説明

ラックの振れ止め金具

【課題】ラックの親桁内側に装着されるタイプの振れ止め金具において、施工後の外観を重視しながらラックの移動を確実に防止することができるラックの振れ止め金具を提供する。
【解決手段】下部屈曲片Q2の上面を押圧する押圧体10を設ける。該押圧体10を貫通する止着ボルト20を設ける。該止着ボルト20にネジ止めされチャンネル材の開口部P1内側に係止する中ナット40を設ける。止着ボルト20の緊締力で押圧体10がラックQの下部屈曲片Q2を圧着固定するように設ける。架台Pの長手方向に沿って配され、ラックQの下部屈曲片Q2の下に重合する連結体30を設ける。該連結体30の一端にラックQの親桁Q1の外側面に係止する係止部31を形成する。該連結体30と前記押圧体10とを連結する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に冷媒配管用として用いられるラックの振れ止め金具に係り、特に、施工後の外観を重視しながらラックの移動を確実に防止することができるラックの振れ止め金具に関する。
【背景技術】
【0002】
冷媒配管や電線材を収納するラックの中でも、屋上に設置されることが多い冷媒配管用のラックは、施工後の外観が重視される。そのため、この冷媒配管用のラックを固定する振れ止め金具は、ラックの親桁の内側に装着されるものが採用されている。
【0003】
図9乃至図11に、従来から使用されている振れ止め金具100を示している。この振れ止め金具100は、ラックQの親桁Q1下端部に屈曲された下部屈曲片Q2の上に重ね、この下部屈曲片Q2を圧着するタイプの振れ止め金具100である。すなわち、チャンネル材製の架台Pの上部開口部P1にラックQの親桁Q1を設置し、この親桁Q1の下部屈曲片Q2に振れ止め金具100を重ねて使用する(図11参照)。そして、振れ止め金具100を貫通する止着ボルト20と、架台Pの開口部P1内のリップ部P2に係止した中ナット40とをネジ止めすることで、ラックQの下部屈曲片Q2を振れ止め金具100で圧着固定するものである(図10参照)。
【0004】
ところが、従来の振れ止め金具100によると、ラックQの下部屈曲片Q2が振れ止め金具100で圧着されているだけなので、ラックQの横方向(図10の矢印方向)に加わる外力には極めて弱く、架台Pから簡単に外れてしまうおそれがあった。特に、屋上での設置が多い冷媒配管用のラックQなどは、多くの作業者等が触れ易い場所に設置されているので、天井裏などに設置される電線材用のラックQに比べて深刻な課題になっている。
【0005】
そこで、当出願人は先に、特許文献1に記載のラック用振れ止め金具を発明している。この振れ止め金具は、溝形鋼のフランジ上に載置するラックの下部屈曲片を固定するものである。すなわち、ラックの下部屈曲片の上面に重ねる押さえ板と、ラックを載置した溝形鋼のフランジの下面に係止する下部金具とを設け、これらを角根ボルトで連結する。このとき、押さえ板の一端に、溝形鋼のフランジに係止する規制板を設け、下部金具にフランジの端部に当接する上板を設けることで、ラックの固定力を高めたものである。
【特許文献1】特許第3367052号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の振れ止め金具によって、ラックの親桁の内側に装着されるタイプの振れ止め金具に強力な固定力を付与することに成功した。ところが、この固定力は、ラックの親桁内側に向けて加わる外力に対して優れた効果を発揮するが、ラックの親桁外側に向けて加わる外力に対しては、依然として弱い傾向にあり、図10の矢印方向に振れるおそれは未だ解消されていなかった。すなわち、この特許文献1の振れ止め金具においても、ラックの下部屈曲片を親桁内側で挟着する構造になっているからである。
【0007】
そこで本発明は、上述の課題を解消すべく創出されたもので、ラックの親桁内側に装着されるタイプの振れ止め金具において、施工後の外観を重視しながらラックの振れを確実に防止することができるラックの振れ止め金具の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の目的を達成すべく本発明における第1の手段は、チャンネル材製の架台Pの開口上部にラックQの親桁Q1を載置し、該親桁Q1の内側に屈曲された下部屈曲片Q2を架台Pに固定するラックの振れ止め金具において、下部屈曲片Q2の上面を押圧する押圧体10と、該押圧体10を貫通する止着ボルト20と、該止着ボルト20にネジ止めされ架台Pの開口部P1内のリップ部P2に係止する中ナット40とを有し、止着ボルト20の緊締力で押圧体10がラックQの下部屈曲片Q2を圧着固定するように設けると共に、架台Pの長手方向に沿って配され、ラックQの下部屈曲片Q2の下に重合する連結体30を設け、該連結体30の一端にラックQの親桁Q1の外側面に係止する係止部31を形成し、該連結体30と前記押圧体10とを連結したことにある。
【0009】
第2の手段は、前記押圧体10と前記連結体30とは各別に形成され、これら押圧体10と連結体30とを前記止着ボルト20で連結するように設けたことにある。
【0010】
第3の手段は、前記連結体30において、前記架台Pの長手方向に沿って配される連結板32と、該連結板32の一端部に設けられ前記親桁Q1を係止する前記係止部31とを形成し、連結板32の板面に前記止着ボルト20を挿通せしめる挿通孔34を開穿している。
【0011】
第4の手段の前記連結体30は、前記中ナット40の代わりに架台Pの開口部P1内のリップ部P2に沿って配設され、該連結体30に前記止着ボルト20をネジ止めするネジ孔38を設けたものである。
【0012】
第5の手段は、前記押圧体10と前記連結体30とは一体に形成され、前記ラックQの下部屈曲片Q2を圧着する押圧体10が連結体30から斜め上方に持ち上がるように設けられている。
【0013】
第6の手段の連結体30は、架台Pの側面長手方向に沿って配される連結板32と、該連結板32の一端部に設けられ前記親桁Q1を係止する係止部31と、連結板32相互を連結し、架台Pの開口部P1に重ねる重合片33とを一体に形成し、この重合片33の一端に押圧体10を屈曲形成し、該押圧体10の板面に前記止着ボルト20を挿通せしめる挿通孔34を開穿したことを課題解消のための手段とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明の請求項1によると、架台Pの長手方向に沿って配され、ラックQの下部屈曲片Q2の下に重合する連結体30を設け、該連結体30の一端にラックQの親桁Q1の外側面に係止する係止部31を形成し、該連結体30と前記押圧体10とを連結したことにより、従来のラックの親桁内側に装着されるタイプの振れ止め金具に比べて、ラックQの親桁Q1外側に向いた移動を確実に防止することができる。また、連結体30は、架台Pの長手方向に沿って配され、ラックQの下部屈曲片Q2の下に重合するので目立たずに済み、施工後の外観も良好である。
【0015】
請求項2、3により、押圧体10と連結体30とを各別に形成することで、サイズや形状が異なった押圧体10や連結体30を組み合わせることが自由になり、あらゆるラックQに対応することが可能になる。
【0016】
請求項4によると、本発明の部品点数が、押圧体10、止着ボルト20、連結体30の3点となるので、作業の合理化を図ることができ、安価な提供が可能になる。
【0017】
請求項5により、押圧体10と連結体30とを一体に形成したことで、本発明金具の部品点数を少なくすることができ、取り付け作業を簡略化し、収納時、運搬時においても効率的である。しかも、ラックQの下部屈曲片Q2を圧着する押圧体10が連結体30から斜め上方に持ち上がるように設けているので、この押圧体10による圧着効果も高い。
【0018】
請求項6の如く、架台Pの側面長手方向に沿って配される連結板32と、該連結板32の一端部に設けられ前記親桁Q1に係止する係止部31と、連結板32相互を連結し、架台Pの開口部P1に重ねる重合片33とを一体に形成し、この重合片33の一端に押圧体10を屈曲形成したことにより、連結体30によるラックQの係止力を高め、ラックQの移動を確実に阻止することが可能になる。
【0019】
このように本発明によると、ラックの親桁内側に装着されるタイプの振れ止め金具において、施工後の外観を重視しながらラックの移動を確実に防止することができるなどといった有益な種々の効果を奏するものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明振れ止め金具の最良の形態は、架台Pの長手方向に沿って配され、ラックQの下部屈曲片Q2の下に重合する連結体30を設ける。該連結体30の一端にラックQの親桁Q1の外側面に係止する係止部31を形成する。止着ボルト20の緊締力でラックQの下部屈曲片Q2を架台Pに圧着固定する押圧体10と連結体30とを各別に形成する。これら押圧体10と連結体30とを止着ボルト20で連結する。架台Pの長手方向に沿って配される連結板32と、該連結板32の一端部に設けられ前記親桁Q1を係止する前記係止部31とを形成する。連結板32の板面に前記止着ボルト20を挿通せしめる挿通孔34を開穿する。連結体30に、架台Pの外側面両側に沿ってラックQの下部屈曲片Q2下面に配される一対の連結帯33と、各挿通孔34の一端部に設けられた一対の係止部31とを設けることで、当初の目的を達成するものである。
【実施例】
【0021】
以下、本発明の一実施例を説明する。本発明振れ止め金具は、チャンネル材製の架台Pの開口上部に、親桁Q1が載置された状態のラックQを固定するもので、押圧体10、止着ボルト20、連結体30、中ナット40を主な構成とする(図1参照)。
【0022】
押圧体10は、親桁Q1の内側に屈曲されたラックQの下部屈曲片Q2の上面を押圧する部材である。すなわち、この押圧体10を貫通する止着ボルト20で、チャンネル材製の架台Pのリップ部P2下面に係止する中ナット40をネジ止めすることで押圧体10が下部屈曲片Q2を圧着固定するものである(図2参照)。
【0023】
図示の押圧体10は、平面矩形状を成した板面に挿通孔13を開穿すると共に(図1参照)、下部屈曲片Q2を押圧する端部を斜め下方に屈曲して強度を高めた圧着端部11を設けている(図2参照)。更に、図1乃至図6に示す押圧体10には、圧着端部11の反対側に位置する端部に、架台Pの開口部P1内に挿入する係止片12を鉛直下方に屈曲形成している。このような押圧体10によると、下部屈曲片Q2の圧着固定時に、係止片12が押圧体10の位置ずれを防止すると共に、圧着端部11が下部屈曲片Q2の上面を確実に圧着することができるものである。また、図7及び図8に示す押圧体10は、後述するように連結体30と一体に形成したものである。
【0024】
押圧体10を緊締する止着ボルト20は、架台Pの開口部P1内部に挿入し、開口部P1のリップ部P2下面に係止する中ナット40にネジ止めするものである。この中ナット40は、架台Pの開口部P1から内部に挿入したのち、この中ナット40を90度回転させることでリップ部P2に係止するものである(図2参照)。図示の中ナット40は、側面略W字形状を成している(図1参照)。また、フラットな板体状の中ナット40を使用することも可能である。
【0025】
連結体30は、架台Pの長手方向に沿って配され、ラックQの下部屈曲片Q2の下に重合する部材で、この連結体30の一端に係止部31を形成している。この係止部31は、ラックQの親桁Q1の外側面に係止する部材で、押圧体10が下部屈曲片Q2を圧着固定するときに、この係止部31がラックQの移動を防止するものである。
【0026】
押圧体10と連結体30は、それぞれ別体にして形成することが可能である(図1乃至図6参照)。また、押圧体10と連結体30とを一体に形成することも可能である(図7及び図8参照)。
【0027】
図1及び図2の連結体30は、架台Pの側面長手方向に沿って配される一対の連結板32を設けたもので、該連結板32の一端部に設けられ前記親桁Q1に係止する係止部31と、連結板32相互を連結し、架台Pの開口部P1上に重ねる重合片33とを形成し、更に、該重合片33の板面に前記止着ボルト20を挿通せしめる挿通孔34を開穿したものである(図1参照)。図示の係止部31は、連結板32の端部を上方へ延長して形成すると共に、この係止部31を親桁Q1の外側面に沿うように屈曲したもので、この係止部31の板面が親桁Q1の外側面に当接する。係止部31をこのように形成すると、親桁Q1から外側に係止部31が大きく突出しないので、外観を損なわずに済む。図示例では更に、重合片33の端部に、前記押圧体10の係止片12に係合する係合凹部35を設けることで、押圧体10と連結体30とを強固に連結している。
【0028】
このような連結体30を使用する場合は、前記押圧体10と連結体30とを止着ボルト20と中ナット40にて連結した状態で、架台Pのリップ部P2下面に中ナット40を係止させる。そして、この止着ボルト20を緩めた押圧体10と連結体30との間に親桁Q1の下部屈曲片Q2を挟み込み、係止部31が親桁Q1の外側面に係止した状態で止着ボルト20を緊締するものである(図2参照)。
【0029】
図3及び図4に示す連結体30は、最もシンプルな形状を成す連結体30で、架台Pのリップ部P2の下面に沿って配される矩形状の連結板32を設け、該連結板32の一端部に係止部31を屈曲形成したものである(図3参照)。すなわち、この連結板32は、中ナット40の代用となる。そのため、連結板32にはネジ孔38が設けられており、リップ部P2の下面に係止した状態で止着ボルト20をネジ止めする。この結果、ラックQの下部屈曲片Q2は、押圧体10と架台Pの開口部P1上面との間に挟着されるものである(図4参照)。また、図示の係止部31は、連結板32の端部から上方へ向けて屈曲されたもので、架台Pの開口部P1内に沿って移動可能な幅に形成されている。
【0030】
図5及び図6に示す連結体30は、架台Pの開口部P1内に沿って配される連結板32と、架台Pの開口部P1上面に重ねる重合片33とを一体形成し、更に、この重合片33から架台Pの両側面に至る係止片36を形成したものである(図5参照)。重合片33には止着ボルト20を挿通する挿通孔34が開穿され、リップ部P2下面に係止した中ナット40に止着ボルト20をネジ止めする(図6参照)。この実施例では重合片33と連結板32との境界部分に段部37を形成し、重合片33から延長される連結板32が架台P内部のリップ部P2下面に沿って収納されるように設けたものである。そして、連結板32の端部に設けた係止部31が、架台Pの内部から開口部P1上方に突出し、親桁Q1に係止するものである(図6参照)。このような連結体30により、装着時の外観を良好にすることができる。
【0031】
一方、図7及び図8に示す連結体30は、押圧体10と連結体30とを一体に形成した実施例であり(図7参照)、ラックQの下部屈曲片Q2を圧着する押圧体10が連結体30から斜め上方に持ち上がるように形成したものである(図8参照)。すなわち架台Pの側面長手方向に沿って配される一対の連結板32と、該連結板32の一端部に設けられ前記親桁Q1に係止する係止部31とを形成する。更に、これら連結板32相互を連結し、架台Pの開口部P1上に重ねる重合片33を形成する。そして、この重合片33の一端から斜め上方に押圧体10を屈曲形成し、該押圧体10の板面に前記止着ボルト20を挿通せしめる挿通孔34を開穿している。下部屈曲片Q2を固定する際は、この挿通孔34に挿通した止着ボルト20を中ナット40に緊締するものである(図8参照)。
【0032】
このような連結体30を架台P上のラックQに装着するには、図8(イ)の如く、リップ部P2に中ナット40を係止させた状態で連結体30を斜めにして、連結体30と押圧体10との間に親桁Q1の下部屈曲片Q2を挟み込むようにする。更に、同図(ロ)の如く、そのまま連結体30をスライドさせて係止部31を親桁Q1の外側面に係止させる。そして、同図(ハ)の如く、止着ボルト20を中ナット40に緊締すると、押圧体10の圧着端部11が下部屈曲片Q2を強固に圧着するものである。
【0033】
尚、本発明は、図示例に限定されるものではなく、押圧体10や止着ボルト20、連結体30、中ナット40等の各構成部品の寸法や形状等の設計変更、および材質の変更などは任意に行えるものであり、本発明の要旨を変更しない範囲において自由に変更できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の振れ止め金具の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の使用状態を示す要部断面図である。
【図3】本発明の振れ止め金具の他の実施例を示す分解斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例の使用状態を示す要部断面図である。
【図5】本発明の振れ止め金具の他の実施例を示す分解斜視図である。
【図6】本発明の他の実施例の使用状態を示す要部断面図である。
【図7】本発明の振れ止め金具の他の実施例を示す平面図である。
【図8】(イ)〜(ハ)は本発明の他の実施例の使用状態を示す要部断面図である。
【図9】従来の振れ止め金具を示す分解斜視図である。
【図10】従来の振れ止め金具の使用状態を示す要部断面図である。
【図11】従来の振れ止め金具の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0035】
P 架台
P1 開口部
P2 リップ部
Q ラック
Q1 親桁
Q2 下部屈曲片
10 押圧体
11 圧着端部
12 係止片
13 挿通孔
20 止着ボルト
30 連結体
31 係止部
32 連結板
33 重合片
34 挿通孔
35 係合凹部
36 係止片
37 段部
38 ネジ孔
40 中ナット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
チャンネル材製の架台の開口上部にラックの親桁を載置し、該親桁の内側に屈曲された下部屈曲片を架台に固定するラックの振れ止め金具において、下部屈曲片の上面を押圧する押圧体と、該押圧体を貫通する止着ボルトと、該止着ボルトにネジ止めされ架台の開口部内のリップ部に係止する中ナットとを有し、止着ボルトの緊締力で押圧体がラックの下部屈曲片を圧着固定するように設けると共に、架台の長手方向に沿って配され、ラックの下部屈曲片の下に重合する連結体を設け、該連結体の一端にラックの親桁の外側面に係止する係止部を形成し、該連結体と前記押圧体とを連結したことを特徴とするラックの振れ止め金具。
【請求項2】
前記押圧体と前記連結体とは各別に形成され、これら押圧体と連結体とを前記止着ボルトで連結するように設けられた請求項1記載のラックの振れ止め金具。
【請求項3】
前記連結体において、前記架台の長手方向に沿って配される連結板と、該連結板の一端部に設けられ前記親桁を係止する前記係止部とを形成し、連結板の板面に前記止着ボルトを挿通せしめる挿通孔を開穿した請求項1又は2記載のラックの振れ止め金具。
【請求項4】
前記連結体は、前記中ナットの代わりに架台の開口部内のリップ部に沿って配設され、該連結体に前記止着ボルトをネジ止めするネジ孔を設けた請求項1又は2記載のラックの振れ止め金具。
【請求項5】
前記押圧体と前記連結体とは一体に形成され、前記ラックの下部屈曲片を圧着する押圧体が連結体から斜め上方に持ち上がるように設けられた請求項1記載のラックの振れ止め金具。
【請求項6】
前記連結体は、架台の側面長手方向に沿って配される連結板と、該連結板の一端部に設けられ前記親桁を係止する係止部と、連結板相互を連結し、架台の開口部に重ねる重合片とを一体に形成し、この重合片の一端に前記押圧体を屈曲形成し、該押圧体の板面に前記止着ボルトを挿通せしめる挿通孔を開穿した請求項1又は5記載のラックの振れ止め金具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2009−106093(P2009−106093A)
【公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−276101(P2007−276101)
【出願日】平成19年10月24日(2007.10.24)
【出願人】(000136686)株式会社ブレスト工業研究所 (74)
【Fターム(参考)】