説明

中間プロバイダ

【課題】現在、メディア再生動作の大部分は非相互的で受動的である。ユーザーが同一の装置を用いながら他のデータソースと相互作用可能にさせる方法は、再生されているメディアのために特別に考案されたものではない。現在再生されているメディアに関わる要素と相互作用することを希望する場合に、ユーザーは、このような動作を手動で実行しなければならない。
【解決手段】本発明の第1実施例では、中間プロバイダがフルアップ及び/またはマイクロアップにより再生されていたり再生されるコンテンツを検索する段階と、前記コンテンツに関する追加コンテクスト情報を判断する段階と、前記追加コンテクスト情報を前記コンテンツに追加する段階と、前記コンテンツと共に再生されたり表示される追加コンテンツの検索時に用いるために、前記追加されたコンテクスト情報を第1マイクロアップに伝送する段階と、を含むことを特徴とする方法を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器に関し、特に、マイクロアップを含むシステムにおける動的収益分配に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、メディア再生動作の大部分は非相互的で受動的である。例えば、テレビで番組を視聴する場合に、ユーザーは単にテレビを見るだけである。ユーザーが携帯用メディアプレーヤーで音楽ファイルを聞く場合に、ユーザーは、単に音楽を聞くだけである。ユーザーが同一の装置を用いながら他のデータソースと相互作用可能にさせる方法、例えば、ユーザーがテレビを視聴しながらインターネット検索ができるように最新テレビに提供されている方法が存在するが、このような相互作用は、再生されているメディアのために特別に考案されたものではない。現在再生されているメディアに関わる要素(element)と相互作用(interact)することを希望する場合(例えば、現在視聴しているプログラムのDVDを購入する場合)に、ユーザーは、このような動作を手動で実行しなければならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
メディアプレーヤーとインターネット検索の両方の機能を持つ装置が、現在実行されている機能に応じて自動で切り替わることを可能にさせる技術が存在する。例えば、ボタン付きオプションパネルは、テレビ再生モード及びインターネット検索モードのいずれにおいても利用可能であり、これにより、統合された「見る」動作を提供することができる。しかしながら、このような技術は、上記装置によって実行されている現在機能を単純に認識するシステムに制限され、このようなシステムは、現在再生されているメディア自体のような他の要素は考慮しない。
【0004】
また、メディア再生は、現在の単一装置で行われる動作である。多数のユーザーが一つの装置を通じてメディアを視聴したり聴取したりする間(例えば、家族が集まってテレビを視聴する場合)に、この動作は一つの装置に制限される。一方、同一地域内で使用可能な多重接続(インターネット接続が可能な)装置が益々普遍化しつつある。例えば、携帯電話やその他の移動式通信装置を持ち歩いている人々が増えており、これら装置の多数がインターネット接続可能なものである。また、ある携帯電話は、既存の電話機能を越えてミニコンピュータとも呼ばれる程度に「スマート」である。そして、タブレットコンピュータの使用も益々増えてきており、デジタルフォトフレームも普遍化し、インターネット接続(あるいは、少なくともホームネットワーク)も可能になってきている。
【0005】
また、いわゆる「アップストア(app store)」を用いてアップストア所有者及び開発者の両者とも新しい種類の収益を創出できる限りない機会を得るようになった。しかしなから、新しいタイプのプロバイダがアップストアビジネスモデルに統合されうるように機会を与える問題が依然として存在しており、新しい収益の流れに備える必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1実施例によれば、中間プロバイダがフルアップ及び/またはマイクロアップにより再生されていたり再生されるコンテンツを検索する段階と、前記コンテンツに関する追加コンテクスト情報を判断する段階と、前記追加コンテクスト情報を前記コンテンツに追加する段階と、前記コンテンツと共に再生されたり表示される追加コンテンツの検索時に用いるために、前記追加されたコンテクスト情報を第1マイクロアップに伝送する段階と、を含むことを特徴とする方法を提供する。
【0007】
本発明の第2実施例によれば、アップストアからダウンロードされ、フルアップコンテンツをディスプレイ部に表示するフルアップと、前記アップストアからダウンロードされ、前記フルアップコンテンツが前記ディスプレイ部に表示されると同時に実行される第1マイクロアップと、前記フルアップコンテンツを横取りし、前記フルアップコンテンツに関する追加的なコンテクスト情報を判断し、前記追加コンテクスト情報を前記フルアップコンテンツに追加し、前記コンテンツと同時に再生されたり表示されたりする追加コンテンツの検索時に用いられるように、追加されたコンテクスト情報を前記第1マイクロアップに伝送する中間プロバイダと、を有することを特徴とするシステムを提供する。
【0008】
本発明の第3実施例によれば、中間プロバイダがフルアップコンテンツを検索する手段と、前記コンテンツに関するコンテクスト情報を獲得する手段と、前記コンテンツに関する追加コンテクスト情報を判断する手段と、前記追加コンテクスト情報を前記コンテンツに追加する手段と、前記コンテンツと共に再生されたり表示されたりする追加コンテンツの検索時に用いるために、前記追加されたコンテクスト情報を第1マイクロアップに伝送する手段と、を有することを特徴とする装置を提供する。
【0009】
本発明の第4実施例によれば、方法を実行する装置により実行可能なプログラム命令を具現する、前記装置により読み取り可能な非一時的なプログラム格納装置が提供され、前記方法は、中間プロバイダが、フルアップにより再生されていたり再生されるコンテンツを検索する段階と、前記コンテンツに関する追加コンテクスト情報を判断する段階と、前記追加コンテクスト情報を前記コンテンツに追加する段階と、前記コンテンツと共に再生されたり表示される追加コンテンツの検索時に用いるために、前記増強されたコンテクスト情報を第1マイクロアップに伝送する段階と、を含むことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施例に係る中間プロバイダを含むマイクロアップシステムを示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例に係る方法を示すフローチャートである。
【図3】本発明に記載された方法及びシステムの実施例を実行可能な装置内のハードウェア構成要素を示す図である。
【図4】本発明の実施例に係る第1装置を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下では、添付の図面を参照しつつ、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。本発明は、好適な実施例に挙げて説明されるが、これらの実施例に限定されるものではない。本発明は、添付の請求項により定義される本発明の原則や精神から逸脱することなく、様々な改変が可能である。なお、下記の詳細な説明は、本発明の理解を助けるために提供されるもので、本発明が下記の詳細な説明に限定されるものではない。本発明の説明において、関連する公知の機能または構成についての具体的な説明が、本発明の要旨を曖昧にさせるとされる場合は適宜省略するものとする。
【0012】
本発明によれば、構成要素、プロセス段階及び/またはデータ構造は、種々の運営体制、プログラム言語、コンピュータプラットホーム、コンピュータプログラムそして/または一般機器により実行可能である。また、当該技術の分野における通常の知識を有する者であれば、ハードウェアに内蔵された装置、FPGAs(field programmable gate arrays)、注文型半導体(application specific integrated circuits:ASICs)のような特定目的のための装置が、本発明の範囲から逸脱しない範囲内で使用可能であるということが理解される。本発明はまた、メモリー装置のようなコンピュータ読み取り可能媒体に記憶されているコンピュータ命令語とすることもできる。
【0013】
本発明の実施例では「マイクロアップ(micro−app、micro application)」という概念が用いられ、これは、一つ以上のユーザー装置に内蔵される。このようなマイクロアップは、一つ以上のマイクロアッププロバイダに問い合わせして結果情報を得ようとする時にコンテクスト情報(context information)を用いるために設計される。コンテクスト情報は、メディア自体、ユーザー、装置、一般環境あるいはソーシャルネットワーク情報を含むことができる。一旦、当該結果情報がマイクロアッププロバイダから受信されると、これはユーザー装置に表示されるとよい。このような方式でマイクロアップは、現在再生されているメディアと関連した結果を自動で検索し、メディアが再生されている間にそれを視聴者に表示することができる。
【0014】
本発明の実施例では、マイクロアッププロバイダ及びフルアップ(full−app、full application)プロバイダに加えて、中間プロバイダが構造内に組み込まれる。この中間プロバイダは、追加コンテクスト情報(additional context information)をコンテクスト情報に加える。このような過程は、ユーザーが、中間プロバイダが存在するという事実さえ認識できない程度に滑らかに進行される。その後、中間プロバイダは、フルアッププロバイダやマイクロアッププロバイダと同様に、アップストア(App Store)から販売額の一定比率を受領することで、収益を分配することができる。このような新しい形式のマイクロアップ構造では、互いに分離されているフルアッププロバイダ、マイクロアッププロバイダ、中間プロバイダ及びユーザーの間の他にも、様々なマイクロ取引で使用料を受ける架橋として機能する有料橋が存在する。このようなそれぞれの有料橋が新しい潜在的な収益源である。
【0015】
図1は、本発明の実施例に係る中間プロバイダを含むマイクロアップシステムを示すブロック図である。同図で、アップストア100は、(有料であるいは無料で)ダウンロードできるフルアップ102及びマイクロアップ104を提供する。本実施例では、例えば、アマゾン(AmazonTM)VOD(video on demand)フルアップ106、ネットフリックス(NetflixTM)ストリーミングビデオフルアップ108、ブロックバスター(BlockbusterTM)ストリーミング閲覧フルアップ110、そしてフル(HuluTM)ストリーミングビデオフルアップ112が提供される。
【0016】
また、アマゾンストアマイクロアップ114、イーベイ(eBayTM)マイクロアップ116、ウォルマート(Wal−MartTM)マイクロアップ118、及びベストバイ(BestBuyTM)マイクロアップ120も提供される。それぞれのマイクロアップ104は一つ以上のフルアップ102に登録することができる。このような場合において様々な潜在収益源が存在する。まず、ユーザーがフルアップを購買したりダウンロードしたりする場合に、アップストアは、フルアッププロバイダと収益を分けることができる。また、フルアップは、フルアップに登録しているマイクロアップを用いたりダウンロードしたりすることができる。マイクロアップがフルアップと相互交流するために必ずしも登録を行う必要があるわけではないが、登録をすることで、マイクロアップは収益構造の一部分になったということを公示する。フルアップは、表示するマイクロアップ、マイクロアップの表示順序、マイクロアップを表示する表示スタイルやプレビューなどを決定することができる。マイクロアップを購入することで収益を創出することができ、アップストア100は、マイクロアッププロバイダ124の他、フルアッププロバイダ122とも収益を分配する。勿論、収益分配限度は、マイクロアップが表示される順序や表示されるスタイル及びプレビューによって変わることがある。例えば、より目立つように表示されるマイクロアップ(例えば、上位リストにあるか、または特別な書体や書式となっているマイクロアップ)は、そうでないマイクロアップに比べてより高い割合の収益をフルアッププロバイダに提供することができる。
【0017】
他の収益源は、マイクロアップのマイクロ機能(micro−function)内で行われる動作から出る。このような動作は、マイクロ機能を用いた購買を含み、さらには非購買関連動作を含むこともできる。例えば、マイクロアッププロバイダ124は、マイクロ機能によって行われた全ての検索に対してフルアッププロバイダに補償しようとする。また、ユーザー126がマイクロ機能を用いて購買すると、収益の分配を受けることができるが、これは、当該ユーザーが購買したアイテムが窮極としては他のユーザー128も購買したアイテムであるからである。
【0018】
本発明の実施例によれば、中間プロバイダ130を、上記のような構造内に含むことができる。この中間プロバイダ130は、関連マイクロアップ132を含むが、場合によっては含まなくてもよい。一部の実施例では、中間プロバイダが多重関連マイクロアップを含んでもよい。中間プロバイダ130は、(例えば、関連マイクロアップ132や、多重マイクロアップでのマイクロアップを介して)フルアップのいずれか一つ(ここでは、フルアップ106)により再生または表示されているコンテンツを横取りして、追加コンテクストとしてコンテンツのコンテクストを付加させることができる。このような過程は、中間プロバイダ130に接続することによって行うことができ、このような接続には、添加される追加コンテクスト情報を含む中間プロバイダ130により作動するサーバーに接続することを含むことができる。例えば、中間プロバイダ130がインターネット映画データベース(Internet Movie Database:IMDBTM)のような映画情報データベースであれば、関連マイクロアップ132は、含んでいるコンテンツ(例えば、フルアップ106によりストリーム処理された映画のメタデータに内蔵されている映画タイトル)に関するコンテクスト情報を中間プロバイダ130に伝送する。すると、IMDBサーバーは、コンテクスト情報により追加コンテクスト情報(例えば、キャスティングリスト、撮影地、映画台詞など)を検索し、これらの情報を再びマイクロアップ132に伝送することができる。その後、マイクロアップは、このような追加コンテクスト情報をコンテンツのメタデータに追加して、最終的に他の個体(entity)、例えば、他のマイクロアップ114がコンテクスト情報によって動作する時(例えば、コンテクスト情報と関連した追加コンテンツを検索する、コンテクスト情報と関連した商品を検索する、または、コンテクスト情報に基づいて収益分配率を動的に調節する時)に、該他の個体は、コンテンツに関する最初のコンテクスト情報に加えて、追加コンテクスト情報を用いることができる。
【0019】
一部の実施例では、中間プロバイダ130や中間プロバイダのマイクロアップ132により追加された追加コンテクスト情報が、コンテンツに関する全てのコンテクスト情報を示してもよい。例えば、最初にはフルアップにより実行されたり表示されたりするコンテンツに関するコンテクスト情報が実際にない場合もある。中間プロバイダ130は、実際にコンテンツに関する情報を類推し、コンテンツに関するコンテクスト情報として用いられうるように追加コンテクスト情報を検索することができる。例えば、Shazamのようなビデオやオーディオ認識マイクロアップは、タイトルのようなビデオやオーディオの識別因子を判断するために、コンテンツ内のビデオやオーディオを、公示されたビデオやオーディオデータベースと比較することができる。その後、このような情報は、上述したようなコンテンツに関するより多い情報(キャスティングリスト、撮影地、台詞)を得るためにバックエンド(back−end)データベースに問い合わせるのに用いることができる。そのため、このような情報が「追加されたコンテクスト」という用語で表現されても、当該技術の分野における通常の知識を有する者であれば、このような用語が、広義には、最初のコンテクストは全くなく、追加された情報がコンテンツに関する唯一のコンテクスト情報として用いられる場合を十分に含むことができるということが認知できる。
【0020】
上記情報の一実施例では、増強されたコンテクストは時間ベースである。かかる実施例で、中間プロバイダや中間プロバイダのマイクロアップは、コンテンツが表示される時間に基づいてコンテクスト情報を追加する。例えば、特定コンテクスト情報が映画の特定場面に追加されてもよく、この時、情報は、その場面の出演者リスト、撮影場所または映画のその場面に関連するその他の情報を表示することができる。このようなコンテクスト情報は、ユーザーの現在視聴しているコンテンツ内に含まれた場所の時間に基づいて様々に変わるため、時間ベースコンテクストということができる。時間ベースコンテクストはあらかじめ生成されて(サーバーに保存されることで)、特定コンテンツと関連付けられてもよい。または、時間ベースコンテクストは、コンテンツを用いて動的に生成されてもよい。
【0021】
また、時間ベースコンテクスト情報は、どの時点でどのマイクロアップが用いられるかを変更することができる。例えば、一つのマイクロアップが映画の一場面が再生される間に同時に用いられ、他のマイクロアップは、その場面が他の場面に切り替わる時に自動で開始される。
【0022】
本発明の実施例によれば、中間プロバイダは、システム内の他の個体が中間プロバイダの存在を認識できない程度に自然に利用される。例えば、中間プロバイダ用のマイクロアップが上記構造に追加されて、フルアップが再生するコンテンツを横取りする動作を行うことができ、自動で外部データベースに問い合わせすることができ、コンテンツと関連したコンテクスト情報を付加でき、付加されたコンテクスト情報を最初のコンテクスト情報に代えて適宜マイクロアップに送信することができる。そのため、ユーザーは、中間プロバイダが存在することを認知できないことがある。また、フルアップも、平素と通りに、単純に自身のコンテンツを継続して再生するために、中間プロバイダが存在することがわからないこともある。そして、最終受信者(中間プロバイダではなく)マイクロアップも、単純にフルアップから最初のコンテクスト情報を直接受信すると考えながら、中間プロバイダマイクロアップから付加されたコンテクスト情報を受信するために、中間プロバイダの存在がわからないことがある。
【0023】
本発明では「中間プロバイダ」という用語を使っているが、この個体は、実際にフルアップとマイクロアップとの中間位置でなくてもよい。例えば、一実施例では、コンテンツが再生されるフルアップに到達するも前に、「中間プロバイダ」がコンテンツに関するコンテクスト情報を付加させる動作をする場合もある。例えば、IMDBTMが中間プロバイダの場合に、ユーザーがNetflixTMフルアップを始めるも前に、オンラインストリーミング用NetflixTMに保存されている映画がIMDBTMコンテクスト情報として付加されることがある。また、中間プロバイダは、マイクロアップ自体であってもよい。例えば、IMDBTMがNetflixTM用のマイクロアップであってもよい。
【0024】
最初の(付加されていない)コンテクスト情報は、様々なソースから検索可能である。ソースの一例には、実行されているメディア自体がある。この種のコンテクスト情報は、「メディアコンテンツコンテクスト情報」と呼ぶことができ、メディア自体に関する全ての情報を含むことができる。このような情報の一般的なソースの一つとしては、メディアを伴うメタデータがある。テレビ番組において、このような情報は、デジタル放送ストリームに内蔵されているとよい。OTT(over the top)VOD(video on demand)ビデオや写真において、このような情報は、ダウンロードされたり、メディアファイルにエンコーディングされたり、別に伝送されたりすることができる。DVDやブルーレイ(Blue‐RayTM)ディスクにおいて、このような情報は、ディスク自体に(専用メタデータファイル内に)エンコーディングされたり、外部のGD3識別データベースを用いるなど、外部で用いられたりする。ハードディスクドライブに格納された一般ビデオ、写真や音楽ファイルは、MP3ファイル内のID3メタデータやデジタルカメラのxifファイルのようにファイル自体内にメタデータ情報を含むことができる。デジタルリビングネットワーク連合(Digital Living Network Alliance:DLNA)方式ストリームも同様、内蔵されたメタデータを含むことができる。メディアコンテンツコンテクスト情報の例としては、タイトル、ジャンル、俳優、監督、上映時間、場面情報、ミュージックトラック、作曲者、著者などを含むことができる。ソーシャルネットワーキングウェブサイトやビデオストリーミングウェブサイトからの追加ファイルストリームも、本発明の実施例で用いられてもよい。また、ニュース、地図、ゲームなどのようなメディア形式ではなくアプリケーションのファイルも用いられてもよい。
【0025】
本発明でいう「コンテンツプロバイダ」は、広意には、ユーザーの所望する情報やサービスを提供する全ての個体(entity)を指す。これは、文書情報(textual information)、グラフィック情報、ショッピング能力、マッピングツールなどを含むことができる。当該技術の分野では、「サービスプロバイダ」と「コンテンツプロバイダ」は区別して使用することもあるが、コンテンツを提供する者とサービスを提供する者との警戒が曖昧であり、全てのプロバイダを簡単にコンテンツプロバイダと命名することとしたため、本発明でもコンテンツプロバイダと統一する。
【0026】
また、本発明でいう「メディア」は、広意には、単なる既存のビデオ、写真、文書の他、ユーザーが見たり聞いたりすることができる情報も含み、例えば、共有装置やインターアクション装置に伝送された情報も含むものと解釈することができる。したがって、「メディア」は、例えば、ニュースリーダアプリケーション内の文書、マッピングアプリケーション内の地図、またはゲームアプリケーションのグラフィックを含むので、「メディアコンテンツコンテクスト情報」は、このようなアイテムに関するコンテクスト情報も含む。本発明の一部で使われる用語「フルアップ(full−app)コンテンツ」は、メディア形式以外の関連コンテンツもコンテクスト情報及びフルアップコンテンツと関連した結果の検索において基準とすることができるということを明らかにするために、メディアコンテンツで使われる。また、このような「フルアップコンテンツ」は、ライブテレビ、メディアプレーヤー、マイクロアップ結果、DVD、HDMIポートなどを含む様々なソースから出る。
【0027】
本発明でいう「マイクロアップ(micro−app)」は、広意には、コンテンツプロバイダに問い合わせをする装置に設置可能な全てのアプリケーションのことを指す。しかし、一部の実施例では、マイクロアップが他のアプリケーションやサービスに接続して、フルアプリケーションやサービス(フルアップという。)内で限られたマイクロ機能のみを提供する。例えば、アマゾンアプリケーションは、フルユーザーインターフェースをアマゾンドットコム(Amazon.comTM)マーケットに提供することができるが、アマゾンマイクロアップは、制約されたマイクロ機能(コンテクストに基づく自動検索、制約的な購買機能など)のみを提供することができる。マイクロ機能は、「カートに入れる」や「お気に入りへ追加」のような一つの動作のみを実行できる機能を指す。
【0028】
コンテクスト情報のソースとしては、単なるメディアやフルアップコンテンツ自体の他にも、様々なものが存在する。様々なコンテクスト情報に対するソースの一つとしてユーザーがある。ユーザーに関する様々な情報は、明示的にあるいは暗黙的に検索することができる。例えば、年齢、性別、関心、職業などのユーザー情報を含むユーザープロファイルを保存することができる。この種のコンテクスト情報は、コンテンツプロバイダからいかなる情報を検索するかを決定する際に有用である。例えば、ある家族がアフリカに関するドキュメンタリー番組を視聴しているとすれば、好適には、子供にはライオン、キリン、サイなどの絵を含む情報を伝達し(子供達が使用している装置に直接伝達可能)、かつ大人には彼らが使用している装置(あるいは共有装置)でディスプレイしている地域の歴史に関する文書情報を伝達することができる。メディアコンテンツコンテクスト情報に加えて、ユーザーコンテクスト情報も含むことによって、システムは、個人に合わせたサービスを各装置に伝達することができる。
【0029】
ユーザープロファイルは明らかに明示されたユーザーコンテクスト情報の一例であるが、このような情報は、暗黙的ソースから推定されてもよい。例えば、システムは、ユーザー装置からアプリケーション使用内訳(あるいは、ローディングしたアプリケーション自体)を検査し、ユーザーが子供であるということを類推できる。例えば、普通子供達がする多数のゲームが装置に設置されていると、装置のユーザーが子供であると推定できる。
コンテクスト情報のソースの他の例として装置もある。装置に関する様々な情報を明示的にあるいは暗黙的に検索することができる。例えば、メーカー、メモリー、処理部の速度、表示特性、入力装置などを含む装置プロファイルが保存されるとよい。この種のコンテクスト情報は、マイクロアッププロバイダからいかなる情報を検索するかを決定する時に有用である。例えば、ある家族がコメディ番組を視聴している場合に、システムは、主演俳優に関する関連情報、例えば、最近にその俳優が出演した作品に関する情報を様々な装置に提供することがよいと判断することができる。このとき、一つの装置が他の装置に比べて速い処理速度、メモリー容量及び表示特性を有していると、その俳優が出演した最新映画の予告篇を、性能のより良い装置に提供し、比較的性能の落ちる装置にはその俳優の新作映画に関する文書情報のみが受信されるようにすることができる。
【0030】
装置プロファイルは、明らかに明示された装置コンテクスト情報の一例であるが、このような情報は暗黙的ソースから推定されてもよい。例えば、システムは、装置のメモリーに複数の高解像度ビデオファイルが保存されている場合に、装置が高解像度映像を再生できると推定できる。
【0031】
コンテクスト情報のソースの他の例としては、装置が運営されている環境情報もある。このような情報は、外部環境情報(時間、温度、位置など)及び内部環境情報(運営体制、同時に作動するその他アプリケーションなど)のような様々な情報を含むことができる。この種のコンテクスト情報も、マイクロアッププロバイダからいかなる情報を検索するかを決定する時に有用である。例えば、装置の位置が「家」であれば、マイクロアッププロバイダからダウンロードした追加データは、装置位置が「会社」の場合に比べてより娯楽的なものでもよい。
【0032】
外部コンテクスト情報は様々な外部センサーや装置から検索することができる。例えば、時間の場合は、マザーボードに設けられている時計装置に接続できる。位置の場合は、GPS(global positioning sensor)やこれに類似する追跡装置を用いることができる。温度の場合は、温度センサーを用いることができる(または、位置情報が、その位置における現在温度を検索できる外部データベースに提供されてもよい)。
【0033】
コンテクスト情報のソースの他の例としては、ソーシャルネットワーキングデータもある。例えば、ソーシャルネットワーキングウェブサイトやデータストリームから提供されたユーザーの状態情報を確認してユーザーの現在状態を判断でき、これは結果を提供するのに役立つことができる。例えば、ユーザーがフェースブックの状態を「休暇中」と表示する場合は、提供される結果が、ユーザーが「勤務中」と表示する場合とは異なってくることがある。
【0034】
他の実施例では、コンテクストによって、異なるコンテクストにそれぞれ異なる重み値が付加されてもよい。例えば、あるユーザーの装置は、その装置を他のユーザーが実行した場合には異なる重み値が与えられる。
【0035】
本発明の他の実施例によれば、マイクロアップ(一部の実施例ではマイクロアップカンパニーも含む。)、及びマイクロアッププロバイダを区別するミドルウェア体系が提供される。この体系は、必ずとは言えないが、マイクロアッププロバイダがマイクロアップカンパニーについてわかるようにし、その逆の場合も可能にする。これら両体系とも、AIPsミドルウェア体系に対して簡単にプログラムを設定することができる。このような方式により、すべてのアプリケーションやソース(例えば、ブルーレイ(Blu−RayTM)、ネットフリックス(NetflixTM)、DLNAメディア、ワイズリンク(WiseLink)、メディア形式以外の装置)は、サービス融合やマッシュアップ(mash−up)結果を知らなくても、他のサービス(マイクロアップ)と協力することができる。また、このような体系は、多重デバイスのために、異なるコンテクスト及び統合ユーザーインターフェースを自動で提供することができる。様々な人工知能エンジンを用いることで、このような体系は自動でマイクロサービス検索結果のクォリティを向上させることができる。アルゴリズムは、様々なコンテクスト情報(multi−context info)に基づく動的照会テーブルを含むことができる。
【0036】
上記過程及びシステムに対する代価を払うための方法も多様である。一実施例によれば、マイクロアッププロバイダは、システム運営者やメーカー(例えば、マイクロアップストアの運営者)、及びメディアデータを適宜のメタデータと共に(適宜の方式で)エンコーディングするメディア会社のいずれにも代価を払う。例えば、このような代価は、マイクロアップを用いた購買によって支払われることがあり、よって、ユーザーがマイクロアッププロバイダから購買する場合(例えば、アマゾンから関連のおもちゃを購入した場合)に、マイクロアップストアとメディア会社はそれによる収益金から代価を受けることができる。他の実施例では、代価支払が、マイクロアップストアにおけるマイクロアップからマイクロアッププロバイダで受信したページビュー数(あるいはクリック数)や、メディア会社で作ったメディアに基づいて行われてもよい。このような「クリック数当たり」の代価支払は、商品を販売するよりは、マッピングマイクロアッププロバイダのように広告から収入を得るマイクロアッププロバイダに有利でありうる。さらに他の実施例によれば、マイクロアッププロバイダ、マイクロアップストア運営者及びメディア会社間の同業者契約に基づいて収益が定期的に定額支払われてもよい。
【0037】
本発明の他の実施例によれば、マイクロアップストアがメディア会社に新しい加入者を誘致できる機会を与えた場合は、当該メディア会社に対する購読(例えば、NetflixTM購読)によって発生した収入は、マイクロアップストア運営者と分配することができる。
【0038】
本発明のさらに他の実施例によれば、提携及び委託システムは、メディア会社、マイクロアップストア運営者及びマイクロアッププロバイダ以外の他の個体を含むために設計される。例えば、このような個体は、代価が支払われる追加のウェブサイト(提携サイト)の所有者であり、これらのウェブサイトは、ユーザーをマイクロアップストアに導き、メディア会社やマイクロアッププロバイダのための収益を創出する。このようなシステムは、適宜の代金が支払われたかを確認するための過程の一部として、提携IDを追跡するために設計されてもよい。例えば、このような提携IDは、ネットワークにセッションの間に保存されたクッキーの一部として追跡される。
【0039】
本発明の他の実施例によれば、特定マイクロアップが「プレミアム」マイクロアップと見なされ、ユーザーがマイクロアップストア運営者からマイクロアップを購読したり購買したりするようにすることができる。この場合に発生する収入の一部は、メディア会社及び/またはマイクロアッププロバイダに配分されるとよい。
【0040】
本発明の他の実施例によれば、メディア会社やマイクロアッププロバイダのデジタル情報(例えば、メディア)を貸与及び販売する場合に発生した収益は、メディア会社、マイクロアップストア運営者、及び/またはマイクロアッププロバイダに分配されてもよい。
図2は、本発明の実施例に係る方法を示すフローチャートである。該方法の各段階は、中間プロバイダにより行われる。具体的に、中間プロバイダと提携しているマイクロアップにより各段階が行われる。段階200では、フルアップ及び/またはマイクロアップにより再生されているまたは再生されるコンテンツを検索することができる。この段階は、コンテンツを「横取りする」段階を含むことができ、ここで「横取りする」という用語は、広意には、当該コンテンツがフルアップに伝送されるも前に検索されるということを意味する。この検索は透明に実行可能であり、検索が進行されているという事実をフルアップに知らせることなく実行することができる。段階202では、コンテンツに関する追加コンテクスト情報を判断する。この段階では、コンテンツに関する最初のコンテクスト情報、例えば、タイトルやメタデータに保存されている他の情報を用いる段階と、追加コンテクスト情報のために外部データベースに問い合わせする段階と、を含む。段階204では、追加コンテクスト情報がコンテンツに付加される。例えば、付加段階は、最初のコンテクスト情報が保存された方式と類似の方式で追加コンテクスト情報をメタデータに追加する段階を含む。段階206では、付加されたコンテクスト情報を、コンテンツと共に再生されたり表示されたりする追加コンテンツを検索するのに用いるために第1マイクロアップに伝送する。この伝送段階は透明に実行することができる。すなわち、コンテクスト情報がフルアップから直接出たものではないということを、第1マイクロアップが認知できない方式で実行されてもよい。
【0041】
図3は、本発明に記載された方法及びシステムの実施例を実行可能な装置内のハードウェア構成要素を示す図である。一実施例によれば、この装置300として、処理部302、メモリー304、ファームウェア306、集積回路308、プログラムロジック310、格納装置312、ディスプレイ部314、ユーザーインターフェースモジュール316及び通信モジュール318を有するテレビ装置を用いることができる。例えば、通信モジュール318には、ネットワークインターフェース装置または無線電波送/受信機を用いることができる。
【0042】
図4は、本発明の実施例に係る第1装置を示すブロック図である。処理部400は、本発明の全ての機能ではなくても、多くの機能を実行する動作ができる。フルアップ402は、ディスプレイ部404にフルアップコンテンツを表示することができる。第1マイクロアップ406は、フルアップコンテンツがディスプレイ部404に表示されると同時に実行されてもよい。中間プロバイダ408は、フルアップコンテンツを横取りし、フルアップコンテンツに関する追加的なコンテクスト情報を判断し、追加コンテクスト情報をフルアップコンテンツに追加し、追加されたコンテクスト情報を、コンテンツと同時に再生されたり表示されたりする追加コンテンツを検索するのに用いられるように第1マイクロアップに伝送することができる。
【0043】
本発明の一実施例によれば、システムはクラウドまで拡大される。このような方式により、様々な位置で複数の様々な装置から処理されていないコンテクスト(raw context)を検索することができる。ユーザーは膨大な量のデジタル資産を集め、益々多くインターネットサービスを利用している。ユーザーは、通常、一つ以上の装置を用いて資産及びサービスに接続する。一般に、ユーザーは、情報とメディアに接続して収集するのに用いることができるデスクトップコンピュータ、ノート型コンピュータ及び携帯電話(その他の装置も含む。)を有している。このようなトレンドは、毎日膨大な量のサービスとコンテンツをウェブ上で利用できる限り続くであろう。このような資産及びサービスは、一人クラウドと知られた様々な非公式情報グループの他、個人装置の数箇所に分散されている。クラウドは、統制を基盤とする公式あるいは非公式情報グループである。本発明は、増強したコンテクストシステムを類似の方式で拡大すると期待される。
【0044】
以上説明してきた構成の例は、当該技術の分野における通常の知識を有する者には明らかなように、プロセッサにより、実行に必要なプログラム命令語、ソフトウェアモジュール、マイクロコード、コンピュータ読み取り可能媒体で用いられるコンピュータプログラム製品、論理回路、アプリケーション特定集積回路、ファームウェア、電子機器などのように様々な方式で実行可能であり、無線装置、無線送/受信機及びその他の無線ネットワークの一部を用いることができる。また、本発明に記載されたマルチメディアコンテンツを複数の電子ディスプレイ画面に表示する方法及びシステムは、ハードウェア構成のみを含む実施例、ソフトウェア構成のみを含む実施例、またはソフトウェア及びハードウェア構成の両方を含む実施例とすることができる。
【0045】
「コンピュータ読み取り可能媒体」とは、一般に、メインメモリー、補助メモリー、移動式記憶媒体、ハードディスク、フラッシュメモリー、ディスクドライブメモリー、CD−ROM及びその他の形態の持続性メモリーのことを指す。本発明の様々な方法を実施するための実行可能なコンピュータコードを含む記憶装置を説明するに当たり、プログラム格納装置は、搬送波あるいは搬送信号のような一時的な対象を含むためのものと見なされてはならない。プログラム格納装置及びコンピュータ読み取り可能媒体は、一般に、メインメモリー、補助メモリー、移動式記憶ディスク、ハードディスクドライブ及びその他の類型の記憶装置や構成要素のような媒体のことを指す。
【0046】
以上に説明した本発明の様々な側面、特徴、実施例または実施は、単独にまたは組み合わせで用いることができる。本発明の様々な特徴及び利点は、本発明の説明に明らかになっており、これは特許請求の範囲に含まれる。また、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、本発明の属する分野における通常の知識を有する者であれば、上記の詳細な記載から様々な修正及び変形が可能である。したがって、本発明の範囲は、説明された実施例に限定されることなく、添付した特許請求の範囲及び特許請求の範囲と均等なものにより定められるべきである。
【符号の説明】
【0047】
100 アップストア
102、106、108、110、112、402 フルアップ
104、114、116、118、120、132 マイクロアップ
122 フルアッププロバイダ
124 マイクロアッププロバイダ
126、128 ユーザー
130、408 中間プロバイダ
300 装置
302、400 処理部
304 メモリー
306 ファームウェア
308 集積回路
310 プログラムロジック
312 格納装置
314、404 ディスプレイ部
316 ユーザーインターフェースモジュール
318 通信モジュール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
中間プロバイダが、フルアップ(full−app)及び/またはマイクロアップ(micro−app)により再生されていたり再生されたりするコンテンツを検索する段階と、
前記コンテンツに関する追加コンテクスト情報を判断する段階と、
前記追加コンテクスト情報を前記コンテンツに追加する段階と、
前記コンテンツと共に再生されたり表示されたりする追加コンテンツの検索時に用いるために、前記追加されたコンテクスト情報を第1マイクロアップに伝送する段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記検索する段階は、検索が進行されていることを前記フルアップに表すことなく行われることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記追加されたコンテクスト情報を伝送する段階は、前記コンテクスト情報が前記フルアップから直接出たものではないということを、前記第1マイクロアップが認知できない方式で行われることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記検索、判断、追加及び伝送する段階は、第2マイクロアップにより行われ、前記第2マイクロアップは、前記中間プロバイダと関連していることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記判断する段階は、前記コンテンツ内のメタデータに内蔵されたコンテクスト情報を用いて外部データベースに問い合わせる段階を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記判断する段階は、前記コンテンツについて派生したコンテクスト情報を用いて外部データベースに問い合わせる段階を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記追加コンテクスト情報は、時間ベースコンテクスト情報であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記時間ベースコンテクスト情報は、前記コンテンツを実行する特定時間にマイクロアップを実行すると決定するために用いられることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記コンテンツに関する最初のコンテクスト情報を獲得する段階をさらに含み、
前記追加する段階は、前記追加コンテクスト情報を、前記獲得した最初のコンテクスト情報に追加する段階を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記最初のコンテクスト情報は、環境に関連したコンテクスト情報を含むことを特徴とする、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記最初のコンテクスト情報は、ユーザーコンテクスト情報を含むことを特徴とする、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記最初のコンテクスト情報は、装置コンテクスト情報を含むことを特徴とする、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記最初のコンテクスト情報は、前記コンテンツに対するメタデータから獲得したことを特徴とする、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記最初のコンテクスト情報は、前記コンテンツを調べて類推したことを特徴とする、請求項9に記載の方法。
【請求項15】
アップストアからダウンロードされ、フルアップコンテンツをディスプレイ部に表示するフルアップと、
前記アップストアからダウンロードされ、前記フルアップコンテンツが前記ディスプレイ部に表示されると同時に実行される第1マイクロアップと、
前記フルアップコンテンツを横取りし、前記フルアップコンテンツに関する追加コンテクスト情報を判断し、前記追加コンテクスト情報と共に前記フルアップコンテンツを増強し、前記コンテンツと同時に再生されたり表示されたりする追加コンテンツを検索するのに用いられるように、増強されたコンテクスト情報を前記第1マイクロアップに伝送する中間プロバイダと、
を有することを特徴とするシステム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2012−234544(P2012−234544A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−102446(P2012−102446)
【出願日】平成24年4月27日(2012.4.27)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.HDMI
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung−ro,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】