説明

リサーチ装置およびリサーチ方法

【課題】商品に興味を示した人の属性情報を容易に収集すること。
【解決手段】パソコン20は、特定領域30内の物品12に人物32が関心を示したことを検出する検出手段と、物品12に関心を示した人物32をカメラ22により撮影する撮影制御手段と、カメラ22により得られる画像を解析することで、人物32の属性情報(例えば年齢および性別)を判定する画像解析手段と、前記画像解析手段により判定された人物32の属性情報を、物品12の識別情報と関連付けてデータベース26に記録する情報収集制御手段を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品に関心を示した人の属性情報を容易に収集できるリサーチ装置およびリサーチ方法に関する。
【背景技術】
【0002】
商品にRFID(Radio Frequency IDentification)を貼付し、アンテナを介してRFIDから識別情報を読み取ることで、商品管理を行うことが知られている。
【0003】
特許文献1には、商品に貼付されたRFIDから読み出した識別情報と、記憶手段に記憶されている在庫情報とに基づいて、商品の盗難発生を判定する構成が開示されている。
【0004】
特許文献2には、施設内に入る顧客を撮影し、その顧客のIDカードから読み取った顧客IDを顧客画像と関連付ける構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−290848号公報
【特許文献2】特開2000−99827号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、商品に関心を示した人の属性情報をその商品に関連付けて収集することは困難であった。
【0007】
特許文献1、2に記載の構成では、商品の属性情報とその商品に関心を示した顧客の属性情報とを関連付けて収集することができない。
【0008】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、商品に関心を示した人の属性情報を容易に収集することができるリサーチ装置およびリサーチ方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するために、本発明は、特定領域内の物品に人物が関心を示したことを検出する検出手段と、カメラと、前記物品に関心を示した前記人物を前記カメラにより撮影する撮影制御手段と、前記カメラにより得られる画像を解析することで、前記人物の属性情報を判定する画像解析手段と、前記画像解析手段により判定された前記人物の前記属性情報を、前記物品の識別情報と関連付けてデータベースに記録する情報収集制御手段と、を備えたことを特徴とするリサーチ装置を提供する。
【0010】
即ち、特定領域内の物品に人物が関心を示したことを検出し、その人物の属性情報を画像解析によって判定し、その判定により得られた属性情報を物品の識別情報と関連付けてデータベースに記録するので、商品に関心を示した人の属性情報が容易に収集されることになる。
【0011】
本発明の一態様では、前記物品に付与された無線タグと通信するためのアンテナを備え、前記検出手段は、前記アンテナを介して前記無線タグと通信を繰り返して前記特定領域内から前記物品が取り出されたことを検出することで、前記物品に前記人物が関心を示したことを検出し、前記情報収集制御手段は、前記人物の前記属性情報を、前記アンテナを介して前記無線タグから読み出された前記識別情報と関連付けて、前記データベースに記録する。
【0012】
本発明の一態様では、前記特定領域内から前記物品が取り出されたことを検出するセンサを備え、前記検出手段は、前記センサにより前記物品が前記特定領域内から取り出されたことを検出することで、前記物品に前記人物が関心を示したことを検出する。
【0013】
本発明の一態様では、前記特定領域内の前記物品に関心を示したことを指示入力する入力デバイスを備え、前記検出手段は、前記指示入力により前記物品に前記人物が関心を示したことを検出する。
【0014】
本発明の一態様では、前記検出手段は、前記物品が前記特定領域に戻されたか否かを検出し、前記情報収集制御手段は、前記物品が前記特定領域外に取り出されてから前記特定領域内に戻されるまでの時間を前記識別情報と関連付けて前記データベースに記録する。
【0015】
本発明の一態様では、前記検出手段は、前記物品が前記特定領域に戻されたか否かを検出し、前記画像解析手段は、少なくとも前記物品が前記特定領域外に取り出されてから前記特定領域内に戻されるまでの間の前記人物の画像を解析して、前記人物の前記物品に対する反応動作を分類し、前記情報収集制御手段は、前記反応動作の分類を前記識別情報と関連付けて前記データベースに記録する。
【0016】
前記画像解析手段は、前記属性情報として、例えば、前記人物の年齢および性別のうち少なくともひとつを判定する。
【0017】
本発明の一態様では、前記物品の案内情報を出力する出力手段と、前記物品に前記人物が関心を示したことを前記検出手段により検出したとき、前記人物が関心を示した前記物品に対応する案内情報を前記出力手段に出力させる出力制御手段と、を備える。
【0018】
少なくとも人物の属性情報に対応したコンテンツをデータベースから取得して出力することで、各人物ごとに最適なコンテンツを提示することができる。
【0019】
本発明の一態様では、前記画像解析手段は、前記画像に基づいて、前記物品に対する前記人物の顔の向きおよび前記人物の顔の位置のうち少なくともひとつを判定することで、前記物品に関心を示した前記人物を特定する。
【0020】
また、本発明は、特定領域内の物品に人物が関心を示したことを検出する検出手段、および、カメラを用いるリサーチ方法であって、前記特定領域内の前記物品に前記人物が関心を示したことを前記検出手段により検出するステップと、前記物品に関心を示した前記人物を前記カメラにより撮影するステップと、前記カメラにより得られる画像を解析することで、前記人物の属性情報を判定するステップと、判定された前記人物の前記属性情報を、前記物品の識別情報と関連付けてデータベースに記録するステップと、を備えたことを特徴とするリサーチ方法を提供する。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、商品に関心を示した人の属性情報を容易に収集することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明を適用したリサーチシステムの一例の全体構成図
【図2】パソコンの機能ブロック図
【図3】リサーチ処理の一例の流れを示すフローチャート
【図4】本発明を適用したリサーチシステムの他の例の全体構成図
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、添付図面に従って、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
【0024】
図1は、本発明を適用したリサーチシステムの全体構成図である。
【0025】
各アイテム12(12a,12b,12c)には、無線タグ14(14a,14b,14c)が取り付けられている。無線タグ14として、例えばRFID(Radio Frequency IDentification)を用いる。他の無線通信手段を用いてもよい。
【0026】
アイテム12(例えば商品のサンプル)が置かれた特定領域30の周囲には、環状のRFIDアンテナ16(以下単に「アンテナ」という)が配置されている。このアンテナ16は、ネットワーク18を介して、パソコン20に接続されている。
【0027】
パソコン20はコンピュータ装置によって構成されている。このパソコン20には、人物を撮影するカメラ22と、アイテム12の案内情報等を表示するモニタ24とが、ネットワーク18を介して接続されている。
【0028】
また、パソコン20は、ネットワーク18を介して、データベース26に接続されている。
【0029】
図2は、パソコン20の要部機能ブロックを示す。
【0030】
本例のパソコン20は、出力制御手段40、検出手段42、撮影制御手段44、画像解析手段46、および、情報収集制御手段48を含んで構成されている。
【0031】
出力制御手段40は、モニタ24を制御して、アイテム12の案内情報(例えば広告情報)を表示出力する。なお、案内情報出力は、モニタ24による表示出力には特に限定されず、例えば音声出力を用いてもよい。本例の出力制御手段40は、特定領域30内のアイテム12に人物32が関心を示したことが検出されたとき、そのアイテム12に対応する案内情報をモニタ24により出力する。
【0032】
検出手段42は、特定領域30内のアイテム12に人物32が関心を示したことを検出する。本例の検出手段42は、アンテナ16を介して無線タグ14(14a,14b,14c)との通信を一定時間間隔で繰り返し、アイテム12(12a,12b,12c)が特定領域30内から取り出されたか否かを検出する。また、本例の検出手段42は、アイテム12が特定領域30外に取り出された後も一定時間間隔で無線タグ14との通信を試みることで、アイテム12が特定領域30内に戻されたか否かを検出する。
【0033】
撮影制御手段44は、特定領域30内からアイテム12を取り出した人物32、即ちアイテム12に関心を示した人物32を、カメラ22により撮影する。
【0034】
画像解析手段46は、カメラ22により得られる画像を解析することで、人物32の属性情報(例えば年齢および性別)を判定する。人物の年齢および性別の判定方法は特に限定されないが、例えばデータベース26に登録された人物辞書データを用いて、テンプレートマッチングにより判定することができる。他の公知の方法を用いてもよい。
【0035】
また、画像解析手段46は、撮影画像に基づいて、アイテム12に対する人物32の顔の向きおよび人物32の顔の位置を判定することで、撮影画像内に複数の人物が写されていた場合、それらの複数の人物のうちから、アイテム12を特定領域30から取り出した人物32を特定する。
【0036】
画像解析手段46による画像解析として、アイテム12を特定領域30外に取り出してから特定領域30内に戻すまでの間の画像を解析して、人物のアイテム12に対する反応動作を分類するようにしてもよい。
【0037】
情報収集制御手段48は、画像解析手段46により判定された人物32の属性情報を、アンテナ16を介して無線タグ14から読み出された識別情報(ID)と関連付けてデータベース26に記録する。また、情報収集制御手段48は、アイテム12が特定領域30外に取り出されてから特定領域30内に戻されるまでの時間をアイテム12の識別情報と関連付けてデータベース26に記録する。情報収集制御手段48は、前記反応動作の分類を前記識別情報と関連付けてデータベース26に記録するようにしてもよい。
【0038】
図3は、リサーチ処理の一例の流れを示すフローチャートである。本処理は、パソコン20によりプログラム(リサーチソフト)に従って実行される。
【0039】
ステップS2にて、アンテナ16を介して各アイテム12(12a,12b,12c,12d)の無線タグ14(14a,14b,14c,14d)との通信を繰り返すことで、各アイテム12が特定領域30内から取り出されたか否かを検出する。即ち、特定領域30内の各アイテム12ごとに人物32が関心を示したか否かを検出する。
【0040】
本例では、無線タグ14と通信可能であって無線タグ14からアイテム12の識別情報を読み出すことができたときには、アイテム12が特定領域30内に存在していると判定する。一方、人物32によりアイテム(例えば12a)が特定領域30外へ取り出されて、そのアイテム12aの無線タグ(例えば14a)とアンテナ16との距離がアンテナ16による無線通信可能な一定距離(例えば数10cm)を超えると、通信不能となって無線タグ14から識別情報を読み出すことができなくなるので、そのときには、アイテム12が特定領域30外へ取り出されたと判定する。
【0041】
なお、図3では、理解を容易にするためアイテム12がひとつである場合の処理を示しているが、実際には各アイテム12ごとにS2〜S14が行われる。
【0042】
ステップS4にて、特定領域30内からアイテム12を取り出した人物32を撮影する。即ち、カメラ22により特定領域30の周囲を撮影する。なお、動画撮影の場合には、その動画撮影を開始する。
【0043】
ステップS6にて、カメラ22により得られた撮影画像を解析することで、人物32の属性情報(本例では年齢および性別)を判定する。年齢として、おおまかな年代(例えば10代、20〜30代、40代以上)を判定してもよい。
【0044】
また、複数の人物が撮影され得る環境では、画像解析により、撮影画像中のアイテム12に対する人物32の顔の向きを判定すると共に人物32の顔の位置を判定する。これらの判定結果とカメラ22の位置および撮影方向とに基づいて、撮影画像中に含まれる複数の人物のうちで、アイテム12を特定領域30から実際に取り出した人物32を特定することが可能である。
【0045】
ステップS8にて、デジタルサイネージソフトと連携することで、取り出されたアイテム12に対応し且つ人物32の属性情報に対応するコンテンツ(案内情報を含む)をデータベース26から取得し、そのコンテンツをモニタ24に表示出力する。例えば、人物が10代の女性と判定した場合には、そのアイテム12の識別情報に関連付けられているコンテンツのうちから、10代の女性用のコンテンツを表示出力する。
【0046】
ステップS10にて、各アイテム12の無線タグ14との通信を繰り返し試みることで、無線タグ(例えば14b)が特定領域30内に存在すること、即ちアイテム(例えば12b)が特定領域30内に戻されたことを、検出する。本例では、無線タグ14との通信が可能であるとき、即ち無線タグ14からアイテム12の識別情報を読み出すことができたときには、アイテム12が定位置(特定領域30内)に置かれたと判定する。
【0047】
アイテム12が戻されていないと判定した場合には、ステップS4に戻り、撮影および画像解析を繰り返す。なお、動画撮影の場合には、その動画撮影を続ける。コンテンツ出力は継続する。
【0048】
アイテム12が戻されたと判定した場合には、ステップS12に進む。ステップS12では、アイテム12が特定領域30外に取り出されてから特定領域30内に戻されるまでの間に得られた撮影画像を解析し、アイテム12を取り出した人物32のアイテム12に対する反応動作を分類する。例えば、顔画像を解析することにより、その人物の表情を、笑顔、無表情(笑顔でない)等に分類する。手の動きを分類してもよい。
【0049】
ステップS14にて、人物32の属性情報、アイテム12の保持時間(アイテム12が特定領域30外に取り出されてから特定領域20内に戻されるまでの時間)、人物32の反応動作の分類情報などの収集情報を、それぞれ、無線タグ14から読み出されたアイテム12の識別情報と関連付けて、データベース26に記録する。
【0050】
上述の識別情報の認識からデータベース26への記録まで(S2〜S14)は、例えばPythonスクリプトを用いて実現してもよい。もっとも、これに限定されるものではない。
【0051】
また、本例では、アイテム12が取り出されたタイミングでコンテンツ出力を行っているが、他のタイミングでもコンテンツ出力を行うようにしてよい。
【0052】
以上、無線タグ14およびアンテナ16を用いて、アイテム12(物品)が特定領域から取り出されたか否かを検出する場合を例に説明したが、本発明はこのような場合に特に限定されない。
【0053】
例えば、図1において、特定領域30の周囲に、アンテナ16の代わりに赤外線センサ(赤外線発光部および赤外線受光部)を配置し、その赤外センサにより、アイテム12(物品)が特定領域30から取り出されたか否かを検出するようにしてもよい。また、赤外線センサの代わりに、他の光学センサを用いてもよい。アイテム12が置かれる面に接触式スイッチを配置して、アイテム12の取り出しを検出するようにしてもよい。
【0054】
また、アイテム12が特定領域から取り出されたか否かを検出することで、人物32がアイテム12に関心を示したか否かを検出する場合を例に説明したが、本発明はこのような場合に特に限定されない。
【0055】
図4は、人物32がどのアイテム12(物品)に関心を示したか否かを入力可能な入力デバイス56を備えたリサーチシステムの一例を示す。なお、図4において、図1に示した構成要素と同じものには同じ符号を付した。
【0056】
図4に示す入力デバイス56は、押下式のボタン(ハードウェアスイッチ)であり、3個のボタンのうちいずれのボタンを押すかにより、複数のアイテム12a、12b、12cのうちいずれのアイテムに関心(興味)を示したかを選択入力できる。もっとも、入力デバイス56は、ハードウェアスイッチには特に限定されない。例えば、モニタ24をタッチパネルによって構成し、そのタッチパネル上にボタン(ソフトウェアスイッチ)を設けてもよい。即ち、入力デバイス56として、タッチパネルを用いる。音声入力デバイスを入力デバイス56として用いてもよい。
【0057】
本発明は、本明細書において説明した例や図面に図示された例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の設計変更や改良を行ってよいのはもちろんである。
【符号の説明】
【0058】
12(12a,12b,12c)…アイテム、14(14a,14b,14c)…無線タグ、16…アンテナ、20…パソコン、22…カメラ、24…モニタ、26…データベース、40…出力制御手段、42…検出手段、44…撮影制御手段、46…画像解析手段、48…情報収集制御手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
特定領域内の物品に人物が関心を示したことを検出する検出手段と、
カメラと、
前記物品に関心を示した前記人物を前記カメラにより撮影する撮影制御手段と、
前記カメラにより得られる画像を解析することで、前記人物の属性情報を判定する画像解析手段と、
前記画像解析手段により判定された前記人物の前記属性情報を、前記物品の識別情報と関連付けてデータベースに記録する情報収集制御手段と、
を備えたことを特徴とするリサーチ装置。
【請求項2】
前記物品に付与された無線タグと通信するためのアンテナを備え、
前記検出手段は、前記アンテナを介して前記無線タグと通信を繰り返して前記特定領域内から前記物品が取り出されたことを検出することで、前記物品に前記人物が関心を示したことを検出し、
前記情報収集制御手段は、前記人物の前記属性情報を、前記アンテナを介して前記無線タグから読み出された前記識別情報と関連付けて、前記データベースに記録することを特徴とする請求項1に記載のリサーチ装置。
【請求項3】
前記特定領域内から前記物品が取り出されたことを検出するセンサを備え、
前記検出手段は、前記センサにより前記物品が前記特定領域内から取り出されたことを検出することで、前記物品に前記人物が関心を示したことを検出することを特徴とする請求項1に記載のリサーチ装置。
【請求項4】
前記特定領域内の前記物品に関心を示したことを指示入力する入力デバイスを備え、
前記検出手段は、前記指示入力により前記物品に前記人物が関心を示したことを検出することを特徴とする請求項1に記載のリサーチ装置。
【請求項5】
前記検出手段は、前記物品が前記特定領域に戻されたか否かを検出し、
前記情報収集制御手段は、前記物品が前記特定領域外に取り出されてから前記特定領域内に戻されるまでの時間を前記識別情報と関連付けて前記データベースに記録することを特徴とする請求項2または3に記載のリサーチ装置。
【請求項6】
前記検出手段は、前記物品が前記特定領域に戻されたか否かを検出し、
前記画像解析手段は、少なくとも前記物品が前記特定領域外に取り出されてから前記特定領域内に戻されるまでの間の前記人物の画像を解析して、前記人物の前記物品に対する反応動作を分類し、
前記情報収集制御手段は、前記反応動作の分類を前記識別情報と関連付けて前記データベースに記録することを特徴とする請求項2または3に記載のリサーチ装置。
【請求項7】
前記画像解析手段は、前記属性情報として、前記人物の年齢および性別のうち少なくともひとつを判定することを特徴とする請求項1ないし6のうちいずれか1項に記載のリサーチ装置。
【請求項8】
前記物品の案内情報を出力する出力手段と、
前記物品に前記人物が関心を示したことを前記検出手段により検出したとき、前記人物が関心を示した前記物品に対応する案内情報を前記出力手段に出力させる出力制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし7のうちいずれか1項に記載のリサーチ装置。
【請求項9】
前記画像解析手段は、前記画像に基づいて、前記物品に対する前記人物の顔の向きおよび前記人物の顔の位置のうち少なくともひとつを判定することで、前記物品に関心を示した前記人物を特定することを特徴とする請求項1ないし8のうちいずれか1項に記載のリサーチ装置。
【請求項10】
特定領域内の物品に人物が関心を示したことを検出する検出手段、および、カメラを用いるリサーチ方法であって、
前記特定領域内の前記物品に前記人物が関心を示したことを前記検出手段により検出するステップと、
前記物品に関心を示した前記人物を前記カメラにより撮影するステップと、
前記カメラにより得られる画像を解析することで、前記人物の属性情報を判定するステップと、
判定された前記人物の前記属性情報を、前記物品の識別情報と関連付けてデータベースに記録するステップと、
を備えたことを特徴とするリサーチ方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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