説明

ラベル作成システム

【課題】ラベリングに関して、マーケットが定める需要に基づいて、ユーザーが、1つ又は複数の特定の用途毎にラベルを製作するのを支援する。
【解決手段】ラベル作成システムが、プロセッサーベースの装置と、ユーザーが上記プロセッサーベースの装置と対話するための少なくとも1つの入力/出力装置と、上記プロセッサーベースの装置がアクセスできるラベリングアプリケーションであって、上記ユーザーを、上記ラベリングアプリケーションによって、上記少なくとも1つの入力/出力装置を使って、一式のラベルを製作するための一連のステップを通して案内する、少なくとも1つのモードを有している、ラベリングアプリケーションと、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概括的には、ラベリングに関しており、より具体的には、マーケットが定める需要に基づいて、ユーザーが、1つ又は複数の特定の用途毎にラベルを製作するのを支援するやり方でラベルを印刷するためのシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
本出願は、2004年11月30日出願の米国仮出願第60/631,762号の恩典を請求しており、その全体を、参考文献としてここに援用する。
多くの業界で、職員は、製品、製品の構成要素、ケーブル、ネットワークハードウェア、パッケージング、編成などに関連付けて使用するための、ラベル又はタグの様な識別子を製作する責任を負っている。各製品のラベリング要件は、例えば、無数の発生源の内の1つ又はそれ以上によって定められ、証明を伴わない産業用途から、登録商標明細、国内及び/又は国際標準まで形態は多岐に亘る。具体的なラベリング要件は、とりわけ、マーケットセグメント、アプリケーション、及びジョブサイズに依って変化する。例え1つでも特定のアプリケーションの具体的なラベリング要件に精通するように職員を教育するのは、特に、ネットワークハードウェアのラベリングの様な、標準を継続して発展させることによってラベリング要件が調整される領域では、厄介で、終わりの無い作業である。
【0003】
ラベリングシステムは、ユーザーがラベルを作成するのを支援するために開発されてきた。既知のラベリングシステムは、しかしながら、(i)あまりにも汎用化されているので、ユーザーは、特定のアプリケーションに関して相当な専門知識を有することを求められ、そのため、時間が掛かり、ラベル作成を誤る可能性が高くなり、様々なラベリングアプリケーションに熟達するユーザー能力を制限するか、又は(ii)あまりにも特殊であるために、ユーザーは、開発の対象であった狭い範囲のアプリケーション以外にラベリングシステムを利用することができない、という何れかの難点を有している。従って、改良されたラベリングシステム及び方法が必要とされている。
【特許文献1】米国仮出願第60/631,762号
【非特許文献1】ANSI/TIA/EIA−606−A
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0004】
I.概要
目下好適な実施形態によれば、ユーザーがラベルを正確に作成するのを支援するために、ツールが提供されている。或る実施形態では、ツールは、ラベルを作成するための装置又はシステムである。システムは、キーボード及びディスプレイの様な入力/出力装置を有するコンピューターの様なプロセッサーベースの装置を含んでいる。プロセッサーベースの装置は、更に、使い易いラベリングアプリケーションを含んでおり、そのアプリケーションは、プロセッサーによって実行される一式の命令として実施される。以下に詳細に述べる様に、ラベリングアプリケーションは、ユーザーがラベル表示される品目に関する実質的な知識を習得する必要無しに完全な一式のラベルを迅速且つ正確に製作するために、一連のステップを通してユーザーを案内することができる。ラベリングアプリケーションは、ユーザーインタフェースと、閲覧され、編集され、保存され及び/又は付帯するプリンタで印刷されるファイルと、を作成するのが望ましい。
【0005】
別の実施形態では、ツールは、1つ又は複数のモジュールを含むラベリングアプリケーションであり、各モジュールは、特定のマーケット用のラベルに向けて調整されている。このラベリングアプリケーションツールは、コンピューターの様な汎用プロセッサーで実行され、汎用ラベリングソフトウェアとインタフェースが取られている。その様な場合、汎用プロセッサーは、できあがったラベルを印刷することができるプリンタに連結又は接続されている。更に、ラベリングアプリケーションツール及び/又は汎用ラベリングソフトウェアは、閲覧され、編集され、及び/又はプロセッサーが利用できるメモリ構造に保存されるファイルを作成する。代わりに、ラベリングアプリケーションツールを、携帯用の手持ち式プリンタの様なラベリング装置に埋め込んでもよい。
【0006】
別の実施形態では、ラベルを迅速且つ正確に作成するための方法が提供されている。本方法は、以下に詳細に述べるように、ラベリングアプリケーションツールをユーザーとユーザーのマーケットに適合させる。例えば、1つの方法は、ユーザーが、ラベリング要件を識別するための案内付インタビュー式のプロセスと、ラベリング要件を識別するためのユーザーが指示するプロセスの何れかを選択できるようにしている。前者は、時間が余計に必要であるが、ユーザーが、選択されたラベリングマーケットにそれほど精通していなくても、適切なラベルを正確且つ完全に作成することができる。本方法は、ソフトウェアで実行される。
II.適したネットワークアーキテクチャの例
図1は、ラベリングシステムの好適な実施形態が実施されるネットワークアーキテクチャの概略図である。図1で、ネットワークアーキテクチャは、ネットワーク120を通してプリンタ110に連結されているコンピューター100を含んでいる。ここで使用する「コンピューター」という用語は、メモリと、キーボード、タッチスクリーン及び/又はディスプレイの様な入力/出力装置とが連結されているプロセッサーを指す。従って、コンピューター100は、パーソナルコンピューターでも、ネットワークのワークステーションでも、携帯情報端末などでもよい。或る実施形態によれば、コンピューター100に連結されているメモリは、ラベリングアプリケーションを記憶して、ユーザーが、コンピューター100を使ってラベルを印刷するためのファイルを作成できるようにするが、これについては以下に詳細に説明する。代わりに、ラベリングアプリケーションは、コンピューター100がネットワーク120を介してアクセスできるメモリ内に在ってもよい。ここで使用する「メモリ」という用語は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、及び光又は磁気ハードドライブ又は持ち運び可能な媒体の様な任意の型式のデータ記憶媒体を指す。
【0007】
プリンタ110は、携帯式又はデスクトップのレーザー、熱転写インクジェット又はドットマトリックスプリンタの様な汎用装置でもよい。代わりに、プリンタ110を、手持ち式熱転写ラベルプリンタの様に、ラベルを印刷するため特別に適合させてもよい。手持ち式熱転写ラベルプリンタは、イリノイ州ティンリーパーク市のPanduit社他から市販されている。使用されるプリンタ110の型式に関わらず、コンピューター100は、印刷ジョブのパラメーターが入っている少なくとも1つの出力ファイル又は記録を作成し、そのファイル又は記録をプリンタ110に送る。コンピューター100は、通常、適切なプリンタドライバを含んでいる。プリンタ110は、ネットワーク120を通してコンピューター100に連結するのではなく、例えば、シリアルインタフェース、USBインタフェース、赤外線インタフェース、ブルートゥースインタフェース、又は、データのポイントツーポイント送信用に用いられる何か他のインタフェースを通して、コンピューター100に直接接続してもよい(図1で点線で示している)。
【0008】
ネットワーク120は、例えば、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、又はLAN及び/又はWANの組み合わせでもよい。勿論、当業者には理解頂けるように、他のネットワークアーキテクチャを代わりに使用してもよい。好適な実施形態は、ネットワーク120を介してプリンタ110と通信するのに、特別なネットワークプロトコルに依存するのではなく、コンピューター100で用いられるどの様なプロトコルを利用してもよい。随意的に、ネットワーク120は、コンピューター100を追加のリソース130に連結してもよい。リソース130は、例えば、ラベリング仕様、ラベリング標準、製品情報、及びプロジェクト図面の様な情報データベースを含んでいる。これらの型式のリソース130は、代わりに、コンピューター100と連結されているメモリ内に記憶されていてもよい。リソース130には、顧客サービス及びオンラインアップグレードの様なラベリングアプリケーション用のサポートも含まれる。
III. ラベリングアプリケーションツール
図2は、好適な実施形態によるラベリングアプリケーションツール用のソフトウェアの階層を示す概略図である。オペレーティングシステム200は、階層の最上部レベルに着座している。オペレーティングシステム200は、図1に示しているコンピューター100の様なコンピューターの基本動作を管理するソフトウェアプログラムである。或る実施形態では、オペレーティングシステム200は、マイクロソフト社製のウィンドウズ98又はそれ以上であるが、ここに説明しているラベリングアプリケーションツールの特徴と機能をサポートすることができるのであれば、どの様な他のオペレーティングシステムを代わりに使用してもよい。市販されているオペレーティングシステムの例には、マイクロソフト社製のウィンドウズ、Palmsource社製のPALMOS、及びRedHat製のリナックスが含まれる。
【0009】
汎用印刷アプリケーション210は、オペレーティングシステム200の下方に着座している。汎用印刷アプリケーション210は、コンピューター100の様なコンピューターの印刷機能を管理するソフトウェアプログラムである。この目的に適した汎用印刷アプリケーションで、市販されているのは、例えば、Panduit社が販売しているEASY−MARKラベリングソフトウェアである。
【0010】
ラベリングアプリケーションツール220は、汎用印刷アプリケーション210の下方に着座している。ラベリングアプリケーションツール220は、ソフトウェアで実施されるのが望ましい。図2に示している様に、ラベリングアプリケーションツール220は、論理的記述を目的に、Nを整数として、モジュール1、モジュール2、...、モジュールNで識別される1つ又は複数のモジュール222を含んでいる。或る好適な実施形態によれば、各モジュール222は、特定のマーケット用のラベル情報を作成する際にユーザーを案内する。ここに用いる「マーケット」という用語は、例えば、ビジネス分野(例えば、サービスプロバイダ、金融、行政など)、産業(例えば、輸送、工業、製造業、教育、医療など)、特定の型式の設備又はインフラストラクチャ(例えば、パネルショップ、企業など)、又はラベリング要件に基づく何らかの他の論理的な分類を指す幅広い一般的な用語である。
【0011】
コンピューターにインストールして走らせる場合、ラベリングアプリケーションツール220は、ディスプレイを利用し、ユーザーを、適切なラベルを作成するプロセスを通して案内するのが望ましい。最初に、ユーザーにマーケットのリストが呈示され、そのリストは、アイコンがディスプレイ上に配置されて提示され、各アイコンは、異なるマーケットを示しており、モジュール222の内の1つに対応している。ユーザーは、次に、例えば、マウス、ポインター、キーボード、又は他の入力装置を使って、マーケット(アイコン)を選択するが、これが、ラベル作成法を開始するための手元の作業に相当する。
【0012】
或る実施形態では、ラベリングアプリケーションツール220は、ラベルに印刷される説明文のリスト、説明文とラベルに関するフォーマット情報、及びラベル型式に関する情報を含む、ラベリング作業に関してユーザーが提供する情報に基づいて、データを作成する。ラベリングアプリケーションツール220は、次に、このデータを汎用印刷アプリケーション210に出力し、そこで、ラベルの閲覧、編集、メモリへの保存、印刷などが行われる。
【0013】
更に、ラベリングアプリケーションツール220は、ラベル印刷検証機能を提供する。この機能は、特定のジョブに必要な全てのラベルが印刷されたこと、或いは必要な全てのラベルが印刷し損なったこと、をユーザーに知らせる。これは、ラベリングタスクが正確に完了し、必要な全ラベルが貼り付けられているという検査結果をユーザーに提供する。
【0014】
図3は、マーケットベースのラベリング法の実施形態を示す流れ図である。ステップ300で、ユーザーは、所望のマーケット用のモジュール222を選択することによって、ラベリング法を開始する。先に述べた様に、選択は、マウス、ポインター、キーボード、又は他の入力装置を使用して送られる。ユーザーがモジュールを選択すると、ステップ310で示している様に、選択されたモジュールに好適に当てはまるラベリングプログラムが起動し、ユーザーがそのマーケット用のラベルを作成するのを案内する。
【0015】
次に、ステップ320に示している様に、モジュールは、ユーザーに、ラベル説明文のリストを作成するのに選択することができる様々な処理選択肢を呈示する。ラベル説明文のリストは、最終的にラベルに印刷される情報を含んでいる。更に、ラベリングアプリケーションツール220が、汎用印刷アプリケーション210とインタフェースを取るように設定されている場合、ラベル説明文のリストは、例えば、印刷パラメーターとフォーマットを設定するのに、汎用印刷アプリケーション210が使用する追加情報を含んでいてもよい。図3の実施形態では、ユーザーには、ステップ320で2つのプロセス選択肢が呈示され、ユーザーは、「インタビュー」モードを選択するか、特定のラベリングタスクを選択する。
【0016】
インタビューモードが選択されると、ユーザーには、ステップ330で、インタビューの質問が呈示される。インタビューの質問は、プロジェクト用のラベルを作成するためにユーザーが提示する必要のある全情報を入手できるように構成されているのが望ましい。例えば、プロジェクトに関するラベリング要件が、仕様又は標準で定義されている場合、インタビューの質問は、その仕様又は標準の遵守を保証できるように配置され、呈示される。電気通信ラベリング標準ANSI/TIA/EIA−606−Aを遵守する上で、企業マーケットのラベリング構造に関するインタビューの質問を含む具体例を、以下に提供する。
【0017】
次に、ステップ340で、ラベリングアプリケーションツール220のモジュール222は、インタビューの質問に対するユーザーの応答に基づいて、ラベル説明文のリストを作成する。ラベル説明文のリストは、その後、ステップ350で、自動的に、又はユーザーの命令によって、汎用印刷アプリケーション210内のラベルファイルへ出力される。ラベル説明文のリストがラベルファイルに入ると、汎用印刷アプリケーション210を使って、例えば、あたかもラベルファイルが元々汎用印刷アプリケーション210を使って作られているかの様に、ラベルファイルの内容を閲覧、編集、操作、印刷、保存などすることができる。勿論、汎用印刷アプリケーション210の機能性を、代わりに、ラベリングアプリケーションツール220に組み込んで、単一のソフトウェアプログラムを作り、汎用印刷アプリケーション210の編集、フォーマット、保存などの能力に加えて、ここに記載しているモジュール式マーケットラベリング機能性を提供してもよい。この場合、出力ステップ350は、削除される。
【0018】
図3のステップ320に戻るが、ユーザーが特定のラベリングタスク選択肢を選択すれば、ユーザーは、ステップ360で、例えば、選択されたモジュールに関連する項目のリストから具体的なラベリングタスクを指定するように促される。項目のリストは、通常は選択されたモジュールに関連するマーケット用のラベリングプロジェクトの一部である全ての項目を含んでいる。指定されたラベリングタスクに依って、ユーザーには、ラベリングする項目を具体的に指定するため、一連の画面、ウインドウズ、又はダイアログボックスが、例えば分枝構造で呈示される。
【0019】
ステップ360でのユーザー入力に基づいて、ラベリングアプリケーションツール220のモジュール222は、ラベル説明文のリストを作成する。先に述べた様に、ラベル説明文のリストは、ステップ380で示しているように、汎用印刷アプリケーション210のラベルファイルへ出力される。先に述べた様に、ラベル説明文のリストがラベルファイルに入れば、汎用印刷アプリケーション210を使って、ラベルファイルの内容を閲覧、編集、操作、印刷、保存など行うことができる。代わりに、汎用印刷アプリケーション210の機能性を、ラベリングアプリケーションツール220に組み込んで、ステップ380を削除してもよい。
【0020】
先に示唆した様に、図3の方法を実現するために実行される機能は、図2に示しているラベリングアプリケーションツール220によって提供される。ではあるが、好適な実施形態は、図2に示しているソフトウェア階層に限定されるものではない。むしろ、少なくとも汎用印刷アプリケーション210とラベリングアプリケーションツール220を、図示のラベリングアプリケーションツール220のモジュール特性と共に、又はそれ無しで、組み合わせて1つのソフトウェアプログラムにしてもよいと考えられる。しかしながら、図2に示している配置の柔軟性は、そのモジュールの性質から生まれる。特に、図2の配置では、ユーザーは、ユーザーのラベリング要求に関係するそれらのモジュール222をインストールするだけでよい。
【0021】
図4Aと図4Bは、マーケットベースのラベリング法の別の実施形態を示す流れ図である。ステップ400の開始において、ユーザーには、マーケットセグメントの選択が呈示される。例えば、図4Aは、以下の選択用のマーケットを呈示しており、サービスプロバイダ、オリジナル設備の製造元、教育及び医療である。図2に示している構造による或る実施形態では、これらのマーケットのそれぞれは、ラベリングアプリケーションツール220の個別のモジュール222を構成している。しかしながら、先に述べた様に、ラベリングアプリケーションツール220は、必ずしもモジュールでなくてもよい。むしろ、様々なマーケットが、代わりに、ラベリングアプリケーションツール220によって共に呈示されてもよい。
【0022】
ステップ410で、ユーザーは、サービスプロバイダのマーケットを選択し、ステップ420では、サービスプロバイダのマーケットで遭遇する様々な選択可能なラベリングタスクが呈示される。ステップ420で、ユーザーは、ラベリングネットワークハードウェアに関心があることを示す。
【0023】
次に、図4Bで、ステップ430で示している様に、ユーザーに、この場合は、ネットワークハードウェアラベルを作成するというタスクの部品表を作成するための数多くのプロセス選択肢が示される。ユーザーは、必要なラベル情報を決めるために所望の選択肢を選択する。ステップ432で示している1つの選択肢は、ここではロードマップと称されている。ユーザーがロードマップ選択肢を選択すると、ユーザーは、ラベリングしなければならないネットワークハードウェアの具体的な項目を指定するプロセスを通して図入りで案内される。この文脈で、「図入りの案内」は、ロードマップが、ラベリングする設備(例えば、建物、床、部屋など)及び/又は品目(パネル、ラック、出口など)の図形描写を呈示することを意味している。図形描写は、例えば、コンピューター100と連結されているティスプレイで、ユーザーに呈示される。先に述べたインタビュープロセスと同様に、ロードマップ選択肢は、TIA/EIA−606−A標準の様などの様な仕様又は標準でも遵守を保証するように構成されている。
【0024】
ステップ434で示している第2のプロセス選択肢は、図3のステップ320及び330に関連して先に述べたインタビューモードである。インタビューモードが選択されると、ラベリングアプリケーションツール220は、ラベリングタスクの範囲と境界を決めるために、ユーザーからの応答を請求する。応答は、コンピューター100と連結されているディスプレイ上に、例えば、ユーザーに対して、質問、チェックボックス、及び/又はテキスト編集ウインドウズを呈示することによって、請求される。図4に示している様に、インタビューは、1つ又は複数のラベリング標準の遵守を保証するように構成されている。随意的な特徴として、ラベリングアプリケーションツール220は、汎用印刷アプリケーション210に、会社のロゴをラベルに挿入させ、ラベルを自動的に順番に並べさせ(例えば、1、2、3又はa、b、c)、又はテキストを印刷するのではなく、ラベル内にボックス又はラインを単に印刷させることもできる。
【0025】
ステップ436で示されている別のプロセス選択肢は、移入データである。移入データが選択されると、ユーザーは、移入用のデータファイルを指定するよう促され、データファイルは、ラベリングタスクに対する要件を指定する。データファイルは、ラベリングアプリケーションツール220の前回の使用から作り出されたラベルファイルの様な、汎用印刷アプリケーション210内のラベルファイルである。代わりに、データファイルは、マイクロソフトエクセル、オートCADなどの表計算又はデザインツールの様な別のアプリケーションソフトウェアによって作られたデータから移入されるか、及び/又はそのデータを含んでいる。
【0026】
ステップ438で示されている更に別のプロセス選択肢は、ラベルエディタである。ユーザーがラベルエディタを選択すると、Panduit社から販売されているEASY−MARKラベリングソフトウェアの様な汎用印刷アプリケーション210が開始され、ユーザーは、ラベリングタスクの説明文を手で入力する。ラベルエディタを使用している間は、ラベリングアプリケーションツール220がポータルを提供するので、ユーザーは、局所又は遠隔の場所に記憶されている別のリソースにアクセスして、ラベリングタスクに関する情報を検索及び/又は獲得することができる。例えば、その様な情報は、ラベリングされるネットワークハードウェアの部品番号、具体的なラベル、ラベルサイズなどの部品番号を含んでいる。
【0027】
ラベリングアプリケーションツール220は、図4Bのステップ430から438、又は図3のステップ320に関連して先に説明した全てのプロセス選択肢を、必ずしも提供しなくてもよい。反対に、もっと多いかもっと少ないプロセス選択肢を代わりに使用し、上に述べたプロセス選択肢を多数の代替的方法で組み合わせてもよい、と考えられる。例えば、インタビューモードは、唯一のプロセス選択肢であってもよいし、ラベリングアプリケーションツール220は、ユーザーが、ステップ320に関連して述べた特定のラベリングタスク選択肢と、ステップ438で述べたラベルエディタ選択肢も間で選択できるようにしてもよい。
【0028】
ユーザーが選択されたプロセス選択肢を終えると、本方法は、ステップ440に進み、そこで、ラベリングアプリケーションツールは、ラベリングタスクに関する部品表を作成する。部品表は、ステップ430でのユーザー入力/応答に基づいており、例えば、ラベル説明文、ラベルの量、及びラベルの部品番号のリストを含んでいる。部品表は、部品番号及び量の様な情報だけでなく、ラベリングする項目に関する追加情報を含んでいてもよい。ステップ450で、ユーザーには、数多くの出力選択肢が呈示される。出力選択肢は、ラベリングアプリケーションツールによって作成されるデータの出力形態を定義する。1つの出力選択肢は、図3に関連して先に述べたが、ラベルデータを汎用印刷アプリケーション210のラベルファイルに出力し、そこで、閲覧、編集、保存などが行われるようにすることである。代わりの出力選択肢を図4に呈示している。例えば、ステップ452で、ラベリングアプリケーションツールは、出力データを、1つ又は一連の印刷ジョブの形態で、手持ち式のプリンタへ送る。プリンタは、印刷ジョブを受け取り、ユーザーが、受け取った印刷ジョブをスクロールして、印刷するジョブを選択することができるようにしている。プリンタは、選択された印刷ジョブのためにプリンタにロードするラベルのストック又はラベルの型式をユーザーに通知し、ラベルを印刷できるようになっているのが望ましい。ステップ454で示している様に、出力データを、代わりに1つ又は一連の印刷ジョブとしてデスクトッププリンタに送り、デスクトッププリンタがラベル及び/又は部品表を印刷してもよい。ステップ456で示している別の選択肢は、出力データを、コンピューター100のメモリ、又はコンピューター100がアクセスできるメモリに保存することである。
【0029】
先に述べた出力データ選択肢は、ラベリングアプリケーションツール220によって提供される。代わりに、ラベリングアプリケーションツール220が、例えば、部品表情報を汎用印刷アプリケーション210に出力し、汎用印刷アプリケーション210が様々な出力データ選択肢を提供してもよい。
【0030】

以下の例は、或る特定のマーケット用のラベルを作成するようになっているラベリングアプリケーションツールについて述べている。具体的には、企業マーケットでラベルを作成するラベリングアプリケーションツール、又はラベリングアプリケーションツールの中のモジュールに関する例を提供し、更に、パネルショップマーケットでラベルを作成するラベリングアプリケーションツール、又はラベリングアプリケーションツールの中のモジュールに関する他の例を提供する。ここで用いる、企業マーケットは、あらゆる民間の通信ネットワークインフラストラクチャを指す。企業マーケットでは、ラベリング要件は、バージニア州アーリントンの電気通信産業協会から販売されているANSI/TIA/EIA−606−A「商業電気通信インフラストラクチャ用の管理標準」の様な標準によって管理されている。ANSI/TIA/EIA−606−Aの内容全体を、参考文献としてここに援用する。ここで用いる、パネルショップマーケットは、電気的構成要素及び/配線を含んでいる配線キャビネット又は制御パネルの製造元、設置業者又は保守業者を含むあらゆる施設を指す。図2の文脈では、これらの2つの例が、ラベリングアプリケーションツール220の独特のモジュール222として実施されているが、必ずしもそうする必要があるわけではない。これらの例は、分かり易くするためのものであって、限定を課すものではない。
A.企業マーケットモジュール
企業マーケットモジュールは、企業マーケット固有のタスク用のラベルを製作し、コンピューター100に連結されたディスプレイの様なユーザーインターフェースによってユーザーに呈示するが、ラベルは、企業マーケットユーザーの需要に合わせて作られる。この例では、企業マーケットモジュール用のサブルーチンを起動させるためのアイコン、選択可能なメニュー項目、又は他の方法が、汎用印刷アプリケーション210用の画面と共に現れる。ユーザーは、アイコンをクリックする(この例は、概ね図3の流れ図に従う)ことによって、企業マーケットモジュール用のラベリングプログラムガイドを起動させると、ユーザーには、ANSI/TIA/EIA−606−Aに従うインタビューモードの選択肢か、又は固有のラベリングタスクを選択する選択肢が呈示される。この段階で、モジュールは、ユーザーから、例えば、一連のユーザーインターフェース、質問、チェックボックス、又はダイアログボックスを介して、企業マーケットのラベリングタスクに関する情報を集める。
【0031】
ユーザーがANSI/TIA/EIA−606−Aインタビューモードを選択すれば、ラベリングアプリケーションツールが、ユーザーインターフェースを通して、ANSI/TIA/EIA−606−Aのラベリング要件の遵守を支援するやり方で、ユーザーに、一連の質問を自動的に呈示する。一連の質問の或る例を以下に記載する。
電気通信の空間(「TS」)識別子
・Floorは何ですか?−>f
・Spaceは何ですか?−>s
・別のTSを追加しますか?
・イエス―データを保存して上から始める
・ノー―継続する
・どのプリンタを使用していますか?
・レーザー/インクジェット
・TDP43M/PTR2E又は熱転写プリンタ
・ドットマトリックス
・ラベルを選択しますか?
・全ての最適なラベルサイズのリスト
・TSインタビューを終了します
選択されたラベルフォーマット上に入力されたデータを使ってラベルを書き込む
TS識別子=fs
・識別子を印刷する

水平リンク(「HL」)識別子
・Floorは何ですか?−>f
・Spaceは何ですか?−>s
・ラック/パッチパネルは何ですか?−>a
・ポートの範囲は何ですか?−>nからn
・別のFloor、Space、ラック、ポートを追加しますか?
・イエス―データを保存して上から始める
・ノー―継続する
・どのプリンタを使用していますか?
・レーザー/インクジェット
・TDP43M/PTR2E又は熱転写プリンタ
・ドットマトリックス
・ラベルを選択しますか?
・全ての最適なラベルサイズのリスト
・HLインタビューを終了します
選択されたラベルフォーマット上に入力されたデータを使ってラベルを書き込む
HL識別子=fs‐anからfs−an
・識別子を印刷する

電気通信の主要接地母線(「TMGB」)識別子
・Floorは何ですか?−>f
・Spaceは何ですか?−>s
・別のTMGBを追加しますか?
・イエス―データを保存して上から始める
・ノー―継続する
・どのプリンタを使用していますか?
・レーザー/インクジェット
・TDP43M/PTR2E又は熱転写プリンタ
・ドットマトリックス
・ラベルを選択しますか?
・全ての最適なラベルサイズのリスト
・TMGBインタビューを終了します
選択されたラベルフォーマット上に入力されたデータを使ってラベルを書き込む
TMGB識別子=fs−TMGB
・識別子を印刷する

電気通信の接地母線(「TGB」)識別子
・Floorは何ですか?−>f
・Spaceは何ですか?−>s
・別のTGBを追加しますか?
・イエス―データを保存して上から始める
・ノー―継続する
・どのプリンタを使用していますか?
・レーザー/インクジェット
・TDP43M/PTR2E又は熱転写プリンタ
・ドットマトリックス
・ラベルを選択しますか?
・全ての最適なラベルサイズのリスト
・TSインタビューを終了します
選択されたラベルフォーマット上に入力されたデータを使ってラベルを書き込む
TGB識別子=fs−TGB
・識別子を印刷する

建物のバックボーンケーブル(「BBC」)識別子
・Floor1は何ですか?−>f
・Space1は何ですか?−>s
・Floor2は何ですか?−>f
・Space2は何ですか?−>s
・建物のバックボーンケーブルの名称は何ですか?−>n
・別の建物のバックボーンケーブルを追加しますか?
・イエス―データを保存して上から始める
・ノー―継続する
・どのプリンタを使用していますか?
・レーザー/インクジェット
・TDP43M/PTR2E又は熱転写プリンタ
・ドットマトリックス
・ラベルを選択しますか?
・全ての最適なラベルサイズのリスト
・BBCインタビューを終了します
選択されたラベルフォーマット上に入力されたデータを使ってラベルを書き込む
BBC識別子=f/f−n
・識別子を印刷する

建物のバックボーンペア(「BBP」)又は光ファイバー識別子
・Floor1は何ですか?−>f
・Space1は何ですか?−>s
・Floor2は何ですか?−>f
・Space2は何ですか?−>s
・建物のバックボーンケーブルの名称は何ですか?−>n
・銅ペアー又は光ファイバーの名称は何ですか?−>d
・別の建物のバックボーンペア又は光ファイバーを追加しますか?
・イエス―データを保存して上から始める
・ノー―継続する
・どのプリンタを使用していますか?
・レーザー/インクジェット
・TDP43M/PTR2E又は熱転写プリンタ
・ドットマトリックス
・ラベルを選択しますか?
・全ての最適なラベルサイズのリスト
・TSインタビューを終了します
選択されたラベルフォーマット上に入力されたデータを使ってラベルを書き込む
BBP識別子=f/f−n.d
・識別子を印刷する

火災止め位置(「FSL」)
・Floorは何ですか?−>f
・何の場所ですか?−>n
・時間率は何ですか?−>h
・別のFSLを追加しますか?
・イエス―データを保存して上から始める
・ノー―継続する
・どのプリンタを使用していますか?
・レーザー/インクジェット
・TDP43M/PTR2E又は熱転写プリンタ
・ドットマトリックス
・ラベルを選択しますか?
・全ての最適なラベルサイズのリスト
・FSLインタビューを終了します
選択されたラベルフォーマット上に入力されたデータを使ってラベルを書き込む
FSL識別子=f−FSLn(h)
・識別子を印刷する

キャンパスのバックボーンケーブル(「CBC」)
・建物1は何ですか?−>b
・Floor1は何ですか?−>f
・Space1は何ですか?−>s
・建物2は何ですか?−>b
・Floor2は何ですか?−>f
・Space2は何ですか?−>s
・建物のバックボーンケーブルの名称は何ですか?−>n
・別のキャンパスのバックボーンケーブルを追加しますか?
・イエス―データを保存して上から始める
・ノー―継続する
・どのプリンタを使用していますか?
・レーザー/インクジェット
・TDP43M/PTR2E又は熱転写プリンタ
・ドットマトリックス
・ラベルを選択しますか?
・全ての最適なラベルサイズのリスト
・CBCインタビューを終了します
選択されたラベルフォーマット上に入力されたデータを使ってラベルを書き込む
CBC識別子=[b−f]/[b−f]−n
・識別子を印刷する

キャンパスのバックボーンペア(「CBP」)又は光ファイバー識別子
・建物1は何ですか?−>b
・Floor1は何ですか?−>f
・Space1は何ですか?−>s
・建物2は何ですか?−>b
・Floor2は何ですか?−>f
・Space2は何ですか?−>s
・建物のバックボーンケーブルの名称は何ですか?−>n
・銅ペアー又は光ファイバーの名称は何ですか?−>d
・別のキャンパスのバックボーンペア又は光ファイバーを追加しますか?
・イエス―データを保存して上から始める
・ノー―継続する
・どのプリンタを使用していますか?
・レーザー/インクジェット
・TDP43M/PTR2E又は熱転写プリンタ
・ドットマトリックス
・ラベルを選択しますか?
・全ての最適なラベルサイズのリスト
・CBPインタビューを終了します
選択されたラベルフォーマット上に入力されたデータを使ってラベルを書き込む
CBP識別子=[b−f]/[b−f]−n.d
・識別子を印刷する

一方、ユーザーが特定のラベリングタスク選択肢を選択すれば、ユーザーには、クリック、チェックなどを行うことによって選択される、可能性のあるラベリングタスクのリストが呈示される。例えば、企業マーケットモジュールの、可能性のあるラベリングタスクのリストには、ケーブルマーカー、パッチパネルラベル、ラックラベル、アウトレットラベル、ポートラベル、パッチコードラベル、火災止め位置ラベル、ルームラベル、及び接地母線ラベルが含まれている。ユーザーによって入力される情報は、モジュールによって解釈され、モジュールが、ラベル説明文のリストを作る。
【0032】
選択された情報収集モードに関係無く、ユーザーによって入力された情報は、ラベリングアプリケーションツール220が、自動的に、適切なラベルフォーマットを選択し、ラベルに印刷する所望の説明文を作り、選択されたラベルにデータ/説明文をラベリングラスクに適した方法でフォーマットし、及び/又は、汎用印刷アプリケーション内のラベルファイルに説明文を出力するのに用いられる。ユーザーによって入力された情報は、更に、自動的に、特定のラベルフォーマット又はラベル部品番号を開き、ファイルパラメーター及びフォーマットなどを、汎用印刷アプリケーションに戻る際に、ラベルファイル内に設定するのに用いられる。
B.パネルショップマーケットモジュール
パネルショップマーケットモジュールは、パネルショップマーケットに特有のタスク用のラベルを作り、パネルショップマーケットのユーザーの需要に合わせて作られている、コンピューター100と連結されているディスプレイの様なユーザーインターフェースを使ってユーザーに呈示する。この例では、パネルショップマーケットモジュール用のサブルーチンを起動させるためのアイコン選択可能なメニュー項目又は他の方法は、汎用印刷アプリケーション210用の画面に現れる。ユーザーは、サブルーチンを起動させるためのアイコン選択可能なメニュー項目又は他の方法をクリックすることによって、パネルショップマーケットモジュール用のラベリングプログラムガイドを起動させ、ユーザーは、代表的なパネルショップ用のラベリングタスクのリストからラベリングタスクを選択するよう促される。例えば、ラベリングタスクのリストには、配線とケーブル、端末のブロック/ストリップ、電気機械装置、電気的構成要素、プログラム可能なコントローラー、安全サイン、格付けプレート、及び、押しボタンとスイッチが含まれている。
【0033】
ラベリングアプリケーションツール220は、次に、ラベリングタスクを完成するためにユーザーに求められる情報を請求する。図5Aから5Fは、ユーザーが、パネルショップモジュール内のラベリングタスクのリストから「配線とケーブル」を選択する場合の一連の画面コピーを示している。
【0034】
図5Aでは、ラベリングアプリケーションツール220は、ユーザーがラベリングしている配線又はケーブルの型式を判定している。ユーザーは、「8−3AWG」配線又はケーブルを指定した。図5Bは、ラベル材料の選択肢を呈示しており、ユーザーは、ビニールを選択している。図5Cでは、ラベリングアプリケーションツールは、ユーザーが使いたいプリンタの型式を判定している。図5Dは、ユーザーに、ラベル用説明文の順序に関する情報を請求している。この例では、ユーザーは、標準的な順序の説明文を選択している。配線とケーブルをラベリングするこのタスクに関して収集された情報に基づいて、ラベリングアプリケーションツールは、説明文のリストを作成し、そのリストを、ラベルフォーマットの様な他の印刷パラメーターと共に、汎用印刷アプリケーション210へ出力する。
【0035】
図5Eは、汎用印刷アプリケーション210、この場合はPanduit社のEASY−MRAKラベリングソフトウェア、からのラベル特性ウインドウの画面コピーである。これは、図5Aから5Dで集められた情報に基づいて、ユーザーが、9つの配線ラベルを、上行十進順序を使って印刷することを望んでいると示している。図5Fは、できあがったラベルのプレビューであり、汎用印刷アプリケーション210を使って、印刷、保存、編集などを行うことができる。この例では、パネルショップモジュールから出力された説明文は、汎用印刷アプリケーション内のラベルファイルに自動的に挿入されていた。
【0036】
企業マーケットモジュールと同様に、パネルショップマーケットのモジュールは、ユーザーから入手した情報を利用して、自動的に、適切なラベルフォーマット(例えば、ラベルサイズと材料)を選択し、ラベルに印刷する説明文を作り、ラベリングタスクに適切なやり方で説明文をラベル上にフォーマットし、説明文と、付帯するフォーマット及びラベル情報を、汎用印刷アプリケーション内のラベルファイルへ出力することができる。
【0037】
例えば、それぞれ異なるマーケットに対応している様々なモジュール222は、例えばリソース130からのダウンロードによってユーザーが利用できるのが望ましい。勿論、代わりに、モジュール222を、CD又は他のメモリ媒体からインストールしてもよい。モジュール222を、他の言語に容易に適合できるようにして、ラベリングアプリケーションツールを、全世界ベースで更に柔軟性があり有用なものとしてもよい。
【0038】
ラベリングアプリケーションツールは、限定するわけではないが、自己積層又はラップアラウンドラベル、自己接着材料の連続ストリップ、打ち抜き自己接着性ラベル、テキストと図形付きの自己接着性サイン、テキストと図形付の自己接着性ラベル、及び打ち抜き自己接着性積層ラベルを含む多種多様なラベル型式を作成するのに利用することができる。おそらくもっと重要なことは、ラベリングアプリケーションツールは、ユーザーのラベリングタスクに適した全ラベル型式を自動的に選択することである。適切なラベル型式の選択は、ラベルを貼り付ける品目、仕様又は標準からの情報、又は他のソースに関する情報に基づいて、自動的に行われる。
【0039】
ここに記載されているラベリングアプリケーションツールは、ラベリングタスクに着手するユーザーに数多くの利点を提供する。モジュール構造は、利用される場合、ユーザーが、使用するモジュールをインストールできるようにするだけでなく、ラベリングタスクを特定のマーケットと関連付けるので、ユーザーは、ラベリング対象項目、管理標準及び/又は仕様、ラベル型式とフォーマットなどに関する高度な専門知識を持っていなくてもよい。更に、説明した様々なプロセス選択肢は、ラベリングタスクに柔軟性があり使い易い方法を提供する。ユーザーインターフェース、リスト及びインタビューは、既存のラベリングソフトウェアと比べて比較的直感的に理解できるので、ユーザーは、ラベリングアプリケーションツールを使用するのに殆ど訓練を必要とせず、ラベルの作成に費やす時間が少なくて済む。更に、ラベルの定義とラベル説明文のリストの作成を自動化することによって、ラベル選択とデータ入力のエラーが減り、時間と材料の費用を節約することができる。
【0040】
以上の説明と添付図面で示した教示の恩典を享受する、本発明に関係する分野の当業者は、本発明に対する多くの修正及び他の実施形態を想起するであろう。従って、本発明は、開示している具体的な実施形態に限定されるのではなく、その修正及び他の実施形態も、本発明の精神と範囲に含まれるものと理解されたい。ここでは特定の用語を採用しているが、それらは、一般的で説明的な意味で使用しているに過ぎず、限定を課す目的で使用しているのではない。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】好適な実施形態が実施されるネットワークアーキテクチャの概略図である。
【図2】好適な実施形態による、ラベリングアプリケーションツールのソフトウェア階層を示す概略図である。
【図3】マーケットベースのラベリング法の或る実施形態を示す流れ図である。
【図4A】図4Aは、マーケットベースのラベリング法の別の実施形態を示す流れ図である。
【図4B】図4Bは、マーケットベースのラベリング法の別の実施形態を示す流れ図である。
【図5A】図5Aは、ユーザーを、パネルショップモジュール内の配線又はケーブルのラベリングを通して案内するための、ラベリングアプリケーションツールによって作成される一連の画面コピーを示している。
【図5B】図5Bは、ユーザーを、パネルショップモジュール内の配線又はケーブルのラベリングを通して案内するための、ラベリングアプリケーションツールによって作成される一連の画面コピーを示している。
【図5C】図5Cは、ユーザーを、パネルショップモジュール内の配線又はケーブルのラベリングを通して案内するための、ラベリングアプリケーションツールによって作成される一連の画面コピーを示している。
【図5D】図5Dは、ユーザーを、パネルショップモジュール内の配線又はケーブルのラベリングを通して案内するための、ラベリングアプリケーションツールによって作成される一連の画面コピーを示している。
【図5E】図5Eは、ユーザーを、パネルショップモジュール内の配線又はケーブルのラベリングを通して案内するための、ラベリングアプリケーションツールによって作成される一連の画面コピーを示している。
【図5F】図5Fは、ユーザーを、パネルショップモジュール内の配線又はケーブルのラベリングを通して案内するための、ラベリングアプリケーションツールによって作成される一連の画面コピーを示している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラベル作成システムにおいて、
プロセッサーベースの装置と、
ユーザーが前記プロセッサーベースの装置と対話するための少なくとも1つの入力/出力装置と、
前記プロセッサーベースの装置がアクセスできるラベリングアプリケーションであって、前記ユーザーを、前記ラベリングアプリケーションによって、前記少なくとも1つの入力/出力装置を使って、一式のラベルを製作するための一連のステップを通して案内する、少なくとも1つのモードを有している、ラベリングアプリケーションと、を備えているラベル作成システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4A】
image rotate

【図4B】
image rotate

【図5A】
image rotate

【図5B】
image rotate

【図5C】
image rotate

【図5D】
image rotate

【図5E】
image rotate

【図5F】
image rotate


【公開番号】特開2013−65320(P2013−65320A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−244387(P2012−244387)
【出願日】平成24年11月6日(2012.11.6)
【分割の表示】特願2007−543615(P2007−543615)の分割
【原出願日】平成17年11月30日(2005.11.30)
【出願人】(507202736)パンドウィット・コーポレーション (70)
【Fターム(参考)】