不燃塗料
【課題】火災時の延焼を防ぎ、有毒な煙を排出しない不燃塗料を提供する。
【解決手段】耐火性を有する珪酸塩化化合物をバインダーとし、顔料及び鉱物からなる体質顔料の金属化合物を組合せた不燃性塗料であり、好ましくは、珪酸リチウム１０〜１５部および珪酸カリウム２〜５部をバインダーとし、その他、コロイダルシリカ３０〜４０部、イオン水５〜１０部、含水珪酸アルミニウム１０〜１５部、マイカ１０〜１５部、チタン酸カリウム５〜１０部、無機顔料１０〜１５部を組合せた不燃性塗料。
【解決手段】耐火性を有する珪酸塩化化合物をバインダーとし、顔料及び鉱物からなる体質顔料の金属化合物を組合せた不燃性塗料であり、好ましくは、珪酸リチウム１０〜１５部および珪酸カリウム２〜５部をバインダーとし、その他、コロイダルシリカ３０〜４０部、イオン水５〜１０部、含水珪酸アルミニウム１０〜１５部、マイカ１０〜１５部、チタン酸カリウム５〜１０部、無機顔料１０〜１５部を組合せた不燃性塗料。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、建築材表面に塗布する不燃塗料に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、不燃塗料は一般に市販されているが、これらは有機質塗料、即ち石油樹脂系の塗料であり、溶剤もシンナーが用いられている。従って揮発性物質放出の危険性があり、火災時には有毒ガス発生の危険性もあり、またシンナー独特の異臭もある。また無機質塗料も市販はされているが、これらはコンクリート内部の成分と化学反応して珪素塩化化合物を形成する。形成された珪素塩化化合物は紫外線劣化や排気ガス等の影響を受けることはないが、成分が塩のため、降雨や湿気等で再溶解の危険性がある。再溶解すると紫外線劣化や排気ガスの影響を受けやすい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
解決しようとする問題点は、火災時の延焼を防ぎ、有毒な煙を排出しない不燃塗料の開発が発明が解決しようとする課題である。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
本発明は、水と珪酸（ガラス質）を主成分とした無機質の不燃塗料の開発することを課題を解決するための手段としている。
【発明の効果】
【０００５】
本発明にかかる不燃塗料は、耐火性を有する珪酸塩化化合物をバインダーとし、顔料及び鉱物からなる体質顔料の金属化合物の組合せによる不燃性塗料であり、更には、珪酸リチウム１０〜１５部、珪酸カリウム２〜５部、コロイダルシリカ３０〜４０部、イオン水５〜１０部、含水珪酸アルミニウム１０〜１５部、マイカ１０〜１５部、チタン酸カリウム５〜１０部、無機顔料１０〜１５部からなる不燃性塗料であるから、例えばコンクリート表面に重合珪酸の不燃性塗膜を形成するので、空気中の炭酸ガスと化学反応して特殊珪酸ゾル（ガラス状固化物）を形成し、形成された特殊珪酸ゾル（ガラス状固化物）は、降雨、排気ガス等で影響を受けることがない。しかも火災時の延焼を防ぎ、且つ有毒な煙を排出しない等、極めて顕著なる安心、安全な種々の効果が得られるものである。
【発明を実施するための形態】
【０００６】
耐火性を有する珪酸塩化化合物をバインダーとし、顔料及び鉱物からなる体質顔料の金属化合物の組合せによる不燃性塗料であり、更には、珪酸リチウム１０〜１５部、珪酸カリウム２〜５部、コロイダルシリカ３０〜４０部、イオン水５〜１０部、含水珪酸アルミニウム１０〜１５部、マイカ１０〜１５部、チタン酸カリウム５〜１０部、無機顔料１０〜１５部からなる不燃性塗料からなる不燃塗料を呈せんとするものである。
【実施例】
【０００７】
本発明に係る不燃塗料は、珪酸リチウム１０〜１５部、珪酸カリウム２〜５部、コロイダルシリカ３０〜４０部、イオン水５〜１０部、含水珪酸アルミニウム１０〜１５部、マイカ１０〜１５部、チタン酸カリウム５〜１０部、無機顔料１０〜１５部からなる不燃性塗料によって形成されている。
【産業上の利用可能性】
【０００８】
本発明にかかる不燃塗料は、耐火性を有する珪酸塩化化合物をバインダーとし、顔料及び鉱物からなる体質顔料の金属化合物の組合せによる不燃性塗料であり、更には、珪酸リチウム１０〜１５部、珪酸カリウム２〜５部、コロイダルシリカ３０〜４０部、イオン水５〜１０部、含水珪酸アルミニウム１０〜１５部、マイカ１０〜１５部、チタン酸カリウム５〜１０部、無機顔料１０〜１５部からなる不燃性塗料であるから、例えばコンクリート表面に重合珪酸の不燃性塗膜を形成するので、空気中の炭酸ガスと化学反応して特殊珪酸ゾル（ガラス状固化物）を形成し、形成された特殊珪酸ゾル（ガラス状固化物）は、降雨、排気ガス等で影響を受けることがない。しかも火災時の延焼を防ぎ、且つ有毒な煙を排出しない等、極めて顕著なる安心、安全な種々の効果が得られ、産業上の利用可能性が極めて大である。
【技術分野】
【０００１】
本発明は、建築材表面に塗布する不燃塗料に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、不燃塗料は一般に市販されているが、これらは有機質塗料、即ち石油樹脂系の塗料であり、溶剤もシンナーが用いられている。従って揮発性物質放出の危険性があり、火災時には有毒ガス発生の危険性もあり、またシンナー独特の異臭もある。また無機質塗料も市販はされているが、これらはコンクリート内部の成分と化学反応して珪素塩化化合物を形成する。形成された珪素塩化化合物は紫外線劣化や排気ガス等の影響を受けることはないが、成分が塩のため、降雨や湿気等で再溶解の危険性がある。再溶解すると紫外線劣化や排気ガスの影響を受けやすい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
解決しようとする問題点は、火災時の延焼を防ぎ、有毒な煙を排出しない不燃塗料の開発が発明が解決しようとする課題である。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
本発明は、水と珪酸（ガラス質）を主成分とした無機質の不燃塗料の開発することを課題を解決するための手段としている。
【発明の効果】
【０００５】
本発明にかかる不燃塗料は、耐火性を有する珪酸塩化化合物をバインダーとし、顔料及び鉱物からなる体質顔料の金属化合物の組合せによる不燃性塗料であり、更には、珪酸リチウム１０〜１５部、珪酸カリウム２〜５部、コロイダルシリカ３０〜４０部、イオン水５〜１０部、含水珪酸アルミニウム１０〜１５部、マイカ１０〜１５部、チタン酸カリウム５〜１０部、無機顔料１０〜１５部からなる不燃性塗料であるから、例えばコンクリート表面に重合珪酸の不燃性塗膜を形成するので、空気中の炭酸ガスと化学反応して特殊珪酸ゾル（ガラス状固化物）を形成し、形成された特殊珪酸ゾル（ガラス状固化物）は、降雨、排気ガス等で影響を受けることがない。しかも火災時の延焼を防ぎ、且つ有毒な煙を排出しない等、極めて顕著なる安心、安全な種々の効果が得られるものである。
【発明を実施するための形態】
【０００６】
耐火性を有する珪酸塩化化合物をバインダーとし、顔料及び鉱物からなる体質顔料の金属化合物の組合せによる不燃性塗料であり、更には、珪酸リチウム１０〜１５部、珪酸カリウム２〜５部、コロイダルシリカ３０〜４０部、イオン水５〜１０部、含水珪酸アルミニウム１０〜１５部、マイカ１０〜１５部、チタン酸カリウム５〜１０部、無機顔料１０〜１５部からなる不燃性塗料からなる不燃塗料を呈せんとするものである。
【実施例】
【０００７】
本発明に係る不燃塗料は、珪酸リチウム１０〜１５部、珪酸カリウム２〜５部、コロイダルシリカ３０〜４０部、イオン水５〜１０部、含水珪酸アルミニウム１０〜１５部、マイカ１０〜１５部、チタン酸カリウム５〜１０部、無機顔料１０〜１５部からなる不燃性塗料によって形成されている。
【産業上の利用可能性】
【０００８】
本発明にかかる不燃塗料は、耐火性を有する珪酸塩化化合物をバインダーとし、顔料及び鉱物からなる体質顔料の金属化合物の組合せによる不燃性塗料であり、更には、珪酸リチウム１０〜１５部、珪酸カリウム２〜５部、コロイダルシリカ３０〜４０部、イオン水５〜１０部、含水珪酸アルミニウム１０〜１５部、マイカ１０〜１５部、チタン酸カリウム５〜１０部、無機顔料１０〜１５部からなる不燃性塗料であるから、例えばコンクリート表面に重合珪酸の不燃性塗膜を形成するので、空気中の炭酸ガスと化学反応して特殊珪酸ゾル（ガラス状固化物）を形成し、形成された特殊珪酸ゾル（ガラス状固化物）は、降雨、排気ガス等で影響を受けることがない。しかも火災時の延焼を防ぎ、且つ有毒な煙を排出しない等、極めて顕著なる安心、安全な種々の効果が得られ、産業上の利用可能性が極めて大である。
【特許請求の範囲】
【請求項１】
耐火性を有する珪酸塩化化合物をバインダーとし、顔料及び鉱物からなる体質顔料の金属化合物の組合せによる不燃性塗料。
【請求項２】
珪酸リチウム１０〜１５部、珪酸カリウム２〜５部、コロイダルシリカ３０〜４０部、イオン水５〜１０部、含水珪酸アルミニウム１０〜１５部、マイカ１０〜１５部、チタン酸カリウム５〜１０部、無機顔料１０〜１５部からなる請求項１の不燃性塗料。
【請求項１】
耐火性を有する珪酸塩化化合物をバインダーとし、顔料及び鉱物からなる体質顔料の金属化合物の組合せによる不燃性塗料。
【請求項２】
珪酸リチウム１０〜１５部、珪酸カリウム２〜５部、コロイダルシリカ３０〜４０部、イオン水５〜１０部、含水珪酸アルミニウム１０〜１５部、マイカ１０〜１５部、チタン酸カリウム５〜１０部、無機顔料１０〜１５部からなる請求項１の不燃性塗料。
【公開番号】特開２０１２−４６７０７（Ｐ２０１２−４６７０７Ａ）
【公開日】平成２４年３月８日（２０１２．３．８）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１０−２０３６８８（Ｐ２０１０−２０３６８８）
【出願日】平成２２年８月２５日（２０１０．８．２５）
【出願人】（５１００９７０８０）
【出願人】（３０８０００２６３）クリスタライザー株式会社 (2)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２４年３月８日（２０１２．３．８）
【国際特許分類】
【出願日】平成２２年８月２５日（２０１０．８．２５）
【出願人】（５１００９７０８０）
【出願人】（３０８０００２６３）クリスタライザー株式会社 (2)
【Ｆターム（参考）】
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