リザーバシステムおよび多岐水栓を有する水ディスペンサ
水を汲み出すために水栓と流体接続しているリザーバ用のハウジングを有する水ディスペンサを開示する。ハウジングの上部またはリザーバの上部区画に水ボトルが注ぎ口を下にして配置される。ポンプやその種の物を使用することなく、重力によって水が水栓に流れる。リザーバの構成および導管の位置によって、ポンプやその種のものを使用することなく水ディスペンサの上部の近くに水栓が配置される。ホットタンク、炭酸添加装置、冷却器およびその種のものといった様々な水処理装置に向かって水を分流するために、水栓は別個の区画と、さらに注入口および放出口とを具える。水栓は、温水、冷水、炭酸水またはその他の処理水の間で利用者が選択できるように制御可能なバルブを具える。水栓およびリザーバは、道具を使わずにハウジングから取り外しできるアセンブリを形成してもよい。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は液体ディスペンサに関する。より具体的には、限定ではないが、本発明はリザーバシステムおよび多岐水栓を有する水ディスペンサに関する。
【背景技術】
【0002】
水を冷却して供給する、冷水器を具える液体または水ディスペンサがよく知られている。自立型冷水器は、供給装置のハウジング内でリザーバに注ぎ口が配置される水ボトルを具えている。リザーバ内の水は、水栓を介してアクセスされる。これらの装置は、制御された方法で水を供給する水栓を具える。これらの装置には様々な寸法の形式があり、不定期の使用が想定されるテーブルユニットから、高頻度の使用が想定される床置ユニットまで異なる。いくつかのユニットには水を冷却する冷却機能がある。通常、これらのユニットは過剰な水を捨てる場所を有しておらず、少量こぼれたものを受ける小型の水盤のみを設けている。いくつかの変形例はさらに、紅茶、ホットチョコレート、またはインスタントコーヒーに用いられうる熱水を供給する第2のディスペンサを有する。
【0003】
従来の水ディスペンサの欠点は、水栓が供給装置の本体に沿って非常に低く配置されており、高いリザーバにすると背が高くて不安定なユニットとなってしまう点である。さらに、いくつかの市場では、水ディスペンサを消毒する要求がある。この処理はしばしば、時間が掛かって難しい。さらに、水と接する構成部品の一部に手が触れてしまうことがある。この処理では、しばしばこれらの部分の再汚染となってしまう。
【0004】
[本発明の目的]
本発明の目的は、水ディスペンサを提供することである。
【0005】
本発明の目的は、水ディスペンサ用の水栓−リザーバアセンブリを提供することである。
【0006】
本発明の目的は、水ディスペンサ用の水栓装置を提供することである。
【発明の概要】
【0007】
本発明の態様による水ディスペンサにおいて:
水ボトルの注ぎ口を収容する頂部を具えるハウジングと;
ハウジング内で縦方向に延在して自身の上端部および底端部を規定するリザーバであって、水を受けることによりリザーバが充填されるように、リザーバの上端部が水ボトルと流体接続しているリザーバと;
ハウジングに装着され、リザーバの底端部よりもリザーバの上端部の近くに配置される水栓と;
自身の上端部で水栓と流体接続し、リザーバの底端部に延在して注入口を規定する底端部を有する縦の導管と、を具える水ディスペンサが提供されており、
重力によって水ボトルからリザーバへ水が流れ、流水圧によって水が注入口に入って水栓を介してアクセスできるように縦の導管を上方に流れる。
【0008】
本発明の態様による水ディスペンサ用の水栓−リザーバアセンブリが提供されており、当該水栓−リザーバアセンブリが:
水ボトルの注ぎ口を収容する上端部を規定する上部区画と、底端部を規定して縦方向に延在する底部区画とを具えるリザーバと;
リザーバの底端部よりもリザーバの上端部に近い位置でリザーバに装着される水栓と;
自身の上端部で水栓と流体接続し、リザーバの底端部に延在して注入口を規定する底端部を有する縦の導管とを具えており、
重力によって水ボトルからリザーバに水が流れ、流水圧によって水が注入口に入って水栓を介してアクセスできるように縦の導管を上方に流れる。
【0009】
本発明の態様による水ディスペンサであって:
上開口部と横開口部とを有するハウジングと;
上開口部を介してハウジングに着脱可能に装着することができ、底端部を規定して縦方向に延在するリザーバの底部区画と、水ボトルの注ぎ口を収容するために延在するリザーバの上部区画と、一端がリザーバの開口部からリザーバに沿って底部区画に延在して反対の端部で導管の注入口を規定する縦の導管とを具えるリザーバと;
ハウジングの横開口部の周囲でリザーバに着脱可能に装着することができ、リザーバの開口部に位置合わせされている水栓の注入口を具える水栓と、を具える水ディスペンサが提供される。
【0010】
本発明の態様による、上開口部および横開口部付のハウジングを有する水ディスペンサに装着される水栓−リザーバアセンブリが提供されており、当該水栓−リザーバアセンブリが:
上開口部を介してハウジングに着脱可能に装着することができ、底端部を規定して縦方向に延在するリザーバの底部区画と、水ボトルの注ぎ口を収容するために延在するリザーバの上部区画と、一端でリザーバの開口部からリザーバに沿って底部区画に延在して反対の端部で導管の注入口を規定する縦の導管とを具えるリザーバと;
ハウジングの横開口部の周囲でリザーバに着脱可能に装着することができ、リザーバの開口部に位置合わせされている水栓の注入口を具える水栓と、を具える。
【0011】
本発明の態様による、リザーバを有する水ディスペンサに装着される水栓装置が提供されており、当該水栓装置が:
導管を介してリザーバと流体接続する注入口と;
水を供給する放出口と;
処理装置から延在している補助の導管に装着できる少なくとも1つの追加の放出口と;
水処理装置から延在している復路の縦の導管に装着できる少なくとも1つの追加の注入口と、を具える。
【0012】
本発明の態様による、水ディスペンサ用の水栓装置が提供されており、当該水栓装置が:
内部に水を収容する本体と;
水ディスペンサ内でリザーバから本体に水を供給する少なくとも2つの水の注入口と;
本体から水を汲みだす供給放出口と;
本体の内部に形成される少なくとも3つの区画と;
本体と供給放出口との間に装着される少なくとも2つのバルブであって、各バルブがそれぞれ1つの区画の内部の水へのアクセスを提供するバルブと;
所定の区画の少なくとも1つの追加の放出口と;
所定の区画以外の区画の少なくとも1つの追加の注入口と、を具える。
【0013】
例示的な実施形態では、水栓から水処理装置に向かって延在する補助の縦の導管と、水処理装置から水栓に延在する復路の縦の導管とを具える水ディスペンサが提供されており、重力によって水栓から水処理装置へ水が下方に流れ、補助の縦の導管からの流水圧によって水処理装置内の水が水栓を介してアクセスできるように復路の縦の導管を上方に流れる。例示的な実施形態では、水栓から少なくとも1つの追加の水処理装置に向かって延在する少なくとも1つの追加の補助の縦の導管と、追加の水処理装置から水栓に延在する少なくとも1つの追加の復路の縦の導管とを具える水ディスペンサが提供されており、重力によって水栓から追加の水処理装置へ水が下方に流れ、追加の補助の縦の導管からの流水圧によって追加の水処理装置内の水が水栓を介してアクセスできるように追加の復路の縦の導管を上方に流れる。
【0014】
例示的な実施形態では、水栓であって:
水を受けるために縦の導管と流体接続している注入口と;
水を供給する放出口と;
水処理装置と流体接続している補助の縦の導管に装着される少なくとも1つの追加の放出口と;
水処理装置と流体接続している復路の縦の導管に装着される少なくとも1つの追加の注入口とを具えており、
重力によって水栓から水処理装置へ水が下方に流れ、補助の縦の導管からの流水圧によって水処理装置内の水が水栓を介してアクセスできるように復路の縦の導管を上方に流れる。
【0015】
例示的な実施形態では、水栓が少なくとも2つのバルブを具えており、バルブの一方がリザーバの底部区画から水にアクセスするために提供され、バルブの他方がリザーバの底部区画の水以外の水にアクセスするために提供される。
【0016】
例示的な実施形態では、水栓であって:
水を供給する放出口と;
水ディスペンサのハウジング内で、処理装置から延在する補助の縦の導管に装着される少なくとも1つの追加の放出口と;
水処理装置から延在する復路の縦の導管に装着される少なくとも1つの追加の注入口と、を具える。
【0017】
例示的な実施形態では、自身に装着される水ボトルから内部に水が流れるように構成されるハウジングと;上端部と底端部とを規定し、内部に延在してハウジングに装着されている水ボトルと流体接続して配置されるようにハウジングに装着される縦のリザーバと;リザーバと流体接続し、リザーバの底端部よりも上端部に近い縦方向の位置でハウジングに装着される水栓と、を具える水ディスペンサが提供される。
【0018】
例示的な実施形態では、自身に装着される水ボトルから内部に水が流れるように構成されるハウジングと;上端部と底端部とを規定し、内部に延在してハウジングに装着されている水ボトルと流体接続して配置されるようにハウジングに装着されており、縦の上端部が水を受けて、導管が上端部から底端部の周囲に延在して水を受けるための底開口部を有している縦のリザーバと;導管の上開口部と流体接続している水栓と、を具える水ディスペンサが提供される。
【0019】
例示的な実施形態では、水ディスペンサに装着される水栓−リザーバアセンブリが提供されており、当該アセンブリが:自身に装着される水ボトルから内部に水が流れるように構成される水受入部と;水受入部から延在し、反対の底端部を規定する縦のリザーバと;リザーバと流体接続し、リザーバの底端部よりも水受入部に近い縦方向の位置に配置されるようにディスペンサに沿って装着できる水栓と、を具える。
【0020】
例示的な実施形態では、水ディスペンサに装着される水栓−リザーバアセンブリが提供されており、当該アセンブリが:自身に装着される水ボトルから内部に水が流れるように構成される水受入部と;水受入部から延在して反対の底端部を規定しており、導管がリザーバ内で上端部から底端部に延在して水を受けるための底開口部を有している縦のリザーバと;導管の上開口部と流体接続している水栓と、を具える。
【0021】
例示的な実施形態では、通常は2つの水の入口だが、少なくとも1つの水の入口と;区画と、注入口と、放出口とを具える分流部と;供給放出口と;所定の区画から水を放出するようなバルブと、を具える水ディスペンサ用の多岐水栓のような水栓装置が提供される。
【0022】
例示的な実施形態では、水栓がリザーバ底部よりも高い位置にあることが求められる水ディスペンサ用のリザーバシステムが提供される。従って、リザーバの底部と水を供給する水栓との間に延在している補給管を通って水が汲み出される。
【0023】
例示的な実施形態では、限定されない2つの実施例を挙げると、ホットタンクシステムまたは炭酸飲料用の炭酸添加装置といった1以上の様々な装置に水を送る、水ディスペンサ用の多岐水栓のような水栓装置が提供される。
【0024】
例示的な実施形態では、リザーバと、水ボトル受入アセンブリと、多岐水栓とを具える水供給システムまたはディスペンサが提供される。
【0025】
例示的な実施形態では、道具を使わずに、上方への動作で取り外されるリザーバを具える水ディスペンサが提供される。リザーバは、蓋および/またはリング機構によって所定の位置に保持される。バッフルは、冷水から室温の水または常温水を分離する。いくつかの非限定的な実施例以外を提供するために、多岐水栓のような様々な水栓装置は、水ディスペンサ内の水を分離および分流または流れる方向を変えて、冷水のみ、室温(常温)の水や低温の水、温水および冷水またはその組み合わせを提供する。多岐水栓とリザーバとの間の接続は、圧力式継手、スライド接続、キー接続、管接続または他の手段によるものとすることができる。多岐水栓は水を供給するのに開放および閉鎖されうる1以上のバルブを具える。例示的な実施形態では、多岐水栓は、筐体またはリザーバまたはその両方に固定する他の手段によって留めつけられるか、取り付けられうる。代替的な実施形態では、システムはポンプ、タービンおよび/または空気圧を有してもよい。
【0026】
用語「水栓」および「水栓装置」は、本明細書では同義で用いられる。用語「開口部」、「注入口」または「放出口」もまた、同義で用いられる場合がある。これらの用語は、本文の文脈中で示す目的で用いられる。本質において、放出口および注入口は開口部であり、第1の区画から第2の区画への放出口はさらに第2の区画への注入口でもあり、その逆も同様である。用語「補助の」および「追加の」は、所定の要素または部品の量の示唆としてのみ用いられる。
【0027】
水ディスペンサはまた液体ディスペンサとなり、このような発明は水のみに限定されず、例えばジュースやソフトドリンクといった他の液体に用いることができることを理解されたい。
【0028】
本発明の他の目的、利点および性質は、添付の図面を参照にしてのみ例示的に与えられ、以下の限定目的ではない例示的な実施形態の非制限的な説明を読むことによって、さらに自明となるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0029】
添付された図面で、同じ番号は同じ要素を示すものとする。
【図1】図1は、本発明の非制限的な例示的な実施形態による水ディスペンサの概略図である。
【図2】図2は、本発明の水栓の非制限的な例示的な実施形態の概略図である。
【図3】図3は、本発明の水栓の非制限的な例示的な実施形態の概略図である。
【図4】図4は、本発明の水栓の非制限的な例示的な実施形態の概略図である。
【図5】図5は、本発明の水栓の非制限的な例示的な実施形態の概略図である。
【図6】図6は、本発明の水栓の非制限的な例示的な実施形態の概略図である。
【図7】図7は、本発明の水栓の非制限的な例示的な実施形態の概略図である。
【図8】図8は、本発明の非制限的な例示的な実施形態の水栓−リザーバアセンブリの斜視図である。
【図9】図9は、図8の水栓−リザーバアセンブリの正面図である。
【図10】図10は、図8の水栓−リザーバアセンブリの平面図である。
【図11】図11は、図10の線Z−Zに沿った側断面図である。
【図12】図12は、点線の概略の水ボトルを具える図11の図である。
【図13】図13は、図8の水栓−リザーバアセンブリを部分分解した斜視図である。
【図14】図14は、本発明の非制限的な例示的な実施形態による、リザーバ上部区画に装着された水栓の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本発明の第1の非制限的な例示的な実施形態は、一般的な機能を示すために図1の概略図を参照に説明される。
【0031】
図1は、本体またはハウジング12と、水Wを収容している着脱可能な水ボトル14とを具える水ディスペンサ10を示す。
【0032】
ハウジング12は、反転位置または注ぎ口を下にした位置の水ボトル14を収容する開放型の上端部を規定している頂部16を有する上側水ディスペンサキャビネット15を具える。より具体的には、頂部16は、水ボトル14の注ぎ口20と合致する水注入口18を具える。注ぎ口20用に空間を設けることにより、頂部16で水ボトルの受け部17によって規定される開口部22内の所定の位置に水ボトル14が保持される。
【0033】
ハウジング12は、注入口18と流体接続している上部区画66を有するリザーバ25と、ハウジング12内で縦方向に延在している近接するリザーバの底部区画または水盤26とを具える。リング部材24はリザーバ25を所定の位置に固定して、水ボトル14を所定の位置に収容するように供給する。水ボトル14は反転位置であるため、内部に収容されている水Wは重力によってリザーバ25内へ下方に流れる。リザーバ25は、断熱材27によって覆われている。水ボトルから多岐水栓のような水栓30(当然ながら、他の水栓装置が用いられてもよい)に向かって短い導管32を介して流れる水Wの一部を誘導するように、分離板またはバッフル28が注入口18とリザーバの水盤26との間に挿入される。補給管34のような導管は、多岐水栓30からリザーバの水盤26の深部にまで延在する。
【0034】
図面に示されるように、リザーバの底部区画26は上部区画66よりも長くて狭く、多岐水栓は、それぞれ上部区画66と底部区画26との間の接続部の近くに装着される。
【0035】
ハウジング12は、上肩部40と底肩部42のそれぞれの間に挿入された内側後壁38を規定している前面の凹部36の形状をした横開口部を具える。凹部36は、上肩部40およびカップまたはガラスの入れ物を規定する底肩部42に配置されている、多岐水栓30の放出口44を有する水の放出口空間を設けている。当然ながら、当業者は、水ディスペンサ10の外形および様々な横開口部といった様々な構成を意図することができるであろう。
【0036】
水ディスペンサ10はハウジング12内に配置される冷却圧縮機48を具える冷却システム46を具えており、冷却材が圧縮機に逆流できるように吸入管接続50を介してリザーバの水盤26を囲んでいる冷却コイル52に接続されている。この圧縮機48はさらに、管接続54を介して、ハウジング12の後側部58に装着される復水器56に接続されている。当然ながら、当業者は、周知の技術のようなリザーバ内の水を冷却するための様々な構成を意図することができる。
【0037】
長い導管60が、水Wを誘導するために、多岐水栓30からリザーバ25の下のハウジング12内の奥に配置されているホットタンク62に延在する。長い復路の導管64は、ホットタンク62から多岐水栓30に延在して温水をそこに誘導する。
【0038】
動作時は、水Wが水ボトル14から注ぎ口20および注入口18を介してバッフル28に流れ込み、リザーバ25を充填するように、経路29を介してリザーバの水盤26に誘導する。他の場合では、水はバッフル28から溢れ出て、リザーバの水盤26に流れる。水Wがリザーバの水盤26に流れ続けると、多岐水栓30に誘導する補給管34に供給する。多岐水栓30からの水が重力によって導管60へ下方に流れることによりホットタンク62が満たされ、一定流入する水Wの圧力によって、復路の導管64および多岐水栓30に戻って、上方に逆流する。
【0039】
水ボトル14内の水Wは通常は室温のため常温水であり、一般に参照によりW−aで示される。リザーバの水盤26内の水Wは冷却システム46によって冷やされるか、あるいは冷却されるため、一般に参照によりここではW−cで示される。リザーバ25の上部区画66の水は、常温水と冷水との混合とすることができ、一般にW−a/cで示される。ホットタンクからの水Wは温水であり、一般に参照によりW−hで示される。
【0040】
常温水W−aは、重力によって、水ボトル14からバッフル28と短い導管32とを介して多岐水栓30へ下方に流れる。上部区画66についてリザーバ内の水Wに適切な圧力がある時、冷水W−cはリザーバ26から多岐水栓30に補給管34を介して流れる。区画66についてリザーバ内の水Wに適切な圧力がある時、温水W−hはホットタンク62から多岐水栓30に復路の導管64を介して流れる。
【0041】
前記の構成は、リザーバの水盤26の底部68の位置よりも基本的に上側にあるハウジング12に沿った高い位置に、多岐水栓30を配置する。
【0042】
以下に説明されるように、多岐水栓30を介して、利用者は常温水(W−a)、冷水(W−c)または温水(W−h)の間で選択することができる。
【0043】
図2は、多岐水栓30の概略図である。
【0044】
多岐水栓30は本体70を具える。3つのバルブ72、74および76は、3つの区画78、80および82それぞれから水の放出口44(図1参照)に誘導する出口区画84に向かう水Wの流れを制御する。バルブ72、74および76は、各制御ボタン(この特定の実施例では図示せず)によって開放および閉鎖される。区画78は、内壁79と、出口区画の壁85と、本体70とによって規定される。区画80は、内壁79および81と、出口区画の壁85と、本体70とによって規定される。区画82は、内壁81と、出口区画の壁85と、本体70とによって規定される。
【0045】
本体70は、外側の囲い壁ならびに床部および天井部を具える。
【0046】
非制限的な一実施形態では、分離壁が2重の壁、すなわち断熱材として機能する空気を間に含むように間隔を置いた1組の近接する壁部分が形成されており、これにより、所定の区画の温度が他の近接する区画に影響を及ぼすのを防いでいる。
【0047】
常温水W−aが常温水入口86を介して区画80に入るが、冷水W−cは冷水入口88を介して区画82に入る。区画80内の常温水W−aは、重力によって注入口90を介してホットタンク62に向かって下方に流れて加熱され、次いで温水W−hとして区画78へ放出口92を介して上方に流れる。この方法では、区画78は温水W−hで満たされ、区画80は常温水W−aで満たされ、区画82は冷水W−cで満たされる。このように、利用者はバルブ72を開放することによって温水W−hに、バルブ74を開放することによって常温水W−aに、バルブ76を開放することによって冷水W−cにアクセス可能になる。
【0048】
図3乃至図7を参照すると、本発明の文章内の多岐水栓のような代替的な水栓装置の様々な非制限的な実施形態は、本発明をさらに例示するために記載されており、その範囲を制限することを決して意味するものではない。
【0049】
図3は、本体302を有する多岐水栓300を示す。3つのバルブ304、306および308はそれぞれ、3つの区画310、312および314から出口区画316に向かう水の流れを制御する。区画310は、内壁318および320、出口区画の壁322と本体302とによって規定される。区画312は、内壁318、320および324と、出口区画の壁322と、本体302とによって規定される。区画314は、内壁324と、出口区画の壁322と、本体302とによって規定される。バルブと流体接続していない第4の区画326は、本体302と、内壁318および324とによって規定される。
【0050】
常温水は、常温水入口328を介して区画326に入るが、冷水は冷水入口330を介して区画314に入る。区画326内の常温水は、加熱するために注入口332を介してホットタンクに向かって流れ、温水は放出口334を介して区画310に流れ込む。区画326内の常温水はさらに注入口336に入り、例えば炭酸添加装置のような他の装置に供給され(温水W−hで上述した処理と同様)、炭酸水として放出口338を介して区画312へ上方に流れる。この方法では、区画310は温水で満たされ、区画312は炭酸水で満たされ、区画314は冷水で満たされており、これらすべては、バルブ304、306および308をそれぞれ開放することによりアクセス可能になる。
【0051】
当然ながら、炭酸化ユニットの代わりに、異なる温度の温水を提供する追加の加熱器、または異なる温度の冷水または低温の水を提供する追加の冷却器または水フィルタのような他の装置が用いられてもよい。当業者は、本発明の文章の範囲で水を処理する、様々な適切かつ望ましい装置を意図することができる。
【0052】
図4は、本体402を有する多岐水栓400を示している。3つのバルブ404、406および408は、3つの区画410、412および414から出口区画416に向かう水の流れをそれぞれ制御する。区画410は内壁418と、出口区画の壁420と、本体402とによって規定される。区画412は、内壁418および422と、出口区画の壁420とによって規定される。区画414は、内壁418および422と、出口区画の壁420とによって規定される。
【0053】
常温水は常温水入口424を介して区画410に入り、冷水は冷水入口426を介して区画414に入る。区画414内の冷水は、注入口428を介して他の処理装置(例えば、炭酸化ユニット)に向かって流れ、放出口430を介して区画412へ上方に戻る。この方法では、区画410は常温水で満たされ、区画412は冷却された炭酸水または処理水で満たされ、区画414は冷水で満たされており、これら総てはバルブ404、406および408をそれぞれ開放することによってアクセス可能になる。
【0054】
図5は、本体502を有し、4つの区画514、516、518および520から出口区画512への水の流れをそれぞれ制御する4つのバルブ504、506、508および510を具える多岐水栓500を示している。区画514は、内壁522と、本体502と、出口区画の壁524とによって規定される。区画516は、内壁522および526と、本体502と、出口区画の壁524とによって規定される。区画518は、内壁526および528と、さらに出口区画の壁524とによって規定される。区画520は、内壁526および528と、出口区画の壁524と本体502とによって規定される。
【0055】
常温水は入口530を介して区画516に入り、冷水は入口532を介して区画520に入る。区画516内の常温水は、注入口534を介してホットタンクへ下方に流れ、温水として放出口536を介して区画514へ上方に戻る。区画520内の冷水は、炭酸化あるいは他の処理をするために注入口538を介して他の装置(例えば、炭酸化ユニットまたはフィルタ)へ下方に流れて、冷却された炭酸水または処理水として放出口540を介して区画518へ上方に戻る。この方法では、区画514は温水で満たされ、区画516は常温水で満たされ、区画518は冷却された炭酸水または処理水で満たされ、区画520は冷水で満たされており、利用者はバルブ504、506、508および510をそれぞれ開放することによって選択的にアクセス可能になる。
【0056】
図6は、本体602と2つのバルブ604および606とを有する多岐水栓600を示しており、バルブは区画610および612からそれぞれ出口区画608へアクセスするために水の流れを制御する。区画610は本体602と、1組の内壁614および616と、さらに出口区画の壁618とによって規定される。区画612は、内壁616と、出口区画の壁618と、本体602とによって規定される。第3の区画620は、内壁614および616と、本体602とによって規定される。
【0057】
常温水は入口622を介して区画620に入り、冷水は入口624を介して区画612に入る。区画620内の常温水は加熱するために注入口626を介してホットタンクへ下方に流れて、区画610内の温水として放出口628を介して上方に流れる。この方法では、区画610は温水で満たされ、区画612は冷水で満たされる。
【0058】
図7は、2つの区画708および710から出口区画712に流れ込む水をそれぞれ制御する、2つのバルブ704および706付の本体702を有する多岐水栓700を示している。区画708および710は、本体702と、分離壁714とによって規定され、バルブ704および706のそれぞれを介して利用者が常温水または冷水にアクセス可能な各入口716および718を介して、常温水および冷水をそれぞれ収容する。
【0059】
多岐水栓の例示的な実施形態30、300、400、500、600および700の様々な機能は様々な方法で組み合わされ、当業者によって容易に理解されるように本発明の文章の範囲内で様々な構成が提供されうることを理解されたい。
【0060】
図8乃至図14は、本発明の他の非制限的な実施形態を示している。
【0061】
図8乃至図14は、水ディスペンサ(図示せず)用の水栓−リザーバアセンブリ100を示している。
【0062】
特に図8および図9を参照すると、水栓−リザーバアセンブリ100は、リザーバ102と、多岐水栓104のような水栓装置と、水受入アセンブリ106とを具える。
【0063】
簡単に図13に目を向けると、リザーバ102は、上部区画108と、縦方向に水盤110が延在している形状のリザーバの底部区画とを具える。
【0064】
図10、図11および図12に関して、水受入アセンブリ106は、内部にリザーバの上部区画108を収容するシェルケース112を具える。水ボトルのカップ状の受け部114がリザーバの上部区画108内に配置されており、シール116によって所定の位置に保持される。水ボトルの受け部114は、反転した水ボトル120の注ぎ口118を内部に収容する空間を提供する。中空の管状ピン部材122が受け部114のベース部124から突出しており、シールリング126によって密閉される。中空の管状ピン部材122は注ぎ口内に嵌着しており、矢印A(図12)に示されるように空気がボトルに入り込み、矢印Dに示されるようにリザーバの水盤110に向かって水が下方に流れるか、分流できるように開口部を提供している。
【0065】
バッフル130(図13をさらに参照)は中空の管状ピン部材122と流体接続しており、これにより多岐水栓104に向かう水を分流するか、ベース部134において流路132を介してリザーバ102に向かって水を流せるようになる。図13に示されるように、バッフル130はリザーバの上部区画108に形成される開口部136と近接しており、多岐水栓104の対応する開口部138と流体接続して水を流すことができる。
【0066】
リザーバの水盤110は、誘導L型管141に装着され、リザーバの水盤110の底端部142まで完全に延在している導管または補給管140を具える。補給管140は、一端に注入口144を具えており、リザーバの上部区画108に形成される開口部148に誘導するバッフル130内に配置される短い導管146に向かって完全に延在している導管を規定する。この開口部148は、多岐水栓104の対応する開口部150と流体接続するように配置される。前述の接続は、シール部材151によって密閉することができる。従って、矢印Uによって示されるように、水は注入口144を介して入り、補給管140に沿って上方に移動する。
【0067】
図11および図13に示されるように、リザーバの上部区画108は、温水を放出する管152ならびに温水の逆流管154を具える。
【0068】
特に図8、図9、図11、図13および図14を参照すると、多岐水栓104は、リザーバの上部区画108の一部分157との相互のスライドフィットによって着脱可能に装着できるベース部155を具える(図13参照)。多岐水栓104は、図2乃至図7で上述されるような区画を具える分流部158から流れる水を放出するレバー156Aおよび156Bを具える。シリコンリング164内に配置されたばねバイアスロッド162を動かすことによってバルブ160を開放または閉鎖するために、レバー156Aまたは156Bが設けられており、これにより、水が区画166に出入りして放出口168の外へ流れて、ユーザは水を汲み出すことができるようになる。
【0069】
多岐水栓104は、例えばホットタンクのような装置に水を送るように追加の導管(図示せず)と接続させるために、放出口174を有する短い導管172に誘導する水注入口170を具えており、放出口178を介して多岐水栓104に誘導する短い導管176を介して、他の導管(図示せず)を通って温水として戻ってくる。
【0070】
水栓−リザーバアセンブリ100は、水ディスペンサ内に簡単に設置または取り外しができる。アセンブリ100を取り外す時、第1に、ピン122およびリザーバ102と共に受け部114を上方へ動かして、多岐水栓104とのスライドフィットからリザーバ102を取り外す。リザーバ102によって残った内部の空間からアクセスできるため、こうして水ディスペンサから多岐水栓104を取り外すことができる。
【0071】
動作時は、注ぎ口118からピン122と、リザーバの水盤110に誘導するバッフル130とに水が流れて、次いで多岐水栓104に誘導する補給管140へ上方に流れる。前述のように、多岐水栓は分離され、炭酸化、加熱または他の操作のために分流されてもよい。
【0072】
本発明の水ディスペンサに、様々な形状、寸法および設計の形式があり、1以上の水ボトルが装着されるような構成となるように1以上のリザーバを具えてもよい。水ディスペンサはさらに液体ディスペンサとすることができ、当業者は容易に理解するであろう。供給するのに用いられる同様の構造が、ジュース、ソフトドリンクおよび他の液体に用いられてもよい。他の非制限的な実施例では、記載された水栓はさらに、水ディスペンサのリザーバ底部付近に配置されうる。本発明の範囲に収まる他の例示されていない実施形態を提供するために、上述の水ディスペンサ、水栓−リザーバアセンブリおよび水栓の様々な部品および機能は、様々な方法で組み合せることができることを理解されたい。
【0073】
本発明は、添付の図面に図示され、本明細書に記載された構成および要素の詳細な適用に限定されないことを理解されたい。本発明は他の実施形態かつ様々な方法において実施することができる。さらに本明細書に使用される用語または専門用語は、説明を目的としており、制約ではないことを理解されたい。従って、本発明が例示的な実施形態によって本明細書に記載されるが、本主題発明の精神、範囲および本質から外れることなく変更することができる。
【技術分野】
【0001】
本発明は液体ディスペンサに関する。より具体的には、限定ではないが、本発明はリザーバシステムおよび多岐水栓を有する水ディスペンサに関する。
【背景技術】
【0002】
水を冷却して供給する、冷水器を具える液体または水ディスペンサがよく知られている。自立型冷水器は、供給装置のハウジング内でリザーバに注ぎ口が配置される水ボトルを具えている。リザーバ内の水は、水栓を介してアクセスされる。これらの装置は、制御された方法で水を供給する水栓を具える。これらの装置には様々な寸法の形式があり、不定期の使用が想定されるテーブルユニットから、高頻度の使用が想定される床置ユニットまで異なる。いくつかのユニットには水を冷却する冷却機能がある。通常、これらのユニットは過剰な水を捨てる場所を有しておらず、少量こぼれたものを受ける小型の水盤のみを設けている。いくつかの変形例はさらに、紅茶、ホットチョコレート、またはインスタントコーヒーに用いられうる熱水を供給する第2のディスペンサを有する。
【0003】
従来の水ディスペンサの欠点は、水栓が供給装置の本体に沿って非常に低く配置されており、高いリザーバにすると背が高くて不安定なユニットとなってしまう点である。さらに、いくつかの市場では、水ディスペンサを消毒する要求がある。この処理はしばしば、時間が掛かって難しい。さらに、水と接する構成部品の一部に手が触れてしまうことがある。この処理では、しばしばこれらの部分の再汚染となってしまう。
【0004】
[本発明の目的]
本発明の目的は、水ディスペンサを提供することである。
【0005】
本発明の目的は、水ディスペンサ用の水栓−リザーバアセンブリを提供することである。
【0006】
本発明の目的は、水ディスペンサ用の水栓装置を提供することである。
【発明の概要】
【0007】
本発明の態様による水ディスペンサにおいて:
水ボトルの注ぎ口を収容する頂部を具えるハウジングと;
ハウジング内で縦方向に延在して自身の上端部および底端部を規定するリザーバであって、水を受けることによりリザーバが充填されるように、リザーバの上端部が水ボトルと流体接続しているリザーバと;
ハウジングに装着され、リザーバの底端部よりもリザーバの上端部の近くに配置される水栓と;
自身の上端部で水栓と流体接続し、リザーバの底端部に延在して注入口を規定する底端部を有する縦の導管と、を具える水ディスペンサが提供されており、
重力によって水ボトルからリザーバへ水が流れ、流水圧によって水が注入口に入って水栓を介してアクセスできるように縦の導管を上方に流れる。
【0008】
本発明の態様による水ディスペンサ用の水栓−リザーバアセンブリが提供されており、当該水栓−リザーバアセンブリが:
水ボトルの注ぎ口を収容する上端部を規定する上部区画と、底端部を規定して縦方向に延在する底部区画とを具えるリザーバと;
リザーバの底端部よりもリザーバの上端部に近い位置でリザーバに装着される水栓と;
自身の上端部で水栓と流体接続し、リザーバの底端部に延在して注入口を規定する底端部を有する縦の導管とを具えており、
重力によって水ボトルからリザーバに水が流れ、流水圧によって水が注入口に入って水栓を介してアクセスできるように縦の導管を上方に流れる。
【0009】
本発明の態様による水ディスペンサであって:
上開口部と横開口部とを有するハウジングと;
上開口部を介してハウジングに着脱可能に装着することができ、底端部を規定して縦方向に延在するリザーバの底部区画と、水ボトルの注ぎ口を収容するために延在するリザーバの上部区画と、一端がリザーバの開口部からリザーバに沿って底部区画に延在して反対の端部で導管の注入口を規定する縦の導管とを具えるリザーバと;
ハウジングの横開口部の周囲でリザーバに着脱可能に装着することができ、リザーバの開口部に位置合わせされている水栓の注入口を具える水栓と、を具える水ディスペンサが提供される。
【0010】
本発明の態様による、上開口部および横開口部付のハウジングを有する水ディスペンサに装着される水栓−リザーバアセンブリが提供されており、当該水栓−リザーバアセンブリが:
上開口部を介してハウジングに着脱可能に装着することができ、底端部を規定して縦方向に延在するリザーバの底部区画と、水ボトルの注ぎ口を収容するために延在するリザーバの上部区画と、一端でリザーバの開口部からリザーバに沿って底部区画に延在して反対の端部で導管の注入口を規定する縦の導管とを具えるリザーバと;
ハウジングの横開口部の周囲でリザーバに着脱可能に装着することができ、リザーバの開口部に位置合わせされている水栓の注入口を具える水栓と、を具える。
【0011】
本発明の態様による、リザーバを有する水ディスペンサに装着される水栓装置が提供されており、当該水栓装置が:
導管を介してリザーバと流体接続する注入口と;
水を供給する放出口と;
処理装置から延在している補助の導管に装着できる少なくとも1つの追加の放出口と;
水処理装置から延在している復路の縦の導管に装着できる少なくとも1つの追加の注入口と、を具える。
【0012】
本発明の態様による、水ディスペンサ用の水栓装置が提供されており、当該水栓装置が:
内部に水を収容する本体と;
水ディスペンサ内でリザーバから本体に水を供給する少なくとも2つの水の注入口と;
本体から水を汲みだす供給放出口と;
本体の内部に形成される少なくとも3つの区画と;
本体と供給放出口との間に装着される少なくとも2つのバルブであって、各バルブがそれぞれ1つの区画の内部の水へのアクセスを提供するバルブと;
所定の区画の少なくとも1つの追加の放出口と;
所定の区画以外の区画の少なくとも1つの追加の注入口と、を具える。
【0013】
例示的な実施形態では、水栓から水処理装置に向かって延在する補助の縦の導管と、水処理装置から水栓に延在する復路の縦の導管とを具える水ディスペンサが提供されており、重力によって水栓から水処理装置へ水が下方に流れ、補助の縦の導管からの流水圧によって水処理装置内の水が水栓を介してアクセスできるように復路の縦の導管を上方に流れる。例示的な実施形態では、水栓から少なくとも1つの追加の水処理装置に向かって延在する少なくとも1つの追加の補助の縦の導管と、追加の水処理装置から水栓に延在する少なくとも1つの追加の復路の縦の導管とを具える水ディスペンサが提供されており、重力によって水栓から追加の水処理装置へ水が下方に流れ、追加の補助の縦の導管からの流水圧によって追加の水処理装置内の水が水栓を介してアクセスできるように追加の復路の縦の導管を上方に流れる。
【0014】
例示的な実施形態では、水栓であって:
水を受けるために縦の導管と流体接続している注入口と;
水を供給する放出口と;
水処理装置と流体接続している補助の縦の導管に装着される少なくとも1つの追加の放出口と;
水処理装置と流体接続している復路の縦の導管に装着される少なくとも1つの追加の注入口とを具えており、
重力によって水栓から水処理装置へ水が下方に流れ、補助の縦の導管からの流水圧によって水処理装置内の水が水栓を介してアクセスできるように復路の縦の導管を上方に流れる。
【0015】
例示的な実施形態では、水栓が少なくとも2つのバルブを具えており、バルブの一方がリザーバの底部区画から水にアクセスするために提供され、バルブの他方がリザーバの底部区画の水以外の水にアクセスするために提供される。
【0016】
例示的な実施形態では、水栓であって:
水を供給する放出口と;
水ディスペンサのハウジング内で、処理装置から延在する補助の縦の導管に装着される少なくとも1つの追加の放出口と;
水処理装置から延在する復路の縦の導管に装着される少なくとも1つの追加の注入口と、を具える。
【0017】
例示的な実施形態では、自身に装着される水ボトルから内部に水が流れるように構成されるハウジングと;上端部と底端部とを規定し、内部に延在してハウジングに装着されている水ボトルと流体接続して配置されるようにハウジングに装着される縦のリザーバと;リザーバと流体接続し、リザーバの底端部よりも上端部に近い縦方向の位置でハウジングに装着される水栓と、を具える水ディスペンサが提供される。
【0018】
例示的な実施形態では、自身に装着される水ボトルから内部に水が流れるように構成されるハウジングと;上端部と底端部とを規定し、内部に延在してハウジングに装着されている水ボトルと流体接続して配置されるようにハウジングに装着されており、縦の上端部が水を受けて、導管が上端部から底端部の周囲に延在して水を受けるための底開口部を有している縦のリザーバと;導管の上開口部と流体接続している水栓と、を具える水ディスペンサが提供される。
【0019】
例示的な実施形態では、水ディスペンサに装着される水栓−リザーバアセンブリが提供されており、当該アセンブリが:自身に装着される水ボトルから内部に水が流れるように構成される水受入部と;水受入部から延在し、反対の底端部を規定する縦のリザーバと;リザーバと流体接続し、リザーバの底端部よりも水受入部に近い縦方向の位置に配置されるようにディスペンサに沿って装着できる水栓と、を具える。
【0020】
例示的な実施形態では、水ディスペンサに装着される水栓−リザーバアセンブリが提供されており、当該アセンブリが:自身に装着される水ボトルから内部に水が流れるように構成される水受入部と;水受入部から延在して反対の底端部を規定しており、導管がリザーバ内で上端部から底端部に延在して水を受けるための底開口部を有している縦のリザーバと;導管の上開口部と流体接続している水栓と、を具える。
【0021】
例示的な実施形態では、通常は2つの水の入口だが、少なくとも1つの水の入口と;区画と、注入口と、放出口とを具える分流部と;供給放出口と;所定の区画から水を放出するようなバルブと、を具える水ディスペンサ用の多岐水栓のような水栓装置が提供される。
【0022】
例示的な実施形態では、水栓がリザーバ底部よりも高い位置にあることが求められる水ディスペンサ用のリザーバシステムが提供される。従って、リザーバの底部と水を供給する水栓との間に延在している補給管を通って水が汲み出される。
【0023】
例示的な実施形態では、限定されない2つの実施例を挙げると、ホットタンクシステムまたは炭酸飲料用の炭酸添加装置といった1以上の様々な装置に水を送る、水ディスペンサ用の多岐水栓のような水栓装置が提供される。
【0024】
例示的な実施形態では、リザーバと、水ボトル受入アセンブリと、多岐水栓とを具える水供給システムまたはディスペンサが提供される。
【0025】
例示的な実施形態では、道具を使わずに、上方への動作で取り外されるリザーバを具える水ディスペンサが提供される。リザーバは、蓋および/またはリング機構によって所定の位置に保持される。バッフルは、冷水から室温の水または常温水を分離する。いくつかの非限定的な実施例以外を提供するために、多岐水栓のような様々な水栓装置は、水ディスペンサ内の水を分離および分流または流れる方向を変えて、冷水のみ、室温(常温)の水や低温の水、温水および冷水またはその組み合わせを提供する。多岐水栓とリザーバとの間の接続は、圧力式継手、スライド接続、キー接続、管接続または他の手段によるものとすることができる。多岐水栓は水を供給するのに開放および閉鎖されうる1以上のバルブを具える。例示的な実施形態では、多岐水栓は、筐体またはリザーバまたはその両方に固定する他の手段によって留めつけられるか、取り付けられうる。代替的な実施形態では、システムはポンプ、タービンおよび/または空気圧を有してもよい。
【0026】
用語「水栓」および「水栓装置」は、本明細書では同義で用いられる。用語「開口部」、「注入口」または「放出口」もまた、同義で用いられる場合がある。これらの用語は、本文の文脈中で示す目的で用いられる。本質において、放出口および注入口は開口部であり、第1の区画から第2の区画への放出口はさらに第2の区画への注入口でもあり、その逆も同様である。用語「補助の」および「追加の」は、所定の要素または部品の量の示唆としてのみ用いられる。
【0027】
水ディスペンサはまた液体ディスペンサとなり、このような発明は水のみに限定されず、例えばジュースやソフトドリンクといった他の液体に用いることができることを理解されたい。
【0028】
本発明の他の目的、利点および性質は、添付の図面を参照にしてのみ例示的に与えられ、以下の限定目的ではない例示的な実施形態の非制限的な説明を読むことによって、さらに自明となるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0029】
添付された図面で、同じ番号は同じ要素を示すものとする。
【図1】図1は、本発明の非制限的な例示的な実施形態による水ディスペンサの概略図である。
【図2】図2は、本発明の水栓の非制限的な例示的な実施形態の概略図である。
【図3】図3は、本発明の水栓の非制限的な例示的な実施形態の概略図である。
【図4】図4は、本発明の水栓の非制限的な例示的な実施形態の概略図である。
【図5】図5は、本発明の水栓の非制限的な例示的な実施形態の概略図である。
【図6】図6は、本発明の水栓の非制限的な例示的な実施形態の概略図である。
【図7】図7は、本発明の水栓の非制限的な例示的な実施形態の概略図である。
【図8】図8は、本発明の非制限的な例示的な実施形態の水栓−リザーバアセンブリの斜視図である。
【図9】図9は、図8の水栓−リザーバアセンブリの正面図である。
【図10】図10は、図8の水栓−リザーバアセンブリの平面図である。
【図11】図11は、図10の線Z−Zに沿った側断面図である。
【図12】図12は、点線の概略の水ボトルを具える図11の図である。
【図13】図13は、図8の水栓−リザーバアセンブリを部分分解した斜視図である。
【図14】図14は、本発明の非制限的な例示的な実施形態による、リザーバ上部区画に装着された水栓の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本発明の第1の非制限的な例示的な実施形態は、一般的な機能を示すために図1の概略図を参照に説明される。
【0031】
図1は、本体またはハウジング12と、水Wを収容している着脱可能な水ボトル14とを具える水ディスペンサ10を示す。
【0032】
ハウジング12は、反転位置または注ぎ口を下にした位置の水ボトル14を収容する開放型の上端部を規定している頂部16を有する上側水ディスペンサキャビネット15を具える。より具体的には、頂部16は、水ボトル14の注ぎ口20と合致する水注入口18を具える。注ぎ口20用に空間を設けることにより、頂部16で水ボトルの受け部17によって規定される開口部22内の所定の位置に水ボトル14が保持される。
【0033】
ハウジング12は、注入口18と流体接続している上部区画66を有するリザーバ25と、ハウジング12内で縦方向に延在している近接するリザーバの底部区画または水盤26とを具える。リング部材24はリザーバ25を所定の位置に固定して、水ボトル14を所定の位置に収容するように供給する。水ボトル14は反転位置であるため、内部に収容されている水Wは重力によってリザーバ25内へ下方に流れる。リザーバ25は、断熱材27によって覆われている。水ボトルから多岐水栓のような水栓30(当然ながら、他の水栓装置が用いられてもよい)に向かって短い導管32を介して流れる水Wの一部を誘導するように、分離板またはバッフル28が注入口18とリザーバの水盤26との間に挿入される。補給管34のような導管は、多岐水栓30からリザーバの水盤26の深部にまで延在する。
【0034】
図面に示されるように、リザーバの底部区画26は上部区画66よりも長くて狭く、多岐水栓は、それぞれ上部区画66と底部区画26との間の接続部の近くに装着される。
【0035】
ハウジング12は、上肩部40と底肩部42のそれぞれの間に挿入された内側後壁38を規定している前面の凹部36の形状をした横開口部を具える。凹部36は、上肩部40およびカップまたはガラスの入れ物を規定する底肩部42に配置されている、多岐水栓30の放出口44を有する水の放出口空間を設けている。当然ながら、当業者は、水ディスペンサ10の外形および様々な横開口部といった様々な構成を意図することができるであろう。
【0036】
水ディスペンサ10はハウジング12内に配置される冷却圧縮機48を具える冷却システム46を具えており、冷却材が圧縮機に逆流できるように吸入管接続50を介してリザーバの水盤26を囲んでいる冷却コイル52に接続されている。この圧縮機48はさらに、管接続54を介して、ハウジング12の後側部58に装着される復水器56に接続されている。当然ながら、当業者は、周知の技術のようなリザーバ内の水を冷却するための様々な構成を意図することができる。
【0037】
長い導管60が、水Wを誘導するために、多岐水栓30からリザーバ25の下のハウジング12内の奥に配置されているホットタンク62に延在する。長い復路の導管64は、ホットタンク62から多岐水栓30に延在して温水をそこに誘導する。
【0038】
動作時は、水Wが水ボトル14から注ぎ口20および注入口18を介してバッフル28に流れ込み、リザーバ25を充填するように、経路29を介してリザーバの水盤26に誘導する。他の場合では、水はバッフル28から溢れ出て、リザーバの水盤26に流れる。水Wがリザーバの水盤26に流れ続けると、多岐水栓30に誘導する補給管34に供給する。多岐水栓30からの水が重力によって導管60へ下方に流れることによりホットタンク62が満たされ、一定流入する水Wの圧力によって、復路の導管64および多岐水栓30に戻って、上方に逆流する。
【0039】
水ボトル14内の水Wは通常は室温のため常温水であり、一般に参照によりW−aで示される。リザーバの水盤26内の水Wは冷却システム46によって冷やされるか、あるいは冷却されるため、一般に参照によりここではW−cで示される。リザーバ25の上部区画66の水は、常温水と冷水との混合とすることができ、一般にW−a/cで示される。ホットタンクからの水Wは温水であり、一般に参照によりW−hで示される。
【0040】
常温水W−aは、重力によって、水ボトル14からバッフル28と短い導管32とを介して多岐水栓30へ下方に流れる。上部区画66についてリザーバ内の水Wに適切な圧力がある時、冷水W−cはリザーバ26から多岐水栓30に補給管34を介して流れる。区画66についてリザーバ内の水Wに適切な圧力がある時、温水W−hはホットタンク62から多岐水栓30に復路の導管64を介して流れる。
【0041】
前記の構成は、リザーバの水盤26の底部68の位置よりも基本的に上側にあるハウジング12に沿った高い位置に、多岐水栓30を配置する。
【0042】
以下に説明されるように、多岐水栓30を介して、利用者は常温水(W−a)、冷水(W−c)または温水(W−h)の間で選択することができる。
【0043】
図2は、多岐水栓30の概略図である。
【0044】
多岐水栓30は本体70を具える。3つのバルブ72、74および76は、3つの区画78、80および82それぞれから水の放出口44(図1参照)に誘導する出口区画84に向かう水Wの流れを制御する。バルブ72、74および76は、各制御ボタン(この特定の実施例では図示せず)によって開放および閉鎖される。区画78は、内壁79と、出口区画の壁85と、本体70とによって規定される。区画80は、内壁79および81と、出口区画の壁85と、本体70とによって規定される。区画82は、内壁81と、出口区画の壁85と、本体70とによって規定される。
【0045】
本体70は、外側の囲い壁ならびに床部および天井部を具える。
【0046】
非制限的な一実施形態では、分離壁が2重の壁、すなわち断熱材として機能する空気を間に含むように間隔を置いた1組の近接する壁部分が形成されており、これにより、所定の区画の温度が他の近接する区画に影響を及ぼすのを防いでいる。
【0047】
常温水W−aが常温水入口86を介して区画80に入るが、冷水W−cは冷水入口88を介して区画82に入る。区画80内の常温水W−aは、重力によって注入口90を介してホットタンク62に向かって下方に流れて加熱され、次いで温水W−hとして区画78へ放出口92を介して上方に流れる。この方法では、区画78は温水W−hで満たされ、区画80は常温水W−aで満たされ、区画82は冷水W−cで満たされる。このように、利用者はバルブ72を開放することによって温水W−hに、バルブ74を開放することによって常温水W−aに、バルブ76を開放することによって冷水W−cにアクセス可能になる。
【0048】
図3乃至図7を参照すると、本発明の文章内の多岐水栓のような代替的な水栓装置の様々な非制限的な実施形態は、本発明をさらに例示するために記載されており、その範囲を制限することを決して意味するものではない。
【0049】
図3は、本体302を有する多岐水栓300を示す。3つのバルブ304、306および308はそれぞれ、3つの区画310、312および314から出口区画316に向かう水の流れを制御する。区画310は、内壁318および320、出口区画の壁322と本体302とによって規定される。区画312は、内壁318、320および324と、出口区画の壁322と、本体302とによって規定される。区画314は、内壁324と、出口区画の壁322と、本体302とによって規定される。バルブと流体接続していない第4の区画326は、本体302と、内壁318および324とによって規定される。
【0050】
常温水は、常温水入口328を介して区画326に入るが、冷水は冷水入口330を介して区画314に入る。区画326内の常温水は、加熱するために注入口332を介してホットタンクに向かって流れ、温水は放出口334を介して区画310に流れ込む。区画326内の常温水はさらに注入口336に入り、例えば炭酸添加装置のような他の装置に供給され(温水W−hで上述した処理と同様)、炭酸水として放出口338を介して区画312へ上方に流れる。この方法では、区画310は温水で満たされ、区画312は炭酸水で満たされ、区画314は冷水で満たされており、これらすべては、バルブ304、306および308をそれぞれ開放することによりアクセス可能になる。
【0051】
当然ながら、炭酸化ユニットの代わりに、異なる温度の温水を提供する追加の加熱器、または異なる温度の冷水または低温の水を提供する追加の冷却器または水フィルタのような他の装置が用いられてもよい。当業者は、本発明の文章の範囲で水を処理する、様々な適切かつ望ましい装置を意図することができる。
【0052】
図4は、本体402を有する多岐水栓400を示している。3つのバルブ404、406および408は、3つの区画410、412および414から出口区画416に向かう水の流れをそれぞれ制御する。区画410は内壁418と、出口区画の壁420と、本体402とによって規定される。区画412は、内壁418および422と、出口区画の壁420とによって規定される。区画414は、内壁418および422と、出口区画の壁420とによって規定される。
【0053】
常温水は常温水入口424を介して区画410に入り、冷水は冷水入口426を介して区画414に入る。区画414内の冷水は、注入口428を介して他の処理装置(例えば、炭酸化ユニット)に向かって流れ、放出口430を介して区画412へ上方に戻る。この方法では、区画410は常温水で満たされ、区画412は冷却された炭酸水または処理水で満たされ、区画414は冷水で満たされており、これら総てはバルブ404、406および408をそれぞれ開放することによってアクセス可能になる。
【0054】
図5は、本体502を有し、4つの区画514、516、518および520から出口区画512への水の流れをそれぞれ制御する4つのバルブ504、506、508および510を具える多岐水栓500を示している。区画514は、内壁522と、本体502と、出口区画の壁524とによって規定される。区画516は、内壁522および526と、本体502と、出口区画の壁524とによって規定される。区画518は、内壁526および528と、さらに出口区画の壁524とによって規定される。区画520は、内壁526および528と、出口区画の壁524と本体502とによって規定される。
【0055】
常温水は入口530を介して区画516に入り、冷水は入口532を介して区画520に入る。区画516内の常温水は、注入口534を介してホットタンクへ下方に流れ、温水として放出口536を介して区画514へ上方に戻る。区画520内の冷水は、炭酸化あるいは他の処理をするために注入口538を介して他の装置(例えば、炭酸化ユニットまたはフィルタ)へ下方に流れて、冷却された炭酸水または処理水として放出口540を介して区画518へ上方に戻る。この方法では、区画514は温水で満たされ、区画516は常温水で満たされ、区画518は冷却された炭酸水または処理水で満たされ、区画520は冷水で満たされており、利用者はバルブ504、506、508および510をそれぞれ開放することによって選択的にアクセス可能になる。
【0056】
図6は、本体602と2つのバルブ604および606とを有する多岐水栓600を示しており、バルブは区画610および612からそれぞれ出口区画608へアクセスするために水の流れを制御する。区画610は本体602と、1組の内壁614および616と、さらに出口区画の壁618とによって規定される。区画612は、内壁616と、出口区画の壁618と、本体602とによって規定される。第3の区画620は、内壁614および616と、本体602とによって規定される。
【0057】
常温水は入口622を介して区画620に入り、冷水は入口624を介して区画612に入る。区画620内の常温水は加熱するために注入口626を介してホットタンクへ下方に流れて、区画610内の温水として放出口628を介して上方に流れる。この方法では、区画610は温水で満たされ、区画612は冷水で満たされる。
【0058】
図7は、2つの区画708および710から出口区画712に流れ込む水をそれぞれ制御する、2つのバルブ704および706付の本体702を有する多岐水栓700を示している。区画708および710は、本体702と、分離壁714とによって規定され、バルブ704および706のそれぞれを介して利用者が常温水または冷水にアクセス可能な各入口716および718を介して、常温水および冷水をそれぞれ収容する。
【0059】
多岐水栓の例示的な実施形態30、300、400、500、600および700の様々な機能は様々な方法で組み合わされ、当業者によって容易に理解されるように本発明の文章の範囲内で様々な構成が提供されうることを理解されたい。
【0060】
図8乃至図14は、本発明の他の非制限的な実施形態を示している。
【0061】
図8乃至図14は、水ディスペンサ(図示せず)用の水栓−リザーバアセンブリ100を示している。
【0062】
特に図8および図9を参照すると、水栓−リザーバアセンブリ100は、リザーバ102と、多岐水栓104のような水栓装置と、水受入アセンブリ106とを具える。
【0063】
簡単に図13に目を向けると、リザーバ102は、上部区画108と、縦方向に水盤110が延在している形状のリザーバの底部区画とを具える。
【0064】
図10、図11および図12に関して、水受入アセンブリ106は、内部にリザーバの上部区画108を収容するシェルケース112を具える。水ボトルのカップ状の受け部114がリザーバの上部区画108内に配置されており、シール116によって所定の位置に保持される。水ボトルの受け部114は、反転した水ボトル120の注ぎ口118を内部に収容する空間を提供する。中空の管状ピン部材122が受け部114のベース部124から突出しており、シールリング126によって密閉される。中空の管状ピン部材122は注ぎ口内に嵌着しており、矢印A(図12)に示されるように空気がボトルに入り込み、矢印Dに示されるようにリザーバの水盤110に向かって水が下方に流れるか、分流できるように開口部を提供している。
【0065】
バッフル130(図13をさらに参照)は中空の管状ピン部材122と流体接続しており、これにより多岐水栓104に向かう水を分流するか、ベース部134において流路132を介してリザーバ102に向かって水を流せるようになる。図13に示されるように、バッフル130はリザーバの上部区画108に形成される開口部136と近接しており、多岐水栓104の対応する開口部138と流体接続して水を流すことができる。
【0066】
リザーバの水盤110は、誘導L型管141に装着され、リザーバの水盤110の底端部142まで完全に延在している導管または補給管140を具える。補給管140は、一端に注入口144を具えており、リザーバの上部区画108に形成される開口部148に誘導するバッフル130内に配置される短い導管146に向かって完全に延在している導管を規定する。この開口部148は、多岐水栓104の対応する開口部150と流体接続するように配置される。前述の接続は、シール部材151によって密閉することができる。従って、矢印Uによって示されるように、水は注入口144を介して入り、補給管140に沿って上方に移動する。
【0067】
図11および図13に示されるように、リザーバの上部区画108は、温水を放出する管152ならびに温水の逆流管154を具える。
【0068】
特に図8、図9、図11、図13および図14を参照すると、多岐水栓104は、リザーバの上部区画108の一部分157との相互のスライドフィットによって着脱可能に装着できるベース部155を具える(図13参照)。多岐水栓104は、図2乃至図7で上述されるような区画を具える分流部158から流れる水を放出するレバー156Aおよび156Bを具える。シリコンリング164内に配置されたばねバイアスロッド162を動かすことによってバルブ160を開放または閉鎖するために、レバー156Aまたは156Bが設けられており、これにより、水が区画166に出入りして放出口168の外へ流れて、ユーザは水を汲み出すことができるようになる。
【0069】
多岐水栓104は、例えばホットタンクのような装置に水を送るように追加の導管(図示せず)と接続させるために、放出口174を有する短い導管172に誘導する水注入口170を具えており、放出口178を介して多岐水栓104に誘導する短い導管176を介して、他の導管(図示せず)を通って温水として戻ってくる。
【0070】
水栓−リザーバアセンブリ100は、水ディスペンサ内に簡単に設置または取り外しができる。アセンブリ100を取り外す時、第1に、ピン122およびリザーバ102と共に受け部114を上方へ動かして、多岐水栓104とのスライドフィットからリザーバ102を取り外す。リザーバ102によって残った内部の空間からアクセスできるため、こうして水ディスペンサから多岐水栓104を取り外すことができる。
【0071】
動作時は、注ぎ口118からピン122と、リザーバの水盤110に誘導するバッフル130とに水が流れて、次いで多岐水栓104に誘導する補給管140へ上方に流れる。前述のように、多岐水栓は分離され、炭酸化、加熱または他の操作のために分流されてもよい。
【0072】
本発明の水ディスペンサに、様々な形状、寸法および設計の形式があり、1以上の水ボトルが装着されるような構成となるように1以上のリザーバを具えてもよい。水ディスペンサはさらに液体ディスペンサとすることができ、当業者は容易に理解するであろう。供給するのに用いられる同様の構造が、ジュース、ソフトドリンクおよび他の液体に用いられてもよい。他の非制限的な実施例では、記載された水栓はさらに、水ディスペンサのリザーバ底部付近に配置されうる。本発明の範囲に収まる他の例示されていない実施形態を提供するために、上述の水ディスペンサ、水栓−リザーバアセンブリおよび水栓の様々な部品および機能は、様々な方法で組み合せることができることを理解されたい。
【0073】
本発明は、添付の図面に図示され、本明細書に記載された構成および要素の詳細な適用に限定されないことを理解されたい。本発明は他の実施形態かつ様々な方法において実施することができる。さらに本明細書に使用される用語または専門用語は、説明を目的としており、制約ではないことを理解されたい。従って、本発明が例示的な実施形態によって本明細書に記載されるが、本主題発明の精神、範囲および本質から外れることなく変更することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水ディスペンサにおいて:
注ぎ口を下にした水ボトルを収容する頂部を具えるハウジングと;
前記ハウジング内に縦方向に延在して自身の上端部および底端部を規定するリザーバであって、水を受けることによりリザーバが充填されるように、リザーバの上端部が前記水ボトルと流体接続しているリザーバと;
前記ハウジングに装着され、前記リザーバの底端部よりも前記リザーバの上端部の近くに配置される水栓と;
上端部で前記水栓と流体接続し、前記リザーバの底端部に延在して注入口を規定する底端部を有する縦の導管と、を具えており、
重力によって前記水ボトルから前記リザーバへ水が流れ、この流水圧によって水が前記注入口に入り、前記水栓を介してアクセスできるように前記縦の導管を上方に流れることを特徴とするディスペンサ。
【請求項2】
請求項1に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバが、前記リザーバの上端部を有する上部区画と、前記リザーバの底端部を有する底部区画とを具えることを特徴とするディスペンサ。
【請求項3】
請求項2に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバの底部区画が、前記リザーバの上部区画よりも長くて狭いことを特徴とするディスペンサ。
【請求項4】
請求項2または3の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記水栓が、前記リザーバの上部区画と底部区画との間の接続部の周囲に配置されることを特徴とするディスペンサ。
【請求項5】
請求項2または3の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバの上部区画が、内部に前記水ボトルを収容することを特徴とするディスペンサ。
【請求項6】
請求項2乃至5の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバの上部区画から前記水栓に水を分流させるバッフルをさらに具えることを特徴とするディスペンサ。
【請求項7】
請求項2乃至6の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバの底部区画が、冷水を提供するように冷却されることを特徴とするディスペンサ。
【請求項8】
請求項1乃至7の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記水栓から水処理装置に向かって延在する補助の縦の導管と、前記水処理装置から前記水栓に延在する復路の縦の導管とをさらに具えており、重力によって前記水栓から前記水処理装置へ水が下方に流れ、前記補助の縦の導管からの流水圧によって前記水処理装置内の水が前記水栓を介してアクセスできるように前記復路の縦の導管を上方に流れることを特徴とするディスペンサ。
【請求項9】
請求項8に記載の水ディスペンサにおいて、前記水処理装置が、前記リザーバの底端部よりも低い位置にあることを特徴とするディスペンサ。
【請求項10】
請求項8または9の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記水処理装置が、温水のタンクを具えることを特徴とするディスペンサ。
【請求項11】
請求項8または9に記載の水ディスペンサにおいて、前記水処理装置が、炭酸添加装置を具えることを特徴とするディスペンサ。
【請求項12】
請求項8乃至11の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記水栓から少なくとも1の追加の水処理装置に向かって延在する少なくとも1の追加の補助の縦の導管と、前記追加の水処理装置から前記水栓へと延在する少なくとも1の追加の復路の縦の導管とをさらに具えており、重力によって前記水栓から前記追加の水処理装置へ下方に水が流れ、前記追加の補助の縦の導管からの流水圧によって前記追加の水処理装置内の水が前記水栓を介してアクセスできるように前記追加の復路の縦の導管を上方に流れることを特徴とするディスペンサ。
【請求項13】
請求項6、8または10乃至12の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記水栓が少なくとも2つのバルブを具えており、前記バルブの一方が前記水リザーバの底部区画からの水にアクセスするために提供され、前記バルブの他方が前記リザーバの底部区画の水以外の水にアクセスするために提供されることを特徴とするディスペンサ。
【請求項14】
請求項1乃至13の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバの上端部は、大気圧が前記リザーバ内の水に作用するように提供されることを特徴とするディスペンサ。
【請求項15】
水ディスペンサ用の水栓−リザーバアセンブリにおいて、当該水栓−リザーバアセンブリが:
注ぎ口を下にした水ボトルを収容するために上端部を規定する自身の上部区画と、底端部を規定して縦方向に延在する底部区画とを具えるリザーバと;
前記リザーバの底端部よりも前記リザーバの上端部に近い位置で前記リザーバに装着される水栓と;
上端部で前記水栓と流体接続し、前記リザーバの底端部に延在して注入口を規定する底端部を有する縦の導管と、を具えており、
重力によって前記水ボトルから前記リザーバに水が流れ、この流水圧によって水が前記注入口に入り、前記水栓を介してアクセスできるように前記縦の導管を上方に流れることを特徴とするアセンブリ。
【請求項16】
請求項15に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記リザーバの底部区画が、前記リザーバの上部区画よりも長くて狭いことを特徴とするアセンブリ。
【請求項17】
請求項15または16の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記リザーバの上部区画が、内部に前記水ボトルを収容することを特徴とするアセンブリ。
【請求項18】
請求項17に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記リザーバが、前記リザーバの底部区画から上方に延在する上部ケースを具えており、前記リザーバの上部区画が前記ケース内に装着されることを特徴とするアセンブリ。
【請求項19】
請求項18に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記リザーバの上部区画が、前記ケース内に着脱可能に装着できることを特徴とするアセンブリ。
【請求項20】
請求項17乃至19の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記リザーバの上部区画が、前記注ぎ口を下にした水ボトルを収容する受け部を具えることを特徴とするアセンブリ。
【請求項21】
請求項20に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記受け部が、当該受け部から突出し、内部に空気を供給すべく前記ボトルの注ぎ口内に嵌着される中空の管状ピン部材を具えることを特徴とするアセンブリ。
【請求項22】
請求項15乃至21の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリがさらに、前記リザーバの上部区画から前記水栓に水を分流させるために、前記水栓と前記リザーバの上部区画との間に設けられるバッフルを具えることを特徴とするアセンブリ。
【請求項23】
請求項15乃至22の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記水栓が、前記リザーバの上部区画と底部区画との間の接続部の周囲に配置されることを特徴とするアセンブリ。
【請求項24】
請求項15乃至23の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記水栓が前記リザーバに着脱可能に装着されることを特徴とするアセンブリ。
【請求項25】
請求項15乃至24の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記水栓が:
水を受ける前記縦の導管と流体接続する注入口と;
水を供給する放出口と;
水処理装置と流体接続している補助の縦の導管に装着される少なくとも1つの追加の放出口と;
前記水処理装置と流体接続している復路の縦の導管に装着される少なくとも1つの追加の注入口と、を具えており、
重力によって前記水栓から前記水処理装置へ水が下方に流れ、前記補助の縦の導管からの流水圧によって前記水処理装置内の水が前記水栓を介してアクセスできるように前記復路の縦の導管を上方に流れることを特徴とするアセンブリ。
【請求項26】
請求項22または25に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記水栓が少なくとも2つのバルブを具えており、前記バルブの一方が前記リザーバの底部区画から水にアクセスするために提供され、前記バルブの他方が前記リザーバの底部区画の水以外の水にアクセスするために提供されることを特徴とするアセンブリ。
【請求項27】
請求項15乃至26の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリおいて、冷水を提供するように前記リザーバの底部区画が冷却されることを特徴とするアセンブリ。
【請求項28】
請求項15乃至27の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記リザーバの上端部は、大気圧が前記リザーバの水に作用するように提供されることを特徴とするアセンブリ。
【請求項29】
水ディスペンサにおいて:
上開口部および横開口部を有するハウジングと;
前記上開口部を介して前記ハウジングに着脱可能に装着できるリザーバであって、底端部を規定する縦方向に延在するリザーバの底部区画と、注ぎ口を下にした水ボトルを収容するために延在するリザーバの上部区画と、自身の一端でリザーバ開口部から前記リザーバに沿って前記底部区画に延在し、反対の端部で導管の注入口を規定する縦の導管とを具えるリザーバと;
前記ハウジングの横開口部の周囲で前記リザーバに着脱可能に装着することができ、前記リザーバの開口部に位置合わせされる水栓の注入口を具える水栓と、を具えることを特徴とするディスペンサ。
【請求項30】
請求項29に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバの上部区画が、注ぎ口を下にした水ボトルを収容する水ボトルの受け部を具えることを特徴とするディスペンサ。
【請求項31】
請求項29または30に記載の水ディスペンサにおいて、前記水ボトルの受け部が、当該受け部から突出し、内部に空気を供給すべく前記ボトルの注ぎ口内に嵌着される中空の管状ピン部材を具えることを特徴とするディスペンサ。
【請求項32】
請求項29乃至31の何れか一項に記載の水ディスペンサがさらに、前記リザーバの上部区画から前記水栓に水を分流させるために、前記リザーバの内部に装着されるバッフルを具えることを特徴とするディスペンサ。
【請求項33】
請求項32に記載の水ディスペンサにおいて、前記バッフルが追加のリザーバの開口部に近接しており、前記水栓が前記追加のリザーバの開口部に位置合わせされる追加の水栓の開口部を具えることを特徴とするディスペンサ。
【請求項34】
請求項33に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバの開口部および前記追加のリザーバの開口部が、前記リザーバに沿って近接して配置されることを特徴とするディスペンサ。
【請求項35】
請求項32乃至34の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバの上部区画が、温水の放出管とともに温水の逆流管を具えることを特徴とするディスペンサ。
【請求項36】
請求項35に記載の水ディスペンサにおいて、前記温水の放出管が、前記追加のリザーバの開口部に近接することを特徴とするディスペンサ。
【請求項37】
請求項29乃至36の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記水栓が、相互のスライドフィットによって前記リザーバに装着できることを特徴とするディスペンサ。
【請求項38】
請求項29乃至37の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記水栓が、前記リザーバの上部区画と前記リザーバの底部区画との間の接続部の周囲に装着できることを特徴とするディスペンサ。
【請求項39】
請求項38に記載の水ディスペンサにおいて、前記水栓が、前記リザーバの底部区画に沿って装着できることを特徴とするディスペンサ。
【請求項40】
請求項29乃至39の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバの底部区画が、前記リザーバの上部区画よりも長くて狭いことを特徴とするディスペンサ。
【請求項41】
請求項29乃至40の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバが、前記リザーバの底部区画から上方に延在する上部ケースを具えており、前記リザーバの上部区画が前記ケース内に装着されることを特徴とするディスペンサ。
【請求項42】
請求項41に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバの上部区画が、前記ケース内に着脱可能に装着されることを特徴とするディスペンサ。
【請求項43】
請求項41または42に記載の水ディスペンサにおいて、前記水栓が、前記ケースの下の前記リザーバの底部区画に沿って装着できることを特徴とするディスペンサ。
【請求項44】
請求項29乃至43の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記水栓が:
水を供給する放出口と;
前記ハウジングの内部で処理装置から延在する補助の縦の導管に装着される少なくとも1つの追加の放出口と;
前記水処理装置から延在する復路の縦の導管に装着される少なくとも1つの追加の注入口と、を具えることを特徴とするディスペンサ。
【請求項45】
上開口部および横開口部付のハウジングを有する水ディスペンサに装着される水栓−リザーバアセンブリにおいて、当該水栓−リザーバアセンブリが:
前記上開口部を介して前記ハウジングに着脱可能に装着できるリザーバであって、底端部を規定する縦方向に延在するリザーバの底部区画と、注ぎ口を下にした水ボトルを収容するために延在するリザーバの上部区画と、一方の端部でリザーバの開口部から前記リザーバに沿って前記底部区画に延在し、反対の端部で導管の注入口を規定する縦の導管とを具えるリザーバと;
前記ハウジングの横開口部の周囲で前記リザーバに着脱可能に装着することができ、前記リザーバの開口部に位置合わせされる水栓の注入口を具える水栓と、を具えることを特徴とするアセンブリ。
【請求項46】
請求項45に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバの上部区画が、注ぎ口を下にした水ボトルを収容する水ボトルの受け部を具えることを特徴とするディスペンサ。
【請求項47】
請求項45または46の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記水ボトルの受け部が、当該受け部から突出し、内部に空気を供給すべく前記ボトルの注ぎ口の内部に嵌着される中空の管状ピン部材を具えることを特徴とするアセンブリ。
【請求項48】
請求項45乃至47の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記リザーバの上部区画から前記水栓に水を分流させるために、前記リザーバ内に装着されるバッフルをさらに具えることを特徴とするアセンブリ。
【請求項49】
請求項48に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記バッフルが追加のリザーバの開口部に近接しており、前記水栓が前記追加のリザーバの開口部に位置合わせされる追加の水栓の開口部を具えることを特徴とするアセンブリ。
【請求項50】
請求項49に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記リザーバの開口部および前記追加のリザーバの開口部が、前記リザーバに沿って近接して配置されることを特徴とするアセンブリ。
【請求項51】
請求項48乃至50の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記リザーバの上部区画が、温水の放出管とともに温水の逆流管を具えることを特徴とするアセンブリ。
【請求項52】
請求項51に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記温水の放出管が、前記追加のリザーバの開口部に近接していることを特徴とするアセンブリ。
【請求項53】
請求項45乃至52の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、相互のスライドフィットによって前記水栓が前記リザーバに装着できることを特徴とするアセンブリ。
【請求項54】
請求項45乃至53の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記水栓が、前記リザーバの上部区画と前記リザーバの底部区画との間の接続部の周囲に装着できることを特徴とするアセンブリ。
【請求項55】
請求項54に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記水栓が、前記リザーバの底部区画に沿って装着可能であることを特徴とするアセンブリ。
【請求項56】
請求項45乃至55の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記リザーバの底部区画が、前記リザーバの上部区画よりも長くて狭いことを特徴とするアセンブリ。
【請求項57】
請求項45乃至56の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記リザーバが、前記リザーバの底部区画から上方に延在する上部ケースを具えており、前記リザーバの上部区画が前記ケース内に装着されることを特徴とするアセンブリ。
【請求項58】
請求項57に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記リザーバの上部区画が、前記ケース内に着脱可能に装着されることを特徴とするアセンブリ。
【請求項59】
請求項57または58に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記水栓が、前記ケースの下の前記リザーバの底部区画に沿って装着できることを特徴とするアセンブリ。
【請求項60】
請求項45乃至59の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記水栓が:
水を供給する放出口と;
前記ハウジングの内部で処理装置から延在する補助の縦の導管に装着される少なくとも1つの追加の放出口と;
前記水処理装置から延在する復路の縦の導管に装着される少なくとも1つの追加の注入口と、を具えることを特徴とするアセンブリ。
【請求項61】
リザーバを有する水ディスペンサに装着される水栓装置において、当該水栓装置が:
導管を介して前記リザーバと流体接続している注入口と;
水を供給する放出口と;
処理装置から延在する補助の導管に装着できる少なくとも1つの追加の放出口と;
前記水処理装置から延在する復路の縦の導管に装着できる少なくとも1つの追加の注入口と、を具えることを特徴とする装置。
【請求項62】
請求項61に記載の水栓装置がさらに、少なくとも2つのバルブを具え、前記バルブの一方が前記リザーバからの水へのアクセスのために提供され、前記バルブの他方が前記水処理装置からの水へのアクセスのために提供されることを特徴とする装置。
【請求項63】
請求項61または62の何れか一項に記載の水栓装置において、前記水処理装置が、ホットタンク、冷却器、炭酸添加装置およびその組み合わせからなるグループから選択されることを特徴とする装置。
【請求項64】
請求項61乃至63の何れか一項に記載の水栓装置がさらに、前記リザーバと流体接続している追加の注入口を具えることを特徴とする装置。
【請求項65】
水ディスペンサ用の水栓装置において、当該水栓装置が:
中に水を収容する本体と;
前記水ディスペンサのリザーバから前記本体に水を提供する少なくとも2つの水注入口と;
前記本体から水を汲みだす供給放出口と;
前記本体内に形成される少なくとも3つの区画と;
前記本体と前記供給放出口との間に装着される少なくとも2つのバルブであって、各バルブがそれぞれ1つの前記区画内の水へのアクセスを提供する少なくとも2つのバルブと;
所定の前記区画の少なくとも1つの追加の放出口と;
前記所定の区画以外の前記区画の少なくとも1つの追加の注入口と、を具えることを特徴とする装置。
【請求項1】
水ディスペンサにおいて:
注ぎ口を下にした水ボトルを収容する頂部を具えるハウジングと;
前記ハウジング内に縦方向に延在して自身の上端部および底端部を規定するリザーバであって、水を受けることによりリザーバが充填されるように、リザーバの上端部が前記水ボトルと流体接続しているリザーバと;
前記ハウジングに装着され、前記リザーバの底端部よりも前記リザーバの上端部の近くに配置される水栓と;
上端部で前記水栓と流体接続し、前記リザーバの底端部に延在して注入口を規定する底端部を有する縦の導管と、を具えており、
重力によって前記水ボトルから前記リザーバへ水が流れ、この流水圧によって水が前記注入口に入り、前記水栓を介してアクセスできるように前記縦の導管を上方に流れることを特徴とするディスペンサ。
【請求項2】
請求項1に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバが、前記リザーバの上端部を有する上部区画と、前記リザーバの底端部を有する底部区画とを具えることを特徴とするディスペンサ。
【請求項3】
請求項2に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバの底部区画が、前記リザーバの上部区画よりも長くて狭いことを特徴とするディスペンサ。
【請求項4】
請求項2または3の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記水栓が、前記リザーバの上部区画と底部区画との間の接続部の周囲に配置されることを特徴とするディスペンサ。
【請求項5】
請求項2または3の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバの上部区画が、内部に前記水ボトルを収容することを特徴とするディスペンサ。
【請求項6】
請求項2乃至5の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバの上部区画から前記水栓に水を分流させるバッフルをさらに具えることを特徴とするディスペンサ。
【請求項7】
請求項2乃至6の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバの底部区画が、冷水を提供するように冷却されることを特徴とするディスペンサ。
【請求項8】
請求項1乃至7の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記水栓から水処理装置に向かって延在する補助の縦の導管と、前記水処理装置から前記水栓に延在する復路の縦の導管とをさらに具えており、重力によって前記水栓から前記水処理装置へ水が下方に流れ、前記補助の縦の導管からの流水圧によって前記水処理装置内の水が前記水栓を介してアクセスできるように前記復路の縦の導管を上方に流れることを特徴とするディスペンサ。
【請求項9】
請求項8に記載の水ディスペンサにおいて、前記水処理装置が、前記リザーバの底端部よりも低い位置にあることを特徴とするディスペンサ。
【請求項10】
請求項8または9の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記水処理装置が、温水のタンクを具えることを特徴とするディスペンサ。
【請求項11】
請求項8または9に記載の水ディスペンサにおいて、前記水処理装置が、炭酸添加装置を具えることを特徴とするディスペンサ。
【請求項12】
請求項8乃至11の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記水栓から少なくとも1の追加の水処理装置に向かって延在する少なくとも1の追加の補助の縦の導管と、前記追加の水処理装置から前記水栓へと延在する少なくとも1の追加の復路の縦の導管とをさらに具えており、重力によって前記水栓から前記追加の水処理装置へ下方に水が流れ、前記追加の補助の縦の導管からの流水圧によって前記追加の水処理装置内の水が前記水栓を介してアクセスできるように前記追加の復路の縦の導管を上方に流れることを特徴とするディスペンサ。
【請求項13】
請求項6、8または10乃至12の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記水栓が少なくとも2つのバルブを具えており、前記バルブの一方が前記水リザーバの底部区画からの水にアクセスするために提供され、前記バルブの他方が前記リザーバの底部区画の水以外の水にアクセスするために提供されることを特徴とするディスペンサ。
【請求項14】
請求項1乃至13の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバの上端部は、大気圧が前記リザーバ内の水に作用するように提供されることを特徴とするディスペンサ。
【請求項15】
水ディスペンサ用の水栓−リザーバアセンブリにおいて、当該水栓−リザーバアセンブリが:
注ぎ口を下にした水ボトルを収容するために上端部を規定する自身の上部区画と、底端部を規定して縦方向に延在する底部区画とを具えるリザーバと;
前記リザーバの底端部よりも前記リザーバの上端部に近い位置で前記リザーバに装着される水栓と;
上端部で前記水栓と流体接続し、前記リザーバの底端部に延在して注入口を規定する底端部を有する縦の導管と、を具えており、
重力によって前記水ボトルから前記リザーバに水が流れ、この流水圧によって水が前記注入口に入り、前記水栓を介してアクセスできるように前記縦の導管を上方に流れることを特徴とするアセンブリ。
【請求項16】
請求項15に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記リザーバの底部区画が、前記リザーバの上部区画よりも長くて狭いことを特徴とするアセンブリ。
【請求項17】
請求項15または16の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記リザーバの上部区画が、内部に前記水ボトルを収容することを特徴とするアセンブリ。
【請求項18】
請求項17に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記リザーバが、前記リザーバの底部区画から上方に延在する上部ケースを具えており、前記リザーバの上部区画が前記ケース内に装着されることを特徴とするアセンブリ。
【請求項19】
請求項18に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記リザーバの上部区画が、前記ケース内に着脱可能に装着できることを特徴とするアセンブリ。
【請求項20】
請求項17乃至19の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記リザーバの上部区画が、前記注ぎ口を下にした水ボトルを収容する受け部を具えることを特徴とするアセンブリ。
【請求項21】
請求項20に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記受け部が、当該受け部から突出し、内部に空気を供給すべく前記ボトルの注ぎ口内に嵌着される中空の管状ピン部材を具えることを特徴とするアセンブリ。
【請求項22】
請求項15乃至21の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリがさらに、前記リザーバの上部区画から前記水栓に水を分流させるために、前記水栓と前記リザーバの上部区画との間に設けられるバッフルを具えることを特徴とするアセンブリ。
【請求項23】
請求項15乃至22の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記水栓が、前記リザーバの上部区画と底部区画との間の接続部の周囲に配置されることを特徴とするアセンブリ。
【請求項24】
請求項15乃至23の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記水栓が前記リザーバに着脱可能に装着されることを特徴とするアセンブリ。
【請求項25】
請求項15乃至24の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記水栓が:
水を受ける前記縦の導管と流体接続する注入口と;
水を供給する放出口と;
水処理装置と流体接続している補助の縦の導管に装着される少なくとも1つの追加の放出口と;
前記水処理装置と流体接続している復路の縦の導管に装着される少なくとも1つの追加の注入口と、を具えており、
重力によって前記水栓から前記水処理装置へ水が下方に流れ、前記補助の縦の導管からの流水圧によって前記水処理装置内の水が前記水栓を介してアクセスできるように前記復路の縦の導管を上方に流れることを特徴とするアセンブリ。
【請求項26】
請求項22または25に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記水栓が少なくとも2つのバルブを具えており、前記バルブの一方が前記リザーバの底部区画から水にアクセスするために提供され、前記バルブの他方が前記リザーバの底部区画の水以外の水にアクセスするために提供されることを特徴とするアセンブリ。
【請求項27】
請求項15乃至26の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリおいて、冷水を提供するように前記リザーバの底部区画が冷却されることを特徴とするアセンブリ。
【請求項28】
請求項15乃至27の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記リザーバの上端部は、大気圧が前記リザーバの水に作用するように提供されることを特徴とするアセンブリ。
【請求項29】
水ディスペンサにおいて:
上開口部および横開口部を有するハウジングと;
前記上開口部を介して前記ハウジングに着脱可能に装着できるリザーバであって、底端部を規定する縦方向に延在するリザーバの底部区画と、注ぎ口を下にした水ボトルを収容するために延在するリザーバの上部区画と、自身の一端でリザーバ開口部から前記リザーバに沿って前記底部区画に延在し、反対の端部で導管の注入口を規定する縦の導管とを具えるリザーバと;
前記ハウジングの横開口部の周囲で前記リザーバに着脱可能に装着することができ、前記リザーバの開口部に位置合わせされる水栓の注入口を具える水栓と、を具えることを特徴とするディスペンサ。
【請求項30】
請求項29に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバの上部区画が、注ぎ口を下にした水ボトルを収容する水ボトルの受け部を具えることを特徴とするディスペンサ。
【請求項31】
請求項29または30に記載の水ディスペンサにおいて、前記水ボトルの受け部が、当該受け部から突出し、内部に空気を供給すべく前記ボトルの注ぎ口内に嵌着される中空の管状ピン部材を具えることを特徴とするディスペンサ。
【請求項32】
請求項29乃至31の何れか一項に記載の水ディスペンサがさらに、前記リザーバの上部区画から前記水栓に水を分流させるために、前記リザーバの内部に装着されるバッフルを具えることを特徴とするディスペンサ。
【請求項33】
請求項32に記載の水ディスペンサにおいて、前記バッフルが追加のリザーバの開口部に近接しており、前記水栓が前記追加のリザーバの開口部に位置合わせされる追加の水栓の開口部を具えることを特徴とするディスペンサ。
【請求項34】
請求項33に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバの開口部および前記追加のリザーバの開口部が、前記リザーバに沿って近接して配置されることを特徴とするディスペンサ。
【請求項35】
請求項32乃至34の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバの上部区画が、温水の放出管とともに温水の逆流管を具えることを特徴とするディスペンサ。
【請求項36】
請求項35に記載の水ディスペンサにおいて、前記温水の放出管が、前記追加のリザーバの開口部に近接することを特徴とするディスペンサ。
【請求項37】
請求項29乃至36の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記水栓が、相互のスライドフィットによって前記リザーバに装着できることを特徴とするディスペンサ。
【請求項38】
請求項29乃至37の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記水栓が、前記リザーバの上部区画と前記リザーバの底部区画との間の接続部の周囲に装着できることを特徴とするディスペンサ。
【請求項39】
請求項38に記載の水ディスペンサにおいて、前記水栓が、前記リザーバの底部区画に沿って装着できることを特徴とするディスペンサ。
【請求項40】
請求項29乃至39の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバの底部区画が、前記リザーバの上部区画よりも長くて狭いことを特徴とするディスペンサ。
【請求項41】
請求項29乃至40の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバが、前記リザーバの底部区画から上方に延在する上部ケースを具えており、前記リザーバの上部区画が前記ケース内に装着されることを特徴とするディスペンサ。
【請求項42】
請求項41に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバの上部区画が、前記ケース内に着脱可能に装着されることを特徴とするディスペンサ。
【請求項43】
請求項41または42に記載の水ディスペンサにおいて、前記水栓が、前記ケースの下の前記リザーバの底部区画に沿って装着できることを特徴とするディスペンサ。
【請求項44】
請求項29乃至43の何れか一項に記載の水ディスペンサにおいて、前記水栓が:
水を供給する放出口と;
前記ハウジングの内部で処理装置から延在する補助の縦の導管に装着される少なくとも1つの追加の放出口と;
前記水処理装置から延在する復路の縦の導管に装着される少なくとも1つの追加の注入口と、を具えることを特徴とするディスペンサ。
【請求項45】
上開口部および横開口部付のハウジングを有する水ディスペンサに装着される水栓−リザーバアセンブリにおいて、当該水栓−リザーバアセンブリが:
前記上開口部を介して前記ハウジングに着脱可能に装着できるリザーバであって、底端部を規定する縦方向に延在するリザーバの底部区画と、注ぎ口を下にした水ボトルを収容するために延在するリザーバの上部区画と、一方の端部でリザーバの開口部から前記リザーバに沿って前記底部区画に延在し、反対の端部で導管の注入口を規定する縦の導管とを具えるリザーバと;
前記ハウジングの横開口部の周囲で前記リザーバに着脱可能に装着することができ、前記リザーバの開口部に位置合わせされる水栓の注入口を具える水栓と、を具えることを特徴とするアセンブリ。
【請求項46】
請求項45に記載の水ディスペンサにおいて、前記リザーバの上部区画が、注ぎ口を下にした水ボトルを収容する水ボトルの受け部を具えることを特徴とするディスペンサ。
【請求項47】
請求項45または46の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記水ボトルの受け部が、当該受け部から突出し、内部に空気を供給すべく前記ボトルの注ぎ口の内部に嵌着される中空の管状ピン部材を具えることを特徴とするアセンブリ。
【請求項48】
請求項45乃至47の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記リザーバの上部区画から前記水栓に水を分流させるために、前記リザーバ内に装着されるバッフルをさらに具えることを特徴とするアセンブリ。
【請求項49】
請求項48に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記バッフルが追加のリザーバの開口部に近接しており、前記水栓が前記追加のリザーバの開口部に位置合わせされる追加の水栓の開口部を具えることを特徴とするアセンブリ。
【請求項50】
請求項49に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記リザーバの開口部および前記追加のリザーバの開口部が、前記リザーバに沿って近接して配置されることを特徴とするアセンブリ。
【請求項51】
請求項48乃至50の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記リザーバの上部区画が、温水の放出管とともに温水の逆流管を具えることを特徴とするアセンブリ。
【請求項52】
請求項51に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記温水の放出管が、前記追加のリザーバの開口部に近接していることを特徴とするアセンブリ。
【請求項53】
請求項45乃至52の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、相互のスライドフィットによって前記水栓が前記リザーバに装着できることを特徴とするアセンブリ。
【請求項54】
請求項45乃至53の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記水栓が、前記リザーバの上部区画と前記リザーバの底部区画との間の接続部の周囲に装着できることを特徴とするアセンブリ。
【請求項55】
請求項54に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記水栓が、前記リザーバの底部区画に沿って装着可能であることを特徴とするアセンブリ。
【請求項56】
請求項45乃至55の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記リザーバの底部区画が、前記リザーバの上部区画よりも長くて狭いことを特徴とするアセンブリ。
【請求項57】
請求項45乃至56の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記リザーバが、前記リザーバの底部区画から上方に延在する上部ケースを具えており、前記リザーバの上部区画が前記ケース内に装着されることを特徴とするアセンブリ。
【請求項58】
請求項57に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記リザーバの上部区画が、前記ケース内に着脱可能に装着されることを特徴とするアセンブリ。
【請求項59】
請求項57または58に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記水栓が、前記ケースの下の前記リザーバの底部区画に沿って装着できることを特徴とするアセンブリ。
【請求項60】
請求項45乃至59の何れか一項に記載の水栓−リザーバアセンブリにおいて、前記水栓が:
水を供給する放出口と;
前記ハウジングの内部で処理装置から延在する補助の縦の導管に装着される少なくとも1つの追加の放出口と;
前記水処理装置から延在する復路の縦の導管に装着される少なくとも1つの追加の注入口と、を具えることを特徴とするアセンブリ。
【請求項61】
リザーバを有する水ディスペンサに装着される水栓装置において、当該水栓装置が:
導管を介して前記リザーバと流体接続している注入口と;
水を供給する放出口と;
処理装置から延在する補助の導管に装着できる少なくとも1つの追加の放出口と;
前記水処理装置から延在する復路の縦の導管に装着できる少なくとも1つの追加の注入口と、を具えることを特徴とする装置。
【請求項62】
請求項61に記載の水栓装置がさらに、少なくとも2つのバルブを具え、前記バルブの一方が前記リザーバからの水へのアクセスのために提供され、前記バルブの他方が前記水処理装置からの水へのアクセスのために提供されることを特徴とする装置。
【請求項63】
請求項61または62の何れか一項に記載の水栓装置において、前記水処理装置が、ホットタンク、冷却器、炭酸添加装置およびその組み合わせからなるグループから選択されることを特徴とする装置。
【請求項64】
請求項61乃至63の何れか一項に記載の水栓装置がさらに、前記リザーバと流体接続している追加の注入口を具えることを特徴とする装置。
【請求項65】
水ディスペンサ用の水栓装置において、当該水栓装置が:
中に水を収容する本体と;
前記水ディスペンサのリザーバから前記本体に水を提供する少なくとも2つの水注入口と;
前記本体から水を汲みだす供給放出口と;
前記本体内に形成される少なくとも3つの区画と;
前記本体と前記供給放出口との間に装着される少なくとも2つのバルブであって、各バルブがそれぞれ1つの前記区画内の水へのアクセスを提供する少なくとも2つのバルブと;
所定の前記区画の少なくとも1つの追加の放出口と;
前記所定の区画以外の前記区画の少なくとも1つの追加の注入口と、を具えることを特徴とする装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公表番号】特表2011−510871(P2011−510871A)
【公表日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−543349(P2010−543349)
【出願日】平成21年1月28日(2009.1.28)
【国際出願番号】PCT/CA2009/000069
【国際公開番号】WO2009/094754
【国際公開日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【出願人】(510204792)カードモン ホールディングズ リミテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】CARDOMON HOLDINGS LIMITED
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年1月28日(2009.1.28)
【国際出願番号】PCT/CA2009/000069
【国際公開番号】WO2009/094754
【国際公開日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【出願人】(510204792)カードモン ホールディングズ リミテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】CARDOMON HOLDINGS LIMITED
【Fターム(参考)】
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