説明

ラベル貼付機

【課題】被着体の所定の位置に正確にラベルを貼付するラベル貼付機を提供する。
【解決手段】ラベルを貼付すべき被着体を搬送する上流コンベア7、並びに下流コンベアより成る搬送部と、前記上流コンベア7の表面に搬送方向に沿って設けられた反射部9と、この反射部9に向け光を発光する発光機15、並びに前記反射部9にて反射された前記発光機15よりの光を受光する受光機16を備え、前記反射部9により反射される前記発光機15よりの光が遮られたとき、前記被着体が所定の位置に到達したことを検出する検出部4と、前記上流コンベア7および下流コンベアの間に、任意の間隔を隔てて形成されたラベル繰出し口71と、前記ラベルを前記ラベル繰出し口71に向け発行して繰出す印字貼付機と、より成る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンベアにより搬送させられる被着体にラベルを貼付するラベル貼付機に係り、特に、薄型の被着体に対してラベルを貼付するラベル貼付機に関する。
【背景技術】
【0002】
図6は、従来のラベル貼付機50の被着体Pが搬送され、ラベルが貼付される部分を拡大して説明するための説明図、図7は、後述の印字貼付機51の説明図である。
従来のラベル貼付機50は、印字貼付機51と、コンベア部52と、コンベア操作部53と、検出部54と、制御部55とを備えている。
【0003】
図7に印字貼付機51の説明図を示す。印字貼付機51は、ラベル供給部56と、リボン供給部57と、印字部58と、ラベル貼付部59とから構成されている。
【0004】
ラベル供給部56は、ラベル供給リール60とラベル巻取りリール61を備え、帯状台紙に複数のラベルLが所定間隔で仮着されたラベル連続体をラベル供給リール60に装着すると共に、ラベル巻取りリール61に巻き取らせ、印字部58にラベル連続体を供給するよう構成されている。
【0005】
リボン供給部57は、リボン供給リール62とリボン巻取りリール63とを備え、熱転写リボンをリボン供給リール62に装着すると共に、リボン巻取りリール63に巻き取らせ、印字部58に供給するよう構成されている。
【0006】
印字部58は、サーマルヘッド64と、プラテンローラ65とを備え、サーマルヘッド64とプラテンローラ65の間にラベル連続体と熱転写リボンを挟みこみ、プラテンローラ65で押圧してラベルLに印字を行うとともに、ラベル連続体を搬送するようになっている。
【0007】
ラベル貼付部59は、剥離板66と、駆動ローラ67と、引出しローラ68と、従動ローラ69と、移送ベルト70と、ラベル繰出し口71とで構成されている。剥離板66は先端が鋭角状になっており、印字されたラベル連続体の台紙を剥離板66で折り返して、搬送することにより、ラベルLが剥離されるしくみとなっている。移送ベルト70はシリコーン等の剥離材によって表面処理されており、駆動ローラ67と従動ローラ69に張架されている。引出しローラ68は駆動ローラ67の対向面に備えられ、駆動ローラ67と反対方向に回転することにより、剥離板66にて剥離されたラベルLを引き込み、ラベルLが移送ベルト70に仮着される。ラベル繰出し口71は、後述するコンベア部52の上流コンベア73と下流コンベア74間に設けられた空間であり、被着体Pが落下しない程度の搬送方向の距離を持ち、ラベルLの先端が飛び出し、被着体Pが通過することによってラベルLが貼付されるようになっている。
【0008】
「搬送部」としてのコンベア部52は、フレーム72と、上流コンベア73と、下流コンベア74とで構成され、上流コンベア73と下流コンベア74は、無端ベルト75と、一対の転向ローラ76と、モータ77とを有している。
【0009】
フレーム72はコンベア部52の両端に搬送方向に沿って、図示しないラベル貼付機50の外枠に支持されている。上流の一対の転向ローラ76と下流の一対の転向ローラ76は、フレーム72に支持されており、モータ77の駆動により転向ローラ76が回転し、転向ローラ76に張架された無端ベルト75が従動することによって、無端ベルト75上の被着体Pが搬送されるよう配設されている。
【0010】
コンベア操作部53は、コンベア部52を稼動するための稼動スイッチ78などで構成されている。
【0011】
検出部54は、発光機79と、受光機80とで構成されており、発光機79は、上流コンベア73のフレーム72の高さ方向における任意の高さ位置に取り付けられ、受光機80は、反対側のフレーム72、すなわち、発光機79が設けられたフレーム72の、無端ベルト75を挟んで対向するフレーム72に、発光機79と直線状に配設されている。図6の例では、右側フレーム72に設置されているのが発光機79、左側フレーム72が受光機80とされる。
【0012】
制御部55は、図示省略のCPUやROM、RAMなどを備えており、前記各部と図示しないインターフェイスで接続されており、各部の動作の制御を行う。
【0013】
従来のラベル貼付機50は以上の構成を有し、印字貼付機51にて、まず被着体Pに対応する情報がラベルLに印字され、ラベル貼付部59の剥離板66にて剥離されて移送ベルト70に仮着される。被着体Pは図6の矢示F方向に搬送される。
ところで、上述したラベル貼付機50において、被着体Pを検出する場合、高さ方向における任意位置に設けられた検出部54にて検出することが行われている。即ち、被着体Pが検出部54に到達すると、発光機79より照射され受光機80にて受光される光が、被着体Pの高さ方向において遮られ、その光量の変化を制御部55により検知することにより、被着体Pが所定位置に到達したことを検出する。検出信号が制御部55に送られ、それを基にラベル貼付部59の駆動ローラ67を駆動し、移送ベルト70に仮着したラベルLをラベル繰出し口71に発行させ、搬送された被着体Pの底面に当接させることにより貼付が行われる(例えば、特許文献1参照)。
【0014】
しかしながら、被着体Pが、例えば、袋入りのせんべいのような薄型の場合、搬送中に被着体Pの位置がずれやすく、また、高さ方向の任意の位置に設置された検出部54にて検出可能とする十分な厚みがないため、誤検知を起こしやすくなり、ラベルLを適切な位置に貼付けることができないという問題がある。このような不具合が起こると、全ての作業工程が止まり、生産効率が低下する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0015】
【特許文献1】実開平06−54517号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたものであり、薄型の被着体の搬送ずれを解消することと同時に、被着体が所定位置に到達したことを確実に検出し、被着体の所定の位置に正確にラベルを貼付することを、安価で簡素な構成で可能としたラベル貼付機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明は、薄型の被着体の所定の位置に正確にラベルを貼付するラベル貼付機に着目したもので、請求項1記載の発明の要旨は、ラベルを貼付すべき被着体を搬送する上流コンベア、並びに下流コンベアより成る搬送部と、前記上流コンベアの表面に搬送方向に沿って設けられた反射部と、この反射部に向け光を発光する発光機、並びに前記反射部にて反射された前記発光機よりの光を受光する受光機を備え、前記反射材により反射される前記発光機よりの光が遮られたとき、前記被着体が所定の位置に到達したことを検出する検出部と、前記上流コンベアおよび下流コンベアの間に、任意の間隔を隔てて形成されたラベル繰出し口と、前記ラベルを前記ラベル繰出し口に向け発行して繰出す印字貼付機と、を備えたことを特徴とするラベル貼付機にある。
また請求項2記載の発明の要旨は、前記ラベル繰出し口の上方部位には、被着体を下方へ押圧する押圧部が備えられることを特徴とする請求項1に記載のラベル貼付機にある。
また請求項3記載の発明の要旨は、前記被着体を前記上流コンベアに配設された前記反射部へ案内するガイド部を備えたことを特徴とする請求項1および2に記載のラベル貼付機にある。
また請求項4記載の発明の要旨は、前記反射部は、前記上流コンベアに貼付した反射シートであることを特徴とする請求項1ないし3にいずれか記載のラベル貼付機にある。
また請求項5記載の発明の要旨は、前記反射部は、前記上流コンベアに塗布した反射塗料であることを特徴とする請求項1ないし3にいずれか記載のラベル貼付機にある。
また請求項6記載の発明の要旨は、前記反射部は、前記上流コンベアに設けた反射ベルトであることを特徴とする請求項1ないし3にいずれか記載のラベル貼付機にある。
また請求項7記載の発明の要旨は、前記反射部は、前記上流コンベアから取り外し可能であることを特徴とする請求項1ないし6にいずれか記載のラベル貼付機にある。
また請求項8記載の発明の要旨は、前記上流コンベアの、被着体が搬送される経路に凹部を形成し、この凹部上に前記反射部を設けたことを特徴とする請求項1ないし7にいずれか記載のラベル貼付機にある。
【発明の効果】
【0018】
本発明のラベル貼付機は、搬送されてきた被着体が所定位置に到達したことを確実に検出し、所定の位置にラベルを貼付することを可能とする。
また、高価な機器を用いず、かつ簡素で場所をとらない構成で、被着体の所定の位置にラベルを貼付することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の実施例1に係るラベル貼付機1の全体を側面より見た概略説明図である。
【図2】本発明の実施例1に係るラベル貼付機1を上方より見た平面図である。
【図3】本発明の実施例1に係るラベル貼付機1の被着体の検出機構を説明する斜視図である。
【図4】本発明の実施例1に係るラベル貼付機1の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の実施例2に係る上流コンベア23のI−I線断面図である。
【図6】従来のラベル貼付機50の、ラベルが貼付される部分を上方よりみて説明するための概略拡大説明図である。
【図7】従来のラベル貼付機50の印字機構を説明する説明図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明の実施の形態を図1ないし図4に基づいて説明する。なお、以下において、従来と同様の部分は、同一符号を付すに止め、重複する説明は省略する。
本発明の実施の形態に係るラベル貼付機1は、印字貼付機51と、コンベア部2と、コンベア操作部53と、ガイド部3と、検出部4と、押圧部5と、表示部6とから構成されている。
【0021】
主に図2に示すように、「搬送部」としてのコンベア部2は、フレーム72と上流コンベア7と下流コンベア74で構成されている。上流コンベア7と下流コンベア74の間にはラベル繰出し口71となる空間を設けてある。
なお、図2においては、説明の都合上、後述する検出部4は省略してある。
【0022】
上流コンベア7は、上流側無端ベルト8と、反射部としての反射シート9と、一対の転向ローラ76と、モータ77で構成されている。上流側無端ベルト8の被着体が搬送される部分には、反射シート9が脱着可能に貼付されており、被着体Pは、反射シートの上に乗って搬送されるようになっている。上流側無端ベルト8は一対の転向ローラ76に張架され、モータ77の駆動により、転向ローラ76が回転し、転向ローラ76に張架された上流側無端ベルト8および上流側無端ベルト8に貼り付けられた反射シート9が従動することによって、上流側無端ベルト8上の被着体Pが搬送されるよう配設するようになっている。
【0023】
下流コンベア74は、無端ベルト75が、一対の転向ローラ76に張架した構成となっている。
【0024】
ガイド部3は、一対の側板10で構成され、被着体Pの搬送方向幅の端部を沿うように、フレーム72に支持されており、搬送された被着体Pを中央に案内し、幅方向における被着体Pのズレを防止するよう配設されている。
【0025】
検出部4は、上流コンベア7側に設けられ、主に、図3に示すように、第一支持部材11と、第二支持部材12と、第三支持部材13と、第四支持部材14と、発行機15と、受光機16とで構成されている。
第一支持部材11は、フレーム72上に、立設して取り付けられている。第二支持部材12は、第一支持部材11の、フレーム72の上端部から所定の高さの位置に、搬送方向Fとほぼ平行して取り付けられている。第三支持部材13は、第二支持部材12と同様、フレーム72の上端部からの所定の高さをもち、第二支持部材12にほぼ直交して取り付けられるとともに、上流コンベア7側へ突出している。第四支持部材14は第二支持部材12と平行に、かつ、第三支持部材13の先端部、すなわち、上流コンベア7の上方おいて、第三支持部材13に直交して取り付けられている。発光機15と受光機16は、第四支持部材14の先端に、Z字形状の取り付け板を介して取り付けられている。
【0026】
被着体Pが検出部4に到達した時、発光機15から発光した光は被着体Pにより遮られ、反射板17にて反射されることはない。遮られた場合と、発光機15から発光した光が被着体Pにて遮られずに反射板17にて反射されて受光機16にて受光された場合とでは、受光機16にて受光する光の量は大きく異なり、この差の間に閾値を定めることにより、被着体Pの到達を検出する。
【0027】
押圧部5は、繰出し口71の真上に設けられ、ブラケット17と、DCモータ18と、スポンジローラ19と、タイミングベルト20とで構成されている。DCモータ18はブラケット17に支持されており、DCモータ18とスポンジローラ19はタイミングベルト20を介して繋がっている。なお、DCモータ18の駆動により、スポンジローラ19は常時、図1における反時計方向に回転している。下面にラベルLが貼り付けられた被着体Pがスポンジローラ19と上流コンベア7と下流コンベア74の隙間を通る際、被着体Pの浮き上がりが、上方より押圧されることにより防止されるとともに、繰出し口71より発行されたラベルLが被着体Pの下面に貼付けられるようになっている。また、スポンジローラ19が常時、図1における反時計方向に回転しているので、被着体Pが薄くて軽い場合であっても、下流方向への搬送が円滑となるものである。なお、スポンジローラ19は、常時回転しなくとも、被着体Pが検出部4にて検出されたときに一定時間回転するようにしてもよい。また、図2および図3において、スポンジローラ19は、説明の都合上、想像線にて図示してある。
【0028】
表示部6は液晶画面21と支柱22で構成されている。液晶画面21は支柱22に取り付けられている。液晶画面21は情報や制御状態を表示し、たとえばタッチスクリーンとなっており、手動で情報の入力、書き換えを行うことができるようになっている。
【0029】
以上のように構成されたラベル貼付装置1の一連の動作について図4に基づいて説明する。
ステップS01において、印字部58にて1枚目のラベルLに印字を行う。
ステップS02にて、ラベルLの印字が終了したか否かを判定し、印字が終わっていない場合は、ステップS01に戻ってラベルLへの印字を続行する。一方、ラベルLの印字が終了したらステップS03へ進む。
ステップS03にて、印字を施したラベルを移送ベルトに仮着させ、停止位置まで移送する。
ステップS04にて、モータ77の駆動により転向ローラ76が駆動され、コンベア部2の被着体Pが矢印F方向に搬送される。被着体Pは一対の側板10によるガイドによって、検出部4に搬送され、ステップS05に進む。
ステップS05にて、検出部4に被着体Pが到達すると、発光機15から発光した光は、検出部4に到達した被着体Pによって反射シート9による反射を遮られ、受光機16にて受光する光の量は所定値よりも低くなる。これにより被着体Pが検出部4に到達したことを検出し、ステップS06へ行く。一方、被着体Pの検知が無い場合は、被着体Pの搬送を続行する。
ステップS06にて、ラベル繰り出し口71からラベルLを繰り出す。
ステップS07にて、被着体Pが繰り出されたラベルLの上を通過することにより、被着体PにラベルLが貼付され、さらに貼付後にスポンジローラ21で押圧することにより、貼付を強固にさせる。
ステップS08にて、貼付動作が完了したか否かを判定し、貼付がされていない場合は、貼付動作を続行する。一方、貼付動作が完了したらステップ09へ進む。
ステップS09にて、ラベルLが貼付された被着体Pを下流コンベア74で搬送する。
【0030】
このように、上流コンベア7の上流側無端ベルト8に反射シート9を貼付し、その上を被着体Pが搬送されるようにしたので、発光機15より発光した光を反射板17にて反射させ、受光機16にて受光する回帰反射型の検出を行うことによって被着体Pの検出を確実に行うことができ、また側板10にて被着体Pを案内するので、被着体Pの搬送ずれを防ぎながら、被着体Pの所定の位置に確実にラベルを貼付することが可能となる。さらに、高価な高精度の制御装置や画像センサなどを使用しないので、コスト低減も可能となる。また、透過型のセンサと比べると、発光機15より発光した光を反射板17にて反射するので、被着体Pが透明な場合でも、光が被着体Pを2回、透過することにより光の減衰が大きいため、確実な検出が可能である。さらに、透過型のセンサは、本願の反射シート9の下部の位置に受光機16を設置した構成だが、この場合発光機15から発光した光だけでなく、上部の蛍光灯などの光も受光するため精度が低くなりやすいが、回帰反射型の検出を行うことで、その問題も解消される。また、反射シートは脱着可能であるので、専用のベルトなどを用いなくとも、従来のベルトに装着するだけでよいので、コストや手間が掛らなくなり、また被着体の搬送経路や検出位置に合わせた位置に簡単に装着することができる。
【0031】
なお、本実施例1での反射部は、上流コンベアに貼付した反射シートとしたが、上流コンベアの搬送方向に、発光機から発する光を反射させて、受光機に受光させるものであればよく、例えば上流コンベアに反射材を塗布する、反射機能を有する取り外し可能なベルトを配置する等でもよい。
【0032】
次に、本実施例2を図5に基づいて説明する。図5は、本実施例2に係るラベル貼付機の図2のI−I線断面図であり、上流コンベア23以外の各部と動作は実施例1と同一であるのでその説明を省略する。
【0033】
本実施例2に係る上流コンベア23は、上流側無端ベルト24と凹部25とで構成されている。凹部25は、被着体Pの搬送経路に形成され、凹部25の表面には反射シート9が貼付されている。
【0034】
このように、上流側無端ベルト24の被着体Pが搬送する経路を凹部25とし、凹部25の表面に反射シート9を貼付することによって、被着体Pは反射シート9上に直接触れずに搬送されるので、反射シートに傷がつくことや汚れの付着を防止することができる。また、被着体Pの搬送方向の端の部分のみを側板10で押えながら、上流側無端ベルト24に接して搬送するので、被着体Pの搬送ずれを防ぎながら、それと同時に、被着体Pの所定の位置に確実にラベルを貼付することが可能となる。
【0035】
なお、本実施例2での反射部は、上流側無端ベルトに形成した凹部に貼付した反射シートとしたが、上流コンベアの搬送方向に、発光機から発する光を反射させて、受光機に受光させるものであればよく、例えば上流コンベアに反射材を塗布する、反射機能を有する取り外し可能なベルトを配置する等でもよい。
【0036】
これらの実施例では、各構成部材の数、位置、形状等は上記実施例に限定されず、本発明を実施するうえで好適な数、位置、形状等にすることができる。本発明が上記各実施例に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、実施例は適宜変更され得ることは明らかである。
【符号の説明】
【0037】
1 ラベル貼付機
2 搬送部(コンベア部)
3 ガイド部
4 検出部
5 押圧部
6 表示部
7 上流コンベア
8 上流側無端ベルト
9 反射部(反射シート)
10 側板
11 第一支持部材
12 第二支持部材
13 第三支持部材
14 第四支持部材
15 発光機
16 受光機
17 ブラケット
18 DCモータ
19 スポンジローラ
20 タイミングベルト
21 液晶画面
22 支柱
23 上流コンベア
24 上流側無端ベルト
25 凹部
50 ラベル貼付機(従来)
51 印字貼付機
52 搬送部(コンベア部)
53 コンベア操作部
54 検出部
55 制御部
56 ラベル供給部
57 リボン供給部
58 印字部
59 ラベル貼付部
60 ラベル供給リール
61 ラベル巻取りリール
62 リボン供給リール
63 リボン巻取りリール
64 サーマルヘッド
65 プラテンローラ
66 剥離板
67 駆動ローラ
68 引出しローラ
69 従動ローラ
70 移送ベルト
71 ラベル繰出し口
72 フレーム
73 上流コンベア
74 下流コンベア
75 無端ベルト
76 転向ローラ
77 モータ
78 稼動スイッチ
79 発光機
80 受光機
P 被着体
L ラベル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラベルを貼付すべき被着体を搬送する上流コンベア、並びに下流コンベアより成る搬送部と、
前記上流コンベアの表面に搬送方向に沿って設けられた反射部と、
この反射部に向け光を発光する発光機、並びに前記反射部にて反射された前記発光機よりの光を受光する受光機を備え、前記反射材により反射される前記発光機よりの光が遮られたとき、前記被着体が所定の位置に到達したことを検出する検出部と、
前記上流コンベアおよび下流コンベアの間に、任意の間隔を隔てて形成されたラベル繰出し口と、
前記ラベルを前記ラベル繰出し口に向け発行して繰出す印字貼付機と、を備えたことを特徴とするラベル貼付機。
【請求項2】
前記ラベル繰出し口の上方部位には、被着体を下方へ押圧する押圧部が備えられることを特徴とする請求項1に記載のラベル貼付機。
【請求項3】
前記被着体を前記上流コンベアに配設された前記反射部へ案内するガイド部を備えたことを特徴とする請求項1および2に記載のラベル貼付機。
【請求項4】
前記反射部は、前記上流コンベアから取り外し可能であることを特徴とする請求項1ないし3にいずれか記載のラベル貼付機。
【請求項5】
前記反射部は、前記上流コンベアに貼付した反射シートであることを特徴とする請求項1ないし4にいずれか記載のラベル貼付機。
【請求項6】
前記反射部は、前記上流コンベアに設けた反射ベルトであることを特徴とする請求項1ないし4にいずれか記載のラベル貼付機。
【請求項7】
前記反射部は、前記上流コンベアに塗布した反射塗料であることを特徴とする請求項1ないし3にいずれか記載のラベル貼付機。
【請求項8】
前記上流コンベアの、被着体が搬送される経路に凹部を形成し、この凹部上に前記反射部を設けたことを特徴とする請求項1ないし7にいずれか記載のラベル貼付機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−176781(P2012−176781A)
【公開日】平成24年9月13日(2012.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−41056(P2011−41056)
【出願日】平成23年2月28日(2011.2.28)
【出願人】(307010993)株式会社サトー知識財産研究所 (588)
【出願人】(000130581)サトーホールディングス株式会社 (1,153)
【Fターム(参考)】