説明

一体型収納付設用雨具

【課題】雨具の形状、構造、機能、構成などに大きな変化がなく、雨具を使用、収納がタイムリーで効果的な運用が不能であり、雨衣全体、雨具の構成要素、使用形態などがマンネリズムの傾向にあるという不都合を解決する。
【解決手段】フード兼収納ケース11をリバーシブル構造とした表裏変換の構成のものがフード2n以外の雨衣全てを収納する機能とベルトに併合するリバーシブルの収納ケース21、フード兼収納ケースと傘的円錐形状雨衣12を創り、ハットに収納ケースを付帯し、傘的円錐形状雨衣を分離した構造、雨衣の広がりが伸縮自在等の構成要素のものを設け、雨衣、傘と収納ケースが合体、ベルト等を対にフィット、雨衣に付帯、身体に傘の中棒をベルト固定、着脱可能な構成で、雨具の使用と収納のプロセスが収納ケースを介して連携し、即時即行の一元化方式で構成され、雨具と雨具を収納するケースが一体化、融合する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衣料一般の雨具に関するものであり、雨具の形状、構造、機能、構成に工夫を加えることによって、雨具全体が合理的で利便性を構築するようにしたものである。
【背景技術】
【0002】
従来、雨具は、雨具を使う時と雨具を仕舞う時が二極化され、構成、プロセスが分離したスタンダードのものに定着している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、従来のような雨具では、形状、構造、機能、構成などに大きな変化がなく、雨具を使う時と雨具を仕舞う時が即時的に一元化した運用が不能であり、雨衣全体、雨具の構成要素、使用形態がマンネリズムの傾向にあるのが現状である。本発明は、これらの不都合を解決することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この課題を解決するための請求項1の発明は、雨具のレーンコート、傘と雨具を収納するケースが合体、又は着脱可能な構成で、雨衣のレーンコートとケースは使用用途に応じて、大きさ、容量、重さ、形、機能、構造、デザイン、色彩、材質等の各種類を適度にし、ケース内部は雨衣、傘を各単独のもの、併合のものとするか、雨具とその他のものを区分して入れる仕切を設け、全体を多目的ケースとしても利用することも可能であり、雨衣と収納ケースは表裏面側が明確に区別できるようにし、収納ケースはリバーシブル式構造として表裏の各内外面部は防水性であり、雨具収納ケースは胴部ベルトへ付帯、腕部ベルト、上体部ベルト等を対にフィット、身体、衣服各部に着脱、又は個別的に携帯、或いは雨衣に付帯するようにし、雨具の使用と収納のプロセスは収納ケースを介して連携し、即時即行の一元化方式で構成され、雨具と雨具を収納するケースが一体化して融合するようにする。
【0005】
又、請求項2の発明は、雨衣の頭・顔部であるフード構造部はフードと首部を含む首部より下部部分の雨衣全てを収納するケースとしての機能を有し、フード内面側下部周囲上後部分に雨衣の首部、及び首部下部の取付部分を含む位置上にフード内部全体を覆う形でフードより短い丈にし、概ね長方形の上部はフード裏面側の間に、首部より下部の雨衣部を挟み込んで組み合わせた格好で接合し、下部と両サイドはファスナーを取り付けた裏面側用サポート仕切を設け、フード部の顔面と首面の周りである、概ね直方体で四角形であるとする4辺の2辺続きで、直方体の両脇沿いに2つ並んだファスナーを表裏側用に色彩、形、種類などで区分して取付、1つは表面側用、もう1つは裏面側用にするフード兼収納ケースをリバーシブル構造とした表裏変換の構成要素を駆使した各ファスナーで表面側、裏面側のケースが開閉できるものとベルトに組み込まれ併用する適度な形状の容積をしたリバーシブル構造の雨衣全体の収納ケースのものを設けた構成要素を有するようにする。
【0006】
請求項3の発明は、フード兼収納ケースと肩・胸・背部の上部を覆う大きさの傘的円錐形状雨衣であるものを創るのに、首部を挿入の首孔部を除いた中央部から円外周に掛けて、全体的に折り畳みが可能で防水、透湿、通気性等があり、適度な低反発性の筋状の支え棒、又は小から大の円形状の支え輪を適当な間隔で数本、棒と輪を組み合わせて設けた雨衣構造のもの、或いはフード部をハットにし、円錐形状部を分離したハット上に収納ケースを付帯する雨衣構造のもので円錐形状の前面部をボタン、ファスナー、マジックテープなどで開閉、着脱できるようにして、円錐形状の上面図が円、楕円、変形楕円などが可能であるが、実際は身体部の四方の前方部を小さくするようにし、広げた時、雨に濡れにくい程度に足元が見やすくなるような変形楕円、変形円などにして、襟はフード部と連結した状態で首部をサポートするように首部周囲の広がり調整ができる帯状のマジックテープ、ボタン、紐等で留め、連結した状態で収納は可能であるが、取り外し用のものにしても良く、襟も適当なものにすることができ、フード部と傘的円錐形状雨衣部を連結した状態でフードに傘的円錐形状雨衣収納するようにし、フード兼収納ケースと傘的円錐形状雨衣は円錐形状の外周前面部の胸前部に当たる部分から垂れ紐を下へ引いたり、エプロン収納ケースを介して、エプロン収納ケースに連結したエプロンと紐やマジックテープなどで着脱できる留め部を設け、足元の視野を良くし、濡れないようにすることができ、収納ケース付ハットと傘的円錐形状雨衣は傘的変形円錐形状雨衣の外周両サイドの両肩横部に当たる部分の袖雨衣収納ケースを介して、袖雨衣収納ケースに連結した袖雨衣とボタンやマジックテープなどで着脱できる留め部を設け、ハット上部と円錐形状雨衣両サイド部に収納ケースを付帯することもでき、フードとハットの収納ケースとは別に円錐形状部へも各収納ケースを付帯する雨衣構造のものを創り、雨よけ傘的円錐形状雨衣、日よけ傘的円錐形状日衣としても活用範囲の広く、特に円錐形状、袖を変化させることで、多彩で日よけの日傘的な構成要素を有した効果的でファション性に富んだ構成要素を有するものである。
【0007】
請求項4の発明は、雨具のレーンコートは展開すると円形状、その他変形、多角形状、又は雨具として体型に適合した形状のもので、円形、多角形のものは中心から外周に掛けて、中心部に頭部、顔面部、肩部、胴部、腰部、脚部を順にフィットさせるように周りを覆い、顔面部は透明なもの、又はくり貫いて遮へいできる開閉カバー構造のもので呼吸、視聴覚、通気性などの機能、機構を確保し、頭部と顔面部の境界にキャップタイプ、ひさしを設けるようにしても良く、適当な位置である脇部の少し下部の周囲全体を絞り込んで、絞り込んだ部分より更に適度な上部に腕部が自由に出し入れできる袖構造部を設け、又は袖構造分が無くしても良く、ウェスト部分については絞り込む構造にすることもでき、絞り込むものはひも、帯状、ベルトなどで内外部側のどちらでも可能であり、或いは顔面部の下部から脚部に掛けてファスナー、ボタン、マジックテープなどで留めるようにし、雨具全体が手荷物類等を覆わない構造と覆い込む構造のどちらかで、覆い込む構造が主になるようにして、全周囲を360度にして絞り込み構造を用いたもの、或いは、周囲を360度に満たない0度から300度程度のものを使用して、5度前後の外側部と295度前後、240度前後の内側部の所へ、中心から外周に掛けて、直線上の3から5点等の適当な部位にマジックテープ、ボタン類、又は各一直線上をファスナー等で適正に選択して留め、角度の数値、留め位置は用途、体型に応じてこの限りではなく、雨具のレーンコートの広がりが伸縮自在になる構造のものを設け、一般のポンチョ、レーンコートなどとも組み合わせることができる構成要素を有するものである。
【0008】
請求項5の発明は、雨具の傘の使用時は腕部、肩から脇に掛けての上体部などにベルト上に傘収納ケース、傘の中棒を留めるホック、バインダー等を設け、全体をベルトで覆いマジックテープ等で固定し、腕部、上体部と傘が適正に整合することができる構成要素を有するようにする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一体型収納付設用雨具は、雨具としての機能は勿論のこと、雨具収納ケースは胴部ベルトへ付帯、腕部ベルト、上体部ベルト等を対にフィット、衣服各部に着脱、雨衣に付帯、或いは個別的に手軽に携帯するようにした一体化した使用法を構築することで、何処にでも常備でき、簡単に身に付け外すをタイムリーに一元化の即時即行で合理的に利用ができ、利便性が良く効果的な威力を発揮できる。
【0010】
雨衣、収納ケースの表裏側を明確にし、収納ケースをリバーシブルにすることで、雨衣、収納ケースの濡れた面と濡れてない面を区別化し収納でき、使用、収納の繰り返しを続けても比較的、身体に濡れにくい環境状態を創る。
【0011】
雨衣のフード部に表裏面側用の2つのファスナーと裏面用サポート仕切を設けることで、フードのフード表裏面両側にフード以外の部分全体の雨衣を分離しない連結した状態で収納が可能であり、雨衣内でフード兼収納ケースが乾いた時と濡れた時を区分化し、各表裏の別ケースへ収納できるようにして、濡れている状態でもくり返して使用、収納が効果的で手軽にできる。
【0012】
フード兼収納ケースと肩・胸・背部の上部を覆う大きさの傘的円錐形状雨衣であるものを創り、雨衣を身体の上部だけに装着することで、従来の傘の手元を手で握って支えるエネルギー、雨衣の上半身から下半身まで身体に雨衣が密着し、蒸れるなどの違和感から脱却することができ、腕、手先も自由になり、解放感が溢れるものを提供することができる。
【0013】
フード部をハットにし、円錐形状部を分離したハット上に収納ケースを付帯してフードからハットにすることで、一段と解放感、通気性に富んだものになり、雨よけは勿論のこと、日よけとしても、又、ファション性がある利用範囲の広いものを提供する。
【0014】
フード兼収納ケースと傘的円錐形状雨衣の連結タイプ構造のものと収納ケース付ハットと傘的円錐形状雨衣の分離タイプ構造のものは、雨衣全体の体積、容量の減少に伴い材料の削減、エコロジーにも効果があり、軽量でコンパクト化され、使用、収納も容易であり、常備携行でき、シンプル、エコノミカルで活用範囲が大きいものである。
【0015】
雨衣全体が周囲を絞り込んだり、広がりの伸縮が可能な構造のものを設けることで、利用用途、天候状況などに応じてタイムリーな活用ができる。
【0016】
雨衣のフード部がフード兼雨衣全体の収納ケースを併有しているので、別の収納ケースの用意や必要がなく、携行、使う、仕舞う、乾かすのプロセスが簡単で利便性に富んだものである。
【0017】
傘が付属付ベルトなどを介して身体部に固定することで腕、手がフリーになり、手荷物を持っても余裕と解放感があり、効果的な活用ができる。
【0018】
各利用者の体格やその他の要望により、雨具の技術性能が変化した普遍的なものになり、利用者に適合した雨具技術性能を有した各種類、各サイズ、各使用用途と条件などのものを選定でき、快適に楽しむことができる奥深いマテリアルを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
図1は、一体型収納付設用雨具の概略図・詳細図(フード兼収納ケース他)で、図中14から19は雨衣のフードに顔面の周囲と首の周囲の部分が開閉でき、首部を含む首部より下部部分の雨衣全てを収納するため、フード縁の両脇沿いに表裏面用の2つ並んだ各ファスナーと内側に裏面側用サポート仕切を設け、フード兼収納ケースをリバーシブル構造にしたものを示す。
【0020】
図1おいて、11と12はフード兼収納ケースと傘的円錐形状雨衣を創り、折り畳みが可能で支え棒、又は支え輪を適当に組み合わせたもの、或いはフード部をハットにし、円錐形状部を分離したハット上に収納ケースを付帯する雨衣構造のもので円錐形状の前面部をボタン、ファスナー、マジックテープなどで開閉、着脱でき、フード部と傘的円錐形状雨衣部を連結した状態でフードに傘的円錐形状雨衣を収納する合理的な構成を有し、適合する大きさ、形状に可変することで、各種類、各サイズ、各使用用途と条件などの雨衣全体が多才なものを創り出す形体のものを示す。
【0021】
図1おいて、13は折り畳み収納が可能な傘的変形円錐形状雨衣の外周両サイドの両肩横部に当たる部分の袖雨衣収納ケースを介して、袖雨衣収納ケースに連結した袖雨衣とボタンやマジックテープなどで着脱できる留め部を設け、ハット上部と円錐形状雨衣両サイド部に収納ケースを付帯する雨衣構造のものを創り、雨よけ傘的円錐形状雨衣、日よけ傘的円錐形状日衣としても活用範囲の広く、特に円錐形状、袖を変化させることで、多彩で日よけの日傘的な構成要素を有した効果的でファション性に富んだものである。
【0022】
図2は、一体型収納付設用雨具の概略図・詳細図(広がり伸縮雨衣他)で、21と22は体型に適合した形状で、脇部の少し下部の周囲全体を絞り込んで、絞り込んだ部分より更に適度な上部に腕部が自由に出し入れできる袖構造部を設け、絞り込むひも、帯状、ベルトなどで、顔面部の下部から脚部に掛けてファスナー、ボタン、マジックテープなどで留め、雨具全体が手荷物類等を覆い込む構造が主にして、全周囲を360度にして絞り込み構造を用いたもの、或いは、周囲を360度に満たない0度から300度程度のものを使用して、5度前後の外側部と295度前後、240度前後の内側部の所へ、中心から外周に掛けて、直線上の3から5点等の適当な部位にマジックテープ、ボタン類、又は各一直線上をファスナー等で適正に選択して留め、角度の数値、留め位置は用途、体型に応じてこの限りではなく、雨具のレーンコートの広がりが伸縮自在になる構造のものを設けた。
【0023】
図2おいて、23と24は雨具のレーンコート、傘と雨具を収納するケースが合体、又は着脱可能な構成で、雨衣と収納ケースは表裏面側が明確に区別できるようにして、収納ケースはリバーシブル式構造のものを設け、雨具収納ケースは胴部ベルトへ付帯、腕部ベルト、上体部ベルト等を対にフィット、身体、衣服各部に着脱、又は個別的に携帯、雨衣に付帯し、雨具の使用と収納のプロセスは収納ケースを介して連携し、即時即行の一元化方式で構成され、雨具と雨具を収納するケースが一体化して融合することを示す。
【0024】
図2おいて、25から27は円錐形状の上面図が円、楕円などが可能であるが、実際は身体部の四方の前方部を小さくし、広げた時、雨に濡れにくい程度に足元が見やすくなるような変形楕円、変形円などにして、円錐形状の外周前面部の胸前部に当たる部分から紐状のもを垂れ下げたり、エプロン収納ケースを介して、エプロン収納ケースに連結したエプロンと紐やマジックテープなどで着脱できる留め部を設け、フードとハットの収納ケースとは別に円錐形状部へも収納ケースを付帯する雨衣構造のものを創るようにした。
【0025】
図3は、一体型収納付設用雨具の概略図・詳細図(傘固定ベルト他)で、31、32、33は雨具の傘の使用時は腕部、肩から脇に掛けての上体部などにベルト上に傘収納ケース、傘の中棒を留めるホック、バインダー等を設け、全体をベルトで覆いマジックテープ等で固定し、腕部、上体部と傘が適正に整合することができ、大きさや容量は体型に適合したものを使用する。
【0026】
図1〜3は、一体型収納付設用雨具の概略外形図例であり、本発明の特許請求の範囲を満足すれば、この限りではない。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本発明に係る一体型収納付設用雨具は、工業的に量産する事が可能であるため、産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】 一体型収納付設用雨具の概略図・詳細図(フード兼収納ケース他)
【図2】 一体型収納付設用雨具の概略図・詳細図(広がり伸縮雨衣他)
【図3】 一体型収納付設用雨具の概略図・詳細図(傘固定ベルト他)
【符号の説明】
【0029】
図中の文字、数字は次の通りである。
11:フード兼収納ケース付傘的円錐形状雨衣(連結タイプ)
12:ハット兼収納ケース付傘的円錐形状雨衣(分離タイプ)
13:ハット兼収納ケース付傘的円錐形状雨衣(分離タイプ)…袖部出入式
14:フード兼収納ケース表部と周辺 15:フード兼収納ケース部使用時
16:フード兼収納ケース閉じた時 17:フード兼収納ケース裏部と周辺
18:フード兼収納ケース部収納前 19:フード兼収納ケース閉じた時
1a:フード兼収納ケース部 1b:傘的円錐形状雨衣部
1c:ハット兼収納ケース部 1d:フード兼収納ケース部表面側
1e:フード兼収納ケース部裏面側 1f:表面側用ファスナー
1g:裏面側用ファスナー 1h:裏面側用サポート仕切
1i:雨衣首部内面側 1j:雨衣首部外面側
1k:支え棒 1l:支え輪
1m:首部サポート用襟 1n:首部周囲伸縮調整部
1o:傘的円錐形状雨衣着脱留め部 1p:傘的円錐形状雨衣収納ケース部
1q:ハットサポート部 1r:袖部雨・日衣収納ケース部
1s:袖部雨・日衣部 1t:袖部雨・日衣着脱留め部
21:絞り込み型雨衣・上面図 22:広がり伸縮型雨衣・上面図
23:雨衣収納ケース装着ベルト 24:雨衣収納ケース
25:傘的円錐形状雨衣・上面図 26:傘的円錐形状雨衣・側面図
27:傘的円錐形状雨衣・側面図 A :前方向
2a:フード兼収納ケース 2b:絞り込み型雨衣
2c:広がり伸縮型雨衣 2d:絞り込み紐
2e:着脱・広がり留め部 2f:袖部
2g:首孔部 2h:収納ケース対ベルト
2i:接合調整部 2j:ベルト挿入口
2k:ファスナー 2l:収納ケース
2m:衣服着脱用マジックテープ 2n:フード
2o:傘的円錐形状雨衣 2p:垂れ紐
2q:エプロン収納ケース 2r:エプロン
2s:エプロン留め紐 31:雨具収納・固定ベルト
32:腕部傘固定ベルト使用図例 33:上体部傘固定ベルト使用図例
3a:雨具収納・固定ベルト 3b:接合調整部
3c:傘中棒留め用ホック 3d:傘収納ケース
3e:雨衣収納ケース 3f:傘中棒

【特許請求の範囲】
【請求項1】
雨具のレーンコート、傘と雨具を収納するケースが合体、又は着脱可能な構成で、雨衣のレーンコートと収納ケースは使用用途に応じて、大きさ、容量、重さ、形、機能、構造、デザイン、色彩、材質等の各種類を適度にし、雨衣と収納ケースは表裏面側が明確に区別できるようにして、収納ケースはリバーシブル式構造としたものを設け、雨具収納ケースは胴部ベルトへ付帯、腕部ベルト、上体部ベルト等を対にフィット、身体、衣服各部に着脱、又は個別的に携帯、或いは雨衣に付帯するようにし、雨具の使用と収納のプロセスは収納ケースを介して連携し、即時即行の一元化方式で構成され、雨具と雨具を収納するケースが一体化して融合することによって、効能を有することを特徴とする一体型収納付設用雨具。
【請求項2】
雨衣の頭・顔部であるフード構造部はフードと首部を含む首部より下部部分の雨衣全てを収納するケースとしての機能を有し、フード内面側下部周囲上後部分に雨衣の首部、及び首部下部の取付部分を含む位置上にフード内部全体を覆う形でフードより短い丈にし、概ね長方形の上部はフード裏面側の間に、首部より下部の雨衣部を挟み込んで組み合わせた格好で接合し、下部と両サイドはファスナーを取り付けた裏面側用サポート仕切を設け、フード部の顔面と首面の周りである、概ね直方体で四角形であるとする4辺の2辺続きで、直方体の縁の両脇沿いに2つ並んで各ファスナーを取付、1つは表面側用、もう1つは裏面側用にするフード兼収納ケースをリバーシブル構造とした表裏変換の構成要素を駆使した各ファスナーで表面側、裏面側のケースが開閉できるものとベルトに組み込まれ併用する適度な形状の容積をしたリバーシブル構造に雨衣全体の収納ケースのものを設けることを特徴とする請求項1記載の一体型収納付設用雨具。
【請求項3】
フード兼収納ケースと肩・胸・背部の上部を覆う大きさの傘的円錐形状雨衣を創り、首部を挿入の首孔部を除いた中央部から円外周に掛けて、折り畳みが可能で適度な筋状の支え棒、又は小から大の円形状の支え輪を適当な間隔で数本、棒と輪を組み合わせて設けた雨衣構造のもの、或いはフード部をハットにし、円錐形状部を分離したハット上に収納ケースを付帯する雨衣構造のもので円錐形状の前面部をボタン、ファスナー、マジックテープなどで開閉、着脱でき、フード部と傘的円錐形状雨衣部を連結した状態でフード、傘的円錐形状雨衣を分離した状態でハットに各収納する構成要素を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の一体型収納付設用雨具。
【請求項4】
雨具のレーンコートは展開すると円形状、その他変形、多角形状、又は雨具として体型に適合した形状のもので、円形、多角形のものは中心から外周に向かい、中心部に頭部、顔面部、肩部、胴部、腰部、脚部を順にフィットさせるように周りを覆い、顔面部は呼吸、視聴覚の機能、機構を確保し、適当な位置である脇部の少し下部の周囲全体を絞り込んで、絞り込んだ部分より更に適度な上部に腕部が自由に出し入れできる袖構造部を設け、雨具全体が手荷物類等も覆い込むことができ、全周囲を360度にして絞り込み構造を用いたもの、或いは、周囲を360度に満たない0度から300度程度のものを使用して、5度前後の外側部と295度前後、240度前後の内側部の所へ、中心から外周に掛けて、直線上の3から5点等の適当な部位にマジックテープ、ボタン類、又は各一直線上をファスナー等で留め、雨具のレーンコートの広がりが伸縮自在になる構造のものを設けることができる構成要素を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の一体型収納付設用雨具。
【請求項5】
雨具の傘の使用時は腕部、肩から脇に掛けての上体部などにベルト上に傘収納ケース、傘の中棒を留めるホック、バインダー等を設け、全体をベルトで覆いマジックテープ等で固定し、腕部、上体部と傘が適正に整合することができる構成要素を有することを特徴とする請求項1記載の一体型収納付設用雨具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−256510(P2011−256510A)
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−144258(P2010−144258)
【出願日】平成22年6月8日(2010.6.8)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
【出願人】(596150758)
【Fターム(参考)】