説明

ロータリスイッチ装置

【課題】ロータリノブのシャフトの抜け止めのためにその回動範囲を規制するための構造を、基本部品とは別の部品を用いることなく達成できるようにする。
【解決手段】ロータリノブ30におけるシャフト32の抜け止め部35a,35bを、ボデー21における異形のシャフト挿通孔23の切り込み部23b,23cに挿通して所定角度回動させた状態で、インシュレータ37をボデー21に組み付けることで、インシュレータ37に設けられたストッパ用凸部42がボデー21のストッパ挿入孔26から前部側へ突出した状態となる。これにより、ロータリノブ30の回動操作時にノブ側凸部34とストッパ用凸部42及びボデー側ストッパ25とが協働してロータリノブ30の回動範囲を規制することで、ロータリノブ30におけるシャフト32の前方への抜け止めを図ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータリノブの抜け止め構造を有するロータリスイッチ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば自動車において、サスペンションにおけるダンパの減衰力を制御するロータリスイッチ装置として、図5及び図6に示す構成のものがある。ボデー1には、シャフト挿通孔2と、ライトガイド用開口部3aと、ストッパ挿入孔3bとが形成されている。このうちシャフト挿通孔2は、図6にも示すように、異形、具体的には、円形部2aと、この円形部2aから径方向外側へ切り込まれた2箇所の切り込み部2b,2cとを有した鍵穴状に形成されている。ボデー1の後部には、配線部4aを有するインシュレータ4が組み付けられる。配線部4aには、複数の固定接点5や発光ダイオード6が設けられている。ボデー1の前部には、カバー7が装着される。カバー7には、円形の開口部7aが形成されているとともに、透光部からなる表示部8が設けられている。
【0003】
ロータリノブ9は、摘み部10aを有するノブ本体10と、このノブ本体10の裏側に後方へ向けて突設されたシャフト11を有していて、そのシャフト11がシャフト挿通孔2に挿通される。シャフト11の先端部の外周部には、上記シャフト挿入孔2の形状に対応するように径方向外側へ突出する2個の抜け止め部11a,11bが突設されている。また、ノブ本体10の裏側には、円弧状をなす2個のノブ側凸部12a,12bが後方に向けて突設されている。シャフト11の先端部には、コンタクトホルダ13が当該シャフト11と一体に回動するように取り付けられる。コンタクトホルダ13には、可動接点14が取り付けられる。この可動接点14と、上記配線部4aの固定接点5とにより、スイッチ要素(スイッチ手段)15を構成する。
【0004】
コンタクトホルダ13の前面とボデー1との間には、節度ピース16a及び節度スプリング16bを備えた節度機構16が設けられる。ボデー1の裏側には、ライトガイド17が配置される。このライトガイド17には、上記ライトガイド用開口部3aに挿入される主体部17aと、上記ストッパ挿入孔3bに挿入される円弧状をなすストッパ用凸部17bとを有している。
【0005】
次に、上記構成のスイッチ装置の組立て手順について説明する。
まず、ロータリノブ9のシャフト11における2個の抜け止め部11a,11bを、ボデー1のシャフト挿通孔2における切り込み部2b,2cに前方から挿入するようにして、シャフト11をシャフト挿通孔2に前方から挿通し、この後、ロータリノブ9を約90度回動させる。すると、図6に示すように、抜け止め部11a,11bがシャフト挿通孔2の切り込み部2b,2cから周方向にずれることにより、シャフト11は前方へ抜け止めされた状態となる。次に、ボデー1の裏側からライトガイド17を挿入し、主体部17aをライトガイド用開口部3aに挿入するとともに、ストッパ用凸部17bをストッパ挿入孔3bに挿入する。このとき、ストッパ用凸部17bが、ノブ本体10における一対のノブ側凸部12a,12b間に配置される。ここで、これら一対のノブ側凸部12a,12bとストッパ用凸部17bとが協働してロータリノブ9の回動範囲が規制され、上記抜け止め部11a,11bがシャフト挿通孔2の切り込み部2b,2cに合致するところまで回動することが阻止されるため、シャフト11の前方への抜け止めがなされる。
【0006】
次に、節度ピース16a及び節度スプリング16bをボデー1の裏側に組み込み、可動接点14を取り付けたコンタクトホルダ13をシャフト11の先端部に取り付ける。次に、ボデー1の裏側に、インシュレータ4を組み付ける。このとき、固定接点5が可動接点14に対応し、発光ダイオード6がライトガイド17に対応する。次に、ボデー1の前部にカバー7を装着する。このとき、開口部7a内にノブ本体10が挿入された状態となる。これにより、組み付けが完了する。
【0007】
上記構成において、発光ダイオード6が点灯すると、その光がライトガイド17の主体部17aを通してカバー7における表示部8が裏側から照明される。また、ロータリノブ9のノブ本体10を回動操作すると、シャフト11を介してコンタクトホルダ13が当該シャフト11と一体に回動し、これに伴い可動接点14が配線部4aを摺動して固定接点5に対して接離することにより、スイッチ要素15の状態が切り替えられる。
【0008】
なお、本発明の課題とは直接関係はないが、ロータリスイッチ装置において、ロータリノブ(摘み)の回動範囲を規制する構造としては、例えば特許文献1がある。このものは、ロータリノブの回転シャフトの先端部外周部に設けられた可動接片と、端子板に設けられた2個のストッパとから構成している。
【特許文献1】実開平5−94928号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記した従来構成のものでは、ロータリノブ9のシャフト11の抜け止めのためにその回動範囲を規制するための構造において、ライトガイド17のストッパ用凸部17bを利用している。上記ライトガイド17は、照明のための付属品であり、ロータリスイッチ装置を構成する基本部品とは別部品である。このため、例えばライトガイド17を用いない構成の場合には、上記構造は採用できないことになる。
【0010】
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ロータリノブのシャフトの抜け止めのためにその回動範囲を規制するための構造を、基本部品とは別の部品を用いることなく達成でき、部品数の増加や組立て工数の増加を抑えることができるロータリスイッチ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記した目的を達成するために、本発明のロータリスイッチ装置は、異形のシャフト挿通孔を有するボデーと、配線部を有し、前記ボデーの裏側に組み付けられるインシュレータと、前記ボデーの前部に回動操作可能に配置されるノブ本体を有するとともに、このノブ本体の裏側に後方へ向けて突設されて前記シャフト挿通孔に前方から挿通され前記ノブ本体と共に回動されるシャフトを有するロータリノブと、前記シャフトの回動に基づき操作されるスイッチ手段と、前記シャフトの外周部に平面形状が前記シャフト挿通孔の形状に対応した異形状をなすように設けられ、前記シャフト挿通孔に挿通された後、前記シャフトが回動されることに伴い前記シャフト挿通孔の周縁部と協働して前記シャフトの前方への抜け止めをする抜け止め部と、前記ノブ本体に設けられたノブ側凸部と、前記インシュレータに前方に向けて突出する状態で一体に設けられ、前記抜け止め部を前記シャフト挿通孔に挿通して所定角度回動させた状態で前記インシュレータを前記ボデーに組み付けることに伴い前記ボデーの前部側へ突出し、前記ロータリノブの回動操作時に前記ノブ側凸部と協働して前記ロータリノブの回動範囲を規制するストッパ用凸部とを具備したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明において、ロータリノブにおけるシャフトの抜け止め部を、ボデーにおける異形のシャフト挿通孔に挿通して所定角度回動させた状態で、インシュレータをボデーに組み付けることで、インシュレータに設けられたストッパ用凸部がボデーの前部側へ突出した状態となる。これにより、ロータリノブの回動操作時にノブ側凸部とストッパ用凸部とが協働してロータリノブの回動範囲を規制することで、ロータリノブにおけるシャフトの前方への抜け止めを図ることができる。
【0013】
本発明においては、ロータリノブのシャフトの抜け止めのためにその回動範囲を規制するための構造において、インシュレータに設けたストッパ用凸部を利用している。インシュレータは、ロータリスイッチ装置を構成する基本部品である。したがって、ロータリノブのシャフトの抜け止めのためにその回動範囲を規制するための構造を、基本部品とは別の部品を用いることなく達成でき、部品数の増加や組立て工数の増加を抑えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の一実施形態について図1〜図4を参照して説明する。この実施形態も、自動車において、サスペンションにおけるダンパの減衰力を制御するロータリスイッチ装置に適用したものである。
まず、図1において、ボデー21は、ほぼ矩形の筒状をなすと共に、仕切り部22を有していて、その仕切り部22のほぼ中央部には、前後方向に開口したシャフト挿通孔23が形成されている。このシャフト挿通孔23は、従来と同様に異形で、図3にも示すように、円形部23aと、この円形部23aから径方向外側へ切り込まれた2箇所の切り込み部23b,23cとを有した鍵穴状に形成されている。この場合、切り込み部23b,23cは、図1及び図3において上下方向に向けられている。
【0015】
仕切り部22の前部には、シャフト挿通孔23を囲むよう円筒部24が設けられている。仕切り部22において円筒部24の外側で、かつ図1及び図3における右側に位置させて、ボデー側ストッパ25が形成されていると共に、このボデー側ストッパ25に対して周方向に約90度離れた位置にストッパ挿入孔26が形成されている。なお、ボデー21の前部の外周部には、係合凸部27が複数個設けられ、後部の周壁部には、係合孔28が複数個形成されている。
【0016】
ロータリノブ30は、前部に摘み部31aを有するほぼ円筒状のノブ本体31と、このノブ本体31から後方に向けて突設されたシャフト32を有していて、そのシャフト32が前記シャフト挿通孔23に挿通される。摘み部31aには、指標部33が設けられている。ノブ本体31の外周部の1箇所には、指標部33とは反対側に位置させてノブ側凸部34が外側に向けて突設されている(図4(a)参照)。シャフト32の主体部は断面が円形の棒状をなしていて、その先端部の外周部には、上記シャフト挿通孔23の形状に対応するように径方向外側へ突出する2個の抜け止め部35a,35bが突設されている(図4(b)参照)。したがって、シャフト32の先端部は、シャフト挿通孔23の形状に対応する異形状をなしている。
【0017】
ボデー21の後部には、インシュレータ37が組み付けられる。このインシュレータ37は配線部38を有していて、この配線部38には、固定接点39が設けられているとともに、この固定接点39の横に位置させてプリント配線基板40が取り付けられている。インシュレータ37の外周部には、前記係合孔28に係合する係合凸部41が設けられている。また、インシュレータ37の一角部には、ストッパ用凸部42が前方に向けて突設されていて、インシュレータ37をボデー21に組み付けた際に、ストッパ用凸部42が、前記ストッパ挿入孔26に後方から挿入される。
【0018】
インシュレータ37とボデー21との間には、コンタクトホルダ43が配置される。このコンタクトホルダ43は、シャフト挿通孔23と同様な形状の嵌合孔44を有していて、この嵌合孔44をシャフト32の先端部に嵌合させることにより、そのシャフト32にこれと一体に回動するように取り付けられる。コンタクトホルダ43の裏側には、可動接点45が取り付けられる。この可動接点45と、上記配線部38の固定接点39とにより、スイッチ要素(スイッチ手段)46を構成する。
【0019】
コンタクトホルダ43の前面には、節度用凹凸部47が形成されている。コンタクトホルダ43とボデー21の仕切り部22との間には、節度ピース48と節度スプリング49が配設される。これら節度ピース48と、節度スプリング49と、節度用凹凸部47により、ロータリノブ30の回動操作時に節度感を付与する節度機構50を構成する。
【0020】
ボデー21の前部に配置されるカバー52は、ロータリノブ30のノブ本体31に対応する円形の開口部53を有するとともに、周壁部に係合孔54を複数個有していて、開口部53をノブ本体31に嵌合させるとともに、各係合孔54をボデー21の係合凸部27に係合させることによって、ボデー21の前部に装着される。このカバー52の前面の左部には、表示部55が表示されている。
【0021】
次に、上記構成のスイッチ装置の組立て手順について説明する。
まず、ロータリノブ30の摘み部31aを摘んで持ち、指標部33が上向きとなるようにする。そして、シャフト32における2個の抜け止め部35a,35bを、ボデー21のシャフト挿通孔23における各切り込み部23b,23cに前方から挿入するようにして、シャフト32をシャフト挿通孔23に前方から挿通し、この後、ロータリノブ30を反時計回り方向に約90度回動させる。すると、図3に示すように、抜け止め部35a,35b(破線参照)がシャフト挿通孔23の切り込み部23b,23cから周方向にずれることにより、シャフト32は前方へ抜け止めされた状態となる。このとき、指標部33が左向きとなるとともに、ノブ側凸部34が右向きとなり、ノブ側凸部34は、ボデー側ストッパ25とストッパ挿入孔26との間に位置されるようになる。
【0022】
次に、節度スプリング49及び節度ピース48をボデー21の裏側に組み込み、可動接点45を取り付けたコンタクトホルダ43の嵌合孔44を、シャフト32の先端部の外周部に嵌合させる。次に、プリント配線基板40を取り付けたインシュレータ37を、ボデー21の裏側に組み付ける。このとき、ストッパ用凸部42の先端部を、ボデー21におけるストッパ挿入孔26に挿入するとともに、外周部の複数の係合凸部41をボデー21の係合孔28に係合させる。このとき、可動接点45が、配線部38における固定接点39側の前面部に接触する。
【0023】
ここで、ストッパ用凸部42の先端部がストッパ挿入孔26の前方に突出することにより、ノブ側凸部34がボデー側ストッパ25とストッパ用凸部42との間に挟まれたような状態となる。これにより、ノブ側凸部34と、ボデー側ストッパ25及びストッパ用凸部42とが協働して、ノブ側凸部34、ひいてはロータリノブ30の回動範囲が規制され(図3の矢印参照)、シャフト32の抜け止め部35a,35bがシャフト挿通孔23の切り込み部23b,23cに合致するところまで回動することが阻止されるため、抜け止め部35とシャフト挿通孔23の周縁部とが協働してシャフト32の前方への抜け止めがなされた状態となる。
次に、ボデー21の前部にカバー52を装着する。このとき、開口部53内にノブ本体31が挿入され、また、各係合孔54がボデー21の係合凸部27に係合する。これにより、組み付けが完了する。
【0024】
上記構成において、ロータリノブ30のノブ本体31を回動操作すると、シャフト32を介してコンタクトホルダ43が当該シャフト32と一体に回動し、これに伴い可動接点45が配線部38の前面を摺動して固定接点39に対して接離することにより、スイッチ要素46の状態が切り替えられる。
【0025】
上記した実施形態によれば、次のような作用効果を得ることができる。
ロータリノブ30におけるシャフト32の抜け止め部35a,35bを、ボデー21における異形のシャフト挿通孔23の切り込み部23b、23cに挿通して所定角度回動させた状態で、インシュレータ37をボデー21に組み付けることで、インシュレータ37に設けられたストッパ用凸部42がボデー21のストッパ挿入孔26から前部側へ突出した状態となる。これにより、ロータリノブ30の回動操作時にノブ側凸部34とボデー側ストッパ25及びストッパ用凸部42とが協働してロータリノブ30の回動範囲を規制することで、ロータリノブ30におけるシャフト32の前方への抜け止めを図ることができる。
【0026】
この場合、ロータリノブ30のシャフト32の抜け止めのためにその回動範囲を規制するための構造において、インシュレータ37に設けたストッパ用凸部42を利用している。インシュレータ37は、ロータリスイッチ装置を構成する基本部品である。したがって、ロータリノブ30のシャフト32の抜け止めのためにその回動範囲を規制するための構造を、基本部品とは別の部品を用いることなく達成でき、部品数の増加や組立て工数の増加を抑えることができる。
【0027】
また、ロータリノブ30において、これの回動範囲を規制するためのノブ側凸部34をノブ本体31の外周部に径方向に突出するように設けているので、ロータリノブ30の回動操作に伴いノブ側凸部34がボデー側ストッパ25或いはストッパ用凸部42に当たる際に、そのノブ側凸部34に応力が集中し難く、破損し難くできる。
【0028】
ちなみに、ロータリノブ30において、これの回動範囲を規制するためのノブ側凸部をシャフト32に設けた場合、ロータリノブ30の回動操作に伴いそのノブ側凸部がボデー側ストッパなどに当たる際に、そのノブ側凸部に応力が集中し易くて、破損し易いおそれがあるが、本実施形態においてはそのような不具合を防止できる。
【0029】
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
上記した実施形態では、ノブ側凸部34の回動範囲を、ボデー21に設けたボデー側ストッパ25と、インシュレータ37に設けたストッパ用凸部42とにより規制する構成としたが、ボデー側ストッパ25に代えて、インシュレータ37にもう1個のストッパ用凸部42を設ける構成とすることもできる。
また、従来構成と同様にノブ本体31側に2個のノブ側凸部を設けた場合、インシュレータ37側のストッパ用凸部が、それら2個のノブ側凸部間に1個配置される構成とすることもできる。
スイッチ要素46は、ボリューム(可変抵抗器)でもよい。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の一実施形態を示す分解斜視図
【図2】組立て状態での正面図
【図3】ロータリノブの回動範囲を説明するための要部の破断正面図
【図4】ロータリノブ単体を示すもので、(a)はノブ側凸部を見せるための前方からの斜視図、(b)は後ろ側からの斜視図
【図5】従来例を示す図1相当図
【図6】図3相当図
【符号の説明】
【0031】
図面中、21はボデー、23はシャフト挿通孔、23b,23cは切り込み部、25はボデー側ストッパ、26はストッパ挿入孔、30はロータリノブ、31はノブ本体、32はシャフト、34はノブ側凸部、35a,35bは抜け止め部、37はインシュレータ、38は配線部、42はストッパ用凸部、43はコンタクトホルダ、46はスイッチ要素(スイッチ手段)、52はカバー、55は表示部を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
異形のシャフト挿通孔を有するボデーと、
配線部を有し、前記ボデーの裏側に組み付けられるインシュレータと、
前記ボデーの前部に回動操作可能に配置されるノブ本体を有するとともに、このノブ本体の裏側に後方へ向けて突設されて前記シャフト挿通孔に前方から挿通され前記ノブ本体と共に回動されるシャフトを有するロータリノブと、
前記シャフトの回動に基づき操作されるスイッチ手段と、
前記シャフトの外周部に平面形状が前記シャフト挿通孔の形状に対応した異形状をなすように設けられ、前記シャフト挿通孔に挿通された後、前記シャフトが回動されることに伴い前記シャフト挿通孔の周縁部と協働して前記シャフトの前方への抜け止めをする抜け止め部と、
前記ノブ本体に設けられたノブ側凸部と、
前記インシュレータに前方に向けて突出する状態で一体に設けられ、前記抜け止め部を前記シャフト挿通孔に挿通して所定角度回動させた状態で前記インシュレータを前記ボデーに組み付けることに伴い前記ボデーの前部側へ突出し、前記ロータリノブの回動操作時に前記ノブ側凸部と協働して前記ロータリノブの回動範囲を規制するストッパ用凸部とを具備したことを特徴とするロータリスイッチ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−108452(P2008−108452A)
【公開日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−287575(P2006−287575)
【出願日】平成18年10月23日(2006.10.23)
【出願人】(000003551)株式会社東海理化電機製作所 (3,198)
【Fターム(参考)】