説明

二重オーブンを備えるテクスチャー加工・インターレース加工(交絡)機

テクスチャード加工されようとする未処理糸の少なくとも1つのボビン(B1)のための少なくとも1つの支持巻戻し部材と;エラストマー糸のボビン(B3)用の少なくとも1つの支持巻戻し部材(31)と;テクスチャード加工されようとする少なくとも1本の糸(F1)のための送りパスと;テクスチャード加工されようとする糸のための送りパスに沿って、続いて前記テクスチャード加工されようとする糸の送りの方向に沿って、延伸ローラー(5)、第一のオーブン(7)、冷却領域(9)、糸撚りユニット(11)、マスターローラー(13)、第二のオーブン(15)、安定ローラー(21)、インターレース装置(23)、オーバーフィードローラー(25)と;を備えている合繊糸を加工するための交絡機。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、糸を加工するための機械に関するものである。さらに、特に本発明は、例えばマルチフィラメント合成繊糸、特にPOY(pre oriented yarns)すなわちプレオリエンテッド糸とエラストマー糸をテクスチャー加工及びインターレース加工する機械に関する。
【背景技術】
【0002】
柔軟性及びボリュームの特別の効果を得るために合繊糸特にマルチフィラメント合繊糸にテクスチャー加工を施すことによる処理が当面公知であった。典型的にこの工程は、糸が加熱され次いで冷却される作業部門で、ポリエステル、ナイロン(登録商標)、ポリプロピレン或いはその他類似の糸に延伸及び仮撚り加工を提供する。この作業の効果は糸を形成する単繊維に圧接してクリンプ(しわ)を持たせ、糸の全体的なボリュームと柔軟性の増加をもたらす変形を取り入れることである。
【0003】
テクスチャー加工及び仮撚りを実行する機械は、例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3に記載されている。特に最後の特許文献3では、糸は第一のテクスチャー工程を加えられた後、第二の加熱処理を施される。また、2本の糸特にテクスチャード加工された2本の延伸糸を第二のオーブンの上流に配置されたインターレース装置を通して送ることが公知であり(再び特許文献3を参照)、この第二のオーブンは、予めテクスチャード加工された単糸を2本結合することによって形成された1本の糸に第二の加熱処理を実行する。
【0004】
特許文献4は、合繊糸例えば延伸糸が、加熱処理オーブン、冷却領域、仮撚り装置、延伸ローラー、そしてインターレース装置を通って送られるテクスチャー・インターレース(交絡)機を開示している。また、ボビンから直接出て来るエラストマー糸は、この最後の装置に送られる。インターレース噴流の出口では、出来上がった複合糸がローラーで引き出されてスプールに巻き取られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】EP−A−1630268
【特許文献2】US−A−6041587
【特許文献3】EP−B−0882146
【特許文献4】EP−A−1598457
【特許文献5】EP−A−0571975
【特許文献6】WO−A−03/014445
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
1つの態様によれば、本発明の目的は、特に用途が広くて且つ前述の種類の糸に種々の加工を施すことができる機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実質的に一実施形態によれば、本発明による交絡機は、
− テクスチャード加工されようとする未処理糸のための少なくとも1つの支持巻戻し部材と;
− エラストマー糸のボビンのための少なくとも1つの支持巻戻し部材と;
− テクスチャード加工されようとする少なくとも1本の糸のための送りパスと;
− テクスチャード加工されようとする少なくとも1本の糸のための前記パスに沿って、続いて前記テクスチャード加工されようとする少なくとも1本の糸の送りの方向に沿って、延伸ローラー、第一のオーブン、冷却領域、糸撚りユニット、マスターローラー、第二のオーブン、安定ローラー、インターレース装置、そしてオーバーフィードローラーと;を複合構成で備えている。
【0008】
このタイプの仕様によれば、機械は高い可撓性を持って様々な組合せの糸に複数の加工を実行できる。
【0009】
有利な実施形態によれば、延伸ローラー、マスターローラー、安定ローラー、さらにオーバーフィードローラーは、それら前記ローラーの速度を相互に切り離して調節するよう構成されたモーターによって制御される。例えば、それぞれの前記ローラーに個別のモーターを設けることができる。好ましくは、糸撚りユニットもまた個別のモーターを持つことができる、或いは、複数の個別のモーターが必要な場合、各心棒に或いは心棒の集合体に1つ持つことができる。
【0010】
好ましくは、テクスチャード加工されようとする未処理糸のための支持巻戻し部材、例えばクリールは、テクスチャード加工されようとする未処理糸の4つのボビンを同時に支持して巻戻すよう構築されている。
【0011】
このような方法によれば、4つの独立した位置を備えた機械、すなわちテクスチャード加工されようとする4本の糸を共通のパスに沿って平行して処理することができる機械を得ることができ、この機械は、電動化された部材のそれぞれをその他の部材から切り離して制御及び管理することができる。
【0012】
本発明による機械のさらなる有利な特徴及び実施形態は、実施形態の例証を参照して以下に説明されまた添付の特許請求の範囲に規定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本発明は本発明の実質的に限定されない実施形態を示す以下の説明及び添付図面によってより良く理解されるであろう。
【図1】本発明による機械の第一の仕様を示す概略図。
【図2】本発明による機械の第二の仕様を示す概略図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
初めに図1を参照すれば、機械はクリール3を備え、このクリール3には、ナイロン(登録商標)、ポリエステル、ポリプロピレン或いは類似の半延伸糸(POY)の複数のボビンB1が配置され得る。有利な実施形態によれば、クリール3は4つの位置を有し、すなわち最大で4つのボビンB1の同時巻戻しが可能である。
【0015】
このボビンB1を形成する糸は、典型的には、公知のタイプの押し出し加工で得られた連続するフィラメントによるマルチフィラメント糸である。単糸F1はボビンB1から巻き戻されて延伸ローラー5の周囲に案内される。実質的にこの仕様によれば、各単糸F1は、延伸ローラー5及び複数の回転を形成する補助ローラー5Aの周囲に案内される。延伸ローラー5は、単糸F1を形成するフィラメントを延伸しながら以下に説明される仕方で、単糸F1の送りパスに沿った下流にある幾つかの部材と組み合わせて、制御された所望の速度で、5Bで概略的に示されたその自身のモーターによって電動化されている。
【0016】
延伸ローラー5の下流には、糸用のパスが伸張し、クリール3に置かれた各ボビンB1から出て来る各単糸F1の加熱処理用の第一のオーブン7を第一の領域に備えている。このオーブン7は、好ましくは、クリール3に配置され得る最大数のボビンB1と等しい数の糸送りトラックを有し、様々な単糸F1がオーブン7内部のそれら自身の加熱パスに沿って送られるよう構成されている。
【0017】
オーブン7の出口には、冷却領域9を設けている。幾つかの実施形態によれば、この冷却領域9には、公知の仕方(例えば特許文献5参照)で構成された単一冷却プレート9Aの幾つかを設けている。好ましくは、冷却プレートの数は、この場合も同様にクリール3で巻戻され得るボビンB1の最大数と等しい。
【0018】
再度、単糸F1のパスに沿った冷却領域9の下流には、撚りユニット11或いはさらに正確には仮撚りユニット11、すなわち各単糸F1個々に(或いは幾つかの近接した単糸F1に)仮撚りを与えるのに適当なユニットが配置されている。幾つかの実施形態において、仮撚りユニット11は、複数の仮撚り装置或いは心棒11Aを備えている。一実施形態では、仮撚り心棒11Aの数はクリール3に配置され得るボビンB1の最大数と等しく、示された例証では4つである。
【0019】
仮撚りユニット11は、4つの心棒11Aを動作させる単一モーターを装備することができる。代わって、各心棒11Aがその自身のモーター11Bを装備することができる。
【0020】
各仮撚り装置或いはユニット11Aは、公知の仕方で構成され得る(例えば特許文献6参照)。
【0021】
再度、糸或いは個々の単糸F1のパスに沿った仮撚りユニット11の下流には、単糸F1のための案内ローラー13が配置され、この案内ローラー13は補助ローラー13Aと関連付けされている。以下案内ローラー13はマスターローラーとして示される。マスターローラー13の回転速度は、個別のモーター13Bによってもたらされ且つ延伸ローラー5の回転速度に連動し、ローラー5とローラー13との間の糸のパス部門で各単糸F1は、ローラー5とローラー13の回転速度の作用により管理変更され得る延伸率で延伸効果を受けるようにされている。同時に、同パス部門で単糸F1は仮撚りをかけられる。この仮撚りは、モーター13或いは複数のモーター11Bの作用によって設定され得る。典型的には、ローラー13とローラー5の周辺速度は、おおよそ1から2%の割合で異なることができる。
【0022】
このように、上述の糸のパス部門に沿ったクリール3とマスターローラー13との間で、各単糸F1は、オーブン7での加熱、冷却領域9での冷却、仮撚りユニット11での仮撚り、さらにローラー13とローラー5の速度差で引き起こされる延伸を含むテクスチャー加工を施される。
【0023】
単糸F1のパスに沿ったマスターローラー13の下流には、テクスチャード加工された単糸或いは単糸F1に第二の加熱処理を施すための、参照番号15で示された第二のオーブンが配置されている。この第二の加熱処理は、送りパスに沿って送られたそれぞれの単糸F1に応力緩和及び縮みを与えている。
【0024】
例えば、セラミック製の案内の形態で構成され、また参照番号17で示された案内は、オーブン15と関連付けられ、オーブン15の外側で単糸F1のための代わりのパスを画定している。このような仕方で、各単糸F1或いはそれらのうちの幾つかの糸は、オーブン15の外側を通過でき、そのためにマスターローラー13によって与えられた延伸の後に加熱処理を受けることがない。半延伸糸のボビンB1から出て来る幾つかの糸F1がパスに沿って送られる際、通常は全ての糸が相互に平行してオーブン15或いはオーブン15の外側の何れかを通って通過する。
【0025】
オーブン15の出口には、案内19を設けている。この案内19は、オーブン15から運ばれる糸F1を、以下安定ローラーとして示されるゴデットローラー21に向かって迂回させている。ゴデットローラー21は、その他のローラー及び仮撚り心棒の回転速度に対して個々に切り離されてその速度が設定され得るようその自身の個別のモーター21Bで動作されている。糸F1は、ローラー21の周囲及び補助ローラー21Aの周囲で一連の折返しを形成して、次いで安定ローラー11の下流にあるインターレース装置23に向かって迂回する。幾つかの実施形態によれば、インターレース装置23は公知のタイプのインターレース装置であって詳細に説明するものではない。
【0026】
インターレース装置23の下流には、以下オーバーフィードローラーとして示される別のゴデットローラー25を設けている。このゴデットローラー25は、補助ローラー25Aと関連付けされている。インターレース装置23から運ばれた参照番号FCで示された糸は、ローラー25の周囲及び補助ローラー25Aの周囲で一連の折返しを形成して、次いでトランスバース装置27までパスの最終部門に沿って迂回する。このトランスバース装置は、加工済みの糸をロビン或いは完成品用のパックに巻きあげる。オーバーフィードローラー25は、好ましくは、糸の送りパスに設けられたその他のローラーに対して且つ仮撚り心棒11Aの速度に対して切り離されてその速度を設定できるよう個別のモーター25Bで動作されている。
【0027】
また、図1で示された仕様では、機械は、エラストマーのボビンB3のための第一の支持巻戻し部材31を備えている。支持巻戻し部材31は、ローラー33を備えている。このローラー33は、ローラー33に圧力を加える軸35の上にアイドル支持されているボビンB3に巻戻し動作を伝えている。また部材31は、糸の存在を検知するために検知装置37を備えている。参照番号31Aは、支持巻戻し部材31を制御する個別のモーターを概略的に示し、また支持巻戻し部材31の速度は、電動化された機械のその他の部材の速度から切り離して調節できる。
【0028】
参照番号F2は、ボビンB3から巻戻されて検知装置37を通って通過し、安定ローラー21の周囲に案内されるエラストラマーを示している。安定ローラー21の下流で、糸F1及びF2は同一のパスを辿りインターレース装置23で交わる。このインターレース装置23で、糸F1のフィラメントはエラストマーF2を覆う。結果実質的にインターレース装置23の出口で複合糸FCが得られ、次いでオーバーフィードローラー25の周囲に巻かれて、そしてロビンB2に巻き取られる。
【0029】
結果として、図1の仕様では、機械は、クリール3から送られる単糸F1の独立したテクスチャー、オーブン15で応力緩和加熱処理、インターレース装置23で糸F2を覆うためそれに続くエラストマー糸F2との連結、を実行できる。
【0030】
幾つかの実施形態では、オーバーフィードローラー25の送り速度は、安定ローラー21の送り速度より低速である。同じく安定ローラー21は、幾つかの実施形態において送りローラーがエラストマー糸F2に与える速度に対し、高速の送り速度を示している。このように、糸は支持巻戻し部材31と安定ゴデットローラー21との間で延伸される。
【0031】
また、図1の図解では、エラストマー糸のボビンを支持する軸43と、送りローラー45と、検知装置47と、符号番号41Aで概略的に示されたモーターとを備える第二の支持巻戻し部材41を破線で暗示している。部材41A、43、45、47は、上述の支持巻戻し部材31を形成する部材31A、33、35、37と実質的に同等である。この第二の支持巻戻し部材41は、機械が図2で図解され以下に詳細に説明される仕様で利用される際に、支持巻戻し部材31に代わって利用することができる。
【0032】
最後に、符号番号50は、例えばモニター或いはディスプレイ、そしてキーボードを備えるユーザーインターフェース装置52に接続された制御装置を示し、この制御装置は、例えばユーザーによって選択可能な記憶管理プログラムで予め設定された数値に基づいたユーザー設定に準じて、機械の様々なモーター速度を制御及び管理する。
【0033】
図2において、図1と同様或いは同等の部材は同じ符号番号で示されている。
【0034】
図2の仕様では、半延伸糸(POY)F1の単一ボビンB1がクリール3に配置されている。前記糸は、オーブン7及び冷却領域9を通って通過し、仮撚りユニット11の心棒11Aのうちの1つによって仮撚りを施される。次いで糸F1のパスは、延伸ローラー13の周囲、オーブン15の内部、安定ローラー21Aの周囲、インターレース装置23を通過して、オーバーフィードローラー25の周囲へと続いて、そして糸F1はトラヴァース装置によってロビンB2に巻き取られる。
【0035】
図1における仕様とは反対に、図2の仕様では、エラストマー糸は、支持巻戻し部材41によって支持され送られるボビンB3から出て来る一方で、支持巻戻し部材31は動作位置にはない。再度、F2で示されたエラストマー糸は、次に支持巻戻し部材41から延伸ローラー2に送られ、それ以降は、空気インターレース装置23によって糸F1のフィラメントで引き続き糸F1を覆うために同様のパスを辿る。結果として、糸F2は糸F1と一体で、糸F1のために既に説明された加熱、冷却、仮撚り、延伸、再加熱、応力緩和動作を受ける。様々なローラー5、13、21、25間の速度比率は、図1の仕様を参照して説明された速度比率と同様であることができ、また糸のパスに沿って配置された電動化された部材のそれぞれに個別のモーターを備えることによって要求通りに調節できる。好ましくは、支持巻戻し部材41の巻戻しローラー45は、糸F2が延伸ローラー5と巻戻しローラー45との間の部門でプレ延伸加工を受けることができる速度を示している。巻戻しローラー45は、ローラー5の周辺速度に対して低速の周辺速度(例えば1.5乃至3.5%低速)を有する。
【0036】
添付図面は本発明の一実施形態を示すものであるが、本発明の基礎をなす概念の範囲から逸脱することなく形状及び構成において変更可能であることが理解される。添付の特許請求の範囲における参照番号は、説明及び添付図面を参照してそれらを読むことを容易にするために設けられているものであって、特許請求の範囲で示された保護の範囲を限定するものではない。
【符号の説明】
【0037】
2 延伸ローラー
3 クリール
5 延伸ローラー
5A 補助ローラー
5B モーター
7 第一のオーブン
9 冷却領域
11 仮撚りユニット
11A 心棒
11B モーター
13 マスターローラー
13A 補助ローラー
13B モーター
15 第二のオーブン
17 案内
19 案内
21 安定ゴデットローラー
21A 補助ローラー
21B モーター
23 インターレース装置
25 ゴデットローラー
25A 補助ローラー
25B モーター
27 トランスバース装置
31 第一の支持巻戻し部材
31A モーター
33 送りローラー
35 軸
37 検知装置
41 第二の支持巻戻し部材
43 軸
45 送りローラー
47 検知装置
50 制御装置
52 インターフェース装置
B1 ボビン
B2 ボビン
B3 ボビン
F1 糸
F2 糸
FC 複合糸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
合繊糸を加工するための交絡機において、
− テクスチャード加工されようとする未処理糸のための少なくとも1つのボビンのための少なくとも1つの支持巻戻し部材と;
− エラストマー糸のボビン用の少なくとも1つの支持巻戻し部材と;
− テクスチャード加工されようとする少なくとも1本の糸のための送りパスと;
− テクスチャード加工されようとする少なくとも1本の糸のための前記パスに沿って、続いて前記テクスチャード加工されようとする少なくとも1本の糸の送りの方向に沿って、延伸ローラー、第一のオーブン、冷却領域、糸撚りユニット、マスターローラー、第二のオーブン、安定ローラー、インターレース装置、オーバーフィードローラーと;
を備えていることを特徴とする機械。
【請求項2】
前記延伸ローラー、前記マスターローラー、前記安定ローラー、及びオーバーフィードローラーが、相互に切り離されて前記ローラーの速度を調節するよう構成されたモーターで制御されていることを特徴とする請求項1に記載の機械。
【請求項3】
前記延伸ローラー、前記マスターローラー、前記安定ローラー、及びオーバーフィードローラーが、個別のモーターで制御されていることを特徴とする請求項1または2に記載の機械。
【請求項4】
前記糸撚りユニットが、少なくとも1つの個別のモーターを備えていることを特徴とする請求項1または2または3に記載の機械。
【請求項5】
テクスチャード加工されようとする未処理糸のための前記支持巻戻し部材が、テクスチャード加工されようとする未処理糸のための4つのボビンを同時に支持して巻戻すよう構成されていることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の機械。
【請求項6】
前記糸撚りユニットが、仮撚りユニットであることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の機械。
【請求項7】
前記インターフェース装置が、インターレース空気噴流を備えていることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の機械。
【請求項8】
第二のオーブンの側部に、糸用の代替パスが設けられて、糸がオーブンの外側を通過することを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の機械。
【請求項9】
前記第一のオーブンが、複数の近接した糸のための複数のパスを備えていることを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の機械。
【請求項10】
前記冷却領域が、対応する複数の糸のための複数の近接した冷却プレートを備えていることを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の機械。
【請求項11】
エラストマー糸のボビン用の少なくとも1つの前記支持巻戻し部材が、前記第一のオーブンを通って前記エラストマー糸を送るよう配置されていることを特徴とする請求項1から10の何れか一項に記載の機械。
【請求項12】
エラストマー糸のボビン用の前記支持巻戻し部材が、前記エラストマー糸を前記延伸ローラーに送るよう配置されていることを特徴とする請求項11に記載の機械。
【請求項13】
エラストマー糸のボビン用の少なくとも1つの前記支持巻戻し部材が、前記エラストマー糸を前記送りパスに向けて第二のオーブンの下流に送るよう配置されていることを特徴とする請求項1から10の何れか一項に記載の機械。
【請求項14】
エラストマー糸のボビン用の前記支持巻戻し部材が、前記エラストマー糸を前記安定ローラーに送るよう配置されていることを特徴とする請求項13に記載の機械。
【請求項15】
前記エラストマー糸を前記第一のオーブンを通して送るよう配置されたエラストマー糸のボビン用の第一支持巻戻し部材と、前記エラストマー糸を前記送りパスに向けて第二のオーブンの下流に送るよう配置されたエラストマー糸のボビン用の第二支持巻戻し部材とを備えていることを特徴とする請求項1から10の何れか一項に記載の機械。
【請求項16】
前記延伸ローラー及び前記マスターローラーが、互いに異なる回転速度で制御されて、前記延伸ローラー及び前記マスターローラーの周囲に送られる単一糸或いは複数の糸に延伸を施すようにされていることを特徴とする請求項1から15の何れか一項に記載の機械。
【請求項17】
前記安定ローラーが、マスターローラーの周囲速度に対し低速の周囲速度で回転することを特徴とする請求項1から16の何れか一項に記載の機械。
【請求項18】
エラストマー糸のボビン用の前記支持巻戻し部材及び前記安定ローラーが、前記支持巻戻し部材によって送られるエラストマー糸に延伸を施すよう制御されていることを特徴とする請求項14に記載の機械。
【請求項19】
エラストマー糸のボビン用の前記支持巻戻し部材及び前記延伸ローラーが、ボビンと延伸ローラーとの間でエラストマー糸に延伸を施すような速度で制御されていることを特徴とする請求項12に記載の機械。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2010−539343(P2010−539343A)
【公表日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−524624(P2010−524624)
【出願日】平成20年8月29日(2008.8.29)
【国際出願番号】PCT/IT2008/000564
【国際公開番号】WO2009/040850
【国際公開日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【出願人】(506027701)ジユデイチ ソチエタ ペル アチオーニ (2)
【Fターム(参考)】