説明

丸い、特に管状対象物の端部用の接続部材

【課題】
組立てと組立て過程が対象物に簡単且つ確実に実施すべきである接続部材並びに接続部材用の密封要素を創作すること
【解決手段】
この発明は、基礎ケーシング(3)と緊張要素(4)と保持要素(5)並びに密封要素(6)を備えて、丸い対象物(2)の端部と結合する接続部材(1)を記載する。緊張要素(4)は対象物(2)の挿入方向(15)に見て第一内部の切頭円錐状に拡大する表面部分(16)に引き続いて第二のほぼ円筒状表面部分(17)を有し、これら両表面部分(16、17)の間に少なくとも一つの位置決め要素(19)が形成されている。保持要素(5)が外面(20)の領域における緊張要素(4)に向いた側面上に第一切頭円錐状に拡大する表面部分(16)と緊張要素(4)の第二のほぼ円筒状表面部分(17)と正反対に整合された第一のほぼ円筒状と第二の切頭円錐状表面領域(21、22)を有する。出発状態では保持要素(5)のほぼ円筒状表面領域(21)が少なくとも領域的に緊張要素(4)のほぼ円筒状表面部分(17)に当接して、保持要素(5)が緊張要素(4)の位置決め要素(19)と共働する。さらに、この発明は接続部材(1)用の密封要素(6)にも関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、請求項1と45の上位概念に記載されるように、丸い、特に管状対象物の端部と締付け結合する接続部材並びに接続部材用密封要素に関する。
【背景技術】
【0002】
ドイツ実用新案第8223557号明細書(特許文献1)から、ねじ管部材とねじ部材を備える滑らかな丸い部材、特に管或いはロッド用の締付け結合が知られており、滑らかな丸い部材、ねじ部材の切頭円錐状内面と管部材におけるストッパの間にグリップリングが配置されていて、半径方向内方に向いた面部分上に滑らかな丸い部材の外面に固定する縁を有する。グリップリングはバネ力によって半径方向外方に予め緊張されていて、結合部の製造するために単にねじ部材が締付けられなければならない。ねじ管部材と滑らかな丸い部材を密封するために、パッキングを収容するように、リング状に形成されてねじ込む空間から分離された窪みがねじ管部材の内面に配置されている。パッキングは管の挿入によって圧縮可能に形成されている。この際には、全体を形成する個々の部材を組み立て且つ予め準備された締付け結合部を使用する組立て費用が欠点である。
【0003】
別のドイツ実用新案第8306170号明細書(特許文献2)から、柔軟な材料製の管、特に合成樹脂管を圧力密に且つ分離可能に結合する別の継手装置が知られていた。この際に、管を収容する基礎部材が設けられ、管端が外部前面に隣接して設置リングから距離で包囲されていて、設置リングには密封リングが支持される。この密封リングには設置面と反対を向いた側面に滑り円板並びにスリットになった緊張リングが付属されていて、緊張リングが外部に楔面を備えていて、基礎部材の内室にねじ込みできるリング状ねじ部材の円錐状内面に支持されている。より良く密封するために、パッキングリングが外方にねじ部材の円錐状内面に当接し、その内部円錐体がねじ込み端から管端の外前面に向いた端まで拡大する。さらに、ねじ部材が基礎部材に挿入された端部には外円筒状案内面を有する。円筒状外面の領域には、追加的に密封するために他のパッキングが設けられている。
【0004】
別の引張強い管結合部はドイツ特許第4422564号明細書(特許文献3)並びにドイツ特許第10340477号明細書(特許文献4)から知られていた。この引張強い管結合部は、内径に摩擦接続上昇手段を備えて周辺箇所にスリットになった拡張締付けリングとして形成された安全リングによって金属スリーブに軟質合成樹脂から成る導管を接続するのに用いられる。これは、内周溝に挿入されて、その内周面により少なくとも間接に管の外面に係合する。さらに、安全リングとスリーブ溝の間の円錐状周辺接触面がスリーブの口部まで先細になっている。安全リングはその寸法(外径と内径、スリット幅)に関して保持力が管に対する弾性応力と管結合部における軸方向張力とにより決定されるように、スリーブと接続すべき管に調整される。さらに、特許文献3による安全リングは拡張工具用の作用面を有し、その作用面がスリーブの口側からスリーブに挿入された安全リングには接近できる。外方に向いた縁には、安全リングが組立て補助部材用の作用面を有し、その作用面は接続すべき管が接触なしに拡張された安全リングによって挿入できるように、安全リングをスリーブに保持する。特許文献4では、拡張工具用の作用面並びに組立て補助部材用の作用面を放棄されていて、ここで摩擦接続上昇手段が安全リングには実質的にリング状に循環するリップとして形成されている。この場合には、これらリップの少なくとも一つのリップが周辺方向に短いリップ状突起を備えていて、その突起はリップに対して半径方向に縦軸線への方向に上昇されている。
【特許文献1】ドイツ実用新案第8223557号明細書
【特許文献2】ドイツ実用新案第8306170号明細書
【特許文献3】ドイツ特許第4422564号明細書
【特許文献4】ドイツ特許第10340477号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明の課題は、組立てと組立て過程が対象物に簡単且つ確実に実施すべきである前記種類の接続部材並びに接続部材用の密封要素を創作することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明の課題は、緊張要素が対象物の挿入方向に見て第一内部の切頭円錐状に拡大する表面部分に引き続いて第二のほぼ円筒状表面部分を有し、これら両表面部分の間に少なくとも一つの位置決め要素が形成されていて、保持要素が外面の領域における緊張要素に向いた側面上に第一切頭円錐状に拡大する表面部分と緊張要素の第二のほぼ円筒状表面部分と正反対に整合された第一のほぼ円筒状と第二の切頭円錐状表面領域を有し、出発状態では保持要素のほぼ円筒状表面領域が少なくとも領域的に緊張要素のほぼ円筒状表面部分に当接して、保持要素が緊張要素の位置決め要素と共働することによって、解決される。
【発明の効果】
【0007】
請求項1の特徴事項によって与えられる思いがけない利点は、保持要素の円筒状表面領域と緊張要素の円筒状表面部分との共働作用によって保持要素の予め位置決め或いは保持が緊張要素に達成でき、この予め取付けられた構成部材の基礎ケーシングへ共通且つ簡単な挿入が補助的指向或いは位置決め費用並びに補助的補助部材或いは特殊工具なしに行われ得ることにある。さらに、緊張要素に比べて保持要素の相互の予め位置決めを達成するために、特殊工具が必要ない。それにより使用者には、簡単に対象物上に移動される、或いはこの対象物を接続部材に挿入され得るユニットが創作されている。緊張要素と保持要素の相互の共働作用によって予備組立てが容易とされるか、或いは使用の場合には、対象物との簡単な結合を可能とする。円筒状に形成された表面によって緊張要素と保持要素の間の簡単に相互の相対的移動が緊張要素の位置決め要素にて保持要素の達成或いは停止にまで可能である。この位置では、両予め組立てた構成部材は、これがねじ配列によって可能であるように、基礎ケーシングに挿入されている。
【0008】
請求項2乃至4に記載の別の実施態様も好ましい、というのは、それにより異なった収容空間が補助的相互に調和されたストッパにより基礎ケーシングに挿入すべき構成部材の共働作用できるからである。それにより、接続部材の申し分のない機能を可能とするために、構成部材間の相対調整路が簡単に確定され得る。
【0009】
請求項5に記載の構成がさらに好ましい、というのは、それにより確実な密封が対象物の外表面の領域に創作され得るからである。
【0010】
請求項6に記載の構成によって、導管或いは基礎ケーシングの内部に支配される圧力を基礎ケーシングに挿入すべき別の構成部により離れて保持することが可能である。
【0011】
請求項7乃至10に記載の別の実施態様によると、密封要素としてのO−リングの使用の場合には、挿入運動のために必要な力を減少させる可能性が創作される、というのは、周辺に渡って見て挿入運動の開始には対象物を越える密封要素の範囲のような干渉のみが行われ、別の挿入の際の初めにその外表面において対象物の完全な包囲が行われるからである。内表面の領域における溝状窪みの補助配列によって、密封要素、特にO−リングのより良い位置固定が達成され得る。
【0012】
請求項11或いは12に記載の更なる構成も好ましい、というのは、それにより基礎ケーシング内への挿入すべき対象物の収容が可能であり、それにもかかわらずに予め定義された位置に到達する対象物が基礎ケーシングに挿入され得るからである。それにより基礎ケーシングに配置された密封要素が完全に対象物の外表面を包囲する。
【0013】
請求項13乃至16に記載の構成では、それにより出発状態から出発して保持すべき対象物における保持要素と関連した作用により保持要素の変形を可能とするために、緊張要素の内表面の領域には、保持要素と共働作用する異なった部分が形成されることが利点である。それにより構成部材間の制御曲線が創作されて、共働作用で接続部材の申し分のない機能を保証する。
【0014】
請求項17による更なる構成によって、保持要素との共働作用において接続部材に取付けられた対象物の感度の良い調整とそれと関連した締付けが行われることが達成される。
【0015】
請求項18或いは19に記載の構成により、保持要素の突起と端領域の間の克服すべき間隔にわたり緊張要素の挿入運動が基礎ケーシングに拘束固定され、それにより緊張要素と保持要素の間の共働作用する面が基礎ケーシングへの緊張要素の完全な挿入後に明らかな継手状態を奏する。
【0016】
請求項20に記載の構成も好ましい、というのは、それにより接続部材の場所を節約する構成が十分な高い反力の際に達成できるからである。
【0017】
請求項21或いは22に記載されるような構成によると、共働作用するために設けられた表面領域が平らな拡張部に減少されて、それにより継手過程が基礎ケーシングへの緊張要素のその継手過程と関連した挿入運動により実質的に容易とされる。
【0018】
この場合には、請求項23或いは24に記載の構成が好ましいものとして明らかになり、というのは、それにより緊張要素と保持要素の間には軸方向に可能な別の調整が第一と第二継手状態間に支持されるような程度に可能とされるからである。
【0019】
請求項25乃至27による好ましい更なる構成によると、補助的に緊張要素にての位置決め要素と保持要素を共働作用するために予め組み立てられた構成部材、即ち緊張要素と保持要素の挿入運動用の停止制限部が基礎ケーシングに形成される。それと同時にしかしより良い圧力分布が縦軸線への方向において緊張要素と共働作用して達成され得る。
【0020】
しかし、請求項28或いは29に記載の構成も利点であり、というのは、それにより保持要素のこの部分領域にも、共働作用する表面の減少が形成されて、それにより第一継手状態を達成するまで突出部と緊張要素の間の相互作用が大部分回避され得るからである。
【0021】
請求項30によると、保持要素と緊張要素の予め組立ての際にはこれら両構成部材間の確実な保持部がこれら予め組立てられた構成部材の基礎ケーシングへの挿入運動のために故障のない作業経過を達成させるように形成される。
【0022】
請求項31乃至35による構成では、密封要素のより良い位置固定が基礎ケーシングの内部に達成される。さらに、それにより圧力作用の際に、横断面を拡大されて挿入方向に延長された部分の方向において密封要素の外出が阻止され得る。それによりすべての場合には、対象物と基礎ケーシングの間にいつも良い密封作用が達成できることが確認される。しかし、さらに、それにより接続部材の組立て中も保持要素を密封要素と反対を向いた側面により良く中心合せが達成される。それにより保持要素の縦軸線からの傾け或いは転倒が回避される。
【0023】
この場合には、請求項36乃至39による構成も可能であり、というのは、それにより対象物と保持要素の外表面間のより良い保持部が達成できるからである。係止要素の範囲広く且つずれた配列によって、対象物における横断面寸法、損傷などの偏差がより良く補償される。
【0024】
請求項40に記載の構成は、既に第一継手状態には半径方向力伝達とそれと関連して保持要素内への対象物のより良い保持とが可能とされることを可能とする。
【0025】
請求項41乃至43による構成も好ましい、というのは、それにより保持要素と緊張要素の間の予め定義された補助的調整路が形成されて、なおより良い位置を固定するために対象物に対して保持要素の補助的横断面変更が行われる。
【0026】
しかし、最終的に請求項44に記載されるような構成も可能であり、というのは、それにより軸方向において緊張要素に対して保持要素の更なる相対調整が阻止されるからである。それにより対象物の強過ぎる横断面状変形も阻止される。
【0027】
しかし、この発明の課題は、独自に密封要素に関する請求項45の特徴事項によっても、密封領域が縦軸線と垂直に整合された平面において周辺を越えて見て異なった距離を有することによって解決される。これら請求項の特徴事項組合せから生じる利点は、縦軸線と垂直に整合された平面に関連した密封領域の異なった間隔によって、接続部材への対象物の挿入運動の開始では外表面における密封要素の完全周辺が設置できなく、それにより挿入運動用の僅かな挿入力が必要となる。収容すべき対象物とに作用する密封領域の軸方向に互いにずれたこの間隔によって、密封要素の連続的変形が行われ、これに対して平面に配置された密封面或いは密封領域では、対象物用の実質的により高い挿入力が必要である。
【0028】
請求項46に記載の構成によって、縦軸線と垂直に整合された平面に対して軸方向にずれた密封領域の対称的分布を達成させることが可能である。
【0029】
請求項47或いは48に記載の更なる構成も好ましい、というのは、それにより簡単に密封行動並びに密封面に関する異なった挿入条件に考慮され得るからである。
【0030】
請求項49に記載の構成は、対象物の周辺を越えて見て密封領域の正確な固定を可能とする。
【0031】
しかし、最終的に請求項50に記載されるような構成も、利点であり、というのは、それにより密封要素の外表面の領域には、一種のラビンスパッキングが形成され得て、それによりこの領域には密封要素と基礎ケーシングの間のより高い密封作用が達成できるからである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
この発明は次に図面に示された実施例に基づいて詳細に説明される。
【0033】
異なって記載された実施態様では、同じ部材が同じ参照符号或いは同じ構成部材符号を備えていて、全明細書に包含された開示は首尾一貫して同じ部材に同じ参照符号或いは同じ構成部材符号により記載され得る。明細書に選択された位置陳述が、例えば上、下、横などのように、直接に記載された且つ図示された図に示され、位置変更では首尾一貫して新たな位置に記載すべきである。さらに、個別特徴事項或いは特徴事項組合せが独自の、発明的或いは発明による解決策のために示され且つ記載された異なった実施例から示し得る。
【実施例】
【0034】
図1乃至5には、丸い、特に管状対象物2の一端による締付け結合用の接続部材1の可能で場合によっては独自の実施態様が示される。大抵の場合に対象物2では合成樹脂工作材から取り使い易い配管が問題になっていて、組立て用の接続部材1が簡単に挿入されて、対象物2に引張り強く軸方向に保持されるか、或いは固定されるべきである。しかし、金属工作材及び合金或いはいずれかの一方或いはそれらの混合物も対象物2を形成するために可能である。同様に、互いに異なった工作材の組合せも可能である。
【0035】
接続部材1は複数の構成部材から形成され、スリーブ状に形成された基礎ケーシング3、緊張要素4、少なくとも一つの保持要素5並びに基礎ケーシング3の内部に配置されている密封要素6を包含する。基礎ケーシング3はここで互いに間隔をおいて配置された第一と第二端領域8、9の間に延びている縦軸線を有する。さらに、基礎ケーシング3が少なくとも一つの収容室10を包囲し、その収容室には緊張要素4が範囲広く並びに保持要素5と密封要素6が挿入されている。
【0036】
緊張要素4は基礎ケーシング3に対してそれと相対的に互いに形状一体的作用の共働において縦軸線7の方向に移動でき、これは例えば公知の形式でねじ配列によって行われ得る。
【0037】
保持要素5は周辺の領域にはスリット或いは隙間の形態に形成されている少なくとも一つの中断箇所を有する。この前もって記載された中断箇所が、けれども、設けられる必要なく保持要素5の選択された工作材に依存している。固有の緊張要素4が保持要素5と共働作用するように設けられることによって、保持要素5は場合によっては予め組み立てられた状態における緊張要素4と一緒に簡単に基礎ケーシング3に挿入され得る。
【0038】
図 1には、緊張要素4は保持要素5と一緒に対象物2が簡単に挿入され得る所定位置に配置されている上記構成が図示されている。
【0039】
構成を得る接続部材の予備組立ては、基礎ケーシング3に最初に密封要素6が嵌め込まれるか、或いは挿入されるように、行われる。それに引き続いて、保持要素5が緊張要素4と一緒に一つのユニットに構成され、これら構成部材が一緒に基礎ケーシング3に嵌め込まれる。保持要素5は縦軸線7と反対を向いた側面に拡大する半径方向力により形成されるならば、組立て過程のために緊張要素4に十分な保持或いは保持力が生じる。
【0040】
接続部材1に、特に保持要素5に対象物2を容易に嵌め込むために、保持要素5のより少ない内部横断面11が少なくとも同じであるけれども、好ましくは嵌め込むべき対象物2の外部横断面12より大きいならば、好ましい。ここで示された実施例では、保持要素5はスリーブ状に形成され、緊張要素4への方向に向けられた半径方向予備応力によりこの緊張要素に保持されている。
【0041】
対象物2の外表面に保持要素5をより良く相互に作用させるために、保持要素5には縦軸線7に向いた内表面13に少なくとも一つのこの内表面を越えて突き出す係止要素14が配置されているならば、好ましい。この係止要素14は付着摩擦上昇手段、例えば鋼玉、歯状突起或いは沈着物から成る被膜によって形成され得る。好ましくは、周辺に渡って見て複数の係止要素14が配置されていて、しかし、これらは例えば周辺に渡り通過する縦軸線7への方向に突き出す係止リングに形成され得る。係止要素14の横断面形状は、軸方向断面に見て、公知の形式でこの係止要素の対象物2の外部表面に侵入を可能とし、さらに対象物2の保持要素5からの引き出し運動が回避されるように、選択されている。さらに縦軸線7への方向に見てこれら複数の係止要素14が前後に及び並んで間隔を置いて配置され得る。
【0042】
接続部材を形成する個々の構成部材の出発状態は対象物2の取付け或いは対象物自体への差し込み前に発送状態として考慮され得て、接続部材1が予め組み立てられた構成ユニットとして示される。それ故に、使用者には、難なく、補助操作過程を簡単に可能であり、その補助操作過程が予め組み立てられたユニットを対象物2へ予め定義された状態まで移動させ、引き続いて緊張要素4が基礎ケーシング3に対して縦軸線7への方向に移動させて、図2に図示された接続部材1用第一継手状態を対象物2に達成させる。
【0043】
補助的に、図 1には、挿入方向15が矢印によって示されていて、矢印は対象物2が接続部材1に挿入されるか、或いは取付けられる方向を示す。
【0044】
図4と図5には、対象物2用締付けを奏する両構成部材、即ち緊張要素4と保持要素5が互いに間隔をおいた位置に図示されている。
【0045】
緊張要素4は対象物2の挿入方向15に見て、複数の前後に配置された表面部分16乃至18を有する。挿入方向15に見て第一表面部分16はこの部分の縦軸線7に関して極自然に付属されている。この第一表面部分16は挿入方向15に見て切頭円錐状に拡大して形成されていて、これに引き続いて第二表面部分17が形成されていて、ここでほぼ円筒状に縦軸線7に対して整合されている。それにより第一表面部分16は基礎ケーシング3と反対を向いた側面に切頭円錐状に先細になって形成される。さらに、図4の表示から、両表面部分16と17間に少なくとも一つの位置決め要素19が形成されていることが察するべきである。緊張要素4に配置された位置決め要素19はこの示された実施例では少なくとも一つの縦軸線7への方向に且つ第二のほぼ円筒状に形成された表面部分17を越えて突き出す肩によって形成されている。
【0046】
保持要素15は緊張要素4に向いた側面には外部表面20の領域には緊張要素4の第一切頭円錐状に拡大する表面部分16と第二ほぼ円筒状表面部分17に正反対に整合されて第一ほぼ円筒状と第二切頭円錐状表面領域21、22を有する。
【0047】
図1に示された出発状態では保持要素5のほぼ円筒状表面領域21が少なくとも範囲広く緊張要素4のほぼ円筒状に形成された表面部分17に当接し、補助的に保持要素15が緊張要素4の位置決め要素19とこの状態で共働している。緊張要素4への方向において保持要素5の前もって記載された半径方向予備応力によりさらに、円筒状に形成された表面部分16と同様に円筒状に形成された表面領域21との共働作用において両構成部材の互いの予め位置決めされた保持が達成される。位置決め要素19に保持要素15を設置或いは支持することによって、出発状態用の緊張要素4と保持要素5の間の相対位置が予め決定されている。
【0048】
さらに、保持要素5の前もって記載された半径方向予備応力により対象物2の接続部材1へ、特に保持要素5への挿入或いは取付けが実質的に容易とされる、というのは、この過程中に保持要素5に、特に保持要素の単数或いは複数の係止要素14には対象物2の周囲の連続的設置が回避されるからである。
【0049】
基礎ケーシング3により形成された収容室10は対象物2の挿入方向15に及び軸方向断面で見て第一端領域8から出発して第二端領域9への方向に段階状或いは階段状に先細になって形成される。この段階状先細部によってこの示された実施例では複数の前後に配置された部分23乃至25が形成されていて、好ましくはほぼ円筒状に形成されている。段階状部分23と24並びに24と25の間の移行領域には、縦軸線7に垂直に整合された移行面26、27が形成されている。
【0050】
緊張要素4がこの示された実施例では第一部分23の領域に配置されている。保持要素5がほとんどの部分を同様にこの部分23に配置され、場合によっては挿入方向15に見て後方配置された別の部分24に少なくとも範囲広く中へ延びている。密封要素6がこの示された実施例ではそれぞれの部分24の領域に配置されていて、この部分が基礎ケーシング3と緊張要素4の間の互いの形状一体的に作用する第一部分23の後方に配置されている。
【0051】
さらに、図1には簡略的に、基礎ケーシング3内の密封要素6には緊張要素4と反対を向いた側面に支持面28が付属されていて、これが簡略的に点線で示されているように、支持面が縦軸線7に垂直に整合された平面29に関して周辺に渡って平面29と垂直方向において異なった距離を有することが示されている。それで、支持面28は周辺に渡って見て縦軸線7に垂直に整合された平面29に関して波状経過を有し得る。示された密封要素6と相違して、この密封要素はここに詳細に示されていないO−リングによって形成されていて、支持面28に設置されている。これは、接続部材1への対象物2の取付けの際には対象物2の取付けるべき前端が後からの密封用の密封要素6の一部領域を介してのみ設置されていて、更なる挿入の際に初めて密封要素6による対象物2の完全包囲が行われるという利点を有する。それにより対象物2の挿入中に密封要素6により生じる組立て力が減少され得る、というのは、周辺に渡って見て密封要素6の一部領域のみが対象物2の外部表面に設置されていて、それで嵌め込み過程とそれに伴う挿入路に依存した包囲或いは包含が行われるからである。
【0052】
しかし、それと無関係に、基礎ケーシング3内に少なくとも一つの部分24、25に、特に基礎ケーシング3と緊張要素4の間の相互の形状一体的に作用する部分23に従属されているそれぞれに、簡略的に点線に図2に示された少なくとも一つの溝状窪みがO−リングの収容用の刺し入れの形態に設けられるか、或いはこの部分24、25の一つがそのような窪みによって形成されていることが可能である。この場合には、窪みは縦軸線7に垂直に整合された平面29に関して周辺に渡って見て異なった距離を有し、その距離が例えば波状縦経過によって周辺に沿って形成され得る。平面29に関する異なった距離は、選択された位置或いは溝状窪みに対する平面29の位置に応じて、その窪みの間隔が平面29の側面の距離に依存して行われるか、或いは両側の間隔が平面29と垂直方向に行われる。それによりさらに、取付けるべき対象物2には嵌め込み過程の開始に周辺に渡って見て中断された、或いは通過する外部表面の設置が密封要素6に達成され、更なる挿入の際に初めて完全包囲が達成され、それにより完全密封が対象物2の外部表面の領域において行われる。
【0053】
密封要素6、特にO−リング用の溝状窪みの周辺に渡って見て平面29からそれる配列は、ここで例として示された基礎ケーシング3の場合に使用されるばかりではなく、すべての他の押し被せ得るスリーブ部材の場合にも、保持要素5と共働する緊張要素4のような締付け装置が存在するか否かに無関係に、嵌め込まれ得る。そのようなスリーブ部材は固有の構成部材によって形成されるか、或いは押し被せ得る管結合部の一部によって形成され得る。この場合には、異なった工作材(金属、合成樹脂)及び寸法から成る水路管或いは導管が対象であり、それらは、鋳造、射出、変形、押出、連続圧縮などの種々の仕上げ方法によって製造されている。しかし、O−リングの代わりに、他に形成された密封要素6、例えば一つの或いは複数の密封リップ、ラビンスパッキングなどを備える密封部材が使用され得る。
【0054】
密封要素6への接続では、基礎ケーシング3に第三段階状部分25が配置されていて、内径横断面を有し、この横断面は収容すべき対象物2の外部横断面と少なくとも同じであるか、或いはこの外部横断面より大きい。さらに、基礎ケーシング3への対象物2の挿入運動を停止制限するために、第三段階状部分25の領域にて前に進行する部分23、24と反対を向いた側面には、少なくとも一つの縦軸線7への方向に突き出す停止部30が配置され得る。それにより接続部材1と挿入すべき対象物2の間の明確な状態位置決めが形成される。
【0055】
さらに、図4から示された緊張要素4では、第二円筒状に形成された表面部分17における挿入方向15に引き続いて、位置決め要素19の反対を向いた側面には第三の同様に円錐状に拡大する表面部分18が配置されていることがわかる。この場合に、第一と第三の切頭円錐状に形成された緊張要素4の表面部分16及び18がこれらを包囲する切頭円錐面の部分面を形成する。この配列では、円筒状表面部分17は通過する切頭円錐外面の領域の階段を示す。
【0056】
さらに、図1と図4の概要から、緊張要素4が縦軸線7と反対を向いた側面には少なくとも一つの特にフランジ状に形成された突起31を有し、その突起が出発状態に図1にて縦軸線7の方向に見て所定可能な間隔32に間隔を置いていることを察するべきである。この間隔32は基礎ケーシング3と緊張要素4の間の継手路に一致する。基礎ケーシング3と緊張要素4の間の互いの相対調整の後に、間隔32は、継手状態において図2を参照せよ、緊張要素4の突起31が基礎ケーシング3に支持されているか、或いは第一端領域に配置された前面に設置できる限り、減少される。それにより、緊張要素4と基礎ケーシング3との間の相互の形状一体的作用が第一段階状部分23に領域に配置されたねじ配列によって形成される場合には、このねじ込み運動用の停止制限部が形成されている。
【0057】
図1と図5の概要から、さらに、保持要素5が縦軸線7と反対を向いた側面には挿入方向15に見てー第一円筒状表面領域21と反対を向いた側面には切頭円錐状表面領域22に引き続いて少なくとも一つのこの表面領域を突き出して特にフランジ状に形成された突出部33を有することがわかる。図1に示された出発状態には、これが既に前もって記載されるように、緊張要素4が保持要素5と一緒に基礎ケーシング3に嵌め込まれ、これは、出発状態では突出部33が第一と第二段階状部分23、24の間の移行領域に基礎ケーシング3の収容空間10に形成された移行面26に軸方向に支持される限り行われる。
【0058】
突出部33は周辺に渡ってその範囲にみ、しかし完全に周辺に連続的に配置されている、或いは形成されている。さらに、突出部33は縦軸線7と反対を向いた側面には少なくともその範囲に切頭円錐状の緊張要素4への方向に先細になって形成された支持面34を有する。この場合には、好ましくはこの支持面34の円錐角度が縦軸線7に関して保持要素5の第一切頭円錐状表面領域22と同じに形成されている。
【0059】
図2に示された第一継手状態を観察するならば、緊張要素4の突起31が基礎ケーシング3の前面に当接して存在し、同時に保持要素5の突出部33が両段階状部分23、24の間の移行領域26に支持される。突出部33の前もって記載された支持面34がこの第一継手状態において緊張要素4に形成された支持面35と共働し、その支持面が好ましくは支持面34の傾斜と正反対に形成されている。
【0060】
図1に示された出発状態から図2に図示された第一継手状態へ緊張要素4の嵌め込みによって保持要素5が周辺に渡って見て円錐状或いは切頭円錐状に表面部分16乃至18と共働して緊張要素4及び保持要素5の表面領域22に縦軸線7への方向に変形されて、これは第一継手状態の達成のために必要であって知られている。この場合には、前もって記載された中断箇所が補助的周辺停止制限部として第一或いは第二継手状態の達成の際に作用する隙間幅を有する。保持要素5のこの横断面減少の列では、内部表面13に配置された係止要素14が対象物2の外部表面に少なくともその範囲にて押し込まれ、それにより保持要素5と対象物2の間の形状一体的作用或いは形状一体的結合が形成される。
【0061】
例えば接続部材1がそれに嵌め込まれた対象物2に対して相対的に場所固定的に保持され、挿入方向15と反対の縦軸線7の方向における対象物2の引張り応力が生じるならば、対象物2が接続部材1に対して相対的に接続部材1に対する挿入方向15と反対に移動される。この移動は図3に示され、第二継手状態が示され、これは作用する媒体圧によって且つ保持領域における対象物2或いは管の後方設置によって又はそのいずれか一方によって行われる。この場合には、円錐形或いは円錐状に互いに形成された表面部分16及び場合によっては表面部分18と表面領域22及び両同様に円錐状或いは円錐形形成された支持面34、35が互いに滑り落ち、それにより保持要素5の横断面の更なる減少が生じる。この場合には、係止要素14が再び対象物2の外部表面に押し込まれる。
【0062】
突出部33は緊張要素4に向いた側面には好ましくは縦軸線7に垂直に整合された前面36を有し、その前面がその第二継手状態では−図3を参照−それと正反対に緊張要素4に形成された別の前面37に設置される。それにより対象物2の調整用の停止制限部が接続部材1に対して相対的に達成される。この運動を実施できるために、互いに相対的に移動された構成部材の間に適切な収容空間38、39を設けるべきである。それで、収容空間38は緊張要素4の第一切頭円錐状に形成された表面部分16に対象物2の挿入方向15に見て前に配列されている。この収容空間38の領域には、対象物2、特に保持要素15の調整用の停止制限部が接続部材1に対して相対的に、構成部材の適切な相互の構成では設けられている。両停止制限部の一方のみを設けること、或いはこれら両停止制限部を互いに組合せることが可能であろう。別の収容空間39は図2において互いに間隔を置いて配置された前面36、37によって形成される。この示された実施例では、保持要素5の切頭円錐状表面領域22が縦軸線7の方向に第一と第二及び場合によっては緊張要素4の第三表面部分16乃至18の総和より大きい。
【0063】
図2に示された第一継手状態の場合には、保持要素5が第一円筒状に形成されて且つ第二切頭円錐状に形成された表面領域21、22の間の移行領域により第一切頭円錐状に形成された表面部分16と収容空間38の間の緊張要素4に形成された移行領域に配置されている。
【0064】
図1乃至3に示された接続部材1では、密封要素6が基礎ケーシング3に嵌め込まれた位置に示されている。対象物2の外部表面と基礎ケーシング3の間に密封を達成させるために、密封要素6の内径が基礎ケーシング3に取付けるべき対象物2の外部寸法より小さい。密封要素6の相対的移動を基礎ケーシング3に対して相対的に阻止するために、保持要素5が緊張要素4と反対を向いた側面に少なくとも一つの密封要素6への方向に突き出す突出部材40を有する。この場合には、突出部材40は、これが出発状態には半径方向に基礎ケーシング3、特に第二部分24に支持されるように、形成され得る。
【0065】
この箇所には、ここで図示され且つ記載された接続部材1が単に例として多数の可能な構成のために記載されたことが認められる。特に、これは基礎ケーシング3の空間形状に適用される。それで、接続部材1が例として管結合器、角度部材或いは外ねじを備える接続部材1などを形成し、示された実施態様に限定されていない。
【0066】
図6には、接続部材1の別の可能で且つ独自の構成が示されている。不必要な繰り返しを回避させるために、先行した図1乃至5において詳述された説明を示唆されているか、或いは関連されている。同様に、先行した図1乃至5に使用されるように、同じ部材に同じ構成部材符号或いは参照符号が適用される。
【0067】
接続部材1はさらに、基礎ケーシング3、緊張要素4、保持要素5及び密封要素6を包含する。基礎ケーシング3には、さらに、対象物に嵌め込まれた位置に対象物2を保持するように図示されている。この表示が図2の表示による第一継手状態に一致する。
【0068】
先行した図1乃至5において保持要素5の実施態様と違って、基礎ケーシング3に対して密封要素6の状態を位置決めするために、保持要素5が軸方向断面で見て、L字状に形成された突出部材40を有する。この場合には、L字状に形成された突出部材40の第一脚41が縦軸線7と平行に整合され且つ別の脚42が縦軸線7と反対を向いた側面に突き出して整合されている。
【0069】
突出部材40が存在しないか、或いはその範囲に存在するならば、保持要素5と密封要素6の間には少なくとも一つの補助的間隔要素43が配置されていて、これが図2に簡略的に点線で示されている。
【0070】
図7には場合によっては突出部材40の別の独自の構成が示されていて、さらに、不必要な繰り返しを回避するために、先行した図1乃至6において詳述された説明を示唆されているか、或いは関連されている。同様に、先行した図1乃至6に使用されるように、同じ構成部材に同じ構成部材符号或いは参照符号が適用される。
【0071】
接続部材1は基礎ケーシング3、緊張要素4、保持要素5及び保持要素に嵌め込まれた密封要素6を包含し、密封要素が対象物2に対して基礎ケーシング3に対する密封を奏する。
【0072】
この示された実施例では、保持要素5にさらに、少なくとも一つの突出部材40が設けられ、突起部材が密封要素6の方向に突き出す。補助的に密封要素6には少なくとも一つの、けれども、縦軸線7の方向に互いに間隔を置いた両端領域にてそれぞれの一つの支持要素44が予め配列されている。この支持要素44は、例えば円形リング状に形成された円板によって形成されていて、その円板が異なった種類と形式に密封要素6と連結され得る。
【0073】
図8には密封要素6の可能で場合によっては独自の構成が示されている。この密封要素6は基礎部材45を有し、丸い、特に管状対象物2の一端を備える接続部材1の締付け結合に用いられる。
【0074】
基礎部材45には少なくとも一つの周辺に渡って循環して形成され且つ対象物2に設置するように形成された密封領域46が設けられている。この密封領域46は縦軸線7に垂直に整合された平面47において周辺に渡って見てこの平面47に対する異なった距離に配置されている。それで、例えば密封領域46が周辺に渡って見て縦軸線7に垂直に整合された平面47に関して波状に形成されていて、好ましくは、平面47に関するずれの分布が対称的に周辺に渡って選択される。
【0075】
それで、例えば密封領域46が軸方向断面で見て隆起状に縦軸線7への方向に形成され得る。しかし、それと無関係に、密封領域46を少なくとも一つの密封リップによって形成することを可能とする。それと無関係に、基礎部材45には縦軸線7と反対を向いた側面に配置された面に軸方向断面で見て波状に形成されていて、それで、密封要素6の外部周辺と基礎ケーシング3の間に一種のラビンスパッキングが達成できるからである。
【0076】
図9と図10には、保持要素5の別の可能で場合によっては独自の構成が示されていて、さらに、不必要な繰り返しを回避するために、先行した図1乃至8において詳述された説明を示唆されているか、或いは関連されている。同様に、先行した図1乃至8に使用されるように、同じ構成部材に同じ構成部材符号或いは参照符号が適用される。
【0077】
保持要素5は周辺に渡って見てさらに既に前もって記載された中断箇所を隙間或いはスリットの形態で有し、横断面変更を出発状態から出発して第一或いは第二継手状態にまで実施できる。第二継手状態では、好ましくは互いに向いた隙間面が互いに別の停止制限部として互いに当接している。保持要素5の外部表面20の領域には、さらに、緊張要素4に向いた端部には第一円筒状に形成された表面領域21が配置されている。さらに、保持要素5は外部表面20を越えて突き出す突出部33を有し、この突出部はこの示された実施例では、セグメントに周辺に渡って分布されて設けられている。同様に、さらに、第二切頭円錐状に形成された表面領域22が設けられ、次の図11による緊張要素4のそれと正反対に形成された第一表面部分16と共働する。この示された実施例では、円筒状表面領域21と第二切頭円錐状表面領域22の間に軸方向断面で見て第三表面領域48が形成されていて、切頭円錐状表面領域22に対して縦軸線7への方向に向いた大きな傾斜を有する。この場合には、第三表面領域48は軸方向断面で見て凸状曲線を有する。これは、保持要素5と緊張要素4の間に相互の停止面のある自由状態と最小化を達成させるのに用いられ、それで、緊張要素4の引き締め用の克服すべき摩擦力を最小化させる。
【0078】
同様に、突出部33では縦軸線7と反対を向いた及び緊張要素4に向いた側面に軸方向断面で見て移行面49を備えていて、切頭円錐状に先細になって形成された支持面34に対して縦軸線7への方向に向いた大きな傾斜を有する。この移行面49は軸方向断面で見て凸状曲線を有する。これにより、この領域では共働する支持面34、35が最小化される。
【0079】
さらにより良く図9から示唆されるように、保持要素5の外部周辺或いは外部表面20に渡って複数の好ましくは対称的に等しい周辺に渡って分布されて且つ縦軸線7への方向に延びている窪み50が設けられ、これらの窪みは例えば外部表面20に延びていて円筒状表面領域20から出発して突出部33まで延びて、この突出部を通過して配置されている。好ましくは窪み50が外部表面の領域において突出部材40と同じ平面に移行する。
【0080】
相互に作用するために、保持要素5がその内部表面13に複数の周辺に渡って見て分布して配置された係止要素14を有し、その係止要素が縦軸線7の方向に見て前後に及び並んで間隔を置いて配置されている。ここでは係止要素14は周辺に渡って見て通過していず、むしろその範囲に配置されていて、縦軸線7の方向に見て前後に配置された係止要素14が周辺方向に補助的に相互にずれて配置されている。
【0081】
係止要素14が配置されている保持要素5の内部表面13は、縦軸線7に関して縦軸線の方向に異なった縦経過を有する。それで、内部表面13がほぼ円筒状及び切頭円錐状に及び凸状彎曲及び凹状彎曲又はそのいずれか一つに形成されている。内部表面13の選択に応じて、締付け行動及び場合によっては対象物2の取付けが異なった挿入条件に調和され得る。
【0082】
図11に示された緊張要素4は図9と10に示された保持要素5と共働するように設けられ、別の可能で場合によっては独自の構成を示し得て、さらに、不必要な繰り返しを回避するために、先行した図1乃至10において詳述した説明を示唆されているか、或いは関連されている。同様に、先行した図1乃至10に使用されるように、同じ構成部材に同じ構成部材符号或いは参照符号が適用される。
【0083】
緊張要素4は保持要素5と共働するようにその縦軸線7に次に位置する領域に切頭円錐状表面部分16を有する。この切頭円錐状表面部分に引き続いて、位置決め要素19が形成されていて、直接にその切頭円錐状表面部分に引き続いて第二円筒状表面部分17を縦軸線7への方向に突き出して、保持要素5と共働するように設けられている。基礎ケーシング3と共働する突出部33の構成は、前もって記載された実施態様のとおりに一致し得る。
【0084】
個々に前もって記載された構成部材、即ち基礎ケーシング3、緊張要素4及び保持要素5は異なった工作材から及び最も異なった仕上げ方法によって製造され得る。工作材として異なった合成樹脂、金属工作材とその合金或いは任意の組合せが互いに使用され得る。さらに、これら構成部材は回転部材及び射出部材及び鋳造部材又はそのいずれか一つの部材として製造され得る。
【0085】
実施例は、接続部材の可能な実施態様或いは接続部材を形成する個々の構成部材を示して、この場所では、この発明が特に図示された実施態様に限定されておらず、むしろ個々の実施態様の色々の組合せも相互に可能であり、これら態様可能性は具体的発明による技術的取扱い教示に基づくこの技術分野に活動する専門家の能力次第であることが認められる。つまり、図示され且つ記載された実施態様の個々の詳細部の組合せによって可能であるすべての考慮可能な実施態様は保護範囲に包含されている。
【0086】
形式的に最終的に、接続部材の構成をより良く理解するためにこれら構成部材が部分的に過剰に安定に及び拡大され及び縮小され又はそのいずれか一つで示されることが示唆されている。
【0087】
独自の発明的解決手段を基礎としている課題は、説明に採用され得る。
【0088】
とりわけ、個々に図1乃至3;4;5;6;7;8;9;10;11に示された実施態様は独自の発明的解決手段の対象を形成し得る。これら関する発明による課題と解決手段はこれら図の詳細な記載に採用すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0089】
【図1】出発状態、軸方向断面と簡単な表示における接続部材を示す。
【図2】第一継手状態における図1による接続部材を示す。
【図3】第二継手状態における図1と2による接続部材を示す。
【図4】図1乃至3による緊張要素の部分領域を軸方向断面と拡大された表示で示す。
【図5】図1乃至3による保持要素の部分領域を軸方向断面と拡大された表示で示す。
【図6】接続部材の別の構成を軸方向断面と簡単な表示で示す。
【図7】接続部材の他の構成を軸方向断面と簡単な表示で示す。
【図8】接続部材用の密封要素を軸方向断面と簡単な表示で示す。
【図9】保持要素の別の構成を簡単な斜視表示で示す。
【図10】図9による保持要素を軸方向断面で示す。
【図11】緊張要素の別の構成を軸方向断面と簡単な表示で示す。
【符号の説明】
【0090】
1....接続部材
2....対象物
3....基礎ケーシング
4....緊張要素
5....保持要素
6....密封要素
7....縦軸線
8,9...端領域
10...収容室(収容空間) 11,12...横断面
13...表面
14...係止要素
15...挿入方向
16,17,18...表面部分
19...位置決め要素
20...表面
21,22...表面領域
23,24,25...部分
26,27...移行面
28...支持面
29...平面
30...停止部
31...突起
32...間隔
33...突出部
34,35...支持面
36,37...前面
38,39...収容空間
40...突出部材
41,41...脚
43...間隔要素
44...支持要素
45...基礎部材
46...密封領域
47...平面
48...表面領域
49...移行面
50...窪み

【特許請求の範囲】
【請求項1】
丸い、特に管状対象物(2)の端部と締付け結合する接続部材(1)であって、この接続部材(1)は、少なくとも一つの収容空間(10)を囲み縦軸線(7)を有するスリーブ状基礎ケーシング(3)と、緊張要素に対する基礎ケーシング(3)に対して相互に形状一体的作用と共働して縦軸線(7)の方向に延長され得て、少なくとも一つの縦軸線(7)に向いた内面部分(16−18)を切頭円錐状に先細になって基礎ケーシング(3)と反対を向いた側面に形成されている緊張要素(4)と、周辺の領域には中断箇所を有して、少なくとも一つの縦軸線(7)と反対を向いた外面領域(21、22)を緊張要素(4)の内面部分(16−18)と共働して設けられている少なくとも一つの保持要素(5)と、並びに基礎ケーシング(3)内部に配置されている少なくとも一つの密封要素(6)とを包含し、密封要素(6)、緊張要素(4)並びに保持要素(5)が基礎ケーシング(3)内挿入されている出発状態では、保持要素(5)の内径横断面が嵌め込むべき対象物(2)の外横断面と少なくとも等しいか、或いは外横断面より大きい、接続部材において、緊張要素(4)は対象物(2)の挿入方向(15)に見て第一内部の切頭円錐状に拡大する表面部分(16)に引き続いて第二のほぼ円筒状表面部分(17)を有し、これら両表面部分(16、17)の間に少なくとも一つの位置決め要素(19)が形成されていて、保持要素(5)が外面(20)の領域における緊張要素(4)に向いた側面上に第一切頭円錐状に拡大する表面部分(16)と緊張要素(4)の第二のほぼ円筒状表面部分(17)と正反対に整合された第一のほぼ円筒状と第二の切頭円錐状表面領域(21、22)を有し、出発状態では保持要素(5)のほぼ円筒状表面領域(21)が少なくとも領域的に緊張要素(4)のほぼ円筒状表面部分(17)に当接して、保持要素(5)が緊張要素(4)の位置決め要素(19)と共働することを特徴とする接続部材。
【請求項2】
基礎ケーシング(3)の収容空間(10)が対象物(2)の挿入方向(15)並びに軸方向断面に見て第一端領域(8)から出発して第二端領域(9)への方向に階段状に先細になって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の接続部材(1)。
【請求項3】
階段状部分(21−23)がほぼ円筒状に形成されていることを特徴とする請求項1或いは2に記載の接続部材(1)。
【請求項4】
階段状部分(23、24;24、25)間の移行領域には縦軸線(7)に垂直に整合された移行面(26,27)が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の接続部材(1)。
【請求項5】
密封要素(6)の基礎ケーシング(3)に挿入された位置には密封要素の内径が基礎ケーシング(3)に挿入された対象物(2)の外寸法より小さいことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の接続部材(1)。
【請求項6】
密封要素(6)が各階段状部分(24)の領域に配置されていて、その部分が基礎ケーシング(3)と緊張要素(4)の間に相互に形状一体に作用する部分(23)の後方に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の接続部材(1)。
【請求項7】
基礎ケーシング(3)の密封要素(6)には緊張要素(4)と反対を向いた側面上に支持面(28)が付属されていて、その支持面が縦軸線(7)に垂直に整合された平面(29)に対して周辺に渡って見て平面(29)に垂直方向に異なった距離を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の接続部材(1)。
【請求項8】
基礎ケーシング(3)と緊張要素(4)の間に相互に形状一体に作用する部分(23)の後方に配置されている部分(24、25)の少なくとも一方の基礎ケーシング(3)には、密封要素(6)用の少なくとも一つの溝状窪みが配置されていて、窪みが縦軸線(7)に垂直に整合された平面(29)に関して周辺に渡って見て平面(29)に垂直方向に異なった距離を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の接続部材(1)。
【請求項9】
溝状窪み及び支持面(28)又はそのいずれか一方が周辺に渡って見て縦軸線(7)に垂直に整合された平面(29)に関して波状に形成されていることを特徴とする請求項7或いは8に記載の接続部材(1)。
【請求項10】
密封要素(6)がO−リングによって形成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の接続部材(1)。
【請求項11】
基礎ケーシング(3)の第三階段状部分(25)は対象物(2)の外横断面と少なくとも等しいか、或いは外横断面より大きい内横断面を有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の接続部材(1)。
【請求項12】
第三階段状部分(25)の領域の基礎ケーシング(3)には、先行部分(23、24)と反対を向いた側面に対象物(2)の縦軸線(7)への方向に突き出す少なくとも一つのストッパ(30)が配置されていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の接続部材(1)。
【請求項13】
緊張要素(4)に配置された位置決め要素(19)が縦軸線(7)への方向に且つ第二ほぼ円筒状に形成された表面部分(17)を越えて突き出す少なくとも一つの肩によって形成されていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の接続部材(1)。
【請求項14】
緊張要素(4)が第二ほぼ円筒状に形成された表面部分(17)に引き続いて位置決め要素(19)と反対を向いた側面に円錐状に拡大する表面部分(18)を有することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の接続部材(1)。
【請求項15】
緊張要素(4)の第一と第三切頭円錐状表面部分(16、18)がこれらを包む切頭円錐外面の一部面を形成することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の接続部材(1)。
【請求項16】
緊張要素(4)の第一切頭円錐状に形成された表面部分(16)には対象物(2)の挿入方向(15)に見て収容空間(38)が前方配列されていることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか一項に記載の接続部材(1)。
【請求項17】
緊張要素(4)と基礎ケーシング(3)の間の相互に形状一体的作用が第一階段状部分(23)の領域に配置されたねじ配列部によって形成されていることを特徴とする請求項1乃至16のいずれか一項に記載の接続部材(1)。
【請求項18】
緊張要素(4)が縦軸線(7)と反対を向いた側面で少なくとも一つの特にフランジ状に形成された突起(31)を有し、その突起が出発状態では縦軸線(7)の方向に見て基礎ケーシング(3)と緊張要素(4)との間の継手路に一致する所定間隔(32)に基礎ケーシング(3)から間隔を置かれていることを特徴とする請求項1乃至17のいずれか一項に記載の接続部材(1)。
【請求項19】
緊張要素(4)と対象物(2)の間の第一継手状態には、緊張要素(4)の突起(31)が基礎ケーシング(3)に支持されていることを特徴とする請求項18に記載の接続部材(1)。
【請求項20】
保持要素(5)がスリーブ状に形成されていることを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至19のいずれか一項に記載の接続部材(1)。
【請求項21】
第一ほぼ円筒状表面領域(21)と第二切頭円錐状表面領域(22)の間の保持要素(5)には、軸方向断面で見て第三表面領域(48)が形成されていて、切頭円錐状表面領域(22)に対して縦軸線(7)への方向に整合されたより大きい勾配を有することを特徴とする請求項1乃至20のいずれか一項に記載の接続部材(1)。
【請求項22】
第三表面領域(48)が軸方向断面で見て凹状に彎曲されていることを特徴とする請求項21に記載の接続部材(1)。
【請求項23】
縦軸線(7)の方向における保持要素(5)の切頭円錐状表面領域(22)が同じ方向における緊張要素(4)の第一から第三までの表面領域(16−18)の和より大きいことを特徴とする請求項1乃至22のいずれか一項に記載の接続部材(1)。
【請求項24】
縦軸線(7)の方向における保持要素(5)の切頭円錐状表面領域(22)並びに第三表面領域(48)が同じ方向における緊張要素(4)の第一切頭円錐状表面領域(16)の長さと等しいことを特徴とする請求項1乃至22のいずれか一項に記載の接続部材(1)。
【請求項25】
保持要素(5)が縦軸線(7)と反対を向いた側面に切頭円錐状表面領域(22)に引き続いて少なくとも一つのこれを突き出して特にフランジ状に形成された突出部(33)を有することを特徴とする請求項1乃至24のいずれか一項に記載の接続部材(1)。
【請求項26】
出発状態では突出部(33)は基礎ケーシング(3)の収容空間(10)の第一と第二階段状部分(23、24)の間の移行領域に形成された移行面(26)に軸方向に支持されていることを特徴とする請求項25に記載の接続部材(1)。
【請求項27】
突出部(33)は縦軸線(7)と反対を向いた側面に少なくとも領域的に緊張要素(4)への方向に先細になって形成された切頭円錐状支持面(34)を有し、円錐角度が第一切頭円錐状表面領域(22)と等しく形成されていることを特徴とする請求項25或いは請求項26に記載の接続部材(1)。
【請求項28】
突出部(33)には縦軸線(7)と反対を向いて並びに緊張要素(4)に向いた側面に軸方向断面で見て移行面(49)が配置されていて、切頭円錐状に先細になって形成された支持面(34)に対して縦軸線(7)への方向に向いたより大きい勾配を有することを特徴とする請求項25乃至27のいずれか一項に記載の接続部材(1)。
【請求項29】
移行面(49)が軸方向断面で見て凹状に彎曲されていることを特徴とする請求項28に記載の接続部材(1)。
【請求項30】
保持要素(5)が緊張要素(4)への方向に向いた半径方向予備応力によりこの緊張要素に保持されていることを特徴とする請求項1乃至29のいずれか一項に記載の接続部材(1)。
【請求項31】
保持要素(5)が緊張要素(4)と反対を向いた側面上に密封要素(6)への方向に突き出す少なくとも一つの突出部材(40)を有することを特徴とする請求項1乃至30のいずれか一項に記載の接続部材(1)。
【請求項32】
突出部材(40)は軸方向断面で見てL字状に形成されていることを特徴とする請求項31に記載の接続部材(1)。
【請求項33】
L字状に形成された突出部材(40)の第一脚(41)が縦軸線(7)と平行に、別の脚(42)が縦軸線(7)と反対を向いた側面に突き出して整合されていることを特徴とする請求項32に記載の接続部材(1)。
【請求項34】
突出部材(40)が出発状態で半径方向に基礎ケーシング(3)に支持されていることを特徴とする請求項31乃至33のいずれかの一項に記載の接続部材(1)。
【請求項35】
保持要素(5)と密封要素(6)の間に少なくとも一つの追加的間隔要素(43)が配置されていることを特徴とする請求項1乃至34のいずれかの一項に記載の接続部材(1)。
【請求項36】
保持要素(5)には縦軸線(7)に向いた内面(13)上にこの表面を越えて縦軸線(7)への方向に突き出す少なくとも一つの係合要素(14)が配置されていることを特徴とする請求項1乃至35のいずれかの一項に記載の接続部材(1)。
【請求項37】
周辺を越えて見て複数の係合要素(14)が配置されていることを特徴とする請求項36に記載の接続部材(1)。
【請求項38】
縦軸線(7)の方向に見て複数の係合要素(14)が相前後に並びに互いに引き離れて配置されていることを特徴とする請求項36或いは37に記載の接続部材(1)。
【請求項39】
縦軸線(7)の方向に見て直接に相前後して配置された係合要素(14)が相前後してずれて配置されていることを特徴とする請求項36乃至38のいずれかの一項に記載の接続部材(1)。
【請求項40】
第一継手状態では保持要素(5)を突き出す突出部(33)が切頭円錐状に先細になって形成された支持面(34)により緊張要素(4)にはそれと反対に形成された別の支持面(35)に当接していることを特徴とする請求項1乃至39のいずれかの一項に記載の接続部材(1)。
【請求項41】
第一継手状態では保持要素(5)が第一ほぼ円筒状に形成されて且つ第二切頭円錐状に形成された表面領域(21、22)の間の移行領域により第一切頭円錐状に形成された表面部分(16)と収容空間(38)の間の緊張要素(4)に形成された移行領域に配置されていることを特徴とする請求項1乃至40のいずれかの一項に記載の接続部材(1)。
【請求項42】
保持要素(5)の突出部(33)と緊張要素(4)の間の第一継手状態では軸方向に延びている少なくとも一つの別の収容空間(39)が形成されていることを特徴とする請求項1乃至41のいずれかの一項に記載の接続部材(1)。
【請求項43】
保持要素(5)の緊張要素(4)に向いた端部と緊張要素(4)の間の第一継手状態では軸方向に延びている収容空間(38)が形成されていることを特徴とする請求項1乃至42のいずれかの一項に記載の接続部材(1)。
【請求項44】
第二継手状態では保持要素(5)が第一継手状態に比べて軸方向に緊張要素(4)に対して調整されていて、保持要素(5)の突出部(33)が軸方向にて緊張要素(4)に支持されていることを特徴とする請求項1乃至43のいずれかの一項に記載の接続部材(1)。
【請求項45】
基礎部材(45)と、周辺を越えて循環して形成されて対象物(2)に当接して設けられた密封領域(46)とを備えて、丸い、特に管状対象物(2)の一端と締付け結合する接続部材用の密封要素において、密封領域(46)が縦軸線(7)と垂直に整合された平面(47)で周辺を越えて見て異なった距離を有することを特徴とする請求項1乃至44のいずれかの一項に記載の接続部材(1)用密封要素(6)。
【請求項46】
密封領域(46)が周辺に渡って見て縦軸線(7)と垂直に整合された平面(47)に関して波状に形成されていることを特徴とする請求項45に記載の密封要素(6)。
【請求項47】
密封領域(46)が軸方向断面で隆起状に形成されていることを特徴とする請求項45或いは46に記載の密封要素(6)。
【請求項48】
密封領域(46)が少なくとも一つの密封リップによって形成されていることを特徴とする請求項45或いは46に記載の密封要素(6)。
【請求項49】
密封領域(46)が縦軸線(7)への方向に突き出して形成されていることを特徴とする請求項45乃至48のいずれかの一項に記載の密封要素(6)。
【請求項50】
基礎部材(45)には縦軸線(7)と反対を向いた側面に配置された面が軸方向断面で波状に形成されていることを特徴とする請求項45乃至49のいずれかの一項に記載の密封要素(6)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2009−508067(P2009−508067A)
【公表日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−530270(P2008−530270)
【出願日】平成18年8月28日(2006.8.28)
【国際出願番号】PCT/AT2006/000354
【国際公開番号】WO2007/033390
【国際公開日】平成19年3月29日(2007.3.29)
【出願人】(508080676)エー・ハヴレ・アルマトゥーレンヴェルケ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング (2)
【Fターム(参考)】