説明

ラミネートセキュリティ機能

例えばカード、パスポート等の識別ドキュメント(identification documents)に貼り合わされて、当該ドキュメントを保護するラミネートが提供される。各ラミネートは、固有のコードを備える。ラミネート上のコードは、読み取られて、カード所有者データとともに記憶されても良い。発行後、コードを読み取って記憶されたコードにアクセスし、当該コードおよびそれに付随するカードが適正かどうかを判断しても良い。上記コードは、ラミネートロールの利用者に提供されて、個人化装置がアクセス可能なデータベースに記憶されても良い。これにより、個人化装置は各コードを読み取り、読み取ったコードを上記データベースと照合して、このコードが適正かどうかを判断することができる。コードが適正ではない場合、装置オペレータにその旨を知らせて、適切な措置を講じれば良い。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、データカード・コーポレイション(DataCard Corporation)の名において、PCT国際出願として出願されており、2007年1月10日に出願された米国特許出願第11/621,648号、「ラミネートセキュリティ機能(LAMINATE SECURITY FEATURE)」に基づく優先権を主張する。なお、上記米国特許出願は、参照によりその全文が組み込まれている。
【0002】
本発明の開示は、身分証明書、クレジットカードおよびデビットカード等を含むプラスチックカードおよび複合カード、ならびにパスポートのような識別ドキュメント(identification document)に関連するセキュリティ対策に関する。より詳しくは、本発明の開示は、識別ドキュメントの個人化および発行時に加えて、識別ドキュメントの発行後における識別ドキュメントのセキュリティ改善に関する。
【背景技術】
【0003】
身分証明書、クレジットカードおよびデビットカード等、ならびにパスポートのような識別ドキュメントは、当該識別ドキュメントの対象となる所有者に関する情報によって個人化された(personalized)後に、対象となる所有者に発行される。個人化および発行は、通常、政府機関、クレジットカード会社、または個人化および発行処理を扱う許可を得た機関によって行われる。
【0004】
個人化および発行処理の一部として、識別ドキュメントは、印刷、写真印刷(photoprinting)、磁気ストライプおよび/またはチップの符号化、型押し(embossing)、保護ラミネートの貼りあわせ、および他の公知の手続きを含む多くの個人化手続きを経ることがある。
【0005】
個人化および発行時の識別ドキュメントの偽造および盗難を防止するだけでなく、発行後の識別ドキュメントの不正使用を防止するために、多くのセキュリティ対策が実施されている。このようなセキュリティ対策の一つは、個人化処理において、順次に並べられた(serialized)カードを使用し、個人化および発行処理全体にわたって、これらの順次に並べられたカードを追跡することである。このような公知のセキュリティ対策の下では、非順次(non-sequential)のカードが検出された場合、それは、1枚(または複数)のカードが不正に取り除かれた可能性を示唆することがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、識別ドキュメントの偽造および盗難を防止するだけでなく、発行済みの識別ドキュメントの不正使用を防止するためのセキュリティ対策のさらなる改善が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
識別ドキュメントの偽造および盗難を阻止するだけでなく、発行済みの識別ドキュメントの不正使用を防止するのに役立つ改善されたセキュリティ対策について説明する。識別ドキュメントは、このようなドキュメントの偽造、盗難および不正使用を阻止することが望まれるならば、どんな識別ドキュメントでも良い。識別ドキュメントの例として、例えば身分証明書、クレジットカードおよびデビットカード等のプラスチックカードおよび複合カード、ならびにパスポートが挙げられる。
【0008】
一実施形態において、個人化識別ドキュメント(personalized identification document)に貼り合わされて、当該ドキュメントを保護するラミネートが提供される。各ラミネートは、読み取り可能な固有のコードを備える。このコードは、例えばバーコード、数字、文字および記号等ならびにそれらの組み合わせによるどんな種類の表示で構成されていても良い。各ラミネート上のコードは、顕在的(すなわち、肉眼で見える)でも、潜在的(すなわち、肉眼で見えない)でも、またはこれらを組み合わせても良い。
【0009】
ラミネートは、ウェブ材料上に配置されたロール状で提供される場合、そのロールを使用する前に、例えば、ラミネート供給業者、すなわち、ラミネート製造業者またはその取扱業者によって、コードが形成されているのが好ましい。
【0010】
上記コードの一つの用途は、固有のコードを読み取り、カード所有者情報とともにこのコードを記憶することである。次に、コードおよびカード所有者情報は、中央処理サイト(中央コンピュータシステム)に送信されても良い。政府発行ドキュメントの場合、中央処理サイトは、政府運営サイトであっても良い。政府発行ドキュメントの個人化に外部処理装置が用いられる場合、中央処理を外部委託しても良く、またはサービスビューロー(service bureau)を利用して個人化を行い、中央処理は政府によって維持されても良い。
【0011】
コードは、中央処理サイトにダウンロードされるまで、カード所有者データとともに個人化装置に記憶されていても良い。中央処理サイトは、コードの追加処理を行うことができる。例えば、安全なサイトを介してオンラインでコードを使用できるようにすることにより、小売商、政府機関等がオンラインでコードにアクセスして、特定のコードが有効かどうか、またはあるコードが盗まれたかどうか等を判断するための照合を可能にする。
【0012】
上記コードの別の用途として、ラミネートの認証が考えられる。ラミネート上のコードは、ラミネートロール(laminate roll)の利用者に提供されて、個人化装置がアクセス可能なデータベースに記憶されても良い。個人化処理中、個人化装置は、ラミネートコードを読み取り、読み取ったコードを上記データベースと照合して、このコードが適正かどうかを判断することができる。コードが適正ではない場合、装置オペレータにその旨を知らせて、適切な措置を講じれば良い。
【0013】
一実施形態において、セキュリティをさらに高めるために、コード化されたラミネートは、コード化されたドキュメントとともに用いることができる。
【0014】
さらに、ドキュメントが利用者に発行されると、ラミネート上および/またはドキュメント上のコードは、さらなるセキュリティ機能の一部として用いることができる。すなわち、ラミネート上および/またはドキュメント上のコードは、発行後のセキュリティを確保するための付加セキュリティコードを生成するのに用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は、一列に並べられたラミネートを含むウェブの一部を示す図である。
【図2】図2は、例示的なコードを備えた2つのラミネートを示す図である。
【図3】図2は、ラミネートが貼り合わされた状態の識別カードを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1は、当該技術分野において公知の種類のキャリアウェブ12上に配置された複数のラミネート10を示す。複数のラミネート10は、例えばポリエステル等の材料からなるため、ラミネートは、一般に透明または半透明であり、よって、最終的にラミネートで被覆された識別ドキュメントが実質的に遮られたり、変えられたりすることなく見える。好適なラミネートの一例は、ミネソタ州ミネトンカのデータカード社によるデュラガード(DuraGard)(登録商標)透明ラミネートである。ウェブ12および複数のラミネート10は、通常、ロール状で提供される。複数のラミネート10は透明ラミネートであるとして説明したが、顕在的または潜在的な光学的変化素子(OVD)、図形、マイクロ印刷(micro-printing)および紫外線印刷(UV printing)等を備えても良い。
【0017】
ラミネート10は、識別ドキュメント14の表面に貼り合わされて、劣化および磨耗からこのドキュメントを保護するためのものである。識別ドキュメント14は、このようなドキュメントの偽造、盗難および不正使用を阻止することが望まれるならば、どんな識別ドキュメントでも良い。識別ドキュメントの例として、例えば身分証明書、クレジットカードおよびデビットカード等のプラスチックカードおよび複合カード、ならびにパスポートが挙げられる。説明を容易にするために、以下、識別ドキュメント12は、身分証明書14または単にカードとして記載される。
【0018】
複数のラミネート10は、ウェブ12上で互いに間隔を置いて配置された別個のラミネートとして図示されている。しかし、ラミネートという用語は、カードの表面に永久的に配置されてカードの保護を目的とするトップコート(topcoat)と呼ばれる材料を含む、あらゆる保護材料を含むことを意図している。従って、ラミネートは、個別化されたパッチではない、連続したフィルムの形で供給されることもある。
【0019】
各ラミネート10は、「XXX」で模式的に図示されたコード16を備える。コード16は、それぞれのラミネート10に固有の表示を付与する。このコードは、例えばバーコード、数字、文字および記号等ならびにそれらの組み合わせによるどんな種類の表示で構成されていても良い。各ラミネート上のコードは、顕在的(すなわち、肉眼で見える)でも、潜在的(すなわち、肉眼で見えない)でも、またはこれらを組み合わせても良い。図示された実施形態において、コード16は顕在的であり、各ラミネート10上に印刷されている。コード16は、個人化装置で用いられる前に、ラミネート供給業者、すなわち、ラミネート製造業者またはその取扱業者によって、ラミネート上に予め印刷されるのが好ましい。
【0020】
図2は、ラミネート10上のコード16の一例を示す。簡略化のため、図2において、キャリアウェブは図示されていない。この例では、一方のコードは数字173であり、他方のコードは数字842である。これら以外のラミネートも、それぞれ固有のコードを有する。一実施形態において、ラミネート上のコード16は、一連のコードでも良く(例えば、123、124、125等)、これにより、ウェブ上のラミネート10が順次または逐次配置されていることを示す。
【0021】
各ラミネート上の固有のコードは、読み取られた後、カード所有者情報とともに記憶されても良い。次に、コードおよびカード所有者情報は、中央処理サイト(中央コンピュータシステム)に送信されても良い。政府発行カードの場合、中央処理サイトは、政府運営サイトであっても良い。政府発行カードの個人化に外部処理装置が用いられる場合、中央処理を外部委託しても良く、またはサービスビューロー(service bureau)を利用して個人化を行い、中央処理は政府によって維持されても良い。
【0022】
コードは、中央処理サイトにダウンロードされるまで、カード所有者データとともに個人化装置に記憶されていても良い。中央処理サイトは、コードの追加処理を行うことができる。例えば、安全なサイトを介してオンラインでコードを使用できるようにすることにより、小売商、政府機関等がオンラインでコードにアクセスして、特定のコードが有効かどうか、またはあるコードが盗まれたかどうか等を判断するための照合を可能にしても良い。このように、ラミネート上のコードと記憶されたコードの一覧との照合を可能にすることにより、発行後のセキュリティが確保される。
【0023】
ラミネート10上のコード16は、ラミネート供給業者によって、ラミネートロール(laminate roll)の利用者に提供されても良く、かつ個人化装置がアクセス可能なデータベースに記憶されても良い。個人化処理中、個人化装置は、各コードを読み取り、読み取ったコードを上記データベースと照合して、このコードが適正かどうかを判断する。ラミネートコードを利用者に提供し、コードをデータベースと照合することにより、ラミネートの盗難または改ざんが阻止される。
【0024】
ラミネートコードの読み取りは、カードにラミネートを貼り付ける前でも、貼り付けた後でも良い。好ましくは、ラミネートコードの読み取りは、カードにラミネートを貼り付ける前に行う。ラミネートコードの読み取りは、当該技術分野において公知の従来の装置を用いて実現される。例えば、ラミネートコードがバーコード形式の場合、好適なバーコード読み取り装置を備えてバーコードを読み取れば良い。また、カメラを用いて印刷された数字や文字を読み取っても良い。光学式文字認織を用いても良い。しかし、機械可読コードを用いるのが好ましい。
【0025】
コードを読み取り、このコードをデータベースと照合することにより、ラミネートが認証される。しかし、カードにラミネートを貼り付けるべきかどうかを決定する一環として、上記読み取りおよび照合を用いることもできる。ラミネートが認証された場合、カードに当該ラミネートを貼り合わせることができる。コードが照合されない場合、装置オペレータにその旨を知らせて、適切な措置を講じれば良い。例えば、コードがデータベースに含まれていないために、ラミネートが認証されない可能性が示唆された場合であっても、当該ラミネートをその対象となるカード14に貼り合せることはできるが、利用者は、装置全体にわたってこのカードを追跡することができ、必要ならば、取り除くことができる。あるいは、装置の運転を一時停止し、装置オペレータに不適当なラミネートを知らせて、どう進めるべきかを決定するよう要求しても良い。他の措置も可能である。
【0026】
コード16は、発行後のセキュリティを確保するのに用いられる付加セキュリティコードを生成するために用いることもできる。例えば、コードを読み取り、集中保護データベース(central, secure database)においてカード所有者に結び付けられるセキュリティコードに変換しても良い。カードが使用された時、データベースを検索し、カード上のカード所有者データをセキュリティコードと突き合わせて、適正なカード使用を検証しても良い。これによって、ラミネートを剥がし、カードデータを変更して、別のラミネートを貼り直すことによるカードの改ざんを阻止する。
【0027】
新しいコードは、個人化処理中にカードに印刷されても良く、その後、当該カードがラミネートされる。これにより、カード上に適正なラミネートが配置されていることを確認するための、カードの真正性に対する簡単な目視検査の手段が得られる。
【0028】
コード16から生成された付加コードは、例えばカード上のコードのような別のコードと組み合わせるだけの単純なものであっても、暗号化アルゴリズムを用いた、より複雑なコードであっても良い。
【0029】
セキュリティをさらに高めるために、コード化されたラミネート10は、固有のコードも有することがあるカード14とともに用いることができる。図3は、「XXX」で模式的に図示されたコード18を備えたカード14の一例を示す。コード18は、例えばバーコード、数字、文字および記号等ならびにそれらの組み合わせによるどんな種類の表示で構成されていても良い。カード14上のコード18は、顕在的(すなわち、肉眼で見える)でも、潜在的(すなわち、肉眼で見えない)でも、またはこれらを組み合わせても良い。図示された実施形態において、コード18は顕在的であり、カード14の表面に印刷されている。あるいは、コードは、カードの裏面に設けられていても良く、カード上の磁気ストライプまたは集積回路チップに符号化されていても良い。
【0030】
コード18は、個人化された他のカードに対して当該カードが唯一であることを示すものでなければならない。一実施形態において、コードは、カードが順次または逐次配置されていることを示す一連のコードでも良い。
【0031】
カード14上のコード18は、ラミネートコード16と同様の方法で扱うことができる。コード18は、読み取られた後、カード所有者情報およびカードに貼り合わされたラミネート10のコード16とともに記憶されても良い。次に、これらのコードをオンラインで使用できるようにすることにより、発行後のコードの照合を可能にして、カードを検証する。
【0032】
さらに、ラミネート10上のコードおよびカード12上のコードは、両方とも個人化処理中に読み取り、記憶されたコードのデータベースと照合して、ラミネートおよびカードが適正であることを確認しても良い。つまり、両方のコードの読み取りは、認証手段としての役割を果たすことができる。コードが認証された場合、この認証をカードにラミネートを貼り付ける許可としても良い。1つまたはそれ以上のコードが認証されなかった場合、不適当に配列されたラミネートまたはカードを装置オペレータに警告するエラーメッセージを作成しても良いし、他の措置が講じられても良い。
【0033】
図3は、カード14に貼り合わされたラミネート10の一例を示す。この例では、ラミネート10上のコード16およびカード14上のコード18は、カード14にラミネート10を貼り合せた際、コード16、18が一列に並んで組み合わせコード123XXXを生成するように配置されている。
【0034】
本明細書に記載された概念は、例えばミネソタ州ミネトンカのデータカード社から入手可能なMX6000カード発行システム(MX6000 Card Issuance System)等の中央発行個人化装置(central issuance personalization equipment)、または、例えばミネソタ州ミネトンカのデータカード社から入手可能なSPシリーズカードプリンタ(SP Series Card Printers)等の卓上機械に用いることができる。
【0035】
本発明は、その精神または本質的特性から逸脱することなく、他の形式で具体化されても良い。本願において開示された実施形態は、全ての点で、例示的なものであって制限的なものではないとみなされるべきである。本発明の範囲は、上記記載ではなく、特許請求の範囲によって示されているため、特許請求の範囲と同等の意味および範囲内にある全ての変更が特許請求の範囲に包含される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
個人化識別ドキュメント(personalized identification document)用ラミネートであって、
前記個人化識別ドキュメントの表面に永久的に定着されることを意図した保護材料基材を含み、
前記保護材料基材は、前記ドキュメント表面に定着されたときに、劣化および磨耗から前記ドキュメントを保護するのに適した材料からなり、前記材料は、前記基材の下の前記ドキュメント表面上の情報を見えるようにするものであり、前記保護材料基材は、読み取り可能な固有の表示コードを備えることを特徴とする個人化識別ドキュメント用ラミネート。
【請求項2】
前記材料は、ポリエステルを含む請求項1に記載のラミネート。
【請求項3】
前記基材は、実質的に半透明である請求項1に記載のラミネート。
【請求項4】
前記基材は、光学的変化素子、図形、マイクロ印刷(micro-printing)および紫外線印刷(ultraviolet printing)のうちの1つまたはそれ以上を含む請求項1に記載のラミネート。
【請求項5】
前記ラミネートは、前記ドキュメントの前記表面に定着される前に、キャリアウェブ上に供給され、かつ前記キャリアウェブ上の他のラミネートから間隔を置いて配置された別個の部材である請求項1に記載のラミネート。
【請求項6】
前記コードは、少なくとも部分的に顕在的であり、バーコード、数字、文字、記号およびこれらの組み合わせのうちの少なくとも1つを含む請求項1に記載のラミネート。
【請求項7】
個人化識別ドキュメント(personalized identification document)をラミネートするのに用いる供給アイテムであって、
キャリアウェブと、
前記キャリアウェブ上のラミネートとを備え、
前記ラミネートは、前記個人化識別ドキュメントの表面に永久的に定着されることを意図した保護材料基材を含み、前記保護材料基材は、前記ドキュメント表面に定着されたときに、劣化および磨耗から前記ドキュメントを保護するのに適した材料からなり、前記材料は、前記基材の下の前記ドキュメント表面上の情報を見えるようにするものであり、前記保護材料基材は、読み取り可能な固有の表示コードを備えることを特徴とする供給アイテム。
【請求項8】
前記材料は、ポリエステルを含む請求項7に記載のラミネーター供給アイテム。
【請求項9】
前記基材は、実質的に半透明である請求項7に記載のラミネーター供給アイテム。
【請求項10】
前記基材は、光学的変化素子、図形、マイクロ印刷(micro-printing)および紫外線印刷(ultraviolet printing)のうちの1つまたはそれ以上を含む請求項7に記載のラミネーター供給アイテム。
【請求項11】
前記ラミネートは、前記キャリアウェブ上の他のラミネートから間隔を置いて配置された別個の部材である請求項7に記載のラミネーター供給アイテム。
【請求項12】
前記コードは、少なくとも部分的に顕在的であり、バーコード、数字、文字、記号およびこれらの組み合わせのうちの少なくとも1つを含む請求項7に記載のラミネーター供給アイテム。
【請求項13】
セキュリティ方法であって、
個人化識別ドキュメント(personalized identification document)の表面に、固有の表示コードを備えた保護材料基材を固定し、
前記固有の表示コードを読み取ることを含むセキュリティ方法。
【請求項14】
対象となるドキュメント所有者についての情報とともに、前記読み取ったコードを記憶することをさらに含む請求項13に記載のセキュリティ方法。
【請求項15】
前記読み取ったコードに基づいて、付加コードを生成することをさらに含む請求項13に記載のセキュリティ方法。
【請求項16】
前記読み取ったコードを記憶されたコードのデータベースと照合することをさらに含む請求項13に記載のセキュリティ方法。
【請求項17】
前記ドキュメント表面に前記基材を固定する前に、前記コードを読み取ることをさらに含む請求項13に記載のセキュリティ方法。
【請求項18】
前記ドキュメントは、前記ドキュメントの表面上のコードを含み、前記基材の前記コードおよび前記ドキュメント上の前記コードが組み合わせコードを形成するように、前記ドキュメント表面に前記基材を固定することをさらに含む請求項13に記載のセキュリティ方法。
【請求項19】
セキュリティ方法であって、
個人化識別ドキュメント(personalized identification document)の表面に接着している保護材料基材上に設けられた固有の表示コードを読み取り、
前記読み取ったコードが、記憶されたコードのデータベースに含まれているかどうかを決定する一環として、前記記憶されたコードのデータベースにアクセスすることを含むセキュリティ方法。
【請求項20】
個人化識別ドキュメント(personalized identification document)の表面に永久的に定着されることを意図した保護材料基材に、読み取り可能な固有の表示コードを形成することを含む方法であって、
前記保護材料基材は、前記ドキュメント表面に定着されたときに、劣化および磨耗から前記ドキュメントを保護するのに適した材料からなり、前記材料は、前記基材の下の前記ドキュメント表面上の情報を見えるようにするものであることを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2010−515604(P2010−515604A)
【公表日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−545560(P2009−545560)
【出願日】平成19年12月26日(2007.12.26)
【国際出願番号】PCT/US2007/088811
【国際公開番号】WO2008/085727
【国際公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【出願人】(504012756)データカード・コーポレイシヨン (15)
【Fターム(参考)】