され、さらに判定部311により指定された複数の複合機100の機器固有情報の数が、取得したライセンス管理情報における未発行ライセンス数以下であると判定されたライセンス管理情報を抽出し、抽出したライセンス管理情報に含まれているプロダクトキーに対応するプロダクトIDを取得し、取得したプロダクトIDと指定された複数の機器固有情報とを対応付けたライセンスファイルを生成する。また、ライセンスファイル生成部313は、ライセンスファイルを生成する際に、指定された複数の機器固有情報すなわち、ライセンスファイルに含めた機器固有情報を、記憶部303に記憶されているライセンス管理情報に保存する。
【0040】
図6は、ライセンスファイルの一例を示す模式図である。図6に示すように、ライセンスファイル生成部313により生成されたライセンスファイルは、プロダクトID「123456」に、複数の機器固有情報「mfp00001」「mfp00002」「mfp00003」が対応付けられている。このライセンスファイルでは、プロダクトID「123456」の示すソフトウェアを適用できる複合機の機器固有情報「mfp00001」「mfp00002」「mfp00003」が示されている。つまり、これらの機器固有情報のいずれかを保持する複合機でなければ、ライセンスファイルを適用することができない。
【0041】
このようなライセンスファイルの構成は一例であるため、これに限定されることはなく、上記以外の情報も保持することができる。例えば、複数のライセンスの契約形態がある場合はその情報を、ライセンスに有効期限がある場合はその情報を保持することができる。
【0042】
また、ライセンスファイル生成部313は、指定されたプロダクトキーが含まれたライセンス管理情報が記憶部303に記憶されていないと判定された場合、および指定されたプロダクトキーが含まれているライセンス管理情報に、指定された複数の機器固有情報の数が未発行ライセンス数より多いと判定された場合、ライセンスファイルを生成しない。
【0043】
図5に戻り、送信部314は、ライセンスファイル生成部313により生成されたライセンスファイルを、情報処理装置200に送信する。また、送信部314は、指定されたプロダクトキーが含まれたライセンス管理情報が記憶部303に記憶されていないと判定された場合に、指定された複数の機器固有情報を含むライセンスファイルの発行ができない旨を、情報処理装置200に通知する。また、送信部314は、指定された複数の機器固有情報の数が未発行ライセンス数より多いと判定された場合にも、指定された複数の機器固有情報を含むライセンスファイルの発行ができない旨を、情報処理装置200に通知する。
【0044】
次に、情報処理装置200の構成について説明する。図7は、実施の形態1にかかる情報処理装置の構成を示すブロック図である。図7に示すように、情報処理装置200は、入力装置201と表示装置202とが接続されており、HDD220と、入力受付部211と、受信部212と、固有情報要求部213と、ライセンス要求部214と、有効化要求部215と、送信部216と、表示制御部217とを主に備えている。
【0045】
入力装置201は、マウス、トラックボールやトラックパッドなどのポインティングデバイスやキーボード等であり、利用者が情報処理装置200に対して入力を行う装置である。表示装置202は、文字や画像等の情報を表示するディスプレイ装置である。HDD220は、情報処理装置200で実行されるプログラムを記憶する記憶媒体である。
【0046】
入力受付部211は、入力装置201から入力された入力を受付ける。本実施の形態では、入力受付部211は、利用者が購入して指定した、有効化を所望するソフトウェアに対応するプロダクトキーの入力を受付ける。また、入力受付部211は、入力を受付けたプロダクトキーに対応するソフトウェアをインストールして有効化する対象の複数の複合機100の指定の入力を受付ける。
【0047】
固有情報要求部213は、入力受付部211によって受付けた、利用者により指定された複数の複合機100それぞれに対して、複合機の機器固有情報を要求する。
【0048】
受信部212は、ソフトウェア配信サーバ400から複合機100にインストールするソフトウェアを受信する。利用者により指定された複数の複合機100それぞれから、複数の複合機100の機器固有情報を受信する。また、受信部212は、ライセンス管理サーバ300から、生成されたライセンスファイル、または指定された複数の機器固有情報を含むライセンスファイルの発行ができない旨の通知を受信する。また、受信部212は、利用者により指定された複数の複合機100それぞれから、ライセンスファイルに基づくソフトウェアの有効化処理が成功したか否かを示す有効化可否の通知を受信する。
【0049】
ライセンス要求部214は、ライセンス管理サーバ300に、利用者により指定されたプロダクトキーと複数の複合機100それぞれから受信した複数の機器固有情報とを指定して、ライセンスファイルの発行を要求する。
【0050】
有効化要求部215は、利用者により指定された複数の複合機100それぞれに、ライセンス管理サーバ300から受信したライセンスファイルを送信して、複数の複合機100にソフトウェアの有効化を要求する。
【0051】
送信部216は、ソフトウェア配信サーバ400から受信したソフトウェアを複合機100に送信する。
【0052】
表示制御部217は、受信部212により受信した有効化可否の通知を表示装置202に視認可能な状態で表示する。
【0053】
次に、本実施の形態にかかる複合機100の全体の機能的構成について説明する。図8は、実施の形態1の複合機の構成を示すブロック図である。図8に示すように、複合機100は、白黒レーザプリンタ(B&W LP)101と、カラーレーザプリンタ(Color LP)102と、HDD103と、スキャナ、ファクシミリ、メモリなどのハードウェアリソース104、ネットワークインタフェース(通信I/F)105を有するとともに、プラットホーム120と、アプリケーション130とから構成されるソフトウェア群110とを備えている。
【0054】
プラットホーム120は、アプリケーションからの処理要求を解釈してハードウェア資源の獲得要求を発生させるコントロールサービスと、一または複数のハードウェア資源の管理を行い、コントロールサービスからの獲得要求を調停するシステムリソースマネージャ(SRM)123と、汎用OS121とを有する。
【0055】
コントロールサービスは、複数のサービスモジュールから形成され、SCS(システムコントロールサービス)122と、ECS(エンジンコントロールサービス)124と、MCS(メモリコントロールサービス)125と、OCS(オペレーションパネルコントロールサービス)126と、FCS(ファックスコントロールサービス)127と、NCS(ネットワークコントロールサービス)128と、NRS(ニューリモートサービス)129と、アプリインストール制御サービス131と、から構成される。このプラットホーム120は、あらかじめ定義された関数により前記アプリケーション130から処理要求を受信可能とするアプリケーションプログラムインタフェース(API)を有する。
【0056】
汎用OS121は、UNIX(登録商標)などの汎用オペレーティングシステムであり、プラットホーム120並びにアプリケーション130の各ソフトウェアをそれぞれプロセスとして並列実行する。
【0057】
SRM123のプロセスは、SCS122とともにシステムの制御およびリソースの管理を行うものである。SRM123のプロセスは、スキャナ部やプリンタ部などのエンジン、メモリ、HDDファイル、ホストI/O(セントロI/F、ネットワークI/F、IEEE1394 I/F、RS232C I/Fなど)のハードウェア資源を利用する上位層からの要求にしたがって調停を行い、実行制御する。
【0058】
具体的には、このSRM123は、要求されたハードウェア資源が利用可能であるか(他の要求により利用されていないかどうか)を判断し、利用可能であれば要求されたハードウェア資源が利用可能である旨を上位層に伝える。また、SRM123は、上位層からの要求に対してハードウェア資源の利用スケジューリングを行い、要求内容(例えば、プリンタエンジンにより紙搬送と作像動作、メモリ確保、ファイル生成など)を直接実施している。
【0059】
SCS122のプロセスは、アプリ管理、操作部制御、システム画面表示、LED表示、リソース管理、割り込みアプリ制御などを行う。
【0060】
ECS124のプロセスは、白黒レーザプリンタ(B&W LP)101、カラーレーザプリンタ(Color LP)102、スキャナ、ファクシミリなどからなるハードウェアリソース104のエンジンの制御を行う。
【0061】
MCS125のプロセスは、画像メモリの取得および解放、ハードディスク装置(HDD)の利用、画像データの圧縮および伸張などを行う。
【0062】
FCS127のプロセスは、システムコントローラの各アプリ層からPSTN/ISDN網を利用したファクシミリ送受信、BKM(バックアップSRAM)で管理されている各種ファクシミリデータの登録/引用、ファクシミリ読みとり、ファクシミリ受信印刷、融合送受信を行うためのAPIを提供する。
【0063】
NCS128のプロセスは、ネットワークI/Oを必要とするアプリケーションに対して共通に利用できるサービスを提供するためのプロセスであり、ネットワーク側から各プロトコルによって受信したデータを各アプリケーションに振り分けたり、アプリケーションからデータをネットワーク側に送信する際の仲介を行う。
【0064】
本実施の形態では、NCS128のプロセスは、情報処理装置200から、機器固有情報の要求を受信し、自身の複合機に付与された機器固有情報を情報処理装置200に送信する。また、情報処理装置200から、ライセンスファイルを受信することで、ソフトウェアの有効化要求を受付ける。また、受信したライセンスファイルに基づいて行ったソフトウェアの有効化処理が成功した場合は、ソフトウェアの有効化処理が成功した旨を、情報処理装置200に通知する。一方、受信したライセンスファイルに自装置の機器固有情報が含まれていないと判定された場合、ライセンスファイルが不適切であり、ソフトウェアの有効化処理が失敗した旨を、情報処理装置200に通知する。
【0065】
OCS126のプロセスは、オペレータ(利用者)と本体制御間の情報伝達手段となるオペレーションパネル(操作パネル)910の制御を行う。OCS126は、オペレーションパネルからキー押下(またはタッチ操作)をキーイベントとして取得し、取得したキーに対応したキーイベント関数をSCS122に送信するOCSプロセスの部分と、アプリケーション130またはコントロールサービスからの要求によりオペレーションパネルに各種画面を描画出力する描画関数やその他オペレーションパネルに対する制御を行う関数などがあらかじめ登録されたOCSライブラリの部分とから構成される。このOCSライブラリは、アプリケーション130およびコントロールサービスの各モジュールにリンクされて実装されている。なお、OCS126のすべてをプロセスとして動作させるように構成しても良く、あるいはOCS126のすべてをOCSライブラリとして構成しても良い。
【0066】
アプリインストール制御サービス131は、NCS128のプロセスにより受信したライセンスファイルに含まれた複数の機器固有情報に、自装置の機器固有情報が含まれているか否かを判定する。また、ライセンスファイルに自装置の機器固有情報が含まれていると判定された場合、ライセンスファイルに含まれているプロダクトIDのソフトウェアの有効化処理を行う。
【0067】
NRS129のプロセスは、ネットワークを介してデータを送受信する際のデータの変換を行う等のネットワークを介した機器遠隔管理に関する機能及びスケジューラ機能を有している。
【0068】
アプリケーション130は、ページ記述言語(PDL)、PCLおよびポストスクリプト(PS)を有するプリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリ111と、コピー用アプリケーションであるコピーアプリ112と、ファクシミリ用アプリケーションであるファックスアプリ113と、スキャナ用アプリケーションであるスキャナアプリ114と、ネットワークファイル用アプリケーションであるネットファイルアプリ115と、工程検査用アプリケーションである工程検査アプリ116と、インターネットに接続されたPC等のクライアント端末に対してWEBサーバ(httpサーバ)として動作し、クライアント端末上で動作するWEBブラウザに各種画面を表示するWEBアプリ117とを有している。
【0069】
アプリケーション130の各プロセス、コントロールサービスの各プロセスは、関数呼び出しとその戻り値送信およびメッセージの送受信によってプロセス間通信を行いながら、コピー、プリンタ、スキャナ、ファクシミリなどの画像形成処理にかかるユーザサービスを実現している。
【0070】
このように、実施の形態1にかかる複合機100には、複数のアプリケーション130および複数のコントロールサービスが存在し、いずれもプロセスとして動作している。そして、これらの各プロセス内部には、一または複数のスレッドが生成されて、スレッド単位の並列実行が行われる。そして、コントロールサービスがアプリケーション130に対し共通サービスを提供しており、このため、これらの多数のプロセスが並列動作、およびスレッドの並列動作を行って互いにプロセス間通信を行って協調動作をしながら、コピー、プリンタ、スキャナ、ファクシミリなどの画像形成処理にかかるユーザサービスを提供するようになっている。
【0071】
また、複合機100には、複合機100の顧客、サードベンダなどの第三者がコントロールサービス層の上のアプリケーション層に外部アプリ172を開発して搭載することが可能となっている。この外部アプリ172は、情報処理装置200から受信したソフトウェアであり、アプリインストール制御サービス131によりインストールされる。
【0072】
なお、実施の形態1にかかる複合機100では、複数のアプリケーション130のプロセスと複数のコントロールサービスのプロセスとが動作しているが、アプリケーション130とコントロールサービスのプロセスがそれぞれ単一の構成とすることも可能である。また、各アプリケーション130は、アプリケーションごとに追加または削除することができる。すなわち、上述したように、外部アプリ172をインストール可能であり、かつアンインストールも可能となっている。
【0073】
次に、複合機100のハードウェア構成について説明する。図9は、実施の形態1にかかる複合機のハードウェア構成を示すブロック図である。本図に示すように、この複合機100は、コントローラ10とエンジン部(Engine)60とをPCI(Peripheral Component Interface)バスで接続した構成となる。コントローラ10は、複合機100全体の制御と描画、通信、図示しない操作部からの入力を制御するコントローラである。エンジン部60は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジンなどであり、たとえば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、スキャナまたはファックスユニットなどである。なお、このエンジン部60には、プロッタなどのいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。
【0074】
コントローラ10は、CPU11と、ノースブリッジ(NB)13と、システムメモリ(MEM−P)12と、サウスブリッジ(SB)14と、ローカルメモリ(MEM−C)17と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)16と、ハードディスクドライブ(HDD)18とを有し、ノースブリッジ(NB)13とASIC16との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス15で接続した構成となる。また、MEM−P12は、ROM(Read Only Memory)12aと、RAM(Random Access Memory)12bと、をさらに有する。
【0075】
CPU11は、複合機100の全体制御をおこなうものであり、NB13、MEM−P12およびSB14からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
【0076】
NB13は、CPU11とMEM−P12、SB14、AGP15とを接続するためのブリッジであり、MEM−P12に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
【0077】
MEM−P12は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM12aとRAM12bとからなる。ROM12aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM12bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
【0078】
SB14は、NB13とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB14は、PCIバスを介してNB13と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインタフェース(I/F)部なども接続される。
【0079】
ASIC16は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGP15、PCIバス、HDD18およびMEM−C17をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC16は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC16の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C17を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部60との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC16には、PCIバスを介してFCU(Facsimile Control Unit)30、USB(Universal Serial Bus)40、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics engineers 1394)インターフェース50が接続される。操作表示部20はASIC16に直接接続されている。
【0080】
MEM−C17は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD18は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
【0081】
AGP15は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P12に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
【0082】
以上のように構成されたライセンス管理システムにおけるライセンスの発行処理ついて説明する。図10は、実施の形態1にかかるライセンスの発行処理の流れを示すシーケンス図である。
【0083】
まず、情報処理装置200は、利用者Pにより、有効化に用いるプロダクトキーと有効化対象の複合機を1台以上の指定とを受付けることで、ソフトウェアの有効化要求を受付ける(ステップS10)。ここでは、有効化対象の複合機として、複合機100a、100b、100cの3台の複合機を指定するものとする。
【0084】
次に、情報処理装置200は、利用者Pにより指定された複合機100a、100b、100cそれぞれに対して、複合機それぞれの機器固有情報を要求する(ステップS11)。機器固有情報の要求を受信した複合機100a、100b、100cそれぞれは、自身の装置の機器固有情報を情報処理装置200に送信する(ステップS12)。
【0085】
そして、複合機100a、100b、100cの機器固有情報を受信した情報処理装置200は、利用者により指定されたプロダクトキーと複合機100a、100b、100cそれぞれから受信した複数の機器固有情報とを指定して、ライセンス管理サーバ300に、ライセンスファイルの発行要求をする(ステップS13)。
【0086】
ライセンスファイルの発行要求を受付けたライセンス管理サーバ300は、指定されたプロダクトキーと複合機100a、100b、100cの機器固有情報と、ライセンス管理情報とに基づいて、ライセンスファイルを生成し、生成したライセンスファイルを情報処理装置200に送信する(ステップS14)。このライセンスファイルは、ライセンスの発行要求において指定した機器固有情報を保持する複合機、つまり複合機100a、100b、100cに対して適用できる。
【0087】
ライセンスファイルを受信した情報処理装置200は、複合機100a、100b、100cそれぞれにライセンスファイルを送信して、複合機100a、100b、100cにソフトウェアの有効化要求をする(ステップS15)。ライセンスファイルを受信した複合機100a、100b、100cそれぞれは、該ライセンスファイルに基づきソフトウェアの有効化処理を行い、ソフトウェアの有効化が成功したか否かの有効化可否を通知する(ステップS16)。該通知を受信した情報処理装置200は、該通知が示す有効化の可否を、表示装置202に表示することにより、利用者Pにその旨を通知する(ステップS17)。
【0088】
以上が、ライセンス管理システムにおけるライセンスの発行処理の概要である。以下では、ライセンス管理サーバ300のライセンスの発行処理におけるステップS13、14の処理についてさらに詳細に説明する。図11は、実施の形態1にかかるライセンス管理サーバにおけるライセンスファイル発行処理の流れを示すフローチャートである。
【0089】
まず、受信部311は、情報処理装置200から、プロダクトキーと複数の機器固有情報とが指定されたライセンスファイルの発行要求を受信する(ステップS30)。判定部312は、受信部311により受信したプロダクトキー、すなわち指定されたプロダクトキーが含まれたライセンス管理情報が記憶部303に記憶されているか否かを判定する(ステップS31)。指定されたプロダクトキーが含まれたライセンス管理情報が記憶されていない場合(ステップS31:No)、送信部314は、指定された複数の機器固有情報を含むライセンスファイルの発行ができない旨を情報処理装置200に通知する(ステップS37)。
【0090】
一方、指定されたプロダクトキーが含まれたライセンス管理情報が記憶されていた場合(ステップS31:Yes)、判定部312は、受信部311により受信した複合機100a、100b、100cの機器固有情報の数、すなわち指定された複合機100a、100b、100cの機器固有情報の数が、当該ライセンス管理情報における未発行ライセンス数以下であるか否かを判定する(ステップS32)。機器固有情報の数が、当該ライセンス管理情報における未発行ライセンス数より多い場合(ステップS32:No)、送信部314は、指定された複数の機器固有情報を含むライセンスファイルの発行ができない旨を情報処理装置200に通知する(ステップS37)。
【0091】
一方、機器固有情報の数が、当該ライセンス管理情報における未発行ライセンス数以下である場合(ステップS32:Yes)、ライセンスファイル生成部313は、指定されたプロダクトキーが含まれているライセンス管理情報を抽出し、抽出したライセンス管理情報に含まれているプロダクトキーに対応するプロダクトIDを取得する(ステップS33)。ライセンスファイル生成部313は、指定された複数の機器固有情報をライセンス管理情報に保存する(ステップ34)。
【0092】
そして、ライセンスファイル生成部313は、取得したプロダクトIDと指定された複数の機器固有情報とを対応付けたライセンスファイルを生成する(ステップS35)。次に、送信部314は、生成されたライセンスファイルを情報処理装置200に送信する(ステップS36)。
【0093】
次に、以下では、図10におけるライセンス管理サーバ300のライセンスの発行処理におけるステップS15、16の処理についてさらに詳細に説明する。図12は、実施の形態1にかかる複合機におけるソフトウェアの有効化処理の流れを示すフローチャートである。
【0094】
まず、NCS128は、情報処理装置200からライセンスファイルを受信する(ステップS50)。アプリインストール制御サービス131は、受信したライセンスファイルに含まれた複数の機器固有情報に、自装置の機器固有情報が含まれているか否かを判定する(ステップS51)。自装置の機器固有情報が含まれていない場合(ステップS51:No)、NCS128は、受信したライセンスファイルは自装置に不適切であり、ソフトウェアの有効化処理が失敗した旨を、情報処理装置200に通知する(ステップS54)。
【0095】
一方、自装置の機器固有情報が含まれている場合(ステップS51:Yes)、アプリインストール制御サービス131は、ライセンスファイルに含まれているプロダクトIDのソフトウェアの有効化処理を行う(ステップS52)。そして、NCS128は、受信したライセンスファイルに基づくソフトウェアの有効化処理が成功した旨を、情報処理装置200に通知する(ステップS53)。
【0096】
このように、本実施の形態1にかかるライセンス管理システムでは、ソフトウェアの有効化を所望する複数の複合機100に対してのライセンスファイルを発行する際、ライセンス管理サーバ300は、複合機ごとにライセンスファイルを発行しなくとも、一回のライセンス発行要求を受け、複数の複合機に対するライセンスファイルを発行する。具体的には、情報処理装置200がプロダクトキーと複数の複合機100に対応する複数の機器固有情報とをライセンス管理サーバ300に送信してライセンスの発行要求を行い、ライセンス管理サーバ300は、受信した複数の機器固有情報を含むライセンスファイルを生成して、生成したライセンスファイルを情報処理装置200に送信し、情報処理装置200が受信したライセンスファイルを複数の複合機それぞれに送信する。従って、ライセンス管理サーバ300における処理を少なくして、ライセンス管理サーバ300の負荷を軽減することができる。
【0097】
(実施の形態1の変形例)
実施の形態1では、情報処理装置が利用者からの有効化を所望するソフトウェアに対応するプロダクトキーの入力、およびソフトウェアをインストールして有効化する対象の複数の複合機の指定の入力を受付けてライセンスファイル発行処理を行っている。これに対し、本変形例では、情報処理装置とネットワークを介して接続されたPCにソフトウェアの販売サイト等を表示して、該サイトから利用者からのプロダクトキーの入力、および複数の複合機の指定の入力を受付け、情報処理装置に送信する構成となっている。従って、情報処理装置は、直接利用者からの入力処理は受付けず、ライセンス管理サーバおよびソフトウェア配信サーバとの間での各種処理を行い、複数の複合機を管理する。
【0098】
そのような場合、ライセンス管理システムにおけるライセンスの発行処理は以下のようになる。図13は、実施の形態1の変形例にかかるライセンスの発行処理の流れを示すシーケンス図である。
【0099】
ここでは、利用者と情報処理装置200との間に、PC500を設けた構成となっている。まず、PC500は、利用者Pにより、有効化に用いるプロダクトキーと有効化対象の複合機を1台以上の指定とを受付けることで、ソフトウェアの有効化要求を受付ける(ステップS70)。ここでは、実施の形態1と同様に、有効化対象の複合機として、複合機100a、100b、100cの3台の複合機を指定するものとする。
【0100】
次に、PC500は、利用者Pにより指定されたプロダクトキーと複合機100a、100b、100cを指定して、ソフトウェアの有効化要求を情報処理装置200に送信する(ステップS71)。そして、情報処理装置200は、複合機100a、100b、100cそれぞれに対して、複合機それぞれの機器固有情報を要求する(ステップS72)。以下、複合機100a、100b、100cから情報処理装置200への機器固有情報の送信から、複合機100a、100b、100cから情報処理装置200への有効化可否を通知までの処理(ステップS73〜77)は、実施の形態1と同様であるため省略する(ステップS12〜16)。
【0101】
複合機100a、100b、100cから有効化可否の通知を受信した情報処理装置200は、該有効化可否の通知をPC500に送信する(ステップS78)。そして、有効化可否の通知を受信したPC500は、該通知が示す有効化の可否を、表示装置等に表示することにより、利用者Pにその旨を通知する(ステップS79)。
【0102】
このように、本実施の形態1の変形例にかかるライセンス管理システムでは、ソフトウェアの有効化を所望する複数の複合機100に対してのライセンスファイルを発行する際、ライセンス管理サーバ300は、複合機ごとにライセンスファイルを発行しなくとも、一回のライセンス発行要求を受け、複数の複合機に対するライセンスファイルを発行する。従って、ライセンス管理サーバ300における処理を少なくして、ライセンス管理サーバ300の負荷を軽減することができる。また、PC500を介して情報処理装置200にライセンス発行要求を行うことで、利用者がポータルサイトなどからライセンスファイルの発行を行うことができる。
【0103】
なお、実施の形態1のライセンス管理サーバで実行されるライセンス管理プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
【0104】
実施の形態1のライセンス管理サーバで実行されるライセンス管理プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
【0105】
さらに、実施の形態1のライセンス管理サーバで実行されるライセンス管理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、実施の形態1のライセンス管理サーバで実行されるライセンス管理プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0106】
実施の形態1のライセンス管理サーバで実行されるライセンス管理プログラムは、上述した各部(受信部311、判定部312、ライセンスファイル生成部313、送信部314)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMからライセンス管理プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、受信部311、判定部312、ライセンスファイル生成部313、送信部314が主記憶装置上に生成されるようになっている。
【0107】
なお、上記実施の形態では、複合機にアプリケーションのソフトウェアをインストールする構成について説明したが、これに限定されることはなく、アプリケーション以外のソフトウェアにも適用可能である。
【0108】
また、上記実施の形態では、情報処理装置200と、ソフトウェア配信サーバ400、ライセンス管理サーバ300とがインターネットなどのネットワーク80に接続され、情報処理装置200と複合機100とがLANなどのローカルネットワークに接続された構成となっているが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、情報処理装置200とソフトウェア配信サーバ400とライセンス管理サーバ300と複合機100とがインターネット等の単一のネットワークに接続されている構成としてもよい。
【符号の説明】
【0109】
80 ネットワーク
90 ファイアウォール
100(100a、100b、100c)複合機
104 ハードウェアリソース
105 ネットワークインタフェース(I/F)
110 ソフトウェア群
111 プリンタアプリ
112 コピーアプリ
113 ファックスアプリ
114 スキャナアプリ
115 ネットファイルアプリ
116 工程検査アプリ
117 WEBアプリ
120 プラットホーム
130 アプリケーション
131 アプリインストール制御サービス
172 外部アプリ
200 情報処理装置
201 入力装置
202 表示装置
211 入力受付部
212 受信部
213 固有情報要求部
214 ライセンス要求部
215 有効化要求部
216 送信部
217 表示制御部
300 ライセンス管理サーバ
301 CPU
302 メモリ
303 記憶部
304 通信部
305 バス
311 受信部
312 判定部
313 ライセンスファイル生成部
314 送信部
400 ソフトウェア配信サーバ
【先行技術文献】
【特許文献】
【0110】
【特許文献1】特開2008‐152399号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の画像形成装置と接続された情報処理装置と、該情報処理装置と接続されたライセンス管理サーバと、を備えたライセンス管理システムにおいて、
前記情報処理装置は、
前記ライセンス管理サーバに、有効化を所望するソフトウェアに固有のソフトウェア識別情報と、前記ソフトウェアの有効化対象である複数の画像形成装置それぞれに固有の複数の機器固有情報とを指定して、複数の画像形成装置に対するソフトウェアの使用権を示すライセンス情報の発行を要求するライセンス要求手段と、
前記ライセンス管理サーバから、前記ライセンス情報を受信する受信手段と、を備え、
前記ライセンス管理サーバは、
前記ソフトウェア識別情報と前記ソフトウェアのライセンスの許諾状況とを対応付けたライセンス管理情報を記憶する記憶手段と、
前記情報処理装置から、前記ライセンス情報の発行の要求を受信する受信手段と、
前記ライセンス情報の発行の要求を受信した場合、指定された前記ソフトウェア識別情報と、指定された前記複数の機器固有情報と、前記記憶手段に記憶された前記ライセンス管理情報とに基づいて、前記ライセンス情報を生成するライセンス情報生成手段と、
前記情報処理装置に、生成された前記ライセンス情報を送信する送信手段と、
を備えることを特徴とするライセンス管理システム。
【請求項2】
複数の画像形成装置と接続された情報処理装置と接続されたライセンス管理サーバにおいて、
ソフトウェアに固有のソフトウェア識別情報と、該ソフトウェアのライセンスの許諾状況とを対応付けたライセンス管理情報を記憶する記憶手段と、
前記情報処理装置から、有効化を所望するソフトウェアの前記ソフトウェア識別情報と、前記ソフトウェアの有効化対象である複数の画像形成装置それぞれに固有の複数の機器固有情報とが指定された、複数の画像形成装置に対するソフトウェアの使用権を示すライセンス情報の発行の要求を受信する受信手段と、
前記ライセンス情報の発行の要求を受信した場合、指定された前記ソフトウェア識別情報と、指定された前記複数の機器固有情報と、前記記憶手段に記憶された前記ライセンス管理情報とに基づいて、前記ライセンス情報を生成するライセンス情報生成手段と、
前記情報処理装置に、生成された前記ライセンス情報を送信する送信手段と、
を備えたことを特徴とするライセンス管理サーバ。
【請求項3】
前記ライセンス管理情報は、前記ソフトウェア識別情報ごとに、複数の画像形成装置に対するライセンスの許諾状況を対応付けており、
前記ライセンス情報生成手段は、指定された前記ソフトウェア識別情報ごとに取得した前記ライセンス管理情報から、指定された前記複数の機器固有情報を含む前記ライセンス情報を生成することを特徴とする請求項2に記載のライセンス管理サーバ。
【請求項4】
指定された前記ソフトウェア識別情報が含まれた前記ライセンス管理情報が前記記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段をさらに備え、
前記送信手段は、指定された前記ソフトウェア識別情報が含まれた前記ライセンス管理情報が前記記憶手段に記憶されていないと判定された場合、指定された前記複数の機器固有情報を含む前記ライセンス情報の発行ができない旨を、前記情報処理装置に通知することを特徴とする請求項3に記載のライセンス管理サーバ。
【請求項5】
前記ライセンス管理情報は、前記ソフトウェア識別情報ごとに、ライセンスの許諾状況である未発行のライセンス数を対応付けており、
前記判定手段は、指定された複数の機器固有情報の数が、前記ライセンス管理情報における未発行のライセンス数以下であるか否かを判定し、
前記送信手段は、指定された複数の機器固有情報の数が、前記ライセンス管理情報における未発行ライセンス数より多いと判定された場合、指定された前記複数の機器固有情報を含む前記ライセンス情報の発行ができない旨を、前記情報処理装置に通知することを特徴とする請求項4に記載のライセンス管理サーバ。
【請求項6】
複数の画像形成装置とライセンス管理サーバとに接続された情報処理装置において、
前記ライセンス管理サーバに、有効化を所望するソフトウェアに固有のソフトウェア識別情報と、前記ソフトウェアの有効化対象である複数の画像形成装置それぞれに固有の複数の機器固有情報とを指定して、複数の画像形成装置に対するソフトウェアの使用権を示すライセンス情報の発行を要求するライセンス要求手段と、
前記ライセンス管理サーバから、前記ライセンス情報を受信する受信手段と、
指定された前記複数の画像形成装置それぞれに、受信した前記ライセンス情報を送信して、前記複数の画像形成装置に前記ソフトウェアの有効化を要求する有効化要求手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項7】
ライセンス管理サーバと接続された情報処理装置と接続された画像形成装置において、
前記情報処理装置から、ソフトウェアの使用権を示す情報であって、使用が許諾された前記複数の画像形成装置それぞれに固有の複数の機器固有情報を含むライセンス情報を受信する受信手段と、
受信した前記ライセンス情報に含まれた前記複数の機器固有情報に、自装置の機器固有情報が含まれているか否かを判定する判定手段と、
自装置の機器固有情報が含まれていると判定された場合、前記ライセンス情報に基づいてソフトウェアの有効化処理を行う有効化処理手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
自装置の機器固有情報が含まれていないと判定された場合、前記ライセンス情報が不適切であり、前記有効化処理を失敗した旨を、前記情報処理装置に通知する送信手段をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
複数の画像形成装置と接続された情報処理装置と接続されたライセンス管理サーバで実行されるライセンス管理方法において、
前記ライセンス管理サーバは、
ソフトウェアに固有のソフトウェア識別情報と、該ソフトウェアのライセンスの許諾状況とを対応付けたライセンス管理情報を記憶する記憶手段を備え、
受信手段が、前記情報処理装置から、有効化を所望するソフトウェアの前記ソフトウェア識別情報と、前記ソフトウェアの有効化対象である複数の画像形成装置それぞれに固有の複数の機器固有情報とが指定された、複数の画像形成装置に対するソフトウェアの使用権を示すライセンス情報の発行の要求を受信する受信ステップと、
ライセンス情報生成手段が、前記ライセンス情報の要求を受信した場合、指定された前記ソフトウェア識別情報と、指定された前記複数の機器固有情報と、前記記憶手段に記憶された前記ライセンス管理情報とに基づいて、前記ライセンス情報を生成するライセンス情報生成ステップと、
送信手段が、前記情報処理装置に、生成された前記ライセンス情報を送信する送信ステップと、
を含むことを特徴とするライセンス管理方法。
【請求項10】
受信手段が、情報処理装置から、有効化を所望するソフトウェアの前記ソフトウェア識別情報と、前記ソフトウェアの有効化対象である複数の画像形成装置それぞれに固有の複数の機器固有情報とが指定された、複数の画像形成装置に対するソフトウェアの使用権を示すライセンス情報の発行の要求を受信する受信ステップと、
ライセンス情報生成手段が、前記ライセンス情報の要求を受信した場合、指定された前記ソフトウェア識別情報と、指定された前記複数の機器固有情報と、記憶手段に記憶された前記ソフトウェア識別情報と該ソフトウェアのライセンスの許諾状況とを対応付けたライセンス管理情報とに基づいて、前記ライセンス情報を生成するライセンス情報生成ステップと、
送信手段が、前記情報処理装置に、生成された前記ライセンス情報を送信する送信ステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2010−218465(P2010−218465A)
【公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−67093(P2009−67093)
【出願日】平成21年3月18日(2009.3.18)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】