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レール固定治具
説明

レール固定治具

【課題】列車の脱線時におけるレール締結装置の破壊等に起因するレールの軌間の拡大を防止する。
【解決手段】長尺な2本のレールR,Rの一部を係止する爪部6が設けられた基部4及びレールR,Rが敷設された軌道スラブSに固定する嵌合片8を備え、レールR,Rと軌道スラブSとの間に形成された間隙OにレールR,Rの水平方向Xから挿入される第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3と、レールR,Rの一部を係止する第1係止片12を備え、第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3に固定される固定部材9とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レール固定治具に係り、特に、列車の脱線時におけるレール締結装置の破壊等に起因するレール軌間の拡大を防止するためのレール固定治具に関する。
【背景技術】
【0002】
列車の車輪が走行する2本のレールは、砂利又は砕石等によって成型された層、いわゆる道床の上に設置された枕木によって支持されており、これら道床を介して車両の荷重を路盤に分散させるようになっている。このような方法によってレールが敷設された軌道構造は、有道床軌道と呼ばれており、従来、頻繁に利用されていた。
【0003】
しかし、上述した有道床軌道は、軌道の破壊や、頻繁な保守管理を要する等の点で多くの問題を抱えていた。そこで、新たな軌道構造として、図17に示すように、コンクリートによって成型された路盤Rの上面に、CA(Cement Asphalt)モルタル等からなるてん充層Fが形成され、さらに、このてん充層Fの上面に設置された軌道スラブSの上面にレールを敷設する方法が開発されている。このような方法によってレールが敷設された軌道構造は、スラブ軌道と呼ばれており、新幹線を代表とする近年新設された路線の大多数には、スラブ軌道が採用されている。
【0004】
このようなスラブ軌道における軌道スラブSの上面には、等間隔に離間して複数のレール締結装置100が配設されている。このレール締結装置100は、板状の底面部材101と、この底面部材101の上面から上方に向かって突出した略四角柱状の保持部102とから構成されており、各レールR,Rは、底面部材101の上部で支持されるとともに、保持部102により、所定の方向に案内しつつ、各レールR,Rの長手方向と直交する方向へのズレを防止するようになっている。また、これらレールR,Rは、ボルトによって締結された板バネ又は線バネ(共に図示せず)により、押圧された状態で固定されている。(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平5−272101号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、スラブ軌道において、レールR,Rの上部を走行中の列車が脱線した場合、上述したレール締結装置100のボルトや、板バネ又は線バネ等が破壊され、または損傷することで、レール締結装置100によるレールR,Rの締結機能が失われる。このような締結機能の損失に伴って、各レールR,Rがズレ動かされ、レールR,Rの軌間が拡大することにより、最終的には、列車が転倒する等の大事故を引き起こすといった問題が生じている。
【0006】
本発明は前記した点に鑑みてなされたものであり、列車の脱線時におけるレール締結装置の破壊等に起因するレールの軌間の拡大を防止することが可能なレール固定治具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明に係るレール固定治具は、
長尺なレールの一部を係止する爪部が設けられた基部及び当該レールが敷設された軌道スラブに固定する嵌合部を備え、前記レールと前記軌道スラブとの間に形成された間隙に当該レールの長手方向と直交する方向から挿入される第1及び第2の嵌入部材と、
前記レールの一部を係止する係止部を備え、前記第1及び第2の嵌入部材に固定される1又は複数の固定部材とを具備することを特徴とする。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、長尺なレールの一部を係止する爪部が設けられた基部及びレールが敷設された軌道スラブに固定する嵌合部を備え、レールと軌道スラブとの間に形成された間隙にレールの長手方向と直交する方向から挿入される第1及び第2の嵌入部材と、レールの一部を係止する係止部を備え、第1及び第2の嵌入部材に固定される1又は複数の固定部材とを具備するので、第1及び第2の嵌入部材における嵌合部によって軌道スラブに第1及び第2の嵌入部材が固定されるとともに、第1及び第2の嵌入部材における基部の爪部及び固定部材の係止部によってレールが係止されることで、列車の脱線に伴ってレール締結装置が損傷した場合であっても、レールの軌間を設置当初の状態で維持することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明に係るレール固定治具は、前記嵌合部が、前記軌道スラブの下面側のてん充層に形成された嵌合溝に嵌合されることを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、嵌合部が、軌道スラブの下面側のてん充層に形成された嵌合溝に嵌合されるので、軌道スラブの下面側のてん充層に嵌合溝を形成することで、既存のスラブ軌道に対しても容易に追加設置することができる。
【0011】
請求項3に記載の発明に係るレール固定治具は、
長尺なレールの一部を係止する爪部が設けられ、当該レールが支持された枕木に固定する支持部を備え、前記レールと当該レールが敷設された道床との間に形成された間隙に当該レールの長手方向と直交する方向から挿入される第1及び第2の嵌入部材と、
前記レールの一部を係止する係止部を備え、前記第1及び第2の嵌入部材に固定される1又は複数の固定部材とを具備することを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、長尺なレールの一部を係止する爪部が設けられ、レールが支持された枕木に固定する支持部を備え、レールとレールが敷設された道床との間に形成された間隙にレールの長手方向と直交する方向から挿入される第1及び第2の嵌入部材と、レールの一部を係止する係止部を備え、第1及び第2の嵌入部材に固定される1又は複数の固定部材とを具備するので、支持部によって枕木に第1及び第2の嵌入部材が固定されるとともに、第1及び第2の嵌入部材における支持部の爪部及び固定部材の係止部によってレールが係止されることで、列車の脱線に伴ってレール締結装置が損傷した場合であっても、レールの軌間を設置当初の状態で維持することができる。
【0013】
請求項4に記載の発明に係るレール固定治具は、前記支持部が、前記枕木と係合する係合溝が形成されていることを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載の発明によれば、支持部が、枕木と係合する係合溝が形成されているので、係合溝が枕木と係合することによって枕木に第1及び第2の嵌入部材が固定されることで、既存の有道床軌道に対して容易に追加設置することができる。
【0015】
請求項5に記載の発明に係るレール固定治具は、前記固定部材が、縁端部に前記第1及び第2の嵌入部材の前記基部と係合する係合部を具備することを特徴とする。
【0016】
請求項5に記載の発明によれば、固定部材の縁端部に第1及び第2の嵌入部材の基部と係合する係合部を具備するので、係合部が基部の縁端部に係合することで、列車の脱線時に固定部材がズレ動くことを防止することができる。
【0017】
請求項6に記載の発明に係るレール固定治具は、
前記第1の嵌入部材が、先端部に第1の連結孔が穿設された段差部を具備し、
前記第2の嵌入部材が、先端部に第2の連結孔が穿設された延設部を具備し、
前記第1及び第2の嵌入部材が、前記第1及び第2の連結孔に連結部材を挿入することによって互いに連結されることを特徴とする。
【0018】
請求項6に記載の発明によれば、第1及び第2の嵌入部材が、段差部における第1の連結孔及び延設部における第2の連結孔に連結部材を挿入することによって互いに連結されるので、小型化が図られた複数の固定部材を用いる場合であっても、第1及び第2の嵌入部材が互いに連結することで、レールの軌間を設置当初の状態で維持することができる。
【発明の効果】
【0019】
請求項1に記載の発明によれば、長尺なレールの一部を係止する爪部が設けられた基部及びレールが敷設された軌道スラブに固定する嵌合部を備え、レールと軌道スラブとの間に形成された間隙にレールの長手方向と直交する方向から挿入される第1及び第2の嵌入部材と、レールの一部を係止する係止部を備え、第1及び第2の嵌入部材に固定される1又は複数の固定部材とを具備するので、第1及び第2の嵌入部材における嵌合部によって軌道スラブに第1及び第2の嵌入部材が固定されるとともに、第1及び第2の嵌入部材における基部の爪部及び固定部材の係止部によってレールが係止されることで、列車の脱線に伴ってレール締結装置が損傷した場合であっても、レールの軌間を設置当初の状態で維持することが可能となり、これによって、スラブ軌道において、列車の横転等の大事故を防止することができる。
【0020】
請求項2に記載の発明によれば、嵌合部が、軌道スラブの下面側のてん充層に形成された嵌合溝に嵌合されるので、軌道スラブの下面側のてん充層に嵌合溝を形成することで、既存のスラブ軌道に対しても容易に追加設置することが可能となり、これによって、設置コストの抑制及び取付作業に対する作業者負担の軽減を図ることができる。
【0021】
請求項3に記載の発明によれば、長尺なレールの一部を係止する爪部が設けられ、レールが支持された枕木に固定する支持部を備え、レールとレールが敷設された道床との間に形成された間隙にレールの長手方向と直交する方向から挿入される第1及び第2の嵌入部材と、レールの一部を係止する係止部を備え、第1及び第2の嵌入部材に固定される1又は複数の固定部材とを具備するので、支持部によって枕木に第1及び第2の嵌入部材が固定されるとともに、第1及び第2の嵌入部材における基部の爪部及び固定部材の係止部によってレールが係止されることで、列車の脱線に伴ってレール締結装置が損傷した場合であっても、レールの軌間を設置当初の状態で維持することが可能となり、これによって、有道床軌道において、列車の横転等の大事故を防止することができる。
【0022】
請求項4に記載の発明によれば、支持部が、枕木と係合する係合溝が形成されているので、係合溝が枕木と係合することによって枕木に第1及び第2の嵌入部材が固定されることで、既存の有道床軌道に対して容易に追加設置することが可能となり、これによって、設置コストの抑制及び取付作業に対する作業者負担の軽減を図ることができる。
【0023】
請求項5に記載の発明によれば、固定部材の縁端部に第1及び第2の嵌入部材の基部と係合する係合部を具備するので、係合部が基部の縁端部に係合することで、列車の脱線時に固定部材がズレ動くことを防止することが可能となり、これによって、より強大な負荷がレールに加えられた場合であっても、レールの軌間を設置当初の状態で維持することができる。
【0024】
請求項6に記載の発明によれば、第1及び第2の嵌入部材が、段差部における第1の連結孔及び延設部における第2の連結孔に連結部材を挿入することによって互いに連結されるので、小型化が図られた複数の固定部材を用いる場合であっても、第1及び第2の嵌入部材が互いに連結することで、レールの軌間を設置当初の状態で維持することが可能となり、これによって、レール固定治具の締結機能を維持しつつ、固定部材の取付及び運搬作業に対する作業者負担の軽減を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1から図4を参照しながら、第1実施形態におけるレール固定治具について説明する。
図1に示すように、本実施形態におけるレール固定治具1には、図17に示すような2本のレールR,Rと、これらレールR,Rが敷設される軌道スラブSとの間に形成された間隙Oに嵌入される第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3が具備されている。
【0026】
第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3には、ステンレス鋼等によって略長方形状に成型された板状の基部4が具備されている。この基部4の長手方向(以下、水平方向X)に沿った中心線上には、等間隔に離間した位置に、複数の第1固定孔5が穿設されており、この第1固定孔5の内周壁面には、雌ネジが螺刻されている。
【0027】
このような基部4の一面上には、水平方向Xに向かって突出したクランク状の爪部6が設けられており、この爪部6と、基部4との間に形成された空間には、レールR,Rの平底部の一部が挿入され、係止されるようになっている。
また、基部4における爪部6が設けられた面と反対側の面であって、長手方向の一端部には、基部4の一面と直交する方向(以下、垂直方向Y)に突出した係止部7が延設されている。このような係止部7の先端部には、水平方向Xに向かって突出した嵌合片8が延設されており、この嵌合片8は、てん充層Fに形成された嵌合溝Gに嵌合されるとともに、係止部7によって、長尺な2本レールのR,Rが平行に敷設された軌道スラブSの長手側が係止されるようになっている。
【0028】
上述したような第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3の上面側には、ステンレス鋼によって略長方形状に成型された板状の固定部材9が設けられている。この固定部材9には、長手方向に沿った中心線上に、第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3における第1固定孔5と同径の複数の第2固定孔10が穿設されている。また、これら第2固定孔10は、固定部材9における中間位置に対して対称な位置に、等間隔に離間して配置されている。このような第2固定孔10の内周壁面には、雌ネジが螺刻されており、第2固定孔10を介して上述した第1固定孔5にボルト11が螺入され、図2に示すように、第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3に対して、固定部材9が固定されるようになっている。
【0029】
さらに、固定部材9の長手方向の両縁端には、水平方向Xに向かって突出するクランク状の係止片12が延設されている。このような係止片12により、第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3における基部4の上面に位置するレールR,Rの一部を係止するようになっている。
一方、固定部材9における長手側の両縁端には、固定部材9の垂直方向Yに向かって突出した形状の係合片13が延設されており、これら係合片13によって、固定部材9の下面側に配置された第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3が係止されるようになっている。
【0030】
なお、爪部6、係止部7及び嵌合片8の内壁面並びに固定部材9の一面側には、ゴム等の合成樹脂によって成型されたシート状の絶縁部材が設けられていることが好ましく、これによって、軌道回路の短絡を防止することが可能である。
【0031】
次に、本実施形態におけるレール固定治具1の作用について説明する。
まず始めに、図3及び図4に示すように、水平方向Xの両側から、各嵌入部材2,3の先端部を、軌道スラブSと、レールR,Rとの間に形成された間隙Oに挿入する。さらに、各嵌入部材2,3を挿入させると、第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3における嵌合片8,8がてん充層Fに形成された嵌合溝Gに嵌入されて、軌道スラブSが係止部7によって係止される。同時に、基部4における爪部6によって、各レールR,Rの平底部の一部が係止される。
【0032】
その後、挿入された第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3における基部4の上面に、固定部材9を取り付ける。この際、基部4の第1固定孔5と、固定部材9の第2固定孔10とが合致するように配置させる。そして、第1固定孔5及び第2固定孔10に、ボルト11を螺合させて、第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3に対して固定部材9を固定させることで、一連の連結作業が完了する。
【0033】
このとき、第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3における嵌合片8によって軌道スラブSに第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3が固定されるとともに、第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3における基部4の爪部6及び固定部材9の係止片12によってレールR,Rが係止されることで、列車の脱線に伴ってレール締結装置Cが損傷した場合であっても、レールR,Rの軌間を設置当初の状態で維持することができる
【0034】
また、嵌合片8が、軌道スラブSの下面側のてん充層Fに形成された嵌合溝Gに嵌合されることで、既存のスラブ軌道に対しても容易に追加設置することができる。
【0035】
さらに、係合片13が基部4の縁端部と係合することで、列車の脱線時に固定部材9がズレ動くことを防止することができる。
【0036】
以上より、本実施形態におけるレール固定治具1によれば、長尺な2本のレールR,Rの一部を係止する爪部6が設けられた基部4及びレールR,Rが敷設された軌道スラブSに固定する嵌合片8を備え、レールR,Rと軌道スラブSとの間に形成された間隙OにレールR,Rの水平方向Xから挿入される第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3と、レールR,Rの一部を係止する係止片12を備え、第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3に固定される固定部材9とを具備するので、第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3における嵌合片8によって軌道スラブSに第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3が固定されるとともに、第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3における基部4の爪部6及び固定部材9の係止片12によってレールR,Rが係止されることで、列車の脱線に伴ってレール締結装置Cが損傷した場合であっても、レールR,Rの軌間を設置当初の状態で維持することが可能となり、これによって、スラブ軌道において、列車の横転等の大事故を防止することができる。
【0037】
また、嵌合片8が、軌道スラブSの下面側のてん充層Fに形成された嵌合溝Gに嵌合されるので、てん充層Fに嵌合溝Gを形成するだけで、既存のスラブ軌道に対しても容易に追加設置することが可能となり、これによって、設置コストの抑制及び取付作業に対する作業者負担の軽減を図ることができる。
【0038】
さらに、固定部材9の縁端部に第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3の基部4と係合する係合片13を具備するので、係合片13が基部4の縁端部と係合することで、列車の脱線時に固定部材9がズレ動くことを防止することが可能となり、これによって、より強大な負荷がレールR,Rに加えられた場合であっても、レールR,Rの軌間を設置当初の状態で維持することができる。
【0039】
次に、図5から図8を参照しながら、第2実施形態について説明する。ただし、本実施形態におけるレール固定治具20は、上述した第1実施形態と比較すると、固定部材9の構成のみが異なっており、それ以外の構成については、第1実施形態と同様である。そこで、本実施形態では、固定部材9の構成を中心とした説明を行い、第1実施形態と同様の構成には、同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0040】
本実施形態におけるレール固定治具20には、図5から図8に示すように、ステンレス鋼等の金属によって略長方形状に成型された平板の第1固定部材21と、第2固定部材22とが具備されており、第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3の上面にそれぞれ取り付けられるようになっている。これら第1固定部材21及び第2固定部材22には、水平方向Xに沿った中心線上に、複数の第2固定孔23が等間隔に離間した位置にそれぞれ穿設されている。
【0041】
なお、第1固定部材21及び第2固定部材22の各寸法は、各固定部材21,22における所定の剛性が維持できれば、特に限定されるものではなく、適宜設計変更することが可能である。
【0042】
本実施形態におけるレール固定治具20には、上述した第1固定部材21及び第2固定部材22が具備されているので、第1実施形態における固定部材9の小型化を図るとともに、運搬及び着脱作業等を容易に行うことができる。
【0043】
以上より、本実施形態におけるレール固定治具20によれば、第1固定部材21及び第2固定部材22を具備するので、第1実施形態における固定部材9の小型化を図ることにより、運搬及び着脱作業等を容易に行うことが可能となり、これによって、維持管理及び着脱作業に対する作業者負担の軽減を図ることができる。
【0044】
次に、図9から図12を参照しながら、第3実施形態について説明する。ただし、本実施形態におけるレール固定治具30は、上述した第2実施形態と比較すると、第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3の構成が異なっており、それ以外の構成については、第2実施形態と同様である。そこで、本実施形態では、第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3の構成を中心とした説明を行い、第2実施形態と同様の構成には、同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0045】
本実施形態におけるレール固定治具30には、第1嵌入部材31及び第2嵌入部材32が具備されている。
このうち第1嵌入部材31には、図9及び図10に示すように、第1固定孔5が穿設された基部4の先端部に、水平方向Xに向かって突出したクランク状の段差部33が延設されている。このような段差部33の一面には、第1連結孔34が穿設されており、この第1連結孔34の内周壁面には、雌ネジが螺刻されている。
一方、第2嵌入部材32は、第1固定孔5が穿設された基部4の先端部が水平方向Xに延設されている。この延設部分には、第1連結孔34と同径の第2連結孔35が穿設されており、この第2連結孔35の内周壁面には、雌ネジが螺刻されている。
【0046】
次に、本実施形態におけるレール固定治具30の作用について説明する。
まず始めに、図11及び図12に示すように、水平方向Xの両側から、第1嵌入部材31及び第2嵌入部材32の先端部を、軌道スラブSと、レールR,Rとの間に形成された間隙Oに挿入する。さらに、第1嵌入部材31及び第2嵌入部材32を挿入させると、第1嵌入部材31及び第2嵌入部材32における嵌合片8がてん充層Fに形成された嵌合溝Gに嵌入されて、軌道スラブSが係止部7によって係止される。この際、基部4における爪部6によって、各レールR,Rの平底部の一部が係止される。
【0047】
また、上述した挿入動作に伴って、第1嵌入部材31における段差部33の下方に、第2嵌入部材32における延設部分が侵入し、この延設部分が段差部33における屈曲部36と当接することにより、第1嵌入部材31の第1連結孔34と、第2嵌入部材32の第2連結孔35とが連通するようになっている。
【0048】
その後、挿入された第1嵌入部材31及び第2嵌入部材32の基部4の上面に、第1固定部材21及び第2固定部材22をそれぞれ取り付ける。この際、各基部4の第1固定孔5と、第1固定部材21及び第2固定部材22の第2固定孔23とが合致するように配置させる。そして、第1固定孔5及び第2固定孔23、並びに第1連結孔34及び第2連結孔35に、ボルト11を螺合させて、第1嵌入部材31及び第2嵌入部材32に対して第1固定部材21及び第2固定部材22を固定させるとともに、第1嵌入部材31に対して第2嵌入部材32を連結させることにより、一連の連結作業が完了する。
【0049】
このとき、小型化が図られた第1固定部材21及び第2固定部材22を用いる場合であっても、第1嵌入部材31及び第2嵌入部材32が互いに連結することで、レールR,Rの軌間を設置当初の状態で維持することができる。
【0050】
以上より、本実施形態におけるレール固定治具30によれば、第1嵌入部材31及び第2嵌入部材32が、段差部33における第1連結孔34及び延設部分における第2連結孔35にボルト11を挿入することによって互いに連結されるので、小型化が図られた第1固定部材21及び第2固定部材22を用いる場合であっても、第1嵌入部材31及び第2嵌入部材32が互いに連結することで、レールR,Rの軌間を設置当初の状態で維持することが可能となり、これによって、レール固定治具の締結機能を維持しつつ、固定部材の取付及び運搬作業に対する作業者負担の軽減を図ることができる。
【0051】
次に、図13から図16を参照しながら、第4実施形態について説明する。ただし、本実施形態におけるレール固定治具40は、上述した第2実施形態及び第3実施形態と比較すると、第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3の構成のみが異なっており、それ以外の構成については、第2実施形態及び第3実施形態と同様である。そこで、本実施形態では、第1嵌入部材2及び第2嵌入部材3の構成を中心とした説明を行い、第2実施形態及び第3実施形態と同様の構成には、同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0052】
本実施形態におけるレール固定治具40には、図13及び図14に示すように、第1嵌入部材41及び第2嵌入部材42が具備されている。これら第1嵌入部材41及び第2嵌入部材42は、ステンレス鋼等によって成型され、水平方向Xに沿って配置された略長方形状の基部43と、水平面内において水平方向Xと直交する方向(以下、直交方向Z)に沿って配置された略長方形状の支持部44とが具備され、支持部44の長手側の中間位置に基部43の一端が接合された形状、すなわち、平面視して略T字状に成型されている。
【0053】
このうち、基部43の一面の先端側には、水平方向Xに沿った中心線上に複数の第1固定孔45が穿設されており、これら第1固定孔44の内周壁面には、雌ネジが螺刻されている。また、支持部44の長手側であって、接合された基部43を挟む位置には、水平方向Xに向かって突出したクランク状の2つの爪部46が設けられている。これら爪部46,46により、図15及び図16に示すように、各レールR,Rの平底部の一端が係止されるようになっている。
【0054】
一方、支持部44における直交方向Zの両端部であって、垂直方向Yの一側には、図13及び図14に示すように、断面形状長方形状の係合溝47が凹設されている。係合溝47は、水平方向X及び直交方向Zに向かって開口されており、この係合溝47により、図15及び図16に示すように、隣接する2本の枕木S,Sの一部に係合され、各枕木S,Sに対して第1嵌入部材41及び第2嵌入部材42が固定されるようになっている。
【0055】
上述した第1嵌入部材41及び第2嵌入部材42のうち、第1嵌入部材41の先端部には、図13及び図14に示すように、水平方向Xに向かって突出したクランク状の段差部48が延設されている。この段差部48の一面には、第1連結孔49が穿設されており、この第1連結孔49の内周壁面には、雌ネジが螺刻されている。
一方、第2嵌入部材42の先端部は、水平方向Xに延設されている。この延設部分には、第1連結孔49と同径の第2連結孔50が穿設されており、第2連結孔50の内周壁面には、雌ネジが螺刻されている。
【0056】
次に、本実施形態におけるレール固定治具40の作用について説明する。
まず始めに、図15及び図16に示すように、各レールR,Rにおける水平方向Xの外側から、各嵌入部材41,42の先端部を、道床Bと、レールR,Rとの間に形成された間隙Oにそれぞれ挿入する。さらに、各嵌入部材41,42を挿入させると、第1嵌入部材41及び第2嵌入部材42における支持部44の係合部47に、枕木S,Sの角部が係合される。この際、基部43における2つの爪部46,46によって、各レールR,Rの平底部の一部が係止される。
【0057】
また、上述した挿入動作に伴って、第1嵌入部材41における段差部48の下方に、第2嵌入部材42における延設部分が侵入し、この延設部分が段差部48における屈曲部51と当接することにより、第1嵌入部材41の第1連結孔49と、第2嵌入部材42の第2連結孔50とが連通するようになっている。
【0058】
その後、挿入された第1嵌入部材41及び第2嵌入部材42の基部43,43の上面に、第1固定部材21及び第2固定部材22をそれぞれ取り付ける。この際、各基部43,43の第1固定孔44と、第1固定部材21及び第2固定部材22の第2固定孔23とが合致するように配置させる。そして、第1固定孔44及び第2固定孔23、並びに第1連結孔49及び第2連結孔50に、ボルト11を螺合させて、第1嵌入部材41及び第2嵌入部材42に対して第1固定部材21及び第2固定部材22をそれぞれ固定させるとともに、第1嵌入部材41に対して第2嵌入部材42を連結させることにより、一連の連結作業が完了する。
【0059】
このとき、支持部44によって隣接する2本の枕木S,Sに第1嵌入部材41及び第2嵌入部材42が固定されるとともに、第1嵌入部材41及び第2嵌入部材42における基部43の爪部46並びに第1固定部材21及び第2固定部材22の係止片12によってレールR,Rが係止されることで、列車の脱線に伴ってレール締結装置Cが損傷した場合であっても、レールR,Rの軌間を設置当初の状態で維持することができる。
【0060】
以上より、長尺なレールR,Rの一部を係止する2つの爪部46,46が設けられ、レールR,Rが支持された隣接する2本の枕木S,Sに固定する支持部44を備え、レールR,RとレールR,Rが敷設された道床Bとの間に形成された間隙OにレールR,Rの水平方向Xから挿入される第1嵌入部材41及び第2嵌入部材42と、レールR,Rの一部を係止する係止片12を備え、第1嵌入部材41及び第2嵌入部材42に固定される第1固定部材21及び第2固定部材22とを具備するので、支持部44によって隣接する2本の枕木S,Sに第1嵌入部材41及び第2嵌入部材42が固定されるとともに、第1嵌入部材41及び第2嵌入部材42における支持部44の2つの爪部46,46並びに第1固定部材21及び第2固定部材22の係止片12によってレールR,Rが係止されることで、列車の脱線に伴ってレール締結装置Cが損傷した場合であっても、レールR,Rの軌間を設置当初の状態で維持することが可能となり、これによって、有道床軌道において、列車の横転等の大事故を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】第1実施形態におけるレール固定治具を示す斜視図である。
【図2】第1実施形態におけるレール固定治具の組み立て時の態様を示す斜視図である。
【図3】第1実施形態におけるレール固定治具の使用態様を示す断面図である。
【図4】第1実施形態におけるレール固定治具の使用態様を示す斜視図である。
【図5】第2実施形態におけるレール固定治具を示す斜視図である。
【図6】第2実施形態におけるレール固定治具の組み立て時の態様を示す斜視図である。
【図7】第2実施形態におけるレール固定治具の使用態様を示す断面図である。
【図8】第2実施形態におけるレール固定治具の使用態様を示す斜視図である。
【図9】第3実施形態におけるレール固定治具を示す斜視図である。
【図10】第3実施形態におけるレール固定治具の組み立て時の態様を示す斜視図である。
【図11】第3実施形態におけるレール固定治具の使用態様を示す断面図である。
【図12】第3実施形態におけるレール固定治具の使用態様を示す斜視図である。
【図13】第4実施形態におけるレール固定治具を示す斜視図である。
【図14】第4実施形態におけるレール固定治具の組み立て時の態様を示す斜視図である。
【図15】第4実施形態におけるレール固定治具の使用態様を示す断面図である。
【図16】第4実施形態におけるレール固定治具の使用態様を示す斜視図である。
【図17】スラブ軌道の構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0062】
1,20,30,40 レール固定治具
2,31,41 第1嵌入部材
3,32,42 第2嵌入部材
4,43 基部
5 第1固定孔
6,46 爪部
7 係止部
8 嵌合片
9 固定部材
10 第2固定孔
12 係止片
13 係合片
21 第1固定部材
22 第2固定部材
34 第1連結孔
35 第2連結孔
44 支持部
47 係合溝
B 道床
F てん充層
G 嵌合溝
O 間隙
,R レール
S 軌道スラブ
,S 枕木

【特許請求の範囲】
【請求項1】
長尺なレールの一部を係止する爪部が設けられた基部及び当該レールが敷設された軌道スラブに固定する嵌合部を備え、前記レールと前記軌道スラブとの間に形成された間隙に当該レールの長手方向と直交する方向から挿入される第1及び第2の嵌入部材と、
前記レールの一部を係止する係止部を備え、前記第1及び第2の嵌入部材に固定される1又は複数の固定部材とを具備することを特徴とするレール固定治具。
【請求項2】
前記嵌合部は、前記軌道スラブの下面側のてん充層に形成された嵌合溝に嵌合されることを特徴とする請求項1に記載のレール固定治具。
【請求項3】
長尺なレールの一部を係止する爪部が設けられ、当該レールが支持された枕木に固定する支持部を備え、前記レールと当該レールが敷設された道床との間に形成された間隙に当該レールの長手方向と直交する方向から挿入される第1及び第2の嵌入部材と、
前記レールの一部を係止する係止部を備え、前記第1及び第2の嵌入部材に固定される1又は複数の固定部材とを具備することを特徴とするレール固定治具。
【請求項4】
前記支持部は、前記枕木と係合する係合溝が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のレール固定治具。
【請求項5】
前記固定部材は、縁端部に前記第1及び第2の嵌入部材の前記基部と係合する係合部を具備することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のレール固定治具。
【請求項6】
前記第1の嵌入部材は、先端部に第1の連結孔が穿設された段差部を具備し、
前記第2の嵌入部材は、先端部に第2の連結孔が穿設された延設部を具備し、
前記第1及び第2の嵌入部材は、前記第1及び第2の連結孔に連結部材を挿入することによって互いに連結されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のレール固定治具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2006−183410(P2006−183410A)
【公開日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−380511(P2004−380511)
【出願日】平成16年12月28日(2004.12.28)
【出願人】(000173784)財団法人鉄道総合技術研究所 (-1)